JPH04229199A - 蛍光産生トリプトファナーゼ基質 - Google Patents
蛍光産生トリプトファナーゼ基質Info
- Publication number
- JPH04229199A JPH04229199A JP3178285A JP17828591A JPH04229199A JP H04229199 A JPH04229199 A JP H04229199A JP 3178285 A JP3178285 A JP 3178285A JP 17828591 A JP17828591 A JP 17828591A JP H04229199 A JPH04229199 A JP H04229199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- microorganism
- indole
- fluorescence
- tryptophanase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/02—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
- C12Q1/04—Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/527—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving lyase
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q2337/00—N-linked chromogens for determinations of peptidases and proteinases
- C12Q2337/20—Coumarin derivatives
- C12Q2337/22—7-Amino-4-methylcoumarin, i.e. AMC, MCA
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の分野)本発明は微生物の同定、よ
り詳細には、酸素含量の分析による微生物の同定に有用
な酵素基質に関する。 【0002】(発明の背景)多くの疾病は生体の細胞組
織もしくは血液、尿、脳脊髄液または関節滑液のような
体液への微生物の侵入の結果である。このような感染に
対する有効な治療には、早期の診断が必要であり、病原
菌の正確な同定が行われて始めて正しい治療を開始する
ことができる。感染の初期の段階では病原菌の濃度が低
いためにこれが困難である。 【0003】微生物同定のために、病院の細胞学実験室
で現在行われているいくつかの方法は、微生物の単離後
、同定に達するまで通常18ないし24時間以上を要す
る培養に基づく方法である。ある場合には、同定までの
この時間の長さが生命をおびやかすことがある。 【0004】どの酵素が存在するかを測定することによ
る病原菌の同定が検討されている。この方法は、微生物
によって表現される酵素により蛍光産生基質または色素
産生基質を加水分解させることによるものであり、通常
、ある基質のパネルを植え付けて、得られる蛍光産生ま
たは色素産生分布を既知の微生物の同じパネルで発現す
る分布と関連づけることによって行う。この方法の典型
的なものはBascombの米国特許第4,603,1
08号における開示である。 【0005】GodseyらはJournal of
Clinical Microbiology,
13,483(1981年)にβ−メチルウンベリフェ
ロン、β−ナフチルアミンおよび7−アミノ−4−メチ
ルクマリン(AMC)からの蛍光産生基質を用いて、E
nterobacteriaceae科の菌株によって
表現される酵素の分布を測定する方法および装置を開示
している。 【0006】トリプロファナーゼはあるバクテリア中に
存在し、トリプトファンをインドール、ピルビン酸およ
びアンモニアに転化させる酵素である。この酵素によっ
て発色団2−ニトロチオフェノールに開裂される基質S
−(2−ニトロフェニル)システインがSuelter
らによって、Methods in Enzymo
logy 82,561(1979年)に開示されて
いる。 【0007】細菌同定用酵素分布測定パネルに含まれる
と考えられるトリプトファナーゼの蛍光産生基質に対す
る要望がある。該基質は、特にEnterobacte
riaceae種の場合に、本法による細菌同定の精度
を著しく向上させるであろう。本発明が指向することは
この要望を実現することである。 【0008】(発明の要約)トリプトファナーゼの蛍光
産生基質は、蛍光染料部分および染料の求核基がカルボ
ニル基またはチオカルボニル基によってアミノ酸のアミ
ノ基以外の求核基に結合されているアミノ酸部分を含ん
でいる。好ましい基質においては、アミノ酸がトレオニ
ン、システイン、またはもっとも好ましくはセリンであ
り、かつ蛍光染料部分がフルオレセイン、ローダミン、
β−ナフチルアミンまたは、好ましくはクマリン誘導体
である。もっとも好ましい染料はAMCである。 【0009】本発明の好適な基質は、それ自体非蛍光性
であるが、トリプトファナーゼによってアミノ酸とAM
Cに開裂する。該基質は未知の微生物がトリプトファナ
ーゼを含むかどうかを測定するのに用いることができ、
酵素含量に基づいて、未知の微生物の同定を行う装置に
加えることができる。 【0010】酵素含量の分布の測定および既知の微生物
の分布との比較による未知の微生物の同定はほとんどの
微生物の場合におおむね正確である。しかし、本法は現
在入手可能な基質を用いては、Enterobacte
riaceaeの場合には余り正確ではない。Ente
robacteriaceaeのある種はトリプトファ
ナーゼを表現し、他の種は表現しないので、分布測定装
置中に本発明の基質を包含させるとこのグループの微生
物の同定精度を向上させる。 【0011】(詳細な説明)本発明は多種類の態様によ
って満足を与えられるけれども、本明細書では本発明の
好適な態様の詳細な説明を行うが、同時に本開示は本発
明の典型的な原理と考え、本発明を記載した態様に限定
するつもりではないことを理解すべきである。本発明の
範囲は添付クレームおよびその等価物によって示されよ
う。 【0012】トリプトファナーゼはトリプトファンのイ
ンドール、ピルビン酸およびアンモニアへの転化を触媒
し、この酵素を含む微生物をインドール・ポジティブ(
indole positive)と呼ぶことが多い
。典型的なインドール・ポジティブ微生物はEsche
richia coli,Citrobacter
diversus,Proteus vulgar
is,Morganella morganiiおよ
びKlebsiella oxytocaである。代
表的なインドール・ネガティブ(indole ne
gative)微生物はKlebsiella pn
eumoniae,Citrobacter fre
undiiおよびProteus mirabili
sである。 【0013】未知の微生物がインドール・ポジティブか
インドール・ネガティブかの測定は未知物質の同定に有
用である。特に、Enterobacteriacea
e種の正確な同定は微生物のインドール区分の測定によ
って容易になる。 【0014】本発明の基質は、尿、大便、外傷、首、性
器標品のような臨床標品もしくは血液、脳脊髄液または
関節滑液のような通常無菌の身体標品中の微生物のイン
ドール区分を測定するのに使用することができる。本発
