JPH04219252A - インクジェットペン用感圧アキュムレータ - Google Patents
インクジェットペン用感圧アキュムレータInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
インク溜内の液圧を調整する機構に関する。
ジェットペンのインク溜から印字面へのインクの液滴の
供給を制御している。ドロップオンディマンド印字とし
て知られる印字法では、インク溜からのインクの液滴の
射出を行うための制御信号に反応する印字ヘッドを有す
るペンを用いている。
は一般に液滴の射出機構として熱気泡あるいは圧電圧力
波のいずれかが用いられる。熱気泡型印字ヘッドには、
熱せられて少量のインクを急激に蒸発させる薄膜抵抗が
用いられる。インク蒸気が急激に膨張することによって
印字ヘッドのオリフィスから少量のインクが押し出され
る。
のインクの体積を急激に圧縮し、それによってオリフィ
スから少量のインクの液滴を押し出す圧力波を発生させ
るための制御信号に反応する圧電素子が用いられる。
ッドはペンのインク溜からインクの液滴を射出する、あ
るいは「ポンピングする」には効果的であるが、印字ヘ
ッドが休止しているときに印字ヘッドからのインクの透
過を防止する機構を持たない。したがって、ドロップオ
ンディマンド技術では、印字ヘッドが休止しているとき
には常にペンからのインク漏れを防止するために、イン
ク溜の液体は印字ヘッドに多少背圧がかかるような方法
で貯蔵しなければならない。ここで用いる「背圧」とい
う用語は印字ヘッド内のインクの流れに抵抗するペンの
インク溜内の部分真空の増大を表すものとして正の意味
で考えられている。したがって、背圧は水柱の高さとい
った正の条件で測定される。
できる強さでなければならない。しかし、背圧は印字ヘ
ッドが背圧に抗してインクの液滴を射出することができ
ないほど強くてはならない。さらに、インクジェットペ
ンは背圧の変動を起こす環境変化があっても作動するよ
うに設計しなければならない。
はインクジェットペンを空輸する際に起こる。この場合
、飛行機が高度を上げ、減圧されるにつれて周囲の気圧
が低下する。周囲の気圧の低下に応じて、印字ヘッドか
らのインク漏れを防止するのに必要な背圧の量が増大す
る。したがって、周囲圧力の低下期間中はペンの背圧を
制御しなければならない。
動作効果(operational effects)
」と呼ぶべきものの影響を受ける。動作効果のうちの顕
著なものは印字ヘッドがインクの液滴を射出すべく起動
されるさいに起こる。その結果としてインク溜のインク
が減少し、インク溜の背圧を増大させる(より負性的に
する)。この背圧の増大を制御しないと印字ヘッドが増
大した背圧に打ち勝ってインクの液滴を射出することが
できなくなり、結局インクジェットペンが故障する。
ットのインク溜の背圧を制御するための従来の方法とし
ては、一般にアキュムレータと呼ばれる機構がある。ア
キュムレータの例としては、米国特許出願第07/28
9,876号の「METHOD AND APPARA
TUSFOR EXTENDING THE ENVI
RONMENTAL RANGE OF AN INK
JET PRINT CARTRIDGE」で説明さ
れている。
ェットペンのインク溜の容積と液体を連通した容積を規
定する弾性のブラダーまたはカップ状の機構を有する。 このアキュムレータはインク溜内の背圧のレベルの変化
に応じて最小容積位置と最大容積位置の間を移動するよ
うに設計されている。アキュムレータの移動によってイ
ンク溜の全容積が変わり、それによって、背圧レベルの
変化は、背圧がインク漏れの防止に適した動作範囲にと
どまり、かつ印字ヘッドがインクの液滴の射出を継続で
きるように制御される。
の圧力とペン内部の背圧との差が減少するとアキュムレ
ータが移動してインク溜の容積を増大させ、それによっ
て、背圧をインク漏れを防止する上記の範囲内にあるレ
ベルにまで増大させる。言い換えれば、アキュムレータ
の移動による容積の増大は周囲気圧と背圧の差が増大す
ることを防止する。周囲気圧が減少する際にインク溜が
一定の容積に限定される場合にはこの増大が起こる。
