JPH04260050A - フィルター付き感光体 - Google Patents

フィルター付き感光体

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JPH04260050A
JPH04260050A JP3267635A JP26763591A JPH04260050A JP H04260050 A JPH04260050 A JP H04260050A JP 3267635 A JP3267635 A JP 3267635A JP 26763591 A JP26763591 A JP 26763591A JP H04260050 A JPH04260050 A JP H04260050A
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JP
Japan
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dye
layer
photoreceptor
color
filter
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JP3267635A
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English (en)
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Snering Christopher
クリストファー スネリング
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Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/01Electrographic processes using a charge pattern for multicoloured copies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/12Recording members for multicolour processes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に電子写真に関し
、特に、カラー画像形成部材及びその製造法並びに該画
像形成部材の使用方法に関する。
【0002】
【技術的背景】電子写真画像形成部材は均質又は不均質
な無機又は有機組成物などを含む単一又多重層状デバイ
ス含む。例えばUS−A4,265,990 号に記載
されているような、導電性基体上に付着させた光電子発
生層及び電荷輸送層を含む層状感光体が記載されている
。技術上知られている電子写真デバイスは、例えば、ポ
リビニルカルバゾール−2,4,7−トリフルオレノン
組み合わせ、フタロシアニン、キナクリドン、ピラゾロ
ンなどのような有機光導電体を含む単一層を上に付着さ
せた導電性基体をも含む。これらの電子写真画像形成部
材はすべて、暗所では電気絶縁性であるが活性化放射線
で照射されるときには導電性となる少なくとも1種の電
子写真絶縁性物質を含む。
【0003】カラー電子写真用途のための感光体は公知
であり、例えば、Nebletteの第8版、J. S
turge, V. Walworth, A. Sh
epp編著、“Imaging Processes 
andMaterials ”,Van Nostra
nd Reinhold, New York, 19
89のChapter 5,Electrophoto
graphy, 162頁に記載されている。カラー画
像再生のための1つの適用に於て、感光体は全可視スペ
クトルにわたる電磁放射線に対して感受性である。入力
カラー画像は適当な外部フィルターによって3原色に分
離される。この方法は3つの全く別個の潜像形成工程を
含み、それによって感光体は、典型的には3種の外部色
フィルターを通して入力画像に順次3回露光され、3種
のカラートナーの1種で段階的に現像された後、紙へ転
写される。典型的には1種のカラートナーについて露光
、現像及び転写工程をすべて行った後、次の露光を行う
。色の全領域を与えるためには、3種のカラートナーの
転写を伴う、3種の別個の現像システムが所要である。 この多色画像形成方法の欠点はカラー潜像の形成のため
に複数回の露光が所要であること、感光体デバイスのス
ペクトル感度を制御するため外部フィルターの使用が所
要であること、感光体上の潜像に対して現像剤ハウジン
グの正確な整合が所要であること、及び現像済みトナー
パターンがコピー受取りシートへ転写されるときトナー
パターンの正確な整合が所要であることである。多色法
に於ける潜像形成のために所要な多数回の露光は光源を
付勢する余分のエネルギーを消費しかつ時間がかかるの
で単一パス露光法に比べて処理が遅いという欠点もある
。多数回の現像及び転写工程が所要ならば速度も悪影響
を受ける。
【0004】“ハイライト”又は“アクセント”カラー
として知られているもう1つのカラー感光体に於ては、
1回パス、2色電子写真、例えば4th Intern
ational Conference on Ele
ctrophotography, Washingt
on, D. C., p82、“Two Color
 Electrophotography”中にIsh
idaらによって記載されているような第2のハイライ
トカラートナーを伴う白色紙上の黒色トナーのために多
層感光体構造物が設計されている。Ishidaらの感
光体は導電性基体、下部光導電性層、中間絶縁性層及び
上部光導電性層からなる。下部及び上部の光導電性層は
、下部光導電性層が600nmより短波長の光に感受性
であるが上部層は600nmより高波長に感受性である
ように選ばれる。中間層は絶縁性重合体であることがで
きる。上部層はスペクトルの青色領域を透過しかつ赤色
領域に感受性の染料を含む有機重合体光導電体であるこ
とができる。 感光(photosensitization) は暗
所中での順次正帯電、負帯電及び像露光を含む3工程法
である。像は、負に帯電されたカラートナーにより、次
いで反対の極性の黒色トナーによって順次現像される。 この2色法に於ける問題は黒色トナーのカラートナーに
よるクロスコンタミネーションによって次に形成される
黒色トナー像品質が次第に劣化することである。
【0005】感光性部材中の染料の使用は、単色及び多
色の両方の電子写真画像形成方法について技術上知られ
ている。先行技術の感光性部材中の染料及び顔料は感光
性部材を感受性にする、すなわちイオン帯電状態を促進
又は維持する働きがなければならない。例えば、銅フタ
ロシアニンは、重合体バインダー中に含まれるとき光導
電体を感光性にするために光導電体として用いられる。 染料は、無機光導電体物質中でもゼログラフィープレー
トを可視スペクトルの大きなセグメントに対して感受性
にするために増感剤として用いられている。写真に用い
られる増感剤の多くはゼログラフィーにも適用可能であ
る。かくして、クリスタルバイオレット誘導体及びシア
ニンも電子写真画像形成部材用の有用な増感剤である。 有機顔料も光発生層を形成するため真空蒸着されている
【0006】
【従来技術】1978年3月28日発行のBrault
のUS−A4,081,277 号中には、電荷処理用
半導体光センサー列及び光センサー列への放射線のアク
セス(access) を制御するためのフィルター手
段を含むカラー画像形成デバイスの製造法が記載されて
いる。フィルター手段は、染料が熱転写されている染料
受取り用重合体層を含むフィルター素子列を含む。熱転
写された染料を含むフィルター素子はスペクトルの異な
る部分からの放射線を選択的に吸収することができる。
【0007】1981年5月5日発行のMartinら
のUS−A4,266,017 号には、半導体光セン
サーを用いる放射線感知手段及び放射線の光センサーへ
のアクセスを制御するためのフィルター手段を含むカラ
ー画像形成デバイスが記載されている。フィルター手段
は熱転写性染料を受取ることができる透明重合体層を含
む。フィルター手段は重合体層上にホトレジスト層をパ
ターン化しかつ重合体層へ染料を熱転写することによっ
て形成される。
【0008】1985年September/Octo
ber 発行のJournal of Imaging
 Science, 29(5)、161−163頁の
R. O. Loutfyらによる“Fabricat
ion of Color Filter Array
s for Solid−State Imgers 
by Laser Induced Dye Diff
usion into Polymers”中には、熱
伝導、対流又は輻射手段、例えばレーザーによる染料試
料の加熱、約10μm 以下の線及び点解像度が得られ
る固体画像形成デバイスと共に用いるためのカラー・フ
ィルター・列を製造するための技術が記載されている。
【0009】1983年12月13日発行のNishi
kawa のUS−A4,420,547 号には、導
電性層上に順次形成される第1及び第2光導電性層を含
む電子写真用感光性部材が記載されている。第1光導電
性層は紫外線から可視光線までの光線の範囲にわたって
スペクトル感受性を有する。第1層の上にある第2光導
電性層は可視光に対して透明であり、単一又は複合層で
形成され、長波長光のみを透過するフィルター作用を有
し、第1光導電性層が感受性でない短波長光に対しての
みスペクトル感受性を有する。このデバイスは紫外線吸
収性染料化合物を例えば透明な樹脂中へ分散させかつこ
の樹脂・染料混合物を感光性部材の最外層、すなわち上
部層すなわち第2光導電性層の表面上に付着させること
によって製造される。 この装置は光消去性、すなわち光のみを用いる感光体上
の電荷の消去の改良、並びに連続多数コピー工程中現像
剤への電荷漏洩を防止することによる帯電潜像の保存を
目指している。
【0010】1978年11月7日発行のCenta 
のUS−A4,124,384 号には、昇華性染料を
含むトナー物質でトナー着色した(toned)光硬化
性層を含む光硬化性素子を用いる画像複写方法が記載さ
れている。この方法は、上記トナー着色層をレセプター
物質と接触させながら加熱し、それによって染料を像輪
郭で昇華させかつレセプター物質上に凝縮させることを
含む。レセプターは有機重合体化合物を含む。
【0011】1982年2月16日発行のHartma
nnのUS−A4,315,978 号及び1982年
7月13日発行のBiber のUS−A4,339,
514 号には、シリコンウエハ又は電荷結合デバイス
列のような固体デバイス上に単一層多色フィルター列を
与えるための方法が記載されている。 これらの特許中で、色フィルター列は、(1)重クロム
酸塩ゲル又はジアゾ樹脂の感光性層を光像パターンに露
