JPH04212190A - クリーニングブレード及びこれを用いた装置 - Google Patents

クリーニングブレード及びこれを用いた装置

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JPH04212190A
JPH04212190A JP3017642A JP1764291A JPH04212190A JP H04212190 A JPH04212190 A JP H04212190A JP 3017642 A JP3017642 A JP 3017642A JP 1764291 A JP1764291 A JP 1764291A JP H04212190 A JPH04212190 A JP H04212190A
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blade
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    • G03G21/0011Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using a blade; Details of cleaning blades, e.g. blade shape, layer forming
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電複写機、プリンター
やファクシミリなどの画像形成装置、特にそのクリーニ
ング装置に用いられ像担持体表面に圧接して表面に残留
するトナーを清掃除去するクリーニングブレードおよび
これを用いた装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トナー像を転写機に転写する画像装置と
しては、具体的には複写機、レーザービームプリンター
(LBP)、ファクシミリ等が挙げられる。トナー像を
転写機に転写する画像装置を図1に示す装置を例に取っ
て説明する。
【0003】一次帯電器2で感光体表面を負極性に帯電
し、レーザ光による露光5によりイメージスキャニング
によりデジタル潜像を形成し、磁性ブレード11および
磁石14を内包している現像スリーブを具備する現像器
9の一成分系磁性現像剤10で該潜像を反転現像する。 現像時には、現像部において像担持体1の導電性基体1
6と現像スリーブ4との間で、バイアス印加手段12に
より交互バイアス、パルスバイアスおよび/または直流
バイアスが印加される。
【0004】感光層15および導電性基体16を有する
像担持体(感光ドラム)1は、矢印方向に回転し、また
現像剤担持体である非磁性円筒の現像スリーブ4は、現
像部において像担持体1表面と同方向に進むように回転
する。現像剤担持体4の内部には、磁界発生手段出ある
多極永久磁石(マグネットロール)14が回転しないよ
うに配されており、現像器9内の一成分系絶縁性磁性現
像剤10は現像剤担持体4の表面上に塗布され、かつ現
像剤担持体4表面とトナー粒子との摩擦によって、トナ
ー粒子はマイナスのトリボ電荷が与えられる。さらに現
像剤担持体4の表面に近接して(間隔50μm〜500
μm)、多極永久磁石の一つの磁極位置に対向配置され
る鉄製の磁性ドクターブレード11により、現像剤層は
、厚さが薄く(30μm〜300μm)且つ均一に規制
され、現像部における像担持体1と現像剤担持体4の間
透よりも薄く非接触となるように形成される。
【0005】次に転写紙Pが搬送されて、転写部にくる
と転写帯電器3により転写紙Pの背面(像担持体1側と
反対面)から正極性の帯電をすることにより、像担持体
1表面上の負荷電性トナー像が転写紙P上へ静電転写さ
れる。像担持体1から分離された転写紙Pは、加熱加圧
ローラ定着器7により転写紙P上のトナー画像は定着さ
れる。
【0006】転写工程後の像剤担持1に残留する一成分
系現像剤は、クリーニングブレードを有するクリーニン
グ器8で除去される。クリーニング後の像担持体1は、
イレース露光6により除電され、再度、一次帯電器2に
よる帯電工程から始まる工程が繰り返される。また、二
成分系現像剤を用いて画像を形成するトナー像を転写機
に転写する画像装置の場合にも、一成分系現像剤を用い
る場合と同様に像担持体1表面に残留する現像剤をクリ
ーニングブレード8で除去される。
【0007】クリーニングブレードによるトナーの除去
清掃が不十分であると像剤担持上にトナーが残留した状
態で次の潜像が形成されてしまうため、形成された潜像
の一部が欠落することになる。
【0008】クリーニングブレードは主にポリウレタン
ゴム弾性体からなる板状の成形品であり、像担持体表面
に接触させその表面に付着したトナーを物理的に清掃除
去する。しかしこの場合ブレードは、トナー粒子の像担
持体表面への静電的吸引力に打ち勝ってトナー粒子を像
担持体表面から除去しなければならないので、大きな圧
力で像担持体表面に押し付けなければならない。そのた
め像担持体とクリーニングブレードとの間に大きな摩擦
力が生じ、クリーニングブレードがめくれて反転してし
まい像担持体が駆動しなかったりまたクリーニングを行
なわなくなったり、像担持体表面が柔らかいものの場合
大きく表面を削り画像に不良が出たり像担持体の寿命を
短くしたりする。特に初期の場合には、像担持体表面が
平滑であるためブレードとの間に凝着を起こし、ブレー
ドがめくれ易くなっている。
【0009】このような問題を解決するために従来から
種々の改良がなされている。例えば、クリーニングブレ
ード先端にPTFE、PVDF等のフッ素樹脂粉末を塗
布し、初期のめくれを防止する手段が講じられている。 しかしながらこの方法は、フッ素樹脂粉末はブレード表
面に静電的な弱い相互作用で保持されているにすぎず、
使用中に容易にブレード表面から離脱してしまう。離脱
したフッ素樹脂粉末が像担持体上に付着したまま帯電を
行なうとフッ素樹脂が異常帯電し像担持体に電気的なメ
モリーを残し、画像に不良が生じる問題がある。さらに
像担持体の帯電方式に図1に示す一次帯電器2に代えて
接触帯電方式を用いた場合、ブレード上から離脱したフ
ッ素樹脂粉末が像担持体と接触帯電器との間に挟まり帯
電不良を起こしたり、接触帯電器に付着し帯電不良を起
こし画像に不良が生じる問題がある。
【0010】また別途の解決法としてナイロン樹脂をコ
ートする方法が提案されている(特開昭59−5227
3号公報)。この方法によると摩擦係数は低減するもの
の十分ではなく、特に初期の場合像担持体表面が平滑で
あるためブレード表面と凝着を起こしブレード捲れを生
じたり、コート層のはがれ、欠けが生じる場合がある。 更に高温高湿環境下での使用の場合には、ナイロンの摩
擦係数が環境に左右されるため、ブレード捲れ、欠けが
生じてしまう問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は(1)上述の如く従来の問題点を解決したクリーニ
