JPH04261675A - 2種の環境汚染性のある供給材料を同時に処理する方法 - Google Patents

2種の環境汚染性のある供給材料を同時に処理する方法

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JPH04261675A
JPH04261675A JP3194971A JP19497191A JPH04261675A JP H04261675 A JPH04261675 A JP H04261675A JP 3194971 A JP3194971 A JP 3194971A JP 19497191 A JP19497191 A JP 19497191A JP H04261675 A JPH04261675 A JP H04261675A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、蒸溜不可能な組成物を有
する炭化水素性供給流体および有機塩素化合物よりなる
供給流体から水素化した蒸溜可能な炭化水素性化合物の
製造方法に係わる。さらに詳細には、本発明は炭化水素
性化合物よりなり蒸溜不可能な成分を含む第1の供給材
料と、有機塩素化合物よりなる第2の供給材料とを同時
水素化する新規な方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】炭化水素性化合物と蒸溜不可能な成分と
よりなる第1の供給材料および有機ハロゲン化合物より
なる第2の供給材料を同時に水素化できる技術に対する
要求が着実に高まっている。従来からの技術では、この
ような供給材料は好ましくない排出物として適当に処理
され、例えば潤滑油として使用されたり、溶媒として始
末され環境的にも好ましくなかったり、法律的にも違反
していることが多く、かつ概して費用がかかるものであ
った。有機塩素化合物および廃油の処理およびリサイク
ルに対する環境要請が強まっており、望ましくも好まし
くもないこれらの物質の変換に対する要請も強まってき
た。例えば、潜在的に環境有害性の有機ハロゲン化合物
廃液を処理または再循環するとき、これらの諸問題を完
全に解決できる重要な方法としては、このような有機ハ
ロゲン化合物廃液をコンディショニングして究極的な解
決を可能とし、環境が受入れできる方法で処理する物質
流とすることである。別の身近かな実際的な例としては
、使用済みの自動車用の油があり、大量に発生し、廃棄
されて、これらの油が環境的に責任を問われる廃棄物と
なっているが、本発明では厖大な量の潜在的供給材料と
されている。したがって、この技術に精通した当業者ら
もこのような供給材料を変換して安全でかつまた有効に
処理または再循環できる炭化水素性化合物とすることの
できる技術の開発を期待していた。従来実施されてきた
技術では焼却され、潜在的に環境汚染の問題が残る上、
貴重な炭化水素源として回収することもできなかった。
【0003】従来技術の1例として、脱硫および水素化
による精製に関する技術が下記の特許中に開示されてい
る。すなわち、米国特許第3,133,013号には、
炭化水素の水素化精製法が開示されており、これらの炭
化水素による逆汚染の防止および/またはこれらの炭化
水素を反応させることによって、これらの炭化水素の化
学的および物理的特性を改良させることを目的としてい
る。さらにこの方法は、不飽和で、特定の条件下で使用
したときコークスを生成するような炭化水素の選択的な
水素化およびこの方法に基づいて炭化水素フラクション
および溜分の水素化精製時に形成されるコークス生成の
防止を指向するものである。米国特許第3,992,2
85号には、硫黄およびアスファルト性物質を含有する
炭化水素性黒油の脱硫法が、288℃(550°F)を
越えない温度でこの黒油を間接的に熱交換させて予熱す
る方法として開示されており、蒸気を含有するガスをこ
の予熱油と混合させて黒油の温度を316〜427℃(
600〜800°F)の脱硫温度まで上昇させ、この加
熱した油を炭化水素変換条件で脱硫用の触媒と接触させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法によっ
ても、現在の環境汚染物質のうち特に蒸溜不可能な炭化
水素性化合物および有機ハロゲン化合物を含む物質を有
効に処理する方法がなかった。本発明は、このような環
境汚染物質を同時に有効に処理する方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭化水素性化
合物よりなり蒸溜不可能な化合物を含む第1の供給材料
および有機ハロゲン化合物よりなる第2の供給材料から
、この第1の供給材料を少なくともその1部が第2の供
給材料から得られた高温の水素リッチなガス流と接触さ
せることによってこの供給流の温度を上昇させ、この蒸
溜可能な炭化水素性化合物の少なくとも1部を気化させ
て、一体化された第1の水素化ゾーンで直接水素化させ
て、蒸溜可能な炭化水素性化合物とするような水素化さ
れた蒸溜可能な炭化水素性化合物の改良された製造方法
を提供するものである。この後、この第2の供給材料を
第2の水素化ゾーンにおいて水素化の条件下で第1の水
素化ゾーンで得られた水素と接触させて、水素化炭化水
素性化合物および少なくとも1種の水溶性の無機ハロゲ
ン化合物とする。この方法の重要な要素は一体化された
水素化反応ゾーンであって、設備投資および利用性の費
用を低減させ、第2の水素化ゾーンから回収した水素リ
ッチのガス流を第1の供給材料処理工程へ再循環するこ
とが可能となる。この再循環・ガス流は少量の揮発性の
