JPH04215619A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH04215619A JPH04215619A JP2402378A JP40237890A JPH04215619A JP H04215619 A JPH04215619 A JP H04215619A JP 2402378 A JP2402378 A JP 2402378A JP 40237890 A JP40237890 A JP 40237890A JP H04215619 A JPH04215619 A JP H04215619A
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- light
- phase plate
- crystal cell
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、STN型の液晶セルを
用いる液晶表示装置に関するものである。
用いる液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、透明電極と配向膜をそ
れぞれ形成した一対の透明基板間に液晶を封入するとと
もにこの液晶の分子を両基板間においてツイスト配列さ
せた液晶セルと、この液晶セルその前後に配置された一
対の偏光板とからなっており、前記液晶セルとしては、
一般に、液晶分子をほぼ90°のツイスト角でツイスト
配列させたTN型のものが用いられている。
れぞれ形成した一対の透明基板間に液晶を封入するとと
もにこの液晶の分子を両基板間においてツイスト配列さ
せた液晶セルと、この液晶セルその前後に配置された一
対の偏光板とからなっており、前記液晶セルとしては、
一般に、液晶分子をほぼ90°のツイスト角でツイスト
配列させたTN型のものが用いられている。
【0003】ところで、最近、テレビジョン画像等を表
示する液晶表示装置は、大画面化および高解像度化のた
めに画素数を多くされており、これにともなって高デュ
ーティで時分割駆動されるようになってきている。
示する液晶表示装置は、大画面化および高解像度化のた
めに画素数を多くされており、これにともなって高デュ
ーティで時分割駆動されるようになってきている。
【0004】しかし、前記TN型の液晶セルを用いる液
晶表示装置は、表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答
時間(レスポンス)は約100m秒と早いが、高デュー
ティで時分割駆動すると、ON(光透過)時の光透過率
が極端に低下して表示が暗くなるという問題をもってい
るため、高デューティで時分割駆動される液晶表示装置
には、液晶分子をTN型液晶セルよりも大きなツイスト
角(180°〜 270°)でツイスト配列させたST
N型の液晶セルが使用されている。
晶表示装置は、表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答
時間(レスポンス)は約100m秒と早いが、高デュー
ティで時分割駆動すると、ON(光透過)時の光透過率
が極端に低下して表示が暗くなるという問題をもってい
るため、高デューティで時分割駆動される液晶表示装置
には、液晶分子をTN型液晶セルよりも大きなツイスト
角(180°〜 270°)でツイスト配列させたST
N型の液晶セルが使用されている。
【0005】このSTN型液晶セルを用いた液晶表示装
置は、その液晶セルの液晶層厚がTN型液晶セルの液晶
層厚より大きいため、TN型液晶セルを用いる液晶表示
装置に比べると表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答
時間は約300m秒と遅いが、液晶セルのリタデーショ
ンが大きく、また液晶分子のツイスト角が大きいために
透過光の旋光性も大きいから、高デューティで時分割駆
動しても、ON時の光透過率を高くして明るい表示を得
ることができる。
置は、その液晶セルの液晶層厚がTN型液晶セルの液晶
層厚より大きいため、TN型液晶セルを用いる液晶表示
装置に比べると表示駆動電圧の印加に対する液晶の応答
時間は約300m秒と遅いが、液晶セルのリタデーショ
ンが大きく、また液晶分子のツイスト角が大きいために
透過光の旋光性も大きいから、高デューティで時分割駆
動しても、ON時の光透過率を高くして明るい表示を得
ることができる。
【0006】しかし、STN型液晶セルを用いる液晶表
示装置は、明るい表示が得られる反面、OFF(光遮断
)時にもある程度の光が透過してしまうため、コントラ
スト(ON部分とOFF部分との明暗比)が悪いし、ま
た液晶セルのリタデーションと旋光性が大きいため、こ
のリタデーションと旋光性による波長依存性が大きくて
、表示に着色を生ずるという問題をもっている。
示装置は、明るい表示が得られる反面、OFF(光遮断
)時にもある程度の光が透過してしまうため、コントラ
スト(ON部分とOFF部分との明暗比)が悪いし、ま
た液晶セルのリタデーションと旋光性が大きいため、こ
のリタデーションと旋光性による波長依存性が大きくて
、表示に着色を生ずるという問題をもっている。
【0007】これは、OFF部分において、入射側の偏
光板を通って直線偏光となった光が、液晶セルを透過す
る過程でこの液晶セルの波長依存性により各波長光に位
相差を生じて楕円偏光となり、この楕円偏光が液晶セル
を出射して出射側の偏光板に入射するためであり、この
ように楕円偏光が出射側偏光板に入射すると、この偏光
板の吸収軸方向の偏光成分は偏光板を透過しないが、吸
収軸方向と直交する偏光成分は偏光板を透過するから、
この漏れ光により、黒色になるべきOFF部分の暗さの
度合が低下してコントラストが低下する。また、上記従
来の液晶表示装置では、楕円偏光が出射側偏光板に入射
するため、ON時もOFF時も、特定の波長光が出射側
偏光板により吸収されるか、または出射側偏光板を透過
することになり、そのために出射側偏光板を透過した光
が色を帯びてしまう。
光板を通って直線偏光となった光が、液晶セルを透過す
る過程でこの液晶セルの波長依存性により各波長光に位
相差を生じて楕円偏光となり、この楕円偏光が液晶セル
を出射して出射側の偏光板に入射するためであり、この
ように楕円偏光が出射側偏光板に入射すると、この偏光
板の吸収軸方向の偏光成分は偏光板を透過しないが、吸
収軸方向と直交する偏光成分は偏光板を透過するから、
この漏れ光により、黒色になるべきOFF部分の暗さの
度合が低下してコントラストが低下する。また、上記従
来の液晶表示装置では、楕円偏光が出射側偏光板に入射
するため、ON時もOFF時も、特定の波長光が出射側
偏光板により吸収されるか、または出射側偏光板を透過
することになり、そのために出射側偏光板を透過した光
が色を帯びてしまう。
【0008】このため、上記STN型液晶セルを用いる
液晶表示装置では、液晶セルと一方の偏光板との間に位
相板を配置して、この位相板の偏光作用により、OFF
部分の透過光をほぼ直線偏光になるように補償している
。なお、この液晶表示装置では、1枚の位相板だけで透
過光を直線偏光に補償することは難しいため、一般には
複数枚(通常は2枚)を用いて透過光の偏光状態を段階
的に補償している。
液晶表示装置では、液晶セルと一方の偏光板との間に位
相板を配置して、この位相板の偏光作用により、OFF
部分の透過光をほぼ直線偏光になるように補償している
。なお、この液晶表示装置では、1枚の位相板だけで透
過光を直線偏光に補償することは難しいため、一般には
複数枚(通常は2枚)を用いて透過光の偏光状態を段階
的に補償している。
【0009】図11は、上記位相板を備えた従来の液晶
表示装置の断面図である。この液晶表示装置は、STN
型液晶セル10の両側に一対の偏光板21,22を配置
するとともに、前記液晶セル10と一対の偏光板21,
22の一方との間に2枚の位相板31,32を配置した
もので、この液晶表示装置では、図示のように、上記位
相板31,32を液晶セル10と出射側偏光板(図にお
いて右側の偏光板)22との間に配置している。
表示装置の断面図である。この液晶表示装置は、STN
型液晶セル10の両側に一対の偏光板21,22を配置
するとともに、前記液晶セル10と一対の偏光板21,
