JPH04225929A - 1,2−ジクロロエタン熱分解工程からの未反応1,2−ジクロロエタンの精製法 - Google Patents

1,2−ジクロロエタン熱分解工程からの未反応1,2−ジクロロエタンの精製法

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JPH04225929A
JPH04225929A JP3115583A JP11558391A JPH04225929A JP H04225929 A JPH04225929 A JP H04225929A JP 3115583 A JP3115583 A JP 3115583A JP 11558391 A JP11558391 A JP 11558391A JP H04225929 A JPH04225929 A JP H04225929A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、副産物として生ずるベンゼンを
塩素化し、その塩素化生成物を留去することによって1
,2−ジクロロエタン熱分解工程からの未反応1,2−
ジクロロエタンを精製する方法に関するものである。
【0002】1,2−ジクロロエタンが不完全な熱分解
をうけて塩化ビニルと塩化水素になるときに、特にベン
ゼンも生成する。ベンゼンはその後の分解ガス混合物の
蒸留処理の際に(HClはHClカラムで除去され、塩
化ビニル(VC)及びEDCはその後のVCカラムで分
離され、最後に低−及び高沸点不純物はその後に連結さ
れた低−及び高沸点カラムで未反応EDCから分離され
る)その沸点に基づいて、未反応1,2−ジクロロエタ
ンに富む塩化ビニルカラム底部にたまる。分解条件によ
って、或いは未反応1,2−ジクロロエタンを純粋な1
,2−ジクロロエタン(これは再び熱分解工程に戻され
る)に精製する場合に、1,2−ジクロロエタンには多
かれ少なかれかなりのベンゼンが蓄積し、このため熱分
解工程の動態は極めて好ましくない影響を受ける。
【0003】文献〔ウルマン(Ullmann)4版、
9巻(1975)、448ページ〕には、ベンゼンは1
,2−ジクロロエタンが塩化ビニルと塩化水素に熱分解
する際の弱い阻止剤であるに過ぎないと書かれているこ
とは確かである;そこに記されている定義によると、1
,2−ジクロロエタン中に濃度500ppm以上がなけ
れば明らかな阻止効果が現れないという物質の場合、そ
の物質の阻止効果は弱いとみなされる。しかしながら熱
分解後、未反応1,2−ジクロロエタンを循環させ、処
理後再び熱分解を受ける場合、分解を受ける1,2−ジ
クロロエタン中に5000重量ppm以上に及ぶベンゼ
ン濃度があらわれ、そのためベンゼンの阻止効果が顕著
にあらわれるかも知れない。このベンゼン蓄積が特に起
きるのは、EP−A2501(US−A4188347
)の方法に従って、熱分解後に未反応1,2−ジクロロ
エタンを前処理した場合(ヒドロキシル基含有芳香族化
合物の存在下における塩素化−及びその後の脱塩素化過
程による副産物除去)並びに、EP−A180998に
従ってエネルギー節約的処理した場合(この場合前処理
した未反応1,2−ジクロロエタンの小部分流のみが、
熱分解装置に導入される前に、例えばDE−A2445
371(US−A3998706)によって、低沸点化
合物を除去される)である。
【0004】その上熱分解そのものにおいても変換の増
加と共に分解混合物中のベンゼン量も増加する。今ベン
ゼンの阻止効果を相殺するために熱分解温度を上げるな
らば、その結果分解管壁の温度が上がるのは必至である
。これもベンゼン及びその他の副産物の生成を増加させ
る。これらは生成した塩化ビニルから非常に分離しにく
く、塩化ビニルの重合に大きいマイナスの影響を与える
。それに加えて分解管壁温度上昇はコークス形成を増加
