JPH06349801A - 表面処理方法 - Google Patents

表面処理方法

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JPH06349801A
JPH06349801A JP13312093A JP13312093A JPH06349801A JP H06349801 A JPH06349801 A JP H06349801A JP 13312093 A JP13312093 A JP 13312093A JP 13312093 A JP13312093 A JP 13312093A JP H06349801 A JPH06349801 A JP H06349801A
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JP
Japan
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gas
oxide film
hydrogen
semiconductor substrate
substrate
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Application number
JP13312093A
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English (en)
Inventor
Hirotake Nishino
弘剛 西野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 Si基板201上に形成された自然酸化膜2
02を水素を含む物質により除去し、Si基板201の
表面を水素で終端化する工程と、よう素を含む物質によ
り前記半導体基板201表面を終端化している水素を除
去し、該表面をよう素で終端化する工程と、前記半導体
基板201表面を終端化しているよう素を除去する工程
とを含むことを特徴とする表面処理方法。 【効果】 自然酸化膜を除去した後の表面が安定化さ
れ、再酸化が生じることなく酸化、拡散、薄膜堆積、単
結晶成長等のプロセスを行うことができ、半導体素子の
特性や歩留りが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子の製造技術に
係り、特に自然酸化膜を除去した後に半導体上に酸化、
拡散、薄膜堆積、単結晶成長等のプロセスを施す表面処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体、例えばSi表面の自然酸化膜
は、この酸化膜上に形成する酸化膜や単結晶Siの膜質
を劣化させたり、不純物拡散を阻害するなどの問題を引
き起こす。現在、フッ酸浸漬やフッ化水素ガス曝露、H
2 プラズマエッチングなどによる自然酸化膜除去処理が
広く用いられているが、これらの処理を行ったSi表面
は殆ど水素で覆われている。Si表面を終端した水素は
室温では安定なため、水素終端された表面は、室温程度
では再酸化が生じにくい。ところが400〜600℃に
加熱すると、この水素は除去される。従って、水素終端
により表面を安定化させていても、例えば酸化、拡散、
薄膜堆積、単結晶成長などのプロセスをその後に行うた
めに昇温し、Si表面が400℃以上なると、Hが除去
され、それに伴って活性なSiが現れて、雰囲気中に残
留した、わずかな酸素や水により再酸化が生じてしま
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、Si
上への酸化、拡散、薄膜堆積、単結晶成長などのプロセ
スの前処理として、自然酸化膜除去及び表面の水素終端
化を行うと、プロセスの昇温過程において、水素が除去
され、現れた活性なSiと残留酸素、水が反応して再酸
化が生じてしまうという問題が生じる。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、その
目的は、自然酸化膜が形成されていないSi表面に、酸
化、拡散、薄膜堆積、単結晶成長等のプロセスを施す表
面処理方法を提示するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1においては、半導体基板上に形成された
自然酸化膜を水素を含む物質により除去し、前記半導体
表面を水素で終端化する工程と、よう素又は臭素のうち
少なくとも一つのハロゲン元素を含む物質により前記半
導体基板表面を水素で終端化している水素を除去し、こ
の表面を前記ハロゲン元素で終端化する工程と、前記半
導体基板表面を終端化している前記ハロゲン元素を除去
する工程とを含む表面処理方法を提供する。
