JPH04247732A - 周波数分割多重信号処理装置 - Google Patents

周波数分割多重信号処理装置

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JPH04247732A
JPH04247732A JP3011914A JP1191491A JPH04247732A JP H04247732 A JPH04247732 A JP H04247732A JP 3011914 A JP3011914 A JP 3011914A JP 1191491 A JP1191491 A JP 1191491A JP H04247732 A JPH04247732 A JP H04247732A
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JP
Japan
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frequency
time
coefficient
signal
filter
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JP3011914A
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English (en)
Inventor
Makoto Onishi
誠 大西
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数分割多重信号処理
装置に係わり、特に周波数分割多重信号の任意のチャネ
ルの信号を分離したり、信号を任意のチャネルに多重し
たりする、周波数分割多重信号の分離多重処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号処理では、多重信号を扱
うことが多く、多重信号処理には、頻繁に標本化周波数
の変換を必要とする。また、多重処理の方法として、時
分割多重や周波数分割多重等があり、信号の分離,多重
操作に伴い、フィルタ処理が多数必要となる。また、標
本化周波数変換そのものも、信号の折り返しを防ぐため
、折り返し除去フィルタが必要である。このように、デ
ィジタル信号処理で、周波数多重信号を扱う場合、標本
化周波数変換とフィルタ処理が、同時に必要となる事が
多い。
【0003】ところで、従来は標本化周波数の変換を行
う場合、標本化周波数の比を2のべき乗に選び、設計す
ることが多かった。しかし、このように選択できない場
合には、標本化周波数の比を任意にせざるを得ない。こ
うすると、標本化周波数の変換の前後で、共通の標本化
周波数は、最小公倍数の周波数となり、一般には非常に
高い周波数となり、実現不可能な場合が多かった。
【0004】この補間を時変係数フィルタで行い、標本
化周波数の比が簡単な整数比とならない場合でも標本化
周波数の変換を可能とした方式に、特願昭61−156
33 号に述べられた補間方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル信号処理を
用いた周波数分割多重信号処理を行う場合、上述したよ
うに標本化周波数の変換とフィルタ処理が不可欠である
【0006】標本化周波数の変換を行う場合、所望の信
号成分以外の信号が発生する。すなわち標本化定理によ
れば、標本化信号は、標本化周波数の1/2までの周波
数成分を折り返した信号スペクトルを持つ。従って、標
本化周波数を上げる場合には、高調波の発生が生じ、標
本化周波数を下げる場合には折り返し現象が生ずる。後
者の場合には、標本化周波数を変換した後では取り除く
ことが出来ない、いわゆる折り返し歪を生ずる。したが
って、標本化周波数を下げる場合には、折り返し除去フ
ィルタが必須である。このことは上記従来技術のどの方
式を用いても同じであり、ハードウェアが増える欠点を
持っていた。
【0007】さらに、標本化周波数変換に伴うフィルタ
処理は、標本化周波数の高い方で処理する必要があり、
フィルタの動作標本化周波数が高くなり、設計が困難と
なる問題点があった。
【0008】本発明の目的は、ディジタル信号処理によ
る周波数分割多重信号の分離、多重処理を行う場合のよ
うに、標本化周波数の変換とフィルタ処理が、同時に必
要となる信号処理に最適な周波数分割多重信号処理装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来技術で述べた時変係数フィルタを用いた補間方
式を用い、そのフィルタ係数に変形を施し、帯域通過フ
ィルタ作用を兼用させる。まず時変係数フィルタによる
補間方式について説明する。
