JPH04220653A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH04220653A
JPH04220653A JP40500090A JP40500090A JPH04220653A JP H04220653 A JPH04220653 A JP H04220653A JP 40500090 A JP40500090 A JP 40500090A JP 40500090 A JP40500090 A JP 40500090A JP H04220653 A JPH04220653 A JP H04220653A
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JP
Japan
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group
charge
photoreceptor
general formula
alkyl group
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Pending
Application number
JP40500090A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ueda
秀昭 植田
Takamasa Ueda
隆正 上田
Keiichi Inagaki
圭一 稲垣
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04220653A publication Critical patent/JPH04220653A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真等に使用する
感光体に係り、電荷発生物質としてアゾ系顔料を、電荷
輸送物質としてジスチリル化合物を含有する感光層を有
する感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真等に使用する感光体にお
いては、感光層を構成する材料として、セレン、硫化カ
ドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電性材料が知られてい
る。これらの無機光導電性材料は数多くの利点、例えば
暗所で電荷の散逸が少ないこと、あるいは光照射によっ
て速に電荷を散逸できることなどの利点を持っている反
面、各種の欠点を持っている。例えば、セレン系感光体
では、製造条件が難しく、製造コストが高く付き、また
熱や機械的な衝撃に弱いため取り扱いに注意を要する。 また、酸化亜鉛系感光体や硫化カドミウム系感光体では
、多湿の環境下で安定した感度が得られない点や、増感
剤として添加した色素がコロナ帯電による帯電劣化や露
光による光退色を生じるため、長期に渡って安定した特
性を与えることができないという欠点を有している。
【0003】一方、感光層を構成する材料としてポリビ
ニルカルバゾールをはじめとする各種の有機光導電性ポ
リマーを用いることも検討された。しかし、これらの有
機光導電性ポリマーは、前述の無機系光導電材料に比べ
、成膜性、軽量性などの点で優れているが、未だ十分な
感度、耐久性および環境変化による安定性の点では無機
系光導電材料に比べ劣っていた。
【0004】そこで、近年においては、これらの感光体
の欠点や問題を解決するため、種々の研究開発が行われ
、光導電性機能の電荷発生機能と電荷輸送機能とをそれ
ぞれ個別の物質に分担させるようにした積層型あるいは
分散型の機能分離型感光体が開発された。
【0005】このような機能分離型感光体は、様々な物
質の選択範囲が広く、帯電特性、感度、残留電位、繰り
返し特性、耐刷性等の電子写真特性において、最良の物
質を組合せることができ、これによって高性能な感光体
を提供することができる。また、塗工で生産できるため
、極めて生産性が高く、安価な感光体を提供でき、しか
も電荷発生材料を適当に選択することによって感光波長
域を自在にコントロールすることができる。例えば、電
荷発生材料としては、フタロシアニン顔料、シアニン顔
料、多環キノン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、イ
ンジゴ染料、チオインジゴ染料、スクワリウム顔料等の
有機顔料や染料、またセレン、セレン・砒素、セレン・
テルル、硫化カドミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリ
コン等の無機材料を用いることができる。
【0006】かかる観点から、電荷発生物質として種々
のアゾ系顔料が提案されている(例えば、特開昭57−
188042号公報、特開昭58−178363号公報
