JPH04260054A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH04260054A JPH04260054A JP2238091A JP2238091A JPH04260054A JP H04260054 A JPH04260054 A JP H04260054A JP 2238091 A JP2238091 A JP 2238091A JP 2238091 A JP2238091 A JP 2238091A JP H04260054 A JPH04260054 A JP H04260054A
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Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に関し、
例えば、熱磁気プリンタにおいて磁気潜像の形成に適し
た磁気記録媒体に関するものである。
例えば、熱磁気プリンタにおいて磁気潜像の形成に適し
た磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録媒体は、例えば、熱磁気
プリンティングに用いられていた。その熱磁気プリンテ
ィングとは、磁気プリンタドラムに磁気潜像を形成し、
これを磁気的に現像し可視像を得る技術である。この技
術を示す文献としては「マグネトグラフィプリンタ」(
今村瞬仁著、大野信編集、CMC「ノンインパクトプリ
ンティング」、第15章、p.159〜p.168、1
986)がある。
プリンティングに用いられていた。その熱磁気プリンテ
ィングとは、磁気プリンタドラムに磁気潜像を形成し、
これを磁気的に現像し可視像を得る技術である。この技
術を示す文献としては「マグネトグラフィプリンタ」(
今村瞬仁著、大野信編集、CMC「ノンインパクトプリ
ンティング」、第15章、p.159〜p.168、1
986)がある。
【0003】熱磁気プリンタの印刷プロセスに関し、図
面を参照して説明する。図2は熱磁気プリンタの印刷プ
ロセスを示した図である。同図において、磁気記録ドラ
ム1は矢印Aの方向に回転する。記録用磁気ドラム1面
上には磁気潜像を形成するための磁気記録媒体であるC
rO2 薄膜等が設けられている。印刷プロセスにおい
て、まず消磁手段2は磁気記録媒体を一定方向に磁化す
る。次に磁気記録手段3は所定の磁気潜像を形成する。 次に現像手段4が磁気潜像上にトナーを付着させること
により、磁気潜像は可視像化される。この磁気潜像の可
視像化は、磁気記録媒体面上の洩れ磁界による磁力線と
磁気記録媒体面とが交差する部分にトナーが付着するこ
とにより、実現される。その後、転写手段5および定着
手段6は、可視像を用紙上に転写、定着する。最後に、
クリーニング手段7は、磁気記録媒体上の残留トナーを
除去し、印刷プロセスを終了する。
面を参照して説明する。図2は熱磁気プリンタの印刷プ
ロセスを示した図である。同図において、磁気記録ドラ
ム1は矢印Aの方向に回転する。記録用磁気ドラム1面
上には磁気潜像を形成するための磁気記録媒体であるC
rO2 薄膜等が設けられている。印刷プロセスにおい
て、まず消磁手段2は磁気記録媒体を一定方向に磁化す
る。次に磁気記録手段3は所定の磁気潜像を形成する。 次に現像手段4が磁気潜像上にトナーを付着させること
により、磁気潜像は可視像化される。この磁気潜像の可
視像化は、磁気記録媒体面上の洩れ磁界による磁力線と
磁気記録媒体面とが交差する部分にトナーが付着するこ
とにより、実現される。その後、転写手段5および定着
手段6は、可視像を用紙上に転写、定着する。最後に、
クリーニング手段7は、磁気記録媒体上の残留トナーを
除去し、印刷プロセスを終了する。
【0004】ところで、上記磁気記録媒体上に磁気潜像
を記録する方法としてはサーマルヘッドを用いる方法や
、レーザービーム光照射により加熱する方法がある。 また、磁気記録媒体の磁化方向は、主として記録媒体面
に沿う方向(面内記録法)と記録媒体の面に対し垂直で
ある方向(垂直記録法)とがあり、高解像度を必要とす
る場合には垂直記録法が用いられる。垂直記録用の磁気
記録媒体としては、希土類元素と鉄族元素との合金膜、
即ちRE−TM合金膜またはコバルトとクロムの合金膜