効果(たとえば、ペンの動作中のインクの減少)によっ
て背圧の増大が起こる場合には常にインク溜の容積が減
少するように移動する。アキュムレータの移動による容
積の減少は背圧を動作範囲内のあるレベルにまで減少さ
せ、それによって印字ヘッドがインクの射出を継続する
ことを可能にする。
インク溜の容積を増大させる位置に連続的に推進する内
部または外部弾性機構が備えられる。この弾性機構の効
果はアキュムレータがインク溜の容積を増大または減少
させる際にも、(インク漏れを防止するための)インク
溜内の十分な最低背圧を維持することである。
も二つの欠点がある。第一に、アキュムレータの作用容
積(すなわち、アキュムレータによってもたらされるイ
ンク溜容積の最大の減少または増大)はサイズ的に限定
されることである。詳細には、アキュムレータの作用容
積は、インクジェットペンに収容しうるブラダー、また
は同様の構造物の最大サイズによって制限される。した
がって、従来のペンの環境動作範囲、すなわちペンがイ
ンク漏れを起こすことなく耐えることのできる最大の周
囲圧力降下として数量化できる範囲は、アキュムレータ
の作用容積のサイズによって制限されていた。
する従来の方法としてはインクジェットペン内にキャッ
チベースンを設けるものがある。キャッチベースンは、
アキュムレータが最大容積位置に移動した後に周囲の圧
力が降下し続ける際にインク溜から押し出されるインク
を、オーバーフローオリフィスを介して受けるための容
積を提供する。周囲の圧力が降下し続けると結局、周囲
の圧力とインク溜内の背圧との差がなくなる。最後には
底レベルの正圧がインク溜内に発生する。この低レベル
の正圧がインクをオーバーフローオリフィスを介してキ
ャッチベースンに押し出す。オーバーフローオリフィス
とキャッチベースはインク溜内の正圧が、インクが休止
中の印字ヘッドから漏れ出るレベルに上昇するのを防止
するために設けられる。
センブリのスペースをとり、そのスペースはこれがなけ
ればインク溜のスペースとして使用できるため、キャッ
チベースンの使用は望ましくない。さらに、インクが印
字ヘッドではなくオーバースローオリフィスを経て押し
出されるようにペンを設計することは困難である。
の欠点はドローダウンとして知られる特徴に関する。ド
ローダウンとは、インク溜内にインクが印字ヘッドから
漏れないようにするための最小背圧を確立するためにイ
ンクの充填されたインクジェットペンから取り除かれる
べきインクの容積量である。この最小背圧は、通常、ペ
ンがインクで満たされた時、すなわち、インク溜内の空
気の体積が最小である時に確立される。最小背圧を確立
するには、取り除く「ドローダウン」インクをできるだ
け少なくすることが望ましい。これは、この目的でイン
クを取り除くことによって、印字に使用できるインク量
が減少するからである。成型可能なエラストマーによっ
て形成される従来のアキュムレータでは、一般にかなり
の量の空気がその壁を通して拡散しうる。したがって、
拡散によるアキュムレータが最大容積にまで膨張するこ
とがないように、従来のアキュムレータにはより大きな
ドローダウン量が必要とされた。アキュムレータが最大
容積に達するときインク溜の背圧が失われることは理解
できよう。
ンクジェットペン用の感圧アキュムレータに関し、イン
ク溜内の背圧に対する極端な環境変化や動作効果にも関
わらずペンが動作するのに十分なアキュムレータの作用
容積を提供することを目的とする。
スンまたは同様のオーバーフロー機構を不要にするのに
十分な大きさの作用容積を提供するように構成される。 したがって、この発明によるアキュムレータを用いれば
、印字に使用できるインク量は最大限になる。
溜の背圧とアキュムレータの移動との関係が、インク溜
内に最小背圧を確立するために取り除くべきドローダウ
ンインクの量が非常に小さくなるような関係となるよう
に構成されている。結果として、印字に使用できるイン
クの量はドローダウンによってわずかに減少するのみで
ある。
能な袋を取りつけたばねを含むものとして説明できる。 このばねと袋はインクジェットペンのインク溜の内部に
位置し、袋の内側はインク溜の外側の空気と流体を連通
