JPH04214616A - 化合物半導体結晶成長方法及びその成長装置 - Google Patents

化合物半導体結晶成長方法及びその成長装置

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JPH04214616A
JPH04214616A JP40188790A JP40188790A JPH04214616A JP H04214616 A JPH04214616 A JP H04214616A JP 40188790 A JP40188790 A JP 40188790A JP 40188790 A JP40188790 A JP 40188790A JP H04214616 A JPH04214616 A JP H04214616A
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JP
Japan
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compound semiconductor
substrate
semiconductor substrate
crystal growth
growth method
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Application number
JP40188790A
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English (en)
Inventor
Junji Saito
淳二 斉藤
Katsuji Ono
克二 小野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体結晶成長
方法及びその成長装置に関し、特に化合物半導体基板上
に半導体結晶をエピタキシャル成長させる分子線エピタ
キシャル成長方法及びその成長装置に関する。真空中で
化合物半導体基板を適宜の温度に加熱して、その基板上
に半導体元素を分子線状にして照射することによりエピ
タキシャル層を成長させる分子線エピタキシャル成長(
MBE)法は、超薄膜が制御性良く成長できることや、
ヘテロエピタキシャル構造における界面の急峻性が良い
こと等により、化合物半導体を用いた電子デバイスや光
デバイス、更には両者を複合搭載したOEデバイスなど
を製造するための結晶成長技術として注目されている。
【0002】この複合デバイスを製造する場合には、先
行の加工により一部のデバイスを形成した基板上に、再
びエピタキシャル層を成長させる必要が生ずるが、その
際、そのエピタキシャル層を良質に、しかも先行形成の
デバイスを損ねることのないようにすることが重要であ
る。
【0003】
【従来の技術】化合物半導体基板上に半導体のエピタキ
シャル層をMBEで成長する際、エピタキシャル層を良
質なものにするため、結晶成長に先立ち、化合物半導体
基板を清浄化する必要がある。従来からの化合物半導体
基板の清浄化方法として、次のようなものがある。
【0004】(1)真空中で結晶成長直前に基板を加熱
し、自然酸化膜(厚さ約1nm)を除去するサーマルク
リーニング法。 (2)例えば「サーマルエッチングによるMBE−Ga
As基板前処理効果、Japan Journal o
f Applied Physics,Vol.25,
1986,pp.1216−1220 」等に示される
サーマルエッチング法。
【0005】(3)例えば「熱酸化膜形成除去によるM
BE−GaAs基板の清浄化、Journal of 
Applied Physics,Vol.63,19
88,p.404」等に示される熱酸化膜法。 (4)例えば「HClガスとH2 混合によるMBE−
GaAs基板のその場清浄化、Journal of 
Applied Physics,Vol.95,19
89,pp.322−327 」などに示される反応性
ガスエッチング法。
【0006】しかしながらこれらの方法は、いずれも基
板温度を結晶成長可能温度より高温に加熱しなければな