させる。分解管にこのようにコークスが沈着するため、
炉の運転時間は減少し、それにつれて装置のキャパシテ
ィも低下する。その上このようなコークス沈着は強い断
熱効果をもつため、管壁と生成物との温度差を高めてコ
ークスの断熱作用を相殺するためにはさらに高い分解管
壁温度が必要になる。概して、高い壁温度は、塩化水素
による分解管材料の高温腐食を促進し、そのため分解管
の耐用年数は減少し(維持費は上昇)、最悪の場合には
管の亀裂による極めて危険な運転状態(作業者、装置及
び環境に対する危険)が生まれる。最近ベンゼン蓄積の
問題が強く前面に出てきた、なぜならば差し当たり、例
えば上記の未反応1,2−ジクロロエタンの処理法のよ
うな、できるだけ大きい装置処理量でエネルギー節約的
に塩化ビニルを製造する方法がますます望まれるように
なったからである。これにより1,2−ジクロロエタン
中にはベンゼン量が多くなるのは必至である。
【0005】1,2−ジクロロエタンから純粋に蒸留的
にベンゼンを分離することは、経済的理由から問題にな
らない、というのは、これらの沸点が非常に近いために
、これを行うには大きい技術的並びにエネルギー的支出
が必要となるからである。
【0006】文献から公知のように、ベンゼンは触媒作
用をもったハロゲン担体の存在下では遙かに高沸点の塩
素化芳香族化合物に変換し得る。安価なハロゲン担体の
例は例えば塩化鉄(III)である;これは無水の粉末
ないし微粒子状物質の形で用いられるが、塩素と鉄の反
応によって現場でも生成できる。
【0007】後者の方法はDE−PS1493381(
US−A3366457)に記載されている。連続処理
法において、金属鉄の存在下で過剰のベンゼンを塩素と
反応させてモノクロロベンゼンに変換せしめる。DE−
PS558068には、ラッシヒリング及び鉄線の形の
金属鉄の存在下で過剰のベンゼンを塩素とを気相で反応
させてモノクロロベンゼンに変換する方法が記載されて
いる。
【0008】この方法は次のような欠点をもつ;すなわ
ち非常に薄い濃度のベンゼン(ベンゼンは未反応1,2
−ジクロロエタン中に大抵は1000ないし8000重
量ppmの濃度範囲で存在する)をおだやかな反応条件
下で塩素化し、十分な塩素変換物を得るためには、1,
2−ジクロロエタンに対して数千ppmという大量の塩
化鉄(III)が必要である。しかしながら、水分含量
10重量ppm以下の乾燥1,2−ジクロロエタン中へ
無水FeCl3 の溶解度は反応時間により、約350
ないし600重量ppmに過ぎない;したがって不十分
である。
【0009】DE−A1568298(GB−A118
4576)によると、金属鉄及び/又は塩化鉄(III
)の代わりに酸化鉄(III)を用いると、1,2−ジ
クロロエタン中へのFeCl3 の溶解度は約10倍増
加する。この原因は、酸化鉄(III)と塩化水素との
反応によって生成する水にある;この水は明らかに強い
溶解剤として作用する。NL−A7215333には、
金属鉄を使用してベンゼンを塩素化するために、200
ppmの水分を含むベンゼンを用いることが教示されて
いる。しかしながらこの方法には、水分の存在によって
反応媒質が著しく腐食性になり、そのため使用装置を効
果な耐食性タイプにしなければならないという欠点があ
る。
【0010】本発明の目的は、1,2−ジクロロエタン
−熱分解工程からの未反応1,2−ジクロロエタンの精
製法であって、できるだけ簡単な方法で1,2−ジクロ
ロエタンからベンゼンを分離し、1,2−ジクロロエタ
ン中のベンゼンの500重量ppm以上の蓄積を阻止す
る方法を開発することである。
【0011】驚くべきことに、おだやかな反応条件下で
、未反応1,2−ジクロロエタン中のベンゼン含量に対
してほんのわずか過剰の塩素の存在下で、全反応空間に
亘って微細に分散した鉄触媒の存在下で、ベンゼンをほ