するようになっている。ばねと袋は、袋がインク溜内の
流体圧力の変化とインク溜の外側の周囲圧力の変化の両
方に反応して膨張および収縮するように構成されている
。ばねは袋の膨張によってたわむ。たわんだばねによっ
て袋が収縮位置または最小容器位置に押圧される。
ク溜の背圧が周囲気圧の極端な変化に関わらず許容可能
な動作範囲内に維持されるような方法でインク溜の容積
に作用するように構成される。
参照して行う以下の詳細な説明から明らかになろう。
端な変化に関わらず、インクジェットペンのインク溜内
部の背圧を制御できる作用容積(すなわち、アキュムレ
ータによって提供されるインク溜の容積の最大の増加ま
たは減少)を有するべく構成されている。ここで、イン
クジェットペンに作用する最も大きな圧力の変化は通常
ペンが空輸されるときに起こる。かかる輸送中にペンは
飛行機の貨物室に置かれ、かかる貨物室は最高高度にお
いては海面における大気圧よりかなり低いレベルの圧力
がかかる。結果的に、このアキュムレータの作用容積は
ペンに働く周囲(すなわち、貨物室)の圧力の降下を補
償すべく確立される。
ける気圧より約26%低い。したがって、機内の気圧は
飛行機の離陸後約26%降下する。この発明のアキュム
レータは、ペンのインク溜の容積を、周囲の圧力の26
%の降下がそれに対応する降下をインク溜の背圧に対し
てもたらすことを防止するのに必要な量(すなわち、ア
キュムレータの作用容積)だけ増大させるように移動す
る。前述したように、アキュムレータによるインク溜の
容積の増大は背圧をペンの印字ヘッドからのインク漏れ
を防止するレベルに維持する。
ンク溜の容積の増大の大きさは、周囲圧力が減少すると
きにインク溜内にある空気の量に関係する。したがって
、ペン内に最大量の空気がある場合、すなわちペンがイ
ンク切れに近い時に、アキュムレータの提供すべきイン
ク溜容積の変化量が最大となる。つまり、アキュムレー
タの作用容積Vacは、インク切れに近いペンが上述し
たような極端な圧力の増大を受ける際のインク溜内の空
気の体積の増大より大きいかまたはそれに等しくなけれ
ばならない。これは式で表すと、Vac≦Vr×(Po
/P)−Vr [1]となり、ここで、Vr
は、アキュムレータがインク溜の容積からその最大容積
を変位することによって決定されるインク溜容積、Po
は、海面における初期周囲(貨物室)気圧、Pは、飛行
機の貨物室が離陸後加えられる最小圧力レベルである。
インクの量は、上記の式[1]では、容積Vrから引か
れない。その結果、式[1]で計算されるアキュムレー
タの作用容積Vacは実際に必要な容積より少し大きい
。したがって、アキュムレータの作用容積の大きさは、
アキュムレータの生産工程におけるばらつきや次に詳細
に述べるアキュムレータへの空気の拡散を補償するため
に、計算値より少し大きくすることが好ましい。
およびアキュムレータの作用容積Vacの関係は供給可
能なインクVdで表すことができる。供給可能なインク
Vd は、印字可能な状態のペンに蓄えられたインクの
量である。供給可能なインクの最大量は、ペンがインク
で満たされ、かつアキュムレータが最小容積位置にある
とき、あるいは、 Vd=Vr+Vac
[2]あるいは、 Vr=Vd−Vac
[3]であるときに得られる。
めると次のようになる。
[4]式[4]のかっこ内の量はペンに加わる周
囲圧力の降下P0−Pの結果としてインク溜内に起こる
相対的な気圧上昇の分数値である。したがって、上述し
たような周囲圧力の降下が約26%である極端な条件下
では、式[4]によればアキュムレータの作用容積はペ
ン内の供給可能なインク量の26%でなければならない
。たとえば、40ccの供給可能なインク量を有するペ
ンには、インク漏れを起こすことなく26%の周囲気圧
の降下に耐えるには、10.4ccの作用容積を有する
アキュムレータを必要とする。
空輸に関して論じられたが、インク溜内の空気は周囲圧
力の変化に加えて、温度変化によっても膨張および収縮
しうることに注目すべきである。たとえば、高温下のペ
ンにはそのインク溜内の空気の膨張が起こり、当該技術
の熟練者は圧力と温度の変位の間に定量的な相似を見い