未変換有機ハロゲン化合物を含み、第1の水素化ゾーン
はこれらの化合物を完全分解させる作用をする。この再
循環・ガス流を加熱ゾーンの後触媒水素化ゾーンを介し
て連続的に通過させることによって、この有機ハロゲン
化合物の99%以上をハロゲン化水素に変換する。
【0006】本発明の1実施態様は、炭化水素性化合物
と蒸溜不可能な化合物とよりなる第1の供給材料と有機
ハロゲン化合物よりなる第2の供給材料とを同時水素化
する方法を特徴とする、この方法は下記の工程よりなる
ことを特徴としている;すなわち、(a)第1の供給材
料をフラッシュ・ゾーンで、選ばれたフラッシュ条件で
この供給材料よりも高温の第1の水素リッチなガス流と
接触させて、第1の供給材料の温度を上昇させて少なく
ともその1部を気化させて、水素を含む炭化水素性のガ
ス流と蒸発不可能な成分とよりなる重質物質を得る工程
と、(b)この水素を含む炭化水素性のガス流を第1の
水素化反応ゾーンにおいて水素化の条件下で水素化触媒
と接触させて前記炭化水素性のガス流中に含有されてい
る炭化水素性化合物の水素含有量を増加させる工程と、
(c)前記第1の水素化反応ゾーンで得られる流出物の
少なくとも1部を凝縮させて、第2の水素リッチなガス
流と、水素化された蒸溜可能な炭化水素性化合物を含む
第1の水素化された流体流とを得る工程と、(d)第2
の供給材料と前記第2の水素リッチなガス流の少なくと
も1部とを第2の水素化反応ゾーンにおいて選ばれた水
素化の条件で水素化触媒と反応させて、炭化水素性化合
物と少なくとも1種以上の水溶性の無機ハロゲン化合物
とを得る工程と、(e)前記第2の水素化ゾーンから得
られた流出物をハロゲン化合物の少ない洗浄水溶液と接
触させる工程と、(f)前記得られた流出物と吸収水溶
液との混合物を分離ゾーンに導入して、第3の水素リッ
チなガス流と炭化水素性化合物を含有する第2の水素化
したガス流と前記水溶性の無機ハロゲン化合物の少なく
とも1部を含むハロゲン化合物のリッチな洗浄水溶液と
を得る工程と、(g)前記工程(f)で回収した前記第
3の水素リッチなガス流の少なくとも1部を、前記第1
の水素リッチなガス流の少なくとも1部として工程(a
)に再循環させて加熱する工程と、さらに(h)前記工
程(c)から前記第1の水素化された流体流と前記工程
(f)から第2の水素化された流体流とを回収する工程
と、よりなるものである。本発明の別の実施態様は、例
えば好ましい供給材料、水素化触媒、洗浄水溶液、運転
条件等をさらに詳細に包含し、この各々についてこの後
本発明をあらゆる面から詳細に開示することとする。
【0007】本発明は、炭化水素性化合物と蒸溜不可能
な成分よりなる第1の供給材料と、有機ハロゲン化合物
よりなる第2の供給材料との同時水素化に関する改良さ
れた一体化した方法を提供するものである。蒸溜不可能
な成分を含む広範な炭化水素性流体が第1の供給材料で
ある。本発明の方法に基づいて処理するのに適したこれ
らの炭化水素性流体の例としては、絶縁性流体、油圧性
流体、熱交換用流体、使用済み潤滑油、使用済み切削油
、使用済み溶媒、溶媒再循環操作用の蒸溜釜残渣、コー
ルタール、大気の残渣、ポリ塩化ビフェニール(PCB
)で汚染した油類、その他の炭化水素性工場廃棄物等が
ある。これらの炭化水素性流体の多くは、例えば有機金
属化合物、無機金属化合物、微粉砕の粒子状物質、蒸溜
不可能な炭化水素性化合物のような蒸溜不可能な成分を
含むことがある。本発明は、この蒸溜不可能な化合物が
サブミクロンの大きさの微粒子物質を含有していたり、
通常の濾過または遠心分離法では極めて分離が困難な場
合に特に有効である。
【0008】水素化ゾーンへ供給される炭化水素性供給
材料中に微粉砕粒子状物質を含む蒸溜不可能な成分が存
在すると炭化水素性供給材料の水素化はますます困難と
なる。蒸溜不可能な成分は、(1)供給材料を水素化条
件まで加熱するのに使用する高温の熱交換面を汚染させ
る、(2)コークスを生成させたりあるいは他の方法で
水素化触媒を不活性化させて、触媒の寿命を短くする、
さらに(3)その他の方法で順調で円滑な水素化活動を
妨害する、という傾向がある。供給流中にある粒子状物
質は、水素化ゾーン内に析出して水素化触媒の固定床を
閉塞させ、その結果流れとの接触時間を短縮させる傾向
がある。
【0009】第1の供給材料が、1度蒸溜可能な炭化水
素性流体と重質の蒸溜不可能な物質とに分離されると、
この分離した蒸溜可能な炭化水素性流体は水素化ゾーン
へ導入される。もし第1の供給材料が例えば亜鉛、銅、
鉄、バリウム、りん、マグネシウム、アルミニウム、鉛
、水銀、カドミウム、コバルト、ひ素、バナジウム、ク
ロム、ニッケル等の金属を包含するような金属化合物を
含有している場合には、これらの化合物は比較的少量の
回収された蒸溜不可能な物質中に分離させて、金属を回
収するための処理を受けるかあるいは好ましい形にして
廃棄する。前記供給材料が硫黄、酸素、窒素、金属また
はハロゲン成分を含有する蒸溜可能な炭化水素性化合物
を含有しているような場合には、生成する蒸溜可能な炭
化水素性回収流体は水素化されて取り出されるかあるい
は所期の組成物に変換される。本発明に基づく好ましい
実施態様においては、前記生成する蒸溜可能な炭化水素
性の流体の水素化は好ましくは中間分離または凝縮を行
わないで直接実施される。本発明に基づく一体化法の特
徴は、この技術に精通した当業者にとっては極めて自明
なところであり、ユーティリティ・コストの顕著な低減
という経済的効果も含まれている。
【0010】本発明によれば、蒸溜不可能な成分を含む
