JPH04259351A - 耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法 - Google Patents
耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法Info
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- JPH04259351A JPH04259351A JP3040862A JP4086291A JPH04259351A JP H04259351 A JPH04259351 A JP H04259351A JP 3040862 A JP3040862 A JP 3040862A JP 4086291 A JP4086291 A JP 4086291A JP H04259351 A JPH04259351 A JP H04259351A
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- C22C33/02—Making ferrous alloys by powder metallurgy
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- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
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- B22F9/02—Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes
- B22F9/04—Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from solid material, e.g. by crushing, grinding or milling
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- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F9/00—Making metallic powder or suspensions thereof
- B22F9/16—Making metallic powder or suspensions thereof using chemical processes
- B22F9/18—Making metallic powder or suspensions thereof using chemical processes with reduction of metal compounds
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- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のバルブシート
等に用いる耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法に関する。
等に用いる耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からバルブシート用鉄基焼結合金の
添加成分として使用されているMo、W、V、Nb、T
aなどの元素は主としてフエロアロイ、炭化物、あるい
は複合合金粉などの硬質粒子として原料粉中で混合され
、また該焼結合金中にも分散していた。このような使わ
れ方をした場合には、Mo、V、W、Nb、Ta自体が
基地鉄中に深く拡散しにくいこともあって、硬質粒子の
周囲は固溶により強化されるものの基地鉄全体は強化さ
れず、このため分散強化による基地強化が主体となった
。すなわち、Mo、W、V、Nb、Taが基地鉄全体に
固溶・合金化することによる強化はさほど期待できなか
った。
添加成分として使用されているMo、W、V、Nb、T
aなどの元素は主としてフエロアロイ、炭化物、あるい
は複合合金粉などの硬質粒子として原料粉中で混合され
、また該焼結合金中にも分散していた。このような使わ
れ方をした場合には、Mo、V、W、Nb、Ta自体が
基地鉄中に深く拡散しにくいこともあって、硬質粒子の
周囲は固溶により強化されるものの基地鉄全体は強化さ
れず、このため分散強化による基地強化が主体となった
。すなわち、Mo、W、V、Nb、Taが基地鉄全体に
固溶・合金化することによる強化はさほど期待できなか
った。
【0003】一方、Cuは鉄基地へ拡散しやすく、鉄基
地での微細析出による鉄の強化は顕著であるため、微細
Cuの析出により、叩かれ時の衝撃緩衝効果と、摺動摩
耗時の軟質相の介在効果により相手バルブへのアタック
性を改善させることができる。このようなCuの特長を
利用した発明を本出願人は特願昭63−255363、
平1−183073号において出願している。これらの
先願では焼結合金製造工程Cuを一旦基地中に固溶させ
、熱処理により均一に析出させる。
地での微細析出による鉄の強化は顕著であるため、微細
