JPH04211106A - 反強磁性膜及びこれを用いた磁気ヘッド - Google Patents
反強磁性膜及びこれを用いた磁気ヘッドInfo
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- JPH04211106A JPH04211106A JP3983991A JP3983991A JPH04211106A JP H04211106 A JPH04211106 A JP H04211106A JP 3983991 A JP3983991 A JP 3983991A JP 3983991 A JP3983991 A JP 3983991A JP H04211106 A JPH04211106 A JP H04211106A
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- B82Y25/00—Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F10/00—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
- H01F10/002—Antiferromagnetic thin films, i.e. films exhibiting a Néel transition temperature
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F10/00—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
- H01F10/32—Spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices
- H01F10/3218—Exchange coupling of magnetic films via an antiferromagnetic interface
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- Nanotechnology (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は、高い耐食性を有する反
強磁性膜に関し、特に磁気ディスク装置などで用いられ
る磁気ヘッドにおける磁気抵抗効果素子のバルクハウゼ
ン・ノイズを抑止するために用いられる反強磁性薄膜に
関するものである。 [0002]
強磁性膜に関し、特に磁気ディスク装置などで用いられ
る磁気ヘッドにおける磁気抵抗効果素子のバルクハウゼ
ン・ノイズを抑止するために用いられる反強磁性薄膜に
関するものである。 [0002]
【従来の技術】パーマロイ(Niを35〜90重量%含
むNi−Fe系高透磁率合金の総称)を用いた磁気抵抗
効果素子のバルクハウゼン・ノイズを抑止するために、
パーマロイ薄膜に反強磁性薄膜を少なくとも一部に接触
させ、反強磁性薄膜からのバイアス磁界によってパーマ
ロイの磁壁移動を抑止する方法が既に提案された(特開
昭62−40610.同63−117309参照)。反
強磁性薄膜用材料としては、F e −Mn合金が用い
られる。しかるに、Fe−Mn合金膜を含む磁気抵抗効
果素子の一部は、通常、大気に曝されるため、耐食性に
劣るF e−Mn合金の腐食が問題となる。Fe−Mn
合金の低い耐食性は、上記方法の実用性を阻害する。そ
こで、F e−Mn系合金の耐食性を改善するために、
該合金にTi、 Rh、またはCr等を添加することが
提案された(特開昭63−273372.特開平1−2
1389参照)。しかし、Ti、 Rh、またはCrの
添加されたFe−Mn系合金薄膜の耐食性は未だ満足で
きるものではなく、耐食性の更なる改善が望まれている
。 [0003]
むNi−Fe系高透磁率合金の総称)を用いた磁気抵抗
効果素子のバルクハウゼン・ノイズを抑止するために、
パーマロイ薄膜に反強磁性薄膜を少なくとも一部に接触
させ、反強磁性薄膜からのバイアス磁界によってパーマ
ロイの磁壁移動を抑止する方法が既に提案された(特開
昭62−40610.同63−117309参照)。反
強磁性薄膜用材料としては、F e −Mn合金が用い
られる。しかるに、Fe−Mn合金膜を含む磁気抵抗効
果素子の一部は、通常、大気に曝されるため、耐食性に
劣るF e−Mn合金の腐食が問題となる。Fe−Mn
合金の低い耐食性は、上記方法の実用性を阻害する。そ
こで、F e−Mn系合金の耐食性を改善するために、
該合金にTi、 Rh、またはCr等を添加することが
提案された(特開昭63−273372.特開平1−2
1389参照)。しかし、Ti、 Rh、またはCrの
添加されたFe−Mn系合金薄膜の耐食性は未だ満足で
きるものではなく、耐食性の更なる改善が望まれている
。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】かくて、本発明の主た
る目的は、Fe−Mn系合金の耐食性を、Ti、 Rh
、またはCrを含むFe−Mn合金よりも改善し、もっ
て実用性の高い反強磁性薄膜を提供することである。な
お、本明細書中で、F e−Mn合金とは、反強磁性材
料として実用される範囲内のものであって、そのFeに
対するMnの原子%比が15/85〜70/30のもの
(Fe−Mn2元合金としては、Mn含有景が15〜7
0原子%のもの)を意味する。 [0004]
る目的は、Fe−Mn系合金の耐食性を、Ti、 Rh
、またはCrを含むFe−Mn合金よりも改善し、もっ
て実用性の高い反強磁性薄膜を提供することである。な
お、本明細書中で、F e−Mn合金とは、反強磁性材
料として実用される範囲内のものであって、そのFeに
対するMnの原子%比が15/85〜70/30のもの
(Fe−Mn2元合金としては、Mn含有景が15〜7
0原子%のもの)を意味する。 [0004]
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点によ
れば、I r、 Ru、 Zr、 Nb、 G
e、 V、 Co、 Hf、PtおよびPdから成
る群から選ばれた少なくとも一つを、第三合金元素Xと
して0.1〜20原子%量、F e−Mn合金に添加す
ると、耐食性が向上する。これらの元素中でも、とりわ
け、IrとRuの添加効果が顕著である。元素Xは、反
強磁性材としてのF e −Mn合金の特性を概ね劣化
させることのない範囲内で添加され、F e−Mn合金
の耐食性を向上させ得る。元素Xは、Fe−Mn合金中
で固溶体として存在し、酸化性雰囲気中で元素Xを主成
分とする強固な酸化膜を形成するか、または合金自体の
特性を変化させることによってFe−Mn合金の耐食性
を向上させる。第三合金元素Xとしての、推奨されるI
r添加量は4〜15原子%であり、同じ<Ru添加量は
5.5〜15原子%である。 [00051本発明の第二の観点によれば、Fe−Mn
X合金に、更なる添加元素として、Ru、 Rh、 P
t、 Ti、 Zr、 Hf、 V、 Nb、 Ta、
Cr、 Mo。 W、 Ni、 Cu、 AI、 S iおよびGe
から成る群から選ばれた少なくとも一つを添加すること
によって、その耐食性がより向上する。 [0006]第三合金元素XがIrである場合について
言えば、Fe−Mn−Ir合金に、第四合金元素群とし
てRu、Rhおよびptから選ばれた少なくとも一つを
添加し、F e−Mnに対する添加元素の合計量を4〜
15原子%とすることによって、更に耐食性に優れ、バ
イアス磁界の大きい反強磁性薄膜を得ることができる。 ただし第四合金元素の総添加量はIrの添加量を越えな
いものとする。また、Fe−Mn−Ir合金に、Ti、
Zr、 Hf、 V、 Nb、 Ta、 Cr、 M
o、 W、 NiおよびCuから成る群から選ばれた少
なくとも一つを、0゜1〜2原子%添加することも、耐
食性向上のためより有効である。 [0007]第三合金元素XがRuである場合について
言えば、Fe−Mn−Ru合金に、第四合金元素群とし
てRhおよび/またはptを添加し、Fe−Mnに対す
る添加元素の合計量を5.5〜15原子%とすることに
よって、Fe−Mn−Ru合金よりも耐食性に優れ、バ
イアス磁界の大きい反強磁性薄膜を得ることができる。 ただし、第四合金元素の総添加量はRuの添加量を越え
ないものとする。Fe−Mn−Ru合金に、Ti、Zr
、 Hf、 V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、
W、 Ni、 Cu、AI、SiおよびGeから成る群
から選ばれた少なくとも一つを0.1〜2原子%添加す
ることも、耐食性向上のためにより有効である。
れば、I r、 Ru、 Zr、 Nb、 G
e、 V、 Co、 Hf、PtおよびPdから成
る群から選ばれた少なくとも一つを、第三合金元素Xと
して0.1〜20原子%量、F e−Mn合金に添加す
ると、耐食性が向上する。これらの元素中でも、とりわ
け、IrとRuの添加効果が顕著である。元素Xは、反
強磁性材としてのF e −Mn合金の特性を概ね劣化
させることのない範囲内で添加され、F e−Mn合金
の耐食性を向上させ得る。元素Xは、Fe−Mn合金中
で固溶体として存在し、酸化性雰囲気中で元素Xを主成
分とする強固な酸化膜を形成するか、または合金自体の
特性を変化させることによってFe−Mn合金の耐食性
を向上させる。第三合金元素Xとしての、推奨されるI
r添加量は4〜15原子%であり、同じ<Ru添加量は
5.5〜15原子%である。 [00051本発明の第二の観点によれば、Fe−Mn
X合金に、更なる添加元素として、Ru、 Rh、 P
t、 Ti、 Zr、 Hf、 V、 Nb、 Ta、
Cr、 Mo。 W、 Ni、 Cu、 AI、 S iおよびGe
から成る群から選ばれた少なくとも一つを添加すること
によって、その耐食性がより向上する。 [0006]第三合金元素XがIrである場合について
言えば、Fe−Mn−Ir合金に、第四合金元素群とし
てRu、Rhおよびptから選ばれた少なくとも一つを
添加し、F e−Mnに対する添加元素の合計量を4〜
15原子%とすることによって、更に耐食性に優れ、バ
イアス磁界の大きい反強磁性薄膜を得ることができる。 ただし第四合金元素の総添加量はIrの添加量を越えな
いものとする。また、Fe−Mn−Ir合金に、Ti、