出する工程、(2)未露光のゼラチン又はジアゾ組成物
を洗浄除去して染色可能な島を形成する工程、(3)島
を染料溶液で染色する工程、及び(4)染色された島を
ニトロセルロースの薄い染料不透過性層又は光架橋性バ
リヤー又は長鎖脂肪酸バリヤー層でカバーして生成した
フィルター素子セットのその後の染色に対する抵抗を与
える工程を含む方法で形成される。この方法を繰返して
赤、緑、青などのパターンの交互の色縞の超微細列を完
成する。
【0012】1982年8月17日発行のDrexha
geのUS−A4,345,011 中には、色フィル
ター素子の平面状列の製造法が記載されている。この方
法では、カチオン性光退色性染料及び増感剤を透明バイ
ンダー中に用いることによって適当に薄い(10μm 
未満の)色フィルター列を製造する。この層を所望のパ
ターンで写真的に露光して染料を光退色させかつ浸出に
よって定着し、増感剤は高度の光学的透過率を有する個
々のフィルター素子を与える。多色フィルター列を製造
するためには、3種の光退色性染料を含む透明バインダ
ーをそれぞれ緑、青及び赤色フィルターの所望の列を示
すマスクを通して順次露光する。長波長光を吸収する染
料が短波長光を吸収する染料よりも低い退色係数を有す
るように染料を選ぶ。 この条件は露光時の染料から染料へのエネルギー移動の
問題を少なくするために必要である。
【0013】1984年6月26日発行のYubaka
miらのUS−A4,456,669 号中には、熱転
写性染料を用いて受取り用基体上に画像を形成する画像
形成方法が記載されている。画像信号を用いて支持部材
上に画像形成用粒子を配列する。この粒子は画像受取り
用基体上へ熱転写される染料形成剤(dye form
er) を含む。加熱後、カラー現像剤を用いて染料形
成剤へ付着させてカラー画像を与える。
【0014】1978年10月24日発行のIshid
aのUS−A4,121,932 号中には、染料像形
成方法が記載されている。この方法は光導電性粉末と昇
華性染料とからなる光導電性層を含む電子写真材料を含
む。この電子写真法は光導電性粒子と昇華性染料とから
なる感光性素子を帯電させる工程、素子を露光しかつ酸
性トナーで現像する工程、素子を加熱して染料を昇華さ
せる工程及び染料像を受取り用基体へ転写する工程をも
含む。
【0015】1984年2月14日発行のTakei 
のUS−A4,431,722 号中には、樹脂バイン
ダーと混合された電荷輸送層として有機バインダー中に
分散された前もって昇華させた多環式キノン顔料を有す
る層状構造で構成される電子写真用感光性素子が記載さ
れている。US−A4,081,277 号中の上記カ
ラー画像形成技術は固体感光性画像形成部材中でフィル
ター素子を利用する。画像形成部材はゼログラフィー感
光体ではなく、むしろ直接の単位画像形成素子(例えば
ビデオカメラ用センサー)であり、急速な相次ぐ多数の
プリントを製造することはできない。
【0016】上記US−A4,315,978 号、4
,335,076号及び4,339,514 号に関し
ては、生成されたフィルター素子セットのその後の染色
に対する抵抗を与えるためのニトロセルロースの染料不
透過性薄層又は光架橋性バリヤー又は長鎖脂肪酸バリヤ
ー層による染色された島のカバーは問題を生ずる。バリ
ヤー層には、フィルター素子のフロート、電気的接触、
染色性組成物の慎重な適用、硬化及び収縮のような多く
の問題が付随する。
【0017】上記のUS−A4,345,011 号の
多色フィルター列システム法に関しては色の不忠実性、
誤整合及びクロス・トーク(cross−talk) 
が絶えず問題となる。1984年7月3日発行のNis
hikawa のUS−A4,457,993 号中に
は、原画の同時像様露光及び感光性部材の帯電、荷電像
のコントラストが最大値より下になるような感光性部材
の一様な露光、及び現像及び転写中の荷電像の復元を含
む、感光性部材上に原画の多数コピーを形成するための
電子写真方法が記載されている。
【0018】上記画像形成部材の幾つかは2色以上のカ
ラー画像の形成のような幾つかの望ましい性質を示すが
、カラー電子写真画像形成用途のための選択的スペクト
ル感受性を有する改良された電子写真画像形成部材が依
然として要望されている。さらに、製造が簡単なカラー
フィルター電子写真画像形成部材を提供することは依然
として要望されている。又、原画又は本物の文書とその
コピーとの間の自動的検出又は識別を可能にする、増強
された保証特徴を有する電子写真画像形成方法が依然と
して要望されている。簡単な視察あるいは内部フィルタ
ー付き感光体画像形成部材を用いる自動的光学又は電子
文書認識スキームのいずれかによる正式でない、コピー
された文書の便利な検出についても要望されている。
【0019】上記の要望並びに他の要望は、本発明によ
って、基体と、単位の電子写真絶縁性層と透明な造膜性
重合体を含む連続相とを含み、重合体相が基体から離れ
た表面外面(surface facing)を有しか
つ基体から離れた表面外面が吸収された染料分子を含む
電子写真画像形成部材を提供することによって達成され
る。本発明の電子写真画像形成部材は基体から離れた層
外面の表面上及び中に、少なくとも1種の昇華性又は気
化性染料を、該層を染料分子の層中への拡散を促す温度
に保ちながら、昇華又は蒸着させることによって製造さ
れる。本発明はこの電子写真画像形成部材による多色画
像又は他の画像の種々の形成方法をも含む。
【0020】一般に、本発明の電子写真画像形成部材は
少なくとも1種の単位の光導電性層を含む。光導電性部
材は均質又は不均質の無機又は有機組成物などを含む単
一又は多層状デバイスを含む。透明な造膜性重合体を含
む層は光導電性層中又は光導電性層上にある他の層中に
位置してもよい。基体と単位の電子写真絶縁性層と透明
な造膜性重合体とを含む任意の適当な光導電性画像形成
部材は昇華又は気化された染料分子と共に用いられる。 一般に、光導電性画像形成部材は支持基体上に1つ以上
の光導電性層を含む。これらの層は単位、連続性であり
、通常基体の全部又はほとんど全部の上に広がる。基体
は不透明であっても実質的に透明であってもよくかつ所
要な機械的性質を有する多数の適当な物質を含むことが
できる。従って、この基体は無機又は有機組成物のよう
な不導電性又は導電性物質の層を含む。基体が不導電性
物質を含む場合には、基体は、通常、導電性組成物で被
覆される。絶縁性不導電性物質としては、例えばポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウレタン
などを含むこの目的のために知られている種々の造膜性
樹脂を用いることができる。絶縁性又は導電性基体は可
撓性であっても剛性であってもよく、例えばプレート、
円筒形ドラム、スクロール、エンドレス可撓性ベルトな
どのような任意の数の多くの異なる形状を有することが
できる。かくして、典型的な基体はE. I. duP
ont de Nemours & Co. から発売
されているMylar として知られている市販のポリ
エチレンテレフタレートポリエステルで構成されるエン
ドレス可撓性ベルトの形の絶縁性基体からなることがで
きる。基体層の厚さは経済的考慮を含む数多くの因子に
依存し、かくして、この層は、最終の光導電性デバイス
に悪影響がなければ、例えば200μm 以上の実質的
な厚さであっても、あるいは50μm 未満の最小の厚
さであってもよい。全支持体を構成することあるいは不
導電性基体上のコーティングとして存在することができ
る導電性層又はグランドプレーンは、例えばアルミニウ
ム、チタン、ニッケル、クロム、真鍮、金、ステンレス
鋼、カーボンブラック、黒鉛などを含む任意の適当な物
質からなることができる。導電性層は、光導電性部材の
所望用途によるが、実質的に広い範囲にわたって厚さが
変わり得る。従って、導電性層は一般に約5nmから数
cmまでの厚さにわたることができる。可撓性光感応性
画像形成デバイスが所望であるときには、導電性層の厚
さは約10nm〜約75nm、より好ましくは約10n
m〜約20nmであることができる。
【0021】導電性表面の形成後、該表面へ随意の正孔
ブロッキング層を適用することができる。一般に、正に
帯電した感光体用の電子ブロッキング層は、正孔を感光
体の画像形成表面から導電性層へ向かって移動させる。 隣接する光導電性層と下にある導電性層との間に正孔に
対する電子バリヤーを形成することができる任意の適当
なブロッキング層を用いることができる。ブロッキング
層は、例えばUS−A4,291,110 、4,33
8,387 、4,286,033 及び4,291,
110 に記載されているような、トリメトキシシリル
プロピレンジアミン、加水分解トリメトキシシリルプロ
ピルエチレンジアミン、N−β−(アミノエチル)γ−
アミノ−プロピルトリメトキシシラン、イソプロピル4
−アミノベンゼンスルホニル、ジ(ドデシルベンゼンス
ルホニル)チタネート、イソプロピルジ(4−アミノベ
ンゾイル)イソステアロイルチタネート、イソプロピル
トリ(N−エチルアミノ−エチルアミノ)チタネート、
イソプロピルトリアントラニルチタネート、イソプロピ
ルトリ(N,N−ジメチル−エチルアミノ)チタネート
、チタン−4−アミノベンゼンスルホネートオキシアセ
テート、チタン4−アミノベンゾエートイソステアレー
トオキシアセテート、〔H2N(CH2)4 〕CH3
Si(OCH3)2, (γ−アミノブチル)メチルジ
エトキシシラン、及び〔H2N(CH2)3 〕CH3
Si(OCH3)2(γ−アミノプロピル)メチルジエ
トキシシランのような含窒素シロキサン又は含窒素チタ
ン化合物を含むことができる。US−A4,338,3
87 、4,286,033 及び4,291,110
 の記載はその全体が本明細書に含まれるものとする。 好ましいブロッキング層は加水分解シランと金属グラン
ドプレーン層の酸化表面との間の反応生成物を含む。付
着後空気に暴露されるとき、ほとんどの金属グランドプ
レーン層の外表面上に酸化表面が本質的に生成する。ブ
ロッキング層は、吹付け、浸漬コーティング、ドローバ
ーコーティング、グラビアコーティング、シルクスクリ
ーニング、エアナイフコーティング、反転ロールコーテ
ィング、真空蒸着、化学処理などのような任意の適当な
通常の技術で適用される。薄層を得る便宜上、ブロッキ
ング層を好ましくは希薄溶液の形で適用し、コーティン
グの付着後、真空、加熱などのような通常の技術で溶媒
を除去する。 ブロッキング層は連続でかつ約0.2μm 未満の厚さ
でなければならない。というのは、約0.2μm より
厚いと過度に高い残留電圧をもたらす可能性があるから
である。
【0022】正孔ブロッキング層へ随意の粘着剤層を適
用することができる。技術上公知の任意の適当な粘着剤
層を用いることができる。典型的な粘着剤層物質には、
例えばポリエステル、duPont49,000(E.
