JPH04228502A - 炭素を含有する針状金属鉄微粒子、その製法、それを含有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体 - Google Patents
炭素を含有する針状金属鉄微粒子、その製法、それを含有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体Info
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- JPH04228502A JPH04228502A JP3140817A JP14081791A JPH04228502A JP H04228502 A JPH04228502 A JP H04228502A JP 3140817 A JP3140817 A JP 3140817A JP 14081791 A JP14081791 A JP 14081791A JP H04228502 A JPH04228502 A JP H04228502A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炭素を含有する針状金属
鉄微粒子、その製法、それを含有する磁性塗料組成物及
び磁気記録媒体に関する。
鉄微粒子、その製法、それを含有する磁性塗料組成物及
び磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の針状金属鉄微粒子は、酸化鉄、例
えばγ−Fe2O3の針状微粒子より遥かに良好な磁気
特性を有して、磁気記録テープなど磁気記録媒体用の磁
性材料として使用されている。
えばγ−Fe2O3の針状微粒子より遥かに良好な磁気
特性を有して、磁気記録テープなど磁気記録媒体用の磁
性材料として使用されている。
【0003】しかし針状金属鉄微粒子はその表面が金属
であるので耐食性が低いという欠点がある。耐食性を改
善するため金属鉄微粒子表面を酸素もしくは空気で処理
して、その表面に非磁性の又は磁気特性の低い酸化物層
を形成させる方法により耐食性を改善し、磁気特性の経
時劣化を防いでいる。しかし、この方法では金属鉄を非
磁性酸化物で被覆した分の磁化量が犠牲にされるので、
製造工程中に添加される他の焼結防止剤等の重量も合わ
せると、金属鉄単独で本来有する重量当たりの飽和磁化
量の通常20〜30%が犠牲となつている。
であるので耐食性が低いという欠点がある。耐食性を改
善するため金属鉄微粒子表面を酸素もしくは空気で処理
して、その表面に非磁性の又は磁気特性の低い酸化物層
を形成させる方法により耐食性を改善し、磁気特性の経
時劣化を防いでいる。しかし、この方法では金属鉄を非
磁性酸化物で被覆した分の磁化量が犠牲にされるので、
製造工程中に添加される他の焼結防止剤等の重量も合わ
せると、金属鉄単独で本来有する重量当たりの飽和磁化
量の通常20〜30%が犠牲となつている。
【0004】耐食性を向上させるその他の方法として、
磁性金属粉末の表面に黒鉛被膜を形成させる方法も提案
されている(特開平2−69904)。これは金属粉末
表面の触媒作用により緻密な黒鉛皮膜を得たものである
が、黒鉛が非磁性物であること、および金属粉末を得る
ため多量の焼結防止剤を必要とするのでやはり飽和磁化
量を犠牲にしている。
磁性金属粉末の表面に黒鉛被膜を形成させる方法も提案
されている(特開平2−69904)。これは金属粉末
表面の触媒作用により緻密な黒鉛皮膜を得たものである
が、黒鉛が非磁性物であること、および金属粉末を得る
ため多量の焼結防止剤を必要とするのでやはり飽和磁化
量を犠牲にしている。
【0005】また、遷移金属カルボニル化合物から得ら
れ、炭素を実質的に炭化金属の形で含む金属磁性粉(特
開平2−69903)も提案されているが、これは原料
が高価である点が不利である。さらに一次粒子が針状で
はないので、磁場をかけて針状を得ているがその形状は
一般に粗大であり、塗工、および配向が困難であり、磁
気記録媒体に用いるのは不適当である。
れ、炭素を実質的に炭化金属の形で含む金属磁性粉(特
開平2−69903)も提案されているが、これは原料
が高価である点が不利である。さらに一次粒子が針状で
はないので、磁場をかけて針状を得ているがその形状は
一般に粗大であり、塗工、および配向が困難であり、磁
気記録媒体に用いるのは不適当である。
【0006】一方、耐食性に優れた磁性材料として針状
炭化鉄微粒子が知られている。これは化学的に安定で高
保磁力を有し磁気記録媒体用の磁性材料として有用であ
る(例えば特開昭60−71509号、同60−108
309号、同60−127212号、同60−1555
22号)。しかし重量当たりの飽和磁化量の点において
針状金属鉄微粒子に劣る。
炭化鉄微粒子が知られている。これは化学的に安定で高
保磁力を有し磁気記録媒体用の磁性材料として有用であ
る(例えば特開昭60−71509号、同60−108
309号、同60−127212号、同60−1555
22号)。しかし重量当たりの飽和磁化量の点において
針状金属鉄微粒子に劣る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は磁気特
性及び耐食性に優れた針状金属鉄微粒子、その製法、そ
れを含有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体を提供す
ることにある。
性及び耐食性に優れた針状金属鉄微粒子、その製法、そ
れを含有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は炭素を含有する
針状金属鉄微粒子であつて、その平均粒径(長軸)が1
.0μm以下、平均軸比が3〜15であり、前記炭素の
量が前記針状金属鉄微粒子に対して2〜20重量%であ
る針状金属鉄微粒子に係る。
針状金属鉄微粒子であつて、その平均粒径(長軸)が1
.0μm以下、平均軸比が3〜15であり、前記炭素の
量が前記針状金属鉄微粒子に対して2〜20重量%であ
る針状金属鉄微粒子に係る。
【0009】また、本発明は上記針状金属鉄微粒子を含
有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体に係る。
有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体に係る。
【0010】本発明の針状金属鉄微粒子は針状炭化鉄微
粒子に炭素原子を含有しない還元剤を接触させることに
より製造される。
粒子に炭素原子を含有しない還元剤を接触させることに
より製造される。
【0011】本発明の針状金属鉄微粒子は、従来のオキ
シ水酸化鉄又は酸化鉄を鉄又はこれに近い状態まで水素
で還元して得た針状金属鉄粒子よりも優れた耐食性を有
し、且つ同等又はより優れた保磁力及び飽和磁化量を有
する。更に磁性塗料とした場合、本発明の微粒子は分散
性に優れる。また本発明の磁気記録媒体は従来のものよ
りはるかに優れたシート特性を有する。
シ水酸化鉄又は酸化鉄を鉄又はこれに近い状態まで水素
で還元して得た針状金属鉄粒子よりも優れた耐食性を有
し、且つ同等又はより優れた保磁力及び飽和磁化量を有
する。更に磁性塗料とした場合、本発明の微粒子は分散
性に優れる。また本発明の磁気記録媒体は従来のものよ
りはるかに優れたシート特性を有する。
【0012】本発明による炭素を含有する針状金属鉄微
粒子が磁気特性に優れている理由は明らかではないが、
従来針状金属鉄微粒子を得る場合、針状酸化鉄微粒子を
直接還元しているので、還元により生成する水のため焼
結、形状の崩れが起こり、高保磁力、高分散性が得られ
ない。その対策として酸化鉄の状態で多量の焼結防止剤
の被着処理を施しているがこれらは非磁性のため金属鉄
微粒子の磁化量の低下の原因になつている。また黒鉛、
炭化鉄で表面被膜処理をしようとする場合金属鉄が触媒