出すことができるであろう。しかし、ペンの空輸に伴う
周囲圧力の減少はペンに加わる最も激しい周囲圧力の変
化であると信じられている。したがって、この発明のア
キュムレータはかかる変化を補償するように設計されて
いる。
って形成されたアキュムレータ20は、インクジェット
ペンのインク溜の背圧に対する激しい環境変化や動作効
果を効率的に補償するアキュムレータ作用容積Vacを
提供する。さらに詳細には、アキュムレータ20は、一
定量のインクを保持するように構成された剛性の側壁2
6、28、30、32を有するインク溜を含むインクジ
ェットペン22に組み込まれるように構成されている。 井戸34がインク溜24の底部、壁30の一方の側近く
に形成されている。熱気泡型印字ヘッド36が、インク
溜24からインクの液滴を射出するためにインク溜の底
部壁38に組み込まれている。 インク溜の壁と印字ヘッドの構成は、カリフォルニア州
パロアルト所在のヒューレット・パッカード・カンパニ
ーが「Deskjet」の商標で製造するインクジェッ
トプリンタのペン要素に設けられているものとほぼ同様
である。
26、28、30、32の頂部を封じるキャップ40に
取付けられている。アキュムレータ20はばね44に取
付けられた膨張可能な袋42を含む。袋42とばね44
は上向きに突出したボス48を有する取付具46に固着
されている。ボス48はキャップ40の頂部と一体に形
成された円筒状スリーブ47に密着されている。
中央ダクト50の下端90と流体を連通するように取付
具46に固着される。取付具46は、ダクト50がダク
トの上端51が周囲の空気と流体を連通するようにして
ペン22のキャップ40に取付けられる。
ンク溜24は封止可能なポート43を介してインクで満
たされる。わずかな背圧(以下最小背圧と称する)がペ
ンのインク溜内に確立される。最小背圧は印字ヘッドが
動作中の時印字ヘッド36からのインク漏れを防止する
のに必要な背圧の最小量である。
減少するためインク溜24内の気圧が減少する(したが
って、背圧が増大する)。印字中は袋42は背圧が増大
する結果膨張する。袋の膨張によってインク溜24の容
積が減少し、インク溜の背圧は印字ヘッド36がインク
溜24からのインクの射出を継続しうる範囲に維持され
る。その後周囲圧力が減少した場合(たとえば、ペンの
空輸中)、袋42がインク溜の背圧が周囲に対して印字
ヘッドからのインク漏れが起こるレベルに降下すること
のないようにインク溜の容積を増大すべく収縮する。
44と袋42はインク溜の背圧をインク漏れの防止に適
した動作範囲に維持し、かつ、印字ヘッド36がインク
の液滴の射出を継続することを可能にする背圧と袋の容
積の関係を定義するように構成され、配設される。さら
に、アキュムレータ20は袋42の最大容積、すなわち
、アキュムレータの作用容積Vacが、周囲の気圧の激
しい変動に関わらずインク溜の背圧を上記の動作範囲内
に維持するのに十分な大きさとなるように構成される。
レータ20の詳細を見ると、アキュムレータのばね44
の実施例は、厚さ約75ミクロン、降伏強度5,600
kg/cm2 以上のステンレススチール等の金属条片
を有する。ばね44は、平坦なシート(図7)から打抜
きまたはエッチングされ、図8に示す緩んだ構成、ある
いはたわみのない構成に形成される。ばね44の緩んだ
構成には、丸型の主開口部54が形成された平坦な基部
52が含まれる。ばね44は、基部52のそれぞれの端
部56、57で曲げられている。 一対の細長いスロット60が、ばね44のそれぞれの基
部端56、58に形成され、ばね44を基部端56、5
8で折り曲げ易くしている。
に形成されている。基部52の端部56、58のそれぞ
れから一本の脚62が下向きに伸長している。ある実施
例では、脚62の長さは約5.7cmである。ばね44
の脚62の長さは、脚62のそれぞれの端部68がイン
ク溜24の底部壁38に非常に近くなるような長さであ
る。
の曲率半径を有するように形成される。脚62はそれぞ
れ、内向きに他の脚62の凸面64と対向する凸面64
を有する。
と33(図6)の間隔にほぼ等しい幅を持つような大き
さになっている。ある実施例では、脚62の幅は約2.
