JPH04242080A - 亜鉛−ハロゲン電池 - Google Patents
亜鉛−ハロゲン電池Info
- Publication number
- JPH04242080A JPH04242080A JP5420191A JP5420191A JPH04242080A JP H04242080 A JPH04242080 A JP H04242080A JP 5420191 A JP5420191 A JP 5420191A JP 5420191 A JP5420191 A JP 5420191A JP H04242080 A JPH04242080 A JP H04242080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- zinc
- battery
- electrode
- electrolyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y02E60/128—
Landscapes
- Hybrid Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は亜鉛−ハロゲン電池に関
するもので、充電時に電解液から負極に析出する亜鉛を
平滑化し、正極・負極間の短絡や電池エネルギー効率の
低下を防止したものである。
するもので、充電時に電解液から負極に析出する亜鉛を
平滑化し、正極・負極間の短絡や電池エネルギー効率の
低下を防止したものである。
【0002】
【従来の技術】亜鉛−ハロゲン電池は、亜鉛極を負極、
ハロゲン極を正極とし、電解液にハロゲン化亜鉛を主成
分とする水溶液を用いた電解液循環形二次電池であり、
充電時には負極上に亜鉛を析出し、放電時には析出した
亜鉛を溶解させている。この亜鉛は負極活物質として安
価でエネルギー密度が高いという優れた特性を有するが
、充電時に平滑に析出せず、樹脂状、いわゆるデンドラ
イト析出等の不均一電析となって正極と短絡することが
ある。また上記不均一電析が生ずると電池エネルギー効
率が低下してしまう。
ハロゲン極を正極とし、電解液にハロゲン化亜鉛を主成
分とする水溶液を用いた電解液循環形二次電池であり、
充電時には負極上に亜鉛を析出し、放電時には析出した
亜鉛を溶解させている。この亜鉛は負極活物質として安
価でエネルギー密度が高いという優れた特性を有するが
、充電時に平滑に析出せず、樹脂状、いわゆるデンドラ
イト析出等の不均一電析となって正極と短絡することが
ある。また上記不均一電析が生ずると電池エネルギー効
率が低下してしまう。
【0003】これに鑑み、高い耐ハロゲン性が期待され
る無機系添加剤について、亜鉛−ハロゲン電池の充電時
における亜鉛の不均一析出防止効果を鋭意研究の結果、
電解液にTlもしくはその化合物と、更に周期律表にお
ける第5、第6周期の第6A族、第4B族、同じく第6
周期の第5B族に属する元素もしくはその化合物、例え
ばMo,W,Sn,Pb,Bi又はその化合物の何れか
1種又は2種以上を添加するか、または電解液にTlも
しくはその化合物と、Inもしくはその化合物と、更に
周期律表における第5、第6周期の第6A族、第4B族
、同じく第6周期の第5B族に属する元素もしくはその
化合物、例えばMo,W,Sn,Pb,Biもしくはそ
の化合物の何れか1種又は2種以上を添加することによ
り、長時間安定して亜鉛の不均一析出を防止し得ること
を知見し、これを特願昭57−68499号(特開昭5
8−186174 号公報)により提案した。即ち次の
表1に示す元素又はその化合物を添加した場合の電池に
ついて説明した。
る無機系添加剤について、亜鉛−ハロゲン電池の充電時
における亜鉛の不均一析出防止効果を鋭意研究の結果、
電解液にTlもしくはその化合物と、更に周期律表にお
ける第5、第6周期の第6A族、第4B族、同じく第6
周期の第5B族に属する元素もしくはその化合物、例え
ばMo,W,Sn,Pb,Bi又はその化合物の何れか
1種又は2種以上を添加するか、または電解液にTlも
しくはその化合物と、Inもしくはその化合物と、更に
周期律表における第5、第6周期の第6A族、第4B族
、同じく第6周期の第5B族に属する元素もしくはその
化合物、例えばMo,W,Sn,Pb,Biもしくはそ
の化合物の何れか1種又は2種以上を添加することによ
り、長時間安定して亜鉛の不均一析出を防止し得ること
を知見し、これを特願昭57−68499号(特開昭5
8−186174 号公報)により提案した。即ち次の
表1に示す元素又はその化合物を添加した場合の電池に