あるいは特開昭60−119566号公報等)。特開昭
57−188042号は下記一般式; A−N=N−Ar1−N=N−Ar2 で表されるアゾ化合物を含有する感光層を有する電子写
真感光体が開示されているが、本願アゾ系顔料の具体的
開示はない。特開昭58−178363号公報は下記一
般式;
【0007】
【化3】
【0008】で表されるアゾ化合物を含有する感光層を
有する電子写真感光体が開示されているが、本発明のア
ゾ系顔料と構造的に異なる。特開昭60−119566
号公報は下記一般式;
【0009】
【化4】
【0010】で表されるアゾ化合物を含有する感光層を
有する電子写真感光体が開示されているが、本発明のア
ゾ系顔料と構造的に異なる。
【0011】また電荷輸送物質として種々のジスチリル
化合物が提案されている(例えば特開昭60−1750
52号公報あるいは特開昭62−120346号公報等
)が、本発明に使用するジスチリル化合物と構造が全く
異なる。
【0012】しかし、以上のような種々の電荷発生物質
あるいは電荷輸送物質を使用した機能分離型感光体であ
っても、依然として静電特性全般を満足するものは容易
に得られず、感度に関してもまだ十分とは言えず、より
一層感度がよく、静電特性全般に優れた感光体が望まれ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明は以上のよう
な事情に鑑みなされたもので、その課題とするところは
、静電特性全般に優れ、特に感度が優れた感光体を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は導電性基体上に
、少なくとも感光層を設けた感光体において、該感光層
が電荷発生材料として少なくとも下記一般式[I]で表
わされるビスアゾ系顔料を含有し、電荷輸送材料として
少なくとも下記一般式[II]で表わされるジスチリル
化合物を含有することを特徴とする感光体に関する;

0015】
【化5】
【0016】[式中、R1およびR2はそれぞれ、水素
原子、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシル基、アル
キル基またはアルコキシ基を示す;Ar1は置換基を有
してもよいアリーレン基を示す。Cpはナフトール性O
H基を有するカップラー残基を示す。]
【0017】
【化6】
【0018】[式中、Ar2およびAr3はそれぞれ、
置換基を有してもよい、アルキル基またはアリール基を
表す;Ar4は、それぞれ置換基を有してもよい、アル
キル基、アラルキル基またはアリール基を表す;R3お
よびR4はそれぞれ、水素原子、アルキル基、アルコキ
シ基またはハロゲン原子を表す;R5は水素原子、アル
キル基、アルコキシ基、アラルキル基、アルケニル基、
アルキニル基、チオエーテル基、置換基を有していても
よいアリール基、または置換基を有してもよい複素環基
を表す]。
【0019】上記一般式[I]で表される電荷発生物質
としてのビスアゾ系顔料と上記一般式[II]で表され
る電荷輸送物質としてのジスチリル化合物を組み合わせ
て使用することにより、静電特性、特に感度に優れた感
光体を得ることができる。
【0020】まず、電荷発生物質として使用する一般式
[I]で表されるビスアゾ系顔料について説明する。
【0021】一般式[I]中、R1およびR2は、それ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子等)、ニトロ基、ヒドロキシル基
、アルキル基、例えばメチル基、エチル基またはプロピ
ル基等、アルコキシ基、例えばメトキシ基またはエトキ
シ基等をあらわす。
【0022】一般式[I]中、Ar1は置換基を有して
もよいフェニレン基等のアリーレン基を表す。
【0023】一般式[I]中、Cpはフェノール性OH
基を有するカップラー残基を表し、例えば、下記一般式
[III]〜[XII]で表されるものを使用すること
ができる。
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】[式中、Xは酸素、イオウ、置換基を有し
ていてもよい窒素原子;Yは芳香族炭化水素の2価の基
あるいは窒素原子と一緒になって複素環を形成する2価
の基;Zはベンゼン環と縮合して多環共役環あるいは複
素環を形成する残基である;R6、R7、R9、R10
、R13、R14、R15、R16は水素、または置換
基を有してもよいアルキル基,アラルキル基,アリール
基,複素環基であり、それぞれ一緒になって環を形成し
てもよい;  R8、R17はそれぞれ置換基を有して
もよいアルキル基、アラルキル基、アリール基または複
素環基を示す;R11、R12は水素、ハロゲン原子、
それぞれ置換基を有してもよいアルキル基、アラルキル
基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、
