JPH04235101A - クマ笹葉保存法 - Google Patents

クマ笹葉保存法

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JPH04235101A
JPH04235101A JP2325779A JP32577990A JPH04235101A JP H04235101 A JPH04235101 A JP H04235101A JP 2325779 A JP2325779 A JP 2325779A JP 32577990 A JP32577990 A JP 32577990A JP H04235101 A JPH04235101 A JP H04235101A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A)発明の目的 (イ)産業上の利用分野 本発明は、葉緑素(クロロフィル)を含むクマ笹エキス
を抽出するために使用するクマ笹の生葉を保存する方法
に関する。
(ロ)従来の技術 従来クマ笹エキスを抽出するために使用するクマ笹は、
この目的のために特に保存するというようなことは全く
考えず、従って特別な保存方法というような技術はなか
った。
ただ、クマ笹のエキスを漢方薬として使用するための処
理方法としては、漢方の、生ものを使わない、毒を使わ
ないという原則に従って山から採取したクマ笹を1ヶ月
以上自然乾燥したものを使用するから、強いて言うなら
ば自然乾燥が保存方法の技術であると言える。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 (a)従来の技術の問題点 従来の自然乾燥方法による場合は葉内の葉緑素の安定化
(保存)は困難であり、(葉緑素の化学構造は光、熱、
空気によって簡単に破壊される。)、ましてや葉緑素の
湯煎抽出は期待できなかった。
(b)技術的課題 そこで本発明は、クマ笹の生葉に含まれる葉緑素を長期
間にわたり安定した状態で保存し、いつでも必要に応じ
て、葉緑素を含むクマ笹エキスの抽出に使用可能なるよ
う保存しようとするものである。
(B)構成について 本発明は以上の目的により提供されるものであるが、以
下その構成について述べる。
(1)問題点を解決するための手段について、適宜の容
積を有する処理槽の中に適宜量の水を入れ、その中に重
炭酸ナトリウムと、塩化ナトリウム及び炭酸ナトリウム
を加えよく撹拌溶融混合して処理液となし、当該処理液
を80℃以下〜70℃に加熱し、当該加熱処理液の中に
適宜量のクマ笹の生葉を投入する。
なお処理液はあらかじめ水と上記化学薬品を混合溶融し
たものを処理槽に入れて加熱してもよいこと勿論である
次にクマ笹の生葉の入っている処理液の温度を保持しつ
つ適宜時間処理槽内でクマ笹を撹拌してクマ笹に処理液
を浸透させる。
次いでクマ笹葉を処理槽から引き上げ、処理液の水切り
を行いこれを乾燥機により完全乾燥を行う。然るときは
当初の60%重量の乾燥クマ笹葉が得られる。
この乾燥クマ笹葉を通気性良好な容器に入れ日光を避け
て且つ通気性のよい場所に保存する。
(2)作用について クマ笹エキスの薬効については相当以前から研究され、
且つ昔から各種病気に民間薬とし又漢方薬として使用さ
れてきた。
それは、クマ笹エキスはクマ笹の葉の細胞膜を破壊し、
細胞に含まれる全成分を抽出したのがクマ笹エキスであ
り、このクマ笹エキスには多糖体、リグニン、食物繊維
、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、E、K
などを初めとする各種ビタミン、アミノ酸、ミネラルや
その他の成分が豊富に含まれていて、これらが相乗的に
作用し薬効を発揮するものである。
クマ笹葉の中から天然のままの形で取り出された葉緑素
(クロロフィル)が生体内に入ると、生体内組織の細胞
に対して強い親和力を現わし、細胞を形成している脂質
や蛋白質と結合して融和するため、クロロフィルは母核
部分の作用効果(マグネシュームキレートによる電子伝
達効果)を十分に果しうる。
結局、クロロフィルの主効はMgを含む独自の化学構造
の母核、即ちキレート部にあるのであるが、分子構造中
央にキレートと結合しているMgがクマ笹保存のための
乾燥処理(例えば光、熱、酸素(空気))により簡単に
その構造からはずれ、自然のままのクロロフィルは消滅
するので、従来のクマ笹エキスは葉緑素(クロロフィル
)が失われたクマ笹から抽出されたエキスであって葉緑
素の主効が消滅したエキスといわなければならない。
しかも従来のクマ笹エキスは乾燥クマ笹の湯煎抽出物で
ある。