炭化水素性の流体はフラッシュ・ゾーンにおいてフラッ
シュ条件でこの炭化水素性の流体の温度よりも高い温度
を有する高温の水素リッチなガスと接触させ、それによ
って前記炭化水素性の流体の温度を上昇させて少なくと
もその1部を気化させ、水素を含む炭化水素性のガス流
と重質の蒸溜不可能な成分とを得ることができる。前記
高温の水素リッチなガス流は、好ましくは約70モル%
以上の水素を、さらに好ましくは約90モル%以上の水
素を含有する。好ましい実施態様においては、前記高温
の水素リッチなガス流は痕跡程度の有機ハロゲン化合物
のみを含有する再循環した水素ガス流よりなっている。
【0011】前記高温の水素リッチなガス流は多機能的
で、(1)炭化水素性の供給流体の直接加熱に使用され
る、加熱器または熱交換器のような間接加熱機器を使用
するときに発生するコークス生成のない熱源として、(
2)フラッシュ・ゾーンで気化させるとき、炭化水素性
化合物の分圧を低下させる希釈剤として、(3)高温時
に炭化水素性ポリマーの生成の可能性を最小限に止める
反応剤として、(4)剥離用の媒体として、さらに(5
)水素化反応時に必要とされる水素の少なくとも1部分
として、の役割を果たす。その上、前記高温の水素リッ
チなガス流が有機ハロゲン化合物を含有する再循環され
た水素ガス流で構成されているときには、このガス流が
通過するこの後の加熱および触媒ゾーンが貴重なテクニ
ックを果たし、本発明に基づく方法によってこれらの有
機ハロゲン化合物の変換を完全に達成することが可能と
なる。すなわち、本発明によれば、第1の供給材料はフ
ラッシュ・ゾーンに導入されるまでは熱分解を防止また
は最小とするために、好ましくは482°F(250℃
)以下の温度に保持する。この第1の供給材料の特性お
よび組成に応じて前記高温の水素リッチなガス流はこの
炭化水素性の供給流体の温度よりも高温で、好ましくは
200〜1200°F(93〜649℃)の温度でフラ
ッシュ・ゾーンに導入させる。このフラッシュ・ゾーン
は150〜860°F(65〜460℃)の温度と、常
圧〜2000psig(103〜13,893kpa)
の圧力と、このフラッシュ・ゾーンへの炭化水素性の供
給流体に対して1,000〜60,000SCFB(1
68〜10,110ノルマルm3/m3)の水素ガス循
環速度と、約0.5〜約50秒のフラッシュ・ゾーンに
おける水素含有炭化水素性ガス流の平均滞留時間とを有
するフラッシュ条件に維持することが好ましい。さらに
好ましくは、フラッシュ・ゾーンにおける水素含有炭化
水素性ガス流の平均滞留時間は約1〜約10秒とする。
【0012】生成する第1の供給材料の重質の蒸溜不可
能な部分は、必要に応じてこのフラッシュ・ゾーンの底
部から取り出され、重質の蒸溜不可能製品とされる。こ
の重質の蒸溜不可能な製品は、蒸溜可能な成分に対して
比較的少量しか含有されていないが、本来前記第1の供
給材料中に含有されている蒸溜不可能な成分はすべてこ
の製品中に回収されるので、この「重質の蒸溜不可能な
製品」という用語がこの製品流に対する一般的な記述の
ために使用されている。この重質の蒸溜不可能な製品は
、好ましくは10重量%以下、さらに好ましくは5重量
%以下の蒸溜可能な成分を含んでいる。この状態の1例
としては前記炭化水素性供給流体が極めて大きな割合を
占める蒸溜可能な炭化水素性化合物と比較的少量の「固
体」の微細な粒子状物質を含有し、さらに本来は液状で
ない蒸溜不可能な成分を前記固体の1担体として使用す
る場合がある。例えば、このようなフラッシュ用の液体
としては沸点が700〜1,000°F(371〜53
8℃)の温度範囲を有する高沸点領域の真空ガス油、ま
たは沸点が1,000°F(538℃)以上の真空塔底
部流体であってもよい。 この蒸溜不可能な製品を真空法による残渣(ビチューメ
ン)とフラッシュすると、この残渣の持つ特性がアスフ
ァルト・セメントのような用途で活用されるので底部流
体に有効な需要を提供している。その上有害な金属が安
定化され、溶解不可能となる。このフラッシュ流体の選
択には、炭化水素性供給流体の組成およびフラッシュ分
離器中の主要なフラッシュ条件に関係するところが大き
く、フラッシュ流体の容量は重質の蒸溜不可能な成分を
取り出すのに必要な容量に限定することが好ましい。
【0013】生成した水素を含有する炭化水素性のガス
流はフラッシュ・ゾーンから取り出されて水素化触媒を
含む第1の触媒水素化ゾーンに送られ、ここで水素化条
件に保持される。この触媒水素化ゾーンは固定触媒床、
沸騰触媒床または流動触媒床のいずれかを包含していて
もよい。この反応ゾーンは常圧〜2,000psig(
103〜13,893kpa)、さらに好ましくは10
0〜1,800psig(739〜12,514kpa
)の負荷圧力に保持することが好ましい。また、これら
の反応は選ばれた122〜850°F(50〜454℃
)の範囲の最大触媒床温度で実施し、所定の水素化変換
を実行させて、炭化水素性のガス流中の好ましからぬ特
性または成分を低減または消失させることが好ましい。 本発明によれば、前記の好ましい水素化変換には、例え
ば脱ハロゲン化、脱硫、脱硝、オレフィンの飽和化、酸
素飽和化変換、水素添加分解等が包含される。さらに好
ましい運転条件としては、0.05〜20/hrの単位
時間当りの液体空間速度(LHSV)と、200〜70
,000SCFB(=33.71〜11,796ノルマ
ルm3/m3;SCFB=単位バレル当りの標準立方フ
ィート)の水素循環速度が好ましくは300〜20,0
00SCFB(50.6〜3,371ノルマルm3/m