Zr、 Hf、 V、 Nb、 Ta、 Cr、 M
o、 W、 NiおよびCuから成る群から選ばれた少
なくとも一つを、0゜1〜2原子%添加することも、耐
食性向上のためより有効である。 [0007]第三合金元素XがRuである場合について
言えば、Fe−Mn−Ru合金に、第四合金元素群とし
てRhおよび/またはptを添加し、Fe−Mnに対す
る添加元素の合計量を5.5〜15原子%とすることに
よって、Fe−Mn−Ru合金よりも耐食性に優れ、バ
イアス磁界の大きい反強磁性薄膜を得ることができる。 ただし、第四合金元素の総添加量はRuの添加量を越え
ないものとする。Fe−Mn−Ru合金に、Ti、Zr
、 Hf、 V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、
W、 Ni、 Cu、AI、SiおよびGeから成る群
から選ばれた少なくとも一つを0.1〜2原子%添加す
ることも、耐食性向上のためにより有効である。
【0008】
【作用】かかる耐食性の改善された反強磁性薄膜を、磁
気抵抗効果素子の少なくとも一部に用いることにより、
バルクハウゼン・ノイズのなく、実用的な耐食性を有す
る磁気抵抗効果素子を得ることができる。そして、該磁
気抵抗効果素子を磁気ヘッドの少なくとも一部に用いる
ことにより、バルクハウゼン・ノイズのない高感度磁気
ヘッドを得ることができる。さらに、磁気ヘッドにおけ
るシールド層あるいは記録磁極を軟磁性膜と反強磁性膜
から成る2層膜とすることによって、ヘッド記録動作し
た後も、シールド層または磁極には再現性よく同じ磁区
構造が実現されるので、磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘ
ッド)の出力変動が生ぜず、安定した出力が得られる。 [0009]本発明の他の特徴は、図面を引用いた以下
の実施例の説明によって、より明確になされるだろう。 [00101
気抵抗効果素子の少なくとも一部に用いることにより、
バルクハウゼン・ノイズのなく、実用的な耐食性を有す
る磁気抵抗効果素子を得ることができる。そして、該磁
気抵抗効果素子を磁気ヘッドの少なくとも一部に用いる
ことにより、バルクハウゼン・ノイズのない高感度磁気
ヘッドを得ることができる。さらに、磁気ヘッドにおけ
るシールド層あるいは記録磁極を軟磁性膜と反強磁性膜
から成る2層膜とすることによって、ヘッド記録動作し
た後も、シールド層または磁極には再現性よく同じ磁区
構造が実現されるので、磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘ
ッド)の出力変動が生ぜず、安定した出力が得られる。 [0009]本発明の他の特徴は、図面を引用いた以下
の実施例の説明によって、より明確になされるだろう。 [00101
【実施例]
[実施例1]
反強磁性薄膜およびパーマロイ薄膜の作製にはイオンビ
ーム・スパッタリング装置を用いた。スパッタリングは
以下の条件で行った。 【0011】 イオンガス・・・Ar 装置内Arガス圧力・・・2.5×1O−2Pa蒸着用
イオンガン加速電圧・・・400■蒸着用イオンガンイ
オン電流・・・60mAターゲット基板間距離・・・1
27 mm基板にはコーニング社製7059ガラスを用
いた。まず、基板上に、膜厚40nmのパーマロイ薄膜
を形成し、その上に、従来例の膜厚50nmのFe−M
n合金薄膜、Fe−Mn合金にTi、Rh、Crを添加
した合金薄膜、および本発明のFe−Mn−Ir合金薄
膜を、それぞれ形成した複数の試料を用意した。 [0012]形成された薄膜を温度60℃、湿度90%
の環境に7日間放置し、その耐食性を比較した。耐食性
は、耐食性試験前のF e −Mn系合金からパーマロ
イ薄膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス
磁界との比によって評価した。この比が1.0の時に、
上記恒温恒湿試験を行なっても、バイアス磁界が変化し
ないことを示す。また、この比が0の時、上記恒温恒湿
試験により、Fe−Mn系合金薄膜が完全に腐食して、
バイアス磁界が消失したことを示す。 [0013]図1に、添加したIr濃度と試験前後のバ
イアス磁界の比との関係を示す。図中、11はIr添加
による耐食性の変化、12はTi添加による耐食性の変
化、13はRh添加による耐食性の変化、14はCr添
加による耐食性の変化である。この図のように、Ir濃
度が0%、すなわち、Irを添加していないFe−Mn
合金は、耐食性が悪く、恒温恒温試験によって、バイア
ス磁界は30%程度に減少している。これに対し、Ir
を0.1原子%以上添加すると、耐食性は向上する。ま
た、Irを4原子%以上添加した合金薄膜は、全く腐食
せず、パーマロイに印加されるバイアス磁界の変化がな
い。 [0014]以上の結果から、F e−Mn合金にIr
を添加した合金は、Irを添加しない合金に比べて、優
れた耐食性を示すことがわかった。また、第1図のよう
に、特開昭63−273372、特開平1−21381
9に記載の、Ti、Rh、Crを添加した合金よりも、
Irを添加した合金の方が、少ない添加量で耐食性を改
善できる。 [0015]なお、上記のFe−Mn系合金のFeとM
nの組成比は約5=4であるが、Fe−Mn系合金が反
強磁性を示す限り、FeとMnの組成比が変化しても、
上記の添加元素による耐食性の向上は、上記実施例と同
様となる。 [0016]また、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0017]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ジグ法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0018] [実施例2] 実施例1と同様の方法で、パーマロイ薄膜上にFe−M
n−Ir合金薄膜を重ねた試料を作製した。F e −
Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加されるバイアス磁
界と添加したIr元素濃度との関係を図2に示す。同図
のように、F e−Mn合金にIrを添加すると、バイ
アス磁界は減少する。Ir濃度を15原子%以下にする
と、50e以上のバイアス磁界が得られる。実施例1で
は、Irを4原子%以上添加すると良好な耐食性を示す
ことを示した。従って、良好な耐食性および50e以上
のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir濃度を4〜
15原子%とすることが好ましい。 [0019]また、図2のように、100e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ir濃度を11原子%以下に
する必要がある。従って、良好な耐食性および100e
以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir濃度を
4〜11原子%とすることが好ましい。 [00201また、図2のように、150e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ir濃度を7.5原子%以下
にする必要がある。従って、良好な耐食性および150
0以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir濃度
を4〜7.5原子%とすることが好ましい。 [00211なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0022]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0023] [実施例3] 実施例1と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn −Ir合金に第4の元素としてRu、 Rh
、 Ptを添加した合金薄膜を形成した。Ir濃度は、
7.5原子%、Ru、Rh、Pt濃度は3.0原子%と
じた。 また、比較例として、パーマロイ薄膜上に、Irを10
.5原子%添加したFe−Mn −Ir合金薄膜を形成
した。 [0024]形成した薄膜を温度60℃、湿度90%の
環境に14日間置き、その耐食性を比較した。耐食性は
、耐食性試験前のF e−Mn系合金よりパーマロイ薄
膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス磁界
との比によって評価した。 [0025]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表1に示す。 [0026]
ーム・スパッタリング装置を用いた。スパッタリングは
以下の条件で行った。 【0011】 イオンガス・・・Ar 装置内Arガス圧力・・・2.5×1O−2Pa蒸着用
イオンガン加速電圧・・・400■蒸着用イオンガンイ
オン電流・・・60mAターゲット基板間距離・・・1
27 mm基板にはコーニング社製7059ガラスを用
いた。まず、基板上に、膜厚40nmのパーマロイ薄膜
を形成し、その上に、従来例の膜厚50nmのFe−M
n合金薄膜、Fe−Mn合金にTi、Rh、Crを添加
した合金薄膜、および本発明のFe−Mn−Ir合金薄
膜を、それぞれ形成した複数の試料を用意した。 [0012]形成された薄膜を温度60℃、湿度90%
の環境に7日間放置し、その耐食性を比較した。耐食性
は、耐食性試験前のF e −Mn系合金からパーマロ
イ薄膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス
磁界との比によって評価した。この比が1.0の時に、
上記恒温恒湿試験を行なっても、バイアス磁界が変化し
ないことを示す。また、この比が0の時、上記恒温恒湿
試験により、Fe−Mn系合金薄膜が完全に腐食して、
バイアス磁界が消失したことを示す。 [0013]図1に、添加したIr濃度と試験前後のバ
イアス磁界の比との関係を示す。図中、11はIr添加
による耐食性の変化、12はTi添加による耐食性の変
化、13はRh添加による耐食性の変化、14はCr添
加による耐食性の変化である。この図のように、Ir濃
度が0%、すなわち、Irを添加していないFe−Mn
合金は、耐食性が悪く、恒温恒温試験によって、バイア
