JPH04241994A - 感熱転写記録方法 - Google Patents

感熱転写記録方法

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JPH04241994A
JPH04241994A JP3002301A JP230191A JPH04241994A JP H04241994 A JPH04241994 A JP H04241994A JP 3002301 A JP3002301 A JP 3002301A JP 230191 A JP230191 A JP 230191A JP H04241994 A JPH04241994 A JP H04241994A
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JP
Japan
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group
image
transfer recording
heat
ink layer
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Application number
JP3002301A
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English (en)
Inventor
Noritaka Nakayama
中山 憲卓
Tawara Komamura
駒村 大和良
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱転写記録材料を用い
た感熱転写記録方法に関し、更に詳しくは階調性、耐光
性および安定性に優れかつ高濃度で色再現性に優れた画
像が得られる感熱転写記録材料を用いて効率的に記録す
ることのできる感熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来から
、カラーハードコピーを得る方法としては、インクジェ
ット方式、電子写真方式、感熱転写方式等によるカラー
記録技術が検討されており、中でも感熱転写方式は、操
作や保守の容易性や、装置の小型化、低コスト化が可能
であること、ランニングコストが安い等の利点を有して
いる。
【0003】この感熱転写方式には、支持体上に熱溶融
性インク層を有する転写シート(感熱転写記録材料とも
言う)を感熱ヘッドにより加熱して、熱溶融性インク層
からインクを被転写シート(受像材料とも言う)上に溶
融転写する方式と、支持体上に熱拡散性色素(昇華性色
素)を含有するインク層を有する転写シートを感熱ヘッ
ドにより加熱して、インク層から熱拡散性色素を被転写
シートに転写する熱拡散転写方式(昇華転写方式)との
2種類があるが、熱拡散転写方式の方が感熱ヘッドの熱
的エネルギーの変化に応じて、色素の転写量を変化させ
て画像の階調をコントロールすることができるので、フ
ルカラー記録に有利である。
【0004】ところで、熱拡散転写方式の感熱転写記録
においては、感熱転写記録材料に用いられる色素が重要
であり、従来のものでは得られた画像の安定性、即ち耐
光性や定着性が良くないという欠点を有している。
【0005】そこでこれらの点を改良するために、特開
昭59−78893号、同59−109394号、同6
0−2398号の各公報には、キレート化可能な熱拡散
性のシアン色素を用い、受像材料上にキレート化された
色素によって画像を形成する画像形成方法が開示されて
いる。
【0006】しかしながら、これらの画像形成方法は耐
光性や定着性を改良する方法としては優れた方法である
が、これらの公報に開示されたシアン色素は、転写性が
低いため十分な濃度の画像が得られず、吸収特性におい
ては不要な吸収を持つため色再現上好ましくないという
問題点を有する。
【0007】また、特開昭61−57651号、同63
−308072号公報にはインドアニリン系の色素を用
いて、メタルソースの存在しない系での画像形成を開示
しているが、これらの方法では色再現上は好ましいもの
の、定着性および転写性が十分でないという問題点があ
る。
【0008】本発明は前記の事情に基づいてなされたも
のである。
【0009】本発明者等は前述の観点に立って、感熱転
写材料用色素について種々研究を重ねた結果、特定の熱
拡散性色素と高反応性の金属イオンを供給する化合物と
組み合わせることにより高濃度で画像安定性(定着性)
に優れ、かつ色再現上好ましい画像が得られる事を見い
だし、これに基づいて本発明を完成することができた。