 I.duPont de Nemours & Co
mpany から発売) 、Vitel PE100(
Goodyear Tire & Rubberから発
売)、ポリウレタンなどが含まれる。約0.05μm 
(500オングストローム)〜約0.3μm (3,0
00オングストローム)の粘着剤層の厚さで満足な結果
を得ることができる。電荷ブロッキング層へ粘着剤層コ
ーティング混合物を適用するための通常の技術には、吹
付け、浸漬コーティング、ロールコーティング、巻線ロ
ッドコーティング、グラビアコーティング、バードアプ
リケーターコーティングなどが含まれる。付着したコー
ティングの乾燥は、乾燥器乾燥、赤外線乾燥、空気乾燥
などのような任意の適当な通常の技術によって行うこと
ができる。
【0023】本発明の電子写真画像形成部材中には任意
の適当な単位の(unitary)電子写真絶縁性層を
用いることができる。単位の光導電性層は無機でも有機
でもよく、又、均質でも不均質でもよい。典型的な無機
光導電性物質には、非晶質セレン、セレン合金、ハロゲ
ンでドープされたセレン−テルル、セレン−テルル−ヒ
素、セレン−ヒ素などのようなセレン合金、硫セレン化
カドミウム、セレン化カドミウム、硫化カドミウム、酸
化亜鉛、二酸化チタンなどのような公知の物質が含まれ
る。典型的な有機光導電体には、フタロシアニン、キナ
クリドン、ピラゾロン、ポリビニルカルバゾール−2,
4,7−トリニトロフルオレノン、アントラセンなどが
含まれる。多くの無機又は有機光導電体を樹脂バインダ
ー中に分散された粒子として、あるいは均質な層として
用いることができる。
【0024】本発明に於ては、単位の単一の光導電性絶
縁体層を含む任意の適当な電子写真画像形成部材を用い
ることができる。単一層導電体は1つのみの光導電性絶
縁体層を含む。この単一光導電性層が透明な造膜性樹脂
を含むならば、基体から離れた表面外面(surfac
e facing)を昇華又は気化した染料で吸収させ
ることができる。単一層光導電性層が透明な造膜性樹脂
を含んでも含まないでも、光導電性層へ透明な造膜性樹
脂を含むオーバーコーティングを適用することができか
つ基体及び光導電性層の両方から離れたオーバーコーテ
ィング外面(facing)を昇華又は気化した染料で
吸収させることができる。
【0025】本発明のフィルター付き感光体の製造に単
一層感光体デバイスを用いることができるが、少なくと
も2つの電気的活性層、例えば単位の光生成層又は電荷
発生層及び電荷輸送層を有する光導電性部材が好ましい
。電気的活性層の1つは電荷を光生成しかつ隣接の電気
的に活性な輸送層へ移動させることができる光導電性物
質を含む電荷発生層である。もう1つの電気的活性層は
使用を意図しているスペクトル領域内でほとんど吸収が
無いが電荷発生層によって注入された電荷を輸送するこ
とができる点で活性な電荷輸送層である。本発明には任
意の適当な多層光導電体も使用することができる。光生
成層の光生成性物質の例には、例えば三方晶系セレン、
US−A3,357,989 号に記載されている無金
属フタロシアニンのX形のような種々のフタロシアニン
顔料、銅フタロシアニンのような金属フタロシアニン、
Monastral Red, Monastral 
Violet 及びMonastral Red Yの
商品名でDuPontから発売されているキナクリドン
、US−A3,442,781 号に記載されている置
換2,4−ジアミノ−トリアジン、Indofast 
Double Scarlet. Indofast 
Violet Lake B, Indofast B
rilliant Scarlet 及びIndofa
st Orange の商品名でAllied Che
mical Corporation から発売されて
いる多核芳香族キノンなどが含まれる。光導電性組成物
及び(又は)顔料及び造膜性重合体バインダー物質を含
む光生成層は、一般に厚さが約0.1〜約5μm の範
囲であり、好ましくは約0.3〜約1μm の厚さを有
する。本発明の目的が達成されるならば、これらの範囲
外の厚さを選ぶことができる。
【0026】造膜性バインダーとして作用することがで
き、あるいは造膜性バインダー中に可溶性又は分子規模
で分散性の任意の適当な電荷輸送分子を電荷輸送層樹脂
の連続相中に用いることができる。電荷輸送分子は電荷
発生層によって注入された電荷担体を輸送できなければ
ならない。電荷輸送分子は正孔輸送分子であっても、あ
るいは電子輸送分子であってもよい。上に示したように
電荷輸送分子が造膜性バインダーとして作用することが
できる場合には、所望ならば、電荷輸送分子を、固溶体
中に異なる電荷輸送分子を含む必要なしに、あるいはそ
の中の分子分散体として用いることができる。電荷輸送
物質は技術上公知である。上に挙げた電荷輸送能力を有
する造膜性重合体に加えて、非造膜性電荷輸送物質を示
す部分的リストには下記のものが含まれる。
【0027】US−A4,306,008 号、US−
A4,304,829 号、US−A4,233,38
4 号、US−A4,115,116 号、US−A4
,299,897 号、US−A4,265,990 
号及びUS−A4,081,274 号に記載されてい
る型のジアミン輸送分子。典型的なジアミン輸送分子に
は、アルキルが例えばメチル、エチル、プロピル、n−
ブチルなどであるN,N′−ジフェニル−N,N′−ビ
ス(アルキルフェニル)−〔1,1′−ビフェニル〕−
4,4′−ジアミン、例えばN,N′−ジフェニル−N
,N′−ビス(3″−メチルフェニル)−〔1,1′−
ビフェニル〕−4,4′−ジアミン、N,N′−ジフェ
ニル−N,N′−ビス(4−メチルフェニル)−〔1,
1′−ビフェニル〕−4,4′−ジアミン、N,N′−
ジフェニル−N,N′−ビス(2−メチルフェニル)−
〔1,1′−ビフェニル〕−4,4′−ジアミン、N,
N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−エチルフェニ
ル)−〔1,1′−ビフェニル〕−4,4′−ジアミン
、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(4−エチル
フェニル)−〔1,1′−ビフェニル〕−4,4′−ジ
アミン、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(4−
n−ブチルフェニル)−〔1,1′−ビフェニル〕−4
,4′−ジアミン、N,N′−ジフェニル−N,N′−
ビス(3−クロロフェニル)−〔1,1′−ビフェニル
〕−4,4′−ジアミン、N,N′−ジフェニル−N,
N′−ビス(4−クロロフェニル)−〔1,1′−ビフ
ェニル〕−4,4′−ジアミン、N,N′−ジフェニル
−N,N′−ビス(フェニルメチル)−〔1,1′−ビ
フェニル〕−4,4′−ジアミン、N,N,N′,N′
−テトラフェニル−〔2,2′−ジメチル−1,1′−
ビフェニル〕−4,4′−ジアミン、N,N,N′,N
′−テトラ(4−メチルフェニル)−〔2,2′−ジチ
メル−1,1′−ビフェニル〕−4,4′−ジアミン、
N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(4−メチルフ
ェニル)−〔2,2′−ジメチル−1,1′−ビフェニ
ル〕−4,4′−ジアミン、N,N′−ジフェニル−N
,N′−ビス(2−メチルフェニル)−〔2,2′−ジ
メチル−1,1′−ビフェニル〕−4,4′−ジアミン
、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メチル
フェニル)−〔2,2′−ジメチル−1,1′−ビフェ
ニル〕−4,4′−ジアミン、N,N′−ジフェニル−
N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−ピレニル−1
,6−ジアミンなどが含まれる。
【0028】例えばUS−A4,150,987 号に
記載されているβ−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
(ジフェニルヒドラゾン)、o−エトキシ−p−ジエチ
ルアミノベンズアルデヒド−(ジフェニルヒドラゾン)
、o−メチル−p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
(ジフェニルヒドラゾン)、o−メチル−p−ジメチル
アミノベンズアルデヒド−(ジフェニルヒドラゾン)、
p−ジプロピルアミノベンズアルデヒド−(ジフェニル
ヒドラゾン)、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
(ベンジルフェニルヒドラゾン)、p−ジブチルアミノ
ベンズアルデヒド−(ジフェニルヒドラゾン)、p−ジ
メチルアミノベンズアルデヒド−(ジフェニルヒドラゾ
ン)などのようなヒドラゾン輸送分子。他のヒドラゾン
輸送分子には、1−ナフタレンカルボアルデヒド1−メ
チル−1−フェニルヒドラゾン、1−ナフタレンカルボ
アルデヒド1,1−フェニルヒドラゾン、4−メトキシ
ナフタレン−1−カルボアルデヒド1−メチル−1−フ
ェニルヒドラゾン及び例えばUS−A4,385,10
6 号、US−A4,338,388 号、US−A4
,387,147 号、US−A4,399,208 
号及びUS−A4,399,207 号中に記載されて
いる他のヒドラゾン輸送分子のような化合物が含まれる
【0029】9−メチルカルバゾール−3−カルボアル
デヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン、9−エチルカ
ルバゾール−3−カルボアルデヒド−1−メチル−1−
フェニルヒドラゾン、9−エチルカルバゾール−3−カ
ルボアルデヒド−1−エチル−1−フェニルヒドラゾン
、9−エチルカルバゾール−3−カルボアルデヒド−1
−エチル−1−ベンジル−1−フェニルヒドラゾン、9
−エチルカルバゾール−3−カルボアルデヒド−1,1
−ジフェニルヒドラゾン及び例えばUS−A4,256
,821 号中に記載されている他の適当なカルバゾー
ルフェニルヒドラゾン輸送分子を含むさらに他の輸送分
子。同様なヒドラゾン輸送分子は例えばUS−A4,2
97,426 号に記載されている。
【0030】他の典型的な輸送分子には、US−A3,
870,516 号に記載されている多数の透明な有機
非重合体輸送物質及びUS−A4,346,157 号
に記載されている非イオン性化合物が含まれる。造膜性
バインダー中に可溶性又は分子規模で分散性である電荷
輸送分子に関して上に挙げた特許のおのおのの記載はそ
の全部が参照文として本明細書に含まれるものとする。
【0031】一般に、輸送層の厚さは約5〜約100μ
m であるが、この範囲外の厚さも用いることができる
。 電荷輸送層は、輸送層上での静電潜像の形成及び保持を