従って自然の状態で葉緑素を採取し、又自然の状態と同
様の分子構造の葉緑素(クロロフィル)を製品とするこ
とは極めて至難のことである。
そこで本願は、この大きな効果を有する葉緑素を自然の
まま残し更に他の各種薬効成分をも失うことなく長期に
わたりクマ笹葉を保存可能な技術手段を提供せんとする
ものである。
そこで前記処理液で生のクマ笹葉を処理した場合の作用
について述べると、 ■処理液は80℃以下の熱湯である。
■処理液は重炭酸ナトリウム炭酸ナトリウムによって弱
アルカリ性を呈している。
■処理液中には塩化ナトリウムが融けこんでいる。
■処理時間は概ね10分乃至15分以下とする。
以上のような処理液に生のクマ笹エキスを投入すると、
巷間料理の手法として野菜などの緑色を失わないように
煮る方法とし短時間熱湯による加熱方法がとられている
(青煮と称する。)が、この方法によると葉緑素が安定
的に保たれ緑色は失われない。本願においてもこの青煮
の原理により70℃〜約80℃で短時間(10分乃至1
5分)熱処理するとクマ笹葉の葉緑素(クロロフィル)
が緑色のまま安定的に保持される。その理由は、植物は
葉、茎、根など至る所に酵素を有し(分布)分解、合成
反応に深くかかわっている。
これら酵素の作用は40℃〜50℃で最も活動的であり
、当該温度より上っても下がってもその作用は減退し、
80℃以上の高温では酵素は破壊されてその作用を失う
とされるいる。
然るに植物の有する酵素のうち、フェニルアラーニンア
ンモリアーゼ(PAL)は秋になると葉緑素(クロロフ
ィル)を分解していわゆる秋の紅葉の色素(アントシア
ン)を合成する酵素であり、クロロフィラーゼ(酵素)
はクロロフィルを分解して、クロロフィルド、フィトー
ルなどを生成する酵素である。
そこでこれら植物体に含有されてクロロフィルを分解す
る酵素を不活性化しておくことが葉緑素(クロロフィル
)を保持する重要な要件である。
従って本発明においては酵素は破壊しないが不活性化し
ておくため処理液の温度を75℃〜約80℃の熱湯とし
てクマ笹葉を短時間(10分〜15分間)熱処理する。
然るときは前記酵素は不活性化される。
次にこの熱処理は75℃〜80℃の温度であるから、ク
マ笹葉の繊維組織を或程度破壊柔軟化する。
然しながら、クマ笹葉の組織内へ重炭酸ナリウム、塩化
ナトリウム、炭酸ナトリウムの浸透をたすける。
次に処理液中の重炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウム並
びに塩化ナトリウムの作用について述べる。
薬品として重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸ナ
トリウムを加えるが、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ムは、処理液を弱アルカリ性にしている。先に、クロロ
フィルが分解してアントシアンという色素が出来ること
を記したが、このアントシアンは、植物の葉、花などに
あらわれる水溶性の色素であり、不安定な物質で水に溶
けて赤色を呈し、酸性にするといっそうあざやかな赤色
となる。しかし、弱アルカリ性では青色を呈することか
ら葉の緑色、青緑色をあざやかにし、安定させるために
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムを添加して、溶液を
弱アルカリとした。
また、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムには、粘液溶
解、脂肪軟化作用などがあり、植物繊維を柔軟化し、熱
処理によって幾分軟化した葉の細胞組織を更に軟化し重
炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムの浸透をたすける。
又、塩化ナトリウムは、処理液の浸透圧を高める。
処理液が水のままでは、浸透圧が低い為、組織内へ水分
が吸収されてしまうが、塩化ナトリウムを加えることに
より、逆に処理液の浸透圧を高め、組織内への水分の吸
収を防ぎ、組織内から処理液への水分の浸出を促してい
る。
次に乾燥処理について述べる。
保存時におけるカビの発生、酵素の作用発現を防ぐため
に行う。水分が微生物の発育および酵素作用に関係して
いることは明らかである。また、水分含有が50%以下
になると細菌の発育は抑制され、15%以下では細菌は
発育不能となる。カビ類に対してはさらに水分含有を低
下させなければならないとされている。
先の熱処理で大方の細菌は死滅し、酵素は不活性化され
ているが、保存状態を良好なものとし、長期に亘る品質