【0010】本発明の目的は、画像濃度、定着性および
色相が改良された感熱転写記録方法を提供することにあ
る。
【0011】
【前記課題を解決するための手段】前記目的を達成する
ための本発明は、下記一般式[I]で表される熱拡散性
色素を含むインク層を支持体上に有する感熱転写記録材
料の前記インク層に受像材料を重ね、前記感熱転写記録
材料を画像情報に応じて加熱し、下記一般式[II]で
表される金属イオンを供給する化合物(以下、メタルソ
ースと称する)の存在下に、画像を受像材料上に形成す
ることを特徴とする感熱転写記録方法である。
【0012】
【化1】                     
                         
                [
【0013】ただ
し、式中、XおよびZはそれぞれキレート化可能な基を
表す。
【0014】RおよびR’はそれぞれハロゲン原子、ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル
基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
シアノ基、アシルアミノ基、アルキルチオ基、アリール
チオ基、スルホニルアミノ基、ウレイド基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、アルコキシカルボニル基、ア
リールオキシカルボニル基、スルホニル基、アシル基、
アミノ基を表す。mおよびnはそれぞれ0〜3の整数を
表す。
【0015】RとZとは結合して環を形成しても良く、
mが2以上のときRが互いに結合して環を形成してもよ
い。また、R’とXは結合して環を形成しても良く、n
が2以上のときR’が互いに結合して環を形成しても良
い。
【0016】Yは水酸基または−N(R1 )2 を表
す。 [ただし、R1 は水素原子または置換基を有していて
も良いアルキル基を表わし、2個のR1 は互いに同じ
でも異なっていても良い]。R’とYとは結合して環を
形成しても良い。
【0017】[M(Q1 )k (Q2 )m (Q3
 )n ]p+p(L− )[II][ただし、式中、
Mは金属イオンを表す。Q1、Q2 、Q3 は各々M
で表される金属イオンと配位結合可能な配位化合物を表
す。Lは錯体を形成しうる対アニオンである。
【0018】kは1、2または3を表し、mは1、2ま
たは0を表し、nは1または0を表すが、これらは前記
一般式[II]で表される錯体が4座配位か、6座配位
かによって決定されるか、あるいはQ1 、Q2 、Q
3 の配位子の数によって決定される。pは1、2また
は3を表す。]以下に本発明について詳述する。一般式
[I]で表わされる色素についてさらに詳しく説明する
。前記XおよびZは、それぞれキレート化可能な基を表
す。
【0019】このキレ−ト可能な基としては、例えば酸
素原子、硫黄原子あるいは窒素原子により結合する基で
あればよい。
【0020】酸素原子により結合する基としてはヒドロ
キシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルオキ
シ基などが挙げられる。
【0021】硫黄原子により結合する基としてはメルカ
プト基、アルキルチオ基、アリールチオ基等が挙げられ
る。
【0022】窒素原子により結合する基としては、アミ
ノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、アリールア
ミノ基、ウレイド基、ウレタン基等が挙げられる。
【0023】前記RおよびR’はそれぞれ水素原子、ハ
ロゲン原子(例えば塩素原子、フッ素原子等)、アルキ
ル基(例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、n
−ブチル基等)、シクロアルキル基(例えばシクロペン
チル基、シクロヘキシル基等)、アリール基(例えばフ
ェニル基等)、アルケニル基(例えば2−プロペニル基
等)、アラルキル基(例えばベンジル基、2−フェネチ
ル基等)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基等)、アリール
オキシ基(例えばフェノキシ基等)、シアノ基、アシル
アミノ基(例えばアセチルアミノ基、プロピオニルアミ
ノ基等)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ基、エチ
ルチオ基、n−ブチルチオ基等)、アリールチオ基(例
えばフェニルチオ基等)、スルホニルアミノ基(例えば
メタンスルホニルアミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ
基等)、ウレイド基(例えば3−メチルウレイド基、3
,3−ジメチルウレイド基、1,3−ジメチルウレイド
基等)、カルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基
、エチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基等)
、スルファモイル基(例えばエチルスルファモイル基、
ジメチルスルファモイル基等)、アルコキシカルボニル
基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基等)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキ
シカルボニル基等)、スルホニル基(例えばメタンスル
ホニル基、ブタンスルホニル基、フェニルスルホニル基
等)、アシル基(例えばアセチル基、プロパノイル基、
ブチロイル基等)、アミノ基(例えばメチルアミノ基、
エチルアミノ基、ジメチルアミノ基等)を表わす。
【0024】これらの基は更に置換されていてもよく、
置換基としてはアルキル基(例えばメチル基、エチル基
、トリフルオロメチル基等)、アリール基(例えばフェ
ニル基)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ
基等)、アミノ基(例えばメチルアミノ基、エチルアミ
ノ基等)、アシルアミノ基(例えばアセチル基等)、ス
ルホニル基(例えばメタンスルホニル基等)、アルコキ
シカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基)、シア
ノ基、ニトロ基、ハロゲン原子(例えば塩素原子、フッ
素原子等)等が挙げられる。
【0025】また、これらのRおよびR’で表わされる
基(置換基を有する場合には置換基を含む)は、それぞ
れ炭素数15個以下(特に好ましくは10個以下)が好
ましい。好ましいRおよびR’の具体例としては、アル
キル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基
、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、ウレイド基、
カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオ
キシカルボニル基、アミノ基を挙げることができる。
【0026】前記mおよびnは、それぞれ0〜3の整数
を表わす。
【0027】RとZは結合して環を形成してもよく、m
が2以上のときRが互いに結合して環を形成しても良い
【0028】R’とXとは結合して環を形成しても良く
、nが2以上のときRが互いに結合して環を形成しても
良い。
【0029】次に、Yは水酸基または−N(R1 )2
 を表す。ただし、R1 は水素原子または置換基を有
していても良いアルキル基を表わし、2個のR1 は互
いに同じでも異なっていても良い。
【0030】上記アルキル基に結合する置換基としては
、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アミノ基などを挙げ
ることができる。
【0031】R1 としては、例えばメチル基、エチル
基、n−ブチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−メタ
ンスルホンアミドエチル基等が挙げられ、特に好ましく
は炭素数8以下のジアルキルアミノ基(例えばジエチル
アミノ等)が挙げられる。
【0032】なお、R’とYは結合して環を形成しても
良い。
【0033】前記一般式[I]で表される化合物、すな
わち本発明に係る熱拡散性色素(シアン色素)は、例え
ば下記一般式[III ]で表されるフェノール誘導体
と、一般式[IV]で表されるp−フェニレンジアミン
誘導体あるいはp−アミノフェノール誘導体との酸化カ
ップリング反応のごとき、公知の合成方法に従って製造
することができる。
【0034】
【化2】
【0035】(ただし、一般式[III ]におけるR
およびZは一般式[I]で定義されたものと同義である
。Qは水素原子または塩素原子等の一般式[IV]との
カップリング反応により離脱する基を表す。)
【003
6】
【化3】
【0037】(ただし、一般式[IV]におけるR’、
XおよびYは一般式[I]で定義されたものと同義であ
る。)このカップリング反応は塩基性条件下で進行させ
ることが好ましく、反応媒体は有機溶媒、水性有機溶媒
あるいは水溶液のいずれでもよい。
