JPH04217689A - 有機けい素化合物 - Google Patents
有機けい素化合物Info
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- JPH04217689A JPH04217689A JP2412220A JP41222090A JPH04217689A JP H04217689 A JPH04217689 A JP H04217689A JP 2412220 A JP2412220 A JP 2412220A JP 41222090 A JP41222090 A JP 41222090A JP H04217689 A JPH04217689 A JP H04217689A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
- C07F7/18—Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
- C07F7/1804—Compounds having Si-O-C linkages
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文献未載の新規な有機け
い素化合物に係わり、詳しくはメルカプト基を有する炭
素数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水素基とアルコキ
シ基とがけい素原子に結合した有機けい素化合物に関す
るものである。本発明の有機けい素化合物は各種樹脂と
各種無機材料との接着剤、これらからなる複合材料の改
質剤、無機質材料の表面改質剤、さらには種々の新規な
有機けい素化合物の原料として利用できる。 【0002】 【従来の技術】メルカプトアルキル基を有するアルコキ
シシランとして、3−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラ
ン、メルカプトメチルトリメトキシシラン、メルカプト
メチルフェネチルトリメトキシシランなどが知られてい
る。しかし、メルカプト基とけい素原子との間の飽和脂
肪族炭化水素基の炭素数が6以上のものは知られていな
かった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記のように、メルカ
プト基を有する飽和脂肪族炭化水素基がけい素原子に結
合したアルコキシシランでメルカプト基とけい素原子と
の間の飽和脂肪族炭化水素基の炭素数が6以上のものは
知られていないことから、本発明はこのような新規な有
機けい素化合物を提供しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式(R1O)m(CH3)3−mSi−R2−SH(
ただし、R1は炭素数1〜2の1価の炭化水素基、R2
は炭素数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水素基、mは
1〜3の整数を示す。)で表わされる有機けい素化合物
を要旨とするものである。 【0005】以下に本発明について詳しく説明する。本
発明の有機けい素化合物は前記の一般式で表わされるも
のである。式中のR1は炭素数1〜2の1価の炭化水素
基を示し、これにはCH3−,CH3CH2−が例示さ
れる。R2は炭素数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水
素基を示し、これには−(CH2)6−,−CH(CH
3)(CH2)4−,−(CH2)7−,−CH(CH
3)(CH2)5−,−(CH2)8−,−CH(CH
3)(CH2)6−,−(CH2)9−, −CH(C
H3)(CH2)7−,−(CH2)10−,−CH(
CH3)(CH2)8−,−(CH2)11−,−CH
(CH3)(CH2)9−,−(CH2)12−,−C
H(CH3)(CH2)10−,−(CH2)13−,
−CH(CH3)(CH2)11−,−(CH2)14
−,−CH(CH3)(CH2)12−などが例示され
る。mは1〜3の整数である。 【0006】このような一般式で表わされる本発明の有
機けい素化合物としては、例えば (CH3O)3Si−(CH2)6−SH, (C
H3O)3Si−(CH2)8−SH, (CH3
O)3Si−(CH2)10−SH, (CH3O)3
Si−(CH2)12−SH, (CH3O)3Si
−(CH2)14−SH, (CH3CH2O)3S
i−(CH2)6−SH, (CH3CH2O)3Si
−(CH2)8−SH,(CH3CH2O)3Si−(
CH2)10−SH,(CH3CH2O)3Si−(C
H2)12−SH, (CH3CH2O)3Si−(C
H2)14−SH,【0007】 (CH3O)2CH3Si−(CH2)6−SH,(C
H3O)2CH3Si−(CH2)8−SH,(CH3
O)2CH3Si−(CH2)10−SH,(CH3O
)2CH3Si−(CH2)12−SH,
(CH3O)2CH3Si−(CH2
)14−SH,(CH3CH2O)2CH3Si−(C
H2)6−SH, (CH3C
H2O)2CH3Si−(CH2)8−SH,(CH3
CH2O)2CH3Si−(CH2)10−SH,
(CH3CH2O)2CH3Si−
(CH2)12−SH, (CH3CH2O)2CH3