ス磁界は30%程度に減少している。これに対し、Ir
を0.1原子%以上添加すると、耐食性は向上する。ま
た、Irを4原子%以上添加した合金薄膜は、全く腐食
せず、パーマロイに印加されるバイアス磁界の変化がな
い。 [0014]以上の結果から、F e−Mn合金にIr
を添加した合金は、Irを添加しない合金に比べて、優
れた耐食性を示すことがわかった。また、第1図のよう
に、特開昭63−273372、特開平1−21381
9に記載の、Ti、Rh、Crを添加した合金よりも、
Irを添加した合金の方が、少ない添加量で耐食性を改
善できる。 [0015]なお、上記のFe−Mn系合金のFeとM
nの組成比は約5=4であるが、Fe−Mn系合金が反
強磁性を示す限り、FeとMnの組成比が変化しても、
上記の添加元素による耐食性の向上は、上記実施例と同
様となる。 [0016]また、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0017]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ジグ法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0018] [実施例2] 実施例1と同様の方法で、パーマロイ薄膜上にFe−M
n−Ir合金薄膜を重ねた試料を作製した。F e −
Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加されるバイアス磁
界と添加したIr元素濃度との関係を図2に示す。同図
のように、F e−Mn合金にIrを添加すると、バイ
アス磁界は減少する。Ir濃度を15原子%以下にする
と、50e以上のバイアス磁界が得られる。実施例1で
は、Irを4原子%以上添加すると良好な耐食性を示す
ことを示した。従って、良好な耐食性および50e以上
のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir濃度を4〜
15原子%とすることが好ましい。 [0019]また、図2のように、100e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ir濃度を11原子%以下に
する必要がある。従って、良好な耐食性および100e
以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir濃度を
4〜11原子%とすることが好ましい。 [00201また、図2のように、150e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ir濃度を7.5原子%以下
にする必要がある。従って、良好な耐食性および150
0以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir濃度
を4〜7.5原子%とすることが好ましい。 [00211なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0022]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0023] [実施例3] 実施例1と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn −Ir合金に第4の元素としてRu、 Rh
、 Ptを添加した合金薄膜を形成した。Ir濃度は、
7.5原子%、Ru、Rh、Pt濃度は3.0原子%と
じた。 また、比較例として、パーマロイ薄膜上に、Irを10
.5原子%添加したFe−Mn −Ir合金薄膜を形成
した。 [0024]形成した薄膜を温度60℃、湿度90%の
環境に14日間置き、その耐食性を比較した。耐食性は
、耐食性試験前のF e−Mn系合金よりパーマロイ薄
膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス磁界
との比によって評価した。 [0025]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表1に示す。 [0026]
【表1】
[00271表1に示すごとく、Ru、Rh、Ptを添
加することにより、耐食性がさらに向上する。また、R
u、Rh、Ptの添加によるバイアス磁界の減少は、I
r添加の時とほぼ同様であるため、良好な耐食性および
50e以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir
と添加元素の合計の濃度を4〜15原子%とすることが
好ましい。 [0028]また、良好な耐食性および100e以上の
バイアス磁界を同時に得るためには、Irと添加元素の
合計の濃度を4〜11原子%とすることが好ましい。ま
た、良好な耐食性および150e以上のバイアス磁界を
同時に得るためには、Irと添加元素の合計の濃度を4
〜7.5原子%とすることが好ましい。 [0029]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。
加することにより、耐食性がさらに向上する。また、R
u、Rh、Ptの添加によるバイアス磁界の減少は、I
r添加の時とほぼ同様であるため、良好な耐食性および
50e以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ir
と添加元素の合計の濃度を4〜15原子%とすることが
好ましい。 [0028]また、良好な耐食性および100e以上の
バイアス磁界を同時に得るためには、Irと添加元素の
合計の濃度を4〜11原子%とすることが好ましい。ま
た、良好な耐食性および150e以上のバイアス磁界を
同時に得るためには、Irと添加元素の合計の濃度を4
〜7.5原子%とすることが好ましい。 [0029]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。
【0030】また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0031] [実施例4] 実施例1と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn−Ir合金にTi、 Zr、 Hf、 V、
Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、 Cu
を添加した合金薄膜を形成した。Ir濃度は、7.5原
子%、添加元素濃度は2原子%とした。 [0032]形成した薄膜を温度60℃、湿度90%の
環境に14日間放置し、その耐食性を比較した。耐食性
は、耐食性試験前のF e −Mn系合金よりパーマロ
イ薄膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス
磁界との比によって評価した。 [0033]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表2に示す。 [0034]
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0031] [実施例4] 実施例1と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn−Ir合金にTi、 Zr、 Hf、 V、
Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、 Cu
を添加した合金薄膜を形成した。Ir濃度は、7.5原
子%、添加元素濃度は2原子%とした。 [0032]形成した薄膜を温度60℃、湿度90%の
環境に14日間放置し、その耐食性を比較した。耐食性
は、耐食性試験前のF e −Mn系合金よりパーマロ
イ薄膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス
磁界との比によって評価した。 [0033]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表2に示す。 [0034]
【表2】
[00351表2に示すごとく、Ti、 Zr、 Hf
。 V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、
Cuを第4の元素として添加することにより、耐食性
がさらに向上する。また、これらの添加元素濃度が0.
1原子%以上において、上記添加元素の効果が生じる。 また、添加元素濃度を2原子%より多くしても、添加元
素濃度2原子%の時と耐食性はほぼ同等である。バイア
ス磁界は、添加元素量にほぼ比例して減少する。以上の
結果より、Ti、 Zr、 Hf、 V、 Nb、 T
a、 Cr、 Mo、 W、 Ni、Cuの添加量は0
.1〜2原子%が好ましい。 [0036]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0037]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0038] [実施例5] 実施例1〜4で論じたパーマロイ薄膜上にFe−Mn系
合金薄膜を重ねた試料を用いて、磁気抵抗効果素子を作
製した。磁気抵抗効果素子の印加磁界による出力変化を
調べたところ、バルクハウゼンノイズのない磁気抵抗効
果素子が得られたことが確認された。 [0039]また、上記磁気抵抗効果素子を用いた磁気
ヘッドには、バルクハウゼンノイズによる再生波形の歪
みは見られなかった。 [0040] [実施例6] 反強磁性薄膜およびパーマロイ薄膜の作製にはイオンビ
ーム・スパッタリング装置を用いた。スパッタリングは
以下の条件で行った。 [0041]イオンガス・・・Ar 装置内Arガス圧力・・・2.5X10−2Pa蒸着用
イオンガン加速電圧・・・400■蒸着用イオンガンイ
オン電流・・・60mAターゲット基板間距離・・・1
27 mm基板にはコーニング社製7059ガラスを用
いた。まず、基板上に膜厚40nmのパーマロイ薄膜を
形成し、その上に、従来例の膜厚50nmのF e −
Mn合金薄膜、Fe−Mn合金にTi、Rh、Crを添
加した合金薄膜、および本発明のFe−Mn−Ru合金
薄膜をそれぞれ形成した複数の試料を用意した。Ru、
Ti、 Rh、Crの添加量はそれぞれ、8.4.