【0038】また、酸化剤としては有機質、無機質を問
わずp−フェニレンジアミン誘導体あるいはp−アミノ
フェノール誘導体を酸化しうる電位を有するものであれ
ばよく、例えば、ハロゲン化銀、過酸化水素、二酸化マ
ンガン、過硫酸カリウム、酸素などの無機酸化剤あるい
はN−ブロモコハク酸イミド、クロラミンTなどの種々
の有機酸化剤を用いることができる。
【0039】また、適当な電流、電圧、支持電解質、溶
媒および電極等を選択することにより電極反応により合
成することもできる。
【0040】次に、前記一般式[I]で表される化合物
の代表例を図1(例示化合物1〜4)、図2(例示化合
物5〜8)、図3(例示化合物9〜12)、図4(例示
化合物13〜16)、図5(例示化合物17〜20)、
図6(例示化合物21〜24)、図7(例示化合物25
〜28)、図8(例示化合物29〜32)、図9(例示
化合物33〜36)および図10(例示化合物37〜4
0)に示すが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0041】本発明に用いられる感熱転写記録材料は、
基本的に前記一般式[I]で表わされる熱拡散性色素と
バインダーとを含有する層(以下、インク層と称する。 )を支持体上に設けてなる。
【0042】本発明の感熱転写記録材料は、前記熱拡散
性色素の少なくとも1種をバインダーと共に溶媒中に溶
解あるいは微粒子状に分散させてインク(インク層形成
用塗料)を調製し、該インクを支持体上に塗布、乾燥し
てインク層を形成するか、あるいはグラビア法などの印
刷法によりインク層を形成することにより製造すること
ができる。
【0043】インク層における前記色素の含有量は、支
持体1m2 当たり0.1〜20gが好ましい。
【0044】また、インク層の厚さは乾燥膜厚で0.1
〜5μmが好ましい。
【0045】前記バインダーとしては、セルロース系、
ポリアクリル酸系、ポリビニルアルコール系、ポリビニ
ルピロリドン系などの水溶性ポリマー、アクリル樹脂、
メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポ
リスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルアセタール、エチルセルロース、ニト
ロセルロースなどの水または有機溶媒に可溶のポリマー
を挙げることができる。
【0046】バインダーとして有機溶媒に可溶のポリマ
ーを用いる場合、このポリマーは1種または2種以上を
有機溶媒に溶解して用いるだけでなく、ラテックス分散
の形で使用しても良い。
【0047】バインダーの使用量としては支持体1m2
 当り0.1g〜50gが好ましい。前記インク層のイ
ンクを調製するための溶媒としては、水、アルコール類
(例えばエタノール、プロパノール)、セロソルブ類(
例えばメチルセルソルブ)、エステル類(例えば酢酸エ
チル)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロル
ベンゼン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン)、エーテル類(例えばテト
ラヒドロフラン、ジオキサン)、塩素系溶剤(例えばク
ロロホルム、トリクロルエチレン)などが挙げられる。
【0048】前記支持体としては、寸法安定性が良く、
感熱ヘッドでの記録の際の熱に耐えうるものならば何で
も良いが、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙
、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレナフ
タレート、ポリアミド、ポリカーボネートのような耐熱
性のプラスチックフィルムも用いることができる。
【0049】支持体の厚さは2〜30μmが好ましく、
また支持体にはバインダーとの接着性の改良や色素の支
持体側への転写、染着を防止する目的で下引き層を有し
ていても良い。更に支持体の裏面(インク層と反対の側
)には、ヘッドが支持体に粘着するのを防止する目的で
スティッキング防止層を有していても良い。
【0050】本発明に用いる感熱転写材料は、そのイン
ク層上に特開昭59−106997号公報に記載されて
いるような熱溶融性化合物を含有する熱溶融性層を有し
ていても良い。
【0051】この熱溶融性化合物としては、65〜13
0℃の融点を有する無色もしくは白色の化合物が好まし
く用いられ、例えばカルバナロウ、密ロウ、カンデリワ
ックス等のワックス類、ステアリン酸、ベヘン酸等の高