22の一方との間に2枚の位相板31,32を配置した
もので、この液晶表示装置では、図示のように、上記位
相板31,32を液晶セル10と出射側偏光板(図にお
いて右側の偏光板)22との間に配置している。
【0010】前記液晶セル10は、ガラスからなる一対
の透明基板11,12を枠状のシール材13を介して接
着するとともに、この両基板11,12間のシール材1
3で囲まれた空隙に液晶18を封入したもので、入射側
基板(図において左側の基板)11の液晶層対向面には
ストライプ状の透明な走査電極14が多数本互いに平行
に配列形成され、出射側基板12の液晶層対向面には、
前記走査電極14と直交させて、ストライプ状の透明な
信号電極15が多数本互いに平行に配列形成されている
。また、両基板11,12の電極形成面上には、表面に
ラビングによる配向処理を施した配向膜16,17がそ
れぞれ形成されており、両基板11,12間に封入され
た液晶18の分子は、前記配向膜16,17の配向規制
力により両基板11,12間において 180°〜 2
70°のツイスト角でツイスト配列されている。
の透明基板11,12を枠状のシール材13を介して接
着するとともに、この両基板11,12間のシール材1
3で囲まれた空隙に液晶18を封入したもので、入射側
基板(図において左側の基板)11の液晶層対向面には
ストライプ状の透明な走査電極14が多数本互いに平行
に配列形成され、出射側基板12の液晶層対向面には、
前記走査電極14と直交させて、ストライプ状の透明な
信号電極15が多数本互いに平行に配列形成されている
。また、両基板11,12の電極形成面上には、表面に
ラビングによる配向処理を施した配向膜16,17がそ
れぞれ形成されており、両基板11,12間に封入され
た液晶18の分子は、前記配向膜16,17の配向規制
力により両基板11,12間において 180°〜 2
70°のツイスト角でツイスト配列されている。
【0011】一方、液晶セル10と出射側偏光板22と
の間に配置された2枚の位相板31,32のうち、液晶
セル10側の第1位相板31は、液晶セル10を出射し
た楕円偏光の各波長光の位相差を小さくする偏光作用を
もつものとされており、その出射側に配置された第2位
相板32は、上記第1位相板31を出射した光の各波長
光の位相差をさらに小さくする偏光作用をもつものとさ
れている。
の間に配置された2枚の位相板31,32のうち、液晶
セル10側の第1位相板31は、液晶セル10を出射し
た楕円偏光の各波長光の位相差を小さくする偏光作用を
もつものとされており、その出射側に配置された第2位
相板32は、上記第1位相板31を出射した光の各波長
光の位相差をさらに小さくする偏光作用をもつものとさ
れている。
【0012】すなわち、この液晶表示装置は、液晶セル
10を出射した楕円偏光を、第1位相板31および第2
位相板32の偏光作用により段階的に直線偏光に近づけ
てやるようにしたもので、この液晶表示装置によれば、
STN型の液晶セルを用いるものでありながら、液晶セ
ル10を出射した楕円偏光をほぼ直線偏光にして出射側
偏光板に入射させることができるから、OFF部分での
漏れ光の発生を少なくしてこのOFF部分を黒色に近づ
けるとともに、表示の着色も抑制することができる。
10を出射した楕円偏光を、第1位相板31および第2
位相板32の偏光作用により段階的に直線偏光に近づけ
てやるようにしたもので、この液晶表示装置によれば、
STN型の液晶セルを用いるものでありながら、液晶セ
ル10を出射した楕円偏光をほぼ直線偏光にして出射側
偏光板に入射させることができるから、OFF部分での
漏れ光の発生を少なくしてこのOFF部分を黒色に近づ
けるとともに、表示の着色も抑制することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の液
晶表示装置では、液晶セル10と出射側偏光板22との
間に配置する2枚の位相板31,32を単に重ね合わせ
て設けているため、液晶セル10を出射し位相板31,
32を透過した光のうちの一部の光が出射側偏光板22
を透過して漏れ光となり、そのために、OFF部分の黒
色の度合が低いし、また表示にもある程度の着色を発生
するという問題をもっていた。これは、第1位相板31
を透過した光の一部が第2位相板32で反射されて第1
位相板31側に戻り、さらにその一部の光が再び第1位
相板31による余計な偏光作用を受けて第2位相板32
に入射するためである。
晶表示装置では、液晶セル10と出射側偏光板22との
間に配置する2枚の位相板31,32を単に重ね合わせ
て設けているため、液晶セル10を出射し位相板31,
32を透過した光のうちの一部の光が出射側偏光板22
を透過して漏れ光となり、そのために、OFF部分の黒
色の度合が低いし、また表示にもある程度の着色を発生
するという問題をもっていた。これは、第1位相板31
を透過した光の一部が第2位相板32で反射されて第1
位相板31側に戻り、さらにその一部の光が再び第1位
相板31による余計な偏光作用を受けて第2位相板32
に入射するためである。
【0014】すなわち、図12は上記液晶表示装置にお
ける透過光の経路を示しており、入射側偏光板21を通
って液晶セル10に入射し、この液晶セル10を出射し
た光は、第1位相板31を透過して第2位相板22に入
射するが、この場合、第1位相板31を出射した光のう
ちの一部の光が、第2位相板22の入射面で反射される
。これは、第1位相板31と第2位相板22との間に僅
かではあるが空気層があり、この空気層の屈折率(約1
)と第2位相板22との光の屈折率が異なるためである
。このため、第1位相板31を出射した光には、図12
に示すように、第2位相板22で反射されずにこの第2
位相板22を透過する光イと、第2位相板22の入射面
で反射されて第1位相板31側に戻る光とがあり、さら
に、第1位相板31側に戻る光には、第1位相板31の
出射面で反射される光ロと、第1位相板31に入射した
後その入射面で反射される光ハとがある。
ける透過光の経路を示しており、入射側偏光板21を通
って液晶セル10に入射し、この液晶セル10を出射し
た光は、第1位相板31を透過して第2位相板22に入
射するが、この場合、第1位相板31を出射した光のう
ちの一部の光が、第2位相板22の入射面で反射される
。これは、第1位相板31と第2位相板22との間に僅
かではあるが空気層があり、この空気層の屈折率(約1
)と第2位相板22との光の屈折率が異なるためである
。このため、第1位相板31を出射した光には、図12
に示すように、第2位相板22で反射されずにこの第2
位相板22を透過する光イと、第2位相板22の入射面
で反射されて第1位相板31側に戻る光とがあり、さら
に、第1位相板31側に戻る光には、第1位相板31の
出射面で反射される光ロと、第1位相板31に入射した
後その入射面で反射される光ハとがある。
【0015】そして、これら光イ,ロ,ハのうち、イと
ロの光は、第1位相板31と第2位相板22とをそれぞ
れ1回ずつ通るだけであるため、この光イ,ロは、ほぼ
直線偏光となって出射側偏光板22に入射するが、ハの
光は、第1位相板31による偏光作用を繰り返し受けて
しまう。図13は上記ハの光の経路を展開して示してお
り、この光ハは、液晶セル10を出射した後、第1位相
板31を通り、さらにこの第1位相板31を2回通った
後に第2位相板22に入射する。このため、この光ハは
、第1位相板31による偏光作用を3回、第2位相板2
2による偏光作用を1回受けることになる。
ロの光は、第1位相板31と第2位相板22とをそれぞ
れ1回ずつ通るだけであるため、この光イ,ロは、ほぼ
直線偏光となって出射側偏光板22に入射するが、ハの
光は、第1位相板31による偏光作用を繰り返し受けて
しまう。図13は上記ハの光の経路を展開して示してお
り、この光ハは、液晶セル10を出射した後、第1位相
板31を通り、さらにこの第1位相板31を2回通った
後に第2位相板22に入射する。このため、この光ハは
、第1位相板31による偏光作用を3回、第2位相板2
2による偏光作用を1回受けることになる。
【0016】図14はOFF状態における上記各光イ,
ロ,ハの偏光状態の変化を示しており、(a)〜(d)
は、図12および図13に示したa〜dの各位置での偏