Cuの析出により、叩かれ時の衝撃緩衝効果と、摺動摩
耗時の軟質相の介在効果により相手バルブへのアタック
性を改善させることができる。このようなCuの特長を
利用した発明を本出願人は特願昭63−255363、
平1−183073号において出願している。これらの
先願では焼結合金製造工程Cuを一旦基地中に固溶させ
、熱処理により均一に析出させる。
【0004】
【発明が課題しようとする課題】しかしながら上記方法
を通常のアトマイズCu粉や破砕Cu粉を配合材として
使用して実施した場合、原料粉末の混合時にCu粉同士
が凝集し数10〜数100μmの粗大な凝集塊ができる
。このため、焼結によりCuを鉄基地に固溶させると、
Cu粉のあった部分が粗大な空孔となる欠点があった。
を通常のアトマイズCu粉や破砕Cu粉を配合材として
使用して実施した場合、原料粉末の混合時にCu粉同士
が凝集し数10〜数100μmの粗大な凝集塊ができる
。このため、焼結によりCuを鉄基地に固溶させると、
Cu粉のあった部分が粗大な空孔となる欠点があった。
【0005】上記した耐摩耗性鉄基焼結合金の適用例の
一つである自動車エンジンのバルブシートは、近年のエ
ンジンの高性能化により、摺動面により大きな負荷が加
わるようになっているため、より高密度化し強度を高め
た材料を使用することが必要となってきている。また一
方で、バルブシートなどは冷却効率の向上や軽量化のた
めより薄肉化する観点から、材料の強度を向上させる必
要がでてきた。よって、本発明は鉄基地へ粉末のCuが
固溶した後Cuの消失部に生じる空孔を微細にすること
により、焼結材料の強度及び耐摩耗性を向上させること
を目的とする。
一つである自動車エンジンのバルブシートは、近年のエ
ンジンの高性能化により、摺動面により大きな負荷が加
わるようになっているため、より高密度化し強度を高め
た材料を使用することが必要となってきている。また一
方で、バルブシートなどは冷却効率の向上や軽量化のた
めより薄肉化する観点から、材料の強度を向上させる必
要がでてきた。よって、本発明は鉄基地へ粉末のCuが
固溶した後Cuの消失部に生じる空孔を微細にすること
により、焼結材料の強度及び耐摩耗性を向上させること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉄粉末または
鉄合金粉末の主として表面に銅が複合された原料粉末を
圧粉し、焼結し、焼結体にCu相の析出処理を施こすこ
とを特徴とする耐摩耗性鉄基合金の製造方法に関する。
鉄合金粉末の主として表面に銅が複合された原料粉末を
圧粉し、焼結し、焼結体にCu相の析出処理を施こすこ
とを特徴とする耐摩耗性鉄基合金の製造方法に関する。
【0007】すなわち、本発明は、C:0.3〜2.5
%と、Cu:1〜8%と、Mo、W、V、Nb、Taの
いずれか1種類以上の合金元素:3〜14%とを、含み
、残部が不可避的不純物およびFeからなり、鉄基地に
前記合金元素の大部分が均一に固溶されかつ微細なCu
相が均一に分散する組織を有する耐摩耗鉄基焼結合金の
製造方法において、鉄粉末または鉄合金粉末の主として
表面に銅が複合された原料粉末を圧粉し、焼結し、焼結
体にCu相の析出処理を施こすことを特徴とする耐摩耗
性鉄基合金の製造方法を提供する。
%と、Cu:1〜8%と、Mo、W、V、Nb、Taの
いずれか1種類以上の合金元素:3〜14%とを、含み
、残部が不可避的不純物およびFeからなり、鉄基地に
前記合金元素の大部分が均一に固溶されかつ微細なCu
相が均一に分散する組織を有する耐摩耗鉄基焼結合金の
製造方法において、鉄粉末または鉄合金粉末の主として
表面に銅が複合された原料粉末を圧粉し、焼結し、焼結
体にCu相の析出処理を施こすことを特徴とする耐摩耗
性鉄基合金の製造方法を提供する。
【0008】以下、本発明の構成を説明する。まず、鉄
基焼結合金の組成を説明する。炭素は鉄基地に固溶し、
強度を高めると共に合金元素と反応し炭化物を作る。そ
の含有量は、共析組成以上から若干の過共析組成を目標
とし、かつ、添加するMo、W、V、Nb、Taの量や
他の合金元素量との兼ね合いによりフェライトや粗大な
初晶炭化物を生じない範囲が必然的に決まる。Mo、W
、V、Nb、Ta、Cu量範囲に対応する炭素量は0.
3〜2.5%となる。炭素含有量が共析組成よりも極端
に低いと、軟らかいフェライトを生じ、耐摩耗性が劣化
し好ましくなく、また逆に炭素含有量が高過ぎると粗い
初晶の炭化物を生じ、焼結材が加工しずらくなるととも
に、脆くなるため好ましくない。ただし、フェライト、
粗大炭化物は生じないことが好ましいが、現実的には炭
素量は原料粉の酸素量や焼結炉の雰囲気などに左右され
、厳密なコントロールは難しいので、それぞれ5体積%
以下のフェライトおよび粗大炭化物の生成は許容される
。
基焼結合金の組成を説明する。炭素は鉄基地に固溶し、
強度を高めると共に合金元素と反応し炭化物を作る。そ
の含有量は、共析組成以上から若干の過共析組成を目標
とし、かつ、添加するMo、W、V、Nb、Taの量や
他の合金元素量との兼ね合いによりフェライトや粗大な
初晶炭化物を生じない範囲が必然的に決まる。Mo、W
、V、Nb、Ta、Cu量範囲に対応する炭素量は0.