妨げるのに充分な速度で照明の無い場合に電荷輸送層上
に置かれた電荷が伝導しない程度に絶縁体でなければな
らない。一般に、電荷輸送層と電荷発生層との厚さの比
は好ましくは約2:1から200:1までに保たれ、あ
る場合には400:1のように大きく保たれる。
【0032】少なくとも2つの電気的に活性な層を有す
る感光性部材の例には、US−A4,265,990 
号、US−A4,233,384 号、US−A4,3
06,008 号及びUS−A4,299,897 号
に記載されている電荷発生層及びジアミン含有輸送層部
材、US−A3,895,944 号に記載されている
染料発生層及びオキサゾール、ピラゾロン、イミダゾー
ル、ブロモピレン、ニトロフルオレン及びニトロナフタ
ルイミド誘導体含有電荷輸送層部材、US−A4,15
0,987 号に記載されている発生層及びヒドラゾン
含有電荷輸送層部材、US−A3,837,851 号
に記載されている発生層及びトリアリールピラゾリル化
合物含有電荷輸送層部材、US−A4,806,433
 号に記載されている発生層及びポリアリールアミン電
荷輸送層含有部材などが含まれる。これらの電気的に活
性な多層の特許の開示はその全部が本明細書に含まれる
ものとする。
【0033】単一層又は多層感光体は、光導電性層がそ
れに対して感受性である活性化放射線に対してほぼ透明
な重合体造膜性バインダーを含む連続相を有する随意の
保護コーティングでオーバーコーティングされることが
できる。オーバーコーティングは電気絶縁性であるか、
あるいは僅かに半導電性である。オーバーコーティング
は、又、連続性であり、一般に約10μm 未満の厚さ
を有する。オーバーコーティングは技術上公知である。 典型的なオーバーコーティングは米国特許第4,515
,082 号に記載されており、この特許の全記載は参
照文として本明細書に含まれるものとする。本発明のフ
ィルター付き、オーバーコーティング被覆電子写真画像
形成デバイスの1つの製造方法は、上記US−A4,2
65,990 号の実施例中に記載されているようにし
て先行技術の電子写真画像形成部材を製造し、次いで樹
脂ベースの輸送層の表面上及び中に薄い染料層を熱的に
昇華させた後、染料で変性された感光体部材上にオーバ
ーコーティングを随意に適用することを含む。
【0034】不均質単一層光導電体、多層感光体の電荷
輸送層又は薄い保護オーバーコーティングの連続相中に
は、非常に高い絶縁耐力と良好な電気絶縁性とを有する
任意の適当な電気絶縁性造膜性重合体バインダーを用い
ることができる。造膜性重合体バインダー自体は電荷輸
送物質であることができる。造膜性重合体バインダー自
体が電荷輸送物質でないならば、重合体バインダーは、
重合体バインダーが電荷輸送層の連続相中のバインダー
として用いられる場合には輸送分子を固溶体中に保持す
るかあるいは分子状分散体として保持することができな
ければならない。分子状分散体とは少なくとも1つの成
分がもう1つの成分中に分散されかつ粒子の分散が分子
状規模である組成物と定義される。一般に、連続相中に
用いられる造膜性重合体バインダーは使用を意図するス
ペクトル領域内で実質的に非吸収性である。電荷輸送物
質でない典型的な造膜性重合体バインダー物質には、例
えばポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリスチレン、ポリアリールエーテル、ポ
リアリールスルホン、ポリブタジエン、ポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリイミド、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリ酢酸ビニル、ポリシロキサン、ポリアク
リレート、ポリビニルアセタール、ポリアミド、ポリイ
ミド、アミノ樹脂、フェニレンオキシド樹脂、テレフタ
ル酸樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリスチレ
ン及びアクリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル及び酢酸ビニル共重合体、アクリレート共重合
体、アルキド樹脂、セルロース系造膜剤、ポリ(アミド
−イミド)、スチレン−ブタジエン共重合体、酢酸ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、スチレン−アルキド樹脂
などのような熱可塑性及び熱硬化性樹脂が含まれる。
【0035】上述したように、電荷輸送性、造膜性重合
体は技術上知られている。電荷輸送性物質である典型的
な造膜性バインダー物質には、例えばジフェニルジアミ
ン、例えばトリフェニルメタンポリアミンなどから製造
される造膜性重合体;米国特許第4,302,521 
号中に記載されているポリビニルカルバゾール及びルイ
ス酸の誘導体;ポリビニルアントラセン、ポリアセナフ
タレンのようなビニル−芳香族重合体;ホルムアルデヒ
ドと3−ブロモヒレンとの縮合物のようなホルムアルデ
ヒドと種々の芳香族化合物との縮合生成物;US−A4
,806,433 号に記載されているポリアリールア
ミンなどが含まれる。 これらの電荷輸送性重合体の特許の記載はすべて本明細
書に含まれるものとする。
【0036】用いられる場合の電荷輸送性重合体、ある
いは電荷輸送性連続相中の造膜性重合体バインダーと小
分子電荷輸送分子との組み合わせは少なくとも約101
3Ω・cmの電気抵抗率を有していなければならない。 電荷輸送性連続相は連続膜を形成する能力がありかつ下
にある光導電性物質が感受性である活性化放射線に対し
て実質的に透明でなければならない。言い換えると、透
過された活性化放射線は光導電性物質中に電荷担体、す
なわち電子−正孔対を発生させる能力がなければならな
い。
【0037】造膜性重合体バインダー相を含む層の表面
を染料で吸収させるべきである場合には、重合体は可視
スペクトルに対して透明であり、良好な染料吸収特性、
基体に対する良好な付着特性を有しかつ熱的並びに化学
的に安定でなければならない。重合体は好ましくは溶剤
コーティング可能であるが、積層又は押出しされた重合
体も適当であることができる。これらの必要条件を満足
する典型的な樹脂には、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリエステル(例えばGoodyear Che
mical Division of Goodyea
r Tire and Rubber Co.から発売
されているVitel PE−200及びE. I. 
duPont de Nemours& Co. から
発売されているdu Pont 49000)、ポリメ
チルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、酢
酸セルロースなどが含まれる。
【0038】電子写真画像形成部材の層は任意の適当な
公知の技術で形成され得る。典型的なコーティング技術
には、吹付け、ドローバーコーティング、浸漬コーティ
ング、グラビアコーティング、シルクスクリーニング、
エアナイフコーティング、反転ロールコーティング、押
出し技術などが含まれる。層の乾燥には、任意の適当な
通常の乾燥又は硬化技術を用いることができる。乾燥又
は硬化条件は、適用される層又は下にある層を損傷しな
いように選ばれねばならない。例えば、下にある非晶質
セレン光導電性絶縁体層が用いられるときには、層の乾
燥温度は非晶質セレンの結晶化を起こさせてはならない
。本発明の方法には、昇華するかあるいは高い蒸気圧を
有する任意の適当な染料を用いることができる。例えば
アゾ、アントラキノン、インドフェノール、インドアニ
リン、ペリノン、キノフタロン、アクリジン、キサント
ン、ジアジン及びオキサジン染料を含む種々の群の染料
を上記染料受取り層中へ拡散させることができる。本発
明のカラー画像形成デバイスの製造に有用なかかる染料
の部分的なリストには、例えばEastman Fas
t Yellow 8GLF, Eastman Br
illiant Red FFBL, Eastman
 Blue GBN, Eastman Polyes
ter Orange 2RL, EastmanPo
lyester YellowGLW, Eastma
n Polyester Dark Orange R
L, Eastman Polyester Pink
 RL, Eastman Polyester Ye
llew 5GL, Eastman Polyest
er Red 2G, Eastman Polyes
ter Blue GP, Eastman Poly
ester Blue RL, Eastone Ye
llow R−GFD, Eastone Red B
, Eastone Red R, Eastone 
Yellow 6GN, Eastone Orang
e 2R, Eastone Orange 3R, 
Eastone Orange GRN, Eastm
an Red 901, Eastman Polye
ster Blue 4RL, Eastman Po
lyester Red B−LSW, Eastma
n Turquoise 4G, Eastman P
olyester Blue BN−LSW(すべてE
astman Kodak Co., Rochest
er, NYから発売)が含まれる。 本発明の製造法及び使用に有用な他の染料には、マゼン
タ、ICIDisperse Red;黄;シアン、D
uPont Disperse Blue60;赤、B
ayer Resiren Red TB;及び緑、B
ayer Macrolex Gなどが含まれる。染料
は熱的及び化学的に安定であり、造膜性重合体と相容性
であり、色堅牢性であり、約1.5〜約2joul/g
・℃の低比熱を有しかつ約20〜約150joul. 
/gの低融解潜熱を有する。これらの染料の融点は約1
50℃〜250℃の範囲である。本発明の目的が達成さ
れるならばこれらの範囲外の融点を選ぶこともできる。 好ましい染料は約1.8joul/g・℃の比熱及び3
0〜120joul/gの融解潜熱を有する。 これらの染料はすべて容易に昇華しかつ適当な連続造膜
性重合体相を有する層上に付着させるとき、一様に吸収
される。上記染料の幾つかはBraultのUS−A4
,081,277 号中にも記載されており、その全記
載は参照文として本明細書に含まれるものとする。
【0039】一般に、染料で吸収させるべき造膜性重合
体バインダー相を含む層の表面へ昇華性染料又は高蒸気
圧を有する染料を適用するためには、任意の適当な技術
を用いることができる。本明細書中で“吸収する(im
bibe) ”という用語は昇華又は気化した染料の造
膜性重合体バインダー相による吸収(absorbin
g) 及び固溶体中への取り入れ(taking in
to solid solution) と定義される