らないものである。例えばGaAs基板を例にとれば、
結晶成長可能温度が500℃程度であるのに対して、(
1)の方法では580〜600℃以上、(2)の方法で
は750℃以上、(3)の方法では600〜640℃以
上、(4)の方法では450〜500℃以上の基板温度
にする加熱が必要である。
【0007】しかし、本願発明者の発明による、昭和6
3年7月15日出願に係る特願昭63−177768、
特開平2−26892において、上記方法よりもさらに
基板温度を低温にしてエッチング及び清浄化する方法(
5)が開示された。この基板清浄化方法(5)は、化合
物半導体基板表面に紫外線を照射して、反応性ガスの分
解、及び基板表面と反応性ガスとの反応を促進させるこ
とにより、基板温度が低温でもエッチング及び清浄化を
可能としたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)〜(3)の
方法は、前述の如く基板温度を結晶成長温度より高温に
加熱してしまうので、デバイスが形成されている基板上
に結晶の再成長を行う場合には、そのデバイスの特性に
悪影響を与え、その特性を劣化させる問題を有している
【0009】さらに、(1)の方法による熱処理に続く
結晶成長では、成長界面部にキャリア空乏層が生ずるこ
とが知られており、良質なエピタキシャル層を得ること
が困難である。このキャリア空乏層は、熱処理後に基板
上に残留している不純物、特に残留炭素がアクセプタと
なるため生ずるものと考えられている。 (2)及び(3)の方法は、処理の程度を強くすること
により上記残留炭素を除去し得るものであるが、その場
合には表面モホロジーを著しく劣化させる。このため、
処理の程度を表面モホロジーを劣化させない程度に留め
ざるを得なくなり、処理後にある程度の残留炭素が存在
してしまう。そしてこの処理に続く成長では、(1)の
方法の場合より改善されるとはいえ、上記のキャリア空
乏層が生じて良質なエピタキシャル層を得ることが困難
である。
【0010】(4)の方法は、(2)及び(3)の方法
における基板温度よりも低い基板温度に加熱するので、
表面モホロジーを劣化させることなく基板の清浄化が可
能である。しかし、既にデバイスが形成されている基板
上に結晶の再成長を行なうような場合には、さらに基板
温度の低温化が重要な課題となる。 (5)の方法は、(4)の方法における問題を解決し、
基板温度の低温化を可能にしている。しかし、エッチン
グ深さの制御は反応性ガスの流量あるいは真空度、また
は紫外線の照射時間に依存しており、これらの制御に困
難性を有している。従って、デバイスが形成されている
基板表面を対象とする精密なエッチング処理には望まし
いものといい難い。
【0011】本発明の目的は、化合物半導体基板上に半
導体のエピタキシャル層を成長させるMBEにおいて、
化合物半導体基板への加熱温度を低くしても、基板表面
の表面モホロジーが劣化しない結晶成長前の基板清浄を
実現でき、また、結晶成長界面部に生ずるキャリア空乏
層を減少させた良質なエピタキシャル層を形成すること
ができ、かつエッチング深さを原子層オーダでデジタル
的に制御できる化合物半導体結晶成長方法及びその成長
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、化合物半導
体基板上に化合物半導体結晶をエピタキシャル成長させ
る分子線エピタキシャル成長方法を用いた化合物半導体
結晶成長方法において、結晶成長前の前記化合物半導体
基板を減圧下に保持して加熱し、前記化合物半導体基板
表面に吸着した水分を除去する第1の工程と、前記化合
物半導体基板を反応性ガス雰囲気に曝しつつ、前記化合
物半導体基板に紫外線を継続的に照射する第2の工程と
を有し、結晶成長前の前記化合物半導体基板表面を清浄
化することを特徴とする化合物半導体結晶成長方法によ
って達成される。
【0013】また、上記目的は、化合物半導体基板上に
、分子線エピタキシャル成長法を用いて化合物半導体結
晶を成長させる結晶成長室を有する化合物半導体結晶成
長装置において、前記化合物半導体基板を保持し、前記