3〜2.5%となる。炭素含有量が共析組成よりも極端
に低いと、軟らかいフェライトを生じ、耐摩耗性が劣化
し好ましくなく、また逆に炭素含有量が高過ぎると粗い
初晶の炭化物を生じ、焼結材が加工しずらくなるととも
に、脆くなるため好ましくない。ただし、フェライト、
粗大炭化物は生じないことが好ましいが、現実的には炭
素量は原料粉の酸素量や焼結炉の雰囲気などに左右され
、厳密なコントロールは難しいので、それぞれ5体積%
以下のフェライトおよび粗大炭化物の生成は許容される
。
【0009】Mo、W、V、Nb、Taは、Crと同様
に周期律表の5属又は6属の元素であり、鉄に固溶し、
強度と耐熱性を高めると共に炭素と化合し、炭化物を作
ることで耐摩耗性を高める作用がある。その量としては
3%未満では耐摩耗性改善効果が十分でなく、また14
%を超えると、粉末成形時の成形性が低下すると共に、
材質が硬く脆くなり好ましくない。従って、Mo、W、
V、Nbは、3〜14%(2種以上添加の場合は合計量
)であることが必要である。なお、これらの元素はいず
れも同様な耐摩耗性改善効果をもつので2種類以上を含
んでも良い。
に周期律表の5属又は6属の元素であり、鉄に固溶し、
強度と耐熱性を高めると共に炭素と化合し、炭化物を作
ることで耐摩耗性を高める作用がある。その量としては
3%未満では耐摩耗性改善効果が十分でなく、また14
%を超えると、粉末成形時の成形性が低下すると共に、
材質が硬く脆くなり好ましくない。従って、Mo、W、
V、Nbは、3〜14%(2種以上添加の場合は合計量
)であることが必要である。なお、これらの元素はいず
れも同様な耐摩耗性改善効果をもつので2種類以上を含
んでも良い。
【0010】Cuの量が1%未満ではCu相の析出がほ
とんどなく、又8%を越えると焼結温度域でのCuのF
e−X系合金母材への溶解度を越えるため、焼結により
Cuが母材粉末粒子の粒界にネット状に分布するように
なり、好ましくない。従って、Cuは1〜8%であるこ
とが必要である。
とんどなく、又8%を越えると焼結温度域でのCuのF
e−X系合金母材への溶解度を越えるため、焼結により
Cuが母材粉末粒子の粒界にネット状に分布するように
なり、好ましくない。従って、Cuは1〜8%であるこ
とが必要である。
【0011】なお、上記の元素以外に補助的にCo、B
等の基地強化元素を添加しても良いが、Cuを微細な相
として析出させるため、母合金へのCuの溶解度を高め
Cuの析出を抑制する元素であるNi等は0.1%とす
る必要がある。
等の基地強化元素を添加しても良いが、Cuを微細な相
として析出させるため、母合金へのCuの溶解度を高め
Cuの析出を抑制する元素であるNi等は0.1%とす
る必要がある。
【0012】以下、本発明の焼結合金の製造方法を説明
する。本発明では、メカニカルアロイング法、メッキ法
、部分合金化法、原料アトマイズ時にCuを固溶させ、
その後熱処理によりCuを表面に析出させる方法などの
いずれかにより、Cuをミクロンオーダーの微細な状態
で鉄粉、鉄合金粉またはMoなどの非鉄合金粉などの主
要原料粉に複合させることで、基地に固溶する前のCu
を微細に保ち、固溶後のCuの消失孔は母合金の収縮に
より無くなってしまう程度に、微細にしたことを特徴と
している。
する。本発明では、メカニカルアロイング法、メッキ法
、部分合金化法、原料アトマイズ時にCuを固溶させ、
その後熱処理によりCuを表面に析出させる方法などの
いずれかにより、Cuをミクロンオーダーの微細な状態
で鉄粉、鉄合金粉またはMoなどの非鉄合金粉などの主
要原料粉に複合させることで、基地に固溶する前のCu
を微細に保ち、固溶後のCuの消失孔は母合金の収縮に
より無くなってしまう程度に、微細にしたことを特徴と
している。
【0013】■メカニカルアロイング法Cu粉を鉄粉等
とともにメカニカルアロイすることにより、CuがFe
粒子の主として表面に微細に付着した原料粉が得られる
。また鉄粉などが分断され、再び合体するときにCu粉
の一部を内部に取り込み、微細にCu相が分散した複合
相が得られる。本発明では前者のように主として表面に
Cu粉が付着した複合粉の効果を利用するから、後者の
分散状態を得る通常のメカニカルアロイ法に比べ、短時
間の処理でよい。なお、Mo、W、V、Nb、Taを基
地中に均一に分布させるため原料粉の主体であるFe粉
