JPH04249901A - ストリップ線路共振器及びストリップ線路フィルタ - Google Patents

ストリップ線路共振器及びストリップ線路フィルタ

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JPH04249901A
JPH04249901A JP15109291A JP15109291A JPH04249901A JP H04249901 A JPH04249901 A JP H04249901A JP 15109291 A JP15109291 A JP 15109291A JP 15109291 A JP15109291 A JP 15109291A JP H04249901 A JPH04249901 A JP H04249901A
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JP
Japan
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conductor
resonator
dielectric
strip line
dielectric substrate
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Application number
JP15109291A
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English (en)
Inventor
Moriyasu Miyazaki
宮▲ざき▼ 守▲やす▼
Hiroyuki Deguchi
博之 出口
Osami Ishida
石田 修己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主としてVHF帯、
UHF帯、及びマイクロ波帯で用いられるストリップ線
路共振器及びストリップ線路フィルタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ストリップ線路共振器として、図
14に示すようなものがあった。この図は、例えば、実
公昭62−251号公報,田村,他,「ストリップライ
ン共振器」の中に示されたもので、図において1は誘電
体基板、2は所定幅のストリップ導体、3は地導体であ
る。ここで、ストリップ導体2、地導体3はそれぞれ誘
電体基板1の表面、裏面に密着した導体膜で形成されて
いる。誘電体基板1、ストリップ導体2、及び地導体3
によりマイクロストリップ線路が構成されている。スト
リップ導体2は、一端が誘電体基板1の端部1sまで延
在しており、この誘電体基板1の端部1sにおいて導体
パターンの継ぎ部2sを介して地導体3と継目なく接続
されている。
【0003】以上のように、図14に示す従来の共振器
は一端が開放端、他端が短絡端のマイクロストリップ線
路共振器として動作する。この共振器は、ストリップ導
体2の長さが略1/4波長の奇数倍となる周波数で共振
する。
【0004】この共振器は平面構造であるため、フォト
エッチング等によってストリップ導体の長さが再現性よ
く高精度で加工でき、共振周波数が容易に精度よく決定
できる。
【0005】図16は、特公平2−11163号公報に
示された従来のストリップ線路フィルタを示す概略構成
図であり、図において、1a、1bは誘電体基板、2a
〜4aは誘電体基板1aの一方の面、すなわち上面に導
体膜を密着して形成されて、誘電体基板1aの前端1f
側から後端1gにかけて延在し、それぞれ等間隔で平行
に配置された所定幅の内導体、5aは誘電体基板1aの
他方の面、すなわち底面前面に導体膜を密着して形成さ
れた外導体、5bは誘電体基板1aの上に重ね合わせら
れる誘電体基板1bの片面、すなわち上面に導体膜を密
着して形成された外導体、6〜8は誘電体基板1a、1
bと、内導体2a〜4aと、外導体5a、5bとからな
るトリプレート線路の共振器、9aは内導体2aと3a
、3aと4a間の中央部の誘電体基板1aを上面側から
底面側に向けて掘り込んで設けられた結合量調整用の溝
、9bは誘電体基板1bを内面側から上面側に向けて掘
り込んで設けられた結合量調整用の溝、10と11は導
