JPH04216830A - 農業用被覆材 - Google Patents
農業用被覆材Info
- Publication number
- JPH04216830A JPH04216830A JP2411070A JP41107090A JPH04216830A JP H04216830 A JPH04216830 A JP H04216830A JP 2411070 A JP2411070 A JP 2411070A JP 41107090 A JP41107090 A JP 41107090A JP H04216830 A JPH04216830 A JP H04216830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- film
- covering material
- agricultural covering
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性を有する共重合
ポリエステルフイルムを用いた農業用被覆材に関する。
ポリエステルフイルムを用いた農業用被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】農業用被覆材、例えばハウス栽培、トン
ネル栽培用の被覆用フイルムとして、通常、軟質塩化ビ
ニルフイルムが使用されている。この農業用被覆材には
、ハウス等の形状を長期間に亘って維持できるだけの適
度な機械的強度、ハウス等の骨組や直接農作物に沿って
所定の形状で張設することのできる柔軟性、長期間維持
可能な透明性、これら柔軟性、透明性、伸度等を長期間
維持できるだけの耐候性等が要求される。
ネル栽培用の被覆用フイルムとして、通常、軟質塩化ビ
ニルフイルムが使用されている。この農業用被覆材には
、ハウス等の形状を長期間に亘って維持できるだけの適
度な機械的強度、ハウス等の骨組や直接農作物に沿って
所定の形状で張設することのできる柔軟性、長期間維持
可能な透明性、これら柔軟性、透明性、伸度等を長期間
維持できるだけの耐候性等が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で使用されてきた、軟質塩化ビニルフイルムからなる農
業用被覆材には、以下のような問題がある。
で使用されてきた、軟質塩化ビニルフイルムからなる農
業用被覆材には、以下のような問題がある。
【0004】まず、軟質塩化ビニルにあっては、可塑剤
が経時により表面移行(ブリードアウト)し、粘着性の
表層を形成し、更に該粘着性層に風で吹き上がった土壌
粉塵等が付着して汚れるため、農業用フイルムが展張初
期に有していた透明性が著しく減退し、農作物の生育を
阻害するに至るトラブルがある。この汚れは洗浄により
除去する必要があるが、粘着性層のために容易に除去す
ることができない。また、可塑剤のブリードアウト自身
によっても透明性は悪化する。
が経時により表面移行(ブリードアウト)し、粘着性の
表層を形成し、更に該粘着性層に風で吹き上がった土壌
粉塵等が付着して汚れるため、農業用フイルムが展張初
期に有していた透明性が著しく減退し、農作物の生育を
阻害するに至るトラブルがある。この汚れは洗浄により
除去する必要があるが、粘着性層のために容易に除去す
ることができない。また、可塑剤のブリードアウト自身
によっても透明性は悪化する。
【0005】また、塩化ビニルはハロゲン元素を含有す
るので、焼却すると有害ガスを発生する。そのため、使
用済みの農業用被覆材の処理が制限されることとなり、
結果的に、軟質塩化ビニルフイルムを農業用被覆材とし
て多量に使用することも、環境問題上制限されることに
なる。
るので、焼却すると有害ガスを発生する。そのため、使
用済みの農業用被覆材の処理が制限されることとなり、
結果的に、軟質塩化ビニルフイルムを農業用被覆材とし
て多量に使用することも、環境問題上制限されることに
なる。
【0006】さらに、塩化ビニルは、耐薬品性がそれ程
高くないため、農薬により劣化するので、農業用被覆材
としての必要な特性を長期間維持するのが困難になる場
合もある。
高くないため、農薬により劣化するので、農業用被覆材
としての必要な特性を長期間維持するのが困難になる場
合もある。
【0007】本発明は、このような軟質塩化ビニルフイ
ルムからなる従来の農業用被覆材の問題点に着目し、必
要な柔軟性、耐候性を有し、可塑剤を含有せず該可塑剤
ブリードアウトによる透明性悪化の問題を発生させない
、かつ焼却時にも有害ガスを発生させない、大量使用に
極めて好適な農業用被覆材を提供することを目的とする
。
ルムからなる従来の農業用被覆材の問題点に着目し、必
要な柔軟性、耐候性を有し、可塑剤を含有せず該可塑剤
ブリードアウトによる透明性悪化の問題を発生させない
、かつ焼却時にも有害ガスを発生させない、大量使用に
極めて好適な農業用被覆材を提供することを目的とする
。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
農業用被覆材は、ΔTcg が60℃以下の共重合ポリ
エステルフイルムからなり、引張りヤング率が0.1〜
50kg/mm2 、ヘイズが5%以下、表面の濡れ張
力が35ダイン/cm以上であるものからなる。
農業用被覆材は、ΔTcg が60℃以下の共重合ポリ
エステルフイルムからなり、引張りヤング率が0.1〜
50kg/mm2 、ヘイズが5%以下、表面の濡れ張
力が35ダイン/cm以上であるものからなる。
【0009】本発明の柔軟性ポリエステルフイルムを構
成する共重合ポリエステルは、冷結晶化温度(Tcc)
およびガラス転移温度(Tg)との差(Tcc−Tg)
で定義されるΔTcgが60℃以下であることが必要で
あり、好ましくは50℃以下である。ΔTcgが大き過
ぎると引張りヤング率が経時で上昇するおそれがあり、
柔軟性が悪化する等の問題を生じる。
成する共重合ポリエステルは、冷結晶化温度(Tcc)
