JPH04249429A - ディジタルデータ伝送装置 - Google Patents
ディジタルデータ伝送装置Info
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- JPH04249429A JPH04249429A JP3509491A JP3509491A JPH04249429A JP H04249429 A JPH04249429 A JP H04249429A JP 3509491 A JP3509491 A JP 3509491A JP 3509491 A JP3509491 A JP 3509491A JP H04249429 A JPH04249429 A JP H04249429A
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- JP
- Japan
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- equalizer
- cursor
- variable
- digital data
- data transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータの送
受信を行うディジタルデータ伝送装置に関する。ディジ
タル加入者線を用いて高速,多値のディジタルデータを
双方向に伝送するディジタルデータ伝送装置に於いては
、エコーキャンセラ,等化器,タイミング再生回路等が
設けられており、処理量が少なく且つ収束時間を短くす
ることが要望されている。
受信を行うディジタルデータ伝送装置に関する。ディジ
タル加入者線を用いて高速,多値のディジタルデータを
双方向に伝送するディジタルデータ伝送装置に於いては
、エコーキャンセラ,等化器,タイミング再生回路等が
設けられており、処理量が少なく且つ収束時間を短くす
ることが要望されている。
【0002】ディジタル加入者線により双方向にディジ
タルデータを伝送するシステムは、例えば、図5に示す
ように、加入者側の網終端装置(NT)51に単一或い
は複数のデータ端末(TE)55が接続され、交換局側
では、交換ネットワークスイッチ(NW)54に回線終
端装置(LT)52が接続されて、回線終端装置52と
加入者側の網終端装置51との間がディジタル加入者線
53により接続され、2B1Q符号等の伝送符号により
ディジタルデータの双方向伝送が行われる。
タルデータを伝送するシステムは、例えば、図5に示す
ように、加入者側の網終端装置(NT)51に単一或い
は複数のデータ端末(TE)55が接続され、交換局側
では、交換ネットワークスイッチ(NW)54に回線終
端装置(LT)52が接続されて、回線終端装置52と
加入者側の網終端装置51との間がディジタル加入者線
53により接続され、2B1Q符号等の伝送符号により
ディジタルデータの双方向伝送が行われる。
【0003】網終端装置51と回線終端装置52とはほ
ぼ同一の構成を有するもので、従来は、例えば、図6又
は図7に示す構成が知られている。図6に於いて、61
はハイブリッド回路(H)、62は受信ローパスフィル
タ(RLF)、63はAD変換器(A/D)、64は波
形成形フィルタ(WSF)、65は加算器、66は等化
器(EQL)、67は判定帰還型等化器(DFE)、6
8はデコーダ(DEC)、69はタイミング再生回路(
TIM)、70はエコーキャンセラ(EC)、71はコ
ーダ(COD)、72はDA変換器(D/A)、73は
送信ローパスフィルタ(SLF)、74は二乗和算出部
である。受信ローパスフィルタ,ハイブリッド回路,送
信ローパスフィルタ以外の各部はそれぞれ集積回路化さ
れた論理回路により実現されるか、又はDSP(ディジ
タル・シグナル・プロセッサ)等の演算機能により実現
されている。又送信部は、コーダ71とDA変換器72
と送信ローパスフィルタ73等を含み、又受信部は、受
信ローパスフィルタ62,AD変換器63,波形成形フ
ィルタ64,等化器66,判定帰還型等化器67,デコ
ーダ68等を含んで構成されている。
ぼ同一の構成を有するもので、従来は、例えば、図6又
は図7に示す構成が知られている。図6に於いて、61
はハイブリッド回路(H)、62は受信ローパスフィル
タ(RLF)、63はAD変換器(A/D)、64は波
形成形フィルタ(WSF)、65は加算器、66は等化
器(EQL)、67は判定帰還型等化器(DFE)、6
8はデコーダ(DEC)、69はタイミング再生回路(
TIM)、70はエコーキャンセラ(EC)、71はコ
ーダ(COD)、72はDA変換器(D/A)、73は
送信ローパスフィルタ(SLF)、74は二乗和算出部
である。受信ローパスフィルタ,ハイブリッド回路,送
信ローパスフィルタ以外の各部はそれぞれ集積回路化さ
れた論理回路により実現されるか、又はDSP(ディジ
タル・シグナル・プロセッサ)等の演算機能により実現
されている。又送信部は、コーダ71とDA変換器72
と送信ローパスフィルタ73等を含み、又受信部は、受
信ローパスフィルタ62,AD変換器63,波形成形フ
ィルタ64,等化器66,判定帰還型等化器67,デコ
ーダ68等を含んで構成されている。
【0004】ハイブリッド回路61は、送信部と受信部
とをディジタル加入者線等の2線回線に接続する為のも
のであり、送信データは、コーダ71により送信符号の
例えば2B1Q符号に変換され、DA変換器72により
例えば4値のアナログ信号に変換され、送信ローパスフ
ィルタ73により高調波成分が除去されて、ハイブリッ
ド回路61を介してディジタル加入者線に送出される。 その時、送信信号の一部はハイブリッド回路61を介し
て受信側に回り込んでエコー成分となる。
とをディジタル加入者線等の2線回線に接続する為のも
のであり、送信データは、コーダ71により送信符号の
例えば2B1Q符号に変換され、DA変換器72により
例えば4値のアナログ信号に変換され、送信ローパスフ
ィルタ73により高調波成分が除去されて、ハイブリッ
ド回路61を介してディジタル加入者線に送出される。 その時、送信信号の一部はハイブリッド回路61を介し
て受信側に回り込んでエコー成分となる。
【0005】又受信信号はハイブリッド回路61から受
信ローパスフィルタ62を介してAD変換器63に加え
られ、タイミング再生回路69からのタイミング信号に
よりサンプリングされてディジタル信号に変換される。 この場合、AD変換器としては、オーバーサンプリング
形のものが良く使用される。そして、波形成形フィルタ
64により、孤立波レスポンスのメインカーソルが生じ
る前の時間に一旦負極性となるような波形に成形されて
加算器65に加えられる。この加算器65にはエコーキ
ャンセラ70からの擬似エコー信号が加えられて、ハイ
ブリッド回路61を介して送信信号の一部が回り込んだ
エコー成分が打ち消される。この加算器65を含めてエ
コーキャンセラと称することもできる。
信ローパスフィルタ62を介してAD変換器63に加え
られ、タイミング再生回路69からのタイミング信号に
よりサンプリングされてディジタル信号に変換される。 この場合、AD変換器としては、オーバーサンプリング
形のものが良く使用される。そして、波形成形フィルタ
64により、孤立波レスポンスのメインカーソルが生じ
る前の時間に一旦負極性となるような波形に成形されて
加算器65に加えられる。この加算器65にはエコーキ
ャンセラ70からの擬似エコー信号が加えられて、ハイ
ブリッド回路61を介して送信信号の一部が回り込んだ
エコー成分が打ち消される。この加算器65を含めてエ
コーキャンセラと称することもできる。
【0006】等化器66はルートf等化器と称されるも
のであり、ディジタル加入者線伝送システムでは、送信
レベルは一定値であり、ケーブルの直流成分近傍の損失
と高周波成分近傍の損失とは、ケーブルの種類に拘らず
相関があるから、二乗和算出部74により受信信号の一
定時間内の振幅の二乗和を求め、その大きさから等化器
66のパラメータを算出するものである。この等化器6
6によっても符号間干渉成分を充分に小さくできないの
で、判定帰還型等化器67が設けられている。
のであり、ディジタル加入者線伝送システムでは、送信
レベルは一定値であり、ケーブルの直流成分近傍の損失
と高周波成分近傍の損失とは、ケーブルの種類に拘らず
相関があるから、二乗和算出部74により受信信号の一
定時間内の振幅の二乗和を求め、その大きさから等化器
66のパラメータを算出するものである。この等化器6
6によっても符号間干渉成分を充分に小さくできないの
で、判定帰還型等化器67が設けられている。
【0007】この判定帰還型等化器67は、例えば、3
2タップ等の多数のタップを有するトランスバーサルフ
ィルタ部と、4値レベルを判定する判定部と、この判定
部の入出力信号の差を誤差信号として出力する誤差算出
部とを含み、判定部の判定出力信号はデコーダ68によ
り多値信号から2値の受信データにデコードされる。又
判定部からの判定出力信号と誤差算出部からの誤差信号
eとがタイミング再生回路69に加えられてタイミング
信号が再生され、このタイミング信号はAD変換器63
に加えられる。又エコーキャンセラ70からは、誤差信
号eと送信データとを基に擬似エコー信号が形成されて
加算器65に加えられ、エコー成分の打ち消しが行われ
る。又加入者側の網終端装置(NT)の場合は、受信信
号に同期したクロック再生を行う為に、タイミング再生
回路69からクロック発生回路を構成する位相同期ルー
プ(PLL)(図示せず)等へクロック制御データが加
えられる。
2タップ等の多数のタップを有するトランスバーサルフ
ィルタ部と、4値レベルを判定する判定部と、この判定
部の入出力信号の差を誤差信号として出力する誤差算出
部とを含み、判定部の判定出力信号はデコーダ68によ
り多値信号から2値の受信データにデコードされる。又
判定部からの判定出力信号と誤差算出部からの誤差信号
eとがタイミング再生回路69に加えられてタイミング
信号が再生され、このタイミング信号はAD変換器63
に加えられる。又エコーキャンセラ70からは、誤差信
号eと送信データとを基に擬似エコー信号が形成されて
加算器65に加えられ、エコー成分の打ち消しが行われ
る。又加入者側の網終端装置(NT)の場合は、受信信
号に同期したクロック再生を行う為に、タイミング再生
回路69からクロック発生回路を構成する位相同期ルー
プ(PLL)(図示せず)等へクロック制御データが加
えられる。
【0008】又図7に於いて、図6と同一符号は同一部
分を示し、75は遅延時間可変等化器(DEQ)、76
,77は係数変換部(KD,KE)であり、AD変換器
63は一定周波数のタイミング信号が加えられて、受信
信号をディジタル信号に変換するものである。又係数変
換部76,77は、判定帰還型等化器67からの誤差信
号eと判定出力信号とを用いて、遅延時間可変等化器7