【0006】本発明の第2においては、半導体基板上に
形成された自然酸化膜を水素と弗素を含む物質により除
去し、前記半導体基板表面を水素と弗素で終端化する工
程と、水素を含む物質により前記半導体基板表面を終端
化している弗素を除去し、この表面すべてを水素で終端
化する工程と、よう素又は臭素のうち少なくとも一つの
ハロゲン元素を含む物質により前記半導体基板表面を水
素で終端化している水素を除去し、この表面を前記ハロ
ゲン元素で終端化する工程と、前記半導体基板表面を終
端化している前記ハロゲン元素を除去する工程とを含む
表面処理方法を提供する。
【0007】好ましくは、前記半導体基板表面に光を照
射することにより、前記半導体基板表面を終端化してい
る前記ハロゲン元素を除去するほうが良い。また、前記
半導体基板を基板温度が400℃以上となるように昇温
して、前記半導体基板表面を終端化している前記ハロゲ
ン元素を除去することが好ましい。
【0008】更に、前記半導体基板上に形成された自然
酸化膜を水素を含む物質により除去し、前記半導体表面
を水素で終端化する工程は、HFを含む溶液への浸漬、
HFを含むガスへの暴曝、弗素元素を含むガスとNH3
を含むガスを用いたダウンフローエッチング、SF6
スとH2 Oガスを用いたダウンフローエッチング、H原
子を含むガスへの曝露、H2 を含むガスのプラズマエッ
チングのいずれかであることが望ましい。
【0009】
【作用】本発明による表面処理方法であれば、半導体基
板表面に形成された自然酸化膜を除去し、前記基板表面
を終端化する水素を除去し、代わりによう素で該表面を
終端化するので、この表面に再度自然酸化膜が形成され
ることを抑制することができる。従って、前記半導体基
板表面に種々のプロセスを施す場合において、前記半導
体基板上に形成する熱酸化膜や薄膜、単結晶膜の膜質等
を向上させ、また、不純物拡散の拡散効率を高くするこ
となどが可能である。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。 実施例1 図1は、本発明の表面処理方法の一実施例で用いる装置
の概略図である。図1に示すように、111は前処理
室、121は反応室であり、試料台151に載置した試
料141を、前記処理室111で処理した後、試料搬送
手段(図示せず)により大気に哂すことなく、バルブ1
31を介して反応室に搬送し、処理することができる。
【0011】前処理室111では、ガス導入口112
(a) からガスを導入し、ガス排気口113から排気する
他、マイクロ波電源118により発生した2.45GH
zのマイクロ波を導波管117を介してキャビティ11
6に印加することにより、ガス導入口112(b) からB
N製の放電管115に導入されたガスをマイクロ波放電
させ、生じた活性種をガス分散器114により、試料1
51に均一に供給することができる。また119はヒー
タであり、試料141を200℃まで加熱することがで
きる。
【0012】反応室121に於いても、ガス導入口12
2(a) からガスを導入し、ガス排気口123から排気で
きる他、マイクロ波電源128により発生した2.45
GHzのマイクロ波を導波管127を介してキャビティ
126に印加することにより、ガス導入口122(b) か
らBN製の放電管に導入されたガスをマイクロ波放電さ
せ、生じた活性種をガス分散器124により、試料14
1に均一に供給することができる。さらに反応室121
ではヒータ129により試料141を1000℃まで加
熱することができ、酸化、拡散、薄膜堆積、単結晶成長
などの処理を行うことができる。
【0013】また、図示していないが、ガス分散器11
4,124にはWヒータが巻いてあり、ガス導入口11
2(b) ,122(b) から導入されたガスを熱分解して試
料に供給することもできる。
【0014】図2(a) 〜 (d)は、本発明による表面処理
方法の一実施例を示す工程断面図である。本実施例で用
いる装置は図1に示すような装置を用いる。本実施例
は、Si熱酸化膜の形成工程について述べる。
【0015】まず、自然酸化膜202がSi基板201
上に形成された、図2(a) に示す試料を薬液により洗浄
し、金属汚染物や有機汚染物を除去した後、0.5%の
フッ酸水溶液に浸して自然酸化膜202を除去し、さら
に溶存酸素が5ppb以下である純水で10分間水洗し
た。この結果、図2(b) に示すようにSi基板201の
表面は水素(H)で終端された。
【0016】この試料を直ちに図1に示す装置の前処理
室111に入れ、ガス排気口113から真空排気した
後、よう素の結晶を50℃に加熱することにより生じ
た、0.1Torrのよう素の蒸気をガス導入口112