【0010】標本化定理によれば、図3に示したように
、周期T1 で標本化されたデ−タ列f(nT1)(黒
丸で示す)から、元の時間関数f(t)は、Sinc(
t)=sint/tを用いて
【0011】
【数1】
【0012】と表すことができる。ここでτ=t/T1
 は出力時刻tをT1周期で計ったときの端数、Sc(
n,τ)=sin{π(τ+n)}/(τ+n)である
。数1は離散デ−タfn=f(nT1)の一次結合で時
刻tのデ−タ値を予測するとき、結合係数Sc(n,τ
)はtの関数となることを示している。時変係数Sc(
n,τ)はt=nT1で1、t=mT1(m≠n,m,
nは整数)で0となる性質を持つ関数であり、数1のS
inc(t)や、数値解析で用いられるLagrang
eの補間多項式など、いろいろな関数が知られている。
【0013】また数1は、有限個のデータNで近似する
と、補間値f(t)は、時変係数Sc(n,τ)をもつ
非巡回型(FIR)フィルタの出力として得られること
を示している。このことから補間(あるいは標本化周波
数変換)は、時変係数フィルタによりハードウェアとし
て実現できることが分かる。図3では、出力時刻tの周
辺の4個のデータ(f−1,f0,f1,f2)から、
補間出力値f(τ)(白丸で示す)を求める例を示す。
【0014】以上の原理に基づくディジタル補間器のハ
ードウェア構成を図4に示す。図4において、11,〜
,1Nは遅延素子、420,421,〜,42Nは係数
掛算器、441,〜,44Nは加算器、6はROM、7
はカウンタ、8はラッチレジスタである。遅延素子,係
数掛算器,加算器は入力標本化周波数fs1 で動作す
るFIRフィルタを構成している。
【0015】時変係数Sc(n,τ)を定めるパラメー
タτは、出力の標本化周期T2=1/fs2によって与
えられるデータ出力時刻tにより、
【0016】
【数2】
【0017】と表される。ハードウェアでτを求めるに
は(図4参照)、T1 よりも充分高速なクロックパル
スを入力したカウンタ7を、T1周期でリセットし、計
数値をT2周期で読み出し、ラッチレジスタ8に保持す
ることで実現できる。時変係数Sc(n,τ)を前もっ
てROM4に書き込んでおき、求めたτにより、これを
読み出し、FIRフィルタの係数として係数掛け算器2
0,21,〜,2N に与えれば、時変係数フィルタに
よる補間装置が実現される。
【0018】さて、数1では、入力と、出力の標本化周
波数fs1とfs2の間には、なんの制約もないから、
上記の補間装置は、標本化周波数を上げる(逓倍)こと
も、下げる(逓減)こともできる。[発明の課題]の項
で述べたように、標本化周波数を変換する時には、フィ
ルタが必要になる。このフィルタ処理は標本化周波数の
高い方で行う必要があり、逓倍を行うときには、補間器
の後で行ない、逓減するときは補間器の前で行うことに
なる。逓倍の時には時変係数自身が低域通過特性を示す
ので、特別に折り返し除去フィルタは必要ない。しかし
、逓減の時には、補間を行った後では除くことの出来な
い折り返し歪となるので、補間の前に、フィルタ処理が
必須となる。図5にこの課題点の説明図を示す。図では
fs1=2fs2の場合を示している。図5−aに示す
ように、補間により、信号f1(黒点)を得たとしても
、これと全く同じ出力を与える入力信号はf1(黒点と
白点)と、f2(黒点と三角点)の2種類があり、補間
後では、この二つを区別することはできない。周波数領
域では補間前では図5−bのようにf1とf2は区別出
来るが、補間後では図5−cのように、標本化による折
り返し現象のため、全く同じ周波数の信号となる。そこ
で、図5−bの破線の様な特性の折り返し除去フィルタ
が補間器の前に必要となる。
【0019】ところで、上述の補間器は入力の標本化周
波数で動作する、時変係数フィルタを用いている。新た
に挿入すべき折り返し除去フィルタも、入力標本化周波
数で動作する。従って、これらのフィルタは、合成して
、一つにすることが出来る。数1で用いた時変係数Sc
(n,τ)は、遮断周波数fs1 の理想LPFのイン
パルス応答でもある。そこで、補間関数Sinc(x)
の周波数fs1をfs2にずらせば、補間器の時変係数
フィルタの遮断周波数を変えることが出来る。すなわち
、折り返し除去フィルタが時変係数を変形することによ
り実現できる。Sinc(x)=sinx/xを変形し
て、x=ω1t/2=πfs1(nT1+τ)において
、fs1=fs2*r(逓減の時、r>1)とすると、
【0020】
【数3】
【0021】となる。ここで、x=π(n+τ)*rで
ある。変形された時変係数Sc′(n,τ,r)は係数
タップ次数n,補間時刻τ,標本化周波数比rの関数と
して与えられる。
【0022】r=2(標本化周期T2=2*T1)の場