。染料は第1位置で加熱されて蒸気を生成し、得られた
蒸気が初めの位置から染料で吸収させるべき造膜性重合
体バインダー相を含む層の表面送られる。染料で処理さ
れる表面は下にある基体から離れ表面外面(surfa
ce facing) である。染料の付着中、染料で
吸収させるべき造膜性重合体バインダー相を含む層の温
度は染料の凝縮又は昇華温度より下の温度に保たれる。 造膜性重合体は、染料の拡散移行工程中ずっと軟化しか
つ柔いままであることができなければならない。好まし
くは、転写後、造膜性重合体バインダー相は下にある基
体から離れた表面外面及び表面付近に、吸収された染料
を含むゾーン又は領域内の造膜性重合体バインダーの全
重量に対してバルク溶解した染料分子約0.01〜約5
.0重量%を含むゾーン又は領域を含まねばならない。 又、染色された領域すなわちフィルター領域は熱的及び
機械的に安定でなければならない。所望ならば、造膜性
重合体バインダー相を含む層へ染料が適用されている間
、部分的真空を用いて供与体から受取り体への染料の拡
散を容易にすることができる。印加することができる部
分的真空の量は用いられる特別の染料及び用いられる物
質の温度感受性によって異なる。
【0040】拡散させる染料源としては任意の適当な源
を用いることができる。典型的な色素源には、ドナーシ
ート、ルツボ、シリンダー、リボンなどが含まれる。適
当な染料ドナーシートの1例は3Mカラー複写機、Mo
del 137BZ(1972)で用いられる3M C
olor−in−Color 染料ドナーシートである
。染料は染料で吸収させるべき造膜性重合体バインダー
相を含む層の全暴露表面へ一様に適用されることができ
、あるいはパターン又は“パッチ”で適用されることが
できる。パターンは任意の適当な形でよい。溶解された
染料分子のゾーンは下にある光導電性物質のスペクトル
感度を制御するために充分に厚い。スペクトル感度の制
御とは、本明細書では、所望の波長帯内の電磁放射線を
遮断して下にある光生成性物質をその波長帯が活性化し
ないようにすることと定義される。染色されたゾーンが
染色された層の全表面あるいは1つ又は複数のパッチの
みをカバーしても、染料濃度は好ましくは染色されたゾ
ーンにわたって横方向に一様である。パッチフィルター
として用いるとき、染色されたパッチは低いパッチ対パ
ッチあるいはパネル対パネル濃度変化を有していなけれ
ばならない。典型的なパッチの形には円形、正方形、長
方形、楕円形、星形、六角形、三角形、筋などが含まれ
る。形は規則的でも不規則的でもよい。吸収された染料
のパターンを用いるとき、パターンは任意の適当なサイ
ズでよく、選ばれるサイズは最終的な電子写真画像形成
部材の使用意図に依存する。典型的なサイズには、直径
が約1000nm〜約1cmの平均サイズを有する点あ
るいは約1000nm〜約1cmの幅と約1000nm
〜約1000cmの長さを有する筋が含まれる。さらに
、おのおのが同じか又は異なる色すなわち光濾過性を有
する、複数の異なる染料を用いて複数のパターンを適用
することができる。染料パターンは任意の適当な技術で
形成することができる。典型的な染料パターン形成方法
には、染料源と染料で吸収させるべき造膜性重合体バイ
ンダー相との間にマスク又はステンシルを用いかつ染料
を一様に加熱する方法、予め形成されたパターンで染料
を担持する染料ドナーシートを用いかつこのドナーシー
トを一様に加熱する方法、染料で一様にコーティングさ
れた染料ドナーシートを用いかつ形成されるべき染料パ
ターンに対応するパターンでトナーシートへ熱を加える
方法などが含まれる。気化又は拡散する染料源は染料で
吸収させるべき造膜性重合体バインダー相を含む層から
隔置されていても層と接触していてもよい。異なる色の
染料を適用するとき、異なる色を順次に適用しても同時
に適用してもよい。同時適用の1例は所定のパターンに
従って供与体シートの表面上の別個の位置にすべての異
なる染料を担持するドナーシートと造膜性重合体バイン
ダー相を含む層とを接触させかつドナーシートを一様に
加熱してすべての染料を同時に気化させ、それによって
ドナーシート上のパターンに従って層上の異なる位置に
異なる色の染料が吸収された吸収パターンを形成するこ
とを含む。最終トナー像のカラー画像形成要求によって
、染料の組み合わせは、例えばシアン、マゼンタ、黄、
赤、青又は緑、茶、紫などのような任意の適当な色の組
み合わせであることができる。
【0041】染料の加熱及び気化には任意の適当な技術
を用いることができる。典型的な加熱方法には、赤外線
加熱、レーザー加熱、乾燥器加熱、強制空気加熱などが
含まれる。上述のように、染料を気化又は拡散させるた
めに充分な温度に加熱しなければならない。本明細書中
で“転写温度”と定義される、染料の加熱に用いられる
温度範囲は転写させる染料の昇華又は気化温度より上で
あり、少なくとも20℃であるが染料及び他の感光体成
分の分解温度未満であり、感光体の帯電及び輸送性質が
劣化する温度未満であり、かつ輸送層又は重合体頂部層
中への染料の満足な拡散転写及び浸透を達成するため充
分に高い。かくして、例えば、包囲大気圧に於ては、約
50〜約300℃、好ましくは約100〜約250℃の
転写温度が満足である。昇華又は気化工程に於ける減圧
条件の使用は成功裏の転写のための所要温度の実質的な
低下を与える。染料で吸収させるべき造膜性重合体バイ
ンダー相を含む層は染料蒸気を凝縮又は固化させるのに
充分な温度に保たれねばならないので、所望ならば、例
えば熱伝導性金属ヒートシンク(heat sink)
又は水冷プラテンのような任意の適当な伝導又は対流手
段で該層を冷却することができる。その後で、染料処理
済み画像形成部材を随意に溶媒で洗浄して過剰の又は物
理収着した染料を除去する。すなわち過剰の非吸収染料
分子を除去する。フィルター付き感光体の製造の1つの
説明のための例は、支持シート上の昇華性染料のオフセ
ット印刷パターンを、例えば前記US−A4,265,
990 号中に記載されているようなアルミニウム化M
ylarフィルム上の感光体の公知の感光体輸送層と近
接接触させて保持しかつ染料ドナーをハンドアイロンで
加熱して染料を昇華させて輸送層の隣接表面中へ拡散吸
収させることを含む。
【0042】上述したように、不均質単一層光導電体、
多層感光体の電荷輸送層又は薄い保護オーバーコーティ
ングの連続相中の造膜性重合体バインダーを含む層の表
面中に染料を吸収させる。染料で処理された表面は下に
ある基体から離れた表面外面(surface fac
ing)である。 幾つかの実施態様に於ては、この染料吸収表面を担持す
る層の上に次に1つ以上の透明な層を適用することがで
きる。例えば、不均質単一層光導電体の連続相の染料処
理表面を保護オーバーコーティングで被覆することがで
き、あるいは多層感光体の電荷輸送層の染料処理表面を
薄い保護オーバーコーティングで被覆することができ、
あるいは多層感光体の不均質電荷発生層の染料処理表面
を電荷輸送層で被覆することができる。1つ以上の重合
体受取り層が1種以上の吸収染料化合物を含む多層感光
体を製造することもできる。かくして、本発明の画像形
成部材の製造法の1つの重要な特徴は種々の熱的方法に
よって染料ドナー部材を一様に又は選択的に加熱するこ
とによる染料分子の昇華拡散又は気化並びにそれによっ
て感光体層の受取り用重合体含有表面への染料分子の昇
華拡散又は気化転写を容易にすることである。昇華転写
プロセスは、染料ドナー部材と染料受取り層との間に置
かれる中間マスク又はステンシル層のような任意の適当
な手段を用いて選択的な方法で感光体層表面へ染料を差
し向けることによって制御及び制限することができる。 この方法で、多色画像の形成に価値がある種々のパター
ンをつくることができかつ情報背景キャラクター画像又
はハイライトカラーキャラクター又はグラフパターンの
ような画像増強の形成も可能である。
【0043】受取り用重合体中への染料の拡散は、適当
な昇華性又は高蒸気圧染料及び造膜性重合体の広い選択
と共に高解像度染料フィルターパッチ又は領域を形成す
るレーザービームの作用によって達成され得る。重合体
中へのレーザー誘導染料拡散はレーザー誘導染料増幅と
して知られている光学ディスク技術に用いられた。レー
ザー誘導染料増幅の概念は染料被覆部材から画像基体上
への染料拡散を誘導することによる画像の同時露光及び
定着の原理に基づく。レーザーエネルギーは染料によっ
て吸収され、染料は次に気化しかつ基体中へ拡散し、選
ばれたパターンによってカラーパネル又はカラーパッチ
の形を画像を与える。機械的転写から未露光領域中に何
気なく現われる染料は溶剤で除去することができ、それ
によって内部色フィルター付き感光体素子の最終的セッ
トが得られる。レーザー加熱を用いて染料転写を容易に
する場合、このプロセスはレーザー励起エネルギーの熱
への変換に依存する。かくしてレーザー付着によって用
いられる本発明の染料は高い非放射性失活 (nonr
adiative deactivation)効率を
有していなければならない。レーザー光子エネルギーは
染料分子内で熱エネルギーに変換される。レーザーで励
起された染料分子は放射通路による励起エネルギーの消
散に対する低い傾向を有していなければらない。レーザ
ー付着技術に用いられるすべての染料は約10%未満の
低いルミネセンス収率を示さねばならない。昇華した染
料分子の染料受取り用重合体層表面中への拡散は焦点に
集めたレーザービームへ染料ドナー部材シートを暴露す
ることによる1つの好ましい実施態様で達成される。重
合体含有層上に付着した未拡散染料膜はその染料のため
の任意の適当な溶剤で次に除去される。溶剤は重合体層
又は吸収された染料を含む重合体層に悪影響を与えては
ならない。典型的な溶剤には、例えばアルコール、エー
テルなどが含まれる。重合体上に残るものは所望な重合
体中染料混成カラーフィルターパターンのみである。好
ましくは、溶剤で溶解、除去された染料分子は吸収染料
を含まない重合体上領域を汚染しない。カラーフィルタ
ーの形、大きさ及び位置は走査レーザービームパターン
及び選ばれたマスク部材のジオメトリーによって決定さ
れる。例えば、直径約10μmの黄、シアン、マゼンタ
、赤、青及び緑などのカラーフィルターが焦点に集めら
れた走査レーザービームを用いて良好な一様性、縁部鮮
明及び色堅牢性をもって製造される。印加されるレーザ
ーエネルギーは染料を昇華させあるいは気化させかつ重
合体層表面中へ拡散させるのに充分でなければならない
。染料拡散のための最小エネルギーより300倍大きい
エネルギーのレーザーパスルから目に見える又は性能の
明らかな損傷はない。
【0044】本発明の画像形成部材の製造のもう1つの
実施態様に於ては、(1)多層感光体の不均質単一層光
導電体又は電荷輸送層の連続相中の予め形成された造膜
性重合体バインダー上に、典型的には厚さ2〜3μmの