5cmである。
ね44は基部52の領域では比較的幅が狭くなっている
。ばね44のこうした形状によって、アキュムレータ2
0を傾斜した前部側面66(図6)を有するキャップ4
0を含むインクジェットペン22の内部に取りつけるこ
とが可能になる。より詳細には、ばね44の脚62の幅
は、基部端56、58からそれぞれの脚62の基部端と
先端68の間のある位置に向かって細くなっている。ば
ねの幅は脚の先端68の方向に広くなる。一定幅の脚6
2を有するばね44もまた適用可能であると思われる。 しかし、ばね44の幅は、ばね44に取りつけられた袋
42がインク溜の側壁とキャップの構成による制約のも
とで可能な最大の幅を持つよう、インク溜24の幅全体
にほぼ合うように形成されることが望ましい。
1が形成される。基部52のそれぞれの角の近くに一つ
のアクセスホール71がある。さらに、ばねの脚62の
それぞれの基部端56、58の下方の近い位置に一対の
間隔を置いたアクセスホール72が形成されている。四
つの、他の間隔を置いたアクセスホール74が、それぞ
れのばねの脚62の先端68に形成されている。アクセ
スホール、71、72、74は次にさらに詳細に述べる
ように、袋42をばね44に取付ける手段を提供する。
された二枚の薄い可とう性のシート76、77(図7)
から形成することが好適である。一方のシート、すなわ
ち第1のシート76は、先端を封止した第1のシート7
6と第2のシート77の間の空間への空気の出入りを可
能にするための開口部80を有する。シート76、77
は、ばね44よりわずかに大きく(すなわち、幅となが
さにおいて)形成される。さらに、ばね44の細くなっ
た部分に近い、それぞれのシートの先端78の部分79
は、平滑な曲線に形成される。
先端78におけるように)熱溶着が可能で、かつ、空気
に対してほぼ非透過性である材料から形成することが好
適である。次にさらに詳細に説明するように、溶着可能
な袋の材料が好適である理由は、かかる材料は袋42を
形成し、袋42をばね44と取付具46に取付ける効率
的な方法を可能にすることである。
ンのインク溜24内の背圧が、開口部80を通って袋4
2に流入し、その後袋のシート76、77の壁を通って
インク溜24に拡散する空気によって減少しないように
するため袋の材料として好ましい。
76、77の実施例は、ポリエチレンの薄い外層に覆わ
れたエチレンビニルアルコール(EVOH)等の材料か
らなる薄い「バリア」膜を有する。EVOH膜は厚さ約
12μのものが好適である。ポリエチレン層の厚さは約
15μから50μである。EVOH膜は所望の低空気透
過性を提供する。しかし、袋42への空気の拡散を防止
するためのバリア膜はPVDC(SARAN)、ナイロ
ン、ポリエステル、あるいはこれらの組み合わせといっ
た様々な材料から形成しうるものと考えられる。
所望の熱溶着性を提供する。ポリエチレンを袋の外層と
して使用することは、一般にこの材料がインク溜24内
のインクに浸出しそれを汚染する恐れのある硬化促進剤
や可塑剤を含まない点からでも利点がある。
を形成する前に、シートの間に二つの要素が配置されて
いる。 以後「リリースパッチ」82と呼ぶ一方の要素は、袋の
シート76、77のポリエチレンの外層の融点よりかな
り高い融点を有するポリエステル等の材料からなる薄い
(厚さ約25μ)シートを有する。リリースパッチ82
は、一般に円形であり、袋42内の開口部80の下に位
置する。リリースパッチ82は、一つの面とにパッチ8
2を袋42の第2のシート77に固着するための接着剤
を有することが好適である。次に詳細に説明するように
リリースパッチ82は、袋42の取付具46への取付を
容易にする機構を提供する。
hyl VisQueen Film 社が「VISP
ORE」の商標で製造するもの等の厚さが最大約375
μである穴のあいたポリエチレン材料からなる、以後通
気条片84と呼ぶ幅の狭い条片である。通気条片84は
、次にさらに詳細に説明するように、袋42への空気の
出入りを容易にする機構を提供する。
付けられる。さらに詳細には、取付具46は袋のシート
76、77のポリエチレン外層よりも高い融点を有する
ポリエチレンから形成され、上向きに突出したボス48
を有するほぼ平坦な基板86を含む。ボス48はほぼ円
筒状であり、面取りされた上端部49を有する。ボス4
8はボスを完全に貫通して伸長する内部ダクト50を有
する。
成され、そこからばね44の基部52の主開口部54を
通って下向きに突出する二つの同心の環状取付リム88
を含む。ダクト50の下端90を取り囲む取付リム88
が、袋42を取付具46に固着するために用いられてい
る。この目的のため、第1の袋のシートの、袋の開口部
89を取り囲む部分は、ばね44の主開口部54に押し
通されて取付リム88を押圧する。加熱されたチャック