3)の水素循環速度を包含する。
【0014】このフラッシュ・ゾーンから取り出された
水素を含有する炭化水素性のガス流の温度が触媒水素化
ゾーンを操作する上で選ばれた温度と正確に一致すると
思われない場合には、このガス流の温度はこの触媒水素
化ゾーンにおいて所望する温度となるように昇温または
下降のいずれかの方法で調節することができる。このよ
うな温度調節は、例えば低温または高温のいずれかの水
素を添加することによって実施できる。
【0015】第1の水素化ゾーンで使用する好ましい触
媒複合物は、水素化の能力を有する金属成分を含有し、
この成分が合成あるいは天然のいずれかの適当な耐熱性
を有する無機質酸化物担体と組み合わせて得られること
を特徴としている。このような水素化の能力を有する適
当な金属成分は、E. H. Sarget & Co
. 社が1964年に発行した「各元素の周期率表」に
記載されている周期率表第VI−B族および第VIII
族の金属よりなる群から選ばれるものである。したがっ
て、前記触媒複合物はモリブデン、タングステン、クロ
ム、鉄、コバルト、ニッケル、白金、パラジウム、イリ
ジウム、オスミウム、ロジウム、ルテニウムおよびそれ
らの混合物の群から選ばれる1種以上の金属成分よりな
るものであってもよい。また、この触媒として活性な金
属成分の単独あるいは組み合わせたものの濃度は特定の
炭化水素性供給材料の物理的および/または化学的特性
と同様に特定の金属にも主として関連を有している。例
えば、周期率表第VI−B族の金属成分は通常この触媒
組成物中には1〜20重量%の範囲の量で存在し、鉄群
の金属は0.2〜10重量%の範囲の量で存在するが、
周期率表第VIII族の貴金属は元素ベースで計算して
0.1〜5重量%の範囲ないの量で存在することが好ま
しい。さらに、窒素および硫黄を除去するために中間溜
分の炭化水素性化合物の水素化用に通常使用する触媒は
、本発明に基づく水素化ゾーンでも有効に機能する。水
素化触媒複合物がさらに下記の化合物を1種以上包含す
ることも想定できる。;すなわち、セレニウム、フラン
シウム、リチウム、カリウム、ルビジウム、ナトリウム
、銅、金、銀、カドミウム、水銀、亜鉛である。
【0016】第1の水素化ゾーンから流出する処理液は
好ましくは、高温の分離器中で部分凝縮させた後、洗浄
水溶液と接触させ、この混合物は分離ゾーンで使用済み
の洗浄水溶液流、水素化された炭化水素性の液相および
水素リッチなガス相に分離させる。水素化ゾーンから出
てくる炭化水素性化合物の処理液を洗浄水溶液と接触さ
せる方法は通常の公知の方法であってもよいが、固有の
乱流で混合を促進させる併流型のインライン混合法、混
合オリフィス法またはその他の適当な混合法で実施する
ことが好ましい。前記洗浄水溶液は水素化ゾーンへ導入
する炭化水素性のガス流の特性に応じて選択する。例え
ば、水素化ゾーンへ導入する炭化水素性のガス流がハロ
ゲン化合物を含有する場合には、この洗浄水溶液は例え
ばこのハロゲン化合物の水素化の際に生成する塩化水素
酸、臭化水素酸、フッ化水素酸のような酸を中和するた
めに水酸化カルシウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム
、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムのような塩基性化
合物を含有していることが好ましい。この炭化水素性ガ
ス流が硫黄および窒素化合物のみを含有しているような
場合には、生成する硫化水素およびアンモニアを溶解さ
せるため水が好適な洗浄水溶液となる。
【0017】生成する水素化された炭化水素性化合物よ
りなる液相は、好ましくは分離ゾーン中の水素リッチな
ガス相から回収され、本来第1の水素化反応ゾーンと同
じ圧力下に保持されているので、溶解した水素ガスおよ
びもし存在するとすれば低分子量の通常ガス状の炭化水
素性化合物を含んでいる。本発明によれば、前記のよう
な本来はガス状の化合物を含有する水素化された炭化水
素性化合物よりなる液相は、例えばストリッピングまた
はフラッシングのような通常の方法で安定化させて、通
常ガス状である成分を除去して安定な水素化された蒸溜
可能な炭化水素性化合物とする。
【0018】飽和および不飽和の両方を包含する極めて
多種の有機ハロゲン化合物が第2の供給材料となる。有
機ハロゲン化合物よりなる有機質流体の1例としては絶
縁性流体、油圧性流体、熱交換性流体、使用済みの潤滑
油、使用済みの切削油、使用済みの溶媒、ハロゲン化炭
化水素性の副産物、ポリ塩化ビフェニール(PCB)で
汚染した油類、ハロゲン化合物の廃棄物、石油化学の副
産物、および他のハロゲン化炭化水素性化合物の産業廃
棄物がある。有機ハロゲン化合物供給流体はまた硫黄、
酸素、窒素または金属成分を含む有機化合物を包含して
いてもよく、またこれらの成分は塩素化して取り出した
り、または所望の成分に変換させることもできる。有機
ハロゲン化合物はまた水素を含有していてもよく、した
がって炭化水素性化合物と見なすこともできる。好まし
い第2の供給材料としては、アリル・クロライド製造時
の分別カラムの下層部分、二塩化エチレン製造時の分別
カラムの下層部分、トリクロルエチレンおよびパークロ
ルエチレン製造時の分別カラムの下層部分、ポリ塩化ビ
フェニール(PCB)および塩化ベンゼンを含む使用済
みの絶縁用流体、使用済みの塩素化溶媒およびそれらの
混合物がある。この他の好ましい第2の供給材料として
は、エピクロルヒドリン、四塩化炭素、1,1,1−ト
リクロロエタン、塩素化アルコール類、塩素化エーテル
