JPH04218733A - 与えられた色合いに従って染色および捺染の処方を計算する方法 - Google Patents

与えられた色合いに従って染色および捺染の処方を計算する方法

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JPH04218733A
JPH04218733A JP3034883A JP3488391A JPH04218733A JP H04218733 A JPH04218733 A JP H04218733A JP 3034883 A JP3034883 A JP 3034883A JP 3488391 A JP3488391 A JP 3488391A JP H04218733 A JPH04218733 A JP H04218733A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は与えられた基準色合い(refe
rence shade) に従って染色および捺染の
処方を計算する方法に関し、各基準色合いの色相(hu
e) を色空間内の色位置として定義しそして該色空間
のそれら位置データによって1つの染料、2つの染料の
混合物または3つの染料の混合物により色合せすること
によって該処方を計算するものである。
【0002】染色に関係する産業のすべての分野では基
準色合いと色を合わせること、新しい色をつくることあ
るいは色の組合せをデザインすることが必要とされる。 近年、この産業分野でもデザイン、カラーコンピュータ
グラフィックス、測色学、コンピュータステーション等
のリンケージの結果としてかなりの技術的進歩が達成さ
れてきた。
【0003】現在ではある基準色合いまたは基準模様(
パターン)をスキャナーまたはビデオカメラを使用して
モニター上に表示することそしてその色または模様を所
望により変更することが可能である。さらにまた、表示
されているデザインをカラープリンター、たとえば、イ
ンク−ジェットプリンターを使用して任意の基質上に印
刷することも可能となっている。しかしながら、基準色
合いとの色合せにはまだ困難が伴なっている。なぜなら
ば、膨大な内容を包括している色地図帳(カラーアトラ
ス)から所望の色を選択しなければならないからである
。すでに15000種もの異なる色合いのコレクション
が公知となっており、同じく非常に大多数の色合いを記
憶保存することができそしてそれらの色合いをカラープ
リンターを使用してモニター上に表示したりあるいは任
意の基質に印刷したりできるコンピュータに支援された
システムも存在する。これら従来の慣用電子色地図帳は
各染料クラスごとの処方を与えるものであり、その処方
は基質の種類ごとに相違する。
【0004】このような色地図帳を作り出すには非常な
労力と時間が必要である。しかも当然のことながらその
色地図帳は基本染料、染色の方法および基質の種類が変
らない限りにおいてのみ有効である。なんらかの変化が
あった場合にはその色地図帳を少なくとも部分的に改訂
するかあるいは全面的に作り直さなければならない。こ
の方法は、したがって、きわめて非経済的な方法である
【0005】分光測光によって等色予知を行なうことも
公知である。しかし、色合せの場合にはこの方法による
処方作成にも欠点がある。なぜならば、既知プログラム
は選択性が不十分でありそして通常いわゆる親(ホスト
)処方を与えるにすぎず、それらの助言から専門技術者
が“正しい”処方を選び出す必要があるからである。 そしてその選択された処方により試し染めを行ないそし
て専門家の経験によってそれを1回またはそれ以上補正
しなければならないのである。
【0006】現在公知となっておりそして基準色合いに
色合せするために実用されているすべての比色システム
は当該基準色合いの反射率曲線を使用しておりそして既
知の染料を混合することによってその基準色合いの反射
率曲線に近づけようとするものである。反射率曲線は染
料に依存するから、そして、基準色合いに使用された染
料を使用することは普通では不可能であるから、等色は
多かれ少なかれ基準色から偏差のある反射率曲線を有す
るのが一般である。この偏差をできるだけ小さくするた
めに種々の染料混合物を使用して反射率曲線の差を補償
することを試みるのである。この方法は時間がかかりそ
して使用される染料についての多大な経験が必要とされ
る。
【0007】本発明の方法は公知方法の上記した欠点を
排除するものである。すなわち、本発明は与えられた色
合いに従って染色および捺染の処方を計算する方法に関
し、 (a)与えられた色合いをFTa* b* 色空間で定
義し〔ここで、FTは色合い濃度値(深さ)であり、こ
れは、色相の種類に関係なく、定義によりFTa* b
