JPH0425092Y2 - - Google Patents

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JPH0425092Y2
JPH0425092Y2 JP13997688U JP13997688U JPH0425092Y2 JP H0425092 Y2 JPH0425092 Y2 JP H0425092Y2 JP 13997688 U JP13997688 U JP 13997688U JP 13997688 U JP13997688 U JP 13997688U JP H0425092 Y2 JPH0425092 Y2 JP H0425092Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、調理用レンジのトレイの自動繰出
し装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のレンジは、前面が開放した中空
なオーブン部と、このオーブン部の開放前面を開
閉する扉と、オーブン部内にスライド可能に収容
されるトレイから成り、扉はオーブン部の開放前
縁部に、オーブン部の底面と平行に開放するよう
にヒンジで枢着されていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来のレンジは、トレイの出入れが不
便であると共に、トレイを充分に引出せないとい
う問題点がある。
即ち、使用に際しては、扉を開き、オーブン部
の開放前面より内部に把手を差し込み、把手をト
レイの縁に引掛けて奥から引出すが、その際に開
いた扉の内面に沿つて引出し、引出したトレイの
下面を扉の内面で下から支えていた。トレイを引
出す際には、完全に引出した方が使用には便利で
あるが、あまり引出し過ぎると、トレイの状態が
不安定となり、トレイが熱せられている場合に
は、非常に危険である。このため、トレイの引出
し量は、扉の幅により決まつしまうが、薄型のレ
ンジでは、扉の上下の幅を充分に確保できないの
で、トレイが充分に引出せないという欠点があ
る。又、トレイを押込む際にも、把手を使用しな
ければならず、その出入れのいずれにも把手を使
用するので、トレイの出入れが面倒であつた。そ
こで、本考案は、従来のレンジの有する上記した
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、トレイを手前に自動的に繰出すよ
うにしたものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本考案は上記目的を達成するためのも
のであり、以下にその内容を図面に示した実施例
を用いて説明する。
請求項1に記載の繰出し装置は、オーブン部2
内に、トレイ3を保持した状態で、オーブン部の
開放前面から出入するスライダ4をスライド可能
に取付け、このスライダの前縁部に扉5をほゞ直
立した状態で設けると共に、前記スライダをオー
ブン部の開放前面から繰出す方向に付勢する付勢
手段6と、この付勢手段の付勢力に抗してスライ
ダをオーブン部内の格納位置に係止する解除可能
なロツク手段7と、前記付勢手段の付勢力を減衰
する制動手段8を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の繰出し装置は、スライダ4の
前縁部に扉5を手前に倒れて開くように軸支した
ことを特徴とする。
請求項3スライダ4の下面に沿つてスライドす
るサブスライダ47を備え、サブスライダの前縁
部に扉5を手前に倒れて開くように軸支し、前記
扉を手前に開いた状態でサブスライダと一体に後
退させることで、開いた扉を繰出した状態のスラ
イダの下面に沿つて格納できるようにしたことを
特徴とする。
請求項4に記載の繰出し装置は、オーブン部2
内に、トレイ3を保持した状態で、オーブン部の
開放前面から出入するスライダ4と、このスライ
ダの下面に沿つてスライドするサブスライダ47
を備え、前記サブスライダの前縁部に扉5を手前
