JPH04225308A - 動体測距装置および動体測距方法 - Google Patents

動体測距装置および動体測距方法

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JPH04225308A
JPH04225308A JP40760990A JP40760990A JPH04225308A JP H04225308 A JPH04225308 A JP H04225308A JP 40760990 A JP40760990 A JP 40760990A JP 40760990 A JP40760990 A JP 40760990A JP H04225308 A JPH04225308 A JP H04225308A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば焦点検出出
力にもとづいて撮影レンズを合焦位置に駆動するカメラ
の自動焦点撮影装置などに応用され、被写体の上記撮影
レンズの光軸方向への移動にともなう焦点ずれを防ぐた
めにその移動速度を検出する動体測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズの光軸方向に移動する
被写体を撮影しようとした場合、そのレリーズタイムラ
グ中の被写体移動にともなって焦点ずれが発生するとい
う欠点があった。
【0003】そこで、この焦点ずれを防ぐものとして、
たとえば特開昭63−159817号公報に、第1レリ
ーズ信号に応答して測距動作を複数回行い、露光開始時
の被写体の位置を予測して撮影レンズを駆動するように
したものが開示されている。また、カメラ以外の分野で
は、たとえば特開昭62−232571号公報に示され
るように、赤外線を被測定物に投射し、その反射信号に
もとづいて被測定物の移動速度を検出する方法が提案さ
れている。ここで、上記した特開昭63−159817
号公報を例に、従来の速度検出装置について説明する。 図7において、1は被写体であり、2〜4はそれぞれ測
距装置を構成する測距用光学系、発光素子駆動回路(ド
ライバ)、距離演算回路である。
【0004】すなわち、測距用光学系2に含まれる赤外
発光ダイオード(IRED)2aが発光素子駆動回路3
によりドライブされると、IRED2aからの光が投光
用レンズ2bを介して被写体1に投光される。この被写
体1に投光された光はそこで反射された後、受光レンズ
2cによって集光され、光位置検出素子(PSD)2d
上に結像される。すると、このPSD2dからは、上記
反射信号光の入射位置に応じた信号電流I1 ,I2 
が出力される。そして、この信号電流I1 ,I2 を
距離演算回路4で処理することにより、被写体1までの
距離が求められる。
【0005】この種の速度検出装置では、タイミング回
路5にしたがって上述のごとき測距動作が所定の時間間
隔で繰り返えされる。そして、それぞれの測距結果を距
離データ記憶回路6に記憶した後、所定時間内に被写体
1がどれだけ位置を変位させたかを計算することにより
、その移動速度が検出される。
【0006】なお、この速度検出装置は、速度変化をも
判定するために、次数判定回路7aと1次関数決定回路
7bと2次関数決定回路7cとからなる専用の関数決定
回路7を具備するとともに、撮影時点(露光開始時)に
おける被写体距離を予測するための距離予測演算回路8
、およびそれらを制御する制御回路9などを含むもので
あった。
【0007】しかしながら、上述の速度検出装置におい
て、たとえば測距用光の反射光によって測距を行う、い
わゆるアクティブ式のオートフォーカス(AF)を採用
する場合、数十cmから∞までを1つのPSDで検出し
ようとすると、検出の分解能が低下してしまい、移動速
度の検出に十分な精度が得られなくなるという問題があ
る。
【0008】一般のカメラの測距装置を時間的に2回に
分けて動作させることにより速度を求めることは、測距
誤差がほとんどない場合か、2回の測距のタイミングが
大きく離れている場合でなければ成立しないため、あま
り現実的であるとはいいがたい。すなわち、実際の測距
には必ず誤差がつきまとうものであり、またシャッタチ
ャンスを考えた場合に、速度の検出に長い時間を要する
ということは、動体測距の目的からもあり得ない技術と
なる。
【0009】この動体測距は、静止していると見なせる
ほど動きの遅い被写体については勿論のこと、動きが大
きくても遠距離にあり、被写界深度によってそれをカバ
ーすることが可能なものに関しては不要な技術である。 いい換えれば、近距離にあって、比較的に動きの大きい
被写体についてのみ、動体測距の技術が必要ということ
になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のアクティブ式のAFでは、数十cmから∞までを1つ
のPSDで検出しようとしているため、検出の分解能が
低下される。したがって、測距の間隔を長くしなければ
ならず、結果的にレリーズタイムラグが大きくなるとい
う欠点があった。そこで、この発明は、高精度で、かつ
レリーズタイムラグの小さい動体測距装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の動体測距装置にあっては、被写体に向
けて測距用光を投光する投光手段と、この投光手段の前
記測距用光の投光による前記被写体からの反射光を受光
し、その入射位置に依存する信号を出力する、測距レン
ジの広い第1の光位置検出手段と、前記投光手段の前記
測距用光の投光による前記被写体からの反射光を受光し
、その入射位置に依存する信号を出力する、測距レンジ
の狭い第2の光位置検出手段と、前記第1の光位置検出
手段の出力を用いて前記被写体までの距離を求める第1
の演算手段と、この第1の演算手段による演算結果が所
定範囲内のとき、前記第2の光位置検出手段の出力を用
いて前記被写体の時間変位量を求める第2の演算手段と
から構成されている。
【0012】
【作用】この発明は、上記した手段により、近距離にあ
る比較的に動きの大きい被写体については検出能力を高
めて速度を求めることができるようになるため、測距の
間隔が短くてすむものである。
【0013】通常、人の歩く速さは、約、秒速1mであ
るが、これをたとえば0.3秒で検出しようとする場合
、その移動量は30cmしかない。したがって、アクテ
ィブ式のAFでは、被写体距離が大きい場合にはS/N
の劣化により検出が困難となる。また、逆に、被写体距
離が近く、しかもその被写体が動体である場合、たとえ
ば1m以下の近距離からこちらに向かって歩いてくる人
を撮影しようとする場合、撮影者にぶつかる可能性があ
る。したがって、このような被写体を撮影する状況も極
めてまれであると考えられる。
【0014】このように考えると、一般的な測距におい
ては、たとえば60cmから∞までをカバーする必要が
あるカメラの場合でも、動体検出を行うに際しては1m
から4m程度にまでと、測距のレンジを狭くすることが
可能であることがわかる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる動体測距装置
の概念を示すものである。
【0016】すなわち、CPU11はこの装置全体の制
御を司るものであり、このCPU11には、タイミング
回路13、測距回路14、および動体検出回路15が接
続されている。タイミング回路13は、上記測距回路1
4、上記動体検出回路15、およびドライバ16の駆動
のタイミングをそれぞれ制御するものである。
【0017】ドライバ16は、測距用光学系20に含ま
れる赤外発光ダイオード(IRED)21を駆動するも
のであり、上記タイミング回路13の制御により、測距
動作または動体検出動作に応じてIRED21を発光せ
しめるようになっている。
【0018】測距用光学系20は、上記IRED21と
、このIRED21からの測距用光(赤外光信号)を被
写体10に向けて投光する投光用レンズ22と、上記被
写体10からの反射光を集光する受光レンズ23a,2
3bと、各受光レンズ23a,23bで集光された反射
信号光の入射位置に応じた信号電流I1 ,I2 をそ
れぞれ発生する光位置検出素子(PSD)24a,24
bとから構成されている。この場合、PSD24bは、
反射信号光の入射面(電極c,d間)が長く、その測距
レンジがカメラの撮影可能範囲のすべてをカバーするよ
うになっている。一方、PSD24aはその長さ(電極
a,b間)がPSD24bよりも短いため、測距レンジ
が狭くなっている。
【0019】測距回路14は、上記PSD24bの出力
信号から信号光成分を抜き出してこれをアナログ的に演
算することにより、被写体10までの距離L1 を求め
るものである。この測距回路14は、上記IRED21
の測距動作時における点灯に対応して動作されるように
なっている。
【0020】動体検出回路15は、上記PSD24aの
出力信号を用いて被写体距離Lの時間変位量を演算する
ものである。この動体検出回路15は、上記IRED2
1の動体検出動作時における点灯に対応して動作される
ようになっており、たとえば連続発光されるIRED2
1の発光の前半と後半とで被写体距離Lの逆数1/Lに
比例する信号電流の積分方向を切り変えることによって
速度検出を行うものである。
【0021】CPU11は、動体測距を含む、測距動作