(b) に入れ、キャビティ116に100Wのマイクロ波
を印加してよう素ガスのマイクロ波放電を発生させ、生
じたよう素原子を試料141まで輸送した。この処理を
10分間行うことにより、HはH+I→HI↑により除
去れ、図2(c) に示すようにSi基板201の表面はよ
う素(I)で覆われた。
【0017】この試料141を、内部がArで置換され
た反応室121に、バルブ131を介して、表面を大気
に哂すことなく搬送し、Ar雰囲気下で900℃まで昇
温した。この時、Si基板201上にIは結合したまま
であり、反応室121内部の残留酸素や残留水分などに
よる再酸化は全く生じなかった。次にガス導入口122
(b) から0.1TorrのH2 ガスを導入し、キャビテ
ィ116に100Wのマイクロ波を印加して水素ガスの
マイクロ波放電を発生させ、生じた水素原子を試料14
1まで輸送した。この処理を1分間行い、IをI+H→
HI↑により除去した後、ガス導入口122(a) からO
2 ガスを導入し、図2(d) に示すようにSi基板201
の上に、5nmの熱酸化膜203を形成した。
【0018】このようにして形成した熱酸化膜203の
絶縁破壊耐圧を測定したところ、95%以上が10Me
V以上の耐圧を示した。これに対し、よう素終端処理を
行わなかった試料では、10MeV以上の耐圧を示した
ものは80%であった。このように、本発明を用いるこ
とにより、酸化のための昇温時に再酸化を生じさせるこ
となく、清浄なSi基板表面に熱酸化膜を形成すること
ができ、絶縁破壊耐圧の高い、良質な熱酸化膜を形成す
ることができた。
【0019】実施例2 図3(a) 〜 (e)は、本発明による表面処理方法の一実施
例を示す工程断面図である。本実施例で用いる装置は図
1に示すような装置を用いる。本実施例は、Siのエピ
タキシャル成長について述べる。
【0020】まず、自然酸化膜302がSi基板301
上に形成された、図3(a) に示す試料を薬液により洗浄
し、金属汚染物や有機汚染物を除去した。その後、図1
に示した装置の前処理室111に入れ、真空排気した。
次にNF3 =100sccm、NH3 =300sccm
をガス導入口112(b) から導入し、前処理室の圧力を
0.3Torrに保ちながら、キャビティ116に10
0Wのマイクロ波を印加、5分間保持した後、ガスの供
給を止め、再度真空排気した後、ヒータ119により、
試料141を100℃に加熱し、10分間保持した。こ
の処理により、Si基板301表面の自然酸化膜302
はSiO2 +6NH4 F→(NH42 SiF6 +2H
2 O+4NH3 ,(NH42 SiF6 →2NH3 +2
HF+SiF4 の反応により除去され、図3(b) に示す
ようにSi基板の表面はHとFで覆われた。
【0021】次に、ガス導入口112(a) からH2 ガス
100sccm、ガス導入口112(b) からArガス3
00sccmを導入し、前処理室の圧力を0.1Tor
rに保ちながら、キャビティ116に200Wのマイク
ロ波を印加、10分間保持した。この処理により、マイ
クロ波放電により生じた準安定状態のArが前処理室内
でH2 と反応し、H2 が分解して生じたH原子がSi基
板表面のFをHFやSiFxy として除去した結果、
Si基板301の表面は、図3(c) に示すように全てH
で覆われた。
【0022】前処理室111内を真空排気し、真空排気
された反応室121に試料141を搬送した後、ガス導
入口122(a) からI2 ガス100sccm、ガス導入
口122(b) からArガス300sccmを導入し、反
応室の圧力を0.1Torrに保ちながら、キャビティ
126に200Wのマイクロ波を印加、10分間保持し
た。この処理により、マイクロ波放電により生じた準安
定状態のArが反応室内でI2 と反応、I2 が分解して
生じたI原子がSi基板表面のHをHIとして除去した
結果、Si基板301の表面は、図3(d) に示すように
全てIで覆われた。
【0023】この試料141をヒータ129により加熱
し、500℃以上、例えば600℃まで加熱した後、ガ
ス導入口122(a) からH2 ガス100sccm、ガス
導入口122(b) からArガス300sccmを導入
し、反応室の圧力を0.1Torrに保ちながら、キャ
ビティ126に200Wのマイクロ波を印加、2分間保
持した。この処理により、マイクロ波放電により生じた
準安定状態のArが反応室内でH2 と反応、H2 が分解
して生じたH原子がSi基板表面のIをHIとして除去
した。次に試料温度を600℃に保持したまま、ガス導
入口122(a) からSiH4 ガスを導入し、図3(e) に
示すようにSi基板301上にSi(303)をエピタ
キシャル成長させた。