ついて説明した。
【0004】
【表1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれ等の
元素又はその化合物は不均一亜鉛析出防止効果を有する
も、Tl又はTlの化合物及びBi又はBiの化合物を
添加した場合には、不均一亜鉛析出防止効果が不十分な
場合があった。例えば亜鉛−塩素電池において、30m
A/cm2 の電流密度で充電する場合、表1の添加元
素又はその化合物の組成において、Tlを1×10−4
mol/lとBiを1×10−4 mol/lを添加
した電解液を用いたときには、亜鉛電析が平滑となり、
8時間以上の充電が可能で、電池エネルギー効率も76
%程度のものが得られるが、Tlを5×10−4 mo
l/lとBiを5×10−4mol/l加えたときには
、充電開始後6時間で不均一亜鉛析出が発生し、こぶ状
又はこけ状の電析状態が成長し、7時間で正極と短絡し
た。またTlを1×10−6mol/l、Biを1×1
0−4 mol/l加えた場合も、充電開始後6時間で
不均一析出が発生して短絡した。更にこれらの組成にお
いて、充電時間6時間の充放電を行ったが、短絡はない
もののエネルギー効率として73%程度の低い値しか得
られなかった。これより不均一な亜鉛析出を防止するた
めには、TlとBi又はその化合物の添加濃度範囲と添
加比の範囲が重要であることが判明した。
元素又はその化合物は不均一亜鉛析出防止効果を有する
も、Tl又はTlの化合物及びBi又はBiの化合物を
添加した場合には、不均一亜鉛析出防止効果が不十分な
場合があった。例えば亜鉛−塩素電池において、30m
A/cm2 の電流密度で充電する場合、表1の添加元
素又はその化合物の組成において、Tlを1×10−4
mol/lとBiを1×10−4 mol/lを添加
した電解液を用いたときには、亜鉛電析が平滑となり、
8時間以上の充電が可能で、電池エネルギー効率も76
%程度のものが得られるが、Tlを5×10−4 mo
l/lとBiを5×10−4mol/l加えたときには
、充電開始後6時間で不均一亜鉛析出が発生し、こぶ状
又はこけ状の電析状態が成長し、7時間で正極と短絡し
た。またTlを1×10−6mol/l、Biを1×1
0−4 mol/l加えた場合も、充電開始後6時間で
不均一析出が発生して短絡した。更にこれらの組成にお
いて、充電時間6時間の充放電を行ったが、短絡はない
もののエネルギー効率として73%程度の低い値しか得
られなかった。これより不均一な亜鉛析出を防止するた
めには、TlとBi又はその化合物の添加濃度範囲と添
加比の範囲が重要であることが判明した。
【0006】また亜鉛−ハロゲン電池においては、電池
構成材料として絶縁体であるポリ塩化ビニルが使用され
ることが多いが、ポリ塩化ビニルを原料として射出成形
により構成材料を得る場合、ポリ塩化ビニルにステアリ
ン酸鉛等の有機酸鉛や有機酸錫等を滑材として混入させ
るため、これとハロゲンが反応してPbやSnが電解液
中にイオン化して溶出し、不均一な亜鉛電析を引き起こ
す原因となっていた。
構成材料として絶縁体であるポリ塩化ビニルが使用され
ることが多いが、ポリ塩化ビニルを原料として射出成形
により構成材料を得る場合、ポリ塩化ビニルにステアリ
ン酸鉛等の有機酸鉛や有機酸錫等を滑材として混入させ
るため、これとハロゲンが反応してPbやSnが電解液
中にイオン化して溶出し、不均一な亜鉛電析を引き起こ
す原因となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこれに鑑み、長
時間安定して不均一亜鉛析出を防止し、長時間充放電が
可能な添加元素又はその化合物の組成について検討した
結果、添加剤としてTl又はその化合物及びBi又はそ
の化合物について、その濃度範囲と添加組成比の範囲を
それぞれ限定して添加することにより、長時間安定して
不均一亜鉛電析を防止して高いエネルギー効率が得られ
、かつ長時間の充放電が可能な亜鉛−ハロゲン電池を開
発したものである。
時間安定して不均一亜鉛析出を防止し、長時間充放電が
可能な添加元素又はその化合物の組成について検討した
結果、添加剤としてTl又はその化合物及びBi又はそ
の化合物について、その濃度範囲と添加組成比の範囲を
それぞれ限定して添加することにより、長時間安定して
不均一亜鉛電析を防止して高いエネルギー効率が得られ
、かつ長時間の充放電が可能な亜鉛−ハロゲン電池を開
発したものである。
【0008】また電解液中にPb又は/及びSnが溶解
していても、添加剤としてTl又はその化合物及びBi
