JPH04231451A - 溶射被覆用材料及び溶射被覆耐熱部材 - Google Patents
溶射被覆用材料及び溶射被覆耐熱部材Info
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- JPH04231451A JPH04231451A JP2408612A JP40861290A JPH04231451A JP H04231451 A JPH04231451 A JP H04231451A JP 2408612 A JP2408612 A JP 2408612A JP 40861290 A JP40861290 A JP 40861290A JP H04231451 A JPH04231451 A JP H04231451A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックスや金属等の
表面改善のための溶射被膜用として用いられる。耐熱性
を付与された断熱性に優れる溶射被覆用材料および、耐
熱性部品の高温耐久性向上技術のうちで、特にガスター
ビン、燃焼器等の部品として、これらの溶射被覆用材料
を、最適なプラズマ溶射法により被覆した耐熱部材に関
する。
表面改善のための溶射被膜用として用いられる。耐熱性
を付与された断熱性に優れる溶射被覆用材料および、耐
熱性部品の高温耐久性向上技術のうちで、特にガスター
ビン、燃焼器等の部品として、これらの溶射被覆用材料
を、最適なプラズマ溶射法により被覆した耐熱部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】耐熱耐熱衝撃部材に要求される高温特性
は、年々過酷化を増している。中でもガスタービンは、
高温で稼働されるほど高い効率を発揮するので、その稼
働温度の上昇を絶えず要求されている。そのため、それ
に対応できる耐熱性と耐熱衝撃性を兼ねている材料とし
てSiC、Si3 N4 等のファインセラミックスが
検討されているが、現時点では衝撃強度的に問題がある
ためガスタービン部品は金属材料を基本に製造されてい
る。 しかし、Ni基、Co基などの耐熱金属材料は、その使
用を1000℃以下に限定される。それ故それらがガス
タービン部品に適用されるにあたっては、冷却あるいは
熱遮蔽する方法が種々検討されてきた。熱遮蔽とはガス
タービン等の高温耐熱部品の金属(以下母材と称する)
の表面にセラミック層を形成し母材温度を下げることで
あり、以前から熱伝導率が低く、かつ耐衝撃性および輻
射率が高いセラミック粉末を溶射被覆用材料として用い
られている。これまでこのような用途に使用されている
材料として例えばY2 O3 等の希土類酸化物を安定
化剤として添加したZrO2 等があげられる。しかし
ながら、現在最良とされているこの溶射材料を使用して
得られる溶射被覆でも急冷、急熱の激しい熱サイクルを
加えられるガスタービンでは被覆層は母材から剥離を生
じ、その機能を失う傾向が見られた。また、これらの材
料は希土類酸化物を使用しているため単味で使用すると
値段が高く、製造された溶射材料も非常に高価なものと
なり、工業用等の構造材料部材に多量に使用することは
コスト的にかなり問題がある。
は、年々過酷化を増している。中でもガスタービンは、
高温で稼働されるほど高い効率を発揮するので、その稼
働温度の上昇を絶えず要求されている。そのため、それ
に対応できる耐熱性と耐熱衝撃性を兼ねている材料とし
てSiC、Si3 N4 等のファインセラミックスが
検討されているが、現時点では衝撃強度的に問題がある
ためガスタービン部品は金属材料を基本に製造されてい
る。 しかし、Ni基、Co基などの耐熱金属材料は、その使
用を1000℃以下に限定される。それ故それらがガス
タービン部品に適用されるにあたっては、冷却あるいは
熱遮蔽する方法が種々検討されてきた。熱遮蔽とはガス
タービン等の高温耐熱部品の金属(以下母材と称する)
の表面にセラミック層を形成し母材温度を下げることで
あり、以前から熱伝導率が低く、かつ耐衝撃性および輻
射率が高いセラミック粉末を溶射被覆用材料として用い
られている。これまでこのような用途に使用されている
材料として例えばY2 O3 等の希土類酸化物を安定
化剤として添加したZrO2 等があげられる。しかし