、即ちCo−Cr合金膜がある。RE−TM合金膜は熱
磁気記録法を用いた光磁気ディスクに、またCo−Cr
合金膜は磁気ヘッド記録法を用いた磁気ディスクに多く
用いられている。
を記録する方法としてはサーマルヘッドを用いる方法や
、レーザービーム光照射により加熱する方法がある。 また、磁気記録媒体の磁化方向は、主として記録媒体面
に沿う方向(面内記録法)と記録媒体の面に対し垂直で
ある方向(垂直記録法)とがあり、高解像度を必要とす
る場合には垂直記録法が用いられる。垂直記録用の磁気
記録媒体としては、希土類元素と鉄族元素との合金膜、
即ちRE−TM合金膜またはコバルトとクロムの合金膜
、即ちCo−Cr合金膜がある。RE−TM合金膜は熱
磁気記録法を用いた光磁気ディスクに、またCo−Cr
合金膜は磁気ヘッド記録法を用いた磁気ディスクに多く
用いられている。
【0005】また、最近では、Co/Pt人工格子膜や
Co/Pd人工格子膜などの薄膜を垂直磁化膜とした磁
気記録媒体が本発明者らによって開発され、既に特願平
2−137136号として出願されている。この技術に
よれば、キューリー点が低くかつ残留磁束密度の高い垂
直磁化膜を持った磁気記録媒体が得られている。 ま
た、最近では、これら人工格子膜を大気中にて熱処理し
た膜を垂直磁化膜とした磁気記録媒体が本発明者らによ
って開発され、既に特願平2−216971号として出
願されている。この技術によれば、Co/Pt人工格子
膜やCo/Pd人工格子膜を熱処理することによって更
にキューリー点が低くかつ残留磁束密度の高い垂直磁化
膜を持った磁気記録媒体が得られている。
Co/Pd人工格子膜などの薄膜を垂直磁化膜とした磁
気記録媒体が本発明者らによって開発され、既に特願平
2−137136号として出願されている。この技術に
よれば、キューリー点が低くかつ残留磁束密度の高い垂
直磁化膜を持った磁気記録媒体が得られている。 ま
た、最近では、これら人工格子膜を大気中にて熱処理し
た膜を垂直磁化膜とした磁気記録媒体が本発明者らによ
って開発され、既に特願平2−216971号として出
願されている。この技術によれば、Co/Pt人工格子
膜やCo/Pd人工格子膜を熱処理することによって更
にキューリー点が低くかつ残留磁束密度の高い垂直磁化
膜を持った磁気記録媒体が得られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の磁気記録媒体において、RE−TM合金膜で形成し
た場合は、残留磁束密度が小さいため磁性体であるトナ
ーの吸着力が不十分であった。また、磁気記録媒体をC
o−Cr合金膜で形成した場合は、キュリー温度が高い
ため熱磁気記録が困難であった。
成の磁気記録媒体において、RE−TM合金膜で形成し
た場合は、残留磁束密度が小さいため磁性体であるトナ
ーの吸着力が不十分であった。また、磁気記録媒体をC
o−Cr合金膜で形成した場合は、キュリー温度が高い
ため熱磁気記録が困難であった。
【0007】さらに、Co/Pt人工格子膜やCo/P
d人工格子膜を用いた磁気記録媒体の場合、全膜厚が数
千Å程度以上では角形比は1より小さくなり、磁気記録
に必要な残留磁束密度が得られず、さらに、保磁力も2
00Oe程度と小さかった。さらにまた、これら人工格
子膜を大気中にて熱処理を施した膜を磁気記録媒体に用
いた場合、熱処理により膜が酸化して保磁力が大きく増
大し、残留磁束密度も大きくなるが、熱処理温度や熱処
理時間等は膜の厚さ、材料の種類、その組成比等によっ
て、その熱処理温度や熱処理時間により磁気記録媒体の
磁気特性は大きく変化するものであるから、所望の保磁
力および残留磁気等の磁気特性を得るためには熱処理温
度や熱処理時間等を正確にコントロールする必要があっ
た。そして、それらのコントロールにおいて、例えば、
酸化の進行は膜の表面から進むので、全膜厚が厚い場合
、それらの酸化のコントロールが難しく、所望の磁気特
性を得ることが困難であった。さらに、人工格子膜成膜
後に熱処理を行うため、膜の作成時間に長時間を要して
いた。
d人工格子膜を用いた磁気記録媒体の場合、全膜厚が数
千Å程度以上では角形比は1より小さくなり、磁気記録
に必要な残留磁束密度が得られず、さらに、保磁力も2
00Oe程度と小さかった。さらにまた、これら人工格
