JPH04223191A - 相変化型光記録媒体 - Google Patents
相変化型光記録媒体Info
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- JPH04223191A JPH04223191A JP2407065A JP40706590A JPH04223191A JP H04223191 A JPH04223191 A JP H04223191A JP 2407065 A JP2407065 A JP 2407065A JP 40706590 A JP40706590 A JP 40706590A JP H04223191 A JPH04223191 A JP H04223191A
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- recording material
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光の照射によ
る、光記録材料層の結晶状態の可逆的光学変化を利用す
る光記録媒体であって、Ge、Sb及びTeを光記録材
料層の主構成元素とする相変化型光記録媒体に関するも
のである。
る、光記録材料層の結晶状態の可逆的光学変化を利用す
る光記録媒体であって、Ge、Sb及びTeを光記録材
料層の主構成元素とする相変化型光記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録の高密度化、大容量化に
対する要求が高まり、国内外でその研究が盛んに行われ
ている。とくに光記録媒体は、従来の磁気記録媒体に比
べ高い記録密度を有し、さらに記録、再生ヘッドと記録
媒体とが非接触状態で情報の記録、再生ができるために
記録媒体の損傷も少なく、加えて長寿命であるなどの特
徴があることから、膨大な情報量を記録、再生する高密
度、大容量の記録方式として有望視されている。この光
記録媒体は用途に応じ再生専用型、追記型、書換型の3
種類に大別することができる。再生専用型は情報の読出
のみが可能な再生専用記録媒体であり、一方、追記型は
、必要に応じて情報を記録し再生することはできるが、
記録した情報の消去は不可能な光記録媒体である。 これに対し書換型は情報の記録、再生と、さらに記録済
の情報を消去して書換ることが可能な光記録媒体であり
、コンピュータ用のデータファイル等としての利用など
に、最も期待の大きいものである。書換型の光記録媒体
については、光磁気方式と相変化方式の2つの記録方式
の開発が進められており、いずれの方式も記録材料や書
込み機構などの点で研究、開発の途上である。上記方式
のうち、相変化方式は一般に、パルス出力と、パルス幅
とを制御されたレーザー光等を媒体の記録表面に集光し
て加熱する。そのレーザー光等の光記録媒体の表面の光
記録材料は、このレーザー光の加熱により相変化し、結
晶状態から非結晶状態への移行又は相転移などを起こす
。光記録媒体は、相変化した状態の、例えば結晶状態と
非結晶状態の、各状態における反射率の違いで情報の記
録と消去を行うものである。
対する要求が高まり、国内外でその研究が盛んに行われ
ている。とくに光記録媒体は、従来の磁気記録媒体に比
べ高い記録密度を有し、さらに記録、再生ヘッドと記録
媒体とが非接触状態で情報の記録、再生ができるために
記録媒体の損傷も少なく、加えて長寿命であるなどの特
徴があることから、膨大な情報量を記録、再生する高密
度、大容量の記録方式として有望視されている。この光
記録媒体は用途に応じ再生専用型、追記型、書換型の3
種類に大別することができる。再生専用型は情報の読出
のみが可能な再生専用記録媒体であり、一方、追記型は
、必要に応じて情報を記録し再生することはできるが、
記録した情報の消去は不可能な光記録媒体である。 これに対し書換型は情報の記録、再生と、さらに記録済
の情報を消去して書換ることが可能な光記録媒体であり
、コンピュータ用のデータファイル等としての利用など
に、最も期待の大きいものである。書換型の光記録媒体
については、光磁気方式と相変化方式の2つの記録方式
の開発が進められており、いずれの方式も記録材料や書
込み機構などの点で研究、開発の途上である。上記方式
のうち、相変化方式は一般に、パルス出力と、パルス幅
とを制御されたレーザー光等を媒体の記録表面に集光し
て加熱する。そのレーザー光等の光記録媒体の表面の光
記録材料は、このレーザー光の加熱により相変化し、結