縮合多環式基または複素環基を示す;R18、R19お
よびR20、R21は水素、ハロゲン原子、アルキル基
、ニトロ基、置換スルホン基、N−置換されてもよいカ
ルバモイル基若しくはスルファモイル基、または置換さ
れてもよいC−アシルアミノ基もしくはフタルイミジル
基を示し、R18、R19およびR20、R21は一体
となって環を形成してもよい]。
【0027】特に、上記一般式[III]、[V]、[
VIII]、[IX]、[X]のカップラー成分におい
てはR6、R9、R13、R15が水素であり、R7、
R10、R14、R16、R17が次の一般式;
【00
28】
【化9】
【0029】[式中、R22はハロゲン原子、ニトロ基
、シアノ基、トリフルオロメチル基より選択される置換
基]で表される置換フェニル基であるものが好ましい。   なお、この発明に用いられるカップラー成分として
は、具体的には以下に示す化学式[1]〜[45]のも
の等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものでは
ない。
【0030】
【化10】
【0031】
【化11】
【0032】
【化12】
【0033】
【化13】
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】ここで、本発明の上記一般式[I]で示さ
れるアゾ系顔料は通常の方法により容易に合成すること
ができる。すなわち、下記の一般式[XIII]
【00
39】
【化18】
【0040】[式中、R1、R2およびAr1は前記[
I]の場合と同意義]で表されるアミノ化合物を、亜硝
酸ナトリウム−塩酸を用いてジアゾ化し、アルカリの存
在下で上記一般式[III]〜[XII]で表される適
当なカップラー成分とカップリングさせるか、またはア
ミノ化合物をジアゾ化し、次いでHBF4等の酸を加え
て塩の形で単離した後、カップリング反応を行うことに
より合成することができる。なお、カップリングは、公
知の方法に従い通常、水および/またはN,N−ジメチ
ルホルムアミド等の有機溶媒中、反応温度30〜25℃
以下で1時間ないし10時間反応させるようにする。
【0041】また、前記一般式[XIII]で表される
アミノ化合物は、公知の方法によって調製することがで
きる。すなわち、例えば以下に示す反応式に従って製造
することができる。
【0042】
【化19】
【0043】一般式[XIII]で表される化合物を合
成する前記反応式においては、まずアミノ基を保護する
ために、水媒体中でヒドロキシメタスルホン酸ナトリウ
ムを反応させる。
【0044】一方、アミンのジアゾ化は通常の条件で容
易に進行し、HX(例えばHBF4等)によって塩交換
を行い、生成物を単離する。
【0045】2度目のカップリング反応は水媒体中で公
知の方法で行う。最後に以上のようにして得られた生成
物を、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム等の水溶液中に溶解し、これを煮沸させてアミノ基
の保護基を除去すると、一般式[XIII]で表される
アゾアミノ化合物が得られる。
【0046】次に、電荷輸送物質として使用し、一般式
[II]で表されるジスチリル化合物について説明する
【0047】一般式[II]中、Ar2およびAr3は
それぞれ、メチル基等のアルキル基またはフェニル基等
のアリール基を表し、これらの基はアルキル基、アルコ
キシ基、ヒドロキシ基あるいはハロゲン原子等の置換基
を有していてもよい。
【0048】Ar4は、メチル基等のアルキル基、ベン
ジル基等のアラルキル基またはフェニル基等のアリール
基を表し、それらの基はアルキル基、アルコキシ基ある
いはハロゲン原子等の置換基を有していてもよい。
【0049】R3およびR4はそれぞれ、水素原子、メ
チル基等のアルキル基、メトキシ等のアルコキシ基また
は塩素等のハロゲン原子を表す。
【0050】R5は水素原子、メチル基あるいはエチル
基等のアルキル基、メトキシ基等のアルコキシ基、ベン
ジル基等のアラルキル基、エテニル基等のアルケニル基
またはエチニル基等のアルキニル基、フェニル基あるい
はナフチル基等のアリール基、チエニル基、フリル基、
ピロール基あるいはピリジル基等の複素環基またはチオ
フェニル基等のチオエーテル基を表す。
【0051】本発明に使用する一般式[II]で表され
るジスチリル化合物の好ましい具体例としては次の構造
式を有するものが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0052】
【化20】
【0053】
【化21】
【0054】
【化22】
【0055】
【化23】
【0056】
【化24】
【0057】
【化25】
【0058】
【化26】
【0059】
【化27】
【0060】
【化28】