体パターンによりそれぞれ内導体2aと4aの側面に直
接接続された入出力線路である。誘電体基板1aと1b
は、溝9aと9bが対向し重なるように内導体2a〜4
a及び入出力線路10,11を介して重ね合わされ接着
されている。内導体2a〜4aはそれぞれ長さが略1/
4波長に設定されており、一端が誘電体基板1a、1b
の後端1g側の側面において外導体5a、5bと導体パ
ターンを介して接続され短絡されている。このため、共
振器6〜8は一端短絡他端開放の1/4波長共振器とな
っている。誘電体基板1aは内導体2a〜4aの長手方
向が誘電体基板1bより長く設定されており、これら誘
電体基板1aと1bを共振器6〜8の短絡端側が揃うよ
うに配置することにより、内導体2a〜4aの開放端側
が露出している。
【0006】次に動作について説明する。共振器6〜8
は溝9a、9bの効果により隣接するもの相互が磁界結
合されており、その結合量は溝9a、9bの深さや隣接
する内導体間の距離によって調整される。また、入出力
の結合量は、入出力線路10及び11の内導体と内導体
2a及び4aとの接続位置を変化させて調整される。
【0007】今、内導体2a〜4aの開放端側の露出部
をトリミングしてこれら内導体の長さを調整することで
、全ての共振器6〜8が同一の周波数、例えばf0で共
振しているものとすれば、その周波数f0では、共振状
態にある共振器6〜8は相互に強く結合しており、入出
力線路10への入射波は共振器6へ導かれ、共振器7、
8を通って入出力線路11より出力される。しかしなが
ら、f0以外の周波数では、共振器6〜8相互の結合は
非常に弱く、入出力線路10あるいは11への入射波は
その電力のほとんどが反射される。このように、図16
に示したストリップ線路フィルタは帯域通過フィルタと
しての機能を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のストリップ線路
共振器は上述のように構成されているので、共振器横断
面内の電界及びストリップ導体2を流れる電流が図15
に示すようにストリップ導体2のエッジ2eに集中する
。このように電流分布が不均一になること、及び、特に
ストリップ導体2のエッジ2eはエッジング等の加工に
より凹凸が避けられないことから、損失が増加し、無負
荷Qの大きな共振器を得るのが難しいという問題点があ
った。
【0009】また、従来のストリップ線路フィルタは上
述のように構成されているので、図17に示すように、
共振器6〜8の横断面内の電界が内導体2a〜4aのエ
ッジ2e〜4eに集中し、同様に電流もこれらエッジ2
e〜4eに集中する。ところが、上記共振器と同様に内
導体2a〜4aは通常、導体膜をエッチング等により加
工して形成されるので、エッジ部側面は狭く、凹凸が大
きい。このため、内導体2a〜4aを流れる電流の多く
がエッジ2e〜4eで消費されて共振器6〜8の損失が
増加し、低損失なストリップ線路フィルタを得にくいと
いう問題点があった。
【0010】また、上記ストリップ線路フィルタにおい
て、入出力の結合量を変化させるためには、入出力線路
10および11の内導体の位置を移動させ、内導体2a
及び4aとの接続位置を変化させる必要がある。さらに
、入出力線路10及び11の内導体は誘電体基板1bに
覆われており露出していない。これらより、入出力の結
合量の調整が難しいという問題点があった。
【0011】さらに、上記ストリップ線路フィルタにお
いて、共振器6と7あるいは7と8の結合量を調整する
ためには、溝9aや9bの深さを変化させるか、あるい
は、隣接する内導体間の間隔を変化させる必要がある。 ところが、誘電体基板1a、1bとしてセラミック材等
の比較的硬い材料を用いることが多く、この場合には溝
9a、9bの加工には時間がかかる。また、内導体2a
〜4aの幅を変えずに間隔のみを変化させることは難し
い。これらにより、共振器6〜8間相互の結合量の調整
が難しいという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、無負荷Qが大きく、共振周波数
が再現性よく正確に決定できる小形なストリップ線路共
振器を得るとともに、低損失で、しかも入出力結合量及
び共振器間結合量の調整の容易なストリップ線路フィル