にMo、W、V、Nb、Taを均一に分布固溶するFe
−X系(X:のいずれか1種類以上を含むアトマイズ粉
末)を使用することが好ましい。この際一部のMo、W
、V、Nbは325メッシュアンダーの微細な金属粉と
して添加しても良い。また、メカニカルアロイを行うの
はCu粉の全量と、Fe粉、Fe−X粉の一部または全
部である。
とともにメカニカルアロイすることにより、CuがFe
粒子の主として表面に微細に付着した原料粉が得られる
。また鉄粉などが分断され、再び合体するときにCu粉
の一部を内部に取り込み、微細にCu相が分散した複合
相が得られる。本発明では前者のように主として表面に
Cu粉が付着した複合粉の効果を利用するから、後者の
分散状態を得る通常のメカニカルアロイ法に比べ、短時
間の処理でよい。なお、Mo、W、V、Nb、Taを基
地中に均一に分布させるため原料粉の主体であるFe粉
にMo、W、V、Nb、Taを均一に分布固溶するFe
−X系(X:のいずれか1種類以上を含むアトマイズ粉
末)を使用することが好ましい。この際一部のMo、W
、V、Nbは325メッシュアンダーの微細な金属粉と
して添加しても良い。また、メカニカルアロイを行うの
はCu粉の全量と、Fe粉、Fe−X粉の一部または全
部である。
【0014】■メッキ法
無電解メッキによりCuを鉄粉などの表面に析出するこ
とによりCu−Fe複合粉を得ることができる。
とによりCu−Fe複合粉を得ることができる。
【0015】■部分合金化法
上記■、■に示す方法あるいはCu蒸着法と類似の効果
の得られる方法で鉄粉などにCu粉を付着させた後熱処
理により一部合金化を行なうことにより複合粉を得るこ
とができる。なお全部を合金化すると、粉末の成形性が
低下するので一部合金化に留め、ほとんどのCuは複合
粉末の表面に存在するようにすることが必要である。
の得られる方法で鉄粉などにCu粉を付着させた後熱処
理により一部合金化を行なうことにより複合粉を得るこ
とができる。なお全部を合金化すると、粉末の成形性が
低下するので一部合金化に留め、ほとんどのCuは複合
粉末の表面に存在するようにすることが必要である。
【0016】■アトマイズ法
Cuを含む鉄粉を水アトマイズ法によって作製し、その
後熱処理により粉末表面にCuを析出させて原料粉とす
る。以上のようにして調製された原料粉を混合し、圧粉
し、焼結する粉末冶金プロセスを行う。焼結については
、焼結後に微細なCu相を析出させるために焼結時に一
旦CuをFe−X系母合金中に完全に固溶させる必要が
ある。焼結温度が1100℃以下では、焼結後の強度が
低く充分な耐摩耗性が得られずまたCuの母合金に対す
る溶解度も低く、逆に1200℃以上となると多量の液
相が発生し、炭化物が粗大化するので好ましくない。 従って焼結は1100〜1200℃で行なうことが好ま
しい。
後熱処理により粉末表面にCuを析出させて原料粉とす
る。以上のようにして調製された原料粉を混合し、圧粉
し、焼結する粉末冶金プロセスを行う。焼結については
、焼結後に微細なCu相を析出させるために焼結時に一
旦CuをFe−X系母合金中に完全に固溶させる必要が
ある。焼結温度が1100℃以下では、焼結後の強度が
低く充分な耐摩耗性が得られずまたCuの母合金に対す
る溶解度も低く、逆に1200℃以上となると多量の液
相が発生し、炭化物が粗大化するので好ましくない。 従って焼結は1100〜1200℃で行なうことが好ま
しい。
【0017】さらに焼結後の冷却は後の熱処理による微
細Cu相の析出を行なう必要上から冷却時の粗大なCu
相の析出を防ぐため、ガス冷程度以上の冷却速度で冷却
する必要がある。焼結後の冷却速度が低くなった場合は
、その後固溶体化熱処理を行っても良い。その後、微細
なCu相を析出させるため好ましくは400〜700℃
での焼戻しを行なう。この熱処理によりCu相は均一か
つ微細に分散して析出する。
細Cu相の析出を行なう必要上から冷却時の粗大なCu
相の析出を防ぐため、ガス冷程度以上の冷却速度で冷却
する必要がある。焼結後の冷却速度が低くなった場合は
、その後固溶体化熱処理を行っても良い。その後、微細
なCu相を析出させるため好ましくは400〜700℃
での焼戻しを行なう。この熱処理によりCu相は均一か
つ微細に分散して析出する。
【0018】
【作用】本発明の複合粉ではCuは、主として複合粉の
表面に存在し,かつこの粉を混合した圧粉体ではCuの
