JPH0422618B2 - - Google Patents
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- JPH0422618B2 JPH0422618B2 JP62210714A JP21071487A JPH0422618B2 JP H0422618 B2 JPH0422618 B2 JP H0422618B2 JP 62210714 A JP62210714 A JP 62210714A JP 21071487 A JP21071487 A JP 21071487A JP H0422618 B2 JPH0422618 B2 JP H0422618B2
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- Japan
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- activated carbon
- adsorbent
- tio
- mgo
- composite
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- External Artificial Organs (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、石油系又は石炭系ピツチ、有機合成
高分子類等から得られる球状あるいは粒状活性炭
若しくはヤシ殻炭、造粒炭等の活性炭に、MgO
−TiO2複合物を添着(担持)してなる吸着剤に
係る。 [発明の技術的背景] 腎臓や肝蔵に機能障害をもつ患者では、代謝老
廃物等の体外排泄能が不十分となり、これ等の物
質が体内に蓄積され、結果として種々の生理的障
害を生じている。従つて、これ等の機能障害者の
病態改善には、一般に代謝老廃物等を生体から取
り除くことが行なわれている。 例えば、腎機能障害者の典型として腎不全患者
が知られているが、この患者に対しては、現在、
透析膜を用いる血液浄化法或いは活性炭を用いる
血液潅流法等の治療法が施されている。 ところで腎不全患者では、尿中へのリン排泄機
能の低下に伴う高リン血症の併発が問題となつて
いるが、前記した従来の治療法では高リン血症の
病態を改善し得ないでいる。即ち、前者の透析膜
による血液浄化法は血中のリン濃度を十分に抑制
し得るものではなく、しかも高リン血症の最大要
因であるリンの腸管吸収に対しては全く無力であ
る。一方、後者の活性炭を用いる治療法ではリン
等の無機物質に対する吸着力が非常に劣るという
活性炭自身の特性上の問題を有している。 [発明の目的] 本発明者等は、前記実情に鑑み、活性炭の吸着
性能を損なうことなく、しかもリンの吸着特性に
優れる新規な吸着剤の提供を目的とし鋭意検討し
た結果、活性炭表面にMgO−TiO2複合物が添着
された吸着剤が極めて合目的であることを見い出
し、本発明の完成に至つた。 [発明の構成及び効果] 上記知見に基づく本発明は、活性炭にMgO−
TiO2複合物を添着してなる吸着剤(以下本発明
の吸着剤と称する)に係る。 本発明者等は、MgO−TiO2複合物リンに対し
て選択的な吸着特性を有することから、該複合物
を抗高リン血症剤として同日出願している。本発
明は前記同日出願の吸着剤を更に発展せしめたも
のである。即ち、本発明の吸着剤は活性炭の有す
る有機物除去能を保持し、しかもリン除去能を有
するものである。従つて、本発明の吸着剤は血液
潅流用として、あるいは経口的腎疾患治療剤とし
て極めて有効である。 [発明の開示] 以下、本発明を詳述する。 本発明に係る活性炭は、ヤシ殻炭あるいは粉末
炭をバインダー固めた造粒炭、あるいはピツチ類
及び/又は有機合成高分子類から作られる球状活
性炭等を使用し得る。 球状活性炭は、例えば、特公昭50−18879号、
特開昭56−69214号、特開昭54−105897号に開示
されている製造法によつて生成し得る。また、原
料の有機合成高分子類としては、フエノール樹
脂、エポキシ樹脂の如き熱硬化性樹脂、またはス