確保の為に、乾燥処理を行い、水分を0%に近づけて保
存する。
(3)実施例について 次に実施例について述べる。
容積640lの処理槽の中に448l(70%)の水を
入れ、次いで重炭酸ナトリウム80g、炭酸ナトリウム
80g、塩化ナトリウム80gを投入して撹拌溶融し処
理液とする。
なお当該処理液は予め前記の量比で溶融したものを処理
槽に入れてもよいこと勿論である。
次いで処理液に蒸気ボイラーからの熱蒸気を吹き付けて
処理液の温度を70℃乃至約80℃(80℃以下とする
。)となし、当該処理液にクマ笹の生葉を15kg〜2
0kg(生葉数にして10,000枚乃至14,000
枚)を投入し、処理液温度を蒸気の吹き付けにより80
℃以下70℃以上に保持しつつ10分乃至15分間撹拌
する。然るときはクマ笹葉内に存在するフェニルアラニ
ンアンモリアーゼ及びクロロフィラーゼなどの酵素を熱
によって不活化すると共に葉の細胞組織(植物繊維)を
柔軟化する。
又重炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムは植物繊維を柔
軟化し、塩化ナトリウムは処理液の浸透を高める。
以上の熱処理が完了したならばクマ笹葉を処理槽から引
き上げ、処理液の水切りを行い、次いで乾燥機に入れて
完全乾燥を行う。
然るときは、当初重量の60%(9kg乃至12kg)
の乾燥クマ笹葉が得られる。
この乾燥クマ笹葉をそのままの形で又は適宜切断して通
気性の良好な容器例えば麻袋等に入れ日光を避けて通気
性良好な場所に保存し、必要に応じて取り出しクマ笹エ
キスの抽出に使用する。
(C)発明の効果について 次に本発明の効果について述べる。
クマ笹葉は熱処理されることにより、葉内に含有する酵
素(フェニルアラニンアンモリアーゼ、クロロフィラー
ゼ)が不活化され、酵素による葉緑素(クロロフィル)
の分解が阻止され赤色の色素であるアントシアンの合成
が防止されるから緑色の葉緑素が保全される。
又処理液は弱アルカリ性であるから葉緑素の緑色(色素
)を安定化し(酸化させない。)且つ鮮かにする。
又熱処理と重炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムの粘膜
溶解及び脂肪軟化作用による植物繊維の柔軟化によりク
マ笹葉の繊維組織が軟化するから処理液(成分)の浸透
性が良好となり前記の作用効果を助けると共に後に行わ
れる葉緑素の抽出を容易ならしめる。
次に塩化ナトリウムはクマ笹葉組織内への処理液の浸透
圧を高め、組織内への水分の吸収を防ぎ、逆に組織内か
ら処理液への水分の浸出を促し、クマ笹葉の緑色がより
濃くなるようになる。完全乾燥及び通気性良好な場所へ
の保存は、細菌やカビの発生発育を抑制し、長期間の保
存に寄与する。
ちなみに、5年間保存しても葉緑素の青緑色に変化はみ
られなかった。
又葉緑素の抽出も良好であった。
特許出願人 株式会社 奥田又右衛門膏本舗代理人弁理士 佐々木弘
明細書1、発明の名称 クマ笹葉保存法 2、特許請求の範囲 適宜容量の処理槽内に、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリ
ウム、炭酸ナトリウムを水に溶解してなる処理液を入れ
、当該処理液を70℃以上80℃以下に加熱し、この処
理液の中に適宜量のクマ笹の生葉を投入して処理液の温
度を前記温度の範囲に保持しつつ適宜の時間撹拌処理す
る。
次いで処理槽内からクマ笹葉を取り出し水切りを行って
から乾燥機により完全乾燥し通気性の良好な場所に日光
を避けて貯蔵し、特にクマ笹葉の葉緑素を主成分とする
クマ笹葉含有成分を安定的に保存することを特徴とする
クマ笹葉保存法。
3、発明の詳細な説明 (A)発明の目的 (イ)産業上の利用分野 本発明は、葉緑素(クロロフィル)を含むクマ笹エキス
を抽出するために使用するクマ笹の生葉を保存する方法
に関する。
(ロ)従来の技術 従来クマ笹エキスを抽出するために使用するクマ笹は、
この目的のために特に保存するというようなことは全く
考えず、従って特別な保存方法というような技術はなか
った。
ただ、クマ笹のエキスを漢方薬として使用するための処
理方法としては、漢方の、生ものを使わない、毒を使わ
ないという原則に従って山から採取したクマ笹を1ケ月
以上自然乾燥したものを使用するから、強いて言うなら
ば自然乾燥が保存方法の技術であると言える。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 (a)従来の技術の問題点 従来の自然乾燥方法による場合は葉内の葉緑素の安定化