【0024】このようにして成長させたエピタキシャル
Si303には欠陥や転移が全くなく、また不純物分析
を行っても、基板SiとエピタキシャルSiの界面には
酸素は見られなかった。これに対して、図3(c) の状態
で600℃まで昇温し、エピタキシャル成長させたSi
には欠陥や転移が観察され、また基板Siとエピタキシ
ャルSiの界面には酸素が検出された。このように、本
発明を用いることにより、欠陥や転移のない、高品質の
Siをエピタキシャル成長させることができた。
【0025】実施例3 図3(a) 〜 (d)は、本発明による表面処理方法の一実施
例を示す工程断面図である。本実施例で用いる装置は図
1に示すような装置を用いる。
【0026】本実施例は、Si熱酸化膜の形成工程につ
いて述べる。まず、自然酸化膜202がSi基板201
上に形成された、図3(a) に示す試料を薬液により洗浄
し、金属汚染物や有機汚染物を除去した。
【0027】その後、図1に示す装置の前処理室111
に入れ、ガス排気口113から真空排気した後、NH4
Fの粉末を100℃に加熱することにより生じたガスを
ガス導入口112(a) から前処理室内に導入(0.01
Torr)し、5分間保持した。ガスの供給を止め、再
度真空排気した後、ヒータ119により、試料141を
100℃に加熱し、10分間保持した。この処理によ
り、Si基板301表面の自然酸化膜302はSiO2
+6NH4 F→(NH42 SiF6 +2H2 O+4N
3 ,(NH42 SiF6 →2NH3 +2HF+Si
4 の反応により除去され、図3(b) に示すようにSi
基板の表面はHとFで覆われた。
【0028】次にガス導入口112(b) からH2 ガス1
00sccmを導入し、ガス分散器114に巻いたWヒ
ータを通電させた。これによりH2 は熱分解し、生じた
H原子がSi基板表面のFをHFやSiFxy として
除去した結果、Si基板301の表面は、図3(c) に示
すように全てHで覆われた。
【0029】この試料141を、内部がArで置換され
た反応室121に、バルブ131を介して、表面を大気
に哂すことなく搬送した後、ガス導入口122(a) から
ヨウ素ガスを導入し、反応室内を0.1Torrに保持
したまま、試料を600℃まで昇温した。この過程でS
i基板201表面の水素は脱離し、生じた活性なSiは
2 と反応し、図3(d) に示すように、Si基板201
の表面はIで覆われた。
【0030】次に、試料を900℃まで昇温した後、次
にガス導入口122(b) からH2 ガス100sccmを
導入し、ガス分散器124に巻いたWヒータを通電させ
た。この処理を1分間行い、熱分解により生じたH原子
でSi基板表面のIをHIとして除去した後、ガス導入
口122(a) からO2 ガスを導入し、Si基板201の
上に、3nmの熱酸化膜(図示せず)を形成した。
【0031】このようにして形成した熱酸化膜203の
絶縁破壊耐圧を測定したところ、98%以上が8MeV
以上の耐圧を示した。これに対し、よう素終端処理を行
わなかった試料では、8MeV以上の耐圧を示したもの
は70%であった。この様に、本発明を用いることによ
り、酸化のための昇温時に再酸化を生じさせることな
く、清浄なSi基板表面に熱酸化膜を形成することがで
き、絶縁破壊耐圧の高い、良質な熱酸化膜を形成するこ
とができた。
【0032】実施例4 図4は、本発明の表面処理方法の一実施例で用いる装置
の概略図である。図4に示すように、前処理室411と
反応室421から構成され、試料441は、大気に哂さ
れることなく、バルブ431を介して前処理室411と
反応室421の間を搬送することができる。
【0033】前処理室411には、ヒータ415が埋め
込まれ、また13.56MHzの高周波が印加可能な試
料台414と窓416が備えられており、試料441
に、1000℃までの加熱、光照射や、プラズマエッチ
ングなどを施すことができる。また前処理室411に
は、アルミナ製、或いはBN製の放電管417が接続さ
れており、マイクロ波電源420で発生した2.45G
Hzのマイクロ波を導波管419を介してキャビティ4
18に印加することにより、ガス導入口412から導入
されたガスを放電させ、生じた活性種を前処理室411
の試料441まで輸送することができる。前処理室41
1内に導入されたガスは、ガス排気口413から排気さ
れる。反応室421にも、ヒータ425が埋め込まれた
試料台424と窓426、ガス導入口422、ガス排気
口423が備えられており、試料441に、1000℃
までの真空中orガス中の加熱や光照射などを施すこと
ができる。
【0034】図5(a) 〜 (e)は、本発明による表面処理
方法の一実施例を示す工程断面図である。本実施例で用