チレン樹脂、塩化ビニリデン樹脂及びこれらの共
重合樹脂の如き熱可塑性樹脂が使用し得る。 本発明に使用する活性炭は、耐久性、保形性の
面から形状は球状であり、平均粒径0.1〜1mm、
比表面積500〜2000m2/g、半径100〜75000Åの
細孔容積0.1〜1.0cm3/gの特性を有する球状活性
炭が好ましい。 本発明における活性炭に添着されているMgO
−TiO2複合物は、リン吸着性能の点で下記特性
を有するものが好ましい。 (i) 組成比(モル比):MgO/TiO2=99.99/
0.01〜80/20好ましくは99.9/0.1〜90/10 (ii) 結晶構造:粉末X線回折法において、MgO
の結晶回折パターンを示す。 本発明の吸着剤は次の様にして製造される。マ
グネシウム及びチタンのアルコキシドを硝酸等の
酸溶液中で混合水溶化し、活性炭を浸漬した後、
アンモニア水等のアルカリ又は尿素で加水分解す
ることにより吸着前駆体を得る。該吸着前駆体を
焼成し本発明の吸着剤を得る。 焼成条件は、調製法、調製条件、配合割合等に
よつて多少異なるが、通常200〜1000℃、好まし
くは300〜700℃、更に好ましくは350〜500℃の温
度が好適である。本発明の吸着剤はMgO−TiO2
複合物が1〜10重量%添着していることが好まし
い。添着量が1重量%以下ではリンに対する吸着
量の効果は小さく、また10重量%以上では添着量
の増加に伴なうリン吸着量の大幅な向上はない。 尚、前駆体の製造は次の方法でも行ない得る。
即ち、マグネシウム及びチタンそれぞれの塩の混
合水溶液中に前記活性炭を浸漬処理し、次いでア
ンモニア水等のアルカリで加水分解する方法、あ
るいはアンモニア水の代りに尿素を用いる均一共
沈澱法、あるいは一方の金属塩の水溶液中に前記
活性炭を浸漬し、次いで他方の金属塩の水溶液に
浸漬させた後、アンモニア水等で加水分解する方
法である。 金属複合物の添着に際し、前記活性炭をあらか
じめ硝酸あるいは空気等によつて表面処理して用
いることもできる。焼成工程は、前記前駆体の複
合物化とともに表面化学特性を調整するものであ
る。 本発明の吸着剤を構成するMgO−TiO2複合物
は、TiO2の比率が高くなるに従つて結晶性が乱
れ、MgO固有のX線回折パターンが消滅し、同
時にリン吸着性能も低下する。TiO2の比率が低
い場合、酸化マグネシウム単独のものとX線回折
的に区別がつき難いものとなる。しかしながら、
酸化マグネシウム吸着剤では大気中の炭酸ガスの
影響を受け経時的な吸着性能の低下がみられるの
に対し、本発明の吸着剤は大気中においても長期
間安定な吸着性能を維持する。 本発明の吸着剤は、リン酸イオン等のリン成分
を吸着する優れた能力を有しているとともに、活
性炭の吸着特性、例えばクレアチニン等の有機物
の除去能力を併せ有するものである。即ち、リン
成分の吸着による高リン血症の治療に有用である
とともに、クレアチニン等の尿毒症性代謝物を吸
着除去する能力を有するため、血液潅流用吸着剤
としても有用なものである。 さらに使用方法として、本発明の吸着剤はゼラ
チン、アルブミン、ポリ−2−ヒドロキシエチル
メタクリレート等の高分子を被膜して使用するこ
ともできる。また他の吸着剤と混合して用いた
り、過等の他の透析療法との併用で使用するこ
ともできる。 さらに経口的に投与して消化器内でリンを除去
する目的で、単独であるいは薬剤組成物の形態で
経口吸着剤として使用することもできる。この
際、本発明の吸着剤は、医薬上許容される担体及
び/又は補助剤との組成物とし、錠剤、舌下錠
剤、カプセル剤、トローチ或いは水性もしくは油
性溶剤、懸濁液剤、乳剤、シロツプ剤、ゲル化剤
等の各種形態で使用し得る。錠剤、カプセル剤等
においては、腸溶性の剤形も本発明に包含され得
るものである。さらに上記製剤化に際して、必要
に応じ、甘味料、香味料、着色剤、保存剤、浸透
圧調整用塩、緩衝剤等の製薬補助剤を用いること
も可能である。 活性炭に、MgO−TiO2複合物を8.9重量%添着
してなる本発明の吸着剤はJcl−SDラツトに
15000mg/Kgを経口投与した場合に急性毒性とし