12.5. 12゜0、 10.0原子%とじた。 [00421形成した薄膜を温度60℃、湿度90%の
環境に置き、その耐食性を比較した。耐食性は、耐食性
試験前のFe−Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加さ
れるバイアス磁界と、試験後のバイアス磁界との比よっ
て評価した。この比が1.0の時に、上記恒温恒湿試験
を行なっても、バイアス磁界が変化しないことを示す。 また、この比が0の時、上記恒温恒温試験により、Fe
Mn系合金薄膜が完全に腐食して、バイアス磁界が消失
したことを示す。 [0043]図3に、F e−Mn合金にTi、 Rh
、 Crを添加した合金薄膜および本発明のFe −M
n−Ru合金薄膜の試験前後のバイアス磁界の比と試験
時間との関係を示す。Rhを添加した合金薄膜32(こ
の数字は、グラフ中に示された引用符号である。以下同
様)、Crを添加した合金薄膜33、Tiを添加した合
金薄膜34に示すように、これらの従来からの合金薄膜
に恒温恒湿試験を行うと、腐食し、バイアス磁界が減少
する。 これに対し、本発明のRuを添加した合金薄膜31は、
腐食せず、1000時間を越えても、膜面に変化は現れ
ない。 [0044]図4に、添加したRu濃度と試験前後のバ
イアス磁界の比との関係を示す。この図のように、Ru
濃度が0%、すなわち、Ruを添加していないFe−M
n系合金は、耐食性が悪く、恒温恒湿試験によって、バ
イアス磁界は30%程度に減少している。これに対し、
Ruを0.1原子%以上添加すると、耐食性は向上する
。また、Ruを5.5原子%以上添加した合金薄膜は、
全く腐食せず、パーマロイに印加させるバイアス磁界の
変化がない。以上の結果から、Fe−Mn系合金にRu
を添加した合金は、Ruを添加しない合金に比べて、優
れた耐食性を示すことがわかった。 [0045]また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [0046]なお、上記のFe−Mn系合金のFeとM
nの組成比は約5:4であるが、F e −Mn系合金
が反強磁性を示す限り、FeとMnの組成比が変化して
も、上記の添加元素による耐食性の向上は、上記実施例
と同様となる。 [0047]また、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0048]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0049] [実施例7] 実施例6と同様の方法で、パーマロイ薄膜上にFe−M
n−Ru合金薄膜を重ねた試料を作製した。F e −
Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加されるバイアス磁
界と添加したRu元素濃度の関係を図5に示す。同図の
ように、F e−Mn合金にRuを添加すると、バイア
ス磁界は減少する。Ru濃度を15原子%以下にすると
、50e以上のバイアス磁界が得られる。実施例6では
、Ruを5.5原子%以上添加すると良好な耐食性を示
すことを示した。従って、良好な耐食性および50e以
上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ru濃度を5
.5〜15原子%とすることが好ましい。 [00501また、図5のように、100e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ru濃度を10.3原子%以
下にする必要がある。従って、良好な耐食性および10
0e以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ru濃
度を5.5〜10.3原子%とすることが好ましい。 [0051]また、図5のように、150e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ru濃度を7.5原子%以下
にする必要がある。従って、良好な耐食性および150
0以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ru濃度
を5.5〜7.5原子%とすることが好ましい。 [0052]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0053]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0054]また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [0055] [実施例8] 実施例6と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn−Ru合金にさらにRhまたはptを添加した
合金薄膜を形成した。Ru濃度は、7.5原子%、Rh
、pt濃度は3.0原子%とした。また、比較例として
、パーマロイ薄膜上に、Ruを10.5原子%添加した
Fe−Mn−Ru合金薄膜を形成した。形成した薄膜を
温度85℃、湿度90%の環境に1000時間放置し、
その耐食性を比較した。耐食性は、耐食性試験前のF
e −Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加されるバイ
アス磁界と、試験後のバイアス磁界との比によって評価
した。 [0056]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表3に示す。 [0057]
。 V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、
Cuを第4の元素として添加することにより、耐食性
がさらに向上する。また、これらの添加元素濃度が0.
1原子%以上において、上記添加元素の効果が生じる。 また、添加元素濃度を2原子%より多くしても、添加元
素濃度2原子%の時と耐食性はほぼ同等である。バイア
ス磁界は、添加元素量にほぼ比例して減少する。以上の
結果より、Ti、 Zr、 Hf、 V、 Nb、 T
a、 Cr、 Mo、 W、 Ni、Cuの添加量は0
.1〜2原子%が好ましい。 [0036]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0037]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0038] [実施例5] 実施例1〜4で論じたパーマロイ薄膜上にFe−Mn系
合金薄膜を重ねた試料を用いて、磁気抵抗効果素子を作
製した。磁気抵抗効果素子の印加磁界による出力変化を
調べたところ、バルクハウゼンノイズのない磁気抵抗効
果素子が得られたことが確認された。 [0039]また、上記磁気抵抗効果素子を用いた磁気
ヘッドには、バルクハウゼンノイズによる再生波形の歪
みは見られなかった。 [0040] [実施例6] 反強磁性薄膜およびパーマロイ薄膜の作製にはイオンビ
ーム・スパッタリング装置を用いた。スパッタリングは
以下の条件で行った。 [0041]イオンガス・・・Ar 装置内Arガス圧力・・・2.5X10−2Pa蒸着用
イオンガン加速電圧・・・400■蒸着用イオンガンイ
オン電流・・・60mAターゲット基板間距離・・・1
27 mm基板にはコーニング社製7059ガラスを用
いた。まず、基板上に膜厚40nmのパーマロイ薄膜を
形成し、その上に、従来例の膜厚50nmのF e −
Mn合金薄膜、Fe−Mn合金にTi、Rh、Crを添
加した合金薄膜、および本発明のFe−Mn−Ru合金
薄膜をそれぞれ形成した複数の試料を用意した。Ru、
Ti、 Rh、Crの添加量はそれぞれ、8.4.
