JPH04219613A - 回転ヘッド型磁気記録再生装置 - Google Patents

回転ヘッド型磁気記録再生装置

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JPH04219613A
JPH04219613A JP40374690A JP40374690A JPH04219613A JP H04219613 A JPH04219613 A JP H04219613A JP 40374690 A JP40374690 A JP 40374690A JP 40374690 A JP40374690 A JP 40374690A JP H04219613 A JPH04219613 A JP H04219613A
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audio
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Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転ヘッド型磁気記録再
生装置に関し、特に、高品位テレビ信号、現行のテレビ
信号、およびこれらに付随または関連する音声信号とを
同一記録媒体上に記録または再生するシステムに関する
【0002】
【従来の技術】近年、次世代のテレビジョン方式として
、水平走査線数を従来の2倍以上に増やした高品位テレ
ビが注目されている。日本国内では、日本放送協会が中
心となって開発された、走査線数1125本を有するハ
イビジョン方式に基づき実験放送が行なわれている。 ハイビジョンの本格的な普及のためには、ハイビジョン
を受信するための受信機のみならず、放送を録画するた
めの家庭用VTRが必須となる。ハイビジョン放送では
その高品位な画質に合わせて、音質の優れたディジタル
音声が伝送される。したがって、ハイビジョンに代表さ
れる次世代のテレビに対応した家庭用高品位VTRでは
、音声はディジタル記録が可能であることが要求される
【0003】さらに、消費者側のニーズとして、家庭用
高品位VTRが市場に導入されたとき、これが従来の家
庭用VTR、とりわけ現在普及率の最も高いVHS方式
VTRと互換性を有することが望まれる。ここで言う互
換性とは、仮に、あるフォーマットに従って設計された
高品位VTRが市場に出回ったとして、このVTRがV
HS方式による記録済テープを何らかの形で再生するこ
とができる、ということである。
【0004】従来、家庭用VTRにおいてディジタル音
声信号、いわゆるPCM音声信号を記録する方法として
は、8mmビデオで採用されているような、シリンダに
対するテープの巻きつけ角を180゜以上として、PC
M音声信号をテープのオーバーラップ領域に記録するオ
ーバーラップPCM方式が知られている。しかしながら
、この方式を他の家庭用VTR、例えばVHS方式のV
TRに適用した場合、テープ巻きつけ角の変更によって
、テープ上の記録パターンが異なってしまい従来方式と
の互換性がなくなるという問題が生じる。
【0005】上記の問題を解決する手段としては、特開
昭63−171402号公報に記載のように、PCM音
声信号を、映像信号よりも低い周波数のキャリアによっ
て変調し、上記変調後の音声信号を映像信号用のヘッド
とは別のしかもアジマス角の異なる音声専用ヘッドを用
いて、テープの厚み方向に対して映像信号の下方に記録
する方法が知られている。このような、いわゆる深層記
録方式によれば、従来の映像信号の記録パターンを変更
することなくPCM音声を記録することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記深層
記録方式では、音声信号の記録再生に専用のヘッドが必
要となるという問題が生じる。上記したような家庭用高
品位VTRにおいては、例えばVHS方式VTRとの互
換性を保とうとした場合、シリンダ上に取り付けるべき
ヘッドが、高品位テレビ信号の記録再生のための映像用
ヘッド及び音声用ヘッド、現行のテレビ信号の記録再生
のための映像用ヘッド及び音声用ヘッドと非常に多くな