て何ら異常は認められなかつた。 本発明の吸着剤の製剤組成中における含有率は
適宜変化し得るが1重量%〜99重量%、好ましく
は70重量%〜99重量%含有させることが出来る。 服用量は、疾患の程度等によつても異なるが、
通常MgO−TiO2複合物を添着した活性炭として
0.5〜10g/回、1日3回程度が適度である。ま
た緊急を要する場合は勿論この限りでない。また
服用時期は透析前の保存期或いは透析期等特に限
定されない。 以下、実施例をもつて本発明を詳述する。 活性炭製造例 石油熱分解によつて得られるピツチと該ピツチ
に相溶性のある有機溶剤を混合し、懸濁液を含む
水を分散媒として、該ピツチ−有機溶剤混合物を
熔融分散せしめ、得られた球形粒子を脱溶剤し、
次いで不融化炭化し、900℃で賦活することによ
つて、平均粒径0.4mm、比表面積(メタノール吸
着法)1200m2/g、半径100〜75000Åの細孔容積
(水銀圧入法)0.3cm3/gの球状活性炭を得た。 実施例 1 攪拌した水中に0.22gのチタンテトライソプロ
ポキシド[(CH3)2CHO]4Tiを加え、生成した沈
澱を過し、十分に水洗した後、水2mlに分散
し、硝酸(61重量%)0.52gを加えて溶解した。
次いでこの溶液に、20gの硝酸マグネシウムMg
(NO3)2・6H2Oを水9mlに溶かした溶液を加え
て、マグネシウム/チタン混合溶液を調製した。 活性炭製造例で生成した球状活性炭10gを前記
混合溶液に加え、50℃で2時間攪拌した。 球状活性炭を別し、80℃で4時間乾燥した
後、20%アンモニア水50ml中に投入し6時間攪拌
した。次いで球状活性炭を別し、十分水洗した
後、窒素気流中200℃/hrで400℃まで昇温し、
400℃で1時間保持した後、冷却し、活性炭に
MgO−TiO2複合物(モル比99/1)を添着して
なる吸着剤10.89g(添着量8.9%)を得た。 実施例 2 実施例1で調製したマグネシウム/チタン混合
溶液に水8mlを加えた後、活性炭製造例で生成し
た球状活性炭10gを加え、50℃で2時間攪拌し
た。球状活性炭を別し80℃で4時間乾燥した
後、20%アンモニア水50mlに投入し6時間攪拌し
た。次いで球状活性炭を別し、十分水洗した
後、窒素気流中200℃/hrで400℃まで昇温し、
400℃で1時間保持した後、冷却し、活性炭に
MgO−TiO2複合物(モル比99/1)を添着して
なる吸着剤10.66g(添着量6.6%)を得た。 実施例 3 実施例1で調製したマグネシウム/チタン混合
溶液に水23mlを加えた後、活性炭製造例で生成し
た球状活性炭10gを加え、50℃で2時間攪拌し
た。球状活性炭を別し80℃で4時間乾燥した
後、20%アンモニア水50mlに投入し6時間攪拌し
た。次いで球状活性炭を別し、十分水洗した
後、窒素気流中200℃/hrで400℃まで昇温し、
400℃で1時間保持した後、冷却し、活性炭に
MgO−TiO2複合物(モル比99/1)を添着して
なる吸着剤10.47g(添着量4.7%)を得た。 実施例 4 ヒト血清にNaH2PO4・2H2Oを加えてリン濃
度10.1mg/dlに調整し、更にクレアチニンを加え
てクレアチニン濃度9.8mg/dlに調整した。該血
清10mlを各々共栓三角フラスコにとり、実施例1
〜3で得られた吸着剤及び活性炭製造例で生成し
た球状活性炭0.5gを加え、37℃で2時間振盪し
た後、上澄血清を採取し、リン濃度はRaBA−
Mark(京都第一科学製)により、クリアチニ
ン濃度はベツクマンクレアチニン分析計(ベツク
マン製)により測定した。結果を第1表に示す。 【表】
高分子類等から得られる球状あるいは粒状活性炭
若しくはヤシ殻炭、造粒炭等の活性炭に、MgO
−TiO2複合物を添着(担持)してなる吸着剤に
係る。 [発明の技術的背景] 腎臓や肝蔵に機能障害をもつ患者では、代謝老
廃物等の体外排泄能が不十分となり、これ等の物
質が体内に蓄積され、結果として種々の生理的障
害を生じている。従つて、これ等の機能障害者の
病態改善には、一般に代謝老廃物等を生体から取
り除くことが行なわれている。 例えば、腎機能障害者の典型として腎不全患者