(図示せず)が取付リム88の真下で袋42の第2のシ
ート77に押し付けられる。チャックからの熱が、第2
のシート77からリリースパッチ82を経て取付リム8
8と第1のシート76の接合点に伝達される。 取付具の一部として袋より高い融点を有するポリエチレ
ンから形成された取付リム88は、リム88と第1のシ
ート76がともに流れて溶着部を形成するまで熱せられ
る。冷却後、リム88は第1の層76と接合して気密シ
ールを形成する。
42では、袋42への空気の出入りのための唯一の通路
は、取付具ボス内のダクト50を通るもののみである。
のシート76と取付リムの接合部に熱を伝達することに
加えて、加熱されたチャックが当てられる領域で、第2
および第2のシートを分離する。したがって、リリース
パッチ82は、二つの袋のシート76、77が取付リム
88において接合されることを防止する。
44の主開口部54の直径よりわずかに小さい直径を備
えていることが好適である。したがって、ばねの基部5
2は、一番外側のリム88にぴったり合うことによって
、ばねの開口部54を取付具46内のダクト50の下に
センタリングするための整合機構を提供する効果がある
。さらに、ばねの基部52には取付具の基板86内の下
向きに突出したピン(図示せず)を受けるアライメント
ホール89が形成されている。このアライメントホール
89とピンは、ばね44が取付具46に対して適正に位
置決めされることを確実にするための補助整合機構を提
供する。
容積の状態になるように、取付具46とばね44に固着
される。袋42の固着手段として好適なものには、ばね
44の基部52のアクセスホール71、72を介して袋
42を取付具に熱溶着し、袋42のそれぞれの先端92
をばねの脚62の対応する先端に固着する方法がある。
には、四つの下向きに伸長したポスト93があり、ポス
ト93はそれぞれがばねの基部52の角の位置合わせさ
れたアクセスホール71に合うように形成され、配設さ
れる。ポスト93はそれぞれがばねの基部52の角の位
置合わせされたアクセスホール71に合うように形成さ
れ、配設される。 ポスト93は、加熱したプラテン(図示せず)が袋のシ
ート76、77に押し付けられると、袋のシート76、
77を貫通する。プラテンはその後ポスト93の先端を
ひろげ、平坦にして袋のシート76、77を取付具の基
板86に取付けるためのリベットを効率的に形成する。 この作業は袋42がほぼ完全に収縮しているときに行わ
れる。取付具基板86の二つの向かい合う端部はそれぞ
れ、二つの間隔を置いたヒンジ95によって基板86に
取付けられる伸長部94が形成される。ヒンジ95は、
基板86よりも薄く(約250μ)それぞれの伸長部9
4がそれぞれの端部56、57の下方に近い位置に形成
された一対のアクセスホール72を覆うように、ばねの
基部52の対応する端部56、58で折り曲げられる。 伸長部94はそれぞれ、その下側に外向きに突出した一
対のポスト96を有する。ポスト96はそれぞれ、関連
するアクセスホール72に合うような大きさに成され、
配設されている。ポスト96がアクセスホール72を通
って伸長するとき、袋42のシート76、77はいずれ
もそれぞれの端部56、58のポスト96の対に押し付
けられる。ポスト96は、その後上述した方法で収縮す
る袋のシート76、77に熱でリベット付けされる。
、取付具の基板86に一対の突出部98が形成され、ば
ねのスロット60を通って下向きに伸長している。一つ
の突出部98が一つのスロット60を通って伸長する。 突出部98は、取付具の基板86がばね44の基部52
の上に適正に位置合わせされることを助ける。しかし、
突出したポスト93、96は、突出部98が無くても袋
42とばね44の適切なアライメントを提供すると考え
られる。
アクセスホール72の間に位置合わせされ、ばね44の
それぞれの屈曲した端部56、58を完全に回って伸長
する。したがって、通気条片84は、袋がアクセスホー
ル72でばねの基部52の端部56、58に固着されて
いる場合にも、袋への空気の出入りを容易にする。さら
に、通気条片84は袋42の内部にシート76、77を
付かせるはたらきをする凝結がある場合にも袋42が確
実に膨張する(すなわち、シート76、77が離れる)
ようにする。
68のまわりに巻きつけられて、端部56、58と脚の
端部68の間にある袋の各部分がそれぞれの脚62(図
1)の凸面64に対して強く引かれるようにする。袋4
2の端部92は、脚の端部のアクセスホール74を覆っ
て、アクセスホール74で熱が袋42に加えられた時、
袋42がホール74の中でそれ自身に溶着して袋の端部
92がばねの脚の端部68に固着されるようにする。
ャップ40内のスリーブ47に密着されて、取付具46
とキャップ40の間を空気が通らないようにする。キャ