級脂肪酸、キシリトール等のアルコール類、アセトアミ
ド、ベンズアミド等のアミド類、フェニルウレア、ジエ
チルウレア等の尿素類等を挙げることができる。
【0052】なお、これらの熱溶融性層には、色素の保
持性を高めるために、例えばポリビニルピロリドン、ポ
リビニルブチラール、飽和ポリエステル等のポリマーが
含有されていても良い。
【0053】さらに、前記感熱転写記録材料をフルカラ
ー画像記録に適用する場合には、図11に示すように、
支持体1上に熱拡散性シアン色素を含有するシアンイン
ク層2、熱拡散性マゼンタ色素を含有するマゼンタイン
ク層3、熱拡散性イエロー色素を含有するイエローイン
ク層4の3つの層が順次繰り返して塗設されていること
が好ましい。
【0054】また、必要に応じてイエロー、マゼンタ、
シアンの各層の他に黒色画像形成物質を含むインク層を
更に塗設し、合計4つの層が順次繰り返して塗設されて
いても良い。
【0055】このようにして得られた感熱転写記録材料
のインク層と受像材料とを重ね合わせてから、感熱転写
記録材料の支持体の裏面から画像情報に応じて熱を与え
ると、この熱画像に応じた色素が受像材料に拡散・定着
して、そこに画像を形成することができる。
【0056】本発明の感熱転写記録方法において重要な
点は、上記工程において前記一般式[II]で表わされ
る金属イオンを供給する化合物(メタルソ−ス)の存在
下に、画像情報に応じた熱を感熱転写記録材料に与え、
前記インク層中の熱拡散性色素と上記メタルソ−スとを
反応させて得られるキレート色素によって、画像を受像
材料上に形成させることである。
【0057】上記メタルソースを構成する金属イオンと
しては、周期律表の第I〜第VIII族に属する2価お
よび多価の金属が挙げられるが、中でもAl、Co、C
r、Cu、Fe、Mg、Mn、Mo、Ni、Sn、Ti
およびZnが好ましく、特にNi、Cu、Co、Crお
よびZnが好ましい。
【0058】これらのメタルソースとしては、該金属の
無機または有機の塩および該金属の錯体が好ましい。
【0059】具体例を挙げると、Ni2+,Cu2+,
Co2+,Cr2+およびZn2+を含有した下記一般
式で表される錯体が好ましく用いることができる。
【0060】 [M(Q1 )k (Q2 )m (Q3 )n ]p
+p(L− )  ただし、上式中、Mは金属イオンを
表し、Q1 、Q2 、Q3 は各々Mで表される金属
イオンと配位結合可能な配位化合物を表す。
【0061】これらの配位化合物としては例えば「キレ
ート化学(5)(南江堂)」に記載されている配位化合
物から選択することができる。特に好ましくはエチレン
ジアミンおよびその誘導体、グリシンアミドおよびその
誘導体、ピコリンアミドおよびその誘導体が挙げられる
【0062】Lは錯体を形成しうる対アニオンであり、
Cr、So4 、C■O4 等の無機化合物アニオンや
ベンゼンスルホン酸誘導体、アルキルスルホン酸誘導体
等の有機化合物アニオンが挙げられるが、特に好ましく
はテトラフェニルホウ素アニオンおよびその誘導体であ
る。
【0063】kは1、2または3を表し、mは1、2ま
たは0を表しnは1または0を表すが、これらは前記一
般式で表される錯体が4座配位か、6座配位かによって
決定されるか、あるいはQ1 、Q2 、Q3 の配位
子の数によって決定される。  pは1、2または3を
表す。
【0064】前記メタルソースは予め受像材料中に存在
させても良いし、前記インク層の表面に設けた前記熱溶
融性層中に存在させても良い。
【0065】メタルソースの添加量は、受像材料または
熱溶融性層に対して、0.2〜20g/m2 が好まし
く、1〜10g/m2 がより好ましい。
【0066】本発明の感熱転写記録方法を図面で説明す
ると、図12において、支持体5と受像層6中に前記メ
タルソースを存在させたとき、支持体8とインク層9と
からなる感熱転写記録材料10のインク層9中の前記色
素は、例えばサーマルヘッド11の発熱抵抗体からの熱
によって受像材料7に拡散移行し、その受像層6におい
て前記メタルソースと反応してキレート色素を形成する
【0067】また、図13において、インク層13の表
面に設けた熱溶融性層14中に前記メタルソースを存在
させたとき、支持体15とインク層13と熱溶融性層1
4とからなる感熱転写記録材料16のインク層13中の
前記色素は、例えばサーマルヘッド17の発熱抵抗体1
8からの熱によって熱溶融性層14に拡散移行し、そこ
で前記メタルソースと反応してキレート色素を形成し、
このキレート色素を含む熱溶融性層の一部14aが凝集
破壊もしくは界面剥離を起こして受像材料19側に移行
する。