12.5. 12゜0、 10.0原子%とじた。 [00421形成した薄膜を温度60℃、湿度90%の
環境に置き、その耐食性を比較した。耐食性は、耐食性
試験前のFe−Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加さ
れるバイアス磁界と、試験後のバイアス磁界との比よっ
て評価した。この比が1.0の時に、上記恒温恒湿試験
を行なっても、バイアス磁界が変化しないことを示す。 また、この比が0の時、上記恒温恒温試験により、Fe
Mn系合金薄膜が完全に腐食して、バイアス磁界が消失
したことを示す。 [0043]図3に、F e−Mn合金にTi、 Rh
、 Crを添加した合金薄膜および本発明のFe −M
n−Ru合金薄膜の試験前後のバイアス磁界の比と試験
時間との関係を示す。Rhを添加した合金薄膜32(こ
の数字は、グラフ中に示された引用符号である。以下同
様)、Crを添加した合金薄膜33、Tiを添加した合
金薄膜34に示すように、これらの従来からの合金薄膜
に恒温恒湿試験を行うと、腐食し、バイアス磁界が減少
する。 これに対し、本発明のRuを添加した合金薄膜31は、
腐食せず、1000時間を越えても、膜面に変化は現れ
ない。 [0044]図4に、添加したRu濃度と試験前後のバ
イアス磁界の比との関係を示す。この図のように、Ru
濃度が0%、すなわち、Ruを添加していないFe−M
n系合金は、耐食性が悪く、恒温恒湿試験によって、バ
イアス磁界は30%程度に減少している。これに対し、
Ruを0.1原子%以上添加すると、耐食性は向上する
。また、Ruを5.5原子%以上添加した合金薄膜は、
全く腐食せず、パーマロイに印加させるバイアス磁界の
変化がない。以上の結果から、Fe−Mn系合金にRu
を添加した合金は、Ruを添加しない合金に比べて、優
れた耐食性を示すことがわかった。 [0045]また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [0046]なお、上記のFe−Mn系合金のFeとM
nの組成比は約5:4であるが、F e −Mn系合金
が反強磁性を示す限り、FeとMnの組成比が変化して
も、上記の添加元素による耐食性の向上は、上記実施例
と同様となる。 [0047]また、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0048]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0049] [実施例7] 実施例6と同様の方法で、パーマロイ薄膜上にFe−M
n−Ru合金薄膜を重ねた試料を作製した。F e −
Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加されるバイアス磁
界と添加したRu元素濃度の関係を図5に示す。同図の
ように、F e−Mn合金にRuを添加すると、バイア
ス磁界は減少する。Ru濃度を15原子%以下にすると
、50e以上のバイアス磁界が得られる。実施例6では
、Ruを5.5原子%以上添加すると良好な耐食性を示
すことを示した。従って、良好な耐食性および50e以
上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ru濃度を5
.5〜15原子%とすることが好ましい。 [00501また、図5のように、100e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ru濃度を10.3原子%以
下にする必要がある。従って、良好な耐食性および10
0e以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ru濃
度を5.5〜10.3原子%とすることが好ましい。 [0051]また、図5のように、150e以上のバイ
アス磁界を得るためには、Ru濃度を7.5原子%以下
にする必要がある。従って、良好な耐食性および150
0以上のバイアス磁界を同時に得るためには、Ru濃度
を5.5〜7.5原子%とすることが好ましい。 [0052]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にFe−Mn系合金薄膜を形成したが、F e −
Mn系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜
形成の前にFe−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0053]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0054]また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [0055] [実施例8] 実施例6と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn−Ru合金にさらにRhまたはptを添加した
合金薄膜を形成した。Ru濃度は、7.5原子%、Rh
、pt濃度は3.0原子%とした。また、比較例として
、パーマロイ薄膜上に、Ruを10.5原子%添加した
Fe−Mn−Ru合金薄膜を形成した。形成した薄膜を
温度85℃、湿度90%の環境に1000時間放置し、
その耐食性を比較した。耐食性は、耐食性試験前のF
e −Mn系合金よりパーマロイ薄膜に印加されるバイ
アス磁界と、試験後のバイアス磁界との比によって評価
した。 [0056]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表3に示す。 [0057]
【表3】
表 3
[00581表3に示すごとく、Fe−Mn−Ru合金
にさらにRhまたはptを添加することにより、耐食性
がさらに向上する。また、Rhまたはptの添加による
バイアス磁界の減少は、Ru添加の時とほぼ同様である
ため、良好な耐食性および50e以上のバイアス磁界を
同時に得るためには、Ruと添加元素の合計の濃度を5
.5〜15原子%とすることが好ましい。 [0059]また、良好な耐食性および100e以上の
バイアス磁界を同時に得るためには、Ruと添加元素の
合計の濃度を5.5〜10.3原子%とすることが好ま
しい。また、良好な耐食性および150e以上のバイア
ス磁界を同時に得るためには、Ruと添加元素の合計の
濃度を5.5〜7.5原子%とすることが好ましい。 [00601なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0061]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0062]また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [0063] [実施例9] 実施例6と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn−Ru合金にさらにTi、 Zr、 Hf、
V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、
Cu、 AI、 S i。 Geを添加した合金薄膜を形成した。Ru濃度は、7゜
5原子%、添加元素濃度は2原子%とした。 [0064]形成した薄膜を温度85℃、湿度90%の
環境に1000時間放置し、その耐食性を比較した。耐
食性は、耐食性試験前のFe−Mn系合金よりパーマロ
イ薄膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス
磁界との比によって評価した。 [0065]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表4に示す。 [0066]
にさらにRhまたはptを添加することにより、耐食性
がさらに向上する。また、Rhまたはptの添加による
バイアス磁界の減少は、Ru添加の時とほぼ同様である
ため、良好な耐食性および50e以上のバイアス磁界を
同時に得るためには、Ruと添加元素の合計の濃度を5
.5〜15原子%とすることが好ましい。 [0059]また、良好な耐食性および100e以上の
バイアス磁界を同時に得るためには、Ruと添加元素の
合計の濃度を5.5〜10.3原子%とすることが好ま
しい。また、良好な耐食性および150e以上のバイア
ス磁界を同時に得るためには、Ruと添加元素の合計の
濃度を5.5〜7.5原子%とすることが好ましい。 [00601なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0061]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [0062]また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [0063] [実施例9] 実施例6と同様の方法で、パーマロイ合金薄膜上に、F
e−Mn−Ru合金にさらにTi、 Zr、 Hf、
V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、
Cu、 AI、 S i。 Geを添加した合金薄膜を形成した。Ru濃度は、7゜
5原子%、添加元素濃度は2原子%とした。 [0064]形成した薄膜を温度85℃、湿度90%の
環境に1000時間放置し、その耐食性を比較した。耐
食性は、耐食性試験前のFe−Mn系合金よりパーマロ
イ薄膜に印加されるバイアス磁界と、試験後のバイアス
磁界との比によって評価した。 [0065]添加元素と試験前後のバイアス磁界の比と
の関係を表4に示す。 [0066]
【表4】
[00671表4に示すごとく、Fe−Mn−Ru合金
にさらにTi、 Zr、 Hf、 V、 Nb、 T
a、 Cr、 Mo、 W、 Ni、 Cu、 A
I、 Si、 Geからなる群より選択される少な
くとも−の元素を添加することにより、耐食性がさらに
向上する。また、添加元素濃度が0.1原子%以上にお
いて、上記添加元素の効果が生じる。また、添加元素濃
度を2原子%より多くしても、添加元素濃度2原子%の
時と耐食性はほぼ同等である。バイアス磁界は、添加元
素最にほぼ比例して減少する。以上の結果より、Ti、
Zr、 Hf、 V、 Nb、 Ta、 Cr、
Mo、 W、 Ni、 Cu、 AI、 S i、
Geの添加量は、0.1〜2原子%が好ましい。 [0068]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0069]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [00701また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [00711 [実施例10] 実施例6〜9で論じたパーマロイ薄膜上にFe−Mn系
合金を重ねた試料を用いて、磁気抵抗効果素子を作製し
た。磁気抵抗効果素子の印加磁界による出力変化を調べ
たところ、バルクハウゼンノイズのない磁気抵抗効果素
子が得られたことが確認された。 [0072] [実施例11] 本発明のF e −Mn系合金薄膜を有する磁気抵抗効
果素子を用いた磁気ヘッドを作製した。本実施例では、
Ruを8.4原子%添加したFe−Mn−Ru合金を用
いた場合について述べる。磁気ヘッドの構造を以下に示
す。 図6は、記録再生分離型ヘッドの一部分を切断した場合
の斜視図である。磁気抵抗効果素子50をシールド層4
2.43で挾んだ部分が再生ヘッドとして働き、コイル
44を挾む2つの記録磁極45.46の部分が記録ヘッ
ドとして働く。磁気抵抗効果素子50は磁気抵抗効果を
持つ軟磁性膜41、Fe−Mn−Ru反反磁磁性膜47
よび導体層49の3層膜からなる。以下にこのヘッドの
作製方法を示す。 [0073] A I2O3・Ticを主成分とする焼
結体をスライダ用の基体48とした。シールド層42,
43、記録磁極45.46にはスパッタ法で形成したN
i−Fe合金、磁気抵抗効果素子の軟磁性膜41には蒸
着法により成膜したNi−Fe合金を用いた。Fe−M
n系反強磁性膜47は、イオンビームスパッタリング法
で形成した。各磁性膜の膜厚は、以下のようにした。上
下のシールド層42.43は1.0μm、記録磁極45
.46は3.0μm、磁気抵抗効果素子の軟磁性膜41
の膜厚は30nmとした。F e−Mn系反強磁性膜4
7の膜厚は20nmとした。図6に示す45.43.