る結果、コストアップの要因となり、特に大きな問題と
なる。さらに、シリンダ上のヘッド数が増えると、ヘッ
ドのテープたたきによるインパクトエラーが増加し再生
画面上のひずみとなって現われ、特に高画質が要求され
る高品位テレビ信号の記録再生では画質を著しく劣化さ
せるという問題が生じる。
【0007】従来技術のかかる問題点に鑑み、本発明は
家庭用もしくはセミ業務用の高品位VTRにおいて、デ
ィジタル音声の記録再生の実現、並びに従来の家庭用V
TRとの互換性を確保するために増加を余儀なくされて
いたシリンダ上のヘッド数を削減するための技術手段を
示し、もってコストアップを極力抑え、さらにヘッド数
の増加に伴う上記画質劣化を低減させたVTRを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、高品位テレビ信号を記録するためのヘッドと、現行
のテレビの音声信号を深層記録方式によりディジタル記
録するためのヘッドとの双方のアジマス角およびトラッ
ク幅を同一として、これら二種類のヘッドを兼用化する
。一方、高品位テレビ信号に付随または関連する音声信
号は、高品位テレビ信号と周波数多重したのち、上記テ
レビ信号と共に高品位テレビ信号記録用ヘッドにより記
録するようになしたものである。
【0009】さらに、高品位テレビ用音声のためのアフ
レコ機能を実現するために、上記高品位テレビ信号に周
波数多重して記録する音声信号とは別に、映像信号を時
間軸圧縮することにより、ヘッド回転数で180゜以内
のトラック領域、もしくはその延長上に音声記録用の専
用領域を設け、上記専用領域に高品位テレビ信号記録用
ヘッドと同一のヘッドで音声信号をディジタル記録する
ようになしたものである。
【0010】
【作用】上記手段によれば、ディジタル音声信号を深層
記録するためのヘッドと、高品位テレビ信号用のヘッド
とを兼用することができ、例えば、VHS方式VTRと
の互換性を確保し、かつ、高品位テレビ信号も記録再生
することのできるデュアルモードのVTRを、最少4ヘ
ッドのシンプルな構成により実現することができる。
【0011】また、このとき、上記手段によってシリン
ダ上のヘッド数を削減することができるので、ヘッド数
の増加に伴う、いわゆるテープたたきによって誘起され
るインパクト性のジッタのよる画質の劣化も低減するこ
とが可能となる。
【0012】さらに、上記手段によれば、ディジタル音
声専用の記録領域を設けることができ、ディジタル音声
のアフレコ機能にも対応することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0014】図1は、本発明の一実施例を示す図であっ
て、次世代の高品位テレビ信号の一例としてハイビジョ
ン信号、また、現行のテレビ信号の一例としてNTSC
信号のそれぞれの映像信号および音声信号を記録するこ
とのできるVTRの記録システムの構成を示している。
【0015】図1において、1、2、3、4はハイビジ
ョン信号の入力端子であって、それぞれ輝度信号Y,色
信号Pb,Pr,および同期信号Sの入力端子を示して
いる。5はハイビジョン映像信号処理回路、6、7は音
声信号左チャンネルL,右チャンネルRのそれぞれの入
力端子、8はPCM音声信号処理回路、9は加算回路、
10は切り換えスイッチ、11は記録アンプ、15、1
6はハイビジョン信号およびPCM音声信号を記録また
は再生するための磁気ヘッド、12はNTSC信号の入
力端子、13はNTSC信号の処理回路、14は記録ア
ンプ、17、18はNTSC信号を記録または再生する
ための磁気ヘッド、19は磁気テープ、20、21は副
音声信号左チャンネルL’、右チャンネルR’のそれぞ
れの入力端子、22はHi−Fi音声信号処理回路、2
3はバイアス発振回路、24は加算回路である。
【0016】また、図2は回転シリンダ上の磁気ヘッド
の配置を示す図である。
【0017】図2で、30は回転シリンダであり、その
他の部品は、図1に示された部品と同一の部品を示して
いる。ここで、磁気ヘッド15、16のアジマス角はそ
れぞれ+30゜、−30゜となっており、一方、磁気ヘ