とんど完全に対応する塩素化生成物に変換することがで
き、その生成物はその後蒸留によって容易に分離するこ
とができる。さらに驚くべきことに、この方法では、触
媒的に活性な塩化鉄(III)(これはこの場合1,2
−ジクロロエタン中に溶解している)の濃度がたった3
50ないし600重量ppmに過ぎない。
【0012】本発明は、1,2−ジクロロエタンの不完
全熱分解による塩化ビニルの製造時に塩化ビニルカラム
の底部に落下した未反応1,2−ジクロロエタンの精製
法であって、 a)1,2−ジクロロエタンの熱分解時に回収された未
反応1,2−ジクロロエタンと、液体−及び/又はガス
状塩素とを、塩素化反応器中で液相で、滞留時間20な
いし150分、温度20ないし80℃で、反応空間全体
に広がった、嵩密度0.1ないし0.5g/cm3 の
鉄触媒の存在下で、反応器を出る未反応1,2−ジクロ
ロエタンがその未反応1,2−ジクロロエタンに対して
20ないし200重量ppmの濃度の過剰遊離塩素を溶
解して含むというような量的割合で、接触させ、b)段
階a)により塩素処理した1,2−ジクロロエタンを酸
−及びアルカリ洗浄、並びに蒸留による低沸点化合物及
び高沸点化合物分離によって精製することを特徴とする
精製法に関するものである。
【0013】本発明にる熱分解時に生成する未反応1,
2−ジクロロエタンの精製法は、1,2−ジクロロエタ
ン熱分解時の分解ガスから塩化水素と塩化ビニルとを除
去した後に塩化ビニルカラムの底部にたまった生成物を
用いて行われる。底部生成物を反応器に移す、その場合
反応器中の流速は、各場合に自由反応器横断面に対して
0.01ないし0.1cm/s、より好適には0.03
ないし0.06cm/sである。反応器中滞留時間は、
各場合に空の反応空間に関して20ないし150分、よ
り好適には40ないし80分である。
【0014】反応器に入る前か、反応器に入って直ぐ、
好適には反応器に入る前に、1,2−ジクロロエタン流
に液体−及び/又はガス状の塩素を混ぜる。あらゆる場
合に、1,2−ジクロロエタン流と塩素とを次のような
割合で接触させなければならない;すなわち反応器を出
る1,2−ジクロロエタン流が、過剰の遊離塩素を、溶
解した形で、1,2−ジクロロエタンに対して20ない
し200重量ppm、より好適には50ないし100重
量ppm含む。
【0015】塩素化反応は、反応器中で液相で、温度2
0ないし80℃、より好適には30ないし50℃で行わ
れる。その場合全反応空間は、嵩密度0.1ないし0.
5g/cm3 、より好適には0.2ないし0.3g/
cm3 の、微粒子状の鉄触媒で満たされる。鉄触媒と
して特に適しているのは微細な鉄削り屑、鉄バスケット
及び/又はスチールウールである。原則として鉄バスケ
ットもスチールウールも微粒子状で、すなわち0.1g
/cm3 以下の嵩密度で用いられる。しかし連続流れ
法では、反応器が詰まる危険性を排除できない。
【0016】本発明による方法は、好適には完全に連続
的に運転される、しかし、例えば特別な境界条件によっ
てベンゼン蓄積が比較的小さいような場合には、半連続
的に行うこともできる。
【0017】塩素処理後、1,2−ジクロロエタンから
、酸−及びアルカリ洗浄によって生成塩化鉄及び塩化水
素を除去する。酸洗浄は、一般的やり方で希塩酸によっ
て行われる;アルカリ洗浄はアンモニア水又は希苛性ア
ルカリによって行われる。水及び低沸点不純物を蒸留で
分離した後、1,2−ジクロロエタン相を高沸点カラム
に導く、そこでベンゼン塩素化の際に生成する塩素化芳
香族化合物を含めた高沸点不純物が分離される。こうし
て精製された1,2−ジクロロエタンは再び熱分解工程
に導入される。
【0018】本発明による特に好適な実施態様において
は、1,2−ジクロロエタン分解によって生じた分解産
物混合物は、塩化水素と塩化ビニルを除去後、EP−A