明においては、微生物という用語はかび、イースト、好
ましくはバクテリアのような酵素を生成する微生物を包
含することを意図している。 【0015】本発明の蛍光産生トリプトファナーゼ基質
は下記の構造I 【0016】 【0017】(式中、Aは蛍光染料部分であることがで
き、X,YおよびZは別個にO,SまたはNHであるこ
とができ、nは0ないし3であることができる)を有す
ることができる。典型的な適当な蛍光染料部分は下記の
通りである。 【0018】(1)AMC(式中、XがNH);(2)
7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン(式中、XがO)
; (3)フルオレセイン(式中、XがO);(4)ローダ
ミン(式中、XがNH);(5)β−ナフチルアミン(
式中、XがNH)本発明の好適な基質は下記の構造II 【0019】 【0020】(式中、AはフルオレセインまたはAMC
であることができ、R1 はCH2 またはCH2 C
H=CHであることができ、YおよびZはOまたはSで
あることができる)に従うフルオレセインまたはAMC
のセリン、システインおよびトレオニン誘導体である。 もっとも好適な基質は、Aが4−メチルクマリン、Yお
よびZがO、かつR1 がCH2 である。 【0021】本発明の基質は周知の合成径路によって市
販の蛍光染料から合成することができる。好ましい径路
では、アミノ基で置換された染料を対応するイソシアノ
またはイソチオシアノ誘導体に転化させ、さらに下記の
構造III 【0022】 【0023】(式中、YはOH,SHまたはNH2 で
あることができ、nは0ないし3であることができ、R
2 およびR3 はカルボベンジルオキシ、ベンジル、
リチウムおよびトリメチルシリルエトキシカルボニル(
Teoc)のような通常のアミノ酸保護基である)の適
切に保護されたアミノ酸と反応させる。好ましい保護基
はR2 としてリチウムおよびR3 としてTeocで
ある(実施例Iに記載の通り)。この合成径路が、保護
基の脱離後、構造I:化1(ただし、XがNHおよびZ
がイソシアノ置換染料からのO)および構造I:化1(
ただし、XがNHおよびZがイソチオシアノ置換染料か
らのS)を生じることは明らかである。このように、た
とえばある基質(ただしAがローダミン、XがNH、Z
がS、YがOおよびR1 がメチレン)がローダミンイ
ソチオシアナートと二重保護セリンとの反応から生じる
であろう。 【0024】次式に基質IV(ただし、XはO)の適切
な合成径路を示す。 【0025】 【0026】この式は発蛍光団7−ヒドロキシ−4−メ
チルクマリンのクロロホルミル誘導体への転化およびこ
の中間体と二重保護セリンとの反応の結果、保護基の離
脱後トリプトファナーゼ基質IVが得られることを示す
。 【0027】本発明のトリプトファナーゼ基質合成の他
の径路は当業者には明らかであろうし、もっとも好適な
下記の基質V 【0028】 【0029】を合成する詳細な実験方法を実施例Iに示
す。 【0030】本発明の基質でトリプトファナーゼを表現
する微生物を培養すると、下記に示すように酵素によっ
て、それ自体蛍光性でない蛍光産生基質が開裂されて、
ピルビン酸、AMC、CO2 およびアンモニアを生成
する。 【0031】 【0032】蛍光の検出は微生物をインドール・ポジテ
ィブと識別する。蛍光がない場合には微生物がインドー
ル・ネガティブとわかる。 【0033】本発明の基質を未知の微生物の同定装置に
包含させることができる。本発明の基質を使用すること
ができる好適な装置は、参考資料として本明細書に収録
してある本願出願人の1988年6月20日出願の同時
係属出願番号第209,677号に記載されている。 【0034】出願番号第209,677号の装置に組み
込んで使用する場合には、本発明の基質を出願番号第2
09,677号に開示されている担体と組み合わせるこ
とができる。細胞内酵素の体液試料中への遊離を速める
ために、好ましくは洗浄剤のような細胞膜攝動試薬で微
生物を処理した後に、基質を未知物質を含む疑いありと
見られる体液試料と接触させることができる。未知の微
生物がインドール・ポジティブである場合には、体液試
料中に存在するトリプトファナーゼが基質と反応して発
蛍光団を遊離する。本発明の基質を含む担体に蛍光がな
い場合には未知の微生物をインドール・ネガティブと識
別する。蛍光が発現する速度の測定は基質の加水分解速
度、従って微生物中のトリプトファナーゼの濃度に関す
る情報を与える。このように測定した未知の微生物のイ
ンドール反応を、前記装置内の他の担体に付着させた複
数の他の酵素基質を用いて発現させた未知物質の酵素含
量の分布の一部に含めて考えることができる。次に、分
布は、実質的に同一検定条件下で発現させた既知微生物
の分布と比較することができ、未知物質の分布にもっと
も近い既知微生物の分布によって未知物質を同定するこ
とができる。 【0035】本発明のトリプトファナーゼ基質は、また
、出願番号第209,677号の装置に組み込んで、あ
る範囲の抗生物質に対する感受性の分布を測定すること
による未知の微生物の同定に使用することもできる。 出願番号第209,677号の複数の担体のそれぞれは
本発明の基質および異なる抗生物質を包含することがで
きる。担体は液体増殖培地に未知の微生物を植え付けて
培養することができる。抗生物質が未知物質に対して効
果的であれば、成育は阻止され、酵素は生成せず、基質
は加水分解せず、かつ蛍光は発現しない。抗生物質が効
果がなければ、未知の微生物は成育して、基質を加水分
解して、蛍光を生じる酵素を表現する。上記のように、
本発明のトリプトファナーゼ基質を用いて得られる情報
は、種々の抗生物質に対する未知物質の反応性の分布を
発現させるために他の酵素の基質を用いて得られる情報
と組合わせることができる。未知物質の感受性の分布を
既知微生物の分布と比較して同定することができる。 【0036】本発明の基質は、また出願番号第209,
677号の装置を用いて、未知物質に対する種々の抗生
物質の最小抑制濃度(MIC)を測定することもできる
。この適用の場合には、担体のパネルはある範囲の濃度
の抗生物質および本発明の基質を包含する。植え付け、
培養後、各担体における抗生物質濃度の有効性が蛍光の
レベルによって示される。無植付担体による対照値を上
回る最小レベルの蛍光を有する担体が未知の微生物に対
する抗生物質のMICを示す。 【0037】下記の実施例は本発明をさらに説明するた
めのものであって、本発明を限定しようとするためのも
のではない。 【0038】(日常分析方法)EM Science
(Cherry Hill,New Jersey
)より入手した0.25mm,5cm×20cmのアル
ミニウムを裏打ちしたシリカゲル板(型式番号5534
)を用いて分析用TLCを行った。Waters D
elta Pak C−18 100A,4.6
×220mmカラム(SN−338B31162)を用
い、フォトダイオードアレイ検出器(200ないし60
0nm)を有するWaters 860 2ポンプ
システムで分析用逆相HPLCを行った。使用条件は、
0.2%トリフルオロ酢酸水溶液で60分間最初の保持
後、1時間にわたり0.2%トリフルオロ酢酸THF溶
液にいたる直線傾斜に保持した。融点はThomas−
Hoover毛細菅融点測定装置(Philadelp
hia,Pennsylvania)を用いて求め、補
正はしなかった。蛍光スペクトルはPerkin−El
mer LS−5 Fluoromerで記録した
。NMRスペクトルはIBM/Brucker WP
