JPH04246550A - サーマルヘッド及びその製造方法 - Google Patents

サーマルヘッド及びその製造方法

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JPH04246550A
JPH04246550A JP3227491A JP3227491A JPH04246550A JP H04246550 A JPH04246550 A JP H04246550A JP 3227491 A JP3227491 A JP 3227491A JP 3227491 A JP3227491 A JP 3227491A JP H04246550 A JPH04246550 A JP H04246550A
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thermal head
glaze
conductive layer
conductive
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Masakazu Norita
法田 昌和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱効率及び耐腐食性を向
上させたサーマルヘッド及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、サーマルヘッドはワ
ードプロセッサやファクシミリ等に搭載される熱印字装
置として広く使用されている。
【0003】図3に示すように、第1の従来例のサーマ
ルヘッド1は、アルミナ等の電気絶縁性材料から成る基
板2上にガラスから成るグレーズ層3を形成し、そのグ
レーズ層3上に窒化タンタル等から成る抵抗層4と、C
u、Al等から成り、間に一定の間隔をもった一対の導
電層5とを順次積層し、更に窒化珪素等から成る保護層
6をスパッタリング、真空蒸着法等の薄膜形成技術によ
り例えば5〜10μmの厚みで積層して製作される。
【0004】しかしながら、上記サーマルヘッド1にお
いては、一対の導電層5の間に一定の間隙があるため、
抵抗層4及び導電層5上に被着される保護層6は発熱領
域Aにおいて窪んでおり、その結果、印字走行時の感熱
紙7と保護層6との接触状態が不十分なものとなり、鮮
明な印字画像が得られないという欠点を有していた。
【0005】また前記サーマルヘッド1においては、保
護層6に対する感熱紙7の摺動に伴って上記保護層6の
角部8に応力が発生し、その結果、上記の応力によりサ
ーマルヘッド1の保護層6に膜剥がれが生じて抵抗層4
や導電層5が露出し、それらの層が大気中の水分や感熱
紙中に含まれる水分、塩素イオン、ナトリウムイオン等
の汚染物質と接触して腐食するため、抵抗層4の抵抗値
が変化し、発熱温度にむらを生じ、印字画像が不鮮明と
なったり、抵抗層4或いは導電層5が断線し、サーマル
ヘッドとしての機能が喪失してしまうという欠点を有す
る。
【0006】更に、前記サーマルヘッド1においては、
一定の間隙を有する一対の導電層5及び抵抗層4の上に
保護層6を被着する際、一対の導電層5aの間に一定の
間隔があることに起因して保護層6の発熱領域Aにおい
てクラックやピンホール等の成膜欠陥8が発生してしま
い、その結果前記成膜欠陥8を介して汚染物質が抵抗層
4や導電層5と接触し、それらの層を腐食するため、前
述の保護層6の膜剥がれによる欠点と同様に印字画像が
不鮮明となったり、サーマルヘッドとしての機能が喪失
してしまうという問題点がある。
【0007】また一方、図4及び図5に示す第2の従来
例のサーマルヘッド1aは、上述の問題を解消すべく提
案されたものであり、特開昭62─28261に開示さ
れている。
【0008】上記サーマルヘッド1aの基板2上にはグ
レーズ層3aが形成されており、そのグレーズ層3a上
には抵抗層4aとして例えば硼素ドープ型ポリシリコン
が積層されている。この硼素ドープ型ポリシリコンは熱
処理を施すことにより電気抵抗が低下する特性を有して