晶状態から非結晶状態への移行又は相転移などを起こす
。光記録媒体は、相変化した状態の、例えば結晶状態と
非結晶状態の、各状態における反射率の違いで情報の記
録と消去を行うものである。
【0003】この相変化方式の光記録媒体の通常の構造
は、多くのトラッキング溝を設けたポリカーボネートな
どの基板表面に、ZnSなどのセラミック等よりなる保
護層を形成し、その保護層上に記録材料層を設け、さら
にその記録材料層上にセラミック等よりなる保護層を再
度形成し、さらに有機物の表面保護層を順次堆積させた
構造である。また、保護層と有機物の表面保護層の間に
Al等の反射・冷却層を設けることも行われる。この反
射・冷却層は、基板から入射したレーザー光等を反射し
てレーザー光等の利用効率を上げる目的と、上記記録材
料層が結晶状態から非結晶状態へ変化の際における溶融
状態からの冷却速度を上げる目的とを持っている。記録
材料層が溶融状態にある場合は、セラミック保護層は断
熱層として作用する。なお、上述の光記録媒体に対し、
レーザー光等は媒体の記録材料層を有する側と反対の面
から入射される。
は、多くのトラッキング溝を設けたポリカーボネートな
どの基板表面に、ZnSなどのセラミック等よりなる保
護層を形成し、その保護層上に記録材料層を設け、さら
にその記録材料層上にセラミック等よりなる保護層を再
度形成し、さらに有機物の表面保護層を順次堆積させた
構造である。また、保護層と有機物の表面保護層の間に
Al等の反射・冷却層を設けることも行われる。この反
射・冷却層は、基板から入射したレーザー光等を反射し
てレーザー光等の利用効率を上げる目的と、上記記録材
料層が結晶状態から非結晶状態へ変化の際における溶融
状態からの冷却速度を上げる目的とを持っている。記録
材料層が溶融状態にある場合は、セラミック保護層は断
熱層として作用する。なお、上述の光記録媒体に対し、
レーザー光等は媒体の記録材料層を有する側と反対の面
から入射される。
【0004】この様な相変化型の光記録媒体では、光記
録材料が結晶の状態を初期状態とし、結晶状態の記録材
料をレーザー光等で照射融解した後急冷して、非結晶状
態のスポットを形成した状態を情報記録状態とする。消
去動作は、上記光記録材料の非結晶状態のスポットにレ
ーザー光等を照射しアニールして結晶状態に戻す。この
ように相変化型の光記録媒体は結晶状態と非結晶状態の
反射率差で情報の記録を行う記録媒体である。
録材料が結晶の状態を初期状態とし、結晶状態の記録材
料をレーザー光等で照射融解した後急冷して、非結晶状
態のスポットを形成した状態を情報記録状態とする。消
去動作は、上記光記録材料の非結晶状態のスポットにレ
ーザー光等を照射しアニールして結晶状態に戻す。この
ように相変化型の光記録媒体は結晶状態と非結晶状態の
反射率差で情報の記録を行う記録媒体である。
【0005】上述した相変化型光記録媒体の光記録材料
として、Ge2 Sb2 Te5 が結晶組成であるG
e、Sb及びTeを主構成元素とする材料が採用されて
いる。
として、Ge2 Sb2 Te5 が結晶組成であるG
e、Sb及びTeを主構成元素とする材料が採用されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような相変化型の
光記録媒体の最大の問題点は、書換動作の繰り返しの耐
久力である。実用的には106 回の書換動作の繰り返
し、即ち106 回の情報の記録、再生とさらに記録済
の情報を消去の動作の繰り返しを行うことを要求される
。 しかしながら、従来の光記録媒体では、105 回を越
えると媒体上に欠陥が形成されて書換エラーが増加する
と言う問題点がある。
光記録媒体の最大の問題点は、書換動作の繰り返しの耐
久力である。実用的には106 回の書換動作の繰り返
し、即ち106 回の情報の記録、再生とさらに記録済
の情報を消去の動作の繰り返しを行うことを要求される
。 しかしながら、従来の光記録媒体では、105 回を越
えると媒体上に欠陥が形成されて書換エラーが増加する
と言う問題点がある。
【0007】この問題点の原因は、書換動作である結晶
状態から非結晶状態への、或いは逆に非結晶状態から結
晶状態への相変化時に溶融した光記録材料が、媒体の回
転による遠心力或いは保護膜の内部応力等により流動し
、その材料の一部にボイドが発生するためと考えられる
。
状態から非結晶状態への、或いは逆に非結晶状態から結
晶状態への相変化時に溶融した光記録材料が、媒体の回
転による遠心力或いは保護膜の内部応力等により流動し
