JPH04218659A - セラミックスコーティング刃物の製造方法 - Google Patents

セラミックスコーティング刃物の製造方法

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JPH04218659A
JPH04218659A JP40325790A JP40325790A JPH04218659A JP H04218659 A JPH04218659 A JP H04218659A JP 40325790 A JP40325790 A JP 40325790A JP 40325790 A JP40325790 A JP 40325790A JP H04218659 A JPH04218659 A JP H04218659A
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JP
Japan
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hardness
cutlery
ceramic
temperature
stainless steel
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JP40325790A
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Chujiro Murase
村瀬 忠次郎
Yoshiharu Konno
義治 今野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス鋼製の刃物
の寿命を長くするためにセラミックスコーティングを施
した刃物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、包丁、挟み.ナイフ等の金属
製の刃物には、炭素鋼やステンレス鋼が用いられてきた
が、炭素鋼の場合は錆びが発生し易いという欠点があり
、一方、ステンレス鋼の場合は耐蝕性は優れているが、
硬度が不十分で、繰り返し使用していると、刃先が摩耗
して切れ味が悪くなるという欠点があった。カーボン含
有量が0.65〜0.75程度のステンレス鋼(SUS
440A)による従来例の刃物の耐へたり試験結果を図
6に示す。この試験結果では4万回の繰り返し回数で切
れ深さが45パーセント低下していることが示されてい
る。加えて、これらの金属性の刃物は、料理に使用した
場合、刃物から金属イオンが出て食物に付着するために
、その風味を損なうという問題を抱えている。そのため
に、表面にセラミックスコーティング被膜を施した刃物
が、特開昭64−47849号公報等に開示されている
。これらの、セラミックスコーティング刃物は確かに、
刃先の摩耗が防止されるとともに、金属イオンの問題は
解決されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記セ
ラミックスコーティング刃物は、炭素含有率が0.6〜
0.75%程度のステンレス鋼を基体材料として使用し
ているので安価ではあるが、ロックウエル硬度(HRC
)が55程度しか得られないので摩耗しやすく、また図
7に示すようにコーティング温度も硬度低下のために3
50℃程度までしか上げられないので、セラミックスコ
ーティング被膜の密着性や耐へたり特性が劣るという問
題がある。しかし一方、コーティング被膜はコーティン
グ温度を低くすると密着性が低下し、また膜質も悪くな
るという性質もあるので、両方の特性を最高の状態で得
ることは不可能であった。そこで、コーティング被膜の
密着性を充分に得るとともに、硬度も充分得られるセラ
ミックスコーティング刃物を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑みてなされ
た本発明にかかるセラミックスコーティング刃物の製造
方法においては、炭素含有率が0.95〜1.2%,ク
ローム含有率が13〜18%のマルテンサイト系ステン
レス鋼に、PVD法によってセラミックスコーティング
被膜を500℃前後で形成するという手段を講じた。
【0005】
【作用】本発明においては、炭素含有率が0.95〜1
.2%,クローム含有率が13〜18%のマルテンサイ
ト系ステンレス鋼を素材として刃を形成したが、従来は
このマルテンサイト系ステンレス鋼の焼き戻し温度と硬
度との関係は、温度を上げる程硬度は低下するとされて
おり、その妥協点として350℃前後のコーティング温
度が選定されていた。しかし、実験によって図2に示す
ように、硬度は400℃から増加し、500℃において
ロックウェル硬度59のピークが現れることが見出され
た。そこで、本発明においては、かかる500℃をコー
ティング温度に設定することによって、硬度をほとんど
落とすことなくセラミックスコーティング被膜層の密着
性や膜質を極めて良くすることができたのである。
【0006】
【実施例】以下に本発明のセラミックスコーティング刃
物の製造方法の実施例を詳細に説明する。図1は、前記
製造方法で製造した包丁の断面図である。図1において
、1はマルテンサイト系ステンレス鋼を基体材料とした
刃物基体であり、刃部2が形成されている。そして、3
は前記刃物基体1の表面にPVD法(物理的蒸着法)に
よって形成されたセラミックスコーティング被膜である
。前記マルテンサイト系ステンレス鋼は、炭素含有率が
0.95〜1.2、クロームの含有率が13〜18%の