ッド17、18のアジマス角はそれぞれ+6゜、−6゜
となっている。また、上記4つのヘッドは図2に示され
るように、シリンダ回転角に対してそれぞれ90゜の角
度をなす位置に配置されている。
【0018】図1において、まずハイビジョン信号を記
録する場合につき説明する。入力端子1、2、3、4よ
りそれぞれ入力された輝度信号Y,色信号Pb,Pr,
および同期信号Sは、ハイビジョン映像信号処理回路5
に送られる。図3にハイビジョン映像信号処理回路5の
一構成例を示す。図3において、51、52、53はそ
れぞれ輝度信号Y,色信号Pb,PrをA/D変換する
ためのA/D変換器、54は上記二つの色信号を線順次
色信号に変換するための線順次化回路、55は同期信号
Sを時間軸の基準として各タイミング信号を生成するタ
イミング信号生成回路、56は所定の容量を有し、線順
次色信号と輝度信号とを時間軸圧縮多重処理(Time
  Compressed  Integration
−TCI処理)するためのメモリ、57は上記時間軸圧
縮多重処理後の映像信号(TCI信号と称す)をFM変
調するためのFM変調回路である。図4にTCI信号の
一形態を示す。TCI信号は、図4に示されるように負
極同期信号、再生時の時間軸誤差を検出するためのバー
スト信号、線順次色信号及び輝度信号が時間軸上に多重
された映像信号であり、ハイビジョン信号などの高品位
テレビ信号の伝送や記録に多く用いられている信号形態
である。上記の構成および機能を有するハイビジョン映
像信号処理回路5にて処理された映像信号は、加算回路
9に入力される。
【0019】一方、ハイビジョン映像信号に付随する音
声信号は、例えば、ステレオ2チャンネルの場合には、
左チャンネル入力端子6、右チャンネル入力端子7のそ
れぞれから入力され、PCM音声信号処理回路8に送ら
れる。図5にPCM音声信号処理回路の一構成例を示す
。図5において、81、82はそれぞれ左チャンネル入
力端子、右チャンネル入力端子より入力された音声信号
をA/D変換するためのA/D変換器、83は入力され
たディジタル信号に対してエラー訂正符号を付加するな
どの処理を行なうディジタル信号処理回路、84は上記
処理後の信号をテープ上に記録しやすい信号に変換する
ための4相位相変調回路(QPSK変調回路である。 上記構成および機能を有するPCM音声処理回路にて処
理された音声信号は、加算回路9に入力される。
【0020】加算回路9では、アナログ加算回路によっ
て上記FM変調後のハイビジョン信号および4相位相変
調後のPCM音声信号が周波数多重される。図6は多重
後の映像信号および音声信号の周波数軸上の配置を示す
図である。映像信号は上記したようにFM変調されてお
り、その周波数アロケーションは、例えば、同期先端が
20MHz,白ピークが28MHzと定められている。 一方、変調後のPCM音声信号のキャリア周波数は2.
5MHz、また占有帯域幅は±1.3MHzである。こ
のような周波数配置とすることで、映像及び音声間での
妨害を実用上問題のないレベルまで低くすることにより
、映像信号及びPCM音声信号を同一のヘッドで記録す
ることができる。次にこの加算信号は、切り換えスイッ
チ10を経て記録アンプ11に送られる。記録アンプ1
1では入力された信号を記録に適したレベルまで増幅し
、記録信号を磁気ヘッド15及び16に供給する。
【0021】磁気ヘッド15及び16は、先に述べたよ
うにアジマス角がそれぞれ+30゜、−30゜となって
いる。このとき、シリンダ20が比較的小径の場合、す
なわち、例えば、直径がVHS方式のVTRと同じ62
mmである場合、上記のような周波数の高い信号を通常
の回転数(1800r/min)で記録すると、テープ
とヘッドの相対速度が5.8m/secと遅いために白
ピークに対応する最短記録波長が0.2μmと非常に短
くなる結果、十分なSN比を得ることが困難となる。こ
のために、本実施例ではシリンダの回転数を上記した通
常回転数の4倍(7200r/min)とし、テープヘ
ッド間の相対速度を23.4m/secと高速化するこ
とで記録波長の短波長化を防ぎ、SN劣化を防止してい