(保存)は困難であり、(葉緑素の化学構造は光、熱、
空気によって簡単に破壊される。)ましてや葉緑素の湯
煎抽出は期待できなかった。
(b)技術的課題 そこで本発明は、クマ笹の生葉に含まれる葉緑素を長期
間にわたり安定した状態で保存し、いつでも必要に応じ
て、葉緑素を含むクマ笹エキスの抽出に使用可能なるよ
う保存しようとするものである。
(B)構成について 本発明は以上の目的により提供されるものであるが、以
下その構成について述べる。
(1)問題点を解決するための手段について、適宜の容
積を有する処理槽の中に適宜量の水を入れ、その中に重
炭酸ナトリウムと、塩化ナトリウム及び炭酸ナトリウム
を加えよく撹拌溶融混合して処理液となし、当該処理液
を70℃以上80℃以下に加熱し、当該加熱処理液の中
に適宜量のクマ笹の生葉を投入する。
なお処理液はあらかじめ水と上記化学薬品を混合溶融し
たものを処理槽に入れて加熱してもよいこと勿論である
次にクマ笹の生葉の入っている処理液の温度を保持しつ
つ適宜時間処理槽内でクマ笹を攪拌してクマ笹に処理液
を浸透させる。
次いでクマ笹葉を処理槽から引き上げ、処理液の水切り
を行いこれを乾燥機により完全乾燥を行う。然るときは
当初の使用したクマ笹生葉重量の60%重量の乾燥クマ
笹葉が得られる。
この乾燥クマ笹葉を通気性良好な容器に入れ日光を避け
て且つ通気性のよい場所に保存する。
(2)作用について クマ笹エキスの薬効については相当以前から研究され、
且つ昔から各種病気に民間薬とし又漢方薬として使用さ
れてきた。
即ち、クマ笹エキスとは、クマ笹の葉の細胞膜を破壊し
、細胞に含まれる全成分を抽出したのがクマ笹エキスで
あり、このクマ笹エキスには多糖体、リグニン、食物繊
維、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、E、
Kなどを初めとする各種ビタミン、アミノ酸、ミネラル
やその他の成分が豊富に含まれていて、これらが相乗的
に作用し薬効を発揮するものである。
クマ笹葉の中から天然のままの形で取り出された葉緑素
(クロロフィル)が生体内に入ると、生体内組織の細胞
に対して強い親和力を現わし、細胞を形成している脂質
や蛋白質と結合して融和するため、クロロフィルは母核
部分の作用効果(マグネシュームキレートによる電子伝
達効果)を十分に果しうる。
結局、クロロフィルの主効はMgを含む独自の化学構造
の母核、即ちキレート部にあるのであるが、分子構造中
央にキレートと結合しているMgがクマ笹保存のための
又はクマ笹エキス抽出のための前段処理としての乾燥処
理(例えば光、熱、酸素(空気))により簡単にその構
造からはずれ、自然のままのクロロフィルは消滅するの
で、従来のクマ笹エキスは葉緑素(クロロフィル)の失
われたクマ笹から抽出されたエキスであって葉緑素の主
効が消滅したクマ笹エキスといわなければならない。
従って自然の状態で葉緑素を採取し、又自然の状態と同
様の分子構造の葉緑素(クロロフィル)を製品とするこ
とは極めて至難のことである。
そこで本願は、この大きな効果を有する葉緑素を自然の
まま残し更に他の各種薬効成分をも失うことなく長期に
わたりクマ笹葉を保存可能な技術手段を提供せんとする
ものである。
そこで前記処理液で生のクマ笹葉を処理した場合の作用
について述べると、 ■処理液は70℃以上80℃以下の熱湯である。
■処理液は重炭酸ナトリウム炭酸ナトリウムによって弱
アルカリ性を呈している。
■処理液中には塩化ナトリウムが融けこんでいる。
■処理時間は概ね10分乃至15分以下とする。
以上のような処理液に生のクマ笹エキスを投入すると、
巷間料理の手法として野菜などの緑色を失わないように
煮る方法とし短時間熱湯による加熱方法がとられている
(青煮と称する。)が、この方法によると葉緑素が安定
的に保たれ緑色は失われない。本願においてもこの青煮
の原理により70℃以上80℃以下で短時間(10分乃
至15分)熱処理するとクマ笹葉の葉緑素(クロロフィ
ル)が緑色のまま安定的に保持される。その理由は、植
物は葉、茎、根など至る所に酵素を有し(分布)分解、
合成反応に深くかかわっているものであり、これら酵素
の作用は40℃〜50℃で最も活動的で、当該温度より
上っても下がってもその作用は減退し、80℃以上の高
温では酵素は破壊されてその作用を失うとされるいる。
然るに植物の有する酵素のうち、フェニルアラーニンア
ンモリアーゼ(PAL)は秋になると葉緑素(クロロフ
ィル)を分解していわゆる秋の紅葉の色素(アントシア
ン)を合成する酵素であり、クロロフィラーゼ(酵素)
はクロロフィルを分解して、クロロフィルド、フィトー