に倒れて開くように軸支すると共に、上記スライ
ダをオーブン部の開放前面から繰出す第1の付勢
手段6と、この付勢手段の付勢力を減衰する第1
の制動手段8と、前記扉を開方向に付勢する第2
の付勢手段48と、この付勢手段の付勢力及び前
記第1の付勢手段によるスライダの繰出し力に抗
して扉を閉位置に係止する解除可能なストツパ手
段53と、上記サブスライダをスライダに対し後
退方向に付勢する第3の付勢手段61と、この付
勢手段の付勢力を減衰する第2の制動手段62を
備え、スライダが第1の付勢手段の付勢力で突出
する際に、前記第2の付勢手段の付勢力により扉
を開放し、扉がスライダとほゞ平行に開いた後、
第3の付勢手段によりサブスライダをスライダに
対し後退させて、扉を繰出した状態のスライダの
下面に沿つて自動的に格納するようにしたことを
特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の繰出し装置では、まずオーブ
ン部2の中空内部にトレイ3が格納位置されてい
る状態から該トレイを引出すには、ロツク手段7
のロツク状態を解除すればよい。
これにより、スライダ4がトレイを保持した状
態で、付勢手段6の付勢力によりオーブン部の開
放前面から繰出され、その際に制動手段8の減衰
力が働き、スライダは静粛に且つゆつくりと繰出
す(第2、第11〜13図参照)。そして、トレ
イの繰出し状態においては、その上方よりトレイ
に調理用食品を載せたり、或は調理後の食品を取
出すことができる。
一方、手前に繰出された状態のトレイを格納す
るには、扉を介してスライダを奥に向かつて押込
めばよく、その際には付勢手段の付勢力に抗して
押込む必要がある。
こうして、スライダを押込むと、スライダはト
レイを保持した状態で後退し、オーブン部内の格
納位置まで押込むと、ロツク手段により付勢手段
の付勢力に抗して係止され、トレイがオーブン部
内に格納された状態となる(第3,4図)。
請求項2に記載の繰出し装置では、扉5を手動
で手前に開くことにより、トレイ3の前方を開放
することができる(第2,11図)。
請求項3に記載の繰出し装置では、扉5を開い
てから手動で押込むことで、サブスライダ47が
後退し、扉はスライダ4の下面に沿つて格納され
る(第19,21図参照)。
請求項4に記載の繰出し装置では、ストツパ手
段53を解除すると、閉状態の扉5がその自重及
び第2の付勢手段48の付勢力で前方に倒れて開
き、同時にスライダ4は第1の付勢手段6の付勢
力により繰出され、その際に第1の制動手段8が
働き、スライダはトレイ3と共に静粛に且つゆつ
くりと繰出す(第19,20図参照)。
そして、扉がスライダとほゞ平行に開くと(第
22図)、サブスライダ47のスライド方向と一
致するので、サブスライダは第3の付勢手段61
の付勢力によりスライダに対して後退し、これに
より扉がスライダの下面とほゞ平行に、その下に
自動的に格納される(第19,21図)。その際
に、第2の制動手段62が働き、サブスライダは
静粛に且つゆつくりと後退して、扉も同様に静粛
に且つゆつくりと格納される。
一方、トレイを格納するには、スライダの下に
格納されている扉を、第3の付勢手段の付勢力に
抗して平行に引出し、次に扉をその自重及び第2
の付勢手段の付勢力に抗して押上げて直立状態と
し、この状態で扉ごと奥に向かつて押込めばよ
い。
これにより、スライダが押込まれて、トレイを
保持した状態で後退し、直立状態の扉でオーブン
部の開放前面を閉じた位置で、ストツパ手段が働
き、トレイはオーブン部の中空内部に格納される
(第15,16図)。
[実施例] 以下に本考案を図面に示した実施例に基づき説
明する。
第1〜13図は、本考案の第1実施例を示すも
ので、第2図中、1は一般家庭用の比較的小型の
調理用のガスレンジを示し、そのほゞ中央には魚
等を焼くための前面が開放した中空のオーブン部
2を備え、このオーブン部2の中空内部にはトレ
イ3がスライド可能に収容されている。
上記トレイ3の繰出し装置は、第1図に示すよ
うに、オーブン部2の中空内部にスライド可能に