類、クロロフルオロカーボン化合物、二臭化エチレンお
よびそれらの混合物の製造時の精製カラムの分別下層部
分が挙げられる。これらの第2の供給材料は塩素、フッ
素および臭素よりなる群から選ばれたハロゲンを含むも
のが好ましい。
【0019】第2の供給材料は、水素リッチなガス流と
の混合物として水素化触媒を含有する第2の触媒水素化
ゾーンへ導入され、水素化の条件に保持される。この第
2の触媒水素化ゾーンは、固定触媒床、沸騰触媒床また
は流動触媒床のいずれかを包含していてもよい。この触
媒水素化ゾーンで選ばれる操作条件は、このゾーンに導
入される有機ハロゲン化合物を脱ハロゲン化するために
主として選ばれている条件である。この触媒水素化ゾー
ンは常圧〜2,000psig(103〜13,893
kpa)の負荷圧力下に保持することが好ましく、さら
に好ましくは100〜1,800psig(793〜1
2,514kpa)の負荷圧力下に保持する。またこの
反応は、選ばれた122〜850°F(50〜454℃
)の範囲の最大触媒床温度で実施され、所望の水素化お
よび脱ハロゲン化変換を行って、この第2の供給材料中
に含有されている有機ハロゲン化合物の濃度を低減また
は消失させ、かつまた例えば脱ハロゲン化、脱硫、脱硝
、オレフィンの飽和化、酸素添加変換および水素添加分
解等を包含する所望の水素化を実行する。さらに好まし
い操作条件としては、0.05〜20/hrの範囲のL
HSV(単位時間当りの液体空間速度)および200〜
100,000SCFB(=33.71〜16,851
ノルマルm3/m3;単位バレル当りの標準立方フィー
ト)、さらに好ましくは200〜50,000SCFB
(=33.71〜8,427ノルマルm3/m3)の水
素循環率を包含することである。第2の供給材料が熱安
定性を示すときには、この変換温度を各工程で上昇させ
て、例えば2種以上の触媒ゾーンを用いて中間加熱を行
い、熱交換器表面および触媒上での供給材料の分解を防
止できる。
【0020】本発明の好ましい実施態様においては、こ
の第2の水素化ゾーンに導入する水素リッチなガス流の
少なくとも1部は第1の水素化ゾーンから回収した再循
環流体が提供される。第2の供給材料の温度が、この第
2の触媒水素化ゾーンを運転するのに選ばれた温度と正
確に一致すると思われない場合には、この供給材料の温
度は間接的な熱交換あるいは低温または高温で水素を加
え温度を上昇または下降するように調節してもよい。
【0021】本発明の1実施態様中に記載した第2の水
素化ゾーン流出流から最終的に回収した水素リッチなガ
ス流は前述したように高温のフラッシュ・ゾーンへ再循
環させる。本発明中で使用されている水素化ゾーンのい
ずれか一方は1段以上の触媒床または触媒工程を包含さ
せてもよい。第2の水素化ゾーン中に設置する好ましい
触媒複合物は、第1の水素化ゾーンで使用するのが好ま
しいとされた触媒複合物から選択するのが好ましい。第
2の水素化ゾーンで得られる炭化水素性の流出流は洗浄
水溶液と接触させることが好ましく、この混合物は分離
ゾーンでハロゲン化合物リッチな水溶性の流体、水素化
された炭化水素性液相および痕跡程度の量の有機ハロゲ
ン化合物を含有する水素リッチなガス相に分離する。こ
の第2の水素化ゾーンから得られる流出流と洗浄水溶液
との接触は通常のいずれの方法で行ってもよく、また固
有の乱流によって進行する併流型のインライン混合法、
混合オリフィス法またはその他の適当な混合法で実施す
ることが好ましい。洗浄水溶液はこの水素化ゾーンから
得られる流出流中に存在するハロゲン化水素化合物の量
に基づいて、第2の水素化ゾーンに供給される全供給材
料の約1〜約100容量%という量で導入することが好
ましい。洗浄水溶液はこの第2の水素化ゾーンに導入さ
れる有機質の供給流体の特性に応じて選択する。本発明
によれば、少なくとも数種の有機ハロゲン化合物を供給
材料として導入する。したがって、ある実施態様の洗浄
水溶液は、水酸化カルシウム、水酸化カリウムまたは水
酸化ナトリウムのような塩基性化合物であって、例えば
前記有機ハロゲン化合物の水素化工程中で生成する塩化
水素酸、臭化水素酸およびフッ化水素酸のような酸を中
和するものを含んでいることが好ましい。また別の実施
態様では、ハロゲン化合物を水またはハロゲン化合物の
希薄な水溶液に溶解して回収する。この実施態様では、
この後所望の貴重なハロゲン化合物を回収して再利用す
る。洗浄水溶液の最終的な選択はその中に存在し、所望
の最終化合物である特定のハロゲン化合物によって決定
される。生成した水素化された炭化水素性の液相は回収
され、水素リッチなガス相の少なくとも1部分は加熱さ
れてフラッシュ・ゾーンおよびその後の第1の水素化ゾ
ーンへ再循環される。
【0022】第2の水素化ゾーンの後にくる分離ゾーン
はこの第2の水素化ゾーンと全く同じ圧力に保持するこ
とが好ましく、その結果前記液相は溶解水素と低分子量
の通常はガス状の炭化水素性化合物とを含有している。 この液相は例えばストリッピングやフラッシングのよう
な通常の方法で安定化させ、通常はガス状の成分を除去
して安定な水素化された蒸溜可能な炭化水素性化合物を
得ることが好ましい。場合によっては、この水素化され
た炭化水素性化合物の大部分がメタン、エタン、プロパ
ン、ブタン、ヘキサンおよびそれらの混合物よりなり、
吸着剤/ストリッパーの配置がメタンおよびエタンの回
収に都合のよいようにされていてもよい。
【0023】〔図1〕には、本発明に基づく工程が簡潔
化した工程の流れ図で図示されており、二、三の詳細な