* 色空間の1つの平面内に位置している等しい色濃度
の位置を決定する値であり、そしてa* とb* はC
IELab色座標系の数値である〕、 (b)各色合い濃度平面について該FTa* b* 色
空間を色合せのために使用されるべき複数の染料のa*
 とb*の値によって複数の三角形区域に分割し、(c
)各画定された色合い濃度平面内においては、与えられ
たa* とb* の値は該色空間の適当な区域の複数の
染料間の特定比に一致するものであり、そして(d)こ
の適当な区域の複数の染料間の比を繰り返し法によって
求めることを特徴とする方法を提供するものである。
【0008】本発明の方法の特徴はいずれの基準色合い
にも正確に色合せすることができることである。その理
由は、本発明の方法で追求しているものが基準色合いの
反射率曲線に最もよく近似させることではなく、基準色
合いを色空間の中で正確に定義しそして色合せのため色
空間内でのその色座標位置を的確に求めることにあるか
らである。
【0009】本発明の方法は公知のCIELab色座標
系を利用する。ただし、その明度軸L* は色合い濃度
(深さ)値FTによって置き換えられる。このやり方の
利点は等しい色濃度(depth of hueまたは
color strength)の色座標位置が色座標
空間の1つの平面内に存在することである。
【0010】1つの適当な色合い濃度値FTは、たとえ
ば、標準深さ濃度(the standard dep
th concentration)である。この場合
、標準深さ濃度は公知の2/1、1/1、1/3、1/
6、1/12、1/25という深さの数値でのみ示され
るばかりでなく、さらにこまかく、たとえば、1/10
深さまたはそれ以下の段階にまで小分割することができ
る。
【0011】さらに、色の深さの値として、“繊維仕上
加工(Textilveredelung)”1986
,299−304頁に報告されているようにして得られ
る反射率測定から得られた数値を使用することも可能で
ある。しかし、それらの数値はすべての目的のために必
ずしも満足すべきものではなく、さらに改良が必要でる
あことが解っている。
【0012】色空間を異なる色合い濃度の複数平面に分
割し、1つの面上に存在するすべての色相が同じ色合い
濃度(色の深さ)を有するようにすることの利点は、色
合せされるべき基準色合いの深さすなわち色合いの濃さ
を固定または決定する場合に、使用されるべき染料の対
応する色合い濃度(深さ)平面が知られ、そして所望の
色度、a* とb* の値が1つの染料から、あるいは
2つの染料の混合物または3つの染料の混合物から突き
止めることができることである。色合い濃度(深さ)平
面が既知であればその色合い濃度平面の各染料の濃度が
分るから、複数の染料の混合物の染料間の比率が簡単な
繰り返し法(iteration method) に
よって決定されるはずである。適当な繰り返し法は、典
型的には、計算的方法または幾何学的方法、特にコンピ
ュータ制御された試行錯誤法である。三角平面を細分割
するための1つの可能な繰り返し法が図3に示されてい
る。
【0013】a* とb* の値はCIELab色座標
系のデータに対応するものであり色度を示す。色合いの
深さまたは色合いの濃さの異なる色の位置はFTa* 
b* 色空間内の互いに異なるレベル上に位置している
。反射率測定から得られた色合い濃度(深さ)値を使用
する場合には、目の色感度または色印象を通じてデータ
に加重値を与えるのが有益であることが判明している。
【0014】FTa* b* 色空間の平面は複数の三
角形平面(レベル)に分割される。この分割はその三角
形平面の隅角点(コーナーポイント)が色合せのために
意図されている染料の色位置に合致するようなされる。 各色合い濃度(深さ)平面のそれら個々の三角形平面(
レベル)は互いに重なり合わない。したがって、その色
空間内のFTa* b* 目盛りデータによって定まる
各色位置はただ1つの処方によって定義される。この処
方は所望の色位置が単一の染料のFTa* b* 値と
一致する場合はただ1つの染料からなり、また、所望の
色位置が2つの染料を結ぶ通常非直線である連結線上に
存在する場合は処方は2つの染料の混合物からなり、あ
るいはまた、処方は3つの染料の混合物からなる場合も
ある。3つの染料の混合物の場合、それら3つの染料の
間の比率は繰り返し法によって計算される。
【0015】FTa* b* 色空間の複数の三角形平
面への分割はきわめて広範な染料を使用して実施するこ
とができ、この場合の唯一の基本は色空間ができるだけ
十分にカバーされることである。染料それ自体はきわめ
て多様な基準によって、例えば、堅牢性、価格、入手の
容易性、在庫商品等に基いて選択することができる。
【0016】図1は色合い濃度(深さ)によって色空間