ップ40は、その後、インク溜の側壁に密着される。こ
のときアキュムレータ20はインク溜24内に吊り下が
った状態である。インク溜24にその後前述したように
インクが充填される。
には、最小背圧が加わる。印字ヘッド36で計算すると
、最小背圧はたとえば2.5cm水柱でなければならな
い。したがって、最小背圧は充填され封止されたインク
溜からインクをいくらか取り除くことによって確立され
る。最小背圧を確立するために取り除かれた流体の容積
はドローダウン容積Vddと呼ばれる。
42は、ドローダウン容積Vddが取り除かれる時さほ
ど膨張しないことに注目すべきである。したがって、ド
ローダウン容積の除去による背圧は、ドローダウン容積
Vddが取り除かれる時急激に上昇する(図10のグラ
フの線0−Aを参照)。これは、アキュムレータの袋4
2は、ドローダウンの容積Vddに対応する空間を埋め
るほど(したがって背圧を低下させるほど)大きくは膨
張しないからである。この発明にしたがって形成された
アキュムレータを用いれば、背圧を上述した最小レベル
にするのに非常に少量のドローダウン容積(たとえば、
インク溜の容量の5%以下)しか要しないことが分かっ
ている。
の下端を確立する。最大背圧または背圧動作範囲の上の
レベルは、それ以上になると印字ヘッド36がインクの
液滴を射出するためのインクの「ポンピング」を行えな
いというレベル(たとえば、11.5cm水柱)である
。図10はインク溜の背圧Pの変化(縦軸)とインク溜
の流体容積Vの変化(横軸)の関係を示すグラフである
。図10のグラフの原点0は背圧のない、インクの満た
されたインク溜の容積を表す。また、図10には、グラ
フに示す最小および最大背圧レベルの間の動作範囲内に
あるインク溜内の背圧を維持するのに使用することので
きるアキュムレータ作用容積Vacを示す。
らインクの液滴を射出すると、その結果起こるインク溜
内のインクの体積の減少によって背圧が増大する。この
背圧の増大を制御しないと、インク溜24の背圧は急激
に上昇し、(図10の点線)、最大背圧を越え、印字ヘ
ッド36は動作不能となる。しかし、この発明によるア
キュムレータ20によれば、最小レベルを越えた背圧の
増大によって袋42が膨張する。さらに詳細には、背圧
が上昇するに連れて、相対的に圧力の高い周囲の空気が
取付具46内のダクト50を介して袋42の開口部80
に導入される。袋42が膨張するに連れて、袋の第1の
シート76がばねの脚62を押し、それによって脚62
がたわんで緩んだ、湾曲した状態(図1)から逆に屈曲
した状態(図2)になる。
らきを持つばねの脚62の弾性は、インク溜24内の背
圧の増大(最小値以上)によって起こる袋42の膨張に
よって克服される。袋42の膨張によるインク溜内の容
積の減少によって、背圧は上述した最大背圧以下に抑え
られる。
れるにつれて袋42は最大容積状態にまで膨張する。こ
の膨張の間、袋42は背圧を最大背圧レベル以下に維持
する。この実施例の袋42が最大容積状態にまで膨張し
たとき、ペンのインクの約30%が印字されている。そ
れ以上印字を行うとさらに背圧が増大し、この増大は周
囲の空気をインク溜に導入することによって救済される
。この目的のため、ペン22にはインク溜24の底部壁
38に形成された気泡発生器102が含まれる。気泡発
生器102は、インク溜の底部壁38の凹部106 か
ら伸長する小さなオリフィス104で構成することがで
きる。
たとえば直径約200μの大きさとすることができる。 これは、背圧が最大背圧レベル(図10)を越えて上昇
し始める場合にのみ、いかなる気泡もオリフィス104
の空気とインクの界面を通過してインク溜の空気のスペ
ースに入ることができるようにするためである。気泡発
生器102からの気泡がインク溜24内に入ると背圧は
最大レベルの少し下のレベルにまで降下し、印字ヘッド
36はインクの液滴を射出し続けることができる。
変化はインク切れに近いペンが、ペンを空輸する際に起
こるような重大な周囲気圧の低下にみまわれた場合に起
こる。このような場合には、周囲の気圧が降下し始める
と、袋42内の圧力もまた降下する。圧力が降下すると
、周囲気圧の降下前には最大容積(図2および図10の
B点参照)にまで膨張する袋42は、インク溜の容積を
減少させるためにつぶれて、背圧が印字ヘッド36から
のインク漏れが起こりうるほど低いレベルにまで降下す
ることを防止する。さらに、袋42がつぶれる際にたわ
んでいない状態に戻ろうとするばねの脚62の弾性回復
によって、袋は確実にその最小容積状態(図1)に収縮
し、アキュムレータの作用容積Vacの総量がインク溜
の容積を増大するのに用いられる。
キュムレータ20は、約30%までの周囲気圧の変化を
補償する(たとえば、上述したように最大から最小容積
レベルにまで収縮することによって)に十分な大きさの