保持され、前記トレイ3を保持した状態で、オー
ブン部2の開放前面から出入するスライダ4と、
このスライダ4の前縁部にほゞ直立した状態を維
持するように設けられ、オーブン部2の開放前面
を開閉する扉5と、前記スライダ4をオーブン部
2の開放前面から繰出す方向に付勢する付勢手段
6と、この付勢手段6の付勢力に抗してスライダ
4をオーブン部2内の格納位置に係止する解除可
能なロツク手段7と、前記付勢手段6の付勢力を
減衰する制動手段8を備える。
上記スライダ4は、オーブン部2の中空内部の
底に固定されるベース板9に対して摺動可能に保
持され、両者の間には摺動抵抗を軽減するための
ベアリング装置10を各所に配置する。尚、上記
ベース板9を省いて、スライダ4をオーブン部2
の底部に摺動可能に保持してもよい。
上記各ベアリング装置10は、ローラ11と、
このローラ11を回転可能に保持する保持枠12
から構成し、前記ローラ11と保持枠12は夫々
がプラスチツクの成形品で、予め組付けてある。
尚、ローラ11の代りにボールベアリング等を使
用してもよい。
先ず、ベース板9には2種類のベアリング装置
10a,10bを取付けてあり、その底部には前
縁部の左右両側に、夫々2つローラ11を保持し
た左右一対のベアリング装置10a,10aを、
そのローラ11を上に向けて固定する(第3,5
図)。又、ベース板9の左右両端部を上向きに折
返し、両折返し側片13,13の上端を更に相対
向して内向きに折返して計4つの舌片14…を設
け、各舌片14の下面に夫々1つのローラ11を
保持した計4つのベアリング装置10b…を、そ
のローラ11を下に向けて固定する。上下のベア
リング装置10a,10bは、前後方向に食い違
い、下側のベアリング装置10aのローラ11の
上端と上側のベアリング装置10bのローラ11
の下端が、同一平面で考えた場合に上下に少し離
れている。
対して、スライダ4にも2種類のベアリング装
置10c,10dを取付けてあり、その底部には
後縁部の左右両側に、夫々2つのローラ11を保
持した左右一対のベアリング装置10c,10c
を、そのローラ11を下に向けて固定し、各ロー
ラ11はベース板9の上面と摺接する(第6図)。
又、スライダ4の左右両端部を断面L字形に左右
外向きに折返し、両折返し片15,15の外側面
に、1つローラ11を保持した左右一対のベアリ
ング装置10d,10dを、そのローラ11を横
に向けて固定し、各ローラ11はベース板9の左
右の側片13の内側面と摺接する(第4,6図)。
又、スライダ4の左右の折返片15は、ベース板
9の上下のベアリング装置10a,10bの間隔
内に差し込まれて上下から保持される(第5図)。
次に、前記した付勢手段6には、第1図に示す
ように、定圧バネ16(コンストンバネ)を使用
する。尚、定圧バネ16に限らず、コイルバネを
使用してもよい。
上記定圧バネ16は、そのバネ力で常時、ドラ
ム17に巻き付き、該ドラム17は両端がホルダ
18に回転可能に保持される。そして、前記ホル
ダ18をスライダ4の後端部に埋設状に固定する
と共に、定圧バネ16の自由端をスライダ4の下
から引出し、ベース板9の上面を沿わせてその前
縁部に固定し、定圧バネ16がドラム17に巻き
付く復元力により、スライダ4をベース板9に対
し、オーブン部2の開放前面から突出する方向に
常時付勢する(第3〜5図)。
前記ロツク手段7は、オーブン部2の開放前縁
部内側面と扉5の一側との間に設けられ、扉5の
側縁には、第1図に示すように、係止溝19を設
けると共に、オーブン部2の開放前縁部内側面の
内部には、第7〜9図に示すように、前記係止溝
19に突入する係止片20を横方向に可動に設
け、該係止片20をコイルスプリング21の付勢
力で常時、突出方向に付勢する。上記係止片20
は、レンジ1の前面に設けた押釦22の押圧操作
によりスプリング21の付勢力に抗して引込み、
係止溝19から係脱する。尚、図中、23は係止
片20、スプリング21及び押釦22を納めるユ
ニツトケースを示し、スプリング21を除き夫々