合を例にとり、図6で、折り返し除去フィルタ作用を説
明する。数3から判るように、r=2とすると、時変係
数の補間関数Sinc(t)は、時間軸方向に2倍に引
き伸ばされ、T2周期で0となる形となる。そこで、図
5のf1 信号に相当する図6−aでは、出力時刻より
T1の偶数倍の時点の標本値(黒点)にはすべて0が掛
かり、出力への寄与は出力時刻の値のみとなる。出力時
刻よりT1 の奇数倍の時点の標本値(白点)にはすべ
て有限の値が掛かり、それらの総和は三角点で示された
値となって、補間値は四角点の値となって出力される。 他方、図5のf2 信号に当たる図6―bでは、奇数倍
の時点の標本値は図6−aの場合と逆極性となるので、
その総和は三角点で示す値となり、黒点の値と打ち消し
合い、補間値は四角点で示す小さな振幅値に減衰される
。こうして、f1に折り返すf2信号が除去される。す
なわち、時変係数を変形することによって、入力標本化
周波数の1/2より低い任意の遮断周波数を持つ低域通
過フィルタ(LPF)を実現することが出来る。
【0023】以上説明したように、時変係数を持つFI
Rフィルタを用いて、その係数を若干変形することによ
り、標本化周波数の変換とフィルタ処理を一つの回路構
成で、実行することが出来ることが分かった。これを応
用して、周波数分割多重信号処理装置を簡便に構成する
ことが出来る。なおフィルタ処理としては、帯域通過フ
ィルタ(BPF)としておく方が一般的であり、応用の
点からも都合がよい。そこでLPF特性をBPF特性に
変換する方法について説明する。フィルタのインパルス
応答をhnとすると、フィルタの伝達関数H(z)は、
【0024】
【数4】
【0025】で与えられる。数4で、zは標本周期の遅
延演算子を表し、z=exp(j2πf/fs)を代入
することによって周波数特性が求められる。インパルス
応答hn(すなわち、フィルタタップ係数)を、1タッ
プおきに符号反転すると、
【0026】
【数5】
【0027】となる。数5で−z=exp(jπ+j2
πf/fs)=exp(j2π(f+fs/2)/fs
)であるから、位相シフトπにより、フィルタ周波数特
性がfs/2周波数シフトされることが判る。すなわち
、LPF特性が、高域通過フィルタ(HPF)に変換さ
れたことになる。これを一般化して、位相シフトφ(係
数exp(jφ)を掛ける)を行うと、フィルタの周波
数特性をφfs/2πシフトすることが出来る。
【0028】
【作用】以上説明したように、時変係数FIRフィルタ
によるディジタル補間器に、フィルタ処理機能を付加し
、周波数分割多重信号処理装置を簡便に構成することが
出来る。なおBPF特性を実現する時のシフト係数ex
p(jφ)は、φ=0,πの時以外は複素数となる。し
たがって、入力信号が実数形であっても、出力は複素数
形式となる。信号が実形式であると出力標本化周波数の
1/2で対称に折り返すが、複素数形式の場合は折り返
しが生じないため、信号多重度は実数形式の場合の2倍
となる。さらに入力信号も複素数形式にすると、入力信
号の周波数帯域幅を半分に出来るので、多重数はさらに
2倍とすることが出来る。
【0029】ところで、実際に適用する場合には、複素
信号は実信号に変換しなければならない。ここで単純に
複素信号の実部だけを取り出すと折り返しが生じてしま
う。そこで、周波数シフトを行い、実信号に変換する必
要がある。これには、出力信号の中心周波数を0となる
ように周波数シフトすればよい。
【0030】通常の周波数分割多重信号処理装置への応
用では、多重信号の標本化周波数fsmと、個々のチャ
ネルの信号の標本化周波数fsnは、fsm=Nfsn
(Nは多重数)の関係になっている。しかしながら、本
発明の多重信号処理装置では、必ずしも、整数倍の関係
を満たす必要はない。信号の種類が(例えば、音声と画
像とデータを多重する時のように、)色々なものが混在
している場合などでは、個々のチャネルの標本化周波数
fsn は、信号によりまちまちである。本発明はこの
ような応用にも適している。
【0031】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は(実信号の)入力の標本化周波数を逓倍し、
周波数分割多重信号の、あるチャネルへ多重する多重信
号処理装置の一実施例である。この実施例では標本化周
波数逓倍を行ない、入力信号を出力信号の任意の帯域へ
周波数シフトして、複素信号形式で出力する。図1にお
いて、11,〜,1Nは遅延素子、20,21,〜,2
Nおよび、30,31,〜,3N は複素係数掛算器、
41,〜,4Nは複素加算器、5,6はROM、7はカ
ウンタ、8はラッチレジスタである。複素係数掛算器は
、実信号に、複素数係数(実部及び虚部の二つの係数の