にかかるすべてのシーケンスを司り、各種演算や判定な
どを行うものである。すなわち、CPU11は、タイミ
ング回路13を介してIRED21の発光を制御すると
ともに、この発光にかかる上記測距回路14の出力にも
とづいて距離の判定(前述の動体補正が有効となる距離
に被写体10がいるかの判定)を行うようになっている
。また、動体補正が有効となる距離に被写体10がいる
と判定されたときには、再びIRED21を発光させる
とともに、上記動体検出回路15を動作せしめ、この動
体検出回路15の出力と上記測距回路14の出力とから
撮影レンズ(ピント合わせ用レンズ)の繰り出し量を決
定するようになっている。
【0022】このように本実施例では、まず、ワイドレ
ンジをカバーするPSD24bの出力を用いて被写体1
0までの最初の距離を求め、その結果が所定範囲内、つ
まり動体補正が有効となる距離に被写体10がいる場合
には、測距レンジの狭いPSD24aの出力を用いて速
度を求めるようにしたものであり、測距結果に速度情報
を加味することで精度が高く、しかも検出時間の短い動
体測距を実現しようとするものである。図2は、上述し
た動体測距にかかる動作の一例を示すものである。
【0023】たとえば今、CPU11からの信号により
、タイミング回路13が動作される。すると、このタイ
ミング回路13の制御のもとに、ドライバ16によって
、測距用光を投光用レンズ22を介して被写体10に向
けて投光するIRED21が駆動される。
【0024】まず、IRED21からは、通常の測距動
作用の光が発光(たとえば、2回)される。この光の投
光による上記被写体10からの反射光は、受光レンズ2
3bを介してPSD24bに結像される。
【0025】また、このとき、上記タイミング回路13
の制御のもとに、測距回路14が動作される。したがっ
て、この測距回路14では、上記PSD24bに結像さ
れた反射信号光の入射位置に応じた信号電流I1 ,I
2 にもとづいて、被写体10までの距離L1 が求め
られる。
【0026】この測距回路14における測距結果(L1
 )はCPU11に送られ、距離の判定に供される。す
なわち、測距回路14からの被写体距離L1 の逆数1
/L1 をもとに、動体補正が有効となる距離に被写体
10がいるか否か、つまり被写体10がたとえば1mか
ら4mまでの距離範囲にいるか否かが判定される。
【0027】そして、このCPU11により、動体補正
が有効となる距離に被写体10がいることが判定された
とする。すると、引き続き、動体検出を行うための制御
が行われる。この場合、同様にしてIRED21が駆動
され、IRED21からは動体検出動作用の光が発光(
たとえば、12回)される。この光の投光による上記被
写体10からの反射光は、受光レンズ23aを介してP
SD24aに結像される。
【0028】また、このとき、上記タイミング回路13
の制御のもとに、動体検出回路15が動作される。した
がって、この動体検出回路15では、上記PSD24a
に結像された反射信号光の入射位置に応じた信号電流I
1 ,I2 にもとづく速度検出積分により、被写体距
離Lの時間変位量(速度v)が求められる。なお、速度
検出の詳細については後述する。
【0029】上記動体検出回路15における検出の結果
はCPU11に送られ、速度の判定およびレンズ繰り出
し量の決定に供される。すなわち、動体検出回路15の
出力にもとづく速度判定の結果と、上記測距回路14の
出力にもとづく測距結果とから、ピント合わせ用レンズ
の繰り出し量が決定される。図3は、上記測距用光学系
20の基本構成を示すものである。
【0030】この測距用光学系20は、PSDを採用す
る公知の一点用測距装置を構成するものであり、被写体
10にAF用光(測距用光)を投光する、いわゆるアク
ティブ方式となっている。
【0031】今、IRED21が発光されると、その光
はAF用光となって投光用レンズ22を介して被写体1
0に投光される。すると、このAF用光は被写体10に
よって反射され、受光レンズ23を介して集光されるこ
とによりPSD24上に像となって結ばれる。
【0032】この場合、反射光の入射位置xは、三角測
距の原理により、次式(1)で示されるように、被写体
距離Lの関数として表わされる。x=S・f/L…(1
)ここで、Sは投光用レンズ22と受光レンズ23との
主点間距離(基線長)であり、fは受光レンズ23の焦
点距離で、この位置にPSD24は配置されるようにな
っている。
【0033】PSD24からは、入射位置xの関数であ
る2つの信号電流I1 ,I2 が出力される。全信号
光電流をIp0 とし、PSD24の長さをtpとする
と、次式(2),(3),(4)のようにLを表わすこ