子膜を大気中にて熱処理を施した膜を磁気記録媒体に用
いた場合、熱処理により膜が酸化して保磁力が大きく増
大し、残留磁束密度も大きくなるが、熱処理温度や熱処
理時間等は膜の厚さ、材料の種類、その組成比等によっ
て、その熱処理温度や熱処理時間により磁気記録媒体の
磁気特性は大きく変化するものであるから、所望の保磁
力および残留磁気等の磁気特性を得るためには熱処理温
度や熱処理時間等を正確にコントロールする必要があっ
た。そして、それらのコントロールにおいて、例えば、
酸化の進行は膜の表面から進むので、全膜厚が厚い場合
、それらの酸化のコントロールが難しく、所望の磁気特
性を得ることが困難であった。さらに、人工格子膜成膜
後に熱処理を行うため、膜の作成時間に長時間を要して
いた。
【0008】このように、垂直記録用の垂直磁化膜を用
いた熱磁気プリンタは原理的には記録の安定性が高く、
高解像度を得ることができ、低消費電力で作動する等の
特徴があるものの、所望の磁気特性が得られなかったり
、また、所望の磁気特性を得るのに磁気記録媒体の製造
が困難であったりして、満足できる磁気記録媒体がない
というのが実情である。
いた熱磁気プリンタは原理的には記録の安定性が高く、
高解像度を得ることができ、低消費電力で作動する等の
特徴があるものの、所望の磁気特性が得られなかったり
、また、所望の磁気特性を得るのに磁気記録媒体の製造
が困難であったりして、満足できる磁気記録媒体がない
というのが実情である。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の磁気記録媒
体の問題点を解決するために、残留磁束密度および保磁
力が十分高く、しかもキューリー温度が低く、さらに、
その製造方法の容易な垂直記録用の磁気記録媒体を提供
することを目的とする。
体の問題点を解決するために、残留磁束密度および保磁
力が十分高く、しかもキューリー温度が低く、さらに、
その製造方法の容易な垂直記録用の磁気記録媒体を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、磁気記録媒体の構成を、基板と、上記基
板上に積層された人工格子膜からなる垂直磁化膜とを有
し、上記人工格子膜が、酸化Co層とPt層を交互に積
層した、(酸化Co)/Pt人工格子膜であることを特
徴とする磁気記録媒体としたものである。また、上記(
酸化Co)/Pt人工格子膜の組成式を、(Co100
−x Ox )/Pt、(但し、Xは原子%)とし、そ
の組成範囲を3≦X≦50としたものである。さらに、
上記(酸化Co)/Pt人工格子膜の酸化Co層厚dc
ooを1Å≦dcoo≦15Åとし、Pt層厚dptを
2Å≦dpt≦30Åとしたものである。
決するために、磁気記録媒体の構成を、基板と、上記基
板上に積層された人工格子膜からなる垂直磁化膜とを有
し、上記人工格子膜が、酸化Co層とPt層を交互に積
層した、(酸化Co)/Pt人工格子膜であることを特
徴とする磁気記録媒体としたものである。また、上記(
酸化Co)/Pt人工格子膜の組成式を、(Co100
−x Ox )/Pt、(但し、Xは原子%)とし、そ
の組成範囲を3≦X≦50としたものである。さらに、
上記(酸化Co)/Pt人工格子膜の酸化Co層厚dc
ooを1Å≦dcoo≦15Åとし、Pt層厚dptを
2Å≦dpt≦30Åとしたものである。
【0011】また、基板と、上記基板上に積層された人
工格子膜からなる垂直磁化膜とを有し、上記人工格子膜
が、酸化Co層とPd層を交互に積層した、(酸化Co
)/Pd人工格子膜であることを特徴とする磁気記録媒
体としたものである。また、上記(酸化Co)/Pd人
工格子膜の組成式を(Co100−xOx )/Pd、
(但し、Xは原子%)とし、その組成範囲を3≦X≦5
0としたものである。さらに、上記(酸化Co)/Pd
人工格子膜の酸化Co層厚dcooを、1Å≦dcoo
≦15Åとし、Pd層厚dpdを、2Å≦dpd≦30
Åとしたものである。
工格子膜からなる垂直磁化膜とを有し、上記人工格子膜
が、酸化Co層とPd層を交互に積層した、(酸化Co
)/Pd人工格子膜であることを特徴とする磁気記録媒
体としたものである。また、上記(酸化Co)/Pd人
工格子膜の組成式を(Co100−xOx )/Pd、