薄い重合体膜を適用する工程、(2)この薄い重合体膜
上に典型的には約0.2〜約0.5μmの薄い染料層を
真空蒸着する工程、(3)重合体層上の染料層に適当な
エネルギー、寸法及び位置を有する焦点に集められたレ
ーザーパルスを当てて、薄い重合体膜中への染料拡散を
引き起こさせる工程、及び(4)レーザービームに未露
光の染料を、溶剤で染料層からは除去するが重合体膜か
らは除去しないで色フィルター素子のパターンを得る工
程が含まれる。別法では、全暴露重合体層表面上の一様
な染料処理によって吸収された染料分子によって実質的
に吸収されない光のスペクトルの波長にのみ応答するフ
ィルター付き感光体が得られる。
【0045】技術上公知である熱転写された染料画像の
1つの形成方法は織物技術に於ける色パターン状衣服の
捺染及び紙基体上に印刷されたカラー画像の直接形成で
ある。しかし、内部フィルター付き感光体デバイスの製
造のための感光体の予め形成された層への染料の適用は
単一照明多色ゼログラフィー画像形成のための新規の特
にパターン状の内部フィルター付き感光体になると考え
ている。本発明の色フィルター付き感光体の1つの好ま
しい製造技術は織物の伝熱捺染に用いられる技術に似た
技術を用いて暴露表面中へ例えば分散染料を昇華させる
ことである。分散染料は3つの異なる群、ニトロアリー
ルアミン、アゾ及びアントラキノンのいずれかであり、
ほとんどがアミノ又は置換アミノ基を含むが、水可溶化
性スルホン酸基を含まない。染料は、典型的には、水中
の分散液又はコロイド状懸濁液として非吸収性繊維又は
プラスチック受取りシートへ導入される。得られた被覆
シートを乾燥して水を除去し、その後で本発明の1つの
実施態様に於けるフィルター付き感光体製造法に用いる
。例えばレーザーによる、熱的伝導、対流又は輻射手段
によって選択的に加熱することにより、例えば“Fab
rication of Color Filter 
Arrays for Solid−State Im
ages by Laser Induced Dye
 Diffusion into Polymers”
,Journal of Imaging Scien
ce, 29(5),161−163頁、Septem
ber/October 1985(この記載は参照文
として本明細書に含まれるものとする)中の関連した、
但し非ゼログラフィー感光性画像形成部材の製造のため
に示されているように、約10μm以下の線及び点解像
度が得られる。
【0046】本発明の電子写真画像形成部材は、画像形
成部材を一様に静電的に帯電させ、活性化放射線に像形
状で露出して少なくとも1つの静電潜像を形成しかつト
ナー粒子で現像する電子写真画像形成プロセスに於て用
いられる。吸収された染料分子は染料で変性されていな
い元の感光体に見られる電気的性質と同等の電気的性質
を保持しながら感光体画像形成特性の選択的スペクトル
フィルター能力がある。換言すると、本発明の感光体は
充分に機能的かつ作動的な感光体デバイスに付加された
微細分散カラーフィルター素子又はパッチの一体的配列
を含むことができる。一緒になったこれらのフィルター
素子は、可視光に露光されかつ次に選択的に現像されて
カラー電子写真画像を生ずるときに選択的に画像形成さ
れ得る画像形成部材を与える。このフィルター付き感光
体プロセスは空間的に制御されたカラー露光感応を有す
る感光体を面積制御された現像サブシステムと組み合わ
せることができる。これらの素子は、組み合わせて用い
られるとき、1回露光パス多色複写プロセスを与えるこ
とができる。本発明の電子写真画像形成部材は外側画像
形成表面を暗所で一様に帯電させるカラー電子写真画像
形成プロセスで用いることができる。帯電後、染料変性
画像形成部材は単一照明工程で可視光に露光させて非画
像領域内の感光体の放電を起こさせ、内部染料色フィル
ターに従った画像領域内の色分離を起こさせる。次に潜
像を着色ドライ又は液体トナーで選択的に現像して別個
のかつ逐次の領域現像プロセスで、内部染料色フィルタ
ーに対応するトナー像を形成する。一般に減色式原色シ
アン、マゼンタ及び黄色のトナーを、それぞれ赤、緑、
及び青色の色フィルター性質を有するフィルター付き感
光体領域の現像に用いる。任意の適当な公知の、通常の
トナーを用いることができる。トナー画像を次にプリン
ト受取り部材、例えば紙シートへ転写し、かつ熱又は圧
力のような適当な手段でシートへ定着させるこができる
。かくして、本発明の範囲内の1つの実施態様に於ては
、光をフィルターする吸収された染料のパターンに対応
する未露光帯電領域が入射可視光線を識別しかつ分解す
る程度に、色分離及びゼログラフィーカラー現像を行う
ことができる。すなわち、特別なフィルター領域 (f
iltered region)が入射光に対して感受
性であれば、その領域は放電され、次に帯電トナーで現
像されない。もしフィルター領域が入射光に対して不感
受性であれば、このフィルター領域は帯電のまま残り、
かつ現像剤カラー適用の順、例えば黄、シアン次いでマ
ゼンタに従ってカラートナーで現像される。一般に、フ
ィルター領域の寸法が小さければ小さい程、例えば直径
又は幅が約10μmでありかつフィルター領域の分散が
大きい程、例えばすべての相隣るフィルター領域が異な
る色感受性であるか、あるいは別法で、同じ色の相隣る
2つの領域が無いならば、最高品質のカラー画像が得ら
れる。かくして本発明の方法は10×10μmぐらい及
びこれより小さい寸法を有する内部カラーフィルター付
き感光体素子の製造に適している。このカラー画像形成
方法は、それぞれ適当なシアン−マゼンタ−黄色現像を
するため適当な時間で赤−緑−青の異なる色フィルター
を物理的に切換え又は変換しなければならない Xer
ox6500(登録商標)で用いられるような通常のカ
ラー複写法よりも単純である。本発明の感光体の1つの
実施態様によって、例えば赤−緑−青の一様なフィルタ
ーである内部自己フィルターのため感光体の特別なパネ
ルをマスクすることにより、外部フィルター及びそれに
付随する活性化並びに適当な同期化のためのタイミング
機構は除去される。1つの実施態様では、染料吸収カラ
ーパネルは正方形又は長方形であり、幅は約1000n
m〜約1cmである。別の実施態様では、カラーパネル
は円形で、直径が約1000nm〜約1cmである。フ
ィルター付き感光体パネル又は領域の特に好ましいジオ
メトリーは幅が名目上約10μmである密に充填された
円又は正方形である。しかし、楕円形、台形、星形、円
形、正方形、長方形、卵形、六角形、三角形などのよう
な他の形で約1000nm〜約1cmの平均サイズをも
つものも所望により用いることができる。
【0047】吸収される染料の吸収振動数を適当に選ぶ
ことにより、感光体中に狭いスペクトル“阻止 (st
op) ”帯波長フィルターを組み入れて、着色した紙
原料上にプリントされるか、あるいは狭いスペクトル“
阻止帯”波長フィルターに対応する着色したテキスト又
は画像を有する分類された原画の複写を阻止又は防止す
ることができる。換言すると、狭い“阻止”帯を有する
内部吸収染料フィルター付き感光体を用いることにより
、“阻止”帯領域内の波長の背景領域色、テキスト又は
画像を有する原画を複写することはできない。かくして
、“阻止”帯はフィルター付き感光体のスペクトル的に
不感応性の染色領域に対応するので、露光後、感光体は
原画の画像及び背景領域の両方に対応する領域内で帯電
のまま残る。この能力は通常の外部フィルター手段で達
成され得るが、フィルター付き感光体を用いることによ
り、内部フィルター手段を無効にすること及び感光体の
複写能力を無効にすることなく安全保証特徴を無効にす
ることは容易でないという点で付加的な利益が得られる
【0048】本発明のもう1つの実施態様に於て、通常
の感光体の有用な作動寿命を保護しかつそれによって延
長するために内部フィルターを利用することができる。 感光体デバイスの技術に於て、多層感光体は包囲紫外線
照射への暴露のため疲労作用を受ける可能性があること
はよく知られている。青色吸収性の吸収染料フィルター
部材、例えば前記黄色染料で処理された多層感光体の使
用は、紫外線からの疲労作用を減少し、それによって画
像形成に所要な有用な波長領域を妨害することなく感光
体の有用な稼働寿命を増す有効な手段である。
【0049】染料変性フィルター付き感光体構造及び画
像形成方法の利益は、特に添付図面と共に下記の本発明
の説明を熟読することによって明らかになるであろう。 これらの添付図面は本発明を概略的に説明するためのみ
のものであり、感光体デバイスあるいはその成分の相対
的なサイズ及び寸法を示すためのものではない。
【0050】図面中、図2〜図4は本発明の範囲内の感
光体デバイスの幾つかの実施態様を示す。これらのデバ
イスは、すべて、基体、基体上の随意のブロッキング層
、ブロッキング層上の電荷発生層及び発生層上の電荷輸
送層を含む点で類似している。図1に示した先行技術の
感光体10は基体11、電気絶縁性有機樹脂中に均一に
分散された光導電性物質を含む電荷発生層12、基体か
ら電荷発生層12中への電荷担体の注入を防止するため
のブロッキング層13、及び中に1種以上の電荷輸送分
子を溶解又は分散させている透明な電気的不活性樹脂を
含む電荷輸送層14を含む。
【0051】図2に於て、本発明の感光体20は、輸送
層14の上部ゾーンからの物質と分散染料とから得られ
た混合物がスペクトルをフィルターするための薄膜混成
層15を生成する昇華分散染料転写プロセスの作用によ
って電荷発生層14の表面が変性される点で図1の実施
態様と異なる。より明確には、薄膜混成層15は電気絶
縁性樹脂、前記電荷輸送物質及び分子状に分散した染料
分子を含む。薄膜混成層15は、より大きな機械的完全
性及び安定性を与えるために、オーバーコート層16を
形成させるため適当な保護オーバーコート組成物で随意
に被覆されることができる。
【0052】図3及び図4は、図3の場合には、筋状パ
ネルに似た近接隔置された複数のカラー領域、例えば3
2、34及び36を有するカラー画像形成部材30であ
って、その色パターンが順次反復しかつさらに作動的フ
ィルター付き感光体カラー画像形成部材30の供給方向
19に対して長さ方向が垂直又は斜め及び好ましくは平
行でありかつ該パネルが可視領域内で実質的に異なるス
ペクトル感受性を有するカラー画像形成部材30、及び
図4の場合には、近接隔置されかつ実質的に円形のカラ
ー領域、例えば網点パターンに似た32、34及び36
を有し、かつ異なる色の染色点パターンは可視スペクト
ル中で実質的に異なるスペクトル感受性を有するカラー
画像形成部材40を得るような方法で、2種以上、好ま
しくは3種の異なる昇華染料がパターン形成される本発
明のカラー画像形成部材実施態様の例を示す。染料変性
フィルター付き感光体領域、例えば32、34及び36
は染料色又はそれぞれ対応するスペクトル感受性赤又は