る。本実施例のVTRでは、映像信号の白ピークに対応
する波長は約0.83μmとなり、高いSN比が要求さ
れるハイビジョン信号の記録再生を行なうのに十分実用
的な値となる。
【0022】図7はハイビジョン信号記録時のテープ上
のトラックパターンを示す図である。シリンダの4倍回
転に伴って、映像信号の1フィールドは水平走査線を単
位として4つの部分(セグメントと称する)に分割され
、各セグメントがそれぞれ対応する1本ずつのトラック
に記録される。その結果、1フィールドが合計4本のト
ラックに分散されて記録される。このような記録方式は
セグメント記録方式と呼ばれており、例えば、特開昭6
1−029283にその詳細な技術内容が開示されてい
る。図7で第1フィールドは1、2、3、4で示された
4本のトラックに分散記録されており、第2フィールド
は1’、2’、3’、4’で示された4本のトラックに
分散記録されている。また、図中の+、−はそのトラッ
クに対応したヘッドアジマス角の正、負を示している。 セグメント記録方式では連続した1つのフィールド内の
映像信号が複数のトラックに分散記録されるため、トラ
ック間で生じるヘッド切換えに伴って、再生される1フ
ィールドの映像信号に時間的不連続が生じるという問題
がある。この問題に対しては、上記公開公報に詳しく述
べられているように、各トラックの入側と出側、即ち、
各セグメントのつなぎ目に1ないし2H程度のブラキン
グ期間(映像信号の記録されていない期間)を設け、こ
のブランキング期間中にヘッド切換えを行なうようにす
ることによって、記録再生過程では映像信号の欠落また
は時間的な不連続を一切生じないようにすることができ
る。
【0023】以上述べたように、本実施例では、ハイビ
ジョン信号を記録または再生する場合(ハイビジョンモ
ード)には磁気ヘッド15および16の2つのヘッドの
みを用いることで映像信号並びにPCM音声信号の両方
を記録することができる構成となっている。
【0024】次に、本実施例において、現行のテレビ信
号、例えばNTSC信号を記録または再生する場合につ
き、再び図1を用いて説明する。VTRに記録されるべ
きNTSC信号は、NTSC信号入力端子12より入力
され、NTSC映像信号処理回路13に送られる。NT
SC信号処理回路13では、入力されたNTSC信号に
含まれる輝度信号および色信号が分離され、輝度信号は
FM変調、色信号は低域側に周波数変換処理される。図
8はS−VHS方式における各信号の周波数配置を示し
た図であり、(a)はFM変調後の輝度信号、及び周波
数変換された色信号のスペクトルを模式的に示している
。この後、FM変調された輝度信号および周波数変換さ
れた色信号は、記録アンプ14に送られる。記録アンプ
14では記録に適する所定のレベルまで信号が増幅され
、この信号がNTSC映像信号記録再生用ヘッド17、
18に送られて磁気テープ19に記録される。ヘッド1
7、18はアジマス角がそれぞれ+6゜、−6゜であり
、上記したハイビジョン用のヘッド15、16のアジマ
ス角±30゜とは異なっている。
【0025】次に、NTSC信号に付随または関連する
音声信号は、S−VHS規格のPCM音声記録方式、お
よびFM音声記録方式いわゆるHi−Fi音声記録方式
に基づき以下のように記録される。即ち、アナログ音声
入力端子6、7より入力された左右2チャンネルの主音
声信号LおよびRは、まず、PCM音声信号処理回路8
に入力される。図5に示した通り、PCM音声処理回路
ではハイビジョン信号に付随する音声信号の処理の場合
と全く同様に、入力された2チャンネルの主音声信号を
A/D変換器にてディジタル信号に変換し、これにエラ
ー訂正用の符号を付加し、その後QPSK変調(4相位
相変調)する。こうして得られたQPSK信号は加算回
路24に送られる。一方、アナログ音声入力端子20、
21より入力された左右2チャンネルの副音声信号L’
およびR’は、Hi−Fi音声信号処理回路22に入力
される。Hi−Fi音声信号処理回路では入力された2
チャンネルの副音声信号を、それぞれ1.3MHz、1
.7MHzをキャリア中心周波数としてFM変調する。 こうして得られたFM音声信号は、加算回路24に送ら