ングブレードを提供すること、すなわち像担持体表面と
圧接させるクリーニングブレードの摩擦係数を十分に低
減させ、かつこの低摩擦係数を維持して、転写工程後に
像担持体に残留するトナーを常に確実に除去清浄するこ
とができると共に、良好な画像を常に安定して得ること
のできるクリーニングブレードを提供すること。
【0012】(2)ブレード本体が良好なゴム弾性を有
し、耐摩耗性にすぐれ長期間に渡り安定して像担持体の
残留トナーを除去清浄をすることのできるクリーニング
ブレードを提供すること。
【0013】(3)塑性永久変形がおこりにくく、像担
持体に対して常に一定の圧接力で圧接して、像担持体の
残留トナーを除去清掃の行なうことのできるクリーニン
グブレードを提供すること。
【0014】(4)被膜層の摩擦係数がさらに低くクリ
ーニングブレードがめくれたりせず像担持体に残留する
トナーの除去清浄をより確実に行なうことのできるクリ
ーニングブレードを提供すること。
【0015】(5)クリーニングブレードの弾性変形を
さまたげることなく、像担持体に圧接すると共に、被膜
層の摩耗が少なく被膜層の有する特性を長く維持でき耐
久性の有するクリーニングブレードを提供すること。
【0016】(6)被膜層から滑性粒子が離脱しずらく
、安定した低摩擦係数を維持することのできるクリーニ
ングブレードを提供すること。
【0017】(7)クリーニングブレードを像担持体に
圧接させて使用したときに、ブレードのめくれをより確
実に防止することのできるクリーニングブレードを提供
することにある。
【0018】(8)バインダー樹脂に滑性粒子が均一に
分散された被膜層を有するクリーニングブレードを提供
すること。
【0019】(9)接触帯電方式を用いた像担持体の帯
電方式に好ましく用いられるクリーニングブレードを提
供すること。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴム状弾性を
有するブレード本体を有するクリーニングブレードにお
いて、ブレード本体の表面に、滑性粒子およびバインダ
ー樹脂を含有する被膜層を有することを特徴とするクリ
ーニングブレードである。
【0021】また本発明は、上記のブレード本体が、ウ
レタンゴムによって形成されていることを特徴とするク
リーニングブレードである。
【0022】さらに本発明は、上記のウレタンゴムが、
2液性熱硬化型ポリウレタンゴムであることを特徴とす
るクリーニングブレードである。
【0023】さらにまた本発明は、上記被膜層は、滑性
を有するバインダー樹脂を含有していることを特徴とす
るクリーニングブレードである。
【0024】さらにまた、本発明は、上記滑性を有する
バインダー樹脂が、ナイロン樹脂であることを特徴とす
るクリーニングブレードである。
【0025】さらにまた本発明は、上記滑性粒子が、不
定形形状を有することを特徴とするクリーニングブレー
ド。
【0026】さらにまた本発明は、上記滑性粒子が、フ
ッ素化合物によって形成されていることを特徴とするク
リーニングブレードである。
【0027】さらにまた本発明は、上記フッ素化合物が
、フッ化黒鉛によって形成されていることを特徴とする
クリーニングブレードである。
【0028】クリーニングブレードは、ゴム状弾性を有
するブレード本体の表面に、滑性粒子およびバインダー
樹脂を含有する被膜層を有するため、該滑性粒子によっ
て摩擦係数が低減する。従って像担持体にクリーニング
ブレードを圧接させて使用すると、クリーニングブレー
ドがめくれたりせず、ブレード本体の表面の滑性粒子を
含有する被膜層が像担持体と接触して像担持体に残留す
るトナーを確実に除去清浄する。このとき滑性粒子は被
膜層にバインダー樹脂と共に含有されているので被膜層
から離脱せずクリーニングブレードは、安定した低摩擦
係数を維持する。
【0029】また上記ブレード本体をウレタンゴムによ
って形成した場合には、良好なゴム状弾性を有すると共
に、耐摩耗性が良好であるので、長期間に渡り安定して
像担持体の残留トナーを除去清浄を行なう。
【0030】さらに上記ウレタンゴムを2液性熱硬化型
ポリウレタンゴムを用いる場合には、永久歪が小さいた
め塑性永久変形がおこりにくく、像担持体に対して常に
一定の圧接力で圧接して像担持体の残留トナーを除去清
浄を行なう。
【0031】さらにまた上記被膜層に滑性を有するバイ
ンダー樹脂を用いる場合には、滑性粒子と相俟って、よ
り摩擦係数が低減してクリーニングブレードがめくれた
りせず、像担持体に残留するトナーの除去清浄をより確
実に行なう。
【0032】さらにまた上記滑性を有するバインダー樹
脂として、ナイロン樹脂を用いた場合には、クリーニン
グブレードの弾性変形をさまたげることなく、クリーニ
ングブレードは、像担持体の表面形状に追従して安定し
て圧接する。また被膜層の摩耗が少なく被膜層の特性を
長く維持でき耐久性を有している。
【0033】さらにウレタンゴムによって形成されたブ
レード本体とは、非常に良好な密着性を有するので、被
膜層はブレード本体に強固に密着する。
【0034】さらにまた上記滑性粒子に不定形形状を有
する粒子を用いる場合には、被膜層のバインダー樹脂に
アンカー効果による機械的固着力も加わって固着された
状態で被膜層を形成するので、滑性粒子は被膜層から、
さらに離脱しずらくなり、クリーニングブレードは安定
した低摩擦係数をより一層維持する。
【0035】さらにまた、滑性粒子としてフッ化化合物
を用いる場合には、フッ素化合物の低摩擦係数によりク
リーニングブレードを像担持体に圧接させて使用したと
きのクリーニングブレードのめくれをより確実に防止で
きる。
【0036】さらにまた、フッ素化合物としてフッ素黒
鉛を用いた場合には、バインダー樹脂との分散性が良好
であり、被膜層中に均一に分散される。
【0037】以下本発明をさらに詳細に説明する。
【0038】本発明におけるクリーニングブレードは、
ゴム状弾性を有するブレード本体の表面に、滑性粒子と
バインダー樹脂を含有する被膜層が形成される。被膜層
には必要により他の第3物質を含ませても良い。
【0039】本発明で用いる滑性粒子としては、無機物
質、有機物質等一般的に固体潤滑剤として知られている
ものが使用でき、無機物質としては、タルク、炭酸カル
シウム、二流化モリブデン、二酸化ケイ素、黒鉛等があ
げられ、また有機物質としては、フッ素樹脂、ナイロン
樹脂(ポリアミド)、シリコン樹脂、ポリアセタール樹
脂等があげられるが、この中でも特に有機物質、無機物
質を問わずフッ素系化合物が特に摩擦抵抗が低いことか
ら好ましい。
【0040】フッ素系化合物粉末としては、フッ化黒鉛
、ポリフッ化ビニリデン樹脂、四フッ化エチレン樹脂、
四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂、四
フッ化エチレン−パ−フルオロアルコキシエチレン共重
合樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ化エチレン
−エチレン共重合樹脂等が挙げられる。
【0041】また滑性粒子に望まれる他の条件としては
、ブレード本体の表面に形状する被膜層のバインダー樹
脂との固着力が高い点である。従ってこの条件を満たす
ためには、球形粒子よりも不定形形状粒子である方が好
ましい。不定形形状であれば、バインダー樹脂との密着
力に加えてアンカー効果による機械的固着力が加わるた
め、被膜層から滑性粒子が離脱しずらくなるからである
【0042】これらの事から考えると、滑性粒子として
は、リン片状結晶であり不定形形状で、かつ摩擦係数の
低いフッ化黒鉛が特に好ましい。フッ化黒鉛としては、
例えば(C2F)n型であるセフボンDM(セントラル
硝子社製)、(CF)n型であるセフボンCMA、セフ
ボンCMF(セントラル硝子社製)、フッ化炭素#20
65、#1030、#1000(旭硝子社製)、CF−
100(日本カーボン)、また(CF)n型でフッ素化
率を変えたフッ化炭素#2028、#2010(旭硝子
社製)、さらには上記フッ化黒鉛をアミン等の塩基で処
理し表面のフッ素を除去したもの等が挙げられるが、こ
れに限定されるものではない。
【0043】また滑性粒子の平均粒子径はトナーのクリ
ーニングを損なわないために10ミクロン以下が好まし
い。
【0044】また滑性粒子の添加量は、バインダー樹脂
100重量部に対して1〜200重量部、得には、摩擦
低減効果および被膜層の機械的強度の点から、5〜50
重量部が好ましい。
【0045】本発明で用いるバインダー樹脂としては、
一般にコーティング剤として使用されるものであれば良
いが、ブレード本体の表面に被膜層として形成し像担持
体と圧接して使用する事から考えると特に摩擦係数の低
い樹脂が好ましい。このようなバインダー樹脂の例とし
ては、ナイロン樹脂(ポリアミド)、シリコン樹脂、ポ
リアセタール樹脂、フッ素樹脂等があげられる。
【0046】またバインダー樹脂に望まれる他の条件と
しては、ブレード本体の弾性変形をさまたげることなく
、像担持体の表面形状に追従する事ができる事である。
【0047】さらに他の条件としては、耐摩耗性が良好
であり、またブレード本体との密着性が良好であり、さ
らに滑性粒子との分散性が良好である事である。
【0048】これらの事から考えると、バインダー樹脂
としてはナイロン樹脂材料のコーティング剤が好ましい
。このコーティング剤は、上述のフッ化黒鉛との分散性
が良好である。
【0049】このコーティング剤は、製造の簡便さの観
点から溶剤に可溶であるのが好ましく、市販されている
ものとしてはプラタミドM1276、M995(プラー
テ・ボン社製)、CM4000、CM8000(東レ社
製)あるいは架橋可能であるトレジンF30、MF30
、EF30T(帝国化学産業社製)T171(ダンセル
・ヒュルス社製)等が挙げれるがこれに限定されるもの
ではない。
【0050】本発明の滑性粒子とバインダー樹脂を含有
する被膜層の膜厚は、ブレード本体の弾性変形への影響
や耐久性、密着性その他種々の条件を考慮すると1〜1
00μm程度であることが好ましく、更に好ましくは5
〜30μmである。
【0051】本発明で用いるブレード本体としては、ゴ
ム状弾性を有する材料である必要があり、例えばポリウ
レタンゴム、シリコンゴム、ニトリルゴム、クロロプレ
ンゴムなどのゴム弾性を持つものが挙げられる。
【0052】ブレード本体に用いる材料に望まれる他の
条件としては、像担持体への圧接力の変動が小さいすな
わち永久歪が小さいものが良く、また被膜層との密着性
が良好である点があげられる。
【0053】像担持体へのクリーニング部材の圧接力の
変動は、その変動幅が所定の最低圧接力より低下すると
、残留するトナーのクリーニングができなくなる問題が
あり、このため圧接力を維持する必要がある。しかしゴ
ムには、圧接力に対しゴム内部での塑性流動に起因して
起こる非可逆的な変形すなわちクリープがあるため、ブ
レード本体に用いるゴムとしてはこれの小さいものが好
ましく、この目安として圧縮永久歪が20%以下のもの
が好ましい。さらに、より好ましくは、圧縮永久歪が1
0%以下がよい。
【0054】これらの事から考えるとブレード本体に用
いるゴムとしては、ポリウレタンゴムを使用することが
好ましい。特にポリウレタンゴムの中でも永久歪が小さ
いことから、二液性熱硬化型注型ポリウレタンゴムが特
に好ましい。
【0055】ポリウレタンゴムとしては、ポリオール成
分としてアジペート系ポリエステルポリオール、ラクト
ン系ポリエステルポリオール、共重合ポリエステルポリ
オール、ポリカーボネート系ポリオール、ポリプロピレ
ン系ポリエーテルポリオール、ポリエチレン系ポリエー
テルポルオール、ポリテトラメチレン系ポリエーテルポ
リオール、共重合ポリエーテル系ポリオールおよびこれ
らポリオール成分の混合物が好ましく、ポリイソシアネ
ート成分としては2,4−トリレンジイソシアネート(
TDI)およびその異性体とその混合物、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリMD
I、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、
ヘキサメチレンジイソシアネート、水素化MDI、多官
能化した変性ポリイソシアネート等が好ましく、硬化剤
として作用する鎖延長系成分としては二官能性アミン化
合物やジヒドロキシ化合物が良く、硬化剤として作用す
る架橋成分としては三官能性以上のグリコール系化合物
等が良い。例えば、このような硬化剤としては、1,4
−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ハイド
ロキノンジエチロールエーテル、ビスフェノールA、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールエタン等の一般
的なウレタン硬化剤を用いることができる。
【0056】ゴム硬度としては、残留トナーのクリーニ
ング性の点から、クリーニング部材を所定以上の距離お
よび荷重で所定の圧力になるよう感光体に押し当てるよ
う設定するが、あまり硬度が低すぎると圧力不足やゴム
の腰が弱くなりクリーニング部材が大きな面で感光体に
接するようになり摺動時の摩擦力が増加し摺動性が悪く
なるため、JISAで40°以上の硬度が好ましく、ま
た硬度の硬いクリーニング部材では有機光半導体等の感
光体表面への圧接力が高まりこのため感光ドラム表面の
傷の原因となるため、JISAで90°以下のものが好
ましい。さらに、より好ましくは、JISA50°〜8
0°のものがよい。
【0057】本発明のクリーニングブレードを製造する
場合、予め形成しておいた板状あるいはチップ状のブレ
ード本体に、アルコール等の溶剤に溶解したナイロン樹
脂等の溶液にフッ化黒鉛粉末等の滑性粒子を分散させた
後、該溶液をはけ、コーターバースプレー、ディスペン
サー、スクリーン印刷等で塗布するか、あるいはディッ
ピングすることにより任意の厚みにコントロールして製
造することができる。
【0058】また、クリーニングブレードの被膜を像担
持体面に均一に接触させるようにするために、ブレード
本体表面に潤滑性の部材を被膜塗装した後切断し摺動稜
線部を形成することが好適である。この切断処理条件と
して、本発明におけるような構成の複合材においては、
弾性率および塑性変形性の異なるものの構成であるため
に、応力を加えることによって複合材内部に不均質な変
形と歪を生じ、結果として切断稜線部の粗さの増加と真
直性に悪影響を与える。
【0059】従って本発明の構成のブレード本体18と
被膜層19からなる複合材の切断方式を検討した結果、
図2に示すように、受け板部材20と押え部材21、2
2間に張力および変形を与えることによる複合部材間の
内部歪を生じさせないように保持し、切断時の切断刃2
3の抵抗を下げる工夫をした方法が効果があった。例え
ば刃の刃厚を0.05から0.1ミリメートルのものを
用い、切断方向に対する刃の幅を糸のこ状のものから切
断時に複合部材間を通過する刃の幅が10ミリメートル
以下としてものが好ましく、これらの刃の切断時の抵抗
力に打ち勝つように切断物の切断厚み方向の切断物を挟
んだ両側から刃を伸張させながら保持して切断する方法
が好ましい。この方法によれば複合材だけでなく、従来
のウレタンゴム等の弾性体の切断にも効果があった。ま
た、切断刃に被膜層のバインダー樹脂の溶融点温度以上
プラス50℃までの熱をヒーター24により加えて切断
することにより、切断時にバインダー樹脂を軟化溶融さ
せこれにより刃の抵抗を下げることができ良好な摺動稜
線部を得られた。またこの方法によれば切断刃の厚みも
0.25ミリメートル以下でも良好な摺動稜線部が形成
される。
【0060】本発明によるクリーニングブレードの代表
的な構成例としては図3、図4および図5に示される。 各図において、支持用板金26に接着剤25によりブレ
ード本体18が固定されている。ブレード本体表面に被
膜19を形成する部位の主な例としては、図6、図7、
図8および図9に示される。
【0061】溶剤を使用した塗布方法で作られたものは
、塗布した被膜からの溶剤の揮発による収縮による歪が
生じ、また図8のものは弾性率の違うものがB面にのみ
全面に塗られているために、塗布した膜厚によっては塗
布物の弾性率がゴム弾性体の弾性率より大きいときには
、B面側に反りが生じる方向の歪と摺動稜線部長手方向
の収縮の歪が生じ摺動稜線部の真直性が悪くなるため、
図6および図9の様にA面とB面の両側に塗るか、図7
の様にB面の極先端部に塗布するのが好ましい。
【0062】塗布厚みおよび被膜の表面粗さは、滑性粒
子を分散したバインダー樹脂の溶液濃度すなわち滑性粒
子対バインダー樹脂対溶剤の重量比にて調節可能であり
、例えば滑性粒子の分散量を多くしバインダー樹脂の相
対量を少なくすれば、塗布した表面の粗さを粗くでき摩
擦力を下げることができる。
【0063】表面粗さが静電写真で用いるトナーの平均
粒径より大きいと、クリーニング部材稜線部を感光ドラ
ムに圧接しても当接した稜線部変形では足りずに感光ド
ラム表面に部分的にならわないところも生じ、トナーの
クリーニング性が低下する場合や、また表面粗さが小さ
すぎると感光ドラムとクリーニング部材稜線部の密着力
が増し目的とする低摩擦な摺動性を確保できなくなる場
合を考慮して、被膜層の表面粗さを0.5μm〜5μm
にすることが好ましい。なお、この表面粗さは、中心線
平均粗さ(Ra)である。
【0064】また塗布した被膜の表面を研磨材にて研磨
し、バインダー樹脂層を取り除くことによって樹脂に覆
われた滑性粒子を露出させることができ、塗布表面の粗
さを大きくでき摩擦力を下げることができる。また、研
磨の度合いによって滑性粒子の表面への露出度を制御で
き、摩擦力の制御もできる。
【0065】図10に本発明によるクリーニングブレー
ドを用いた一般的な電子写真装置の概略構成を示した。
【0066】図10において、31は像担持体としての
ドラム型感光体であり31aを中心に矢印方向に所定の
周速度で回転駆動される。該感光体31はその回転過程
で帯電手段32によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで露光部35にて不図示の像露
光手段により光像露光L(スリット露光・レーザービー
ム走査露光など)を受ける。これにより感光体周面に露
光像に対応した静電潜像が順次形成されている。
【0067】その静電潜像はついで現像手段34でトナ
ー現像されそのトナー現像像が転写手段35により不図
示の給紙部から感光体31と転写手段35との間に感光
体31の回転と同期取りされて給送された転写材のPの
面に順次転写されていく。
【0068】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段38へ導入されて像定着を受けて複
写物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0069】像転写後の感光体31の表面は本発明によ
るクリーニングブレード36にて転写残りトナーの除去
を受けて清浄面化されて、さらに、前露光手段37によ
り除電処理されて繰り返して像形成に使用される。
【0070】感光体31の均一帯電手段32としてはコ
ロナ帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装
置35もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。 電子写真装置として、上述の感光体や現像手段、クリー
ニングブレードなどの構成要素の打ち、複数のものを装
置ユニットとして一体に結合して構成し、このユニット
を装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。例えば
、帯電手段および現像手段の少なくとも1つを感光体お
よびクリーニングブレードとともに一体に支持したユニ
ットを形成し、装置本体に着脱自在の単一ユニットとし
、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在の
構成にしても良い。このとき、上記の装置ユニットのほ
うに帯電手段および/または現像手段を伴って構成して
いも良い。
【0071】また、光像露光Lは、電子写真装置を複写
機やプリンターとして使用する場合には、原稿からの反
射光や透過光、あるいは、原稿を読取り信号化し、この
信号によりレーザービームの走査、LEDアレイの駆動
、または液晶シャッターアレイの駆動などにより行なわ
れる。
【0072】また、ファクシミリのプリンターとして使
用する場合には、光像露光Lは受信データをプリントす
るための露光になる。図11はこの場合の1例をブロッ
ク図で示したものである。
【0073】コントローラ41は画像読取部40とプリ
ンター44を制御する。コントローラ41の全体はCP
U47により制御されている。画像読取部からの読取デ
ータは、送信回路43を通して相手局に送信される。相
手局から受けたデータは受信回路42を通してプリンタ
ー49に送られる。画像メモリには所定の画像データが
記憶される。プリンタコントローラ48はプリンター4
9を制御している。44は電話である。
【0074】回線45から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路42で復調された後、CPU47は画像情報の複合処
理を行ない順次画像メモリ46に格納される。そして、
少なくとも1ページの画像がメモリ46に格納されると
、そのページの画像記録を行なう。CPU47は、メモ
リ46より1ページの画像情報を読み出しプリンタコン
トローラ28に複合化された1ページの画像情報を送出
する。プリンタコントローラ48は、CPU48からの
1ページの画像情報を受け取るとそのページの画像情報
記録を行なうべく、プリンタ49を制御する。
【0075】尚、CPU47は、プリンタ49による記
録中に、次のページの受信を行なっている。
【0076】以上の様に、画像の受信と記録が行なわれ
る。
【0077】
【実施例】実施例1・ブレード本体を形成する材料ゴム
材料エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー  1
00gr(日本ポリウレタン工業製  Mn1500N
CO  6.2wt%)硬化剤1,4−ブタンジオール
  3.9grトリメチロールプロパン  2.1成形
温度130℃  成形時間30分二次加硫温度130℃
二次加硫時間4時間  成形物物性ゴム硬度  JIS
A  62圧縮永久歪(70℃)9%・バインダー樹脂
コーティング材プラタミドM995(商品名)(プラー
テ・ボン社製)・滑性粒子セフボン−DM(フッ化黒鉛
)(商品名)(セントラル硝子社製、平均粒子系3μm
)・クリーニング部材の作り方
【0078】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤を混合し、予めゴムとの接続部に接着処理した支持用
板金を装着した型に注型し加熱硬化させ所定の形状に加
工した。そのブレード本体の先端部に、プラタミド20
重量部をメチルアルコール100重量部に予め溶解し、
フッ化黒鉛4重量部を均一分散させた溶液をディッピン
グによりコートし、自然乾燥後130℃10分加熱乾燥
を行い被膜層を形成した。このブレードを切断し図12
に示されるような支持用板金26、ブレード本体18お
よび被膜層19からなる幅10mm、全長240mm、
先端部厚み1.2mm、被膜層厚み10ミクロンの本発
明のクリーニングブレード20を製造した。
【0079】なお、以降の実施例および比較例において
、成形温度、成形時間、二次加硫温度、二次加硫時間、
ゴム硬度および圧縮永久歪は本実施例と同じである。
【0080】実施例2・ブレード本体を形成する材料エ
チレンアジペート系ウレタンプレポリマー100重量部
(日本ポリウレタン工業社製  Mn1500  NC
O  含量6.2wt%)・硬化剤1,4−ブタンジオ
ール  3.9重量部トリメチロールプロパン  2.
1重量部・バインダー樹脂コーティング剤トレジンEF
30T(商品名)(帝国化学産業社製)・滑性粒子フッ
化炭素#2028(フッ化黒鉛)(商品名;旭硝子社製
、平均粒子径0.3μm)
【0081】以上の材料を用いて以下の通りクリーニン
グブレードを製造した。
【0082】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤である1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロ
パンを混合し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬
化させ切断し、幅10mm、全長240mm、先端部厚
み1.2mmにポリウレタン製ブレード本体を製造した
。そのブレード本体の先端部にトレジン10重量部をメ
チルアルコール20重量部、イソプロピルアルコール8
0重量部に予め溶解し、フッ化黒鉛2重量部を均一分解
させた溶液をディッピングによりコートし、自然乾燥後
150℃20分加熱乾燥および架橋を行い、被膜層厚み
5ミクロンの本発明のクリーニングブレードを製造した
【0083】比較例1・ブレード本体を形成する材料エ
チレンアジペート系ウレタンプレポリマー100重量部
(日本ポリウレタン工業社製  Mn1500  NC
O  含量6.2wt%)・硬化剤1,4−ブタンジオ
ール  3.9重量部トリメチロールプロパン  2.
1重量部・バインダー樹脂コーティング剤トレジンEF
30T(商品名)(帝国化学産業社製)・滑性粒子フッ
化炭素#2028(フッ化黒鉛)(商品名;旭硝子社製
、平均粒子径0.3μm)
【0084】以上の材料を用いて以下の通りクリーニン
グブレードを製造した。
【0085】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤である1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロ
パンを混合し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬
化させ切断し、幅10mm、全長240mm、先端部厚
み1.2mmのポリウレタン製ブレード本体を製造した
。そのブレード本体の先端部にトレジン10重量部をメ
チルアルコール20重量部、イソプロピルアルコール8
0重量部に予め溶解し、フッ化黒鉛2重量部を均一分散
させた溶液をディッピングによりコートし、自然乾燥後
150℃20分加熱乾燥および架橋を行い、被膜層厚み
5ミクロンの本発明のクリーニングブレードを製造した
【0086】比較例1・ブレード本体を形成する材料エ
チレナジペート系ウレタンプレポリマー  100重量
部(日本ポリウレタン工業社製  Mn1500  N
CO  含量6.2wt%)・硬化材1,4−ブタンジ
オール  3.9重量部トリメチロールプロパン  2
.1重量部
【0087】以上の材料を用いて以下の通り
クリーニングブレードを製造した。
【0088】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤である1,4−ブタンジオールとトリメトロールプロ
パンを混合し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬
化させ、実施例1と同様な寸法に切断してポリウレタン
製ブレード本体を製造し、これをクリーニングブレード
とした。
【0089】比較例2・ブレード本体を形成する材料エ
チレンアジペート系ウレタンプレポリマー100重量部
(日本ポリウレタン工業社製  Mn1500  NC
O  含量6.2wt%)・硬化剤1,4−ブタンジオ
ール  3.9重量部トリメチロールプロパン  2.
1重量部・滑性粒子カイナー500(ポリフッ化ビニリ
デン)(ペンウオルト社製、平均粒子径0.3μm)

0090】以上の材料を用いて以下の通りクリーニング
ブレードを製造した。
【0091】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤である1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロ
パンを混合し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬
化させ、実施例1と同様の寸法に切断してポリウレタン
製ブレード本体を製造した。そのブレード本体の先端部
に滑性粒子であるフッ素化合物粉末をこすりつけ、クリ
ーニングブレードを製造した。
【0092】比較例3・ブレード本体を形成する材料エ
チレンアジペート系ウレタンプレポリマー100重量部
(日本ポリウレタン工業社製  Mn1500  NC
O  含量6.2wt%)・硬化剤1,4−ブタンジオ
ール  3.9重量部トリメチロールプロパン  2.
1重量部・バインダー樹脂コーティング剤CM4000
(東レ社製)
【0093】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤である1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロ
パンを混合し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬
化させ、ポリウレタン製ブレード本体を製造した。その
クリーニングブレード先端部にバインダー樹脂コーティ
ング剤10重量部をメチルアルコール50重量部、クロ
ロホルム50重量部に予め溶解させた溶液をディッピン
グによりコートし、自然乾燥後130℃10分加熱乾燥
を行なって被膜層を形成した。このブレードを切断し、
幅10mm、全長240mm、先端部厚み1.2mm、
コート層厚み15ミクロンのクリーニングブレードを製
造した。
【0094】実施例3・ブレード本体を形成する材料エ
チレンアジペート系ウレタンプレポリマー100重量部
(日本ポリウレタン工業社製  Mn1500  NC
O  含量6.2wt%)・硬化剤1,4−ブタンジオ
ール  3.9重量部トリメチロールプロパン  2.
1重量部・バインダー樹脂コーティング剤CM4000
(東レ社製)・滑性粒子セフボン−DM(フッ化黒鉛)
(セントラル硝子社製平均粒子径3μm)
【0095】以上の材料を用いて以下の通りクリーニン
グブレードを製造した。
【0096】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤である1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロ
パンを混合し、予め板金を装着した金型に注型し加熱硬
化させし、ポリウレタン製ブレード本体を製造した。そ
のクリーニングブレード本体の先端部に可溶性ナイロン
(CM4000)20重量部をメチルアルコール100
重量部に予め溶解しフッ化黒鉛3重量部を均一分散させ
た溶液をディッピングによりコートし、自然乾燥後80
℃10分加熱乾燥を行い被膜層を形成した。このブレー
ドを切断し、幅10mm、全長240mm、厚み1.2
mm、被膜層厚み12ミクロンの本発明のクリーニング
ブレードを製造した。
【0097】以上により成形したクリーニングブレード
について接触帯電方式を用いた画像形成装置(キヤノン
製レーザービームプリンターLBP4)にて、めくれ性
、クリーニング性及び画像を評価した。その結果を表1
に示す。また各クリーニングブレードの摩擦係数の測定
を行った結果も表1に示す。
【0098】
【表1】
【0099】なお、クリーニングブレードの像担持体に
対する線圧は25g/cmとし、図13に示したように
像担持体30の回転方向に対してカウンター方向に当接
させた。なお、クリーニングブレードのめくれは、図4
におけるブレードの先端が位置33aから位置33bに
反転してしまうことである。摩擦係数は、表面性試験機
(ヘイドン社製)により測定した。
【0100】以上の結果から明らかなように、本発明の
クリーニングブレードは、ブレードめくれが発生しない
。かつ像担持体にメモリーを残す事により発生する画像
不良も、接触帯電器に異物が付着することにより生ずる
画像不良も無いため良好な画像が得られる。
【0101】一方、比較例1のクリーニングブレードは
摩擦係数が高く、ブレードめくれが発生してしまう。比
較例2の場合、ブレードめくれは発生しないが、像担持
体上に電気的なメモリーを残してしまうため、画像に点
状の不良が発生してしまう。さらに接触帯電器に異物が
付着することにより生ずる白抜け画像不良が見られる。 比較例3の場合、室温環境ではめくれは見られないが、
摩擦が大きいことに起因する異音が発生した。また高温
高湿環境下(温度40℃/湿度90%RH)ではめくれ
不良が発生した。
【0102】実施例4実施例1と同様にして、図14に
示されるような形状のクリーニングブレードを作製した
。26は支持用板金、25は接着剤、18はブレード本
体および19は被膜層である。
【0103】実施例5プラタミドを15重量部、フッ化
黒鉛を8重量部および被膜層の厚みを8μmとした以外
は実施例1と同様にして図14に示されるような形状の
クリーニングブレードを作製した。
【0104】実施例6プラタミドを10重量部、フッ化
黒鉛を8重量部、被膜層の厚みを5μmとした以外は実
施例1と同様にして図14に示されるような形状のクリ
ーニングブレードを作製した。
【0105】実施例7フッ化炭素として、フッ化炭素#
2028(商品名、旭硝子社製  平均粒子0.3μm
)および被膜層の厚みを5μmとした以外は実施例1と
同様にして図14に示されるような形状のクリーニング
ブレードを作製した。
【0106】実施例8被膜層の表面を酸化アルミニウム
を樹脂表面に固定した固定砥粒(インペリアル印ラッピ
ングフィルム60ミクロン;住友スリーエム社製)で研
磨し表面を荒らした後、切断したことを除いて実施例1
と同様にして図14に示されるような形状のクリーニン
グブレードを作製した。
【0107】実施例9180℃に加熱した厚さ0.1ミ
リメートルの刃を用いて切断したことを除いて実施例1
と同様にして図14に示されるような形状のクリーニン
グブレードを作製した。
【0108】比較例4滑性粒子を用いないことを除いて
、実施例1と同様にして図14に示されるような形状の
クリーニングブレードを作製した。
【0109】実施例4〜9および比較例4で作製したク
リーニングブレードについて、有機感光体を用いた電子
写真複写機(キヤノン製,商品名:CLC−500)に
て初期摺動時の反転性及び5000枚までの通紙耐久時
の反転性及び異音の発生の有無、さらに5000枚まで
の通紙耐久時のクリーニング性を評価した。その結果を
表2に示す。
【0110】以上の結果から明らかなように、本発明の
クリーニング部材は、実施例4から実施例9までのどの
クリーニング部材とも初期摺動時の反転もなく、良好な
クリーニング性を示すことが証明された。
【0111】一方、比較例4のクリーニング部材は、表
面粗さが小さいために高温高湿下では反転(めくれ)不
良が発生し、また室温下では異音が発生した。また、比
較例2は反転性に関しては表面粗さが大きいため問題は
生じなかったが、表面粗さが大きすぎるためコピー画像
に黒スジ不良が発生した。
【0112】
【表2】
【0113】実施例10・ブレード本体を形成する材料
ゴム材料熱加硫型シリコーンゴム  100gr(東レ
・ダウコーニングシリコーン;商品名SH746U)硬
化剤2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチル
パーオキシ)ヘキサン  0.45gr(東レ・ダウコ
ーニングシリコーン;商品名RC−4)成形温度  1
70℃  成形時間  15分二次加硫温度200℃ 
 二次加硫時間4時間成形物物性ゴム硬度  JISA
  60・バインダー樹脂コーティング材CM4000
(東レ社製)・滑性粒子セフボン−DM(フッ化黒鉛)
(セントラル硝子社製、平均粒子系3μm)・クリーニ
ング部材の作り方
【0114】オープンロールにてシリ
コーンゴム硬化剤を分散し、これを射出成形機に投入し
、予めゴムとの接続部に接着処理した支持用板金を装着
した型に射出成形し、加熱硬化させ所定の形状に加工し
た。そのブレード本体の先端部に、CM4000の20
重量部をメチルアルコール100重量部に予め溶解し、
フッ化黒鉛4重量部を均一分散させた溶液をディッピン
グによりコートし、自然乾燥後130℃10分加熱乾燥
を行い被膜層を形成した。このブレードを図14の形状
に切断し、被覆層厚み10ミクロンの本発明のクリーニ
ングブレードを製造した。
【0115】実施例11・ブレード本体を形成する材料
ゴム材料クロロプレンゴム  100gr(東洋曹達;
商品名スカイプレンB−10)亜鉛華  5重量部  
他酸化マグネシウム,カーボン,可塑剤等配合成形温度
  150℃  成形時間  60分成形物物性ゴム硬
度  JISA  60・バインダー樹脂コーティング
材CM4000(東レ社製)・滑性粒子セフボン−DM
(フッ化黒鉛)(セントラル硝子社製、平均粒子系3μ
m)・クリーニング部材の作り方
【0116】所定のゴム硬度になるように配合したクロ
ロピレンゴムを、予めゴムとの接続部に接着処理した支
持用板金を装着した型に熱プレスを用い熱圧縮成形し加
熱硬化させ所定の形状に加工した。そのブレード本体の
先端部に、CM4000の20重量部をメチルアルコー
ル100重量部に予め溶解し、フッ化黒鉛4重量部を均
一分散させた溶液をディッピングによりコートし、自然
乾燥後130℃10分加熱乾燥を行い被膜層を形成した
。このブレードを図14の形状に切断し、被覆層厚み約
10ミクロンの本発明のクリーニングブレードを製造し
た。
【0117】実施例12・ブレード本体を形成する材料
ゴム材料エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 
 100gr(日本ポリウレタン工業製  Mn150
0  NCO  6.2wt%)硬化剤1,4−ブタン
ジオール  3.9grトリメチロールプロパン  2
.1成形温度  130℃  成形時間  30分二次
加硫温度130℃  二次加硫時間4時間成形物物性ゴ
ム硬度  JISA  62圧縮永久歪(70℃)  
9%・バインダー樹脂コーティング材フッ素樹脂コート
NGM#2800−2(東亜ペイント社製;二液式イソ
シアネート硬化系)・滑性粒子セフボン−DM(フッ化
黒鉛)(セントラル硝子社製、平均粒子系3μm)・ク
リーニング部材の作り方
【0118】加熱溶解したウレ
タンプレポリマーに硬化剤を混合し、予めゴムとの接続
部に接着処理した支持用板金を装着した型に注型し加熱
硬化させ所定の形状に加工した。そのブレード本体の先
端部に、バインダー20重量部をトルエン100重量部
に予め溶解し、フッ化黒鉛4重量部を均一分散させた溶
液をディッピングによりコートし、自然乾燥後130℃
1時間加熱乾燥を行い被膜層を形成した。このブレード
を第14図の形状に切断し、被覆層厚み10ミクロンの
本発明のクリーニングブレードを製造した。
【0119】実施例13・ブレード本体を形成する材料
ゴム材料エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 
 100gr(日本ポリウレタン工業製  Mn150
0  NCO  6.2wt%)硬化剤1,4−ブタン
ジオール  3.9grトリメチロールプロパン  2
.1成形温度  130℃  成形時間  30分二次
加硫温度130℃  二次加硫時間4時間成形物物性ゴ
ム硬度  JISA  62圧縮永久歪(70℃)  
9%・バインダー樹脂コーティング材フッ素ゴムコート
エイトシールF20UT(旭硝子社製)・滑性粒子セフ
ボン−DM(フッ化黒鉛)(セントラル硝子社製、平均
粒子系3μm)・クリーニング部材の作り方
【0120】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤を混合し、予めゴムとの接続部に接着処理した支持用
板金を装着した型に注型し加熱硬化させ所定の形状に加
工した。そのブレード本体の先端部に、バインダー固形
分20重量部相当をメチルイソブチルケトン100重量
部に予め溶解し、フッ化黒鉛4重量部を均一分散させた
溶液をディッピングによりコートし、自然乾燥後130
℃1時間加熱乾燥を行い被膜層を形成した。このブレー
ドを図14の形状に切断し、被覆層厚み10ミクロンの
本発明のクリーニングブレードを製造した。
【0121】実施例14・ブレード本体を形成する材料
ゴム材料エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 
 100gr(日本ポリウレタン工業製  Mn150
0  NCO  6.2wt%)硬化剤1,4−ブタン
ジオール  3.9grトリメチロールプロパン  2
.1成形温度  130℃  成形時間  30分二次
加硫温度130℃  二次加硫時間4時間成形物物性ゴ
ム硬度  JISA  62圧縮永久歪(70℃)  
9%・バインダー樹脂コーティング材CM4000(東
レ社製)・滑性粒子シリコーン樹脂トスパール240(
東芝シリコーン社製、平均粒子系4μm)・クリーニン
グ部材の作り方
【0122】加熱溶解したウレタンプレ
ポリマーに硬化剤を混合し、予めゴムとの接続部に接着
処理した支持用板金を装着した型に注型し加熱硬化させ
所定の形状に加工した。そのブレード本体の先端部に、
CM4000の20重量部をメチルアルコール100重
量部に予め溶解し、トスパール4重量部を均一分散させ
た溶液をディッピングによりコートし、自然乾燥後13
0℃10分加熱乾燥を行い被膜層を形成した。このブレ
ードを図14の形状に切断し、被覆層厚み10ミクロン
の本発明のクリーニングブレードを製造した。
【0123】実施例15・ブレード本体を形成する材料
ゴム材料エチレンアジペート系ウレタンプレポリマー 
 100gr(日本ポリウレタン工業製  Mn150
0  NCO  6.2wt%)硬化剤1,4−ブタン
ジオール  3.9grトリメチロールプロパン  2
.1成形温度  130℃  成形時間  30分二次
加硫温度130℃  二次加硫時間4時間成形物物性ゴ
ム硬度  JISA  62圧縮永久歪(70℃)  
9%・バインダー樹脂コーティング材CM4000(東
レ社製)・滑性粒子ナイロン樹脂SNP−609(メタ
ルカラー社製、平均粒子系6μm)・クリーニング部材
の作り方
【0124】加熱溶解したウレタンプレポリマーに硬化
剤を混合し、予めゴムとの接続部に接着処理した支持用
板金を装着した型に注型し加熱硬化させ所定の形状に加
工した。そのブレード本体の先端部に、CM4000の
20重量部をメチルアルコール100重量部に予め溶解
し、ナイロン樹脂微粉末4重量部を均一分散させた溶液
をディッピングによりコートし、自然乾燥後130℃1
0分加熱乾燥を行い被膜層を形成した。このブレードを
図14の形状に切断し、被覆層厚み10ミクロンの本発
明のクリーニングブレードを製造した。
【0125】実施例10から実施例15までのどのクリ
ーニング部材とも3000枚迄耐久テストの結果初期慴
動時の反転もなく、良好なクリーニング性を示すことが
証明された。
【0126】
【発明の効果】本発明のクリーニングブレードは、像担
持体表面と圧接されるクリーニングブレードの摩擦係数
を十分に低減させ、かつこの低摩擦係数を維持して転写
工程後に像担持体に残留するトナーを常に確実に除去清
浄することができると共に、良好な画像を常に安定して
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な電子写真装置を示す説明図である。
【図2】ブレード基材表面に潤滑性の部材を被覆塗装し
たものの摺動稜線部を形成する切断方法を示した説明図
である。
【図3】クリーニングブレードの1態様の断面図である
【図4】クリーニングブレードの他1態様の断面図であ
る。
【図5】クリーニングブレードのさらに他の1態様の断
面図である。
【図6】被膜層を形成した本発明によるクリーニングブ
レードの1態様の断面図である。
【図7】被膜層を形成した本発明によるクリーニングブ
レードの他の1態様の断面図である。
【図8】被膜層を形成した本発明によるクリーニングブ
レードのさらに他の1態様の断面図である。
【図9】被膜層を形成した本発明によるクリーニングブ
レードのさらに他の1態様の断面図である。
【図10】本発明によるクリーニングブレードを適用し
た一般的な転写式電子写真装置の概略構成図である。
【図11】本発明によるクリーニングブレードを適用し
た電子写真装置をプリンターとして使用したファクシミ
リのブロック図である。
【図12】本発明によるクリーニングブレードの1態様
の断面図である。
【図13】クリーニングブレードの像担持体に対する当
接関係を表わす模式図を示す。
【図14】本発明によるクリーニングブレードの1態様
の断面図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ゴム状弾性を有するブレード本体を有
    するクリーニングブレードにおいて、ブレード本体の表
    面に、滑性粒子およびバインダー樹脂を含有する被膜層
    を有することを特徴とするクリーニングブレード。
  2. 【請求項2】  ブレード本体は、ウレタンゴムによっ
    て形成されていることを特徴とする請求項1のクリーニ
    ングブレード。
  3. 【請求項3】  ウレタンゴムは、2液性熱硬化型ポリ
    ウレタンゴムであることを特徴とする請求項2のクリー
    ニングブレード。
  4. 【請求項4】  被膜層は、滑性を有するバインダー樹
    脂を含有していることを特徴とする請求項1乃至3のク
    リーニングブレード。
  5. 【請求項5】  滑性を有するバインダー樹脂は、ナイ
    ロン樹脂を有することを特徴とする請求項4のクリーニ
    ングブレード。
  6. 【請求項6】  滑性粒子は、不定形形状を有すること
    を特徴とする請求項1乃至5のクリーニングブレード。
  7. 【請求項7】  滑性粒子は、フッ素化合物によって形
    成されることを特徴とする請求項1乃至6のクリーニン
    グブレード。
  8. 【請求項8】  フッ素化合物は、フッ化黒鉛によって
    形成されていることを特徴とする請求項7のクリーニン
    グブレード。
  9. 【請求項9】  被膜層の表面粗さが0.5μm〜5μ
    mである請求項1乃至3のクリーニングブレード。
  10. 【請求項10】  被膜層の表面粗さが0.5μm〜5
    μmでブレード本体表面に被膜層を形成後切断してなる
    摺動稜線部を有する請求項9のクリーニングブレード。
  11. 【請求項11】  被膜層の厚さが5μm〜30μmで
    ある請求項1乃至3のクリーニングブレード。
  12. 【請求項12】  帯電手段および現像手段の少なくと
    も1つを感光体およびクリーニングブレードとともに一
    体に支持してユニットを形成し、装置本体に着脱自在の
    単一ユニットとした装置ユニットにおいて、該クリーニ
    ングブレードが、ゴム状弾性を有するブレード本体表面
    に、滑性粒子およびバインダー樹脂を含有する被膜層を
    有することを特徴とする装置ユニット。
  13. 【請求項13】  滑性粒子がフッ化黒鉛であることを
    特徴とする請求項12の装置ユニット。
  14. 【請求項14】  感光体、潜像形成手段、形成した潜
    像を現像する手段、現像した像を転写材に転写する手段
    およびクリーニングブレードを有する電子写真装置にお
    いて、該クリーニングブレードがゴム状弾性を有するブ
    レード本体の表面に、滑性粒子およびバインダー樹脂を
    含有する被膜層を有することを特徴とする電子写真装置
  15. 【請求項15】  滑性粒子がフッ化黒鉛であることを
    特徴とする請求項14の電子写真装置。
  16. 【請求項16】  感光体、潜像形成手段、形成した潜
    像を現像する手段、現像した像を転写材に転写する手段
    およびゴム状弾性を有するブレード本体表面に、滑性粒
    子およびバインダー樹脂を含有する被膜層を有するクリ
    ーニングブレードを備えた電子写真装置およびリモート
    端末からの画像情報を受信する受信手段を有することを
    特徴とするファクシミリ。
  17. 【請求項17】  滑性粒子がフッ化黒鉛であることを
    特徴とする請求項16の電子写真装置。
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