とができる。   I1 ={(a+x)/tp}・Ip0     
…(2)  I2 =[{tp−(a+x)}/tp]
・Ip0     …(3)            
  ∴  I1 /(I1 +I2 )=(a+x)/
tp                       
                         
  =(1/tp)・{a+(S・f)/L}    
…(4)  ここで、aは、IRED21の発光中心と
投光用レンズ22の主点とを結んだ線と平行な線を受光
レンズ23の主点から延ばしたときに、PSD24とク
ロスする点からPSD24のIRED21側の端までの
長さである。 次に、測距レンジと測距精度との関係について説明する
【0034】たとえば、測距可能な最至近の距離をLm
inとし、理想的に、PSD24の端に反射光が入射し
たときの測距が可能であるとすると、そこには、Lmi
n=(S・f)/(tp−a)    …(5)の関係
が成立する。この式(5)からは、PSD24の長さt
pが大きければ大きいほど、測距可能な最至近の距離L
minは小さくなり、測距レンジが広がることが分かる
【0035】一方、前記式(4)からは、PSD24の
長さtpが小さいほど、被写体距離Lの逆数1/Lの変
化に対して、I1 /(I1 +I2 )が大きく変化
することが分かる。これは、被写体距離Lの逆数1/L
の微小な変化を検出しようとする場合、PSD24の長
さtpが小さいほど有利であることを示しており、先に
述べたように、測距レンジを狭くした方が測距精度が上
がるということにほかならない。このように、PSD2
4の出力によって、被写体距離Lの逆数1/Lが得られ
ることが分かる。
【0036】また、速度検出では、PSD24のこのよ
うな性質上、被写体距離Lの時間変化量を求めるよりも
、被写体距離Lの逆数1/Lの変化量Δ1/Lを求める
方が処理する上で簡単なので、この変化量Δ1/Lを求
めることで速度検出を行うようにしている。すなわち、
この変化量Δ1/Lは、図2の(e)における速度検出
積分の波形に示すように、IRED21の連続発光の前
半と後半とで被写体距離Lの逆数1/Lに比例する信号
電流の積分方向を変えることによって、最終的に得られ
る初期電圧からの差分VOUT により求めることがで
きる。
【0037】ここで、前記の図2において、動体検出の
半分の時間をt1 とすると、この変化量Δ1/Lは、
Δ1/L=(1/L3 −1/L2 )/t1    
 …(6)で現わすことができる。この場合、図中の(
イ),(ロ)の間も被写体10は動いているため、式(
6)における1/L2 は(イ)の時間帯の半分の時点
での被写体距離L2 の逆数、同じく1/L3 は(ロ
)の時間帯の半分の時点での被写体距離L3 の逆数と
する。
【0038】この関係から、速度vとの間には、L3 
=L2 −vt1     …(7)が成り立つ。
【0039】これにより、速度vは、 v=(L2 −L3 )/t1     …(8)によ
り求められる。
【0040】今、露光タイミングをtxとすると、通常
測距の結果L1 より、露光タイミングでの被写体距離
Lxは、 Lx=L1 −vtx    …(9)となる。ここで
は、速度vが求められれば、通常測距の結果L1 はそ
の逆数1/L1 より必然的に求めることができるため
、露光タイミングでの被写体距離Lxが自動的に決定さ
れる。
【0041】 すなわち、式(6),(8)より、速度vは、v=(L
2 −L3)/t1  =L2 ・L3 ・Δ1/L    …(10)となる
【0042】また、式(10)におけるL2 ,L3 
は、図2中のt0 により、それぞれ L2 =L1 −vt0     …(11)L3 =
L1 −v(t0 +t1 )    …(12)とし
て現わすことができる。したがって、式(10),(1
1),(12)より、速度vは、       v=(L1 −vt0 ){L1 −v(
t0 +t1 )}    …(13)となる。
【0043】この式(13)は速度vについての2次の
方程式である。しかし、式(13)におけるL1 ,t
0 ,t1 はすべて既知なので、速度vは簡単に求め
ることができる。
【0044】そして、得られる結果を式(9)に代入す
ることにより、露光タイミングでの被写体距離Lx、つ
まりレンズの繰り出し量にかかる目標までの距離(繰り
出し目標距離)が求められる。次に、この発明の一実施
例についてさらに説明する。
【0045】図4は、受光レンズを共有化するとともに
、PSDに中間電極を設け、通常の測距動作時と動体検
出動作時とでPSDの長さを切り換えて用いるように構
成したものである。