(但し、Xは原子%)とし、その組成範囲を3≦X≦5
0としたものである。さらに、上記(酸化Co)/Pd
人工格子膜の酸化Co層厚dcooを、1Å≦dcoo
≦15Åとし、Pd層厚dpdを、2Å≦dpd≦30
Åとしたものである。
【0012】
【作用】以上のように、磁気記録媒体の構成を、基板と
、上記基板上に積層された人工格子膜からなる垂直磁化
膜とを有し、上記人工格子膜が、酸化Co層とPt層ま
たはPd層を交互に積層した、(酸化Co)/Ptまた
はPd人工格子膜であるとしたので、本発明の磁気記録
媒体において、酸化Coの代わりに従来のCoを用いた
ものに比べて、残留磁束密度および保磁力の大きな磁気
記録媒体となる。
、上記基板上に積層された人工格子膜からなる垂直磁化
膜とを有し、上記人工格子膜が、酸化Co層とPt層ま
たはPd層を交互に積層した、(酸化Co)/Ptまた
はPd人工格子膜であるとしたので、本発明の磁気記録
媒体において、酸化Coの代わりに従来のCoを用いた
ものに比べて、残留磁束密度および保磁力の大きな磁気
記録媒体となる。
【0013】
【実施例1】以下、本実施例を図面を参照しながら詳細
に説明する。図1(a)は本実施例の磁気記録媒体11
の断面図を示す。図1(b)は磁気プリンタドラムの断
面図であり、磁気記録媒体11をシート状に形成して記
録用磁気ドラム芯材12上に巻き付けた状態を示す。同
図において、膜厚が数十〜数百ミクロンの曲げ自在なス
テンレス基板8上に、酸化CoとPtとを交互にスパッ
タリングにより積層して形成された垂直磁化膜、即ち膜
厚数十〜数百ミクロンの人工格子膜10が積層されて、
磁気記録媒体11が構成されている。
に説明する。図1(a)は本実施例の磁気記録媒体11
の断面図を示す。図1(b)は磁気プリンタドラムの断
面図であり、磁気記録媒体11をシート状に形成して記
録用磁気ドラム芯材12上に巻き付けた状態を示す。同
図において、膜厚が数十〜数百ミクロンの曲げ自在なス
テンレス基板8上に、酸化CoとPtとを交互にスパッ
タリングにより積層して形成された垂直磁化膜、即ち膜
厚数十〜数百ミクロンの人工格子膜10が積層されて、
磁気記録媒体11が構成されている。
【0014】次に、本発明の磁気記録媒体11の製造方
法を説明する。図8は本実施例の磁気記録媒体11の製
造に用いたRFスパッタ装置の図である。該RFスパッ
タ装置内の回転板22上に厚さ数十〜数百ミクロンの曲
折自在なステンレス基板21を配置する。一方、RFス
パッタ装置内のステンレス基板21に対向して、ターゲ
ットとしてコバルトの酸化物であるCoOおよびPtを
配置する。CoOターゲット24およびPtターゲット
25と上記回転板22との間にスパッタ用の高周波(R
F)電源が接続されている。また、CoOターゲット2
4とPtターゲット25との間には仕切り板28が配設
されている。この構成の電圧印加型のRF多元スパッタ
装置においては、回転板22が回転するのに伴い、Co
Oターゲット24とPtターゲット25上をステンレス
基板21が回転することなり、該ステンレス基板21上
にCoOとPtが周期的に積層され、人工格子膜が形成
される。
法を説明する。図8は本実施例の磁気記録媒体11の製
造に用いたRFスパッタ装置の図である。該RFスパッ
タ装置内の回転板22上に厚さ数十〜数百ミクロンの曲
折自在なステンレス基板21を配置する。一方、RFス
パッタ装置内のステンレス基板21に対向して、ターゲ
ットとしてコバルトの酸化物であるCoOおよびPtを
配置する。CoOターゲット24およびPtターゲット
25と上記回転板22との間にスパッタ用の高周波(R
F)電源が接続されている。また、CoOターゲット2
4とPtターゲット25との間には仕切り板28が配設
されている。この構成の電圧印加型のRF多元スパッタ
装置においては、回転板22が回転するのに伴い、Co
Oターゲット24とPtターゲット25上をステンレス
基板21が回転することなり、該ステンレス基板21上
にCoOとPtが周期的に積層され、人工格子膜が形成
される。
【0015】上記スパッタの条件は次のようにした。バ
ックグランド真空度:PBG=2.0×10−6Tor
r以下、アルゴンガス圧:PAr=3.0×10−3T
orr、投入電力:高周波300〜700W。そして、