、その材料の一部にボイドが発生するためと考えられる
。
【0008】この問題の対応策の一つとして、材料成分
を変えて粘性係数を上げる方法がある。光記録材料であ
るGe、Sb及びTeを主構成元素とした材料は、原子
数比がGe2 Sb2 Te5 の材料で粘性係数が最
小となる。このため材料中のGe、Sb及びTeの比率
がGe2 Sb2 Te5 の原子数比から異なるに従
い、粘性係数が上昇し材料の流動は少なくなる。また、
この材料にGe、Sb又はTe以外の成分を添加する場
合においても、粘性係数は増加し材料の流動は少なくな
る。
を変えて粘性係数を上げる方法がある。光記録材料であ
るGe、Sb及びTeを主構成元素とした材料は、原子
数比がGe2 Sb2 Te5 の材料で粘性係数が最
小となる。このため材料中のGe、Sb及びTeの比率
がGe2 Sb2 Te5 の原子数比から異なるに従
い、粘性係数が上昇し材料の流動は少なくなる。また、
この材料にGe、Sb又はTe以外の成分を添加する場
合においても、粘性係数は増加し材料の流動は少なくな
る。
【0009】しかしながら、材料の原子数比がGe2
Sb2 Te5 よりずれるに従い、結晶化の速度が遅
くなり、書換動作における消去時の再結晶の結晶化の比
率、即ちオーバライト時の消去比が低下し、書換動作エ
ラーが増加する。このように、材料に添加物を添加し、
粘性係数を上げるだけではこの問題の解決とはならない
。
Sb2 Te5 よりずれるに従い、結晶化の速度が遅
くなり、書換動作における消去時の再結晶の結晶化の比
率、即ちオーバライト時の消去比が低下し、書換動作エ
ラーが増加する。このように、材料に添加物を添加し、
粘性係数を上げるだけではこの問題の解決とはならない
。
【0010】そこで本発明の目的は、材料の成分を変え
ずに、或いは、上記のような結晶化速度の遅れの影響が
見られない範囲に材料成分の変更を抑えながら、書換時
に溶融した光記録材料層の流動を抑制し、書換動作の繰
り返し耐久性の高い光記録媒体を供給することにある。
ずに、或いは、上記のような結晶化速度の遅れの影響が
見られない範囲に材料成分の変更を抑えながら、書換時
に溶融した光記録材料層の流動を抑制し、書換動作の繰
り返し耐久性の高い光記録媒体を供給することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題である、溶融
した光記録材料層の流動を抑える新たな方法として、本
発明において講じた手段は、光記録材料層を20nm未
満の薄膜化層とするものである。
した光記録材料層の流動を抑える新たな方法として、本
発明において講じた手段は、光記録材料層を20nm未
満の薄膜化層とするものである。
【0012】さらに、その薄膜化層を原子数比がGe2
Sb2 Te5 の材料に最大5アトミック%の添加
物を添加した材料で形成することが望ましい。なお、添
加物としては、Ge−Sb−Te系の材料の他に、Cu
、Au、Ag、Co又はNiであっても良い。
Sb2 Te5 の材料に最大5アトミック%の添加
物を添加した材料で形成することが望ましい。なお、添
加物としては、Ge−Sb−Te系の材料の他に、Cu
、Au、Ag、Co又はNiであっても良い。
【0013】
【作用】上記の手段によれば、光記録材料層を薄膜化層
とすることにより、書換時に溶融した光記録材料の流動
における摩擦抵抗係数が増加し、その結果、材料の流動
は抑制される。そして、上記のような膜厚が20nm未
満の流動を抑制された光記録材料層では、書換動作の繰
り返しによるボイドの発生が減少し、この光記録材料層
をもつ光記録媒体における急激なエラーレートの増加が
抑えられる。
とすることにより、書換時に溶融した光記録材料の流動
における摩擦抵抗係数が増加し、その結果、材料の流動
は抑制される。そして、上記のような膜厚が20nm未
満の流動を抑制された光記録材料層では、書換動作の繰
り返しによるボイドの発生が減少し、この光記録材料層
をもつ光記録媒体における急激なエラーレートの増加が
抑えられる。
【0014】また、この薄膜化層を、原子数比がGe2
Sb2 Te5 の材料に添加物を加えた材料で形成
する場合には、その材料層の粘性係数が増加することに
よって、上記薄膜化層の作用が増強され、さらに流動が
抑制される。上記の添加物の添加量が、最大5アトミッ
ク%であれば、添加物による書換時の再結晶化速度によ
るエラーレートの影響は見られず、その光記録材料によ
り、実用化可能な書換動作の繰り返し耐久力のある光記