およびガラス転移温度(Tg)との差(Tcc−Tg)
で定義されるΔTcgが60℃以下であることが必要で
あり、好ましくは50℃以下である。ΔTcgが大き過
ぎると引張りヤング率が経時で上昇するおそれがあり、
柔軟性が悪化する等の問題を生じる。
【0010】具体的な共重合ポリエステルの組成として
は、次のものが例示される。すなわち、ソフトセグメン
トとして、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール等のポリオキシアルキレングリコール、あ
るいは、ポリε−カプロラクトン、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸等のHOOC−
〔CH2 〕n −COOHの脂肪族ジカルボン酸と脂
肪族および/または脂環族ジオールからなる脂肪族ポリ
エステルであることが好ましいが、特にソフトセグメン
トとしては、長鎖脂肪族ジカルボン酸を含有しているこ
とが、柔軟性、耐候性、透明性を良好とする上で好まし
い。
は、次のものが例示される。すなわち、ソフトセグメン
トとして、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール等のポリオキシアルキレングリコール、あ
るいは、ポリε−カプロラクトン、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸等のHOOC−
〔CH2 〕n −COOHの脂肪族ジカルボン酸と脂
肪族および/または脂環族ジオールからなる脂肪族ポリ
エステルであることが好ましいが、特にソフトセグメン
トとしては、長鎖脂肪族ジカルボン酸を含有しているこ
とが、柔軟性、耐候性、透明性を良好とする上で好まし
い。
【0011】本発明において長鎖脂肪族ジカルボン酸と
は、セバシン酸、エイコ酸、ドデカンジオン酸、ダイマ
ー酸等の炭素数が8〜60のアルキレン基を有するジカ
ルボン酸であり、特に炭素数は10〜50の範囲が柔軟
性が良好となるので好ましい。
は、セバシン酸、エイコ酸、ドデカンジオン酸、ダイマ
ー酸等の炭素数が8〜60のアルキレン基を有するジカ
ルボン酸であり、特に炭素数は10〜50の範囲が柔軟
性が良好となるので好ましい。
【0012】特に本発明では、長鎖脂肪族ジカルボン酸
の中でも分岐状構造を有している長鎖分岐脂肪族ジカル
ボン酸であることが好ましく、この中でもダイマー酸を
用いることが柔軟性、透明性を良好とする上で好ましい
。ここで、ダイマー酸とはオレイン酸メチル等の不飽和
脂肪族カルボン酸メチルエステルを2量化反応によって
得られる鎖状分岐構造体と環状分岐構造体との混合物で
あり、通常不飽和結合を分子中に有するが、水添化し、
臭素価を0.05〜10g/100g、好ましくは、0
.1〜5g/100gとしたものが、柔軟性、透明性に
優れるので好ましい。
の中でも分岐状構造を有している長鎖分岐脂肪族ジカル
ボン酸であることが好ましく、この中でもダイマー酸を
用いることが柔軟性、透明性を良好とする上で好ましい
。ここで、ダイマー酸とはオレイン酸メチル等の不飽和
脂肪族カルボン酸メチルエステルを2量化反応によって
得られる鎖状分岐構造体と環状分岐構造体との混合物で
あり、通常不飽和結合を分子中に有するが、水添化し、
臭素価を0.05〜10g/100g、好ましくは、0
.1〜5g/100gとしたものが、柔軟性、透明性に
優れるので好ましい。
【0013】上記共重合ポリエステルのハードセグメン
トとしては、単独でポリマーを構成した際の融点が20
0℃以上、ガラス転移温度が90℃以下、ΔTcgが8
0℃以下であることが耐薬品性、耐溶剤性等を良好とす
る上で好ましく、具体的には、エチレンテレフタレート
、ブチレンテレフタレート、シクロヘキサンジメチレン
テレフタレート、シクロヘキサンジメチレンシクロヘキ
サンジカルボキシレート、ブチレン−ナフタレンジカル
ボキシレート等の芳香族及び/または脂環族エステルユ
ニットから選ばれた少なくとも一つより構成されている
ことが好ましい。特にこの中でもテレフタル酸残基を有
しているものが耐候性が良好となるので好ましい。
トとしては、単独でポリマーを構成した際の融点が20
0℃以上、ガラス転移温度が90℃以下、ΔTcgが8
0℃以下であることが耐薬品性、耐溶剤性等を良好とす
る上で好ましく、具体的には、エチレンテレフタレート
、ブチレンテレフタレート、シクロヘキサンジメチレン
テレフタレート、シクロヘキサンジメチレンシクロヘキ
サンジカルボキシレート、ブチレン−ナフタレンジカル
ボキシレート等の芳香族及び/または脂環族エステルユ
ニットから選ばれた少なくとも一つより構成されている
ことが好ましい。特にこの中でもテレフタル酸残基を有
しているものが耐候性が良好となるので好ましい。
【0014】ここで、好ましく用いられる該共重合ポリ
エステルの固有粘度としては、0.5〜2.0dl/g
、好ましくは、0.7〜1.8dl/g である。こ
のような固有粘度の範囲とすることにより、ポリエステ
ルフイルムの製膜性、機械特性共に良好になる。
エステルの固有粘度としては、0.5〜2.0dl/g
、好ましくは、0.7〜1.8dl/g である。こ
のような固有粘度の範囲とすることにより、ポリエステ
ルフイルムの製膜性、機械特性共に良好になる。
【0015】さらに、該共重合ポリエステルの融点(T
m)は、実用上130〜250℃であることが好ましく
、更に好ましくは、140〜230℃の範囲である。 また、ガラス転移温度(Tg)は、10℃以下が好まし
く、さらに好ましくは、0℃以下である。
m)は、実用上130〜250℃であることが好ましく
、更に好ましくは、140〜230℃の範囲である。 また、ガラス転移温度(Tg)は、10℃以下が好まし
く、さらに好ましくは、0℃以下である。
【0016】本発明における共重合ポリエステルは、ア
ルコール成分としてHO−(CH2 )2n−OH(n
:1〜10)から選ばれた少なくとも2種のジオール成