粉どうしが凝集せず圧粉体全体に微細に分散している。 したがって、本発明の複合粉を使用して焼結を行うと、
焼結中にCu消失による空孔の発生が防止されるととも
に、Cuが均一に母合金中に固溶する。これに対して通
常の粉末冶金調製法で得られた圧粉体ではCu粉末が凝
集する。したがってこの通常の製法の粉末は本発明が目
標とする金属組織及び空孔がすくない焼結体を得るのに
は適していない。
表面に存在し,かつこの粉を混合した圧粉体ではCuの
粉どうしが凝集せず圧粉体全体に微細に分散している。 したがって、本発明の複合粉を使用して焼結を行うと、
焼結中にCu消失による空孔の発生が防止されるととも
に、Cuが均一に母合金中に固溶する。これに対して通
常の粉末冶金調製法で得られた圧粉体ではCu粉末が凝
集する。したがってこの通常の製法の粉末は本発明が目
標とする金属組織及び空孔がすくない焼結体を得るのに
は適していない。
【0019】以下、実施例により本発明を説明する。
【実施例】実施例1
実施例において、メカニカルアロイ法、メッキ法、部分
合金化法およびアトマイズ法は以下のように行った。 ■メカニカルアロイング法 5%Moを含有するFe合金を水アトマイズ法にて粒度
が50〜200メッシュにピークを持ち、5%のMoを
均一に固溶する鉄粉に調製した。325メッシュ以下の
粒度の電解Cu粉を鉄粉に対し5%になるように秤量し
、ボールミルでAr雰囲気下で20分混合し、Cuを鉄
粉表面に付着させた。 ■メッキ法 粒度が150〜200メッシュにピークを持つ5%のM
oを均一に固溶する鉄粉を、飽和硫酸銅溶液に浸し、約
2時間無電解メッキを行なった。処理後、メッキした鉄
粉を取り出し乾燥した後、ボールミルにて粒度の調節を
行なった。 ■部分合金化法 ■、■の後、水素ガス雰囲気中で900℃で1時間加熱
し、Cuを部分的に合金化させた。合金化熱処理後、ボ
ールミルにて粒度の調節を行なった。 ■アトマイズ法 5%Mo,5%Cuを含む鉄粉を水アトマイズ法によっ
て作製し、その後熱処理により粉末表面にCuを析出さ
せて、原料粉末とした。上記製法によるCuを付着させ
た、5%Moを均一に固溶する鉄粉に1.5%の黒鉛粉
を加え、さらに金型成形の際に型抜けを良くするために
潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を0.6%加えた混合粉
を、プレスにて7t/cm2 の成形圧力で成形し、6
50℃で1時間脱蝋をした後、1150℃で1時間焼結
した。焼結後は900℃まで炉冷し、900℃よりガス
冷却した。さらに、微細なCuを析出させるため550
℃で1時間の焼戻し処理を行なった。このようにして作
製した外径46mm×内径30mm×高さ7.5mmの
テストピースで密度及び圧環強度の評価を行なった。結
果を表1に示す。なお、Cu添加方法として、比較材は
Cu粉として添加、発明材1はメカニカルアロイング法
、発明材2はメッキ法、発明材3は部分合金化法、発明
材4はアトマイズ法によった。
合金化法およびアトマイズ法は以下のように行った。 ■メカニカルアロイング法 5%Moを含有するFe合金を水アトマイズ法にて粒度
が50〜200メッシュにピークを持ち、5%のMoを
均一に固溶する鉄粉に調製した。325メッシュ以下の
粒度の電解Cu粉を鉄粉に対し5%になるように秤量し
、ボールミルでAr雰囲気下で20分混合し、Cuを鉄
粉表面に付着させた。 ■メッキ法 粒度が150〜200メッシュにピークを持つ5%のM
oを均一に固溶する鉄粉を、飽和硫酸銅溶液に浸し、約
2時間無電解メッキを行なった。処理後、メッキした鉄
粉を取り出し乾燥した後、ボールミルにて粒度の調節を
行なった。 ■部分合金化法 ■、■の後、水素ガス雰囲気中で900℃で1時間加熱
し、Cuを部分的に合金化させた。合金化熱処理後、ボ
ールミルにて粒度の調節を行なった。 ■アトマイズ法 5%Mo,5%Cuを含む鉄粉を水アトマイズ法によっ
て作製し、その後熱処理により粉末表面にCuを析出さ
せて、原料粉末とした。上記製法によるCuを付着させ
た、5%Moを均一に固溶する鉄粉に1.5%の黒鉛粉
を加え、さらに金型成形の際に型抜けを良くするために
潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を0.6%加えた混合粉
を、プレスにて7t/cm2 の成形圧力で成形し、6