作用容積を提供することがわかった。前述したように、
ペンの受けるもっとも激しい周囲気圧の変化は約26%
の範囲内である。したがって、30%以下の周囲気圧の
低下に対しては、この発明のアキュムレータ20は、背
圧を最小背圧レベル以上に維持する十分な作用容積を提
供する。したがって、従来のアキュムレータと異なり、
このアキュムレータ20は、上述したオーバーフローオ
リフィスやキャッチベースンといったオーバーフロー機
構による補助を必要としない。さらに、キャッチベース
ンに必要なペンの容積をペンの容量を増大させるために
用いることができる。
にみまわれる場合には、アキュムレータ20の袋42は
上述したものよりも大きな作用容積を提供するように構
成することができると考えられる。たとえば、アキュム
レータの袋142の別の実施例は図11の断面図に示す
ように襞を付けても良い。襞の付いた袋142はかなり
の量のアキュムレータ作用容積を提供する。この理由は
、それが襞の付いていない袋42よりもかなり大きな最
大容量にまで膨張し、かつばねの脚62の凸面64に対
して、襞の付いていない袋42とほぼ等しい最小容量に
まで、収縮可能であるからである。
の内側の折り返し端110の間に膜材料の薄いウェブ1
08を取付けると好適である。ウェブ108は袋142
の長さ方向にそって小さな間隔を置いて配置され、襞が
インク溜内の配圧の影響で裏返らないようにする働きを
持つ。この結果、ウェブ108は襞の付いた袋がインク
溜内の背圧が減少するに連れて平坦な最小容積位置に戻
ることを確実にする。
術としては、前述の袋42より比較的長く、また前述し
たようにばねの脚の端部68に取り付けられた後、袋の
、ばねの脚62の凸面64にかぶさった部分の上に折り
返される袋を使用する方法がある。その後、この長い袋
の最も外側の端部を取付具の伸長部94内のポスト96
に熱溶着する。この実施例では、通気条片84を袋の中
に追加して、アクセスホール74の間でばねの端部68
に巻きつけて、袋の長さ全体にわたって空気が流れるよ
うにする。以上、この発明の原理を実施例と変更例を参
照しつつ、説明し、図示してきたが、この発明の構成や
細部はかかる原理から離れることなくさらに変更しうる
ことは明白である。たとえば、その凸面に袋を配置した
単一の脚を有するばねを用いれば、十分なアキュムレー
タ作用容積を提供することができよう。さらに、効果的
なアキュムレータとして、上述したような横軸のかわり
に長軸にそって湾曲したばねを有するアキュムレータも
考えられる。さらには、ばねの弾性に作用し、袋が膨張
する際の背圧を変更し、ばねを延ばすホールやスロット
を有するばねを構成することもできる。また、袋を収縮
させ、ドローダウン容量を最小限にするばねの機能を、
二つの層を有し、ばねがたわんでいない状態のとき袋が
それらの層の間で収縮しているばねの構成によって達成
することもできよう。さらにまた、袋を二つの袋の層の
うちの一つがばねの弾性特性を有するように構成し、そ
れによって別個のばね要素を不要にすることも可能であ
る。
ームの範囲と精神に該当するかかるすべての変更態様お
よびそれに相当するものを含むものと解すべきである。
トペン用の感圧アキュムレータに関し、インク溜内の背
圧に対する極端な環境変化や動作効果にも関わらずペン
が動作するのに十分なアキュムレータの作用容積を提供
する。
スンまたは同様のオーバーフロー機構を不要にするのに
十分な大きさの作用容積を提供するように構成される。 したがって、この発明によるアキュムレータを用いれば
、印字に使用できるインク量は最大限になる。
溜の背圧とアキュムレータの移動との関係が、インク溜
内に最小背圧を確立するために取り除くべきドローダウ
ンインクの量が非常に小さくなるような関係となるよう
に構成されている。結果として、印字に使用できるイン
クの量はドローダウンによってわずかに減少するのみで
ある。
に基づくアキュムレータを含む、インクジェットペンの
前方断面図である。
に基づくアキュムレータを含む、インクジェットペンの
前方断面図である。
キュムレータの上部部分の拡大断面図である。
キュムレータの部分を示す拡大断面図である。
わせた、アキュムレータの部分の拡大断面図である。
ペンの側方断面図である。
。
のばね部品の見取図である。
。
の関係を示すグラフである。
の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 膨張及び収縮可能な袋と、上記袋の膨
張が流体容積を減少するように流体容積内に上記袋を取
り付けるための取付手段と、を含み、上記袋が流体容積
外部の流体と連通する流体内に配列されることから成る
ことを特徴とする、アキュムレータ装置。
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