R、青又はB及び緑又はGを示す。かくして、選択的染
料昇華又は拡散転写を用いて造膜性重合体バインダーを
含む通常の有機又は無機感光体中の1種以上のカラーフ
ィルター領域を生ずる。
【0053】図5は本発明のフィルター付き感光体製造
方法の1つの実施態様を示す。通常の先行技術の感光体
10を保護シート部材23、例えば紙シートで支持しか
つ保護する。次に、感光体10を、例えば耐熱性金属、
紙、プラスチックなどで構成されるパターン状マスク部
材21でカバーする。マスク部材21は感光体10上に
得られる所望の染色フィルターパターン15を構成する
開口55を含む。昇華性染料物質22bで一方の側又は
両側に負荷されたプラスチックシート22aのような染
料ドナー部材22及び第2保護部材25をそれぞれマス
ク部材21の上に置く。最外層保護部材25を熱的手段
24、例えば固体金属板又はレーザービームで加熱する
と、マスク部材と接触している染料ドナー部材22上に
含まれた染料が昇華する。気状の昇華染料分子は開口5
5で構成される領域中でのみマスク部材21中を通過し
、それによって気状染料分子は感光体部材10の最外層
を通過し、パターン状表面染料−樹脂混成膜15を与え
る。感光体の現存する最外側重合体被覆層へ昇華性熱的
転写染料物質の特別な適用方法の変化、特にパターン状
マスク部材21の開口のジオメトリーの変化は、例えば
、図6及び図7並びに図8及び図9に示すようなそれぞ
れの結果としての適用を指令する前掲の図3及び図4中
に示すような種々の異なる内部フィルター形状をもたら
す。別法では、製造過程でマスク部材21を全く省略し
、一様に被覆されかつ少なくとも1種の染料の特性であ
る吸収感度に従って光選択性であるカラーフィルター画
像形成部材へ変えられる感光体を得ることができる。
【0054】図6及び図7はトナーを選択的に負荷しか
つフィルター付き感光体上へ帯電トナーの pixel
s 、明確な帯又は連続帯を付着させるために用いられ
る帯状ドナーロール部材65を示す。下に示すトナー帯
電条件を満足する限り、例えばUS−A3,203,3
94号記載のドナーロールのような任意の適当なリブ状
又は帯状ドナーロール65を用いることができる。すな
わち、トナードナーロール65が例えばコロトロンによ
って例えば負に帯電されかつトナー粒子が現像剤ハウジ
ング内で攪拌によって正に摩擦電気的に帯電されるとき
、ドナーロール65は帯電トナーで負荷され、ドナーロ
ール65の隆起アイランド領域すなわち帯電領域64の
みにトナーを負荷し、ドナーロール65のチャンネルす
なわちレリーフ谷領域66にも端部の非現像端部領域6
3にもトナーを負荷せずかつ次に受取り用のフィルター
付き感光体部材30上の反対に帯電された部位へ帯電ト
ナーを与えて、ゼログラフィープロセス及び本発明の装
置で多色プリントを得るようにすることができる。非常
に小さい寸法、例えば幅が10〜100μmの隆起リブ
又はポスト領域を有するドナーロールを平版及びミクロ
平版技術を用いて製造することができる。
【0055】図7には、バインダー樹脂で被覆された有
機又は無機感光体上のストリップ、筋又はパネルの形で
色フィルター領域が形成される、選択的な染料昇華によ
って製造されたカラー画像形成部材30を用いるカラー
画像形成サブシステムが示されている。画像形成部材3
0上の異なる筋32、34及び36は異なる吸収染料フ
ィルターを示す。像様露光から得られる活性化放射線の
形及び色によって、例えば単一pixel のセグメン
ト又は1つ以上の筋の全長は一様な帯電及び露光工程後
、帯電のまま残る可能性がある。かくして、図7に示し
た選択的現像プロセス中で、例えば図3のカラー画像形
成部材の“パネル状”フィルター付き感光体形状の場合
に、トナーはドナーロール上の隆起又はポスト領域64
に対応する領域中でのみ少なくとも1つのドナーロール
65上に拾い上げられる。染料フィルター領域32、3
4及び36は入射放射線の波長及び混成染料吸収重合体
膜層の吸収特性スペクトル応答によって帯電されたまま
残るかあるいは放電される。フィルター領域の好ましい
サイズは約5〜約20μmであり、このサイズは平均ト
ナー樹脂粒径に近似する。アイランド領域64上のトナ
ーは補色スキームに対応する帯電領域へのみ選択的に付
着する。
【0056】1つの好ましい現像システムが図8、図9
に示され、トナー現像剤組成物71がコロトロン60に
よってドナーロール65上に印加された電荷バイアスに
従ってドナーロール65上に負荷するUS−A3,20
3,394号記載の既知のトナー現像システム70にな
らってモデル化してある。別法では、既知の磁気刷子現
像システムで負荷を行うことができる。負荷された帯電
トナー71は感光体30と近接接触にもたらされ、特別
な染料色感度に対応する感光体30上の未露光帯電領域
上に形成された静電潜像に従って感光体30上で現像が
起こる。このことは染料が入射光の一部分を吸収するか
露光が無いかのいずれかであり、従って帯電パターンが
潜像として残ることを意味する。すなわち、例えば、シ
アン現像剤ドナーロール上のトナーの筋が感光体30上
の適当な染料吸収フィルターパターンと正確に整合され
る。 Hay 及びWaymanのUS−A4,618,24
1号にはもう1つの別の現像システムが記載されている
。US−A3,203,394号及び4,618,21
4号の記載はすべて参照文として本明細書に含まれるも
のとする。おのおのが異なる色を適用する図8に示した
型の多数の現像サブステーション70を用いることによ
り、感光体上の未露光のフィルター付き帯電領域は入射
可視光線を識別して像様に分解する程度に色分離及びゼ
ログラフィーカラー現像を行うことができる。より明確
には、特別なフィルター付き領域が入射光に感受性であ
れば、その領域は放電され、次に帯電トナーで現像され
ない。フィルター付き領域が入射光に対して不感受性で
あれば、このフィルター付き領域は帯電のまま残り、補
色トナーで現像される。 ドナーロール上のカラートナー筋又は現像剤アイランド
64と感光体上の適当なカラーフィルター筋との整合に
よって、現像サブステーションは例えば黄、シアン、次
にマゼンタの順序に従ってトナーを適用して多色画像を
形成することができる。一般に、フィルター付き領域の
寸法が小さい程、例えば直径又は幅が約10μmであり
かつフィルター付き領域の分散が大きい程、例えばすべ
ての相隣るフィルター付き領域が異なる色感受性であり
、あるいは別法では、2つの相隣る領域が同じ色ではな
いと、最高品質のカラー画像が得られる。図3に示した
感光体のような感光体の造膜性重合体連続相中の吸収色
フィルターパターンと図6、図7、図8及び図9に示す
ような制御された面積現像装置との組み合わせ素子はフ
ィルター付きカラー画像形成プロセスを行うことができ
る。
【0057】図10、図11及び図12は単一照明露光
パスと本発明のフィルター付き感光体とを用いる完全な
カラー画像形成プロセスを行う方法を示す。図10には
、筋状又はパッチ状パネル32、34及び36に似た複
数の近接隔置されたカラー染料吸収領域を有する充分に
帯電された感光体81が示され、そのカラーパターンは
電荷輸送層の上側表面中に順次反復し多色スポット又は
筋状マトリックスを形成する。コロナ充電によって、感
光体の画像形成表面は一様な負電荷を受け取り、感光体
の導電性基体中には等しくかつ反対の正電荷が誘導され
る。
【0058】図11に示された露光工程82では、帯電
感光体の原画カラー画像85aへの露出によって、入射
光に感受性であるフィルター付き領域内の筋状又はパッ
チ状パネル32、34及び36に似た近接隔置されたカ
ラー染料吸収領域上にある電荷の放電が起こる。入射光
に対して不感受性のフィルター付き領域32、34及び
36はこれらのフィルター付き領域上にある露光後に残
留する負電荷で示されるように帯電したままである。
【0059】現像工程83の順序は図12に象徴的に示
されるが、図中、ドナー表面上に担持されるマゼンタト
ナー87の筋又はパッチ、ドナー表面上に担持される黄
色トナー88の筋又はパッチ及びドナー表面上に担持さ
れるシアントナー89の筋又はパッチは、感光体上の筋
状又はパッチ状パネル32、34及び36に似たカラー
染料吸収領域の対応する帯電部分へ順次適用される。換
言すると、感光体の赤色染料吸収領域がシアントナーで
現像され、緑色染料吸収領域がマゼンタトナーで現像さ
れ、かつ青色染料吸収領域が黄色トナーで現像されるよ
うに、3種の別個の/相入れない/順次の領域現像工程
が用いられる。マゼンタ87、黄色88及びシアン89
トナーの付着物を有する現像済み感光体84が示されて
いる。現像済みトナー画像は紙のような受取りシート8
5bへ転写され定着されて原画カラー画像85aによく
似たカラー画像を得ることができる。転写及び定着は、
それぞれ静電転写及び熱定着のような適当な公知の技術
で行うことができる。現像済みトナーは好ましくは、改
良されたプリント品質及びカラー忠実度結果のため、定
着工程中局部的に一緒に流れねばならない。すなわち、
例えば約1〜約100μmの顕微鏡的距離スケールでの
振動 (dithering)、及び隣接の現像済み領
域からの異なるカラートナーの混合は定着中トナー溶融
中で容易に起こり、本発明のフィルター付き感光体によ
って得られるカラー領域を膨張し、高品質多色画像を可
能にする。かくして、選択的染料吸収カラーフィルター
領域及び制御された領域現像は図6〜図12に示された
方法及び装置で具体化される。
【0060】表面中へ染料を拡散させた感光体のスペク
トル感応を図13及び図14に示されるグラフで示し、
下記実施例4で詳細に説明する。本発明のフィルター付
き感光体のさらにもう1つの例に於て、真の原画を原画
によく似たコピーと識別することができる。ある場合に
は、コピーを原画と異なるとして自動的に確認すること
は有用である。例えば、レーザー/ラスター出力スキャ
ナープリンターで最初につくられた原画は通常、同じ原
画のゼログラフィックコピーとの識別が困難である。コ
ピーと原画との識別のもう1つの理由は版権侵害の防止
又は阻止であろう。原文書とコピーされた文書との識別
を達成する解決法はフィルター付き感光体デバイスの使
用を含み、図15に示される。このスキーム中、本発明
のフィルター付き感光体を露光源からの充分な青色光含
量を吸収する黄色のパターンで染色し、最終プリント1
20上の所望の“フラグ(flag)”パターン122
の低トナー濃度プリントアウトを起こさせる。すなわち
パターン状フィルター付き感光体領域15は例えば“C
OPY”, “CONFIDENTIAL”, “UN
AUTHORIZED COPY”, “ILLEGA
L COPY”, “PROPERTY OF XYZ
 COPY”又は“COMPANY LOGO”などの
語の鏡像でありかつ非原画プリント120上にテキスト
121に比べて外観を暗くした透かし模様に似た読みと
