JPH0421519A - 硫化砒素含有物からの高純度塩化砒素の製造方法 - Google Patents

硫化砒素含有物からの高純度塩化砒素の製造方法

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JPH0421519A
JPH0421519A JP12339190A JP12339190A JPH0421519A JP H0421519 A JPH0421519 A JP H0421519A JP 12339190 A JP12339190 A JP 12339190A JP 12339190 A JP12339190 A JP 12339190A JP H0421519 A JPH0421519 A JP H0421519A
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Takashi Kamijo
上條 尚
Ryoichi Ashitani
芦谷 良一
Hiroshi Yamashita
博 山下
Shigemitsu Kido
繁光 城戸
Shigeto Hei
屏 成人
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KOWA SEIKO KK
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KOWA SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 本発明は、硫化砒素含有物から高純度塩化砒素を製造す
る方法に関するものである。
(ロ)従来技術 硫化砒素含有物中に含まれる砒素成分を有効に精製回収
するための技術として従来から行なわれている方法は、
その殆どが先ず亜砒酸として回収する方法であって、そ
の方法は乾式法と湿式法とに大別される。
乾式法は、硫化砒素含有物を気流焙焼炉で酸化脱硫焙焼
して品位90〜93%の粗亜砒酸を得、この粗亜砒酸を
更に反射炉によって昇華、精製して品位99.5%以上
の粗亜砒酸とする方法である。
しかしながら、この方法は原料の選択に比較的幅がある
ものの、 ■)常に気流焙焼による酸化脱硫と反射炉による昇華、
精製という二段階処理を行なう必要があること。
■)気流焙焼による酸化脱硫効率は75〜85%程度で
あり、相当量の繰返し処理が必要であること。
■)硫化砒素含有物の分解、酸化に伴なって発生する亜
硫酸ガスの除外処理が必要であること。
■)通常装置の運転は無人運転が可能であるが、故障時
や定期修理時等の場合には、有害な粉体に対する充分な
防御処理が必要であること。
■)原料の乾燥、気流焙焼、昇華精製等に必要な熱エネ
ルギーの消費が大きいこと。
など、解決しなければならない多くの問題がある。
一方、湿式法としては、特公昭60−46048号公報
に亜砒酸の製造法が提案され実施されているが、該法は
硫化砒素含有物を硫酸銅溶液と反応させて亜砒酸液と硫
化銅に変換し、該反応液を冷却して亜砒酸の結晶を晶出
させ、これを硫化鋼と共に5濾過して不純物を含む母液
と分離し、S戸滓をリパルプした後、亜砒酸を空気で溶
解度の大きい砒酸にまで酸化させ、5濾過により硫化銅
と分離し、砒酸液を精製、還元することにより亜砒酸を
晶出させ、S濾過分離・乾燥して製品とする方法である
しかしながら、この方法においても、 (a)第1段の結晶晶出や5濾過分離の工程において、
母液中には約10〜15g/iの砒素が残存し、これが
硫化砒素沈殿工程に繰り返されるので、効率の低下が免
れないこと。
(b)工程が十数工程におよんで極めて複雑であること
(C)大部分の反応が高温(80〜90℃)で行なわれ
るため、熱エネルギーの消費が多いこと。
など、これまた多くの解決すべき問題点がある。
また、更に高純度の砒素化合物を得るためには、上記に
よって得られた亜砒酸を原料として再結晶法やアルカリ
精製法9分別昇華精製法、塩化砒素転換蒸留法等によっ
て再精製を行なう必要がある。
また、硫化砒素含有物から金属砒素を回収する方法とし
ては、特公昭57−52941号公報が提案されている
が、湿式法としては工程数が比較的少ないが、最終生成
物である金属砒素の品質が70%程度と低く、しかも回
収率が低い等の問題点がある。
また、亜砒酸を出発物質として高純度の砒素酸化物ある
いは金属砒素を製造する場合、その精製法としては塩化
砒素を経由する方式が一般的であり、これは亜砒酸を濃