分残基を含有し、全酸成分に対して芳香族ジカルボン酸
残基を40〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基
を60〜1モル%含有することが好ましい。
ルコール成分としてHO−(CH2 )2n−OH(n
:1〜10)から選ばれた少なくとも2種のジオール成
分残基を含有し、全酸成分に対して芳香族ジカルボン酸
残基を40〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基
を60〜1モル%含有することが好ましい。
【0017】ここで、アルコール成分HO(CH2 )
2n−OH(n:1〜10)とは、エチレングリコール
、1,4ブタンジオール、1,6ヘキサンジオール、1
,8−オクタンジオール、等の脂肪族のジオール成分で
あり、好ましくは、nが1〜4の範囲であることが柔軟
性フイルムの機械特性、耐薬品性を良好とする上で好ま
しい。
2n−OH(n:1〜10)とは、エチレングリコール
、1,4ブタンジオール、1,6ヘキサンジオール、1
,8−オクタンジオール、等の脂肪族のジオール成分で
あり、好ましくは、nが1〜4の範囲であることが柔軟
性フイルムの機械特性、耐薬品性を良好とする上で好ま
しい。
【0018】本発明における共重合ポリエステルには、
上記のアルコール成分から少なくとも2つを含有するこ
とが好ましい。ここで、本発明では、各アルコール成分
が5モル%以上含有するとき存在すると定義する。
上記のアルコール成分から少なくとも2つを含有するこ
とが好ましい。ここで、本発明では、各アルコール成分
が5モル%以上含有するとき存在すると定義する。
【0019】アルコール成分を1成分系で構成しようと
すると、自己粘着性が強くなりすぎたり、透明性が悪化
したりするという問題点を生じる。特にジオール成分の
一つが1,4ブタンジオールであると機械特性、透明性
が良好となるので好ましい。
すると、自己粘着性が強くなりすぎたり、透明性が悪化
したりするという問題点を生じる。特にジオール成分の
一つが1,4ブタンジオールであると機械特性、透明性
が良好となるので好ましい。
【0020】また、若干量のプロピレングリコール、ネ
オペンチルグリコール等の分岐状グリコール残基を含有
することは許されるが、通常10モル%未満、好ましく
は5モル%未満にとどめておくことが好ましい。また同
様に、ジエチレングリコール等のエーテル基を含有する
アルコール成分も副生成分として含有することが許され
る。通常0.01〜4モル%程度の範囲である。
オペンチルグリコール等の分岐状グリコール残基を含有
することは許されるが、通常10モル%未満、好ましく
は5モル%未満にとどめておくことが好ましい。また同
様に、ジエチレングリコール等のエーテル基を含有する
アルコール成分も副生成分として含有することが許され
る。通常0.01〜4モル%程度の範囲である。
【0021】そして、本発明共重合ポリエステルは、好
ましくは芳香族ジカルボン酸残基を40〜99モル%、
長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を60〜1モル%含有する
。芳香族ジカルボン酸残基が40モル%未満である場合
、耐候性に劣ったものになってしまう。一方、芳香族ジ
カルボン酸が99モル%を超える場合、柔軟性がなくな
り農業用被覆材として不適なものになってしまう。
ましくは芳香族ジカルボン酸残基を40〜99モル%、
長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を60〜1モル%含有する
。芳香族ジカルボン酸残基が40モル%未満である場合
、耐候性に劣ったものになってしまう。一方、芳香族ジ
カルボン酸が99モル%を超える場合、柔軟性がなくな
り農業用被覆材として不適なものになってしまう。
【0022】ここで、芳香族ジカルボン酸とは、テレフ
タル酸、イソフタル酸、2,6ナフタレンジカルボン酸
、5ソディウムスルホイソフタル酸、ジフェン酸等であ
って、この中でもテレフタル酸が耐候性、柔軟性ともに
良好となるので好ましい。また、長鎖脂肪族ジカルボン
酸は、前述したとおりである。
タル酸、イソフタル酸、2,6ナフタレンジカルボン酸
、5ソディウムスルホイソフタル酸、ジフェン酸等であ
って、この中でもテレフタル酸が耐候性、柔軟性ともに
良好となるので好ましい。また、長鎖脂肪族ジカルボン
酸は、前述したとおりである。
【0023】本発明の共重合ポリエステルからなる柔軟
性フイルムは、引張りヤング率が0.1〜50kg/m
m2 の範囲であることが必要であり、好ましくは、1
〜30kg/mm2 の範囲である。引張りヤング率が
小さ過ぎても、大き過ぎても、柔軟性フイルム製膜時の
ワインディング性、農業用被覆材への加工時、展張時の
適性等に問題を生じる。
性フイルムは、引張りヤング率が0.1〜50kg/m
m2 の範囲であることが必要であり、好ましくは、1
〜30kg/mm2 の範囲である。引張りヤング率が
小さ過ぎても、大き過ぎても、柔軟性フイルム製膜時の
ワインディング性、農業用被覆材への加工時、展張時の
適性等に問題を生じる。
【0024】また、本発明の柔軟性ポリエステルフイル
ムは、ヘイズが5%以下であることが必要である。ヘイ
ズが5%を越えると、農業用被覆材として必要な光線透
過率が得られず、農作物の生育を阻害することとなる。
ムは、ヘイズが5%以下であることが必要である。ヘイ
ズが5%を越えると、農業用被覆材として必要な光線透
過率が得られず、農作物の生育を阻害することとなる。
【0025】さらに、本発明の柔軟性ポリエステルフイ
ルムは、表面の濡れ張力が35ダイン/cm以上である
ことが必要である。この値以上の濡れ張力を有すると、
親水性が高くなり、このフイルムをハウス等に適用した
場合くもりにくくなり、農業用被覆材としての優れた特
性、とくに優れた透明性を長期間に亘って常時維持可能
となる。
ルムは、表面の濡れ張力が35ダイン/cm以上である
ことが必要である。この値以上の濡れ張力を有すると、
親水性が高くなり、このフイルムをハウス等に適用した
場合くもりにくくなり、農業用被覆材としての優れた特
性、とくに優れた透明性を長期間に亘って常時維持可能
となる。
【0026】さらにまた、本発明の農業用被覆材におい
ては、高い耐候性を付与しておくことが好ましい。耐候
性の付与により、屋外で使用する際の、農業用被覆材の
柔軟性、透明性、伸度の低下を防ぐことができる。その
ためには、紫外線吸収剤(例えば、ベンゾトリアゾール
系:日本チバガイギー(株)製TINUVIN 23
4、日本サイアナミッド(株)製CYASORB U
V5411、無機系粒子系:酸化亜鉛、酸化チタン、酸
化鉄、等)を、フイルムの透明性を損なわない範囲で添
加することが有効である。添加は、練り込み、積層、コ
ーティングのいずれでもよい。紫外線吸収剤としては、
上記のベンゾトリアゾール系、無機粒子系が好ましいが
、ハイドロキノン系、サリチル酸系、ベンゾフェノン系
紫外線吸収剤を用いてもよい。
ては、高い耐候性を付与しておくことが好ましい。耐候
性の付与により、屋外で使用する際の、農業用被覆材の
柔軟性、透明性、伸度の低下を防ぐことができる。その
ためには、紫外線吸収剤(例えば、ベンゾトリアゾール
系:日本チバガイギー(株)製TINUVIN 23
4、日本サイアナミッド(株)製CYASORB U
V5411、無機系粒子系:酸化亜鉛、酸化チタン、酸
化鉄、等)を、フイルムの透明性を損なわない範囲で添
加することが有効である。添加は、練り込み、積層、コ
ーティングのいずれでもよい。紫外線吸収剤としては、
上記のベンゾトリアゾール系、無機粒子系が好ましいが
、ハイドロキノン系、サリチル酸系、ベンゾフェノン系
紫外線吸収剤を用いてもよい。
【0027】本発明の農業用被覆材を構成する柔軟性ポ
リエステルフイルムには、必要に応じて、抗酸化剤、帯
電防止剤、無機質充填剤を添加してもよい。抗酸化剤の
添加により、農業用被覆材の耐薬品性(耐農薬性等)を
向上でき、帯電防止剤の添加により、農業用被覆材加工
時、使用時における帯電防止性能を向上でき、無機質充
填剤の添加により、耐ブロッキング性の改善、赤外線の
吸収及び/又は反射性の向上をはかることできる。
リエステルフイルムには、必要に応じて、抗酸化剤、帯
電防止剤、無機質充填剤を添加してもよい。抗酸化剤の
添加により、農業用被覆材の耐薬品性(耐農薬性等)を
向上でき、帯電防止剤の添加により、農業用被覆材加工
時、使用時における帯電防止性能を向上でき、無機質充
填剤の添加により、耐ブロッキング性の改善、赤外線の
吸収及び/又は反射性の向上をはかることできる。
【0028】上記抗酸化剤としては、フエノール系抗酸
化剤、例えば2,6−ジ−t−ブヂル−p−クレゾール
、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチル
フエノール)2,2−ジ(4−ヒドロキシフエニル)プ
ロパン、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン、オクタデシ
ル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート、ペンタエリスリトール−テト
ラ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)−プロピオネート、1,3,5−トリス(4−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート;チオジ
プロピオン酸エステルたとえば、ジ−n−ドデシル−チ
オジプロピオネート、ジ−n−オクタデシル−チオジプ
ロピオネート、脂肪族サルフアイド及びジサルフアイド
たとえばジ−n−ドデシルサルフアイド、ジ−n−オク
タデシルサルフアイド、ジ−n−オクタデシルジサルフ
アイド;脂肪族、芳香族又は脂肪族−芳香族ホスフアイ
ト及びチオホスフアイトたとえば、トリ−n−ドデシル
−ホスフアイト、トリス(n−ノニルフエニル)ホスフ
アイト、トリ−n−ドデシル−トリチオホスフアイト、
フエニル−ジ−n−ナシルホスフアイト、ジ−n−オク
タデシル−ペンタエリスリトールジホスフアイトなどが
挙げられる。
化剤、例えば2,6−ジ−t−ブヂル−p−クレゾール
、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチル
フエノール)2,2−ジ(4−ヒドロキシフエニル)プ
ロパン、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン、オクタデシ
ル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート、ペンタエリスリトール−テト
ラ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)−プロピオネート、1,3,5−トリス(4−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート;チオジ
プロピオン酸エステルたとえば、ジ−n−ドデシル−チ
オジプロピオネート、ジ−n−オクタデシル−チオジプ
ロピオネート、脂肪族サルフアイド及びジサルフアイド
たとえばジ−n−ドデシルサルフアイド、ジ−n−オク
タデシルサルフアイド、ジ−n−オクタデシルジサルフ
アイド;脂肪族、芳香族又は脂肪族−芳香族ホスフアイ
ト及びチオホスフアイトたとえば、トリ−n−ドデシル
−ホスフアイト、トリス(n−ノニルフエニル)ホスフ
アイト、トリ−n−ドデシル−トリチオホスフアイト、
フエニル−ジ−n−ナシルホスフアイト、ジ−n−オク
タデシル−ペンタエリスリトールジホスフアイトなどが
挙げられる。
【0029】前記帯電防止剤としては、例えば四級アン
モニウム塩類、アミン類、イミダゾリン類、アミン酸化
エチレン付加体類ポリエチレングリコール類、ソルビタ
ンエステル類等が挙げられる。
モニウム塩類、アミン類、イミダゾリン類、アミン酸化
エチレン付加体類ポリエチレングリコール類、ソルビタ
ンエステル類等が挙げられる。
【0030】前記無機質充填剤としては、例えば、シリ
カ、タルク、炭酸カルシウム等が挙げられ、これらは単
独でまたは2種もしくはそれ以上あわせて使用すること
ができる。配合量は、ポリマ100重量部あたり5.0
重量部までで、好ましくは3.0重量部以下である。
カ、タルク、炭酸カルシウム等が挙げられ、これらは単
独でまたは2種もしくはそれ以上あわせて使用すること
ができる。配合量は、ポリマ100重量部あたり5.0
重量部までで、好ましくは3.0重量部以下である。
【0031】本発明の柔軟性ポリエステルフイルムは、
実質的に無配向なフイルムであることが長期での寸法安
定性を良好とする上で好ましい。ここで、実質的に無配
向であるとは、分子鎖の配向程度が充分小さく機械特性
の異方性、光学特性の異方性が充分無視できるレベルに
あることを意味し、例えば長手方向と幅方向の破断強度
の比が0.6〜1.4の範囲、あるいは長手方向、幅方
向、厚み方向それぞれの屈折率(Nx,Ny,Nz)の
差の絶対値|Ni−Nj|(i,j=x,y,z,i≠
j)が0.1未満好ましくは、0.05未満であること
が好ましい。実質的に配向性を有している場合には、長
期間放置した場合に変形し実用上問題を生じることがあ
る。
実質的に無配向なフイルムであることが長期での寸法安
定性を良好とする上で好ましい。ここで、実質的に無配
向であるとは、分子鎖の配向程度が充分小さく機械特性
の異方性、光学特性の異方性が充分無視できるレベルに
あることを意味し、例えば長手方向と幅方向の破断強度
の比が0.6〜1.4の範囲、あるいは長手方向、幅方
向、厚み方向それぞれの屈折率(Nx,Ny,Nz)の
差の絶対値|Ni−Nj|(i,j=x,y,z,i≠
j)が0.1未満好ましくは、0.05未満であること
が好ましい。実質的に配向性を有している場合には、長
期間放置した場合に変形し実用上問題を生じることがあ
る。
【0032】次に、本発明の農業用被覆材の製造方法に
ついて説明するが、もちろんこれに限定されるものでは
ない。
ついて説明するが、もちろんこれに限定されるものでは
ない。
【0033】A.共重合ポリエステルの製造所定のハー
ドセグメントを構成する芳香族および/または脂環族ジ
カルボン酸またはこれらよりなるジメチルエステルとソ
フトセグメントおよびこれに見合うアルコール成分とを
加え、周知のポリエステル重合法によって共重合ポリエ
ステルを得る。
ドセグメントを構成する芳香族および/または脂環族ジ
カルボン酸またはこれらよりなるジメチルエステルとソ
フトセグメントおよびこれに見合うアルコール成分とを
加え、周知のポリエステル重合法によって共重合ポリエ
ステルを得る。
【0034】B.農業用被覆材用柔軟性ポリエステルフ
イルムの製造 こうして得られた共重合ポリエステルを乾燥後、押出機
より溶融押出して、T型口金あるいは円形口金等を用い
てシート状または円筒状に口金より吐出させ、冷却ロー
ルまたは、水等の冷媒中に導いて固化させる(こうして
得られたシート状物あるいは円筒状物を以下キャストフ
イルムと称する。)通常押出温度は融点+10〜融点+
80℃の温度範囲であり、また、冷却温度は5〜90℃
の範囲、好ましくは15〜70℃の範囲であると好まし
い。
イルムの製造 こうして得られた共重合ポリエステルを乾燥後、押出機
より溶融押出して、T型口金あるいは円形口金等を用い
てシート状または円筒状に口金より吐出させ、冷却ロー
ルまたは、水等の冷媒中に導いて固化させる(こうして
得られたシート状物あるいは円筒状物を以下キャストフ
イルムと称する。)通常押出温度は融点+10〜融点+
80℃の温度範囲であり、また、冷却温度は5〜90℃
の範囲、好ましくは15〜70℃の範囲であると好まし
い。
【0035】次いで、該キャストフイルムを熱処理する
が、熱処理温度としては、Tcc〜該共重合ポリエステ
ルの融点(Tm)の温度範囲、好ましくはTcc〜Tm
−10℃の温度範囲である。処理時間としては特に限定
されないが、通常1秒〜30分であり、特に好ましい方
法としては、所定の温度にコントロールされた加熱ロー
ル、温水中もしくは、水蒸気中で熱処理を施すと均一に
処理され効果的であるので好ましい。
が、熱処理温度としては、Tcc〜該共重合ポリエステ
ルの融点(Tm)の温度範囲、好ましくはTcc〜Tm
−10℃の温度範囲である。処理時間としては特に限定
されないが、通常1秒〜30分であり、特に好ましい方
法としては、所定の温度にコントロールされた加熱ロー
ル、温水中もしくは、水蒸気中で熱処理を施すと均一に
処理され効果的であるので好ましい。
【0036】次いで、該熱処理を施した後、必要に応じ
て乾燥ロールあるいは乾燥オーブンに導き、冷却ロール
で室温に冷却し、必要に応じて、表面処理等を施し巻取
る。
て乾燥ロールあるいは乾燥オーブンに導き、冷却ロール
で室温に冷却し、必要に応じて、表面処理等を施し巻取
る。
【0037】(特性の測定方法及び効果の評価方法)次
に本発明の農業用被覆材およびそれを構成する柔軟性フ
イルムの特性の評価方法および効果の評価方法について
説明する。
に本発明の農業用被覆材およびそれを構成する柔軟性フ
イルムの特性の評価方法および効果の評価方法について
説明する。
【0038】(1)機械的特性
引張ヤング率、10%引張り応力、破断伸度については
、ASTM−D−882−81(A法)に準じて測定す
る。ただし、測定は25℃で行った。
、ASTM−D−882−81(A法)に準じて測定す
る。ただし、測定は25℃で行った。
【0039】(2)臭素価
ASTM−D−1159に準じた。単位はg/100g
で表わす。
で表わす。
【0040】(3)固有粘度(IV)
o−クロロフェノールを溶媒として、25℃で測定する
。単位はdl/g。
。単位はdl/g。
【0041】(4)融点(Tm)、ガラス転移温度(T
g)、冷結晶化温度(Tcc)、ΔT cg示差走査型熱量計DSC2(パーキンエルマー社製
)を用いて求める。窒素気流下にて、280℃×5分間
溶融保持し、次いで液体窒素を用いて冷却した。こうし
て得られたサンプルを10℃/分の昇温速度で昇温して
いった際に、ガラス状態からゴム状態への転移にもとづ
く比熱変化を読み取りこの温度をガラス転移温度(Tg
)とする。また、結晶化に伴う発熱ピーク温度を冷結晶
化温度(Tcc)、結晶融解に基づく吸熱ピーク温度を
融点(Tm)とした。また、ΔTcgは以下の式により
定義される。 ΔTcg=Tcc−Tg
g)、冷結晶化温度(Tcc)、ΔT cg示差走査型熱量計DSC2(パーキンエルマー社製
)を用いて求める。窒素気流下にて、280℃×5分間
溶融保持し、次いで液体窒素を用いて冷却した。こうし
て得られたサンプルを10℃/分の昇温速度で昇温して
いった際に、ガラス状態からゴム状態への転移にもとづ
く比熱変化を読み取りこの温度をガラス転移温度(Tg
)とする。また、結晶化に伴う発熱ピーク温度を冷結晶
化温度(Tcc)、結晶融解に基づく吸熱ピーク温度を
融点(Tm)とした。また、ΔTcgは以下の式により
定義される。 ΔTcg=Tcc−Tg
【0042】(5)耐候性
サンシャインウエザメーターを用いて300時間照射し
、破断伸度を照射前と照射後で比較した。
、破断伸度を照射前と照射後で比較した。
【0043】(6)防塵性
ガラス板にフイルムを貼り、約35g/m2 量のタル
ク(和光純薬試験一級)をふりかける。これを50℃の
熱風オーブン中に3日間入れた。室温に冷却後、ガラス
板を約30°に傾斜させて、如露で高さ約3mから20
リットル/m2 の水を約1分間ふりかける。この後、
50℃の熱風オーブン中で約1時間入れ、フイルムを乾
燥させる。次いでフイルムのヘイズを測定する。
ク(和光純薬試験一級)をふりかける。これを50℃の
熱風オーブン中に3日間入れた。室温に冷却後、ガラス
板を約30°に傾斜させて、如露で高さ約3mから20
リットル/m2 の水を約1分間ふりかける。この後、
50℃の熱風オーブン中で約1時間入れ、フイルムを乾
燥させる。次いでフイルムのヘイズを測定する。
【0044】(7)耐ブロッキング性
5cm幅のフイルムをガラス管に巻きつけた後、50℃
の熱風オーブン中で24時間放置し、その後25℃環境
下での剥離強度を測定した。
の熱風オーブン中で24時間放置し、その後25℃環境
下での剥離強度を測定した。
【0045】(8)表面の濡れ張力
40℃90%RHにて2週間エージングを行ない、エー
ジング前後での濡れ張力を測定した。
ジング前後での濡れ張力を測定した。
【0046】(9)フイルムヘイズ
40℃90%RHにて2週間エージングを行ない、エー
ジング前後でのフイルムヘイズを測定した。
ジング前後でのフイルムヘイズを測定した。
【0047】
【実施例】実施例1
酸成分として、ダイマー酸ジメチル(ユニケマ社製、臭
素価1g/100g)10モル%、アジピン酸5モル%
およびテレフタル酸85モル%、アルコール成分として
、エチレングリコール55モル%および1,4−ブタン
ジオール45モル%を用い、固有粘度(IV)0.85
の共重合ポリエステルを重合した。耐候剤として、日本
チバガイギー(株)製TINUVIN 234を
、ポリエステルに対して1.5重量%練り込んだ。得ら
れたポリマーを常法によって120℃で真空乾燥し、9
0mmφ押出機にて220℃で溶融し、Tダイよりシー
ト状に押出し、20℃の冷却ロール上に水を凝結させた
状態で静電印加キャストした。得られたフイルムに更に
80℃、10秒の熱処理を施し、厚み100μmの透明
なフイルムを得た。
素価1g/100g)10モル%、アジピン酸5モル%
およびテレフタル酸85モル%、アルコール成分として
、エチレングリコール55モル%および1,4−ブタン
ジオール45モル%を用い、固有粘度(IV)0.85
の共重合ポリエステルを重合した。耐候剤として、日本
チバガイギー(株)製TINUVIN 234を
、ポリエステルに対して1.5重量%練り込んだ。得ら
れたポリマーを常法によって120℃で真空乾燥し、9
0mmφ押出機にて220℃で溶融し、Tダイよりシー
ト状に押出し、20℃の冷却ロール上に水を凝結させた
状態で静電印加キャストした。得られたフイルムに更に
80℃、10秒の熱処理を施し、厚み100μmの透明
なフイルムを得た。
【0048】この農業用被覆材作製のための柔軟性ポリ
エステルフイルムおよび作成された農業用被覆材に関し
、表1に示す各特性について測定、評価した。結果、引
張り応力、表面の濡れ張力、ヘイズ、防塵性、耐ブロッ
キング性、サンシャインウエザメータ照射後の破断伸度
(耐候性)ともに良好な値を示した。
エステルフイルムおよび作成された農業用被覆材に関し
、表1に示す各特性について測定、評価した。結果、引
張り応力、表面の濡れ張力、ヘイズ、防塵性、耐ブロッ
キング性、サンシャインウエザメータ照射後の破断伸度
(耐候性)ともに良好な値を示した。
【0049】実施例2
酸成分として、ダイマー酸ジメチル20モル%、および
テレフタル酸80モル%、アルコール成分として、エチ
レングリコール37モル%および1,4−ブタンジオー
ル63モル%を用い、固有粘度(IV)0.80の共重
合ポリエステルを重合した。耐候剤として、日本サイア
ナミッド(株)製CYASORB UV5411
を、ポリエステルに対して1.5重量%練り込んだ。得
られたポリマーから、実施例1と同様にポリエステルフ
イルムを得、農業用被覆材を作製した。
テレフタル酸80モル%、アルコール成分として、エチ
レングリコール37モル%および1,4−ブタンジオー
ル63モル%を用い、固有粘度(IV)0.80の共重
合ポリエステルを重合した。耐候剤として、日本サイア
ナミッド(株)製CYASORB UV5411
を、ポリエステルに対して1.5重量%練り込んだ。得
られたポリマーから、実施例1と同様にポリエステルフ
イルムを得、農業用被覆材を作製した。
【0050】結果、表1に示すように、実施例1と略同
等の引張り強度、表面の濡れ張力、ヘイズ、防塵性、耐
候性も優れた農業用被覆材が得られた。
等の引張り強度、表面の濡れ張力、ヘイズ、防塵性、耐
候性も優れた農業用被覆材が得られた。
【0051】比較例1
平均重合度約1300のポリ塩化ビニル100重量部に
対して、ジオクチルフタレート(DOP:協和発酵工業
株式会社製)50重量部およびその他に安定剤としてカ
ルシウムステアレート粉末0.1重量部、亜鉛ステアレ
ート粉末0.2重量部、エポキシ化大豆油10重量部を
添加し、表面温度が160℃のロールで混練し、その後
厚み100μmのプレスシートを成形した。
対して、ジオクチルフタレート(DOP:協和発酵工業
株式会社製)50重量部およびその他に安定剤としてカ
ルシウムステアレート粉末0.1重量部、亜鉛ステアレ
ート粉末0.2重量部、エポキシ化大豆油10重量部を
添加し、表面温度が160℃のロールで混練し、その後
厚み100μmのプレスシートを成形した。
【0052】得られたシートは、表1に示すように、4
0℃90%RH2週間のエージングにより、可塑剤のブ
リードアウトによると思われる透明性(ヘイズ)の悪化
がみられ、表面の濡れ張力も低下した。また、ブロッキ
ング性が高く、防塵性も悪かった。
0℃90%RH2週間のエージングにより、可塑剤のブ
リードアウトによると思われる透明性(ヘイズ)の悪化
がみられ、表面の濡れ張力も低下した。また、ブロッキ
ング性が高く、防塵性も悪かった。
【0053】比較例2
酸成分として、ダイマー酸ジメチル20モル%、および
テレフタル酸80モル%、アルコール成分として、エチ
レングリコール10モル%および1,4−ブタンジオー
ル90モル%を用い、固有粘度(IV)0.75の共重
合ポリエステルを重合した。実施例1と同様に柔軟性フ
イルムを得、農業用被覆材を作製した。
テレフタル酸80モル%、アルコール成分として、エチ
レングリコール10モル%および1,4−ブタンジオー
ル90モル%を用い、固有粘度(IV)0.75の共重
合ポリエステルを重合した。実施例1と同様に柔軟性フ
イルムを得、農業用被覆材を作製した。
【0054】得られたフイルムは、表1に示すように、
やや柔軟性に劣り、耐候試験によって極端に伸度が低下
し、脆くなった。
やや柔軟性に劣り、耐候試験によって極端に伸度が低下
し、脆くなった。
【0055】実施例3
酸成分として、ダイマー酸ジメチル20モル%、イソフ
タル酸15モル%およびテレフタル酸65モル%、アル
コール成分として、エチレングリコール25モル%およ
び1,4−ブタンジオール75モル%を用い、固有粘度
(IV)0.89の共重合ポリエステルAを重合した。 一方、これとは別に、組成は共重合ポリエステルAと同
等、固有粘度が0.80の共重合ポリエステルBを重合
した。耐候剤として、酸化亜鉛ZnO−100(住友セ
メント(株)製)を用い、ポリエステルに対して3.0
重量%練り込んだ。得られたポリマーを常法によって1
20℃で真空乾燥し、2基の押出機と3層溶融共押出が
可能な口金を備えた押出機にて、一方の押出機に共重合
ポリエステルAを、他方の押出機に共重合ポリエステル
Bを供して220℃で溶融し、TダイよりB/A/Bの
3層の共押出を行ない、実施例1と同様にしてフイルム
を得た。積層比は、B/A/B:5μm/90μm/5
μmとした。
タル酸15モル%およびテレフタル酸65モル%、アル
コール成分として、エチレングリコール25モル%およ
び1,4−ブタンジオール75モル%を用い、固有粘度
(IV)0.89の共重合ポリエステルAを重合した。 一方、これとは別に、組成は共重合ポリエステルAと同
等、固有粘度が0.80の共重合ポリエステルBを重合
した。耐候剤として、酸化亜鉛ZnO−100(住友セ
メント(株)製)を用い、ポリエステルに対して3.0
重量%練り込んだ。得られたポリマーを常法によって1
20℃で真空乾燥し、2基の押出機と3層溶融共押出が
可能な口金を備えた押出機にて、一方の押出機に共重合
ポリエステルAを、他方の押出機に共重合ポリエステル
Bを供して220℃で溶融し、TダイよりB/A/Bの
3層の共押出を行ない、実施例1と同様にしてフイルム
を得た。積層比は、B/A/B:5μm/90μm/5
μmとした。
【0056】結果、表1に示すように、積層フイルム構
成でありながら、引張応力、表面の濡れ張力、フイルム
ヘイズ、防塵性、耐ブロッキング性、耐候性ともに優れ
た農業用被覆材が得られた。
成でありながら、引張応力、表面の濡れ張力、フイルム
ヘイズ、防塵性、耐ブロッキング性、耐候性ともに優れ
た農業用被覆材が得られた。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の農業用被
覆材によるときは、柔軟性、引張応力、表面の濡れ張力
、透明性、防塵性、耐ブロッキング性、耐候性ともに優
れた柔軟性ポリエステルフイルムから農業用被覆材を構
成することができる。また、本発明の農業用被覆材を構
成するポリエステルフイルムは、従来の軟質塩化ビニル
からなる農業用被覆材のように、ポリマが可塑剤を含有
しないためそのブリードアウトの問題がない。したがっ
て、ブリードアウトによる粘着性層は形成されず、たと
え土壌粉塵等が付着しても雨によって容易に流れ落ち、
農業用被覆材として必要な透明性が長期間維持される。 さらに、従来の塩化ビニル農業用被覆材に代えて本発明
の農業用被覆材を使用することにより、農業用被覆材と
しての機械特性、透明性等を向上できるだけでなく、焼
却時等における環境上の問題を除去することができ、使
用可能範囲を大幅に拡大することができる。
覆材によるときは、柔軟性、引張応力、表面の濡れ張力
、透明性、防塵性、耐ブロッキング性、耐候性ともに優
れた柔軟性ポリエステルフイルムから農業用被覆材を構
成することができる。また、本発明の農業用被覆材を構
成するポリエステルフイルムは、従来の軟質塩化ビニル
からなる農業用被覆材のように、ポリマが可塑剤を含有
しないためそのブリードアウトの問題がない。したがっ
て、ブリードアウトによる粘着性層は形成されず、たと
え土壌粉塵等が付着しても雨によって容易に流れ落ち、
農業用被覆材として必要な透明性が長期間維持される。 さらに、従来の塩化ビニル農業用被覆材に代えて本発明
の農業用被覆材を使用することにより、農業用被覆材と
しての機械特性、透明性等を向上できるだけでなく、焼
却時等における環境上の問題を除去することができ、使
用可能範囲を大幅に拡大することができる。
【0058】
【表1】
Claims (3)
- 【請求項1】 ΔTcg が60℃以下の共重合ポリ
エステルフイルムからなり、引張りヤング率が0.1〜
50kg/mm2 、ヘイズが5%以下、表面の濡れ張
力が35ダイン/cm以上であることを特徴とする農業
用被覆材。 - 【請求項2】 共重合ポリエステルが、アルコール成
分としてHO−(CH2 )2n−OH(n:1〜10
)から選ばれた少なくとも2種のジオール成分残基を含
有し、全酸成分に対して芳香族ジカルボン酸残基を40
〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を60〜1
モル%含有する請求項1の農業用被覆材。 - 【請求項3】 長鎖脂肪族ジカルボン酸がダイマー酸
である請求項1又は請求項2の農業用被覆材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2411070A JPH04216830A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 農業用被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2411070A JPH04216830A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 農業用被覆材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04216830A true JPH04216830A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=18520130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2411070A Pending JPH04216830A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 農業用被覆材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04216830A (ja) |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP2411070A patent/JPH04216830A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1311967C (zh) | 生物可降解的袋子 | |
| KR102612318B1 (ko) | 2축 배향 폴리에스테르 필름, 및 2축 배향 폴리에스테르 필름의 제조 방법 | |
| EP2300512B1 (en) | Copolyester for shrink film applications | |
| US20200079921A1 (en) | Biaxially oriented, UV-stabilized, single- or multilayer transparent polyester film with a permanent aqueous antifog coating and transparency of at least 93% | |
| JP2003183522A (ja) | 耐加水分解性透明非晶フィルム及びその製造方法 | |
| BRPI0805260A2 (pt) | filme de múltiplas camadas, e, estufa ou túnel agrìcola | |
| KR20020072582A (ko) | 투명 시일성 내uv성 방염성 폴리에스테르 필름, 그제조방법 및 그 용도 | |
| JP3128850B2 (ja) | 内装用シート | |
| JP2004500259A (ja) | 耐紫外線性共押出艶消しポリエステルフィルム及びその使用ならびにその製造方法 | |
| JPH04216830A (ja) | 農業用被覆材 | |
| JP3087770B2 (ja) | 包装用ラップフイルム | |
| JP3378895B2 (ja) | 崩壊性記録シートの製造方法 | |
| JP3063206B2 (ja) | 皮革状積層体 | |
| JP3006725B2 (ja) | 医療用貼付材 | |
| JP3634344B2 (ja) | 農業用ポリエステルフイルム | |
| JPH03263435A (ja) | ポリエステルフイルムおよび粘着フイルム | |
| JP3058292B2 (ja) | ポリエステル系農業用フィルム | |
| JP3139512B2 (ja) | ポリエステルフイルム | |
| TWI813769B (zh) | 共聚聚酯膜 | |
| KR102060438B1 (ko) | 대전방지 폴리에스테르 필름 | |
| JP2002146070A (ja) | ポリプロピレン系多孔質フィルム及びその製造方法 | |
| JPH10175276A (ja) | 外装材およびそれを用いてなる農業用ハウス | |
| JPH0450238A (ja) | 熱収縮性フィルム | |
| JP2001064506A (ja) | 熱可塑性ポリウレタン組成物 | |
| JP2009078489A (ja) | 構成体およびポリエステルフィルム |