いる装置は図4に示すような装置を用いる。本実施例は
コンタクトホールへのTiSi2 の埋め込み工程につい
て述べる。
【0035】まず図5(a) に示すように、Si基板51
の上に厚さ1μmのCVD酸化膜52を堆積し、フォト
リソグラフィーとCF4 /H2 ガスを用いたRIE(反
応性イオンエッチング)により開口径1μmのコンタク
トホール54を開け、不純物を拡散させて拡散層53を
形成した。コンタクトホール54の底のSi基板51表
面には、自然酸化膜55が形成されていた。
【0036】この試料を図4示した装置の前処理室41
1に入れ、真空排気した後、ガス導入口412からSF
6 /H2 O混合ガス(分圧2.5Torr/0.5To
rr)を導入し、キャビティ418に100Wのマイク
ロ波を印加して10分保管したところ、コンタクトホー
ル54底の自然酸化膜55は除去され、Si表面は図5
(b) に示すように、H、F、Sなどで覆われた。
【0037】次にガス導入口412から導入するガスを
2 ガスにかえ、前処理室411内の圧力を0.1To
rrに保ったままキャビティ418に100Wのマイク
ロ波を印加して10分間保持したことろ、コンタクトホ
ール54の底は、図5(c) に示すようにHで覆われた。
【0038】次にこの試料を、ガス導入口422よりよ
う素ガス0.5Torrを導入しながら、窓416から
SOR光(ピークエネルギー25eV)を試料に照射し
た。この処理によりコンタクトホール54底のSi上の
Hは、一部は光照射により直接脱離し、また一部はI2
ガスの光分解により生じたI原子により引き抜かれ、除
去されて、図5(d) に示すようにコンタクトホール54
の底のSi基板1表面はIで覆われた。
【0039】内部が真空排気された反応室421へ搬送
した後、ヒータ425により試料を700℃まで昇温
し、ガス導入口422からTiCl4 ガス10scc
m、SiH4 ガス100sccmを導入してプロセス室
421内の圧力を0.1Torrに保って15分間保持
したところ、図5(e) に示すように、コンタクトホール
54の底から選択的にTiSiが成長し、コンタクトホ
ール54はTiSi2 で埋め込まれた。
【0040】このようにして形成したコンタクトホール
の接触抵抗は、Si表面をIで覆わずにTiSi2 を形
成したものに比べて1桁低かった。SIMSで分析した
ところ、I終端したものはTiSi2 とSiとの界面に
酸素は見られなかったが、H終端したものは僅かに酸素
が検出された。このように、本発明を用いることで、界
面に酸素が少なく、その結果コンタクト抵抗の低いコン
タクトホール埋め込みを行うことができた。
【0041】実施例5 図6(a) 〜 (e)は、本発明による表面処理方法の一実施
例を示す工程断面図である。本実施例で用いる装置は図
4に示すような装置を用いる。本実施例では、不純物の
拡散工程について述べる。
【0042】まず図6(a) に示すような、Si基板61
上に自然酸化膜62が形成された試料を図4に示した装
置の前処理室411に入れ、真空排気した後、ガス導入
口412からHFガス50Torrを導入し、5分間保
持したところ、図6(b) に示すように、Si基板表面は
HとFで覆われた。
【0043】次に、試料を300℃に加熱し、ガス導入
口412からH2 ガスを5×10-5Torr導入し、1
0分間保持したところ、Si基板61表面のFは除去さ
れ、図6(c) に示すように全面Hで被覆された。
【0044】この試料を反応室421に搬送し、ガス導
入口422からHIガスを導入して内部を1Torrに
保ったまま、試料温度を上げ、500℃になった時点で
10分間保持した。このとき、Si基板61表面のHの
一部は脱離し、一部はHIの熱分解により生じたHやI
により引き抜かれ、図6(d) に示すようにSi基板61
の表面のSiはIで終端された。
【0045】さらに試料温度を600℃に上げた後、窓
426からSOR光(ピーク波長50eV)を照射し、
表面のIを除去した後、ガス導入口422からB2 H6
ガス1Torrを導入し、30分間保持した。この処理
により図6(e) に示すように、Si基板61の表面にB
の拡散層が形成された。このようにして形成した拡散層
は、深さが均一(200±2nm)であり、またB濃度
も高かった(3×1020cm-3以上)。これに対し、表面
のI終端化を行わずに昇温し、B拡散を行ったものは、
再酸化が生じ、その結果形成された自然酸化膜を介して
拡散が行われたため、拡散層が不均一(150±8n
m)でB濃度も8×1019cm-3と低かった。このよう
に、本発明を用いることで、均一で高濃度の不純物拡散
層を形成することができた。
【0046】なお、本発明は上記実施例に限られるもの