を7つの区域(セグメント)に分割した例を示している
。符号P1乃至P8は黄色(P1)、ゴールデンイエロ
ー(P2)、オレンジ(P3)、赤色(P4)、赤青色
(P5)、青色(P6)、ターコイズ(P7)および黒
色の各染料のFTa* b* 値に対応する。
【0017】図1で染料間を結んで引かれている連結線
はある所定の色合いの濃さで特定の比率で染料を混合す
ることによって形成されたものである。目盛データが既
知である場合にはa* とb* の座標は市販の比色計
で決定または評価することができる。
【0018】図2は分割区域の1つ、すなわち図1に示
した3つの点P1、P6、P7によって表された三角形
区域を示す。点P1、P6、P7はデータP1、P6ま
たはP7を有する染料に100%対応する位置である。 連結線P1P7に付けられた数字はP1とP7の混合物
の目盛りデータP1を有する染料のパーセント量である
。連結線P6P7に付けられた数字はP6とP7の混合
物の染料P6のパーセント量である。
【0019】図3は図2と同じ区域(セグメント)を示
す。ただし、図3ではその区域は明確な構造を与えられ
ている。この構造化は目盛りデータ(座標)P1、P6
およびP7の染料のパーセント量を基準にしてなされた
ものである。図3はさらに区域内の1つの位置における
繰り返し法の使用の可能性を示している。なお、本発明
の方法においてはコンピュータ支援またはコンピュータ
制御繰り返し法を使用するのが好ましい。
【0020】FTa* b* 色空間の1つの平面が図
1、2および3に示されている。色合い濃度(深さ)値
FTは、たとえば、標準深さ濃度の2/3に対応する。 この色の濃さで特定の基質を染色するために必要な染料
濃度は各色合い濃度値FT、たとえば、1/10、2/
10または1/1標準深さ濃度について既知である。染
料濃度はたとえば染料それ自体、所望の色合いの濃さ、
施用方法、染色または捺染されるべき基質の種類などに
より変る。
【0021】多くの染料の直染性は線形でないから、1
つの濃度、たとえば、1/1標準深さ濃度の場合から他
の標準深さ濃度の場合の必要染料濃度を推定しうるケー
スはきわめて稀である。原則として、異なる標準深さ濃
度、たとえば、1/10、1/3、1/1、2/1のそ
れぞれについて染料濃度を計算し、そして各所望の染料
についてまた各所望の基質材料についてそれぞれ特性曲
線をプロットすることが必要である。市販の染料の場合
、各種の基質に各種の色の濃さで染色するために必要な
染料濃度は通常既知である。
【0022】図1、2および3はFTa* b* 色空
間のa* 軸とb* 軸が示されている。たとえば、色
合せのための本発明の方法においては、通常次ぎのよう
にして本方法は実行されることになる。すなわち、色合
せされるべき色合いの色(座標)位置をFTa* b*
 色(座標)空間で定義するすなわち確定するのである
。この色合せされるべき色の色合い座標位置による確定
は、たとえば、インク−ジェットプリンターのごときカ
ラープリンターによって行なわれる。このカラープリン
ターはデザインまたは色を現像するために使用される。 このようにしてFTa* b* 色空間内の色位置のa
* 値とb* 値が定まる。色合い濃度値FTは、たと
えば、標準深さ濃度色図表から計算によって求めること
ができる。この目的のためには、標準深さ濃度図表また
は対応する濃度曲線グラフをそれ自体公知の方法で各染
料から、たとえば、図1に示した8つの染料について作
成する。
【0023】色空間のセグメント分割は、たとえば、前
記したように使用特性、価格、入手の容易性などの基準
に基づいて行なわれる。分割のための染料が選択されそ
してそれらの目盛りデータ(座標)がそれ自体公知の方
法で各種濃度における反射率測定から計算されそしてそ
のデータがコンピュータに保存されれば、FTa* b
* 色空間の分割は完了する。色合せされるべき色合い
すなわちFT平面のFT値は既知である。この保存され
た情報を使用して、確定されたFTa* b* 色空間
内の色位置に対する染料組合せ要素ならびに特定FT値
のための各染料の濃度が決定される。
【0024】たとえば、既知のa* とb* の値を有
する2/3標準深さ濃度の緑色が求られている場合、そ
のa* とb* の値が単一染料にも2つの染料の混合
物にも合致しないと仮定して、下記の情報が直ちに明ら
かとなる。求める色は下記染料の下記量によって構成さ
れる:目盛りデータ(座標)P1の染料xg/kg、目
盛りデータ(座標)P6の染料yg/kg、目盛りデー
タ(座標)P7の染料zg/kg。 x、y、zの値は2/3標準深さ濃度で特定の基質を染
色または捺染するため に必要な染料濃度に対応する。
【0025】2/3標準深さ濃度のための染料のパーセ