塩酸に溶解し、これに濃硫酸を添加し、脱水して塩化砒
素を生成させる方法である。この方法に関しても多くの
研究がなされており、例えば「大工試季報 Vol、6
 、 No 、 24(昭30)鳥養栄−著、「大工試
年報 No、323」 (昭39)中根ほか著、特開昭
62−100413号公報等があるが、未だ解決すべき
問題点が多いのが現状である。
(ハ)発明の開示 本発明は、硫化砒素含有物を出発原料とし、高純度の塩
化砒素を簡単な工程で消費エネルギーも少なく、高収率
で製造すべく1種々の実験・検討を行なった結果、硫化
砒素含有物と水とからなるスラリー中の硫酸濃度を変化
させて塩素ガスを吹き込むことにより、所定の硫酸濃度
範囲で硫化砒素の大部分を直接塩化砒素の液滴として転
化させることができるとの知見を得、開発されたもので
ある。
即ち、本発明は硫化砒素含有物スラリー中の硫酸濃度を
40〜80%好ましくは50〜70%に保持しながら塩
素ガスを該スラリー中に導入し、硫化砒素含有物中の砒
素成分を塩化砒素液滴として酸性溶液中に懸濁せしめる
と共に硫黄成分を元素硫黄として析出せしめ、かつ銅、
鉄等の夾雑成分を該溶液中に溶出せしめる第1工程と、
該第1工程で得られた反応生成物混合液を蒸留して塩化
砒素と元素硫黄及び酸性溶液とを分離する第2工程とか
らなることを特徴とする硫化砒素含有物からの高純度塩
化砒素の製造方法に関するものである。
本発明の第1の特徴は、硫化砒素含有物中の砒素成分を
塩化砒素に転換するため、塩素ガスを用いることにある
As2521 +6C1,、=2AsC文、+3S[Δ
H= −36,5KCall鳳ol] ・ ・ 11 
命 ・ ・ ・ (1)即ち、上記(1)式に従い、塩
素ガスを導入することによって液温は自動的に上昇し、
その結果何等の加熱を必要とすることなく、硫化砒素含
有物中の砒素成分は容易に塩化砒素に転換されるのであ
る。
上記(1)式による反応は極めて化学量論的に進行し、
該反応が略完結するまでは塩素ガスの系外への逸出は殆
ど見られない。
また、該反応の進行は酸化還元電位で追跡及び制御する
ことが回部である。
(1)式の反応は硫化砒素含有物スラリーへの塩素ガス
の導入及びそれによる温度の上昇によって開始され、そ
の後は塩素ガスの導入と冷却水による冷却により反応温
度を調整することによって、外からの熱エネルギーの補
加なしに反応を進行完結させることができ、しかも反応
温度を硫黄の変態点以下の温度を保持するように調整す
ることにより、生成する元素硫黄を結晶質の5濾過性の
極めて良好なものとして得ることも可能である。この際
、硫化砒素含有物中に夾雑物として含まれる銅、鉄、亜
鉛等の硫化物もそのほとんどが浸出されて酸性溶液中へ
溶出する。
本発明の第2の特徴は、硫酸酸性溶液中で塩化砒素の溶
解度が小さくなる性質を利用し、硫化砒素含有物と水と
からなるスラリーに溶液中の硫酸濃度が40〜80%に
なるように硫酸を添加することにある。
これにより、生成した塩化砒素は酸性溶液から分離され
、液滴となって懸濁する。
上記の硫酸濃度を40〜80%と、する理由は、硫酸濃
度が40%以下では塩化砒素の液滴の生成が不充分であ
り、一方80%以上では塩化砒素の液滴生成の効果が飽
和してしまうためである。
また、本発明の第3の特徴は、上記のようにして生成し
た塩化砒素液滴、結晶質元素硫黄及び銅、亜鉛、鉄等を
含む酸性溶液から、蒸留によって塩化砒素のみを分離す
ることにある。
塩化砒素の蒸留による高度の分離特性を利用することに
より、結晶質元素硫黄はもとより、銅や鉄、亜鉛等から
もほとんど完全な分離が可能である。
上記の蒸留方法としては、通常使用されている加温蒸留
や通気蒸留、減圧蒸留のいずれの方法でも可能である。
ただし、5濾過性のよい元素硫黄を混合していることに
注目すれば、後工程の硫黄分離の時まで好ましいS濾過
性状を維持するために、茂留温度を硫黄の変態点である
95℃以下に抑えて行なうことが必要である。この場合
には、通気蒸留か減圧蒸留が好ましい。
上記のように、本発明によれば硫化砒素含有物を出発原
料として、該硫化砒素含有物のスラリー中の硫酸濃度を
40〜80%好ましくは50〜70%に調節し、塩素ガ
スを該スラリー中に導入することにより(第1工程)、
硫化砒素含有物中に含まれる砒素を塩化砒素の液滴とし
、また夾雑物としての銅や鉄、亜鉛等のほとんど全てを
塩素化合物として酸性溶液中に溶出せしめ、硫化砒素含
有物中の硫黄を結晶質な5濾過性の良い元素硫黄として