タを得ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる請求項
1のストリップ線路共振器は、誘電体基板の一方の面に
ストリップ導体、他方の面に地導体を形成して成るスト
リップ線路共振器において、上記ストリップ導体が形成
される側の上記誘電体基板1の表面のうち、上記ストリ
ップ導体に覆われた部分以外の少なくとも近傍を掘り下
げたものである。
【0014】また、この発明に係わる請求項2のストリ
ップ線路フィルタは、2枚の誘電体基板と、上記2枚の
誘電体基板のそれぞれの外方の面に形成された外導体と
、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚の内方の面に形
成された内導体と、この内導体と結合される入出力線路
とを備え、上記内導体を上記2枚の誘電体基板の間に挟
み込んで共振器を構成して成るストリップ線路フィルタ
において、上記内導体のエッジに沿って上記誘電体基板
に溝を設けたものである。
【0015】さらに、この発明に係わる請求項3のスト
リップ線路フィルタは、2枚の誘電体基板と、上記2枚
の誘電体基板のそれぞれの外方の面に形成された外導体
と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚の内方の面に
形成された内導体とを備え、上記内導体を上記2枚の誘
電体基板の間に挟み込んで共振器を構成して成るストリ
ップ線路フィルタにおいて、上記誘電体基板のうちの1
枚の幅を広くして上記内導体が形成された面を露出させ
、上記露出した面に入出力線路を構成する入出力結合手
段(入出力結合用導体パターン13,14及び、入出力
結合用コンデンサ15,16)を設けたものである。
【0016】さらに、この発明に係わる請求項4のスト
リップ線路フィルタは、2枚の誘電体基板と、上記2枚
の誘電体基板のそれぞれの外方の面に形成された外導体
と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚の内方の面に
形成された複数の内導体と、これら内導体と結合される
入出力線路とを備え、上記内導体を上記2枚の誘電体基
板の間に挟み込んで複数の共振器を構成して成るストリ
ップ線路フィルタにおいて、上記誘電体基板のうちの1
枚の幅を広くして上記内導体が形成された面を露出させ
、上記露出した面に上記共振器間の結合手段(共振器間
結合用導体パターン20)を設けたものである。
【0017】さらに、この発明に係わる請求項5のスト
リップ線路フィルタは、誘電体基板と、上記誘電体基板
の一方の面に形成された複数の内導体と、上記誘電体基
板の他方の面に形成された外導体と、上記内導体に結合
された入出力線路とを備え、上記誘電体基板と上記内導
体と上記外導体とを含んでマイクロストリップ線路の共
振器を形成して成るストリップ線路フィルタにおいて、
上記内導体のエッジに沿って上記誘電体基板に溝を設け
たものである。
【0018】
【作用】この発明の請求項1のストリップ線路共振器に
おいては、ストリップ導体が形成される側の誘電体基板
の表面のうち、上記ストリップ導体に覆われた部分以外
の少なくとも近傍を掘り下げ、上記ストリップ導体のエ
ッジ近傍の誘電体を取り除くようにしたので、共振器横
断面内の電界及び上記ストリップ導体を流れる電流は、
上記ストリップ導体のエッジに集中せず、上記誘電体基
板が密着する上記ストリップ導体の中央部に分散するの
で、共振器の損失が減少する。
【0019】この発明の請求項2のストリップ線路フィ
ルタにおいては、内導体が形成される側の誘電体基板の
面に上記内導体のエッジに沿って溝を設けたので、上記
エッジ近傍の誘電体が取り除かれ、上記内導体、誘電体
基板、及び外導体からなる共振器の横断面内の電界、及
び上記内導体を流れる電流は、誘電体の少ない上記内導
体エッジから上記内導体中央部に分散する。このため共
振器の損失が小さくなる。
【0020】また、請求項3のストリップ線路フィルタ
においては、2枚の誘電体基板のうちの一方の幅を他方
の幅より広くして内導体が形成された面を露出させ、上
記内導体の露出した面に入出力結合手段を設けたので、
上記2枚の誘電体基板を重ね合わせた状態で入出力結合
量を調整できる。さらに、入出力結合手段を設けた共振