となり炭素が析出しやすくなり磁化量の低下の原因にな
つている。
粒子が磁気特性に優れている理由は明らかではないが、
従来針状金属鉄微粒子を得る場合、針状酸化鉄微粒子を
直接還元しているので、還元により生成する水のため焼
結、形状の崩れが起こり、高保磁力、高分散性が得られ
ない。その対策として酸化鉄の状態で多量の焼結防止剤
の被着処理を施しているがこれらは非磁性のため金属鉄
微粒子の磁化量の低下の原因になつている。また黒鉛、
炭化鉄で表面被膜処理をしようとする場合金属鉄が触媒
となり炭素が析出しやすくなり磁化量の低下の原因にな
つている。
【0013】これに対し本発明の針状金属鉄微粒子はそ
の製造時の還元過程において、まず多量の水を生成する
ことがなく、従つて焼結防止剤が少なくても高保磁力、
高分散性を損なうことなく、金属鉄本来の高磁化量を引
き出すことができ、ついで炭化鉄由来の炭素(これはX
線回折で黒鉛ではなく、無定形の炭素と推定される)が
活性な還元面を効果的に保護するため前記優れた磁気特
性が長期に亘り劣化することなく維持することができる
。
の製造時の還元過程において、まず多量の水を生成する
ことがなく、従つて焼結防止剤が少なくても高保磁力、
高分散性を損なうことなく、金属鉄本来の高磁化量を引
き出すことができ、ついで炭化鉄由来の炭素(これはX
線回折で黒鉛ではなく、無定形の炭素と推定される)が
活性な還元面を効果的に保護するため前記優れた磁気特
性が長期に亘り劣化することなく維持することができる
。
【0014】以上詳述したように本発明の針状金属鉄微
粒子は、焼結防止剤の含有量が従来の針状金属鉄微粒子
の場合に比べて少なく、例えば焼結防止剤がSi成分の
ときその含有量が針状オキシ水酸化鉄の重量を基準にし
て約3重量%以下、約0.01〜0.5重量%が好まし
く、約0.01重量%であつても1000Oe以上の高
保磁力、高分散性と、120emu/g以上の高飽和磁
化量とを示し、且つまた針状金属鉄微粒子に対して2〜
20重量%の上記炭素によりその活性面が保護されたも
のであるといえる。
粒子は、焼結防止剤の含有量が従来の針状金属鉄微粒子
の場合に比べて少なく、例えば焼結防止剤がSi成分の
ときその含有量が針状オキシ水酸化鉄の重量を基準にし
て約3重量%以下、約0.01〜0.5重量%が好まし
く、約0.01重量%であつても1000Oe以上の高
保磁力、高分散性と、120emu/g以上の高飽和磁
化量とを示し、且つまた針状金属鉄微粒子に対して2〜
20重量%の上記炭素によりその活性面が保護されたも
のであるといえる。
【0015】本発明の針状金属鉄微粒子の製法において
、出発原料として用いられる針状炭化鉄微粒子としては
例えば特開昭60−71509号、同61−11192
1号等に記載された針状炭化鉄微粒子を挙げることがで
きる。かかる微粒子の成分である炭化鉄にはFe5C2
、Fe7C3、FeC、Fe3Cがあり、前三者が好ま
しい。
、出発原料として用いられる針状炭化鉄微粒子としては
例えば特開昭60−71509号、同61−11192
1号等に記載された針状炭化鉄微粒子を挙げることがで
きる。かかる微粒子の成分である炭化鉄にはFe5C2
、Fe7C3、FeC、Fe3Cがあり、前三者が好ま
しい。
【0016】本発明の出発原料となる針状炭化鉄微粒子
を製造するには、例えば(a)針状オキシ水酸化鉄また
は針状酸化鉄に炭素原子を含有しない還元剤を接触させ
た後または接触させずに、(b)炭素原子を含有する還
元剤もしくはこれと炭素原子を含有しない還元剤との混
合物を接触させる方法による。
を製造するには、例えば(a)針状オキシ水酸化鉄また
は針状酸化鉄に炭素原子を含有しない還元剤を接触させ
た後または接触させずに、(b)炭素原子を含有する還
元剤もしくはこれと炭素原子を含有しない還元剤との混
合物を接触させる方法による。
【0017】その方法において針状オキシ水酸化鉄は、
針状α−FeOOH(ゲーサイト)、β−FeOOH(
アカガネサイト)又は針状γ−FeOOH(レピドクロ
サイト)が好ましく、針状酸化鉄は、針状α−Fe2O
3(ヘマタイト)、針状γ−Fe2O3(マグヘマイト
)又は針状Fe3O4(マグネタイト)が好ましい。
針状α−FeOOH(ゲーサイト)、β−FeOOH(
アカガネサイト)又は針状γ−FeOOH(レピドクロ
サイト)が好ましく、針状酸化鉄は、針状α−Fe2O
3(ヘマタイト)、針状γ−Fe2O3(マグヘマイト
)又は針状Fe3O4(マグネタイト)が好ましい。
【0018】上記の針状α−Fe2O3又は針状γ−F
e2O3としては、例えば針状α−FeOOH、針状β
−FeOOH又は針状γ−FeOOHをそれぞれ約20
0〜350℃に加熱及び脱水して得られたもの、あるい
はこれらを更に約350〜900℃に加熱して結晶の緻
密化を図つた針状α−Fe2O3、γ−Fe2O3等あ
らゆるものが包含される。
e2O3としては、例えば針状α−FeOOH、針状β
−FeOOH又は針状γ−FeOOHをそれぞれ約20
0〜350℃に加熱及び脱水して得られたもの、あるい
はこれらを更に約350〜900℃に加熱して結晶の緻
密化を図つた針状α−Fe2O3、γ−Fe2O3等あ
らゆるものが包含される。
【0019】前記の針状Fe3O4は、針状Fe3O4
以外の針状酸化鉄又は針状オキシ水酸化鉄を炭素原子を
含有する還元剤もしくは炭素原子を含有しない還元剤又
はこれらの混合物と接触させることによつて製造するこ
とができる。炭素原子を含有する還元剤又はこれと炭素
原子を含有しない還元剤との混合物を接触させて針状F
e3O4を製造する場合、後述の製法における接触条件
と比較して、時間に関する以外同一の接触条件にするこ
とができる。その場合、針状Fe3O4の製造に引き続
き同一条件で接触を継続して目的とする針状炭化鉄粒子
を製造することができる。
以外の針状酸化鉄又は針状オキシ水酸化鉄を炭素原子を
含有する還元剤もしくは炭素原子を含有しない還元剤又
はこれらの混合物と接触させることによつて製造するこ
とができる。炭素原子を含有する還元剤又はこれと炭素
原子を含有しない還元剤との混合物を接触させて針状F
e3O4を製造する場合、後述の製法における接触条件
と比較して、時間に関する以外同一の接触条件にするこ
とができる。その場合、針状Fe3O4の製造に引き続
き同一条件で接触を継続して目的とする針状炭化鉄粒子
を製造することができる。
【0020】針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化鉄は平均
軸比が3以上のものが通常であり、5〜15のものが好
適であり、平均粒径(長軸)は、通常1.0μm以下、
好適には0.1〜1.0μmである。これにより製造さ
れた針状炭化鉄微粒子は、原料の平均軸比及び平均粒径
と比較して若干小さくなるが殆ど変らない。
軸比が3以上のものが通常であり、5〜15のものが好
適であり、平均粒径(長軸)は、通常1.0μm以下、
好適には0.1〜1.0μmである。これにより製造さ
れた針状炭化鉄微粒子は、原料の平均軸比及び平均粒径
と比較して若干小さくなるが殆ど変らない。
【0021】また、針状炭化鉄微粒子の製法における針
状オキシ水酸化鉄又は針状酸化鉄は、形状が針状であり
、主成分がオキシ水酸化鉄又は酸化鉄である限り、少量
の銅、マグネシウム、マンガン、ニツケルの酸化物、炭
酸塩; 珪素の酸化物; カリウム塩、ナトリウム塩等
を添加して成るものであつてもよい。
状オキシ水酸化鉄又は針状酸化鉄は、形状が針状であり
、主成分がオキシ水酸化鉄又は酸化鉄である限り、少量
の銅、マグネシウム、マンガン、ニツケルの酸化物、炭
酸塩; 珪素の酸化物; カリウム塩、ナトリウム塩等
を添加して成るものであつてもよい。
【0022】上記針状オキシ水酸化鉄は、特開昭60−
108309号にあるように、その表面のpHが5以上
の場合は、より高保磁力を有する針状粒子が得られ、好