部分は本発明の技術において重要でないからここでは省
略されている。ここで、この〔図1〕を参照すると、第
1の供給材料は配管(1)を介してこの工程に導入され
、配管(26)を介して供給されこの後で詳細に説明す
る高温でガス状の水素リッチな再循環流体と接触する。 この第1の供給材料と水素リッチな再循環流体との混合
物は、配管(26′)を介してフラッシュ分離器(2)
に導入され、十分に接触が行われる。水素を含む炭化水
素性ガス流は、高温の水素フラッシュ分離器(2)から
配管(4)を介して取り出され、中間分離を行わないで
第1の水素化反応ゾーン(5)へ導入される。重質の蒸
溜不可能な流体はこのフラッシュ分離器(2)の底部か
ら配管(3)を介して取り出され、回収される。水素化
した炭化水素性のガス流は第1の水素化反応ゾーン(5
)から配管(6)を介して取り出され、高温の分離器(
7)へ導入される。低分子量の炭化水素性化合物を含有
する炭化水素性液状流体はこの高温の分離器(7)から
配管(8)を介して取り出される。水素と低分子量の炭
化水素性化合物を含有するガス流がこの高温の分離器(
7)から配管(9)を介して取り出され、配管(10)
を介して導入されている洗浄水溶液と接触する。この高
温の分離器(7)で得られたガス状の流出物とこの洗浄
水溶液との混合物は配管(9)を介して気液分離器(1
1)へ送られる。水素リッチな流体をこの気液分離器(
11)から配管(14)を介して取り出され、この流体
の少なくとも1部を配管(14)を介して防護床(15
)へ導入する。燃料用ガス流はこの防護床(15)から
配管(16)を介して取り出され、回収される。配管(
14)中を流れるガス流の少なくとも1部分は配管(1
7)を介して逆流し、コンプレッサー(18)に導入さ
れ、得られた圧縮ガスはコンプレッサー(18)から配
管(17)を介して移送される。水素の1部分は、取り
出される炭化水素性液体流に溶解したり、また水素化反
応時に消費されたりしてこの工程で消失するので、二、
三の適当な外部供給源からの発生水素で前記水素リッチ
なガス流に補充する必要があり、この外部供給源からの
水素は配管(19)を介して導入する。低分子量の化合
物を包含する炭化水素性の液体は気液分離器(11)か
ら配管(13)を介して取り出され、回収される。
【0024】第2の供給材料は配管(31)を介してこ
の工程へ導入され、配管(17)を介して供給される水
素リッチな再循環・ガス流、および配管(31)を介し
て第2の水素化ゾーンの第1段、すなわちゾーン(20
)に導入される生成した混合物と接触させる。炭化水素
性の再循環・ガス流は配管(30)を介して供給され、
この後で詳細に記載するように配管(30)および配管
(31)を介してゾーン(20)へも導入される。得ら
れた水素化された流体はゾーン(20)から配管(21
)を介して取り出され、熱交換器(32)でさらに加熱
されて、第2の水素化反応ゾーンの第2段すなわちゾー
ン(22)へ導入される。得られた水素化された炭化水
素性の流体はゾーン(22)から配管(23)を介して
取り出され、配管(24)を介して導入されるハロゲン
化合物の少ない洗浄水溶液と接触させる。得られた水素
化された炭化水素性流出流と洗浄水溶液との混合物は配
管(23)を介して輸送されて、気液分離器(25)へ
導入される。少量の有機ハロゲン化合物を含有する水素
リッチなガス流は、この気液分離器(25)から配管(
26)を介して取り出され、熱交換器(27)を通過し
て、流動する流体の温度を上昇させる。こうして得られ
た加熱された流動する流体は続けて配管(26)を介し
て輸送され、前述した高温のフラッシュ分離器(2)に
導入される。ハロゲン化合物リッチな洗浄水溶液は気液
分離器(25)から配管(28)を介して取り出され、
回収される。溶液中に水素を有する水素化された炭化水
素性の液体流は前記気液分離器(25)から配管(29
)を介して取り出され、この液体流の少なくとも1部分
はこの工程から取り出されて回収される。この気液分離
器(25)から配管(29)を介して取り出された水素
化された炭化水素性の流体流の残部は配管(30)およ
び配管(31)を介してゾーン(20)へ前述したよう
にして再循環される。配管(29)を介して取り出され
た蒸溜可能な水素化された炭化水素性の液状の化合物流
が例えばプロパンを含み、通常は液体と正確には記載さ
れていない場合には、この気液分離器(25)は必然的
に300〜1,000psig(2,172〜6,99
8kpa)の範囲内の圧力下で操作してもよい。本発明
の方法は、下記のより詳細な図解した実施例により、さ
らに明瞭化することができる。
【0025】
【実施例】第1の供給材料は表1に示すような性質を有
し、重量で20ppmのポリ塩化ビフェニール(PCB
)で汚染した廃潤滑油で、1時間当り100質量単位の
速度で高温の水素フラッシュ・ゾーンに導入した。また
高温の水素は単位時間当り31質量単位の速度で高温の
水素フラッシュ・ゾーンに導入した。
【表1】                         廃
潤滑油の供給材料の性質    比重  @60°F(
15℃)          0.8827    真
空蒸溜時の溜分の範囲               
   °F                 (℃)
      (ASTM)D−1160      初
    溜    分               
          338            
    (170)             10%
                         