5と等化器66とのパラメータを制御するものであり、
遅延時間可変等化器75により最適タイミングで判定で
きるように制御することになる。
分を示し、75は遅延時間可変等化器(DEQ)、76
,77は係数変換部(KD,KE)であり、AD変換器
63は一定周波数のタイミング信号が加えられて、受信
信号をディジタル信号に変換するものである。又係数変
換部76,77は、判定帰還型等化器67からの誤差信
号eと判定出力信号とを用いて、遅延時間可変等化器7
5と等化器66とのパラメータを制御するものであり、
遅延時間可変等化器75により最適タイミングで判定で
きるように制御することになる。
【0009】又図8は孤立波レスポンス説明図であり、
AD変換器63の後段の波形成形フィルタ64は、オー
バーサンプリングAD変換器に於ける第2デシメーショ
ンフィルタに相当するものであるが、このフィルタの通
過域の特性を位相特性を含めて制御することにより、メ
インカーソルが生じる前に、一旦負極性となる波形とす
るものである。そして、t=0の振幅をメインカーソル
とすると、それよりボーレート周期T前の点(−T)の
振幅を第1プリカーソル、更にT前の点(−2T)を第
2プリカーソルと称し、メインカーソルより後のT,2
T,3T,・・・の点に於ける振幅を第1ポストカーソ
ル,第2ポストカーソル,第3ポストカーソル,・・・
と称するものである。この第1プリカーソルの値が零と
なるタイミングを最適タイミングとすると、それよりT
後にほぼ振幅のピーク点のメインカーソルの値が得られ
ることになる。
AD変換器63の後段の波形成形フィルタ64は、オー
バーサンプリングAD変換器に於ける第2デシメーショ
ンフィルタに相当するものであるが、このフィルタの通
過域の特性を位相特性を含めて制御することにより、メ
インカーソルが生じる前に、一旦負極性となる波形とす
るものである。そして、t=0の振幅をメインカーソル
とすると、それよりボーレート周期T前の点(−T)の
振幅を第1プリカーソル、更にT前の点(−2T)を第
2プリカーソルと称し、メインカーソルより後のT,2
T,3T,・・・の点に於ける振幅を第1ポストカーソ
ル,第2ポストカーソル,第3ポストカーソル,・・・
と称するものである。この第1プリカーソルの値が零と
なるタイミングを最適タイミングとすると、それよりT
後にほぼ振幅のピーク点のメインカーソルの値が得られ
ることになる。
【0010】従って、図6に於けるタイミング再生回路
69は、、第1プリカーソル値が正極性の場合はタイミ
ングが遅れており、反対に負極性の場合はタイミングが
進んでいることが判るから、最適タイミングとなるよう
に、即ち、第1プリカーソル値が零となるようにタイミ
ング調整を行うことになる。又図7に於いては、係数変
換部76に於いて判定出力信号と誤差信号eとを基に第
1プリカーソルの値を算出して、遅延時間可変等化器7
5のパラメータを制御し、遅延時間を変えることにより
、タイミング調整を行うものである。
69は、、第1プリカーソル値が正極性の場合はタイミ
ングが遅れており、反対に負極性の場合はタイミングが
進んでいることが判るから、最適タイミングとなるよう
に、即ち、第1プリカーソル値が零となるようにタイミ
ング調整を行うことになる。又図7に於いては、係数変
換部76に於いて判定出力信号と誤差信号eとを基に第
1プリカーソルの値を算出して、遅延時間可変等化器7
5のパラメータを制御し、遅延時間を変えることにより
、タイミング調整を行うものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】等化器66は、最低で
も2タップのトランスバーサルフィルタ構成を備え、図
6に示す従来例に於いては、数種類の等化器の何れかを
選択的に用いる構成となるから、等化器が用意されてい
ない距離のディジタル加入者線の場合には、等化残が大
きくなる。又図7に示す従来例に於いては、ディジタル
加入者線の距離に対応したパラメータ又は2タップの中
の一方のタップ係数は連続的に求まるが、そのパラメー
タから他方のタップ係数に変換する為の演算が必要とな
る。
も2タップのトランスバーサルフィルタ構成を備え、図
6に示す従来例に於いては、数種類の等化器の何れかを
選択的に用いる構成となるから、等化器が用意されてい
ない距離のディジタル加入者線の場合には、等化残が大
きくなる。又図7に示す従来例に於いては、ディジタル
加入者線の距離に対応したパラメータ又は2タップの中
の一方のタップ係数は連続的に求まるが、そのパラメー
タから他方のタップ係数に変換する為の演算が必要とな
る。
【0012】又交換局側のマスタクロックがシステム全
体の基準となり、加入者側の網終端装置(NT)では、
交換局側の回線終端装置(LT)からの信号を受信して
、この受信信号のタイミングに一致するように、位相同
期ループ(PLL)等を含むクロック発生回路の周波数
及び位相を制御する。そして、このクロック発生回路か
らのクロックを基に送信するから、回線終端装置(LT
)では、マスタクロックを用いてその位相のみを調整す
ることにより受信処理できる。図6の構成に於いては、
AD変換器63に於けるサンプリング・タイミングを調
整することにより、前述の位相を調整できることになり
、又図7の構成に於いては、遅延時間可変等化器75の
パラメータを変えて遅延時間を調整し、前述の位相を調
整することになるが、周波数を調整できないから回線終
端装置(LT)にのみ適用できる構成である。
体の基準となり、加入者側の網終端装置(NT)では、
交換局側の回線終端装置(LT)からの信号を受信して
、この受信信号のタイミングに一致するように、位相同
期ループ(PLL)等を含むクロック発生回路の周波数
及び位相を制御する。そして、このクロック発生回路か
らのクロックを基に送信するから、回線終端装置(LT
)では、マスタクロックを用いてその位相のみを調整す
ることにより受信処理できる。図6の構成に於いては、
AD変換器63に於けるサンプリング・タイミングを調
整することにより、前述の位相を調整できることになり
、又図7の構成に於いては、遅延時間可変等化器75の
パラメータを変えて遅延時間を調整し、前述の位相を調
整することになるが、周波数を調整できないから回線終
端装置(LT)にのみ適用できる構成である。
【0013】回線終端装置(LT)に於けるタイミング
の最適化については、図6に示す構成の方が単純のよう
に考えられるが、実際の回線終端装置(LT)のタイミ
ング調整は、双方向通信の状態で行わなければならない
ようなトレーニング方式により行われるから、エコーキ
ャンセラ70と等化器66と判定帰還型等化器67とを
同時に引込む必要があり、タイミングを変えると、総て
新たな係数を求めることに相当し、引込みに要する時間
が長くなる欠点があった。
の最適化については、図6に示す構成の方が単純のよう
に考えられるが、実際の回線終端装置(LT)のタイミ
ング調整は、双方向通信の状態で行わなければならない
ようなトレーニング方式により行われるから、エコーキ
ャンセラ70と等化器66と判定帰還型等化器67とを
同時に引込む必要があり、タイミングを変えると、総て
新たな係数を求めることに相当し、引込みに要する時間
が長くなる欠点があった。
【0014】又図7に示す構成に於いては、遅延時間可
変等化器75の遅延時間を変えるものであるから、エコ
ーキャンセラ70の引込みと別個に行うことが可能で、
収束時間は大幅に短くなる。しかし、遅延時間可変等化
器75のみでボーレート周期T又はその半周期(T/2
)をカバーする必要があるから、フィルタの次数をかな
り高くする必要があり、構成が複雑化する欠点がある。 なお、このフィルタの次数を高くしない場合は、波形歪
が無視できなくなる問題がある。
変等化器75の遅延時間を変えるものであるから、エコ
ーキャンセラ70の引込みと別個に行うことが可能で、
収束時間は大幅に短くなる。しかし、遅延時間可変等化
器75のみでボーレート周期T又はその半周期(T/2
)をカバーする必要があるから、フィルタの次数をかな
り高くする必要があり、構成が複雑化する欠点がある。 なお、このフィルタの次数を高くしない場合は、波形歪
が無視できなくなる問題がある。
【0015】又網終端装置(NT)のタイミング調整は
、エコーキャンセラ70の係数を固定した状態で行うこ
とができるから、回線終端装置(LT)に比較して容易
であるが、最適タイミングとなるまでは、プリカーソル
値が零ではないことによる符号間干渉が生じるから、誤
差が大きく、それによって、収束時間が長くなる欠点が
あった。本発明は、受信信号の等化の為の処理量が少な
く、最適タイミングを得る為の収束時間を短くすること
を目的とする。
、エコーキャンセラ70の係数を固定した状態で行うこ
とができるから、回線終端装置(LT)に比較して容易
であるが、最適タイミングとなるまでは、プリカーソル
値が零ではないことによる符号間干渉が生じるから、誤
差が大きく、それによって、収束時間が長くなる欠点が
あった。本発明は、受信信号の等化の為の処理量が少な
く、最適タイミングを得る為の収束時間を短くすること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタルデー
タ伝送装置は、図1を参照して説明すると、送信部と受
信部とをハイブリッド回路1を介して2線回線に接続し
たディジタルデータ伝送装置に於いて、受信部は、AD
変換器2と、波形成形フィルタ3と、等化部4と、判定
帰還型等化器5とを縦続接続した構成を有し、等化部4
を、判定帰還型等化器5による判定出力信号と誤差信号
とを基に、可変係数を適応的に更新する振幅可変等化器
6と遅延時間可変等化器7とにより構成した。
タ伝送装置は、図1を参照して説明すると、送信部と受
信部とをハイブリッド回路1を介して2線回線に接続し
たディジタルデータ伝送装置に於いて、受信部は、AD
変換器2と、波形成形フィルタ3と、等化部4と、判定
帰還型等化器5とを縦続接続した構成を有し、等化部4
を、判定帰還型等化器5による判定出力信号と誤差信号
とを基に、可変係数を適応的に更新する振幅可変等化器
6と遅延時間可変等化器7とにより構成した。
【0017】又前記振幅可変等化器6の伝達関数を、−
C0 (1−C+1・z−1)とし、可変係数C0 ,
C+1について、それぞれメインカーソル,第1ポスト
カーソルに関連するタップ係数更新制御により逐次的に
算出して制御する構成とした。
C0 (1−C+1・z−1)とし、可変係数C0 ,
C+1について、それぞれメインカーソル,第1ポスト
カーソルに関連するタップ係数更新制御により逐次的に
算出して制御する構成とした。
【0018】又前記振幅可変等化器6の後段に接続され
る遅延時間可変等化器7の伝達関数をC−2+C−1・
z−1+z−2+Cx ・z−3とし、係数Cx を任
意固定値とし、且つ可変係数C−2,C−1について、