50.42等の各層間のギャップ充填材としてはスパッ
タ法で形成したAl2O3を用いた。ギャップ層の膜厚
は、シールド層と磁気抵抗効果素子間で0.2μm、記
録磁極間では0.4μmとした。さらに再生ヘッド記録
ヘッドの間隔は約4μmとし、このギャップもA I
203で形成した。 コイル44には膜厚3μmのCuを使用した。 [0074]磁気抵抗効果素子をヘッドとして動作させ
るためには、バイアス磁界を印加する手段が必要であり
、本実施例では、シャントバイアス法を用いた。磁気抵
抗効果素子の上のFe−Mn系反強磁性膜47の上に、
導体層49として膜厚40nmのTi膜を形成し、これ
に分流した電流でバイアス磁界を発生させた。 [00751以上のような磁気ヘッドの作製の重要な点
は、軟磁性膜とFe−Mn系反強磁性膜を交換結合させ
て、軟磁性膜の磁区構造を制御することである。ヘッド
製造プロセス中に、FeMnのネール温度をこえて温度
が上昇する場合があり、軟磁性膜の磁区は所望の構造か
らずれて複雑になる。このまま温度が下がると複雑な磁
区構造が固着されるため、安定した出力を得ることは困
難になる。これを防止するためには、作製プロセスの最
後に、磁場中熱処理を施すことによって所望の磁区構造
にすることが好ましい。本実施例ではトラック幅方向に
約10kOeの磁界を印加しながら、220℃まで温度
をあげた後室温まで戻す熱処理を行なった。 [0076] このヘッドの記録再生特性を測定したと
ころ、バルクハウゼンノイズによる再生波形の歪みは見
られなかった。また、上記実施例ではMRヘッドのバイ
アス法としてはシャントバイアスの場合を示したが、従
来から知られているソフトバイアス、相互バイアスなど
別のバイアス法を使用しても同様な効果が得られる。さ
らに、本実施例では検出用の電極線として、MR膜とシ
ャント膜の積層膜を兼用したが、MR膜およびシャント
膜とは別に電極線を積層することもできる。また、磁気
抵抗効果素子の全面に反強磁膜を形成した場合を示した
が、例えば素子の両端部だけに反強磁膜を設けるなどの
ように部分的に形成しても磁区制御の効果が得られる。 [0077]また、実施例6〜9に記載した、他の本発
明のF e −Mn−X合金を反強磁性膜としても、磁
区制御の効果が得られる。 [0078] [実施例12] 実施例11と同様の方法で、本発明のFe−Mn−X合
金薄膜を磁気シールド、記録磁極に積層した磁気ヘッド
を作製した。本実施例では、Ruを8.4原子%添加し
たFe−Mn−Ru合金を用いた場合について述べる。 [0079]図7は、記録再生分離型ヘッドの一部分を
切断した場合の斜視図である。本実施例の磁気ヘッドは
、この図のように、磁気抵抗効果膜51、シールド52
.53、コイル54、記録磁極55,56、Fe−Mn
系反強磁性膜57、基体58、導体層59よりなる。 シールド層52.53および記録磁極55.56には、
F e−Mn系反強磁性膜57を積層した。本実施例に
より、シールド層や記録磁極を軟磁性膜と反強磁性膜か
らなる2層膜とすることによって、ヘッドが記録動作し
た後もシールド層、磁極には、再現性良く同じ磁区構造
が実現されるので、MRヘッドの出力の変動が生じず、
安定した出力が得られるという結果が得られた。
にさらにTi、 Zr、 Hf、 V、 Nb、 T
a、 Cr、 Mo、 W、 Ni、 Cu、 A
I、 Si、 Geからなる群より選択される少な
くとも−の元素を添加することにより、耐食性がさらに
向上する。また、添加元素濃度が0.1原子%以上にお
いて、上記添加元素の効果が生じる。また、添加元素濃
度を2原子%より多くしても、添加元素濃度2原子%の
時と耐食性はほぼ同等である。バイアス磁界は、添加元
素最にほぼ比例して減少する。以上の結果より、Ti、
Zr、 Hf、 V、 Nb、 Ta、 Cr、
Mo、 W、 Ni、 Cu、 AI、 S i、
Geの添加量は、0.1〜2原子%が好ましい。 [0068]なお、本実施例では、パーマロイ合金薄膜
の上にF e−Mn系合金薄膜を形成したが、Fe−M
n系合金が反強磁性を示す限り、パーマロイ合金薄膜形
成の前にF e−Mn系合金薄膜を形成しても、本実施
例と同様の効果がある。 [0069]また、本実施例では、薄膜の形成にイオン
ビームスパッタリング法を用いたが、高周波スパッタリ
ング法、直流スパッタリング法、蒸着法等の他の薄膜形
成法を用いても同様の結果が得られる。 [00701また、Fe−Mn合金は酸化しやすいため
、膜作製後に空気中に放置することにより、膜中に酸素
が拡散する。この場合も、上記の添加元素による耐食性
の向上は、上記実施例と同様となる。 [00711 [実施例10] 実施例6〜9で論じたパーマロイ薄膜上にFe−Mn系
合金を重ねた試料を用いて、磁気抵抗効果素子を作製し
た。磁気抵抗効果素子の印加磁界による出力変化を調べ
たところ、バルクハウゼンノイズのない磁気抵抗効果素
子が得られたことが確認された。 [0072] [実施例11] 本発明のF e −Mn系合金薄膜を有する磁気抵抗効
果素子を用いた磁気ヘッドを作製した。本実施例では、
Ruを8.4原子%添加したFe−Mn−Ru合金を用
いた場合について述べる。磁気ヘッドの構造を以下に示
す。 図6は、記録再生分離型ヘッドの一部分を切断した場合
の斜視図である。磁気抵抗効果素子50をシールド層4
2.43で挾んだ部分が再生ヘッドとして働き、コイル
44を挾む2つの記録磁極45.46の部分が記録ヘッ
ドとして働く。磁気抵抗効果素子50は磁気抵抗効果を
持つ軟磁性膜41、Fe−Mn−Ru反反磁磁性膜47
よび導体層49の3層膜からなる。以下にこのヘッドの
作製方法を示す。 [0073] A I2O3・Ticを主成分とする焼
結体をスライダ用の基体48とした。シールド層42,
43、記録磁極45.46にはスパッタ法で形成したN
i−Fe合金、磁気抵抗効果素子の軟磁性膜41には蒸
着法により成膜したNi−Fe合金を用いた。Fe−M
n系反強磁性膜47は、イオンビームスパッタリング法
で形成した。各磁性膜の膜厚は、以下のようにした。上
下のシールド層42.43は1.0μm、記録磁極45
.46は3.0μm、磁気抵抗効果素子の軟磁性膜41
の膜厚は30nmとした。F e−Mn系反強磁性膜4
7の膜厚は20nmとした。図6に示す45.43.