ルなどを生成する酵素である。
そこでこれら植物体に含有されてクロロフィルを分解す
る酵素を不活性化しておくことが葉緑素(クロロフィル
)を保持する重要な要件となる。
従って本発明においては、これら酵素を破壊しないで不
活性化しておくための手段を採用し、その手段として処
理液の温度を70℃以上80℃以下の熱湯として、当該
熱湯でクマ笹葉を短時間(10分〜15分間)熱処理す
ることにした。然るときは前記酵素は不活性化される。
一方この熱処理は70℃以上80℃以下の温度であるか
ら、クマ笹葉の繊維組織を或程度破壊柔軟化し、クマ笹
葉の組織内へ重炭酸ナリウム、塩化ナトリウム、炭酸ナ
トリウムの浸透をたすける作用を有する。
次に処理液中の重炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウム並
びに塩化ナトリウムの作用について述べる。
薬品として重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸ナ
トリウムを加えるが、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ムは、処理液を弱アルカリ性とする。
先に、クロロフィルが分解してアントシアンという色素
が出来ることを記したが、このアントシアンは、植物の
葉、花などにあらわれる水溶性の色素であり、不安定な
物質であって水に溶けると赤色を呈し、酸性にするとい
っそうあざやかな赤色となる。然るに弱アルカリ性では
青色を呈する性質を有し葉の緑色、青緑色をあざやかに
し、クロロフィルの緑色を安定させる作用を有するので
、この安定化のために重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ムを添加して、溶液を弱アルカリとしたものである。
また、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムには、粘液溶
解、脂肪軟化作用などがあり、植物繊維を柔軟化し、熱
処理によって幾分軟化した葉の細胞組織を更に軟化し重
炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムの浸透をたすける。
更に塩化ナトリウムは、処理液の浸透圧を高める作用を
有する。
即ち処理液が水のままでは、浸透圧が低い為、組織内へ
水分が吸収されてしまうが、塩化ナトリウムを加えるこ
とにより、逆に処理液の浸透圧が高まり、クマ笹葉組織
内への水分の吸収を防ぎ、かえって組織内から処理液へ
の水分の浸出を促している。
次に乾燥処理について述べる。
乾燥は保存時におけるカビの発生、酵素の作用発現を防
ぐために行う。水分が微生物の発育および酵素作用に関
係していることは明らかなことであり、また、水分含有
が50%以下になると細菌の発育は抑制され、15%以
下では細菌は発育不能となることも周知のことである。
然もカビ類に対しては一層水分の含有を低下させること
が極めて効果的であるとされている。
そこで先の熱処理で大方の細菌は死滅し、酵素は不活性
化されているが、保存状態を良好なものとし、長期に亘
る品質確保の為に、乾燥処理を行い、水分を限りなく0
%に近づけて保存する。
(3)実施例について 次に実施例について述べる。
容積640lの処理槽の中に448l(70%)の水を
入れ、次いで重炭酸ナトリウム80g、炭酸ナトリウム
80g、塩化ナトリウム80gを投入して撹拌溶融し処
理液とする。
なお当該処理液は予め前記の量比で溶融したものを処理
槽に入れてもよいこと勿論である。
次いで処理液に蒸気ボイラーからの熱蒸気を吹き付けて
処理液の温度を70℃乃至約80℃(80℃以下とする
。)となし、当該処理液にクマ笹の生葉を15kg〜2
0kg(生葉数にして10,000枚乃至14,000
枚)を投入し、処理液温度を蒸気の吹き付けにより80
℃以下70℃以上に保持しつつ10分乃至15分間撹拌
する。然るときはクマ笹葉内に存在するフェニルアラニ
ンアンモリアーゼ及びクロロフィラーゼなどの酵素を熱
によって不活化すると共に葉の細胞組織(植物繊維)を
柔軟化することができる。
又重炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムは植物繊維を柔
軟化し、塩化ナトリウムは処理液の浸透を高める。
以上の熱処理が完了したならばクマ笹葉を処理槽から引
き上げ、処理液の水切りを行い、次いで乾燥機に入れて
完全乾燥を行う。
然るときは、当初重量の60%(9kg乃至12kg)
の乾燥クマ笹葉が得られる。