ながら、現在最良とされているこの溶射材料を使用して
得られる溶射被覆でも急冷、急熱の激しい熱サイクルを
加えられるガスタービンでは被覆層は母材から剥離を生
じ、その機能を失う傾向が見られた。また、これらの材
料は希土類酸化物を使用しているため単味で使用すると
値段が高く、製造された溶射材料も非常に高価なものと
なり、工業用等の構造材料部材に多量に使用することは
コスト的にかなり問題がある。
【0003】一般に急熱、急冷の激しい熱サイクル下で
溶射被覆材料を使用すると母材と被膜の間に熱的歪みが
生じ、急激な母材の熱膨張に追随できず被覆層の亀裂、
剥離が生じ十分な耐用性を示さない。これ故に、単に熱
伝導率が低いだけでなく膨張係数も、母材のそれに近い
値を有する溶射材料の開発が種々行われている。また、
剥離の主因である金属とセラミック層との中間に両者を
混合ないしは複合してなる層を設けた(例えば特開昭5
5−113880等)、或いはセラミック層に高温、長
時間の熱処理によって微細な割れを形成させ(例えば特
開昭56−54905等)た部品やセラミック層形成後
急冷することで層内に微細な割れを形成させ(例えば特
開昭58−87273等)た部品等、種々の提案がなさ
れている。
溶射被覆材料を使用すると母材と被膜の間に熱的歪みが
生じ、急激な母材の熱膨張に追随できず被覆層の亀裂、
剥離が生じ十分な耐用性を示さない。これ故に、単に熱
伝導率が低いだけでなく膨張係数も、母材のそれに近い
値を有する溶射材料の開発が種々行われている。また、
剥離の主因である金属とセラミック層との中間に両者を
混合ないしは複合してなる層を設けた(例えば特開昭5
5−113880等)、或いはセラミック層に高温、長
時間の熱処理によって微細な割れを形成させ(例えば特
開昭56−54905等)た部品やセラミック層形成後
急冷することで層内に微細な割れを形成させ(例えば特
開昭58−87273等)た部品等、種々の提案がなさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来手段ではそれぞれ改善はされているものの、熱サイ
クル試験等の成績からその効果は限定されていた。本発
明はこうした現況を考慮し、Y2 O3 −ZrO2
等に比べ非常に安価で製品収率がよく経済的でかつ延長
された寿命を有する耐熱、耐熱衝撃を有する溶射被覆用
材料、及びこれを施されたガスタービン部品、燃焼器部
品の如き溶射被覆耐熱部材を提供することを目的として
いる。
従来手段ではそれぞれ改善はされているものの、熱サイ
クル試験等の成績からその効果は限定されていた。本発
明はこうした現況を考慮し、Y2 O3 −ZrO2
等に比べ非常に安価で製品収率がよく経済的でかつ延長
された寿命を有する耐熱、耐熱衝撃を有する溶射被覆用
材料、及びこれを施されたガスタービン部品、燃焼器部
品の如き溶射被覆耐熱部材を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、耐熱性、お
よび耐熱衝撃性を具備するような材料を見出すべく鋭意
研究を重ねてきた。その結果、天然資源としても存在す
る珪酸マグネシュウム系化合物とCaO・ZrO2 の
組合せにより、耐熱性、耐熱衝撃性に優れた希土類を使
用しない安価な全く新しい溶射材料が得られることを見
出した。すなわち本発明は、 1) 2MgO・SiO2 −CaO・ZrO2 系
酸化物で、組成は重量%表示で40≦2MgO・SiO
2 ≦85、15≦CaO・ZrO2 ≦60、かつ2
MgO・SiO2 +CaO・ZrO2 =100から
成ることを特徴とする溶射被覆用材料。 2) 耐熱金属材料で構成された部品において、該部
品はその面に設けられた前記耐熱金属材料と同等もしく
はより高温耐食性に富む金属被覆層を有し、更に該金属
被覆層上に請求項第1項記載の溶射被覆用材料を溶射し
たことを特徴とする溶射被覆耐熱部材。 3) 請求項第1項記載の各系酸化物材料が化合物、
複合物、または混合物の粒子あることを特徴とする溶射
被覆用材料。 4) 請求項第1項記載の酸化物材料の粒径が5〜5
00μm に調整され、特に平均粒子径が10〜100
μm であることを特徴とする溶射被覆用材料。 5) 請求項第2項記載の溶射被覆用材料が、請求項
第3項記載の溶射被覆用材料で あることを特徴とす
る溶射被覆耐熱部材。である。以下本発明について具体