器の上記内導体のエッジ近傍のうち、他の内導体と隣接
しない側にも溝が設けられ、上記共振器の損失が小さく
なる。
【0021】また、請求項4のストリップ線路フィルタ
においては、2枚の誘電体基板のうちの一方の幅を他方
の幅より広くして内導体が形成された面を露出させ、上
記内導体の露出した面に共振器間の結合手段を設けたの
で、上記2枚の誘電体基板を重ね合わせた状態で共振器
間の結合量を調整できる。
【0022】さらに、請求項5のストリップ線路フィル
タにおいては、誘電体基板の一方の面に内導体、他方の
面に外導体を形成し、上記誘電体基板と上記内導体と上
記外導体とを含んでマイクロストリップ線路の共振器を
構成し、上記内導体のエッジに沿って上記誘電体基板に
溝を設けたので、上記エッジ近傍の誘電体が取り除かれ
、共振器横断面内の電界、及び上記内導体を流れる電流
が誘電体の少ない上記内導体エッジから上記内導体中央
部に分散し、共振器の損失が小さくなる。また、上記誘
電体基板の上記内導体側の面に形成された全ての導体パ
ターン及び溝が露出され、入出力結合量及び共振器間結
合量の調整が容易となる。
【0023】
【実施例】図1はこの発明の請求項1に係わるストリッ
プ線路共振器の一実施例を示す一部欠載の構成図であり
、1、2、3は従来の場合と同じもの、4は掘下げ部で
ある。なお、以後各図中同一符号は同一または相当部分
を示す。
【0024】図14の従来例と同様、ストリップ導体2
、地導体3はそれぞれ誘導体基板1の表面、裏面に密着
した導体膜で形成されている。誘電体基板1、ストリッ
プ導体2、及び地導体3によりマイクロストリップ線路
共振器が構成されている。ストリップ導体2は、一端が
誘電体基板1の端部1sまで延在しており、この誘電体
基板1の端部において導体パターンの継ぎ部2sを介し
て地導体3と継目なく接続されている。誘電体基板1は
、上面、すなわちストリップ導体2が形成される側の面
において、ストリップ導体2に覆われた部分以外の前面
が掘り下げられ、ストリップ導体2のエッジ2e近傍の
誘電体が取り除かれている。
【0025】図1に示すマイクロストリップ線路共振器
は従来の場合と同様、一端が開放端、他端が短絡端のマ
イクロストリップ線路共振器として動作する。共振周波
数は、ストリップ導体2の長さを略1/4波長の奇数倍
に設定して調整される。この共振器、ストリップ導体で
覆われた部分が従来の共振器と同様に平面構造であるた
め、共振周波数が精度よく決定できる。
【0026】図1の実施例では、共振器の横断面内の電
界分布は図2のようになる。掘下げ部4によりストリッ
プ導体2のエッジ2e近傍の誘電体が取り除かれるため
、電界はこのエッジ2eには集中せず、誘電体基板1が
密着するストリップ導体2の中央部に分散する。このた
め、ストリップ導体2を流れる電流も同様に分散するの
で、共振器の損失が小さくなる。
【0027】図3はこの発明の請求項1に係わるストリ
ップ線路共振器の他の実施例を示す一部欠載の構成図で
あり、掘下げ部4の代わりに溝40を設けた場合である
。溝40はストリップ導体2のエッジ2e近傍の誘電体
基板1を掘り込んで形成されており、ストリップ導体2
のエッジ2eに沿って設けられている。つまり、ストリ
ップ導体2に覆われた部分の近傍のみを掘り下げたもの
である。図3の実施例は図1の実施例と同様の動作原理
及び効果を奏する。
【0028】なお、上記実施例では、共振器が一端短絡
、他端開放のマイクロストリップ線路共振器の場合につ
いて示したが、両端短絡あるいは両端開放のマイクロス
トリップ線路共振器であってもよく上記実施例と同様の
効果を奏する。
【0029】次にこの発明のストリップ線路フィルタの
実施例を図に基づき説明する。図4はこの発明の請求項
2に係わるストリップ線路フィルタの一実施例を示す概
略構成図、図5及び図6は図4の断面図であり、各図に
おいて1a、1bは誘電体基板、2a〜4aは誘電体基
板1aの一方の面、すなわち上面に導体膜を密着して形
成されて、誘電体基板1aの前端1f側から後端1gに
かけて延在し、それぞれ等間隔で平行に配置された所定
幅の内導体、2b〜4bは誘電体基板1bの一方の面、
すなわち底面に導体膜を密着して形成された内導体、5
aは誘電体基板1aの他方の面、すなわち底面全面に導