この乾燥クマ笹葉をそのままの形で又は適宜切断して通
気性の良好な容器例えば麻袋等に入れ日光を避けて通気
性良好な場所に保存し、必要に応じて取り出しクマ笹エ
キスの抽出に使用する。
(C)発明の効果について 次に本発明の効果について述べる。
クマ笹葉は熱処理されることにより、葉内に含有する酵
素(フェニルアラニンアンモリアーゼ、クロロフィラー
ゼ)が不活化され、当該酵素による葉緑素(クロロフィ
ル)の分解が阻止され、従って赤色の色素であるアント
シアンの合成が防止されるから緑色の葉緑素が保全され
る。
又処理液は弱アルカリ性であるから葉緑素の緑色(色素
)を安定化し(酸化させない。)且つ鮮かにする。
又熱処理と重炭酸ナトリウム及び炭酸ナトリウムの粘膜
溶解及び脂肪軟化作用による植物繊維の柔軟化作用によ
りクマ笹葉の繊維組織が軟化するから処理液(成分)の
浸透性が良好となり前記の作用効果を助けると共に後に
行われる葉緑素の抽出を容易ならしめる効果を有する。
次に塩化ナトリウムはクマ笹葉組織内への処理液の浸透
圧を高め、組織内への水分の吸収を防ぎ、逆に組織内か
ら処理液への水分の浸出を促し、クマ笹葉の緑色がより
濃くなるようになる。完全乾燥及び通気性良好な場所へ
の保存は、細菌やカビの発生発育を抑制し、長期間の保
存に寄与する効果を有す。
ちなみに、5年間保存しても葉緑素の青緑色に変化はみ
られなかった。
又葉緑素の抽出も良好であった。
特許出願人 株式会社奥田又右衛門膏本舗 代理人弁理士佐々木弘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 適宜容量の処理槽内に、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリ
    ウム、炭酸ナトリウムを水に溶解してなる処理液を入れ
    、当該処理液を約80℃に加熱し、この処理液の中に適
    宜量のクマ笹の生葉を投入して処理液の温度を80℃以
    下〜70℃に保持しつつ適宜の時間撹拌処理する。 次いで処理槽内からクマ笹葉を取り出し水切りを行って
    から乾燥機により完全乾燥し通気性の良好な場所に日光
    を避けて貯蔵保存することを特徴とするクマ笹葉保存法
JP2325779A 1990-11-29 1990-11-29 クマ笹葉保存法 Expired - Lifetime JPH06102601B2 (ja)

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JP2325779A JPH06102601B2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 クマ笹葉保存法

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JP2325779A JPH06102601B2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 クマ笹葉保存法

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ID=18180519

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2325779A Expired - Lifetime JPH06102601B2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 クマ笹葉保存法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002037701A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Sapporo Green Top:Kk 植物葉緑体の安定化法
JP2003012402A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Nara Prefecture 葉の保存液、これを用いた葉の保存方法及びこの保存方法が施された葉

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JP2002037701A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Sapporo Green Top:Kk 植物葉緑体の安定化法
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