酸化コバルト層中のコバルトと酸素との比率を変える場
合には、CoOターゲット上に1cm角のCoのチップ
を乗せることにより調節した。
ックグランド真空度:PBG=2.0×10−6Tor
r以下、アルゴンガス圧:PAr=3.0×10−3T
orr、投入電力:高周波300〜700W。そして、
酸化コバルト層中のコバルトと酸素との比率を変える場
合には、CoOターゲット上に1cm角のCoのチップ
を乗せることにより調節した。
【0016】上記製造方法により得られる、(酸化Co
)/Pt人工格子膜の酸化Co層厚(dcoo)は1Å
≦dcoo≦15Åであり、Pt層厚(dPt)は2Å
≦dPt≦15Åとすることが望ましい。また、(酸化
Co)/Pt人工格子膜は、(Co100−x Ox
)/Pt(但し、Xは原子%)なる組成式で示され、そ
の組成範囲が、3≦X≦50であることが望ましい。
)/Pt人工格子膜の酸化Co層厚(dcoo)は1Å
≦dcoo≦15Åであり、Pt層厚(dPt)は2Å
≦dPt≦15Åとすることが望ましい。また、(酸化
Co)/Pt人工格子膜は、(Co100−x Ox
)/Pt(但し、Xは原子%)なる組成式で示され、そ
の組成範囲が、3≦X≦50であることが望ましい。
【0017】上記製造方法により人工格子膜を作成して
、次の組成の磁気記録媒体が得られた。組成が(Co8
0O20)/Ptで、酸化Co層の厚さdcooが5Å
で、Pt層の厚さdptが15Åで、これらの層が交互
に周期的に積層されている。次にこの磁気記録媒体の磁
化曲線を作成し、この磁気記録媒体を評価した。図4(
b)は酸化Co層中の酸素濃度が20%である本実施例
の磁気記録媒体の磁化曲線を示す。この磁化曲線によれ
ば、本実施例の磁気記録媒体の磁気特性は、保磁力が1
300Oe程度で、かつ残留磁束密度が3000ガウス
程度であり、磁性体であるトナーを吸着するのに十分な
磁気力を有していた。また、キュリー温度は200℃程
度以下であった。
、次の組成の磁気記録媒体が得られた。組成が(Co8
0O20)/Ptで、酸化Co層の厚さdcooが5Å
で、Pt層の厚さdptが15Åで、これらの層が交互
に周期的に積層されている。次にこの磁気記録媒体の磁
化曲線を作成し、この磁気記録媒体を評価した。図4(
b)は酸化Co層中の酸素濃度が20%である本実施例
の磁気記録媒体の磁化曲線を示す。この磁化曲線によれ
ば、本実施例の磁気記録媒体の磁気特性は、保磁力が1
300Oe程度で、かつ残留磁束密度が3000ガウス
程度であり、磁性体であるトナーを吸着するのに十分な
磁気力を有していた。また、キュリー温度は200℃程
度以下であった。
【0018】比較例として、図4(a)に人工格子膜の
材料として酸化Co層中の酸素濃度が0%の場合で、他
の条件は上記実施例と同様にして作成したCo/Ptの
人工格子膜を有する磁気記録媒体の磁化曲線を示す。こ
の磁化曲線によれば、保磁力が250Oe程度で、かつ
残留磁束密度が500ガウス程度であった。このように
、本実施例により得られた磁気記録媒体は、保磁力およ
び残留磁束密度がともに比較例よりもはるかに増加し、
優れた特性値を有している。さらに、図6に酸化Co層
中の酸素濃度変化に対し、保磁力および残留磁束密度で
示される磁気特性の変化の関係を示す。図6によれば、
酸素濃度が3(原子%)以上から磁気特性の向上が見ら
れ、20(原子%)において保磁力および残留磁束密度
が最大となっているのがわかる。
材料として酸化Co層中の酸素濃度が0%の場合で、他
の条件は上記実施例と同様にして作成したCo/Ptの
人工格子膜を有する磁気記録媒体の磁化曲線を示す。こ
の磁化曲線によれば、保磁力が250Oe程度で、かつ
残留磁束密度が500ガウス程度であった。このように
、本実施例により得られた磁気記録媒体は、保磁力およ
び残留磁束密度がともに比較例よりもはるかに増加し、
優れた特性値を有している。さらに、図6に酸化Co層
中の酸素濃度変化に対し、保磁力および残留磁束密度で
示される磁気特性の変化の関係を示す。図6によれば、
酸素濃度が3(原子%)以上から磁気特性の向上が見ら
れ、20(原子%)において保磁力および残留磁束密度
が最大となっているのがわかる。
【0019】