体膜を密着して形成された外導体、5bは誘電体基板1
bの他方の面、すなわち上面全面に導体膜を密着して形
成された外導体、6〜8は誘電体基板1a、1bと、内
導体2a〜4a、2b〜4bと、外導体5a、5bとか
らなるトリプレート線路の共振器、10と11はそれぞ
れ内導体2a、2b、4a、4bに内導体が直接接続さ
れたトリプレート線路の入出力線路、12aは内導体2
a〜4aのエッジ2e〜4eに沿って誘電体基板1aを
上面側から底面側に向けて掘り込んで設けられた結合量
調整用の溝、12bは内導体2b〜4bのエッジ2e〜
4eに沿って誘電体基板1bを底面側から上面側に向け
て掘り込んで設けられた結合量調整用の溝である。誘電
体基板1aと1bは、内導体2aと2b、3aと3b、
4aと4b、及び溝12aと12bがそれぞれ対向し重
なるように重ね合わされ、対向する内導体どうしが電気
的に接触するように接着されている。内導体2a〜4a
、2b〜4bは薄膜あるいは厚膜で形成され、フォトエ
ッチング等により整形される。内導体2a〜4aはそれ
ぞれ長さが略1/4波長に設定されており、内導体2a
〜4a及び2b〜4bは一端が誘電体基板1a、1bの
側面において外導体5a、5bと接続され短絡されてい
る。このため、共振器6〜8は一端短絡他端開放の1/
4波長共振器となっている。溝12a及び12bは内導
体エッジ2e〜4eから間隔を開けずに誘電体基板1a
及び1bを掘り込んで形成されている。従来の場合と同
様、誘電体基板1aは内導体2a〜4aの長手方向が誘
電体基板1bより長く設定されている。これら誘電体基
板1aと1bを共振器6〜8の短絡端側が揃うように配
置することにより、内導体2a〜4aの開放端側を露出
させている。
【0030】次に動作について説明する。共振器6〜8
は溝12a、12bの効果により隣接するもの相互の電
界結合が弱められ、従来の場合と同様に磁界により相互
に結合されている。その結合量は溝12a、12bの深
さや隣接する内導体間の距離によって調整される。
【0031】今、内導体2a〜4aの開放端側の露出部
をトリミングしてこれら内導体の長さを調整することで
、全ての共振器6〜8が同一の周波数、例えばf0で共
振しているものとすれば、その周波数f0では、共振状
態にある共振器6〜8は相互に強く結合しており、入出
力線路10への入射波は共振器6へ導かれ、共振器7、
8を通って入出力線路11より出力される。しかしなが
ら、f0以外の周波数では、共振器6〜8相互の結合は
非常に弱く、入出力線路10あるいは11への入射波は
その電力のほとんどが反射される。このように、図4に
示したストリップ線路フィルタは帯域通過フィルタとし
ての機能を有する。
【0032】図4のストリップ線路フィルタでは、共振
器横断面内の電界分布は図7のようになる。つまり、溝
12a、12bを設けたので、内導体2a〜4a、2b
〜4bのエッジ2e〜4e近傍の誘電体が取り除かれ、
共振器6〜8の横断面内の電界は誘電体の少ない内導体
エッジから内導体中央部に分散し、同様に内導体を流れ
る電流も中央部に分散する。このため、狭く凹凸が大き
い内導体エッジ2e〜4eを流れる電流が減少するので
、このエッジ部での電力消費量が減少し共振器6〜8の
低損失化が図れる。
【0033】図8はこの発明の請求項3のストリップ線
路フィルタの一実施例を示す概略構成図であり、入出力
結合用導体パターン13、14(入出力結合手段)を用
いて入出力の結合を実現した場合である。図4の場合と
同様に誘電体基板1aは内導体2a〜4aの長手方向が
誘電体基板1bより長く設定されている。これら誘電体
基板1aと1bを共振器6〜8の短絡端側が揃うように
配置することにより、内導体2a〜4aの開放端側を露
出させ、入出力線路を構成する入出力結合用導体パター
ン13、14を設けている。導体パターン13と内導体
2a、導体パターン14と内導体4aはそれぞれ相互に
電界により結合されており、結合量はそれぞれの間隔に
より調整される。
【0034】図8に示したストリップ線路フィルタは従
来及び図4のフィルタと同様に帯域通過フィルタとして
の機能を有する他、入出力結合用導体パターン13、1
4が露出しているため、誘電体基板1a及び1bを重ね
合わせた状態で入出力結合用導体パターン13、14を