50℃で1時間脱蝋をした後、1150℃で1時間焼結
した。焼結後は900℃まで炉冷し、900℃よりガス
冷却した。さらに、微細なCuを析出させるため550
℃で1時間の焼戻し処理を行なった。このようにして作
製した外径46mm×内径30mm×高さ7.5mmの
テストピースで密度及び圧環強度の評価を行なった。結
果を表1に示す。なお、Cu添加方法として、比較材は
Cu粉として添加、発明材1はメカニカルアロイング法
、発明材2はメッキ法、発明材3は部分合金化法、発明
材4はアトマイズ法によった。
【0020】
【表1】
表1より発明材は比較材よりも強度が向上していること
が明らかである。
が明らかである。
【0021】実施例1と同様の方法により、表2に示す
組成のテストピースを作製し、同様に試験を行った。結
果を表2に示す。
組成のテストピースを作製し、同様に試験を行った。結
果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】なお、Cu添加方法として、発明材1、2
は部分合金化法によった。表2より発明材は比較材より
も強度が向上していることが明らかである。発明材2の
顕微鏡組織(倍率200倍)を図1に、従来材1の顕微
鏡組織を図2にまたこの組織中で空孔にハッチングを記
し、Cu相の輪郭を白抜きパターンで描いた図を図3に
示す。図1においてはCu相は炭化物と同程度に微細化
されているので、炭化物から区別することが困難である
。一方図2においては、Cu相は粗大の空孔となってい
る(図3の白抜き模様参照)。空孔は図1、2とも黒色
を呈しており、その形態が図でも認められるが、本発明
によると空孔が小さくかつ細かくなっていることが分か
る(図1、2、3参照)。
は部分合金化法によった。表2より発明材は比較材より
も強度が向上していることが明らかである。発明材2の
顕微鏡組織(倍率200倍)を図1に、従来材1の顕微
鏡組織を図2にまたこの組織中で空孔にハッチングを記
し、Cu相の輪郭を白抜きパターンで描いた図を図3に
示す。図1においてはCu相は炭化物と同程度に微細化
されているので、炭化物から区別することが困難である
。一方図2においては、Cu相は粗大の空孔となってい
る(図3の白抜き模様参照)。空孔は図1、2とも黒色
を呈しており、その形態が図でも認められるが、本発明
によると空孔が小さくかつ細かくなっていることが分か
る(図1、2、3参照)。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は空孔が小
さいため強度が高くかつ、Cuが微細に分散しているか
ら叩かれ摩耗にさらされるバルブシートなどの材料とし
て優れた性能を有する鉄基焼結合金を提供する。
さいため強度が高くかつ、Cuが微細に分散しているか
ら叩かれ摩耗にさらされるバルブシートなどの材料とし
て優れた性能を有する鉄基焼結合金を提供する。
【図1】本発明材料の金属組織を示す顕微鏡写真である
。
。
【図2】従来材の金属組織を示す顕微鏡写真である。
【図3】図2の従来材のCu相と空孔の形態を描いた図
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 C:0.3〜2.5%と、Cu:1〜
8%と、Mo、W、V、Nb、Taのいずれか1種類以
上の合金元素:3〜14%と、を含み、残部が不可避的
不純物およびFeからなり、鉄基地にCu相が均一に分
散する組織を有する耐摩耗鉄基焼結合金の製造方法にお
いて、鉄粉末または鉄合金粉末の主として表面に銅が複
合された原料粉末を圧粉し、焼結し、焼結体にCu相の
析出処理を施こすことを特徴とする耐摩耗性鉄基合金の
製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP3040862A JPH04259351A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP3040862A JPH04259351A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH04259351A true JPH04259351A (ja) | 1992-09-14 |
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