がプラスチツクの成形品で、各パーツはユニツト
ケース23に対し予め組付けて成る。尚、ロツク
手段7としてラツチ等を使用してもよい。
前記制動手段8には、第1図に示すように、ピ
ストンシリンダ型のエアダンパー24を使用す
る。尚、ダンパー24は、エアに限らず、オイル
やガス注入式のダンパーを使用してもよいほか、
シリンダ型だけでなく、オイル等を充填した回転
式ダンパーやガバーナ等を使用してもよい。
上記ダンパー24は、第3、4図に示すよう
に、ベース板9の後部上面にシリンダ25の開口
端を前に向け、且つスライダ4のスライド方向に
平行に固定し、そのピストン26とスライダ4を
パンタグラフ状の伝達装置27を介して相互に連
結する。前記伝達装置27は、大小数組の等長リ
ンク28…を夫々ピン29…で枢着して成る。そ
して、先端のピン29aをスライダ4の後部上
面、こゝでは定圧バネ16のホルダ18の後端部
に対し軸着し、後端のピン29bをベース板9の
後部上面、こゝではシリンダ25の前縁部に対し
軸着すると共に、該後端のピン29bの次の中間
のピン29cに連結ロツド30の一端を軸支し、
該連結ロツド30の他端をピストン26に対して
軸支する(第3,4,6図)。
従つて、スライダ4が定圧バネ16の復元力で
繰出される際に、等長リンク28が直線的に延び
て、前後のピン29の間隔が離隔することで、連
結ロツド30を介してピストン26がシリンダ2
5から引出され、その際に制動力が働く(第10
図c及び第11,12図)。
これに対し、スライダ4が定圧バネ16の復元
力に抗して押込まれる際には、等長リンク28が
座屈して、前後のピン29の間隔が短くなること
で、連結ロツド30を介してピストン26がシリ
ンダ25中に押込まれる(第3,4図及び第10
図d)。その際には、ピストン26の嵌合溝31
に嵌合するOリング32が、該嵌合溝31がOリ
ング32より前後に幅広であるため、嵌合溝31
内で後退して、嵌合溝31に設けた一対の凹部3
3,33の周囲に移動することから、該凹部33
を通つてシリンダ25内の空気が逃げ、制動力が
働かず、スライダ4の押込み力がダンパー24の
制動力により増加するのを防いでいる(第10図
a,b,d)。
前記扉5は、第1図に示すように、上枠34と
下枠35、及び両枠34,35の間に装着される
透明板36から成り、前記透明板36を通してオ
ーブン部2の中空内部を外側からのぞき込むこと
ができるようにしている。
次に、扉5の取付構造を説明すると、扉5をス
ライダ4の前縁部にほゞ直立した状態で固定的に
設けてもよいが、本実施例では扉5の下部をスラ
イダ4の前縁部に軸支している(第2図)。
即ち、扉5の下枠35の内面には、後向きに突
出した舌片状の左右一対の軸受片37,37を設
け、両軸受片37からスライダ4の前縁部の左右
両端の軸受部38,38に回転軸39,39を
夫々横一連に通すことで、扉5がスライダ4に対
して手前に倒れて開くようにする(第1,3,1
1図)。
又、スライダ4の前縁部には、左右一対のシリ
ンダ40,40を固定し、各シリンダ50の開口
端から圧縮バネ41,41を夫々収め、該圧縮バ
ネ41をピストン42とシリンダ40の閉止端の
間で圧縮する。そして、各ピストン26をジヨイ
ント43を介して扉5の下枠35の内面に連結す
る。前記ジヨイント43は、その一端を扉5の下
枠35の内面に、他端をピストン26に夫々軸支
し、ジヨイント43の一端の浮動軸43aが、扉
5の回転軸39とジヨイント43の他端の固定軸
43bとを結んだ仮想線lを挟んで上下に移動す
るようにする。
従つて、圧縮バネ41の復元力と相待つて、浮
動軸43aが前記仮想線lより下降位置で安定状
態となつて、扉5を直立状態に保持し(第3図)、
又、扉5を開く際には、浮動軸43aが仮想線l
を越えて上に行き過ぎ、その際にクリツク感を発
生する(第11図)。
一方、第1図中、44は、スライダ4の上に取
付けるカバーであつて、この上にトレイ3が載る
(第3図)。又、45はトレイ3を保持するガイド
枠45であつて、このガイド枠45はスライダ4
の前縁部上面に取付片46,46で固定され、ト
レイ3の折返し縁3′が載り、トレイ3がスライ
ダ4と一体にスライドするようにすると共に、ト
レイ3がガイド枠45に当つて手前に飛び出さな
いようにしている(第1,3,5図)。
次に、上記構成を有する繰出し装置の動作を説
明する。
先ず、第3,4図に示すように、オーブン部2
内に格納された状態のトレイ3を引出すには、レ
ンジ1の前面の押釦22を押込めばよい。これに
より、扉5の係止溝19内に突入していた係止片
20が、スプリング21の付勢力に抗して引込
み、係止溝19から係脱する(第9図)。このた
め、繰出されていた定圧バネ16がドラム17に
巻き付こうとする復元力により、スライダ4がオ
ーブン部2の開放前面から突出する(第11図)。
その際に、パンタグラフ状の伝達装置27が伸
長し、ピストン26をシリンダ25から引出すた
め、シリンダ25中にオリフイス25′を通して
外気を取り入れ、ピストン26の動きを制動する
(第11,12図)。このため、定圧バネ16によ
るスライダ4の動きが制動され、スライダ4は静
粛に且つゆつくり前進する。
そうして、定圧バネ16がドラム17にほゞ巻
き付くと、スライダ4の前進が止り、この位置が
スライダ4の最前進位置となつて、トレイ3もス
ライダ4と一体的に前進した位置で静止する(第
2,11図参照)。
次に、扉5を開くには、扉5を持つて手前に倒
せばよく、扉5はほゞ水平位置まで開き、又、開
く際に使用者にクリツク感を与える(第2,1
1,13図)。
一方、トレイ3を格納するには、扉5を閉じて
から、扉5の前面をオーブン部2内に向つて押込
めばよい。
先ず、扉5を閉じるには、扉5を下から上に引
き上げればよく、その際に開くときと同様にクリ
ツク感があり、このクリツク感を感じたならば扉
5から手を離しても、扉5はジヨイント43の浮
動軸43aの移動により直立状態に保持される
(第3図参照)。
次に、扉5の前面をオーブン部2の中空内部に
向つて押込むと、スライダ4がトレイ3と一体に
後退し、その際にドラム17に巻き付いている定
圧バネ16がそのバネ力に抗して徐々に繰出され
る(第3図)。従つて、定圧バネ16のバネ力に
抗して押込むことが必要であり、やがて扉5の側
縁が係止片20に係合し、係止片20は扉5の側
縁に押されてスプリング21の付勢力に抗して少
し引つ込み、係止片20が扉5の係止溝19に位
置すると、スプリング21に復元力により再度突
出して、その先端が係止溝19内に突入し、定圧
バネ16の復元力を受け止める(第7図)。
これにより、オーブン部2の開放前面は扉5に
より閉塞されると共に、スライダ4及びトレイ3
はオーブン部2内の格納位置に保持される(第
3,5図)。
尚、スライダ4が後退する際に、パンタグラフ
状の伝達装置27が折り畳まれて短縮し、ピスト
ン26が連結ロツド30を介してシリンダ25中
に押込まれるが、その際には、先に説明したよう
に制動力が働かない。
一方、第14〜22図は、本考案の他の実施例
を示すもので、本実施例はトレイ3が繰出す際
に、扉5が自動的に開き、且つスライダ4の下に
自動的に格納されるようになつている。
本実施例は、スライダ4に加えて、このスライ
ダ4の下面に沿つてスライドするサブスライダ4
7を備え、扉5はサブスライダ47の前縁部に手
前に倒れて開くように軸支する。
尚、本実施例では、先の実施例で説明したのと
ほゞ同様の付勢手段6及び制動手段8を備え、本
実施例の説明では便宜上、先の実施例で説明した
付勢手段6を第1の付勢手段6と、制動手段8を
第1の制動手段8という。
そして、上記サブスライダ47と扉5の間に
は、扉5を開方向に付勢する第2の付勢手段48
を有する。上記付勢手段48は、第14図に示す
ように、圧縮バネ49から構成し、該圧縮バネ4
9をサブスライダ47の前縁部上面に固定した左
右一対のシリンダ50,50内に夫々収め、ピス
トン51とシリンダ50の閉止端の間で圧縮する
(第17,22図)。そして、ピストン51をプツ
シユバー52を介して扉5の下枠35の内面に
夫々連結する。前記プツシユバー52は、その一
端を扉5の下枠35の内面に、他端をピストン2
6に夫々軸支し、圧縮バネ49の復元力でプツシ
ユバー52を介して扉5を常時、開方向に付勢す
る。尚、扉5はプツシユバー52の移動により水
平状態に保持され、その関係は先の実施例で説明
したジヨイント43の浮動軸43aの移動と同様
である。
又、扉5とオーブン部2の間には、上記第2の
付勢手段48の付勢力及び第1の付勢手段6によ
るスライダ4の繰出し力に抗して扉5を閉位置に
係止する解除可能なストツパ手段53を備える。
このストツパ手段53としては、オーブン部2の
内部に、通孔54を有するストツパプレート55
を固定すると共に、扉5の下枠35には、前記通
孔54に嵌り込み、その後縁に引つ掛かる爪56
を片側に有するスライド片57を横向きに可動に
設け、スライド片57をその爪56の突出方向に
コイルスプリング58で常時、横向きに付勢す
る。そして、扉5の下枠35の前面には窓部59
を開設し、この窓部59からスライドスイツチ6
0を臨ませ、該スイツチ60を横にスライドする
ことで、スライド片57の片側から突出した爪5
6が通孔54の後縁から横に係脱するので、扉5
が開くか若しくはスライダ4が前進した際に、爪
56が通孔54内から抜け出るようにしている。
尚、ストツパ手段53として、ラツチ等を使用し
てもよい。
更に、スライダ4とサブスライダ47の間に
は、サブスライダ47をスライダ4に対し後退方
向に付勢する第3の付勢手段61と、この付勢手
段61の付勢力を減衰する第2の制動手段62を
備える。
上記第3の付勢手段61は、第1の付勢手段6
と同様に定圧バネ63を使用する。尚、定圧バネ
63に限らず、コイルバネを使用してもよい。
上記定圧バネ63は、そのバネ力で常時、サブ
ドラム64に巻き付き、該ドラム64は両端がサ
ブホルダ65に回転可能に保持される。前記サブ
ホルダ65は、スライダ4の下面とサブスライダ
47の上面との間隔内に取付けられ、サブスライ
ダ47の後端部に埋設状に固定する(第15図)。
そして、定圧バネ16の自由端を上から引出し、
スライダ4の下面を沿わせてその後端部、こゝで
は第1の付勢手段6のホルダ18の直前に固定
し、定圧バネ63がサブドラム64に巻き付く復
元力により、サブスライダ47をスライダ4に対
し後退する方向に付勢する。
尚、スライダ4の左右の側片には、第14図に
示すように、サブスライダ47のスライド方向に
沿つて延びた左右一対のガイド溝66,66を設
けると共に、サブスライダ47の左右側片にはガ
イド溝66に嵌入する左右一対のガイドピン6
7,67を設け、ガイドピン67がガイド溝66
に沿つて移動することで、サブスライダ47がス
ライダ4の下面に沿つて平行にスライドするよう
にガイドする。又、ホルダ18とサブホルダ65
が前後に当ることで、第1の付勢手段6によるス
ライダ4の最前進位置を規制すると共に、第3の
付勢手段61によるサブスライダ47の最後退位
置を規制する(第19図)。
前記第2の制動手段62には、第14図に示す
ように、第1の制動手段8と同様にピストンシリ
ンダ型のサブダンパー68を使用する。尚、この
ダンパー68は、エアに限らず、オイルやガス注
入式のダンパーを使用してもよいほか、シリンダ
型だけでなく、オイル等を充填した回転式ダンパ
ーやガバーナ等を使用してもよい。
上記サブダンパー68は、そのシリンダ69の
開口端を後に向け、且つサブスライダ47のスラ
イド方向に平行にスライダ4の前部下面に下向き
に固定し、そのサブピストン70をパンタグラフ
状の伝達装置71を介してサブスライダ47に対
して連結する(第16図)。サブダンパー68は、
第1の制動手段8のダンパー24と同様に、一方
向性で、その制動方向をサブスライダ47の後退
方向に一致させる。
又、ベアリング装置10は、先の実施例で説明
したスライダ4側のベアリング装置10cを省
き、これに代えてベース板9の左右内側面にロー
ラ11を互いに内に向けた左右一対のベアリング
装置10e,10eを付加している。
尚、先の実施例と同一構成部分については、同
一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施例の動作を説明すると、扉5の前
面のスイツチ60を横にスライドすると、爪56
が通孔54の後縁から離隔する。このため、スラ
イダ4が定圧バネ16の復元力で前進し、その際
にダンパー24による制動力が働き、スライダ4
は静粛に且つゆつくりと前進する(第19、20
図)。
同時に、閉状態の扉5がその自重及び圧縮バネ
49の復元力で前方に倒れて開く(第22図)。
そして、扉5がスライダ4とほゞ平行に開くと、
サブスライダ47のスライド方向と一致するの
で、サブスライダ47が定圧バネ63の復元力で
スライダ4に対して後退する(第19,21図)。
これに伴ない、開いた扉5がスライダ4の下面と
平行に、その下へと格納される。その際に、サブ
ダンパー68の制動力が働き、サブスライダ47
は静粛に且つゆつくりとスライドし、これに伴な
つて扉5も静粛に且つゆつくりと格納される。
一方、トレイ3を格納するには、スライダ4の
下に格納されている扉5を、スライダ4と平行に
引出し、次に扉5をその自重及び圧縮バネ49の
付勢力に抗して上に引き上げて直立状態とし、こ
の状態で扉5の前面をオーブン部2に向かつて押
込めばよい。
これにより、スライダ4が押込まれて、トレイ
3を保持した状態で後退し、直立状態の扉5でオ
ーブン部2の開放前面を閉じた位置で、スライド
片57の爪56が通孔54の前縁に係合し、前縁
に押されてスプリング58の付勢力に抗して少し
後退しながら通孔54内に突入し、爪56が通孔
54を突き抜けると、スプリング58の復元力で
再度の前進し、爪56が通孔54の後縁に引つ掛
かることで、圧縮バネ49及び定圧バネ16の復
元力を受け止める。
これにより、オーブン部2の開放前面が扉5で
閉塞されると共に、スライダ4及びトレイ3はオ
ーブン部2内の格納位置に保持される(第15、
16図)。
尚、本実施例では、扉5が繰り出す際に、自動
的に扉5をスライダ4の下に格納するようにした
が、第2、第3の背動手段48,61を省くこと
で、手動で扉5を格納するようにもできる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
請求項1に記載の繰出し装置によれば、ロツク
手段の解除動作により、付勢手段の付勢力によ
り、スライダがトレイを保持した状態で自動的に
繰出すようにしているので、トレイの取出しが容
易であるばかりでなく、制動手段により付勢手段
の付勢力を減衰できるので、トレイが静粛に且つ
ゆつくりと繰出し、高級感に富む繰出し装置を提
供することができる。
請求項2に記載の繰出し装置によれば、扉を手
前に開くことで、トレイの前方を開放することが
できるので、トレイの使い勝手をより向上するこ
とができる。
請求項3に記載の繰出し装置によれば、扉をス
ライダの下に手動で格納できるようにしたので、
開いた扉が邪魔にならず、トレイの使い勝手をよ
り一層向上することができる。
請求項4に記載の繰出し装置によれば、スライ
ダの繰出し時に、扉がスライダの下に自動的に格
納されるので、扉を開放する手数を省くことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1〜1
3図は本考案の第1実施例を示し、第1図は分解
斜視図、第2図はレンジの斜視図、第3図はトレ
イを格納した状態を示す縦断面図、第4図は同上
の横断面図、第5図は第3図の−線に沿う断
面図、第6図は第3図の−線に沿う断面図、
第7図はロツク手段のロツク状態を示す横断面
図、第8図は同上の−線に沿う断面図、第9
図はロツク手段のロツクの解除状態を示す横断面
図、第10図a〜dはピストンの説明図、第11
図はトレイが繰出され、且つ扉が開いた状態を示
す縦断面図、第12図はトレイが繰出された状態
を示す後方横断面図、第13図はトレイが繰出さ
れた状態を示す前方横断面図、第14〜第22図
は本考案の第2実施例を示し、第14図分解斜視
図、第15図はトレイを格納した状態を示す縦断
面図、第16図は同上の横断面図、第17図は第
15図の−線に沿う断面図、第18図は
第15図の−線に沿う断面図、第19図
はトレイが繰出され、且つ扉が格納された状態を
示す縦断面図、第20図はトレイが繰出された状
態を示す後方横断面図、第21図はトレイが繰出
され、且つ扉が格納された状態を示す前方横断面
図、第22図は扉が水平に開いた状態を示す一部
縦断面図である。 1……レンジ、2……オーブン部、3……トレ
イ、4……スライダ、5……扉、6……付勢手段
(第1の付勢手段)、7……ロツク手段、8……制
動手段(第1の制動手段)、39……回転軸、4
7……サブスライダ、48……第2の付勢手段、
53……ストツパ手段、61……第3の付勢手
段、62……第2の制動手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前面が開放した中空なオーブン部と、このオ
    ーブン部の開放前面を開閉する扉と、オーブン
    部内にスライド可能に収容されるトレイから成
    る調理用レンジにおいて、 上記オーブン部内には、前記トレイを保持し
    た状態で、オーブン部の開放前面から出入する
    スライダをスライド可能に取付け、このスライ
    ダの前縁部に上記扉をほゞ直立した状態で設け
    ると共に、前記スライダをオーブン部の開放前
    面から繰出す方向に付勢する付勢手段と、この
    付勢手段の付勢力に抗してスライダをオーブン
    部内の格納位置に係止する解除可能なロツク手
    段と、前記付勢手段の付勢力を減衰する制動手
    段を備えたことを特徴とする調理用レンジのト
    レイの繰出し装置。 (2) 扉をスライダの前縁部に手前に倒れて開くよ
    うに軸支したことを特徴とする請求項(1)に記載
    の調理用レンジのトレイの繰出し装置。 (3) スライダの下面に沿つてスライドするサブス
    ライダを備え、サブスライダの前縁部に扉を手
    前に倒れて開くように軸支し、前記扉を手前に
    開いた状態でサブスライダと一体に後退させる
    ことで、開いた扉を繰出した状態のスライダの
    下面に沿つて格納できるようにしたことを特徴
    とする請求項(1)に記載の調理用レンジのトレイ
    の繰出し装置。 (4) 前面が開放した中空なオーブン部と、このこ
    のオーブン部の開放前面を開閉する扉と、オー
    ブン部内にスライド可能に収容されるトレイか
    ら成る調理用レンジにおいて、 上記オーブン部内には、前記トレイを保持し
    た状態で、オーブン部の開放前面から出入する
    スライダと、このスライダの下面に沿つてスラ
    イドするサブスライダを備え、前記サブスライ
    ダの前縁部に上記扉を手前に倒れて開くように
    軸支すると共に、上記スライダをオーブン部の
    開放前面から繰出す方向に付勢する第1の付勢
    手段と、この付勢手段の付勢力を減衰する第1
    の制動手段と、前記扉を開方向に付勢する第2
    の付勢手段と、この付勢手段の付勢力及び前記
    第1付勢手段によるスライダの繰出し力に抗し
    て扉を閉位置に係止する解除可能なストツパ手
    段と、上記サブスライダをスライダに対し後退
    方向に付勢する第3の付勢手段と、この付勢手
    段の付勢力を減衰する第2の制動手段を備え、
    スライダが第1の付勢手段の付勢力で突出する
    際に、前記第2の付勢手段の付勢力により扉を
    開放し、扉がスライダとほゞ平行に開いた後、
    第3の付勢手段によりサブスライダをスライダ
    に対し後退させて、扉を繰出した状態のスライ
    ダの下面に沿つて自動的に格納するようにした
    ことを特徴とする調理用レンジのトレイの繰出
    し装置。
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