Si−(CH2)14−SH, 【0008】 CH3O(CH3)2Si−(CH2)6−SH,CH
3O(CH3)2Si−(CH2)8−SH,CH3O
(CH3)2Si−(CH2)10−SH,CH3O(
CH3)2Si−(CH2)12−SH,
CH3O(CH3)2Si−(CH2
)14−SH,CH3CH2O(CH3)2Si−(C
H2)6−SH, CH3CH
2O(CH3)2Si−(CH2)8−SH,CH3C
H2O(CH3)2Si−(CH2)10−SH,
CH3CH2O(CH3)2Si−
(CH2)12−SH, CH3CH2O(CH3)2
Si−(CH2)14−SHなどが挙げられる。 【0009】本発明の有機けい素化合物は次のようにし
て有利に合成できることが分った。すなわち、一般式(
R1O)m(CH3)3−mSi−R2−X (ただし
、R1は炭素数1〜2の1価の炭化水素基、R2は炭素
数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水素基、Xはハロゲ
ン、mは1〜3の整数を示す。)で表わされるハロゲノ
アルキルシラン化合物とチオ尿素とを、50〜150
℃、好ましくは60〜80℃にて30分から10時間反
応させ、その後、アンモニアと50〜150 ℃にて1
〜15時間反応させることによって有利に得ることがで
きる。 【0010】この合成に際しては溶媒を用いてもよく、
溶媒は特に限定されないが、例えばトルエン、キシレン
、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ペンタン、ヘキサン
、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族炭化
水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類などが挙げられる。 【0011】また、本発明の有機けい素化合物は次のよ
うにしても合成できることが分った。すなわち、一般式
(R1O)m(CH3)3−mSi−R2−X (ただ
し、R1,R2,X,mは前記に同じ。)で表わされる
ハロゲノアルキルシラン化合物と水硫化ナトリウムとを
、30〜150 ℃にて反応させることによって得るこ
とができる。 【0012】この合成に際しても溶媒を用いることがで
き、溶媒は特に限定されないが、例えばトルエン、キシ
レン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族
炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類な
どが挙げられる。 【0013】本発明の有機けい素化合物は、各種樹脂と
各種無機材料との接着剤、これらからなる複合材料の改
質剤、無機質材料の表面改質剤、有機樹脂あるいはその
組成物への添加剤、種々の新規な有機けい素化合物の原
料などとして使用できる。これらの用途に本発明の有機
けい素化合物を使用した場合、前記一般式中のR2が炭
素数が多い飽和脂肪族炭化水素基であることに由来する
種々の効果が期待される。 【0014】例えば、無機質材料にR2が長鎖の本発明
の化合物を処理しこれを複合材料に使用した場合、無機
質と結合しているけい素原子と有機材料と反応性を有す
るメルカプト基との間のスペーサー距離が長いためメル
カプト基が移動できる自由度が高く、そのために有機材
料との反応性が増大して接着性または補強性の面で改良
が期待される。また、結合後も結合間の距離が長く、複
合材料に可撓性の付与が期待される。さらに、R2が長
鎖の飽和炭化水素基からなるために疎水性となり、界面
の耐水性、耐水接着性、耐熱水性等の改良が期待される
。 【0015】また、本発明の化合物は有機樹脂あるいは
その組成物の改質剤として使用することにより、これら
の有機樹脂やその組成物を室温硬化性あるいは水分硬化
性とすることができるが、このような場合にも前記した
理由により反応性が増大し、補強性の改良が期待できる
。さらには、これらの可撓性等も向上すると期待される
。 【0016】さらには、従来知られているメルカプト基
含有シランカップリング剤に比較して高沸点物質のため
、メルカプト化合物特有の臭気が少ないという特長を持
っている。 【0017】 【発明の効果】本発明によって、文献未載の新規な有機
けい素化合物である、一般式(R1O)m(CH3)3
−mSi−R2−SH(ただし、R1は炭素数1〜2の
1価の炭化水素基、R2は炭素数6〜14の2価の飽和
脂肪族炭化水素基、mは1〜3の整数を示す。)で表わ
される有機けい素化合物が提供された。 【0018】 【実施例】次に本発明の実施例を挙げる。 実施例1 攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置を備えた1リッ
トルのセパラブルフラスコに10−ブロモデシルトリメ
トキシシラン[Br−(CH2)10−Si(OCH3
)3]341g(1.0 モル)とチオ尿素[S=C(
NH2)2 ]91.2g (1.2 モル)とメタノ
ール91.2g 及びよう化ナトリウム0.85g を
仕込み、60〜70℃にて3時間反応を行なった。その
後、アンモニアガスを20cc/minの流量で60℃
にて5時間バブリングした。 反応終了後静置し、上層を分離した。この上層を蒸留し
たところ127 ℃/0.001Torrにて217.