トリミング等で整形して、入出力結合量を容易に調整で
きる。
【0035】図9はこの発明の請求項2及び3に係わる
ストリップ線路フィルタの他の実施例を示す概略構成図
であり、図4の入出力線路10、11の変わりに入出力
結合用導体パターン13、14を用いて入出力の結合を
実現した場合である。
【0036】この図9の実施例は、図4及び図8の場合
と同様の動作原理及び利点を有する他、端に位置する内
導体2a、4a、2b及び4bの、他の内導体と隣接し
ない側のエッジ近傍にも溝12aあるいは12bを設け
られるので、端に位置する共振器6及び8の損失が減少
するという利点を有する。
【0037】図10はこの発明の請求項2及び3に係わ
るストリップ線路フィルタのさらに他の実施例を示す概
略構成図であり、入出力結合用導体パターン13、14
の代わりに入出力結合用コンデンサ15、16(入出力
結合手段)を用いた場合である。
【0038】この図10の実施例は、図4、図8及び図
9の場合と同様の動作原理及び利点を有する他、図8あ
るいは図9の場合に比べて入出力結合に密結合が得やす
いという利点を有する。
【0039】図11はこの発明の請求項2及び3に係わ
るストリップ線路フィルタのさらに他の実施例を示す概
略構成図であり、溝12a、12bの幅を隣接する内導
体の間隔と等しい幅まで広げ、隣接する内導体間に各2
本づつ設けていた溝12a、12bを1本づつにまとめ
た場合である。
【0040】図11の実施例は、図4、図8及び図9の
場合と同様の動作原理及び利点を有する他、内導体の間
隔が比較的狭い場合でも精度よく溝12a、12bを形
成できるという利点を有する。
【0041】図12はこの発明の請求項4に係わるスト
リップ線路フィルタの一実施例を示す概略構成図であり
、共振器6と7あるいは7と8の結合を共振器間結合用
導体パターン20(結合手段)により得た場合である。 図4の実施例と同様に、誘電体基板1aの幅を誘電体基
板1bより広げ、誘電体基板1a上の内導体の開放端側
を露出させている。共振器間結合用導体パターン20は
、この露出部に内導体2a〜4aの開放端側を延在させ
、隣りあう内導体2a〜4a同士を近接結合させるよう
に形成されている。共振器6と7、7と8の結合量は隣
接する各内導体から延びる共振器間結合用導体パターン
20の間隔で調整される。
【0042】図12に示したストリップ線路フィルタは
従来及び図4のフィルタと同様に帯域通過フィルタとし
ての機能を有する他、共振器間結合用導体パターン20
が露出しているため、誘電体基板1a及び1bを重ね合
わせた状態で共振器間結合用導体パターン20をトリミ
ング等で整形して、共振器間の結合量を容易に調整でき
る。尚、上記各実施例においては内導体を両誘電体基板
に設けたものを示したが、内導体は少なくともどちらか
一方に設けてあればよい。
【0043】図13はこの発明の請求項5に係わるスト
リップ線路フィルタの一実施例を示す概略構成図であり
、トリプレート線路の共振器6〜8の代わりにマイクロ
ストリップ線路の共振器17〜19を用いて構成した場
合である。
【0044】図13の実施例は、図4及び図9の場合と
同様の動作原理及び利点を有する他、内導体2a〜4a
、溝12a、及び入出力結合用導体パターン13、14
が全て露出されているので、入出力結合量、共振器間結
合量、及び共振器17〜19の共振周波数を容易に調整
できるという利点を有する。
【0045】なお、上記各実施例では共振器の数が3個
の場合について説明したが、2個あるいは4個以上であ
ってもよく、また請求項4以外のものは1個でもよく上
記実施例と同様の利点及び効果を奏する。
【0046】また、上記実施例では共振器として1/4
波長共振器を用いた場合について説明したが、n/4波
長(nは3以上の奇数)共振器、あるいはm/2波長(
mは1以上の整数)共振器であってもよく、すなわち、
両端開放あるいは両端短絡の共振器としても上記実施例
と同様の利点及び効果を奏する。
【0047】
【発明の効果】この発明の請求項1に係わるストリップ
線路共振器は、ストリップ導体が形成される側の誘電体
基板表面のうち、上記ストリップ導体に覆われた部分以
外の少なくとも近傍を掘り下げ、ストリップ導体のエッ