−200SY(200mHz)(Billerica,
Massachusetts)で記録した。化学シフト
はテトラメチルシランに対して記述した。D.S.Mi
llington,Mass Spectromet
ry Facility,P.O.Box 302
8,Duke University Medic
al Center,Durham,North
Carolina 27710により高分解能質量分
光測定を行った。 【0039】実施例I セリン−AMC−カルバメート(V)の合成A.4−メ
チル−7−イソシアノクマリンの合成ドライアイスコン
デンサーと磁器撹拌器を付けた200mlの三つ口丸底
フラスコに20%ホスゲン/トルエン溶液2.0mlお
よび無水ジオキサン80mlを充填した。この混合物に
固体のAMC2.0g(0.0114モル)を加えて、
混合物を一夜間還流させた。混合物は黄色から変化して
白色固体沈澱物を生じた。さらに7.0mlの20%ホ
スゲン/トルエン溶液を加えて、混合物をさらに5時間
還流させると、溶液は透明になった。アルゴンガス導入
管をフラスコに取付けて、アルゴンを溶液中に吹込んで
、過剰のホスゲンおよび微量のHClを除去した。濁っ
た混合物を濾過して、未反応のAMCを除去し、さらに
濃縮して所望の生成物である白色固型物2.0g(収率
87%)を得た。 【0040】NMR(CDC13 ):ppm :2.
43(s,3H),7.02(s,1H),7.39(
dd,3H)。 【0041】IR:2250cm−1に強い吸収;38
00から3500cm−1には吸収なし。 【0042】B.N−トリメチルシリルエチルオキシカ
ルボニル−O−カルボニルアミノ−7−(4−メチルク
マリニル)−L−セリンリチウム塩磁気撹拌器を取付け
た100mLの三つ口丸底フラスコにN−トリメチルシ
リルエチルオキシカルボニル−L−セリンリチウム塩(
Shuteら,Synthesis1987年,346
)1.16g(4.16ミリモル)およびアセトニトリ
ル20mlを充填した。この混合物に4−メチル−7−
イソシアノクマリン(Aの生成物)0.84g(4.1
8ミリモル)をTHF15mlに溶解した液を加えた。 この混合物を室温で48時間撹拌した。次にこの混合物
を濾過して、灰白色の固体1.32gを得た。この固体
をヒドロサルフェートナトリウム飽和溶液に懸濁させて
1時間撹拌した。次いで懸濁物を濾過して0.84g(
1.83ミリモル)の生成物を得た(収率44%)。高
速原子衝撃マススペクトルでは〔MH+Na〕+ が4
79であった。 【0043】 NMR(DMSO−d6 ):ppm :0.0(
bs,9H),0.90(m,2H),2.38(s,
3H),4.01(m,4H),4.30(m,2H)
,7.09(m,4H),10.26(s,1H)。 【0044】HPLCの保持時間98分。 【0045】C.セリン−AMC−カルバメート,Vの
合成10mLのフラスコに無水トリフルオロ酢酸(TF
A)2.0mlを充填して、アルゴン雰囲気下で0℃に
冷却した。この冷却したTFAにBで得た生成物0.2
4g(0.525ミリモル)を加えた。この溶液を0℃
で4時間撹拌し、減圧下に回転蒸発器で濃縮した。残留
物をメタノールに溶解し、エタノールを加えると白色固
体が沈澱した。この白色固体を濾過して、生成物0.1
78g(収率80.9%)を得た。 【0046】融点=185ないし186℃(分解)。 【0047】 NMR(CDC13 +CF3 COOH):pp
m :2.54(s,3H),4.85(m,3H),
6.44(s,1H),7.66(4H)。 【0048】HPLCの保持時間74分。 【0049】 高分解能マススペクトル〔MH+ 〕:C14H1
5N2 O6 、計算値307.0848、実測値30
7.0937。 【0050】実施例II セリン−AMC−カルバメートとトリプトファナーゼと
の反応セリン−AMC−カルバメート1.19×10−
6Mをリン酸カリウム緩衝液(pH8.2)100mM
に溶解した液に5.0mg/mLトリプトファナーゼ溶
液100μLを添加した。365nmで励起させて、蛍
光の増加を440nmで測定した。セリン−AMC−カ
ルバメート溶液の最初の蛍光は26相対単位であった。 酵素添加後、440nmの蛍光は97単位/分の割合で
増加した。この結果は酵素がセリン−AMC−カルバメ
ートの7−アミノ−4−メチル−クマリンへの転化を触
媒していることを示した。酸素がない場合の蛍光の増加
は無視できた。 【0051】実施例III 微生物のインドール反応の測定ジメチルスルホキシドに
溶解した実施例Iの基質0.5%溶液20マイクロリッ
トルの一部をセルロースの円板(型録番号740−E,
Schleicherand Schuell,In
c.Keene,New Hampshire)に添
加した。真空乾燥してDMSOを除去した。乾燥した円
板を黒色ポリスチレン製ミクロウェルトレイ(micr
owelltray)のウェルの中においた。4枚の円
板にそれぞれ、公知のインドール・ポジティブ微生物E
scherichia coliおよびCitrob
acter diversusならびに既知のインド
ール・ネガティブ微生物Klebsiella pn
eumoniaeおよびCitrobacter f
reundiiの1ml当り3×108 コロニー形成
単位を含む懸濁液を25マイクロリットル植え付けた。 懸濁液はバクテリアを透過させるためにリン酸塩緩衝液
(pH8.4)5ml当り2滴の濃度のトルエンを含む
緩衝液でつくった。4枚の円板は対照として役立てるた
めに緩衝液のみを植え付けた。キセノンランプを用いて
円板を365nmで励起させ、Fluoroskan
II(Flow Laboratories,Mc
Lean,Virginia 22102)記録計を
用いて440nmの波長で1分間隔で10分間蛍光を測
定した。各微生物について4個のチューブから得た結果
を平均して1分間当りの遊離AMCをナノグラム単位で
下表に示す。 【0052】 【0053】表1からインドール・ネガティブ微生物K
.pneumoniaeおよびC.freundiiは
対照とほぼ同様の蛍光の増加を示すのに対して、インド
ール・ポジティブ微生物E.coliおよびC.div
ersusは遊離AMCの放出によって著しく大きな蛍
光の増加を示すことがわかる。
り詳細には、酸素含量の分析による微生物の同定に有用
な酵素基質に関する。 【0002】(発明の背景)多くの疾病は生体の細胞組
織もしくは血液、尿、脳脊髄液または関節滑液のような
体液への微生物の侵入の結果である。このような感染に
対する有効な治療には、早期の診断が必要であり、病原
菌の正確な同定が行われて始めて正しい治療を開始する
ことができる。感染の初期の段階では病原菌の濃度が低
いためにこれが困難である。 【0003】微生物同定のために、病院の細胞学実験室
で現在行われているいくつかの方法は、微生物の単離後
、同定に達するまで通常18ないし24時間以上を要す
る培養に基づく方法である。ある場合には、同定までの
この時間の長さが生命をおびやかすことがある。 【0004】どの酵素が存在するかを測定することによ
る病原菌の同定が検討されている。この方法は、微生物
によって表現される酵素により蛍光産生基質または色素
産生基質を加水分解させることによるものであり、通常
、ある基質のパネルを植え付けて、得られる蛍光産生ま
たは色素産生分布を既知の微生物の同じパネルで発現す
る分布と関連づけることによって行う。この方法の典型
的なものはBascombの米国特許第4,603,1
