JPH0421143Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421143Y2
JPH0421143Y2 JP18294487U JP18294487U JPH0421143Y2 JP H0421143 Y2 JPH0421143 Y2 JP H0421143Y2 JP 18294487 U JP18294487 U JP 18294487U JP 18294487 U JP18294487 U JP 18294487U JP H0421143 Y2 JPH0421143 Y2 JP H0421143Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
coil
circuit
frequency
loop coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18294487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0187436U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18294487U priority Critical patent/JPH0421143Y2/ja
Publication of JPH0187436U publication Critical patent/JPH0187436U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421143Y2 publication Critical patent/JPH0421143Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、位置指示器の状態を識別する方式又
は位置指示器の指定位置を検出するとともにその
状態を識別する装置に用いる位置指示器の同調回
路に関するものである。
(従来の技術) この出願に先立ち、本件出願人は特願昭61−
215696号(昭和61年9月16日出願)(以下、先願
1と称す。)において、タブレツトと位置指示器
との間で電波をやりとりすることにより位置指示
器の状態、例えば入力すべき座標を指定した位置
指示器の状態(以下、ペンダウン状態と称す。)
を識別(検出)する方式について提案し、また、
特願昭61−213970号(昭和61年9月12日出願)
(以下、先願2と称す。)において、タブレツトと
位置指示器との間で電波をやりとりすることによ
り位置指示器の指定位置を検出するとともにその
状態を識別する座標入力装置について提案した。
先願1の内容を簡単に説明すると、タブレツト
の座標入力範囲の周囲に設けたアンテナコイルに
所定の周波数の信号を加えて電波を発信させ、該
電波を位置指示器に設けた同調回路に受信させ、
この時、共振(同調)した前記同調回路のコイル
より発信される電波を、前記信号の供給を停止し
たアンテナコイルに受信させることによつて、該
アンテナコイルに誘導電圧を発生させるととも
に、前記同調回路の同調周波数を位置指示器の状
態の変化に伴つてわずかに変化させるようにな
し、該同調回路の同調周波数の変化を前記誘導電
圧の位相の変化として検出し、これによつて位置
指示器の状態を識別するようになしたものであ
る。
また、先願2の内容を簡単に説明すると、多数
のループコイルを位置検出方向に並設してなるタ
ブレツトのうちの一つのループコイルに所定の周
波数の信号を加えて該一のループコイルより電波
を発信させ、該電波を位置指示器に設けた同調回
路に受信させ、この時、共振(同調)した前記同
調回路のコイルより発信される電波を、前記信号
の供給を停止した前記一のループコイルに受信さ
せることによつて、該一のループコイルに誘導電
圧を発生させ、これらを前記多数のループコイル
の全てに対して繰返し、各ループコイルに発生し
た多数の誘導電圧よりその電圧値が最大となる位
置、即ち位置指示器の指定位置を検出するととも
に、前記同調回路の同調周波数を位置指示器の状
態の変化に伴つてわずかに変化させるようにな
し、該同調回路の同調周波数の変化を前記誘導電
圧の位相の変化として検出し、これによつて位置
指示器の状態を識別するようになしたものであ
る。
前記同調回路の同調周波数を変化させる場合、
周波数を高くする場合と、周波数を低くする場合
とがあり、いずれの場合でも該周波数の変化を誘
導電圧の位相の変化、即ち周波数が高くなること
を位相の進みとして、また、周波数が低くなるこ
