JPH04241159A - 熱接着不織布 - Google Patents

熱接着不織布

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JPH04241159A
JPH04241159A JP41882890A JP41882890A JPH04241159A JP H04241159 A JPH04241159 A JP H04241159A JP 41882890 A JP41882890 A JP 41882890A JP 41882890 A JP41882890 A JP 41882890A JP H04241159 A JPH04241159 A JP H04241159A
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ethylene
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Yosuke Takai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱接着不織布、殊に非ポ
リオレフィン系繊維素材との熱接着性に優れ、しかもポ
リエチレンの融点を超えない低温での熱接着され、スベ
リ摩擦抵抗が大きくゴム的な柔軟な感触を備えた熱接着
不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱接着不織布の多くはポリオレフ
ィン系の熱接着性繊維を含んで形成されている。そして
そのポリオレフィン系熱接着性繊維としては例えば特公
昭50−4767号公報や特公昭55−17807号公
報に記載されているようにポリプロピレンとポリエチレ
ン、またはポリプロピレンとエチレンの共重合体とを組
み合わせた複合繊維が基本的なものであった。
【0003】このようなポリオレフィン系の複合繊維は
比較的低温(120℃)で熱接着できること、及び得ら
れた不織布が他の不織布に比べて柔軟で風合がよいとい
う特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらポ
リオレフィン系の熱接着性繊維を用いた不織布はスベリ
摩擦抵抗が小さいため平滑な面に対して滑りやすく、例
えば各種のマットの下面の裏張りに用いた場合、僅かな
外力によっても移動して位置が変わるという不都合が生
じる。
【0005】また非晶質ポリエステルを熱接着成分とす
る複合繊維も試みられているが(特公昭63−4780
6号)ポリエステル系熱接着成分による不織布は柔軟性
にかけるため風合いがよくないという欠点があった。
【0006】本発明はポリオレフィンのもつ低い接着温
度と柔軟性を維持し、非ポリオレフィン系繊維にも接着
性のよい熱接着性複合繊維の熱融着によって形成された
熱接着不織布を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者はエチレンカル
ボン酸のエステルとエチレンとの共重合体樹脂は、ポリ
オレフィン系樹脂と非ポリオレフィン系樹脂の双方に接
着性がよく、またスベリ摩擦抵抗大きく比較的低温で溶
融することを見いだし本発明に至った。
【0008】すなわち本発明は、アクリル酸エステル及
び/又はメタアクリル酸エステルが5〜30重量%、ア
クリル酸、メタアクリル酸及びマレイン酸から選ばれた
エチレンカルボン酸が0〜10重量%でこれらの合計が
5〜30重量%のエチレンカルボン酸系モノマーと、エ
チレン95〜70重量%とからなるエチレン共重合体を
第1成分、融点(T℃)が130<T<270の熱可塑
性樹脂を第2成分として、第1成分が繊維表面の少なく
とも一部を占めてなる熱接着性複合繊維の熱融着によっ
て形成されていることを特徴としているものである。
【0009】上記複合繊維の熱接着成分となる第1成分
は、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステルなど
のエチレンカルボン酸エステルとエチレンとの共重合体
である。共重合体中のエチレンカルボン酸エステルの割
合は多いほど複合繊維の接着力が優れてくるが、30重
量%をこえると共重合体の硬度が低くなりゴム的性質が
つよくなる。このため複合繊維の表面が柔軟になってカ
ード通過性が悪くウェブを作りにくくなる。逆に5重量
%より少ないと接着力が不足するので、エチレンカルボ
ン酸エステルの共重合体中の割合は、5〜30重量%、
好ましくは10〜25重量%である。
【0010】エチレンカルボン酸エステルのアルコール
部は炭素数1〜5のものが好ましく、特にメチルアクリ
レート及びエチルアクリレートが好ましい。またエチレ
ン共重合体が上記エチレンとエチレンカルボン酸エステ
ルの他にさらに加えるモノマー分として、エチレンカル
ボン酸を加えた三元共重合体であれば、得られた複合繊
維の表面はゴム的性質が強くなり、これにより不織布は
一層柔軟なものになる。