08号における開示である。 【0005】GodseyらはJournal of
Clinical Microbiology,
13,483(1981年)にβ−メチルウンベリフェ
ロン、β−ナフチルアミンおよび7−アミノ−4−メチ
ルクマリン(AMC)からの蛍光産生基質を用いて、E
nterobacteriaceae科の菌株によって
表現される酵素の分布を測定する方法および装置を開示
している。 【0006】トリプロファナーゼはあるバクテリア中に
存在し、トリプトファンをインドール、ピルビン酸およ
びアンモニアに転化させる酵素である。この酵素によっ
て発色団2−ニトロチオフェノールに開裂される基質S
−(2−ニトロフェニル)システインがSuelter
らによって、Methods in Enzymo
logy 82,561(1979年)に開示されて
いる。 【0007】細菌同定用酵素分布測定パネルに含まれる
と考えられるトリプトファナーゼの蛍光産生基質に対す
る要望がある。該基質は、特にEnterobacte
riaceae種の場合に、本法による細菌同定の精度
を著しく向上させるであろう。本発明が指向することは
この要望を実現することである。 【0008】(発明の要約)トリプトファナーゼの蛍光
産生基質は、蛍光染料部分および染料の求核基がカルボ
ニル基またはチオカルボニル基によってアミノ酸のアミ
ノ基以外の求核基に結合されているアミノ酸部分を含ん
でいる。好ましい基質においては、アミノ酸がトレオニ
ン、システイン、またはもっとも好ましくはセリンであ
り、かつ蛍光染料部分がフルオレセイン、ローダミン、
β−ナフチルアミンまたは、好ましくはクマリン誘導体
である。もっとも好ましい染料はAMCである。 【0009】本発明の好適な基質は、それ自体非蛍光性
であるが、トリプトファナーゼによってアミノ酸とAM
Cに開裂する。該基質は未知の微生物がトリプトファナ
ーゼを含むかどうかを測定するのに用いることができ、
酵素含量に基づいて、未知の微生物の同定を行う装置に
加えることができる。 【0010】酵素含量の分布の測定および既知の微生物
の分布との比較による未知の微生物の同定はほとんどの
微生物の場合におおむね正確である。しかし、本法は現
在入手可能な基質を用いては、Enterobacte
riaceaeの場合には余り正確ではない。Ente
robacteriaceaeのある種はトリプトファ
ナーゼを表現し、他の種は表現しないので、分布測定装
置中に本発明の基質を包含させるとこのグループの微生
物の同定精度を向上させる。 【0011】(詳細な説明)本発明は多種類の態様によ
って満足を与えられるけれども、本明細書では本発明の
好適な態様の詳細な説明を行うが、同時に本開示は本発
明の典型的な原理と考え、本発明を記載した態様に限定
するつもりではないことを理解すべきである。本発明の
範囲は添付クレームおよびその等価物によって示されよ
う。 【0012】トリプトファナーゼはトリプトファンのイ
ンドール、ピルビン酸およびアンモニアへの転化を触媒
し、この酵素を含む微生物をインドール・ポジティブ(
indole positive)と呼ぶことが多い
。典型的なインドール・ポジティブ微生物はEsche
richia coli,Citrobacter
diversus,Proteus vulgar
is,Morganella morganiiおよ
びKlebsiella oxytocaである。代
表的なインドール・ネガティブ(indole ne
gative)微生物はKlebsiella pn
eumoniae,Citrobacter fre
undiiおよびProteus mirabili
sである。 【0013】未知の微生物がインドール・ポジティブか
インドール・ネガティブかの測定は未知物質の同定に有
用である。特に、Enterobacteriacea
e種の正確な同定は微生物のインドール区分の測定によ
って容易になる。 【0014】本発明の基質は、尿、大便、外傷、首、性
器標品のような臨床標品もしくは血液、脳脊髄液または
関節滑液のような通常無菌の身体標品中の微生物のイン
ドール区分を測定するのに使用することができる。本発
明においては、微生物という用語はかび、イースト、好
ましくはバクテリアのような酵素を生成する微生物を包
含することを意図している。 【0015】本発明の蛍光産生トリプトファナーゼ基質
は下記の構造I 【0016】 【0017】(式中、Aは蛍光染料部分であることがで
き、X,YおよびZは別個にO,SまたはNHであるこ
とができ、nは0ないし3であることができる)を有す
ることができる。典型的な適当な蛍光染料部分は下記の
通りである。 【0018】(1)AMC(式中、XがNH);(2)
7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン(式中、XがO)
; (3)フルオレセイン(式中、XがO);(4)ローダ
ミン(式中、XがNH);(5)β−ナフチルアミン(
式中、XがNH)本発明の好適な基質は下記の構造II 【0019】 【0020】(式中、AはフルオレセインまたはAMC
であることができ、R1 はCH2 またはCH2 C
H=CHであることができ、YおよびZはOまたはSで
あることができる)に従うフルオレセインまたはAMC
のセリン、システインおよびトレオニン誘導体である。 もっとも好適な基質は、Aが4−メチルクマリン、Yお
よびZがO、かつR1 がCH2 である。 【0021】本発明の基質は周知の合成径路によって市
販の蛍光染料から合成することができる。好ましい径路
では、アミノ基で置換された染料を対応するイソシアノ
またはイソチオシアノ誘導体に転化させ、さらに下記の
構造III 【0022】 【0023】(式中、YはOH,SHまたはNH2 で
あることができ、nは0ないし3であることができ、R
2 およびR3 はカルボベンジルオキシ、ベンジル、
リチウムおよびトリメチルシリルエトキシカルボニル(
Teoc)のような通常のアミノ酸保護基である)の適
切に保護されたアミノ酸と反応させる。好ましい保護基
はR2 としてリチウムおよびR3 としてTeocで
ある(実施例Iに記載の通り)。この合成径路が、保護
基の脱離後、構造I:化1(ただし、XがNHおよびZ
がイソシアノ置換染料からのO)および構造I:化1(
ただし、XがNHおよびZがイソチオシアノ置換染料か
らのS)を生じることは明らかである。このように、た
とえばある基質(ただしAがローダミン、XがNH、Z
がS、YがOおよびR1 がメチレン)がローダミンイ
ソチオシアナートと二重保護セリンとの反応から生じる
であろう。 【0024】次式に基質IV(ただし、XはO)の適切
な合成径路を示す。 【0025】 【0026】この式は発蛍光団7−ヒドロキシ−4−メ
チルクマリンのクロロホルミル誘導体への転化およびこ
の中間体と二重保護セリンとの反応の結果、保護基の離
脱後トリプトファナーゼ基質IVが得られることを示す
。 【0027】本発明のトリプトファナーゼ基質合成の他
の径路は当業者には明らかであろうし、もっとも好適な
下記の基質V 【0028】 【0029】を合成する詳細な実験方法を実施例Iに示
す。 【0030】本発明の基質でトリプトファナーゼを表現
する微生物を培養すると、下記に示すように酵素によっ
て、それ自体蛍光性でない蛍光産生基質が開裂されて、
ピルビン酸、AMC、CO2 およびアンモニアを生成
する。 【0031】 【0032】蛍光の検出は微生物をインドール・ポジテ
ィブと識別する。蛍光がない場合には微生物がインドー
ル・ネガティブとわかる。 【0033】本発明の基質を未知の微生物の同定装置に