【0046】すなわち、図4において、23は受光レン
ズ、24は中間電極b,cを持つPSD、25〜28は
プリアンプ、29はスイッチング回路、30はCPU、
31は演算回路、32は積分回路、33はリセット回路
、34は方向切換回路、35は出力端子である。
【0047】プリアンプ25〜28は、CPU30によ
る選択/非選択に応じて、PSD24の信号出力を低入
力インピーダンスまたは高入力インピーダンスにて増幅
するものである。スイッチング回路29は、上記CPU
30からの信号に応じて、プリアンプ25〜28の選択
/非選択を切り換えるものである。演算回路31は、P
SD24からの2つの信号電流I1 ,I2 を、前記
の式(4)に比例する電流に変換するための回路である
【0048】積分回路32は、演算回路31の出力であ
る電流信号を積分し、電圧信号として出力端子35より
出力するとともに、この積分電圧を前記CPU30に供
給するものである。リセット回路33は、上記積分回路
32における積分電圧を、測距動作または動体検出動作
にさきだってリセットするためのものである。方向切換
回路34は、動体検出動作時に上記積分回路32におけ
る積分方向を切り換えるためのものである。
【0049】CPU30は、上記スイッチング回路29
および方向切換回路34を制御して、動体測距を含む、
測距動作のすべてのシーケンスを司るものである。また
、上記積分回路32の積分電圧をA/D変換して取り込
み、前述の1/L1 やVOUTなどを読み込んで繰り
出し目標距離を求めるようになっている。
【0050】なお、前述した図2には示していないが、
通常測距動作時にも同じ積分回路32が用いられる。こ
の場合、方向切換回路34は動作されず、CPU30が
測距の結果(1/L1 )を読み込んだ後、その積分出
力がリセット回路33によってリセットされ、動体検出
動作に備えるように制御される。図5は、中間電極b,
cを有するPSD24の一例を示すものである。本実施
例においては、通常の測距動作時に60cmから∞まで
の範囲を測距できるようにするため、PSD24の長さ
tpsが1.6mmとされている。
【0051】すなわち、前記した図3において、S=5
0mm、f=14mmとした場合、60cmのときのP
SD24上における反射光の入射位置xの範囲は、式(
1)より、 x60cm=(50×14)/600=1.17mmと
なる。したがって、0.43mmの余裕が設けられてい
ることになる。
【0052】一方、動体検出動作時に、たとえば1mか
ら4mまでの間を測定するようにした場合、その範囲x
1m,x4mは、それぞれ x1m=(50×14)/1000=0.7mmx4m
=(50×14)/4000=0.175mmとなる。 この場合のレンジは、0.7−0.175=0.525
mmとなるから、これに上記の余裕0.43mmを加え
るとすると、動体検出動作時には0.955mmの長さ
だけ必要となる。
【0053】こうした考えをもとに形成されたのが図5
に示すPSD24であり、長さ(tps)が1.6mm
、幅が0.5mmとされている。そして、両端電極a,
dからそれぞれ所定の位置には中間電極b,cが設けら
れている。また、このPSD24における、各動作時の
長さの比は、前述したように、1.6mm/0.955
mm=1.68であり、測距の精度は動体検出動作時に
1.7倍近く向上されることになる。短い時間で、微小
な変化量を求める場合には、通常の測距動作時以上の精
度が要求されるため、この効果は特に有効である。 次に、図6を参照して、前記の図5に示したような中間
電極b,cを持つPSD24を用いて、測距および速度
検出を行うための動作について説明する。
【0054】まず、CPU30の制御により測距動作が
行われる。この場合、スイッチング回路29を介してプ
リアンプ25,28がオンされるとともに、プリアンプ
26,27がオフされる。また、前述したように、IR
ED(図示していない)が測距のために発光され、測距
用光が被写体に向けて投光される。そして、被写体から
の反射光は、受光レンズ23を介してPSD24に結像
される。こうして、選択されたプリアンプ25,28の
入力は低入力インピーダンスとなってPSD24からの
信号出力を増幅し、このプリアンプ25,28による増
幅信号は演算回路31に供給される。なお、非選択とさ
れたプリアンプ26,27の入力は高入力インピーダン
スとなっている。
【0055】この演算回路31に供給された増幅信号は
、ここでI1 /(I1 +I2 )に比例する電流信
号に変換される。この電流信号は積分回路32により積
分された後、CPU30によって取り込まれ、積分出力
、つまり測距結果(1/L1 )が動体検出のレンジ内