とを位相の遅れとして検出し、位置指示器の状態
を識別することが可能であつた。
第2図は従来の同調回路の一例を示すもので、
コイルLの一端に切替スイツチSW1,SW2,
SW3及びSW4の共通接点Cを接続し、コイル
Lの他端にコンデンサC1,C2,C3及びC4
の一端を接続し、さらにコンデンサC1,C2,
C3及びC4の他端を、切替スイツチSW1のノ
ーマルクローズ接NC、切替スイツチSW2のノ
ーマルオープン接点NO、切替スイツチSW3の
ノーマルオープン接点NO及び切替スイツチSW
4のノーマルクローズ接点NCにそれぞれ接続し
てなるものである。
コイルLのインダクタンスをLとし、コンデン
サC1,C2,C3及びC4の容量値をそれぞれ
C1,C2,C3及びC4とすると、切替スイツ
チSW1〜4のいずれも操作しない状態ではその
共振(同調)周波数0は、 0=1/2π{L・(C1+C4)}1/2 となる。
また、切替スイツチSW1を操作した時の同調
周波数1は、 1=1/2π(L・C4)1/2 となる。また切替スイツチSW2を操作した時の
同調周波数2は、 2=1/2π{L・(C1+C2+C4)}1/2 となる。また、切替スイツチSW3を操作した時
の同調周波数3は、 3=1/2π{L・(C1+C3+C4)}1/2 となる。また、切替スイツチSW4を操作した時
の同調周波数4は、 4=1/2π(L・C1)1/2 となる。
ここで、C1<C2<C3<C4とすると、3<2<
0<1<4となり、周波数0がアンテナコイル又
はループコイルより発信される電波の周波数を同
一であるとすれば、切替スイツチSW1を操作し
た時に第1の位相の進み、例えば30°が検出され、
また、切替スイツチSW2を操作した時に第1の
位相の遅れ、例えば−30°が検出され、また、切
替スイツチSW3を操作した時に第2の位相の遅
れ、例えば−60°が検出され、さらにまた、切替
スイツチSW4を操作した時に第2の位相の進
み、例えば60°が検出され、これらから前記ペン
ダウン状態やその他の位置指示器の状態が検出さ
れる如くなつていた。
なお、コイルLの両端に並列に接続された可変
コンデンサVCは前記周波数0をアンテナコイル
又はループコイルより発信される電波の周波数に
一致させるためのものであるが、説明を簡単にす
るため、ここではその容量値を無視することとし
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記同調回路では2つの切替ス
イツチ、例えばSW1及びSW2を同時に操作す
ると、その時の周波数xは、 x=1/2π{L・(C2+C4)}1/2 となり、前記周波数0〜4のいずれでもなくな
り、また、切替スイツチSW1及びSW4を同時
に操作すると、コイルのみとなつて同調回路が構
成されなくなり、従つて、2つ又はそれ以上の切
替スイツチを同時に操作すると、その状態が検出
できなくなるという問題点があつた。
本考案は前記問題点を除去し、2つ以上のスイ
ツチを同時に操作しても予め設定した周波数以外
にならない位置指示器の同調回路を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案では前記問題点を解決するため、タブレ
ツト側より発信された電波を受信し、この際、回
路内に発生する信号に基づいて電波を発生させ、
タブレツト側に返送する位置指示器の同調回路に
おいて、コイルと、ノーマルクローズ接点、ノー
マルオープン接点及び共通接点を有するn(nは
2以上の整数)個の切替スイツチと、それぞれ容
量値の異なる(n+1)個のコンデンサとを備
え、各切替スイツチをノーマルクローズ接点及び
共通接点を介して直列に接続し、接続されない共
通接点をコイルの一端に接続し、該コイルの他端
を各コンデンサの一端に接続し、該各コンデンサ
の他端を各切替スイツチのノーマルオープン接点
及び接続されないノーマルクローズ接点にそれぞ
れ接続した。
(作用) 本考案によれば、複数の切替スイツチのいずれ
も操作しない状態ではその他端が切替スイツチの
ノーマルクローズ接点に接続されたコンデンサが
コイルに接続され、また、いずれかの切替スイツ
チを操作すると、その切替スイツチのノーマルオ
ープン接点に接続されたコンデンサがコイルに接
続され、さらにまた、2つ又はそれ以上の切替ス
イツチを同時に操作すると、そのうちの最もコイ
ル寄りの切替スイツチのノーマルオープン接点に
接続されたコンデンサのみがコイルに接続され
る。
(実施例) 第1図は本考案の位置指示器の同調回路の一実
施例を示すもので、図中、第2図に示す従来例と