6gの淡黄色透明な液体が得られた。 【0019】このものについて赤外線吸収スペクトル分
析、核磁気共鳴スペクトル分析、元素分析を行なったと
ころ、式(CH3O)3Si−(CH2)10−SHで
表わされる10−メルカプトデシルトリメトキシシラン
であることが確認された。ガスクロマトグラフ分析によ
る純度は97.7%であり、収率は73.6%であった
。 【0020】 【0021】 【0022】 〈H1−核磁気共鳴スペクトル分析結果〉(図2参照)
(内標:ベンゼン δ=7.24ppm)
δ=3.50ppm(S,9H)
:Si−OCH3 δ=0.3
3 〜0.83ppm(broad−t,2H) :S
i−CH2−(CH2)8−CH2−SH δ=
1.10 〜1.93ppm(m,17H)
:Si−CH2−(CH2)8−CH2−SH及び
Si−CH2−(CH2)8−C
H2−SH δ=2.30 〜2.73ppm(
broad−q,2H) :Si−CH2−(CH2)
8−CH2−SH【0023】実施例2 実施例1における10−ブロモデシルトリメトキシシラ
ンを6−ブロモヘキシルメチルジエトキシシラン[Br
−(CH2)6−SiCH3(OCH2CH3)2 ]
297.3g(1.0 モル)に代えた他は、実施例1
と同様にして反応を行ない、反応終了後静置し、上層を
分離した。この上層を蒸留したところ102 〜106
℃/3mmHgにて177.1gの淡黄色透明な液体
が得られた。 【0024】このものについて赤外線吸収スペクトル分
析、核磁気共鳴スペクトル分析、元素分析を行なったと
ころ、式(CH3CH2O)2CH3Si−(CH2)
6−SH,で表わされる6−メルカプトヘキシルメチル
ジエトキシシランであることが確認された。ガスクロマ
トグラフ分析による純度は96.8%であり、収率は7
1.0%であった。 【0025】 【0026】 【0027】 〈H1−核磁気共鳴スペクトル分析結果〉 δ=
0.02ppm(S,3H)
: Si−CH3 δ=1.00 〜1.9
5ppm(m,15H) : Si−O−C
H2−CH3,
Si−CH2
−(CH2)4−CH2−SH及び
Si−CH2−(CH2)4−CH2−SH
δ=3.75ppm(q,4H)
: Si−O−CH2−CH3 δ=
0.30 〜0.85ppm(broad−t,2H)
: Si−CH2−(CH2)4−CH2−SH
δ=2.31 〜2.76ppm(broad−q
,2H) : Si−CH2−(CH2)4−CH2−
SH【0028】実施例3 実施例1における10−ブロモデシルトリメトキシシラ
ンを14−クロロテトラデシルジメチルメトキシシラン
[Cl−(CH2)14−Si(CH3)2OCH3]
321.0g(1.0 モル)に代えた他は実施例1と
同様にして反応を行ない、反応終了後静置し、上層を分
離した。この上層を150 ℃/3mmHgで減圧濃縮
し、不溶解分を濾過により除去したところ285.3g
の褐色透明な液体が得られた。 【0029】このものについて赤外線吸収スペクトル分
析、核磁気共鳴スペクトル分析、元素分析を行なったと
ころ、式CH3O(CH3)2Si−(CH2)14−
SH で表わされる14−メルカプトテトラデシルジメ
チルメトキシシランであることが確認された。ガスクロ
マトグラフ分析による純度は94.3%であり、収率は
89.6%であった。 【0030】 【0031】 【0032】 〈H1−核磁気共鳴スペクトル分析結果〉 δ=
0.00ppm(S,6H)
: Si−CH3 δ=3.52ppm(S
,3H) : Si−O−
CH3 δ=0.29 〜0.81ppm(br
oad−t,2H) : Si−CH2−(CH2)1
2−CH2−SH δ=1.08 〜1.98
ppm(m,25H) : Si−CH2−
(CH2)12−CH2−SH 及び
Si−CH2−(CH2)12−CH2−SH
δ=2.28 〜2.75ppm(broad
−q,2H) : Si−CH2−(CH2)12−C
H2−SH 【0033】実施例4 攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置を備えた1リッ
トルのセパラブルフラスコに10−ブロモデシルトリメ
トキシシラン[Br−(CH2)10−Si(OCH3
)3]170.5g(0.5 モル)を仕込み、60℃
に昇温して水硫化ナトリウム[NaSH]の50%メタ
ノール溶液67.2g (0.6 モル)を系中の温度
が60〜70℃となるように調整しながら滴下した。滴
下終了後70℃にて3時間攪拌を続けた。その後70℃
にてブチルブロマイド[CH3−(CH2)3−Br
]34.2g (0.25モル)を滴下し、3時間攪拌
を続けた。 【0034】この反応溶液を濾過し、濾液を蒸留したと
ころ、141 ℃/0.015Torrにて95.3g
の淡黄色透明な液体が得られた。このものについて赤