れる。加算回路24には、さらにバイアス発振回路23
にて生成される11MHzのバイアス信号が入力される
。このバイアス信号は、上記PCM音声信号およびHi
−Fi音声信号の両方の信号をバイアス記録方式にて記
録するためのものであり、記録過程におけるPCM音声
信号とHi−Fi音声信号の間の干渉を抑圧し、SN比
の良好な再生信号を得るために効果がある。この結果、
加算回路24にはPCM音声信号、FM音声信号、バイ
アス信号の3つの信号が入力され、これら3つの信号が
周波数多重される。図8の(b)は上記周波数多重後の
各信号の周波数配置を示している。加算回路24より出
力された信号は、10の切り換えスイッチを経由して記
録アンプ11に送られる。記録アンプ11では入力され
た信号が記録に適する所定のレベルまで増幅され、磁気
ヘッド15、16によって磁気テープ19に記録される
【0026】図9は、S−VHS方式における磁気テー
プ上のトラックパターンを示している。図中、実線で描
かれた斜めの長方形の部分が映像信号の記録されている
トラックであり、点線で描かれている部分が音声信号の
記録されているトラックである。SPモードにおいては
映像トラックのトラック幅は58μmであり、音声トラ
ックのトラック幅は28μm程度に選ばれることが多い
。このとき、映像信号用ヘッド17、18のアジマス角
は±6゜、音声信号用ヘッド15、16のアジマス角は
±30゜であり、また、音声用ヘッドは、映像用ヘッド
に対して1トラック分だけ先行して信号を記録するよう
に配置されている。図10は、この深層記録方式におけ
る磁性層の磁化状態を模式的に示した図である。図10
に示されるように、PCM音声信号およびHi−Fi音
声信号は磁気テープの磁性層の厚み方向に対して深層側
に、また映像信号は表層側に記録されているのがわかる
【0027】図11は、本実施例のVTRにおける再生
システムの構成を示した図である。
【0028】図11において、部品の番号が図1に記載
の部品番号と一致しているものは、同一の部品を示して
いる。
【0029】今、このVTRに、ハイビジョン信号が記
録されているテープあるいはカセットが挿入されたもの
とする。このときは、テープ上に記録された信号のスペ
クトルの検出、カセットハーフの形状識別、もしくはカ
セットハーフに設けられた識別孔の検出、等の手段によ
って、VTRに挿入されたテープあるいはカセットの識
別がおこなわれ、再生システムがハイビジョン再生モー
ドに設定される。上記再生モードの検出を行なうのが再
生モード検出手段100である。ハイビジョン再生モー
ドでは、シリンダの回転数が4倍回転,すなわち720
0r/minに設定され、磁気ヘッド15、16を用い
て再生が行なわれる。磁気ヘッド15、16によって磁
気テープ19から再生されたハイビジョン信号は、再生
プリアンプ110によって所定のレベルまで増幅され切
り換えスイッチ111に送られる。切り換えスイッチ1
11は、再生モード検出手段100における検出結果に
応じて切り換えられ、ハイビジョンモードではスイッチ
が上方に切り換えられている。切り換えスイッチ111
を経た再生信号は分離回路112に送られ、高域側に記
録されているハイビジョン信号と低域側に記録されてい
るPCM音声信号とに分離される。このうち、ハイビジ
ョン信号はハイビジョン映像信号再生処理回路114に
送られ、一方、PCM音声信号はPCM音声信号再生処
理回路115に送られる。上記2つの信号処理回路では
、入力された信号に対してそれぞれ所定の処理が施され
、ハイビジョン映像信号再生処理回路114の出力端子
117からは輝度信号Y、同じく端子118、119か
らは色信号Pb、Pr、端子120からは同期信号Sが
出力される。また、PCM音声信号再生処理回路115
の出力端子121、122からは、左チャンネル音声信
号L、右チャンネル音声信号Rがそれぞれ出力される。
【0030】次に、このVTRに、S−VHS方式に準
拠してNTSC信号の記録されたテープ(カセット)が
挿入された場合の動作について説明する。この場合には
、まず、再生モード検出手段100により、テープ上に