2501の方法と同様に、未反応1,2−ジクロロエタ
ンに対して0.0001ないし0.01重量%のヒドロ
キシル基含有芳香族化合物を加えられ、温度0−80℃
、圧力0.5−6バール(6×106 dyn/cm2
 )で、塩素化−及びその後の脱塩素化過程を受ける。 こうして処理された1,2−ジクロロエタン相の、好適
には20重量%までの小さい部分流のみがその後本発明
によって塩素処理され、その後酸−及びアルカリ洗浄に
よって精製される。この部分流はその後、エチレンの直
接塩素化及び/又はオキシクロリネーションから生じた
粗1,2−ジクロロエタンと共に、好適にはDE−A2
445371による方法と同様にして低沸点化合物を除
去され、高沸点カラムに導入される。EP−A2501
によって前処理された1,2−ジクロロエタン相の主流
、好適には最低80重量%は、塩素化段階と、洗浄と、
低沸点化合物分離は行わずに、直接高沸点カラムに導入
される。
【0019】本発明による方法によって、高沸点カラム
の頂部に出てくる、1,2−ジクロロエタンの熱分解に
使用される純1,2−ジクロロエタン中のベンゼン含量
を500重量ppm以下の数値に保持することができる
【0020】
【実施例】下記の実施例は本発明の方法をさらに詳しく
説明する。 実施例1 反応器はジャケットで包囲された垂直のガラス管(内径
:2.05cm;高さ:100cm;容積:330cm
3 )から成る。ジャケットには温度を30ないし50
℃に一定にした水が循環している。光で開始する光塩素
化作用を阻止するために、ガラス装置全体を褐色に着色
し、さらにアルミホイルで巻いた。全ての排気口には分
子篩乾燥管を取り付け、空気中の湿気の侵入を防いだ。 塩素ガスは、石英ウールを詰め、混合器として機能する
黒っぽいガラス管を経て、2500重量ppmベンゼン
を含む1,2−ジクロロエタンに導入された。塩素ガス
測定は、遮断液としてヘキサクロロブタジエンを含む較
正された気泡測定器によって行われた。混合器へ行く液
体の定量は、較正された滴下装置により行われ、滴下量
は360cm3 /hであった。反応管には、約0.2
2g/cm3 の嵩密度をもつスチールウール(スタッ
クス社(Fa.STAX)製、性状;微細、材料番号1
.0313)を種々のレベルに充填した。種々の濃度の
遊離塩素を含んだ液状の反応混合物は、その反応空間を
出た後、ヨード法による塩素測定のためのヨウ化カリウ
ム水溶液、及び有機相から抽出した後の塩化鉄(III
)の錯化合物形成測定のための0.01Mチオ硫酸ナト
リウム溶液又は0.01M塩酸を、交互に含む受け器に
導かれる。有機相は、水相を分離後、硫酸ナトリウム上
で無水状態にまで乾燥し、その後ガスクロマトグラフィ
ーによって、ベンゼン、モノ−、ジ−、及びトリクロロ
ベンゼンを試験した。
【0021】個々の実験の結果を1表にまとめる。1表
の数値は次ぎのように説明される:塩素化によるベンゼ
ンの変換率はどちらの場合でも99.8%以上である;
滞留時間は実験Aの場合55分で、実験Bの場合33分
であり;流速は両例共0.03cm/sである。
【0022】ベンゼン塩素化の“選択性”は、塩素の過
剰度によって、下記のようになることがわかった:  
                         
             ベンゼンの変換(Mol%
)                        
            モノ−、  ジ−、  トリ
クロロベンゼン180重量ppmCl2 −過剰の場合
    60    30        10  9
0重量ppmCl2 −過剰の場合    90   
   7          3
【0023】これから
、塩素過剰が増大するにつれて、ベンゼン1Mol当た
りの特異的塩素消費量は著しく増加することがわかる。