析出せしめることができ、次いでこの反応生成物混合液
を蒸留することにより(第2工程)、高純度の塩化砒素
を高収率で留出液として捕取し回収することができるの
である。
第1図に、本発明による高純度塩化砒素の製造工程図(
例)を示したが、本発明の工程はこのように、(1)塩
素化反応、(2)蒸留、(3)5濾過分離のわずか3工
程で構成されており、高純度の塩化砒素製品が高収率で
得られるのである。
次に1本発明を実施例により説明する。
(ニ)実施例 本発明方法の実施に際して供試した硫化砒素含有物の成
分組成は第1表に示す通りであり、湿状試料は水分53
.3%である。
第1表 実施例1 第1表に示す成分組成の硫化砒素含有物の湿量600g
を所定濃度の硫酸液900m!;Lでスラリーとし、容
量2文の六つ目フラスコ中で撹拌しながら塩素ガスを1
.0文/分で導入した。
塩素ガスの導入により、スラリー温度は上昇して60〜
70℃となった0反応の進行は酸化還元電位計によって
監視し、終点を決定した。
引き続いて、塩素化反応が終了したスラリーを反応生成
物類をS濾過分離することなく、そのまま60〜70℃
で蒸留を行なって、塩化砒素を留出させた。塩化砒素の
沸点は常圧(760■−Hg)で約130℃であるので
、60〜70℃で蒸留するために操作圧力を100〜1
20 mmHgまで減圧する必要があった。
一ヒ記スラリー中の硫酸濃度を変化させた場合の結果を
$2表に示す。
(以下余白) 第 表 第2表から明らかなように、スラリーの硫酸濃度を−F
げることにより、釜残液として酸性溶液中に残留する砒
素量を減少させ、塩化砒素の留出量を飛躍的に増加させ
ることができた。
また、残渣中の元素硫黄の品位は、いずれの場合も95
%以上であった。
実施例2 容量50又の反応容器を使用し、上記実施例1と同様に
第1表に示した成分組成の硫化砒素含有物の湿量15K
gを、所定濃度の硫酸液22.5見で硫酸濃度60%に
保持したスラリーに実施例1と同様に塩素ガスを25交
/分で導入して塩素化反応を行なわせた後、蒸留処理を
したところ、3.45J1の塩化砒素が得られた。
また、硫黄品位が95.3%で砒素0.6%の結晶質元
素硫黄2.9 Kgが得られた。
得られた塩化砒素を、発光分光分析で分析した結果を第
3表に示す。
(以下余白) 第3表から明らかなように、本発明法によって得られた
塩化砒素の品位は4 N (99,99%)以上の高純
度のものである。
上記のように、本発明法により極めて簡単な工程処理に
よって得られる塩化砒素の品質は、前記実施例に示すよ
うに極めて高純度のものであり、この塩化砒素を原料と
して加水分解あるいは還元等の公知の処理方法によって
製造される亜砒酸や金属砒素も高純度の製品であること
は勿論である。
また、本発明に係る蒸留残液から5濾過分離された元素
硫黄は95%以上の品位を有しており1例えば硫酸製造
用原料等としての有効利用が可能である。
(ホ)発明の効果 上記のように、本発明法によれば硫化砒素含有物を出発
原料として、4N以上の高純度の塩化砒素を簡単な工程
で消費エネルギーも少なく、しかも高収率、低コストで
製造することができるのである。
また、本発明法により製造された高純度の塩化砒素をベ
ースとして、公知の方法により高純度の亜砒酸や金属砒
素が簡単に製造できる利点を有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る硫化砒素含有物からの高純度塩化
砒素の製造方法の工程概略フローシートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硫化砒素含有物スラリー中の硫酸濃度を40〜80%好
    ましくは50〜70%に保持しながら塩素ガスを該スラ
    リー中に導入し、硫化砒素含有物中の砒素成分を塩化砒
    素液滴として溶液中に懸濁せしめると共に硫黄成分を元
    素硫黄として析出せしめ、かつ銅、鉄等の夾雑成分を該
    溶液中に溶出せしめる第1工程と、該第1工程で得られ
    た反応生成物混合液を蒸留して塩化砒素と元素硫黄及び
    酸性溶液とを分離する第2工程とからなることを特徴と
    する硫化砒素含有物からの高純度塩化砒素の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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