記録されている信号の種類が識別され、NTSC信号で
あることが検出される。シリンダの回転数は通常の18
00r/minに設定され、テープ19より、磁気ヘッ
ド15、16が、テープの深層に記録されたPCM音声
信号およびHi−Fi音声信号を再生し、この信号を再
生プリアンプ110に送る。再生プリアンプ110では
入力された信号を所定のレベルまで増幅し、切り換えス
イッチ111に送る。S−VHSモードでは、切り換え
スイッチ111は下方になっており、再生された信号は
分離回路113に送られる。分離回路113では、再生
された信号からPCM音声信号とHi−Fi音声信号を
分離し、それぞれPCM音声信号再生処理回路115、
Hi−Fi音声信号処理回路116に送られる。これら
2つの処理回路では入力された信号に対して、それぞれ
所定の処理が施され、PCM音声信号再生処理回路11
5からは主音声信号LおよびRが、主音声信号出力端子
121、122より出力される。また、Hi−Fi音声
信号再生処理回路116からは副音声信号L’およびR
’が、副音声信号出力端子123、124より出力され
る。一方、NTSC映像信号は磁気ヘッド17、18に
よって再生され、再生プリアンプ130で所定のレベル
まで増幅された後、NTSC映像信号再生処理回路13
1で所定の処理をされて映像信号出力端子132に出力
される。
【0031】以上のように、本実施例のVTRでは記録
時、再生時ともに、VTRに入力された映像信号の種類
、または磁気テープに記録されている映像信号の種類に
従ってVTRの動作モードが定まり、ハイビジョン信号
、現行のテレビ信号のいずれに対しても、映像信号およ
び音声信号の記録再生が可能となる。
【0032】図12は、本発明の他の実施例における記
録システムの構成を示す図である。図12において、部
品番号が図1における番号と一致しているものは同一の
機能を有する部品である。図12では、ハイビジョン映
像信号処理回路5より出力されたTCI信号は、さらに
時間軸圧縮回路101に入力され、ここで所定の圧縮率
に従って時間軸圧縮処理が行われる。一方、PCM音声
信号処理回路8より出力されたPCM音声信号も、一旦
時間軸圧縮回路102に入力され、ここで時間軸圧縮処
理される。これら2つの時間軸圧縮回路101、102
より出力された信号は2入力の切り替えスイッチ103
に入力され時間軸多重される。
【0033】図13は上記の時間軸圧縮および時間軸多
重処理を模式的に示した波形図である。図13の(a)
で、1トラック分映像信号と示された部分は1トラック
内に記録されるべきTCI信号の時間的な長さを示して
おり、シリンダの回転角では180゜に相当する。上記
TCI信号は時間軸圧縮回路101では、図13の(b
)に示されるように5/6の圧縮率で時間軸圧縮される
。したがって、上記圧縮後のTCI信号の長さはシリン
ダ回転角では150゜に相当する長さとなる。一方、上
記のようにTCI信号の時間軸を圧縮した結果、1トラ
ックのうちシリンダ回転角にして30゜の部分に空きが
生じる。時間軸圧縮回路102より出力されたPCM音
声信号はこの30゜の部分に記録できるように圧縮され
る。すなわち、PCM音声信号の圧縮率は1/6となる
。なお、このときPCM音声信号の変調方式は、図5に
示されるような4相位相変調方式に限らず、圧縮後のデ
ータ伝送レート、テープ上に記録される信号の周波数や
波長などを考慮して最も適するディジタル変調方式が選
択される。図13の(c)は、時間軸圧縮後のTCI信
号およびPCM音声信号を時間軸多重した後の記録信号
を示したものである。図12において、この時間軸多重
信号は切り替えスイッチ103より出力され、切り替え
スイッチ10を経由して記録アンプ11に送られる。図
12の他の部品は図1におけるのとまったく同様の動作
をする。
【0034】図14は、上記説明による実施例における
、ハイビジョン信号およびこれに付随または関連する音
声信号のテープ上の記録パターンを示す図である。図1
4において、各トラックは2つの部分に分割されており
、ヘッド入側が映像信号の記録エリア、一方、ヘッド出
側の斜線で示された部分は音声信号が記録されるエリア