【0011】しかしエチレンカルボン酸は多すぎると溶
融紡糸時に繊維間の接着が起こるので、10%以下にす
る。このような三元共重合体の場合も、エチレンカルボ
ン酸エステルとエチレンカルボン酸の合計量は30重量
%以下にして、複合繊維のゴム的性質が過剰にならない
ようにする。  このような組成のエチレン共重合体の
融点はエチレンカルボン酸系のモノマーが多くなるほど
低融点になり、逆にエチレンの量が多くなるに従って高
融点になるが、その範囲は70〜130℃である。
【0012】複合繊維の第2成分の融点は第1成分のエ
チレン共重合体の融点より高く、且つ第1成分の分解温
度より低くなければならない。第1成分の融点は130
℃以下、分解温度は300℃である。そこで第2成分の
融点(T℃)は300℃より低くなければならないが、
溶融紡糸の安定性からその範囲は130<T<270に
なる。このような融点をもつ熱可塑性樹脂は、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ナイロン−6、ナイロン−66およびナ
イロン−12から選ばれる。又これらの共重合体も都合
よく用いられる。特にポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ナイロン−6は経済的理由から好ましく
使用できるので各々の樹脂の持つ柔軟性、弾性、吸湿性
等の特性を用途にあわせて適宜選択すれば良い。
【0013】複合繊維の構造は、繊維表面の少なくとも
一部、好ましくは30%以上を第1成分が占めている構
造である。両成分の複合比は断面積比で第1成分/第2
成分が30/70〜70/30の範囲内にあることが、
複合繊維の紡糸性、強力、接着力の点から好ましい。
【0014】このような複合繊維を製造するには、第1
成分、第2成分共に紡糸温度におけるMFR(メルトフ
ロレート、JISK7210  に準じて測定する。加
重2169g)が15≦MFR<300になるように紡
糸温度を設定する。このような溶融流動性を示す第1成
分は、MI(メルトインデックス)が190℃、加重2
169gで測定するとき、5<MI<200となるもの
を用いる。紡糸温度は第2成分の融点を15℃以上高く
且つ300℃より低い温度である。紡糸後、20℃以上
で第1成分の融点より15℃低い温度以下で2倍以上延
伸すると良好な繊維強度が得られる。
【0015】本発明に適用される複合繊維は高温下での
収縮が大きいものもあり(後述する実施例11では13
0℃  乾熱収縮率40%)、このような繊維で実用上
収縮が邪魔になるときは80〜100℃(エチレン共重
合体の融点より低い温度で)緊張熱処理しておくとよい
【0016】また本発明に適用される複合繊維は比較的
低温で熱接着が可能であり、接着する繊維はポリオレフ
ィン系繊維は勿論、非ポリオレフィン系繊維でもよく接
着する。繊維以外でも各種プラスチックスの成型材、木
材、鉄にも接着可能であり、そのうえスベリ摩擦抵抗が
大きく柔軟性に富む。
【0017】また、第1成分のエチレン共重合体中のエ
チレンカルボン酸エステルの含有量は30重量%まで増
加しても紡糸可能であり、このため得られる複合繊維の
熱接着力を大幅に向上させることができる。
【0018】
【実施例】[実施例1〜11]第1成分としてエチレン
共重合体、第2成分としてポリプロピレン(PP)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)、ナイロン−6(Ny−6)、
ナイロン−66(Ny−66)及びエチレンプロピレン
ランダム共重合体(EP)を使い複合比を、第1成分4
0:第2成分60  の割合で、鞘芯型(S/C)及び
並列型(S/S)の複合繊維を紡糸した。次いでこれを
二つに分け、その一つを60℃の温水中で延伸糸、スタ
ッファボックスで機捲縮を付与し、乾燥後切断して繊維
長51mmのステープル繊維とした。また、他の一つを
60℃の温水中で延伸し、直ちに切断して繊維長5mm
の短カット繊維とした。
【0019】また、比較のためエチレン酢酸ビニル共重
合体を鞘成分に、ポリプロピレンを芯成分にした鞘芯型
複合繊維を同様にして製造した。鞘成分の酢酸ビニルの
共重合体に占める割合は6%であった。次に、上記繊維
を用いて不織布及び紙を得た。不織布は本発明のステー
プル繊維30%と2デニール、51mmのポリエステル
繊維を混綿し、ローラカードでウエブとした後120℃
熱風貫通型熱加工機でウエブをネットに挟んで処理し、
複合繊維の熱接着成分を溶融させ、繊維間を接着し、目
付40g/m2の不織布となした。
【0020】また紙は、上記熱接着性繊維を5mmに切
断し、この短カット繊維20%と太さ2デニール、長さ
5mmのレーヨンとを混合して抄造し、120℃で乾燥
して坪量20g/m2の紙となした。
【0021】上記実施例、比較例の各繊維の諸性能を表
1に示し、不織布及び紙の裂断長(km)を表2及び表
3に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】なお上記不織布と紙の裂断長は、幅50m