組)を掛け、複素数信号を出力するもので、図7の様な
回路で構成できる。図7で71,72は(実数)掛算器
である。 実の入力信号に実部及び虚部の二実数からなる複素数係
数を掛け、複素信号として出力する。また複素加算器は
、図8の様に構成できる。図8で81,82は実数加算
器で、二つの複素信号の実部及び虚部同士を加算する。
【0032】図1の遅延素子11,〜,1N、複素係数
掛算器20,21,〜,2N、加算器41,〜,4Nは
、入力標本化周波数fs1で動作する時変係数FIRフ
ィルタを構成し、入力信号が印加されると、時変係数S
c(n,τ)で決まるフィルタ処理を受けて、出力信号
が得られる。補間時刻τは、[解決手段]の項の図4の
説明で述べたように、クロックパルスを入力したカウン
タ7を、T1 周期でリセットし、計数値をT2 周期
で読み出し、ラッチレジスタ8に保持することで実現で
きる。時変係数αn(τ)=Sc(n,τ)(n=0〜
N)は、ROMa6に予め書き込んでおき、補間時刻τ
を入力して読み出し、複素係数掛算器30,31,〜,
3N に設定する。 時変係数αn(τ)は、ここで、位相シフト複素係数β
n=exp(jnπp/r)がさらに掛けられる。これ
により、フィルタ周波数特性は周波数シフトされて、実
のLPF特性が複素BPF特性に変換される。以上の構
成によって、入力信号を標本化周波数逓倍し、周波数分
割多重信号の、指定されたチャネルへ多重する周波数多
重信号処理装置が実現できる。
【0033】図2に図1の実施例の動作を説明する信号
スペクトル図を示す。図2−aの実線で示すような入力
標本化周波数fs1の実信号を、搬送周波数fs1を変
調したスペクトルに周波数シフトする例を示す。出力標
本化周波数fs2はfs1の3倍(r=fs2/fs1
=3)とする。ただし、複素信号で出力するので、必ず
しも標本化周波数比rは整数比とする必要はない。
【0034】入力信号は、fs2から見ると図2−aの
点線で示すように、0〜fs1のスペクトルが周期的に
繰り返した高調波成分を持っている。したがって、図2
−cに示す様な周波数特性のBPFにより、fs1の周
辺の成分だけを抜き出せば、目的が達成される。そのた
め、図2−bの様な特性のLPFをfs1 周波数シフ
トする。図2−bのLPF特性は[解決手段]で述べた
ように、時変係数FIRフィルタによるディジタル補間
器で実現できる。このフィルタ係数に位相シフト係数e
xp(jnπp/r)(r=4,p=2)を掛ける。こ
れにより、LPF周波数特性がfs2/4=fs1周波
数シフトされたBPF特性が、実現できる。こうして、
図2−dに示す様にfs1 周辺のスペクトルを抜き出
すことが出来る。周波数シフトを2fs1 にしたい時
は、r=4,p=4の様にパラメータを選択すればよい
【0035】図2−cに示す周波数特性は、周波数の正
負に対して非対称であり、複素係数フィルタを用いなけ
れば実現出来ない事に注意する必要がある。図2−cの
特性を持つ標本化周波数fs2 の実係数フィルタの周
波数特性は図2−eの様になり、2fs1の所にも通過
域を持つフィルタとなるので、fs1の所の信号だけを
抜き出すことは出来ない。
【0036】図9に本発明による周波数分割多重信号処
理装置の他の実施例を示す。図9において、図1と同じ
構成要素には同一の番号を付けてある。911,〜,9
1Nは複素信号遅延素子、920,921,〜,92N
 は複素掛算器、93はROM、94は加算器、95は
ラッチレジスタである。図9は周波数分割多重信号から
指定されたチャネルの信号を抜き出し、標本化周波数を
変換する処理を行う装置に本発明を適用した実施例であ
る。 入力信号は複素数形式で入力され、係数も複素数となる
ので、係数掛算器には複素掛算器を用いる。
【0037】複素掛算器の回路形式を図11に示す。図
11において、111,〜,114は実数掛算器、11
5,116は(実数)加算器である。複素掛算器は、二
つの複素信号入力1 x=x1+jx2と入力2y=y
1+jy2を掛け、複素信号出力z=xy=z1+jz
2=(x1y1−x2y2)+j(x1y2+x2y1
)を演算するものである。従って、図11に示す4個の
実掛算器と2個の実加算器で実現できる。図9の実施例
の構成図において、入力信号は時変係数Sc′(n,τ
,r)と、位相シフト係数exp(jφ)の積からなる
複素係数FIRフィルタ処理を受けて、出力される。時
変係数αn(τ,r)=Sc′(n,τ,r)(n=0
〜N)は、ROMa91に予め書き込んでおき、標本化
周波数比r=fs1/fs2=T2/T1(標本化周波
数逓減を行うので、周波数比rは図1の実施例と逆にな
っている)、補間時刻τを入力して、読み出し、係数掛