それぞれ第2プリカーソル,第1プリカーソルに関連す
るタップ係数更新制御により逐次的に算出して制御する
構成とした。
る遅延時間可変等化器7の伝達関数をC−2+C−1・
z−1+z−2+Cx ・z−3とし、係数Cx を任
意固定値とし、且つ可変係数C−2,C−1について、
それぞれ第2プリカーソル,第1プリカーソルに関連す
るタップ係数更新制御により逐次的に算出して制御する
構成とした。
【0019】又前記振幅可変等化器6と遅延時間可変等
化器7とを統合した等化部4の伝達関数をC0 (C−
2+C−1・z−1+z−2+C+1・z−3+C+2
・z−4)とし、可変係数C−2,C−1,C0 ,C
+1,C+2について、それぞれ第2プリカーソル,第
1プリカーソル,メインカーソル,第1ポストカーソル
,第2ポストカーソルに関連するタップ係数更新制御に
より逐次的に算出して制御する構成とした。
化器7とを統合した等化部4の伝達関数をC0 (C−
2+C−1・z−1+z−2+C+1・z−3+C+2
・z−4)とし、可変係数C−2,C−1,C0 ,C
+1,C+2について、それぞれ第2プリカーソル,第
1プリカーソル,メインカーソル,第1ポストカーソル
,第2ポストカーソルに関連するタップ係数更新制御に
より逐次的に算出して制御する構成とした。
【0020】波形成形フィルタ3の後段に、伝達関数が
(1−z−1)のハイパスフィルタを接続し、このハイ
パスフィルタの出力信号に含まれるエコー成分をエコー
キャンセラにより除去して等化部4に入力する構成とし
、この等化部4の伝達関数を、C0 (C−2+C−1
・z−1+z−2+C+1・z−3+C+2・z−4)
/(1−a・z−1)とし、可変係数C−2,C−1,
C0 ,C+1,C+2について、それぞれ第2プリカ
ーソル,第1プリカーソル,メインカーソル,第1ポス
トカーソル,第2ポストカーソルに関連するタップ係数
更新制御により逐次的に算出して制御する構成とした。
(1−z−1)のハイパスフィルタを接続し、このハイ
パスフィルタの出力信号に含まれるエコー成分をエコー
キャンセラにより除去して等化部4に入力する構成とし
、この等化部4の伝達関数を、C0 (C−2+C−1
・z−1+z−2+C+1・z−3+C+2・z−4)
/(1−a・z−1)とし、可変係数C−2,C−1,
C0 ,C+1,C+2について、それぞれ第2プリカ
ーソル,第1プリカーソル,メインカーソル,第1ポス
トカーソル,第2ポストカーソルに関連するタップ係数
更新制御により逐次的に算出して制御する構成とした。
【0021】判定帰還型等化器5からの誤差信号の絶対
値和或いは二乗和と、第1プリカーソルに対応する係数
C−1の値とを入力して収束判定を行う収束判定部を設
け、この収束判定部に於いて収束したことを判定するま
で、前記AD変換器2に於けるサンプリング・タイミン
グをT/m(T=ボーレート周期,m=4以上の整数)
宛ずらして、引込み処理を繰り返す構成とした。
値和或いは二乗和と、第1プリカーソルに対応する係数
C−1の値とを入力して収束判定を行う収束判定部を設
け、この収束判定部に於いて収束したことを判定するま
で、前記AD変換器2に於けるサンプリング・タイミン
グをT/m(T=ボーレート周期,m=4以上の整数)
宛ずらして、引込み処理を繰り返す構成とした。
【0022】又前記遅延時間可変等化器7の第1プリカ
ーソルに対応する係数C−1と一定値kaとの差(C−
1−ka)を、判定閾値と比較し、その比較結果に基づ
いてクロック位相を制御する構成を設けた。
ーソルに対応する係数C−1と一定値kaとの差(C−
1−ka)を、判定閾値と比較し、その比較結果に基づ
いてクロック位相を制御する構成を設けた。
【0023】
【作用】AD変換器2により受信信号はディジタル信号
に変換され、波形成形フィルタ3によりメインカーソル
の前に振幅が負極性となるように波形成形され、等化部
4により伝送歪が等化され、判定帰還型等化器5により
符号間干渉成分が除去される。この判定帰還型等化器5
は、トランスバーサルフィルタ部と判定部と誤差算出部
とを備えている公知の構成を有し、その判定部からの判
定出力信号と、誤差算出部からの誤差信号との相関値を
基に、等化部4を構成する振幅可変等化器6と遅延時間
可変等化器7との可変定数を適応的に更新するもので、
振幅可変等化器6については、メインカーソル値に加え
て、ポストカーソル値と相関の大きいパラメータを用い
、又遅延時間可変等化器7については、例えば、第1プ
リカーソル値と第2プリカーソル値とに関連するパラメ
ータを用いる。
に変換され、波形成形フィルタ3によりメインカーソル
の前に振幅が負極性となるように波形成形され、等化部
4により伝送歪が等化され、判定帰還型等化器5により
符号間干渉成分が除去される。この判定帰還型等化器5
は、トランスバーサルフィルタ部と判定部と誤差算出部
とを備えている公知の構成を有し、その判定部からの判
定出力信号と、誤差算出部からの誤差信号との相関値を
基に、等化部4を構成する振幅可変等化器6と遅延時間
可変等化器7との可変定数を適応的に更新するもので、
振幅可変等化器6については、メインカーソル値に加え
て、ポストカーソル値と相関の大きいパラメータを用い
、又遅延時間可変等化器7については、例えば、第1プ
リカーソル値と第2プリカーソル値とに関連するパラメ
ータを用いる。
【0024】又振幅可変等化器6の伝達関数を、−C0
(1−C+1・z−1)とし、可変係数C0 ,C+
1について、それぞれメインカーソル,第1ポストカー
ソルに関連するタップ係数更新制御を行うもので、例え
ば、時刻jに於けるメインカーソル,第1,第2のプリ
カーソル,第kのポストカーソルに係わるタップ係数を
、h0,j ,h−1,j,h−2,j,h+k,jと
すると、時刻(j+1)のタップ係数は、ステップサイ
ズをαとして、 h0,j+1 =h0,j +α・
aj−2 ・ej−2
…(a) h−1,j+1=h−1,j
+α・aj−1 ・ej−2
…(b) h−2,j+1=h−
2,j+α・aj ・ej−2
…(c) h+k,j+1
=h+k,j+α・aj−k−2 ・ej−2
…(d)と表すことが
できる。前述の伝達関数について、(a)式により求ま
るタップ係数をC0 とし、k=1とした(d)式によ
り求まるタップ係数をC+1とすることができる。
(1−C+1・z−1)とし、可変係数C0 ,C+
1について、それぞれメインカーソル,第1ポストカー
ソルに関連するタップ係数更新制御を行うもので、例え
ば、時刻jに於けるメインカーソル,第1,第2のプリ
カーソル,第kのポストカーソルに係わるタップ係数を
、h0,j ,h−1,j,h−2,j,h+k,jと
すると、時刻(j+1)のタップ係数は、ステップサイ
ズをαとして、 h0,j+1 =h0,j +α・
aj−2 ・ej−2
…(a) h−1,j+1=h−1,j
+α・aj−1 ・ej−2
…(b) h−2,j+1=h−
2,j+α・aj ・ej−2
…(c) h+k,j+1
=h+k,j+α・aj−k−2 ・ej−2
…(d)と表すことが
できる。前述の伝達関数について、(a)式により求ま
るタップ係数をC0 とし、k=1とした(d)式によ
り求まるタップ係数をC+1とすることができる。
【0025】又遅延時間可変等化器7の伝達関数をC−
2+C−1・z−1+z−2+Cx ・z−3とし、係
数Cx を任意固定値とし、且つ可変係数C−2,C−
1について、それぞれ第2プリカーソル,第1プリカー
ソルに関連するタップ係数更新制御を行うものであり、
前述の伝達関数について、(a)式により求まるタップ
係数をC0 とし、k=1とした(d)式により求まる
タップ係数をC+1とし、(b)式により求まるタップ
係数に負符号を付けてC−1とし、(c)式により求ま
るタップ係数に負符号を付けてC−2とすることができ
る。そして、(a)〜(d)式の右辺第2項が平均的に
零に落ちつくように制御されて、判定タイミングの最適
化が行われる。
2+C−1・z−1+z−2+Cx ・z−3とし、係
数Cx を任意固定値とし、且つ可変係数C−2,C−
1について、それぞれ第2プリカーソル,第1プリカー
ソルに関連するタップ係数更新制御を行うものであり、
前述の伝達関数について、(a)式により求まるタップ
係数をC0 とし、k=1とした(d)式により求まる
タップ係数をC+1とし、(b)式により求まるタップ
係数に負符号を付けてC−1とし、(c)式により求ま
るタップ係数に負符号を付けてC−2とすることができ
る。そして、(a)〜(d)式の右辺第2項が平均的に
零に落ちつくように制御されて、判定タイミングの最適
化が行われる。
【0026】又振幅可変等化器6と遅延時間可変等化器
7とを統合した等化部4とし、その伝達関数をC0 (
C−2+C−1・z−1+z−2+C+1・z−3+C
+2・z−4)とし、可変係数C−2,C−1,C0
,C+1,C+2について、それぞれ第2プリカーソル
,第1プリカーソル,メインカーソル,第1ポストカー
ソル,第2ポストカーソルに関連するタップ係数更新制
御を行うもので、この伝達関数について、(a)式によ
り求まるタップ係数をC0 とし、(b)式により求ま
るタップ係数に負符号を付けてC−1とし、(c)式に
より求まるタップ係数に負符号を付けてC−2とし、k
=1とした(d)式により求まるタップ係数をC+1と
し、k=2とした(d)式により求まるタップ係数をC
+2とすることができる。
7とを統合した等化部4とし、その伝達関数をC0 (
C−2+C−1・z−1+z−2+C+1・z−3+C
+2・z−4)とし、可変係数C−2,C−1,C0
,C+1,C+2について、それぞれ第2プリカーソル
,第1プリカーソル,メインカーソル,第1ポストカー
ソル,第2ポストカーソルに関連するタップ係数更新制
御を行うもので、この伝達関数について、(a)式によ
り求まるタップ係数をC0 とし、(b)式により求ま
るタップ係数に負符号を付けてC−1とし、(c)式に
より求まるタップ係数に負符号を付けてC−2とし、k
=1とした(d)式により求まるタップ係数をC+1と
し、k=2とした(d)式により求まるタップ係数をC
+2とすることができる。
【0027】又波形成形フィルタ3の後段に伝達関数が
(1−z−1)のハイパスフィルタを接続して、高周波
成分の減衰を補償し且つ孤立波レスポンスの裾引きを小
さくする。この時、短距離ケーブルの場合には高周波成
分の減衰が少なく、このハイパスフィルタにより過補償
となるので、等化部4の伝達関数を、C0 (C−2+
C−1・z−1+z−2+C+1・z−3+C+2・z
−4)/(1−a・z−1)として、ハイパスフィルタ
の特性を打ち消す。この場合の可変係数C−2,C−1
,C0,C+1,C+2について、それぞれ第2プリカ
ーソル,第1プリカーソル,メインカーソル,第1ポス
トカーソル,第2ポストカーソルに関連するタップ係数
更新制御により逐次的に算出する。又各可変係数C−2
