JPH042523B2 - - Google Patents

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JPH042523B2
JPH042523B2 JP10959284A JP10959284A JPH042523B2 JP H042523 B2 JPH042523 B2 JP H042523B2 JP 10959284 A JP10959284 A JP 10959284A JP 10959284 A JP10959284 A JP 10959284A JP H042523 B2 JPH042523 B2 JP H042523B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/22Alkali metal sulfides or polysulfides
    • C01B17/32Hydrosulfides of sodium or potassium

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は石油精製、石油化学、セロハン製造な
どの化学工場から発生する硫化アルカリ、メルカ
プタン類等を含有するアルカリ廃液の処理方法に
関し、特に該廃液の公害防止処理とさらに該廃液
中の有価成分回収とを同時に行う方法に関するも
のである。
(従来の技術) 上記アルカリ廃液は石油精製、石油化学、セロ
ハン製造などの化学工場で脱硫を目的とした各種
アルカリ洗浄工程から発生又は排出し、これらの
アルカリ廃液中には硫化アルカリ、炭酸アルカリ
分のほかに水硫化アルカリ分又は苛性アルカリ分
などが混溶しているばかりでなく、被洗浄成分に
よつては、アルカリ可溶性有機物をも相当量溶存
しており、処理の困難な廃液(以下、このような
廃液をアルカリ廃液という)とされている。
このようなアルカリ廃液の公害防止処理には、
従来、そのアルカリ分を酸によつて中和し、さら
に溶存するH2S分の追出し減少をはかるため、酸
性(通常PH3〜4)になるまで過剰の酸を添加
し、更にストリツピングなどが実施されている
が、なおこの酸性液中には微量のH2Sが溶存する
ため、完全無害化には、さらに酸化剤などによる
酸化処理あるいは活性炭処理、活性汚泥処理など
の方法を単独又は重複して実施することによつて
処理している。一方、アルカリの酸による中和過
程で発生するH2S、メルカプタンは燃焼し、イオ
ウ回収、硫酸回収、石こう回収、場合によつては
そのまゝアルカリ液へ再吸収させて水硫化アルカ
リとし、メルカプタン類の分離除去処理を行つて
水硫化アルカリを回収する方法等によつて無害化
がはかられている。
このようにアルカリ廃液の公害対策処理は2
次、3次処理が必要となり、処理工程の複雑化を
まねき、結果的に設備費、運転経費の増額につな
がり、関係者らが常にその対策に苦慮しており、
安価にかつ容易な処理方法の確立が望まれてい
る。
また、一部で本発明者らが先に開発したアルカ
リ廃液の活用処理方法、即ちH2Sガスをさらに吸
収反応させることによつて、水硫化アルカリ溶液
を回収する方法(特許第401527号、第418472号、
第638775号、第800401号、第900772号)の実施化
で実効をあげている。
さらに本発明者らは、前述したようなアルカリ
廃液をその有効利用対策としてH2S、CO2分を含
有する炭化水素ガスのアルカリ洗浄薬液に再活用
して水硫化アルカリ溶液を回収する技術も提供し
ている(特開昭55−71604号参照)。
これらの方法は、水硫化アルカリを主成分とす
る溶液の回収を目的として、アルカリ廃液の処理
に使用するガス源にH2Sを用い、アルカリ源と
H2Sの反応を助長し、H2Sに同伴するCO2ガスに
よつて代表される酸性ガス類とアルカリ成分との
反応を抑制する条件、方法の研究の結果到達した
ものばかりである。
このような状況下において本発明者らはその発
想を根本的に転換し、前述した従来法においては
不要成分又は防害成分視されていたCO2ガスの活
用に着眼し、硫化アルカリと水硫化アルカリ又は
苛性アルカリを含有するアルカリ廃液とCO2ガス
の反応系において、CO2ガスと廃液中の硫化アル
カリ分、苛性アルカリ分の反応がその吸収反応初
期段階において優先的にかつ選択的に発熱をとも
なつて進行し、系内の温度上昇が一定化するか、
又は炭酸アルカリあるいは炭酸アルカリと重炭酸
アルカリの混晶が少量析出するまで行うと、硫化
アルカリ分はそのほとんどが水硫化アルカリと炭
酸アルカリに転化することを発見確認して、アル
カリ廃液とCO2ガス又はCO2含有ガスとから水硫
化アルカリ、炭酸アルカリを回収するアルカリ廃
液の処理技術を提案している(特許願昭57−
175317号参照)。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のCO2又はCO2含有ガスによる炭酸化処理
方法ではCO2ガス又はCO2含有ガスを用いるため
CO2ガスの転送、保存に特殊容器を必要とし、又
反応装置も各種機能を備える必要があり、処理設
備が複雑化して、設備費に巨額を要することはい
なめない。
また、前述のアルカリ可溶性有機物が回収有価
成分中に混入し、該回収製品の純度を低下させ
る。
そこで、本発明は、アルカリ廃液を容易でかつ
安価に処理すると共に、高純度の有価成分を回収
する方法を提案するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、硫化アルカリ、炭酸アルカリと水硫
化アルカリ又は苛性アルカリを含有するアルカリ
廃液の処理にあたり、該廃液と重炭酸アルカリを
反応させて水硫化アルカリ、炭酸アルカリを含有
する溶液を回収することを特徴とするアルカリ廃
液の処理方法に関する。
上記アルカリ廃液は、アルカリ可溶性有機物を
溶存していてもよい。
重炭酸アルカリは、アルカリ廃液中の硫化アル
カリ分および/又は苛性アルカリ分が炭酸アルカ
リ生成に必要な量の85%〜100%を用いることが
好ましい。
処理系内温度は、常温から65℃にすることが好
ましい。
アルカリ廃液中の苛性アルカリ分に相当量又は
それ以上の水硫化アルカリ分を添加し、該苛性ア
ルカリ分を硫化アルカリへ転化する前処理を行う
こともできる。
(作用) 以下に、本発明者らの各種実験により得られた
検討結果を基にして、本発明方法の作用等を説明
する。
まず、アルカリ廃液中の成分である硫化アルカ
リ溶液に硫化アルカリ分相当の重炭酸アルカリを
添加撹拌すると、反応熱と思われる発熱をともな
つて溶解反応し、分析結果から反応後の液組成が
水硫化アルカリ、炭酸アルカリが主体で微量の硫
化アルカリとなつていることが確認できた。しか
もこの反応は生成水硫化アルカリ分の分解反応で
生じるH2Sの発生もみられず、進行することも判
明した。
即ち、硫化アルカリと重炭酸アルカリとは、等
モル反応で次に示す反応式によつて容易にかつ
優先的に水硫化アルカリと炭酸アルカリを生成
し、反応式のようなH2Sを発生する副反応は反
応式の反応が完了するまで進行しないか又は何
等かの要因で著しく抑制されることを発見した。
M2S+MHCO3→MSH+M2CO3 …… MSH+MHCO3→M2CO3+H2S …… そこで、本発明者らはこの発見に基づいて、ア
ルカリ廃液の重炭酸アルカリによる処理実験を重
ねて次のような現象と結果を把握・確認すること
ができた。
アルカリ廃液を処理するために必要な重炭酸
アルカリは、該廃液中の硫化アルカリ分およ
び/又は苛性アルカリ分が炭酸アルカリを生成
するために必要量の85%以下の添加反応では後
記のようにアルカリ廃液中に溶存しているアル
カリ可溶性有機物の分離が不十分のことがあ
り、又、100%以上の添加反応では前記反応式
のような副反応でH2Sが発生することから、
必要量の85%〜100%が好適である。
アルカリ廃液中に溶存するアルカリ可溶性有
機物は重炭酸アルカリを必要量の75%添加反応
させたころから分離をはじめ、85%以上の添加
でその大部分が分離する。
アルカリ廃液の処理に用いる重炭酸アルカリ
としてはアルカリ金属の重炭酸アルカリが好適
であり、粉末状、スラリー状、水溶液のいずれ
も使用することができる。処理回収液中の水硫
化アルカリの濃度を考慮すると粉末状、スラリ
ー状での使用が好ましい。
アルカリ廃液の重炭酸アルカリによる処理は
常温で十分行うことができるが、系内に生成水
硫化アルカリ、炭酸アルカリが多くなり、重炭
酸アルカリを添加しても反応が進行しにくいと
きには、撹拌はもちろん反応を促進するために
加温によつて系内温度を上げて溶解反応を進め
ることが望ましい。しかし過剰の加温は逆に溶
解性が悪くなることから、その限度は65℃であ
る。より好ましい温度は、35℃〜50℃である。
アルカリ廃液中の硫化アルカリ又は/および
苛性アルカリあるいは処理過程で生成した水硫
化アルカリ、炭酸アルカリが著しく多く存在
し、硫化アルカリが粉末状重炭酸アルカリを添
加撹拌しても溶解反応が進行しないときには、
加温と同時に溶解するまで水を加えるか、あら
かじめこの現象が予想されるときには重炭酸ア
ルカリを水でスラリー状にするか、水溶液にし
て添加し、反応を進行さすことで目的を達成す
ることができる。
苛性アルカリ分を含有するアルカリ廃液の処
理は、そのまゝ処理することもできるが、あら
かじめ苛性アルカリ分相当量又はそれ以上の水
硫化アルカリを添加し、苛性アルカリ分を硫化
アルカリへ転化してから重炭酸アルカリで処理
すると、系内に炭酸アルカリの生成が少なく、
処理反応を容易にすることができる。
(実施例) 次に本発明方法の実施例を挙げる。
実施例 1 石油精製工場から排出される表1に示すような
アルカリ廃液20Kgを内容20の容器にとり、常温
で撹拌しながらNaHCO3(試薬1級)325g(必
要量の95.4%)を徐々に添加し、溶解反応させ
て、静置法によつて有機物を分離し、表2に示す
ようなNa2CO3、NaSH含有の処理液約23Kgが回
収できた。
このとき系内温度は25.0℃から26.7℃まで上昇
した。
この処理液を常法によつて中間濃縮し、析出し
たNa2CO3を濾過し、表3に示すようなNaSH溶
液がえられた。この溶液は表4に示すような市販
のNaSH溶液に比べて損色のないものであつた。
表1 アルカリ廃液組成 NaOH 0.53wt% Na2S 14.79 〃 Na2CO3 1.05 〃 Na2SO3 0.23 〃 Na2S2O3 0.14 〃 有機物 0.02 〃 表2 処理液組成 Na2CO3 18.72wt% NaSH 8.82 〃 Na2S 0.43 〃 Na2SO3 0.21 〃 Na2S2O3 0.13 〃 有機物 Trace 表3 中間濃縮液組成 NaSH 33.83wt% Na2S 1.69 〃 Na2CO3 0.67 〃 Na2SO3 0.40 〃 Na2S2O3 0.21 〃 表4 市販NaSH溶液組成 NaSH 29.26% Na2S 1.59 〃 Na2CO3 0.75 〃 Na2SO3 0.46 〃 Na2S2O3 0.25 〃 さらに、濾過回収した炭酸アルカリを温水洗浄
し、約120℃で乾燥して粉末Na2CO3(純度約97
%)が得られた。
このNa2CO3は排煙脱硫用、酸性排水の中和用
などのアルカリ源および高純度炭酸塩製造原料と
しても十分使用可能なものであつた。
実施例 2 表5に示すような石油化学工場から発生するア
ルカリ廃液2.0Kgの処理を、市販の工業用
NaHCO3〔東洋曹達(株)製〕150g(必要量の
94.5%)を用いて系内温度を35℃〜40℃に保ちな
がら、実施例1と同様に行い有機物を分離して表
6に示すような処理液約2.1Kgがえられた。
表5 アルカリ廃液組成 NaSH 6.25wt% Na2S 7.37 〃 Na2CO3 4.85 〃 Na2SO3 0.19 〃 Na2S2O3 0.11 〃 有機物 0.01 〃 表6 処理液組成 NaSH 10.40wt% Na2S 0.36 〃 Na2CO3 13.25 〃 Na2SO3 0.20 〃 Na2S2O3 0.08 〃 有機物 痕跡 回収液を中間濃縮、濾過して得られた溶液は実
施例1と同等品質のNaSH溶液であり、又濾過回
収したNa2CO3も実施例1と同様の処理によつて
同程度の品質のものが回収できた。
実施例 3 表1に示した組成のアルカリ廃液9に対してア
ルカリ廃液中のNaOH分相当量以上のNaSHと
して表4に示した組成の市販NaSH溶液1の割合
(重量)で混合し、アルカリ廃液中のNaOH分を
Na2Sへ転化した溶液2.0Kgの処理を実施例2で用
いた工業用NaHCO3100に対して水65の重量比で
混合したスラリー液485g(必要量の94.8%)で
系内温度を45℃〜50℃に保ちながら、実施例1と
同様に行い、放冷・静置して表7に示すような処
理液約2.5Kgがえられた。
表7 処理液組成 Na2CO3 15.65wt% NaSH 9.73 〃 Na2S 0.61 〃 Na2SO3 0.18 〃 Na2S2O3 0.11 〃 有機物 痕跡 比較例 実施例1で用いたものと同じアルカリ廃液2.0
Kgの処理をNaHCO3(試薬1級)270g(必要量
の79.2%)で実施例1と同様の操作、方法で行
い、表8に示すような組成の溶液約2.2Kgがえら
れた。この溶液はアルカリ可溶性有機物の分離が
悪く再使用できないものであつた。
表8 処理液組成 Na2CO3 14.95wt% NaSH 7.32 〃 Na2S 2.91 〃 Na2SO3 0.20 〃 Na2S2O3 0.12 〃 有機物 0.01 〃 以上の実施例は本発明方法の一例にすぎず、本
発明の技術思想は限度内で多くの変更・改良の要
素を含んでいることはもちろんであり、本発明の
技術思想を拘束するものではない。
(発明の効果) 本発明を実施すれば、次のような効果を期待す
ることができる。
アルカリ廃液の処理設備が著しく簡素で設備
費が安価であり、工程操作も簡単で運転経費も
安く、経済的効果は多大である。
水硫化アルカリ、炭酸アルカリが回収でき、
再利用ができるため貴重なアルカリ資源の損失
を防ぐばかりか公害対策効果もあり、その相乗
効果は経済的、社会的にも著しいものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硫化アルカリ、炭酸アルカリと、水硫化アル
    カリ又は苛性アルカリを含有するアルカリ廃液の
    処理にあたり、該廃液と重炭酸アルカリを反応さ
    せて、水硫化アルカリ、炭酸アルカリを含有する
    溶液を回収することを特徴とするアルカリ廃液の
    処理方法。 2 アルカリ可溶性有機物を溶存するアルカリ廃
    液と重炭酸アルカリを反応させて有機物を分離す
    ることを特徴とする特許請求の範囲1の方法。 3 アルカリ廃液を重炭酸アルカリを用いて処理
    するにあたり、アルカリ廃液中の硫化アルカリ分
    および/又は苛性アルカリ分が炭酸アルカリ生成
    に必要量の85%〜100%の重炭酸アルカリを用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲1又は2の方
    法。 4 アルカリ廃液を重炭酸アルカリを用いて処理
    するにあたり、系内温度を常温から65℃にするこ
    とを特徴とする特許請求の範囲1、2又は3の方
    法。 5 苛性アルカリ分を含有するアルカリ廃液の重
    炭酸アルカリによる処理にあたり、苛性アルカリ
    分に相当量又はそれ以上の水硫化アルカリ分を添
    加し、苛性アルカリ分を硫化アルカリへ転化する
    前処理を行うことを特徴とする特許請求の範囲
    1、2、3又は4の方法。
JP10959284A 1984-05-31 1984-05-31 硫化物含有アルカリ廃液の処理方法 Granted JPS60255617A (ja)

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