ましい。pHが5未満の場合は、アルカリ(例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム)
水溶液と接触させてpHを5以上とするのがよい。また
アルカリ処理した針状酸化鉄を用いることもできる。ア
ルカリ処理は、例えば被処理物を水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化アンモニウムのようなアルカリの
水溶液(例えば、pH8以上、好ましくは10以上の水
溶液)と接触させて、必要ならば30分〜1時間撹拌し
て、ロ別、乾燥することにより行なうことができる。
108309号にあるように、その表面のpHが5以上
の場合は、より高保磁力を有する針状粒子が得られ、好
ましい。pHが5未満の場合は、アルカリ(例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム)
水溶液と接触させてpHを5以上とするのがよい。また
アルカリ処理した針状酸化鉄を用いることもできる。ア
ルカリ処理は、例えば被処理物を水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化アンモニウムのようなアルカリの
水溶液(例えば、pH8以上、好ましくは10以上の水
溶液)と接触させて、必要ならば30分〜1時間撹拌し
て、ロ別、乾燥することにより行なうことができる。
【0023】なお、Coを被着した針状オキシ水酸化鉄
又は酸化鉄を用いることもできる。Coを被着するには
、Co塩の水溶液(例えば、0.1〜10重量%の稀薄
溶液)に針状オキシ水酸化鉄又は酸化鉄を投入して室温
ないし加温下に撹拌しアルカリ水溶液でアルカリ性とし
、必要ならば30分〜1時間撹拌してロ別乾燥するのが
好ましい。
又は酸化鉄を用いることもできる。Coを被着するには
、Co塩の水溶液(例えば、0.1〜10重量%の稀薄
溶液)に針状オキシ水酸化鉄又は酸化鉄を投入して室温
ないし加温下に撹拌しアルカリ水溶液でアルカリ性とし
、必要ならば30分〜1時間撹拌してロ別乾燥するのが
好ましい。
【0024】なお、原料は特開昭60−141611号
に記載されるように、珪素化合物、ホウ素化合物、アル
ミニウム化合物、脂肪族カルボン酸もしくはその塩、リ
ン化合物又はチタン化合物などの焼結防止剤を被着して
用いることもできる。
に記載されるように、珪素化合物、ホウ素化合物、アル
ミニウム化合物、脂肪族カルボン酸もしくはその塩、リ
ン化合物又はチタン化合物などの焼結防止剤を被着して
用いることもできる。
【0025】好適な珪素化合物としては、水ガラスやシ
ランカツプリング剤等を挙げることができる。
ランカツプリング剤等を挙げることができる。
【0026】好適に用いられる珪素化合物の具体例を挙
げれば、次のとおりである:γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルト
リエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリ(β−メトキシエトキシ)シラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビ
ニルトリアセトオキシシランなど。
げれば、次のとおりである:γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルト
リエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリ(β−メトキシエトキシ)シラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビ
ニルトリアセトオキシシランなど。
【0027】また好ましいホウ素化合物としては、ホウ
酸とグリセリンのような隣接水酸基を有する多価アルコ
ールを反応させて、分子中に特異な形でホウ素を含む化
学構造を有する化合物、たとえばポリオキシエチレング
リセロールボレート・ラウレート、ポリオキシエチレン
グリセロールボレート・パルミテート、ポリオキシエチ
レングリセロールボレート・ステアレートなどから適宜
に選択したものが使用される。
酸とグリセリンのような隣接水酸基を有する多価アルコ
ールを反応させて、分子中に特異な形でホウ素を含む化
学構造を有する化合物、たとえばポリオキシエチレング
リセロールボレート・ラウレート、ポリオキシエチレン
グリセロールボレート・パルミテート、ポリオキシエチ
レングリセロールボレート・ステアレートなどから適宜
に選択したものが使用される。
【0028】更に好適なアルミニウム化合物としては、
アルミン酸カリ、アルミン酸ソーダなどが用いられる。
アルミン酸カリ、アルミン酸ソーダなどが用いられる。
【0029】好適な脂肪族カルボン酸またはその塩とし
ては、例えばオレイン酸、 ヤシ油脂肪酸、オレイン酸
ナトリウムなどの炭素数12〜20の脂肪酸またはその
アルカリ金属(Na、Kなど)塩もしくはアルカリ土類
金属(カルシウム、マグネシウムなど)塩、アンモニウ
ム塩等を例示できる。
ては、例えばオレイン酸、 ヤシ油脂肪酸、オレイン酸
ナトリウムなどの炭素数12〜20の脂肪酸またはその
アルカリ金属(Na、Kなど)塩もしくはアルカリ土類
金属(カルシウム、マグネシウムなど)塩、アンモニウ
ム塩等を例示できる。
【0030】好適なリン化合物としては、リン酸エステ
ル、リン酸塩等を挙げることができる。リン酸エステル
の具体例としては、アルキルフエノール型リン酸エステ
ル、アルキルリン酸エステル〔東邦化学(製)GAFA
Kシリーズ〕など、またリン酸塩の具体例としては例え
ば、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、メタリン酸ナトリウム等を例示できる。
ル、リン酸塩等を挙げることができる。リン酸エステル
の具体例としては、アルキルフエノール型リン酸エステ
ル、アルキルリン酸エステル〔東邦化学(製)GAFA
Kシリーズ〕など、またリン酸塩の具体例としては例え
ば、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、メタリン酸ナトリウム等を例示できる。
【0031】好ましいチタン化合物としては分子中に無
機物と結合する部分と有機物と結合する部分を持つチタ
ン有機化合物、たとえばジイソプロポキシ・ビス(アセ
チルアセトン)チタネート、ジ−n−ブトキシ・ビス(
トリエタノールアミン)チタネート、ジヒドロキシ・ビ
ス(ラクテイツクアミド)チタネート、テトラオクチレ
ングリコールチタネートなどを挙げることができる。
機物と結合する部分と有機物と結合する部分を持つチタ
ン有機化合物、たとえばジイソプロポキシ・ビス(アセ
チルアセトン)チタネート、ジ−n−ブトキシ・ビス(
トリエタノールアミン)チタネート、ジヒドロキシ・ビ
ス(ラクテイツクアミド)チタネート、テトラオクチレ
ングリコールチタネートなどを挙げることができる。
【0032】これら焼結防止剤は1種又は2種以上併用
して用いることができる。その被着量はその種類にもよ
るが、SiおよびAl等の場合、一般に針状オキシ水酸
化鉄の重量を基準にして約3%以下を使用するが約0.
01〜0.5重量%が好ましい。被着量が3%を越える
と炭化反応時に炭素析出触媒として作用し、非磁性物で
ある析出炭素量も増加し、磁化量低下の原因となるので
好ましくない。被着量が少なすぎると焼結が生じこれか
ら得られる磁性塗料組成物の分散性、充填性が悪くなり
、シート特性が劣る。被着処理は公知の方法によればよ
く、通常は上記焼結防止剤の適宜の濃度を有する水溶液
に針状オキシ水酸化鉄の粒子を分散させた後、又はその
後pHを変化させた後、この粒子を濾取し乾燥する方法
が好ましい。
して用いることができる。その被着量はその種類にもよ
るが、SiおよびAl等の場合、一般に針状オキシ水酸
化鉄の重量を基準にして約3%以下を使用するが約0.
