JPH04218577A - 顔料ペースト製造用結合剤組成物およびそれを含有する水性塗料 - Google Patents

顔料ペースト製造用結合剤組成物およびそれを含有する水性塗料

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JPH04218577A
JPH04218577A JP3069546A JP6954691A JPH04218577A JP H04218577 A JPH04218577 A JP H04218577A JP 3069546 A JP3069546 A JP 3069546A JP 6954691 A JP6954691 A JP 6954691A JP H04218577 A JPH04218577 A JP H04218577A
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JP3069546A
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Hans-Peter Patzschke
ハンス−ペーター・パツシユケ
Armin Goebel
アルミン・ゲーベル
Juergen Doebert
ユルゲン・デーベルト
Reinhard Windmann
ラインハルト・ヴイントマン
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Herberts GmbH
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は水性塗料用の水希釈可能な結合剤
に配合する顔料をペースト化するために適当な結合剤組
成物に関する。
【0002】顔料を、特に水性塗装(hydrobas
e−coat)のため水希釈可能な樹脂に配合する場合
、その結果として凝集が起こるかまたは沈降物が形成さ
れるという一般的な問題がある。安定で水希釈可能なラ
ッカーを製造するためには顔料を十分に湿潤にし、適当
な分散装置でそれらを極めて微細な粒子(<10μm、
好ましくは<3μm)に磨砕することが必要である。こ
の工程で低溶媒(low−solvent)、水希釈可
能な分散体またはエマルジョンを使用する場合、それが
極めて低粘度のため剪断力が適当に作用しない。 従って、この場合顔料をペースト化するペースト樹脂と
共に使用する結合剤の一部を置き換えることが必要であ
る。ついでこれらのいわゆる顔料ペーストまたは磨砕ペ
ーストを残りの結合剤と混合する(「ラッカー化する(
lacquerified)」または仕上げる(com
pleted))。一旦物品にスプレーした後、一般に
乾燥するかまたは空気にさらした後透明な1成分または
2成分ラッカーを塗布し、その後2層を連帯的に焼き付
ける。
【0003】そのような磨砕ペーストに使用するペース
ト樹脂(ペースト化樹脂または顔料帯同樹脂(pigm
ent−bearing  resins)とも称する
)は幾つかの特性を持たなければならない。ペースト結
合剤は、例えば 1.塗膜中の主結合剤と良好な相溶性を持ち、および所
要の添加速度でラッカーの特性に欠陥を生じさせない特
徴を持ち、 2.問題の顔料を最小のエネルギーで良好な分散を可能
にするように適当に湿潤化する能力を持ち、3.可及的
高い顔料濃度のペースト化を可能にする範囲の粘度を持
ち、 4.ラッカー化の過程で顔料の凝集を防ぎ、5.長期間
の保存に適し、すなわちペーストは粘稠化してはならず
、または顔料は沈降物または凝集物を形成してはならず
、 6.主結合剤の粒子に膨潤を起こさないような溶媒のみ
を含有し、および 7.色の変化を起こしてはならない。
【0004】水希釈可能な着色ラッカーは、例えば高分
子ポリアクリル酸エマルジョン、ポリウレタン分散体、
ポリエステルまたはアルキド分散体の助けによりプライ
マー、充填剤、ユニベースコート(unibaseco
at)またはメタリック下塗りとして使用される。慣用
的に溶解した、または透明な水性ラッカーと共にスプレ
ーするメタリック下塗りの製造のための特別な組み合わ
せは欧州特許願第260  447号および第297 
 576号に記述されている。しかしながら、これらの
刊行物に記述されているペースト化樹脂は全システムに
存在するラッカーの基本的特性が十分に明らかにされて
いない。例えば、欧州特許願第260  447号には
ポリエステルとアクリル酸樹脂が記述されている。好ま
しいアクリル酸樹脂は極めて良好な湿潤特性を持つが、
それらはポリウレタン分散体またはアクリル単量体とグ
ラフト重合したポリエステルと十分相溶性ではない。こ
の結果としてメタリック効果に欠陥を生ずる。欧州特許
願第297  576号の10ページ、38〜49行に
は酸化40〜100のウレタン変性ポリエステルについ
て一般的な記述がなされており、これらのポリエステル
はOH基含有飽和ポリエステルを幾つかの芳香族、環状
脂肪族、および/または脂肪族ポリイソシアネートの1
つと10:1ないし1:1のエクィバレントなOH基イ
ソシアネート基比で反応させることにより製造される。 この種類のペースト化樹脂の例はこの刊行物に示されて
いない。実用試験により、これらの結合剤はその高い酸
価のため後者の湿度抵抗価(moisture  re
sistance  value)をそこなうことが判
明している。DE−OS  34  09  080は
無脂肪ポリエステル、アルキド樹脂および/またはアク
リル酸樹脂を基材とし、および酸価が30より高くなく
OH価が150より高くない乳化剤含有水性分散液と、
水溶性アミノ樹脂との組み合わせによる2層ウェットイ
ンウェットラッカー工程による金属効果ラッカー(me
tal−effect  lacquers)を記述し
ている。実施例は脂肪酸で変性したウレタン化アルキド
樹脂のみを記述している。ペースト樹脂として適当なこ
とについての記述はない。
【0005】水性塗料用顔料および/または充填剤のペ
ースト化に適当であり、乳化剤の不存在下においても良
好な顔料の湿潤化を保証し、および広範囲の水性塗料用
結合剤との良好な相溶性により特徴付けられるペースト
樹脂またはペースト樹脂組成物を提供するのが本発明の
目的である。
【0006】この目的はDIN  53  019によ
り共軸円筒形粘度計(coaxialcylindri
cal  meter)を使用して644sec−1の
剪断力グラジエントで測定した粘度が50〜5000m
Pa、および固体含量20〜40重量%のペースト顔料
の製造に適した結合剤組成物(ペースト樹脂組成物)で
あって、前記結合剤組成物は、20〜50重量部の酸価
が10〜50であり、その酸基の70〜100%が中和
されているポリエステルウレタン樹脂と、0.3〜18
重量部のアンモニアおよび/またはアミンと、4〜25
重量部の少なくとも一部分は水と混和性の1種または数
種の有機溶媒と、15〜75重量部の水とを含み、前記
ポリエステルウレタン樹脂はポリエステルポリオール比
2〜30重量%の分子量が60〜350で、それにより
その一部分は少なくとも1つのアニオンを形成すること
ができる酸基を含む低分子量ジオールと、ポリエステル
ポリオール比0〜6重量%の分子量60〜350の低分
子量トリオールとを混合したカルボキシル基を何等含ま
ず、35〜200のOH価と500〜5000の数平均
分子量とを持つ1種または数種の前記ポリエステルポリ
オールと、1種または数種のジイソシアネートとを反応
させ、この場合、ポリエステルポリオール、ジオールお
よびトリオールのOH基とジイソシアネートのNCO基
との比は1.0より大きく1.3までであり、それによ
りジイソシアネートの量は生成するポリウレタンが20
00〜30,000の数平均分子量(Mn)を持つこと
を保証にするように選択されることにより得ることがで
きる結合剤組成物により達成される。
【0007】本発明のペースト樹脂組成物はジイソシア
ネートを過剰のポリオール混合物と反応させることによ
り生成するOH基を含むウレタン化された無脂肪ポリエ
ステルであるポリエステルウレタン樹脂(ペースト樹脂
)からなる。この方法において好ましいOH基/NCO
基の比率は1.00より高く1.3までであり、特に1
.1までが好ましい。ポリオール混合物は好ましくは2
〜30重量%の1種または数種の低分子ジオール、およ
び0〜6重量%好ましくは4%の低分子トリオールを添
加したカルボキシル基を含まない1種または数種のポリ
エステルジオールからなり、この場合ジオールの一部は
更に少なくとも1つのアニオンを形成する能力のある酸
基を含む。
【0008】ポリエステルウレタン樹脂は、例えば20
〜150℃好ましくは45〜90℃で製造し、また所望
により触媒を添加する。重付加は速やかに撹拌し、溶融