同一構成部分は同一符号をもつて表わす。即ち、
Lはコイル、SW1〜SW4は切替スイツチ、C
01,C02,C03,C04及びC05はコン
デンサ、VCは可変コンデンサである。
各切替スイツチSW1〜SW4はそのノーマル
クローズ接点NC及び共通接点Cを介して直列に
接続され、即ち切替スイツチSW1のノーマルク
ローズ接点NCは切替スイツチSW2の共通接点
Cに接続され、また、切替スイツチSW2のノー
マルクローズ接点NCは切替スイツチSW3の共
通接点Cに接続され、さらにまた、切替スイツチ
SW3のノーマルクローズ接点NCは切替スイツ
チSW4の共通接点Cに接続される。また、接続
されない共通接点、即ち切替スイツチSW1の共
通接点CはコイルLの一端に接続され、また、該
コイルLの他端はコンデンサC01〜C05の一
端に接続されている。また、コンデンサC01,
C02,C03,C04及びC05の他端は切替
スイツチSW1,SW2,SW3,SW4のノーマ
ルオープン接点NO及び接続されないノーマルク
ローズ接点、即ち切替スイツチSW4のノーマル
クローズ接点NCにそれぞれ接続されている。な
お、可変コンデンサVCはコイルLの両端に並列
に接続されているが、従来例と同様、その容量値
は考慮しないものとする。
コイルLのインダクタンクをLとし、コンデン
サC01,C02,C03,C04及びC05の
容量値をそれぞれC01,C02,C03,C0
4及びC05とすると、切替スイツチSW1〜4
のいずれも操作しない状態ではその共振(同調)
周波数00は、 00=1/2π(L・C05)1/2 となる。
また、切替スイツチSW1を操作した時の同調
周波数01は、 01=1/2π(L・C01)1/2 となる。また、切替スイツチSW2を操作した時
の同調周波数02は、 02=1/2π(L・C02)1/2 となる。また、切替スイツチSW3を操作した時
の同調周波数03は、 03=1/2π(L・C03)1/2 となる。また、切替スイツチSW4を操作した時
の同調周波数04は、 04=1/2π(L・C04)1/2 となる。
ここで、C01=C4,C02=C1+C2+C4,C03=
C1+C3+C4,C04=C1及びC05=C1+C4とすれ
ば、00=0,01=1,02=2,03=3及び
04=4となり、切替スイツチSW1〜SW4の操
作に従つて、第2図に示した従来の同調回路と同
様な同調周波数の変化が得られる。
一方、前記同調回路では2つの切替スイツチ、
例えばSW1及びSW2が同時に操作された場合、
切替スイツチSW1によつて切替スイツチSW2
以降の回路が切離されるため、コイルLに接続さ
れるコンデンサはC01のみとなる。また、切替
スイツチSW2及びSW3が同時に操作された場
合も同様にコンデンサC02のみがコイルに接続
される。このように2つ又はそれ以上の切替スイ
ツチが同時に操作されても、常に最もコイルL寄
りの切替スイツチに接続されたコンデンサのみが
コイルLに接続され、これに基づいて同調周波数
が決定されるため、予め設定された周波数以外に
なるようなことはない。
従つて、前記実施例によれば、従来の同調回路
における切替スイツチをそのまま利用し、その配
線及びコンデンサの容量値を変えるのみで、従来
の同調回路と同様な機能を持たせることができ
る。
なお、前記切替スイツチSW1〜SW4として
は、例えば松下電工(株)製のFJスイツチ(軽荷重
自立P/C板端子型、AH148061)を用いること
ができる。
第3図は前記同調回路を設けた位置指示器の一
例を示すもので、ここではカーソル10に適用し
た場合を示す。該カーソル10は、合成樹脂等の
非金属材料からなる筐体11の一端に、底面に
「+」の指標が設けられたプラスチツク等の透明
な指標器12を取付け、また、上面に前記スイツ
チSW1〜SW4を設けてなつており、また、前
記指標器12の周囲にはこれを取巻くように前記
コイルLが設けられ、さらに筐体11の内部には
前記コンデンサC01〜C05及び可変コンデン
サVC(図示せず)が内蔵されている。なお、図面
上、コイルLは2ターンのコイルで示されている
が、実際には数10ターンのコイルからなつてい
る。
第4図は前記カーソル10を用いる座標入力装
置の一実施例を示すもので、図中、20はタブレ
ツト、30は制御回路、31は信号発生回路、3
2及び33はX方向及びY方向の選択回路、3
4,35は送受切替回路、36はXY切替回路、
37は受信タイミング切替回路、38は帯域フイ
ルタ(BPF)、39は検波器、40は低域フイル
タ(LPF)、41,42は位相検波器(PSD)、