ジ近傍の誘電体を取り除くようにしたので、共振器横断
面内の電界及び上記ストリップ導体を流れる電流が上記
ストリップ導体中央部に分散し、共振器の損失が減少す
る。このため、ストリップ導体の幅を広げることなく、
また、平面構造であることによる利点を失うことなく、
無負荷Qが大きく小形なストリップ線路共振器が得られ
るという効果がある。
【0048】また、この発明の請求項2に係わるストリ
ップ線路フィルタによれば、内導体のエッジに沿って上
記誘電体基板に溝を設けたので、上記エッジ近傍の誘電
体が取り除かれ、上記内導体、誘電体基板、及び外導体
からなる共振器の横断面内の電界、及び上記内導体を流
れる電流を、誘電体の少ない上記内導体エッジから上記
内導体中央部に分散させることができる。このため、上
記エッジにおける電力消費量が減少するので共振器の損
失が小さくなり、低損失なストリップ線路フィルタが得
られるという効果がある。
【0049】また、この発明の請求項3に係わるストリ
ップ線路フィルタによれば、誘電体基板のうちの1枚の
幅を広くして内導体が形成された面を露出させ、上記露
出した面に入出力線路を構成する入出力結合手段を設け
たので、誘電体基板を重ね合わせた状態で入出力結合量
を調整でき、入出力結合量の調整の容易なものが得られ
るという効果がある。さらに、入出力結合手段を設けた
共振器の上記内導体エッジ近傍のうち、他の内導体と隣
接しない側にも溝が設けられ、共振器の損失を小さくで
きるという効果がある。
【0050】また、この発明の請求項4に係わるストリ
ップ線路フィルタによれば、誘電体基板のうちの1枚の
幅を広くして内導体が形成された面を露出させ、上記露
出した面に共振器間の結合手段を設けたので、誘電体基
板を重ね合わせた状態で隣接する共振器間の結合量を調
整でき、共振器間結合量の調整の容易なものが得られる
という効果がある。
【0051】さらに、この発明の請求項5に係わるスト
リップ線路フィルタによれば、マイクロストリップ線路
の共振器における内導体のエッジに沿って誘電体基板に
溝を設けたので、上記エッジ近傍の誘電体が取り除かれ
、共振器横断面内の電界、及び上記内導体を流れる電流
を誘電体の少ない上記内導体エッジから上記内導体中央
部に分散させることができるので、共振器の損失を小さ
くでき、低損失なストリップ線路フィルタが得られると
いう効果がある。また、上記誘電体基板の上記内導体側
の面に形成された全ての導体パターン及び溝が露出され
るので、入出力結合量及び共振器間結合量の調整が容易
なストリップ線路フィルタが得られるという効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1におけるストリップ線路共
振器の一実施例を示す一部欠載の構成図である。
【図2】図1のA−A断面における上記実施例の動作を
説明するための図である。
【図3】この発明の請求項1の他の実施例を示す一部欠
載の構成図である。
【図4】この発明の請求項2におけるストリップ線路フ
ィルタの一実施例を示す概略構成図である。
【図5】図4のII−II断面図である。
【図6】図4のIII−III断面図である。
【図7】図4の実施例の共振器横断面内の電界分布を示
す図である。
【図8】この発明の請求項3におけるストリップ線路フ
ィルタの一実施例を示す概略構成図である。
【図9】この発明の請求項2及び3に関連する他の実施
例を示す概略構成図である。
【図10】この発明の請求項2及び3に関連するさらに
他の実施例を示す概略構成図である。
【図11】この発明の請求項2及び3に関連するさらに
他の実施例を示す概略構成図である。
【図12】この発明の請求項4におけるストリップ線路
フィルタの一実施例を示す概略構成図である。
【図13】この発明の請求項5におけるストリップ線路
フィルタの一実施例を示す概略構成図である。
【図14】従来のストリップ線路共振器を示す概略構成
図である。
【図15】図14のB−B断面における従来の共振器の
動作を説明するための図である。
【図16】従来のストリップ線路フィルタを示す概略構
成図である。
【図17】従来のストリップ線路フィルタの共振器横断
面内の電界分布を示す図である。