ント量は3つの染料の合計が100%となるようにコン
ピュータ制御繰り返し法で計算される。もし、座標P1
の染料の割合が、たとえば、50%である場合には、1
/3標準深さ濃度に対して必要なこの染料の濃度は上記
したようなこの染料の濃度曲線から読み取ることができ
る。また、座標P7の染料の割合が、たとえば、25%
である場合には、1/6標準深さ濃度に対して必要なこ
の染料の濃度は上記したようなこの染料の濃度曲線から
読み取ることができる。
【0026】本発明の方法の好ましい実施態様つぎのと
おりである。すなわち、与えられた色合いおよび、場合
によっては、与えられた模様(パターン)をスキャナー
またはビデオカメラを使用して電子的に、好ましくはデ
ジタルに記録し、該色合いまたは模様をモニター上に表
示しそして、必要な場合には、形または色に関して補正
を行ない、そして次ぎにプリンターによって任意の基質
にその色または模様を印刷し、しかしてFTa* b*
 色空間における色位置が確定され、保存されそして色
合せが可能となる。
【0027】本発明の方法で色合せのために使用される
すべての染料について、それらの目盛りデータ、a* 
とb* の値がそれに基いて得られる反射率値が計算機
に保存される。
【0028】本発明の方法の特に好ましい実施態様にお
いては、区域(セグメント)の複数の染料間の比がコン
ピュータ制御繰り返し法によって得られる。
【0029】さらにいまひとつの好ましい本発明の方法
の実施態様においては、複数の染料は、特に使用特性に
関して、たとえば、相溶性、堅牢度、価格、在庫染料目
録などを考慮して決定された基準に合致する区域(セグ
メント)の隅角点(コーナーポイント)として使用され
る。このことは、本発明の方法においては、複数の染料
が種々異なる基準の色空間分割(セグメント化)のため
に選択されうることを意味する。反射率曲線から計算で
きる染料のFTa* b* 値を決定した後、そして色
空間面を分割した後、本発明の方法に従って所望の色合
いの色合せが実施される。
【0030】本発明の格別に好ましい実施態様において
は、捺染処方を作成するために本発明の方法が使用され
る。
【0031】本発明の方法においては、水溶性染料であ
るか分散染料であるかにかかわらず各種の染料クラスに
属する広範な染料を基準色合いとの色合せのために使用
することができる。好ましく使用される染料は分散染料
、酸性染料、金属錯塩染料、反応染料、バット染料、硫
化染料、直接染料、ピグメント染料ならびにカチオン染
料である。さらに、天然染料、ナフトール染料のごとき
顕色染料、および食品用染料も使用に適する。これら染
料の混合物もすべて適当である。
【0032】各種クラスの染料の例については、カラー
インデックス第3版(1970/1971)の下記の頁
がそれぞれ参照される: 酸性染料:  第1巻、1001乃至1562頁、塩基
性染料:第1巻、1607乃至1688頁、直接染料:
  第2巻、2005乃至2478頁、分散染料:  
第2巻、2479乃至2743頁、食品用染料:第2巻
、2773乃至2788頁、皮革染料:  第2巻、2
799乃至2835頁、天然染料:  第3巻、322
5乃至3256頁、ピグメント:第3巻、3267乃至
3390頁、反応染料:  第3巻、3391乃至35
60頁、溶剤染料:  第3巻、3563乃至3648
頁、バット染料:第3巻、3719乃至3844頁、

0033】本発明の方法はあらゆる種類の基質に対する
色合せのために適する。特に好ましい基質の例としては
つぎのものが示される:繊維材料たとえばシルク、レザ
ー、ウール、ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、セル
ロース系繊維材料たとえば木綿、リネン、アサおよびセ
ルロースビスコースおよびビスコースステープル、ポリ
エステル繊維、ポリアクリル繊維、紙、箔および金属た
とえばたとえば重合体コーティングアルミニウム。上記
繊維材料の混合物、たとえば、木綿とポリエステルまた
はポリアミドとの混合繊維材料も適当である。
【0034】本発明の方法においては色合せのために使
用される基質を指示することが必要である。なぜならば
、染料必要濃度は、たとえば、基質により変るからであ
る。
【0035】本発明の方法の好ましい特徴はその方法が
コンピュータ制御染色サイクルの一部またはコンピュー
タ制御捺染プロセスの一部となることである。
【0036】本発明の方法の特に好ましい特徴は、たと
えば、使用特性、価格などに着目した基準に従って各種
の染料を色空間分割のために使用することができること
である。FTa* b* 色空間のいくつかの分割のた
めに、三角形平面のコーナーポイントに対応する染料の