43,44は低域フイルタ(LPF)、45,46
は駆動回路、47,48は増幅器、49はホスト
コンピユータ、50は表示装置、51は出力装置
である。
なお、カーソル10中の符号13は第1図に示
す同調回路全体を表わすものとする。
第5図はタブレツト20を構成するX方向のル
ープコイル群21及びY方向のループコイル群2
2の詳細を示すものである。X方向のループコイ
ル群21はX方向に沿つて互いに平行で且つ重な
り合う如く配置された多数、例えば48本のループ
コイル21−1,21−2,……21−48から
なり、また、Y方向のループコイル群22はY方
向に沿つて互いに平行で且つ重なり合う如く配置
された多数、同じく48本のループコイル22−
1,22−2,……22−48からなり、該X方
向のループコイル群21とY方向のループコイル
群22とは互いに密接して重ね合わされ(但し、
図面では理解し易いように両者を離して描いてい
る。)、さらに図示しない非金属素材からなるケー
スに収容されている。なお、ここでは各ループコ
イルを1ターンで構成したが、必要に応じて複数
ターンとなしても良い。
次に前記装置の動作をその構成とともに説明す
るが、まず、タブレツト20とカーソル10との
間で電波が送受信されるようす並びにこの際、得
られる信号について、第6図に従つて説明する。
前記制御回路30は周知のマイクロプロセツサ
等より構成され、信号発生回路31を制御すると
ともに、第7図に示すフローチヤートに従つて選
択回路32及び33を介してタブレツト20の各
ループコイルの切替を制御し、また、XY切替回
路36及び受信タイミング切替回路37に対して
座標検出方向の切替を制御し、さらにまた、低域
フイルタ40,43,44からの出力値をアナロ
グ・デイジタル(A/D)変換し、後述する演算
処理を実行してカーソル10による入力座標を求
め、さらに受信信号の位相を検出し、切替スイツ
チSW1〜SW4の操作状態、即ちカーソル10
の状態を識別し、これらをホストコンピユータ4
9に送出する。
選択回路32は前記X方向のループコイル群2
1より一のループコイルを順次選択するものであ
り、また、選択回路33は前記Y方向のループコ
イル群22より一のループコイルを順次選択する
ものであり、それぞれ制御回路30からの情報に
従つて動作する。
送受切替回路34は前記選択されたX方向の一
のループコイルを駆動回路45並びに増幅器47
に交互に接続するものであり、また、送受切替回
路35は前記選択されたY方向の一のループコイ
ルを駆動回路46並びに増幅器48に交互に接続
するものであり、これらは後述する送受切替信号
に従つて動作する。
信号発生回路31は前記周波数0、例えば
500kHzの矩形波信号A、該矩形波信号Aの位相
を90°遅らせた信号B、所定の周波数k、例えば
15.625kHzの送受切替信号C及び受信タイミング
信号Dを発生する。前記矩形波信号Aはそのまま
位相検波器41に送出されるとともに、図示しな
い低域フイルタにより正弦波信号Eに変換され、
さらにXY切替回路36を介して駆動回路45又
は46のいずれか一方に送出され、また、矩形波
信号Bは位相検波器42に送出され、また、送受
切替信号Cは送受切替回路34及び35に送出さ
れ、さらにまた、受信タイミング信号Dは受信タ
イミング切替回路37に送出される。
今、制御回路30よりX方向を選択する情報が
XY切替回路36及び受信タイミング切替回路3
7に入力されているとすると、前記正弦波信号E
は駆動回路45に送出され平衡信号に変換され、
さらに送受切替回路34に送出されるが、該送受
切替回路34は送受切替信号Cに基づいて駆動回
路45又は増幅器47のいずれか一方を切替接続
するため、送受切替回路34より選択回路32に
出力される信号は時間T(=1/2k)、ここでは
32μsec毎に500kHzの信号を出したり出さなかつ
たりする信号Fとなる。
前記信号Fは選択回路32を介してタブレツト
20のX方向の一のループコイル21−i(i=
1,2,……48)に送出されるが、該ループコ
イル21−iは前記信号Fに基づく電波を発生す
る。
この際、タブレツト20上にカーソル10が載
置されていると、該電波はカーソル10のコイル
Lを励振し、その同調回路13に前記信号Fに同
期した誘導電圧Gを発生させる。
その後、信号Fにおいて信号無しの期間、即ち
受信期間に入るとともにループコイル21−iが
増幅器47側に切替えられると、該ループコイル
21−iよりの電波は直ちに消滅するが、前記誘
導電圧Gは同調回路13内の損失に応じて徐々に