外線吸収スペクトル分析、核磁気共鳴スペクトル分析、
元素分析を行なったところ、実施例1と同様に、式 (CH3O)3Si−(CH2)10−SHで表わされ
る10−メルカプトデシルトリメトキシシランであるこ
とが確認された。ガスクロマトグラフ分析による純度は
96.8%であり、収率は64.8%であった。
い素化合物に係わり、詳しくはメルカプト基を有する炭
素数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水素基とアルコキ
シ基とがけい素原子に結合した有機けい素化合物に関す
るものである。本発明の有機けい素化合物は各種樹脂と
各種無機材料との接着剤、これらからなる複合材料の改
質剤、無機質材料の表面改質剤、さらには種々の新規な
有機けい素化合物の原料として利用できる。 【0002】 【従来の技術】メルカプトアルキル基を有するアルコキ
シシランとして、3−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラ
ン、メルカプトメチルトリメトキシシラン、メルカプト
メチルフェネチルトリメトキシシランなどが知られてい
る。しかし、メルカプト基とけい素原子との間の飽和脂
肪族炭化水素基の炭素数が6以上のものは知られていな
かった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記のように、メルカ
プト基を有する飽和脂肪族炭化水素基がけい素原子に結
合したアルコキシシランでメルカプト基とけい素原子と
の間の飽和脂肪族炭化水素基の炭素数が6以上のものは
知られていないことから、本発明はこのような新規な有
機けい素化合物を提供しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式(R1O)m(CH3)3−mSi−R2−SH(
ただし、R1は炭素数1〜2の1価の炭化水素基、R2
は炭素数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水素基、mは
1〜3の整数を示す。)で表わされる有機けい素化合物
を要旨とするものである。 【0005】以下に本発明について詳しく説明する。本
発明の有機けい素化合物は前記の一般式で表わされるも
のである。式中のR1は炭素数1〜2の1価の炭化水素
基を示し、これにはCH3−,CH3CH2−が例示さ
れる。R2は炭素数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水
素基を示し、これには−(CH2)6−,−CH(CH
3)(CH2)4−,−(CH2)7−,−CH(CH
3)(CH2)5−,−(CH2)8−,−CH(CH
3)(CH2)6−,−(CH2)9−, −CH(C
H3)(CH2)7−,−(CH2)10−,−CH(
CH3)(CH2)8−,−(CH2)11−,−CH
(CH3)(CH2)9−,−(CH2)12−,−C
H(CH3)(CH2)10−,−(CH2)13−,
−CH(CH3)(CH2)11−,−(CH2)14
−,−CH(CH3)(CH2)12−などが例示され
る。mは1〜3の整数である。 【0006】このような一般式で表わされる本発明の有
機けい素化合物としては、例えば (CH3O)3Si−(CH2)6−SH, (C
H3O)3Si−(CH2)8−SH, (CH3
O)3Si−(CH2)10−SH, (CH3O)3
Si−(CH2)12−SH, (CH3O)3Si
−(CH2)14−SH, (CH3CH2O)3S
i−(CH2)6−SH, (CH3CH2O)3Si
−(CH2)8−SH,(CH3CH2O)3Si−(
CH2)10−SH,(CH3CH2O)3Si−(C
H2)12−SH, (CH3CH2O)3Si−(C
H2)14−SH,【0007】 (CH3O)2CH3Si−(CH2)6−SH,(C
H3O)2CH3Si−(CH2)8−SH,(CH3
O)2CH3Si−(CH2)10−SH,(CH3O
)2CH3Si−(CH2)12−SH,
(CH3O)2CH3Si−(CH2
)14−SH,(CH3CH2O)2CH3Si−(C
H2)6−SH, (CH3C
H2O)2CH3Si−(CH2)8−SH,(CH3
CH2O)2CH3Si−(CH2)10−SH,
(CH3CH2O)2CH3Si−
(CH2)12−SH, (CH3CH2O)2CH3
Si−(CH2)14−SH, 【0008】 CH3O(CH3)2Si−(CH2)6−SH,CH
3O(CH3)2Si−(CH2)8−SH,CH3O
(CH3)2Si−(CH2)10−SH,CH3O(
CH3)2Si−(CH2)12−SH,
CH3O(CH3)2Si−(CH2
)14−SH,CH3CH2O(CH3)2Si−(C
H2)6−SH, CH3CH
2O(CH3)2Si−(CH2)8−SH,CH3C