録媒体が形成される。
Sb2 Te5 の材料に添加物を加えた材料で形成
する場合には、その材料層の粘性係数が増加することに
よって、上記薄膜化層の作用が増強され、さらに流動が
抑制される。上記の添加物の添加量が、最大5アトミッ
ク%であれば、添加物による書換時の再結晶化速度によ
るエラーレートの影響は見られず、その光記録材料によ
り、実用化可能な書換動作の繰り返し耐久力のある光記
録媒体が形成される。
【0015】
【実施例】(実施例1)本発明におけるGe−Sb−T
e系の光記録材料の薄膜は、RFマグネトロンスパッタ
法により形成される。光記録媒体基板はポリカーボネー
ト製のディスク状であり、この表面に保護膜であるZn
S膜、光記録材料であるGe2 Sb2 Te5 膜、
逆側の保護膜であるZnS膜、さらに反射・冷却膜であ
るAl膜の順にスパッタ膜を形成する。各膜の膜厚はそ
れぞれ100nm、Xnm、170nm、100nmと
し、光記録材料膜であるGe2 Sb2 Te5 膜の
膜厚Xは15nm、19nm、25nmの3ケースにつ
き書換動作の繰り返し耐久性に対する影響を調べる。各
ケースにおける、書換動作の繰り返し回数とエラーレー
トを添付図1に示す。
e系の光記録材料の薄膜は、RFマグネトロンスパッタ
法により形成される。光記録媒体基板はポリカーボネー
ト製のディスク状であり、この表面に保護膜であるZn
S膜、光記録材料であるGe2 Sb2 Te5 膜、
逆側の保護膜であるZnS膜、さらに反射・冷却膜であ
るAl膜の順にスパッタ膜を形成する。各膜の膜厚はそ
れぞれ100nm、Xnm、170nm、100nmと
し、光記録材料膜であるGe2 Sb2 Te5 膜の
膜厚Xは15nm、19nm、25nmの3ケースにつ
き書換動作の繰り返し耐久性に対する影響を調べる。各
ケースにおける、書換動作の繰り返し回数とエラーレー
トを添付図1に示す。
【0016】光記録ディスクの直径は86mmであり、
このディスクを初期化後、3600rpmで回転させな
がら、波長830nmの半導体レーザーによりオーバー
ライトの繰り返しを行う。本実施例の光記録ディスクの
記録容量は約6x105 byteであリ、書込み条件
は、周波数5.8MHz、パルス幅60ns、ピークパ
ワー12mW及びバイアスパワー6mWである。
このディスクを初期化後、3600rpmで回転させな
がら、波長830nmの半導体レーザーによりオーバー
ライトの繰り返しを行う。本実施例の光記録ディスクの
記録容量は約6x105 byteであリ、書込み条件
は、周波数5.8MHz、パルス幅60ns、ピークパ
ワー12mW及びバイアスパワー6mWである。
【0017】書換動作におけるCN比は52dB、消去
比は29dBであり、繰り返しによる変化はない。添付
図1に示すように、本実施例であるGe2 Sb2 T
e5 のみの光記録材料層において、その膜厚が15n
mの場合、106 回の繰り返し書換動作後においても
エラーレートは10−5以下であり、実用化に必要な耐
久性を有している。
比は29dBであり、繰り返しによる変化はない。添付
図1に示すように、本実施例であるGe2 Sb2 T
e5 のみの光記録材料層において、その膜厚が15n
mの場合、106 回の繰り返し書換動作後においても
エラーレートは10−5以下であり、実用化に必要な耐
久性を有している。
【0018】(実施例2)本実施例における記録媒体は
、実施例1と同様の光記録ディスクであり、その光記録
材料は原子数の比がGe2 Sb2Te5 の材料に、
Sbを5アトミック%添加した材料である。他の条件は
実施例1と同様につき説明を省く。光記録材料膜の膜厚
Xを15nm、19nm、25nmとした3ケースの書
換動作の繰り返し耐久性に対する影響を調べる。本実施
例における、書換動作の繰り返し回数とエラーレートを
添付図2に纏める。
、実施例1と同様の光記録ディスクであり、その光記録
材料は原子数の比がGe2 Sb2Te5 の材料に、
Sbを5アトミック%添加した材料である。他の条件は
実施例1と同様につき説明を省く。光記録材料膜の膜厚
Xを15nm、19nm、25nmとした3ケースの書
換動作の繰り返し耐久性に対する影響を調べる。本実施
例における、書換動作の繰り返し回数とエラーレートを
添付図2に纏める。
【0019】書換動作におけるCN比は53dB、消去
比は26dBであり、繰り返しによる変化はないが、さ
らにSbの添加量を増加した場合は、消去比が低下し、