光状態を示している。液晶セル10を出射した位置aで
の偏光状態は、各光イ,ロ,ハとも図14(a)のよう
な楕円偏光となっており、また第1位相板31を透過し
た位置bでの偏光状態も、各光イ,ロ,ハともに、図1
4(b)のような楕円偏光となっている。そして、この
光イ,ロ,ハのうち、イとロの光は、第1位相板31を
1回だけ通って第2位相板22に入射するため、この光
イ,ロの第2位相板22を出射した位置cでの偏光状態
は図14(c)に示すような直線偏光となる。なお、図
14(c)において、22aは出射側偏光板22の透過
軸を示しており、上記のように直線偏光となって出射側
偏光板22に入射する光イ,ロは、この出射側偏光板2
2で吸収される。一方、第2位相板22で反射されたハ
の光は、図14(b)のような偏光状態のまま再び第1
位相板31に入射し、この第1位相板31中を往復する
過程で2度の偏光作用を受けるため、この後再び第1位
相板31から出射した位置dでの偏光状態は、図14(
d)のように、図14(b)の偏光状態から楕円の軸方
向がずれた楕円偏光となる。そして、この光ハは、この
後に第2位相板22に入射するため、この光ハの第2位
相板22を出射した位置eでの偏光状態は図14(e)
に示すように、図14(d)の状態よりさらに楕円の単
軸長さが大きくなった楕円偏光となる。したがってこの
光ハは直線偏光にはならずに出射側偏光板22に入射す
るため、この光ハのうち、出射側偏光板22の透過軸2
2aの方向に沿う振動成分の波長光が出射側偏光板22
を透過して漏れ光となる。
ロ,ハの偏光状態の変化を示しており、(a)〜(d)
は、図12および図13に示したa〜dの各位置での偏
光状態を示している。液晶セル10を出射した位置aで
の偏光状態は、各光イ,ロ,ハとも図14(a)のよう
な楕円偏光となっており、また第1位相板31を透過し
た位置bでの偏光状態も、各光イ,ロ,ハともに、図1
4(b)のような楕円偏光となっている。そして、この
光イ,ロ,ハのうち、イとロの光は、第1位相板31を
1回だけ通って第2位相板22に入射するため、この光
イ,ロの第2位相板22を出射した位置cでの偏光状態
は図14(c)に示すような直線偏光となる。なお、図
14(c)において、22aは出射側偏光板22の透過
軸を示しており、上記のように直線偏光となって出射側
偏光板22に入射する光イ,ロは、この出射側偏光板2
2で吸収される。一方、第2位相板22で反射されたハ
の光は、図14(b)のような偏光状態のまま再び第1
位相板31に入射し、この第1位相板31中を往復する
過程で2度の偏光作用を受けるため、この後再び第1位
相板31から出射した位置dでの偏光状態は、図14(
d)のように、図14(b)の偏光状態から楕円の軸方
向がずれた楕円偏光となる。そして、この光ハは、この
後に第2位相板22に入射するため、この光ハの第2位
相板22を出射した位置eでの偏光状態は図14(e)
に示すように、図14(d)の状態よりさらに楕円の単
軸長さが大きくなった楕円偏光となる。したがってこの
光ハは直線偏光にはならずに出射側偏光板22に入射す
るため、この光ハのうち、出射側偏光板22の透過軸2
2aの方向に沿う振動成分の波長光が出射側偏光板22
を透過して漏れ光となる。
【0017】本発明はこのような実情にかんがみてなさ
れたものであって、その目的とするところは、STN型
の液晶セルと一方の偏光板との間に複数枚の位相板を配
置して透過光の偏光状態を補償するものでありながら、
OFF状態における透過光のほとんどをほぼ直線偏光に
して出射側の偏光板に入射させ、OFF部分での光の漏
れをほぼ完全に防ぐことができるようにした、OFF部
分をより黒色に近くしてコントラストを高くし、しかも
表示の着色もなくして高品質の画像を表示することがで
きる液晶表示装置を提供することにある。
れたものであって、その目的とするところは、STN型
の液晶セルと一方の偏光板との間に複数枚の位相板を配
置して透過光の偏光状態を補償するものでありながら、
OFF状態における透過光のほとんどをほぼ直線偏光に
して出射側の偏光板に入射させ、OFF部分での光の漏
れをほぼ完全に防ぐことができるようにした、OFF部
分をより黒色に近くしてコントラストを高くし、しかも
表示の着色もなくして高品質の画像を表示することがで
きる液晶表示装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置は
、液晶分子を 180°〜 270°のツイスト角でツ
イスト配列させたSTN型の液晶セルと、この液晶セル
の前後に配置された一対の偏光板とを備え、かつ前記液
晶セルと一方の偏光板との間に、複数枚の位相板を配置
するとともに、これら各位相板同士を透明接着剤により
互いに接着したことを特徴とするものである。
、液晶分子を 180°〜 270°のツイスト角でツ
イスト配列させたSTN型の液晶セルと、この液晶セル
の前後に配置された一対の偏光板とを備え、かつ前記液
晶セルと一方の偏光板との間に、複数枚の位相板を配置
するとともに、これら各位相板同士を透明接着剤により
互いに接着したことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】すなわち、本発明は、液晶セルと一方の偏光板
との間に配置する複数枚の位相同士を透明接着剤により
互いに接着することにより、各位相板の間の部分(接着
剤層)の光の屈折率を位相板の屈折率に近くしたもので
あり、このようにすれば、各位相板を順次透過する光は
、位相板面で反射されることなく各位相板をそれぞれ1
回ずつ通るだけであるため、透過光が同じ偏光板を2度
通って余計な偏光作用を受けることはないから、OFF
部分の透過光のほとんどをほぼ直線偏光にして出射側の
偏光板に入射させることができる。
との間に配置する複数枚の位相同士を透明接着剤により
互いに接着することにより、各位相板の間の部分(接着
剤層)の光の屈折率を位相板の屈折率に近くしたもので
あり、このようにすれば、各位相板を順次透過する光は
、位相板面で反射されることなく各位相板をそれぞれ1
回ずつ通るだけであるため、透過光が同じ偏光板を2度
通って余計な偏光作用を受けることはないから、OFF
部分の透過光のほとんどをほぼ直線偏光にして出射側の
偏光板に入射させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10を参
照して説明する。
照して説明する。
【0021】図1は本実施例の液晶表示装置の断面図で
ある。この液晶表示装置は、液晶分子を 180°〜
270°のツイスト角でツイスト配列させたSTN型の
液晶セル10の両側に一対の偏光板21,22を配置す
るとともに、前記液晶セル10と一対の偏光板21,2
2の一方との間に2枚の位相板31,32を配置したも
ので、この実施例では、図示のように、上記位相板31
,32を液晶セル10と出射側偏光板(図において右側
の偏光板)22との間に配置している。なお、上記液晶
セル10は、図11に示したものと同じ構造のものであ
るから、その説明は図に同符号を付して省略する。ただ
し、この液晶セル10は、白黒のモノクローム画像を表
示するものでも、両基板11,12のうち一方の基板面
の配向膜の下(電極の下または上)に各走査電極14ま
たは各信号電極15にそれぞれ対応させて赤,緑,青の
カラーフィルタ(図示せず)を交互に配列形成したカラ
ー画像表示セルでもよい。
ある。この液晶表示装置は、液晶分子を 180°〜
270°のツイスト角でツイスト配列させたSTN型の
液晶セル10の両側に一対の偏光板21,22を配置す
るとともに、前記液晶セル10と一対の偏光板21,2
2の一方との間に2枚の位相板31,32を配置したも
ので、この実施例では、図示のように、上記位相板31
,32を液晶セル10と出射側偏光板(図において右側
の偏光板)22との間に配置している。なお、上記液晶
セル10は、図11に示したものと同じ構造のものであ
るから、その説明は図に同符号を付して省略する。ただ
し、この液晶セル10は、白黒のモノクローム画像を表
示するものでも、両基板11,12のうち一方の基板面
の配向膜の下(電極の下または上)に各走査電極14ま
たは各信号電極15にそれぞれ対応させて赤,緑,青の