H2O(CH3)2Si−(CH2)10−SH,
CH3CH2O(CH3)2Si−
(CH2)12−SH, CH3CH2O(CH3)2
Si−(CH2)14−SHなどが挙げられる。 【0009】本発明の有機けい素化合物は次のようにし
て有利に合成できることが分った。すなわち、一般式(
R1O)m(CH3)3−mSi−R2−X (ただし
、R1は炭素数1〜2の1価の炭化水素基、R2は炭素
数6〜14の2価の飽和脂肪族炭化水素基、Xはハロゲ
ン、mは1〜3の整数を示す。)で表わされるハロゲノ
アルキルシラン化合物とチオ尿素とを、50〜150
℃、好ましくは60〜80℃にて30分から10時間反
応させ、その後、アンモニアと50〜150 ℃にて1
〜15時間反応させることによって有利に得ることがで
きる。 【0010】この合成に際しては溶媒を用いてもよく、
溶媒は特に限定されないが、例えばトルエン、キシレン
、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ペンタン、ヘキサン
、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族炭化
水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類などが挙げられる。 【0011】また、本発明の有機けい素化合物は次のよ
うにしても合成できることが分った。すなわち、一般式
(R1O)m(CH3)3−mSi−R2−X (ただ
し、R1,R2,X,mは前記に同じ。)で表わされる
ハロゲノアルキルシラン化合物と水硫化ナトリウムとを
、30〜150 ℃にて反応させることによって得るこ
とができる。 【0012】この合成に際しても溶媒を用いることがで
き、溶媒は特に限定されないが、例えばトルエン、キシ
レン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の脂肪族
炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類な
どが挙げられる。 【0013】本発明の有機けい素化合物は、各種樹脂と
各種無機材料との接着剤、これらからなる複合材料の改
質剤、無機質材料の表面改質剤、有機樹脂あるいはその
組成物への添加剤、種々の新規な有機けい素化合物の原
料などとして使用できる。これらの用途に本発明の有機
けい素化合物を使用した場合、前記一般式中のR2が炭
素数が多い飽和脂肪族炭化水素基であることに由来する
種々の効果が期待される。 【0014】例えば、無機質材料にR2が長鎖の本発明
の化合物を処理しこれを複合材料に使用した場合、無機
質と結合しているけい素原子と有機材料と反応性を有す
るメルカプト基との間のスペーサー距離が長いためメル
カプト基が移動できる自由度が高く、そのために有機材
料との反応性が増大して接着性または補強性の面で改良
が期待される。また、結合後も結合間の距離が長く、複
合材料に可撓性の付与が期待される。さらに、R2が長
鎖の飽和炭化水素基からなるために疎水性となり、界面
の耐水性、耐水接着性、耐熱水性等の改良が期待される
。 【0015】また、本発明の化合物は有機樹脂あるいは
その組成物の改質剤として使用することにより、これら
の有機樹脂やその組成物を室温硬化性あるいは水分硬化
性とすることができるが、このような場合にも前記した
理由により反応性が増大し、補強性の改良が期待できる
。さらには、これらの可撓性等も向上すると期待される
。 【0016】さらには、従来知られているメルカプト基
含有シランカップリング剤に比較して高沸点物質のため
、メルカプト化合物特有の臭気が少ないという特長を持
っている。 【0017】 【発明の効果】本発明によって、文献未載の新規な有機
けい素化合物である、一般式(R1O)m(CH3)3
−mSi−R2−SH(ただし、R1は炭素数1〜2の
1価の炭化水素基、R2は炭素数6〜14の2価の飽和
脂肪族炭化水素基、mは1〜3の整数を示す。)で表わ
される有機けい素化合物が提供された。 【0018】 【実施例】次に本発明の実施例を挙げる。 実施例1 攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置を備えた1リッ
トルのセパラブルフラスコに10−ブロモデシルトリメ
トキシシラン[Br−(CH2)10−Si(OCH3
)3]341g(1.0 モル)とチオ尿素[S=C(
NH2)2 ]91.2g (1.2 モル)とメタノ
ール91.2g 及びよう化ナトリウム0.85g を
仕込み、60〜70℃にて3時間反応を行なった。その
後、アンモニアガスを20cc/minの流量で60℃
にて5時間バブリングした。 反応終了後静置し、上層を分離した。この上層を蒸留し
たところ127 ℃/0.001Torrにて217.