01〜0.5重量%が好ましい。被着量が3%を越える
と炭化反応時に炭素析出触媒として作用し、非磁性物で
ある析出炭素量も増加し、磁化量低下の原因となるので
好ましくない。被着量が少なすぎると焼結が生じこれか
ら得られる磁性塗料組成物の分散性、充填性が悪くなり
、シート特性が劣る。被着処理は公知の方法によればよ
く、通常は上記焼結防止剤の適宜の濃度を有する水溶液
に針状オキシ水酸化鉄の粒子を分散させた後、又はその
後pHを変化させた後、この粒子を濾取し乾燥する方法
が好ましい。
【0033】本発明の出発原料として用いる針状炭化鉄
微粒子の製法(a)及び(b)において用いられる炭素
原子を含有しない還元剤の代表例としてはH2、NH2
NH2等を挙げることができる。
微粒子の製法(a)及び(b)において用いられる炭素
原子を含有しない還元剤の代表例としてはH2、NH2
NH2等を挙げることができる。
【0034】また(b)における炭素原子を含有する還
元剤としては下記化合物の少なくとも1種以上を使用で
きる。
元剤としては下記化合物の少なくとも1種以上を使用で
きる。
【0035】■ CO
■ 脂肪族、鎖状もしくは環状の、飽和もしくは不飽和
炭化水素、例えばメタン、プロパン、ブタン、シクロヘ
キサン、メチルシクロヘキサン、アセチレン、エチレン
、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、タウンガスな
ど。■ 芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン、沸点150℃以下のこれらのアルキル、アル
ケニル誘導体。■ 脂肪族アルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、シクロヘキサノール。 ■ エステル、例えばギ酸メチル、酢酸エチル等の沸点
150℃以下のエステル。■ エーテル、例えば低級ア
ルキルエーテル、ビニルエーテル等の沸点150℃以下
のエーテル。■ アルデヒド、例えばホルムアルデヒド
、アセトアルデヒド等の沸点150℃以下のアルデヒド
。■ ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等の沸点150℃以下のケトン
。
炭化水素、例えばメタン、プロパン、ブタン、シクロヘ
キサン、メチルシクロヘキサン、アセチレン、エチレン
、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、タウンガスな
ど。■ 芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン、沸点150℃以下のこれらのアルキル、アル
ケニル誘導体。■ 脂肪族アルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、シクロヘキサノール。 ■ エステル、例えばギ酸メチル、酢酸エチル等の沸点
150℃以下のエステル。■ エーテル、例えば低級ア
ルキルエーテル、ビニルエーテル等の沸点150℃以下
のエーテル。■ アルデヒド、例えばホルムアルデヒド
、アセトアルデヒド等の沸点150℃以下のアルデヒド
。■ ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等の沸点150℃以下のケトン
。
【0036】特に好ましい炭素原子を含有する還元剤は
CO、CH3OH、HCOOCH3、炭素数1〜5の飽
和または不飽和の脂肪族炭化水素である。
CO、CH3OH、HCOOCH3、炭素数1〜5の飽
和または不飽和の脂肪族炭化水素である。
【0037】前記(a)工程において、炭素原子を含有
しない還元剤は希釈して使用してもよい。希釈剤として
は、例えばN2、アルゴン、ヘリウム等を挙げることが
できる。また希釈率は任意に選択でき、例えば約1.1
〜10倍(容量比)に希釈するのが好ましい。接触温度
、接触時間、流速等の接触条件は、例えば針状オキシ水
酸化鉄又は針状酸化鉄の製造履歴、平均軸比、平均粒径
、比表面積、及び所望とする特性に応じ変動するため、
適宜選択するのがよい。好ましい接触温度は、約200
〜700℃、より好ましくは約300〜400℃、好ま
しい接触時間は約0.5〜6時間である。好ましい流速
は、原料の鉄化合物1g当り希釈剤を除いて約1〜10
00mlS.T.P/分、好ましくは約5〜500ml
S.T.P/分である。なお、接触圧力は、希釈剤を
も含めて、1〜2気圧が常用されるが、特に制限はない
。
しない還元剤は希釈して使用してもよい。希釈剤として
は、例えばN2、アルゴン、ヘリウム等を挙げることが
できる。また希釈率は任意に選択でき、例えば約1.1
〜10倍(容量比)に希釈するのが好ましい。接触温度
、接触時間、流速等の接触条件は、例えば針状オキシ水
酸化鉄又は針状酸化鉄の製造履歴、平均軸比、平均粒径
、比表面積、及び所望とする特性に応じ変動するため、
適宜選択するのがよい。好ましい接触温度は、約200
〜700℃、より好ましくは約300〜400℃、好ま
しい接触時間は約0.5〜6時間である。好ましい流速
は、原料の鉄化合物1g当り希釈剤を除いて約1〜10
00mlS.T.P/分、好ましくは約5〜500ml
S.T.P/分である。なお、接触圧力は、希釈剤を
も含めて、1〜2気圧が常用されるが、特に制限はない
。
【0038】前記(b)工程においても炭素原子を含有
する還元剤もしくはこれと炭素原子を含有しない還元剤
との混合物を希釈してあるいは希釈せずに使用できる。 混合物を用いる場合、その混合比は適宜に選択すること
ができるが、通常は炭素原子を含有する還元剤と炭素原
子を含有しない還元剤の容量比が1/0.05〜1/5
とするのが好ましい。接触条件も同様に適宜選択するこ
とができるが、好ましい接触温度は約250〜400℃
、より好ましくは約300〜400℃、好ましい接触時
間は、(a)工程を行つた場合は約0.5〜6時間、(
a)工程のない場合は約1〜12時間である。好ましい
流速は、原料の鉄化合物1g当り希釈剤を除いて約1〜
1000ml S.T.P/分、好ましくは5〜500
ml S.T.P/分である。なお、接触圧力は、希釈
剤をも含めて、1〜2気圧が常用されるが、特に制限は
ない。
する還元剤もしくはこれと炭素原子を含有しない還元剤
との混合物を希釈してあるいは希釈せずに使用できる。 混合物を用いる場合、その混合比は適宜に選択すること
ができるが、通常は炭素原子を含有する還元剤と炭素原
子を含有しない還元剤の容量比が1/0.05〜1/5
とするのが好ましい。接触条件も同様に適宜選択するこ
とができるが、好ましい接触温度は約250〜400℃
、より好ましくは約300〜400℃、好ましい接触時
間は、(a)工程を行つた場合は約0.5〜6時間、(
a)工程のない場合は約1〜12時間である。好ましい
流速は、原料の鉄化合物1g当り希釈剤を除いて約1〜
1000ml S.T.P/分、好ましくは5〜500
ml S.T.P/分である。なお、接触圧力は、希釈
剤をも含めて、1〜2気圧が常用されるが、特に制限は
ない。
【0039】上記で得られる生成物は炭化鉄であるが若
干の析出炭素及び酸化鉄も存在し得る。そして炭化鉄の
主成分はFe5C2であり、Fe7C3、FeC、Fe
3Cが含まれ得る。
干の析出炭素及び酸化鉄も存在し得る。そして炭化鉄の
主成分はFe5C2であり、Fe7C3、FeC、Fe
3Cが含まれ得る。
【0040】本発明の炭素を含有する針状金属鉄微粒子
は前記針状炭化鉄微粒子に炭素原子を含有しない還元剤
を接触させることにより得ることができる。炭素原子を
含有しない還元剤としては前述と同様、H2、NH2N
H2等を例示することができる。好ましい接触温度は約
300〜500℃、好ましい接触時間は約0.5〜6時
間である。必要により前述と同様の希釈剤を使用できる
。好ましい流速は針状炭化鉄微粒子1g当り希釈剤を除
いて約1〜1000ml S.T.P/分である。尚、
接触圧力は希釈剤をも含めて1〜2気圧が常用されるが
特に制限はない。
は前記針状炭化鉄微粒子に炭素原子を含有しない還元剤
を接触させることにより得ることができる。炭素原子を
含有しない還元剤としては前述と同様、H2、NH2N
H2等を例示することができる。好ましい接触温度は約
300〜500℃、好ましい接触時間は約0.5〜6時
間である。必要により前述と同様の希釈剤を使用できる
。好ましい流速は針状炭化鉄微粒子1g当り希釈剤を除
いて約1〜1000ml S.T.P/分である。尚、
接触圧力は希釈剤をも含めて1〜2気圧が常用されるが
特に制限はない。
【0041】本発明の炭素を含有する針状金属鉄微粒子
は、炭素を針状金属鉄微粒子に対して通常2〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%含有する。炭素含有量が
これより多いと磁化量の向上が少なく、これより少ない
と耐食性が劣る。炭素含有量は出発原料である炭化鉄中
の炭素及び析出した炭素の合計の全炭素量で表される。 本発明の好ましい範囲において存在する炭素は元素分析
により含有量が確かめられるのみで、X線では炭化鉄と
しても黒鉛としても検出されず、その形態は無定形とも
推定されるが詳細は不明である。本発明の針状金属鉄微
粒子は平均軸比が3〜15、平均粒径(長軸)は通常1
.0μm以下、好適には0.1〜1.0μmである。
は、炭素を針状金属鉄微粒子に対して通常2〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%含有する。炭素含有量が
これより多いと磁化量の向上が少なく、これより少ない
と耐食性が劣る。炭素含有量は出発原料である炭化鉄中
の炭素及び析出した炭素の合計の全炭素量で表される。 本発明の好ましい範囲において存在する炭素は元素分析
により含有量が確かめられるのみで、X線では炭化鉄と
しても黒鉛としても検出されず、その形態は無定形とも
推定されるが詳細は不明である。本発明の針状金属鉄微
粒子は平均軸比が3〜15、平均粒径(長軸)は通常1
.0μm以下、好適には0.1〜1.0μmである。
【0042】本発明の磁性塗料組成物は上記本発明の針
状鉄微粒子を結合剤と共に有機溶媒に分散することによ
り得られる。尚、磁性塗料組成物には分散剤、潤滑剤、
研磨剤、帯電防止剤等を必要に応じ加えることができる
。
状鉄微粒子を結合剤と共に有機溶媒に分散することによ
り得られる。尚、磁性塗料組成物には分散剤、潤滑剤、
研磨剤、帯電防止剤等を必要に応じ加えることができる
。
【0043】本発明において使用される結合剤としては
、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂又は反応型樹
脂やこれらの混合物が使用される。
、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂又は反応型樹
脂やこれらの混合物が使用される。
【0044】熱可塑性樹脂として、軟化温度が150℃
以下、平均分子量が 10000〜200000、重合
度が約200〜2000程度のもので、例えば塩化ビニ
ル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニルアクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エス
テル塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステルスチ
レン共重合体、メタクリル酸エステルアクリロニトリル
共重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合
体、メタクリル酸エステルスチレン共重合体、ウレタン
エラストマー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデンアクリ
ロニトリル共重合体、ブタジエンアクリロニトリル共重