が知られているが、この患者に対しては、現在、
透析膜を用いる血液浄化法或いは活性炭を用いる
血液潅流法等の治療法が施されている。 ところで腎不全患者では、尿中へのリン排泄機
能の低下に伴う高リン血症の併発が問題となつて
いるが、前記した従来の治療法では高リン血症の
病態を改善し得ないでいる。即ち、前者の透析膜
による血液浄化法は血中のリン濃度を十分に抑制
し得るものではなく、しかも高リン血症の最大要
因であるリンの腸管吸収に対しては全く無力であ
る。一方、後者の活性炭を用いる治療法ではリン
等の無機物質に対する吸着力が非常に劣るという
活性炭自身の特性上の問題を有している。 [発明の目的] 本発明者等は、前記実情に鑑み、活性炭の吸着
性能を損なうことなく、しかもリンの吸着特性に
優れる新規な吸着剤の提供を目的とし鋭意検討し
た結果、活性炭表面にMgO−TiO2複合物が添着
された吸着剤が極めて合目的であることを見い出
し、本発明の完成に至つた。 [発明の構成及び効果] 上記知見に基づく本発明は、活性炭にMgO−
TiO2複合物を添着してなる吸着剤(以下本発明
の吸着剤と称する)に係る。 本発明者等は、MgO−TiO2複合物リンに対し
て選択的な吸着特性を有することから、該複合物
を抗高リン血症剤として同日出願している。本発
明は前記同日出願の吸着剤を更に発展せしめたも
のである。即ち、本発明の吸着剤は活性炭の有す
る有機物除去能を保持し、しかもリン除去能を有
するものである。従つて、本発明の吸着剤は血液
潅流用として、あるいは経口的腎疾患治療剤とし
て極めて有効である。 [発明の開示] 以下、本発明を詳述する。 本発明に係る活性炭は、ヤシ殻炭あるいは粉末
炭をバインダー固めた造粒炭、あるいはピツチ類
及び/又は有機合成高分子類から作られる球状活
性炭等を使用し得る。 球状活性炭は、例えば、特公昭50−18879号、
特開昭56−69214号、特開昭54−105897号に開示
されている製造法によつて生成し得る。また、原
料の有機合成高分子類としては、フエノール樹
脂、エポキシ樹脂の如き熱硬化性樹脂、またはス
チレン樹脂、塩化ビニリデン樹脂及びこれらの共
重合樹脂の如き熱可塑性樹脂が使用し得る。 本発明に使用する活性炭は、耐久性、保形性の
面から形状は球状であり、平均粒径0.1〜1mm、
比表面積500〜2000m2/g、半径100〜75000Åの
細孔容積0.1〜1.0cm3/gの特性を有する球状活性
炭が好ましい。 本発明における活性炭に添着されているMgO
−TiO2複合物は、リン吸着性能の点で下記特性
を有するものが好ましい。 (i) 組成比(モル比):MgO/TiO2=99.99/
0.01〜80/20好ましくは99.9/0.1〜90/10 (ii) 結晶構造:粉末X線回折法において、MgO
の結晶回折パターンを示す。 本発明の吸着剤は次の様にして製造される。マ
グネシウム及びチタンのアルコキシドを硝酸等の
酸溶液中で混合水溶化し、活性炭を浸漬した後、
アンモニア水等のアルカリ又は尿素で加水分解す
ることにより吸着前駆体を得る。該吸着前駆体を
焼成し本発明の吸着剤を得る。 焼成条件は、調製法、調製条件、配合割合等に
よつて多少異なるが、通常200〜1000℃、好まし
くは300〜700℃、更に好ましくは350〜500℃の温
度が好適である。本発明の吸着剤はMgO−TiO2
複合物が1〜10重量%添着していることが好まし
い。添着量が1重量%以下ではリンに対する吸着
量の効果は小さく、また10重量%以上では添着量
の増加に伴なうリン吸着量の大幅な向上はない。 尚、前駆体の製造は次の方法でも行ない得る。
即ち、マグネシウム及びチタンそれぞれの塩の混
合水溶液中に前記活性炭を浸漬処理し、次いでア
ンモニア水等のアルカリで加水分解する方法、あ
るいはアンモニア水の代りに尿素を用いる均一共
沈澱法、あるいは一方の金属塩の水溶液中に前記
活性炭を浸漬し、次いで他方の金属塩の水溶液に
浸漬させた後、アンモニア水等で加水分解する方
法である。 金属複合物の添着に際し、前記活性炭をあらか
じめ硝酸あるいは空気等によつて表面処理して用