おり、この中央部に遮光マスクを配置し、高強度ランプ
を用いて照射することにより、その光照射部分を導電層
5aとする。そして上記の抵抗層4a、導電層5a及び
グレーズ層3aを下地としてBONSi系の耐磨耗層6
aを積層することによりサーマルヘッド1aが製作され
る。尚、上記耐磨耗層は第1の従来例、後記の実施例中
における保護層に対応する層である。
【0009】このようなサーマルヘッド1aにおいては
、一対の導電層5aの間に第1の従来例で示したような
間隙がないため、副走査方向に亘って平坦な表面状態を
形成することができ、更に耐磨耗層6aの発熱領域から
は第1の従来例で示したような窪みも解消しているため
、感熱紙7と耐磨耗層6aの発熱領域との接触状態が良
好になり、熱の伝達効率が向上している。
【0010】しかしながら、その反面、主走査方向にお
いては抵抗層4aや導電層5aが所定の間隔をもって多
数配列されており、各々の抵抗層4a及び導電層5aの
間には以前として一定の間隙が形成されており、このよ
うな抵抗層4a、導電層5a及びグレーズ層3aの上に
被着される耐磨耗層6aもその上面は主走査方向に亘っ
て凹凸状の面を成している。そのためこのサーマルヘッ
ド1aにおいては感熱紙7を摺動させ印字画像を形成す
る際、表面凸部の角部に応力が集中し、その結果、前記
応力によりサーマルヘッド1aの耐磨耗層6aに膜剥が
れが生じて抵抗層4aや導電層5aが露出し、それらの
層が大気中の水分や感熱紙中に含まれる水分、塩素イオ
ン、ナトリウムイオン等の汚染物質と接触して腐食する
ため、抵抗層4aの抵抗値が変化し、発熱温度にむらを
生じ、印字画像が不鮮明となったり、抵抗層4a或いは
導電層5aが断線し、サーマルヘッドとしての機能が喪
失してしまうという欠点を有する。
【0011】更に、前記サーマルヘッド1aにおいては
、グレーズ層3a、抵抗層4a、導電層5aの上に耐磨
耗層6aを被着する際、抵抗層4a及び導電層5aが主
走査方向に対し所定の間隔をもって配列されており、隣
接する抵抗層4a間及び隣接する導電層5a間に凹部を
有していることに起因して耐磨耗層6a中にクラックや
ピンホール等の成膜欠陥8が発生してしまい、その結果
、前記成膜欠陥8を介して汚染物質が抵抗層4aや導電
層5aに接触して腐食し、抵抗層4aの抵抗値を変化さ
せて、発熱温度にむらを発生させ、印字画像が不鮮明と
なったり、抵抗層4a或いは導電層5aが断線し、サー
マルヘッドとしての機能が喪失してしまうという欠点を
有する。
【0012】本発明は上述の問題点を解消すべく開発し
たものであり、その目的は熱効率を向上させると共に耐
腐食性を向上させたサーマルヘッド及びその製造方法を
提供することにある。
【0013】
【問題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
は、電気絶縁性基板上に形成されたグレーズ層に導電層
を、該導電層の上面がグレーズ層の上面と実質的に同一
平面となるように埋設すると共に、前記グレーズ層と導
電層の上に抵抗層及び保護層を順次積層して成ることを
特徴とする。
【0014】また本発明のサーマルヘッドの製造方法は
、電気絶縁性基板上にグレーズ層を形成すると共に、該
グレーズ層をエッチングして溝部を形成し、次に前記グ
レーズ層の溝部に導電層を該導電層の上面がグレーズ層
の上面と実質的に同一平面となるように埋め込み、然る
後、前記グレーズ層及び導電層の上に抵抗層及び保護層
を薄膜形成技術により順次積層することを特徴とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を用い
て詳述する(尚、従来例と同一部分には同一符号を用い
る)。
【0016】本発明のサーマルヘッド1bは図1に示す
如く、アルミナ等の電気絶縁性材料から成る基板2と、
上記基板2上に形成され、深さが例えば1μmの一対の
溝部を主走査方向に亘って多数形成したグレーズ層3b
と、上記溝部に埋め込まれると共にその上面を上記グレ
ーズ層3bの上面と実質的に同一平面と成した導電層5
bと、例えば窒化タンタル等から成る厚みが例えば0.
1μmの抵抗層4bと、保護層6bとから構成されてい
る。
【0017】前記基板2上に形成されたグレーズ層3b
は後述する抵抗層4bが発生する熱を蓄積及び放散して
、サーマルヘッド1bにおける熱応答特性を良好に保つ
作用を為す。前記グレーズ層3bは例えば珪酸系のガラ
スから成り、その厚みは約50μmである。
【0018】また前記グレーズ層3bにはその上面に所
定の間隔をもった一対の溝部が主走査方向に亘って多数
形成されており、該溝部には導電層5bがその上面をグ
レーズ層3bの上面と実質的に同一の平面となるように
埋設されている。前記導電層5bは後述する抵抗層4b
に所定の電力を印加する作用を為し、抵抗層4bが所定
の温度にジュール発熱するに必要な電力を抵抗層4bに
供給する。尚、上記導電層5bはCuやAlによって形
成される。
【0019】また導電層5bが埋設されたグレーズ層3
bの上部には例えば窒化タンタル等から成る抵抗層4b
が形成されており、該抵抗層4bは所定の電気抵抗率を
有している前記導電層5bを介して電力が印加されると
ジュール発熱を起こし、印字画像を形成するに必要な温
度、例えば300〜450℃の温度に発熱する。
【0020】前記抵抗層4bの上部にはまた例えば窒化
珪素等から成る保護層6bが2μmの厚みに形成されて
おり、該保護層6bは感熱紙7との摺動による磨耗や前
記汚染物質による腐食から上記抵抗層4b及び導電性層
5bを保護する。
【0021】このようなサーマルヘッド1bにおいては
、グレーズ層3bに導電層5bを埋設し、導電層5bの
上面をグレーズ層3bの上面と実質的に同一な平面とし
たことから、その上部に被着される抵抗層4b及び保護
層6bの表面もほぼ平坦な面と為すことができ、これに
よって保護層6bの発熱領域と感熱紙7との接触状態は
良好になり、熱の伝達効率が図3に示した従来のサーマ
ルヘッド1と比べて5〜10%向上し、所定の鮮明な印
字画像を形成することが可能となる。
【0022】また、本実施例のサーマルヘッド1bにお
いては、保護層6bの上面がほぼ平坦な面であるため、
感熱紙7の摺動による応力の集中は緩和し、保護層6b
の膜剥がれ等が防止されるために、抵抗層4bや導電層
5bと前記汚染物質とが接触して腐食することがないた
め、鮮明な印字画像が供給でき、サーマルヘッドの信頼
性が向上する。
【0023】次に、本発明のサーマルヘッドの製造方法
について図2(a)〜(d)を用いて説明する。
【0024】先ず図2(a)に示すように、アルミナ等
の電気絶縁性材料から成る基板2上に、例えば珪酸系の
ガラスから成るグレーズ層3bを例えば50μmの厚み
で形成したものを準備すると共に、該グレーズ層3bの
導電層5bを埋設する部分以外の表面にレジスト9を塗
布する。
【0025】次に図2(b)に示すようにグレーズ層3
bの露出部分を例えば深さ1μmだけエッチングし、グ
レーズ層3bの一表面に溝部を形成する。
【0026】そして次に図2(c)に示すようにグレー
ズ層3b上にCu、Al等を1μmの厚みで積層し、そ
の後グレーズ層3b上に塗布したレジスト9をレジスト
9上面に被着させたCu、Al等とともにグレーズ層3
bから剥離し、グレーズ層3bの溝部内に導電層5bを
埋設させる。
【0027】そして次に導電層5bを埋設したグレーズ
層3bを電極エッチング液によって表面を僅かにエッチ
ングし、図2(d)に示すようなグレーズ層3bの上面
と抵抗層4bの上面が実質的に同一平面の平坦な表面と
為す。尚、このグレーズ層3bと導電層5bの上面には
例えば窒化タンタル等から成る抵抗層4bと窒化珪素等
から成る保護層6bがスパッタリング、真空蒸着法等の
薄膜形成技術により夫々0.1μm、2μmの厚みに順
次積層され、これによってサーマルヘッド1bが完成す
る。
【0028】上述の如く製作したサーマルヘッド1bは
グレーズ層3b及び導電層5bの各々の上面が実質的に
同一の平面に形成されるため、グレーズ層3bと導電層
5bの上部に抵抗層4b及び保護層6bを被着したとし
ても、保護層6bにクラック、ピンホール等の成膜欠陥
が発生することは一切なく、その結果、汚染物質が成膜
欠陥を介して抵抗層4bや導電層5bに接触し、これら
を腐食して印字不良を発生したりサーマルヘッドとして
の機能を喪失させたりすることは皆無となる。
【0029】また、本実施例のサーマルヘッド1bにお
いてはグレーズ層3bと導電層5bとがその夫々の上面
が実質的に同一平面となり、表面平坦であることから保
護層6bを従来の厚みに対し20〜40%の薄い厚みと
成すことができ、サーマルヘッド1bの熱効率をより向
上させることができる。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々の変更、改良等は何ら差し支えない。
【0031】
【発明の効果】本発明のサーマルヘッドによれば、グレ
ーズ層に導電層をその各々の上面が実質的に同一平面と
なるよう埋設し、平坦と成したことから感熱紙に印字画
像を形成する際、、印字走行時の保護層と感熱紙の接触
状態が良好になり、サーマルヘッドの熱効率が向上する
【0032】また、本発明のサーマルヘッドによれば、
感熱紙の摺動がもたらす保護層への応力集中が緩和され
るため、膜剥がれの発生が防止され、汚染物質による抵
抗層及び導電層の腐食が防止される。
【0033】更に、本発明のサーマルヘッドによれば、
保護層の厚みを薄く形成することができるため、サーマ
ルヘッドの熱効率がより一層向上する。
【0034】また更に、本発明のサーマルヘッドの製造
方法によれば、グレーズ層及び導電層の夫々の上面が実
質的に同一平面の平坦なものであることから、その上部
に抵抗層及び保護層を積層する際、クラックやピンホー
ル等の成膜欠陥を発生することはほとんどなく、その結
果、成膜欠陥を介して汚染物質が抵抗層や導電層に接触
し、抵抗層や導電層を腐食することは一切なく、これに
よってサーマルヘッドの信頼性が高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッドの断面図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明のサーマルヘッドの製
造工程を示す断面図である。
【図3】第1の従来例のサーマルヘッドの断面図である
。
【図4】第2の従来例のサーマルヘッドの断面図である
。
【図5】第2の従来例のサーマルヘッドの部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1      第1の従来例のサーマルヘッド1a  
  第2の従来例のサーマルヘッド1b    本発明
のサーマルヘッド 2      基板 3、3a、3b  グレーズ層 4、4a、4b  抵抗層 5、5a、5b  導電層 6、6a、6b  保護層 7      感熱紙 8      成膜欠陥 9      レジスト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性基板上に形成されたグレーズ層
    に導電層を、該導電層の上面がグレーズ層の上面と実質
    的に同一平面となるように埋設すると共に、前記グレー
    ズ層と導電層の上に抵抗層及び保護層を順次積層して成
    ることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】電気絶縁性基板上にグレーズ層を形成する
    と共に、該グレーズ層をエッチングして溝部を形成し、
    次に前記グレーズ層の溝部に導電層を該導電層の上面が
    グレーズ層の上面と実質的に同一平面となるように埋め
    込み、然る後、前記グレーズ層及び導電層の上に抵抗層
    及び保護層を薄膜形成技術により順次積層することを特
    徴とするサーマルヘッドの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041985A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工具の回転方向位置決め方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041985A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工具の回転方向位置決め方法

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