合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロ
ース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロ
ースダイアセテート、セルローストリアセテート、セル
ロースプロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレ
ンブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニ
ルエーテルアクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、
各種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等
が使用される。
以下、平均分子量が 10000〜200000、重合
度が約200〜2000程度のもので、例えば塩化ビニ
ル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニルアクリロニトリル共重合体、アクリル
酸エステルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エス
テル塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステルスチ
レン共重合体、メタクリル酸エステルアクリロニトリル
共重合体、メタクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合
体、メタクリル酸エステルスチレン共重合体、ウレタン
エラストマー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデンアクリ
ロニトリル共重合体、ブタジエンアクリロニトリル共重
合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロ
ース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロ
ースダイアセテート、セルローストリアセテート、セル
ロースプロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレ
ンブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニ
ルエーテルアクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、
各種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等
が使用される。
【0045】熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては、塗
布液の状態では200000以下の分子量であり、塗布
、乾燥後に加熱することにより、縮合、付加等の反応に
より分子量は無限大のものとなる。又、これらの樹脂の
なかで、樹脂が熱分解するまでの間に軟化又は溶融しな
いものが好ましい。具体的には例えばフエノール樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、アルキツド樹脂、シリコン樹脂、アクリル
系反応樹脂、エポキシーポリアミド樹脂、高分子量ポリ
エステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、
メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマ
ーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネ
ートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グ
リコール/高分子量ジオール/トリフエニルメタントリ
イソシアネートの混合物、ポリアミン樹脂及びこれらの
混合物等である。
布液の状態では200000以下の分子量であり、塗布
、乾燥後に加熱することにより、縮合、付加等の反応に
より分子量は無限大のものとなる。又、これらの樹脂の
なかで、樹脂が熱分解するまでの間に軟化又は溶融しな
いものが好ましい。具体的には例えばフエノール樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、アルキツド樹脂、シリコン樹脂、アクリル
系反応樹脂、エポキシーポリアミド樹脂、高分子量ポリ
エステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、
メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマ
ーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネ
ートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グ
リコール/高分子量ジオール/トリフエニルメタントリ
イソシアネートの混合物、ポリアミン樹脂及びこれらの
混合物等である。
【0046】これらの結合剤の単独又は組合わされたも
のが使われ、他に添加剤が加えられる。針状粒子と結合
剤との混合割合は、重量比で針状粒子100重量部に対
して結合剤10〜400重量部、好ましくは30〜20
0重量部の範囲で使用される。
のが使われ、他に添加剤が加えられる。針状粒子と結合
剤との混合割合は、重量比で針状粒子100重量部に対
して結合剤10〜400重量部、好ましくは30〜20
0重量部の範囲で使用される。
【0047】有機溶媒としては、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン系 ; メタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール等のアルコール系 ; 酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコール
、モノエチルエーテル等のエステル系 ; エーテル、
グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエ
ーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系 ; ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香族炭化
水素) ; メチレンクロライド、エチレンクロライド
、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン
、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素等が使用できる
。
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン系 ; メタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール等のアルコール系 ; 酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコール
、モノエチルエーテル等のエステル系 ; エーテル、
グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエ
ーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系 ; ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香族炭化
水素) ; メチレンクロライド、エチレンクロライド
、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン
、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素等が使用できる
。
【0048】分散剤としては、カプリル酸、カプリン酸
、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレ
ン酸、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂肪酸
(R1COOH、R1は炭素数11〜17のアルキル基
) ; 前記の脂肪酸のアルカリ金属(Li、Na、K
等)またはアルカリ土類金属(Mg、Ca、Ba等)か
ら成る金属石鹸 ; レシチン等が使用される。この他
に炭素数12以上の高級アルコール、及びこれらの他に
硫酸エステル等も使用可能である。これらの分散剤は、
結合剤100重量部に対して1〜20重量部の範囲で添
加される。
、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレ
ン酸、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂肪酸
(R1COOH、R1は炭素数11〜17のアルキル基
) ; 前記の脂肪酸のアルカリ金属(Li、Na、K
等)またはアルカリ土類金属(Mg、Ca、Ba等)か
ら成る金属石鹸 ; レシチン等が使用される。この他
に炭素数12以上の高級アルコール、及びこれらの他に
硫酸エステル等も使用可能である。これらの分散剤は、
結合剤100重量部に対して1〜20重量部の範囲で添
加される。
【0049】潤滑剤としては、シリコンオイル、グラフ
アイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭素
数12〜16の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12の一価
のアルコールから成る脂肪酸エステル類、炭素数17以
上の一塩基性脂肪酸と該脂肪酸の炭素数と合計して炭素
数が21〜23と成る一価のアルコールから成る脂肪酸
エステル等が使用できる。これらの潤滑剤は、結合剤1
00重量部に対して0.2〜20重量部の範囲で添加さ
れる。
アイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭素
数12〜16の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12の一価
のアルコールから成る脂肪酸エステル類、炭素数17以
上の一塩基性脂肪酸と該脂肪酸の炭素数と合計して炭素
数が21〜23と成る一価のアルコールから成る脂肪酸
エステル等が使用できる。これらの潤滑剤は、結合剤1
00重量部に対して0.2〜20重量部の範囲で添加さ
れる。
【0050】研磨剤としては、一般に使用される材料で
溶融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、コランダム、
人造コランダム、ダイアモンド、人造ダイアモンド、ザ
クロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が
使用される。これらの研磨剤は平均粒子径が0.05〜
5μmの大きさのものが使用され、特に好ましくは0.
1〜2μmである。これらの研磨剤は、結合剤100重
量部に対して7〜20重量部の範囲で添加される。
溶融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、コランダム、
人造コランダム、ダイアモンド、人造ダイアモンド、ザ
クロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が
使用される。これらの研磨剤は平均粒子径が0.05〜
5μmの大きさのものが使用され、特に好ましくは0.