いることもできる。焼成工程は、前記前駆体の複
合物化とともに表面化学特性を調整するものであ
る。 本発明の吸着剤を構成するMgO−TiO2複合物
は、TiO2の比率が高くなるに従つて結晶性が乱
れ、MgO固有のX線回折パターンが消滅し、同
時にリン吸着性能も低下する。TiO2の比率が低
い場合、酸化マグネシウム単独のものとX線回折
的に区別がつき難いものとなる。しかしながら、
酸化マグネシウム吸着剤では大気中の炭酸ガスの
影響を受け経時的な吸着性能の低下がみられるの
に対し、本発明の吸着剤は大気中においても長期
間安定な吸着性能を維持する。 本発明の吸着剤は、リン酸イオン等のリン成分
を吸着する優れた能力を有しているとともに、活
性炭の吸着特性、例えばクレアチニン等の有機物
の除去能力を併せ有するものである。即ち、リン
成分の吸着による高リン血症の治療に有用である
とともに、クレアチニン等の尿毒症性代謝物を吸
着除去する能力を有するため、血液潅流用吸着剤
としても有用なものである。 さらに使用方法として、本発明の吸着剤はゼラ
チン、アルブミン、ポリ−2−ヒドロキシエチル
メタクリレート等の高分子を被膜して使用するこ
ともできる。また他の吸着剤と混合して用いた
り、過等の他の透析療法との併用で使用するこ
ともできる。 さらに経口的に投与して消化器内でリンを除去
する目的で、単独であるいは薬剤組成物の形態で
経口吸着剤として使用することもできる。この
際、本発明の吸着剤は、医薬上許容される担体及
び/又は補助剤との組成物とし、錠剤、舌下錠
剤、カプセル剤、トローチ或いは水性もしくは油
性溶剤、懸濁液剤、乳剤、シロツプ剤、ゲル化剤
等の各種形態で使用し得る。錠剤、カプセル剤等
においては、腸溶性の剤形も本発明に包含され得
るものである。さらに上記製剤化に際して、必要
に応じ、甘味料、香味料、着色剤、保存剤、浸透
圧調整用塩、緩衝剤等の製薬補助剤を用いること
も可能である。 活性炭に、MgO−TiO2複合物を8.9重量%添着
してなる本発明の吸着剤はJcl−SDラツトに
15000mg/Kgを経口投与した場合に急性毒性とし
て何ら異常は認められなかつた。 本発明の吸着剤の製剤組成中における含有率は
適宜変化し得るが1重量%〜99重量%、好ましく
は70重量%〜99重量%含有させることが出来る。 服用量は、疾患の程度等によつても異なるが、
通常MgO−TiO2複合物を添着した活性炭として
0.5〜10g/回、1日3回程度が適度である。ま
た緊急を要する場合は勿論この限りでない。また
服用時期は透析前の保存期或いは透析期等特に限
定されない。 以下、実施例をもつて本発明を詳述する。 活性炭製造例 石油熱分解によつて得られるピツチと該ピツチ
に相溶性のある有機溶剤を混合し、懸濁液を含む
水を分散媒として、該ピツチ−有機溶剤混合物を
熔融分散せしめ、得られた球形粒子を脱溶剤し、
次いで不融化炭化し、900℃で賦活することによ
つて、平均粒径0.4mm、比表面積(メタノール吸
着法)1200m2/g、半径100〜75000Åの細孔容積
(水銀圧入法)0.3cm3/gの球状活性炭を得た。 実施例 1 攪拌した水中に0.22gのチタンテトライソプロ
ポキシド[(CH3)2CHO]4Tiを加え、生成した沈
澱を過し、十分に水洗した後、水2mlに分散
し、硝酸(61重量%)0.52gを加えて溶解した。
次いでこの溶液に、20gの硝酸マグネシウムMg
(NO3)2・6H2Oを水9mlに溶かした溶液を加え
て、マグネシウム/チタン混合溶液を調製した。 活性炭製造例で生成した球状活性炭10gを前記
混合溶液に加え、50℃で2時間攪拌した。 球状活性炭を別し、80℃で4時間乾燥した
後、20%アンモニア水50ml中に投入し6時間攪拌
した。次いで球状活性炭を別し、十分水洗した
後、窒素気流中200℃/hrで400℃まで昇温し、
400℃で1時間保持した後、冷却し、活性炭に
MgO−TiO2複合物(モル比99/1)を添着して
なる吸着剤10.89g(添着量8.9%)を得た。 実施例 2 実施例1で調製したマグネシウム/チタン混合
溶液に水8mlを加えた後、活性炭製造例で生成し