ではない。例えば、水素原子の後に終端化させる原子は
他のハロゲン原子、特に、臭素でも良い。この場合、そ
の除去においては、よう素において必要とされる除去温
度より高い温度が必要とされる。その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、自然酸化膜が形成され
ていないSi上に酸化、拡散、薄膜堆積、単結晶成長な
どのプロセスを施すことができ、形成した膜の品質を向
上させたり、拡散を均一、高濃度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による表面処理方法の一実施例に用い
る表面処理装置の概略図。
【図2】 本発明による表面処理方法の一実施例を示す
工程断面図。
【図3】 本発明による表面処理方法の一実施例を示す
工程断面図。
【図4】 本発明による表面処理方法の一実施例に用い
る表面処理装置の概略図。
【図5】 本発明による表面処理方法の一実施例を示す
工程断面図。
【図6】 本発明による表面処理方法の一実施例を示す
工程断面図。
【符号の説明】
111,411…前処理室 121,421…反応室 131,431…バルブ 141,441…試料 112(a), (b),122(a), (b),412,422…ガ
ス導入口 113,123,413,423…ガス排気口 114,124…ガス分散器 115,125,417…放電管 116,126,418…キャビティ 117,127,419…導波管 118,128,420…マイクロ波電源 119,129,415,425…ヒータ 201,301,51,61…Si基板 202,302,55,62…自然酸化膜 203…熱酸化膜 303…エピタキシャルSi 414,424…試料台 416,426…窓 52…CVD酸化膜 53,63…拡散層 54…コンタクトホール 55…TiSi

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された自然酸化膜を
    水素を含む物質により除去し、前記半導体表面を水素で
    終端化する工程と、よう素又は臭素のうち少なくとも一
    つのハロゲン元素を含む物質により前記半導体基板表面
    を水素で終端化している水素を除去し、この表面を前記
    ハロゲン元素で終端化する工程と、前記半導体基板表面
    を終端化している前記ハロゲン元素を除去する工程とを
    含むことを特徴とする表面処理方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された自然酸化膜を
    水素と弗素を含む物質により除去し、前記半導体基板表
    面を水素と弗素で終端化する工程と、水素を含む物質に
    より前記半導体基板表面を終端化している弗素を除去
    し、この表面すべてを水素で終端化する工程と、よう素
    又は臭素のうち少なくとも一つのハロゲン元素を含む物
    質により前記半導体基板表面を水素で終端化している水
    素を除去し、この表面を前記ハロゲン元素で終端化する
    工程と、前記半導体基板表面を終端化している前記ハロ
    ゲン元素を除去する工程とを含むことを特徴とする表面
    処理方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板表面に光を照射すること
    により、前記半導体基板表面を終端化している前記ハロ
    ゲン元素を除去することを特徴とする請求項1または2
    記載の表面処理方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板を基板温度が400℃以
    上となるように昇温して、前記半導体基板表面を終端化
    している前記ハロゲン元素を除去することを特徴とする
    請求項1または2記載の表面処理方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板上に形成された自然酸化
    膜を水素を含む物質により除去し、前記半導体表面を水
    素で終端化する工程は、HFを含む溶液への浸漬、HF
    を含むガスへの曝露、弗素元素を含むガスとNH3 を含
    むガスを用いたダウンフローエッチング、SF6 ガスと
    2 Oガスを用いたダウンフローエッチング、H原子を
    含むガスへの曝露、H2 を含むガスのプラズマエッチン
    グのいずれかを含む工程であることを特徴とする請求項
    1または2記載の表面処理方法。
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