減衰する。
一方、前記誘導電圧Gに基づいて同調回路13
を流れる電流はコイルLより電波を発信させる。
該電波は増幅器47に接続されたループコイル2
1−iを逆に励振するため、該ループコイル21
−iにはコイルLからの電波による誘導電圧が発
生する。該誘導電圧は受信期間の間のみ送受切替
回路34より増幅器47に送出され増幅されて受
信信号Hとなり、さらに受信タイミング切替回路
37に送出される。
受信タイミング切替回路37にはX方向又はY
方向の選択情報のいずれか一方、ここではX方向
の選択情報と、実質的に送受切替信号Cの反転信
号である受信タイミング信号Dとが入力されてお
り、該信号DがハイHレベルの期間は受信信号H
を出力し、ローLレベルの期間は何も出力しない
ため、その出力には信号I(実質的に受信信号H
と同一)が得られる。
前記信号Iは帯域フイルタ38に送出される
が、該帯域フイルタ38は周波数f0を固有の振
動数とするセラミツクフイルタであり、前記信号
I中の周波数f0成分のエネルギーに応じた振幅
を有する信号J(厳密には、数個の信号Iが帯域
フイルタ38に入力され収束した状態において)
を検波器39及び位相検波器41,42に送出す
る。
前記検波器39に入力された信号Jは検波・整
流され、信号Kとされた後、遮断周波数の充分低
い低域フイルタ40にて前記振幅のほぼ1/2に対
応する電圧値、例えばVxを有する直流信号Mに
変換され、制御回路30に送出される。
前記信号Mの電圧値Vxはカーソル10とルー
プコイル21−iとの間の距離に依存した値、こ
こではほぼ距離の4乗に反比例した値を示し、ル
ープコイル21−iが切替えられると変化するた
め、制御回路30において、各ループコイル毎に
得られる電圧値Vxをデイジタル値に変換し、こ
れらに後述する演算処理を実行することにより、
カーソル10によるX方向の入力座標が求められ
る。なお、カーソル10によるY方向の入力座標
についても同様にして求められる。
一方、位相検波器41及び42には前記矩形波
信号A及びBが検波信号として入力されており、
この時、信号Jの位相が矩形波信号Aの位相とほ
ぼ一致しているとすると、位相検波器41はちよ
うど信号Jを正側に反転した信号N1(実質的に
信号Kと同一)を出力し、また、位相検波器42
は正側及び負側に対称な波形を有する信号N2を
出力する。
前記信号N1は前記同様の低域フイルタ43に
て信号Jの振幅のほぼ1/2に対応する電圧値、即
ちVxを有する直流信号O1(実質的に信号Mと
同一)に変換され制御回路30に送出され、ま
た、信号N2は同様の低域フイルタ44にて直流
信号O2に変換され制御回路30に送出される
が、ここでは位相検波器42の信号N2において
正側及び負側の成分が同一であるため、低域フイ
ルタ44の出力の電圧値は0[V]となる。
制御回路30では低域フイルタ43及び44の
出力値、ここでは信号O1及びO2をデイジタル
値に変換し、さらにこのデイジタル値を用いて下
記(1)式の演算処理を行ない、位相検波器41及び
42に加わつた信号、ここではJと矩形波信号A
との位相差θを求める。
θ=−tan-1(VQ/VP) ……(1) 但し、VPは低域フイルタ43の出力に対応する
デイジタル値を、また、VQは低域フイルタ44
の出力に対応するデイジタル値を示す。例えば、
前述した信号Jの場合、信号O1の電圧値はVx
であるちが、信号O2の電圧値は0[V]、即ち
VQ=0であるから位相差θ=0°となる。
ところで、前記信号Jの位相はカーソル10の
同調回路13における同調周波数に対応して変化
する。即ち、同調回路13における同調周波数が
周波数f0である場合、同調回路13には信号の
送信期間及び受信期間とも周波数0の誘導電圧が
発生し、また、これに同期した誘導電流が流れる
ため、前記受信信号H(又はI)の周波数及び位
相は矩形波信号Aと一致することになり、前記信
号Jの位相も矩形波信号Aと一致する。
一方、同調回路28における同調周波数が周波
数0よりわずかに高い周波数、例えば前記周波数
1の場合、信号の送信期間において、同調回路1
3には周波数0の誘導電圧が発生するが、その
時、該同調回路13には位相進みを伴う誘導電流
が流れ、また、信号の受信期間においてはほぼ周
波数1の誘導電圧及びこれに同期した誘導電流が
流れるため、前記受信信号H(又はI)の周波数
は矩形波信号Aの周波数よりわずかに高く、ま
た、その位相もやや進んだものとなる。前述した
ように帯域フイルタ38は周波数0のみを振動数
とするものであるから、その入力信号の高い方へ