,C−1,C0 ,C+1,C+2は、(a)〜(d)
式を用いて求めることができる。又係数aはケーブル距
離に関連するパラメータであり、引込み開始初期ではa
=0とすることができる。
(1−z−1)のハイパスフィルタを接続して、高周波
成分の減衰を補償し且つ孤立波レスポンスの裾引きを小
さくする。この時、短距離ケーブルの場合には高周波成
分の減衰が少なく、このハイパスフィルタにより過補償
となるので、等化部4の伝達関数を、C0 (C−2+
C−1・z−1+z−2+C+1・z−3+C+2・z
−4)/(1−a・z−1)として、ハイパスフィルタ
の特性を打ち消す。この場合の可変係数C−2,C−1
,C0,C+1,C+2について、それぞれ第2プリカ
ーソル,第1プリカーソル,メインカーソル,第1ポス
トカーソル,第2ポストカーソルに関連するタップ係数
更新制御により逐次的に算出する。又各可変係数C−2
,C−1,C0 ,C+1,C+2は、(a)〜(d)
式を用いて求めることができる。又係数aはケーブル距
離に関連するパラメータであり、引込み開始初期ではa
=0とすることができる。
【0028】又収束判定部は、判定帰還型等化器5の判
定出力信号と誤差信号との相関値を基に、収束したか否
か判定し、収束していない時は、AD変換器2に於ける
サンプリング・タイミングを、T/m宛ずらして引込み
処理を繰り返し、収束したと判定した時は、AD変換器
2に於けるサンプリング・タイミングを固定して、トレ
ーニング完了とする。この場合のmは4以上の値とする
ものである。それによって、遅延時間可変等化器7等に
よる引込みを高速化することができる。
定出力信号と誤差信号との相関値を基に、収束したか否
か判定し、収束していない時は、AD変換器2に於ける
サンプリング・タイミングを、T/m宛ずらして引込み
処理を繰り返し、収束したと判定した時は、AD変換器
2に於けるサンプリング・タイミングを固定して、トレ
ーニング完了とする。この場合のmは4以上の値とする
ものである。それによって、遅延時間可変等化器7等に
よる引込みを高速化することができる。
【0029】又遅延時間可変等化器7の第1プリカーソ
ルに対応する係数C−1と一定値kaとの差と、判定閾
値THaとを比較器等により比較して、クロック位相を
制御するもので、加入者側の網終端装置(NT)に於け
る受信判定タイミングを最適化することができる。
ルに対応する係数C−1と一定値kaとの差と、判定閾
値THaとを比較器等により比較して、クロック位相を
制御するもので、加入者側の網終端装置(NT)に於け
る受信判定タイミングを最適化することができる。
【0030】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例のブロック図で
あり、11は2線4線変換を行うハイブリッド回路(H
)、12は受信ローパスフィルタ(RLF)、13はA
D変換器(A/D)、14は波形成形フィルタ(WSF
)、15は加算器、16は振幅可変等化器(EQL)、
17は判定帰還型等化器(DFE)、18はデコーダ(
DEC)、19は遅延時間可変等化器(DEQ)、20
はエコーキャンセラ(EC)、21はコーダ(COD)
、22はDA変換器(D/A)、23は送信ローパスフ
ィルタ(SLF)、24は比較器(CMP)、25はス
イッチ、26は相関器、27は誤差評価部、28は収束
判定部である。スイッチ25は、網終端装置(NT)の
場合にオンとして、相関器26の出力信号と閾値THa
とを比較器24により比較し、+1,0,−1のクロッ
ク制御データctをクロック発生回路(図示せず)に加
えるものである。又送信部は、コーダ21とDA変換器
22と送信ローパスフィルタ23等を含み、又受信部は
、受信ローパスフィルタ12,AD変換器13,波形成
形フィルタ14,振幅可変等化器16,遅延時間可変等
化器19,判定帰還型等化器17,デコーダ18等を含
むものである。
あり、11は2線4線変換を行うハイブリッド回路(H
)、12は受信ローパスフィルタ(RLF)、13はA
D変換器(A/D)、14は波形成形フィルタ(WSF
)、15は加算器、16は振幅可変等化器(EQL)、
17は判定帰還型等化器(DFE)、18はデコーダ(
DEC)、19は遅延時間可変等化器(DEQ)、20
はエコーキャンセラ(EC)、21はコーダ(COD)
、22はDA変換器(D/A)、23は送信ローパスフ
ィルタ(SLF)、24は比較器(CMP)、25はス
イッチ、26は相関器、27は誤差評価部、28は収束
判定部である。スイッチ25は、網終端装置(NT)の
場合にオンとして、相関器26の出力信号と閾値THa
とを比較器24により比較し、+1,0,−1のクロッ
ク制御データctをクロック発生回路(図示せず)に加
えるものである。又送信部は、コーダ21とDA変換器
22と送信ローパスフィルタ23等を含み、又受信部は
、受信ローパスフィルタ12,AD変換器13,波形成
形フィルタ14,振幅可変等化器16,遅延時間可変等
化器19,判定帰還型等化器17,デコーダ18等を含
むものである。
【0031】送信データをコーダ21,DA変換器22
,送信ローパスフィルタ23,ハイブリッド回路11を
介してディジタル加入者線に送出する構成は従来例と同
様である。又受信信号は、ハイブリッド回路11を介し
て受信ローパスフィルタ12に加えられ、高周波成分が
除去されてAD変換器13に加えられ、ディジタル信号
に変換される。そして、波形成形フィルタ14によりメ
インカーソルの前に振幅が負極性となるような波形に成
形されて加算器15に加えられ、エコーキャンセラ20
からの擬似エコー信号が加えられて、エコー成分の除去
が行われる。そして、振幅可変等化器16によりディジ
タル加入者線のケーブル特性が補正され、遅延時間可変
等化器19によりタイミングが調整されて判定帰還型等
化器17に加えられる。この判定帰還型等化器17は、
前述のように、トランスバーサルフィルタ部と判定部と
誤差算出部とを含み、例えば伝送符号が2B1Q符号の
場合、+3,+1,−1,−3のレベル判定が行われ、
且つその入力信号yj とその判定シンボルaj との
差(yj −aj )の誤差信号ej が出力される。 なお、jはボーレート周期T毎の時刻を示す。又判定帰
還型等化器17からの+3,+1,−1,−3の判定シ
ンボルaj はデコーダ18に加えられ、2値の受信デ
ータにデコードされる。
,送信ローパスフィルタ23,ハイブリッド回路11を
介してディジタル加入者線に送出する構成は従来例と同
様である。又受信信号は、ハイブリッド回路11を介し
て受信ローパスフィルタ12に加えられ、高周波成分が
除去されてAD変換器13に加えられ、ディジタル信号
に変換される。そして、波形成形フィルタ14によりメ
インカーソルの前に振幅が負極性となるような波形に成
形されて加算器15に加えられ、エコーキャンセラ20
からの擬似エコー信号が加えられて、エコー成分の除去
が行われる。そして、振幅可変等化器16によりディジ
タル加入者線のケーブル特性が補正され、遅延時間可変
等化器19によりタイミングが調整されて判定帰還型等
化器17に加えられる。この判定帰還型等化器17は、
前述のように、トランスバーサルフィルタ部と判定部と
誤差算出部とを含み、例えば伝送符号が2B1Q符号の
場合、+3,+1,−1,−3のレベル判定が行われ、
且つその入力信号yj とその判定シンボルaj との
差(yj −aj )の誤差信号ej が出力される。 なお、jはボーレート周期T毎の時刻を示す。又判定帰
還型等化器17からの+3,+1,−1,−3の判定シ
ンボルaj はデコーダ18に加えられ、2値の受信デ
ータにデコードされる。
【0032】又相関器26により判定シンボルaj と
誤差信号ej との相関が求められ、少なくともメイン
カーソルと第1ポストカーソルとに係わるデータを含む
信号s4が振幅可変等化器16に加えられ、又少なくと
も第1プリカーソルに係わるデータを含む信号s3が遅
延時間可変等化器19と収束判定部28とに加えられる
。又誤差評価部27は、誤差信号ej の絶対値和又は
二乗和により評価信号s2を求めるもので、この評価信
号s2は収束判定部28に加えられる。又収束判定部2
8は収束していないと判定した時にAD変換器13のサ
ンプリング・タイミングをT/m宛変化させる信号s1
を出力するものである。なお、mは4以上の値とし、例
えば、m=8とすることができる。
誤差信号ej との相関が求められ、少なくともメイン
カーソルと第1ポストカーソルとに係わるデータを含む
信号s4が振幅可変等化器16に加えられ、又少なくと
も第1プリカーソルに係わるデータを含む信号s3が遅
延時間可変等化器19と収束判定部28とに加えられる
。又誤差評価部27は、誤差信号ej の絶対値和又は
二乗和により評価信号s2を求めるもので、この評価信
号s2は収束判定部28に加えられる。又収束判定部2
8は収束していないと判定した時にAD変換器13のサ
ンプリング・タイミングをT/m宛変化させる信号s1
を出力するものである。なお、mは4以上の値とし、例
えば、m=8とすることができる。
【0033】前述のように、相関器26からの信号s3
,s4により振幅可変等化器16及び遅延時間可変等化
器19のタップ係数の更新が行われるものであり、例え
ば、時刻jのメインカーソルに係わるタップ係数をh0
,j とすると、時刻(j+1)のタップ係数h0,j
+1 は、 h0,j+1 =h0,j +α・aj−2 ・e
j−2 …
(1)により算出される。なお、αは微小な正の数のス
テップサイズである。
,s4により振幅可変等化器16及び遅延時間可変等化
器19のタップ係数の更新が行われるものであり、例え
ば、時刻jのメインカーソルに係わるタップ係数をh0
,j とすると、時刻(j+1)のタップ係数h0,j
+1 は、 h0,j+1 =h0,j +α・aj−2 ・e
j−2 …
(1)により算出される。なお、αは微小な正の数のス
テップサイズである。
【0034】同様に、時刻jの第1プリカーソル,第2
プリカーソルに係わるタップ係数をh−1,j,h−2
,jとすると、 h−1,j+1=h−1,j+α・aj−1 ・e
j−2
…(2) h−2,j+1=h−2,j+α・aj
・ej−2
…(3)により算出される。又時刻jの第
k番目のポストカーソルに係わるタップ係数をh+k,
jとすると、 h+k,j+1=h+k,j+α・a
j−k−2 ・ej−2
…(4)により算出される。前記各式に
於けるステップサイズαは、各式に於いて同一の値とす
る必要はなく、又各式に於いて、総て2T前の誤差信号
ej−2 を用いた場合を示すが、(2)〜(4)式に
於いては、1T前の誤差信号ej−1 を用いることも
できる。又サインアルゴリズムのように、誤差やシンボ
ル値に拘らず、1回の変化量をステップサイズαに固定
する方法もある。例えば、サインアルゴリズムの場合、