れる背景トナー付着物122又は他の複写画像として現
われる。フィルター付き感光体20中の染料パターンの
色及び彩度を、コピーされる原画の情報含量が変わらな
いように調節することができる。本実施態様のフィルタ
ー付き感光体領域はフィルター付き領域15の“阻止帯
”中にスペクトル感受性を有していなければならない。 照明源も“阻止帯”波長を含まねばならない。
【0061】以下に若干の実施例を示すが、これらは本
発明の実施に用いられる異なる組成物及び条件の例であ
る。特に断らない限り、部はすべて重量による。しかし
、本発明が多くの型の組成物で実施可能でありかつ上で
説明しかつ以下に指摘する記載に従って多くの異なる使
用が可能であることは明らかであろう。
【0062】
【実施例】実施例1 可撓性感光体を、画像形成表面外面を上に向けて、テー
ブルの平たい表面上に置いた。この感光体は薄いポリエ
ステル基体 (E.I du Pont deNemo
urs & Co.から発売されているMylar)、
シロキサン界面層、ポリエステル粘着剤層、ポリビニル
カルバゾール中に分散された三方晶系セレンを含む電荷
発生層及びポリカーボネート樹脂中に溶解されたジアミ
ン電荷輸送物質を含む電荷輸送層を含んでいた。3Mカ
ラー複写機、Model 137BZ(1972)から
の3M Color−in−Color 染料ドナーシ
ートを感光体電荷輸送層の暴露表面に対して置き、ドナ
ーシートの染料被覆表面と反対の後側表面をハンドアイ
ロンで約20秒間約177℃(350°F)に加熱して
染料の感光体電荷輸送層への満足な転写が得られた。こ
の方法で製造された染料処理感光体は、例えば水又はイ
ソプロパノールによる溶媒洗浄中、染料の除去に対して
抵抗性であり、染料が輸送層中へ浸透していることを示
した。イソプロパノールによる洗浄が可能だということ
は、イソプロパノールが複写機、デュープリケーター及
びプリンターに於て時々感光体をクリーニングするため
に用いられる通常の溶剤クリーナーであるので非常に有
利である。かくして、フィルター付き感光体の日常的ク
リーニング中のイソプロピルアルコールの使用はデバイ
スの光フィルター性又は帯電性を損傷又は劣化しないと
思われる。昇華転写プロセスは、約10〜約10−5m
mHgの範囲の圧力を有する通常の真空室内での減圧で
促進することができる。随意に、用いられる転写染料を
受けとりかつその付着を改良するために輸送層上にプラ
イマーコーティングを適用することができる。さらに、
染料処理感光体輸送層へ透明な耐久性保護オーバーコー
ティング層、例えば Makrolon(登録商標)を
も適用して、フィルター付き感光体の環境及び機械的因
子による損傷を防止することができる。染料処理フィル
ター付き感光体は変化したスペクトル感応を示し、その
他では未処理の感光体と同等な電気的性質を保持してい
た。
【0063】実施例2 可撓性感光体を、画像形成表面外面を上方に向けてテー
ブルの平坦な表面上に置いた。この感光体は薄いポリエ
ステル基体 (E.I du Pont deNemo
urs & Co.から発売されているMylar)、
シロキサン界面層、ポリエステル粘着剤層、ポリビニル
カルバゾール中に分散された三方晶系セレン粒子をを含
む電荷発生層及びポリカーボネート樹脂中に溶解された
ジアミン電荷輸送物質を含む電荷輸送層を含んでいた。 厚さ約0.076mm(0.003in) のステンレ
ス鋼からなる金属マスクステンシルを感光体画像形成表
面と3Mカラー複写機、Model 137BZ(19
72)からの3M Color−in−Color 染
料ドナーシートの染料被覆表面との間に置いた。同様な
組立ては図5に示してある。ドナーシートを保護紙シー
トでカバーした。 紙シートの暴露表面を熱ハンドアイロンで15秒間約1
21℃(250°F)に加熱した。冷却しかつ紙、ドナ
ーシート及び金属マスクを除いた後、多層有機型感光体
の輸送層による可視光の吸収及び透過を肉眼で観察して
所望のステンシル染色パターンを見ることができた。
【0064】実施例3 可撓性感光体を、画像形成表面外面を上に向けてテーブ
ルの平坦な表面上に置いた。この感光体は薄いポリエス
テル基体 (E.I du Pont de Nemo
urs & Co.から発売されているMylar)、
シロキサン界面層、ポリエステル粘着剤層、ポリビニル
カルバゾール中に分散された三方晶系セレン粒子を含む
電荷発生層及びポリカーボネート樹脂中に溶解されたジ
アミン電荷輸送物質を含む電荷輸送層を含んでいた。こ
の感光体を、1cm四方、同様なジオメトリーで、別々
の領域に、3M Color−in−Color 染料
による感光体の3工程処理によってシアン、マゼンタ及
び黄色で処理し、等価の面積を対照として未処理のまま
にした。制御された照明源を用いて電気的試験光感応を
測定して種々の波長に於けるS=V/erg /cm2
 を求めた。 反復サイクリング特性は未染色試料と同じであった。
【0065】実施例4 3M Color−in−Color マゼンタ、シア
ン及び黄色物質及び実施例3記載のような対照としての
未処理領域を用いて製造された前記染色フィルター付き
構造物を接地手段を有する導電性支持プレートにテープ
で張った。Xerox Model D 平板ゼログラ
フィー画像形成装置で負帯電を用い、白熱写真電球を有
するXerox NumberOneカメラで露光を行
った。表面中に染料が拡散されている感光体のスペクト
ル感応は図13及び図14中に示してある。図13の縦
軸に示した得られたフィルター付き感光体領域のスペク
トル感度は400〜600nmの露光波長の関数として
V/erg /cm2 で測定された。結果は図13に
グラフで示してある。感応はマゼンタ、黄色及びシアン
の減色原色の期待される特性から起こる。すなわち、マ
イナス青黄は短波長に於ける感応が低く、マイナスグリ
ーンマゼンタは中間波長に於ける応感が低く、マイナス
赤シアンは長波長に於ける感応が低い。未染色感光体対
照領域の正規化百分率としてのフィルター付き感光体の
相対感度は図14のグラフで示してある。行った他の測
定には染料フィルター付き感光体のサイクルアップ及び
暗放電パラメーターが含まれる。これらのパラメーター
は未処理感光体対照と変わりがなかった。
【0066】実施例5 実施例3に記載されたような3M Color−in−
Color マゼンタ、シアン及び黄色物質及び対照と
しての未処理領域を用いて製造された前記染色フィルタ
ー付き感光体構造物を接地手段を有する導電性支持プレ
ートへテープで張った。Xerox Model D 
フラットプレートゼログラフィック画像形成装置中で負
帯電を用い、白熱写真電球を有するXerox Num
ber Oneカメラで露光した。得られた像をカスケ
ード現像を用いて現像した。結果は下記の通りであった
。4秒の露光で、フィルター付き感光体のすべての4つ
の部分上で、すなわち、シアン、マゼンタ及び黄色染料
でフィルターされた領域及び未処理対照領域でカラート
ナーによる現像後画像形成が起こった。1秒露光では、
再びフィルター付き感光体のすべての4つの部分でカラ
ートナーによる現像後画像形成が起こり、マゼンタ染色
領域から僅かなプリント解像度損失があったが、黄色染
色領域は最良のプリント結果を与えた。より長時間の露
光実験では、シアン染色領域がプリントの最良の解像度
を生じた。プリント品質の露光時間への依存性は染色領
域の上記スペクトル感応感度と一致する。より明確には
、露光工程で用いられた白熱照明はシアン染料に最大の
フィルター効果をもたせたが、黄色染色領域は最小のフ
ィルター効果を有していた。すなわち、黄色露光最適値
はシアン露光最適値よりも小さい。従って、フィルター
付き感光体はゼログラフィック感光体としてその機能性
を保持している。
【0067】以上、本発明をその特別な好ましい実施態
様について説明したが、本発明はこれらの実施態様に限
定されるべきものではなく、むしろ当業者はこれらの実
施態様を含む等価物を含み、本発明の精神内及び本発明
の特許請求の範囲内にある変化や変更を認められるであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の先行技術の多層感光体デバイスの1つの
実施態様の概略図である。
【図2】本発明の多層感光体デバイスの1つの実施態様
を示す。
【図3】本発明の多層感光体デバイスのさらにもう1つ
の実施態様を示す。
【図4】本発明の多層感光体デバイスのもう1つの実施
態様を示す。
【図5】本発明のデバイスの製造のための1つの実施態
様を示す。
【図6】本発明のデバイスの製造及び使用の1つの実施
態様を示す。
【図7】本発明のデバイスの製造及び使用の1つの実施
態様を示す。
【図8】本発明のデバイスの製造及び使用のためのもう
1つの実施態様である。
【図9】本発明のデバイスの製造及び使用のためのもう
1つの実施態様である。
【図10】本発明のデバイスによるカラー画像形成の1
つの実施態様を示す。
【図11】本発明のデバイスによるカラー画像形成の1
つの実施態様を示す。
【図12】本発明のデバイスによるカラー画像形成の1
つの実施態様を示す。
【図13】本発明のデバイスによるカラー画像形成の1
つの実施態様を示す。
【図14】本発明のデバイスによるカラー画像形成の1
つの実施態様を示す。
【図15】本発明のデバイスによる画像形成の1つの実
施態様を示す。
【番号の説明】
10    先行技術の感光体 11    基体 12    電荷発生層 13    ブロッキング層 14    電荷輸送層 15    薄膜混成層 19    供給方向 21    パターン状マスク部材 22    染料ドナー部材 22a  プラスチックシート 22b  染料 25    第2保護部材 30、40  カラー画像形成部材 32、34、36  カラー領域 60    コロトロン 64    隆起又はポスト領域 65    帯状ドナーロール部材 70    トナー現像システム 71    トナー現像剤 81    感光体 82    露光工程 84    現像済み感光体 85a  原画カラー画像 85b  受取りシート 86    負電荷 87    マゼンタトナー 88    黄色トナー 89    シアントナー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基体、単位の電子写真絶縁性層及び連
    続した実質的に透明な造膜性重合体相を含み、該重合体
    相が該基体から離れた表面外面を有し、該基体から離れ
    た該表面外面が吸収された染料分子を含む電子写真画像
    形成部材。
JP3267635A 1990-10-24 1991-10-16 フィルター付き感光体 Withdrawn JPH04260050A (ja)

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