   516                (26
9)             20%       
                     628 
               (331)     
        30%              
              690        
        (367)            
 40%                     
       730               
 (388)             50%   
                         
750                (399) 
            60%          
                  800    
            (421)        
     70%                 
           831           
     (444)             80
%                        
    882                (4
74)      蒸溜最終時の蒸溜率       
               80      残 
   渣    率                
          20      硫黄、重量% 
                         
                       0.
5      ポリ塩化ビフェニール濃度、重量ppm
                         
  20      鉛、重量ppm        
                         
               863      亜
鉛、重量ppm                  
                         
   416      カドミウム、重量ppm  
                         
               1      銅、重
量ppm                     
                         
   21      クロム、重量ppm     
                         
                5 この廃潤滑油は、この高温の水素フラッシュ・ゾーンに
導入する前に、482°F(250℃)以下の温度に予
備加熱したが、このゾーンの温度では一切の検知できる
ような顕著な熱分解は防止できる。この廃潤滑油をまず
高温の水素フラッシュ分離ゾーンにおいて748°F(
398℃)以上の高温の水素フラッシュ分離ゾーンに導
入する時の温度にした高温の水素リッチなガス流と十分
に接触させた。さらにこの高温の水素フラッシュ分離ゾ
ーンは788°F(420℃)の温度、810psig
(5,688kpa)の圧力、18,000SCFB(
3,034ノルマルm3/m3)の水素循環速度、およ
び5秒間のガス流平均滞留時間を包含する条件で運転さ
せた。
【0026】水素を含有する炭化水素性のガス流は、前
記高温の水素フラッシュ・ゾーンから回収し、分離させ
ないでアルミナ、ニッケルおよびモリブデンを含有する
水素化触媒を含む第1の水素化ゾーンに直接導入させた
。この反応ゾーンに導入されたC7▲上付き+▼溜分の
性質を表2に示す。水素化反応は、触媒ピーク温度が6
62°F(350℃)、圧力が800psig(5,6
19kpa)、LHSVが炭化水素性供給材料をベース
にして0.5/hr、水素と廃潤滑油の比が20,00
0SCFB(3,370ノルマルm3/m3)の条件下
で実施した。少量の塩化水素を含む第1の水素化ゾーン
からの水素化された炭化水素性流出流を高温のフラッシ
ュ・ゾーンへ送って炭化水素性流体と水素、塩化水素、
硫化水素および低分子量の炭化水素類を含むガス流とを
製造した。この後得られたガス流を水酸化ナトリウムを
含む洗浄水溶液と接触させ、約100°F(38℃)の
温度まで冷却し、気液分離器へ送ってそこで水素リッチ
なガス流を状態では液体の炭化水素性化合物から分離さ
せ、ナトリウム、硫黄および塩素イオンを含有する洗浄
水溶液を除去した。得られた水素リッチなガス流は二分
割され、1つは吸着剤ゾーンを通過する第1の流れとな
って痕跡程度の有機ハロゲン化合物を除去されて燃料ガ
ス流が得られ、もう一方の第2の流れは圧縮されて十分
な量の新鮮供給された水素と混合されて第2の水素化ゾ
ーンの特定された条件を維持するのに提供される。以下
余白
【表2】反応ゾーンの供給材料中のC7▲上付き+▼フ
ラクションの性質     比重  @60°F(15℃)       
   0.866    真空蒸溜時の溜分の範囲  
                °F       
          (℃)      (ASTM)
D−1160      初    溜    分  
                       22
5                (107)   
          10%            
                433      
          (223)          
   20%                   
         538             
   (280)             30% 
                         
  633                (334
)             40%        
                    702  
              (372)      
       50%               
             741         
       (394)             
60%                      
      770                
(410)             70%    
                        8
01                (427)  
           80%           
                 837     
           (447)         
    90%                  
          896            
    (479)             95%
                         
   943                (50
6)             EP        
                    982  
              (527)      
蒸溜最終時の蒸溜率                
      97      残    渣    率
                         
  3      硫黄、重量%          
                         
              0.31      ポ
リ塩化ビフェニール濃度、重量ppm        
                   22    
  鉛、重量ppm                
                         
         3.7      亜鉛、重量pp
m                        
                        1
.5      カドミウム、重量ppm      
                         