【0068】なお、本発明で用いる前記受像材料は、一
般に紙、プラスチックフィルム、または紙−プラスチッ
クフィルム複合体を支持体にしてその上に受像層として
ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニール
と他のモノマー(例えば酢酸ビニル等)との共重合体樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルカーボネート等の一種または二種以上のポリマ
ー層を形成してなる。また、上記支持体そのものを受像
材料にすることもある。
【0069】本発明の感熱転写記録方法によると、感熱
転写記録材料に用いられる色素が熱拡散性でかつ良好な
キレート化反応性を有するので、高濃度でかつ画像安定
性の優れた画像が得られるばかりか、色再現上好ましい
色相の画像を得ることができる。
【0070】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0071】(実施例1)<インク層の調整>下記組成
の混合物から本発明に用いられる熱拡散性色素を含有す
る均一な溶液のインクを得た。
【0072】   例示化合物1(図1に表示)          
          10g  ニトロセルロース樹脂
                         
 20g  メチルエチルケトン          
                400cc<感熱転
写記録材料の作製>上記インクを、厚さ4.5μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム(支持体)1上にワ
イヤーバーを用いて乾燥後の塗布量が1.0g/m2 
になるように塗布、乾燥することによりインク層を形成
し、本発明に係る感熱転写材料−1を作製した。
【0073】なお、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムの裏面には、ステッキング防止層としてシリコン変性
ウレタン樹脂(SP−2105、大日精化社製)を含む
ニトロセルロース層が設けられている。
【0074】<受像材料の作成>紙の両面をポリエチレ
ンでラミネートした紙支持体において、その片側のポリ
エチレン層[適量の白色顔料(TiO2 )青味剤およ
び下記メタルソース(付量5g/m2 )を含む]の上
に受像層として塩化ビニル樹脂を付量10g/m2 と
なるように塗布して受像材料を作成した。
【0075】なお、この受像層にはシリコンオイル0.
15g/m2 が含まれている。
【0076】メタルソース:  [Ni(NH2 CO
CH2 CH2 NHC3 H7)3 ]2+2[Ph
4 B)]<感熱転写画像記録方法>得られた感熱転写
記録材料1と上記受像材料とを、感熱転写記録材料のイ
ンク層面と受像材料の受像層面とが向き合うように重ね
、感熱ヘッドを感熱転写記録材料の裏面から当てて画像
記録を行なった。
【0077】得られた画像の最大反射濃度(Dmax 
)、 色素のキレート化反応性、画像の色相および定着
性について下記の方法で評価した結果を表1に示す。
【0078】主走査、副走査の線密度:8ドット/mm
記録電力              :0.6W/ド
ット感熱ヘッドの加熱時間  :20msec(印加エ
ネルギー約11.2×10−3J)から2msec(印
加エネルギー約1.12×10−3J)の間で段階的に
加熱時間を調整した。
【0079】最大反射濃度(Dmax ):光学濃度計
[コニカ(株)製PCA− 65型を用いて測定した。
【0080】耐光性                
:キセノンフェードメータ3日間照射後の色素の残存率
(%)を調べた。
【0081】色相の評価            :得
られた画像を目視により評価した。 〇・・シアン色素として良好 △・・シアン色素として不良 定着性の評価          :得られた画像の受
像層表面と、厚み180μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に厚み5μmのニトロセルロース層を塗
設してなる転写シートの塗布面とを重ね、140℃で1
分間加熱し、受像層から上記ニトロセルロース層表面へ
の色素の転写程度を目視により評価し、再転写の少ない
もの程定着性が優れているとした。
【0082】〇…再転写が認められない。
【0083】△…再転写がわずかに認められる。
【0084】×…再転写が顕著である。
【0085】(実施例2〜8)実施例1における熱拡散
性色素である例示化合物ー1に代えて表1に示す色素(