の周波数のずれは位相進みとして出力されること
になり、従つて、前記信号Jの位相は受信信号H
(又はI)よりさらに進んだものとなる。
また、逆に同調回路13における同調周波数が
周波数0よりわずかに低い周波数、例えば前記周
波数2の場合、信号の送信期間において、同調回
路13には周波数0の誘導電圧が発生するが、そ
の時、該同調回路13には位相遅れを伴う誘導電
流が流れ、また、信号の受信期間においてはほぼ
周波数2の誘導電圧及びこれに同期した誘導電流
が流れるため、前記受信信号H(又はI)の周波
数は矩形波信号Aの周波数よりわずかに低く、ま
た、その位相もやや遅れたものとなる。帯域フイ
ルタ38において、その入力信号の低い方への周
波数のずれは、前述した場合とは逆に位相遅れと
して出力されることになり、従つて、前記信号J
の位相は受信信号H(又はI)よりさらに遅れた
ものとなる。
前述したように同調回路13の同調周波数はカ
ーソル10の切替スイツチSW1〜SW4に対す
る操作に応じて変化するため、前記(1)式により求
められる位相差θも該操作に対応して変化する。
該位相差θは前記切替スイツチSW1〜SW4の
操作状態、即ちカーソル10の状態を表わす情報
(以下、状態識別情報と称す。)に変換された上で
X方向及びY方向の座標値とともに、ホストコン
ピユータ49へ送出される。
次に、第7図乃至第10図に従つて座標検出動
作及び状態識別動作を詳細に説明する。
まず、装置全体の電源が投入され、測定開始状
態になると、制御回路30はX方向を選択する情
報をXY切替回路36及び受信タイミング切替回
路37に送出するとともに、タブレツト20のX
方向のループコイル21−1〜21−48のう
ち、最初のループコイル21−1を選択する情報
を選択回路32に送り、該ループコイル21−1
を送受切替回路34に接続する。
送受切替回路34は前述した送受切替信号Cに
基づいて、ループコイル21−1を駆動回路45
並びに増幅器47に交互に接続するが、この際、
駆動回路45は32μsecの送信期間において、第8
図aに示すような500kHzの16個の正弦波信号を
該ループコイル21−1へ送る(なお、第6図で
は図面の都合上、そのうちの5個のみを表示して
いる。)。
前記送信及び受信の切替は第8図bに示すよう
に一のループコイル、ここでは21−1に対して
7回繰返される。この7回の送信及び受信の繰返
し期間が、一のループコイルの選択期間
(448μsec)に相当する。
この時、増幅器47の出力には一のループコイ
ルに対して7回の受信期間毎に誘導電圧が得られ
るが、この誘導電圧は前述したように受信タイミ
ング切替回路37を介して帯域フイルタ38に送
出され平均化され、検波器39、位相検波器4
1,42及び低域フイルタ40,43,44を経
て制御回路30に送出される。
制御回路30は前記低域フイルタ40の出力値
をA/D変換して入力し、カーソル10とループ
コイル21−1との距離に依存した検出電圧、例
えばVx1として一時記憶する。
次に、制御回路30はループコイル21−2を
選択する情報を選択回路32に送り、該ループコ
イル21−2を送受切替回路34に接続し、カー
ソル10とループコイル21−2との距離に比例
した検出電圧Vx2を得てこれを記憶し、以後、
同様にループコイル21−3〜21−48を順
次、送受切替回路34に接続し、第8図cに示す
ような各ループコイル毎のカーソル10とのX方
向の距離に比例した検出電圧Vx1〜Vx48(但
し、第8図cにはその一部のみをアナログ的な表
現で示す。)を記憶する。
実際の検出電圧は、第9図に示すようにカーソ
ル10が置かれた位置xpを中心として、その前
後の数本のループコイルのみに得られる。
制御回路30は前記記憶した検出電圧の電圧値
が一定の検出レベル以上であるか否かをチエツク
し、一定の検出レベル以下であれば、再度、X方
向の各ループコイルの選択及び電圧検出を繰返
し、また、一定の検出レベル以上であれば、次の
処理へ進む。
次に、制御回路30はXY切替回路36及び受
信タイミング切替回路37にY方向の選択情報を
送出し、前記同様にして選択回路33及び送受切
替回路35を切替え、電波を送受信した時の低域
フイルタ40の出力値をA/D変換して得られる
カーソル10とY方向の各ループコイル22−1
〜22−48との距離に依存した検出電圧を一時
記憶する。この後、前記同様にレベルチエツクを
行ない、一定の検出レベル以下であれば、再度、
X方向の各ループコイルの選択及び電圧検出へ戻
り、また、一定の検出レベル以上であれば、前記