状で撹拌を延長した後、またはイソシアネート基と反応
しない乾燥溶媒で希釈した後で行う。
【0009】実質的にすべてのイソシアネート基が変換
されるまで継続する。一方、反応は段階的に行うことが
できる。例えば溶媒なしでイソシアネートプレポリマー
で開始し、次いで過剰のイソシアネートとOH−ポリエ
ステル並びにジオール形成アニオン基の助けにより少量
の溶媒、低分子ポリオールで希釈した後、前記イソシア
ネートプレポリマーの鎖を延長する。粘度が上昇を続け
ると、更に溶媒を使用して希釈する。ジオールを使用す
るかまたはより高い官能価のポリオールを使用すること
により、鎖末端に1個または数個のヒドロキシル基が得
られる。1個のヒドロキシル基のみを持つ鎖末端を達成
するためジオールと反応させるのが好ましい。生産を段
階的に行う場合、別の順序も可能である。例えば、ジメ
チロールプロピオン酸のようなアニオン基を形成するジ
オール基は有機溶媒中で主として1種または数種のジイ
ソシアネートと反応させ、そこで更にポリエステルおよ
びアニオンを含まない低分子ジオールおよび/またはト
リオールと反応させることができる。必要により、重付
加を所要の温度および/または最終粘度において単官能
価添加物例えばブタノンオキシム、ジブチルアミンまた
はアルコール性溶媒の助けにより中断することができる
【0010】導入する添加物は物質が液体状態で反応に
加わり、反応が進行する間より良い温度調節を可能にす
る。適当な溶媒は例えばジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセタミド、1−メチル−2−ピロリドン、アセトニ
トリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル
並びにアセトンまたは2−ブタノンのようなケトン、エ
チレングリコールまたはプロピレングリコールの十分に
エーテル化されたモノまたはジグリコール例えばジエチ
レングリコール−ジメチルエーテルまたはプロピレング
リコール−ジメチルエーテル、並びにメトキシ−ヘキサ
ノンのようなメトキシ基で置換されたケトンである。反
応後、溶媒は必要の場合真空下で留去するか、または生
成するペースト結合剤に溶媒成分として残る。必要によ
り、少量の有機スズ化合物例えばジブチルスズ−ジラウ
レート、ジブチルスズ−オキシド、ジメチルスズ−ジフ
ェノレート、または/および第三アミン例えばトリエチ
ルアミン、ベンジルジメチルアミン、1,4−ジアザビ
シクロ(2.2.2)オクタン、ビス(ジメチルアミノ
−メチル)フェノール、ビス−(2−ジメチルアミノ−
エチル)エーテルまたはテトラメチル−グアニジンを添
加する。
【0011】ポリエステルポリオールは種々な方法、例
えば160〜260℃の温度での溶融または共沸縮合に
より、好ましくはジカルボン酸とジアルコールから製造
することができ、必要により少量のトリアルコールによ
り僅かに変更することができる。この反応は、できる限
りオクタン酸スズまたはジブチルスズ−オキシドのよう
な触媒を添加し、実質的にすべてのカルボキシル基(酸
価≦1)が反応するまで実行する。所要の35〜200
好ましくは50より大きく150より小さいOH価、お
よび500〜5000好ましくは600より大きく30
00より小さい分子量は使用する過剰のアルコールの量
により決定される。理論的分子量を求めるためには鎖状
配列の場合の官能価2を考慮してOH価を求めれば十分
である。次いで数平均分子量は次の式
【数1】 により計算される。好ましいジカルボン酸は直鎖または
分岐した鎖の脂肪族、環状脂肪族または芳香族構造を持
つ。2つのカルボキシル基は好ましくは如何なる分子内
無水物も形成することができないように、すなわち2つ
のカルボキシル基は互いに、例えば3〜14好ましくは
4〜8の炭素原子の鎖により分離されるように配置され
ている。その例はアジピン酸、2,2,4−トリメチル
アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、1,3および
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4または1
,3−ジまたはテトラヒドロフタール酸、イソフタール
酸、アルキル基で置換されたイソフタール酸、および/
またはテレフタール酸である。ジアルカノールも直鎖ま
たは分岐した鎖の脂肪族または環状構造を持つ。それら
の2つのOH基も互いに例えば3〜14の炭素鎖、好ま
しくは4〜8の炭素原子により分離されている。特に加
水分解抵抗性ポリエステルを作るには立体的に妨害され
た第一OH基を持つかまたは第二ヒドロキシル基を持つ
ジオールを使用する。その例は1,4−ブタンジオール
、1,6−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、2−エチルヘキ
サン−1,3−ジオール、2,2,4−トリメチルペン
タン−1,3−ジオール、ヒドロキシピバリック−ネオ
ペンチルグリコールエステル、シクロヘキサンジメタノ
ール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、
1,1−イソプロピリデン−ビス−(p−フェノキシ)
−1−エタノール、2,2−ビス−(ヒドロキシメチル
)−1−ブタノール、1,3−ジ−(ヒドロキシエチル
)−5,5−ジメチルヒダントイン、並びに水素添加し
たビスフェノールAおよびBである。ジアルコールは鎖
分岐を起こさせるため少量のより高級なポリオール例え
ばグリセリンまたはトリメチロールプロパンを含むこと
ができる。しかしながら、その量は架橋生成物が生じな
い程度の少量であるべきである。ポリエステルポリオー
ル比0〜6重量%好ましくは0.5〜4重量%の分子量
60〜350の低分子トリオールを添加する。ポリエス
テルポリオールの直鎖脂肪族構造が好ましく、必要によ
り比例する量の芳香族ジカルボン酸を含んでもよく、ま
た分子末端にOH基を含むのが好ましい。ポリエステル
ポリオールは遊離のカルボキシル基を含まず、またオレ
フィン二重結合を含まないのが好ましい。
【0012】本発明により、ポリエステルジオールもポ
リエステルポリオールとして使用することができ、前記
ポリエステルジオールはヒドロキシカルボン酸の縮合に
より製造される。それらは式
【化1】 (式中、n=3〜18、好ましくは4〜6であり、およ
び置換基Rは水素、またはアルキル、シクロアルキルお
よび/またはアルコキシ残基である)の反復するポリエ
ステル要素により特徴付けられる。12以上の炭素原子
を含む置換基はない。基礎的成分は、例えばヒドロキシ
カプロン酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシデカン酸およ
び/またはヒドロキシステアリン酸である。出発物質と
して次の一般式
【化2】 (式中、nとRは上述の意味を持つ)のラクトンを使用
することもできる。ポリエステルジオールを製造するに
は低分子ポリオールから出発し、n=4およびR=Hの
置換されていないε−カプロラクトンを使用するのが好
ましい。OH−官能性炭酸エステルもカルボキシル基の
ないポリエステルジオールとみなされ、そのような炭酸
エステルはジエチルおよび/またはジフェニルカーボネ
ートをグリコールまたはジアルカノール例えば1,6−
ヘキサンジオールと反応させることにより製造すること
ができる。
【0013】分子分布と組み込まれるウレタン基の数に
影響を与えるため、2〜30重量%の高分子ポリエステ
ルジオールを低分子ポリオール好ましくはグリコールま
たはジアルカノールで置き換えることができる。この目
的のため既にポリエステルで使用されているような60
〜約350の分子量のジアルカノールを使用するのが好
ましい。ジアルカノールはポリエステルで使用するのと
同一である必要はない。
【0014】ポリエステルウレタン樹脂が水に溶解する
のを可能にするため、低分子ジオールの一部分は少なく
とも1つの中和可能な酸基を含むようなジオールで置き
換えられる。適当なアニオン形成可能な酸基はカルボン
酸および/またはリン酸基である。カルボン酸またはカ
ルボキシレート基が好ましい。それらはジイソシアネー
トのイソシアネート基が分子のヒドロキシル基と好まし
く反応することを保証するようにゆっくりと反応する。 ついでα位の炭素原子に2つのOH置換基を持つアルカ
ン酸を使用するのが好ましい。これらのポリオールは分
子内に少なくとも1つおよび一般に1〜3のカルボキシ
ル基を持つ。それらは2〜約25好ましくは3〜10の
炭素原子を持つ。そのような化合物の例はジヒドロキシ
プロピオン酸、ジヒドロキシコハク酸、ジヒドロキシ安
息香酸および/またはジヒドロキシシクロヘキサン−モ
ノカルボン酸である。特に好ましいジヒドロキシアルカ