化合物半導体基板の基板温度を所望温度に維持できる基
板マニピュレータと、前記基板マニピュレータに保持さ
れた前記化合物半導体基板に対向して配置され、前記化
合物半導体基板表面に紫外線を照射する紫外線ランプと
、前記紫外線ランプと前記化合物半導体基板の間に設け
られ、前記紫外線ランプによる前記化合物半導体基板表
面への紫外線照射を時間制御するシャッターとを有し、
ゲートバルブを介して前記結晶成長室に連通させて設け
られ、反応性ガス及び水素ガスが供給可能で減圧加能な
、化合物半導体基板の前処理室を備え、結晶成長前の前
記化合物半導体基板表面を清浄化することを特徴とする
化合物半導体結晶成長装置によって達成される。
【0014】
【作用】本発明によれば、化合物半導体基板上に半導体
のエピタキシャル層を成長させるMBEにおいて、化合
物半導体基板への加熱温度を低くでき、基板表面の表面
モホロジーも劣化しない結晶成長前の基板清浄を実現で
きる。さらに、結晶成長界面部に生ずるキャリア空乏層
を減少させた良質なエピタキシャル層を形成することが
でき、かつエッチング深さを原子層オーダでデジタル的
に制御することが可能となる。
【0015】
【実施例】本発明の第1の実施例による化合物半導体結
晶成長方法及びその装置を図1及び図2を用いて説明す
る。図1は本発明の第1の実施例による化合物半導体結
晶成長方法を説明するための図、図2は本発明の第1の
実施例による化合物半導体結晶成長装置の構成図である
【0016】本実施例は、反応性ガスを基板に照射して
吸着させ、雰囲気として残っている反応性ガスを排気し
た後、基板に紫外線を照射することにより、吸着した反
応性ガスと基板との反応だけの、即ち吸着した反応性ガ
ス量だけのエッチングを行なうようにし、反応性ガス照
射、排気、紫外線照射の工程を周期的にくり返すことに
より、そのくり返し回数によって所望の深さのエッチン
グを行なうことができるようにしたことを特徴としてい
る。
【0017】本実施例では、化合物半導体基板18をS
iドープn型GaAsにし、反応性ガスとして塩化水素
(HCl)ガスを用いた。図1は、本実施例における反
応性ガスの導入・停止・排気および紫外線照射・停止の
工程順序を示している。GaAs基板18は大気中に於
いて基板マウント用のモリブデン(Mo)ブロック19
にインジウム(In)半田を用いて貼着し、それを成長
装置の基板出入口を介して基板交換室34に導入し、高
真空の排気を行なう。最近では、インジウム半田を使わ
ないで基板マウントブロック19に保持するいわゆるI
nフリーホルダーも開発されており、これを用いてGa
As基板18を前記と同様に基板交換室34に導入し、
高真空排気を行なうこともしばしばである。特にGaA
s基板18上のエピタキシャル層上にデバイスを形成し
た後で再びその上にエピタキシャル成長を行なうような
場合は、このInフリーホルダーを使う。
【0018】基板交換室34内が1E−7Torr〜1
E−9Torr程度に排気されてからゲートバルブ(図
示せず)を開けてGaAs基板18を基板搬送室32を
通してドライエッチング室(基板前処理室)10に移し
、それを基板マニピュレータ14に装着して、真空室間
のゲートバルブを閉じる。基板マニピュレータ14内に
設けられた基板加熱ヒータ16はGaAs基板18を最
高800℃まで加熱することができる。ドライエッチン
グ室10はターボ分子ポンプの作用で予め1E−7〜1
E−9Torr程度の真空に排気される。基板マニピュ
レータ14は、基板の上下移動および向きを0〜200
°変えることができる。基板トランスファロット12と
反応側のポートには合成石英できたビューイングポート
(図示せず)を設け、大気側に設置した低圧水銀ランプ
22によって紫外線をドライエッチング室10内に照射
できるようにした。光源として低圧水銀ランプ22を用
いれば、図3の発光波長特性図に示されるように254
nmと185nmの紫外線が容易に得られる。この波長
をエネルギ換算すると、E=hνの式から約4.9eV
と約6.7eVとなる。このエネルギは、例えばGaA
s基板18とHClガスとの反応解離エネルギ(約1.