1〜2μmである。これらの研磨剤は、結合剤100重
量部に対して7〜20重量部の範囲で添加される。
【0051】帯電防止剤として、サポニンなどの天然界
面活性剤 ; アルキレンオキサイド系、グリセリン系
、グリシドール系などのノニオン界面活性剤 ; 高級
アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリジン
その他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニウム類な
どのカチオン界面活性剤 ; カルボン酸、スルホン酸
、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基等の酸性基を
含むアニオン界面活性剤 ; アミノ酸類、アミノスル
ホン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エステル
類等の両性活性剤などが使用される。これらの帯電防止
剤は、単独または混合して添加してもよい。これらは帯
電防止剤として用いられるものであるが、時としてその
他の目的、たとえば分散、磁気特性の改良、潤滑性の改
良、塗布助剤として適用される場合もある。これらの帯
電防止剤は、結合剤100重量部に対して1〜2重量部
の範囲で添加される。
面活性剤 ; アルキレンオキサイド系、グリセリン系
、グリシドール系などのノニオン界面活性剤 ; 高級
アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリジン
その他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニウム類な
どのカチオン界面活性剤 ; カルボン酸、スルホン酸
、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基等の酸性基を
含むアニオン界面活性剤 ; アミノ酸類、アミノスル
ホン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エステル
類等の両性活性剤などが使用される。これらの帯電防止
剤は、単独または混合して添加してもよい。これらは帯
電防止剤として用いられるものであるが、時としてその
他の目的、たとえば分散、磁気特性の改良、潤滑性の改
良、塗布助剤として適用される場合もある。これらの帯
電防止剤は、結合剤100重量部に対して1〜2重量部
の範囲で添加される。
【0052】本発明の磁気記録媒体は、上記磁性塗料組
成物を基体(支持体)上に塗布することにより得られる
。
成物を基体(支持体)上に塗布することにより得られる
。
【0053】支持体の厚みは5〜50μm程度、好まし
くは10〜40μm程度が良く、素材としてはポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレ
フイン類、セルローストリアセテート、セルロースダイ
アセテート等のセルロース誘導体、ポリカーボネート等
が使用される。
くは10〜40μm程度が良く、素材としてはポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレ
フイン類、セルローストリアセテート、セルロースダイ
アセテート等のセルロース誘導体、ポリカーボネート等
が使用される。
【0054】上記の支持体は、帯電防止、転写防止等の
目的で、磁性層を設けた側の反対の面がいわゆるバツク
コート(backcoat)されてもよい。
目的で、磁性層を設けた側の反対の面がいわゆるバツク
コート(backcoat)されてもよい。
【0055】又、支持体の形態は、テープ、シート、カ
ード、デイスク、ドラム等のいずれでも良く、形態に応
じて種々の材料が必要に応じて選択される。
ード、デイスク、ドラム等のいずれでも良く、形態に応
じて種々の材料が必要に応じて選択される。
【0056】支持体上へ前記の磁性塗料組成物を塗布す
る方法としては、エアードクターコート、ブレードコー
ト、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、
リバースロールコート、トランスフアーロールコート、
グラビアコート、キスコート、キヤストコート、スプレ
ーコート等が利用でき、その他の方法も可能である。
る方法としては、エアードクターコート、ブレードコー
ト、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、
リバースロールコート、トランスフアーロールコート、
グラビアコート、キスコート、キヤストコート、スプレ
ーコート等が利用でき、その他の方法も可能である。
【0057】この様な方法により、支持体上に塗布され
た磁性層は、必要により層中の磁性粉末を配向させる処
理を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。又必要に
より表面平滑化加工を施したり、所望の形状に裁断した
りして、本発明の磁気記録媒体を製造する。この場合、
配向磁場は、交流または直流で約500〜5000ガウ
ス程度であり、乾燥温度は約50〜100℃程度、乾燥
時間は約3〜10分間程度である。
た磁性層は、必要により層中の磁性粉末を配向させる処
理を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。又必要に
より表面平滑化加工を施したり、所望の形状に裁断した
りして、本発明の磁気記録媒体を製造する。この場合、
配向磁場は、交流または直流で約500〜5000ガウ
ス程度であり、乾燥温度は約50〜100℃程度、乾燥
時間は約3〜10分間程度である。
【0058】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて詳しく説明
する。実施例において、各種特性等はそれぞれ次の方法
によつて求めた。 (1) 磁気特性 実施例1〜2及び比較例1〜3は次の方法によつて求め
る。ホール素子を用いたガウスメーターにより試料充填
率0.2で、測定磁場5kOeで、保磁力(Hc、充填
率0.2で、測定磁場5kOeで、保磁力(Hc、Oe
)、飽和磁化量(σs、emu/g)及び角型比(Sq
)を測定する。また実施例3,4,5,6、比較例4は
ガウスメーターにかえて振動試料型磁化特性測定装置を
用いて粉体は測定磁場10kOeで、シートは5kOe
で特性を測定する。 (2) C, H及びNの元素分析 元素分析は(株)柳本製作所製のMT2 CHN CO
RDER Yanacoを使用し、900℃で酸素(ヘ
リウムキヤリヤ)を通じることにより常法に従つて行う
。 (3) 比表面積 窒素吸着法によるBET比表面積
(4) 耐食性(耐酸化性) (1−B/A)×1
00 (%) A: 飽和磁化量 σs(emu/g)B: 100
℃の空気中で8時間放置後のσs
する。実施例において、各種特性等はそれぞれ次の方法
によつて求めた。 (1) 磁気特性 実施例1〜2及び比較例1〜3は次の方法によつて求め
る。ホール素子を用いたガウスメーターにより試料充填
率0.2で、測定磁場5kOeで、保磁力(Hc、充填
率0.2で、測定磁場5kOeで、保磁力(Hc、Oe
)、飽和磁化量(σs、emu/g)及び角型比(Sq
)を測定する。また実施例3,4,5,6、比較例4は
ガウスメーターにかえて振動試料型磁化特性測定装置を
用いて粉体は測定磁場10kOeで、シートは5kOe
で特性を測定する。 (2) C, H及びNの元素分析 元素分析は(株)柳本製作所製のMT2 CHN CO
RDER Yanacoを使用し、900℃で酸素(ヘ
リウムキヤリヤ)を通じることにより常法に従つて行う
。 (3) 比表面積 窒素吸着法によるBET比表面積
(4) 耐食性(耐酸化性) (1−B/A)×1
00 (%) A: 飽和磁化量 σs(emu/g)B: 100
℃の空気中で8時間放置後のσs
【0059】実施例1
平均粒径 0.7μm(長軸)、平均軸比10の針状ゲ
ーサイト粒子 6kgを水 194l中に分散させ、少
量のアルカリ溶液(NaOH20%soln)を添加し
pH13以上に調整した後、水ガラス3号(Na2O・
3SiO2)1kg(α−FeOOHに対しSi分約2
.6%)を添加し、撹拌する。この水溶液に1N−HC
lを添加し、pH5に調整し、1時間後に濾過を行い乾
燥した。この処理した粒子粉末をマツフル炉に入れ、6
00℃で1時間加熱してα−Fe2O3粉末を得た。
ーサイト粒子 6kgを水 194l中に分散させ、少
量のアルカリ溶液(NaOH20%soln)を添加し
pH13以上に調整した後、水ガラス3号(Na2O・
3SiO2)1kg(α−FeOOHに対しSi分約2
.6%)を添加し、撹拌する。この水溶液に1N−HC
lを添加し、pH5に調整し、1時間後に濾過を行い乾
燥した。この処理した粒子粉末をマツフル炉に入れ、6
00℃で1時間加熱してα−Fe2O3粉末を得た。
【0060】このα−Fe2O3粉末3kgを反応管に
入れ、COを90l/minの流速で流しながら365
℃で8時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで
冷却した後、徐々にガスを空気にかえ、炭化鉄粉体を得
た。生成物のX線回折パターン(Cu Kα線)はAS
TMのX−ray Powder Data File
20−509のFe5C2と一致した。この粉末4
0gを取り反応管に入れ、水素を5l/min流しなが
ら320℃で3時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温
付近まで冷却した後徐々にガスを空気にかえて本発明の
粉体を得た。生成物のX線回折パターンはASTMのX
−ray Powder Data Fileの6−6
96 α−Feと一致した。透過型電子顕微鏡観察によ
り針状の形状が良好に保たれていることを確認した。こ
の本発明の粉体の磁気特性は保磁力Hc=1240Oe
、飽和磁化量σsは146emu/gであり、全炭素量
は12%、窒素吸着法によるBET比表面積は54m2
/gであつた。耐食試験の結果、この本発明の粉体のσ
sは13%低下した。又、この粉体 20g、変性ポリ
ウレタン 5gを溶剤 60g中で混合、分散させて磁
性塗料を調製しポリエチレンテレフタレート(PET)
フイルム上に厚み約5μに塗布して磁気シートを製作し
た。このシートの保磁力は1280Oe、飽和磁束密度
は2400G、角型比は0.76であつた。
入れ、COを90l/minの流速で流しながら365
℃で8時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで
冷却した後、徐々にガスを空気にかえ、炭化鉄粉体を得
た。生成物のX線回折パターン(Cu Kα線)はAS
TMのX−ray Powder Data File
20−509のFe5C2と一致した。この粉末4
0gを取り反応管に入れ、水素を5l/min流しなが
ら320℃で3時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温
付近まで冷却した後徐々にガスを空気にかえて本発明の
粉体を得た。生成物のX線回折パターンはASTMのX
−ray Powder Data Fileの6−6
96 α−Feと一致した。透過型電子顕微鏡観察によ
り針状の形状が良好に保たれていることを確認した。こ
の本発明の粉体の磁気特性は保磁力Hc=1240Oe
、飽和磁化量σsは146emu/gであり、全炭素量
は12%、窒素吸着法によるBET比表面積は54m2
/gであつた。耐食試験の結果、この本発明の粉体のσ
sは13%低下した。又、この粉体 20g、変性ポリ
ウレタン 5gを溶剤 60g中で混合、分散させて磁
性塗料を調製しポリエチレンテレフタレート(PET)
フイルム上に厚み約5μに塗布して磁気シートを製作し
た。このシートの保磁力は1280Oe、飽和磁束密度
は2400G、角型比は0.76であつた。
【0061】実施例2
実施例1で得たα−Fe2O3 40gを反応管に入れ
COを5l/minの流速で流しながら365℃で3.