         <0.04      銅、重量p
pm                       
                         
  0.1      クロム、重量ppm     
                         
                0.6 蒸溜不可能な流体流は、単位時間当り12質量単位の量
でフラッシュ・ゾーンの底部から回収され、表3に示す
ような性質を有していた。
【表3】                         蒸
溜不可能な流体流の分析    比重  @60°F(
15℃)          0.95      ポ
リ塩化ビフェニール濃度、重量ppm        
                  <2 表4に示すような性質を持った有機ハロゲン化合物より
なる第2の供給材料は、単位時間当り100質量単位の
量で供給され、第2の水素流と混合され、得られた混合
物はアルミナ上にパラジウムを処理した触媒を含有する
第2の水素化ゾーンへ送られ、ここで最大温度572°
F(300℃)、圧力850psig(5,964kp
a)、水素ガスの供給比率60,000SCFB(10
,110ノルマルm3/m3)の水素化条件で処理され
た。第2の水素化ゾーンにおいて単位時間当り100質
量単位の量で流出流から回収された炭化水素類を含有す
る再循環炭化水素性の流体も第2の水素化ゾーンに導入
される。以下余白
【表4】 第2の水素化ゾーンから、このようにして得られた流出
流は、水酸化カリウムを含有する水溶液で中和される。 この流出流は炭化水素性化合物を38質量単位だけ含有
し、また表5に示すような性質を有していた。以下余白
【表5】 前記のような説明、〔図1〕および実施例は、本発明に
基づく方法による種々の特徴およびそれらの実際使用に
基づく有用性を明瞭にするものである。
【0028】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明は環境に対して
有害な物質である蒸留不可能な炭化水素、有機塩素化化
合物を同時に処理することにより工業的に極めて優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本発明の処理工程のブロック図である。
【符号の説明】
1  第1の供給材料配管 2  フラッシュ分離器 3  フラッシュ分離器底部からの配管4  フラッシ
ュ分離器頂部からの配管5  水素化反応器 6  水素化反応器底部からの配管 7  高温分離器 8  高温分離器底部からの配管 9  高温分離器頂部からの配管 10  洗浄液導入管 11  気液分離器 12,13  気液分離器からの取り出し管14  気
液分離器からの配管 15  防護床 16  防護からの配管 17  配管14のガス流の分岐管 18  コンプレッサー 19  外部供給源からの水素導入管 20,22  第2の水素化ゾーン 21,23  第2の水素化ゾーンからの配管24  
洗浄液導入管 25  気液分離器 26,28,29  気液分離器からの配管27  熱
交換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  炭化水素性化合物よりなり、蒸溜不可
    能な成分を含む第1のの供給材料と、有機ハロゲン化合
    物よりなる第2の供給材料とを同時に水素化する方法で
    あって、この方法が(a)  前記第1の供給材料を、
    フラッシュ・ゾーンにおいてフラッシュ条件で前記第1
    の供給材料よりも高い温度を有する第1の水素リッチな
    ガス流と接触させて、前記第1の供給材料の温度を上昇
    させ、少なくともその1部を気化させて、水素を含む炭
    化水素性のガス流と、前記蒸溜不可能な成分を含む重質
    の成分とを得る工程と、(b)  水素を含む前記炭化
    水素性のガス流を第1の水素化反応ゾーンにおいて、有
    効な水素化の条件で、水素化触媒と接触させてその水素
    含有量を増加させる工程と、(c)  得られた流出流
    の少なくとも1部を、前記第1の水素化反応ゾーンから
    凝縮させて、第2の水素リッチなガス流と、水素化され
    た蒸溜可能な炭化水素性化合物を含む第1の水素化され
    た液体流とを得る工程と、(d)  前記第2の供給材
    料と前記第2の水素リッチなガス流の少なくとも1部と
    を、第2の水素化反応ゾーンにおいて選ばれた水素化条
    件で水素化触媒により反応させて、炭化水素組成物およ
    び少なくとも1種の水溶性の無機ハロゲン化合物を含む
    流出流とを得る工程と、(e)  前記第2の水素化反
    応ゾーンで得られた流出流を、ハロゲン化合物の少ない
    洗浄水溶液と接触させる工程と、(f)  前記流出流
    と前記ハロゲン化合物の少ない洗浄水溶液との接触で得
    られた混合物を分離ゾーンに導入して、第3の水素リッ
    チなガス流と、炭化水素性化合物を含む第2の水素化さ
    れた液体流と、前記水溶性の無機ハロゲン化合物の少な
    くとも1部分を含むハロゲン化合物のリッチな洗浄水溶
    液とを得る工程と、(g)  前記工程(f)で回収さ
    れた前記第3の水素リッチなガス流の少なくとも1部を
    前記第1の水素リッチなガス流の少なくとも1部分とし
    て前記工程(a)へ再循環して加熱する工程と、さらに
    (h)  前記工程(c)から前記第1の水素化された
    液体流および前記工程(f)から前記第2の水素化され
    た液体流を回収する工程と、よりなることを特徴とする
    2種の環境汚染性の供給材料を同時に処理する方法。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の方法において、前記
    第1の供給材料が絶縁性流体、油圧性流体、熱交換性流
    体、使用済みの潤滑油、使用済み切削油、使用済みの溶
    媒類、溶媒再循環運転時の蒸溜残渣、コールタール、大
    気残渣、ポリ塩化ビフェニール(PCB)で汚染した油
    類、ハロゲン化合物廃棄物および他の炭化水素性産業廃
    棄物よりなり、かつまた前記蒸溜不可能な組成物が有機
    金属化合物、無機金属化合物、微粉砕粒子状物または蒸
    溜不可能な炭化水素性化合物よりなることを特徴とする
    2種の環境汚染性の供給材料を同時に処理する方法。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の方法において
    、前記第1の供給材料が前記フラッシュ・ゾーンに25
    0℃以下の温度で導入され、かつまた前記第1の水素リ
    ッチなガス流の温度が93〜649℃の範囲内にあるこ
    とを特徴とする2種の環境汚染性の供給材料を同時に処
    理する方法。
  4. 【請求項4】  請求項1,2または3に記載の方法に
    おいて、前記第1の水素化ゾーンで得られた流体流の少
    なくとも1部分が洗浄水溶液と接触することを特徴とす
    る2種の環境汚染性の供給材料を同時に処理する方法。
  5. 【請求項5】  請求項1に記載の方法において、前記
    第2の供給材料がアリル・クロライド製造時の分別カラ
    ム底部、二塩化エチレン製造時の分別カラム底部、トリ
    クロルエチレンおよびパークロルエチレン製造時の分別
    カラム底部、ポリ塩化ビフェニール(PCB)および塩
    素化ベンゼンを含む使用済みの絶縁性流体、エピクロル
    ヒドリン製造時の精製カラムの分別底部、四塩化炭素、
    1,1,1−トリクロロエタン、塩素化アルコール類、
    塩素化エーテル類、クロロフルオロカーボン類、二臭化
    エチレンおよびそれらの混合物よりなる群から選ばれた
    1組成物を含むことを特徴とする2種の環境汚染性の供
    給材料を同時に処理する方法。
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