包含させることができる。本発明の基質を使用すること
ができる好適な装置は、参考資料として本明細書に収録
してある本願出願人の1988年6月20日出願の同時
係属出願番号第209,677号に記載されている。 【0034】出願番号第209,677号の装置に組み
込んで使用する場合には、本発明の基質を出願番号第2
09,677号に開示されている担体と組み合わせるこ
とができる。細胞内酵素の体液試料中への遊離を速める
ために、好ましくは洗浄剤のような細胞膜攝動試薬で微
生物を処理した後に、基質を未知物質を含む疑いありと
見られる体液試料と接触させることができる。未知の微
生物がインドール・ポジティブである場合には、体液試
料中に存在するトリプトファナーゼが基質と反応して発
蛍光団を遊離する。本発明の基質を含む担体に蛍光がな
い場合には未知の微生物をインドール・ネガティブと識
別する。蛍光が発現する速度の測定は基質の加水分解速
度、従って微生物中のトリプトファナーゼの濃度に関す
る情報を与える。このように測定した未知の微生物のイ
ンドール反応を、前記装置内の他の担体に付着させた複
数の他の酵素基質を用いて発現させた未知物質の酵素含
量の分布の一部に含めて考えることができる。次に、分
布は、実質的に同一検定条件下で発現させた既知微生物
の分布と比較することができ、未知物質の分布にもっと
も近い既知微生物の分布によって未知物質を同定するこ
とができる。 【0035】本発明のトリプトファナーゼ基質は、また
、出願番号第209,677号の装置に組み込んで、あ
る範囲の抗生物質に対する感受性の分布を測定すること
による未知の微生物の同定に使用することもできる。 出願番号第209,677号の複数の担体のそれぞれは
本発明の基質および異なる抗生物質を包含することがで
きる。担体は液体増殖培地に未知の微生物を植え付けて
培養することができる。抗生物質が未知物質に対して効
果的であれば、成育は阻止され、酵素は生成せず、基質
は加水分解せず、かつ蛍光は発現しない。抗生物質が効
果がなければ、未知の微生物は成育して、基質を加水分
解して、蛍光を生じる酵素を表現する。上記のように、
本発明のトリプトファナーゼ基質を用いて得られる情報
は、種々の抗生物質に対する未知物質の反応性の分布を
発現させるために他の酵素の基質を用いて得られる情報
と組合わせることができる。未知物質の感受性の分布を
既知微生物の分布と比較して同定することができる。 【0036】本発明の基質は、また出願番号第209,
677号の装置を用いて、未知物質に対する種々の抗生
物質の最小抑制濃度(MIC)を測定することもできる
。この適用の場合には、担体のパネルはある範囲の濃度
の抗生物質および本発明の基質を包含する。植え付け、
培養後、各担体における抗生物質濃度の有効性が蛍光の
レベルによって示される。無植付担体による対照値を上
回る最小レベルの蛍光を有する担体が未知の微生物に対
する抗生物質のMICを示す。 【0037】下記の実施例は本発明をさらに説明するた
めのものであって、本発明を限定しようとするためのも
のではない。 【0038】(日常分析方法)EM Science
(Cherry Hill,New Jersey
)より入手した0.25mm,5cm×20cmのアル
ミニウムを裏打ちしたシリカゲル板(型式番号5534
)を用いて分析用TLCを行った。Waters D
elta Pak C−18 100A,4.6
×220mmカラム(SN−338B31162)を用
い、フォトダイオードアレイ検出器(200ないし60
0nm)を有するWaters 860 2ポンプ
システムで分析用逆相HPLCを行った。使用条件は、
0.2%トリフルオロ酢酸水溶液で60分間最初の保持
後、1時間にわたり0.2%トリフルオロ酢酸THF溶
液にいたる直線傾斜に保持した。融点はThomas−
Hoover毛細菅融点測定装置(Philadelp
hia,Pennsylvania)を用いて求め、補
正はしなかった。蛍光スペクトルはPerkin−El
mer LS−5 Fluoromerで記録した
。NMRスペクトルはIBM/Brucker WP
−200SY(200mHz)(Billerica,
Massachusetts)で記録した。化学シフト
はテトラメチルシランに対して記述した。D.S.Mi
llington,Mass Spectromet
ry Facility,P.O.Box 302
8,Duke University Medic
al Center,Durham,North
Carolina 27710により高分解能質量分
光測定を行った。 【0039】実施例I セリン−AMC−カルバメート(V)の合成A.4−メ
チル−7−イソシアノクマリンの合成ドライアイスコン
デンサーと磁器撹拌器を付けた200mlの三つ口丸底
フラスコに20%ホスゲン/トルエン溶液2.0mlお
よび無水ジオキサン80mlを充填した。この混合物に
固体のAMC2.0g(0.0114モル)を加えて、
混合物を一夜間還流させた。混合物は黄色から変化して
白色固体沈澱物を生じた。さらに7.0mlの20%ホ
スゲン/トルエン溶液を加えて、混合物をさらに5時間
還流させると、溶液は透明になった。アルゴンガス導入
管をフラスコに取付けて、アルゴンを溶液中に吹込んで
、過剰のホスゲンおよび微量のHClを除去した。濁っ
た混合物を濾過して、未反応のAMCを除去し、さらに
濃縮して所望の生成物である白色固型物2.0g(収率
87%)を得た。 【0040】NMR(CDC13 ):ppm :2.
43(s,3H),7.02(s,1H),7.39(
dd,3H)。 【0041】IR:2250cm−1に強い吸収;38
00から3500cm−1には吸収なし。 【0042】B.N−トリメチルシリルエチルオキシカ
ルボニル−O−カルボニルアミノ−7−(4−メチルク
マリニル)−L−セリンリチウム塩磁気撹拌器を取付け
た100mLの三つ口丸底フラスコにN−トリメチルシ
リルエチルオキシカルボニル−L−セリンリチウム塩(
Shuteら,Synthesis1987年,346
)1.16g(4.16ミリモル)およびアセトニトリ
ル20mlを充填した。この混合物に4−メチル−7−
イソシアノクマリン(Aの生成物)0.84g(4.1
8ミリモル)をTHF15mlに溶解した液を加えた。 この混合物を室温で48時間撹拌した。次にこの混合物
を濾過して、灰白色の固体1.32gを得た。この固体
をヒドロサルフェートナトリウム飽和溶液に懸濁させて
1時間撹拌した。次いで懸濁物を濾過して0.84g(
1.83ミリモル)の生成物を得た(収率44%)。高
速原子衝撃マススペクトルでは〔MH+Na〕+ が4
79であった。 【0043】 NMR(DMSO−d6 ):ppm :0.0(
bs,9H),0.90(m,2H),2.38(s,
3H),4.01(m,4H),4.30(m,2H)
,7.09(m,4H),10.26(s,1H)。 【0044】HPLCの保持時間98分。 【0045】C.セリン−AMC−カルバメート,Vの
合成10mLのフラスコに無水トリフルオロ酢酸(TF
A)2.0mlを充填して、アルゴン雰囲気下で0℃に
冷却した。この冷却したTFAにBで得た生成物0.2
4g(0.525ミリモル)を加えた。この溶液を0℃
で4時間撹拌し、減圧下に回転蒸発器で濃縮した。残留
物をメタノールに溶解し、エタノールを加えると白色固
体が沈澱した。この白色固体を濾過して、生成物0.1
78g(収率80.9%)を得た。 【0046】融点=185ないし186℃(分解)。 【0047】 NMR(CDC13 +CF3 COOH):pp
m :2.54(s,3H),4.85(m,3H),
6.44(s,1H),7.66(4H)。 【0048】HPLCの保持時間74分。 【0049】 高分解能マススペクトル〔MH+ 〕:C14H1
5N2 O6 、計算値307.0848、実測値30
7.0937。 【0050】実施例II セリン−AMC−カルバメートとトリプトファナーゼと
の反応セリン−AMC−カルバメート1.19×10−
6Mをリン酸カリウム緩衝液(pH8.2)100mM
に溶解した液に5.0mg/mLトリプトファナーゼ溶
液100μLを添加した。365nmで励起させて、蛍
光の増加を440nmで測定した。セリン−AMC−カ
ルバメート溶液の最初の蛍光は26相対単位であった。 酵素添加後、440nmの蛍光は97単位/分の割合で
増加した。この結果は酵素がセリン−AMC−カルバメ
ートの7−アミノ−4−メチル−クマリンへの転化を触
媒していることを示した。酸素がない場合の蛍光の増加
は無視できた。 【0051】実施例III 微生物のインドール反応の測定ジメチルスルホキシドに
溶解した実施例Iの基質0.5%溶液20マイクロリッ
トルの一部をセルロースの円板(型録番号740−E,
Schleicherand Schuell,In
c.Keene,New Hampshire)に添
加した。真空乾燥してDMSOを除去した。乾燥した円
板を黒色ポリスチレン製ミクロウェルトレイ(micr
owelltray)のウェルの中においた。4枚の円
板にそれぞれ、公知のインドール・ポジティブ微生物E
scherichia coliおよびCitrob
acter diversusならびに既知のインド
ール・ネガティブ微生物Klebsiella pn
eumoniaeおよびCitrobacter f
reundiiの1ml当り3×108 コロニー形成
単位を含む懸濁液を25マイクロリットル植え付けた。 懸濁液はバクテリアを透過させるためにリン酸塩緩衝液
(pH8.4)5ml当り2滴の濃度のトルエンを含む
緩衝液でつくった。4枚の円板は対照として役立てるた
めに緩衝液のみを植え付けた。キセノンランプを用いて
円板を365nmで励起させ、Fluoroskan
II(Flow Laboratories,Mc
Lean,Virginia 22102)記録計を
用いて440nmの波長で1分間隔で10分間蛍光を測
定した。各微生物について4個のチューブから得た結果
を平均して1分間当りの遊離AMCをナノグラム単位で
下表に示す。 【0052】 【0053】表1からインドール・ネガティブ微生物K
.pneumoniaeおよびC.freundiiは
対照とほぼ同様の蛍光の増加を示すのに対して、インド
ール・ポジティブ微生物E.coliおよびC.div
ersusは遊離AMCの放出によって著しく大きな蛍
光の増加を示すことがわかる。
Claims (9)
- 【請求項1】 下記構造 (式中、Aは蛍光染料部分で、YはOおよびSより成る
群から選ばれ、XはOおよびNHより成る群から選ばれ
、nは0ないし1である)の蛍光産生トリプトファナー
ゼ基質。 - 【請求項2】 Aが4−メチルクマリン部分である請
求項1の基質。 - 【請求項3】 A−Xが7−アミノ−4−メチルクマ
リン部分である請求項2の基質。 - 【請求項4】 A−Xが7−ヒドロキシ−4−メチル
クマリン部分である請求項2の基質。 - 【請求項5】 Aがフルオレセイン部分である請求項
1の基質。 - 【請求項6】 Aがローダミン部分である請求項1の
基質。 - 【請求項7】 Aがβ−ナフチルアミン部分である請
求項1の基質。 - 【請求項8】 下記構造 (式中、Aは蛍光染料部分で、X,YおよびZは別個に
O,SおよびNHより成る群から選ばれ、nは0ないし
3である)の蛍光産生トリプトファナーゼ基質。 - 【請求項9】 下記構造 の蛍光産生トリプトファナーゼ基質。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US554506 | 1983-11-23 | ||
| US07/554,506 US5055594A (en) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | Fluorogenic trypotophanase substrates |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04229199A true JPH04229199A (ja) | 1992-08-18 |
| JPH0671438B2 JPH0671438B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=24213622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3178285A Expired - Lifetime JPH0671438B2 (ja) | 1990-07-19 | 1991-07-18 | 蛍光産生トリプトファナーゼ基質 |
Country Status (11)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5055594A (ja) |
| EP (1) | EP0467318B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0671438B2 (ja) |
| AT (1) | ATE121791T1 (ja) |
| AU (1) | AU631102B2 (ja) |
| CA (1) | CA2043124C (ja) |
| DE (1) | DE69109197T2 (ja) |
| FI (1) | FI97152C (ja) |
| IE (1) | IE67645B1 (ja) |
| MY (1) | MY107196A (ja) |
| NO (1) | NO302243B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002529478A (ja) * | 1998-11-05 | 2002-09-10 | ビオメリオークス エス.ア. | 全ての微生物を検出するためのニトロクマリン |
| WO2023219152A1 (ja) * | 2022-05-13 | 2023-11-16 | 中外製薬株式会社 | リチウム塩の析出工程を含む、アミノ酸の塩若しくはペプチド化合物の塩又はこれらの溶媒和物の製造方法 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2036770C (en) * | 1990-02-26 | 2003-09-09 | Jeffrey P. Whitten | Inhibitors of nitric oxide biosynthesis |
| ES2106040T3 (es) * | 1990-05-16 | 1997-11-01 | Abbott Lab | Ensayo para barbituratos, trazadores, inmunogenos, anticuerpos y kit. |
| FR2677023B1 (fr) * | 1991-05-30 | 1994-02-25 | Eurobio Laboratoires | Derives de coumarine hydrosolubles, leur preparation et leur utilisation comme substrat d'enzyme. |