5時間処理した後、ガスを水素に切り替え、更に1時間
処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷却した後
、徐々にガスを空気にかえ粉末を得た。結果を表1に示
す。
COを5l/minの流速で流しながら365℃で3.
5時間処理した後、ガスを水素に切り替え、更に1時間
処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷却した後
、徐々にガスを空気にかえ粉末を得た。結果を表1に示
す。
【0062】実施例3
平均粒径 0.4μm(長軸)、平均軸比10の針状ゲ
ーサイト粒子 1kgを水 20l中に分散させ、少量
のアルカリ溶液(NaOH20%soln)を添加しp
H13以上に調整した後、水ガラス3号 0.02kg
(α−FeOOHに対しSi分約0.27%)を添加し
、pH5に調整し、1時間後に濾過を行い乾燥した。
ーサイト粒子 1kgを水 20l中に分散させ、少量
のアルカリ溶液(NaOH20%soln)を添加しp
H13以上に調整した後、水ガラス3号 0.02kg
(α−FeOOHに対しSi分約0.27%)を添加し
、pH5に調整し、1時間後に濾過を行い乾燥した。
【0063】この処理した粒子粉末をマツフル炉に入れ
、600℃で1時間加熱してα−Fe2O3粉末を得た
。
、600℃で1時間加熱してα−Fe2O3粉末を得た
。
【0064】この酸化鉄粉末 0.5kgを反応管に入
れ、COを90l/minの流速で流しながら365℃
で5時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷
却した後、徐々にガスを空気にかえ、炭化鉄粉体を得た
。図1に示す生成物のX線回折パターンはASTMのX
−ray Powder Data File 20
−509のFe5C2と一致した。この粉末40gを取
り反応管に入れ、水素を5l/minの流速で流しなが
ら320℃で2時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温
付近まで冷却した後徐々にガスを空気にかえて本発明の
粉体を得た。図2に示す生成物のX線回折パターンはA
STMのX−ray Powder Data Fil
eの6−696 α−Feと一致し、黒鉛、炭化鉄の回
折ピークはみられなかつた。透過型電子顕微鏡観察によ
り針状の形状が良好に保たれていることを確認した。こ
の本発明の粉体の磁気特性は保磁力Hc=1540Oe
、飽和磁化量σsは158emu/gであり、全炭素量
は10%、窒素吸着法によるBET比表面積は56m2
/gであつた。耐食試験の結果、この本発明の粉体のσ
sは15%低下した。又、この粉体 20g、スルホニ
ル基含有の塩化ビニル樹脂MR−110(日本ゼオン社
) 5gを溶剤 60g中で混合、分散させて磁性塗料
を調製しポリエチレンテレフタレート(PET)フイル
ム上に厚み約5μに塗布して磁気シートを製作した。こ
のシートの保磁力は1520Oe、飽和磁束密度は49
50G、角型比は0.86であつた。このシートを60
℃、90%RH中に1週間保持し、飽和磁束密度の低下
を測定すると約7%であつた。尚、従来の針状金属鉄微
粒子を用いて得られたシートでは10〜13%の飽和磁
束密度の低下が見られた。
れ、COを90l/minの流速で流しながら365℃
で5時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷
却した後、徐々にガスを空気にかえ、炭化鉄粉体を得た
。図1に示す生成物のX線回折パターンはASTMのX
−ray Powder Data File 20
−509のFe5C2と一致した。この粉末40gを取
り反応管に入れ、水素を5l/minの流速で流しなが
ら320℃で2時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温
付近まで冷却した後徐々にガスを空気にかえて本発明の
粉体を得た。図2に示す生成物のX線回折パターンはA
STMのX−ray Powder Data Fil
eの6−696 α−Feと一致し、黒鉛、炭化鉄の回
折ピークはみられなかつた。透過型電子顕微鏡観察によ
り針状の形状が良好に保たれていることを確認した。こ
の本発明の粉体の磁気特性は保磁力Hc=1540Oe
、飽和磁化量σsは158emu/gであり、全炭素量
は10%、窒素吸着法によるBET比表面積は56m2
/gであつた。耐食試験の結果、この本発明の粉体のσ
sは15%低下した。又、この粉体 20g、スルホニ
ル基含有の塩化ビニル樹脂MR−110(日本ゼオン社
) 5gを溶剤 60g中で混合、分散させて磁性塗料
を調製しポリエチレンテレフタレート(PET)フイル
ム上に厚み約5μに塗布して磁気シートを製作した。こ
のシートの保磁力は1520Oe、飽和磁束密度は49
50G、角型比は0.86であつた。このシートを60
℃、90%RH中に1週間保持し、飽和磁束密度の低下
を測定すると約7%であつた。尚、従来の針状金属鉄微
粒子を用いて得られたシートでは10〜13%の飽和磁
束密度の低下が見られた。
【0065】実施例4
実施例3における針状ゲーサイトを平均粒径0.25μ
(長軸)、平均軸比6の形状の異なる針状ゲーサイトに
変更した以外は実施例3と同様の処理、反応を行つた。 結果を表2に示す。
(長軸)、平均軸比6の形状の異なる針状ゲーサイトに
変更した以外は実施例3と同様の処理、反応を行つた。 結果を表2に示す。
【0066】実施例5
表面処理剤の水ガラスをアルミン酸ソーダ(NaAlO
2、純度75%)に変更し、その量を0.01kgにし
た以外は実施例3と同様の処理、反応を行つた。結果は
表2に示す。
2、純度75%)に変更し、その量を0.01kgにし
た以外は実施例3と同様の処理、反応を行つた。結果は
表2に示す。
【0067】実施例6
平均粒径 0.4μm(長軸)、平均軸比10の針状ゲ
ーサイト粒子 1kgを水 20l中に分散させ、少量
のアルカリ溶液(NaOH20%soln)を添加しp
H13以上に調整した後、水ガラス3号 0.02kg
とアルミン酸ソーダ 0.01kgを添加し、pH5に
調整し、1時間後に濾過を行い乾燥した。
ーサイト粒子 1kgを水 20l中に分散させ、少量
のアルカリ溶液(NaOH20%soln)を添加しp
H13以上に調整した後、水ガラス3号 0.02kg
とアルミン酸ソーダ 0.01kgを添加し、pH5に
調整し、1時間後に濾過を行い乾燥した。
【0068】この処理した粒子粉末をマツフル炉に入れ
、600℃で1時間加熱してα−Fe2O3粉末を得た
。
、600℃で1時間加熱してα−Fe2O3粉末を得た
。
【0069】この酸化鉄粉末 0.5kgを反応管に入
れ、COを90l/minの流速で流しながら370℃
で5時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷
却した後、徐々にガスを空気にかえ、炭化鉄粉体を得た
。
れ、COを90l/minの流速で流しながら370℃
で5時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷
却した後、徐々にガスを空気にかえ、炭化鉄粉体を得た
。
【0070】この炭化鉄粉末40gを取り反応管に入れ
、水素を5l/minの流速で流しながら400℃で1
時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷却し
た後徐々にガスを空気にかえて本発明の粉体を得た。結
果を表2に示す。
、水素を5l/minの流速で流しながら400℃で1
時間処理した。ガスを窒素にかえ、室温付近まで冷却し
た後徐々にガスを空気にかえて本発明の粉体を得た。結
果を表2に示す。
【0071】比較例1
比較のために実施例1で得られたFe5C2に一致する
粉末を得て、還元処理を行わず直接上記と同様に評価を
行つた。結果を表1に示す。
粉末を得て、還元処理を行わず直接上記と同様に評価を
行つた。結果を表1に示す。
【0072】比較例2
実施例1で得たα−Fe2O3を表に示した条件で水素
のみで反応させて、徐酸化後、金属鉄微粒子を得、同様
の評価を行つた。結果を表1に示す。比表面積が小さく
なつていること及び透過型電子顕微鏡観察により粒子間
に焼結が起こつていることがわかつた。これより得られ
る塗料組成物においては、針状粒子間の焼結により分散
性が劣る。又これより作製したシートの角型比は低く、
又耐食性も低い。実施例1で得たα−Fe2O3には被
着剤(Si)が添加されているがこの量では不十分であ
ることを示している。
のみで反応させて、徐酸化後、金属鉄微粒子を得、同様
の評価を行つた。結果を表1に示す。比表面積が小さく
なつていること及び透過型電子顕微鏡観察により粒子間
に焼結が起こつていることがわかつた。これより得られ