的に説明する。
よび耐熱衝撃性を具備するような材料を見出すべく鋭意
研究を重ねてきた。その結果、天然資源としても存在す
る珪酸マグネシュウム系化合物とCaO・ZrO2 の
組合せにより、耐熱性、耐熱衝撃性に優れた希土類を使
用しない安価な全く新しい溶射材料が得られることを見
出した。すなわち本発明は、 1) 2MgO・SiO2 −CaO・ZrO2 系
酸化物で、組成は重量%表示で40≦2MgO・SiO
2 ≦85、15≦CaO・ZrO2 ≦60、かつ2
MgO・SiO2 +CaO・ZrO2 =100から
成ることを特徴とする溶射被覆用材料。 2) 耐熱金属材料で構成された部品において、該部
品はその面に設けられた前記耐熱金属材料と同等もしく
はより高温耐食性に富む金属被覆層を有し、更に該金属
被覆層上に請求項第1項記載の溶射被覆用材料を溶射し
たことを特徴とする溶射被覆耐熱部材。 3) 請求項第1項記載の各系酸化物材料が化合物、
複合物、または混合物の粒子あることを特徴とする溶射
被覆用材料。 4) 請求項第1項記載の酸化物材料の粒径が5〜5
00μm に調整され、特に平均粒子径が10〜100
μm であることを特徴とする溶射被覆用材料。 5) 請求項第2項記載の溶射被覆用材料が、請求項
第3項記載の溶射被覆用材料で あることを特徴とす
る溶射被覆耐熱部材。である。以下本発明について具体
的に説明する。
【0006】高温安定性であり耐熱効果が高く比較的熱
膨張率が大きくかつ安価で製造できるセラミックス材料
について珪酸マグネシウムを出発原料とする溶射被覆用
材料の開発を試みた。珪酸マグネシウム系化合物には「
MgO・SiO2 」「2MgO・SiO2 」等が知
られている。しかしMgO・SiO2 は含有SiO2
量が相対的に高く、溶射時の濡れ性の悪さから母材と
の密着性が悪くなり、熱サイクルを加えることにより、
亀裂を発生する。このような結果から珪酸マグネシウム
溶射材料には2MgO・SiO2 を選択した。また、
断熱、耐熱性の相乗効果を上げるために、種々の研究か
らCaO・ZrO2 を選びだし、本発明溶射被覆用材
料はこれらを複数で用いた。これら耐熱、断熱効果を有
する材料を複数で用いることは、従来の断熱材料と比較
してより優れた耐熱、断熱性を発現し、信頼性の高い被
覆層形成が期待できるからである。2MgO・SiO2
はMgOとSiO2 の粉末を混ぜたもの(以下、混
合物)、これらを電気炉等で所定の温度にて焼成したも
の(以下、化合物)、もしくは天然鉱物として存在する
フォルステライトを使用するのが有効である。CaO・
ZrO2 もCaOとZrO2 の粉末の混合物及び化
合物として使用するのが有効である。そして、2MgO
・SiO2 とCaO・ZrO2 は両者の粉末混合物
、化合物、もしくはスプレードライヤー等で噴霧造粒し
た複合物が好ましい。
膨張率が大きくかつ安価で製造できるセラミックス材料
について珪酸マグネシウムを出発原料とする溶射被覆用
材料の開発を試みた。珪酸マグネシウム系化合物には「
MgO・SiO2 」「2MgO・SiO2 」等が知
られている。しかしMgO・SiO2 は含有SiO2
量が相対的に高く、溶射時の濡れ性の悪さから母材と
の密着性が悪くなり、熱サイクルを加えることにより、
亀裂を発生する。このような結果から珪酸マグネシウム
溶射材料には2MgO・SiO2 を選択した。また、
断熱、耐熱性の相乗効果を上げるために、種々の研究か
らCaO・ZrO2 を選びだし、本発明溶射被覆用材
料はこれらを複数で用いた。これら耐熱、断熱効果を有
する材料を複数で用いることは、従来の断熱材料と比較
してより優れた耐熱、断熱性を発現し、信頼性の高い被
覆層形成が期待できるからである。2MgO・SiO2
はMgOとSiO2 の粉末を混ぜたもの(以下、混
合物)、これらを電気炉等で所定の温度にて焼成したも
の(以下、化合物)、もしくは天然鉱物として存在する
フォルステライトを使用するのが有効である。CaO・
ZrO2 もCaOとZrO2 の粉末の混合物及び化
合物として使用するのが有効である。そして、2MgO
・SiO2 とCaO・ZrO2 は両者の粉末混合物
、化合物、もしくはスプレードライヤー等で噴霧造粒し
た複合物が好ましい。
【0007】本発明の溶射材料は、粒径5〜500μm
に調整され、特に平均粒径が10〜100μm に調