図1〜10における色素の番号と対応する。)をそれぞ
れ用いたこと以外は実施例1と同様の感熱転写記録材料
2〜8および受像材料を作製し、同様にして画像形成を
行なった。結果を表1に示す。
【0086】(比較例1、2)実施例1における例示化
合物1に代えて下記の2種の比較色素A,Bをそれぞれ
用い、また、溶媒の使用量を実施例1のままでは色素の
溶解性が低いのでメチルエチルケトンの使用量を2倍に
したこと以外は、実施例1と同様の条件で感熱転写記録
材料と受像材料とを作製し、同様にして画像形成を行な
った。
【0087】結果を表1に示す。
【0088】比較色素A:
【0089】
【化4】
【0090】比較色素B:
【0091】
【化5】
【0092】(比較例3)上記比較例1,2と同様にメ
チルエチルケトンの使用量を2倍にしたこと、および受
像層にメタルソースを添加しなかったこと以外は、実施
例1と同様にして感熱転写記録材料と受像材料を作成し
、画像形成を行なった。結果を表1に示す。
【0093】
【表1】
【0094】表1より本発明の実施例の試料は比較例の
試料に比べて、いづれも高濃度で吸収特性や画像保存性
(耐光性、定着性)の良いシアン画像を得ることができ
ることがわかる。
【0095】また、比較例3より、メタルソースの存在
により濃度および定着性が改良されていることがわかる
【0096】(実施例9)図11に示すように、実施例
1で用いた支持体上にイエロー色素画像形成インク層、
マゼンタ画像形成インク層、シアン画像形成インク層を
面順次に塗設して感熱転写記録材料を作成した。
【0097】なお、シアンインク層は実施例1のインク
層の構成と同じであり、イエローインク層およびマゼン
タのインク層の構成は下記に示す通りである。
【0098】<イエローインク層>イエロー色素:下記
構造。付き量=0.6g/m2 。
【0099】バインダー:ポリビニルブチラール。付き
量=0.9g/m2 。
【0100】
【化6】
【0101】<マゼンタインク層>マゼンタ色素:下記
構造。付き量=0.6g/m2 。
【0102】バインダー:ニトロセルロース。付き量=
0.9g/m2。
【0103】
【化7】
【0104】上記の感熱転写記録材料を用いてビデオプ
リンタ(ニコン製、CP−3000D) を用いてフル
カラー画像を作成した。
【0105】その結果、良好な色再現性を示すフルカラ
ー画像が得られた。
【0106】また、得られた画像の画像保存性(耐光性
)は良好であった。
【0107】なお、受像材料は実施例1で用いたものと
同じ受像材料を用いた。
【0108】すなわち、本発明の感熱転写記録方法によ
り階調性、色再現性がよく、且つ画像安定性に優れたフ
ルカラー画像を得ることが出来た。
【0109】(実施例10)実施例9の感熱転写記録材
料上に中間層としてp−トルアミドのボールミル分散物
5g、ポリビニルピロリドン7gおよびゼラチン3g、
下記硬膜剤0.3gを含む水溶液100ccをp−トル
アミドの付き量が0.5g/m2 となるよう塗設した
【0110】更に中間層上に、熱溶融性層として、下記
紫外線防止剤(付き量0.1g/m2 )、下記酸化防
止剤(付き量0.1g/m2)およびエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(酢酸ビニルの含量20重量%、付き量0
.2g/m2 )を含むカルバナロウ(付き量0.2g
/m2 )および実施例1で用いたメタルソース(付き
量5g/m2 )をホットメルト塗布により塗設して、
感熱転写記録材料を得た。
【0111】硬膜剤:
【0112】
【化8】
【0113】紫外線吸収剤:
【0114】
【化9】
【0115】酸化防止剤:
【0116】
【化10】
【0117】感熱転写記録材料を用いて実施例9と同様
にビデオプリンターを用いてフルカラーの画像記録を行
った。なお、受像材料は白色の普通紙を用いた。その結
果、得られた画像は色再現性、安定性、ともに良好であ
った。
【0118】すなわち、本発明の方法により、実施例1
0に示す構成の感熱転写記録材料を用いれば普通紙に対
しても優れたフルカラ−記録が得られる。
【0119】
【発明の効果】本発明の感熱転写記録方法によると、本
発明に係るシアン色素が熱拡散性であつ良好なキレ−ト
反応性を有するので、画像を形成する際、高反応性の金
属イオンを供給する化合物と組み合わせることにより高
濃度で画像安定性(定着性)に優れ、かつ色再現上好ま
しい色相の画像を効率的に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る色素の構造式を例示する図である
【図2】本発明に係る色素の構造式を例示する図である
【図3】本発明に係る色素の構造式を例示する図である
【図4】感熱転写記録材料の一例を示す断面図である。
【図5】感熱転写記録材料の一例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る色素の構造式を例示する図である
【図7】本発明に係る色素の構造式を例示する図である
【図8】本発明に係る色素の構造式を例示する図である
【図9】本発明に係る色素の構造式を例示する図である
【図10】本発明に係る色素の構造式を例示する図であ
る。
【図11】感熱転写記録材料の一例を示す断面図である
【図12】本発明の感熱転写記録方法の原理を示す説明
図である。
【図13】本発明の感熱転写記録方法の原理を示す説明
図である。
【符号の説明】
1  支持体、 7  受像材料 8  支持体 9  インク層 10  感熱転写記録材料 11  受像材料 13  インク層 15  支持体 19  受像材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記[I]式で表される熱拡散性色素
    を含むインク層を支持体上に有する感熱転写記録材料の
    前記インク層に受像材料を重ね、前記感熱転写記録材料
    を画像情報に応じて加熱し、下記一般式[II]で表さ
    れる金属イオンを供給する化合物の存在下に、画像を受
    像材料上に形成することを特徴とする感熱転写記録方法
    。 【化1】 [ただし、式中、XおよびZはそれぞれキレート化可能
    な基を表わす。RおよびR’はそれぞれハロゲン原子、
    アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニ
    ル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基
    、シアノ基、アシルアミノ基、アルキルチオ基、アリー
    ルチオ基、スルホニルアミノ基、ウレイド基、カルバモ
    イル基、スルファモイル基、アルコキシカルボニル基、
    アリールオキシカルボニル基、スルホニル基、アシル基
    、アミノ基を表す。mおよびnはそれぞれ0〜3の整数
    を表す。RとZとは結合して環を形成しても良く、mが
    2以上のときRが互いに結合して環を形成してもよい。 また、R’とXは結合して環を形成しても良く、nが2
    以上のときR’が互いに結合して環を形成しても良い。 Yは水酸基または−N(R1 )2 示す。(ただし、
    R1 は水素原子または置換基を有していてもよいアル
    キル基を表わし、2個のR1 は互いに同じでも異なっ
    ていてもよい。)。R’とYとは結合して環を形成して
    も良い。     [M(Q1 )k((Q2 )m (Q3 )
    n ]p + p(L− )    [II][ただし
    、式中、Mは金属イオンを表す。Q1 、Q2 、Q3
     は各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位
    化合物を表す。Lは錯体を形成しうる対アニオンである
    。  kは1、2または3を表し、mは1、2または0
    を表し、nは1または0を表すが、これらは前記一般式
    [II]で表される錯体が4座配位か、6座配位かによ
    って決定されるか、あるいはQ1 、Q2 、Q3 の
    配位子の数によって決定される。pは1、2または3を
    表す。]
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023234353A1 (ja) * 2022-06-02 2023-12-07 富士フイルム株式会社 光吸収フィルタ、光学フィルタ及びその製造方法、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、無機エレクトロルミネッセンス表示装置及び液晶表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023234353A1 (ja) * 2022-06-02 2023-12-07 富士フイルム株式会社 光吸収フィルタ、光学フィルタ及びその製造方法、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、無機エレクトロルミネッセンス表示装置及び液晶表示装置

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