に入っているか否かが判断される。
【0056】測距結果が上記レンジ内に入っている場合
には、CPU30の制御により前述の動体検出動作が行
われる。この場合、スイッチング回路29を介してプリ
アンプ26,27がオンされるとともに、プリアンプ2
5,28がオフされる。また、前述したように、IRE
D(図示していない)が動体検出のために複数回発光さ
れ、その測距用光の投光による被写体からの反射光が受
光レンズ23を介してPSD24に結像される。今度は
、選択されたプリアンプ26,27の入力が低入力イン
ピーダンスとなってPSD24からの信号出力を増幅し
、このプリアンプ26,27による増幅信号は演算回路
31に供給される。なお、非選択とされたプリアンプ2
5,28の入力は高入力インピーダンスとなっている。
【0057】この演算回路31に供給された増幅信号は
電流信号に変換され、さらに積分回路32によって積分
される。ここでは、方向切換回路34によってIRED
の発光の前半と後半とで積分の方向が切り換えられるこ
とにより、前記図2に示したような速度検出積分が行わ
れる。
【0058】この積分出力(VOUT )はCPU30
に取り込まれ、速度の判定が行われる。また、この動体
検出結果と上記測距結果とから予測ピント位置を求める
ための動体補正動作が行われる。
【0059】この動体補正によってレンズの繰り出し量
が求められると、この繰り出し量にしたがって撮影レン
ズが駆動される。こうして、撮影レンズが繰り出し目標
距離に対応されることにより、ピント合わせが行われる
。上記したように、近距離にある比較的に動きの大きい
被写体については、検出能力を高めて速度を求めること
ができるようにしている。
【0060】すなわち、通常の測距動作時にはワイドレ
ンジでありながら、動体検出動作時にはPSDの測距レ
ンジを狭めて測定を行うようにしている。これにより、
動体検出動作時におけるPSDの検出能力を簡単に高め
ることが可能となる。したがって、PSDの検出の分解
能を十分に確保し得るため、測距の間隔が短くても、精
度の良い動体測距が実現できるものである。なお、この
発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の要
旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは
勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれば
、高精度で、かつレリーズタイムラグの小さい動体測距
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる動体測距装置の基本概念を示
すブロック図。
【図2】同じく、動体測距装置の動作を説明するために
示すタイミングチャート。
【図3】同じく、測距用光学系の基本構成を示す図。
【図4】この発明の一実施例にかかる具体的な回路構成
例を示すブロック図。
【図5】同じく、中間電極を有するPSDの一構成例を
示す図。
【図6】同じく、動作の概要を説明するために示すフロ
ーチャート。
【図7】従来技術とその問題点を説明するために示す速
度検出装置のブロック図。
【符号の説明】
10…被写体、11,30…CPU、13…タイミング
回路、14…測距回路、15…動体検出回路、16…ド
ライバ、20…測距用光学系、21…IRED、22…
投光用レンズ、23(23a,23b)…受光レンズ、
24(24a,24b)…PSD、25〜28…プリア
ンプ、29…スイッチング回路、31…演算回路、32
…積分回路、33…リセット回路、34…方向切換回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被写体に向けて測距用光を投光する投
    光手段と、この投光手段の前記測距用光の投光による前
    記被写体からの反射光を受光し、その入射位置に依存す
    る信号を出力する、測距レンジの広い第1の光位置検出
    手段と、前記投光手段の前記測距用光の投光による前記
    被写体からの反射光を受光し、その入射位置に依存する
    信号を出力する、測距レンジの狭い第2の光位置検出手
    段と、前記第1の光位置検出手段の出力を用いて前記被
    写体までの距離を求める第1の演算手段と、この第1の
    演算手段による演算結果が所定範囲内のとき、前記第2
    の光位置検出手段の出力を用いて前記被写体の時間変位
    量を求める第2の演算手段とを具備したことを特徴とす
    る動体測距装置。
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