【0061】
【化29】
【0062】本発明においては、導電性支持体上に感光
層を形成するにあたり、感光層に前記のようにして製造
した一般式[I]で示されるアゾ系顔料を1または2種
以上および一般式[II]で表されるジスチリル化合物
を1または2種以上を含有させる。
【0063】そうすることによりアゾ系顔料が光導電性
物質として作用し、光を吸収すると極めて高い効率で電
荷担体を発生し、発生した電荷はジスチリル化合物を媒
体として効率良く輸送され、感光体の感度が向上される
ようになる。
【0064】ここで、この感光体に用いる上記導電性支
持体としては、銅、アルミニウム、銀、鉄、ニッケル等
の金属や合金の箔ないしは板をシート状またはドラム状
にしたものや、これらの金属をプラスチックフイルム等
に真空蒸着、無電解メッキ等によって付着させたもの、
あるいは導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化スズな
どの導電性化合物の層を同じく紙あるいはプラスチック
フィルムなどの支持体上に塗布もしくは蒸着によって形
成したもの等を使用することができる。
【0065】また、感光体としては各種の形態のものが
知られているが、本発明の感光体はそのいずれの感光体
であってもよい。
【0066】例えば、図1に示すように、上記のような
導電性支持体(1)上に、電荷発生材料(3)と電荷輸
送材料(2)とを結着剤と共に配合させて感光層(4)
を形成した単層型の感光体や、図2に示すように、導電
性支持体(1)上に形成される感光層が、電荷発生材料
(3)を含有する電荷発生層(6)と電荷輸送材料(2
)を含有する電荷輸送層(5)とが順々に積層されてな
る機能分離型の積層感光体や、図3に示すように、導電
性支持体(1)上に形成される感光層が、図2の場合と
は逆に、電荷輸送材料(2)を含有する電荷輸送層(5
)と電荷発生材料(3)を含有する電荷発生層(6)と
が順々に積層されてなる機能分離型の積層感光体であっ
てもよい。
【0067】また、図4に示すように、感光層(4)の
表面に表面保護層(7)を設けたものや、図5に示すよ
うに、導電性支持体(1)と感光層(4)との間に、中
間層(8)を設けたものであってもよい。なお、図5に
示すもののように、導電性支持体と感光層との間に中間
層を設けると、導電性支持体と感光層との間の接着性や
塗工性を改善できると共に、導電性支持体の保護や、導
電性支持体から感光層への電荷の注入を改善できるよう
になる。また、このような表面保護層や中間層は、前記
の機能分離型の積層感光体に設けることも可能である。
【0068】本発明においては、導電性支持体上に、電
荷発生層および電荷輸送層をこの順に設けた機能分離型
感光体が好ましい。
【0069】まず、この発明に係る感光体として、図1
に示すような単層型感光体を作製する場合について説明
する。
【0070】この場合には、上記一般式[I]で示され
るアゾ系顔料、一般式[II]で示されるジスチリル化
合物および樹脂とを溶解あるいは分散させた溶液を導電
性支持体上に塗布し、乾燥させるようにする。この時、
感光層の厚さは3〜30μm、好ましくは5〜20μm
になるようにする。
【0071】使用するアゾ系顔料が少な過ぎると感度が
悪く、多過ぎると帯電性が悪くなったり、感光層の機械
的強度が弱くなったりするため、感光層中に含有させる
割合は樹脂1重量部に対して0.01〜2重量部、好ま
しくは0.2〜1.2重量部の範囲となるようにする。 なお、ポリビニルカルバゾール等のように、それ自身バ
インダーとして使用できる電荷発生材料を用いた場合に
は、上記アゾ系顔料の添加量は、樹脂1重量部に対して
0.01〜0.5重量部となるようにすることが好まし
い。
【0072】ジスチリル化合物の使用量はアゾ系顔料1
重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.3
〜7重量部、より好ましくは0.5〜4重量部である。 10重量部より多いと耐刷性が悪くなり、0.1重量部
より少ないと感度が低下する。
【0073】次に、この発明に係る感光体として、図2
に示すような積層型感光体を作製する場合について説明
する。
【0074】この場合には、導電性支持体上に上記アゾ
系顔料を真空蒸着するか、アミン等の溶媒に溶解させて
塗布するか、あるいは、適当な溶剤もしくは必要に応じ
てバインダー樹脂を溶解させた溶液中に上記アゾ系顔料
を分散させた塗布液を、導電性支持体上に塗布し乾燥さ
せて、導電性支持体上に電荷発生層を形成する。この場
合、この電荷発生層の厚みは4μm以下、好ましくは2
μm以下となるようにする。
【0075】そして、このように形成された電荷発生層
上に、電荷輸送材料としての一般式[II]で表される
ジスチリル化合物およびバインダーを含む溶液を塗布し
、乾燥させて電荷輸送層を形成する。