50.42等の各層間のギャップ充填材としてはスパッ
タ法で形成したAl2O3を用いた。ギャップ層の膜厚
は、シールド層と磁気抵抗効果素子間で0.2μm、記
録磁極間では0.4μmとした。さらに再生ヘッド記録
ヘッドの間隔は約4μmとし、このギャップもA I
203で形成した。 コイル44には膜厚3μmのCuを使用した。 [0074]磁気抵抗効果素子をヘッドとして動作させ
るためには、バイアス磁界を印加する手段が必要であり
、本実施例では、シャントバイアス法を用いた。磁気抵
抗効果素子の上のFe−Mn系反強磁性膜47の上に、
導体層49として膜厚40nmのTi膜を形成し、これ
に分流した電流でバイアス磁界を発生させた。 [00751以上のような磁気ヘッドの作製の重要な点
は、軟磁性膜とFe−Mn系反強磁性膜を交換結合させ
て、軟磁性膜の磁区構造を制御することである。ヘッド
製造プロセス中に、FeMnのネール温度をこえて温度
が上昇する場合があり、軟磁性膜の磁区は所望の構造か
らずれて複雑になる。このまま温度が下がると複雑な磁
区構造が固着されるため、安定した出力を得ることは困
難になる。これを防止するためには、作製プロセスの最
後に、磁場中熱処理を施すことによって所望の磁区構造
にすることが好ましい。本実施例ではトラック幅方向に
約10kOeの磁界を印加しながら、220℃まで温度
をあげた後室温まで戻す熱処理を行なった。 [0076] このヘッドの記録再生特性を測定したと
ころ、バルクハウゼンノイズによる再生波形の歪みは見
られなかった。また、上記実施例ではMRヘッドのバイ
アス法としてはシャントバイアスの場合を示したが、従
来から知られているソフトバイアス、相互バイアスなど
別のバイアス法を使用しても同様な効果が得られる。さ
らに、本実施例では検出用の電極線として、MR膜とシ
ャント膜の積層膜を兼用したが、MR膜およびシャント
膜とは別に電極線を積層することもできる。また、磁気
抵抗効果素子の全面に反強磁膜を形成した場合を示した
が、例えば素子の両端部だけに反強磁膜を設けるなどの
ように部分的に形成しても磁区制御の効果が得られる。 [0077]また、実施例6〜9に記載した、他の本発
明のF e −Mn−X合金を反強磁性膜としても、磁
区制御の効果が得られる。 [0078] [実施例12] 実施例11と同様の方法で、本発明のFe−Mn−X合
金薄膜を磁気シールド、記録磁極に積層した磁気ヘッド
を作製した。本実施例では、Ruを8.4原子%添加し
たFe−Mn−Ru合金を用いた場合について述べる。 [0079]図7は、記録再生分離型ヘッドの一部分を
切断した場合の斜視図である。本実施例の磁気ヘッドは
、この図のように、磁気抵抗効果膜51、シールド52
.53、コイル54、記録磁極55,56、Fe−Mn
系反強磁性膜57、基体58、導体層59よりなる。 シールド層52.53および記録磁極55.56には、
F e−Mn系反強磁性膜57を積層した。本実施例に
より、シールド層や記録磁極を軟磁性膜と反強磁性膜か
らなる2層膜とすることによって、ヘッドが記録動作し
た後もシールド層、磁極には、再現性良く同じ磁区構造
が実現されるので、MRヘッドの出力の変動が生じず、
安定した出力が得られるという結果が得られた。
【0080】また、実施例6〜9に記載した、他の本発
明のF e −Mn−X合金を反強磁性膜としても、上
記のような磁区制御の効果が得られる。 [00811なお、反強磁性膜との積層は、シールド層
、記録磁極のどちらか一方でも、上記のような、効果が
得られる。 [0082] [実施例13] ガラス基板上にFe−47原子%Mn−3原子%Zr合
金をスパッタリングで約50nmの厚さで形成した。こ
れと同じ方法でFe−50原子%Mn合金を比較試料と
して作製し、相対湿度90%、温度60℃の環境下で耐
食性試験をした。 [0083]図8は、上記Fe−MnおよびF e −
MnZr合金を上記環境下に放置したときの電気抵抗の
変化と保持時間との関係で、Fe−Mnの電気抵抗は腐
食による導電層の減少で著しく増大するが、Zrを3原
子%添加したFe−Mn−Zr合金では、電気抵抗の変
化が全くみられない。 [0084]一方、反強磁性体としての特性を評価する
ために、ガラス基板上にNi−18,5原子%Feから
なるパーマロイ膜を50nm真空蒸着し、引きつづき、
Fe−Mnおよび上記のFe−Mn−Zr合金を50n
mスパッタリングした2層膜でのパーマロイに対する反
強磁性体バイアス効果を測定した。図9は上記測定結果
を示し、Fe−Mn−Zrを使用しても、Fe−Mnを
使用した場合に比較して、はぼ同等の性能を有すること
が明らかになった。 [0085]次にFe−Mnの反強磁性体としての性能
、すなわち第9図で示したバイアス磁界量の減少量を実
用に十分な30%以下に抑えるためのZr添加量の最大
値は8%であった。一方、耐食性向上に必要な最小の添
加量は0.5原子%であった。以上の検討から、Zrの
添加量は0.5〜8原子%の間が適当である。 [0086] [実施例14] 実施例13と同様にF e−MnにHfを添加した場合
にも耐食性の向上が得られた。 [0087] [実施例15] 実施例13と同様にF e −MnにNbを添加した場
合にも耐食性の向上が得られた。 [0088] ここで、実施例13〜15の耐食性向上
は、表面に添加物を主成分とする緻密な酸化被膜が形成
されるためである。 [0089] [実施例16] 実施例13と同様な方法でptまたはPdを添加した合
金膜を作製して耐食性の検討をした効果、0.5原子%
以上の添加で顕著な耐食性向上を示した。これらは、表
面近傍にPtやPdの高濃度の層が生成するためとみら
れる。 [00901 [実施例17] 実施例13と同様な方法でGe、V、Coを添加した場
合も0.3%以上の添加量で耐食性向上の効果が見られ
た。 [0091]
明のF e −Mn−X合金を反強磁性膜としても、上
記のような磁区制御の効果が得られる。 [00811なお、反強磁性膜との積層は、シールド層
、記録磁極のどちらか一方でも、上記のような、効果が
得られる。 [0082] [実施例13] ガラス基板上にFe−47原子%Mn−3原子%Zr合
金をスパッタリングで約50nmの厚さで形成した。こ
れと同じ方法でFe−50原子%Mn合金を比較試料と
して作製し、相対湿度90%、温度60℃の環境下で耐
食性試験をした。 [0083]図8は、上記Fe−MnおよびF e −
MnZr合金を上記環境下に放置したときの電気抵抗の
変化と保持時間との関係で、Fe−Mnの電気抵抗は腐
食による導電層の減少で著しく増大するが、Zrを3原
子%添加したFe−Mn−Zr合金では、電気抵抗の変
化が全くみられない。 [0084]一方、反強磁性体としての特性を評価する
ために、ガラス基板上にNi−18,5原子%Feから
なるパーマロイ膜を50nm真空蒸着し、引きつづき、
Fe−Mnおよび上記のFe−Mn−Zr合金を50n
mスパッタリングした2層膜でのパーマロイに対する反
強磁性体バイアス効果を測定した。図9は上記測定結果
を示し、Fe−Mn−Zrを使用しても、Fe−Mnを
使用した場合に比較して、はぼ同等の性能を有すること
が明らかになった。 [0085]次にFe−Mnの反強磁性体としての性能
、すなわち第9図で示したバイアス磁界量の減少量を実
用に十分な30%以下に抑えるためのZr添加量の最大
値は8%であった。一方、耐食性向上に必要な最小の添
加量は0.5原子%であった。以上の検討から、Zrの
添加量は0.5〜8原子%の間が適当である。 [0086] [実施例14] 実施例13と同様にF e−MnにHfを添加した場合
にも耐食性の向上が得られた。 [0087] [実施例15] 実施例13と同様にF e −MnにNbを添加した場
合にも耐食性の向上が得られた。 [0088] ここで、実施例13〜15の耐食性向上
は、表面に添加物を主成分とする緻密な酸化被膜が形成
されるためである。 [0089] [実施例16] 実施例13と同様な方法でptまたはPdを添加した合
金膜を作製して耐食性の検討をした効果、0.5原子%
以上の添加で顕著な耐食性向上を示した。これらは、表
面近傍にPtやPdの高濃度の層が生成するためとみら
れる。 [00901 [実施例17] 実施例13と同様な方法でGe、V、Coを添加した場
合も0.3%以上の添加量で耐食性向上の効果が見られ
た。 [0091]
【発明の効果】本発明の反強磁性薄膜を、磁気抵抗効果
素子の少なくとも一部に用いることにより、バルクハウ
ゼン・ノイズのなく、実用的な耐食性を有する磁気抵抗
効果素子を得ることができる。そして、該磁気抵抗効果
素子を磁気ヘッドの少なくとも一部に用いることにより
、バルクハウゼン・ノイズのない高感度磁気ヘッドを得
ることができる。さらに、磁気ヘッドにおけるシールド
層あるいは記録磁極を軟磁性膜と反強磁性膜から成る2
層膜とすることによって、ヘッド記録動作した後も、再
現性よく同じ磁区構造が実現されるので、MRヘッドの
出力変動が生ぜず、安定した出力が得られる。
素子の少なくとも一部に用いることにより、バルクハウ
ゼン・ノイズのなく、実用的な耐食性を有する磁気抵抗
効果素子を得ることができる。そして、該磁気抵抗効果
素子を磁気ヘッドの少なくとも一部に用いることにより
、バルクハウゼン・ノイズのない高感度磁気ヘッドを得
ることができる。さらに、磁気ヘッドにおけるシールド
層あるいは記録磁極を軟磁性膜と反強磁性膜から成る2
層膜とすることによって、ヘッド記録動作した後も、再
現性よく同じ磁区構造が実現されるので、MRヘッドの
出力変動が生ぜず、安定した出力が得られる。
【図1】本発明Fe−Mn−Ir合金製反強磁性薄膜お
よび従来の反強磁性薄膜についての各耐食性試験結果を
示すグラフ。
よび従来の反強磁性薄膜についての各耐食性試験結果を
示すグラフ。
【図2】本発明Fe−Mn−Ir合金製反強磁性薄膜の
Ir濃度とバイアス磁界の変化との関係を示すグラフ。
Ir濃度とバイアス磁界の変化との関係を示すグラフ。