FTa* b* データおよび各FT平面に対する染料
濃度についてのデータが各特定基質に対してコンピュー
タに保存される。
【0037】本発明はさらに電子色合せのための装置に
も関し、本発明の装置は (a)基準色合いをデジタル化するためのスキャナーま
たはビデオカメラ、 (b)該基準色合いをモニター上に表示しそして補正す
るためのコンピュータデザイン(CAD=comput
er−aided design))装置、 (c)任意基質上に該基準色合いまたは該補正された色
合いを表示するためおよび各色合いまたは各補正された
色合いのFTa* b* 色空間での座標を計算するた
めのカラープリンター、たとえば、インク−ジェットプ
リンター、 (d)使用されるべき複数の染料のFTa* b* デ
ータを保存しかつ繰り返し法によって染料処方を計算す
る計算機とを包含する。
【0038】本発明の方法、その方法の使用ならびにそ
の方法を実施するための色合せ装置は、たとえば、下記
のごとき利点を有する。染料メーカーの染料製品目録が
変更された場合でも色地図帳を全部作り直す必要がなく
、新規な染料の目盛りデータ(座標)を記憶保存するだ
けですむ。これだけで2つの染料の組合せまたは3つの
染料の混合物の色を計算することができる。
【0039】色合せに必要なすべてのデータ、染料の目
盛データならびに繰り返し法のデータをコンピュータの
中にまたはフロッピーディスクに保存することができる
。したがって、1つの染色に限らず、かなり多数の“カ
ラーアトラス”がフロッピーディスクを変えるだけある
いは座標データを入力するだけで利用可能となる。
【0040】本発明の方法で使用される染料は市場で入
手できる染料でありうる。以下、本発明をさらに実施例
によって説明する。実施例中の部およびパーセントは重
量ベースである。
【0041】実施例1 以下の色合せにおいては、色合せのために使用されるべ
き複数の染料の目盛りデータは入手可能であること、色
空間は異なる染料の目盛りデータによって分割されてい
ることおよびその分割の仕方は図1に示した分割と一致
することを仮定する。合わせる色合いは下記特性値を有
する青色である:a* =−18.15 ;b* =−
27.18 ;FT=0.66(2/3標準深さ濃度)
。FTa* b* 色空間での色位置がこれら与えられ
たデータによって定まる。 色合せのための色合いは座標P1、P6、P7を有する
3つの染料によって特徴づけられているセグメント内に
存在する(図3の
【外1】 印参照)。このセグメントの3つの染料の混合比から合
せるべき色合いを決定するために、2つの染料を組合せ
た色合い(座標P1とP6、座標P1とP7、座標P6
とP7の染料混合物)のa* とb* の値を計算する
ことによってそのセグメントを構造化する。色合いの深
さまたは濃度が既知であれば、保存されている当該染料
の目盛りデータから任意の染料組合せのa* とb* 
の値を市販の比色計を使用して計算することが可能であ
る。
【0042】以下の表にいくつかの2つの染料の組合せ
のa* 値とb* 値を示す。なお、ここで染料混合物
は常に色合い濃度(深さ)値FT=0.66に関係して
いる。 また表中の記号は以下の通りである: FSP1=FTa* b* 色空間座標P1の染料、F
SP6=FTa* b* 色空間座標P6の染料、FS
P7=FTa* b* 色空間座標P7の染料。
【表1】
【0043】計算されたa* とb* の値を組合せる
ことによって上記の構造化の結果として図3ですべての
点が100%となる点が導かれる。すなわち、例えば、
FSP196%の線上にある最初の5つの点が次ぎのよ
うにしてつくりあげられる: 96%FSP1+0%FSP6+4%FSP7;96%
FSP1+1%FSP6+3%FSP7;96%FSP
1+2%FSP6+2%FSP7;96%FSP1+3
%FSP6+1%FSP7;96%FSP1+4%FS
P6+0%FSP7。
【0044】たとえば、2/3標準深さ濃度として色合
い濃度(深さ)値を特性化することによりこの色合い濃
度での3つの染料のこの濃度が次ぎのように分る。
【0045】データがFT=0.66;a* =−18
.15;b* =−27.18である目的の染料は色合
い濃度平面FT=0.66内の8%FSP1と46%F
SP6と46%FSP7との交点上に存在する。混合物
の合計は100でなければならない。
【0046】量を決定するためには異なる色合い濃度に
ついて必要とされる染料の量を知る必要がある。異なる
4つの色合い濃度FTにおける各染料の量は以下のごと
くである:       座標P1の染料    FT=1.0にお
いて:    36.4g/kg、         
               FT=0.66におい
て:  16.9g/kg、            