【0076】この場合、電荷輸送層の厚みは3〜50μ
m、好ましくは5〜30μmとなるようにする。また、
電荷輸送材料の割合はバインダー樹脂1重量部に対して
0.2〜2重量部、好ましくは、0.3〜1.3重量部
となるようにする。なお、電荷輸送材料が、それ自身バ
インダーとして使用できる高分子電荷輸送材料である場
合には、他のバインダー樹脂を使用しなくてもよい。
【0077】ここで、上記のような各感光体の製造に使
用するバインダー樹脂は、電気絶縁性であり、それ自体
公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、光
導電性樹脂等を使用できる。適当なバインダー樹脂とし
ては、特にこれらのものに限定されるものではないが、
例えば、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アク
リル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋
オレフィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体、ポリカーボネート、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、セルロースエステル、ポリイ
ミド、スチロール樹脂等の熱可塑性剤、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラ
ミン樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、熱硬化性ア
クリル樹脂等の熱硬化樹脂、光硬化性樹脂、ポリビニル
カルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラ
セン、ポリビニルピロール等の光導電性樹脂等がある。 なお、これらのバインダー樹脂は、単独もしくは組み合
わせて使用することができる。これらの電気絶縁性は、
単独で測定して1×1012Ω・cm以上の体積抵抗率
を有することが望ましい。
【0078】また、この発明の感光体においては、上記
のようなバインダー樹脂と共に、ハロゲン化パラフイン
、ポリ塩化ビフェニル、ジメチルナフタレン、ジブチル
フタレート、O−ターフェニル等の可塑剤や、クロラニ
ル、テトラシアノエチレン、2,4,7−トリニトロフ
ルオレノン、5,6−ジシアノベンゾキノン、テトラシ
アノキノジメタン、テトラクロル無水フタル酸、3,5
−ジニトロ安息香酸等の電子吸引性増感剤や、メチルバ
イオレット、ローダミンB、シアニン染料、ピリリウム
塩、チアピリリウム塩等の増感剤を使用してもよい。
【0079】また、図4のように表面保護層を設ける場
合、その材料としては、アクリル樹脂、ポリアリール樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂等のポリマー
をそのまま、或は酸化スズや酸化インジウム等の低抵抗
化合物を分散させたもの等が適当で、また有機プラズマ
重合膜も使用でき、有機プラズマ重合膜には、必要に応
じて酸素、窒素、ハロゲン、周期律表の第III族、第
V族原子を含めることも可能である。なお、表面保護層
の膜厚は、5μm以下が望ましい。
【0080】また、図5に示すように中間層を設ける場
合、その材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ニト
ロセルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルアル
コール等のポリマーをそのまま、または酸化スズや酸化
インジウムなどの低抵抗化合物を分散させたもの、酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素などの蒸着膜等が
適当である。この場合、中間層の膜厚は1μm以下であ
ることが望ましい。なお、前記一般式[I]で示される
アゾ系顔料および一般式[II]で示されるジスチリル
化合物は、特に、上記のような積層型感光体の電荷発生
材料あるいは電荷輸送材料として使用する場合に、効果
的に作用する。
【0081】
【実施例】次に、この発明の具体的な実施例について説
明すると共に、比較例を挙げてこの発明の実施例に係る
感光体が優れたものであることを明らかにする。 合成例   前記一般式[XIII]で表されるアゾアミノ化合
物として下記の化学式(a);
【0082】
【化30】
【0083】の化合物、カップラー成分として前記化学
式[1]からなる一般式[I]で表されるアゾ系顔料を
合成する場合について具体的に説明する。
【0084】なお、一般式[I]で示されるその他のア
ゾ系顔料についても略同様にして合成することができる
【0085】上記化合物(a)のアゾアミノ化合物3.