整されるのが好ましい。本発明について組成範囲を上記
のように限定したものは以下の理由による。2MgO・
SiO2 が85重量%より多い場合は高温安定作用の
低下で起こる。CaO・ZrO2 が60重量%より多
い場合は熱膨張率が小さく母材の熱膨張率に追随できな
くなり剥離を生ずるので、好ましくない。本発明溶射材
料の粒径が5μm 以下の場合は溶射ガンへ供給される
粉の流れが悪く良好な被膜となりえず溶射時の歩留りも
低下する。 また、500μm 以上の場合は溶射被膜中に未溶融粒
子が形成され被膜の密着性及び物性の低下を招く。
に調整され、特に平均粒径が10〜100μm に調
整されるのが好ましい。本発明について組成範囲を上記
のように限定したものは以下の理由による。2MgO・
SiO2 が85重量%より多い場合は高温安定作用の
低下で起こる。CaO・ZrO2 が60重量%より多
い場合は熱膨張率が小さく母材の熱膨張率に追随できな
くなり剥離を生ずるので、好ましくない。本発明溶射材
料の粒径が5μm 以下の場合は溶射ガンへ供給される
粉の流れが悪く良好な被膜となりえず溶射時の歩留りも
低下する。 また、500μm 以上の場合は溶射被膜中に未溶融粒
子が形成され被膜の密着性及び物性の低下を招く。
【0008】本発明の溶射材料は、2種類の材料を種々
の割合で化合、複合、もしくは混合することに特徴があ
る。これにより耐用性の向上がはかられる。またこの材
料を溶射した被膜は、優れた耐熱性、断熱性を有してい
るばかりでなく、母材と類似の熱間膨張挙動を示す。こ
のことにより被膜の剥離損傷を抑制できた本溶射材料の
工業的意義は大きい。
の割合で化合、複合、もしくは混合することに特徴があ
る。これにより耐用性の向上がはかられる。またこの材
料を溶射した被膜は、優れた耐熱性、断熱性を有してい
るばかりでなく、母材と類似の熱間膨張挙動を示す。こ
のことにより被膜の剥離損傷を抑制できた本溶射材料の
工業的意義は大きい。
【0009】以下に本発明の種々の実施例について説明
する。寿命低下の主因であるセラミックス層の剥離は、
金属とセラミックスの膨脹係数の相違に基づく熱応力に
起因するため、これを緩和するために比較的熱膨張係数
の大きなセラミックスを種々選択して熱衝撃試験を実施
した。基材は50×50×5mmのNi基合金(IN9
39:Ni−Co−Cr−W系合金)を用い、アルミナ
粉末でブラスト処理した後、まず高温耐食性に富む金属
としてNiCrAIY合金を100μm 減圧プラズマ
溶射し、更にその上に表1に示す各セラミックスを平均
粒径約30μm に調整した溶射材料を最適条件のもと
でプラズマ溶射した。得られた試験片は1100℃で1
5分間加熱、室温で15分間冷却という熱衝撃試験に供
され、亀裂発生までの熱サイクル回数を調査した。結果
を表1に示す。
する。寿命低下の主因であるセラミックス層の剥離は、
金属とセラミックスの膨脹係数の相違に基づく熱応力に
起因するため、これを緩和するために比較的熱膨張係数
の大きなセラミックスを種々選択して熱衝撃試験を実施
した。基材は50×50×5mmのNi基合金(IN9
39:Ni−Co−Cr−W系合金)を用い、アルミナ
粉末でブラスト処理した後、まず高温耐食性に富む金属
としてNiCrAIY合金を100μm 減圧プラズマ
溶射し、更にその上に表1に示す各セラミックスを平均
粒径約30μm に調整した溶射材料を最適条件のもと
でプラズマ溶射した。得られた試験片は1100℃で1
5分間加熱、室温で15分間冷却という熱衝撃試験に供
され、亀裂発生までの熱サイクル回数を調査した。結果
を表1に示す。
【0010】本試験結果より、No.7の2MgO・S
iO2 −15wt%CaO・ZrO2 (複合原料)
からNo.15の2MgO・SiO2 −60wt%C
aO・ZrO2 (複合原料)が耐熱衝撃10回以上の
耐用性を示し良好な耐熱衝撃性を有することが判明した
。尚、2MgO・SiO2 −CaO・ZrO2 系原
料に関しては、複合物が最も良好で、次いで化合物、混
合物の順で耐熱衝撃性に優れていることが本試験で判明
した。図1に良好な耐熱衝撃性を示したNo.9の2M
gO・SiO2 −25wt%CaO・ZrO2 を代
表例として被膜の断面を示した。被膜内に微細な垂直亀
裂が多数存在し、この垂直亀裂により耐熱衝撃性が向上