ン酸の群は構造式
【化3】 (式中、Rは水素または炭素原子数約20までのアルキ
ル基であり、R′とR″は互いに独立に直鎖または分岐
した鎖のC1〜C6アルキレン鎖であり、好ましくは−
CH2−である)により特徴づけられる2,2−ジアル
キロールアルカン酸である。そのような化合物の例は2
,2−ジメチロール酢酸、2,2−ジメチロールプロピ
オン酸、2,2−ジメチロール酪酸および2,2−ジメ
チロールバレリアン酸である。好ましいジヒドロキシア
ルカン酸は2,2−ジメチロールプロピオン酸である。 ジオールとして混合物に導入するジメチロールプロピオ
ン酸の量は最終のポリエステルウレタン樹脂の酸価が1
0〜50、好ましくは15より多く40より少ないこと
を保証する量である。特に好ましいのは下限が約20お
よび上限が約30である。リン酸基を含む適当な化合物
は、例えば2,2−ジメチロールプロパンホスホン酸ま
たはジエタノールアミドメタンホスホン酸である。 これらのアニオンを形成するモノマーはポリウレタン樹
脂の酸価が所要の範囲内にあることを保証する十分量を
添加する。
【0015】ポリオール/ジオール混合物との反応に使
用する代表的なジイソシアネートは、例えばイソシアネ
ート含量が20〜50%の直鎖または分岐した鎖の脂肪
族、環状脂肪族および/または芳香族炭化水素である。 官能基として、それらは分子内に不斉的または対称的に
配置された2つのイソシアネート基を含むのが好ましい
。それらは脂肪族、脂環式、アリール脂肪族または芳香
族のそれであることができる。その構造は例えば着色す
べき塗料の要求される塗装に基づいて選択することがで
きる。例えば後の下塗りへの配合のためトルイレンジイ
ソシアネートの有機ジイソシアネートの異性体または異
性体混合物を使用することができる。他の例は1,4−
ビス−(イソシアナト)ベンゼン、2,4−ビス−(イ
ソシアナト)トルエン、ビス−(イソシアナト)イソド
デシルベンゼン、ビス−(2−イソシアナトフェニル)
メタン、1,5−ビス−(イソシアナト)ナフタレン、
4,4′−ビス−(イソシアナト)−3,3′−ジメチ
ルビフェニルである。イソシアネート基が非芳香族の、
できるかぎりα位置換炭素原子に結合しているジイソシ
アネートは、その紫外線に対する高い抵抗性のため、例
えば仕上塗剤として好ましい。適当な脂肪族ジイソシア
ネートの例は一般式
【化4】 (式中、mは2〜20、特に5〜8の整数であり、Rは
同一かまたは異なることができ、水素または炭素原子数
1〜8の低級アルキル残基、好ましくはメチル基である
)のような化合物である。その例は1,6−ビス−(イ
ソシアナト)ペンタン、1,6−ビス−(イソシアナト
)ヘキサン、1,6−ビス−(イソシアナト)−2,2
,4−トリメチルヘキサン、1,4−ビス−(2−イソ
シアナトエチル)シクロヘキサン、または1,3−ビス
−(2−イソシアナトメチル)シクロヘキサンである。 適当な環状脂肪族ジイソシアネートの例は1,4−ビス
−(イソシアナト)シクロヘキサン、ビス−(4−イソ
シアナトシクロヘキシル)メタン、5−イソシアナト−
3−(イソシアナトメチル)−1,1,3−トリメチル
シクロヘキサンまたはメタンジイソシアネートである。 使用することができるアリール脂肪族ジイソシアネート
としては、例えば1,3−ビス−(1−イソシアナトメ
チル)ベンゼン、または1,4−ビス−(1−イソシア
ナト−1−メチルエチル)ベンゼンである。特に好まし
いのは異なる立体配置の混合物として5−イソシアナト
−3−(イソシアナトメチル)−1,1,3−トリメチ
ルシクロヘキサン(=イソホロンジイソシアナト)、お
よび/またはビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル
)メタン(=デスモダーWR(Desmodur  W
R))を基材とするポリエステルウレタン樹脂である。 合成は混合物中の試薬の共同反応により、または逐次構
造を生成させるため段階的に行う。
【0016】混合物中のポリオールとジオールの量を考
慮して、ポリウレタン樹脂を生産する場合に使用するジ
イソシアネートのエクィバレントな比率は、最終のポリ
エステルウレタン樹脂がテトラヒドロフラン中のゲルク
ロマトグラフにより測定しポリスチレンを用いて算出し
た場合2000〜30,000、好ましくは3,000
より大きく10,000より小さい数平均分子量を持つ
ように選択される。ポリエステルウレタン樹脂の粘度は
標準仕様書DIN  53  019に定められている
ように共軸円筒計を持つ回転粘度計と100〜2000
sec−1、特に644sec−1の剪断力グラジエン
トで、25℃、その合成に使用する通常のラッカー溶媒
好ましくはブトキシエタノールの40%溶液中で測定し
た場合10〜10,000mPaの範囲にあり、好まし
くは50mPaより大きく5,000mPaより小さく
、特に好ましくは100より大きく3000mPaより
小さい。
【0017】ポリエステルウレタン樹脂のカルボキシル
当量は1000と6000の間、好ましくは1500よ
り大きく4000より小さい。それはポリウレタン樹脂
の重量をポリマー中に存在するカルボキシル基の数で割
ることにより容易に求められる。ポリエステルウレタン
樹脂は架橋しないこと、すなわちそれらはミクロゲルの
ないのが好ましい。
【0018】顔料をペースト化することができるペース
ト樹脂(「ペースト結合剤)」は本発明によりポリエス
テルウレタン樹脂から乳化剤を使用することなく、中和
剤、水および必要により更に有機溶媒を添加することに
より生産される。この工程の間にペースト樹脂は最初に
水希釈可能な極性有機溶媒で50〜90重量%、好まし
くは60より大きく85重量%より小さい固体含量に希
釈される。この場合ペースト樹脂生産の過程で残存する
溶媒は結合剤中に残留するかまたは高温で真空下で留去
され、プロトン活性有機溶媒により置き換えられる。次
いで、例えばエタノール、イソプロパノール、n−プロ
パノール、sec−ブタノール、またはアルコキシエタ
ノールおよびアルコキシプロパノールのようなアルコー
ルを使用する。sec−ブタノールまたはブトキシエタ
ノールが好ましい。これらの溶媒は可溶化剤として働き
、ペースト樹脂の粘度が処理に適当な程度残存するよう
に調節させようとするものである。
【0019】水中溶解性はアンモニアおよび/またはア
ミン、例えば第一、第二および/または第三アルキルお
よび/またはアルカノールアミンの塩を形成することに
より達成される。この工程の間に粘度は急激に増加する
。添加するアミンの量はカルボキシル基の70〜100
%好ましくは80より大きく95%より小さい部分が中
和されることを保証するそれである。使用するアミンは
≦6のpK値を持ち、水と混和するのが好ましい。可及
的高い蒸気圧を持つアミン、すなわち塗布した塗膜から
可能な限り早く蒸発するようなアミンが好ましい。アミ
ンの例はジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタ
ノールアミン、メチルエタノールアミン、ジメチルアミ
ノエタノール、ジメチルイソプロパノールアミン、2−
ジメチルアミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−
アミノ−2−メチル−1−プロパノール、モルホリンま
たはn−メチルモルホリンである。その後混合物は実質
的に透明で高度に粘稠なペースト/結合剤化合物が形成
されるまで好ましくは十分に脱イオンした水で注意深く
希釈する。化合物の粘度はその上限が加工性に依存する
ようなそれである。固体含量が20〜40、好ましくは
25より上で35重量%より下の場合、共軸円筒計と1
00〜2000sec−1、好ましくは644sec−
1の剪断力グラジエント(150  3219に相当す
る標準仕様書53  019に従う)を使用して回転粘
度計で測定した粘度は50〜5000mPa、好ましく
は100より大きく3000mPaより小さい。
【0020】このペースト結合剤に不透明および透明顔
料の両方を着色金属効果(coloured  met
al  effects)または単一着色(unico
loured  tints)を達成するためペースト
化することができる。慣用的な方法を使用することがで
きる。 例えば、着色剤としてジャーマン・スタンダード(Ga
rman  standard)DIN  55  9
44に明示されているように使用することが可能である
。顔料として、無機顔料例えば二酸化チタニウム、カー
ボンブラック、酸化鉄、および/または有機顔料例えば
フタロシアニン、キナクリドンおよび/またはハロゲン
化チオインジゴ顔料、並びに充填剤例えば硫酸バリウム
、タルクまたは積層シリケートを使用することができる