となっている。トラック内に示された数字は1フィール
ド内のセグメント番号を示しており、1、2、3、4は
第1フィールド内の各セグメントを、1’、2’、3’
、4’は第2フィールド内の各セグメントを示している
。また、トラック内に記された(+)、(−)はそのト
ラックニ対応するヘッドのアジマス角を示している。図
14に示されるようなエリア分割方式で映像信号および
音声信号を記録すれば、記録済のテープに後から音声信
号のみを記録する、いわゆるアフレコ機能に対応するこ
とができる。
【0035】図15は、上記アフレコ機能を実現する他
の実施例を示す図であって、図12における時間軸圧縮
回路101の時間軸圧縮率を1、すなわち、TCI信号
については時間軸圧縮を行わず、時間軸圧縮回路102
の圧縮率を例えば1/9とした場合のテープ上の記録パ
ターンを示している。図15における1本のトラックで
、映像信号記録エリアはシリンダ回転角で180゜に相
当し、斜線で示されたPCM音声記録エリアは20゜に
相当する。このPCM音声記録エリアは、図に示された
ようにVHS方式VTRにおけるリニア音声の記録エリ
アを利用することにより確保することができ、いわゆる
オーバラップ方式によるPCM音声記録を実現すること
ができる。また、この方式によればVHS方式VTRに
おけるシリンダのリード角を変更する必要がなく、した
がって、VHS方式VTRとの互換性を保持したままで
オーバラップ記録を実現できる。
【0036】以上、説明したように、本実施例ではハイ
ビジョン映像信号およびこれに付随するPCM音声信号
の記録再生をする場合には、アジマス角が±30゜の磁
気ヘッド15、16を用い、NTSC映像信号およびこ
れに付随するPCM音声信号並びにHi−Fi音声信号
の記録再生をする場合には、S−VHS方式VTRの規
格の従って映像信号用としては、±6゜のアジマス角を
有する磁気ヘッド17、18を用い、音声信号用として
は、±30゜のアジマス角を有する磁気ヘッド15、1
6を用いるように構成されている。このような構成とす
ることで、ハイビジョン信号の記録再生、およびNTS
C信号の音声信号の深層記録方式による記録再生には、
アジマス角およびトラック幅が共通な同一のヘッドを用
いることが可能となる。この結果、4つの磁気ヘッド1
5、16、17、18による極めてシンプルな構成で、
ハイビジョンおよびNTSCの2つのモードの映像信号
並びに音声信号を記録再生することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転ヘッド型映像信号記録再生装置において、高品位テレ
ビ信号とこれに付随または関連する音声信号の記録再生
、およびNTSC等、現行のテレビ方式に基づく映像信
号とこれに付随または関連する音声信号の記録再生を、
同一のメカニズムにより最少のヘッド数で実現すること
が可能となる。また、シリンダ上のヘッド数の減少に伴
って、いわゆるテープたたきにより誘起されるインパク
ト性のジッタも減少させることができるので、再生画の
画質向上の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す記録システムの構成図
である。
【図2】シリンダ上のヘッド配置を説明する図である。
【図3】ハイビジョン映像信号記録処理回路の構成図で
ある。
【図4】TCI信号の形態を示す図である。
【図5】PCM音声信号処理回路の構成図である。
【図6】ハイビジョンモードにおける各信号の周波数配
置を示す図である。
【図7】ハイビジョン記録時のテープ上のトラックパタ
ーンを示す図である。
【図8】S−VHSモードにおける各信号の周波数配置
を示す図である。
【図9】S−VHSにおけるテープ上のトラックパター
ンを示す図である。
【図10】テープ磁性層の断面図である。
【図11】本発明の一実施例を示す再生システムの構成
図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す記録システムの構
成図である。
【図13】映像信号と音声信号の時間軸多重処理を示す
図である。
【図14】本発明の他の実施例におけるハイビジョン信
号記録時のテープ上のトラックパターンを示す図である
【図15】本発明の他の実施例におけるハイビジョン信
号記録時のテープ上のトラックパターンを示す図である
【符号の説明】
1 …輝度信号Y入力端子、2…色信号Pb入力端子、
3…色信号Pr入力端子、4…同期信号S入力端子、5
…ハイビジョン映像信号処理回路、6…主音声信号Lc
h入力端子、7…主音声信号Rch入力端子、8…PC
M音声信号処理回路、9…加算回路、10…切り換えス
イッチ、11…記録アンプ、12…NTSC映像信号V
ideo入力端子、13…NTSC映像信号処理回路、
14…記録アンプ、15、16…音声信号、ハイビジョ
ン映像信号記録再生用磁気ヘッド、17、18…NTS
C映像信号記録再生用磁気ヘッド、19…磁気テープ、
20…副音声信号L’ch入力端子、21…副音声信号
R’ch入力端子、22…Hi−Fi音声信号処理回路
、23…バイアス発振回路、24…加算回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高品位テレビ信号、現行のテレビ信号、及
    びこれらの映像信号に付随または関連する音声信号を、
    回転ヘッド方式によって磁気テープ上に記録または再生
    する装置において、高品位テレビ信号、及びこれに付随
    または関連する音声信号を記録または再生するヘッド(
    15、16)と、現行のテレビ信号を記録または再生す
    るヘッド(17、18)と、を備え、現行のテレビ信号
    に付随または関連する音声信号を記録または再生する場
    合に、上記高品位テレビ信号を記録または再生するヘッ
    ド(15、16)を用いることを特徴とする回転ヘッド
    型磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記高品位テレビ信号と、これに付随また
    は関連する音声信号とを周波数多重したのち、同一のヘ
    ッドによって記録することを特徴とする請求項1記載の
    回転ヘッド型磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記高品位テレビ信号に付随または関連す
    る音声信号はディジタル音声信号であり、磁気テープ上
    に記録するに際して、上記ディジタル音声信号を4相位
    相変調方式で変調することを特徴とする請求項2記載の
    回転ヘッド型磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】上記高品位テレビ信号と、これに付随また
    は関連する音声信号とを記録するに際し、1本のトラッ
    クを2つ以上の部分に分割して、上記高品位テレビ信号
    およびディジタル化された音声信号とを、同一のヘッド
    によってテープ上の異なるエリアに記録することを特徴
    とする請求項1記載の回転ヘッド型磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】上記現行のテレビ信号に付随または関連す
    る音声信号は、周波数変調されたアナログ音声信号およ
    び/または4相位相変調されたディジタル音声信号であ
    り、上記音声信号を深層記録方式にて磁気テープの磁性
    層の深層部に記録することを特徴とする請求項1記載の
    回転ヘッド型磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】上記高品位テレビ信号、およびこれに付随
    または関連する音声信号を記録または再生するヘッド(
    15、16)のアジマス角は±30゜、また、現行のテ
    レビ信号を記録または再生するヘッド(17、18)の
    アジマス角は±6゜であることを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5に記載の回転ヘッド型磁気記録再生
    装置。
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