【実施例2】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図3(a)は本実施例の磁気記録媒体14の断面図
を示す。図3(b)は磁気プリンタドラムの断面図であ
り、磁気記録媒体14をシート状に形成して記録用磁気
ドラム芯材12上に巻き付けた状態を示す。同図におい
て、膜厚が数十〜数百ミクロンの曲げ自在なステンレス
基板8上に、酸化CoとPdとを交互にスパッタリング
により積層して形成された垂直磁化膜、即ち膜厚数十〜
数百ミクロンの人工格子膜13が積層されて、磁気記録
媒体14が構成されている。
る。図3(a)は本実施例の磁気記録媒体14の断面図
を示す。図3(b)は磁気プリンタドラムの断面図であ
り、磁気記録媒体14をシート状に形成して記録用磁気
ドラム芯材12上に巻き付けた状態を示す。同図におい
て、膜厚が数十〜数百ミクロンの曲げ自在なステンレス
基板8上に、酸化CoとPdとを交互にスパッタリング
により積層して形成された垂直磁化膜、即ち膜厚数十〜
数百ミクロンの人工格子膜13が積層されて、磁気記録
媒体14が構成されている。
【0020】この実施例2では、人工格子膜の材料とし
て、実施例1で用いた材料のPtの代わりにPdを用い
た外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体を製造した
。なお、スパッタのターゲットにはCoOとPdとを使
用し、酸化コバルト層中の酸素とコバルトとの比率はC
oO上に1cm角のCoのチップを乗せることにより変
化させた。
て、実施例1で用いた材料のPtの代わりにPdを用い
た外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体を製造した
。なお、スパッタのターゲットにはCoOとPdとを使
用し、酸化コバルト層中の酸素とコバルトとの比率はC
oO上に1cm角のCoのチップを乗せることにより変
化させた。
【0021】上記製造方法により得られる、(酸化Co
)/Pd人工格子膜の酸化Co層厚(dcoo)は1Å
≦dcoo≦15Åであり、Pd層厚(dpd)は2Å
≦d≦15Åとすることが望ましい。また、(酸化Co
)/Pd人工格子膜は、(Co100−x Ox )/
Pd(但し、Xは原子%)なる組成式で示され、その組
成範囲が、3≦X≦50であることが望ましい。
)/Pd人工格子膜の酸化Co層厚(dcoo)は1Å
≦dcoo≦15Åであり、Pd層厚(dpd)は2Å
≦d≦15Åとすることが望ましい。また、(酸化Co
)/Pd人工格子膜は、(Co100−x Ox )/
Pd(但し、Xは原子%)なる組成式で示され、その組
成範囲が、3≦X≦50であることが望ましい。
【0022】上記製造方法により人工格子膜を作成して
、次の組成の磁気記録媒体が得られた。組成が(Co8
0O20)/Pdで、酸化Co層の厚さdcooが5Å
で、Pd層の厚さdpdが15Åで、これらの層が交互
に周期的に積層されている。次に、この磁気記録媒体の
磁化曲線を作成し、この磁気記録媒体を評価した。図5
(b)は酸化Co層中の酸素濃度が20%である本実施
例の磁気記録媒体の磁化曲線を示す。この磁化曲線によ
れば、本実施例の磁気記録媒体の磁気特性は、保磁力が
2500Oe程度で、かつ残留磁束密度が3000ガウ
ス程度であり、磁性体であるトナーを吸着するのに十分
な磁気力を有していた。また、キュリー温度は200℃
程度以下であった。
、次の組成の磁気記録媒体が得られた。組成が(Co8
0O20)/Pdで、酸化Co層の厚さdcooが5Å
で、Pd層の厚さdpdが15Åで、これらの層が交互
に周期的に積層されている。次に、この磁気記録媒体の
磁化曲線を作成し、この磁気記録媒体を評価した。図5
(b)は酸化Co層中の酸素濃度が20%である本実施
例の磁気記録媒体の磁化曲線を示す。この磁化曲線によ
れば、本実施例の磁気記録媒体の磁気特性は、保磁力が
2500Oe程度で、かつ残留磁束密度が3000ガウ
ス程度であり、磁性体であるトナーを吸着するのに十分
な磁気力を有していた。また、キュリー温度は200℃
程度以下であった。
【0023】比較例として、図5(a)に人工格子膜の
材料として酸化Co層中の酸素濃度が0%の場合で、他
の条件は上記実施例と同様にして作成したCo/Pdの