(1)式は、 h0,j+1 =ho,j +α・sign〔aj
−2 ・ej−2 〕 …(5
)となる。
プリカーソルに係わるタップ係数をh−1,j,h−2
,jとすると、 h−1,j+1=h−1,j+α・aj−1 ・e
j−2
…(2) h−2,j+1=h−2,j+α・aj
・ej−2
…(3)により算出される。又時刻jの第
k番目のポストカーソルに係わるタップ係数をh+k,
jとすると、 h+k,j+1=h+k,j+α・a
j−k−2 ・ej−2
…(4)により算出される。前記各式に
於けるステップサイズαは、各式に於いて同一の値とす
る必要はなく、又各式に於いて、総て2T前の誤差信号
ej−2 を用いた場合を示すが、(2)〜(4)式に
於いては、1T前の誤差信号ej−1 を用いることも
できる。又サインアルゴリズムのように、誤差やシンボ
ル値に拘らず、1回の変化量をステップサイズαに固定
する方法もある。例えば、サインアルゴリズムの場合、
(1)式は、 h0,j+1 =ho,j +α・sign〔aj
−2 ・ej−2 〕 …(5
)となる。
【0035】判定シンボル値aj と誤差信号ej と
の相関により各カーソルに係わるタップ係数を算出する
方法のうち、少なくともポストカーソルに関しては、従
来例の判定帰還型等化器の中のタップ係数を算出する為
に使用されている方法を用いることができる。従って、
判定帰還型等化器17と相関器26とを含めて判定帰還
型等化器と称することもできる。
の相関により各カーソルに係わるタップ係数を算出する
方法のうち、少なくともポストカーソルに関しては、従
来例の判定帰還型等化器の中のタップ係数を算出する為
に使用されている方法を用いることができる。従って、
判定帰還型等化器17と相関器26とを含めて判定帰還
型等化器と称することもできる。
【0036】前述の振幅可変等化器16の伝達関数Ha
を Ha=C0 (1−C+1・z−1)
…(6)とし、遅延時間可変等化器19の伝達関数H
pを Hp=C−2+C−1・z−1+z−2+Cx
・z−3
…(7)とする。ここで、CX =−C−1とするのが
遅延時間可変等化器19として最良であるが、それ以外
の値とすることも可能であり、例えばCx =0とする
こともできる。 又(1)式により求まるタップ係数h0,j+1 をC
0 とし、(4)式でk=1の場合に得られるタップ係
数h+1,j+1をC+1とし、(2)式により求まる
タップ係数h−1,j+1に負符号を付けたものをC−
1とし、更に(3)式により求まるタップ係数h−2,
j+1に負符号を付けたものをC−2とすることにより
、タイミング位相に関して比較的広範囲にわたり振幅可
変等化器16と遅延時間可変等化器19とを迅速に収束
させることができる。
を Ha=C0 (1−C+1・z−1)
…(6)とし、遅延時間可変等化器19の伝達関数H
pを Hp=C−2+C−1・z−1+z−2+Cx
・z−3
…(7)とする。ここで、CX =−C−1とするのが
遅延時間可変等化器19として最良であるが、それ以外
の値とすることも可能であり、例えばCx =0とする
こともできる。 又(1)式により求まるタップ係数h0,j+1 をC
0 とし、(4)式でk=1の場合に得られるタップ係
数h+1,j+1をC+1とし、(2)式により求まる
タップ係数h−1,j+1に負符号を付けたものをC−
1とし、更に(3)式により求まるタップ係数h−2,
j+1に負符号を付けたものをC−2とすることにより
、タイミング位相に関して比較的広範囲にわたり振幅可
変等化器16と遅延時間可変等化器19とを迅速に収束
させることができる。
【0037】前述の(6),(7)式で示す伝達関数を
有する等化器16,19と、その後段の判定帰還型等化
器17とが、(1)〜(4)式を用いてタップ係数の更
新を行うことにより、前述のように良好な収束結果が得
られるものであり、これは、前記(1)〜(4)式が受
信信号の総てのカーソル点をカバーしており、タイミン
グが最適点から大幅(例えば、T/8程度以上)にずれ
ていなければ、(1)〜(4)式による演算処理でタッ
プ係数の更新を繰り返し行うと、孤立波レスポンス(判
定帰還型等化器17の中の判定部の入力点でみた)の全
カーソル点に於ける値を理想値に近づけることができる
からである。この理想値とは、メインカーソルの点では
1で、他のカーソル点では零であることを意味する。こ
の理想値からずれていると、(1)〜(4)式の右辺第
2項が平均的に正又は負になり、その為に右辺の値が変
化して最終的には右辺の第2項が平均的に零に落ちつく
ことにより、理想値に近づくことになる。
有する等化器16,19と、その後段の判定帰還型等化
器17とが、(1)〜(4)式を用いてタップ係数の更
新を行うことにより、前述のように良好な収束結果が得
られるものであり、これは、前記(1)〜(4)式が受
信信号の総てのカーソル点をカバーしており、タイミン
グが最適点から大幅(例えば、T/8程度以上)にずれ
ていなければ、(1)〜(4)式による演算処理でタッ
プ係数の更新を繰り返し行うと、孤立波レスポンス(判
定帰還型等化器17の中の判定部の入力点でみた)の全
カーソル点に於ける値を理想値に近づけることができる
からである。この理想値とは、メインカーソルの点では
1で、他のカーソル点では零であることを意味する。こ
の理想値からずれていると、(1)〜(4)式の右辺第
2項が平均的に正又は負になり、その為に右辺の値が変
化して最終的には右辺の第2項が平均的に零に落ちつく
ことにより、理想値に近づくことになる。
【0038】前述の(6),(7)式の積を求めると、
Ha・Hp=C0 ・C−2+C0 (C−1−C
+1・C−2)z−1 +C0
(1−C+1・C−1)z−2 +C0 (−C−
1−C+1)z−3 +C
0 ・C+1・C−1・z−4
…(8)となる。右辺の第
1項を第2プリカーソルに対応させ、第2項を第1プリ
カーソルに対応させ、第3項をメインカーソルに対応さ
せ、第4項を第1ポストカーソルに対応させると、前述
の(1)〜(4)式の対応付けができるが、第2項には
主力の(C0 ・C−1)以外に(C0 ・C+1・C
−2)が含まれており、又第3項には主力のC0 以外
に(C0 ・C+1・C−1)が含まれ、又第4項には
主力の(C0 ・C+1)以外に(C0 ・C−1)が
含まれている。各項に於いて、主力以外の値が大きくな
ると収束し難くなる。例えば、最適タイミングから大き
くずれていると、遅延量を大きく変化しなければならな
いので、C−2やC−1の値が大きくなり、主力値以外
の値が大きくなる。その結果,収束が遅くなる。
Ha・Hp=C0 ・C−2+C0 (C−1−C
+1・C−2)z−1 +C0
(1−C+1・C−1)z−2 +C0 (−C−
1−C+1)z−3 +C
0 ・C+1・C−1・z−4
…(8)となる。右辺の第
1項を第2プリカーソルに対応させ、第2項を第1プリ
カーソルに対応させ、第3項をメインカーソルに対応さ
せ、第4項を第1ポストカーソルに対応させると、前述
の(1)〜(4)式の対応付けができるが、第2項には
主力の(C0 ・C−1)以外に(C0 ・C+1・C
−2)が含まれており、又第3項には主力のC0 以外
に(C0 ・C+1・C−1)が含まれ、又第4項には
主力の(C0 ・C+1)以外に(C0 ・C−1)が
含まれている。各項に於いて、主力以外の値が大きくな
ると収束し難くなる。例えば、最適タイミングから大き
くずれていると、遅延量を大きく変化しなければならな
いので、C−2やC−1の値が大きくなり、主力値以外
の値が大きくなる。その結果,収束が遅くなる。
【0039】そこで、収束判定部28に於いて収束状況
を判定し、収束していない場合は、AD変換器13に於
けるサンプリング・タイミングを、例えばm=8として
、T/8ずらして、最適タイミングに近づけて再度引込
み処理を行うものである。この結果、再び収束していな
いと判定された場合は更にT/8ずらして、最適タイミ
ングからのずれを小さくすることを繰り返す。又収束し
たと判定された場合は、AD変換器13に於けるサンプ
リング・タイミングは固定され、トレーニングが完了す
る。即ち、大きなタイミングの調整はAD変換器13に
於けるサンプリング・タイミングにより行い、最適タイ
ミングに近づける調整は遅延時間可変等化器19により
行うことができる。
を判定し、収束していない場合は、AD変換器13に於
けるサンプリング・タイミングを、例えばm=8として
、T/8ずらして、最適タイミングに近づけて再度引込
み処理を行うものである。この結果、再び収束していな
いと判定された場合は更にT/8ずらして、最適タイミ
ングからのずれを小さくすることを繰り返す。又収束し
たと判定された場合は、AD変換器13に於けるサンプ
リング・タイミングは固定され、トレーニングが完了す
る。即ち、大きなタイミングの調整はAD変換器13に
於けるサンプリング・タイミングにより行い、最適タイ
ミングに近づける調整は遅延時間可変等化器19により
行うことができる。
【0040】収束判定部28は、相関器26からの第1
プリカーソルに係わるデータを含む信号s3と、誤差評
価部27からの誤差信号ej の絶対値和又は二乗和の
評価信号s2とを基に収束したか否か判定するものであ
り、プリカーソル値と誤差とは収束した場合にその絶対
値が小さくなるから、判定閾値をTHp,−THp,T
Heとすると、 THp>s3>−THp
…(9
) THe>s2
…(10)の両式を満足した時に収束したと判定
するものである。
プリカーソルに係わるデータを含む信号s3と、誤差評
価部27からの誤差信号ej の絶対値和又は二乗和の
評価信号s2とを基に収束したか否か判定するものであ
り、プリカーソル値と誤差とは収束した場合にその絶対
値が小さくなるから、判定閾値をTHp,−THp,T
Heとすると、 THp>s3>−THp
…(9
) THe>s2
…(10)の両式を満足した時に収束したと判定
するものである。
【0041】前述の(2)式によるタップ係数h−1,
j+1に負符号を付けてC−1として用いる場合に、(
8)式から判るように、−C−1は正確にはプリカーソ
ル値とは言えないものである〔即ち、正確なプリカーソ
ル値は、−C0 (C−1−C+1・C−2)〕が、収
束した時にはC−2はほぼ零となるから、−C−1はメ
インカーソル値を1とした時のプリカーソル値と見做す
ことができる。即ち、−C−1は引込み開始の初期段階
ではプリカーソル値と見做すことはできないが、収束状
態に近づいた時点ではプリカーソル値と見做すことがで
きる。このプリカーソル値を零とするようにタイミング
調整を行うことにより、最適タイミングを得ることがで
きる。
j+1に負符号を付けてC−1として用いる場合に、(
8)式から判るように、−C−1は正確にはプリカーソ
ル値とは言えないものである〔即ち、正確なプリカーソ
ル値は、−C0 (C−1−C+1・C−2)〕が、収
束した時にはC−2はほぼ零となるから、−C−1はメ