。分散装置としては回転円盤式撹拌機、三本ロール練り
機、ボールミルまたは好ましくはサンドミルもしくはビ
ーズミルが適当である。磨砕する物質の最適組成は磨砕
する物質の主要成分、顔料、結合剤および溶媒(水)の
適当な組合せに基づき、およびすべての分散装置につい
て別々に決めなければならない。顔料凝集物を可能な限
り個々の粒子に予め崩壊させてそれらの十分な光学的効
果が発現されるようにすることが分散工程の機能である
。同時に磨砕する物質中の結合剤の割合は少なくとも顔
料を完全に湿潤化するに十分な程度に高くなければなら
ない。 一般にその後のラッカー組成物中に最少量のペースト樹
脂を導入するため可及的高い濃度を使用するのが好まし
い。可能な粘度の範囲は最小の時間内に全分散を達成す
るように決定される。磨砕する物質の最適な組成は問題
の顔料に調和させる。一般にペースト顔料のレオロジー
は構造的に粘稠型である。磨砕する物質はペースト化の
前または後に着色作業を容易にするため以下に記述する
水性結合剤分散液を少しづつ添加しながら希釈すること
ができる。
【0021】磨砕する物質に消泡剤および分散助剤のよ
うな慣用的な助剤を添加することが可能である。顔料表
面を完全に湿潤にするため磨砕する物質に分散助剤(湿
潤剤)を添加することはそれらが顔料の表面に吸着され
、顔料と結合剤の間の界面張力を減少させることにより
湿潤工程を更に促進する限り必須ではないが、有利であ
る。この目的のため慣用的な湿潤剤を使用することがで
きる。アルミニウム金粉、真珠光沢または妨害顔料のよ
うな金属または非金属効果顔料は、一般に工程の別々の
段階で湿潤にし、次いで透明な着色剤顔料ペースト中に
撹拌混入させる。
【0022】必要により追加の水、溶媒および/または
アンモニアまたはアミンを磨砕工程で粘性特性を調節す
るため添加することができる。顔料ペーストを作る好ま
しい方法は5〜65特に13〜63重量部の顔料および
/または充填剤を10〜95特に12〜60重量部の本
発明の結合剤化合物と共にペースト化することである。 好ましく可能な添加物は0〜40重量部の水、0〜5重
量部の溶媒、0〜5重量部のアンモニアおよび/または
アミン、並びに0〜5重量部の補助剤である。上述の重
量部は常に合計が100重量部となる。
【0023】磨砕する物質を仕上げまたはラッカー化す
るため、ペースト樹脂と相溶性の事実上すべての水希釈
可能な合成樹脂、例えば脂肪酸で変性したアルキド樹脂
、必要によりウレタン化またはアクリル化形態の無脂肪
ポリエステル、必要によりウレタン化またはアクリル化
形態の自己架橋および/または外部架橋アクリル化樹脂
またはそれらの混合物を使用することができる。
【0024】本発明のペースト樹脂は a.5〜50、好ましくは10より多く40より少なく
、特に30より少ない酸価、 b.500mPaより少なく、好ましくは300mPa
より少なく、より特別には200mPaより少ない粘度
、および c.50〜500nm、好ましくは300nmより少な
く、より特別には200nmより少なく、および好まし
くは70nmより多く、より特別には100nmより多
い平均粒子サイズの低粘性、低溶媒の水性合成樹脂分散
液の着色に特に適している。
【0025】そのような水で希釈した生産物の例はエマ
ルジョン共重合体、ウレア基を含むポリウレタン分散液
、並びにアクリル化ポリエステルとアクリル化ポリウレ
タンの分散液である。
【0026】乳化剤を含むかまたは好ましくは乳化剤の
ない適当なエマルジョン共重合体は公知技術によりスチ
レン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル
およびメタクリル酸エステルのようなラジカル重合可能
なモノマーを使用して、20〜95℃の反応温度で生産
される。
【0027】特に好ましいのはメラミン樹脂のポリウレ
タン/ウレア分散液およびアクリル化ポリエステルまた
はアクリル化ポリウレタン樹脂との組み合わせである。 同様なラッカー塗料はドイツ特許願第36  38  
124号(アクリル化ポリエステルおよびポリウレタン
/ウレア分散液)およびドイツ特許願第37  22 
 005号(アクリル化ポリウレタン樹脂)にも記述さ
れている。
【0028】塗料またはラッカー塗料のラッカー化また
は仕上げるのに適当なポリウレタン(ウレア)分散液は
、例えば末端にイソシアネート基を持つアニオン性プレ
ポリマーの鎖のポリオール、ポリアミンおよび/または
ヒドラジン化合物による延長が第三アミンによる酸基の
中和と水中での乳化の後に行われることにより生産され
る。酸価は生産の間に使用するイソシアネート基含有プ
レポリマー中のアニオン基含有化合物の量により調節さ
れる。粒子サイズは使用するOH−ポリエステルの分子
量並びに酸価および形成される配列順に依存する。ジメ
チルホルムアミド中のゲルクロマトグラフにより測定し
、ポリスチレンを使用して算出する分子量は20,00
0〜500,000で、好ましくは40,000より多
く350,000より少ない。NCO−プレポリマー中
少なくとも2つ好ましくは4つのウレタン基と少なくと
も1つのCOOH基を持つウレア基含有ポリウレタン分
散液が生成するのが好ましい。
【0029】ポリウレタン−ウレア分散液に使用するの
に適当なアニオン性イソシアネート基含有プレポリマー
は、例えばポリオール混合物を過剰のジイソシアネート
と共に、特に1.00より多く1.4までの好ましいN
CO基/OH基比で同時反応させることにより生産され
る。ポリオール混合物は1つまたはそれ以上の飽和ポリ
エステルジオール、場合により1種または数種の低分子
ポリオール好ましくはジオールを添加し、および2つの
イソシアネート反応性H基とアニオン形成可能な基を含
有する化合物からなるのが好ましい。反応は20〜15
0℃好ましくは45〜90℃の温度で、好ましくは触媒
を添加して行う。重付加は溶融体における迅速な混合と
十分な撹拌の後、またはイソシアネート基と反応しない
、例えばペースト樹脂の生産に関して上で記述したよう
な乾燥溶媒で希釈した後行う。事実上すべての水酸基が
反応するまで継続する。一方、反応は一連の順序の中で
段階的に実行することもできる。例えば、最初にOH−
ポリエステルをジイソシアネートと反応させ、この工程
の間に軟質セグメントが形成される。次いでイソシアネ
ートの残りの量を反応させ、更にイソシアネートおよび
アニオン基を含有する化合物および必要により硬質セグ
メントを形成させるため低分子ジアルカノールを添加し
、それによりジアルカノールとジイソシアネートは第一
段階で使用したのと同じ種類を必要としない。ポリエス
テル含有OH基、低分子ジアルカノールおよびジイソシ
アネートの生産に使用する原料物質はペースト樹脂の生
産に関して上で記述したのと同じである。
【0030】全ポリオール混合物の97重量%までを4
00〜500好ましくは600より多く3000より少
ない分子量の飽和OH−ポリエステルとすることができ
る。全ポリオール量の30重量%まではアニオン基で変
性したジアルカノールを含み、および好ましくは2より
多く20重量%より少ない部分は分子量60〜約350
の低分子ジアルカノールである。アニオン基の中和の結
果生成し、塩の形態の利用可能なイオン性カルボキシル
基の量は固体比少なくとも0.4〜約6重量%に相当す
る。イソシアネートプレポリマーは固体比0.2〜15
重量%のイソシアネート基を含有する。イソシアネート
と反応してはならない乾燥有機溶媒の量は広範囲に変動
させることができ、適当な粘度のプレポリマー溶液を形
成する十分量を使用すべきである。溶媒は必要により水
溶性でなくてよく、水より低い沸点を持つ場合、それら
はポリウレタン(ウレア)分散液生成後、真空蒸留また
は薄層蒸発により注意深く留去することができる。特に
好ましい溶媒はn−メチルピロリドンおよび/またはケ
トン例えばメチルエチルケトンとアセトンおよび/また
は酢酸エチルのようなエステルである。
【0031】ポリウレタン分散液の生産に使用するNC
O−プレポリマーのアニオン基の少なくとも一部分は第
三アミンにより中和されている。生成物は水中の分散性
が増加し、十分な無限希釈性を具える。また、それは中
和したウレア基含有ポリウレタンを十分に安定に分散さ
せる。適当な第三アミンは、例えばトリメチルアミン、
トリエチルアミン、ジメチルエチルアミン、ジメチルブ
チルアミン、n−メチルモルホリン、n−エチルモルホ
リン、またはアルコキシアルキルアミン例えば2−メチ
ルオキシエチルジメチルアミンである。注意深い処理条
件下例えば20〜30℃で第三ジアルキルアミノアルコ
ール例えばn−ジメチルイソプロパノールアミンを使用
することもできる。NCO−プレポリマーは中和後水で
希釈し、ここで微細な分散液が生成する。その後間もな