カラーフィルタ(図示せず)を交互に配列形成したカラ
ー画像表示セルでもよい。
【0022】そして、この液晶表示装置では、上記位相
板31,32の対向面同士を、その光透過領域の全面に
わたって透明接着剤41で接着している。また、この実
施例では、上記各位相板31,32のうち、液晶セル1
0側の第1位相板31の入射面を、液晶セル10の出射
側基板12の外面に透明接着剤42で接着し、偏光板2
2側の第2位相板32の出射面を出射側偏光板22の入
射面に透明接着剤43で接着し、さらに入射側偏光板2
1の出射面を液晶セル10の入射側基板12の外面に透
明接着剤44で接着している。
板31,32の対向面同士を、その光透過領域の全面に
わたって透明接着剤41で接着している。また、この実
施例では、上記各位相板31,32のうち、液晶セル1
0側の第1位相板31の入射面を、液晶セル10の出射
側基板12の外面に透明接着剤42で接着し、偏光板2
2側の第2位相板32の出射面を出射側偏光板22の入
射面に透明接着剤43で接着し、さらに入射側偏光板2
1の出射面を液晶セル10の入射側基板12の外面に透
明接着剤44で接着している。
【0023】また、上記液晶セル10のリタデーション
Δn10・d10(液晶の屈折率異方性Δn10と液晶
層厚d10との積)の値は、 700nm〜1000n
mであり、この実施例では、液晶セル10に封入する液
晶18として屈折率異方性Δn10の値が160nm以
上の液晶を用い、この液晶18の屈折率異方性Δn10
に応じて液晶層の層厚(セルギャップ)d10を設定し
て、液晶セル10のリタデーションΔn10・d10を
上記の値にしている。
Δn10・d10(液晶の屈折率異方性Δn10と液晶
層厚d10との積)の値は、 700nm〜1000n
mであり、この実施例では、液晶セル10に封入する液
晶18として屈折率異方性Δn10の値が160nm以
上の液晶を用い、この液晶18の屈折率異方性Δn10
に応じて液晶層の層厚(セルギャップ)d10を設定し
て、液晶セル10のリタデーションΔn10・d10を
上記の値にしている。
【0024】一方、上記2枚の位相板31,32のうち
、液晶セル10側の第1位相板31は 1/4波長位相
板とされ、偏光板22側の第2位相板32は 1/1波
長位相板とされている。そして、第1位相板31のリタ
デーションΔn31・d31(位相板の屈折率異方性Δ
n31と板厚d31との積)の値は、液晶セル10のリ
タデーションΔn10・d10に応じて、液晶セル10
を出射してこの第1位相板31を透過した光をポアンカ
レ球上に配して見たとき、可視光帯域の波長光が、ポア
ンカレ球を平面で切ったときの切断面の周縁線に沿って
その付近に分布する値とされている。この実施例では、
第1位相板31のリタデーションΔn31・d31は
125nm〜 150nmである。
、液晶セル10側の第1位相板31は 1/4波長位相
板とされ、偏光板22側の第2位相板32は 1/1波
長位相板とされている。そして、第1位相板31のリタ
デーションΔn31・d31(位相板の屈折率異方性Δ
n31と板厚d31との積)の値は、液晶セル10のリ
タデーションΔn10・d10に応じて、液晶セル10
を出射してこの第1位相板31を透過した光をポアンカ
レ球上に配して見たとき、可視光帯域の波長光が、ポア
ンカレ球を平面で切ったときの切断面の周縁線に沿って
その付近に分布する値とされている。この実施例では、
第1位相板31のリタデーションΔn31・d31は
125nm〜 150nmである。
【0025】また、第2位相板32のリタデーションΔ
n32・d32の値は、液晶セル10のリタデーション
Δn10・d10と上記第1位相板31のリタデーショ
ンΔn31・d31とに応じて、液晶セル10を出射し
第1位相板31を透過した後にこの第2の位相板32を
透過した光をポアンカレ球上に配して見たとき、可視光
帯域の波長光がポアンカレ球の赤道上の一点の付近に集
中して分布する値とされている。この実施例では、第2
位相板32のリタデーションΔn32・d32は 40
0nm〜 700nmである。
n32・d32の値は、液晶セル10のリタデーション
Δn10・d10と上記第1位相板31のリタデーショ
ンΔn31・d31とに応じて、液晶セル10を出射し
第1位相板31を透過した後にこの第2の位相板32を
透過した光をポアンカレ球上に配して見たとき、可視光
帯域の波長光がポアンカレ球の赤道上の一点の付近に集
中して分布する値とされている。この実施例では、第2
位相板32のリタデーションΔn32・d32は 40
0nm〜 700nmである。
【0026】この第1位相板31および第2位相板32
と、入射側偏光板21および出射側偏光板22とは、そ
の光学軸を次のような方向に合わせて配置されている。 図2は、液晶セル10の両基板11,12面における液
晶分子配向方向(配向膜16,17のラビング方向)と
、前記位相板31,32の進相軸の方向と、偏光板21
,22の偏光軸(透過軸または吸収軸)の方向とを示し
たもので、図2(a)に示すように、液晶セル10の出
射側基板12面の液晶分子配向方向12aは、入射側基
板11面の液晶分子配向方向11aに対して右回りに液
晶分子のツイスト角θ(θ= 180°〜 270°)
だけずれており、両基板11,12面の液晶分子配向方
向11a,12aはそれぞれ、液晶表示装置の視角方向
に対する水平線Zに対して同じ角度で交差している。ま
た、図2(b)に示すように、液晶セル10側の第1位
相板31の進相軸31aは、液晶セル10の出射側基板
12面の液晶分子配向方向12aに対して左回りに90
°〜 100°の角度α1 で交差する方向にあり、偏
光板22側の第2位相板32の進相軸31aは、上記液
晶分子配向方向12aに対して左回りに 100°〜
150°の角度α2 で交差する方向にある。さらに、
図2(c),(d)に示すように、入射側偏光板21の
偏光軸21aは、液晶セル10の入射側基板11面の液
晶分子配向方向11aに対して左回りに 110°〜
160°の角度βで交差する方向にあり、出射側偏光板
22の偏光軸22aは、液晶セル10の出射側基板12
面の液晶分子配向方向12aに対して左回りに70°〜
190°の角度γで交差する方向にある。ここで、右
回りおよび左回りとは、いずれも光の出射側から見たと
きの向きである。
と、入射側偏光板21および出射側偏光板22とは、そ
の光学軸を次のような方向に合わせて配置されている。 図2は、液晶セル10の両基板11,12面における液
晶分子配向方向(配向膜16,17のラビング方向)と
、前記位相板31,32の進相軸の方向と、偏光板21
,22の偏光軸(透過軸または吸収軸)の方向とを示し
たもので、図2(a)に示すように、液晶セル10の出
射側基板12面の液晶分子配向方向12aは、入射側基
板11面の液晶分子配向方向11aに対して右回りに液
晶分子のツイスト角θ(θ= 180°〜 270°)
だけずれており、両基板11,12面の液晶分子配向方
向11a,12aはそれぞれ、液晶表示装置の視角方向
に対する水平線Zに対して同じ角度で交差している。ま
た、図2(b)に示すように、液晶セル10側の第1位
相板31の進相軸31aは、液晶セル10の出射側基板
12面の液晶分子配向方向12aに対して左回りに90
°〜 100°の角度α1 で交差する方向にあり、偏
光板22側の第2位相板32の進相軸31aは、上記液
晶分子配向方向12aに対して左回りに 100°〜
150°の角度α2 で交差する方向にある。さらに、
図2(c),(d)に示すように、入射側偏光板21の
偏光軸21aは、液晶セル10の入射側基板11面の液
晶分子配向方向11aに対して左回りに 110°〜
160°の角度βで交差する方向にあり、出射側偏光板
22の偏光軸22aは、液晶セル10の出射側基板12
面の液晶分子配向方向12aに対して左回りに70°〜
190°の角度γで交差する方向にある。ここで、右
回りおよび左回りとは、いずれも光の出射側から見たと
きの向きである。
【0027】なお、この実施例の液晶表示装置は、OF
F電圧の印加により液晶セル10の液晶分子が初期配向
状態になったときに光が遮断され、ON電圧の印加によ
り液晶分子が立上り配向状態になったときに光が透過す
る、いわゆるネガ・モード表示タイプのもので、前記入