インカーソル値を1とした時のプリカーソル値と見做す
ことができる。即ち、−C−1は引込み開始の初期段階
ではプリカーソル値と見做すことはできないが、収束状
態に近づいた時点ではプリカーソル値と見做すことがで
きる。このプリカーソル値を零とするようにタイミング
調整を行うことにより、最適タイミングを得ることがで
きる。
【0042】又網終端装置(NT)に於いては、タイミ
ング調整を外部のクロック発生回路の周波数を変えるこ
とにより行うことができるから、前述の収束判定部28
を用いることなく、(2)式により得られるタップ係数
h−1,j+1の値を或る複数周期(例えば、48T)
に1回だけ取り出した値をh−1とすると、その周期に
従ってスイッチ25をオンとし、定数kaとの差を正の
閾値THaと比較器24により比較し、クロック制御デ
ータctによりクロックの位相φをΔ(正の微小値)だ
け次に示すように調整する。 h−1−ka>THa の時
φ→φ+ΔTHa>h−1−ka>−THa
の時 変更せず−THa>h−1−ka
の時 φ→φ−Δこのようにしてク
ロック周波数を制御し、且つ遅延時間可変等化器19に
よるタイミング調整を行うことができる。ここで注意す
べき点は、第1プリカーソル値を用いて、前述の条件で
クロック位相φを制御することは、従来例に於いても実
施されているが、本発明に於いては、第1プリカーソル
値が必ずしも零になることを要求しないこと、及び評価
値が厳密な第1プリカーソル値とは言えない値を用いて
いることである。
ング調整を外部のクロック発生回路の周波数を変えるこ
とにより行うことができるから、前述の収束判定部28
を用いることなく、(2)式により得られるタップ係数
h−1,j+1の値を或る複数周期(例えば、48T)
に1回だけ取り出した値をh−1とすると、その周期に
従ってスイッチ25をオンとし、定数kaとの差を正の
閾値THaと比較器24により比較し、クロック制御デ
ータctによりクロックの位相φをΔ(正の微小値)だ
け次に示すように調整する。 h−1−ka>THa の時
φ→φ+ΔTHa>h−1−ka>−THa
の時 変更せず−THa>h−1−ka
の時 φ→φ−Δこのようにしてク
ロック周波数を制御し、且つ遅延時間可変等化器19に
よるタイミング調整を行うことができる。ここで注意す
べき点は、第1プリカーソル値を用いて、前述の条件で
クロック位相φを制御することは、従来例に於いても実
施されているが、本発明に於いては、第1プリカーソル
値が必ずしも零になることを要求しないこと、及び評価
値が厳密な第1プリカーソル値とは言えない値を用いて
いることである。
【0043】又前述の(4)式のk=1とした時に、(
6)式のC+1の値を求める為に使用すると説明してい
るが、この(4)式は、判定帰還型等化器17の第1タ
ップ係数を求める為にも使用している。又(6)式のC
+1と判定帰還型等化器17の第1タップ係数の両方と
も、第1ポストカーソルを零にする為に用いられている
から、(6)式のC+1を第1ポストカーソルを零にす
るように収束させる時に、判定帰還型等化器17の第1
タップ係数は常に零、即ち、この第1タップ係数を省略
できることを示す。なお、判定帰還型等化器17の第1
タップをそのままにして、(6)式のC+1=0にする
ことはできない。何故ならば、判定帰還型等化器17の
タップ係数は、安定性確保の点からその絶対値が0.5
を超えることは望ましくないが、C+1=0とすると、
ケーブル距離によっては0.5を超える場合が生じるか
らである。この為、C+1をケーブル距離に応じて、例
えば、0.0,0.5,0.75に設定して、判定帰還
型等化器17の第1タップも使用することも可能である
。
6)式のC+1の値を求める為に使用すると説明してい
るが、この(4)式は、判定帰還型等化器17の第1タ
ップ係数を求める為にも使用している。又(6)式のC
+1と判定帰還型等化器17の第1タップ係数の両方と
も、第1ポストカーソルを零にする為に用いられている
から、(6)式のC+1を第1ポストカーソルを零にす
るように収束させる時に、判定帰還型等化器17の第1
タップ係数は常に零、即ち、この第1タップ係数を省略
できることを示す。なお、判定帰還型等化器17の第1
タップをそのままにして、(6)式のC+1=0にする
ことはできない。何故ならば、判定帰還型等化器17の
タップ係数は、安定性確保の点からその絶対値が0.5
を超えることは望ましくないが、C+1=0とすると、
ケーブル距離によっては0.5を超える場合が生じるか
らである。この為、C+1をケーブル距離に応じて、例
えば、0.0,0.5,0.75に設定して、判定帰還
型等化器17の第1タップも使用することも可能である
。
【0044】図3は本発明の第2の実施例のブロック図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、31は伝送
特性可変等化器(APEQL1)、s5は第1プリカー
ソルに係わるデータを含む信号、s6は第1プリカーソ
ル,メインカーソル,第1ポストカーソルに係わるデー
タを含む信号である。この実施例に於ける伝送特性可変
等化器31は、図2に示す構成に於ける振幅可変等化器
16と遅延時間可変等化器19とを統合したものであり
、その伝達関数Hap1を、 Hap1=C0 〔C−2+C−1・z−1+z−
2+C+1・z−3+C+2・z−4〕
…(11)とした場合、(1)式により求まるタ
ップ係数h0,j+1 をC0 として使用し、又(2
)式により求まるタップ係数h−1,j+1に負符号を
付けたものをC−1とし、更に、(3)式により求まる
タップ係数h−2,j+1に負符号を付けたものをC−
2とし、(4)式でk=1とした時に求まるタップ係数
h+1,j+1をC+1として使用し、更に、(4)式
でk=2とした時に求まるタップ係数h+2,j+1を
C+2として使用することにより、タイミング位相に関
して、最適値からかなりずれた受信信号に対しても良好
に収束することができる。なお、(11)式に於ける可
変係数は、(6),(7)式に於ける可変係数と異なる
ものであるが、同一符号で表している。
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、31は伝送
特性可変等化器(APEQL1)、s5は第1プリカー
ソルに係わるデータを含む信号、s6は第1プリカーソ
ル,メインカーソル,第1ポストカーソルに係わるデー
タを含む信号である。この実施例に於ける伝送特性可変
等化器31は、図2に示す構成に於ける振幅可変等化器
16と遅延時間可変等化器19とを統合したものであり
、その伝達関数Hap1を、 Hap1=C0 〔C−2+C−1・z−1+z−
2+C+1・z−3+C+2・z−4〕
…(11)とした場合、(1)式により求まるタ
ップ係数h0,j+1 をC0 として使用し、又(2
)式により求まるタップ係数h−1,j+1に負符号を
付けたものをC−1とし、更に、(3)式により求まる
タップ係数h−2,j+1に負符号を付けたものをC−
2とし、(4)式でk=1とした時に求まるタップ係数
h+1,j+1をC+1として使用し、更に、(4)式
でk=2とした時に求まるタップ係数h+2,j+1を
C+2として使用することにより、タイミング位相に関
して、最適値からかなりずれた受信信号に対しても良好
に収束することができる。なお、(11)式に於ける可
変係数は、(6),(7)式に於ける可変係数と異なる
ものであるが、同一符号で表している。
【0045】伝送特性可変等化器31のように、振幅可
変等化器16と遅延時間可変等化器19とを統合し、C
+2の係数を導入したことにより、判定帰還型等化器1
7の第2タップ係数を常時零にすることができ、この伝
送特性可変等化器31の演算量を削減できるばかりでな
く、判定帰還型等化器17の演算量も削減できる。但し
、(11)式でC+2=0として、判定帰還型等化器1
7の第2タップを残すことは、C+1の場合程困難では
ない。これは、ケーブル距離が変化しても、判定帰還型
等化器17の第2タップの係数はそれ程大きく変化しな
いからである。又波形成形フィルタ14の関数によって
は、C+2=0も可能である。逆に(11)式の項数を
増加してC+3,C+4の項を追加し、その代わりに判
定帰還型等化器17の第3,第4タップの係数を削除す
ることも可能である。又AD変換器13に於けるサンプ
リング・タイミングの調整及び比較器24からクロック
制御データctを出力する動作は、前述の第1の実施例
と同様であり、重複した動作説明は省略する。
変等化器16と遅延時間可変等化器19とを統合し、C
+2の係数を導入したことにより、判定帰還型等化器1
7の第2タップ係数を常時零にすることができ、この伝
送特性可変等化器31の演算量を削減できるばかりでな
く、判定帰還型等化器17の演算量も削減できる。但し
、(11)式でC+2=0として、判定帰還型等化器1
7の第2タップを残すことは、C+1の場合程困難では
ない。これは、ケーブル距離が変化しても、判定帰還型
等化器17の第2タップの係数はそれ程大きく変化しな
いからである。又波形成形フィルタ14の関数によって
は、C+2=0も可能である。逆に(11)式の項数を
増加してC+3,C+4の項を追加し、その代わりに判
定帰還型等化器17の第3,第4タップの係数を削除す
ることも可能である。又AD変換器13に於けるサンプ
リング・タイミングの調整及び比較器24からクロック
制御データctを出力する動作は、前述の第1の実施例
と同様であり、重複した動作説明は省略する。
【0046】図4は本発明の第3の実施例のブロック図
であり、図2及び図3と同一符号は同一部分を示し、3
2は伝送特性可変等化器(APEQL2)、33はハイ
パスフィルタ(HPF)、s7は第1プリカーソル値に
係わるデータを含む信号、s8は第1プリカーソル値,
メインカーソル値,第1ポストカーソル値に係わるデー
タを含む信号である。波形成形フィルタ14の後段に接
続したハイパスフィルタ33の伝達関数Hhpを、
Hhp=1−z−1
…
(12)とする。このハイパスフィルタ33は、ボーレ
ート周期T離れたサンプル値間の差をとる処理を行うも
のであるから、波形成形フィルタ14の機能を補足して
、孤立波レスポンスの裾引きを小さくする作用がある。 この裾引きは、極めてゆっくりと振幅が小さくなる状態
であるから、1周期T前の振幅と現周期の振幅とは殆ど
差がないことになり、従って、1周期前との差をとるこ
とにより、孤立波レスポンスの裾引きは大幅に小さくな
る。
であり、図2及び図3と同一符号は同一部分を示し、3
2は伝送特性可変等化器(APEQL2)、33はハイ
パスフィルタ(HPF)、s7は第1プリカーソル値に
係わるデータを含む信号、s8は第1プリカーソル値,
メインカーソル値,第1ポストカーソル値に係わるデー
タを含む信号である。波形成形フィルタ14の後段に接