算器に設定する。補間時刻τは、図1の実施例と同様に
行うことが出来る。標本化周波数比rを決定するには、
T1 およびT2を求めればよい(ここでは、入力標本
化周期T1は既に既知であるものとする)。T2を求め
るため、相続く補間時刻τn,τn−1の差を求める。 数2から、差T2′は、
【0038】
【数6】
【0039】となる。数6で、kは整数である。したが
って、補間時刻の差にT1 の補正を加えればT2が求
められる。T2は変動しても、通常ではその変動幅はT
1 より小さいから、この補正演算は容易に行える。図
9の実施例では、ラッチレジスタ8,92で得られるτ
n,τn−1を加算器73に入力して差T2′を求める
。これをRPMa91に入力し、ROMaで、T2′ 
の補正演算、およびr=T1/T2の計算を行う。これ
により、標本化周波数比rが求められ、時変係数αn(
τ,r)=Sc′(n,τ,r)が決定できる。時変係
数αn(τ,r)には、さらに位相シフト係数βn=e
xp(jnπp/r)が掛けられる。この操作は図1の
実施例の場合と同様であるので、説明は省略する。
【0040】こうして、入力信号を帯域通過フィルタ処
理して、必要な信号を抜き出し、標本化周波数を逓減し
て、出力する信号処理(周波数分割多重信号の多重分離
操作)を、本発明の周波数分割多重信号処理装置によっ
て簡単な構成で実現することができる。
【0041】なお、図9の実施例では、出力信号は複素
形式である。実際には、個別チャネル信号は実信号に戻
しておく方が都合が良い。複素信号は、周波数をシフト
することにより、実現することが出来る。具体的には、
図12に示すような複素信号実信号変換器を用いる。図
12において121,122は実数掛算器、123は加
算器、124は係数ROMである。係数ROMにはシフ
トする角周波数ω=2π(fc−fs2)に対するex
pjωt=cosωt+jsinωtの値が書き込まれ
ている。これらを時刻tで読みだし、複素信号x=x1
+jx2に掛けると、出力は実信号となるので、出力の
実部y=x1cosωt−x2sinωtを取り出せば
良い。図10に図9の実施例の動作を説明する信号スペ
クトル図を示す。図10−aの周波数分割多重信号から
、チャネルCの信号を帯域通過(BPF)フィルタで抜
き出し、復調(あるいは、周波数シフト)して、さらに
、標本化周波数を逓減する例を示す。入力多重信号は複
素信号形式で入力されるものとし、チャネルcはfcか
らfc+2Bcの周波数帯に多重されている。
【0042】チャネルCを取り出すには、図10−cに
示すようなBPF特性の複素係数フィルタを用いればよ
い。そこで、ディジタル補間器によって、図10−bの
様なLPF特性を実現し、これをfc+Bc周波数シフ
トする。ディジタル補間器は入力Nyquist周波数
fs1/2の遮断周波数を持つLPF作用を示すので、
この遮断周波数をBcに下げるため、[解決手段]の項
で述べた方法により、周波数比r=fs1/2Bcを求
め、これから時変係数αn(τ,r)=Sc′(n,τ
,r) を求める。 こうして、遮断周波数BcのLPF(図10−b)が実
現される。
【0043】これをBPFに変換するには、図1の実施
例と全く同様に、位相シフト係数exp(jnπp/r
)(r=4,p=2)を掛けて、周波数シフトを行う(
図10−c)。得られたBPFにより、入力信号からチ
ャネルCの信号だけ抜き出すことができ(図10−d)
、これを標本化周波数をfs2に逓減して出力する(図
10−e)。fs2はチャネルCの帯域幅2Bcの2倍
に選んでおく。図10−eに得られた信号は複素信号で
あり、周波数スペクトルが正負対称になっていない。こ
れを対称化し実信号として、出力するため、図12に示
した周波数シフトによる複素信号実信号変換を行う。こ
のため、図9の補間器出力(図10−e)に、exp(
j2π(fc−fs2)t)を掛けて、実部のみを取り
出す。こうして、実信号化されたチャネルCの信号(図
10−f)が得られる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、時変係数FIRフィル
タを用いたディジタル補間器の時変係数を変形し、さら
に位相シフト係数を掛けることにより、種々特性のフィ
ルタ作用を兼ね備えたディジタル補間器が得られ、これ
を用いて、周波数分割多重信号処理装置が簡便に構成で
きる。周波数分割多重信号を扱う場合、必要になる基本
的な信号処理は、標本化周波数の逓減,逓倍変換と、信
号を分離,合成するフィルタ処理である。本発明では、
比較的簡単な構成で、これらの処理を同時に実現するこ
とができ、従来非常に複雑な処理を必要としていた周波
数分割多重信号の処理を簡略化し、ハードウェアの縮減
が図れる。