6gの淡黄色透明な液体が得られた。 【0019】このものについて赤外線吸収スペクトル分
析、核磁気共鳴スペクトル分析、元素分析を行なったと
ころ、式(CH3O)3Si−(CH2)10−SHで
表わされる10−メルカプトデシルトリメトキシシラン
であることが確認された。ガスクロマトグラフ分析によ
る純度は97.7%であり、収率は73.6%であった
。 【0020】 【0021】 【0022】 〈H1−核磁気共鳴スペクトル分析結果〉(図2参照)
(内標:ベンゼン δ=7.24ppm)
δ=3.50ppm(S,9H)
:Si−OCH3 δ=0.3
3 〜0.83ppm(broad−t,2H) :S
i−CH2−(CH2)8−CH2−SH δ=
1.10 〜1.93ppm(m,17H)
:Si−CH2−(CH2)8−CH2−SH及び
Si−CH2−(CH2)8−C
H2−SH δ=2.30 〜2.73ppm(
broad−q,2H) :Si−CH2−(CH2)
8−CH2−SH【0023】実施例2 実施例1における10−ブロモデシルトリメトキシシラ
ンを6−ブロモヘキシルメチルジエトキシシラン[Br
−(CH2)6−SiCH3(OCH2CH3)2 ]
297.3g(1.0 モル)に代えた他は、実施例1
と同様にして反応を行ない、反応終了後静置し、上層を
分離した。この上層を蒸留したところ102 〜106
℃/3mmHgにて177.1gの淡黄色透明な液体
が得られた。 【0024】このものについて赤外線吸収スペクトル分
析、核磁気共鳴スペクトル分析、元素分析を行なったと
ころ、式(CH3CH2O)2CH3Si−(CH2)
6−SH,で表わされる6−メルカプトヘキシルメチル
ジエトキシシランであることが確認された。ガスクロマ
トグラフ分析による純度は96.8%であり、収率は7
1.0%であった。 【0025】 【0026】 【0027】 〈H1−核磁気共鳴スペクトル分析結果〉 δ=
0.02ppm(S,3H)
: Si−CH3 δ=1.00 〜1.9
5ppm(m,15H) : Si−O−C
H2−CH3,
Si−CH2
−(CH2)4−CH2−SH及び
Si−CH2−(CH2)4−CH2−SH
δ=3.75ppm(q,4H)
: Si−O−CH2−CH3 δ=
0.30 〜0.85ppm(broad−t,2H)
: Si−CH2−(CH2)4−CH2−SH
δ=2.31 〜2.76ppm(broad−q
,2H) : Si−CH2−(CH2)4−CH2−
SH【0028】実施例3 実施例1における10−ブロモデシルトリメトキシシラ
ンを14−クロロテトラデシルジメチルメトキシシラン
[Cl−(CH2)14−Si(CH3)2OCH3]
321.0g(1.0 モル)に代えた他は実施例1と
同様にして反応を行ない、反応終了後静置し、上層を分
離した。この上層を150 ℃/3mmHgで減圧濃縮
し、不溶解分を濾過により除去したところ285.3g
の褐色透明な液体が得られた。 【0029】このものについて赤外線吸収スペクトル分
析、核磁気共鳴スペクトル分析、元素分析を行なったと
ころ、式CH3O(CH3)2Si−(CH2)14−
SH で表わされる14−メルカプトテトラデシルジメ
チルメトキシシランであることが確認された。ガスクロ
マトグラフ分析による純度は94.3%であり、収率は
89.6%であった。 【0030】 【0031】 【0032】 〈H1−核磁気共鳴スペクトル分析結果〉 δ=
0.00ppm(S,6H)
: Si−CH3 δ=3.52ppm(S
,3H) : Si−O−
CH3 δ=0.29 〜0.81ppm(br
oad−t,2H) : Si−CH2−(CH2)1
2−CH2−SH δ=1.08 〜1.98
ppm(m,25H) : Si−CH2−
(CH2)12−CH2−SH 及び
Si−CH2−(CH2)12−CH2−SH
δ=2.28 〜2.75ppm(broad
−q,2H) : Si−CH2−(CH2)12−C
H2−SH 【0033】実施例4 攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置を備えた1リッ
トルのセパラブルフラスコに10−ブロモデシルトリメ
トキシシラン[Br−(CH2)10−Si(OCH3
)3]170.5g(0.5 モル)を仕込み、60℃
に昇温して水硫化ナトリウム[NaSH]の50%メタ
ノール溶液67.2g (0.6 モル)を系中の温度
が60〜70℃となるように調整しながら滴下した。滴
下終了後70℃にて3時間攪拌を続けた。その後70℃
にてブチルブロマイド[CH3−(CH2)3−Br
]34.2g (0.25モル)を滴下し、3時間攪拌
を続けた。 【0034】この反応溶液を濾過し、濾液を蒸留したと
ころ、141 ℃/0.015Torrにて95.3g
の淡黄色透明な液体が得られた。このものについて赤
外線吸収スペクトル分析、核磁気共鳴スペクトル分析、
元素分析を行なったところ、実施例1と同様に、式 (CH3O)3Si−(CH2)10−SHで表わされ
る10−メルカプトデシルトリメトキシシランであるこ
とが確認された。ガスクロマトグラフ分析による純度は
96.8%であり、収率は64.8%であった。
【図1】本発明の実施例1で得られた有機けい素化合物