したものと推定される。
iO2 −15wt%CaO・ZrO2 (複合原料)
からNo.15の2MgO・SiO2 −60wt%C
aO・ZrO2 (複合原料)が耐熱衝撃10回以上の
耐用性を示し良好な耐熱衝撃性を有することが判明した
。尚、2MgO・SiO2 −CaO・ZrO2 系原
料に関しては、複合物が最も良好で、次いで化合物、混
合物の順で耐熱衝撃性に優れていることが本試験で判明
した。図1に良好な耐熱衝撃性を示したNo.9の2M
gO・SiO2 −25wt%CaO・ZrO2 を代
表例として被膜の断面を示した。被膜内に微細な垂直亀
裂が多数存在し、この垂直亀裂により耐熱衝撃性が向上
したものと推定される。
【0011】
【実施例】実施例1
灯油を使用している発電用ガスタービン1段、2段静翼
にNiCrAIYを0.1mm減圧溶射し、更に、その
上に平均粒径30μm に調整された本発明の溶射被覆
材料、2MgO・SiO2 −25wt%CaO・Zr
O2 (複合原料)、2MgO・SiO2 −40wt
%CaO・ZrO2 (複合原料)をそれぞれ0.2m
m溶射し、タービン入口ガス温度1100℃で約1年間
使用したが、本発明被覆の剥離などなく良好に推移して
いる。
にNiCrAIYを0.1mm減圧溶射し、更に、その
上に平均粒径30μm に調整された本発明の溶射被覆
材料、2MgO・SiO2 −25wt%CaO・Zr
O2 (複合原料)、2MgO・SiO2 −40wt
%CaO・ZrO2 (複合原料)をそれぞれ0.2m
m溶射し、タービン入口ガス温度1100℃で約1年間
使用したが、本発明被覆の剥離などなく良好に推移して
いる。
【0012】実施例2
実施例1の発電用ガスタービンの燃焼器内面に、下盛層
としてNiCrAlYを0.15mm減圧溶射し、その
上に表1で示す試験片No.9の2MgO・SiO2
−25wt%CaO・ZrO2 、No.12の2Mg
O・SiO2 −40wt%CaO・ZrO2 、No
.15の2MgO・SiO2 −60wt%CaO・Z
rO2 と同様の材料を大気中で各々0.3mmプラズ
マ溶射した燃焼器内筒を燃焼室温度1150〜1300
℃で1年間使用したが、本発明のNo.9,No.12
,No.15の被膜はいずれも健全であり良好に推移し
ている。尚、本実施例で比較材料としたNo.1,No
.2,No4の被膜はいずれも3〜6カ月以内で亀甲状
亀裂や剥離をおこした。
としてNiCrAlYを0.15mm減圧溶射し、その
上に表1で示す試験片No.9の2MgO・SiO2
−25wt%CaO・ZrO2 、No.12の2Mg
O・SiO2 −40wt%CaO・ZrO2 、No
.15の2MgO・SiO2 −60wt%CaO・Z
rO2 と同様の材料を大気中で各々0.3mmプラズ
マ溶射した燃焼器内筒を燃焼室温度1150〜1300
℃で1年間使用したが、本発明のNo.9,No.12
,No.15の被膜はいずれも健全であり良好に推移し
ている。尚、本実施例で比較材料としたNo.1,No
.2,No4の被膜はいずれも3〜6カ月以内で亀甲状
亀裂や剥離をおこした。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】上記の結果から明らかな如く、本発明の
溶射被覆用材料は耐熱性、耐熱衝撃性に対する抵抗性が
極めて大きく機械的強度も優れている。本発明溶射被覆
用材料を溶射した被覆層を用いれば、優れた熱遮蔽効果
と耐熱性を有するとともに信頼性の高い高効率なタービ
ン翼を得ることができ、かつ希土類酸化物を使用しない
ことからコスト低減に大きく貢献出来るなどの効果を奏
する。
溶射被覆用材料は耐熱性、耐熱衝撃性に対する抵抗性が
極めて大きく機械的強度も優れている。本発明溶射被覆
用材料を溶射した被覆層を用いれば、優れた熱遮蔽効果
と耐熱性を有するとともに信頼性の高い高効率なタービ
ン翼を得ることができ、かつ希土類酸化物を使用しない
ことからコスト低減に大きく貢献出来るなどの効果を奏
する。
【図1】2MgO・SiO2 −25wt%CaO・Z
rO2 (複合原料)溶射被膜の結晶の構造を示す断面
写真である。
rO2 (複合原料)溶射被膜の結晶の構造を示す断面
写真である。
Claims (5)
- 【請求項1】 2MgO・SiO2 −CaO・Zr
O2 系酸化物で、組成は重量%表示で40≦2MgO