消え残りによる書換動作のエラーレートが増加する。添
付図2に示すように、本実施例であるGe2 Sb2
Te5 に5アトミック%のSbを添加した光記録材料
層においては、実施例1と比較し全体的にエラーレート
が低下し、その膜厚が19nmの場合、106 回の繰
り返し書換動作後においてもエラーレートは10−5以
下である。
比は26dBであり、繰り返しによる変化はないが、さ
らにSbの添加量を増加した場合は、消去比が低下し、
消え残りによる書換動作のエラーレートが増加する。添
付図2に示すように、本実施例であるGe2 Sb2
Te5 に5アトミック%のSbを添加した光記録材料
層においては、実施例1と比較し全体的にエラーレート
が低下し、その膜厚が19nmの場合、106 回の繰
り返し書換動作後においてもエラーレートは10−5以
下である。
【0020】Sbに替えGe又はTeを添加した場合に
おいても、同様な結果を得る。以上より、Ge−Sb−
Te系の光記録材料層においてGe2 Sb2 Te5
に添加可能なGe、Sb又はTeの量の上限は5アト
ミック%であり、この光記録材料層の膜厚は20nm未
満であれば実用化に必要な耐久性を有している。
おいても、同様な結果を得る。以上より、Ge−Sb−
Te系の光記録材料層においてGe2 Sb2 Te5
に添加可能なGe、Sb又はTeの量の上限は5アト
ミック%であり、この光記録材料層の膜厚は20nm未
満であれば実用化に必要な耐久性を有している。
【0021】(実施例3)本実施例における記録媒体は
、実施例1と同様の光記録ディスクであり、その光記録
材料は原子数比がGe2 Sb2 Te5 の材料に、
Cuを5アトミック%添加した材料である。他の条件は
実施例1と同様につき説明を省く。光記録材料膜の膜厚
Xを15nm、19nm、25nmとした3ケースの書
換動作の繰り返し耐久性に対する影響を調べる。本実施
例における、書換動作の繰り返し回数とエラーレートを
添付図3に纏める。
、実施例1と同様の光記録ディスクであり、その光記録
材料は原子数比がGe2 Sb2 Te5 の材料に、
Cuを5アトミック%添加した材料である。他の条件は
実施例1と同様につき説明を省く。光記録材料膜の膜厚
Xを15nm、19nm、25nmとした3ケースの書
換動作の繰り返し耐久性に対する影響を調べる。本実施
例における、書換動作の繰り返し回数とエラーレートを
添付図3に纏める。
【0022】書換動作におけるCN比、消去比は実施例
2とほぼ同様であり、添加量においても実施例2同様、
5アトミック%を越えた場合は、消去比が低下し、消え
残りによる書換動作のエラーレートが増加する。添付図
3に示すように、本実施例であるGe2 Sb2 Te
5 に、5アトミック%のCuを添加した光記録材料層
においては、実施例2と同様に、実施例1と比較し全体
的にエラーレートが低下し、その膜厚が19nmの場合
、106 回の繰り返し書換動作後においてもエラーレ
ートは10−5以下である。
2とほぼ同様であり、添加量においても実施例2同様、
5アトミック%を越えた場合は、消去比が低下し、消え
残りによる書換動作のエラーレートが増加する。添付図
3に示すように、本実施例であるGe2 Sb2 Te
5 に、5アトミック%のCuを添加した光記録材料層
においては、実施例2と同様に、実施例1と比較し全体
的にエラーレートが低下し、その膜厚が19nmの場合
、106 回の繰り返し書換動作後においてもエラーレ
ートは10−5以下である。
【0023】Cuに替えAu、Ag、Co又はNiを添
加した場合においても、同様な結果を得る。以上より、
Ge−Sb−Te系の光記録材料層においてGe2 S
b2 Te5 への添加物の添加量の上限は5アトミッ
ク%であり、この光記録材料層の膜厚は20nm未満で
あれば実用化に必要な耐久性を有している。
加した場合においても、同様な結果を得る。以上より、
Ge−Sb−Te系の光記録材料層においてGe2 S
b2 Te5 への添加物の添加量の上限は5アトミッ
ク%であり、この光記録材料層の膜厚は20nm未満で
あれば実用化に必要な耐久性を有している。
【0024】以上、図1乃至図3に示される実験の結果
は、光記録材料層の膜厚を20nm未満とした場合、実
用段階で要求される106 回の書換動作に対し、急激
なエラーレートの増加のない光記録媒体であることを示
している。また、光記録材料層への各種の添加物の添加
量の上限はいずれも5アトミック%である。さらに、G
e2 Sb2 Te5 のみの光記録材料層であれば1
5nm以下、添加量が5アトミック%の光記録材料層で
は膜厚の上限を20nmとすると、106 回の書換動
作に対し、10−5以下という非常に低い、実用上充分
であるエラーレートの光記録媒体となる。
は、光記録材料層の膜厚を20nm未満とした場合、実
用段階で要求される106 回の書換動作に対し、急激
なエラーレートの増加のない光記録媒体であることを示
している。また、光記録材料層への各種の添加物の添加
量の上限はいずれも5アトミック%である。さらに、G
e2 Sb2 Te5 のみの光記録材料層であれば1
5nm以下、添加量が5アトミック%の光記録材料層で
は膜厚の上限を20nmとすると、106 回の書換動
作に対し、10−5以下という非常に低い、実用上充分
であるエラーレートの光記録媒体となる。
【0025】上記のような結果が得られた理由は、先ず
第1に光記録材料層を薄膜化層としたことである。薄膜
化により、溶融した材料の流動状態における摩擦抵抗係
数が上昇し、その流動を抑えることができるのであるが
、その流動速度と薄膜化層の厚みは以下の様に説明でき
る。光記録媒体の光記録材料層のような薄膜の流動は、
層が極薄膜であること、また、その流動速度は比較的遅
いことより、層流に領域のみを考慮すればよく、さらに
、その流動は、光記録材料層を挟む保護層の表面に形成
される速度境界層中の流動として、以下の式により表さ
れる。
第1に光記録材料層を薄膜化層としたことである。薄膜
化により、溶融した材料の流動状態における摩擦抵抗係
数が上昇し、その流動を抑えることができるのであるが
、その流動速度と薄膜化層の厚みは以下の様に説明でき
る。光記録媒体の光記録材料層のような薄膜の流動は、
層が極薄膜であること、また、その流動速度は比較的遅
いことより、層流に領域のみを考慮すればよく、さらに
、その流動は、光記録材料層を挟む保護層の表面に形成
される速度境界層中の流動として、以下の式により表さ
れる。
【0026】
u=(dp/dx)・(de2 /4μ)
・・・・・・(1)
u
:流動速度(cm/s)
(d
p/dx):圧力勾配
de
:有効直径
μ
:材料の粘性係数 de=4・(流路断
面積)/ぬれぶち長さ
=4・a・ρ/2(a+ρ)=2ρ (a>>ρ)
・・・・・・
(2)
a
:記録マーク幅
(〜103 nm)
ρ :光記録材料層膜厚(1)
式において、圧力勾配(dp/dx)は、光記録媒体の
回転による遠心力や保護膜の内部応力など、流動の推進
力の相当するものである。(1)式及び(2)式により
、光記録材料の流動速度uは、流路の有効直径deの二
乗、即ち光記録材料層膜厚ρの二乗に比例することが分
かる。
・・・・・・(1)
u
:流動速度(cm/s)
(d
p/dx):圧力勾配
de
:有効直径
μ
:材料の粘性係数 de=4・(流路断
面積)/ぬれぶち長さ
=4・a・ρ/2(a+ρ)=2ρ (a>>ρ)
・・・・・・
(2)
a
:記録マーク幅
(〜103 nm)
ρ :光記録材料層膜厚(1)
式において、圧力勾配(dp/dx)は、光記録媒体の
回転による遠心力や保護膜の内部応力など、流動の推進
力の相当するものである。(1)式及び(2)式により
、光記録材料の流動速度uは、流路の有効直径deの二
乗、即ち光記録材料層膜厚ρの二乗に比例することが分
かる。
【0027】このように、光記録材料層の膜厚を薄くす
ることにより、記録材料層の流動は抑制される。この光
記録材料層の従来の膜厚は、25nm程度以上であり、
この領域ではエラーレートが105 回程度の書換動作
にて急激に増加してしまい、実用化段階に達していない
。 しかし、本発明において実施した20nm未満の薄膜化
層では、実用化に必要な106 回の繰り返し後であっ
ても急激なエラーレートの増加は抑制されている。
ることにより、記録材料層の流動は抑制される。この光
記録材料層の従来の膜厚は、25nm程度以上であり、
この領域ではエラーレートが105 回程度の書換動作
にて急激に増加してしまい、実用化段階に達していない
。 しかし、本発明において実施した20nm未満の薄膜化
層では、実用化に必要な106 回の繰り返し後であっ
ても急激なエラーレートの増加は抑制されている。
【0028】また、前記(1)式で示されるように、流
動速度は粘性係数μに反比例し、粘性係数を制御するこ
とによっても、光記録材料層の流動は抑制されることが
わかる。このように、材料層に添加物を加え、その粘性
係数を増加させることにより光記録材料層の流動は抑制
されるが、一方、材料がGe2 Sb2 Te5 の原
子数比より異なるに従い、光記録材料の書換動作の消去
時に当たる結晶化の速度が遅くなり、消去比が低下し、
記録媒体の書換動作のエラーレートが逆に増大してしま
うという問題点があり、その添加物の適切な比率は求め
られていなかった。本実施例において、Ge2 Sb2
Te5 を主成分とする光記録材料層に、添加物とし
てGe、Sb又はTeの主成分と同じ成分と、Cu、A
u、Ag、Co又はNi等の成分を添加し実験した結果
、粘性係数の増加により材料層の流動が抑制され、かつ
結晶化速度の遅れによるエラーレートの増加の見られな
い添加量の上限は5アトミック%であることが確認され
た。
動速度は粘性係数μに反比例し、粘性係数を制御するこ
とによっても、光記録材料層の流動は抑制されることが
わかる。このように、材料層に添加物を加え、その粘性
係数を増加させることにより光記録材料層の流動は抑制
されるが、一方、材料がGe2 Sb2 Te5 の原
子数比より異なるに従い、光記録材料の書換動作の消去
時に当たる結晶化の速度が遅くなり、消去比が低下し、
記録媒体の書換動作のエラーレートが逆に増大してしま
うという問題点があり、その添加物の適切な比率は求め
られていなかった。本実施例において、Ge2 Sb2
Te5 を主成分とする光記録材料層に、添加物とし
てGe、Sb又はTeの主成分と同じ成分と、Cu、A
u、Ag、Co又はNi等の成分を添加し実験した結果
、粘性係数の増加により材料層の流動が抑制され、かつ
結晶化速度の遅れによるエラーレートの増加の見られな
い添加量の上限は5アトミック%であることが確認され
た。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、光記録
媒体における光記録材料層を20nm未満の薄膜化層と
し、さらに、原子数比Ge2 Sb2 Te5 の材料
を主成分とし最大5アトミック%の添加物を添加された
材料により、前記薄膜化層を形成することに特徴を有す
るので、以下の効果を奏す。
媒体における光記録材料層を20nm未満の薄膜化層と
し、さらに、原子数比Ge2 Sb2 Te5 の材料
を主成分とし最大5アトミック%の添加物を添加された
材料により、前記薄膜化層を形成することに特徴を有す
るので、以下の効果を奏す。
【0030】従来のGe−Sb−Te系光記録材料を用
いた光記録媒体では、書換動作の繰り返しによるエラー
レートが、実用化の際に要求される繰り返し回数(10
6 回)以前において急激に増加するため、実用化の段
階に達しているとは言えない。
いた光記録媒体では、書換動作の繰り返しによるエラー
レートが、実用化の際に要求される繰り返し回数(10
6 回)以前において急激に増加するため、実用化の段
階に達しているとは言えない。
【0031】また、エラーレートの増加の原因である材
料層の流動を抑えるため、光記録材料層に添加物を添加
しても、再結晶化速度の遅れの原因となり、この手段の
みでは上記問題の解決ができない。
料層の流動を抑えるため、光記録材料層に添加物を添加
しても、再結晶化速度の遅れの原因となり、この手段の
みでは上記問題の解決ができない。
【0032】しかし、本発明においては、光記録材料層
を20nm未満の薄膜化層にて構成すると言う手段にて
、材料の流動を抑制し、書換動作の繰り返しによるエラ
ーレートの急激な増加を抑えることが可能である。
を20nm未満の薄膜化層にて構成すると言う手段にて
、材料の流動を抑制し、書換動作の繰り返しによるエラ
ーレートの急激な増加を抑えることが可能である。
【0033】さらに、上記の薄膜化に加え、添加量を最
大5アトミック%とした原子数比Ge2 Sb2 Te
5 の材料にて光記録材料層を形成することにより、従
来問題となっていた結晶化速度の遅れを来すことなく、
流動抑制の効果を増強できるので、実用化に必要な10
6 回の書換動作の繰り返し後であっても、エラーレー
トの充分に低い光記録媒体とすることが可能である。
大5アトミック%とした原子数比Ge2 Sb2 Te
5 の材料にて光記録材料層を形成することにより、従
来問題となっていた結晶化速度の遅れを来すことなく、
流動抑制の効果を増強できるので、実用化に必要な10
6 回の書換動作の繰り返し後であっても、エラーレー
トの充分に低い光記録媒体とすることが可能である。
【図1】本発明の第1実施例における、書換動作のエラ
ーレートを繰り返し回数に対し示すグラフ図である。
ーレートを繰り返し回数に対し示すグラフ図である。