くなお残存するイソシアネート基を第一および/または
第二アミノ基を持つジおよび/またはポリアミン、並び
に連鎖延長剤としてヒドラジンおよびその誘導体または
ジヒドラジドと反応させる。この反応は更に架橋を引き
起こし、分子量を増加する。適当な特性を達成するため
、一方でアミンと水の間の競合する反応および他方でイ
ソシアネートを注意深く調節し(時間、温度、濃度)、
また反復可能な生産を保証するようによく監視する。水
溶性化合物が連鎖延長剤として好ましく、なぜならそれ
らは水中のプレポリマーの分散性を増加するからである
。有機ジアミンは一般に樹脂のゲル化を起こすことなく
最高の分子量を形成するため好ましい。このことはアミ
ノ基とイソシアネート基の比率を適当に選択することに
より可能である。
【0032】連鎖延長剤の量はその機能性、プレポリマ
ーのNCO含量および反応の持続に依存する。連鎖延長
剤の反応性アミノ基とプレポリマーのNCO基との比は
一般に1:1より低く、好ましくは1:1と0.75:
1の範囲にあるべきである。活性水素特に第一アミノ基
の形態にあるそれの過剰な存在は望ましくない低分子量
のポリマーを生成させることがある。ポリアミンは本質
的に炭素原子数2〜15のアルキレンポリアミンである
。それらはイソシアネート基と反応することができる水
素原子を何等持たずに置換基を支持することができる。 直鎖または分岐した鎖の脂肪族、環状脂肪族、および/
または芳香族構造で少なくとも2つの第一アミノ基を持
つポリアミンがその例である。適当なジアミンはエチレ
ンジアミン、プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジ
アミン、ピペラジン、1,4−シクロヘキシルジメチル
アミン、2−メチルペンタメチレン−1,5−ジアミン
、ヘキサメチレン−1,6−ジアミン、トリメチルヘキ
サメチレンジアミン、メンタンジアミン、イソホロンジ
アミン、1,3または1,4−ビス−(アミノメチル)
−シクロヘキサン、1−メチル−2,4−ジアミノシク
ロヘキサン、2−メチル−1,6−ヘキサンジアミン、
4,4−ジアミノジシクロヘキシルメタンおよびアミノ
エチルエタノールアミンである。好ましいジアミンはエ
チレンジアミン、プロピレンジアミンおよび1−アミノ
−3−アミノメチル−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサンまたはそれらの混合物である。鎖は少なくとも一
部分は少なくとも3つのアミノ基を含む反応性水素を持
つポリアミン例えばジエチレントリアミンにより延長さ
れることができる。第一アミノ基がケチミンとして保護
されているジアミンも連鎖延長剤として使用することが
でき、前記第一アミノ基は水中で乳化後ケトンの加水分
解的分離により反応性となる。ヒドラジンとは別に、鎖
は置換されたヒドラジド例えばモノアルキルもしくはア
リールヒドラジドまたはビス−ヒドラジド例えばアジピ
ン酸−ビス−ヒドラジドによっても延長される。
【0033】塗料にはウレア基含有ポリウレタン分散液
を単独またはアクリル化ポリエステルとの混合物で使用
することができる。アクリル化ポリエステルはドイツ特
許願第29  11  913号、ドイツ特許願第33
  01  729号およびドイツ特許願第35  4
4  337号に記述されているように、共重合可能な
α,β−不飽和モノマーを必要によりエポキシ基も含む
直鎖または分岐した鎖のカルボキシ官能性ポリエステル
の存在下で少なくとも1つの重合開始剤を添加し、0〜
150℃、好ましくは20より高く100℃より低く、
より特別には40より高く90℃より低い温度で、場合
により加圧下でラジカルエマルジョン重合により生成さ
せることができる。適当な重縮合物は溶融体でまたは共
沸縮合工程の間に150〜260℃の温度で、場合によ
り飽和または不飽和脂肪酸(油)および/またはエポキ
シ化合物を添加してポリカルボン酸とポリアルコールの
反応により生産される。それらの酸価はそれらが中和後
水に安定に分散可能となるそれである。
【0034】多官能性カルボン酸として直鎖または分岐
した鎖の脂肪族、環状脂肪族および/または芳香族の多
塩基性カルボン酸、好ましくは分子当たり炭素原子数4
〜12のジ、トリおよびテトラカルボン酸またはエステ
ル化可能なそれらの誘導体例えば無水物またはメタノー
ルエステルを使用する。ポリウレタンエステル樹脂の生
産に使用したOH−ポリエステルに関連して上で述べた
ジカルボン酸の外に、例えばフタル酸無水物、テトラヒ
ドロフタル酸無水物、トリカルボン酸例えばトリメリッ
ト酸無水物または孤立したまたは共役不飽和結合を持つ
脂肪酸のマレイン酸付加物またはテトラカルボン酸例え
ばピロメリット酸二無水物またはトリメリット酸無水物
とジアルカノールから作られるビス無水物が使用される
。官能価と硬度を調節するため少量の一塩基性酸例えば
安息香酸、tert−ブチル安息香酸またはアビエチン
酸がポリエステルに添加され、前記ポリエステルは必要
により無脂肪とすることができる。しかしながらヒドロ
キシル基含有カルボン酸例えば5−ヒドロキシペンタン
カルボン酸またはそのラクトン、ジメチロールプロピオ
ン酸、サリチル酸、酒石酸またはシクロヘキサノールモ
ノカルボン酸もエステル化により導入することができる
【0035】多官能価アルコールとして、非芳香族炭素
原子に結合した2〜6好ましくは2〜4のヒドロキシル
基と分子当たり2〜4の炭素原子を持つ直鎖または分岐
した鎖の脂肪族または環状脂肪族および/またはアラル
脂肪族アルコールを使用するのが好ましい。そのような
ポリアルコールの例はペースト樹脂のOH−ポリエステ
ルに関連して既に使用したようなグリコールとジアルカ
ノールである。官能価を増加し枝分かれを導入するため
、三価またはより多価のポリアルコール例えばグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ジまたはトリメチロール
プロパンエーテル、トリメチロールエタン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、1,2,6−ヘ
キサントリオールまたはトリスヒドロキシエチルイソシ
アヌレートを使用する。上記ポリアルコールは少量部分
のみ一価アルコールで置き換えることができる。アルコ
ール成分の選択は、なかんずく所望の遊離ヒドロキシル
基の含量、使用するモノカルボン酸の量および所要の溶
解性と希釈可能性に依存する。使用するポリエステルは
必要により一部分をモノまたはジイソシアネートでウレ
タン化することができる。
【0036】適当な水溶性を達成するため、樹脂製造工
程を所定の縮合に到達した後中断するか、またはより好
都合にはOH基を含む高分子ポリエステルを酸無水物好
ましくは環状脂肪族無水物と反応させることができる。 同様の効果はビス無水物、トリメリット酸無水物、トリ
メリット酸モノアルキルエステル、または孤立もしくは
共役の形で不飽和化された脂肪酸のマレイン酸無水物付
加物と反応させることにより達成される。他の便利な方
法は高次酸ポリエステル初期縮合物の酸価をエポキシ基
含有化合物例えばバーサティック・アシド(versa
tic  acid)のグリシジルエステル(Card
uraR  E−10)、エポキシド化アマニ油もしく
は大豆油、またはポリグリシジルエーテルと少なくとも
一部分を反応させて減少させることからなる。好ましく
は、OH一重合体は固体樹脂に対して好都合には200
0〜100,000の平均分子量(Mn)(ポリスチレ
ン標準を用いるゲルクロマトグラフィー)および好まし
くは5〜150の酸価を持つ反応生成物であり、a)固
体樹脂に対して20〜300、特に40より多く200
より少なく、より特に50より多く130より少ないヒ
ドロキシル価を持つポリエステルまたは共重合体、 b)トリメリット酸無水物と好ましくは二価アルコール
との反応により生成する10〜1000、好ましくは1
00より多く800より少ない酸価を持つトリメリット
酸単位を含有するポリカルボン酸無水物の混合物、およ
び c)1〜50、好ましくは2より多く25より少なく、
より特定的には3より多く15より少ないエポキシ価を
持つエポキシ化油からなり、それによりカルボキシル基
とエポキシ基の当量比は3:1ないし1:3、好ましく
は1.25:1ないし1:1.25であり、ビス無水物
(b)とOH重合体(a)との固体比は50:50ない
し10:90、好ましくは40:60ないし15:85
である。
【0037】このようにして得られるポリエステルから
水性分散液が好ましくは中和後生産され、前記ポリエス
テルにおいては不飽和モノマーの混合物は重合されてい
る。エマルジョン重合の条件を最適化するため、更に水
を存在する重合混合物に添加する。