続したハイパスフィルタ33の伝達関数Hhpを、
Hhp=1−z−1
…
(12)とする。このハイパスフィルタ33は、ボーレ
ート周期T離れたサンプル値間の差をとる処理を行うも
のであるから、波形成形フィルタ14の機能を補足して
、孤立波レスポンスの裾引きを小さくする作用がある。 この裾引きは、極めてゆっくりと振幅が小さくなる状態
であるから、1周期T前の振幅と現周期の振幅とは殆ど
差がないことになり、従って、1周期前との差をとるこ
とにより、孤立波レスポンスの裾引きは大幅に小さくな
る。
【0047】前述の裾引きは、ハイブリッド回路11を
構成するハイブリッドトランスが直流遮断を行うことに
より、伝送符号に直流分が含まれる場合に、図8に示す
ように、孤立波レスポンスは長い時間零にならない為に
生じるもので、20T〜40T後も無視できない程度の
振幅が残存する場合がある。このような裾引き現象はハ
イブリッドトランスを介して回り込んだエコー成分の孤
立波レスポンスについても同様に生じる。従って、従来
は、エコーキャンセラ20は例えば32タップのトラン
スバーサルフィルタと、1次のIIRフィルタ(Inf
inite ImpulseFilter )とを用い
て構成し、判定帰還型等化器17は、例えば、16タッ
プのトランスバーサルフィルタと、1次のIIRフィル
タとを含む構成とするのが普通であった。この裾引きを
小さくすることにより、エコーキャンセラ20の前述の
IIRフィルタは不要となり、更にトランスバーサルフ
ィルタのタップ数も削減することができる利点がある。
構成するハイブリッドトランスが直流遮断を行うことに
より、伝送符号に直流分が含まれる場合に、図8に示す
ように、孤立波レスポンスは長い時間零にならない為に
生じるもので、20T〜40T後も無視できない程度の
振幅が残存する場合がある。このような裾引き現象はハ
イブリッドトランスを介して回り込んだエコー成分の孤
立波レスポンスについても同様に生じる。従って、従来
は、エコーキャンセラ20は例えば32タップのトラン
スバーサルフィルタと、1次のIIRフィルタ(Inf
inite ImpulseFilter )とを用い
て構成し、判定帰還型等化器17は、例えば、16タッ
プのトランスバーサルフィルタと、1次のIIRフィル
タとを含む構成とするのが普通であった。この裾引きを
小さくすることにより、エコーキャンセラ20の前述の
IIRフィルタは不要となり、更にトランスバーサルフ
ィルタのタップ数も削減することができる利点がある。
【0048】又この実施例に於いて、(12)式に示す
伝達関数を有するハイパスフィルタ33を設けたことに
より、孤立波レスポンスの裾引き部分より前の部分に大
きな影響を与えることになる。例えば、長距離ケーブル
により伝送された信号は、高周波成分が減衰されるので
、ハイパスフィルタ33によりそれを補償することがで
きるが、短距離ケーブルにより伝送された信号は、高周
波成分の減衰は少ないので、ハイパスフィルタ33によ
り受信信号は過補償により歪みを受けることになる。 従って、エコーキャンセラ20によりエコー成分が除去
された後に、ハイパスフィルタ33の特性を打ち消す処
理が必要となる。
伝達関数を有するハイパスフィルタ33を設けたことに
より、孤立波レスポンスの裾引き部分より前の部分に大
きな影響を与えることになる。例えば、長距離ケーブル
により伝送された信号は、高周波成分が減衰されるので
、ハイパスフィルタ33によりそれを補償することがで
きるが、短距離ケーブルにより伝送された信号は、高周
波成分の減衰は少ないので、ハイパスフィルタ33によ
り受信信号は過補償により歪みを受けることになる。 従って、エコーキャンセラ20によりエコー成分が除去
された後に、ハイパスフィルタ33の特性を打ち消す処
理が必要となる。
【0049】そこで、振幅可変等化器16と遅延時間可
変等化器19とを統合したこの実施例に於ける伝送特性
可変等化器32は、伝達関数Hap2の分母をz−1に
関して1次の関数にして、ハイパスフィルタ33による
影響を補償する。又この伝達関数Hap2の分子は(1
1)式と同じにする。即ち、 Hap2=〔C0 (C−2+C−1・z−1+z
−2+C+1・z−3+C+2・z−4)〕/
(1−a・z−1)
…
(13)とする。係数C−2,C−1,C0 ,C+1
,C+2は、前述の場合と同様に、(1)〜(4)式を
用いて逐次的に算出する。又aは、長距離ケーブルの場
合は零で良く、短距離ケーブルの場合は1に近い値とす
る。即ち、距離に関連するパラメータである。又C0
もケーブル距離により変わるパラメータということがで
きる。従って、初期段階ではa=0とし、或る程度の引
込み処理が進行した段階で、C0 の値を調べて、その
値が大きい場合、即ち、長距離の場合はa=0のままと
し、中位の場合、即ち、中距離の場合は、例えばa=0
.50とし、その値が小さい場合、即ち、短距離の場合
は、例えばa=0.75とすることができる。なお、(
13)式に於ける可変係数は、(6),(7)式に於け
る可変係数とは異なるが、同一符号で表している。
変等化器19とを統合したこの実施例に於ける伝送特性
可変等化器32は、伝達関数Hap2の分母をz−1に
関して1次の関数にして、ハイパスフィルタ33による
影響を補償する。又この伝達関数Hap2の分子は(1
1)式と同じにする。即ち、 Hap2=〔C0 (C−2+C−1・z−1+z
−2+C+1・z−3+C+2・z−4)〕/
(1−a・z−1)
…
(13)とする。係数C−2,C−1,C0 ,C+1
,C+2は、前述の場合と同様に、(1)〜(4)式を
用いて逐次的に算出する。又aは、長距離ケーブルの場
合は零で良く、短距離ケーブルの場合は1に近い値とす
る。即ち、距離に関連するパラメータである。又C0
もケーブル距離により変わるパラメータということがで
きる。従って、初期段階ではa=0とし、或る程度の引
込み処理が進行した段階で、C0 の値を調べて、その
値が大きい場合、即ち、長距離の場合はa=0のままと
し、中位の場合、即ち、中距離の場合は、例えばa=0
.50とし、その値が小さい場合、即ち、短距離の場合
は、例えばa=0.75とすることができる。なお、(
13)式に於ける可変係数は、(6),(7)式に於け
る可変係数とは異なるが、同一符号で表している。
【0050】又前述の伝送特性可変等化器32を設けた
ことにより、判定帰還型等化器17の第1,第2ポスト
カーソルに対応するタップ係数は零にすることができる
。更に、長距離ケーブルの場合にa=0とするものであ
るから、裾引きは短くなり、その振幅も小さく、又中距
離ケーブルの場合でもかなり小さくなるから、判定帰還
型等化器17のIIRフィルタを省略できないが、その
減衰係数を固定とすることができる。例えば、IIRフ
ィルタは振幅係数と減衰係数との二つのパラメータを持
つが、減衰係数を、例えば0.92程度に固定しても誤
差は大きくならないことになり、構成を簡単化すること
ができる利点がある。
ことにより、判定帰還型等化器17の第1,第2ポスト
カーソルに対応するタップ係数は零にすることができる
。更に、長距離ケーブルの場合にa=0とするものであ
るから、裾引きは短くなり、その振幅も小さく、又中距
離ケーブルの場合でもかなり小さくなるから、判定帰還
型等化器17のIIRフィルタを省略できないが、その
減衰係数を固定とすることができる。例えば、IIRフ
ィルタは振幅係数と減衰係数との二つのパラメータを持
つが、減衰係数を、例えば0.92程度に固定しても誤
差は大きくならないことになり、構成を簡単化すること
ができる利点がある。
【0051】又プリカーソルについて、第1,第2プリ
カーソルのある場合について説明しているが、波形成形
フィルタ14の関数を工夫するか、又は多少の誤差の増
加を許容できる場合は、第2プリカーソルは無視できる
場合が多くなる。その場合、前述のように、C−2=0
とおくことができる。又第1ポストカーソルを含めて、
それ以降の任意数のポストカーソルを含めることも勿論
可能である。又AD変換器13のサンプリング・タイミ
ングの調整及び比較器24からのクロック制御データc
tによるクロック発生回路の作用等は、前述の第1,第
2の実施例と同様であるから、重複する動作説明は省略
する。
カーソルのある場合について説明しているが、波形成形
フィルタ14の関数を工夫するか、又は多少の誤差の増
加を許容できる場合は、第2プリカーソルは無視できる
場合が多くなる。その場合、前述のように、C−2=0
とおくことができる。又第1ポストカーソルを含めて、
それ以降の任意数のポストカーソルを含めることも勿論
可能である。又AD変換器13のサンプリング・タイミ
ングの調整及び比較器24からのクロック制御データc
tによるクロック発生回路の作用等は、前述の第1,第
2の実施例と同様であるから、重複する動作説明は省略
する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送信部
と受信部とを2線4線変換を行うハイブリッド回路1を
介してディジタル加入者線等の2線回線と接続したディ
ジタルデータ伝送装置に於いて、等化部4を振幅可変等
化器6と遅延時間可変等化器7とにより構成し、そのパ
ラメータを判定帰還型等化器5からの判定出力信号と誤
差信号とを基に逐次的に求めるものであるから、処理量
が少なくなり、それによってハードウェアの規模を縮小
することができる。又エコーキャンセラ8や判定帰還型
等化器5のタップ係数を求めるハードウェアと共用化で
きることによっても、ハードウェアの縮小を図ることが
できる利点がある。
と受信部とを2線4線変換を行うハイブリッド回路1を
介してディジタル加入者線等の2線回線と接続したディ
ジタルデータ伝送装置に於いて、等化部4を振幅可変等
化器6と遅延時間可変等化器7とにより構成し、そのパ
ラメータを判定帰還型等化器5からの判定出力信号と誤
差信号とを基に逐次的に求めるものであるから、処理量
が少なくなり、それによってハードウェアの規模を縮小
することができる。又エコーキャンセラ8や判定帰還型
等化器5のタップ係数を求めるハードウェアと共用化で
きることによっても、ハードウェアの縮小を図ることが
できる利点がある。
【0053】又タイミング調整について、本発明は、遅
延時間可変等化器7により最適タイミング位相からT/
m程度離れている場合でも収束することが容易であり、
従って、AD変換器2に於けるサンプリング・タイミン
グをT/m宛ずらすことにより、迅速に最適タイミング
に収束させることができる。なお、遅延時間可変等化器
7を備えていない従来例に於いては、例えば、±T/6
4程度の位相範囲に調整しないと引込みができないもの
であるから、本発明によれば、収束時間を大幅に短縮で
きる利点がある。
延時間可変等化器7により最適タイミング位相からT/
m程度離れている場合でも収束することが容易であり、
従って、AD変換器2に於けるサンプリング・タイミン