| GB9609024D0 (en) * | 1996-05-01 | 1996-07-03 | Idg Uk Ltd | Compounds |
| US5888760A (en) * | 1997-04-10 | 1999-03-30 | Dade Microscan Inc. | Universal test systems and methods of use thereof for identifying multiple families of microorganisms |
| WO2000067037A2 (en) * | 1999-04-29 | 2000-11-09 | Dade Microscan Inc. | A combined rapid anti-microbial susceptibility assay and microorganism identification system |
| CN108570032B (zh) * | 2017-03-09 | 2021-04-02 | 华东理工大学 | 新型罗丹明染料及其在抗致病菌中的应用 |
| CN108727326B (zh) * | 2018-07-06 | 2021-12-21 | 南宁师范大学 | 识别半胱氨酸和谷胱甘肽的荧光探针及制备方法与应用 |
Family Cites Families (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1229212B (de) * | 1961-03-07 | 1966-11-24 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Farbstoffen |
| US3880934A (en) * | 1972-02-10 | 1975-04-29 | Syntex Inc | Nitrophenyloxy-butanediols |
| JPS6026793B2 (ja) * | 1977-01-05 | 1985-06-25 | 味の素株式会社 | 7−ロイシルアミノ−4−メチルクマリン及びその製造方法 |
| JPS53108974A (en) * | 1977-03-03 | 1978-09-22 | Ajinomoto Co Inc | 7-arginylamino-4-methylcoumarin |
| US4215047A (en) * | 1977-06-06 | 1980-07-29 | Ajinomoto Company Incorporated | 7-(Arginylamino)-4-methylcoumarins |
| US4318980A (en) * | 1978-04-10 | 1982-03-09 | Miles Laboratories, Inc. | Heterogenous specific binding assay employing a cycling reactant as label |
| JPS5524147A (en) * | 1978-08-10 | 1980-02-21 | Ajinomoto Co Inc | Peptide derivative |
| JPH0321160B2 (ja) * | 1979-05-02 | 1991-03-22 | Nat Res Dev | |
| US4259233A (en) * | 1979-10-23 | 1981-03-31 | Miles Laboratories, Inc. | β-Galactosyl-umbelliferone-labeled protein and polypeptide conjugates |
| US4476229A (en) * | 1982-11-08 | 1984-10-09 | Abbott Laboratories | Substituted carboxyfluoresceins |
| US4476228A (en) * | 1982-11-08 | 1984-10-09 | Abbott Laboratories | Determination of unsaturated thyroxine binding protein sites using fluorescence polarization techniques |
| US4557862A (en) * | 1983-10-28 | 1985-12-10 | University Patents, Inc. | Rhodamine derivatives as fluorogenic substrates for proteinases |
| DE3614647A1 (de) * | 1986-04-30 | 1987-11-05 | Euratom | 7-phenylessigsaeure-4-alkyl-coumarinylamide, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung in verfahren zur fluorometrischen bestimmung der aktivitaet von hydrolasen, insbesondere von penicillin-g-acylase |
-
1990
- 1990-07-19 US US07/554,506 patent/US5055594A/en not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-05-22 IE IE175991A patent/IE67645B1/en unknown
- 1991-05-27 CA CA002043124A patent/CA2043124C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-05-27 MY MYPI91000921A patent/MY107196A/en unknown
- 1991-05-29 AU AU78026/91A patent/AU631102B2/en not_active Ceased
- 1991-06-20 NO NO912413A patent/NO302243B1/no unknown
- 1991-07-17 EP EP91111918A patent/EP0467318B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-07-17 AT AT91111918T patent/ATE121791T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-07-17 DE DE69109197T patent/DE69109197T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-07-18 JP JP3178285A patent/JPH0671438B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-07-18 FI FI913460A patent/FI97152C/fi active
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002529478A (ja) * | 1998-11-05 | 2002-09-10 | ビオメリオークス エス.ア. | 全ての微生物を検出するためのニトロクマリン |
| WO2023219152A1 (ja) * | 2022-05-13 | 2023-11-16 | 中外製薬株式会社 | リチウム塩の析出工程を含む、アミノ酸の塩若しくはペプチド化合物の塩又はこれらの溶媒和物の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| NO912413L (no) | 1992-01-20 |
| US5055594A (en) | 1991-10-08 |
| ATE121791T1 (de) | 1995-05-15 |
| DE69109197T2 (de) | 1995-09-28 |
| FI913460A0 (fi) | 1991-07-18 |
| FI913460L (fi) | 1992-01-20 |
| CA2043124A1 (en) | 1992-01-20 |
| JPH0671438B2 (ja) | 1994-09-14 |
| AU7802691A (en) | 1992-01-23 |
| EP0467318B1 (en) | 1995-04-26 |
| IE67645B1 (en) | 1996-04-17 |
| EP0467318A1 (en) | 1992-01-22 |
| NO302243B1 (no) | 1998-02-09 |
| FI97152B (fi) | 1996-07-15 |
| CA2043124C (en) | 1995-12-12 |
| FI97152C (fi) | 1996-10-25 |
| MY107196A (en) | 1995-09-30 |
| DE69109197D1 (de) | 1995-06-01 |
| AU631102B2 (en) | 1992-11-12 |
| IE911759A1 (en) | 1992-01-29 |
| NO912413D0 (no) | 1991-06-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5393662A (en) | Test media for identifying and differentiating general coliforms and Escherichia coli bacteria | |
| US7932050B2 (en) | Enzymatic substrates derived from phenoxazinone and their use as developers in detection of microorganisms with peptidase activity | |
| US4294923A (en) | Substrates and method for determining enzymes | |
| JPH04229199A (ja) | 蛍光産生トリプトファナーゼ基質 | |
| EP3802511A1 (en) | Dioxetane compounds and their use for the detection of microorganisms | |
| IL43735A (en) | Derivatives of gamma-glutamyl-4-nitroanilide and process for the preparation thereof | |
| CA1161431A (en) | Tripeptide derivatives | |
| JP4907822B2 (ja) | シュードモナスエルジノーサを検出するための方法 | |
| Liu et al. | A near infrared fluorescent probe for the detection and imaging of prolyl aminopeptidase activity in living cells | |
| JP3581958B2 (ja) | 新規な潜在的蛍光原性化合物 | |
| ES2295061T3 (es) | Substrato enzimatico, procedimiento de sintesis y empleos. | |
| SATO et al. | New water-soluble fluorogenic amine.: 7-Aminocoumarin-4-methanesulfonic acid (ACMS) and related substrates for proteinases | |
| AU785019B2 (en) | Trypsin substrate and diagnostic device, and method of using same | |
| JP4536714B2 (ja) | 酵素基質、これを含む培養基、及び、アミノペプチダーゼ活性を検出するための、及び/又は、グラム陽性菌とグラム陰性菌とを識別するためのその使用 | |
| US6733986B1 (en) | Method and agent for determining a deaminase enzymatic activity | |
| EP2184367A1 (en) | Non-hydrolytic microbial probes | |
| US6955921B2 (en) | Trypsin substrate and diagnostic device, and method of using same | |
| Ishiyama et al. | Notes Benzothiazole-containing tetrazolium salts that produce water-soluble formazan dyes absorbing at a Long wavelength upon NADH reduction | |
| FR2509324A1 (fr) | Substrat pour doser la a-glutamyl transpeptidase et methode de dosage utilisant ce substrat | |
| US6699685B1 (en) | Method, test media and chromogenic compounds for identifying and differentiating general coliforms and escherichia coli bacteria | |
| Ishiyama et al. | A resorufin derivative as a fluorogenic indicator for cell viability | |
| SU1183539A1 (ru) | Холестериловый эфир о-кумаровой кислоты в качестве субстрата для определения активности холестеролэстеразы. | |
| SU662558A1 (ru) | Аммонийна соль этилового эфира -аминоизобутилфосфонил5 -аденилата дл ингибировани ферментов биосинтеза белка в клетке и способ ее получени | |
| EP1790734A1 (en) | Microbial assay | |
| CN115872950A (zh) | 荧光化合物及在检测尿素酶中的应用和体外诊断试剂 |