【0024】比較実施例1: 実験を実施例1と同様に行った、但し、スチールウール
の代わりに嵩密度約0.85g/cm2 の鉄削り屑、
或いは濃度550重量ppmの塩化鉄(III)を用い
た。
【0025】滞留時間200分、反応温度50℃、反応
空間を出た後に測定した反応生成物中の塩素の過剰30
0重量ppmの場合、しかも反応空間にはやはり500
又は550重量ppmの塩化鉄(III)が分析により
検出されたにもかかわらず、ベンゼンの変換率は64%
又は68%に過ぎなかった。
【0026】実施例2 74.6t/h1,2−ジクロロエタンが加熱分解され
て、28.1t/h塩化ビニルと16.5t/h塩化水
素になるとき(変換率59.8%)、塩化ビニルカラム
の底部には6バールabs.の圧力下で30t/hの未
反応1,2−ジクロロエタンが溜まった。これは、6重
量ppmの1,1,2−ジクロロエタン、50重量pp
mの塩化エチル、1500重量ppmの2−クロロブタ
−1,3−ジエン、150重量ppmの1−クロロ−ベ
ーター1,3−ジエン及び約200重量ppmの、炭素
原子2−6の、主に未知の二−、三−及び四塩素化ジオ
レフィン、並びに痕跡量のクロロベンゼンを不純物とし
て含んでいた。30℃に冷却後、未反応1,2−ジクロ
ロエタンに10重量ppmのo−クレゾールを混ぜ、0
.843Kmol/hの気化した液体塩素又は0.19
44Kmol/hのガス状エチレン(塩素化段階後の過
剰塩素を除去するため)を加えることによって、低沸点
、塩素化不能の不純物を除去した。
【0027】このような前処理を行った後、1,2−ジ
クロロエタン熱分解時の未反応1,2−ジクロロエタン
は、476重量ppm1,1,2−トリクロロエタン、
50重量ppm塩化エチル及び100重量ppm2,3
−ジクロロブタ−1,3−ジエンを含んでいた、したが
って2−クロロブタ−1,3−ジエン又は1−クロロ−
ブタ−1,3−ジエン及びその他の塩素化ジオレフィン
も除去されていた。遊離塩素含量は2重量ppmであっ
た、塩化鉄(III)は痕跡量(<2重量ppm)存在
していた。その他に、それまで循環を繰り返したために
約300重量ppmのベンゼンがまだ含まれていた。
【0028】それ以上のベンゼン蓄積を避けるために、
このように前処理した未反応1,2−ジクロロエタン3
t/hを今度は30℃で、下記の大きさをもつシリンダ
状鋼鉄製反応器を通過させた:内径1250mm、高さ
2500mm、容積3.05m3 。その鋼鉄製シリン
ダには、嵩密度約0.22g/cm3 のスチールウー
ル(スタックス社製、性状;微細、材料番号1.031
3)3m3 が詰められていた。この反応器に入る前に
、この流れに塩素ガス760Nl/hを加えた。滞留時
間約75分、流速約0.055cm/sで、塩素化反応
器を出た1,2−ジクロロエタンは下記の組成をもって
いた: <10重量ppmベンゼン 391重量ppmモノクロロベンゼン 45重量ppmジクロロベンゼン 7重量ppmトリクロロベンゼン 532重量ppm塩化鉄(III) 80重量ppm遊離塩素 506重量ppm1,1,2−ジクロロエタン50重量
ppm塩化エチル <10重量ppm2,3−ジクロロブタ−1,3−ジエ
【0029】“環塩素化”された未反応1,2−ジクロ
ロエタンはその後、エチレンの直接塩素化及びオキシク
ロリネーションから生ずる粗1,2−ジクロロエタン4
5.5t/hと共に(重量比、約45:55)酸−及び
アルカリ洗浄を受け、脱水と低沸点化合物分離を同時に
行うために低沸点カラムに導入された。この低沸点カラ
ムの底部生成物は、残りの、クロロプレンを含まないが
まだ300重量ppmのベンゼンを含む未反応1,2−
ジクロロエタン27t/hと共に高沸点カラムに導入さ
れ、その頂部で、約20重量ppmの塩化エチルを含み
、塩化鉄(III)を含まない純1,2−ジクロロエタ