【図2】本発明の第2実施例における、書換動作のエラ
ーレートを繰り返し回数に対し示すグラフ図である。
ーレートを繰り返し回数に対し示すグラフ図である。
【図3】本発明の第3実施例における、書換動作のエラ
ーレートを繰り返し回数に対し示すグラフ図である。
ーレートを繰り返し回数に対し示すグラフ図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 Ge、Sb及びTeを光記録材料層の
主構成元素とする相変化型光記録媒体において、該光記
録材料層は膜厚20nm未満の薄膜化層であることを特
徴とする相変化型光記録媒体。 - 【請求項2】 請求項第1項において、前記光記録材
料層は、Ge2 Sb2 Te5 と、5アトミック%
以下の添加物とからなることを特徴とする相変化型光記
録媒体。 - 【請求項3】 請求項第2項において、前記添加物は
、Ge、Sb及びTeからなる群より選ばれた少なくと
も1成分であることを特徴とする相変化型光記録媒体。 - 【請求項4】 請求項第2項において、前記添加物は
、Cu、Au、Ag、Co及びNiからなる群より選ば
れた少なくとも1成分であることを特徴とする相変化型
光記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407065A JPH04223191A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 相変化型光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407065A JPH04223191A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 相変化型光記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04223191A true JPH04223191A (ja) | 1992-08-13 |
Family
ID=18516691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2407065A Pending JPH04223191A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 相変化型光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04223191A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5492794A (en) * | 1993-12-27 | 1996-02-20 | Nec Corporation | Information recording medium |
| US5912104A (en) * | 1993-06-18 | 1999-06-15 | Hitachi, Ltd. | Information recording medium |
| CN1326137C (zh) * | 2004-11-10 | 2007-07-11 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 可用于相变存储器多级存储的相变材料 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP2407065A patent/JPH04223191A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5912104A (en) * | 1993-06-18 | 1999-06-15 | Hitachi, Ltd. | Information recording medium |
| US5492794A (en) * | 1993-12-27 | 1996-02-20 | Nec Corporation | Information recording medium |
| CN1326137C (zh) * | 2004-11-10 | 2007-07-11 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 可用于相变存储器多级存储的相变材料 |
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