3eV)に比較して十分に高い。このことから、基板に
吸着した反応性ガスと基板との反応を低温で起こすこと
ができる。
【0019】低圧水銀ランプ22と石英ビューポートガ
ラスとの間には、紫外線のドライエッチング室10への
照射を機械的に開閉するためのシャッター20が設けら
れている。紫外線は大気中の酸素によって吸収される。 低圧水銀ランプ22から発光される紫外線を有効に使う
ために、低圧水銀ランプ22と石英ビューポートガラス
との間は密閉して、中の大気を乾燥した窒素ガスで置換
している。また、ドライエッチング室10には、塩化水
素ボンベと水素ボンベ24がバルブ28とマスフローコ
ントローラ26を介して接続されており、各マスフロー
コントローラ26を使って一定流量で塩化水素ガス(H
Clガス)および水素が導入できる。流量を調整するこ
とによってドライエッチング室10内の真空度の制御が
できる。ドライエッチング室10内の真空度は、ガス流
量を一定にしておいて、排気系のコンダクタンスを調整
することによっても可能である。ガスラインのバルブ2
8を開閉することによってガスのドライエッチング室1
0内への導入・停止が制御できる。また各ガスラインに
はベントライン30が設けられ、バルブ28の切り変え
によりガスをドライエッチング室10へ導入したり、排
気ラインへベントしたりできる。
【0020】GaAs基板18表面を石英ビューポート
ガラスと平行に紫外線ランプ22の方に向けて設置し、
HClガスのバルブ28を開けてHClガスを流量50
sccmでドライエッチング室10へ導入する。この時
、GaAs基板18の基板温度は室温のままである。 ドライエッチング室10内の真空度を0.1〜1Tor
rに保持し、1分後、HClガスラインのバルブ28を
閉じて、HClガスの流入を止める。HClガスの排気
を3分間続けた後、紫外線ランプ22の前面のシャッタ
20を開けて、紫外線をGaAs基板18表面に照射す
る。紫外線ランプ22はあらかじめ点灯しておき、照射
時までメカニカルシャッターによって遮断しておく。G
aAs基板18への紫外線照射を2分間続けた後、シャ
ッター20を閉めて紫外線照射を止める。以上のHCl
ガス導入・停止・排気・紫外線照射・停止の工程を1周
期として、これを20周期くり返す。
【0021】以上の工程に次いで、ドライエッチング室
10内の真空度が1E−8から1E−9Torr台に致
って後、ゲートバルブを開けてGaAs基板18を高真
空に排気された基板搬送室32を通して、MBE成長室
38へ移す。MBE成長室38内の基板加熱ヒータ(図
示せず)を内蔵する基板マニピュレーター(図示せず)
に装着、保持する。
【0022】MBE成長室38内においては、砒素(A
s4 )分子線源からAs4 分子線を照射しながら、
GaAs基板18を加熱して温度を600℃程度とし、
この温度を維持しながらGaAs層のエピタキシャル成
長を行なう。この際、シリコン(Si)分子線源からS
iをGaAs基板18と同じ濃度7E16cm−3程度
にドーピングする。尚、この場合の成長速度は1μm/
h、成長層厚は0.5μmである。
【0023】図4はGaAs基板18及びエピタキシャ
ル成長GaAs層の界面近傍におけるキャリア濃度プロ
ファイルを示す線図である。図において、横軸にはGa
As層の表面からの深さを、また、縦軸にはキャリア濃
度をそれぞれとってあり、実線は本実施例に関する特性
線である。また、破線は従来例(1)に関する特性線で
あり、これらのデータはC−V測定法によって得られる
ものである。試料は、本実施例による前処理を施したも
のと、従来例としては、成長室内でAsビーム照射下で
基板温度を600℃で10分間保持することによってサ
ーマルクリーニングを施したものを用いた。
【0024】図から判るように、本実施例によるもので
は、キャリア濃度がエピタキシャル層から基板側にわた
って均一であり、キャリアの空乏化領域は存在しないが
、従来技術によるものでは、明らかな空乏化領域が存在
していて、これは炭素などの基板表面に残留している不
純物によるものと判断される。このようなことから、本
実施例による場合、基板表面における汚染物質の除去が
良好に行われ、そして、結晶欠陥の導入もなかったこと
が判る。
【0025】本実施例では、HClガス導入・停止・排
気、紫外線照射・停止の工程を20周期繰り返したがこ