ン約74t/hが引き出された。
【0030】この精製された1,2−ジクロロエタンは
、不完全な熱分解を受け、絶えずベンゼンを生成し、そ
の時に反応しなかった1,2−ジクロロエタンはこの実
施例に記載された方法によって常に循環されたとはいえ
、分解炉に入る1,2−ジクロロエタン中のベンゼンレ
ベルは4500時間に亘って、200重量ppm以下に
保持された。次回のコークス除去までの炉運転時間は6
カ月であった。
【0031】比較実施例2: 実施例2の方法と同様に行ったが、本発明によるベンゼ
ン塩素化段階は実施しなかった。これによって、ベンゼ
ンレベルが3000時間で約5000重量ppmにも達
する熱分解用1,2−ジクロロエタンが生成した。炉運
転時間は約4カ月に過ぎなかった。同等の変換率に達す
るには、生成物温度を逐次495℃から510℃に(コ
イル末端の温度)上げなければならなかった。
【0032】
【表1】
【0033】以下、本発明の好適な実施態様を例示する
。1.未反応1,2−ジクロロエタンの流速が、自由反
応器横断面に関して0.01ないし0.1cm/sの範
囲内にあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
の方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1,2−ジクロロエタンの不完全熱分
    解による塩化ビニル製造時に塩化ビニルカラムの底に溜
    まる未反応1,2−ジクロロエタンの精製法であって、
    a)1,2−ジクロロエタンの熱分解時に回収される未
    反応1,2−ジクロロエタンと、液体及び/又はガス状
    塩素とを、塩素化反応器中で、液相で、滞留時間20な
    いし150分、温度20ないし80℃で、反応空間全体
    に分布した、嵩密度0.1ないし0.5g/cm3 の
    鉄触媒の存在下で接触させ、その際、反応器を出る未反
    応1,2−ジクロロエタンは、過剰の遊離塩素を、溶解
    した形で、未反応1,2−ジクロロエタンに対して濃度
    20ないし200重量ppm含むという量的割合をもち
    、b)段階a)にしたがって塩素で処理した1,2−ジ
    クロロエタンを酸−及びアルカリ洗浄によって、並びに
    蒸留による低沸点−及び高沸点化合物の分離によって精
    製することを特徴とする精製法。
  2. 【請求項2】  1,2−ジクロロエタンの不完全熱分
    解による塩化ビニル製造時に塩化ビニルカラムの底に溜
    まる未反応1,2−ジクロロエタンの精製法であって、
    未反応1,2−ジクロロエタンは先ず最初に、未反応1
    ,2−ジクロロエタンに対して0.0001ないし0.
    01重量%のヒドロキシル基含有芳香族化合物を加えら
    れ、温度0ないし80℃、圧力0.5ないし6バールで
    塩素化−及びその後の脱塩素化段階を受け、このように
    処理した1,2−ジクロロエタン相の部分流のみを請求
    項1にしたがって塩素で処理し、その後酸−及びアルカ
    リ洗浄によって精製し、この部分流はその後、エチレン
    の直接塩素化及び/又はオキシクロリネーションから生
    ずる1,2−ジクロロエタンと共に低沸点化合物を除去
    され、高沸点カラムに導入され、主流は塩素化段階、洗
    浄及び低沸点化合物分離を行わずに直接高沸点カラムに
    導かれることを特徴とする精製法。
JP3115583A 1990-04-19 1991-04-19 1,2−ジクロロエタン熱分解工程からの未反応1,2−ジクロロエタンの精製法 Expired - Lifetime JP2655290B2 (ja)

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