            FT=0.33において: 
   8.4g/kg、              
          FT=0.16において:   
 4.1g/kg。       座標P6の染料    FT=1.0にお
いて:    71.3g/kg、         
               FT=0.66におい
て:  45.4g/kg、            
            FT=0.33において: 
 22.1g/kg、               
         FT=0.16において:  10
.5g/kg。       座標P7の染料    FT=1.0にお
いて:    79.0g/kg、         
               FT=0.66におい
て:  48.1g/kg、            
            FT=0.33において: 
 20.9g/kg、               
         FT=0.16において:    
9.5g/kg。
【0047】基質特定濃度曲線は上記した座標P1、P
6、P7の3つの染料の量から計算することがでる。F
T=0.66;a* =−18.15;b* =−27
.18のデータを有する所望の色合いについて得られた
染料量g(染料)/kg(捺染糊)は下記のとおりであ
る。 座標P1の染料        1.35g/kg、座
標P6の染料      22.14g/kg、座標P
7の染料      20.9  g/kg。
【0048】上記染料混合物により木綿織物が標準深さ
濃度2/3で青色に染色された。使用された染料は下記
構造式の反応染料であった。
【化1】
【化2】
【0049】実施例2 色合せのために、座標FT=0.66;a* =−46
.00;b* =16.00の色位置を選択した。以下
の色合せは、次ぎの仮定において実施されるものである
:色合せのために使用される染料が入手可能である;色
空間は互いに異なる複数の染料の目盛データによってセ
グメントに分割されている;そのセグメント分割の仕方
は図1に示したものと一致する;セグメントは実施例1
に記載した仕方(図2および図3参照)で計算されそし
て構造化されている。
【0050】所望の座標をもつ上記色位置は座標P1と
P7、座標P1とP6、座標P6とP7のいずれの交点
上にも、またいずれの連結線上にも存在しない。したが
ってこの色位置を繰り返し法で計算する必要があり、こ
の繰り返し法は市販の計算機を使用して、あるいは最も
簡単な場合には、入手によって実施される。標準深さ濃
度2/3で色合せするために選択された座標位置は図3
に+印によって示されている。繰り返し法により座標P
1の黄色染料63部が与えられた。座標P6の染料と座
標P7のパーセント量については計算により次ぎの割合
が与えられた: 座標P6の染料      26.5%座標P7の染料
      73.5%黄色成分は63%である。した
がって、残り37%を座標P6の染料と座標P7の染料
とに上記の比率で割振ると、下記の量が決まる。座標P
6の青色染料          9.8部座標P7の
ターコイス染料    27.2部捺染糊中での上記3
つの染料の濃度を実施例1で説明した方法に従って色合
い濃度(深さ)値FT=0.66(2/3標準深さ濃度
)について計算して下記結果を得た。 座標P1の染料      10.6g/kg、座標P
6の染料        4.4g/kg、座標P7の
染料      13.1g/kg。
【0051】この混合物を使用して木綿織物を染めたと
ころ、2/3標準深さ濃度で所望の緑色に染色された。 座標P1、P6、P7の染料の代りに次表に示した染料
を使用して実施例1および実施例2を繰り返し実施した
。それら染料のFTa* およびb* 値ならびに各種
の色合い濃度(深さ)におけるそれら染料の必要温度が
計算された。所定の色合いに一致する染色処方または捺
染処方が与えられた。
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の三角形平面に分割されているFTa* 
b* 色空間の色合い濃度(深さ)平面の概略図であり
、点P1乃至P8は該三角形平面のコーナーポイントで
あり、染料データFTa* b*値を定める。
【図2】FTa* b* 色空間の1つのセグメントの
概略図であり、このセグメントは染料P1、P6、P7
のFTa* b* 値によって特性化されている。P1
P7連結線に付されている数字は座標P1の染料と座標
P7の染料との混合物のP1染料のパーセント量を示す
。P6P7連結線に付されている数字は座標P6の染料
と座標P7の染料との混合物のP6染料のパーセント量
を示す。