【0038】事実上すべてのラジカル重合可能なモノマ
ーをα,β−不飽和モノマーとして使用することができ
るが、しかしながらこの場合AlfreyおよびPri
ceのQおよびe表に述べられているかまたは共重合パ
ラメーターにより決定される共重合に関連する通常の制
限が課せられる。追加の反応性基を含まない不飽和モノ
マーは機械的および相溶性特性に基づいて選択される。 重合は親水性モノマーを使用して実施することができる
が、一般にこれは必要でない。アクリル酸アルキルエス
テル、メタクリル酸アルキルエステルおよび/またはマ
レイン酸またはフマル酸ジアルキルエステルが使用され
、この場合アルキル残基は1〜20の炭素原子からなり
、直線または分岐した脂肪族鎖状および/または環状脂
肪族および/または(アルキル)芳香族残基として配列
されている。ホモポリマーとして使用する高いグレーズ
イング温度を持つ「硬質」モノマーは、例えばビニル芳
香族型の異性体例えばメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチルのような短い脂肪族鎖を持つスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、p−tert−ブチル
スチレンまたはメタクリル酸エステル、並びにシクロヘ
キシルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、
ジヒドロジシクロペンタジエニルメタクリレート、(m
eth)−アクリルアミドおよび/または(meth)
−アクリルニトリルである。一方「軟質」モノマーは長
いアルコール鎖を持つアクリル酸エステル例えばn−ブ
チルアクリレート、イソブチルアクリレート、tert
−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
トおよび/またはラウリルアクリレートである。不飽和
エーテル例えばエトキシエチルメタクリレートまたはテ
トラヒドロフルフリルアクリレートも使用することがで
きる。ビニルエステル型のモノマー、好ましくは分岐し
たC5〜C15モノカルボン酸、およびより特定的には
バーサティック・アシドのビニルエステルも適当な反応
条件を維持しながら適宜使用することができる。重合可
能なヒドロキシル基含有モノマーはエチレン系不飽和基
の外に少なくとも1つのOH基を直鎖または分岐鎖の脂
肪族、環状脂肪族C2〜C20の炭素構造を含むもので
ある。特に適当なモノマーはヒドロキシアルキル−(m
eth)−アクリレート例えばヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ブタ
ンジオール−1,4−モノアクリレート、プロピレング
リコールモノアクリレート、2,3−ジヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノア
クリレートまたはジヒドロキシアルキルフマール酸エス
テルである。
【0039】しかしながら、N−ヒドロキシアルキル(
meth)−アクリルアミドまたはN−ヒドロキシアル
キルフマル酸モノまたはジアミド例えばN−ヒドロキシ
エチルアクリルアミドまたはN−(2−ヒドロキシプロ
ピル)メタクリルアミドも使用することができる。特別
な弾性特性はヒドロキシアクリルメタクリレートとε−
カプロラクトンとの反応生成物を使用することにより得
ることができる。
【0040】更に少量の少なくとも2つのラジカル重合
する二重結合を持つエチレン系多不飽和モノマー例えば
ジビニルベンゼン、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、またはジイソシアネートとヒドロキシアルキル
(meth)アクリレートとの反応生成物を使用するこ
とができる。
【0041】0〜60重量%好ましくは0.5〜40重
量%の熱反応性ビニルモノマーを組み入れることにより
最初は水に分散可能なポリマーであって、このものは基
体に塗布し相当する熱後処理後架橋状態に変換されるポ
リマーを生成させることができる。架橋に適当な基を持
つ不飽和モノマーは a)エポキシ基を有するモノマー、例えばグリシジル(
meth)アクリレートまたはアルキルグリシジル(m
eth)アクリレート、グリシジルまたはアルキルグリ
シジル(meth)アリールアミドまたはアリルグリシ
ジルエーテル、 b)ブロックトイソシアネート基を有するモノマー、例
えばカプロラクタムまたはケトキシムで封鎖されたイソ
シアネートエチル(meth)アクリレート、1−(4
−イソプロペニルフェニル)−1−メチルイソシアネー
トまたは(1−アルケニル)イソシアネート、c)N−
アルコキシアルキルアミドを有するモノマー、例えば、
メトキシ−またはエトキシメチル(meth)アクリル
アミドまたは他のエチレン系不飽和酸例えばマレイン酸
、フマル酸、イタコン酸またはクロトン酸の相当する化
合物、および/または d)カルボキシル基を有するモノマー、例えば(met
h)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸またはそれらの
ヘミエステルまたはヘミアミドである。
【0042】グリシジルメタクリレートおよびメタクリ
ル酸を使用する場合、例えば相当するグリシジルジメタ
クリレートが重合の過程で自動的に生成する。好ましい
分散共重合体は単量体単位として100重量%までのメ
チルメタクリレートおよび/またはn−ブチルメタクリ
レート、0〜20重量%のヒドロキシエチルメタクリレ
ート、0〜20重量%のグリシジルメタクリレートおよ
び0〜20重量%の(meth)アクリル酸を含むこと
ができ、この場合単量体単位の合計は常に100に等し
い。特に好ましいのは単量体単位として15〜80重量
%のメチルメタクリレート、15〜50重量%のn−ブ
チルアクリレート、0〜15重量%のグリシジルメタク
リレートおよび0〜5重量%のメタクリル酸を含む混合
比である。
【0043】分散液は例えば5〜65重量%の水性系の
形態でポリエステルの最初のバッチを調製し次いで重合
開始剤を添加し、更により他の通常の添加物例えば乳化
剤および/または保護コロイドおよび/または分子量を
調節する物質を添加してビニルモノマーを重合させるこ
とにより生産される。好ましいのは最終樹脂の全固体含
量比5〜95重量%のカルボキシル基およびOH基を含
有する共重合した重縮合物、および95〜5重量%のα
,β−不飽和モノマーである。
【0044】好ましくは10より多く、特に25重量%
より多いカルボキシ機能性重縮合物および90より少な
く特に75重量%より少ないモノマーを使用し、この場
合2成分の合計は100重量%になる。重合を実行する
ためカルボキシ機能性ポリマーを全量の水と共に開始剤
の一部を加えて水性系として調製し、ゆっくりと加熱し
て所要の重合温度に上げ、ここでモノマー混合物を開始
剤の残りと共に30〜180分間かけてゆっくりと添加
する。しかしながら、各々の場合一部分の水とカルボキ
シ機能性ポリマーからなる最初のバッチを調製し、次い
で残りの水、残りのカルボキシ基含有ポリマーおよびビ
ニルモノマーからプレエマルジョンを作り、次いでこれ
を重合温度まで予め加熱した、重合開始剤を含む最初の
浴に添加する。流入が終わった後全混合物を60〜90
℃、好ましくは70〜85℃で再度更に1〜2時間撹拌
し、必要により完全な変換を達成するため更に開始剤を
添加する。生産されるポリマー分散液の固体含量は一般
に5〜75重量%、好ましくは10〜65重量%である
。生成するポリマーの平均分子量(Mn)は標準のポリ
スチレンに対してゲル浸透クロマトグラフィーにより測
定した場合一般に50,000〜10,000,000
、好ましくは75,000〜1,000,000である
【0045】ラジカル形成開始剤は、例えばパーカーボ
ネート、パーエステル例えばtert−ブチルパーピバ
レート、tert−ブチルパーオクトエート、tert
−ブチルパーベンゾエート、パーオキシド例えばベンゾ
イルパーオキシド、o−メトキシベンゾイルパーオキシ
ド、ジクロロベンジルパーオキシド、ハイドロパーオキ
シド例えばtert−ブチルヒドロキシパーオキシドま
たはクメンヒドロパーオキシドまたは脂肪族アゾ化合物
例えばアゾジイソ酪酸ジニトリルである。この開始剤は
水溶性またはモノマー可溶性であってよい。好ましいの
は例えばナトリウム、カリウムおよびアンモニウムパー
オキシジスルフェートまたはナトリウム、カリウム、ア
ンモニウムスルフィド、アンモニウムサルファイトまた
は他の還元剤を含むナトリウム、カリウム、アンモニウ
ムパーオキシジサルフェート−酸化還元系である。重合
開始剤の量は一般にビニルモノマーの全量に対して0.
01〜10重量%、好ましくは0.02〜5、特に0.