人工格子膜を有する磁気記録媒体の磁化曲線を示す。こ
の磁化曲線によれば、保磁力が500Oe程度で、かつ
残留磁束密度が1000ガウス程度であった。このよう
に、本実施例により得られた磁気記録媒体は、保磁力お
よび残留磁束密度がともに比較例よりもはるかに増加し
、優れた特性値を有している。さらに、図7に酸化Co
層中の酸素濃度変化に対し、保磁力および残留磁束密度
で示される磁気特性の変化の関係を示す。図7によれば
、酸素濃度が3(原子%)以上から磁気特性の向上が見
られ、20(原子%)において保磁力および残留磁束密
度が最大となっているのがわかる。
材料として酸化Co層中の酸素濃度が0%の場合で、他
の条件は上記実施例と同様にして作成したCo/Pdの
人工格子膜を有する磁気記録媒体の磁化曲線を示す。こ
の磁化曲線によれば、保磁力が500Oe程度で、かつ
残留磁束密度が1000ガウス程度であった。このよう
に、本実施例により得られた磁気記録媒体は、保磁力お
よび残留磁束密度がともに比較例よりもはるかに増加し
、優れた特性値を有している。さらに、図7に酸化Co
層中の酸素濃度変化に対し、保磁力および残留磁束密度
で示される磁気特性の変化の関係を示す。図7によれば
、酸素濃度が3(原子%)以上から磁気特性の向上が見
られ、20(原子%)において保磁力および残留磁束密
度が最大となっているのがわかる。
【0024】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可
能なものであり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。例えば、磁気記録媒体11、14を応用し
た例として、主として熱磁気プリンタを示しているが、
本発明の磁気記録媒体は熱、および光の照射により記録
を行う他の記録装置にも応用することができる。また、
垂直磁化膜の全膜厚を数十〜数百ミクロンとし、ステン
レス基板8の板厚を数十〜数百ミクロンとしたが、これ
らの厚さは用途に応じて任意に変化させることができる
。
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可
能なものであり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。例えば、磁気記録媒体11、14を応用し
た例として、主として熱磁気プリンタを示しているが、
本発明の磁気記録媒体は熱、および光の照射により記録
を行う他の記録装置にも応用することができる。また、
垂直磁化膜の全膜厚を数十〜数百ミクロンとし、ステン
レス基板8の板厚を数十〜数百ミクロンとしたが、これ
らの厚さは用途に応じて任意に変化させることができる
。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、磁気記録媒体の構成を、基板と、上記基板上に積層
された人工格子膜からなる垂直磁化膜とを有し、上記人
工格子膜が、酸化Co層とPt層またはPd層を交互に
積層した、(酸化Co)/PtまたはPd人工格子膜で
あるとしたので、本発明の磁気記録媒体において、酸化
Coの代わりに従来のCoを用いたものに比べて、残留
磁束密度および保磁力の大きな磁気記録媒体となる。
ば、磁気記録媒体の構成を、基板と、上記基板上に積層
された人工格子膜からなる垂直磁化膜とを有し、上記人
工格子膜が、酸化Co層とPt層またはPd層を交互に
積層した、(酸化Co)/PtまたはPd人工格子膜で
あるとしたので、本発明の磁気記録媒体において、酸化
Coの代わりに従来のCoを用いたものに比べて、残留
磁束密度および保磁力の大きな磁気記録媒体となる。
【0026】したがって、本発明の磁気記録媒体は、垂
直記録を行う熱磁気記録法に用いることができ、高い磁
気記録密度を得ることができる。また、磁気記録媒体の
人工格子膜中に酸化膜を存在させるのに、熱処理は必要
なく、スパッタ装置による膜作成時に、ターゲットにコ
バルトの酸化物を使用するだけでよいため、その作成が
容易におこなえる。
直記録を行う熱磁気記録法に用いることができ、高い磁
気記録密度を得ることができる。また、磁気記録媒体の
人工格子膜中に酸化膜を存在させるのに、熱処理は必要
なく、スパッタ装置による膜作成時に、ターゲットにコ