【図3】図2に示したセグメントの構造化を示す概略図
である。この構造化は同時にこのセグメント内の任意の
位置を確定するために場合によって行なわれる繰り返し
法のスタートでもある。
【符号の説明】
a*   色空間の座標軸 b*   色空間の座標軸。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  与えられた色合いに従って染色および
    捺染の処方を計算する方法において、 (a)与えられた色合いをFTa* b* 色空間で定
    義し〔ここで、FTは色合い濃度値(深さ)であり、こ
    れは、色相の種類に関係なく、定義によりFTa* b
    * 色空間の1つの平面内に位置している等しい色濃度
    の位置を決定する値であり、そしてa* とb* はC
    IELab色座標系の数値である〕、 (b)各色合い濃度平面について該FTa* b* 色
    空間を色合せのために使用されるべき複数の染料のa*
     とb*の値によって複数の三角形区域に分割し、(c
    )各画定された色合い濃度平面内においては、与えられ
    たa* とb* の値は該色空間の適当な区域の複数の
    染料間の特定比に一致するものであり、そして(d)こ
    の適当な区域の複数の染料間の比を繰り返し法によって
    求めることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  与えられた色及び/又は与えられた模
    様をスキャナー又はビデオカメラを使用して電子的に、
    好ましくはデジタルに記録し、該色又は模様をモニター
    上に表示しそして、必要な場合には、形又は色に関して
    補正を行ない、そして次ぎにプリンターによって任意の
    基質にその色又は模様を印刷し、しかしてFTa* b
    * 色空間における色位置が確定され、保存されそして
    色合せが可能となる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  色合せのために使用されたすべての目
    盛りデータ、FTa* b* データを計算機に保存す
    る請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】  所望される該区域の複数の染料間の比
    がコンピュータ制御繰り返し法によって求められる請求
    項1乃至3のいずれに記載の方法。
  5. 【請求項5】  染料が、特に使用特性に関して、決定
    された基準に合致する区域の三角コーナーポイントとし
    て使用される請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】  捺染処方を作成するための請求項1乃
    至5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】  与えられた色合いに合わせるために使
    用される複数の染料が分散染料、酸性染料、金属錯塩染
    料、反応染料、バット染料、硫化染料、直接染料、ピグ
    メント染料、カチオン染料、天然染料、顕色染料、食品
    用染料からなる群から選択される請求項1乃至6のいず
    れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】  その染色及び捺染の処方があらゆる基
    質について使用される請求項1乃至7のいずれかに記載
    の方法。
  9. 【請求項9】  標準色による染色物又は捺染物を得る
    ために請求項1記載の方法を使用する方法。
  10. 【請求項10】  コンピュータ制御染色またはコンピ
    ュータ制御捺染に請求項1記載の方法を使用する方法。
  11. 【請求項11】  請求項1記載の方法により与えられ
    た色合いに従って染色または捺染の処方を計算する装置
    において、 (a)基準色合いをデジタル化するためのスキャナー又
    はビデオカメラ、 (b)該基準色合いをモニター上に表示しそして補正す
    るためのコンピュータデザイン(CAD)装置、(c)
    任意基質上に該基準色合いまたは該補正された色合いを
    表示するため及び各色合いまたは各補正された色合いの
    FTa* b* 色空間での座標を計算するためのカラ
    ープリンター、たとえば、インク−ジェットプリンター
    、 (d)使用されるべき染料のFTa* b* データを
    保存しかつ繰り返し法によって該処方を計算する計算機
    とを包含する装置。
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