05〜3重量%である。分子量調節剤例えばメルカプタ
ン、ハロゲン含有化合物および他のラジカル伝達物質を
用いて知られた方法でポリマーの分子量を減少させるこ
とができる。好ましのはブチルメルカプタン、ドデシル
メルカプタン、テトラキス−メルカプトアセチルペンタ
エリスリトール、tert−ブチル−o−チオクレゾー
ル、クロロホルム、ブロモホルム、トリクロロエテニレ
ン、トリクロロブロモメタン、四塩化炭素およびトルエ
ンまたは二量体α−メチルスチレンである。95〜10
重量%のアクリル化ポリエステルと5〜90重量%のウ
レア基含有ポリウレタン分散液との混合物が良好な水希
釈可能なメタリック下塗りの生産に使用される。
【0046】水希釈可能な高分子エマルジョン型結合剤
の他の種類はアクリル化ポリウレタンであり、これはそ
れ自身でまたはポリウレタン(ウレア)分散液と混合し
て使用する。
【0047】アクリル化ポリウレタンは例えば必要によ
りウレア基を含むポリウレタン樹脂の存在下で共重合可
能なα,β−不飽和モノマーのラジカル溶液重合、乳化
重合または懸濁重合により生成する反応生成物である。 安定な分散液の生成は次の式によりポリウレタン分散液
の酸価(AN(PU))とモノマーの割合に依存する。
【数2】 アクリル化ポリウレタン分散液の酸価(AN(最終生成
物))は12〜40である。用いうるヒドロキシル価は
不飽和モノマー含有ヒドロキシル基に導入される。それ
は5〜100であるのが好ましい。下限は約20で上限
は約80であるのが好都合である。アクリル化ポリウレ
タン樹脂を作るため95〜5重量%のポリウレタン樹脂
と5〜95重量%の不飽和モノマーを使用する。全固体
樹脂に対して、ウレタン樹脂は60重量%より少なく、
特に50重量%より少ない、少なくとも20重量%そし
て好都合には少なくとも30重量%が好ましい。必要に
よりポリアミンで連鎖延長された水性ポリウレタン分散
液の製造方法とこの目的に使用する原料物質は上に記述
したが、一般に乳化剤は添加しない。モノマーの重合は
上述のアクリル化ポリエステルの製造と同じ方法で行う
。本質的な違いはグラフト重合のためカルボキシル基含
有ポリエステルの代わりにポリウレタン分散液を使用す
ることである。グラフト重合を促進するためにポリウレ
タン樹脂に含まれる分散液はさらに不飽和基を有するこ
とができ、すなわちポリエステルに不飽和カルボン酸例
えばマレイン酸、フマル酸または不飽和脂肪酸を配合し
、またはポリイソシアネートから官能基を除いてジイソ
シアネートにする不飽和モノマー例えばヒドロキシアル
キルメタクリレートを配合する。不飽和モノマーとして
16〜100重量%、好都合には20〜90重量%、特
に35〜85重量%の不飽和結合の外に他の反応性基を
含まないエチレン系不飽和モノマー、および0〜65重
量%、好都合には10〜60重量%、特に15〜20重
量%の重合可能なヒドロキシル基含有モノマーの混合物
を使用するのが好ましい。使用することができるモノマ
ーの例はアクリル化ポリエステルを記述した時すでに示
している。
【0048】水性分散液を作るため、ラジカル重合可能
なエチレン系不飽和モノマーをポリウレタン樹脂の加熱
した水性分散液にゆっくり添加することができる。この
工程でモノマーの全量を一度に添加するか、または最初
にその一部分を添加し、残りを反応の間に少しずつ添加
することも可能である。しかしながらモノマーは、好ま
しくはポリウレタン分散液の一部を用いて水を初期エマ
ルジョンに添加し、次いでこれを当初からある残りのポ
リウレタン分散液にゆっくりと添加して製造することも
できる。ラジカル開始剤としては水に溶けない有機開始
剤を使用するのが好ましく、これを最初のバッチに添加
するかまたはモノマーと共に滴加する。しかしながら、
それらをモノマーの一部を含む最初のバッチに比例して
異なる濃度で滴加することもできる。開始剤の残りは残
りのモノマーと共に少しずつ添加する。ラジカル開始剤
は有機パーオキシド例えばtert−ブチルパーオクト
エートの熱分解またはアゾ化合物例えばアゾ−ビス−イ
ソブチロニトリルにより起こる。反応温度は開始剤の分
解速度に依存し、必要により適当な酸化還元系により減
少させることができる。一般に重合は30〜100℃特
に60〜95℃の温度で実施する。プロセシング(pr
ocessing)が約10バールまでの圧力で起こる
場合温度を130℃に上げることができる。
【0049】仕上げに使用する結合剤は塗装特性を改善
するためまたは硬化剤としてアミンホルムアルデヒド縮
合樹脂を含むことができる。それらは例えばアルデヒド
をウレア、N−アルキルウレア、グリコルリル、ジシア
ンジアミド、種々のトリアジン例えばメラミン、ベンゾ
グアナミンまたはアセトグアナミンまたはそれらの混合
物と反応させ、続いて好ましくは低分子モノアルコール
で全エーテル化することにより作られる。反応条件(p
H、温度)とメチロール化の程度により種々な分子量と
種々な反応性の樹脂が得られる。アルデヒドとしては水
溶液および/またはヘミアセテートとしてアルコール溶
液のホルムアルデヒドを使用するのが好ましい。パラホ
ルムアルデヒドは希酸または塩基の存在下で温水または
アルコール中で好都合に加水分解するか解重合される。 しかしながら他のアルデヒド例えばグリオキサール、ア
セトアルデヒド、イソブチロアルデヒドまたはフルフロ
ールを使用することもできる。一般にメチロール化はホ
ルムアルデヒドによって、そして弱塩基の添加により実
施するのが好ましい。メラミン1分子当たり3〜6メチ
ロール基が反応するのが有利である。
【0050】アルデヒド縮合生成物のメチロール基は酸
触媒作用下でモノアルコールと完全に反応させるのが好
ましい。特に好ましいのはメタノール、プロパノール、
ブタノール、ヘプタノール、ベンジルアルコール、環状
アルコールおよびエトキシエタノールまたはブトキシエ
タノールである。炭素原子4以上のアルコールを組み入
れる場合メチロール基を最初に低級アルコールでエーテ
ル化し、次いで再エーテル化により高級アルコールを導
入する。好ましいアルコールはメタノールとブタノール
とその異性体である。特に好ましいのはメラミン樹脂で
あり、これは3〜6molのホルムアルデヒドと反応し
、次いでメタノールまたはメタノールとn−もしくはイ
ソブタノールで完全にエーテル化される。樹脂は多くの
会社で公知技術により製造され商業生産物として提供さ
れている。ヒドロキシカルボン酸例えばヒドロキシ安息
香酸、サリチル酸またはジメチロールプロピオン酸を使
用してエーテル化する工程でカルボキシル基を含むメラ
ミン樹脂が生産され、これはカルボキシル基を有するが
ヒドロキシ−アルキル(meth)アクリレートまたは
アリルアルコールを使用すると不飽和化される。アルコ
キシメチル化メラミン樹脂を僅かに酸性条件下でアルキ
ルカルバメートと反応させることにより生成するカルバ
ミルメチル化メラミン樹脂を使用することもできる。
【0051】記載した仕上の結合剤と本発明による顔料
ペーストから作られる塗料は無機または有機レオロジー
的添加物を含むのが有利である。例えば水溶性セルロー
スエーテル、イオン性および/または共同作用する群例
えばポリビニルアルコール、ポリ(meth)アクリル
アミド、ポリ(meth)アクリル酸、ポリビニルピロ
リドン、スチレンマレイン酸無水物またはエチレンマレ
イン酸無水物共重合体およびそれらの誘導体との合成ポ
リマー並びに疎水的に変性したエトキシル化ポリウレタ
ンまたはポリアクリレートは濃厚化剤として作用する。 特に好ましいのはカルボキシル基を含みおよび必要によ
り60〜780好ましくは150〜300の酸価を有す
るわずかに架橋されたポリアクリレート共重合体である
。レオロジー特性を調節するためミクロゲルを添加する
ことも可能である。
【0052】良好な湿潤特性により、ラッカー化が良好
な分散状態、すなわち顔料の凝集が妨げられる状態が起
こるように行われる。顔料ペーストから作られる水希釈
可能な塗料は工業用ラッカーとして特に例えば自動車工
業で使用することができる。例えばアルミニウムフレー
クを添加すれば、それらはメタリック下塗りとなり、優
れた視覚的外観とすばらしい機械的特性に加えて良好な
中間接着を確実にする。これらの有利な接着特性のため
、本発明のペースト顔料を使用して作った塗料はプラス
チック表面の下塗りとしての使用にもよく適合する。 それらは水の存在下でも膨潤性が低いのを特徴とし、静
電高速回転装置を使用して問題なく塗装することができ
、また低温で高い弾性を有する。それらは透明ラッカー
と共に「ウェットインウェット」で噴霧し、次いで例え
ば140℃の温度で一体的に焼き付けることができる。 更にそれらは例えば80℃のような低い温度で硬化した
後でさえも優れた特性を発揮し修理目的に適している。
【0053】好ましい態様により、本発明は顔料ペース
トを生産するための結合剤組成物を含む水性塗料に関す
る。本発明の水性塗料は好ましくは塗膜形成物質に基づ
き、その基材は水希釈可能な結合剤の水性分散液であり
、好ましくは(A)85〜100重量部の高分子の、必
要によりアクリル化されたポリウレタン(ウレア)分散
液と0〜15重量部の十分にエーテル化されたアミンホ
ルムアルデヒド縮合樹脂との混合物、または(B)20
〜50重量部の高分子ポリウレタン(ウレア)分散液と
5〜30重量部の十分にエーテル化されたアミンホルム
アルデヒド縮合樹脂と40〜80重量部のアルキドまた
はポリエステル樹脂とからなる混合物を含み、前記アル
キドまたはポリエステル樹脂はウレタン化またはアクリ
ル化または自己架橋または外部架橋されたアクリル酸樹
脂であることができ、それにより2〜20重量部の高分