【図3】本発明Fe−Mn−Ru合金製反強磁性薄膜お
よび従来の反強磁性薄膜についての各耐食性試験結果を
示すグラフ。
よび従来の反強磁性薄膜についての各耐食性試験結果を
示すグラフ。
【図4】本発明Fe−Mn−Ru合金製反強磁性薄膜の
Ru濃度と耐食性との関係を示すグラフ。
Ru濃度と耐食性との関係を示すグラフ。
【図5】本発明Fe−Mn−Ru合金製反強磁性薄膜の
Ru濃度とバイアス磁界の変化との関係を示すグラフ。
Ru濃度とバイアス磁界の変化との関係を示すグラフ。
【図6】本発明Fe−Mn−Ru合金製反強磁性薄膜を
磁気抵抗効果素子に積層した磁気ヘッドの構造を示す図
。
磁気抵抗効果素子に積層した磁気ヘッドの構造を示す図
。
【図7】本発明反強磁性薄膜をシールド層および記録磁
極に積層した磁気ヘッドの構造を示す図。
極に積層した磁気ヘッドの構造を示す図。
【図8】本発明のFe−Mn−Zr合金膜およびFeM
n合金膜の耐食性を評価するための電気抵抗と放置時間
との関係を示すグラフ。
n合金膜の耐食性を評価するための電気抵抗と放置時間
との関係を示すグラフ。
【図9] Fe−Mn−Zr合金のZr添加量と反強磁
性体としての特性(バイアス量)との関係を示すグラフ
。 【符号の説明】 50・・・磁気抵抗効果素子、41.51・・・磁気抵
抗効果膜、42.43. 52. 53・・・シールド
層、44. 54・・・コイル、45.46.55.5
6・・・記録磁極、47゜57・Fe−Mn系反強磁性
膜、48. 58・・・基体、49.59・・・導体層
。
性体としての特性(バイアス量)との関係を示すグラフ
。 【符号の説明】 50・・・磁気抵抗効果素子、41.51・・・磁気抵
抗効果膜、42.43. 52. 53・・・シールド
層、44. 54・・・コイル、45.46.55.5
6・・・記録磁極、47゜57・Fe−Mn系反強磁性
膜、48. 58・・・基体、49.59・・・導体層
。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】軟磁性膜の磁区を制御するために軟磁性膜
に隣接して配置される反強磁性薄膜であって、Feに対
するMnの原子%比が15/85〜70/30であるF
e−Mn合金に、0.1〜20原子%の、以下の第三合
金元素Xを加えて成るFe−Mn−X合金で形成されて
いる反強磁性膜:Ru、 Zr、 Nb、 Ge、 v
、 Co。 Hf、PtおよびPdから成る群から選ばれた少なくと
も一つの元素よりなる合金元素X0 【請求項2】第三合金元素XがRuであり、F e −
MnRu合金中のRuの濃度が5.5〜15原子%であ
る請求項1に記載の反強磁性膜。 【請求項3】更なる添加元素として、Rhおよび/また
はptが、Ruを含めて5.5〜15原子%になるよう
に添加され、かつRhおよび/またはptの添加量はR
Uの添加量を越えないことを特徴とする請求項2に記載
の反強磁性膜。 【請求項4】更なる添加元素としてTi、 Zr、 H
f。 V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、
Cu、 AI。 SiおよびGeから成る群から選ばれた少なくとも一つ
を、0.1〜2原子%添加して成る請求項2に記載の反
強磁性膜。 【請求項5]Feに対するMnの原子%比が15/85
〜70/30であるFe−Mn合金に、Ru、Zr、N
b、 Ge、 V、 Co、 Hf、 PtおよびPd
から成る群から選ばれた一つの元素を、第三合金元素X
として、0.1〜20原子%添加して成る合金で形成さ
れた反強磁性膜を含む磁気抵抗効果素子。 【請求項6】第三合金元素XがRuであり、F e −
MnRu合金中のRuの濃度が5.5〜15原子%であ
る前記合金で形成された反強磁性膜を含む請求項5に記
載の磁気抵抗効果素子。 【請求項7】更なる添加元素として、Rhおよび/また
はptが、Ruを含めて5.5〜15原子%になるよう
に添加され、かつRhおよび/またはptの添加量がR
Uの添加量を越えない前記合金で形成された反強磁性膜
を含む請求項6に記載の磁気抵抗効果素子。 【請求項8】更なる添加元素としてTi、 Zr、 H
f。 V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W、 Ni、
Cu、 AI。 SiおよびGeから成る群から選ばれた少なくとも一つ
が、0.1〜2原子%添加されて成る前記合金で形成さ
れた反強磁性膜を含む請求項6に記載の磁気抵抗効果素
子。 【請求項9】請求項5ないし8のうちいずれかに記載の
磁気抵抗効果素子を含む磁気ヘッド。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6418090 | 1990-03-16 | ||
| JP2-295326 | 1990-11-02 | ||
| JP2-64180 | 1990-11-02 | ||
| JP29532690 | 1990-11-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04211106A true JPH04211106A (ja) | 1992-08-03 |
| JP3089674B2 JP3089674B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=26405307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3983991A Expired - Fee Related JP3089674B2 (ja) | 1990-03-16 | 1991-03-06 | 反強磁性膜及びこれを用いた磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089674B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5729411A (en) * | 1995-07-12 | 1998-03-17 | Fujitsu Limited | Magnetoresistive head and magnetoresistive recording/reproducing drive with an antiferromagnetic layer of high corrosion resistance |
| US5933297A (en) * | 1992-04-13 | 1999-08-03 | Hitach, Ltd. | Magnetic storage/read system with read head including magnetoresistive element |
| US5986858A (en) * | 1997-03-26 | 1999-11-16 | Fujitsu Limited | Ferromagnetic tunnel-junction magnetic sensor utilizing a barrier layer having a metal layer carrying an oxide film |
| US6007643A (en) * | 1995-07-12 | 1999-12-28 | Fujitsu Limited | Method of manufacturing magnetoresistive head |
| US6057049A (en) * | 1994-12-13 | 2000-05-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Exchange coupling film and magnetoresistive element |
| JP2014015678A (ja) * | 2012-06-12 | 2014-01-30 | Kyushu Univ | 磁気冷凍材料 |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP3983991A patent/JP3089674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6249405B1 (en) | 1992-04-13 | 2001-06-19 | Hitachi, Ltd. | Magnetic head including magnetoresistive element |
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| US6455178B1 (en) | 1994-12-13 | 2002-09-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Exchange coupling film and magnetoresistive element |
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| US6165287A (en) * | 1997-03-26 | 2000-12-26 | Fujitsu Limited | Ferromagnetic tunnel-junction magnetic sensor |
| CN1102283C (zh) * | 1997-03-26 | 2003-02-26 | 富士通株式会社 | 铁磁性隧道结磁传感器 |
| JP2014015678A (ja) * | 2012-06-12 | 2014-01-30 | Kyushu Univ | 磁気冷凍材料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3089674B2 (ja) | 2000-09-18 |
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