記憶した電圧値より後述する如くして、カーソル
10のX方向及びY方向の座標値を算出する。
次に、制御回路30は前記X方向のループコイ
ル21−1〜21−48(又はY方向のループコ
イル22−1〜22−48)のうち、最大の検出
電圧が得られたループコイル(ピークコイル)を
選択する情報を選択回路32又は33に送出し、
前記電波の送受信を複数回、例えば7回繰返さ
せ、その時、低域フイルタ43及び44より得ら
れた出力値をA/D変換し、前述したようにして
位相差θを算出する。
前記位相差θはその角度によつて状態識別情報
に変換され、前述したカーソル10のX方向及び
Y方向の座標値とともにホストコンピユータ49
に転送される。
このようにして第1回目の座標検出動作及び状
態識別動作が終了すると、制御回路30は第10
図に示すように第2回目以降の座標検出動作とし
て、前記X方向のループコイル21−1〜21−
48のうち、最大の検出電圧が得られたループコ
イルを中心として、その前後の一定数、例えば10
本のループコイルのみを選択する情報を選択回路
32に送出し、また、Y方向のループコイル22
−1〜22−48のうち、最大の検出電圧が得ら
れたループコイルを中心として、その前後の一定
数、同じく10本のループコイルのみを選択する情
報を選択回路33に送出し、前記同様にして出力
値を得てカーソル10に対するX方向及びY方向
の座標検出動作並びに状態識別動作を行ない、得
られた座標値及び状態識別情報をホストコンピユ
ータ49に転送し、以下、これらを繰返す。
なお、前述したレベルチエツクを詳細に説明す
ると、検出電圧の最大値が検出レベルに達してい
るか否か及び最大値の検出電圧を有するループコ
イルがどのループコイルであるかをチエツクし、
検出レベルに達していなければ以後の座標計算等
を停止し、また、次回の座標検出動作及び状態識
別動作において選択するループコイルの中心を設
定する処理である。
X方向又はY方向の座標値、例えば前記座標値
xpを求める算出方法の一つとして、前記検出電
圧Vx1〜Vx48の極大値付近の波形を適当な函
数で近似し、その函数の極大値の座標を求める方
法がある。
例えば第8図cにおいて、最大値の検出電圧
Vx3と、その両側の検出電圧Vx2及びVx4を
2次函数で近似すると、次のようにして算出する
ことができる(但し、各ループコイル21−1〜
21−48の中心位置の座標値をx1〜x48と
し、その間隔をΔxとする。)。まず、各電圧と座
標値より、 Vx2=a(x2−xp)2+b ……(2) Vx3=a(x3−xp)2+b ……(3) Vx4=a(x4−xp)2+b ……(4) となる。ここで、a,bは定数(a<0)であ
る。
また、 x3−x2=Δx ……(5) x4−x2=2Δx ……(6) となる。(5),(6)式を(3),(4)式に代入して整理する
と、 xp=x2+Δx/2{(3Vx2−4Vx3+Vx4)/
(Vx2−2Vx3+Vx4)} ……(7) となる。
従つて、各検出電圧Vx1〜Vx48より、前記
レベルチエツクの際に求められた最大値の検出電
圧及びその前後の検出電圧を抽出し、これらと該
最大値の検出電圧が得られたループコイルの1つ
前のループコイルの座標値(既知)とから前述し
た(7)式に相当する演算を行なうことにより、カー
ソル10の座標値xpを算出できる。
一方、ホストコンピユータ49は制御回路30
より送出されたデータを一旦、バツフアメモリ等
に記憶し、そのうちの状態識別情報の内容に従つ
て所定のデータ処理を実行し、その結果を表示装
置50上に表示させ、また、必要に応じて出力装
置51よりハードコピーを出力させる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、一の切替
スイツチのノーマルクローズ接点に切替スイツチ
の共通接点を接続するようになしたため、各切替
スイツチに優先順位が付与され、2つ又はそれ以
上の切替スイツチを同時に操作しても、そのうち
の最もコイル寄りの切替スイツチのみが有効とな
り、そのコンデンサとコイルによつて決定される
周波数、即ち予め設定された同調周波数が得ら
れ、しかも従来の同調回路における配線及びコン
デンサの容量値を変えるのみで実現できる等の利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の位置指示器の同調回路の一実
施例を示す図、第2図は従来の位置指示器の同調
回路の一例を示す図、第3図は第1図の同調回路
を備えたカーソルの斜視図、第4図は第3図のカ
ーソルを用いる座標入力装置の一実施例を示す構