る塗料組成物においては、針状粒子間の焼結により分散
性が劣る。又これより作製したシートの角型比は低く、
又耐食性も低い。実施例1で得たα−Fe2O3には被
着剤(Si)が添加されているがこの量では不十分であ
ることを示している。
【0073】比較例3
実施例1で得たα−Fe2O3をまず水素と反応させ金
属鉄まで還元した後、CO:N2=5:95の混合ガス
で処理を行って表面に炭化鉄を被覆した磁性粉末を得、
同様の評価を行つた。ここで得られる炭化鉄はFe3C
である。結果を表1に示す。保磁力、磁化量、比表面積
、耐食性、角型比ともに本発明の金属鉄微粒子より低い
。
属鉄まで還元した後、CO:N2=5:95の混合ガス
で処理を行って表面に炭化鉄を被覆した磁性粉末を得、
同様の評価を行つた。ここで得られる炭化鉄はFe3C
である。結果を表1に示す。保磁力、磁化量、比表面積
、耐食性、角型比ともに本発明の金属鉄微粒子より低い
。
【0074】比較例4
実施例3で得られた中間体の炭化鉄 40gを取り反応
管に入れ、水素を5l/minの流速で流しながら32
0℃で20min処理し、粉体を得た。生成物はX線回
折パターンでFe5C2とα−Feの混合物であり、第
2反応が完全に終了していなかつた。結果を表2に示し
たが、特性はすべてに低く、炭化鉄が残留すると磁気特
性の向上は少ない。
管に入れ、水素を5l/minの流速で流しながら32
0℃で20min処理し、粉体を得た。生成物はX線回
折パターンでFe5C2とα−Feの混合物であり、第
2反応が完全に終了していなかつた。結果を表2に示し
たが、特性はすべてに低く、炭化鉄が残留すると磁気特
性の向上は少ない。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【発明の効果】本発明の炭素を含有する針状金属鉄微粒
子は磁気特性及び耐食性の双方において優れ、例えば磁
気特性では保磁力が1000Oe以上、飽和磁化量が1
20emu/g以上で、従来の針状金属鉄微粒子より優
れ、耐食性が針状炭化鉄微粒子と殆ど等しく、従来の針
状金属鉄微粒子のそれより遥かに優れている。更に磁性
塗料とした場合、本発明の微粒子は分散性に優れる。こ
れより得られる磁気記録媒体は優れた飽和磁束密度を与
え、長期に亘る安定した磁気特性を与える。
子は磁気特性及び耐食性の双方において優れ、例えば磁
気特性では保磁力が1000Oe以上、飽和磁化量が1
20emu/g以上で、従来の針状金属鉄微粒子より優
れ、耐食性が針状炭化鉄微粒子と殆ど等しく、従来の針
状金属鉄微粒子のそれより遥かに優れている。更に磁性
塗料とした場合、本発明の微粒子は分散性に優れる。こ
れより得られる磁気記録媒体は優れた飽和磁束密度を与
え、長期に亘る安定した磁気特性を与える。
【図1】 実施例3で得られた針状炭化鉄微粒子のX
線回折パターンである。
線回折パターンである。
【図2】 実施例3で得られた本発明の針状金属鉄微
粒子のX線回折パターンである。
粒子のX線回折パターンである。
Claims (5)
- 【請求項1】 炭素を含有する針状金属鉄微粒子であ
つて、その平均粒径(長軸)が1.0μm以下、平均軸
比が3〜15であり、前記炭素の量が前記針状金属鉄微
粒子に対して2〜20重量%である針状金属鉄微粒子。 - 【請求項2】 針状炭化鉄微粒子と炭素原子を含有し
ない還元剤とを加熱条件下に接触させることにより得ら
れた炭素を含有する針状金属鉄微粒子。 - 【請求項3】 針状炭化鉄微粒子と炭素原子を含有し
ない還元剤とを加熱条件下に接触させることを特徴とす
る炭素を含有する針状金属鉄微粒子の製法。 - 【請求項4】 炭素を含有する針状金属鉄微粒子であ
つて、その平均粒径(長軸)が1.0μm以下、平均軸
比が3〜15であり、前記炭素の量が前記針状金属鉄微
粒子に対して2〜20重量%である針状金属鉄微粒子を
磁性材料として含有する磁性塗料組成物。 - 【請求項5】 炭素を含有する針状金属鉄微粒子であ
つて、その平均粒径(長軸)が1.0μm以下、平均軸
比が3〜15であり、前記炭素の量が前記針状金属鉄微
粒子に対して2〜20重量%である針状金属鉄微粒子を
磁性材料として含有する磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03140817A JP3087348B2 (ja) | 1990-05-15 | 1991-05-15 | 炭素を含有する針状金属鉄微粒子、その製法、それを含有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12629190 | 1990-05-15 | ||
| JP03140817A JP3087348B2 (ja) | 1990-05-15 | 1991-05-15 | 炭素を含有する針状金属鉄微粒子、その製法、それを含有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体 |
| JP2-126291 | 1991-05-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04228502A true JPH04228502A (ja) | 1992-08-18 |
| JP3087348B2 JP3087348B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=26462511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03140817A Expired - Fee Related JP3087348B2 (ja) | 1990-05-15 | 1991-05-15 | 炭素を含有する針状金属鉄微粒子、その製法、それを含有する磁性塗料組成物及び磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3087348B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001342014A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-12-11 | Osaka Gas Co Ltd | ナノスケール針状物質の製造方法 |
| JP2010270217A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 赤外線反射材料及びその製造方法並びにそれを含有した塗料、樹脂組成物 |
| CN103409054A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-11-27 | 昆明梵阗盛科技有限公司 | 一种磁性涂料 |
| JP2015513780A (ja) * | 2012-01-04 | 2015-05-14 | ヴァージニア コモンウェルス ユニバーシティ | 非レアアース磁性ナノ粒子 |
| JP2017228747A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | ソマール株式会社 | 通信用フィルタ |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP03140817A patent/JP3087348B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001342014A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-12-11 | Osaka Gas Co Ltd | ナノスケール針状物質の製造方法 |
| JP2010270217A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 赤外線反射材料及びその製造方法並びにそれを含有した塗料、樹脂組成物 |
| JP2015513780A (ja) * | 2012-01-04 | 2015-05-14 | ヴァージニア コモンウェルス ユニバーシティ | 非レアアース磁性ナノ粒子 |
| CN103409054A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-11-27 | 昆明梵阗盛科技有限公司 | 一种磁性涂料 |
| JP2017228747A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | ソマール株式会社 | 通信用フィルタ |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3087348B2 (ja) | 2000-09-11 |
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