射側偏光板21の偏光軸方向21aと出射側偏光板22
の偏光軸方向22aとは、上記角度β,γの範囲内で、
液晶表示装置の表示がネガ・モードとなる角度に設定さ
れている。
F電圧の印加により液晶セル10の液晶分子が初期配向
状態になったときに光が遮断され、ON電圧の印加によ
り液晶分子が立上り配向状態になったときに光が透過す
る、いわゆるネガ・モード表示タイプのもので、前記入
射側偏光板21の偏光軸方向21aと出射側偏光板22
の偏光軸方向22aとは、上記角度β,γの範囲内で、
液晶表示装置の表示がネガ・モードとなる角度に設定さ
れている。
【0028】この液晶表示装置においては、STN型液
晶セル10と出射側偏光板22との間に2枚の位相板3
1,32を配置するとともに、この2枚の位相板31,
32のうち、液晶セル10側の第1位相板31のリタデ
ーションΔn31・d31の値を、液晶セル10のリタ
デーションΔn10・d10(Δn10・d10= 7
00nm〜1000nm)に応じて、液晶セル10を出
射してこの第1位相板31を透過した光をポアンカレ球
上に配して見たとき、可視光帯域の波長光が、ポアンカ
レ球を平面で切ったときの切断面の周縁線に沿ってその
付近に分布する値(Δn31・d31= 125nm〜
150nm)とし、偏光板22側の第2位相板32の
リタデーションΔn32・d32の値を、液晶セル10
を出射し第1位相板31を透過した後にこの第2の位相
板32を透過した光をポアンカレ球上に配して見たとき
、可視光帯域の波長光がポアンカレ球の赤道上の一点の
付近に集中して分布する値(Δn32・d32= 40
0nm〜 700nm)としているため、液晶セル10
を出射した楕円偏光を、第1位相板31および第2位相
板32の偏光作用によって直線偏光にすることができる
。したがって、この液晶表示装置によれば、OFF(光
遮断)時の光の漏れを少なくするとともに、ON(光透
過)時の光透過率も高くして、コントラストを高くし、
しかも表示の着色もなくして、高品質の画像を表示する
ことができる。
晶セル10と出射側偏光板22との間に2枚の位相板3
1,32を配置するとともに、この2枚の位相板31,
32のうち、液晶セル10側の第1位相板31のリタデ
ーションΔn31・d31の値を、液晶セル10のリタ
デーションΔn10・d10(Δn10・d10= 7
00nm〜1000nm)に応じて、液晶セル10を出
射してこの第1位相板31を透過した光をポアンカレ球
上に配して見たとき、可視光帯域の波長光が、ポアンカ
レ球を平面で切ったときの切断面の周縁線に沿ってその
付近に分布する値(Δn31・d31= 125nm〜
150nm)とし、偏光板22側の第2位相板32の
リタデーションΔn32・d32の値を、液晶セル10
を出射し第1位相板31を透過した後にこの第2の位相
板32を透過した光をポアンカレ球上に配して見たとき
、可視光帯域の波長光がポアンカレ球の赤道上の一点の
付近に集中して分布する値(Δn32・d32= 40
0nm〜 700nm)としているため、液晶セル10
を出射した楕円偏光を、第1位相板31および第2位相
板32の偏光作用によって直線偏光にすることができる
。したがって、この液晶表示装置によれば、OFF(光
遮断)時の光の漏れを少なくするとともに、ON(光透
過)時の光透過率も高くして、コントラストを高くし、
しかも表示の着色もなくして、高品質の画像を表示する
ことができる。
【0029】図3は上記液晶表示装置の透過光の分光ス
ペクトルを示しており、この分光スペクトルのように、
この液晶表示装置は、ON時の透過率が高く、またOF
F時の透過率はほとんど0となっており、したがって高
コントラストの表示が得られる。また、この液晶表示装
置では、OFF時の透過率が可視光帯域のほぼ全波長に
おいてほぼ一定であり、またON時の透過率も可視光帯
域のほぼ全波長において高いレベルにあるから、表示に
液晶セル10の波長依存性による着色を生ずることはな
い。なお、図3の分光スペクトルは、液晶セル10の液
晶分子ツイスト角θとリタデーションΔn10・d10
を、θ=220°,Δn10・d10= 750nmと
し、第1位相板31のリタデーションΔn31・d31
を 130nm、第2位相板32のリタデーションΔn
32・d32を575nmとするとともに、この第1位
相板31および第2位相板32と偏光板21,22を、
図2に示した軸方向角度α1 ,α2 ,β,γをそれ
ぞれα1 =75°,α2 = 100°,β= 16
5°,γ= 135°にしたときの測定値である。
ペクトルを示しており、この分光スペクトルのように、
この液晶表示装置は、ON時の透過率が高く、またOF
F時の透過率はほとんど0となっており、したがって高
コントラストの表示が得られる。また、この液晶表示装
置では、OFF時の透過率が可視光帯域のほぼ全波長に
おいてほぼ一定であり、またON時の透過率も可視光帯
域のほぼ全波長において高いレベルにあるから、表示に
液晶セル10の波長依存性による着色を生ずることはな
い。なお、図3の分光スペクトルは、液晶セル10の液
晶分子ツイスト角θとリタデーションΔn10・d10
を、θ=220°,Δn10・d10= 750nmと
し、第1位相板31のリタデーションΔn31・d31
を 130nm、第2位相板32のリタデーションΔn
32・d32を575nmとするとともに、この第1位
相板31および第2位相板32と偏光板21,22を、
図2に示した軸方向角度α1 ,α2 ,β,γをそれ
ぞれα1 =75°,α2 = 100°,β= 16
5°,γ= 135°にしたときの測定値である。
【0030】上記液晶表示装置における透過光の偏光状
態の変化をポアンカレ球を用いて説明すると、図4は偏
光状態を表現する方法として一般に用いられているポア
ンカレ球を示している。図4において、Cはポアンカレ
球の球軸(地球の地軸に相当する軸)、Eは赤道である
。このポアンカレ球の両極は円偏光Rを表し、赤道E上
は直線偏光Sを表しており、他の領域は楕円偏光を表す
。なお、赤道E上の経度0°の点は赤道Eに沿う方向の
直線偏光、経度90°の点は球軸Cに沿う方向の直線偏
光、経度45°の点はこの点を通る赤道Eと平行な接線
に対して45°の方向の直線偏光、経度 135°の点
はこの点を通る赤道Eと平行な接線に対して 135°
の方向(経度45°の点の直線偏光と直交する方向)の
直線偏光である。また、上半球は右回転の偏光を表し、
下半球は左回転の偏光を表す。このポアンカレ球上にお
ける楕円偏光の各波長光の分布点の緯度τと経度ψは、
偏光の楕円率εと、楕円の長軸方向の角度(第2図に示
した水平線Zに対する角度)ξに対して次式の関係にあ
る。
態の変化をポアンカレ球を用いて説明すると、図4は偏
光状態を表現する方法として一般に用いられているポア
ンカレ球を示している。図4において、Cはポアンカレ
球の球軸(地球の地軸に相当する軸)、Eは赤道である
。このポアンカレ球の両極は円偏光Rを表し、赤道E上
は直線偏光Sを表しており、他の領域は楕円偏光を表す
。なお、赤道E上の経度0°の点は赤道Eに沿う方向の
直線偏光、経度90°の点は球軸Cに沿う方向の直線偏
光、経度45°の点はこの点を通る赤道Eと平行な接線
に対して45°の方向の直線偏光、経度 135°の点
はこの点を通る赤道Eと平行な接線に対して 135°
の方向(経度45°の点の直線偏光と直交する方向)の
直線偏光である。また、上半球は右回転の偏光を表し、
下半球は左回転の偏光を表す。このポアンカレ球上にお
ける楕円偏光の各波長光の分布点の緯度τと経度ψは、
偏光の楕円率εと、楕円の長軸方向の角度(第2図に示
した水平線Zに対する角度)ξに対して次式の関係にあ
る。
【0031】
図5は液晶セル10を出射した光を上記ポアンカレ
球上に配して各波長光の分布状態をポアンカレ球の上極
側から見た図であり、ここでは、液晶分子ツイスト角θ
が 240°、リタデーションΔn10・d10が78
0nmの液晶セルを出射した光の分布を示している。こ
の第5図のように、液晶セル10を出射した光A1 は
、各波長光が、ポアンカレ球上に斜めにたすき掛けした
ように分布する楕円偏光となっている。
球上に配して各波長光の分布状態をポアンカレ球の上極
側から見た図であり、ここでは、液晶分子ツイスト角θ
が 240°、リタデーションΔn10・d10が78
0nmの液晶セルを出射した光の分布を示している。こ
の第5図のように、液晶セル10を出射した光A1 は
、各波長光が、ポアンカレ球上に斜めにたすき掛けした
ように分布する楕円偏光となっている。
【0032】一方、位相板は、上記ポアンカレ球上の各
波長光の分布状態を、球の中心と赤道E上のある一点と
を通る直線(位相板の進相軸)を中心として球上を回転
させる働きをもっており、したがって、液晶セル10を
出射して第1位相板31を透過した光は次のような偏光
状態になる。
波長光の分布状態を、球の中心と赤道E上のある一点と
を通る直線(位相板の進相軸)を中心として球上を回転
させる働きをもっており、したがって、液晶セル10を
出射して第1位相板31を透過した光は次のような偏光
状態になる。
【0033】図6は、液晶セル10を出射して第1位相
板31を透過した光を上記ポアンカレ球上に配して各波
長光の分布状態をポアンカレ球の上極側から見た図であ
り、ここでは、第1位相板31としてリタデーションΔ
n31・d31が 137nmの位相板を用い、この第
1位相板31を、その進相軸31aが、上記ポアンカレ
球の中心と赤道E上の経度62.5°の点とを通る直線
(液晶セル10の出射側基板12面の液晶分子配向方向
12aに対して92.5°の方向)に合わせて配置した
ときの各波長光の分布を示している。このように第1位
相板31の位相板31を配置して、液晶セル10を出射
した光を第1位相板31に通すと、液晶セル10を出射
した各波長光の分布状態が、第1位相板31によって図
5の状態から第1位相板31の進相軸31aつまりポア
ンカレ球の中心と赤道E上の経度62.5°の点とを通
る直線を中心として球上を 137nm/λ周回転され
、可視光帯域の各波長光が、図6に示すように、ポアン
カレ球をある平面で切ったときの切断面の周縁線Lに沿
ってその付近に分布する状態になる。
板31を透過した光を上記ポアンカレ球上に配して各波
長光の分布状態をポアンカレ球の上極側から見た図であ
り、ここでは、第1位相板31としてリタデーションΔ
n31・d31が 137nmの位相板を用い、この第
1位相板31を、その進相軸31aが、上記ポアンカレ
球の中心と赤道E上の経度62.5°の点とを通る直線
(液晶セル10の出射側基板12面の液晶分子配向方向
12aに対して92.5°の方向)に合わせて配置した
ときの各波長光の分布を示している。このように第1位
相板31の位相板31を配置して、液晶セル10を出射
した光を第1位相板31に通すと、液晶セル10を出射
した各波長光の分布状態が、第1位相板31によって図
5の状態から第1位相板31の進相軸31aつまりポア
ンカレ球の中心と赤道E上の経度62.5°の点とを通
る直線を中心として球上を 137nm/λ周回転され
、可視光帯域の各波長光が、図6に示すように、ポアン
カレ球をある平面で切ったときの切断面の周縁線Lに沿
ってその付近に分布する状態になる。
【0034】また、図7は、液晶セル10を出射し前記
第1位相板31を透過した後に第2位相板32を透過し
た光を上記ポアンカレ球上に配して各波長光の分布状態
をポアンカレ球の上極側から見た図であり、ここでは、
第2位相板32としてリタデーションΔn32・d32
が 610nmの位相板を用い、この第2位相板32を
、その進相軸32aが、上記ポアンカレ球の中心と赤道
E上の経度90°の点とを通る直線(液晶セル10の出
射側基板12面の液晶分子配向方向12aに対して 1
20°の方向)に合わせて配置したときの各波長光の分
布を示している。 このように第2位相板32を配置して、液晶セル10を
出射し第1位相板31を透過した光を第2位相板32に
通すと、液晶セル10を出射して第1位相板31を透過
した各波長光の分布状態が、第2位相板32によって図
6の状態からさらに第2位相板32の進相軸32aつま
りポアンカレ球の中心と赤道E上の経度90°の点とを
通る直線を中心として球上を 610nm/λ周回転さ
れ、可視光帯域の各波長光が、図7に示すように、ポア
ンカレ球の赤道E上の一点の付近(経度37.5°〜5
2.5°の領域)に集中して分布する状態になる。そし
て、ポアンカレ球の赤道E上は前述したように直線偏光
を表すから、図7のようにポアンカレ球の赤道E上の一
点の付近に集中して分布する各波長光は、ほぼ直線偏光
となる。
第1位相板31を透過した後に第2位相板32を透過し
た光を上記ポアンカレ球上に配して各波長光の分布状態
をポアンカレ球の上極側から見た図であり、ここでは、
第2位相板32としてリタデーションΔn32・d32
が 610nmの位相板を用い、この第2位相板32を
、その進相軸32aが、上記ポアンカレ球の中心と赤道
E上の経度90°の点とを通る直線(液晶セル10の出
射側基板12面の液晶分子配向方向12aに対して 1
20°の方向)に合わせて配置したときの各波長光の分
布を示している。 このように第2位相板32を配置して、液晶セル10を
出射し第1位相板31を透過した光を第2位相板32に
通すと、液晶セル10を出射して第1位相板31を透過
した各波長光の分布状態が、第2位相板32によって図
6の状態からさらに第2位相板32の進相軸32aつま
りポアンカレ球の中心と赤道E上の経度90°の点とを
通る直線を中心として球上を 610nm/λ周回転さ
れ、可視光帯域の各波長光が、図7に示すように、ポア
ンカレ球の赤道E上の一点の付近(経度37.5°〜5
2.5°の領域)に集中して分布する状態になる。そし
て、ポアンカレ球の赤道E上は前述したように直線偏光
を表すから、図7のようにポアンカレ球の赤道E上の一
点の付近に集中して分布する各波長光は、ほぼ直線偏光
となる。
【0035】図8〜図10は、液晶セル10にOFF電
圧を印加したときにおける、液晶セル10を出射した光
と、第1位相板31を透過した光と、第2位相板32を
透過した光の、上記ポアンカレ球上での各波長光の分布
点の緯度τと経度ψを示しており、液晶セル10を出射
した光は、その各波長光が図8に示すような緯度τおよ
び経度ψで分布する楕円偏光となっている。しかし、こ
の液晶セル10を出射した光を第1位相板31に通すと
、この光が第1位相板31により偏光されて、各波長光
が図9に示すような緯度τおよび経度ψで分布する状態
になる。そして、この光をさらに第2位相板32に通す
と、この第2位相板32を透過した光は、図10に示す
ように、可視光帯域(ここでは 450nm〜650n
m)の波長光が緯度τ=0°の線上、つまり赤道E上に
ほぼ分布し、またこの可視光帯域の波長光がある経度ψ
(図10ではψ=約90°)の上、つまり赤道E上の一
点の付近に集中して分布する状態となる。そして、図1
0に示すように、各波長光の分布点の緯度τと経度ψが
それぞれほぼ同じになるといることは、この各波長光の
位相差がほとんどなくなったことを意味しており、した
がって、上記第2位相板32を透過した光は、ほぼ直線
偏光である。
圧を印加したときにおける、液晶セル10を出射した光
と、第1位相板31を透過した光と、第2位相板32を
透過した光の、上記ポアンカレ球上での各波長光の分布
点の緯度τと経度ψを示しており、液晶セル10を出射
した光は、その各波長光が図8に示すような緯度τおよ
び経度ψで分布する楕円偏光となっている。しかし、こ
の液晶セル10を出射した光を第1位相板31に通すと
、この光が第1位相板31により偏光されて、各波長光
が図9に示すような緯度τおよび経度ψで分布する状態
になる。そして、この光をさらに第2位相板32に通す
と、この第2位相板32を透過した光は、図10に示す
ように、可視光帯域(ここでは 450nm〜650n
m)の波長光が緯度τ=0°の線上、つまり赤道E上に
ほぼ分布し、またこの可視光帯域の波長光がある経度ψ
(図10ではψ=約90°)の上、つまり赤道E上の一
点の付近に集中して分布する状態となる。そして、図1
0に示すように、各波長光の分布点の緯度τと経度ψが
それぞれほぼ同じになるといることは、この各波長光の
位相差がほとんどなくなったことを意味しており、した
がって、上記第2位相板32を透過した光は、ほぼ直線
偏光である。
【0036】なお、図8〜図10に示した偏光状態は、
液晶セル10として液晶分子のツイスト角が 240°
、リタデーションΔn10・d10が 780nmの液
晶セルを用い、第1位相板31としてリタデーションΔ
n31・d31が 140nmの位相板、第2位相板3
2としてリタデーションΔn32・d32が 610n
mの位相板を用いて、液晶セル10の電極14,15間
に20.6VのOFF電圧を印加した場合の測定値であ
る。
液晶セル10として液晶分子のツイスト角が 240°
、リタデーションΔn10・d10が 780nmの液
晶セルを用い、第1位相板31としてリタデーションΔ
n31・d31が 140nmの位相板、第2位相板3
2としてリタデーションΔn32・d32が 610n
mの位相板を用いて、液晶セル10の電極14,15間
に20.6VのOFF電圧を印加した場合の測定値であ
る。
【0037】しかも、上記液晶表示装置においては、液
晶セル10と出射側偏光板22との間に配置する2枚の
位相板31,32同士を透明接着剤41により互いに接
着しており、この透明接着剤41の層の光の屈折率は、
空気層に比べてはるかに位相板31,32の屈折率に近
いから、各位相板31,32を順次透過する光は、いず
れの位相板面でも反射されることなく各位相板31,3
2をそれぞれ1回ずつ通るだけである。
晶セル10と出射側偏光板22との間に配置する2枚の
位相板31,32同士を透明接着剤41により互いに接
着しており、この透明接着剤41の層の光の屈折率は、
空気層に比べてはるかに位相板31,32の屈折率に近
いから、各位相板31,32を順次透過する光は、いず
れの位相板面でも反射されることなく各位相板31,3
2をそれぞれ1回ずつ通るだけである。
【0038】すなわち、図11に示した従来の液晶表示
装置では、第1位相板31と第2位相板22との間には
僅かではあるが空気層があるため、第1位相板31を出
射した光のうち、図12に示したロとハの光が、第2位
相板22の入射面で反射されて第1位相板31側に戻り
、この光ロ,ハうち、第1位相板31に入射した後その
入射面で反射されるハの光が、第1位相板31による余
計な偏光作用を受けるが、上記実施例の液晶表示装置で
は、位相板31,22間の透明接着剤41の層の屈折率
が位相板31,32の屈折率に近いため、第1位相板3
1を出射した光は、第2位相板22で反射されることな
くこの第2位相板22に入射する。なお、光の表面反射
は、その界面での屈折率の比が1に近いほど少なくなる
から、上記透明接着剤41として、その屈折率nが、位
相板31,22の屈折率n1 ,n2 に対して、
装置では、第1位相板31と第2位相板22との間には
僅かではあるが空気層があるため、第1位相板31を出
射した光のうち、図12に示したロとハの光が、第2位
相板22の入射面で反射されて第1位相板31側に戻り
、この光ロ,ハうち、第1位相板31に入射した後その
入射面で反射されるハの光が、第1位相板31による余
計な偏光作用を受けるが、上記実施例の液晶表示装置で
は、位相板31,22間の透明接着剤41の層の屈折率
が位相板31,32の屈折率に近いため、第1位相板3
1を出射した光は、第2位相板22で反射されることな
くこの第2位相板22に入射する。なお、光の表面反射
は、その界面での屈折率の比が1に近いほど少なくなる
から、上記透明接着剤41として、その屈折率nが、位
相板31,22の屈折率n1 ,n2 に対して、
【0
039】
039】
【数1】
【0040】の関係になるようなものを用いれば、第2
位相板22の入射面での光の反射をほぼ完全になくすこ
とができる。このため、透過光は各位相板31,32を
それぞれ1回ずつ通るだけであり、したがって透過光が
同じ偏光板を2度通って余計な偏光作用を受けることは
ないから、OFF部分の透過光のほとんどが、各位相板
31,32により直線偏光とされ、この後出射側偏光板
22に入射する。
位相板22の入射面での光の反射をほぼ完全になくすこ
とができる。このため、透過光は各位相板31,32を
それぞれ1回ずつ通るだけであり、したがって透過光が
同じ偏光板を2度通って余計な偏光作用を受けることは
ないから、OFF部分の透過光のほとんどが、各位相板
31,32により直線偏光とされ、この後出射側偏光板
22に入射する。
【0041】このため、上記液晶表示装置によれば、O
FF状態において、液晶セル10を透過した光のほとん
どを、直線偏光として出射側偏光板22に入射させるこ
とができ、出射側偏光板22に入射する光が直線偏光で
あれば、OFF状態での光の漏れをほぼ完全に防ぐこと
ができるから、OFF部分をより黒色に近くしてコント
ラストを高くし、しかも表示の着色もなくして高品質の
画像を表示することができる。これは、白黒のモノクロ
ーム画像を表示する液晶表示装置に限らず、フルカラー
画像を表示する液晶表示装置においてもいえることであ
り、フルカラー画像を表示する液晶表示装置においても
、白および黒の表示が他の色を帯びることはないし、ま
たカラーフィルタで着色された赤,緑.青の表示が他の
色を帯びて色ずれを生ずることもない。
FF状態において、液晶セル10を透過した光のほとん
どを、直線偏光として出射側偏光板22に入射させるこ
とができ、出射側偏光板22に入射する光が直線偏光で
あれば、OFF状態での光の漏れをほぼ完全に防ぐこと
ができるから、OFF部分をより黒色に近くしてコント
ラストを高くし、しかも表示の着色もなくして高品質の
画像を表示することができる。これは、白黒のモノクロ
ーム画像を表示する液晶表示装置に限らず、フルカラー
画像を表示する液晶表示装置においてもいえることであ
り、フルカラー画像を表示する液晶表示装置においても
、白および黒の表示が他の色を帯びることはないし、ま
たカラーフィルタで着色された赤,緑.青の表示が他の
色を帯びて色ずれを生ずることもない。
【0042】また、この実施例では、2枚の位相板31
,32同士を透明接着剤41により接着するだけでなく
、第1位相板31と液晶セル10、第2位相板32と出
射側偏光板22、および入射側偏光板21と液晶セル1
0も、それぞれ透明接着剤42,43,44で接着して
いるため、これらの間での光の反射もなくすことができ
る。したがって、液晶セル10を出射した光が第1位相
板31で反射されて液晶セル10に戻り、さらに液晶セ
ル10の入射側基板11または入射側偏光板21で反射
されて再び液晶セル10から出射したり、位相板31,
32を通った光が出射側偏光板22で反射されて位相板
31,32に戻り、さらに第1位相板31または液晶セ
ル10で反射されて再び位相板31,32を通って出射
することもないから、OFF部分をさらに黒色に近くし
、また表示の着色もさらに確実に防ぐことができる。
,32同士を透明接着剤41により接着するだけでなく
、第1位相板31と液晶セル10、第2位相板32と出
射側偏光板22、および入射側偏光板21と液晶セル1
0も、それぞれ透明接着剤42,43,44で接着して
いるため、これらの間での光の反射もなくすことができ
る。したがって、液晶セル10を出射した光が第1位相
板31で反射されて液晶セル10に戻り、さらに液晶セ
ル10の入射側基板11または入射側偏光板21で反射
されて再び液晶セル10から出射したり、位相板31,
32を通った光が出射側偏光板22で反射されて位相板
31,32に戻り、さらに第1位相板31または液晶セ
ル10で反射されて再び位相板31,32を通って出射
することもないから、OFF部分をさらに黒色に近くし
、また表示の着色もさらに確実に防ぐことができる。
【0043】なお、上記実施例では、位相板31,32
を配置した側を光出射側としたが、上記液晶表示装置は
、位相板31,32を配置しない側を光出射側として使
用することも可能であり、その場合は、偏光板22を透
過した入射光が第2位相板32および第1位相板31を
透過して液晶セル10による偏光作用を補償する状態に
偏光され、この後液晶セル10を透過して直線偏光とな
る。
を配置した側を光出射側としたが、上記液晶表示装置は
、位相板31,32を配置しない側を光出射側として使
用することも可能であり、その場合は、偏光板22を透
過した入射光が第2位相板32および第1位相板31を
透過して液晶セル10による偏光作用を補償する状態に
偏光され、この後液晶セル10を透過して直線偏光とな
る。
【0044】また、上記実施例では、2枚の位相板31
、32を用いて偏光状態を補償しているが、この偏光状
態の補償は、3枚以上の位相板を用いて行なってもよく
、その場合も、これら各位相板同士をそれぞれ透明接着
剤により互いに接着しておけば、上記実施例と同様な効
果を得ることができる。
、32を用いて偏光状態を補償しているが、この偏光状
態の補償は、3枚以上の位相板を用いて行なってもよく
、その場合も、これら各位相板同士をそれぞれ透明接着
剤により互いに接着しておけば、上記実施例と同様な効
果を得ることができる。
【0045】さらに、上記実施例では、第1位相板31
と液晶セル10、第2位相板32と出射側偏光板22、
および入射側偏光板21と液晶セル10も、透明接着剤
42,43,44で接着しているが、これらは必ずしも
接着しておく必要はない。
と液晶セル10、第2位相板32と出射側偏光板22、
および入射側偏光板21と液晶セル10も、透明接着剤
42,43,44で接着しているが、これらは必ずしも
接着しておく必要はない。
【0046】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置は、液晶セルと一
方の偏光板との間に配置する複数枚の位相板同士を透明
接着剤により互いに接着することにより、各位相板の間
の部分(接着剤層)の光の屈折率を位相板の屈折率に近
くして、各位相板を順次透過する光が位相板面で反射さ
れるのを防ぐようにしたものであり、このようにすれば
、透過光は各位相板をそれぞれ1回ずつ通るだけである
ため、透過光が同じ偏光板を2度通って余計な偏光作用
を受けることはないから、この液晶表示装置によれば、
STN型の液晶セルと一方の偏光板との間に複数枚の位
相板を配置して透過光の偏光状態を補償するものであり
ながら、OFF状態における透過光のほとんどをほぼ直
線偏光にして出射側の偏光板に入射させ、OFF部分で
の光の漏れをほぼ完全に防ぐことができ、したがって、
OFF部分をより黒色に近くしてコントラストを高くし
、しかも表示の着色もなくして高品質の画像を表示する
ことができる。
方の偏光板との間に配置する複数枚の位相板同士を透明
接着剤により互いに接着することにより、各位相板の間
の部分(接着剤層)の光の屈折率を位相板の屈折率に近
くして、各位相板を順次透過する光が位相板面で反射さ
れるのを防ぐようにしたものであり、このようにすれば
、透過光は各位相板をそれぞれ1回ずつ通るだけである
ため、透過光が同じ偏光板を2度通って余計な偏光作用
を受けることはないから、この液晶表示装置によれば、
STN型の液晶セルと一方の偏光板との間に複数枚の位
相板を配置して透過光の偏光状態を補償するものであり
ながら、OFF状態における透過光のほとんどをほぼ直
線偏光にして出射側の偏光板に入射させ、OFF部分で
の光の漏れをほぼ完全に防ぐことができ、したがって、
OFF部分をより黒色に近くしてコントラストを高くし
、しかも表示の着色もなくして高品質の画像を表示する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置の断面図。
【図2】液晶セルの両基板面における液晶分子配向方向
と位相板および偏光板の光学軸の方向を示す図。
と位相板および偏光板の光学軸の方向を示す図。
【図3】液晶表示装置の透過光の分光スペクトルを示す
図。
図。
【図4】ポアンカレ球の斜視図。
【図5】液晶セルの出射光をポアンカレ球上に配して見
た各波長光の分布状態図。
た各波長光の分布状態図。
【図6】液晶セルを出射し第1の位相板を透過した光を
ポアンカレ球上に配して見た各波長光の分布状態図。
ポアンカレ球上に配して見た各波長光の分布状態図。
【図7】液晶セルを出射し第1と第2の位相板を透過し
た光をポアンカレ球上に配して見た各波長光の分布状態
図。
た光をポアンカレ球上に配して見た各波長光の分布状態
図。
【図8】液晶セルを出射した光のポアンカレ球上での各
波長光の分布点の緯度と経度を示す図。
波長光の分布点の緯度と経度を示す図。
【図9】液晶セルを出射し第1の位相板を透過した光の
ポアンカレ球上での各波長光の分布点の緯度と経度を示
す図。
ポアンカレ球上での各波長光の分布点の緯度と経度を示
す図。
【図10】液晶セルを出射し第1と第2の位相板を透過
した光のポアンカレ球上での各波長光の分布点の緯度と
経度を示す図。
した光のポアンカレ球上での各波長光の分布点の緯度と
経度を示す図。
【図11】従来のSTN型液晶セルを使用する液晶表示
装置の透過光の分光スペクトルを示す図。
装置の透過光の分光スペクトルを示す図。
【図12】従来の液晶表示装置における透過光の経路を
示す図。
示す図。
【図13】図12のハの光の経路の展開図。
【図14】従来の液晶表示装置における透過光の偏光状
態の変化を示す図。
態の変化を示す図。
10…液晶セル、11,12…透明基板、14…走査電
極、15…信号電極、16,17…配向膜、18…液晶
、21,22…偏光板、31…第1位相板、32…第2
位相板、14,42,43,44…透明接着剤。
極、15…信号電極、16,17…配向膜、18…液晶
、21,22…偏光板、31…第1位相板、32…第2
位相板、14,42,43,44…透明接着剤。
Claims (1)
- 【請求項1】 液晶分子を 180°〜 270°の
ツイスト角でツイスト配列させたSTN型の液晶セルと
、この液晶セルの前後に配置された一対の偏光板とを備
え、かつ前記液晶セルと一方の偏光板との間に、複数枚
の位相板を配置するとともに、これら各位相板同士を透
明接着剤により互いに接着したことを特徴とする液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2402378A JPH04215619A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2402378A JPH04215619A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04215619A true JPH04215619A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=18512197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2402378A Pending JPH04215619A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04215619A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998052093A1 (en) * | 1997-05-09 | 1998-11-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Laminated phase plate and liquid crystal display comprising the plate |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP2402378A patent/JPH04215619A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998052093A1 (en) * | 1997-05-09 | 1998-11-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Laminated phase plate and liquid crystal display comprising the plate |
| US6580484B2 (en) | 1997-05-09 | 2003-06-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Laminated phase plate and liquid crystal display comprising the laminated phase plate |
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