子ポリウレタン(ウレア)分散液は本発明の顔料ペース
トを作るための結合剤化合物により置き換えられている
。これと関連する重量パーセントは常に固体含量比であ
る。水性塗料は上のパーセントで定量的に表示した成分
顔料の外に、必要により充填剤、溶媒、補助物質および
添加物を含む。
【0054】実施例 ペースト樹脂1 ヒドロキシル価が104、25℃の粘度が2.6Paの
線状飽和ポリエステル(アジピン酸と、モル比が1:1
のネオペンチルグリコールと1,6−ヘキサンジオール
から得られる)の1687gを内部温度計と還流コンデ
ンサーを備えた反応器中で撹拌し、275gのジメチル
ロールプロピオン酸と796gのジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネートと共に冷却混合する。発熱反応が終
った後混合物を加熱し、NCO含量が0.8%を下回る
まで120℃に保つ。その後混合物を888gのブトキ
シエタノールで希釈する。
【0055】この樹脂溶液の1920gに88.6gの
ジメチルイソプロパノールアミンと88.6gの水を速
やかに添加する。15分間撹拌後2350gの水をゆっ
くり添加すると高度に粘稠透明なペーストが形成され、
このものは次のパラメータを持つ。
【0056】ペースト樹脂2 OH値が112、25℃の粘度が8.7Paの線状飽和
ポリエステル(アジピン酸とヒドロキシピバリン酸−ネ
オペンチルグリコールエステルから調製する)の139
5gを内部温度計と還流コンデンサーを備えた反応器中
で撹拌し、161gのジメチロールプロピオン酸と16
3gのトリメチロールプロパンを添加し、溶液になるま
で90℃に加熱し、その後混合物を50℃に冷却する。 165gのテトラメチルシリレンジイソシアネートを添
加した後、混合物をNCO含量が0.2%を下回るまで
120℃にゆっくり加熱する。その後混合物を861g
のメトキシプロパノールで希釈する。
【0057】この樹脂溶液の1963gに58.3gの
ジエチルエタノールアミンと58.3gの水を速やかに
添加し、80℃に加熱する。その後2585gの水で希
釈し、加温すると濁った高度に粘稠なペーストが容易に
形成され、このものは次のパラメータを持つ。
【0058】ペースト樹脂3 ヒドロキシル価が86の線状飽和ポリエステル(アジピ
ン酸と1,6−ヘキサンジオールから調製する)の55
1gを内部温度計と還流コンデンサーを備えた反応器中
で撹拌し、297gのN−メチルピロリドン中59.7
gのシクロヘキサンジメタノールと64gのジメチロー
ルプロピオン酸を添加し、溶液を50℃に加温する。2
16gのヘキサンジイソシアネートを温度が55℃を越
えないようにゆっくり添加する。発熱反応が終った後、
混合物をNCO含量が0.8%を下回るまで65℃に保
つ。その後混合物を26.7gのメタノールで希釈する
【0059】この樹脂溶液の564gを80℃に加熱し
、24.6gのトリエチルアミンと64.6gの水の混
合物を添加する。5分後103.4gのブトキシエタノ
ールと501.6gの水をゆっくり添加すると濁った高
度に粘稠なペーストが形成され、このものは加熱すると
良好な二次成形適性を示し、次のパラメータを持つ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  DIN  53  019により共軸
    円筒形粘度計を使用して644sec−1の剪断力グラ
    ジエントで測定して粘度50〜5000mPa、および
    固体含量20〜40%を有する結合剤組成物であって、
    前記結合剤組成物が、20〜50重量部の酸価が10〜
    50であり、その酸基の70〜100%が中和されてい
    るポリエステルウレタン樹脂と、0.3〜18重量部の
    アンモニアおよび/またはアミンと、0〜25重量部の
    少なくとも一部分は水と混和性の1種または数種の有機
    溶媒と、15〜75重量部の水とを含有しており、前記
    ポリエステルウレタン樹脂は、ポリエステルポリオール
    に対して2〜30重量%の分子量が60〜350で、こ
    の場合、その一部分は少なくとも1つのアニオンを形成
    することができる酸基を含む低分子ジオールと、ポリエ
    ステルポリオールに対して0〜6重量%の分子量60〜
    350の低分子トリオールとを混合した、カルボキシル
    基を含まず、35〜200のOH価と500〜5000
    の数平均分子量とを持つ1種または数種の前記ポリエス
    テルポリオールと、1種または数種のジイソシアネート
    とを反応させ、この場合、ポリエステルポリオール、ジ
    オールおよびトリオールのOH基とジイソシアネートの
    NCO基との比は1.0より大きく1.3までであり、
    それによりジイソシアネートの量は生成するポリウレタ
    ンが2000〜30,000の数平均分子量(Mn)を
    持つことを確実にするように選択されることにより得る
    ことができる結合剤組成物。
  2. 【請求項2】  顔料および/または充填剤を請求項1
    記載の結合剤組成物と共にペースト化し、このように製
    造されるペーストを塗装剤用水性結合剤中に混合するこ
    とを特徴とする安定な水性塗装剤用水性結合剤に顔料お
    よび/または充填剤を配合する方法。
  3. 【請求項3】  5〜65重量部の顔料および/または
    充填剤を、10〜95重量部の請求項1記載の結合剤組
    成物と、更に、0〜40重量部の水と、0〜5重量部の
    溶媒と、0〜5重量部のアンモニアおよび/またはアミ
    ンと、0〜5重量部と共にペースト化し、重量部の合計
    は100重量部となることを特徴とする請求項2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】  水希釈可能な着色ラッカー用顔料をペ
    ースト化のための請求項1記載の結合剤組成物の使用。
  5. 【請求項5】  固体含量で、99〜70重量部の1種
    または数種の高分子、エマルジョン型の水で希釈した結
    合剤と1〜30重量部の請求項1記載のポリエステルウ
    レタン樹脂とを含み、前記結合剤は5と50の間の固体
    樹脂の酸価を持ち、その酸基は完全にまたは一部分が中
    和されており、および25℃で測定した場合500mP
    aより小さい粘度と50〜500nmの平均粒子サイズ
    とを持つ、水希釈可能な結合剤の水性分散液を基材とす
    る塗膜形成物質を含む水性塗装剤。
  6. 【請求項6】  固体含量で、99〜70重量部の混合
    物と1〜30重量部の高分子ポリウレタン(ウレア)分
    散液とを含み、前記混合物はアクリル酸樹脂、アクリル
    化ポリウレタン樹脂またはアクリル化ポリエステルを基
    材とする水で希釈したエマルジョン型高分子結合剤と1
    :10ないし10:1の比率の高分子ポリウレタン(ウ
    レア)分散液とからなり、前記高分子ポリウレタン(ウ
    レア)分散液は請求項1記載のポリエステルウレタン樹
    脂により置換されている請求項5記載の塗装剤。
  7. 【請求項7】  85〜100重量部の高分子ポリウレ
    タン(ウレア)分散液と0〜15重量部の十分にエーテ
    ル化されたアミンホルムアルデヒド縮合樹脂との混合物
    、または20〜50重量部の高分子ポリウレタン(ウレ
    ア)分散液と5〜30重量部の十分にエーテル化された
    アミンホルムアルデヒド縮合樹脂と40〜80重量部の
    アルキドまたはポリエステル樹脂であって、前記樹脂は
    ウレタン化またはアクリル化、または自己架橋もしくは
    外部架橋アクリル化樹脂であることができる前記アルキ
    ドまたはポリエステル樹脂とからなる混合物を含み、お
    よびこの場合1〜30重量部の高分子ポリウレタン(ウ
    レア)分散液は請求項1記載の結合剤組成物により置換
    されており、前記重量部は各々の場合固体含量に関連し
    、合計が100重量部となる水希釈可能な結合剤の水性
    分散液を基材とする顔料および塗膜形成物質からなる水
    性塗装剤。
  8. 【請求項8】  更に、充填剤、溶媒および/または一
    般にラッカーに使用される補助物質と添加物とを含む請
    求項6または7記載の水性塗装剤。
  9. 【請求項9】  請求項1記載の結合剤組成物と共にペ
    ースト化した1種または数種の顔料および/または充填
    剤からなる水性塗料に配合するための顔料ペースト。
  10. 【請求項10】  10〜95重量部の請求項1記載の
    結合剤組成物と5〜65重量部の顔料および/または充
    填剤と、更に 0〜40重量部の水と 0〜5重量部の溶媒と 0〜5重量部のアンモニアおよび/またはアミンと0〜
    5重量部の一般に使用する補助物質とからなり、前記重
    量部の合計は100重量部となる請求項9記載のペース
    ト顔料。
  11. 【請求項11】  請求項1記載の結合剤組成物と共に
    ペースト化した顔料および/または充填剤が添加された
    水性塗装剤を使用することを特徴とする水性塗装剤の塗
    布と引き続く硬化による基体の塗装方法。
  12. 【請求項12】  請求項5、6または7記載の水性塗
    装剤を塗布することを特徴とする水性塗装剤の塗布と引
    き続く硬化による基体の塗装方法。
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