バルトの酸化物を使用するだけでよいため、その作成が
容易におこなえる。
【0027】そして、例えば熱磁気プリンタに本発明の
磁気記録媒体を用いた場合、解像度を高くし消費電力を
小さくすることができる。
磁気記録媒体を用いた場合、解像度を高くし消費電力を
小さくすることができる。
【図1】本発明の磁気記録媒体を示す。
【図2】熱磁気プリンタの印刷プロセスを示す。
【図3】本発明の磁気記録媒体を示す。
【図4】(Co100−x Ox )/Pt人工格子膜
の磁化曲線を示す。
の磁化曲線を示す。
【図5】(Co100−x Ox )/Pd人工格子膜
の磁化曲線を示す。
の磁化曲線を示す。
【図6】(Co100−x Ox )/Pt人工格子膜
の酸素濃度に対する磁気特性の変化を示す。
の酸素濃度に対する磁気特性の変化を示す。
【図7】(Co100−x Ox )/Pd人工格子膜
の酸素濃度に対する磁気特性の変化を示す。
の酸素濃度に対する磁気特性の変化を示す。
【図8】本発明の磁気記録媒体の製造装置の概略図を示
す。
す。
8 ステンレス基板
10 (酸化Co)/Pt人工格子膜11
磁気記録媒体 12 記録用磁気ドラム芯材13
(酸化Co)/Pd人工格子膜14 磁気
記録媒体
磁気記録媒体 12 記録用磁気ドラム芯材13
(酸化Co)/Pd人工格子膜14 磁気
記録媒体
Claims (6)
- 【請求項1】 (1)基板と、(2)上記基板上に積
層された人工格子膜からなる垂直磁化膜とを有し、(3
)上記人工格子膜が、酸化Co層とPt層を交互に積層
した、(酸化Co)/Pt人工格子膜であることを特徴
とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 上記(酸化Co)/Pt人工格子膜の
組成式が、(Co100−x Ox )/Pt、(但し
、Xは原子%)で示され、その組成範囲が、 3≦X≦50 である請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 上記(酸化Co)/Pt人工格子膜の
酸化Co層厚dcooを 、 1Å≦dco
o≦15Åとし、Pt層厚dptを 2Å≦dpt≦30Å とした請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 (1)基板と、(2)上記基板上に積
層された人工格子膜からなる垂直磁化膜とを有し、(3
)上記人工格子膜が、酸化Co層とPd層を交互に積層
した、(酸化Co)/Pd人工格子膜であることを特徴
とする磁気記録媒体。 - 【請求項5】 上記(酸化Co)/Pd人工格子膜の
組成式が、(Co100−x Ox )/Pd、(但し
、Xは原子%)で示され、その組成範囲が、 3≦X≦50 である請求項4記載の磁気記録媒体。 - 【請求項6】 上記(酸化Co)/Pd人工格子膜の
酸化Co層厚dcooを 、 1Å≦dco
o≦15Åとし、Pd層厚dpdを 2Å≦dpd≦30Å とした請求項4記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2238091A JPH04260054A (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2238091A JPH04260054A (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04260054A true JPH04260054A (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=12081046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2238091A Withdrawn JPH04260054A (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04260054A (ja) |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP2238091A patent/JPH04260054A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |