JPH04217445A - 物品の作業容易性評価方法および同評価装置 - Google Patents

物品の作業容易性評価方法および同評価装置

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JPH04217445A
JPH04217445A JP2067591A JP2067591A JPH04217445A JP H04217445 A JPH04217445 A JP H04217445A JP 2067591 A JP2067591 A JP 2067591A JP 2067591 A JP2067591 A JP 2067591A JP H04217445 A JPH04217445 A JP H04217445A
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宮川 正威
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学 池田
Shiyouji Arimoto
有本 象治
Toshijiro Ohashi
大橋 敏二郎
Minoru Iwata
実 岩田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品の生産性向上又はコ
スト低減のために、その構造が作業し易いか否かを、定
量的に評価する方法およびその評価を自動的に実行する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物品が作業し易い構造であるか否
かを評価する方法には、大別して三つの方法が有った。
【0003】その第1の方法は設計時にデザイン・レビ
ューと称して設計や製造、検査などの作業毎の熟練者が
経験に基づいて設計図からその物品の作業のし易さを判
定し、要改良部を指摘するものである。
【0004】第2の方法は設計図をもとに生産技術部門
等が工程計画を行ない、各作業の推定費用や時間を算出
して、この値により設計者、生産技術者等が構造の良し
悪しを判定する方法である。
【0005】そして第3の方法は、作業種として組立や
加工を扱った場合の組立性評価法や加工性評価法で実施
されている方法である。
【0006】即ち、組立性(組立作業の容易性)や加工
性(加工作業の容易性)の評価項目(例えばチェック項
目、作業別、動作、形状)に対して技術者の感覚的な判
断で決めた配点や経済性を基準として決めた評点、減点
等の評価基準により、例えば100点満点の評点や指数
等を求め、これらの求められた値により設計者、生産技
術者等が構造の良し悪しを判定する方法である。なお、
この種の評価方法に係るものとしては、特開昭61−5
9900号公報及び特開昭63−177598号公報な
どがあげられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の公知技術に
係る方法(デザインレビュー)は定性的で、評価対象品
の構造がどの程度良いか悪いか、或いは改良した場合ど
れ位効果があがるかを客観的、定量的に表現することが
むずかしいという欠点がある。更に設計や作業に十分な
経験のある者しか行うことが出来ないことも欠点である
【0008】前記第2の公知技術に係る方法(作業の推
定費用や時間による)は物品全体、部品ごと、或は部品
の一部の作業費用や時間が推定できたとしても、その値
からだけでは設計構造が良いのか悪いのか、改良が必要
なのか否かが判定しにくい。又、評価するのに経験・知
識と、かなりの計算時間とが必要で簡単には行なえない
。さらに物品の設計が完了しなければ評価することがむ
ずかしいため、設計改良が必要とわかったとしても、一
旦設計が完了するとその変更には多大の時間を要するこ
とから、図14に示すように、設計改良を行なうこと無
く不十分な設計品が生産に移され、生産性向上、コスト
低減が実現しないことが多かった。
【0009】また、前記第3の公知技術に係る方法(評
点や指数等による)は、経験はあまり無くても評価が可
能であり、又、評価時間も短くて済むが、評価指評(評
点や指数等)が技術者の感覚的な判断で決めた配点を基
にしているため、作業費用や時間との関連が不明確であ
ったり、又は、評価指評と作業費用や時間との関連付け
の基準の概略表示は有るが具体的な算出方法が明示され
ていないため方式や有効性の理解が困難で有ったりする
と言う課題が有る。
【0010】以上の問題点を総合すると従来技術は、(
1) 評価が定性的であって、定量的評価でない。
【0011】(2) 経験豊富な者でなければ評価でき
ない。
【0012】(3) 作業費用や時間だけでは設計の良
し悪しは判定しにくい。
【0013】(4) 評価に手間がかかる。
【0014】(5) 設計が終了する、もしくは終りに
近づかなければ評価が出来ず、判定後の設計改良が行い
にくい。
【0015】(6) 評価指標と作業費用や時間の関連
が不明確。
【0016】(7) 評価指標の算出法が不明確。
【0017】ということになる。
【0018】本発明の目的はこれらの問題点の無い評価
技法、すなわち、 (1) 定量的評価であって、 (2) 豊富な経験を必要とせず、かつ(3) 作業費
用や時間だけで無く、設計構造の良し悪しが誰にもわか
り易い評価が行え、更に (4) 評価が簡単に行なえる。
【0019】 (5) 設計開発の早い段階で容易に行なえる。
【0020】 (6) 評価指標と作業費用や時間の関連が明確で、(
7) 評価指標の算出法が明確である。
【0021】ような評価法とその評価を自動で行う装置
とを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の作業容易性評価方法は、評価対象である物
品又は部品の作業種に対応した状態を各種の基本要素に
分類し、上記各種の基本要素の基準とする所定の状態を
定義して基準要素とし、各基本要素について作業の難易
度を表わす基本指標を「各基本要素の作業費用および又
は作業所要時間と、基準要素の作業費用および又は作業
所要時間との比較を同生産環境条件(同生産数、同生産
手段や同作業者能力等)で比較し、生産環境条件が変化
しても比較値の変化の少ない関数式または表」に基づい
て定め、更に評価物品又は部品の基準とする所定の状態
を有する物品又は部品を該物品又は部品の物品基準又は
部品基準とし、評価物品又は部品の状態を表わす各基本
要素または、基本指標から、前記関数式または関数で求
まる基本要素の作業費用および又は作業所要時間の合計
値である該物品又は部品の作業費用および又は作業所要
時間が評価品と同じ生産環境条件下での物品基準又は部
品基準の作業費用および又は作業所要時間よりも増加す
ると、該物品又は部品についての作業の難易度を表わす
物品又は部品作業容易性指標を「所定値から、同生産環
境条件で比較し、生産環境条件が変化しても比較値の変
化の少ない値を減少又は増加させる関数式または表」で
算出する。
【0023】そして、部品の集合体である物品の作業容
易性を評価するには、評価物品を構成している複数の部
品のそれぞれについて、前記の部品作業容易性指標を算
出し、算出された複数の部品作業容易性指標から求まる
部品の作業費用および又は作業所要時間の合計値が評価
品と同生産環境条件での各部品基準の作業費用および又
は作業所要時間の合計値より増加すると該評価物品全体
としての作業の難易度を表わす物品作業容易性指標を「
所定値から、同生産環境条件で比較し、生産環境条件が
変化しても比較値の変化の少ない値を減少または増加さ
せる関数式または関数」で評価物品の作業容易性指標を
算出することが望ましい。
【0024】また、評価物品又は部品の各種状態につい
て、前記基本要素以外に物品又は部品作業費用、及び又
は作業所要時間に影響を与える因子を抽出して補正要素
とし、補正要素ごとに基準とする所定の状態を定義して
これを補正基準とする。
【0025】各補正要素について、その状態を1個又は
複数に区分し、区分ごとに作業の難易に及ぼす影響の度
合を表わす補正指標を、区分された各状態の作業費用お
よび又は作業所要時間と補正基準の作業費用および又は
作業所要時間との比較を同生産環境条件で比較し、生産
環境条件が変化しても比較値の変化の少ない関数式また
は表に基づいて定め、上記補正指標によって前記基本指
標を補正すると、さらに精密な評価ができる。
【0026】また、物品の作業容易性評価については、
評価対象である物品を構成している複数の部品について
、前記の部品作業容易性指標を算出し、算出された複数
の部品作業容易性指標の平均的な値を求める関数式また
は関数に基づいて前記の物品作業容易性指標を算出する
ことにより、迅速かつ容易に評価することができる。
【0027】そして、評価対象である物品、部品の作業
費用および又は作業所要時間の算定を上記物品、部品と
類似する既存の物品、既存の部品の作業費用および又は
作業所要時間の実績値と、評価対象である物品、部品の
作業容易性指標と類似する既存の物品、部品の作業容易
性指標を比較する関数式または表によって行うと、評価
結果の実用性がいっそう高くなる。
【0028】上記の発明方法を実施するために構成した
本発明の作業容易性評価装置は、入力装置と、記憶装置
と、演算装置と、表示装置とを具備し、上記の入力装置
は評価対象である物品、部品の物品、部品データを入力
する機能を備えたものとし、前記の記憶装置は物品又は
部品の作業種の状態の分類を示す基本要素の基本指標や
補正指標、及び、関数式または関数のプログラム並びに
これら以外の物品、部品データ、及び評価計算結果を記
憶する機能を備えたものとし、前記の演算装置は前記の
記憶装置から読み出したデータに基づいて評価対象であ
る物品、部品の作業の難易度を算出する機能を有し、前
記の表示装置は上記演算装置によって算出された作業の
難易度を表示する。
【0029】
【作用】前記の発明に係る評価方法によれば、物品又は
部品の作業種または複数作業種を対象とした作業容易性
が、その作業費用若しくは作業所要時間に基づく基本指
標を中心にして作業容易性指標として表わされる。
【0030】上記の基本要素は、格別の熟練、調査、実
験を必要とせず、設計図面の記載内容や物品、部品から
容易に抽出することができる。
【0031】そして、上記の基本指標を簡単な計算(例
えば減点法または加算法)で集計し、若しくは平均値を
求めて、評価対象である部品の作業容易性を指標で表わ
すことができる。
【0032】前記の基本指標を補正指標で補正すると、
いっそう精密な評価が可能になる。
【0033】また、部品の集合体である物品に上記の評
価方法を応用して、物品全体としての作業容易性を評価
することもできる。
【0034】また、前記発明に係る装置によれば、入力
装置によって物品、部品データ(基本要素や補正要素等
)を入力することができ、記憶装置によって前記の指標
を記憶しておくこと、及び関数式等を記憶しておくこと
ができ、演算装置によって部品としての作業の難易度を
算出すること、並びに、部品の作業の難易度に基づいて
物品全体としての作業の難易度を算出することができ、
表示装置によって算出結果を表示できるので、前記発明
方法の実施に好適である。
【0035】
【実施例】以下、本発明の一実施例として物品に製品、
作業種に加工作業、状態に加工面を当てはめた加工性評
価法を説明するために、同評価法プログラムを搭載した
コンピュータシステムの例を使った図1に基づいて説明
する。このコンピュータシステムのハードウエアの構成
は一般的なものである。即ち、コンピュ−タシステムは
、計算操作を行う演算装置1、プログラムや基本データ
類、入力データおよび演算結果を格納する記憶装置2、
入力データや演算結果を表示する表示装置3やプリンタ
5、キーボード、マウス等のデータの入力装置4その他
から構成されている。
【0036】このハードウエアに搭載されるソフトウエ
アの構成は以下の通りである。先ず記憶装置に格納する
基本データ類として、図2を用いて説明する基本要素X
および基本指標としての基本減点εX、そしてこれに与
えられた名称、記号や数値等、又、図3を用いて説明す
る補正要素x,xnおよび補正指標としての補正係数α
、そしてこれに与えられた名称、記号や数値等、更に図
4を用いて説明する評価プロセスの各処理、即ち、部品
i内の加工順jの加工面ごとのデータXij,xnij
等の入力処理、入力データと対応した基本減点εXij
を補正係数αnijで補正して部品減点eiの計算、部
品減点eiを用いて部品加工性指標としての部品加工性
評点Ei=100−eiの計算、全部の部品加工性評点
Eiを用いて製品加工性指標としての製品加工性評点E
の計算、製品加工費用Cもしくは加工時間T等の計算、
それらの結果の表示部への表示、およびプリンタによる
結果の出力を行うプログラムである。
【0037】図2の第3欄には加工面を分類した基本要
素Xの内容例を示す。第1の例10は平面であり、第2
の例11は円筒面であり、第3の例12は丸穴面である
。以下は省略するが、これらの基本要素Xは所定の加工
面が定義され設計図面に記載される情報や製品、部品か
ら抽出可能なもので、本例のように面の形状を基本要素
Xにとる、或いは切削、鋳造等の加工方法を基本要素X
にとる、又は、両者を組合わせて基本要素Xにとること
も可能である。
【0038】図2の第1欄には基本要素Xの名称が記載
してある。基本要素Xの数は多数個とすることが可能で
ある。基本要素の数は多いほど評価の精度が高くなるも
のの、使いにくくなる。逆に少ないほど評価プロセスは
簡単になるが精度が悪くなる。加工に限らず組立ての場
合も実際には20前後が最も具合が良い。
【0039】同図の第2欄には各基本要素Xに対応する
記号が記載されてある。ここで記号にはそれから対応す
る基本要素Xを連想し易いように例えば平面(Plan
e)の「P」、或は円筒面(Cylinder)の「C
」のように決める。図2の第4欄には各基本要素Xに割
り当てられる基本減点εXの値の例が記載してある。本
実施例では、最も加工し易い平面Pを「基準要素X0」
にとって、これに与える基準指標Aとしての基準減点ε
X0(基本減点εXのXをX0にした時の値)を0とし
、他の基本要素Xについては、「基準要素X0」よりも
加工しにくくなるにつれて、換言すれば「生産数や生産
手段、例えば使用する加工機の種類等の条件即ち生産環
境条件を揃えたときの第5欄に示すような基本要素Xご
との加工費用CXが基準要素X0の加工費用CX0より
も大きくなるにつれて」その基本減点εXが0よりも大
きくなるような関数関係
【0040】
【数1】
【0041】として予め決めてある。但し、a1,a2
は定数でa2=a1CX0の関係を有する。
【0042】この実施例と異なる実施例として、前記の
加工費用CXの代りに加工時間TXやこれらの指数IX
をとることもできる。
【0043】更に、基本減点εXの式はCXの増加に対
して、εXの増加・減少傾向が異なる下式等がある。
【0044】
【数2】
【0045】
【数3】
【0046】
【数4】
【0047】又、基本減点εXの代りに基本係数εXを
取り、所定値(例:1)より大きく、または小さくなる
次式等を使用しても良い。
【0048】
【数5】
【0049】
【数6】
【0050】但し、a3,b2,b3,c1,c2,d
1,d2,α,βは定数である。
【0051】これらの定数を適宜選択することによって
、基本要素の費用又は所要時間の増加に対する基本指標
の増加、減少の傾向を変えることができる。
【0052】図3には補正要素xの例を示す。補正要素
xとしては部品の材質m、大きさl、仕上精度a等が挙
げられ、又、この他にもいくつも考えられる。
【0053】これらの各補正要素(m,l,a…)につ
いて、比較的簡単なものを選択してそれぞれ補正基準(
m0,l0,a0…)を定義し、各補正要素の状態を1
個又は複数のn個に区分し、これらは図面に表わされて
いる情報や製品、部品から抽出して指定可能なもので、
基本要素以外に部品の加工し易さに影響を及ぼす項目で
ある。その影響度を表わす補正指標として補正係数が予
め記載してある。この補正要素(x)は、生産環境条件
を揃えたときに、n個に区分された各状態の加工費用(
CXxn)が補正基準の加工費(CXxn=CXとする
)よりも大きくなるにつれてその補正係数αnが1より
比例して大きくなるような関数関係αn=(CXxn/
CXx0)X mean…いろいろのXに対する平均=
(CXxn/CX)X meanとして決めてある。
【0054】この実施例ではCXx0=CXとしたが、
その他CXxn=CXや〔CXxn〕xn mean=
CXとしたり、更に加工費用CXxn、CXx0の代わ
りに加工時間TXxn、TXx0やこれらの指数IXx
n、IXx0をとることも出来る。
【0055】このようにして、最終的には部品の加工性
を表わす部品加工性評点Eiを求めるのであるが、その
詳細については以下に述べる。
【0056】まず、部品iの部品基準bは、部品iの加
工面を表わす基本要素を1個の基準要素X0とし、補正
要素を所定の大きさlbとし、生産環境条件は部品iと
同にする。その加工費用Cbiを図3から求める。
【0057】次に、部品iの加工順jごとの基本要素X
ijと補正要素xnijに対応した加工費用CXxni
jを図3から求める。
【0058】以下、CXxnijをCijと略称する。
【0059】ここでCijをjの順に加えたΣCijは
部品加工費用Ciとなる。
【0060】すなわち、Ci=ΣCijこの部品加工費
用Ciが部品基準の加工費用Cbiよりも増加すると、
該部品の部品加工性評点Eiを所定値(100)から減
少または増加する関数式 で算出する。
【0061】ただし    ei=g1(Ci)は、C
iがCbiよりも増加すると増加する部品減点である。 ここで、eiの式に先に決めた となる。ただし、 CXxn/CX≒(CXxn/CX)X mean=α
nとし、f1 ̄1はf1の逆関数である。
【0062】これにより、Ei=100±g2(αni
j、εXij)となり、この式を使用すると、基本要素
Xijと補正要素xnijに対応した基本減点εXij
と補正係数αnijでEiが算出できる。
【0063】更に、Ei=100±g2(αnij、ε
Xij)から求めたEiをEi=f2(Ci)のEiに
代入すればCiが求まる。
【0064】この事は図2、図3のCX、CXxn等の
データが無記入の簡単な図でEi、Ciが算出できるの
で便利である。
【0065】以上の加工費用Cbi、CXxnijの代
りに加工時間Tbi、TXxnijやこれらの指数Ib
i、IXxnijとすることもできる。更に、部品減点
eiの代りに部品係数ei′を取り、部品加工性評点E
iをEi=100ei′とすることもできる。但し、e
i′=g2′(Ci)はCiがCbiよりも増加すると
増減する部品係数である。
【0066】さて、このようにして全部品について部品
加工性評点Ei、加工費用Ciを求め、次に、これらの
値から製品のC、Eを求める。
【0067】即ち、C=ΣCiがΣCbiよりも増加す
ると製品加工性評点Eを所定値100から減少または増
加させる関数式 E=100±e=100±g3(C)=f3(C)で算
出する。
【0068】ただし、但し、e=g3(C)は、C=Σ
CiがΣCbiよりも増加すると増加する製品減点であ
る。
【0069】ここでEの式に、先に求めたEi=f2(
Ci)を代入すると E=f3(C)=f3(ΣCi) =f3{Σ〔f2 ̄1(Ei)〕}=f4(Ei)とな
る。ただしf2 ̄1はf2の逆関数である。
【0070】上記の加工費用C,Ci,Cbiの代りに
加工時間T,Ti,Tbiやこれらの指数I,Ii,I
biをとることもできる。更に、製品減点eの代りに製
品係数e′を取り、E=100e′とする事も出来る。 但し、e′=g3′(C)はCがΣCbiより増加する
と増減する製品係数である。
【0071】こうすれば、Eiは部品iがどの程度加工
し易いかを示す指標であったのに対して、製品加工性評
点Eは製品全体がどれ位加工し易いかを表わす指標とな
る。
【0072】ここでf4(Ei)の近似式は(ΣEi)
/Nとなる(導出方法は省略する)ので、
【0073】
【数7】
【0074】として近似値を求めても良い。ただし、N
は加工部品数である。
【0075】そして、評価対象である製品、部品の加工
費用C、Ciや加工所要時間T、Tiの算定を行う場合
、上記の製品、部品と類似する既存の製品、部品の加工
費用C′、Ci′や加工所要時間T′、Ti′の実績値
が既知の時は、評価対象である製品、部品の加工性評点
E、Eiおよび類似する既存の製品、部品の加工性評点
E′、Ei′とC、Ci、C′、Ci′の関係式を下記
の如く変形する。
【0076】
【数8】
【0077】上記のCi、Cを求める4式は先に述べた
下記の関数式で必要な色々な生産環境に於ける図2、図
3の加工費用CX、CXxnやf2 ̄1、f3 ̄1の定
数値等の多数のデータが不要なので大変便利である。
【0078】 Ci=ΣCij……Cij=CXxnijは図3より求
める。
【0079】   以上の加工費用C、Ci、C′、Ci′の代りに加
工時間T、Ti、T′、Ti′やこれらの指数I、Ii
、I′、Ii′を取る事も出来る。
【0080】図4にコンピュータシステムによる操作を
示す。
【0081】ステップ1では「評価対象部品を基本要素
および補正要素の記号で表現する」。ピッタリあてはま
る記号が無い場合には、最も似た基本要素の記号を選択
する。
【0082】同図のステップ2では部品ごとの基本要素
および補正要素の記号をコンピュータ入力する。
【0083】以上の操作を製品を構成するすべての部品
について行えば、コンピュータは部品ごとおよび製品の
加工性評点および加工時間や加工費用のすべてもしくは
一部を自動で計算し、結果を表示部に表示するとともに
必要に応じ、結果をプリンタに打ち出す。
【0084】入力データとして部品毎に基本要素、およ
び補正要素を入力するが、入力のしかたとしてキーボー
ドの各キーに基本要素および補正要素の記号を割り当て
ておく。図5(a)、(b)にキーボードの例を示す。 この場合、図2にて示したような記号と割り当てるキー
の文字が連想しやすい関係のものであれば便利であって
、アルファベットの文字を使用する基本要素はそのまま
キーボードの該当するキーを割り当ててあり、アルファ
ベッド以外の記号を使用する基本要素はファンクション
キーを割り当てておくと、操作し易い。キーボードにオ
ーバーレイシートと呼ぶシートを重ね合わせておき、各
キーの近傍のシート上に該当する記号を表記しておき、
そのキーが表わす要素記号を表示することも便利な方法
である。
【0085】本実施例においては、基本要素「P」を、
図5(a)に示したグループPbのキーに割り当て、ア
ルファベッド以外の記号はファンクションキーのグルー
プFnに割り当てた。この他、キーボードを用いず、デ
ィスプレイ両面上に要素記号の一覧表を作っておき、カ
ーソルを移動させて所望の要素記号を選定し、入力する
方法等、いろいろな方法が考えられるが、どの方法によ
っても構わない。尚、数値データはキーボードのテンキ
ーを用いて入力すると良い。
【0086】図6は、入力データを図4のコンピュータ
システムで処理した出力の例である。
【0087】図7は本実施例によって種々の部品の加工
性評価を行った結果を示す図である。また、製品の加工
性評価値の実際値からの誤差は±10%以内に納まって
いる。  以上述べた実施例では基準点を100点とし
、減点法で加工性評点を算出したが、種々のバリエーシ
ョンが可能である。例えば基準点を0点とし、減点法で
加工性評点を算出する方法、基準点を0点とし、加点法
で加工性評点を算出する方法、基準点を100点とし、
加点法で加工性評点を算出する方法等が考えられれるが
、最初に説明した手法と本質的には変わらない。
【0088】次に本発明の加工性評価法で評価、改良し
た例を図8に示す。
【0089】以上は物品に製品、作業種に加工作業、状
態に加工面を取った加工性評価法として、加工性(加工
作業の容易性)を評価する実施例である。が、作業種に
組立作業、状態に組付動作を取った組立性評価法として
、組立性(組立作業の容易性)を評価する事が出来る。 この場合の基本要素等を図9から図13に示す。
【0090】本発明は、作業種として製造作業、検査作
業、輸送作業、販売作業、据付作業、使用、保守作業等
に適用すれば製造性、検査性、輸送性、販売性、据付性
、使用性(使い勝手性、操作性)、保守性等を、本実施
例と同様な手順を取ることにより効果的に評価する事が
出来る。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば物品
または部品の作業し易さが(a) 設計開発の早い段階
で、(b) 豊富な経験を必要とせず容易に、かつ(c
) 作業費用や時間だけで無く、設計構造の良し悪しが
定量的に、誰にもわかり易いかたちで評価が行える。従
って、設計自身が設計開発の早い段階で、自分の設計を
評価、改良することができ、作業し易さの観点から質の
良い設計を短時間に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る評価方法の一実施例を用いたコン
ピュータシステムの構成を示す説明図である。
【図2】加工作業における基本要素とその内容等の例を
示す図である。
【図3】加工作業における補正要素とその内容等の例を
示す図である。
【図4】加工性評価プロセスの内容を示すフロー図であ
る。
【図5】コンピュータシステムのキーボードの形状例を
示す平面図である。
【図6】加工性評価結果の出力の例を示す平面図である
【図7】加工性評価法による加工時間算出の精度検証結
果を示す図である。
【図8】加工性評価法による設計改良の例を示す図であ
る。
【図9】組立作業における基本要素とその内容等の例を
示す図である。
【図10】組立作業における補正要素とその内容等の例
を示す図である。
【図11】組立性評価結果の出力の例を示す平面図であ
る。
【図12】組立性評価法による組立費算出の精度検証結
果を示す図である。
【図13】組立性評価法による設計改良の例を示す図で
ある。
【図14】従来の設計と製造し易さの評価、設計改良の
流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
1.演算装置、 2.記憶装置、 3.表示装置、 4.キーボード、 5.プリンタ、 10.基本要素の例:平面、 11.基本要素の例:円筒面、 12.基本要素の例:丸穴面。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】評価対象である物品又は部品の作業種に対
    応した状態を各種の基本要素に分類し、上記各種の基本
    要素の基準とする所定の状態を定義して基準要素とし、
    各基本要素について作業の難易度を表わす基本指標を「
    各基本要素の作業費用および又は作業所要時間やこれら
    の指数と、基準要素の作業費用および又は作業所要時間
    やこれらの指数との比較をする関数式または関数」に基
    づいて定め、更に評価物品又は部品の基準とする所定の
    状態を有する物品又は部品を該物品又は部品の物品基準
    又は部品基準とし、評価物品又は部品の状態を表わす各
    基本要素または、基本指標から、前記関数式または関数
    で求まる該物品又は部品の作業費用および又は作業所要
    時間やこれらの指数が物品基準又は部品基準の作業費用
    および又は作業所要時間やこれらの指数よりも増加する
    と、該物品又は部品についての作業の難易度を表わす物
    品又は部品作業容易性指標を「所定値から減少または増
    加させる関数式または関数」で算出することを特徴とす
    る作業種または複数作業種を対象とした物品の作業容易
    性評価方法。
  2. 【請求項2】評価対象である物品又は部品の各種状態に
    ついて、前記基本要素以外に、物品又は部品の作業費用
    および又は作業所要時間に影響を与える因子を抽出して
    補正要素とし、補正要素ごとに基準とする所定の状態を
    定義してこれを補正基準とし、各補正要素についてその
    状態を1個または複数に区分し、上記の区分された各状
    態について作業の難易に及ぼす影響の度合いを表わす補
    正指標を「区分された各状態の作業費用および又は作業
    所要時間やこれらの指数と、補正基準の作業費用および
    又は作業所要時間やこれらの指数との比較をする関数式
    または関数」に基づいて定め、上記補正指標によって前
    記基本指標を補正することを特徴とする、請求項1に記
    載の物品の作業容易性評価方法。
  3. 【請求項3】評価対象である物品を構成している複数の
    部品のそれぞれについて、前記の部品作業容易性指標を
    算出し、算出された複数の部品作業容易性指標から求ま
    る部品の作業費用および又は作業所要時間の合計値やそ
    られの指数が各部品基準の作業費用および又は作業所要
    時間の合計値やそれらの指数より増加すると該評価物品
    全体としての作業の難易度を表わす物品作業容易性指標
    を「所定値から減少または増加させる関数式または関数
    」で評価物品の作業容易性評点を算出することを特徴と
    する、請求項1又は請求項2に記載の物品の作業容易性
    評価方法。
  4. 【請求項4】評価対象である物品を構成している複数の
    部品について、前記の部品作業容易性指標を算出し、算
    出された複数の部品作業容易性指標の平均的な値を求め
    る関数式または関数に基づいて前記の物品作業容易性指
    標を算出することを特徴とする、請求項1又は請求項2
    に記載の物品の作業容易性評価方法。
  5. 【請求項5】評価対象である物品、部品の作業費用およ
    び又は作業所要時間やそれらの指数の算定は、上記物品
    、部品と類似する既存の物品、既存の部品の作業費用お
    よび又は作業所要時間の実績値やそれらの指数と、評価
    対象である物品、部品の作業容易性指標と類似する既存
    の物品、部品の作業容易性指標を比較する関数式または
    関数によって行うことを特徴とする、請求項1又は請求
    項2又は請求項3又は請求項4に記載の物品の作業容易
    性評価方法。
  6. 【請求項6】入力装置と、記憶装置と、演算装置と、表
    示装置とを具備し、上記の入力装置は評価対象である物
    品、部品のデータを入力する機能を備えたものであり、
    前記の記憶装置は基本の指標や補正指標、及び、関数式
    または関数、並びに前記の物品、部品データ、及び評価
    計算結果を記憶する機能を備えたものであり、前記の演
    算装置は前記の記憶装置から読み出したデータに基づい
    て評価対象である物品、部品の作業の難易度を算出する
    機能を有するものであり、前記の表示装置は上記演算装
    置によって算出された作業難易度を表示する機能を有す
    るものであることを特徴とする、物品の作業容易性評価
    装置。
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