た球状活性炭10gを加え、50℃で2時間攪拌し
た。球状活性炭を別し80℃で4時間乾燥した
後、20%アンモニア水50mlに投入し6時間攪拌し
た。次いで球状活性炭を別し、十分水洗した
後、窒素気流中200℃/hrで400℃まで昇温し、
400℃で1時間保持した後、冷却し、活性炭に
MgO−TiO2複合物(モル比99/1)を添着して
なる吸着剤10.66g(添着量6.6%)を得た。 実施例 3 実施例1で調製したマグネシウム/チタン混合
溶液に水23mlを加えた後、活性炭製造例で生成し
た球状活性炭10gを加え、50℃で2時間攪拌し
た。球状活性炭を別し80℃で4時間乾燥した
後、20%アンモニア水50mlに投入し6時間攪拌し
た。次いで球状活性炭を別し、十分水洗した
後、窒素気流中200℃/hrで400℃まで昇温し、
400℃で1時間保持した後、冷却し、活性炭に
MgO−TiO2複合物(モル比99/1)を添着して
なる吸着剤10.47g(添着量4.7%)を得た。 実施例 4 ヒト血清にNaH2PO4・2H2Oを加えてリン濃
度10.1mg/dlに調整し、更にクレアチニンを加え
てクレアチニン濃度9.8mg/dlに調整した。該血
清10mlを各々共栓三角フラスコにとり、実施例1
〜3で得られた吸着剤及び活性炭製造例で生成し
た球状活性炭0.5gを加え、37℃で2時間振盪し
た後、上澄血清を採取し、リン濃度はRaBA−
Mark(京都第一科学製)により、クリアチニ
ン濃度はベツクマンクレアチニン分析計(ベツク
マン製)により測定した。結果を第1表に示す。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 活性炭にMgO−TiO2複合物を添着してなる
腎疾患治療用吸着剤。 2 活性炭は球状活性炭である特許請求の範囲第
1項記載の吸着剤。 3 MgO−TiO2複合物のMgO/TiO2比はモル
比で99.99/0.01〜80/20である特許請求の範囲
第1項記載の吸着剤。 4 MgO−TiO2複合物を活性炭に1重量%〜10
重量%添着してなる特許請求の範囲第1項記載の
吸着剤。 5 球状活性炭は平均粒径0.1〜1mm、比表面積
500〜2000m2/g、半径100〜75000Åの細孔容積
0.1〜1.0cm3/gの特性を有する特許請求の範囲第
2項記載の吸着剤。 6 抗高リン血症剤である特許請求の範囲第1項
記載の吸着剤。 7 血液潅流用吸着剤である特許請求の範囲第1
項記載の吸着剤。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62210714A JPS6456141A (en) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | Novel adsorbent |
| ES88307827T ES2054816T3 (es) | 1987-08-25 | 1988-08-24 | Complejo de oxido de magnesio y dioxido de titanio como un adsorbente de fosfato. |
| DE8888307827T DE3881141T2 (de) | 1987-08-25 | 1988-08-24 | Zusammensetzung aus magnesiumoxyd und titandioxyd als phosphatsorbentmittel. |
| EP88307827A EP0311244B1 (en) | 1987-08-25 | 1988-08-24 | Complex of magnesium oxide and titanium dioxide as a phosphate adsorbent |
| CA000575490A CA1324601C (en) | 1987-08-25 | 1988-08-24 | Complex phosphate adsorbent |
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