の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
の赤外線吸収スペクトルを示す図である。
【図2】本発明の実施例1で得られた有機けい素化合物
のH1−核磁気共鳴スペクトルを示す図である。
のH1−核磁気共鳴スペクトルを示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(R1O)m(CH3)3−mSi
−R2−SH(ただし、R1は炭素数1〜2の1価の炭
化水素基、R2は炭素数6〜14の2価の飽和脂肪族炭
化水素基、mは1〜3の整数を示す。)で表わされる有
機けい素化合物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412220A JPH04217689A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 有機けい素化合物 |
| EP91403430A EP0491622A1 (en) | 1990-12-19 | 1991-12-17 | Novel organosilicon compound |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412220A JPH04217689A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 有機けい素化合物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04217689A true JPH04217689A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=18521089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2412220A Pending JPH04217689A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 有機けい素化合物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0491622A1 (ja) |
| JP (1) | JPH04217689A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017033815A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社クラレ | 含硫黄有機ケイ素化合物および樹脂組成物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20100051680A (ko) | 2007-07-24 | 2010-05-17 | 노오쓰웨스턴 유니버시티 | 코팅된 콜로이드 재료 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3346405A (en) * | 1964-12-14 | 1967-10-10 | Gen Electric | Metal protectant |
| US3692812A (en) * | 1971-04-21 | 1972-09-19 | Gen Electric | Method of producing alkoxy-substituted mercaptoalkyl silanes |
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| JPH0678347B2 (ja) * | 1989-01-13 | 1994-10-05 | 信越化学工業株式会社 | 有機けい素化合物 |
| JP3497015B2 (ja) * | 1995-06-20 | 2004-02-16 | 日本特殊陶業株式会社 | 側方電極型スパークプラグ |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP2412220A patent/JPH04217689A/ja active Pending
-
1991
- 1991-12-17 EP EP91403430A patent/EP0491622A1/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017033815A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社クラレ | 含硫黄有機ケイ素化合物および樹脂組成物 |
| JPWO2017033815A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2018-06-14 | 株式会社クラレ | 含硫黄有機ケイ素化合物および樹脂組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0491622A1 (en) | 1992-06-24 |
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