又はその化合物をそれらの濃度範囲と添加組成比の範囲
をそれぞれ限定して添加することにより、長時間安定し
て不均一亜鉛電析を防止して高いエネルギー効率が得ら
れ、かつ長時間の充放電が可能な亜鉛−ハロゲン電池を
開発したものである。
していても、添加剤としてTl又はその化合物及びBi
又はその化合物をそれらの濃度範囲と添加組成比の範囲
をそれぞれ限定して添加することにより、長時間安定し
て不均一亜鉛電析を防止して高いエネルギー効率が得ら
れ、かつ長時間の充放電が可能な亜鉛−ハロゲン電池を
開発したものである。
【0009】即ち本発明電池の一つは、亜鉛極を負極、
ハロゲン極を正極、ハロゲン化亜鉛を主成分とする酸性
水溶液を電解液とする電池において、電解液にTlを5
×10−6〜9×10−5 mol/l、Biを5×1
0−6〜9×10−5 mol/lの範囲内で、Tl:
Biが1:0.1 〜1:10になるように添加したこ
とを特徴とするものである。
ハロゲン極を正極、ハロゲン化亜鉛を主成分とする酸性
水溶液を電解液とする電池において、電解液にTlを5
×10−6〜9×10−5 mol/l、Biを5×1
0−6〜9×10−5 mol/lの範囲内で、Tl:
Biが1:0.1 〜1:10になるように添加したこ
とを特徴とするものである。
【0010】また本発明電池の他の一つは、亜鉛極を負
極、ハロゲン極を正極、ハロゲン化亜鉛を主成分とし、
Pbが1×10−6〜1×10−3 mol/l及び/
又はSnが1×10−6〜1×10−3 mol/l溶
解する酸性水溶液を電解液とする電池において、電解液
にTlを5×10−6〜9×10−5 mol/l、B
iを5×10−6〜9×10−5 mol/lの範囲内
で、Tl:Biが1:0.1 〜1:10になるように
それぞれ添加したことを特徴とするものである。
極、ハロゲン極を正極、ハロゲン化亜鉛を主成分とし、
Pbが1×10−6〜1×10−3 mol/l及び/
又はSnが1×10−6〜1×10−3 mol/l溶
解する酸性水溶液を電解液とする電池において、電解液
にTlを5×10−6〜9×10−5 mol/l、B
iを5×10−6〜9×10−5 mol/lの範囲内
で、Tl:Biが1:0.1 〜1:10になるように
それぞれ添加したことを特徴とするものである。
【0011】尚Tl,Biの化合物としては、例えば塩
化物、臭化物、ヨウ化物、酸化物、硫酸塩、硝酸塩等が
用いられる。
化物、臭化物、ヨウ化物、酸化物、硫酸塩、硝酸塩等が
用いられる。
【0012】
【作用】本発明において、上記添加元素又は化合物は何
れの組み合せにおいても電解液に溶解し、それぞれ単独
のカチオンを形成し、電池の充電時においては、亜鉛の
析出と同時に金属として析出して不均一な亜鉛析出を防
止する。しかしてこれ等元素又はその化合物の添加量は
、本発明の一つの電池ではTlが5×10−6〜9×1
0−5 mol/l、Biが5×10−6〜9×10−
5 mol/lの範囲内で、Tl:Biが1:0.1
〜1:10であることが必要である。また本発明の他の
電池では、Pbが1×10−6〜1×10−3 mol
/l及び/又はSnが1×10−6〜1×10−3 m
ol/l溶解する酸性水溶液中にTlが5×10−6〜
9×10−5 mol/l、Biが5×10−6〜9×
10−5 mol/lの範囲内で、Tl:Biが1:0
.1 〜1:10であることが必要である。 そしてTl及びBiの添加量がこれより少いと不均一亜
鉛析出防止効果が不十分となり、これより多くなるとか
えって不均一亜鉛析出を助長するようになる。またTl
:Biが1:0.1 〜1:10の範囲を越えると、T
lとBiの複合添加の効果がなくなる。
れの組み合せにおいても電解液に溶解し、それぞれ単独
のカチオンを形成し、電池の充電時においては、亜鉛の
析出と同時に金属として析出して不均一な亜鉛析出を防
止する。しかしてこれ等元素又はその化合物の添加量は
、本発明の一つの電池ではTlが5×10−6〜9×1
0−5 mol/l、Biが5×10−6〜9×10−
5 mol/lの範囲内で、Tl:Biが1:0.1
〜1:10であることが必要である。また本発明の他の
電池では、Pbが1×10−6〜1×10−3 mol
/l及び/又はSnが1×10−6〜1×10−3 m
ol/l溶解する酸性水溶液中にTlが5×10−6〜
9×10−5 mol/l、Biが5×10−6〜9×
10−5 mol/lの範囲内で、Tl:Biが1:0
.1 〜1:10であることが必要である。 そしてTl及びBiの添加量がこれより少いと不均一亜
鉛析出防止効果が不十分となり、これより多くなるとか
えって不均一亜鉛析出を助長するようになる。またTl
:Biが1:0.1 〜1:10の範囲を越えると、T
lとBiの複合添加の効果がなくなる。
【0013】また上記亜鉛−ハロゲン電池の電解液には
従来同様ハロゲン化亜鉛の水溶液又はこれに導電性を増
すための強電解質としてハロゲン化ナトリウム、ハロゲ
ン化カリウム等を加えたもので、亜鉛濃度としては 0
.1〜10mol/l、望ましくは 1.5〜4mol
/l、pHは 0.5〜4、望ましくは 1.0〜3.
0 の範囲のものが用いられる。 また充電時の電流密度は5〜100mA/cm2 、電
解質の濃度は室温から70℃位までが望ましい。
従来同様ハロゲン化亜鉛の水溶液又はこれに導電性を増
すための強電解質としてハロゲン化ナトリウム、ハロゲ
ン化カリウム等を加えたもので、亜鉛濃度としては 0
.1〜10mol/l、望ましくは 1.5〜4mol
/l、pHは 0.5〜4、望ましくは 1.0〜3.
0 の範囲のものが用いられる。 また充電時の電流密度は5〜100mA/cm2 、電
解質の濃度は室温から70℃位までが望ましい。
【0014】また電解液中にPb及び/又はSnが存在
する場合、PbとSnの各々が1×10−6 mol/
l未満では亜鉛析出に対する影響はないが、1×10−
3 mol/l以上になると影響が大きく、添加剤で不
均一亜鉛析出を防止することができない。
する場合、PbとSnの各々が1×10−6 mol/
l未満では亜鉛析出に対する影響はないが、1×10−
3 mol/l以上になると影響が大きく、添加剤で不
均一亜鉛析出を防止することができない。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。
【0016】(実施例1)塩化亜鉛1.9mol/l、
塩化カリウム1.9mol/l、塩化ナトリウム3.8
mol/lを含む水溶液に、表2に示すような濃度のT
lとBiの塩化物を、Tl:Biの組成比が表中の値と
なるように添加し、pHを 1.0に調整して電解液と
した。そして正極に多孔質グラファイト板、負極に硬質
グラファイト板を用いた有効面積2800cm2 の単
セルに上記電解液を循環させて、亜鉛−塩素電池を構成
した。なお表中*印を付した電池は本発明電池であり、
他は比較電池である。
塩化カリウム1.9mol/l、塩化ナトリウム3.8
mol/lを含む水溶液に、表2に示すような濃度のT
lとBiの塩化物を、Tl:Biの組成比が表中の値と
なるように添加し、pHを 1.0に調整して電解液と
した。そして正極に多孔質グラファイト板、負極に硬質
グラファイト板を用いた有効面積2800cm2 の単
セルに上記電解液を循環させて、亜鉛−塩素電池を構成
した。なお表中*印を付した電池は本発明電池であり、
他は比較電池である。
【0017】
【表2】
【0018】このようにして構成した各電池について、
充電時電流密度30mA/cm2 、放電時電流密度2
7mA/cm2 、電解液温度30℃、充電時間6時間
の条件で充放電を行い、エネルギー効率(放電時電力量
/充電時電力量)を求めた。エネルギー効率が75%以
上であれば亜鉛析出は均一で、これよりもエネルギー効
率が低いほど亜鉛電析は徐々に不均一となり、70%以
下ではかなり不均一電析となる。
充電時電流密度30mA/cm2 、放電時電流密度2
7mA/cm2 、電解液温度30℃、充電時間6時間
の条件で充放電を行い、エネルギー効率(放電時電力量
/充電時電力量)を求めた。エネルギー効率が75%以
上であれば亜鉛析出は均一で、これよりもエネルギー効
率が低いほど亜鉛電析は徐々に不均一となり、70%以
下ではかなり不均一電析となる。
【0019】図1〜図4に各添加組成における各電池の
エネルギー効率を示し、図中lで示した部分は本発明T
l濃度範囲、黒丸は本発明電池のエネルギー効率を示す
。図から判るように本発明電池ではエネルギー効率とし
て75%以上が得られ、比較的均一な亜鉛析出があった
が、白丸で示した比較電池では、エネルギー効率が低く
亜鉛析出は不均一な析出であった。
エネルギー効率を示し、図中lで示した部分は本発明T
l濃度範囲、黒丸は本発明電池のエネルギー効率を示す
。図から判るように本発明電池ではエネルギー効率とし
て75%以上が得られ、比較的均一な亜鉛析出があった
が、白丸で示した比較電池では、エネルギー効率が低く
亜鉛析出は不均一な析出であった。
【0020】また添加剤組成等を上記と同一として充電
時間のみを8時間とし、他の条件を上述と同様にして充
放電を行った場合、6時間の充放電でエネルギー効率7
5%以上が得られた本発明電池では亜鉛不均一析出によ
る電池短絡は生じなかったが、6時間の充放電でエネル
ギー効率75%未満の比較電池では、電池短絡が生じた
。
時間のみを8時間とし、他の条件を上述と同様にして充
放電を行った場合、6時間の充放電でエネルギー効率7
5%以上が得られた本発明電池では亜鉛不均一析出によ
る電池短絡は生じなかったが、6時間の充放電でエネル
ギー効率75%未満の比較電池では、電池短絡が生じた
。
【0021】(実施例2)塩化亜鉛1.9mol/lと
塩化カリウム1.9mol/lと塩化ナトリウム3.8
mol/lを含む水溶液にPbCl 2 1×10−6
mol/l,1×10−5 mol/l,1×10−
4 mol/l,1×10−3mol/lをそれぞれ加
え、これらに各々TlClを1×10−5 mol/l
、BiCl3 を1×10−5 mol/l添加してp
H 1.01 に調整した4種類の電解液を作製し、正
極に多孔質グラファイト板、負極に硬質グラファイト板
を用い、有効面積2800cm2 の単セルにこれらの
電解液を循環させて4種類の本発明電池を構成した。ま
た比較電池としてPbCl2 を0 mol/l,1×
10−7 mol/l,1×10−2 mol/l水溶
液に加え、他は本発明電池と同一の3種類の電池を構成
した。
塩化カリウム1.9mol/lと塩化ナトリウム3.8
mol/lを含む水溶液にPbCl 2 1×10−6
mol/l,1×10−5 mol/l,1×10−
4 mol/l,1×10−3mol/lをそれぞれ加
え、これらに各々TlClを1×10−5 mol/l
、BiCl3 を1×10−5 mol/l添加してp
H 1.01 に調整した4種類の電解液を作製し、正
極に多孔質グラファイト板、負極に硬質グラファイト板
を用い、有効面積2800cm2 の単セルにこれらの
電解液を循環させて4種類の本発明電池を構成した。ま
た比較電池としてPbCl2 を0 mol/l,1×
10−7 mol/l,1×10−2 mol/l水溶
液に加え、他は本発明電池と同一の3種類の電池を構成
した。
【0022】このように構成した7種類の電池について
充電時電流密度30mA/cm2 、放電時電流密度2
7mA/cm2 、電解液温度30℃、充電時間6時間
の条件で充放電を行い、エネルギー効率を求めた。図5
にPbCl2 を電解液に加えた場合の各電池のエネル
ギー効率を示す。 なお図においてlPbは本発明のPb濃度範囲を示す。
充電時電流密度30mA/cm2 、放電時電流密度2
7mA/cm2 、電解液温度30℃、充電時間6時間
の条件で充放電を行い、エネルギー効率を求めた。図5
にPbCl2 を電解液に加えた場合の各電池のエネル
ギー効率を示す。 なお図においてlPbは本発明のPb濃度範囲を示す。
【0023】図5よりPb濃度が1×10−6〜1×1
0−3mol/lの範囲の本発明電池においては、エネ
ルギー効率として75%以上が得られた。またPb濃度
が0 mol/lと1×10−7 mol/lの比較電
池のエネルギー効率は、Pb濃度が1×10−6 mo
l/lの本発明電池のエネルギー効率と同じ78.7%
で、いずれも8時間充電を行っても電池の短絡は生じな
かった。しかしPb濃度が1×10−2 mol/lの
比較電池では65.3%のエネルギー効率しか得られず
、8時間充電すると短絡が生じた。
0−3mol/lの範囲の本発明電池においては、エネ
ルギー効率として75%以上が得られた。またPb濃度
が0 mol/lと1×10−7 mol/lの比較電
池のエネルギー効率は、Pb濃度が1×10−6 mo
l/lの本発明電池のエネルギー効率と同じ78.7%
で、いずれも8時間充電を行っても電池の短絡は生じな
かった。しかしPb濃度が1×10−2 mol/lの
比較電池では65.3%のエネルギー効率しか得られず
、8時間充電すると短絡が生じた。
【0024】(実施例3)実施例2におけるPbCl2
の代りにSnCl2 を1×10−6 mol/l,
1×10−5mol/l,1×10−4 mol/l,
1×10−3mol/lを加えた電解液を用い、他はP
bCl2 を加えた場合と全く同一の4種類の本発明電
池を構成した。また比較電池としてSnCl2 を0
mol/l,1×10−7 mol/l,1×10−2
mol/l水溶液に加え、他は本発明電池と同一とし
た3種類の電池を構成した。これについてPbCl2
の場合と同一条件で充放電を行って各電池のエネルギー
効率を求め、その結果を図6に示した。なお図において
lSnは本発明のSn濃度範囲を示す。
の代りにSnCl2 を1×10−6 mol/l,
1×10−5mol/l,1×10−4 mol/l,
1×10−3mol/lを加えた電解液を用い、他はP
bCl2 を加えた場合と全く同一の4種類の本発明電
池を構成した。また比較電池としてSnCl2 を0
mol/l,1×10−7 mol/l,1×10−2
mol/l水溶液に加え、他は本発明電池と同一とし
た3種類の電池を構成した。これについてPbCl2
の場合と同一条件で充放電を行って各電池のエネルギー
効率を求め、その結果を図6に示した。なお図において
lSnは本発明のSn濃度範囲を示す。
【0025】図6よりSn濃度が1×10−6〜1×1
0−3 mol/lの範囲の本発明電池においてはエネ
ルギー効率として75%以上が得られた、またSn濃度
が0 mol/lと1×10−7mol/lの比較電池
のエネルギー効率は、Sn濃度が1×10−6mol/
lの本発明電池のエネルギー効率と同じ78.8%で、
いずれも8時間充電を行っても電池の短絡は生じなかっ
た。しかしSn濃度が1×10−2 mol/lの比較
電池では67.5%のエネルギー効率しか得られず、8
時間充電すると短絡を生じた。
0−3 mol/lの範囲の本発明電池においてはエネ
ルギー効率として75%以上が得られた、またSn濃度
が0 mol/lと1×10−7mol/lの比較電池
のエネルギー効率は、Sn濃度が1×10−6mol/
lの本発明電池のエネルギー効率と同じ78.8%で、
いずれも8時間充電を行っても電池の短絡は生じなかっ
た。しかしSn濃度が1×10−2 mol/lの比較
電池では67.5%のエネルギー効率しか得られず、8
時間充電すると短絡を生じた。
【0026】(実施例4)電解液にPbCl2 を1×
10−4 mol/l,SnCl2 を1×10−4
mol/l加え、TlClとBiCl3 を各々1×1
0−5 mol/l,9×10−5 mol/l添加し
、他は上述と全く同一の本発明電池を2種類構成した。 また比較電池として電解液にTlClとBiCl3 を
各々0 mol/l,1×10−7 mol/l,1×
10−6 mol/l,1×10−3 mol/l添加
し、他は上述と全く同一の電池を4種類構成した。これ
等の電池を用いPbCl2 の場合と同一条件で充放電
を行って各電池のエネルギー効率を求め、それらの結果
を図7に示した。なお図においてlTBは本発明のTl
とBiの濃度範囲を示す。
10−4 mol/l,SnCl2 を1×10−4
mol/l加え、TlClとBiCl3 を各々1×1
0−5 mol/l,9×10−5 mol/l添加し
、他は上述と全く同一の本発明電池を2種類構成した。 また比較電池として電解液にTlClとBiCl3 を
各々0 mol/l,1×10−7 mol/l,1×
10−6 mol/l,1×10−3 mol/l添加
し、他は上述と全く同一の電池を4種類構成した。これ
等の電池を用いPbCl2 の場合と同一条件で充放電
を行って各電池のエネルギー効率を求め、それらの結果
を図7に示した。なお図においてlTBは本発明のTl
とBiの濃度範囲を示す。
【0027】図7よりTl濃度及びBi濃度が0 mo
l/lの比較電池のエネルギー効率は65.1%であり
、Tl濃度とBi濃度が各々1×10−7 mol/l
,1×10−6 mol/l,1×10−2 mol/
lの比較電池では、エネルギー効率は75%以下で、不
均一亜鉛電析が生じ、8時間充電では短絡が生じたが、
Tl濃度とBi濃度が各々1×10−5 mol/l,
1×10−5 mol/lの本発明電池ではエネルギー
効率として75%以上が得られ、また8時間充電におい
ても短絡は生じなかった。
l/lの比較電池のエネルギー効率は65.1%であり
、Tl濃度とBi濃度が各々1×10−7 mol/l
,1×10−6 mol/l,1×10−2 mol/
lの比較電池では、エネルギー効率は75%以下で、不
均一亜鉛電析が生じ、8時間充電では短絡が生じたが、
Tl濃度とBi濃度が各々1×10−5 mol/l,
1×10−5 mol/lの本発明電池ではエネルギー
効率として75%以上が得られ、また8時間充電におい
ても短絡は生じなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、TlとBiの添加濃度
範囲と組成比の範囲を限定することにより、不均一亜鉛
電析を防止して短絡を阻止し、高いエネルギー効率を得
ると共に、電解液中にPb及び/又はSnが溶解してい
ても、TlとBiの添加濃度範囲と組成比の範囲を限定
することにより、不均一亜鉛電析を防止して短絡を阻止
し、高いエネルギー効率の亜鉛−ハロゲン電池を提供す
ることができるもので、工業上顕著な効果を奏する。
範囲と組成比の範囲を限定することにより、不均一亜鉛
電析を防止して短絡を阻止し、高いエネルギー効率を得
ると共に、電解液中にPb及び/又はSnが溶解してい
ても、TlとBiの添加濃度範囲と組成比の範囲を限定
することにより、不均一亜鉛電析を防止して短絡を阻止
し、高いエネルギー効率の亜鉛−ハロゲン電池を提供す
ることができるもので、工業上顕著な効果を奏する。
【図1】Bi濃度を5×10−6 mol/lとした場
合のTl濃度と電池のエネルギー効率の関係図である。
合のTl濃度と電池のエネルギー効率の関係図である。
【図2】Bi濃度を1×10−5 mol/lとした場
合のTl濃度と電池のエネルギー効率の関係図である。
合のTl濃度と電池のエネルギー効率の関係図である。
【図3】Bi濃度を5×10−5 mol/lとした場
合のTl濃度と電池エネルギー効率の関係図である。
合のTl濃度と電池エネルギー効率の関係図である。
【図4】Bi濃度を5×10−9 mol/lとした場
合のTl濃度と電池エネルギー効率の関係図である。
合のTl濃度と電池エネルギー効率の関係図である。
【図5】Tl及びBiを各々1×10−5 mol/l
電解液に添加した場合のPb濃度と電池エネルギー効率
の関係図である。
電解液に添加した場合のPb濃度と電池エネルギー効率
の関係図である。
【図6】Tl及びBiを各々1×10−5 mol/l
電解液に添加した場合のSn濃度と電池エネルギー効率
の関係図である。
電解液に添加した場合のSn濃度と電池エネルギー効率
の関係図である。
【図7】Pb,Snを各々1×10−4 mol/l含
む電解液を用いた電池において、TlとBiを同一濃度
にした場合のTl及びBi濃度と電池エネルギー効率の
関係図である。
む電解液を用いた電池において、TlとBiを同一濃度
にした場合のTl及びBi濃度と電池エネルギー効率の
関係図である。
l 本発明のTl濃度の範囲
lPb 本発明のPb濃度の範囲
lSn 本発明のSn 濃度の範囲
Claims (2)
- 【請求項1】 亜鉛極を負極、ハロゲン極を正極、ハ
ロゲン化亜鉛を主成分とする酸性水溶液を電解液とする
電池において、電解液にTlを5×10−6〜9×10
−5 mol/l、Biを5×10−6〜9×10−5
mol/lの範囲内で、Tl:Biが1:0.1 〜
1:10になるようにそれぞれ添加したことを特徴とす
る亜鉛−ハロゲン電池。 - 【請求項2】 亜鉛極を負極、ハロゲン極を正極、ハ
ロゲン化亜鉛を主成分とし、Pbが1×10−6〜1×
10−3 mol/l及び/又はSnが1×10−6〜
1×10−3mol/l溶解する酸性水溶液を電解液と
する電池において、電解液にTlを5×10−6〜9×
10−5 mol/l、Biを5×10−6〜9×10
−5 mol/lの範囲内で、Tl:Biが1:0.1
〜1:10になるようにそれぞれ添加したことを特徴
とする亜鉛−ハロゲン電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5420191A JPH04242080A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 亜鉛−ハロゲン電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5420191A JPH04242080A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 亜鉛−ハロゲン電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04242080A true JPH04242080A (ja) | 1992-08-28 |
Family
ID=12963936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5420191A Pending JPH04242080A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 亜鉛−ハロゲン電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04242080A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10056636B1 (en) | 2013-10-03 | 2018-08-21 | Primus Power Corporation | Electrolyte compositions for use in a metal-halogen flow battery |
| US10062918B2 (en) | 2015-03-19 | 2018-08-28 | Primus Power Corporation | Flow battery electrolyte compositions containing a chelating agent and a metal plating enhancer |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP5420191A patent/JPH04242080A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10056636B1 (en) | 2013-10-03 | 2018-08-21 | Primus Power Corporation | Electrolyte compositions for use in a metal-halogen flow battery |
| US10062918B2 (en) | 2015-03-19 | 2018-08-28 | Primus Power Corporation | Flow battery electrolyte compositions containing a chelating agent and a metal plating enhancer |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4510218A (en) | Electrolyte for zinc-bromine storage batteries | |
| US4181777A (en) | Rechargeable zinc halogen battery | |
| CN116565347B (zh) | 含有氨基和羟基的有机小分子添加剂的水系锌离子电池电解液、制备方法及其应用 | |
| JP3380930B2 (ja) | アルミニウム非水電解液二次電池 | |
| CN114665153B (zh) | 含添加剂的锌离子电池电解液及其制备方法和锌离子电池 | |
| CN117293415A (zh) | 一种含有添加剂的锌离子电池电解液及其制备方法和电池 | |
| JPH06293991A (ja) | アルミニウム非水電解液並びにそれを用いた電池及びアルミニウム電析方法 | |
| JPH0636375B2 (ja) | 亜鉛−ハロゲン電池 | |
| JPH0364871A (ja) | 臭化亜鉛電池の電解液 | |
| KR101092251B1 (ko) | 아연 란타나이드 설폰산 전해질 | |
| CN120809894A (zh) | 一种锌溴液流电池电解液、负极共溶剂及其制备方法 | |
| JPS61206180A (ja) | 亜鉛‐臭素電池の電解液 | |
| EP0109223B1 (en) | Electrolyte for zinc-bromine storage batteries | |
| CN118352659A (zh) | 一种含氮六元杂环化合物添加剂及其应用 | |
| CN111342148A (zh) | 一种基于电化学冶金原理的二氧化锰电池 | |
| KR20030070851A (ko) | 인돌 화합물을 사용하는 2차 전지 및 커패시터 | |
| JPH07153487A (ja) | リチウム2次電池用電解液 | |
| JP3632866B2 (ja) | ニッケル水素化物蓄電池 | |
| JP3511769B2 (ja) | 鉛蓄電池用陰極板及び鉛蓄電池 | |
| JPS62160671A (ja) | 非水溶媒二次電池 | |
| JPS587773A (ja) | 亜鉛−ハロゲン電池 | |
| JPS5887777A (ja) | リチウム二次電池用非水電解液 | |
| CN121507144A (zh) | 一种无酸锡离子电解液及其应用 | |
| US3492168A (en) | Reversible electrolytic cells | |
| CN119069840A (zh) | 锌离子电池电解液及锌离子电池 |