成図、第5図はタブレツトのX方向及びY方向の
ループコイル群の詳細な構成図、第6図は第4図
の各部の信号波形図、第7図は制御回路における
処理の流れ図、第8図a,b,cは制御回路にお
ける基本的な座標検出動作を示すタイミング図、
第9図は第1回目の座標検出動作の際に各ループ
コイルより得られる検出電圧を示す図、第10図
は第2回目以降の座標検出動作及び状態識別動作
を示すタイミング図である。 L……コイル、SW1〜SW4……切替スイツ
チ、C01,C02,C03,C04,C05…
…コンデンサ、NC……ノーマルクローズ接点、
NO……ノーマルオープン接点、C……共通接
点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タブレツト側より発信された電波を受信し、こ
    の際、回路内に発生する信号に基づいて電波を発
    生させ、タブレツト側に返送する位置指示器の同
    調回路において、 コイルと、ノーマルクローズ接点、ノーマルオ
    ープン接点及び共通接点を有するn(nは2以上
    の整数)個の切替スイツチと、それぞれ容量値の
    異なる(n+1)個のコンデンサとを備え、 各切替スイツチをノーマルクローズ接点及び共
    通接点を介して直列に接続し、接続されない共通
    接点をコイルの一端に接続し、該コイルの他端を
    各コンデンサの一端に接続し、該各コンデンサの
    他端を各切替スイツチのノーマルオープン接点及
    び接続されないノーマルクローズ接点にそれぞれ
    接続した。 ことを特徴とする位置指示器の同調回路。
JP18294487U 1987-12-02 1987-12-02 Expired JPH0421143Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18294487U JPH0421143Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18294487U JPH0421143Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0187436U JPH0187436U (ja) 1989-06-09
JPH0421143Y2 true JPH0421143Y2 (ja) 1992-05-14

Family

ID=31474383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18294487U Expired JPH0421143Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0421143Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0187436U (ja) 1989-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960001648B1 (ko) 좌표입력장치 및 그 입력펜
US4786765A (en) Coordinates input system
JPH01194019A (ja) 位置検出装置
JP3517449B2 (ja) 位置検出方法及びその装置
JPS63108424A (ja) 位置検出装置
JP2885447B2 (ja) 位置検出装置及びその位置指示器
JPH0421143Y2 (ja)
JP2608895B2 (ja) 座標入力方法及びその装置
JP2513685B2 (ja) 位置検出装置
JP2602878B2 (ja) 座標入力装置の入力ベン
JPH054034Y2 (ja)
JPH0235512A (ja) 位置指示器
JP2608901B2 (ja) 座標入力装置
JP2583508B2 (ja) 位置検出装置
JPH07113872B2 (ja) 位置検出装置およびその位置指示器
JPS63108426A (ja) 位置検出装置
JPH0253128A (ja) 位置検出装置
JP2583512B2 (ja) 位置指示器の同調回路
JPH07113870B2 (ja) 反射型位置指示器
JP2966854B2 (ja) 座標入力装置
JP2513686B2 (ja) 座標入力装置
JP2513683B2 (ja) 位置検出装置
JPH0273418A (ja) 位置指示器
JPS63108425A (ja) 位置検出装置
JPS63121919A (ja) 座標入力装置