3g(0.01モル)を18N塩酸200ml中に分散
させ、この分散液を撹拌しながら温度5℃まで冷却し、
これに亜硝酸ナトリウム1.4gを20mlの水に溶解
させた水溶液を滴下して加えた。滴下終了後、さらに1
時間、冷却下で撹拌を行ない、反応を終了させた。次に
これを水で希釈し、ジアゾ化合物を溶解させ、ろ過し、
得られたろ液にホウフッ化水素酸30gを加え、生成し
た結晶をろ取してジアゾニウム塩のテトラフルオロボレ
ートを得た。
【0086】次に、上記のようにして得たジアゾニウム
塩4.1g(0.01モル)を、前記化学式[1]に示
すカップリング剤3.1g(0.24モル)とともにジ
メチルスルホキシド400mlに溶解させた。そして、
これに酢酸ナトリウム5gを水30mlに溶解させた溶
液を、室温にて約30分で滴下し、滴下終了後は、室温
にて更に3時間撹拌した後、析出している結晶を濾取し
た。
【0087】次に、得られた粗結晶を脱イオン水1lに
分散させ、室温で3時間撹拌した後、再び結晶を濾取し
、更にDMF1lに分散させ、室温で3時間撹はんさせ
た後、再び結晶をろ取した。DMFによる洗浄を更に2
回繰り返した後、結晶を水洗、乾燥し、減圧下、80℃
で1時間乾燥させ、アゾ系顔料4.7g(収率77.9
%)を得た。
【0088】このようにして得られたアゾ系顔料は、赤
紫色結晶であった。また、このアゾ系顔料の元素分析を
行い、各元素の実測値と計算値(C37H25N5O4
)とを比較した。この結果は、下記表1に示す通りであ
った。
【0089】
【表1】                          
 表1  ────────────────────
────────                 
   C          H          
  N  ────────────────────
────────  実施例(%)    73.17
    4.10    11.53  計算値(%)
    73.63    4.15    11.6
1  ──────────────────────
──────次に、上記のようにして得られる各アゾ系
顔料を用いて感光体を作製した具体的な実施例について
説明する。 実施例1   本実施例では、一般式[I]で示されるアゾ化合物
として、下記式(b);
【0090】
【化31】
【0091】で示されるアゾ系顔料を用いた。そしてこ
のアゾ系顔料0.45重量部とブチラール樹脂(エスレ
ックBH−3;積水化学社製)0.45重量部とをシク
ロヘキサノン50重量部と共にサンドグライダーによっ
て分散させ、この分散液を厚さ100μmのアルミ化マ
イラー上にフィルムアプリケーターを用いて塗布し、こ
れを乾燥させて膜厚が0.3g/m2の電荷発生層を形
成した。
【0092】次いで、このようにして得られた電荷発生
層の上にジスチリル化合物[1]70重量部とポリカー
ボネイト樹脂(K−1300:帝人化成社製)70重量
部とを、1,4−ジオキサン400重量部に溶解した溶
液を塗布し、これを乾燥させて膜厚が16μmの電荷輸
送層を形成した。
【0093】このようにして、この実施例では、電荷発
生層と、電荷輸送層との2層からなる感光層を有する機
能分離型の積層感光体を得た。
【0094】実施例2〜8   これらの実施例においては、電荷発生層に含有され
るアゾ系顔料としてR1、R2およびカップラー成分C
pが下記表2に示したものを使用し、電荷輸送層に含有
させる電荷輸送材料として表2に示したジスチリル化合
物を使用すること以外は実施例1と全く同様にして感光
体を作製した。
【0095】なお、表中Cp成分については、前記した
化学式[1]〜[45]の番号で示した。
【0096】
【表2】
【0097】比較例1〜3   これらの比較例においては、電荷発生材料として下
記の化合物(c)〜(e)を使用した以外、実施例1の
場合と同様にして電荷発生層と電荷輸送層を有する機能
分離型感光体を作製した。 比較例1
【0098】
【化32】
【0099】比較例2
【0100】
【化33】
【0101】比較例3
【0102】
【化34】
【0103】比較例4〜5   これらの比較例においては電荷輸送材料として下記
の化合物(f)および(g)を使用した以外、実施例1
の場合と同様にして電荷発生層と電荷輸送層を有する機
能分離型感光体を作製した。
【0104】比較例4
【0105】
【化35】
【0106】比較例5
【0107】
【化36】
【0108】評価   得られた感光体を市販の複写機(ミノルタカメラ社
製Ep−470Z)の感光体に取り付け、−6kVでコ
ロナ帯電させ、初期表面電位Vo(V)、初期電位を1
/2にするために要した露光量E1/2(lux・se
c)、1秒間暗中に放置した時の初期電位の減衰率DD
R1(%)を測定した。この測定結果は下記の表3に示
す通りであった。
【0109】
【表3】   ───────────────────────
────────                 
 Vb    E1/2(lux・sec)    D
DR1(%)  ─────────────────
──────────────    実施例1   
 −660      0.7        2.5
    実施例2    −650      0.6
        3.0    実施例3    −6
60      0.7        2.7   
 実施例4    −650      0.6   
     3.2    実施例5    −650 
     0.6        2.9    実施
例6    −660      0.5      
  3.2    実施例7    −650    
  0.5        2.9    実施例8 
   −650      0.8        3
.0  ─────────────────────
──────────    比較例1    −65
0      4.7        3.2    
比較例2    −650      3.5    
    3.0    比較例3    −640  
    6.9        3.5    比較例
4    −660      2.0       
 2.3    比較例4    −650     
 1.6        2.7  ────────
───────────────────────
【0
110】
【発明の効果】本発明は、特定のビスアゾ系顔料(電荷
発生物質)およびジスチリル化合物(電荷輸送物質)を
組み合わせることにより感度に優れた感光体を提供した
【図面の簡単な説明】
【図1】導電性支持体上に感光層を積層してなる分散型
感光体の模式図である。
【図2】導電性支持体上に電荷発生層および電荷輸送層
を積層してなる機能分離型感光体の模式図である。
【図3】導電性支持体上に電荷輸送層および電荷発生層
を積層してなる機能分離型感光体の模式図である。
【図4】導電性支持体上に感光層および表面保護層を形
成した感光体の模式図である。
【図5】導電性支持体上に中間層および感光層を形成し
た感光体の模式図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  導電性基体上に、少なくとも感光層を
    設けた感光体において、感光層が電荷発生材料として少
    なくとも下記一般式[I]で表わされるビスアゾ系顔料
    を含有し、電荷輸送材料として少なくとも下記一般式[
    II]で表わされるジスチリル化合物を含有することを
    特徴とする感光体; 【化1】 [式中、R1およびR2はそれぞれ、水素原子、ハロゲ
    ン原子、ニトロ基、ヒドロキシル基、アルキル基または
    アルコキシ基を示す;Ar1は置換基を有してもよいア
    リーレン基を示す;Cpはナフトール性OH基を有する
    カップラー残基を示す。] 【化2】 [式中、Ar2およびAr3はそれぞれ、置換基を有し
    てもよい、アルキル基またはアリール基を表す;Ar4
    は、それぞれ置換基を有してもよい、アルキル基、アラ
    ルキル基またはアリール基を表す;R3およびR4はそ
    れぞれ、水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
    ロゲン原子を表す;R5は水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基
    、チオエーテル基、置換基を有していてもよいアリール
    基、または置換基を有してもよい複素環基を表す]。
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