・SiO2 ≦85、15≦CaO・ZrO2 ≦60
、かつ2MgO・SiO2 +CaO・ZrO2 =1
00から成ることを特徴とする溶射被覆用材料。 - 【請求項2】 耐熱金属材料で構成された部品におい
て、該部品はその表面に設けられた前記耐熱金属材料と
同等もしくはより高温耐食性に富む金属被覆層を有し、
更に該金属被覆層上に請求項第1項記載の溶射被覆用材
料を溶射したことを特徴とする溶射被覆耐熱部材。 - 【請求項3】 請求項第1項記載の各系酸化物材料が
化合物、複合物、または混合物の粒子であることを特徴
とする溶射被覆用材料。 - 【請求項4】 請求項第1項記載の酸化物材料の粒径
が5〜500μm に調整され、特に平均粒子径が10
〜100μm であることを特徴とする溶射被覆用材料
。 - 【請求項5】 請求項第2項記載の溶射被覆用材料が
、請求項第3項記載の溶射被覆用材料であることを特徴
とする溶射被覆耐熱部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2408612A JPH04231451A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 溶射被覆用材料及び溶射被覆耐熱部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2408612A JPH04231451A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 溶射被覆用材料及び溶射被覆耐熱部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04231451A true JPH04231451A (ja) | 1992-08-20 |
Family
ID=18518044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2408612A Withdrawn JPH04231451A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 溶射被覆用材料及び溶射被覆耐熱部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04231451A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999023271A1 (de) * | 1997-11-03 | 1999-05-14 | Siemens Aktiengesellschaft | Erzeugnis, insbesondere bauteil einer gasturbine, mit keramischer wärmedämmschicht |
| US6416882B1 (en) | 1997-11-03 | 2002-07-09 | Siemens Aktiengesellschaft | Protective layer system for gas turbine engine component |
| WO2004085338A1 (ja) * | 2003-03-26 | 2004-10-07 | Mitsubishi Heavy Industries Ltd. | 遮熱コーティング材料 |
| CN100376505C (zh) * | 2003-03-26 | 2008-03-26 | 三菱重工业株式会社 | 隔热涂层材料 |
| JP2014156396A (ja) * | 2014-05-07 | 2014-08-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 遮熱コーティング材料、並びにガスタービン用翼、燃焼器、ガスタービン、及びジェットエンジン |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2408612A patent/JPH04231451A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
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