の前処理によってGaAs基板18表面は約6nmエッ
チングされている。これは1周期の工程で1原子層分の
エッチングが行われていることになる。エッチング後の
表面モホロジーは良好で、エッチング前と同様な鏡面が
得られている。エッチングの深さは、この工程周期の繰
り返し数により決めることができるため、精密にかつ安
定性・再現性よく前処理を行うことができる。
【0026】本実施例では、ドライエッチング室10内
において基板マニピュレータ14に保持したGaAs基
板18は、室温のままで、HClガスの照射・停止・排
気、紫外線照射・停止の工程によってエッチングをデジ
タル的に行ったが、基板マニピュレータ14内の基板加
熱ヒータ16を使ってGaAs基板18を加熱保持して
おいて、同様にエッチングを行うこともできる。この場
合、GaAs基板18の場合には、HClガスと反応分
解が基板温度が400℃以上で生じるため、これ以上の
温度に加熱すると、本実施例の効果は得られず紫外線照
射なしでエッチングが進行する。ゆえに、基板加熱は4
00℃以下である必要がある。
【0027】本発明の第2の実施例による化合物半導体
結晶成長方法を図5を用いて説明する。第1の実施例で
示した場合と同様に、化合物半導体基板18をSiドー
プn型GaAsにし、反応性ガスとして塩化水素(HC
l)ガスを用いた場合であるが、さらに、前処理工程の
間に水素ガスを導入したものである。図5は、この実施
例における基板温度の制御、水素ガスの導入・停止、反
応性ガスの導入・停止・排気および紫外線の照射・停止
の工程順序を示す。
【0028】GaAs基板18をドライエッチング室1
0へ移送し、基板マニピュレータ14で保持するところ
までは第1の実施例と同様である。その後、基板マニピ
ュレータ14に内蔵された基板加熱ヒータ16を使って
基板加熱を行う。この時、水素ガスラインのバルブ28
を開け、水素ガスを流量50sccmで流して排気を続
ける。排気ラインのコンダクタンスが最大になるように
ゲートバルブは全開にしておくことにより、真空度は1
E−3Torr台に保持される。この水素雰囲気中でG
aAs基板18を300℃まで加熱し約10分間保持す
る。この工程により、GaAs基板18表面に吸着して
いた水分が除去される。水素ガスを流し続けることによ
り、GaAs基板18表面より脱離した水分をドライエ
ッチング室10内の壁面に吸着させることなく、排気す
ることができる。
【0029】GaAs基板18を200℃まで降温して
、エッチングの工程に入る。GaAs基板18は、石英
ビューポートガラスと紫外線ランプ22の方へ向けて平
行に設置する。HClガスラインのバルブ28を開けて
HClガスを流量50sccmでドライエッチング室1
0へ導入する。ドライエッチング室10内の真空度を0
.5Torrに保持する。この時、ドライエッチング室
10内はHClガスと水素によって0.5Torrの圧
力が構成されている。1分後に、HClガスラインのバ
ルブ28を閉め、HClガスの流入を止める。水素ガス
はそのまま流し続ける。水素ガスの流入が続くことによ
ってHClガスの置換・排気が早くなるため、排気時間
は10秒程度で終了する。その後あらかじめ点灯してお
いた紫外線ランプ22前面のシャッタ20を開けて、紫
外線をGaAs基板18に照射する。GaAs基板18
への紫外線照射は1分間続ける。その後、シャッタ20
を閉めて紫外線照射を止める。以上のHClガス導入・
停止・排気、紫外線照射停止の工程を1周期として、こ
れを10周期くり返す。
【0030】以上の工程に次いで、基板加熱ヒータ16
の入力パワーを切り、基板温度を200℃から降温する
と共に、水素ガスの導入を停止し、ドライエッチング室
10内の真空度を1E−8Torr台にまで排気する。 その後、ゲートバルブを開けてGaAs基板18を高真
空に排気された基板搬送室32を通して、MBE成長室
38へ移す。MBE成長室38内の基板加熱ヒータを内
蔵する基板マニピュレータに装着、保持する。
【0031】MBE成長室38内においては、砒素(A
s4 )分子線源からAs4 分子線を照射しながら、
GaAs基板18を加熱して温度を600℃程度とし、
この温度を維持しながらGaAs層のエピタキシャル成
長を行なう。この際、シリコン(Si)分子線源からS
iをGaAs基板18と同じ濃度7E16cm−3程度