グをT/m宛ずらすことにより、迅速に最適タイミング
に収束させることができる。なお、遅延時間可変等化器
7を備えていない従来例に於いては、例えば、±T/6
4程度の位相範囲に調整しないと引込みができないもの
であるから、本発明によれば、収束時間を大幅に短縮で
きる利点がある。
【0054】又振幅可変等化器6と遅延時間可変等化器
7とを統合した等化部4(図3の伝送特性可変等化器3
1)を設け、プリカーソル,メインカーソル,ポストカ
ーソルに係わるデータを用いて、振幅及び遅延時間を制
御することにより、フィルタの次数を同一として処理量
を削減することができる。又判定帰還型等化器5のタッ
プ数を一つ減らすことが可能となるから、この点からも
処理量を削減し、ハードウェアを縮小することができる
利点がある。
7とを統合した等化部4(図3の伝送特性可変等化器3
1)を設け、プリカーソル,メインカーソル,ポストカ
ーソルに係わるデータを用いて、振幅及び遅延時間を制
御することにより、フィルタの次数を同一として処理量
を削減することができる。又判定帰還型等化器5のタッ
プ数を一つ減らすことが可能となるから、この点からも
処理量を削減し、ハードウェアを縮小することができる
利点がある。
【0055】又波形成形フィルタ3のボーレート周期T
の出力系列を入力とするハイパスフィルタを設けたこと
により、孤立波レスポンスの裾引きを小さくして、その
後段に於ける処理量を削減することができる。即ち、エ
コーキャンセラ8に必要とされていたIIRフィルタを
省略することが可能となり、又判定帰還型等化器5のI
IRフィルタも減衰係数を固定できることにより、処理
量を削減できる利点がある。
の出力系列を入力とするハイパスフィルタを設けたこと
により、孤立波レスポンスの裾引きを小さくして、その
後段に於ける処理量を削減することができる。即ち、エ
コーキャンセラ8に必要とされていたIIRフィルタを
省略することが可能となり、又判定帰還型等化器5のI
IRフィルタも減衰係数を固定できることにより、処理
量を削減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【図5】データ伝送システムの説明図である。
【図6】従来例のブロック図である。
【図7】従来例のブロック図である。
【図8】孤立波レスポンス説明図である。
1 ハイブリッド回路
2 AD変換器
3 波形成形フィルタ
4 等化部
5 判定帰還型等化器
6 振幅可変等化器
7 遅延時間可変等化器
8 エコーキャンセラ
Claims (7)
- 【請求項1】 送信部と受信部とをハイブリッド回路
(1)を介して2線回線に接続したディジタルデータ伝
送装置に於いて、前記受信部は、受信信号をディジタル
信号に変換するAD変換器(2)と、波形成形フィルタ
(3)と、等化部(4)と、判定帰還型等化器(5)と
を縦続接続した構成を有し、前記等化部(4)を、前記
判定帰還型等化器(5)による判定出力信号と誤差信号
とを基に、可変係数を適応的に更新する振幅可変等化器
(6)と遅延時間可変等化器(7)とにより構成したこ
とを特徴とするディジタルデータ伝送装置。 - 【請求項2】 前記振幅可変等化器(6)の伝達関数
を、 −C0 (1−C+1・z−1) (但し、z−1=exp(j2πfT),f=周波数,
T=ボーレート周波数)とし、可変係数C0 ,C+1
について、それぞれメインカーソル,第1ポストカーソ
ルに関連するタップ係数更新制御により逐次的に算出し
て制御する構成としたことを特徴とする請求項1のディ
ジタルデータ伝送装置。 - 【請求項3】 前記遅延時間可変等化器(7)の伝達
関数を、 C−2+C−1・z−1+z−2+Cx ・z−3とし
、係数Cx を任意固定値とし、且つ可変係数C−2,
C−1について、それぞれ第2プリカーソル,第1プリ
カーソルに関連するタップ係数更新制御により逐次的に
算出して制御する構成としたことを特徴とする請求項1
のディジタルデータ伝送装置。 - 【請求項4】 前記等化部(4)の伝達関数を、C0
(C−2+C−1・z−1+z−2+C+1・z−3
+C+2・z−4) とし、可変係数C−2,C−1,C0 ,C+1,C+
2について、それぞれ第2プリカーソル,第1プリカー
ソル,メインカーソル,第1ポストカーソル,第2ポス
トカーソルに関連するタップ係数更新制御により逐次的
に算出して制御する構成としたことを特徴とする請求項
1のディジタルデータ伝送装置。 - 【請求項5】 前記波形成形フィルタ(3)の後に伝
達関数が(1−z−1)のハイパスフィルタを接続し、
該ハイパスフィルタの出力信号に含まれるエコー成分を
エコーキャンセラ(8)により除去して前記等化部(4
)に入力する構成とし、該等化部(4)の伝達関数を、
〔C0 (C−2+C−1・z−1+z−2+C+1・
z−3+C+2・z−4)〕/(1−a・z−1) とし、可変係数C−2,C−1,C0 ,C+1,C+
2について、それぞれ第2プリカーソル,第1プリカー
ソル,メインカーソル,第1ポストカーソル,第2ポス
トカーソルに関連するタップ係数更新制御により逐次的
に算出して制御する構成としたことを特徴とする請求項
1のディジタルデータ伝送装置。 - 【請求項6】 前記判定帰還型等化器(5)からの誤
差信号の絶対値和或いは二乗和と、第1プリカーソルに
対応する係数C−1の値とを入力して収束判定を行う収
束判定部を設け、該収束判定部に於いて収束判定するま
で、前記AD変換器(2)に於けるサンプリング・タイ
ミングをT/m(T=ボーレート周期,m=4以上の整
数)宛ずらす構成としたことを特徴とする請求項1のデ
ィジタルデータ伝送装置。 - 【請求項7】 前記遅延時間可変等化器(7)の第1
プリカーソルに対応する係数C−1と一定値kaとの差
を、判定閾値と比較し、クロック位相を制御する構成を
設けたことを特徴とする請求項1のディジタルデータ伝
送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3509491A JPH04249429A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | ディジタルデータ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3509491A JPH04249429A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | ディジタルデータ伝送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04249429A true JPH04249429A (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=12432363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3509491A Withdrawn JPH04249429A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | ディジタルデータ伝送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04249429A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005348156A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Nec Electronics Corp | 受信装置及びアナログ・ディジタル変換装置 |
| US7272177B2 (en) | 2002-11-07 | 2007-09-18 | Realtek Semiconductor Corp. | Demodulation apparatus for a network transceiver and method thereof |
| JP2014535214A (ja) * | 2011-10-27 | 2014-12-25 | エルエスアイ コーポレーション | ブロックベースの波高率低減(cfr) |
| WO2017154351A1 (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | Nttエレクトロニクス株式会社 | データ位相追従装置、データ位相追従方法及び通信装置 |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP3509491A patent/JPH04249429A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7272177B2 (en) | 2002-11-07 | 2007-09-18 | Realtek Semiconductor Corp. | Demodulation apparatus for a network transceiver and method thereof |
| US7342982B2 (en) | 2002-11-07 | 2008-03-11 | Realtek Semiconductor Corp. | Demodulation apparatus for a network transceiver and method thereof |
| JP2005348156A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Nec Electronics Corp | 受信装置及びアナログ・ディジタル変換装置 |
| US7693214B2 (en) | 2004-06-03 | 2010-04-06 | Nec Electronics Corporation | Receiving device and analog-to-digital conversion device |
| JP2014535214A (ja) * | 2011-10-27 | 2014-12-25 | エルエスアイ コーポレーション | ブロックベースの波高率低減(cfr) |
| WO2017154351A1 (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | Nttエレクトロニクス株式会社 | データ位相追従装置、データ位相追従方法及び通信装置 |
| JP2017163239A (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | Nttエレクトロニクス株式会社 | データ位相追従装置、データ位相追従方法及び通信装置 |
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |