JPH04254224A - 希薄燃焼内燃機関を備えた車両用無段変速機の制御装置 - Google Patents
希薄燃焼内燃機関を備えた車両用無段変速機の制御装置Info
- Publication number
- JPH04254224A JPH04254224A JP3035514A JP3551491A JPH04254224A JP H04254224 A JPH04254224 A JP H04254224A JP 3035514 A JP3035514 A JP 3035514A JP 3551491 A JP3551491 A JP 3551491A JP H04254224 A JPH04254224 A JP H04254224A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- pressure
- valve
- lean burn
- gear
- Prior art date
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希薄燃焼内燃機関を備
えた車両用無段変速機の制御装置に関するものである。
えた車両用無段変速機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】希薄燃焼機関は、自動車の排出ガスを浄
化するためにたとえば特開昭61−268845号公報
に記載されているように、EGR弁および乱流を形成す
るためのスワールコントロール弁と混合気を理論空燃比
よりも希薄側となるようにする燃焼制御手段とを備えて
おり、複数種類の燃焼状態のいずれかが負荷に応じて選
択されるようになっている。また、無段変速機は、たと
えば特開昭58−191358号公報に記載されている
ように、最適燃費率曲線に沿って内燃機関が作動するよ
うにその無段変速機の変速比が連続的に調節され得るの
で、車両の燃費を向上させ得る技術として知られている
。そして、上記希薄燃焼内燃機関はポンピングロスが小
さいことなどから好適な燃費が得られるので、車両の燃
費を一層改善するためにその希薄燃焼内燃機関と上記無
段変速機とを車両に搭載することが考えられる。
化するためにたとえば特開昭61−268845号公報
に記載されているように、EGR弁および乱流を形成す
るためのスワールコントロール弁と混合気を理論空燃比
よりも希薄側となるようにする燃焼制御手段とを備えて
おり、複数種類の燃焼状態のいずれかが負荷に応じて選
択されるようになっている。また、無段変速機は、たと
えば特開昭58−191358号公報に記載されている
ように、最適燃費率曲線に沿って内燃機関が作動するよ
うにその無段変速機の変速比が連続的に調節され得るの
で、車両の燃費を向上させ得る技術として知られている
。そして、上記希薄燃焼内燃機関はポンピングロスが小
さいことなどから好適な燃費が得られるので、車両の燃
費を一層改善するためにその希薄燃焼内燃機関と上記無
段変速機とを車両に搭載することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記希薄燃
焼内燃機関は、一般に、所定の機関負荷値を境にしてそ
れより小さい場合、すなわち軽負荷走行の場合には、混
合気の空燃比を理想空燃比よりも希薄側として内燃機関
を希薄燃焼状態とし、その所定の機関負荷値よりも大き
い場合、すなわち中負荷走行或いは高負荷走行の場合に
は、好適な燃費を維持するよりはNOx の発生を抑制
するために空燃比がそれより濃厚側の燃焼状態、たとえ
ば空燃比A/Fが理論値である混合気に再循環ガスが混
合される燃焼状態(ストイキ+EGR燃焼状態)に切り
換える制御が行われている。しかしながら、このような
燃焼状態の切換制御によれば、内燃機関が希薄燃焼状態
である車両の走行中においては余裕トルクが小さくなる
と、余裕トルクを更に得ようとしてアクセルペダルが踏
み込まれるので、上記ストイキ+EGR燃焼状態に切り
換えられてしまう。このため、たとえば米国エミッショ
ンテストモードLA#4HWY等の走行などでは希薄燃
焼状態とならないため、車両の走行中において希薄燃焼
が選択される割合が少なく、燃費が充分に得られないと
いう不都合があった。
焼内燃機関は、一般に、所定の機関負荷値を境にしてそ
れより小さい場合、すなわち軽負荷走行の場合には、混
合気の空燃比を理想空燃比よりも希薄側として内燃機関
を希薄燃焼状態とし、その所定の機関負荷値よりも大き
い場合、すなわち中負荷走行或いは高負荷走行の場合に
は、好適な燃費を維持するよりはNOx の発生を抑制
するために空燃比がそれより濃厚側の燃焼状態、たとえ
ば空燃比A/Fが理論値である混合気に再循環ガスが混
合される燃焼状態(ストイキ+EGR燃焼状態)に切り
換える制御が行われている。しかしながら、このような
燃焼状態の切換制御によれば、内燃機関が希薄燃焼状態
である車両の走行中においては余裕トルクが小さくなる
と、余裕トルクを更に得ようとしてアクセルペダルが踏
み込まれるので、上記ストイキ+EGR燃焼状態に切り
換えられてしまう。このため、たとえば米国エミッショ
ンテストモードLA#4HWY等の走行などでは希薄燃
焼状態とならないため、車両の走行中において希薄燃焼
が選択される割合が少なく、燃費が充分に得られないと
いう不都合があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、複数種類の燃焼
状態のいずれかに切り換えられる希薄燃焼内燃機関を備
えた車両用無段変速機において、車両の走行燃費が得ら
れる制御装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、複数種類の燃焼
状態のいずれかに切り換えられる希薄燃焼内燃機関を備
えた車両用無段変速機において、車両の走行燃費が得ら
れる制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の、本発明の要旨とするところは、複数種類の燃焼状態
のいずれかに切り換えられる希薄燃焼内燃機関を備えた
車両用無段変速機において、その希薄燃焼内燃機関が予
め定められた最適曲線に沿って作動するようにその無段
変速機の変速比を調節する制御装置であって、(a)
前記希薄燃焼内燃機関が希薄燃焼領域内にあるときの余
裕トルクを決定する余裕トルク決定手段と、(b) そ
の余裕トルク決定手段により決定された前記希薄燃焼内
燃機関の余裕トルクが所定値を下まわった状態では、前
記変速比を減速側へ変更する変速比変更手段とを、含む
ことにある。
の、本発明の要旨とするところは、複数種類の燃焼状態
のいずれかに切り換えられる希薄燃焼内燃機関を備えた
車両用無段変速機において、その希薄燃焼内燃機関が予
め定められた最適曲線に沿って作動するようにその無段
変速機の変速比を調節する制御装置であって、(a)
前記希薄燃焼内燃機関が希薄燃焼領域内にあるときの余
裕トルクを決定する余裕トルク決定手段と、(b) そ
の余裕トルク決定手段により決定された前記希薄燃焼内
燃機関の余裕トルクが所定値を下まわった状態では、前
記変速比を減速側へ変更する変速比変更手段とを、含む
ことにある。
【0006】
【作用】このようにすれば、余裕トルク決定手段により
決定された希薄燃焼状態にある内燃機関の余裕トルクが
所定値を下まわった状態では、変速比変更手段により無
段変速機の変速比が減速側へ変更される。
決定された希薄燃焼状態にある内燃機関の余裕トルクが
所定値を下まわった状態では、変速比変更手段により無
段変速機の変速比が減速側へ変更される。
【0007】
【発明の効果】上記のようにして無段変速機の変速比が
減速側へ変更されると、等馬力曲線上においてその変更
分だけ内燃機関の回転速度が高められる結果、余裕トル
クが大きくされる。したがって、このようにして変速比
が制御されることにより内燃機関の希薄燃焼の選択割合
が高められるので、車両の走行燃費が好適に改善される
のである。
減速側へ変更されると、等馬力曲線上においてその変更
分だけ内燃機関の回転速度が高められる結果、余裕トル
クが大きくされる。したがって、このようにして変速比
が制御されることにより内燃機関の希薄燃焼の選択割合
が高められるので、車両の走行燃費が好適に改善される
のである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例が適用される
ベルト式無段変速機を含む車両用動力伝達装置を示す骨
子図である。図において、エンジン10の動力はロック
アップクラッチ付トルクコンバータ12、前後進切換装
置14、ベルト式無段変速機(以下、CVTという)1
6、減速ギヤ装置18、および差動歯車装置20を経て
車軸22に連結された駆動輪24へ伝達されるようにな
っている。
細に説明する。図1は、本発明の一実施例が適用される
ベルト式無段変速機を含む車両用動力伝達装置を示す骨
子図である。図において、エンジン10の動力はロック
アップクラッチ付トルクコンバータ12、前後進切換装
置14、ベルト式無段変速機(以下、CVTという)1
6、減速ギヤ装置18、および差動歯車装置20を経て
車軸22に連結された駆動輪24へ伝達されるようにな
っている。
【0009】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸26と接続されているポンプ翼車28と
、上記クランク軸26と後段の前後進切換装置14の中
心軸54との間においてそれらと同心に設けられたコン
バータ出力軸32に固定されポンプ翼車28からのオイ
ルを受けて回転させられるタービン翼車34と、一方向
クラッチ36を介して非回転部材に固定されたステータ
翼車38と、ダンパ40を介してコンバータ出力軸32
に固定されたロックアップクラッチ42とを備え、ロッ
クアップクラッチ42の非係合状態では、入出力回転速
度比に応じた増幅率でトルクを伝達するようになってい
る。上記ロックアップクラッチ42は、たとえば車速、
エンジン回転速度、またはタービン翼車34の回転速度
が所定値以上になると作動させられて、クランク軸26
とコンバータ出力軸32とを直結状態にするものである
。
0のクランク軸26と接続されているポンプ翼車28と
、上記クランク軸26と後段の前後進切換装置14の中
心軸54との間においてそれらと同心に設けられたコン
バータ出力軸32に固定されポンプ翼車28からのオイ
ルを受けて回転させられるタービン翼車34と、一方向
クラッチ36を介して非回転部材に固定されたステータ
翼車38と、ダンパ40を介してコンバータ出力軸32
に固定されたロックアップクラッチ42とを備え、ロッ
クアップクラッチ42の非係合状態では、入出力回転速
度比に応じた増幅率でトルクを伝達するようになってい
る。上記ロックアップクラッチ42は、たとえば車速、
エンジン回転速度、またはタービン翼車34の回転速度
が所定値以上になると作動させられて、クランク軸26
とコンバータ出力軸32とを直結状態にするものである
。
【0010】前後進切換装置14は、図示しないシフト
レバーの操作位置に従って前進ギヤ段または後進ギヤ段
に択一的に切り換えられるダブルピニオン型の遊星歯車
装置であって、コンバータ出力軸32とCVT16の入
力軸44との間において同心的に設けられている。この
遊星歯車装置は、前後進切換装置14の入力軸として機
能するコンバータ出力軸32に固定されたサンギヤ46
と、このサンギヤ46と同心に設けられたリングギヤ4
8と、それらリングギヤ48およびサンギヤ46の一方
および他方と噛み合い且つ互いに噛み合う一対の遊星ギ
ヤ50および52と、サンギヤ46およびリングギヤ4
8と同心に設けられた中心軸54とこの中心軸54から
外周側へ延びるフランジ部56とこのフランジ部56か
ら上記中心軸54の軸心と平行な方向へ立設されて一対
の遊星ギヤ50および52を回転可能に支持するキャリ
ヤピン58とを有するキャリヤ60とを備えている。さ
らに、この遊星歯車装置は、コンバータ出力軸32とキ
ャリヤ60との間を連結するための前進用クラッチ62
と、リングギヤ48と位置固定のハウジング63との間
を連結するための後進用ブレーキ64とを備えている。 したがって、前進用クラッチ62が係合させられると、
コンバータ出力軸32とキャリヤ60との間が連結され
て、コンバータ出力軸32と中心軸54とが一体的に回
転するので、CVT16以下が前進方向へ回転させられ
る。反対に、上記前進用クラッチ62に替えて後進用ブ
レーキ64が係合させられると、ハウジング63とリン
グギヤ48との間が連結されてリングギヤ48が非回転
状態とされるので、コンバータ出力軸32に対して中心
軸54が反対方向に回転させられ、CVT16以下が後
進方向へ回転させられる。
レバーの操作位置に従って前進ギヤ段または後進ギヤ段
に択一的に切り換えられるダブルピニオン型の遊星歯車
装置であって、コンバータ出力軸32とCVT16の入
力軸44との間において同心的に設けられている。この
遊星歯車装置は、前後進切換装置14の入力軸として機
能するコンバータ出力軸32に固定されたサンギヤ46
と、このサンギヤ46と同心に設けられたリングギヤ4
8と、それらリングギヤ48およびサンギヤ46の一方
および他方と噛み合い且つ互いに噛み合う一対の遊星ギ
ヤ50および52と、サンギヤ46およびリングギヤ4
8と同心に設けられた中心軸54とこの中心軸54から
外周側へ延びるフランジ部56とこのフランジ部56か
ら上記中心軸54の軸心と平行な方向へ立設されて一対
の遊星ギヤ50および52を回転可能に支持するキャリ
ヤピン58とを有するキャリヤ60とを備えている。さ
らに、この遊星歯車装置は、コンバータ出力軸32とキ
ャリヤ60との間を連結するための前進用クラッチ62
と、リングギヤ48と位置固定のハウジング63との間
を連結するための後進用ブレーキ64とを備えている。 したがって、前進用クラッチ62が係合させられると、
コンバータ出力軸32とキャリヤ60との間が連結され
て、コンバータ出力軸32と中心軸54とが一体的に回
転するので、CVT16以下が前進方向へ回転させられ
る。反対に、上記前進用クラッチ62に替えて後進用ブ
レーキ64が係合させられると、ハウジング63とリン
グギヤ48との間が連結されてリングギヤ48が非回転
状態とされるので、コンバータ出力軸32に対して中心
軸54が反対方向に回転させられ、CVT16以下が後
進方向へ回転させられる。
【0011】CVT16は、その入力軸44および出力
軸45にそれぞれ設けられた可変プーリ66および68
と、それら可変プーリ66および68に巻き掛けられた
伝動ベルト70とを備えている。この伝動ベルト70は
、たとえば特開昭61−116146号公報、特開平2
−62445号公報に記載されているように、可変プー
リ66および68のV溝に壁面により挟圧されるベルト
ブロックが無端環状のフープ或いはチェーンに沿って多
数連設されることにより構成されている。可変プーリ6
6および68は、入力軸44および出力軸45にそれぞ
れ固定された固定回転体72および74と、入力軸44
および出力軸45にそれぞれ軸方向の移動可能かつ軸回
りの相対回転不能に設けられた可動回転体76および7
8とから成り、可動回転体76および78が油圧アクチ
ュエータとして機能する油圧シリンダ80および82に
よって移動させられることによりV溝幅すなわち伝動ベ
ルト70の掛り径(有効径)が変更されて、CVT16
の変速比γ(=入力軸44の回転速度Nin/出力軸4
5の回転速度Nout )が変更されるようになってい
る。 油圧シリンダ80は専ら変速比γを変更するために作動
させられ、油圧シリンダ82は専ら伝動ベルト70のす
べりが生じない範囲で最小の挟圧力が得られるように作
動させられる。なお、油圧ポンプ84は図示しないCV
T油圧制御装置の油圧源を構成するものであって、エン
ジン10とともに回転するポンプ翼車28により常時回
転駆動されるようになっている。
軸45にそれぞれ設けられた可変プーリ66および68
と、それら可変プーリ66および68に巻き掛けられた
伝動ベルト70とを備えている。この伝動ベルト70は
、たとえば特開昭61−116146号公報、特開平2
−62445号公報に記載されているように、可変プー
リ66および68のV溝に壁面により挟圧されるベルト
ブロックが無端環状のフープ或いはチェーンに沿って多
数連設されることにより構成されている。可変プーリ6
6および68は、入力軸44および出力軸45にそれぞ
れ固定された固定回転体72および74と、入力軸44
および出力軸45にそれぞれ軸方向の移動可能かつ軸回
りの相対回転不能に設けられた可動回転体76および7
8とから成り、可動回転体76および78が油圧アクチ
ュエータとして機能する油圧シリンダ80および82に
よって移動させられることによりV溝幅すなわち伝動ベ
ルト70の掛り径(有効径)が変更されて、CVT16
の変速比γ(=入力軸44の回転速度Nin/出力軸4
5の回転速度Nout )が変更されるようになってい
る。 油圧シリンダ80は専ら変速比γを変更するために作動
させられ、油圧シリンダ82は専ら伝動ベルト70のす
べりが生じない範囲で最小の挟圧力が得られるように作
動させられる。なお、油圧ポンプ84は図示しないCV
T油圧制御装置の油圧源を構成するものであって、エン
ジン10とともに回転するポンプ翼車28により常時回
転駆動されるようになっている。
【0012】CVT16の出力軸45には、出力歯車と
して機能する第1歯車86が設けられている。また、第
1歯車86の軸心と平行な軸まわりに回転可能に設けら
れた回転軸88には、第1歯車86と噛み合う第2歯車
90とそれよりも小径の第3歯車92とが固設されてお
り、第3歯車92は差動歯車装置20の大径歯車94と
噛み合わされている。上記第1歯車86、第2歯車90
、および第3歯車92は、前記減速ギヤ装置18を構成
しているのである。差動歯車装置20は、車軸22の回
転軸心と直交する軸まわりに回転可能に支持され且つ大
径歯車94と一体的に回転する一対の差動小歯車96と
、この差動小歯車96と噛み合い且つ車軸22に連結さ
れた一対の差動大歯車98とを備えている。したがって
、減速ギヤ装置18から伝達された動力は、差動歯車装
置20において左右の車軸22へ均等に配分された後、
左右の駆動輪24へ伝達される。
して機能する第1歯車86が設けられている。また、第
1歯車86の軸心と平行な軸まわりに回転可能に設けら
れた回転軸88には、第1歯車86と噛み合う第2歯車
90とそれよりも小径の第3歯車92とが固設されてお
り、第3歯車92は差動歯車装置20の大径歯車94と
噛み合わされている。上記第1歯車86、第2歯車90
、および第3歯車92は、前記減速ギヤ装置18を構成
しているのである。差動歯車装置20は、車軸22の回
転軸心と直交する軸まわりに回転可能に支持され且つ大
径歯車94と一体的に回転する一対の差動小歯車96と
、この差動小歯車96と噛み合い且つ車軸22に連結さ
れた一対の差動大歯車98とを備えている。したがって
、減速ギヤ装置18から伝達された動力は、差動歯車装
置20において左右の車軸22へ均等に配分された後、
左右の駆動輪24へ伝達される。
【0013】トランスミッション用電子制御装置110
は、CPU112、ROM114、RAM116、図示
しないインターフェースなどから成る所謂マイクロコン
ピュータであって、それには、駆動輪24の回転速度を
検出する車速センサ118、CVT16の入力軸44お
よび出力軸45の回転速度をそれぞれ検出する入力軸回
転センサ120および出力軸回転センサ122、エンジ
ン10の吸気配管に設けられたスロットル弁開度を検出
するスロットル弁開度センサ124、シフト操作レバー
126の操作位置、すなわちL、S、D、N、R、Pレ
ンジのいずれかを検出するための操作位置センサ128
から、車速SPDを表す信号、入力軸回転速度Ninを
表す信号、出力軸回転速度Nout を表す信号、スロ
ットル弁開度θthを表す信号、シフト操作レバー12
6の操作位置Ps を表す信号がそれぞれ供給されるよ
うになっている。上記電子制御装置110のCPU11
2は、RAM116の一時記憶機能を利用しつつ予めR
OM114に記憶されたプログラムに従って入力信号を
処理し、油圧制御回路100内の第1電磁弁102、第
2電磁弁104、リニヤソレノイド弁106をそれぞれ
制御する。
は、CPU112、ROM114、RAM116、図示
しないインターフェースなどから成る所謂マイクロコン
ピュータであって、それには、駆動輪24の回転速度を
検出する車速センサ118、CVT16の入力軸44お
よび出力軸45の回転速度をそれぞれ検出する入力軸回
転センサ120および出力軸回転センサ122、エンジ
ン10の吸気配管に設けられたスロットル弁開度を検出
するスロットル弁開度センサ124、シフト操作レバー
126の操作位置、すなわちL、S、D、N、R、Pレ
ンジのいずれかを検出するための操作位置センサ128
から、車速SPDを表す信号、入力軸回転速度Ninを
表す信号、出力軸回転速度Nout を表す信号、スロ
ットル弁開度θthを表す信号、シフト操作レバー12
6の操作位置Ps を表す信号がそれぞれ供給されるよ
うになっている。上記電子制御装置110のCPU11
2は、RAM116の一時記憶機能を利用しつつ予めR
OM114に記憶されたプログラムに従って入力信号を
処理し、油圧制御回路100内の第1電磁弁102、第
2電磁弁104、リニヤソレノイド弁106をそれぞれ
制御する。
【0014】図2は上記油圧制御回路100の要部を示
しており、前記油圧ポンプ84はこの油圧制御回路10
0の油圧源である。油圧ポンプ84は図示しないオイル
タンク内へ還流した作動油をストレーナ140を介して
吸入し、また、戻し油路142を通して戻された作動油
を吸入して第1ライン油路144へ圧送する。本実施例
では、第1ライン油路144内の作動油がオーバーフロ
ー(リリーフ)型式の第1調圧弁146によって戻し油
路142およびロックアップクラッチ圧油路148へ漏
出させられることにより、第1ライン油路144内の第
1ライン油圧Pl1 が調圧されるようになっている。 また、減圧弁型式の第2調圧弁150によって第1ライ
ン油圧Pl1 が減圧されることにより第2ライン油路
152内の第2ライン油圧Pl2 が調圧されるように
なっている。なお、上記第1ライン油路144には、所
定圧以上の異常昇圧を防止するためのリリーフ弁154
が設けられている。
しており、前記油圧ポンプ84はこの油圧制御回路10
0の油圧源である。油圧ポンプ84は図示しないオイル
タンク内へ還流した作動油をストレーナ140を介して
吸入し、また、戻し油路142を通して戻された作動油
を吸入して第1ライン油路144へ圧送する。本実施例
では、第1ライン油路144内の作動油がオーバーフロ
ー(リリーフ)型式の第1調圧弁146によって戻し油
路142およびロックアップクラッチ圧油路148へ漏
出させられることにより、第1ライン油路144内の第
1ライン油圧Pl1 が調圧されるようになっている。 また、減圧弁型式の第2調圧弁150によって第1ライ
ン油圧Pl1 が減圧されることにより第2ライン油路
152内の第2ライン油圧Pl2 が調圧されるように
なっている。なお、上記第1ライン油路144には、所
定圧以上の異常昇圧を防止するためのリリーフ弁154
が設けられている。
【0015】上記第2調圧弁150は、第1ライン油路
144と第2ライン油路152との間を開閉するスプー
ル弁子160、スプリングシート162、リターンスプ
リング164、プランジャ166を備えている。また、
スプール弁子160の軸端には、順に径が大きくなる第
1ランド168、第2ランド170、第3ランド172
が順次形成されている。第2ランド170と第3ランド
172との間には第2ライン油圧Pl2 がフィードバ
ック圧として絞り174を通して導入される油室176
が設けられており、スプール弁子160が第2ライン油
圧Pl2 により閉弁方向へ付勢されるようになってい
る。 また、スプール弁子160の第1ランド168端面側に
は、絞り178を介して後述の変速比圧Pr が導かれ
る油室180が設けられており、スプール弁子160が
変速比圧Pr により閉弁方向へ付勢されるようになっ
ている。また、第2調圧弁150内においてはリターン
スプリング164の開弁方向の付勢力がスプリングシー
ト162を介してスプール弁子160に付与されている
。また、スプール弁子160の第1ランド168と第2
ランド170との間にはリニヤソレノイド弁106から
出力される信号圧PsolLが導入される油室182が
設けられており、その信号圧PsolLによりスプール
弁子160が第2ライン油圧Pl2 により閉弁方向へ
付勢されるようになっている。さらに、プランジャ16
6の端面側には後述のスロットル圧Pthを作用させる
ための油室184が設けられており、スプール弁子16
0がこのスロットル圧Pthにより開弁方向へ付勢され
るようになっている。したがって、第1ランド168の
受圧面積(断面積)をA1 、第2ランド170の断面
積をA2 、第3ランド172の断面積をA3 、プラ
ンジャ166の小径ランド188の受圧面積をA4 、
リターンスプリング164の付勢力をWとすると、スプ
ール弁子160は数式1が成立する位置において平衡さ
せられる。すなわち、スプール弁子160が数式1にし
たがって移動させられることにより、第1ライン油路1
44内の作動油が第2ライン油路152へ流入させられ
る状態と第2ライン油路152内の作動油がドレンポー
トへ流出される状態とが繰り返されて、第2ライン油圧
Pl2 が調圧させられるのである。上記第2ライン油
路152は比較的閉じられた系であるので、第2調圧弁
150は上記のように相対的に高い油圧である第1ライ
ン油圧Pl1 を減圧することにより第2ライン油圧P
l2を図3に示すように発生させるのである。なお、図
3はスロットル圧Pr が一定である場合の特性であっ
て、折れ線は信号圧PsolLが零であるときの調圧値
(基本出力圧Pmec )を示し、曲線は信号圧Pso
lLによって理想圧Popt に調圧されたとき調圧値
を示している。すなわち、上記信号圧PsolLは理想
圧Popt を得るために基本出力圧Pmec から低
下させる値を制御するために供給されるのである。
144と第2ライン油路152との間を開閉するスプー
ル弁子160、スプリングシート162、リターンスプ
リング164、プランジャ166を備えている。また、
スプール弁子160の軸端には、順に径が大きくなる第
1ランド168、第2ランド170、第3ランド172
が順次形成されている。第2ランド170と第3ランド
172との間には第2ライン油圧Pl2 がフィードバ
ック圧として絞り174を通して導入される油室176
が設けられており、スプール弁子160が第2ライン油
圧Pl2 により閉弁方向へ付勢されるようになってい
る。 また、スプール弁子160の第1ランド168端面側に
は、絞り178を介して後述の変速比圧Pr が導かれ
る油室180が設けられており、スプール弁子160が
変速比圧Pr により閉弁方向へ付勢されるようになっ
ている。また、第2調圧弁150内においてはリターン
スプリング164の開弁方向の付勢力がスプリングシー
ト162を介してスプール弁子160に付与されている
。また、スプール弁子160の第1ランド168と第2
ランド170との間にはリニヤソレノイド弁106から
出力される信号圧PsolLが導入される油室182が
設けられており、その信号圧PsolLによりスプール
弁子160が第2ライン油圧Pl2 により閉弁方向へ
付勢されるようになっている。さらに、プランジャ16
6の端面側には後述のスロットル圧Pthを作用させる
ための油室184が設けられており、スプール弁子16
0がこのスロットル圧Pthにより開弁方向へ付勢され
るようになっている。したがって、第1ランド168の
受圧面積(断面積)をA1 、第2ランド170の断面
積をA2 、第3ランド172の断面積をA3 、プラ
ンジャ166の小径ランド188の受圧面積をA4 、
リターンスプリング164の付勢力をWとすると、スプ
ール弁子160は数式1が成立する位置において平衡さ
せられる。すなわち、スプール弁子160が数式1にし
たがって移動させられることにより、第1ライン油路1
44内の作動油が第2ライン油路152へ流入させられ
る状態と第2ライン油路152内の作動油がドレンポー
トへ流出される状態とが繰り返されて、第2ライン油圧
Pl2 が調圧させられるのである。上記第2ライン油
路152は比較的閉じられた系であるので、第2調圧弁
150は上記のように相対的に高い油圧である第1ライ
ン油圧Pl1 を減圧することにより第2ライン油圧P
l2を図3に示すように発生させるのである。なお、図
3はスロットル圧Pr が一定である場合の特性であっ
て、折れ線は信号圧PsolLが零であるときの調圧値
(基本出力圧Pmec )を示し、曲線は信号圧Pso
lLによって理想圧Popt に調圧されたとき調圧値
を示している。すなわち、上記信号圧PsolLは理想
圧Popt を得るために基本出力圧Pmec から低
下させる値を制御するために供給されるのである。
【0016】
【数1】
【0017】第1調圧弁146は、スプール弁子200
、スプリングシート202、リターンスプリング204
、第1プランジャ206、およびその第1プランジャ2
06の第2ランド215と同径の第2プランジャ208
を備えている。スプール弁子200は、第1ライン油路
144と戻し油路142およびロックアップクラッチ圧
油路148との間を開閉するものであり、その第1ラン
ド212の端面にフィードバック圧としての第1ライン
油圧Pl1 を絞り211を介して作用させるための油
室213が設けられており、この第1ライン油圧Pl1
によりスプール弁子200が開弁方向へ付勢されるよ
うになっている。スプール弁子200と同軸に設けられ
た第1プランジャ206の第1ランド214とそれより
も小径の第2ランド215との間にはスロットル圧Pt
hを導くための油室216が設けられており、また、第
2ランド215と第2プランジャ208との間には一次
側油圧シリンダ80内の油圧Pinを分岐油路220を
介して導くための油室217が設けられており、さらに
第2プランジャ208の端面には第2ライン油圧Pl2
を導くための油室218が設けられている。前記リタ
ーンスプリング204の付勢力は、スプリングシート2
02を介して閉弁方向にスプール弁子200に付与され
ているので、スプール弁子200の第1ランド212の
受圧面積をA5 、第1プランジャ206の第1ランド
214の断面積をA6 、第2ランド215および第2
プランジャ208の断面積をA7 、リターンスプリン
グ204の付勢力をWとすると、スプール弁子200は
数式2が成立する位置において平衡させられ、第1ライ
ン油圧Pl1 が調圧される。
、スプリングシート202、リターンスプリング204
、第1プランジャ206、およびその第1プランジャ2
06の第2ランド215と同径の第2プランジャ208
を備えている。スプール弁子200は、第1ライン油路
144と戻し油路142およびロックアップクラッチ圧
油路148との間を開閉するものであり、その第1ラン
ド212の端面にフィードバック圧としての第1ライン
油圧Pl1 を絞り211を介して作用させるための油
室213が設けられており、この第1ライン油圧Pl1
によりスプール弁子200が開弁方向へ付勢されるよ
うになっている。スプール弁子200と同軸に設けられ
た第1プランジャ206の第1ランド214とそれより
も小径の第2ランド215との間にはスロットル圧Pt
hを導くための油室216が設けられており、また、第
2ランド215と第2プランジャ208との間には一次
側油圧シリンダ80内の油圧Pinを分岐油路220を
介して導くための油室217が設けられており、さらに
第2プランジャ208の端面には第2ライン油圧Pl2
を導くための油室218が設けられている。前記リタ
ーンスプリング204の付勢力は、スプリングシート2
02を介して閉弁方向にスプール弁子200に付与され
ているので、スプール弁子200の第1ランド212の
受圧面積をA5 、第1プランジャ206の第1ランド
214の断面積をA6 、第2ランド215および第2
プランジャ208の断面積をA7 、リターンスプリン
グ204の付勢力をWとすると、スプール弁子200は
数式2が成立する位置において平衡させられ、第1ライ
ン油圧Pl1 が調圧される。
【0018】
【数2】
【0019】上記第1調圧弁146においては、一次側
油圧シリンダ80内油圧Pinが第2ライン油圧Pl2
(定常状態ではPl2 =二次側油圧シリンダ82内
油圧Pout )よりも高い場合には、第1プランジャ
206と第2プランジャ208との間が離間して上記一
次側油圧シリンダ80内油圧Pinによる推力がスプー
ル弁子200の閉弁方向に作用するが、一次側油圧シリ
ンダ80内油圧Pinが第2ライン油圧Pl2 よりも
低い場合には、第1プランジャ206と第2プランジャ
208とが当接することから、上記第2プランジャ20
8の端面に作用している第2ライン油圧Pl2 による
推力がスプール弁子200の閉弁方向に作用する。すな
わち、一次側油圧シリンダ80内油圧Pinと第2ライ
ン油圧Pl2 とを受ける第2プランジャ208がそれ
らの油圧のうちの高い方の油圧に基づく作用力をスプー
ル弁子200の閉弁方向に作用させるのである。これに
より、正トルク走行および負トルク走行においても最適
の第1ライン油圧Pl2 が発生させられる。
油圧シリンダ80内油圧Pinが第2ライン油圧Pl2
(定常状態ではPl2 =二次側油圧シリンダ82内
油圧Pout )よりも高い場合には、第1プランジャ
206と第2プランジャ208との間が離間して上記一
次側油圧シリンダ80内油圧Pinによる推力がスプー
ル弁子200の閉弁方向に作用するが、一次側油圧シリ
ンダ80内油圧Pinが第2ライン油圧Pl2 よりも
低い場合には、第1プランジャ206と第2プランジャ
208とが当接することから、上記第2プランジャ20
8の端面に作用している第2ライン油圧Pl2 による
推力がスプール弁子200の閉弁方向に作用する。すな
わち、一次側油圧シリンダ80内油圧Pinと第2ライ
ン油圧Pl2 とを受ける第2プランジャ208がそれ
らの油圧のうちの高い方の油圧に基づく作用力をスプー
ル弁子200の閉弁方向に作用させるのである。これに
より、正トルク走行および負トルク走行においても最適
の第1ライン油圧Pl2 が発生させられる。
【0020】前記スロットル圧Pthは、要求出力、す
なわちエンジン10における実際のスロットル弁開度θ
thに対応したものであり、スロットル弁開度検知弁2
28によって発生させられる。また、変速比圧Pr は
CVT16の実際の変速比を表すものであり、変速比検
知弁232によって発生させられる。それらスロットル
弁開度検知弁228および変速比検知弁232は、たと
えば特開昭64−49749号公報に記載されたものと
同様に構成されており、スロットル弁開度検知弁228
は、エンジン10のスロットル弁とともに回転させられ
る図示しないカムのカム面に係合するプランジャ230
を備え、そのプランジャ230の変位に対応する推力に
対応して図4に示すようなスロットル圧Pthを発生さ
せる。 また、上記変速比検知弁232は、CVT16の入力側
可動回転体76に摺接してその軸線方向の変位量に等し
い変位量だけ軸線方向へ移動させられる検知棒234を
備え、この棒234の変位に対応して絞り236より下
流側の逃がし量を変化させることにより、図5に示すよ
うな変速比圧Pr を発生させる。
なわちエンジン10における実際のスロットル弁開度θ
thに対応したものであり、スロットル弁開度検知弁2
28によって発生させられる。また、変速比圧Pr は
CVT16の実際の変速比を表すものであり、変速比検
知弁232によって発生させられる。それらスロットル
弁開度検知弁228および変速比検知弁232は、たと
えば特開昭64−49749号公報に記載されたものと
同様に構成されており、スロットル弁開度検知弁228
は、エンジン10のスロットル弁とともに回転させられ
る図示しないカムのカム面に係合するプランジャ230
を備え、そのプランジャ230の変位に対応する推力に
対応して図4に示すようなスロットル圧Pthを発生さ
せる。 また、上記変速比検知弁232は、CVT16の入力側
可動回転体76に摺接してその軸線方向の変位量に等し
い変位量だけ軸線方向へ移動させられる検知棒234を
備え、この棒234の変位に対応して絞り236より下
流側の逃がし量を変化させることにより、図5に示すよ
うな変速比圧Pr を発生させる。
【0021】ここで、上記変速比検知弁232は、絞り
236を通して第2ライン油路152から供給される第
2ライン油圧Pl2 の作動油の逃がし量を変化させる
ことにより変速比圧Pr を発生させるものであるから
、変速比圧Pr は第2ライン油圧Pl2 以上の値と
なることが制限されている一方、前記数式1に従って作
動する第2調圧弁150では変速比圧Pr の増加に伴
って第2ライン油圧Pl2 を減少させる。このため、
変速比圧Pr が所定値まで増加して第2ライン油圧P
l2 と等しくなると、それ以降は両者ともに飽和して
一定となり、前記図3に示すように、基本出力圧Pme
c の変化特性は、変速比γが最大値から最小値へ向か
って変化する過程において当初は変速比圧Pr の増大
に対応して直線的に減少するが、変速比圧Pr と一致
した後は一定値となる折れ線特性となる。
236を通して第2ライン油路152から供給される第
2ライン油圧Pl2 の作動油の逃がし量を変化させる
ことにより変速比圧Pr を発生させるものであるから
、変速比圧Pr は第2ライン油圧Pl2 以上の値と
なることが制限されている一方、前記数式1に従って作
動する第2調圧弁150では変速比圧Pr の増加に伴
って第2ライン油圧Pl2 を減少させる。このため、
変速比圧Pr が所定値まで増加して第2ライン油圧P
l2 と等しくなると、それ以降は両者ともに飽和して
一定となり、前記図3に示すように、基本出力圧Pme
c の変化特性は、変速比γが最大値から最小値へ向か
って変化する過程において当初は変速比圧Pr の増大
に対応して直線的に減少するが、変速比圧Pr と一致
した後は一定値となる折れ線特性となる。
【0022】第3調圧弁240は、前後進切換装置14
において摩擦係合する後進用ブレーキ64および前進用
クラッチ62を作動させる作動油圧および第1電磁弁1
02、第2電磁弁104、リニヤソレノイド弁106の
元圧ロット油圧として機能する第3ライン油圧Pl3
を発生させるものであり、たとえば特開昭64−497
49号公報に記載されたものと同様に構成されている。 第3ライン油圧Pl3 は、前進用クラッチ62或いは
後進用ブレーキ64において滑りが発生することなく確
実にトルクを伝達できるトルク容量が得られるようにす
るための最適な値に調圧される。
において摩擦係合する後進用ブレーキ64および前進用
クラッチ62を作動させる作動油圧および第1電磁弁1
02、第2電磁弁104、リニヤソレノイド弁106の
元圧ロット油圧として機能する第3ライン油圧Pl3
を発生させるものであり、たとえば特開昭64−497
49号公報に記載されたものと同様に構成されている。 第3ライン油圧Pl3 は、前進用クラッチ62或いは
後進用ブレーキ64において滑りが発生することなく確
実にトルクを伝達できるトルク容量が得られるようにす
るための最適な値に調圧される。
【0023】変速制御弁ユニット250は、CVT16
の変速比γを調節するために、第1ライン油圧Pl1
および第2ライン油圧Pl2 を元圧として一次側油圧
シリンダ80および二次側油圧シリンダ82の一方およ
び他方を制御する。この変速制御弁ユニット250は変
速方向切換弁252および流量制御弁254から構成さ
れている。なお、前記第3ライン油圧Pl3は変速方向
切換弁252および流量制御弁254を駆動するための
パイロット圧として用いられる。
の変速比γを調節するために、第1ライン油圧Pl1
および第2ライン油圧Pl2 を元圧として一次側油圧
シリンダ80および二次側油圧シリンダ82の一方およ
び他方を制御する。この変速制御弁ユニット250は変
速方向切換弁252および流量制御弁254から構成さ
れている。なお、前記第3ライン油圧Pl3は変速方向
切換弁252および流量制御弁254を駆動するための
パイロット圧として用いられる。
【0024】変速方向切換弁252は第1電磁弁102
によって位置制御されるスプール弁子256を備え、流
量制御弁254は第2電磁弁104によって位置制御さ
れるスプール弁258を備えている。たとえば、第1電
磁弁102がオン状態であり且つ第2電磁弁104がオ
ン状態である場合には、スプール弁子256および25
8が共に上側に位置させられるので、第1ライン油路1
44内の作動油は、変速方向切換弁252、第1接続油
路260、流量制御弁254、および二次側油路262
を順次通して二次側油圧シリンダ82へ流入させられる
一方、一次側油圧シリンダ80内の作動油は、一次側油
路264、流量制御弁254、第2接続油路266、お
よび変速方向切換弁252を順次通してドレンへ排出さ
れ、CVT16の変速比γは減速方向へ速やかに変化さ
せられる。
によって位置制御されるスプール弁子256を備え、流
量制御弁254は第2電磁弁104によって位置制御さ
れるスプール弁258を備えている。たとえば、第1電
磁弁102がオン状態であり且つ第2電磁弁104がオ
ン状態である場合には、スプール弁子256および25
8が共に上側に位置させられるので、第1ライン油路1
44内の作動油は、変速方向切換弁252、第1接続油
路260、流量制御弁254、および二次側油路262
を順次通して二次側油圧シリンダ82へ流入させられる
一方、一次側油圧シリンダ80内の作動油は、一次側油
路264、流量制御弁254、第2接続油路266、お
よび変速方向切換弁252を順次通してドレンへ排出さ
れ、CVT16の変速比γは減速方向へ速やかに変化さ
せられる。
【0025】この状態で、第2電磁弁104がオフ状態
とされるとスプール弁子258が下側に位置させられる
ので、一方向弁268および絞り270を並列に備えた
バイパス油路272を通して第2ライン油路152内の
作動油が二次側油圧シリンダ82へ流入させられる一方
、一次側油圧シリンダ80内の作動油はその摺動部分の
隙間を通してドレンへ排出され、CVT16の変速比γ
は減速方向へ緩やかに変化させられる。
とされるとスプール弁子258が下側に位置させられる
ので、一方向弁268および絞り270を並列に備えた
バイパス油路272を通して第2ライン油路152内の
作動油が二次側油圧シリンダ82へ流入させられる一方
、一次側油圧シリンダ80内の作動油はその摺動部分の
隙間を通してドレンへ排出され、CVT16の変速比γ
は減速方向へ緩やかに変化させられる。
【0026】反対に、第1電磁弁102がオフであり且
つ第2電磁弁104がオン状態である場合には、第1ラ
イン油路144内の作動油は、比較的大きな絞り278
、変速方向切換弁252、第2接続油路266、流量制
御弁254、および一次側油路264を通して一次側油
圧シリンダ80へ流入させられる一方、二次側油圧シリ
ンダ82内の作動油は、二次側油路262、流量制御弁
254、第1接続油路260、および変速方向切換弁2
52を順次通して第2ライン油路152へ排出され、C
VT16の変速比γは増速方向へ速やかに変化させられ
る。
つ第2電磁弁104がオン状態である場合には、第1ラ
イン油路144内の作動油は、比較的大きな絞り278
、変速方向切換弁252、第2接続油路266、流量制
御弁254、および一次側油路264を通して一次側油
圧シリンダ80へ流入させられる一方、二次側油圧シリ
ンダ82内の作動油は、二次側油路262、流量制御弁
254、第1接続油路260、および変速方向切換弁2
52を順次通して第2ライン油路152へ排出され、C
VT16の変速比γは増速方向へ速やかに変化させられ
る。
【0027】また、この状態で第2電磁弁104がオフ
状態とされると、第1ライン油路144内の作動油は、
変速方向切換弁252および絞り274を備えた第3接
続油路276を通して一次側油圧シリンダ80へ流入さ
せられる一方、二次側油圧シリンダ82内の作動油は、
バイパス油路272を通して第2ライン油路152へ排
出され、CVT16の変速比γは増速方向へ緩やかに変
化させられる。これらの4つの変速モードが選択的に切
り換えられることにより変速制御が行われるのである。 なお、図2における第1電磁弁102および第2電磁弁
104にその作動状態を示すために付されたONおよび
OFFは、変速方向切換弁252および流量制御弁25
4に付されたONおよびOFFと対応している。また、
上記第1電磁弁102および第2電磁弁104は、励磁
状態においてボール状弁子がドレンポートを閉じ且つ入
力ポートを出力ポートに連通させて第3ライン油圧Pl
3 を出力し、非励磁状態においてボール状弁子が入力
ポートを閉じ且つ出力ポートをドレンポートと連通させ
る三方切換弁である。
状態とされると、第1ライン油路144内の作動油は、
変速方向切換弁252および絞り274を備えた第3接
続油路276を通して一次側油圧シリンダ80へ流入さ
せられる一方、二次側油圧シリンダ82内の作動油は、
バイパス油路272を通して第2ライン油路152へ排
出され、CVT16の変速比γは増速方向へ緩やかに変
化させられる。これらの4つの変速モードが選択的に切
り換えられることにより変速制御が行われるのである。 なお、図2における第1電磁弁102および第2電磁弁
104にその作動状態を示すために付されたONおよび
OFFは、変速方向切換弁252および流量制御弁25
4に付されたONおよびOFFと対応している。また、
上記第1電磁弁102および第2電磁弁104は、励磁
状態においてボール状弁子がドレンポートを閉じ且つ入
力ポートを出力ポートに連通させて第3ライン油圧Pl
3 を出力し、非励磁状態においてボール状弁子が入力
ポートを閉じ且つ出力ポートをドレンポートと連通させ
る三方切換弁である。
【0028】前記リニヤソレノイド弁106は、第3ラ
イン油圧Pl3 を減圧することにより信号圧Psol
Lを発生させるものであって、スプリング300により
閉弁方向に付勢されるスプール弁子302と、フィード
バック油圧をスプール弁子302に作用させるために信
号圧PsolLを受け入れる油室304と、連続的に変
化する開弁方向の推力をスプール弁子302に付与する
コア306を備えたソレノイド308とを備え、トラン
スミッション用電子制御装置110から供給される駆動
信号の電流値または電圧値の増加に関連して信号圧Ps
olLを連続的に増加させる図6に示す特性を備えてい
る。すなわち、上記スプリング300の付勢力をWL1
、スプール弁子302の受圧面積をAL1、ソレノイド
306の推力をFL1とすると、上記出力信号圧Pso
lLは、数式3に従って制御される。
イン油圧Pl3 を減圧することにより信号圧Psol
Lを発生させるものであって、スプリング300により
閉弁方向に付勢されるスプール弁子302と、フィード
バック油圧をスプール弁子302に作用させるために信
号圧PsolLを受け入れる油室304と、連続的に変
化する開弁方向の推力をスプール弁子302に付与する
コア306を備えたソレノイド308とを備え、トラン
スミッション用電子制御装置110から供給される駆動
信号の電流値または電圧値の増加に関連して信号圧Ps
olLを連続的に増加させる図6に示す特性を備えてい
る。すなわち、上記スプリング300の付勢力をWL1
、スプール弁子302の受圧面積をAL1、ソレノイド
306の推力をFL1とすると、上記出力信号圧Pso
lLは、数式3に従って制御される。
【0029】
【数3】
【0030】前記エンジン10は多気筒の希薄燃焼式内
燃機関であり、その要部構成が図7に示されている。図
において、1つの燃焼室400に対して一対の排気弁4
02、3つの第1吸気弁404、第2吸気弁406、第
3吸気弁408、および1つの点火栓410がシリンダ
ヘッドにそれぞれ設けられている。排気弁402により
開閉される排気ポートは共通の排気管412に接続され
るとともに、その排気管412には、リーンミクスチャ
センサ414および三元触媒416が設けられている。 このリーンミクスチャセンサ414は、従来の酸素セン
サのように理論空燃比付近の領域だけではなく、それよ
りも希薄な領域においても検出できる特性を備えている
。ここで、空燃比とは、混合気中に含まれる燃料と空気
の重量比(空気の重量/燃料の重量=A/F)或いは燃
焼室内の気体と燃料の重量比〔(空気の重量+循環ガス
の重量)/燃料の重量=G/F〕)である。
燃機関であり、その要部構成が図7に示されている。図
において、1つの燃焼室400に対して一対の排気弁4
02、3つの第1吸気弁404、第2吸気弁406、第
3吸気弁408、および1つの点火栓410がシリンダ
ヘッドにそれぞれ設けられている。排気弁402により
開閉される排気ポートは共通の排気管412に接続され
るとともに、その排気管412には、リーンミクスチャ
センサ414および三元触媒416が設けられている。 このリーンミクスチャセンサ414は、従来の酸素セン
サのように理論空燃比付近の領域だけではなく、それよ
りも希薄な領域においても検出できる特性を備えている
。ここで、空燃比とは、混合気中に含まれる燃料と空気
の重量比(空気の重量/燃料の重量=A/F)或いは燃
焼室内の気体と燃料の重量比〔(空気の重量+循環ガス
の重量)/燃料の重量=G/F〕)である。
【0031】吸気管418には、ヘリカル型吸気ポート
420およびストレート型吸気ポート422が略平行に
設けられており、ヘリカル型吸気ポート420は第1吸
気弁404により、また、ストレート型吸気ポート42
2は第2吸気弁406によりそれぞれ開閉されるように
なっている。上記ヘリカル型吸気ポート420およびス
トレート型吸気ポート422よりも小さな流通断面積を
備えた燃料吸気ポート424は、燃料噴射弁426から
噴射された燃料を燃焼室400の中央部に設けられた点
火栓410に向かって導くようになっており、その開口
が第3吸気弁408により開閉される。そして、吸気量
を制御するためによく知られたスロットル弁428が上
記吸気管418に設けられている。
420およびストレート型吸気ポート422が略平行に
設けられており、ヘリカル型吸気ポート420は第1吸
気弁404により、また、ストレート型吸気ポート42
2は第2吸気弁406によりそれぞれ開閉されるように
なっている。上記ヘリカル型吸気ポート420およびス
トレート型吸気ポート422よりも小さな流通断面積を
備えた燃料吸気ポート424は、燃料噴射弁426から
噴射された燃料を燃焼室400の中央部に設けられた点
火栓410に向かって導くようになっており、その開口
が第3吸気弁408により開閉される。そして、吸気量
を制御するためによく知られたスロットル弁428が上
記吸気管418に設けられている。
【0032】上記ストレート型吸気ポート422には、
さらにスワールコントロール弁430が設けられている
。このスワールコントロール弁430は、リンク432
を介して負圧アクチュエータ434により駆動されるよ
うになっている。吸気管418内の負圧が蓄えられるよ
うに逆止弁を備えた第1負圧タンク436と上記負圧ア
クチュエータ434との間には、エンジン用電子制御装
置440により駆動制御される3方電磁切換弁438が
設けられており、スワールコントロール弁430がエン
ジン用電子制御装置440によって開閉されるようにな
っている。上記スワールコントロール弁430が開かれ
た状態では、吸入空気がヘリカル型吸気ポート420お
よびストレート型吸気ポート422を通して燃焼室40
0内に導入されるが、スワールコントロール弁430が
閉じられると、専らヘリカル型吸気ポート420を通し
て吸入空気が燃焼室400内に導入されるので、強いス
ワールが発生させられるようになっている。
さらにスワールコントロール弁430が設けられている
。このスワールコントロール弁430は、リンク432
を介して負圧アクチュエータ434により駆動されるよ
うになっている。吸気管418内の負圧が蓄えられるよ
うに逆止弁を備えた第1負圧タンク436と上記負圧ア
クチュエータ434との間には、エンジン用電子制御装
置440により駆動制御される3方電磁切換弁438が
設けられており、スワールコントロール弁430がエン
ジン用電子制御装置440によって開閉されるようにな
っている。上記スワールコントロール弁430が開かれ
た状態では、吸入空気がヘリカル型吸気ポート420お
よびストレート型吸気ポート422を通して燃焼室40
0内に導入されるが、スワールコントロール弁430が
閉じられると、専らヘリカル型吸気ポート420を通し
て吸入空気が燃焼室400内に導入されるので、強いス
ワールが発生させられるようになっている。
【0033】前記3つの第1吸気弁404、第2吸気弁
406、第3吸気弁408は、クランク軸とともに回転
するカム軸によって所定の相対的タイミングで開閉駆動
されるものであり、第3吸気弁408は第1吸気弁40
4の開弁期間の終末近くに開かれるように相互の開閉時
期が設定されている。このため、燃焼室400内の上部
近傍には燃料の層が形成されて、混合気の空燃比が希薄
であっても着火が安定となるので、前記のスワールの効
果と相俟って一層の希薄燃焼が可能とされている。上記
スワールコントロール弁430が開かれる場合には、吸
気管418内から大量の吸気が可能となるので、エンジ
ン10の出力が大きく得られる。
406、第3吸気弁408は、クランク軸とともに回転
するカム軸によって所定の相対的タイミングで開閉駆動
されるものであり、第3吸気弁408は第1吸気弁40
4の開弁期間の終末近くに開かれるように相互の開閉時
期が設定されている。このため、燃焼室400内の上部
近傍には燃料の層が形成されて、混合気の空燃比が希薄
であっても着火が安定となるので、前記のスワールの効
果と相俟って一層の希薄燃焼が可能とされている。上記
スワールコントロール弁430が開かれる場合には、吸
気管418内から大量の吸気が可能となるので、エンジ
ン10の出力が大きく得られる。
【0034】吸気管418と排気管412との間には、
EGR弁442を備えたEGR通路444が設けられて
いる。EGR弁442は、よく知られた負圧作動型弁で
あって、負圧信号発生弁446から出力される負圧信号
により制御される。この負圧信号発生弁446は、吸気
管418内の負圧を蓄えるための逆止弁を備えた第2負
圧タンク448内の負圧を元圧として用い且つエンジン
用電子制御装置440からの制御信号に応じて負圧信号
を発生する。
EGR弁442を備えたEGR通路444が設けられて
いる。EGR弁442は、よく知られた負圧作動型弁で
あって、負圧信号発生弁446から出力される負圧信号
により制御される。この負圧信号発生弁446は、吸気
管418内の負圧を蓄えるための逆止弁を備えた第2負
圧タンク448内の負圧を元圧として用い且つエンジン
用電子制御装置440からの制御信号に応じて負圧信号
を発生する。
【0035】上記エンジン用電子制御装置440には、
リーンミクスチャセンサ414からの酸素濃度を表す信
号、エンジン回転センサ450からのエンジン回転速度
Ne を表す信号、スロットルセンサ452からのスロ
ットル弁開度θthを表す信号、エヤーフローセンサ4
54からの吸入空気量Va を表す信号、水温センサ4
56からのエンジン冷却水温度Twを表す信号がそれぞ
れ供給されている。エンジン用電子制御装置440は、
前述のトランスミッション用電子制御装置110と同様
に、CPU、ROM、RAM、インターフェースなどを
含むマイクロコンピュータであって、予め記憶されたプ
ログラムに従って、排出ガスに含まれるHC、CO、N
Ox を少なくし且つ低燃費が得られるように、燃料噴
射弁426、3方電磁切換弁438、負圧信号発生弁4
46をそれぞれ制御する。
リーンミクスチャセンサ414からの酸素濃度を表す信
号、エンジン回転センサ450からのエンジン回転速度
Ne を表す信号、スロットルセンサ452からのスロ
ットル弁開度θthを表す信号、エヤーフローセンサ4
54からの吸入空気量Va を表す信号、水温センサ4
56からのエンジン冷却水温度Twを表す信号がそれぞ
れ供給されている。エンジン用電子制御装置440は、
前述のトランスミッション用電子制御装置110と同様
に、CPU、ROM、RAM、インターフェースなどを
含むマイクロコンピュータであって、予め記憶されたプ
ログラムに従って、排出ガスに含まれるHC、CO、N
Ox を少なくし且つ低燃費が得られるように、燃料噴
射弁426、3方電磁切換弁438、負圧信号発生弁4
46をそれぞれ制御する。
【0036】たとえば、エンジン用電子制御装置440
は、図8に示されるように負荷に応じて空燃比を理論空
燃比よりも希薄側領域から理論空燃比と略同じストイキ
領域を経て理論空燃比よりも濃厚側の領域まで変化させ
ると同時に、図9に示されるように負荷に応じてEGR
率を変化させる。なお、上記図8および図9は、エンジ
ン回転速度Ne がそれほど高くない一定値であるとき
の特性を示しており、上記負荷は、よく知られているよ
うに、吸入空気量Q/Ne 、吸気管負圧Pv 、或い
はスロットル弁開度θthやそれらとエンジン回転速度
Ne 或いは車速SPDとの組合せに対応している。本
エンジン用電子制御装置440の制御によれば、上記の
図8および図9に示すように、負荷が大きくなるに伴っ
て、空燃比が理論空燃比よりも希薄とされる希薄燃焼、
空燃比が理論空燃比と略同じとされる理論燃焼、空燃比
が理論空燃比よりも濃くされる濃厚燃焼が順次行われ、
また、希薄燃焼領域内のうちの負荷が大きい側において
EGR率が最大となるようにEGR弁442が制御され
る。
は、図8に示されるように負荷に応じて空燃比を理論空
燃比よりも希薄側領域から理論空燃比と略同じストイキ
領域を経て理論空燃比よりも濃厚側の領域まで変化させ
ると同時に、図9に示されるように負荷に応じてEGR
率を変化させる。なお、上記図8および図9は、エンジ
ン回転速度Ne がそれほど高くない一定値であるとき
の特性を示しており、上記負荷は、よく知られているよ
うに、吸入空気量Q/Ne 、吸気管負圧Pv 、或い
はスロットル弁開度θthやそれらとエンジン回転速度
Ne 或いは車速SPDとの組合せに対応している。本
エンジン用電子制御装置440の制御によれば、上記の
図8および図9に示すように、負荷が大きくなるに伴っ
て、空燃比が理論空燃比よりも希薄とされる希薄燃焼、
空燃比が理論空燃比と略同じとされる理論燃焼、空燃比
が理論空燃比よりも濃くされる濃厚燃焼が順次行われ、
また、希薄燃焼領域内のうちの負荷が大きい側において
EGR率が最大となるようにEGR弁442が制御され
る。
【0037】そして、上記エンジン用電子制御装置44
0内においては、実際の空燃比を表すフラグFAF、実
際のEGR率を表すフラグFEGR、スワールコントロ
ール弁430の開閉状態を表すフラグFSCV が作成
され、それらのフラグの内容を示す信号が前記トランス
ミッション用電子制御装置110へそれぞれ送信される
ようになっている。すなわち、エンジン用電子制御装置
440において、上記フラグFAFは、AF信号が示す
実際の空燃比が理論空燃比よりも希薄側の値であればそ
の内容が「1」にセットされ、濃厚側の値であればその
内容が「0」にリセットされる。また、フラグFEGR
は、EGR信号が示す実際のEGR率が予め定められ
た判断基準値以上であればその内容が「1」にセットさ
れ、その判断基準値より下であればその内容が「0」に
リセットされる。この判断基準値は、排気ガス再循環が
行われているか否かを判断するものであり、たとえば0
%に近い小さな値が設定される。そして、フラグFSC
V は、SCR信号が示すスワールコントロール弁43
0の開度が予め定められた判断基準値以上であればその
内容が「1」にセットされ、その判断基準値より下であ
ればその内容が「0」にリセットされる。この判断基準
値は、スワールコントロール弁430が開かれている状
態か閉じられている状態かを判断するものであり、たと
えば100%および0%に近い値がそれぞれ設定される
。
0内においては、実際の空燃比を表すフラグFAF、実
際のEGR率を表すフラグFEGR、スワールコントロ
ール弁430の開閉状態を表すフラグFSCV が作成
され、それらのフラグの内容を示す信号が前記トランス
ミッション用電子制御装置110へそれぞれ送信される
ようになっている。すなわち、エンジン用電子制御装置
440において、上記フラグFAFは、AF信号が示す
実際の空燃比が理論空燃比よりも希薄側の値であればそ
の内容が「1」にセットされ、濃厚側の値であればその
内容が「0」にリセットされる。また、フラグFEGR
は、EGR信号が示す実際のEGR率が予め定められ
た判断基準値以上であればその内容が「1」にセットさ
れ、その判断基準値より下であればその内容が「0」に
リセットされる。この判断基準値は、排気ガス再循環が
行われているか否かを判断するものであり、たとえば0
%に近い小さな値が設定される。そして、フラグFSC
V は、SCR信号が示すスワールコントロール弁43
0の開度が予め定められた判断基準値以上であればその
内容が「1」にセットされ、その判断基準値より下であ
ればその内容が「0」にリセットされる。この判断基準
値は、スワールコントロール弁430が開かれている状
態か閉じられている状態かを判断するものであり、たと
えば100%および0%に近い値がそれぞれ設定される
。
【0038】また、エンジン用電子制御装置440によ
る制御においては、たとえば図10に示す所定の負荷値
に対応した予め定められた一定の判断基準値(エンジン
単位回転数当たりの吸入空気量:Q/Ne )αを境に
して、希薄燃焼状態(リーン+EGR+SCV閉)とス
トイキ燃焼(ストイキ+EGR+SCV閉)とが切り換
えられるように、空燃比が制御されるようになっている
。 一方、エンジン10の燃料消費率SFC(重量/単位仕
事量)および窒素酸化物排出率SNOX (重量/単位
仕事量)は図11および図12に示す変化特性に従って
変化するのに加えて、上記希薄燃焼状態では実線に示す
ように、ストイキ燃焼状態では破線に示すように変化す
る。このため、前記の判断基準値αを境にして燃焼状態
が切り換えられることにより、軽負荷走行では、燃費率
SFCの優れている希薄燃焼状態が選択され、中、高負
荷走行では窒素酸化物排出率SNOX の優れているス
トイキ状態が選択されることにより、全体として、好適
な燃費率SFCおよび窒素酸化物排出率SNOX が得
られるようになっている。
る制御においては、たとえば図10に示す所定の負荷値
に対応した予め定められた一定の判断基準値(エンジン
単位回転数当たりの吸入空気量:Q/Ne )αを境に
して、希薄燃焼状態(リーン+EGR+SCV閉)とス
トイキ燃焼(ストイキ+EGR+SCV閉)とが切り換
えられるように、空燃比が制御されるようになっている
。 一方、エンジン10の燃料消費率SFC(重量/単位仕
事量)および窒素酸化物排出率SNOX (重量/単位
仕事量)は図11および図12に示す変化特性に従って
変化するのに加えて、上記希薄燃焼状態では実線に示す
ように、ストイキ燃焼状態では破線に示すように変化す
る。このため、前記の判断基準値αを境にして燃焼状態
が切り換えられることにより、軽負荷走行では、燃費率
SFCの優れている希薄燃焼状態が選択され、中、高負
荷走行では窒素酸化物排出率SNOX の優れているス
トイキ状態が選択されることにより、全体として、好適
な燃費率SFCおよび窒素酸化物排出率SNOX が得
られるようになっている。
【0039】前記トランスミッション用電子制御装置1
10は、CVT16の変速比を車両の走行状態に対応し
た最適値に制御する変速制御、および、伝動ベルト70
の張力が伝達トルクおよび変速比に対応した最適値とな
るようにベルト張力制御圧である第2ライン油圧Pl2
を最適制御するベルト張力最適制御などを適宜実行す
る。
10は、CVT16の変速比を車両の走行状態に対応し
た最適値に制御する変速制御、および、伝動ベルト70
の張力が伝達トルクおよび変速比に対応した最適値とな
るようにベルト張力制御圧である第2ライン油圧Pl2
を最適制御するベルト張力最適制御などを適宜実行す
る。
【0040】上記ベルト張力最適制御では、数式3に示
す予め記憶された関係から実際の変速比γ、エンジン1
0の出力トルクTe (=CVT16の入力トルク)、
および出力軸回転速度Nout に基づいて理想圧(最
適圧)Popt が算出されるとともに、第2調圧弁1
50の基本出力圧Pmec が、たとえば図3に示す予
め記憶された関係から実際の変速比γおよびスロットル
弁開度θthに基づいて算出される。そして、第2調圧
弁150の基本出力圧Pmec と理想圧Popt と
の差、すなわち基本出力圧Pmec から低下させる油
圧低下値Pdownが数式4から算出される。この油圧
低下値Pdownは、第2ライン油圧Pl2 を理想圧
Popt と一致させるための値であり、その油圧低下
値Pdownに対応する信号圧PsolLが図6に示す
関係から決定されるとともにリニヤソレノイド弁106
から出力させられることにより、第2ライン油圧Pl2
が理想圧Popt と一致させられるのである。なお
、数式4の右辺第2項は遠心油圧の補正項であり、右辺
第3項は余裕値である。また、数式4のk1 およびk
2 は定数である。
す予め記憶された関係から実際の変速比γ、エンジン1
0の出力トルクTe (=CVT16の入力トルク)、
および出力軸回転速度Nout に基づいて理想圧(最
適圧)Popt が算出されるとともに、第2調圧弁1
50の基本出力圧Pmec が、たとえば図3に示す予
め記憶された関係から実際の変速比γおよびスロットル
弁開度θthに基づいて算出される。そして、第2調圧
弁150の基本出力圧Pmec と理想圧Popt と
の差、すなわち基本出力圧Pmec から低下させる油
圧低下値Pdownが数式4から算出される。この油圧
低下値Pdownは、第2ライン油圧Pl2 を理想圧
Popt と一致させるための値であり、その油圧低下
値Pdownに対応する信号圧PsolLが図6に示す
関係から決定されるとともにリニヤソレノイド弁106
から出力させられることにより、第2ライン油圧Pl2
が理想圧Popt と一致させられるのである。なお
、数式4の右辺第2項は遠心油圧の補正項であり、右辺
第3項は余裕値である。また、数式4のk1 およびk
2 は定数である。
【0041】
【数4】
【0042】
【数5】
【0043】また、上記変速制御は、たとえば、図13
の要部構成図に示すように、希薄燃焼状態にあるエンジ
ン10の余裕トルクTe y が余裕トルク決定手段5
00により決定され、その余裕トルクTe yが所定値
δを下まわった状態となると、変速比変更手段502に
よってCVT16の変速比制御の目標値Nino が減
速側へ変更されるようになっている。
の要部構成図に示すように、希薄燃焼状態にあるエンジ
ン10の余裕トルクTe y が余裕トルク決定手段5
00により決定され、その余裕トルクTe yが所定値
δを下まわった状態となると、変速比変更手段502に
よってCVT16の変速比制御の目標値Nino が減
速側へ変更されるようになっている。
【0044】以下、図14のフローチャートに基づいて
上記変速制御の作動を更に詳しく説明する。図14のス
テップS1では、エンジン10の燃費率および運転性が
得られるように予め求められ且つROM114に記憶さ
れたよく知られた変速線図から実際のスロットル弁開度
θthおよび車速SPDに基づいて目標入力軸回転速度
Nin゜が決定される。その変速線図は、たとえば、特
開昭60−205067号公報に記載されたものと同様
に、シフトレバー126により選択された走行レンジに
対応する複数種類の変速線図から予め選択されたものが
使用され、複数のデータポイントが記憶されたデータマ
ップの形態で記憶されるととももにデータポイントの中
間値はよく知られた補完計算により算出される。
上記変速制御の作動を更に詳しく説明する。図14のス
テップS1では、エンジン10の燃費率および運転性が
得られるように予め求められ且つROM114に記憶さ
れたよく知られた変速線図から実際のスロットル弁開度
θthおよび車速SPDに基づいて目標入力軸回転速度
Nin゜が決定される。その変速線図は、たとえば、特
開昭60−205067号公報に記載されたものと同様
に、シフトレバー126により選択された走行レンジに
対応する複数種類の変速線図から予め選択されたものが
使用され、複数のデータポイントが記憶されたデータマ
ップの形態で記憶されるととももにデータポイントの中
間値はよく知られた補完計算により算出される。
【0045】図14のステップS3では、ステップS2
で受けたエンジン用電子制御装置440からの信号FA
Fからエンジン10の燃焼状態が判定される。すなわち
信号FAFが示すフラグFAFの内容が「1」であるか
否かが判断される。そのフラグFAFの内容が「1」で
ないと判断された場合、すなわちエンジン10が希薄燃
焼状態でない場合には、ステップS4において変速比変
更値ΔNinの内容が「0」に設定された後、ステップ
S5においてタイマカウンタCの内容が「0」にリセッ
トされるとともに、ステップS6においてフラグF1
の内容も「0」にリセットされる。
で受けたエンジン用電子制御装置440からの信号FA
Fからエンジン10の燃焼状態が判定される。すなわち
信号FAFが示すフラグFAFの内容が「1」であるか
否かが判断される。そのフラグFAFの内容が「1」で
ないと判断された場合、すなわちエンジン10が希薄燃
焼状態でない場合には、ステップS4において変速比変
更値ΔNinの内容が「0」に設定された後、ステップ
S5においてタイマカウンタCの内容が「0」にリセッ
トされるとともに、ステップS6においてフラグF1
の内容も「0」にリセットされる。
【0046】次いで、ステップS7では、ステップS1
で決定された目標入力軸回転速度Nin゜に変速比変更
値ΔNin゜が加算されることにより目標入力軸回転速
度Nin゜の内容が変更される。しかし、今回の場合に
は、ステップS6において変速比変更値ΔNin゜の内
容が「0」にリセットされているので、上記ステップS
7が実行されても目標入力軸回転速度Nin゜は変更さ
れない。続くステップS8では、目標入力軸回転速度N
in゜と実際の入力軸回転速度Ninとの差、すなわち
変速比フィードバック制御の制御偏差ΔNinが算出さ
れ、ステップS9において、その制御偏差ΔNinが解
消されるように変速比制御弁ユニット250が駆動され
る。すなわち、図15に示す変速モードのいずれかが制
御偏差ΔNinに応じて選択され、その変速モードとな
るように第1電磁弁102および第2電磁弁104が駆
動されるのである。
で決定された目標入力軸回転速度Nin゜に変速比変更
値ΔNin゜が加算されることにより目標入力軸回転速
度Nin゜の内容が変更される。しかし、今回の場合に
は、ステップS6において変速比変更値ΔNin゜の内
容が「0」にリセットされているので、上記ステップS
7が実行されても目標入力軸回転速度Nin゜は変更さ
れない。続くステップS8では、目標入力軸回転速度N
in゜と実際の入力軸回転速度Ninとの差、すなわち
変速比フィードバック制御の制御偏差ΔNinが算出さ
れ、ステップS9において、その制御偏差ΔNinが解
消されるように変速比制御弁ユニット250が駆動され
る。すなわち、図15に示す変速モードのいずれかが制
御偏差ΔNinに応じて選択され、その変速モードとな
るように第1電磁弁102および第2電磁弁104が駆
動されるのである。
【0047】車両の軽負荷走行などにおいてエンジン1
0が希薄燃焼させられている状態では、前記エンジン用
電子制御装置440においてフラグFAFの内容が「1
」にセットされることからステップS3の判断が肯定さ
れるので、続くステップS10においてフラグF1 の
内容が「1」であるか否かが判断される。このフラグF
1 はその内容が「1」であるときには、希薄燃焼状態
の余裕トルクTe y が予め定められた値δより小さ
くなったことを示すものである。当初はフラグF1 の
内容が「0」であることからそのステップS10の判断
が否定されるので、続くステップS11において予め記
憶された前回の制御サイクルにおけるフラグF1 −1
の内容が「0」であるか否かが判断される。このステッ
プS11は、エンジン10が希薄燃焼へ切り換えられた
時に1回だけステップS12を実行させるためのもので
ある。エンジン10が希薄燃焼に切り換えられた当初は
F1 −1の内容が「0」であることからそのステップ
S11の判断が肯定されるので、前記余裕トルク決定手
段500に対応するステップS12において余裕トルク
Te y (=Te o −Te )が希薄燃焼とスト
イキ燃焼との切り換え時の出力トルクTeo と図示し
ないステップで算出された実際の出力トルクTe とか
ら算出され、その余裕トルクTe y が所定の判断基
準値δ以下であるか否かが判断される。 この判断基準値δは、一定値、Q/Ne 、θth、P
v の関数、或いはそれ等の値および車速SPDまたは
Ne の関数に従って決定され燃料消費率SFCおよび
窒素酸化物排出率SNOX が所定の許容値より増加し
ない範囲で希薄燃焼状態の割合を高めるように決定され
た値である。なお、上記Te o は前記判断基準値α
に対応して一義的に決まる値であり、予め記憶されてい
る。
0が希薄燃焼させられている状態では、前記エンジン用
電子制御装置440においてフラグFAFの内容が「1
」にセットされることからステップS3の判断が肯定さ
れるので、続くステップS10においてフラグF1 の
内容が「1」であるか否かが判断される。このフラグF
1 はその内容が「1」であるときには、希薄燃焼状態
の余裕トルクTe y が予め定められた値δより小さ
くなったことを示すものである。当初はフラグF1 の
内容が「0」であることからそのステップS10の判断
が否定されるので、続くステップS11において予め記
憶された前回の制御サイクルにおけるフラグF1 −1
の内容が「0」であるか否かが判断される。このステッ
プS11は、エンジン10が希薄燃焼へ切り換えられた
時に1回だけステップS12を実行させるためのもので
ある。エンジン10が希薄燃焼に切り換えられた当初は
F1 −1の内容が「0」であることからそのステップ
S11の判断が肯定されるので、前記余裕トルク決定手
段500に対応するステップS12において余裕トルク
Te y (=Te o −Te )が希薄燃焼とスト
イキ燃焼との切り換え時の出力トルクTeo と図示し
ないステップで算出された実際の出力トルクTe とか
ら算出され、その余裕トルクTe y が所定の判断基
準値δ以下であるか否かが判断される。 この判断基準値δは、一定値、Q/Ne 、θth、P
v の関数、或いはそれ等の値および車速SPDまたは
Ne の関数に従って決定され燃料消費率SFCおよび
窒素酸化物排出率SNOX が所定の許容値より増加し
ない範囲で希薄燃焼状態の割合を高めるように決定され
た値である。なお、上記Te o は前記判断基準値α
に対応して一義的に決まる値であり、予め記憶されてい
る。
【0048】上記ステップS12の判断が否定された場
合には余裕トルクTe y が十分に大きいので前記ス
テップS4以下が実行される。しかし、ステップS12
の判断が肯定された場合には余裕トルクTe y が不
十分な状態であるので、ステップS13において変速比
変更値ΔNin゜の内容が予め定められた増加値βに設
定されるとともに、ステップS14においてフラグF1
の内容が「1」にセットされた後、前記ステップS7
以下が実行される。このため、ステップS7において目
標入力軸回転速度Nin゜が増加値βだけ加算されるこ
とから、その分だけ制御偏差ΔNinが拡大するので、
ステップS9において変速比γが減速側へ変更される。 この結果、エンジン10の等馬力曲線上においてエンジ
ン回転速度Ne が高められるて、余裕トルクTe y
が大きくされる。
合には余裕トルクTe y が十分に大きいので前記ス
テップS4以下が実行される。しかし、ステップS12
の判断が肯定された場合には余裕トルクTe y が不
十分な状態であるので、ステップS13において変速比
変更値ΔNin゜の内容が予め定められた増加値βに設
定されるとともに、ステップS14においてフラグF1
の内容が「1」にセットされた後、前記ステップS7
以下が実行される。このため、ステップS7において目
標入力軸回転速度Nin゜が増加値βだけ加算されるこ
とから、その分だけ制御偏差ΔNinが拡大するので、
ステップS9において変速比γが減速側へ変更される。 この結果、エンジン10の等馬力曲線上においてエンジ
ン回転速度Ne が高められるて、余裕トルクTe y
が大きくされる。
【0049】上記のようにしてフラグF1 の内容が「
1」に一旦セットされた後は、次の制御サイクルのステ
ップS10の判断が肯定されるので、ステップS15に
おいてそれまでの変速比変更値ΔNin゜に予め定めら
れた一定の増加値βが加算されることにより変速比変更
値ΔNin゜の内容が変更されるとともに、ステップS
16においてそれまでのタイマカウンタCの内容に加算
値「1」が加算されることによってタイマカウンタCの
内容が更新された後、ステップS17においてタイマカ
ウンタCの内容が予め定められた判断基準値CO に到
達したか否かが判断される。この判断基準値CO は、
余裕トルクTe y を効果的に発生させるように予め
実験的に設定された減速変速時間であり、前記判断基準
値δと同様の函数であってもよい。
1」に一旦セットされた後は、次の制御サイクルのステ
ップS10の判断が肯定されるので、ステップS15に
おいてそれまでの変速比変更値ΔNin゜に予め定めら
れた一定の増加値βが加算されることにより変速比変更
値ΔNin゜の内容が変更されるとともに、ステップS
16においてそれまでのタイマカウンタCの内容に加算
値「1」が加算されることによってタイマカウンタCの
内容が更新された後、ステップS17においてタイマカ
ウンタCの内容が予め定められた判断基準値CO に到
達したか否かが判断される。この判断基準値CO は、
余裕トルクTe y を効果的に発生させるように予め
実験的に設定された減速変速時間であり、前記判断基準
値δと同様の函数であってもよい。
【0050】フラグF1 の内容が「1」にセットされ
た当初は、上記タイマカウンタCの内容が予め定められ
た判断基準値CO に到達しないので、ステップS17
の判断が否定されて前記ステップS7以下が実行される
。しかし、上記判断基準値CO に対応する時間が経過
すると、ステップS17の判断が肯定されるので、ステ
ップS18においてタイマカウンタCおよびフラグF1
の内容が「0」にクリアされた後、前記ステップS7
以下が実行される。すなわち、判断基準値CO に対応
する時間だけ目標入力軸回転速度Nin゜が増加されて
減速変速が行われることによりエンジン回転速度Ne
が高められ、エンジン10の出力トルクTe が等馬力
曲線上でエンジン回転速度Ne の増加側へ変化させら
れることにより、燃焼領域切換境界線α(=Te o
)と等馬力曲線との差である余裕トルクTe y が図
10の■、■、■に示すように順次増加させられるので
ある。この意味において、上記ステップS7、S13、
S15は、エンジン回転速度Ne を高めて余裕トルク
を発生させるための前記変速比変更手段502に対応し
ている。
た当初は、上記タイマカウンタCの内容が予め定められ
た判断基準値CO に到達しないので、ステップS17
の判断が否定されて前記ステップS7以下が実行される
。しかし、上記判断基準値CO に対応する時間が経過
すると、ステップS17の判断が肯定されるので、ステ
ップS18においてタイマカウンタCおよびフラグF1
の内容が「0」にクリアされた後、前記ステップS7
以下が実行される。すなわち、判断基準値CO に対応
する時間だけ目標入力軸回転速度Nin゜が増加されて
減速変速が行われることによりエンジン回転速度Ne
が高められ、エンジン10の出力トルクTe が等馬力
曲線上でエンジン回転速度Ne の増加側へ変化させら
れることにより、燃焼領域切換境界線α(=Te o
)と等馬力曲線との差である余裕トルクTe y が図
10の■、■、■に示すように順次増加させられるので
ある。この意味において、上記ステップS7、S13、
S15は、エンジン回転速度Ne を高めて余裕トルク
を発生させるための前記変速比変更手段502に対応し
ている。
【0051】上述のように、本実施例によれば、エンジ
ン10の希薄燃焼状態において余裕トルク決定手段50
0により決定された余裕トルクが所定値δを下まわった
状態では、変速比変更手段502により無段変速機の変
速比制御における目標値Nin゜が変速比γを減速側(
増大側)へ変化させる方向に変更される。そして、この
ようにしてCVT16の変速比制御中において変速比γ
が減速側へ変更されると、エンジン10の等馬力曲線上
においてその分だけエンジン回転速度が高められる結果
、余裕トルクTe y が順次大きくされる。したがっ
て、上記のようにして変速比が制御されることによりエ
ンジン10の希薄燃焼の使用頻度が高められるので、車
両の走行燃費が好適に改善されるのである。
ン10の希薄燃焼状態において余裕トルク決定手段50
0により決定された余裕トルクが所定値δを下まわった
状態では、変速比変更手段502により無段変速機の変
速比制御における目標値Nin゜が変速比γを減速側(
増大側)へ変化させる方向に変更される。そして、この
ようにしてCVT16の変速比制御中において変速比γ
が減速側へ変更されると、エンジン10の等馬力曲線上
においてその分だけエンジン回転速度が高められる結果
、余裕トルクTe y が順次大きくされる。したがっ
て、上記のようにして変速比が制御されることによりエ
ンジン10の希薄燃焼の使用頻度が高められるので、車
両の走行燃費が好適に改善されるのである。
【0052】因に、従来は、図10のαに示すように一
定の負荷値に対応する境界値を境にして燃焼領域が切り
換えられていたのであるが、このような場合には、たと
えばαが10モード燃費が最適となるように定められて
いたとすると、LA#4HWYでは希薄燃焼状態の割合
が大幅に少なくなり、その値αよりも高い別の値α’を
設定しなければならず、燃費率SFCが十分に得られな
かったのである。
定の負荷値に対応する境界値を境にして燃焼領域が切り
換えられていたのであるが、このような場合には、たと
えばαが10モード燃費が最適となるように定められて
いたとすると、LA#4HWYでは希薄燃焼状態の割合
が大幅に少なくなり、その値αよりも高い別の値α’を
設定しなければならず、燃費率SFCが十分に得られな
かったのである。
【0053】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。たとえば、前述の実施例においては、エンジン10
の希薄燃焼領域においてその余裕トルクが所定値δ以下
となると、目標入力軸回転速度Nin゜が高くなる方向
に、すなわち変速比γが減速側となる方向に所定時間C
O だけ変更されることにより、余裕トルクTe y
が増加させられているが、CVT16の変速比γをそれ
までの値から予め定められた量だけ減速側へ強制的に変
更させるようにしてもよいのである。この変速比の変更
量は、一定値でも一応の効果が得られるが、前記判断基
準値δと同様の函数であってもよい。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。たとえば、前述の実施例においては、エンジン10
の希薄燃焼領域においてその余裕トルクが所定値δ以下
となると、目標入力軸回転速度Nin゜が高くなる方向
に、すなわち変速比γが減速側となる方向に所定時間C
O だけ変更されることにより、余裕トルクTe y
が増加させられているが、CVT16の変速比γをそれ
までの値から予め定められた量だけ減速側へ強制的に変
更させるようにしてもよいのである。この変速比の変更
量は、一定値でも一応の効果が得られるが、前記判断基
準値δと同様の函数であってもよい。
【0054】また、前述の実施例では、CVT16の変
速比制御における目標値として目標入力軸回転速度Ni
n゜が用いられていたが、予め記憶された変速線図から
実際のスロットル弁開度θthおよび車速SPDに基づ
いて決定された目標変速比γ゜(=Nin/Nout
)が用いられてもよい。この場合には、実際の変速比γ
がその目標変速比γ゜と一致するように変速比が制御さ
れる。
速比制御における目標値として目標入力軸回転速度Ni
n゜が用いられていたが、予め記憶された変速線図から
実際のスロットル弁開度θthおよび車速SPDに基づ
いて決定された目標変速比γ゜(=Nin/Nout
)が用いられてもよい。この場合には、実際の変速比γ
がその目標変速比γ゜と一致するように変速比が制御さ
れる。
【0055】また、前述の実施例では、エンジン10が
4種類の燃焼状態に制御されていたが、2種類或いは3
種類であってもよいのである。
4種類の燃焼状態に制御されていたが、2種類或いは3
種類であってもよいのである。
【0056】また、前述の実施例では、エンジン用電子
制御装置440とトランスミッション用電子制御装置1
10との2つのマイクロコンピュータが用いられていた
が、それら2つの機能を併せ備えた1個のマイクロコン
ピュータが用いられてもよいし、3以上のマイクロコン
ピュータにさらに分割されてもよいのである。
制御装置440とトランスミッション用電子制御装置1
10との2つのマイクロコンピュータが用いられていた
が、それら2つの機能を併せ備えた1個のマイクロコン
ピュータが用いられてもよいし、3以上のマイクロコン
ピュータにさらに分割されてもよいのである。
【0057】また、前述の実施例では、前後進切換装置
14がCVT16の前段に設けられていたが、CVT1
6の後段に設けられていてもよいのである。
14がCVT16の前段に設けられていたが、CVT1
6の後段に設けられていてもよいのである。
【0058】また、前述の実施例においては、第2調圧
弁150により調圧される第2ライン油圧Pl2 は、
変速制御弁ユニット250を通してCVT16に作用さ
せられていたが、CVT16の二次側油圧シリンダ82
へ直接作用させられる形式の油圧回路であってもよいの
である。
弁150により調圧される第2ライン油圧Pl2 は、
変速制御弁ユニット250を通してCVT16に作用さ
せられていたが、CVT16の二次側油圧シリンダ82
へ直接作用させられる形式の油圧回路であってもよいの
である。
【0059】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図1】本発明の一実施例を含む車両用動力伝達装置の
構成を説明する図である。
構成を説明する図である。
【図2】図1の実施例の油圧制御回路の一部の構成を示
す図である。
す図である。
【図3】図2の第2調圧弁の出力特性を示す図である。
【図4】図2のスロットル弁開度検知弁の出力特性を示
す図である。
す図である。
【図5】図2の変速比検知弁の出力特性を示す図である
。
。
【図6】図2のリニヤソレノイド弁の出力特性を示す図
である。
である。
【図7】図1のエンジンの燃焼制御装置の構成を示す図
である。
である。
【図8】図7の燃焼制御装置によるエンジンの空燃比制
御特性を示す図である。
御特性を示す図である。
【図9】図7の燃焼制御装置によるエンジンのEGR率
制御特性を示す図である。
制御特性を示す図である。
【図10】図7の燃焼制御装置の制御による希薄燃焼領
域の余裕トルクTey を示す図である。
域の余裕トルクTey を示す図である。
【図11】図1のエンジンの燃料消費率SFC特性を各
燃焼状態について示す図である。
燃焼状態について示す図である。
【図12】図1のエンジンの窒素酸化物排出率SNOX
特性を各燃焼状態について示す図である。
特性を各燃焼状態について示す図である。
【図13】図1のトランスミッション用電子制御装置に
おける変速比制御の要部構成を示す図である。
おける変速比制御の要部構成を示す図である。
【図14】図1のトランスミッション用電子制御装置に
おける変速比制御の作動を示すフローチャートである。
おける変速比制御の作動を示すフローチャートである。
【図15】図1の油圧制御回路における変速制御弁ユニ
ットの変速作動モードと制御偏差との関係を示す図であ
る。
ットの変速作動モードと制御偏差との関係を示す図であ
る。
10 エンジン(希薄燃焼内燃機関)16 ベルト
式無段変速機 110 トランスミッション用電子制御装置500
余裕トルク決定手段 502 変速比変更手段
式無段変速機 110 トランスミッション用電子制御装置500
余裕トルク決定手段 502 変速比変更手段
Claims (1)
- 【請求項1】 複数種類の燃焼状態のいずれかに切り
換えられる希薄燃焼内燃機関を備えた車両用無段変速機
において、該希薄燃焼内燃機関が予め定められた最適曲
線に沿って作動するように該無段変速機の変速比を調節
する制御装置であって、前記希薄燃焼内燃機関が希薄燃
焼領域内にあるときの余裕トルクを決定する余裕トルク
決定手段と、該余裕トルク決定手段により決定された前
記希薄燃焼内燃機関の余裕トルクが所定値を下まわった
状態では、前記変速比を減速側へ変更する変速比変更手
段とを含むことを特徴とする希薄燃焼内燃機関を備えた
車両用無段変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3035514A JP3003237B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 希薄燃焼内燃機関を備えた車両用無段変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3035514A JP3003237B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 希薄燃焼内燃機関を備えた車両用無段変速機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04254224A true JPH04254224A (ja) | 1992-09-09 |
| JP3003237B2 JP3003237B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=12443865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3035514A Expired - Fee Related JP3003237B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 希薄燃焼内燃機関を備えた車両用無段変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3003237B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006177425A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Nissan Motor Co Ltd | 希薄燃焼内燃機関の制御装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6446062A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-20 | Nissan Motor | Control device for internal combustion engine with automatic transmission |
| JPH02249727A (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-05 | Honda Motor Co Ltd | スロットル制御付き無段変速機変速制御方法 |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP3035514A patent/JP3003237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6446062A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-20 | Nissan Motor | Control device for internal combustion engine with automatic transmission |
| JPH02249727A (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-05 | Honda Motor Co Ltd | スロットル制御付き無段変速機変速制御方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006177425A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Nissan Motor Co Ltd | 希薄燃焼内燃機関の制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3003237B2 (ja) | 2000-01-24 |
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|---|---|---|---|
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