にドーピングする。尚、この場合の成長速度は1μm/
h、成長層厚は0.5μmである。
【0032】GaAs基板18とエピタキシャル成長G
aAs層の界面近傍におけるキャリア濃度プロファイル
は第1の実施例の結果(図4)と同様となる。本実施例
によれば、HClガス導入・停止・排気、紫外線照射・
停止の工程に必要な時間を、水素ガスの連続導入によっ
て短縮できる。また、水素ガスの導入は紫外線照射中の
GaAs基板18表面とHClガス吸着分子との反応時
において、エッチング表面を水素分子で被覆する効果が
出現するため、エッチング表面が安定化する。その結果
、エッチング後のGaAs基板18表面モホロジーの劣
化を抑制することができ、深いエッチングにおいても鏡
面を得ることができる。
【0033】本実施例では、エッチング工程を基板温度
200℃に保持して行ったが、GaAs基板18表面の
水分を除去する工程の後は、基板温度が室温から400
℃までの範囲で保持して、同様にエッチングをデジタル
的に行うこともできる。本実施例では、GaAs基板1
8表面の水分を除去する工程として、基板温度を水素ガ
ス雰囲気中で加熱して、300℃で10分間保持するよ
うにしているが、基板表面に吸着している水分の除去方
法としては、この他に基板温度は室温のままで、基板表
面に紫外線を照射する方法がある。これは、紫外線エネ
ルギーによってGaAs基板18表面に吸着している分
子を分解・脱離する方法である。この方法では、基板加
熱に比較して簡単に短時間で水分除去工程が終了する。 GaAs基板18の場合、紫外線の照射時間は10分間
程度で十分である。
【0034】本発明の第3の実施例による化合物半導体
結晶成長方法を説明する。本実施例は、加工基板上にn
+ 型GaAs層をオーミックコンタクト層として成長
させる場合について説明する。GaAs基板18にイオ
ン注入法を用いて活性層を形成し、その一部を加工した
上にエピタキシャル層を成長させ、新たな活性層を形成
してFETとレーザなどの複合デバイスを作製すること
がしばしば行なわれる。あるいは、FETのゲート電極
直下は低キャリア濃度又は絶縁性の層を必要とし、一方
、ソース電極やドレイン電極は、オーミックコンタクト
のために高濃度キャリア層を必要とするような場合、絶
縁層として1回成長した後、加工してオーミック電極の
領域のみを除去して活性層面を基板表面としてn+ 型
GaAs層をオーミックコンタクト層として形成するこ
とがある。
【0035】図6は、本実施例を解説する為の基板の断
面図を表示している。半絶縁性GaAs基板51上にノ
ンドープGaAsバッファ層52が形成され、その上部
にSiドープGaAs活性層53が形成されている。S
iドープGaAs活性層53上部にノンドープGaAs
層54が形成されている。それぞれエピタキシャル成長
により形成されている(同図(a))。
【0036】ノンドープGaAs層54上にゲート電極
61を形成し、その上部に被覆したシリコン酸化膜71
をマスクとして、ノンドープGaAs層54をエッチン
グし、ノンドープGaAs層54を約1nm残したソー
ス・ドレイン領域を形成する(同図(b))。この同図
(b)に示すGaAs基板18をインジウムフリーホル
ダーを用いて基板マウントブロック19に保持し、基板
交換室34に導入し、高真空排気を行う。
【0037】基板交換室34内が1E−7から1E−9
Torr程度に排気されてからゲートバルブを開けてG
aAs基板18を、基板搬送室32を通過してドライエ
ッチング室10へ移送し、それを基板マニピュレータ1
4に装着してから基板搬送室32間のゲートバルブを閉
じる。GaAs基板18は室温のまま保持しておく。基
板表面が石英ビューポートガラスつまり紫外線ランプ2
2に平行に向くように設置する。
【0038】水素ガスラインのバルブ28を開け、水素
ガスを流入50sccmで流して排気を続ける。排気ラ
インのコンダクタンスが最大になるようにゲートバルブ
は全開にしておくことにより、真空度は1E−3Tor
r台に保持される。この水素ガス雰囲気中で紫外線を基
板表面に照射し、吸着している分子を脱離する。HCl
ガスラインのバルブ28を開けて、HClガスを流量5
0sccmでドライエッチング室10へ導入する。ドラ
イエッチング室10内の真空度を0.5Torrに保持
する。この時、ドライエッチング室10内はHClガス
と水素によって0.5Torrの圧力が構成されている
。1分後に、HClガスラインのバルブ28を閉め、H
Clガスの流入を止める。水素ガスはそのまま流し続け
る。HClガスの置換・排気が早くなるため、排気時間
は10秒程度で終了する。その後、あらかじめ点灯して
おいた紫外線ランプ22前面のシャッタ20を開けて、
紫外線をGaAs基板18に照射する。GaAs基板1
8への紫外線照射は1分間続ける。その後、シャッタ2
0を閉めて紫外線照射を止める。以上のHClガス導入
・停止・排気、紫外線照射停止の工程を1周期として、
これを5回繰り返す。
【0039】以上の工程の後、水素ガスの導入を停止し
、ドライエッチング室10内の真空度を1E−8Tor
r台にまで排気する。その後、ゲートバルブを開けて、
GaAs基板18を高真空に排気された基板搬送室32
を通して、MBE成長室38へ移す。MBE成長室38
内の基板加熱ヒータを内蔵する基板マニピュレータに装
着、保持する。
【0040】MBE成長室38内においては、As分子
線源からAs分子線を照射しながら加工されたGaAs
基板18を加熱して温度を500℃程度とし、この温度
を維持しながら、今度はSiに変えてSn分子線源から
Snを2E19から5E19cm−3程度にドーピング
したGaAs層55のエピタキシャル成長を行なう。尚
、この場合の成長速度は、1μm/h、成長層厚は0.
3μmである。
【0041】この再成長によってシリコン酸化膜71の
上にGaAs層55が形成されるが、しかしこれは下地
が酸化シリコンであるためエピタキシャル層とはならず
多結晶膜となるため、酸化シリコンをエッチング除去す
ることにより簡単に取り除くことができる。このように
して成長したソース・ドレイン領域部分の高濃度GaA
s層55の上にソース電極62及びドレイン電極63を
形成することによりノンアロイでオーミック電極を作る
ことができる(同図(c))。
【0042】本実施例では、加工基板上の約1nmとい
う非常に薄い層を精密に除去し、かつ加工処理時に付着
した結晶表面の炭素などの残留不純物を除去することが
できるため、ノンアロイでのオーミック電極の形成が可
能となった。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、化合物半導体結晶基板
に化合物半導体結晶層をエピタキシャル成長させるに際
し、ドライエッチング室において、化合物半導体結晶基
板の表面に反応ガスを照射・停止・排気、紫外線照射・
停止する工程を行い、基板表面層をエッチングすると同
時に、炭素などの汚染物質も同時に除去するようにして
いる。
【0044】この構成を採用することにより、基板表面
や加工表面層を制御性よく原子層単位で除去して、表面
に付着している炭素などの不純物を確実に除去し、そし
てその上に電気的特性の良好な薄いエピタキシャル結晶
層を成長可能とし、特性良好な半導体装置を容易に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による化合物半導体結晶
成長方法の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例による化合物半導体結晶
成長装置の構成図である。
【図3】低圧水銀ランプの発光波長特性図である。
【図4】GaAs基板及びエピタキシャル成長GaAs
層の界面近傍におけるキャリア濃度プロファイルを示す
図である。
【図5】本発明の第2の実施例による化合物半導体結晶
成長方法の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例による基板断面の説明図
である。
【符号の説明】
10…ドライエッチング室 12…基板トランスファロッド 14…基板マニピュレータ 16…基板加熱ヒータ 18…化合物半導体基板(GaAs基板)19…基板マ
ウントブロック 20…シャッタ 22…紫外線ランプ(低圧水銀ランプ)24…ガスボン
ベ 26…マスフローコントローラ 28…バルブ 30…ベントライン 32…基板搬送室 34…基板交換室 36…基板トランスファロッド 38…MBE成長室 51…半絶縁性GaAs基板 52…ノンドープGaAsバッファ層 53…SiドープGaAs活性層 54…ノンドープGaAs層 55…SiドープGaAsオーミックコンタクト層61
…Alゲート電極 62…AuGeソース電極 63…AuGeドレイン電極 71…シリコン酸化膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  化合物半導体基板上に化合物半導体結
    晶をエピタキシャル成長させる分子線エピタキシャル成
    長方法を用いた化合物半導体結晶成長方法において、結
    晶成長前の前記化合物半導体基板を減圧下に保持して加
    熱し、前記化合物半導体基板表面に吸着した水分を除去
    する第1の工程と、前記化合物半導体基板を反応性ガス
    雰囲気に曝しつつ、前記化合物半導体基板に紫外線を継
    続的に照射する第2の工程とを有し、結晶成長前の前記
    化合物半導体基板表面を清浄化することを特徴とする化
    合物半導体結晶成長方法。
  2. 【請求項2】  化合物半導体基板上に化合物半導体結
    晶をエピタキシャル成長させる分子線エピタキシャル成
    長方法を用いた化合物半導体結晶成長方法において、真
    空中で前記化合物半導体基板表面に水素を照射して加熱
    し、前記化合物半導体基板表面に吸着した水分を除去す
    る第1の工程と、前記化合物半導体基板表面に反応性ガ
    スを照射する第2の工程と、前記反応性ガスを排気する
    第3の工程と、前記化合物半導体基板表面に紫外線を照
    射する第4の工程とを有し、前記第2の工程から前記第
    4の工程をこの順序を1周期として複数回繰り返すこと
    により、結晶成長前の前記化合物半導体基板表面をエッ
    チングし、かつ清浄化することを特徴とする化合物半導
    体結晶成長方法。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2記載の化合物半導体結
    晶成長方法において、全工程にわたり水素ガスを導入し
    続けることを特徴とする化合物半導体結晶成長方法。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の化合物半導体結晶成長
    方法において、前記第1の工程の代わりに、結晶成長前
    の前記化合物半導体基板を減圧下に保持して紫外線を照
    射し、前記化合物半導体基板表面に吸着した水分を除去
    する工程を有することを特徴とする化合物半導体結晶成
    長方法。
  5. 【請求項5】  請求項2記載の化合物半導体結晶成長
    方法において、前記第1の工程の代わりに、結晶成長前
    の前記化合物半導体基板を減圧下に保持して紫外線を照
    射し、前記化合物半導体基板表面に吸着した水分を除去
    する工程を有することを特徴とする化合物半導体結晶成
    長方法。
  6. 【請求項6】  請求項1乃至4記載の化合物半導体結
    晶成長方法において、前記化合物半導体基板がGaAs
    基板であって、前記反応性ガスが塩化水素ガスであり、
    前記化合物半導体基板の加熱温度が400℃以下である
    ことを特徴とする化合物半導体結晶成長方法。
  7. 【請求項7】  化合物半導体基板上に、分子線エピタ
    キシャル成長法を用いて化合物半導体結晶を成長させる
    結晶成長室を有する化合物半導体結晶成長装置において
    、前記化合物半導体基板を保持し、前記化合物半導体基
    板の基板温度を所望温度に維持できる基板マニピュレー
    タと、前記基板マニピュレータに保持された前記化合物
    半導体基板に対向して配置され、前記化合物半導体基板
    表面に紫外線を照射する紫外線ランプと、前記紫外線ラ
    ンプと前記化合物半導体基板の間に設けられ、前記紫外
    線ランプによる前記化合物半導体基板表面への紫外線照
    射を時間制御するシャッターとを有し、ゲートバルブを
    介して前記結晶成長室に連通させて設けられ、反応性ガ
    ス及び水素ガスが供給可能で減圧加能な、化合物半導体
    基板の前処理室を備え、結晶成長前の前記化合物半導体
    基板表面を清浄化することを特徴とする化合物半導体結
    晶成長装置。
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