JPH04215422A - InP系半導体の液相エピタキシャル成長方法 - Google Patents
InP系半導体の液相エピタキシャル成長方法Info
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- JPH04215422A JPH04215422A JP2410120A JP41012090A JPH04215422A JP H04215422 A JPH04215422 A JP H04215422A JP 2410120 A JP2410120 A JP 2410120A JP 41012090 A JP41012090 A JP 41012090A JP H04215422 A JPH04215422 A JP H04215422A
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Landscapes
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- Light Receiving Elements (AREA)
- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子、受光素子な
どの製造に用いられるInP系半導体の液相エピタキシ
ャル成長方法に関する。
どの製造に用いられるInP系半導体の液相エピタキシ
ャル成長方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、面発光型発光ダイオードの断面
図であり、n型InP基板1の上にn型InPクラッド
層2、p型In1−x Gax Asy P1−y活性
層3、p型InPクラッド層4、p型In1−i Ga
i Asj P1−jコンタクト層5の4種類の結晶層
を順次形成した構造となっている。そして、p型コンタ
クト層5の表面には、電流狭窄用絶縁膜6が形成され、
さらに、p側電極7が形成されている。 また、n型InP基板1の反対側表面にはドーナツ状の
n側電極8が形成され、集光用球レンズ9がドーナツ状
電極8の中央のn型InP基板1の表面にシリコン樹脂
等で固定され、光ファイバへの集光を可能にする。
図であり、n型InP基板1の上にn型InPクラッド
層2、p型In1−x Gax Asy P1−y活性
層3、p型InPクラッド層4、p型In1−i Ga
i Asj P1−jコンタクト層5の4種類の結晶層
を順次形成した構造となっている。そして、p型コンタ
クト層5の表面には、電流狭窄用絶縁膜6が形成され、
さらに、p側電極7が形成されている。 また、n型InP基板1の反対側表面にはドーナツ状の
n側電極8が形成され、集光用球レンズ9がドーナツ状
電極8の中央のn型InP基板1の表面にシリコン樹脂
等で固定され、光ファイバへの集光を可能にする。
【0003】活性層の結晶組成としては、結晶のバンド
ギャップ波長が発光ダイオードの目的とする発光波長と
一致し、かつ、InP基板と格子整合するように調整さ
れる。この時、光通信分野でよく用いられる発光ダイオ
ードの発光波長としては、1.3 μm や 1.5μ
m 等がある。また、活性層の厚みの設計は、発光ダイ
オードの目的とする特性によって変わるが、0.1 μ
m 程度の薄いものから2μm 程度の厚いものまで様
々である。成長温度と、通常650℃以下であるが、例
えば、発光波長 1.3μm 帯の活性層については6
30〜640℃の温度範囲で行われることが多く、発光
波長 1.5μm 帯の活性層の結晶成長は600℃以
下の低温成長がよく採用される。 1.5μm の活性層で成長温度を下げる理由は、
1.5μm の活性層の上にInPクラッド層を成長す
るが、そのクラッド層成長時に、先に成長させた活性層
がクラッド層成長用溶液に再溶解して結晶が破壊される
おそれがあるので、これを防止するためである。
ギャップ波長が発光ダイオードの目的とする発光波長と
一致し、かつ、InP基板と格子整合するように調整さ
れる。この時、光通信分野でよく用いられる発光ダイオ
ードの発光波長としては、1.3 μm や 1.5μ
m 等がある。また、活性層の厚みの設計は、発光ダイ
オードの目的とする特性によって変わるが、0.1 μ
m 程度の薄いものから2μm 程度の厚いものまで様
々である。成長温度と、通常650℃以下であるが、例
えば、発光波長 1.3μm 帯の活性層については6
30〜640℃の温度範囲で行われることが多く、発光
波長 1.5μm 帯の活性層の結晶成長は600℃以
下の低温成長がよく採用される。 1.5μm の活性層で成長温度を下げる理由は、
1.5μm の活性層の上にInPクラッド層を成長す
るが、そのクラッド層成長時に、先に成長させた活性層
がクラッド層成長用溶液に再溶解して結晶が破壊される
おそれがあるので、これを防止するためである。
【0004】液相エピタキシャル成長の温度プロファイ
ルは、この活性層の成長温度を基にして決定されること
が多い。成長用溶液を十分均一に溶かし込むために、結
晶の成長温度より高温で一定期間保持した後、成長用溶
液と基板結晶を成長温度に達するまで所定の冷却速度で
冷却される。この温度プロファイルは、通常±0.2
℃程度の温度制御性の下で実現される。冷却速度として
は、0.1℃/ 分より速いことが多い(例えば、特公
昭61−17797号公報)。
ルは、この活性層の成長温度を基にして決定されること
が多い。成長用溶液を十分均一に溶かし込むために、結
晶の成長温度より高温で一定期間保持した後、成長用溶
液と基板結晶を成長温度に達するまで所定の冷却速度で
冷却される。この温度プロファイルは、通常±0.2
℃程度の温度制御性の下で実現される。冷却速度として
は、0.1℃/ 分より速いことが多い(例えば、特公
昭61−17797号公報)。
【0005】また、結晶成長直前の、成長用溶液に結晶
成分を十分に溶かし込む過程において、雰囲気ガス中に
曝されるInP基板の表面から燐が抜けて基板結晶を劣
化するという問題があるが、この劣化を防止する方法と
しては、■別のInPウエハで蓋をするもの、■フォス
フィンガス(PH3)を雰囲気ガスとともに流すもの、
■InP/Sn溶液から発生する燐蒸気をInP基板上
にもたらすもの、などの方法がある。
成分を十分に溶かし込む過程において、雰囲気ガス中に
曝されるInP基板の表面から燐が抜けて基板結晶を劣
化するという問題があるが、この劣化を防止する方法と
しては、■別のInPウエハで蓋をするもの、■フォス
フィンガス(PH3)を雰囲気ガスとともに流すもの、
■InP/Sn溶液から発生する燐蒸気をInP基板上
にもたらすもの、などの方法がある。
【0006】他方、In1−x Gax Asy P1
−y結晶の熱力学を用いた理論計算によると、広範囲に
渡る組成領域で均質な結晶を成長することが困難である
と報告されている(例えば、Proccedings
of the 1980 International
Symposium on GaAs and Re
latedCompounds, pp115〜124
、あるいは、Jpn.J.App.Phys.Vol
.21,No.6 (1982),ppl,323〜3
25)。図3は熱力学の理論計算から求めた結晶成長の
不安定領域を示した図である。図中、10は、InP基
板と格子整合するための結晶組成条件を示す線であり、
線分PQで示す11は、InP基板と格子整合する結晶
組成領域のうちで、成長温度700℃において、結晶成
長が不安定となる領域を示したものであり、この領域で
は、均質な結晶を成長することができないとされていた
。この理論計算によれば、液相エピタキシャル成長によ
って室温のバンドギャップ波長が1.3 〜1.5 μ
m の範囲にあるIn1−x Gax Asy P1−
yをInP基板上に均質に成長させるには、成長温度7
00℃を越える高温にする必要があるとされていた。一
方、一般的には理論計算に反して650℃より低い温度
で結晶成長が行われており、そのような条件で成長した
半導体を用いて発光ダイオード等のデバイスを作製して
も、デバイスの電気特性あるいは光学特性は正常である
といわれている。
−y結晶の熱力学を用いた理論計算によると、広範囲に
渡る組成領域で均質な結晶を成長することが困難である
と報告されている(例えば、Proccedings
of the 1980 International
Symposium on GaAs and Re
latedCompounds, pp115〜124
、あるいは、Jpn.J.App.Phys.Vol
.21,No.6 (1982),ppl,323〜3
25)。図3は熱力学の理論計算から求めた結晶成長の
不安定領域を示した図である。図中、10は、InP基
板と格子整合するための結晶組成条件を示す線であり、
線分PQで示す11は、InP基板と格子整合する結晶
組成領域のうちで、成長温度700℃において、結晶成
長が不安定となる領域を示したものであり、この領域で
は、均質な結晶を成長することができないとされていた
。この理論計算によれば、液相エピタキシャル成長によ
って室温のバンドギャップ波長が1.3 〜1.5 μ
m の範囲にあるIn1−x Gax Asy P1−
yをInP基板上に均質に成長させるには、成長温度7
00℃を越える高温にする必要があるとされていた。一
方、一般的には理論計算に反して650℃より低い温度
で結晶成長が行われており、そのような条件で成長した
半導体を用いて発光ダイオード等のデバイスを作製して
も、デバイスの電気特性あるいは光学特性は正常である
といわれている。
【0007】従って、650〜700℃という温度は、
理論計算からは不均質な結晶しか成長できない温度領域
とされ、また、従来一般的に使われる温度より高温側に
外れているため、この範囲の温度は利用されてこなかっ
た。
理論計算からは不均質な結晶しか成長できない温度領域
とされ、また、従来一般的に使われる温度より高温側に
外れているため、この範囲の温度は利用されてこなかっ
た。
【0008】本発明者等の実験によれば、InP基板と
格子整合したIn1−x Gax Asy P1−y結
晶を成長温度630〜640℃で、 0.5μm 以上
の厚みで成長させた場合、室温におけるバンドギャップ
波長が 1.3〜1.5 μm となる結晶組成では、
フォトルミネッセンス(PL)のスペクトル半値幅が異
常に広くなるという現象が現れ、良好な結晶を安定して
得ることが困難であることを見いだした。この成長の不
安定性は、成長温度の制御性に大いに保存しており、±
0.2 ℃程度で顕著となる。即ち、InP基板に格子
整合し、室温におけるバンドギャップ波長が 1.3〜
1.5 μm となる組成の結晶を 0.5μm 以上
の厚みで成長するときに顕著となる。同じ結晶成長でも
、厚みが 0.5μm より薄い場合は、ほとんど問題
になることはなく、PLスペクトル半値幅も正常になる
ことも確認している。
格子整合したIn1−x Gax Asy P1−y結
晶を成長温度630〜640℃で、 0.5μm 以上
の厚みで成長させた場合、室温におけるバンドギャップ
波長が 1.3〜1.5 μm となる結晶組成では、
フォトルミネッセンス(PL)のスペクトル半値幅が異
常に広くなるという現象が現れ、良好な結晶を安定して
得ることが困難であることを見いだした。この成長の不
安定性は、成長温度の制御性に大いに保存しており、±
0.2 ℃程度で顕著となる。即ち、InP基板に格子
整合し、室温におけるバンドギャップ波長が 1.3〜
1.5 μm となる組成の結晶を 0.5μm 以上
の厚みで成長するときに顕著となる。同じ結晶成長でも
、厚みが 0.5μm より薄い場合は、ほとんど問題
になることはなく、PLスペクトル半値幅も正常になる
ことも確認している。
【0009】そこで、本発明は、室温において格子定数
がInP基板と 0.1%以内で整合し、かつ、活性層
の室温におけるバンドギャップ波長が 1.3〜1.5
μm で、しかも厚みが 0.5μm 以上の、発光
ダイオードの作製に適したウエハを歩留まり良く成長さ
せる方法を提供しようとするものである。
がInP基板と 0.1%以内で整合し、かつ、活性層
の室温におけるバンドギャップ波長が 1.3〜1.5
μm で、しかも厚みが 0.5μm 以上の、発光
ダイオードの作製に適したウエハを歩留まり良く成長さ
せる方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、室温において
、格子定数がInP基板と 0.1%以内で整合し、か
つ、バンドギャップ波長が 1.3〜1.5 μm の
範囲にあるように定められ、 0.5μm 以上の厚さ
を有するIn1−x Gax Asy P1−y結晶を
InP基板上に液相エピタキシャル成長する方法におい
て、650〜700℃の成長範囲で原料溶液とInP基
板と接触させ、かつ、毎分0.09±0.01℃の冷却
速度で冷却することを特徴とするInP系半導体の液相
エピタキシャル成長方法である。
、格子定数がInP基板と 0.1%以内で整合し、か
つ、バンドギャップ波長が 1.3〜1.5 μm の
範囲にあるように定められ、 0.5μm 以上の厚さ
を有するIn1−x Gax Asy P1−y結晶を
InP基板上に液相エピタキシャル成長する方法におい
て、650〜700℃の成長範囲で原料溶液とInP基
板と接触させ、かつ、毎分0.09±0.01℃の冷却
速度で冷却することを特徴とするInP系半導体の液相
エピタキシャル成長方法である。
【0011】なお、原料溶液を±0.1 ℃以内の温度
で制御してInP基板と接触させることが好ましく、ま
たInP基板を原料溶液と接触させるまで、InP基板
表面にInP/In1−zSnz (Z≧0.4)溶液
から発生する燐蒸気をもたらすことが好ましい。
で制御してInP基板と接触させることが好ましく、ま
たInP基板を原料溶液と接触させるまで、InP基板
表面にInP/In1−zSnz (Z≧0.4)溶液
から発生する燐蒸気をもたらすことが好ましい。
【0012】
【作用】本発明者等は、室温において、格子定数がIn
P基板と 0.1%以内で整合し、かつ、バンドギャッ
プ波長が 1.3〜1.5 μmの範囲にあるように定
められ、 0.5μm 以上の厚さを有するIn1−x
Gax Asy P1−y結晶をInP基板上に液相
エピタキシャル成長するために、成長温度を種々変化さ
せて結晶成長を行ったところ、650〜700℃の成長
温度範囲で原料溶液とInP基板と接触させ、かつ、毎
分0.09±0.01℃の冷却速度で冷却することによ
り、歩留まり良くInP系半導体の液相エピタキシャル
成長を行うことができることを見いだした。即ち、70
0℃を越える成長温度では、成長終了後にウエハが高温
にさらされるために劣化して良好なウエハを安定して得
ることができなかった。また、650℃より低い成長温
度では、 0.5μm 以上の厚みの結晶成長を安定し
て行うことができなかった。
P基板と 0.1%以内で整合し、かつ、バンドギャッ
プ波長が 1.3〜1.5 μmの範囲にあるように定
められ、 0.5μm 以上の厚さを有するIn1−x
Gax Asy P1−y結晶をInP基板上に液相
エピタキシャル成長するために、成長温度を種々変化さ
せて結晶成長を行ったところ、650〜700℃の成長
温度範囲で原料溶液とInP基板と接触させ、かつ、毎
分0.09±0.01℃の冷却速度で冷却することによ
り、歩留まり良くInP系半導体の液相エピタキシャル
成長を行うことができることを見いだした。即ち、70
0℃を越える成長温度では、成長終了後にウエハが高温
にさらされるために劣化して良好なウエハを安定して得
ることができなかった。また、650℃より低い成長温
度では、 0.5μm 以上の厚みの結晶成長を安定し
て行うことができなかった。
【0013】また、原料溶液の温度制御は、温度プロフ
ァイルに対して±0.1 ℃以内で制御することにより
、上記の結晶成長を一層安定にすることが可能になった
。
ァイルに対して±0.1 ℃以内で制御することにより
、上記の結晶成長を一層安定にすることが可能になった
。
【0014】さらに、成長用溶液を十分均一に溶かし込
むために、一定時間溶液を高温に保持する必要があるが
、従来の溶液温度よりさらに高温にするため、InP基
板表面から燐を抜け出して熱劣化する可能性が高くなる
ため、InP基板を原料溶液と接触するまで、InP基
板表面にInP/In1−zSnz (Z≧0.4)溶
液から発生する燐蒸気をもたらすことが好ましい。従来
の熱劣化防止方法のフォスフィンガス(PH3)を雰囲
気ガスと共に流す方法は、フォスフィンガスが毒性が強
いので安全性の面から適切でなく、別のInPウエハで
基板に蓋をする方法は、650℃以上の温度で活性層を
成長するには有効でないことが実験の結果確認された。 これに対して、Sn溶媒にInP飽和させた溶液を用い
ることによって、熱劣化を防止できる。
むために、一定時間溶液を高温に保持する必要があるが
、従来の溶液温度よりさらに高温にするため、InP基
板表面から燐を抜け出して熱劣化する可能性が高くなる
ため、InP基板を原料溶液と接触するまで、InP基
板表面にInP/In1−zSnz (Z≧0.4)溶
液から発生する燐蒸気をもたらすことが好ましい。従来
の熱劣化防止方法のフォスフィンガス(PH3)を雰囲
気ガスと共に流す方法は、フォスフィンガスが毒性が強
いので安全性の面から適切でなく、別のInPウエハで
基板に蓋をする方法は、650℃以上の温度で活性層を
成長するには有効でないことが実験の結果確認された。 これに対して、Sn溶媒にInP飽和させた溶液を用い
ることによって、熱劣化を防止できる。
【0015】しかし、室温におけるバンドギャップが
1.3〜1.5 μm のIn1−x Gax Asy
P1−y結晶を成長温度650〜700℃で歩留り良
く、安定して成長するために、InP飽和のSn溶液に
限定されず、In1−zSnz (Z≧0.4)の溶媒
にInPを飽和させた溶液を用いれば良い。即ち、Z<
0.4 の溶液では、InP基板表面から燐が抜け出し
、劣化するのが観察された。しかし、Z≧0.4 の溶
液については、劣化は全く認められなかった。
1.3〜1.5 μm のIn1−x Gax Asy
P1−y結晶を成長温度650〜700℃で歩留り良
く、安定して成長するために、InP飽和のSn溶液に
限定されず、In1−zSnz (Z≧0.4)の溶媒
にInPを飽和させた溶液を用いれば良い。即ち、Z<
0.4 の溶液では、InP基板表面から燐が抜け出し
、劣化するのが観察された。しかし、Z≧0.4 の溶
液については、劣化は全く認められなかった。
【0016】
【実施例】面発光型ダイオードを構成する各層は、In
P系結晶成分を過剰に仕込んだ成長用飽和溶液に基板を
接触させて成長する方法(二層溶液法)により成長させ
た。成長装置は、図4に示した横型ボート式成長装置を
用いた。各層の溶液組成は、熱力学より求められる液相
線で決定した。活性層の成長温度は、660℃並びに6
30℃に設定し、成長中の冷却速度を0.09℃とし、
±0.1 ℃の範囲で成長温度を制御した。なお、いず
れの場合も、InP基板を原料溶液に接触させるまでの
間、InP/In0.1Sn0.9溶液を用いて、In
P基板表面に燐蒸気を供給した。
P系結晶成分を過剰に仕込んだ成長用飽和溶液に基板を
接触させて成長する方法(二層溶液法)により成長させ
た。成長装置は、図4に示した横型ボート式成長装置を
用いた。各層の溶液組成は、熱力学より求められる液相
線で決定した。活性層の成長温度は、660℃並びに6
30℃に設定し、成長中の冷却速度を0.09℃とし、
±0.1 ℃の範囲で成長温度を制御した。なお、いず
れの場合も、InP基板を原料溶液に接触させるまでの
間、InP/In0.1Sn0.9溶液を用いて、In
P基板表面に燐蒸気を供給した。
【0017】その結果、厚さ350μm のSドープI
nP基板の上に厚さ7μm のSnドープInPクラッ
ド層、厚さ 1.5μm のZnドープInGaAsP
活性層(バンドギャップ波長が1.35μm)、厚さ1
μm のZnドープInPクラッド層、厚さ1μm の
ZnドープInGaAsPコンタクト層(バンドギャッ
プ波長が1.15μm)を順次形成することができた。 これらの2種類のウエハを用いて面発光型発光ダイオー
ドを作製し、ダイオードのスペクトル半値幅を測定した
ところ、図1のフォトルミネッセンススペクトル半値幅
の測定結果と同様に630℃のウエハから作製したダイ
オードは、660℃のダイオードに比べて、半値幅が4
0%程度幅広いものしか得られなかった。
nP基板の上に厚さ7μm のSnドープInPクラッ
ド層、厚さ 1.5μm のZnドープInGaAsP
活性層(バンドギャップ波長が1.35μm)、厚さ1
μm のZnドープInPクラッド層、厚さ1μm の
ZnドープInGaAsPコンタクト層(バンドギャッ
プ波長が1.15μm)を順次形成することができた。 これらの2種類のウエハを用いて面発光型発光ダイオー
ドを作製し、ダイオードのスペクトル半値幅を測定した
ところ、図1のフォトルミネッセンススペクトル半値幅
の測定結果と同様に630℃のウエハから作製したダイ
オードは、660℃のダイオードに比べて、半値幅が4
0%程度幅広いものしか得られなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、室温で格子定数がInP基板と0.1 %以内で
整合し、かつ、バンドギャップ波長が 1.3〜1.5
μm の範囲にあるように定められ、 0.5μm
以上の厚さを有するIn1−x Gax Asy P1
−y結晶を、InP基板上に安定して液相エピタキシャ
ル成長することができ、高品質で高信頼性を有する発光
素子及び受光素子を容易に作製することができるように
なった。
より、室温で格子定数がInP基板と0.1 %以内で
整合し、かつ、バンドギャップ波長が 1.3〜1.5
μm の範囲にあるように定められ、 0.5μm
以上の厚さを有するIn1−x Gax Asy P1
−y結晶を、InP基板上に安定して液相エピタキシャ
ル成長することができ、高品質で高信頼性を有する発光
素子及び受光素子を容易に作製することができるように
なった。
【0019】
【図1】2種類の成長温度(630℃、660℃)でI
nP基板と格子整合し、かつ、厚さが 0.5μm 以
上となる様に成長したInGaAsP結晶のスペクトル
半値幅の測定値を示したグラフである。
nP基板と格子整合し、かつ、厚さが 0.5μm 以
上となる様に成長したInGaAsP結晶のスペクトル
半値幅の測定値を示したグラフである。
【図2】面発光型発光ダイオードの断面構造を示した図
である。
である。
【図3】熱力学の理論計算から求めた結晶成長の不安定
領域を示した図である。
領域を示した図である。
【図4】実施例で使用した横型ボート式液相エピタキシ
ャル成長装置の概念図である。
ャル成長装置の概念図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 室温において、格子定数がInP基板
と0.1 %以内で整合し、かつ、バンドギャップ波長
が 1.3〜1.5 μm の範囲にあるように定めら
れ、0.5 μm 以上の厚さを有するIn1−x G
ax Asy P1−y結晶をInP基板上に液相エピ
タキシャル成長する方法において、650〜700℃の
成長温度範囲で原料溶液とInP基板と接触させ、かつ
、毎分0.09±0.01℃の冷却速度で冷却すること
を特徴とするInP系半導体の液相エピタキシャル成長
方法。 - 【請求項2】 原料溶液の温度制御を温度プロファイ
ルに対し、±0.1 ℃以内で制御してInP基板と接
触させることを特徴とする請求項1記載のInP系半導
体の液相エピタキシャル成長方法。 - 【請求項3】 InP基板を原料溶液と接触させるま
で、InP基板表面にInP/In1−zSnz (Z
≧0.4)溶液から発生する燐蒸気をもたらすことを特
徴とする請求項1又は2記載のInP系半導体の液相エ
ピタキシャル成長方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2410120A JPH04215422A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | InP系半導体の液相エピタキシャル成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2410120A JPH04215422A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | InP系半導体の液相エピタキシャル成長方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04215422A true JPH04215422A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=18519336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2410120A Pending JPH04215422A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | InP系半導体の液相エピタキシャル成長方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04215422A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020196735A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | ウシオオプトセミコンダクター株式会社 | 赤外led素子 |
| JP2020167223A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | ウシオオプトセミコンダクター株式会社 | 赤外led素子 |
| CN113646907A (zh) * | 2019-03-28 | 2021-11-12 | 优志旺电机株式会社 | 红外led元件 |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP2410120A patent/JPH04215422A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020196735A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | ウシオオプトセミコンダクター株式会社 | 赤外led素子 |
| JP2020167219A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | ウシオオプトセミコンダクター株式会社 | 赤外led素子 |
| JP2020167223A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | ウシオオプトセミコンダクター株式会社 | 赤外led素子 |
| TWI721841B (zh) * | 2019-03-28 | 2021-03-11 | 日商牛尾電機股份有限公司 | 紅外線led元件 |
| CN113632248A (zh) * | 2019-03-28 | 2021-11-09 | 优志旺电机株式会社 | 红外led元件 |
| CN113646907A (zh) * | 2019-03-28 | 2021-11-12 | 优志旺电机株式会社 | 红外led元件 |
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