【符号の説明】 1  誘電体基板 2  ストリップ導体 3  地導体 4  掘下げ部 40  溝 1a、1b  誘電体基板 2a〜4a、2b〜4b  内導体 2e〜4e  エッジ 5a、5b  外導体 6〜8  トリプレート線路の共振器 10、11  入出力線路 12a、12b  溝 13、14  入出力結合用導体パターン(入出力結合
手段) 15、16  入出力結合用コンデンサ(入出力結合手
段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  誘電体基板と、上記誘電体基板の一方
    の面に形成されるストリップ導体と、上記誘電体基板の
    他方の面に形成される地導体とを備えたストリップ線路
    共振器において、上記ストリップ導体が形成される側の
    上記誘電体基板表面のうち、上記ストリップ導体に覆わ
    れた部分以外の少なくとも近傍を掘り下げたことを特徴
    とするストリップ線路共振器。
  2. 【請求項2】  2枚の誘電体基板と、上記2枚の誘電
    体基板のそれぞれの外方の面に形成された外導体と、上
    記誘電体基板のうち少なくとも1枚の内方の面に形成さ
    れた内導体と、この内導体と結合される入出力線路とを
    備え、上記内導体を上記2枚の誘電体基板の間に挟み込
    んで共振器を構成して成るストリップ線路フィルタにお
    いて、上記内導体のエッジに沿って上記誘電体基板に溝
    を設けたことを特徴とするストリップ線路フィルタ。
  3. 【請求項3】  2枚の誘電体基板と、上記2枚の誘電
    体基板のそれぞれの外方の面に形成された外導体と、上
    記誘電体基板のうち少なくとも1枚の内方の面に形成さ
    れた内導体とを備え、上記内導体を上記2枚の誘電体基
    板の間に挟み込んで共振器を構成して成るストリップ線
    路フィルタにおいて、上記誘電体基板のうちの1枚の幅
    を広くして上記内導体が形成された面を露出させ、上記
    露出した面に入出力線路を構成する入出力結合手段を設
    けたことを特徴とするストリップ線路フィルタ。
  4. 【請求項4】  2枚の誘電体基板と、上記2枚の誘電
    体基板のそれぞれの外方の面に形成された外導体と、上
    記誘電体基板のうち少なくとも1枚の内方の面に形成さ
    れた複数の内導体と、この内導体と結合される入出力線
    路とを備え、上記内導体を上記2枚の誘電体基板の間に
    挟み込んで複数の共振器を構成して成るストリップ線路
    フィルタにおいて、上記誘電体基板のうちの1枚の幅を
    広くして上記内導体が形成された面を露出させ、上記露
    出した面に上記共振器間の結合手段を設けたことを特徴
    とするストリップ線路フィルタ。
  5. 【請求項5】  誘電体基板と、上記誘電体基板の一方
    の面に形成された内導体と、上記誘電体基板の他方の面
    に形成された外導体と、上記内導体に結合された入出力
    線路とを備え、上記誘電体基板と上記内導体と上記外導
    体とを含んでマイクロストリップ線路の共振器を形成し
    て成るストリップ線路フィルタにおいて、上記内導体の
    エッジに沿って上記誘電体基板に溝を設けたことを特徴
    とするストリップ線路フィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7276995B2 (en) 2003-10-08 2007-10-02 Eudyna Devices, Inc. Filter
CN109818117A (zh) * 2019-03-29 2019-05-28 重庆思睿创瓷电科技有限公司 用于降低功耗的带状线结构、低通滤波器、通信装置及系统

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US7276995B2 (en) 2003-10-08 2007-10-02 Eudyna Devices, Inc. Filter
CN109818117A (zh) * 2019-03-29 2019-05-28 重庆思睿创瓷电科技有限公司 用于降低功耗的带状线结构、低通滤波器、通信装置及系统

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