【0045】また、信号の変復調処理のように、信号の
乗算と、フィルタ処理に伴い標本化周波数変換が必要と
なる信号処理においても、本発明を適用することが出来
る。さらに本方式は、標本化周波数変換比が複雑な整数
比の場合や、標本化周波数が変動する場合にも適用する
ことができる。
【0046】本発明はすべてディジタル回路で実現でき
るので、IC化も容易であり、ディジタル信号処理を用
いる各方面で、広く応用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成図である。
【図2】図1の動作を説明する信号スペクトル図である
【図3】時変係数FIRフィルタによる補間方式の原理
説明図である。
【図4】時変係数FIRフィルタによるディジタル補間
器の構成図である。
【図5】折り返し現象の説明図である。
【図6】本発明による折り返し除去機能の原理説明図で
ある。
【図7】複素係数掛算器の構成図である。
【図8】複素加算器の構成図である。
【図9】本発明の他の実施例の構成図である。
【図10】図9の動作を説明する信号スペクトル図であ
る。
【図11】複素掛算器の構成図である。
【図12】複素信号実信号変換器の構成図である。
【符号の説明】
11,〜,1N…遅延素子、911,〜,91N…複素
信号遅延素子、20,21,〜,2N,30,31,〜
,3N…複素係数掛算器、920,921,〜,92N
…複素掛算器、41,〜,4N…複素加算器、420,
421,〜,42N,71,72,111,〜,114
,121,122…係数掛算器、441,〜,44N,
81,82,94,115,116,123…加算器、
5,6,93,124…ROM、7…カウンタ、8,9
5…ラッチレジスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の標本化周波数fs1 で周期的に初
    期設定される計時装置によって、第二の標本化周波数f
    s2 の標本化パルスの時刻を計測し、該(第二)標本
    化時刻によって定まるフィルタ係数を持つ時変係数フィ
    ルタを用いて、前記第一の標本化周期で標本化された入
    力信号系列を、第二の標本化周波数で標本化し直した出
    力信号系列に変換する標本化周波数変換回路を用いて、
    前記第二の標本化周波数fs2と第一の標本化周波数f
    s1の比r=fs2/fs1を整数値とし、0≦p≦r
    の任意の整数値pに対して、前記時変係数フィルタのn
    番目の係数を、複素定数exp(jnπp/r)倍した
    値とすることを特徴とする周波数分割多重信号処理装置
  2. 【請求項2】特許請求の範囲の請求項1記載の周波数分
    割多重信号処理装置において、前記時変係数フィルタの
    係数を、フィルタタップ数、前記(第二)標本化時刻お
    よび、前記第一の標本化周波数fs1 と第二の標本化
    周波数fs2の比r=fs1/fs2とによって定まる
    係数とし、かつ、前記標本化周波数比rを整数値とし、
    0≦p≦rの任意の整数値pに対して、前記時変係数フ
    ィルタのn番目の係数を、複素定数exp(jnπp/
    r)倍した値とすることを特徴とする周波数分割多重信
    号処理装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲の請求項1及び請求項2記
    載の周波数分割多重信号処理装置において、入力信号を
    複素信号とし、前記標本化周波数比r=fs2/fs1
    (あるいはfs1/fs2)を任意の実数値とし、0≦
    p≦rの任意の値pに対して、前記時変係数フィルタの
    n番目の係数を、複素定数exp(jnπp/r)倍し
    た値とすることを特徴とする周波数分割多重信号処理装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001518273A (ja) * 1998-01-26 2001-10-09 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 時間離散フィルタ
WO2009063728A1 (ja) * 2007-11-15 2009-05-22 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 周波数変換装置
JP5774475B2 (ja) * 2009-04-17 2015-09-09 株式会社ユナイテッドワークス インパルス応答の抽出合成によるsrcの装置及び方法

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