m、長さ100mmの試料を、引張速度300m/分で
破断強力を測定し、次の式によって計算した。また風合
は感触により比較例より柔らかいものを○にした。
【0026】
【式1】
【0027】[実施例12〜15、比較例2〜4]第1
成分としてエチレン共重合体、第2成分として270℃
におけるMFRが13g/10分の熱減性タイプのポリ
プロピレンを用い、第1成分55、第2成分45の重量
割合で鞘/芯型(S/C)複合繊維を紡糸した。次いで
これを60℃の温水中で延伸し実施例1と同様にして2
.3デニール×51mmのステープル繊維とした。
【0028】比較例としてポリエチレンテレフタレート
を芯成分とし高密度ポリエチレンを鞘成分とした2デニ
ール×51mmおよび4デニール×5mm[NBF(S
H)、大和紡績(株)製]、ポリプロピレンを芯成分と
し高密度ポリエチレンを鞘成分とした2デニール×51
mm[NBF(H)大和紡績(株)製]をそれぞれロー
ラーカードでウェブとしたのち熱風貫通型熱加工機でウ
ェブをネットに挟んで処理し、複合繊維の熱接着成分を
溶融させて繊維間を接着し、目付40g/m2の熱接着
不織布とした。上記実施例12〜15と比較例2〜4の
評価結果を表4に示した。
【0029】
【表4】
【0030】不織布の風合は比較例2および3の同一デ
ニールの不織布より柔らかいものを○にした。また不織
布の滑り摩擦抵抗は次のようにして測定した。
【0031】鏡面仕上げの板ガラス上に10cm角の不
織布をのせ、その中心部に13gの5cm×5cmのア
ルミ板をのせ、その上に1個が50g、100g、およ
び200gの分銅をそれぞれの測定条件に応じてのせ、
アルミ板の長さ方向の不織布端にクリップを装着してク
リップをハンドタイプのバネ秤で緩やかに引っ張り、平
衡した引っ張り張力をg単位で測定し評価した。
【0032】実施例12〜15の不織布は従来の不織布
に比べて著しく滑りにくかった。
【0033】
【発明の効果】このように本発明の熱接着不織布は、ア
クリル酸エステル及び/又はメタアクリル酸エステルが
5〜30重量%、アクリル酸、メタアクリル酸及びマレ
イン酸から選ばれたエチレンカルボン酸が0〜10重量
%でこれらの合計が5〜30重量%のエチレンカルボン
酸系モノマーと、エチレン95〜70重量%とからなる
エチレン共重合体を第1成分、融点(T℃)が130<
T<270の熱可塑性樹脂を第2成分とし、その第1成
分が繊維表面の少なくとも一部を占めてなる熱接着性複
合繊維が10重量%以上含まれてこの第1成分の熱溶融
により接合されてなるものであり、殊に上記エチレン共
重合体は手で触ると極めて柔らかく感じ、従来のポリオ
レフィン系の熱接着性繊維よりも太繊度であってもソフ
トな風合を感じる。
【0034】したがってナプキンや紙オムツの表面材シ
ートとして好適となり、特に軟便用の紙オムツの表面材
として有益となる。
【0035】さらにスベリにくい特徴を有するから、玄
関マット、カーペット、バスマット等の敷物の裏張り用
として、あるいは各種置物の下敷きや下張り用として好
都合となる。そしてこのような用途に適用する際には、
上記したエチレン共重合体を第1成分とした熱接着性複
合繊維が床面側に集中して存在した不織布を形成すると
よい。そのうえ熱接着温度が比較的低いからヘアードラ
イヤーやハンダゴテ等の熱源を利用して不織布を他の物
品に接着することができるなど取り扱い上至便である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アクリル酸エステル及び/又はメタア
    クリル酸エステルが5〜30重量%、アクリル酸、メタ
    アクリル酸及びマレイン酸から選ばれたエチレンカルボ
    ン酸が0〜10重量%でこれらの合計が5〜30重量%
    のエチレンカルボン酸系モノマーと、エチレン95〜7
    0重量%とからなるエチレン共重合体を第1成分、融点
    (T℃)が130<T<270の熱可塑性樹脂を第2成
    分とし、その第1成分が繊維表面の少なくとも一部を占
    めてなる熱接着性複合繊維が10重量%以上含まれてこ
    の第1成分の熱溶融により接合されている熱接着不織布
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01280020A (ja) * 1988-04-28 1989-11-10 Teijin Ltd 熱接着性複合繊維
JPH03287875A (ja) * 1990-04-04 1991-12-18 Chisso Corp 熱接着性複合繊維およびその製造方法
JPH04214411A (ja) * 1990-03-26 1992-08-05 Daiwabo Create Kk ポリオレフィン系親水性不織布

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