ステンレス鋼である。このステンレス鋼の特性を図示す
る。図2は焼き入れ温度と硬度との関係を表すグラフ、
図3は焼き戻し温度と硬度との関係を示したグラフであ
る。上記図2に示されているように、本発明の刃物は、
1050℃で焼き入れをすることによって、ロックウェ
ル硬度60が得られる。また、図3に示されているよう
に、焼き戻しの温度特性は、温度を上げていくと、20
0℃くらいから硬度が低下し始めるが、400℃を越え
ると、再び硬度は上昇し始め、500℃でピークとなり
、500℃を越すと再び硬度は低下し始める。よって、
本発明にかかるセラミックスコーティング刃物の製造方
法においては、図3における硬度のピーク(温度500
℃,ロックウェル硬度59)の条件をコーティング温度
に設定するので、十分な刃物の硬度と十分なセラミック
スコーティングの密着性が得られる。
【0007】このようにして製造したセラミックスコー
ティング刃物1は、基体材料がマルテンサイト系ステン
レス鋼であるので、1050℃で焼き入れをすることが
でき、500℃でコーティングすることにより、十分な
硬度(ロックウエル硬度59)が得られるので優れた切
れ味が得られるとともに、従来のコーティング温度より
も高い温度であるので、セラミックスコーティング被膜
層の基体材料への密着性及び膜質が良くなる。即ち、上
記切れ味が長期間持続するという効果が得られるのであ
る。このことは、図4に示した耐摩耗性試験結果、図5
に示した耐へたり試験結果にも現れている。カーボン含
有量が0.65〜0.75程度のステンレス鋼(SUS
440A)による従来の刃物の耐へたり試験結果を図6
に示す。これらの試験結果から、従来の刃物は4万回の
繰り返し回数で45パーセント低下するが、この発明に
よる刃物は4万回繰り返しては僅か10パーセントしか
低下せず、8万回でも20パーセントしか低下していな
い。このように、優れた切れ味が、極めて長期間維持さ
れるので、高品質の刃物を提供することができるという
効果が得られる。しかもセラミックスで表面が被覆され
ているので錆にくく取扱も楽である。以上のセラミック
スコーティングは、チタン系に限らず、ジルコニア系や
クロム系のセラミックスコーティングでも良いことは当
然である。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、500℃前後の高温で
コーティングすることにより前記被膜の素材への密着性
と膜質が良いのでロックウエル硬度59以上の優れた硬
度が得られ、切れ味の優れた刃物を提供することができ
るという効果が得られる。また、PVD法によってチタ
ン系セラミックスコーティング被膜を形成することによ
り刃をセラミックスコーティング被膜によって保護した
ので、前記優れた切れ味を長期間劣化させることなく維
持できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックスコーティング刃物の製造
方法で製造した包丁の断面図である。
【図2】前記包丁の基体材料の焼き入れ温度と硬度との
関係を示す特性図である。
【図3】前記包丁の基体材料の焼き戻し温度と硬度との
関係を示す特性図である。
【図4】本発明の刃物の耐摩耗性試験結果を示す特性図
である。
【図5】本発明の刃物の耐へたり試験結果を示す特性図
である。
【図6】従来の刃物の耐へたり試験結果を示す特性図で
ある。
【図7】従来の基体材料の焼き戻し温度と硬度との関係
を示す特性図である。
【符号の説明】
1  刃物基体 2  刃部 3  セラミックスコーティング被膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  炭素含有率が0.95〜1.2%,ク
    ローム含有率が13〜18%のマルテンサイト系ステン
    レス鋼に、PVD法によってセラミックスコーティング
    被膜を500℃前後で形成することを特徴とするセラミ
    ックスコーティング刃物の製造方法。
JP2403257A 1990-12-18 1990-12-18 セラミックスコーティング刃物の製造方法 Expired - Lifetime JPH0823062B2 (ja)

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JPH04218659A true JPH04218659A (ja) 1992-08-10
JPH0823062B2 JPH0823062B2 (ja) 1996-03-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005536267A (ja) * 2002-08-21 2005-12-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 超格子コーティングを有する切断部材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0266156A (ja) * 1988-04-19 1990-03-06 Nippon Kooteingu Center Kk 刃物の表面処理方法

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JPH0823062B2 (ja) 1996-03-06

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