JPH0426178B2 - - Google Patents
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- JPH0426178B2 JPH0426178B2 JP62265296A JP26529687A JPH0426178B2 JP H0426178 B2 JPH0426178 B2 JP H0426178B2 JP 62265296 A JP62265296 A JP 62265296A JP 26529687 A JP26529687 A JP 26529687A JP H0426178 B2 JPH0426178 B2 JP H0426178B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- heat storage
- alloy layer
- storage material
- bonding
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Description
[産業上の利用分野]
本発明は、X線管用回転陽極とその製造方法に
関し、特に高負荷用のX線管用回転陽極とその製
造方法に関する。 [従来の技術] 一般に、X線管用回転陽極(以下、ターゲツト
と呼ぶ)は、その特性としては、高負荷に耐え、
且つ、高融点であることが要求される。そこで、
従来は、Re−W/Mo張り合わせ材料がX線管用
ターゲツトとして用いられている。さらに、ター
ゲツトの特性を向上させた高負荷用のターゲツト
として用いるために、ターゲツト自身を大型化
(大径化、厚板化)して、ターゲツトの蓄熱容量
を大きくする方法が採用されている。 しかしながら、金属からなるターゲツトの大型
化は、一方で、熱容量を増大させることができる
ものの、ターゲツト自身の質量をも増大させるこ
とになり、このため、高速回転中の回転機構に
種々の不都合を生じさせ、また、定常回転数に到
達するまでの時間を長くしてしまう等の問題があ
つた。 そこで、近年は、熱容量が大きく、且つ、軽量
であるグラフアイトを蓄熱材として用いて、Re
−W/Moを張り合わせ材料のMo側に、蓄熱材
をろう付けにより接合して組合わせた構造の高負
荷用のターゲツトが研究されている。 一般にグラフアイトと高融点金属との結合に用
いられる従来のろう材には、特開昭61−111979号
公報に記載されるように、Ti−Cu−Ni、Ti−Cu
−Si、Ti−78Ag−22Cu、Fe−36〜45Ni−Ti、
35Au−35Ni−30Moや、或いはMo−Co、Zr−
Ti等が用いられていた。 [発明が解決しようとする問題点] ところが、上述の成分からなるろう材を用いた
従来の高負荷用のX線管用のターゲツトは、ろう
付け工程中又は実際に使用される高真空中の高温
(1200℃)状態においては、蓄熱材とろう材との
境界、即ち、ろう付け部付近の温度が、1000〜
1200℃の高温になると、グラフアイトとろう材と
の境界に、ろう材成分による金属炭化物が生成し
てしまう欠点がある。 すなわち、金属炭化物は、一般に硬くて脆弱で
あるばかりでなく、生成時に体積変化が生じるた
め、Re−W/Mo張り合わせ材料と蓄熱材との間
に剥離が生じ、耐熱性及び耐衝撃性を低減させ、
抗析力の殆どない実用に耐えないターゲツトにし
てしまうという問題があつた。 そこで、本発明の目的は、上記欠点に鑑み、金
属炭化物の生じない高負荷用のX線管用回転陽極
とその製造法を提供することである。 [問題点を解決するための手段] 本発明によれば、Mo又はMo合金層にW又は
W合金層を張り合わせて形成された張り合わせ材
料と、クラフアイトを含む蓄熱材と、前記張り合
わせ材料のうちのMo又はMo合金層と前記蓄熱
材との間に介在する5〜30重量%Ru−Pdからな
るろう材とを有し、前記張り合わせ材料と蓄熱材
とは、前記ろう材を介して接合されていることを
特徴とするX線管用回転陽極が得られる。 さらに、本発明によれば、Mo又はMo合金層
にW又はW合金層を張り合わせて形成された張り
合わせ材料と、クラフアイトを含む蓄熱材と5〜
30重量%Ru−Pdからなるろう材とを準備する準
備工程と、前記張り合わせ材料のうちのMo又は
Mo合金層と前記畜熱材との間に、前記ろう材を
介在させて、真空中で、荷重を加えながら加熱
し、前記ろう材を溶解させた後冷却するろう付け
工程とを有することを特徴とするX線管用回転陽
極の製造方法が得られる。 即に、本発明は、W又は、W合金(Re−W、
ThO2−W、Ru−W、、ZrO2−W等)とMo又は
Mo合金(Hf−Mo、ZrO2−Mo、A12O3−Mo、
CO−Mo等)とからなる張り合わせ材料のMo側
に、グラフアイトを含む蓄熱材をろう付けする場
合に、そのろう材としてRu−Pdを使用するもの
である。これは、ろう材が剥離の原因となる炭化
物を生成せず、また、溶解したろう材はグラフア
イトに良く溶解し、いわゆる混合層が形成される
ため、良好な接合強度を発揮し、一方、Mo側と
の濡れ性も非常に良く、均一なろう付けが可能だ
からである。しかも、ろう材によるガス成分(特
に、水素ガス)を吸収するゲツター効果が発揮さ
れることにより、X線管内部の微量ガス成分を吸
収し、より高真空にするように作用して、結果的
に、耐電圧性に優れたX線管を形成することにな
る。 また、RuとPdとからなるろう材の化学組成
は、Ruが5〜30重量%残部Pdであり、最も好ま
しくはRuが20重量%残部であり、この数値限定
をしたのは、純パラジウムろう材及びRuが重量
で30%を越え残部Pdの化学組成のろう材は、ヒ
ートサイクル試験においてグラフアイト部分が破
断を生ずる為で、また、好ましくは、Ruが5〜
20重量%残部Pdとしたのは、純パラジウムろう
材及びRuが重量30%を越え残部Pdの化学組成の
うちのろう材は、接合部の高温抗折力が弱いから
である。 [実施例] 本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。 まず、第1図に示すX線管用回転陽極(ターゲ
ツト)は、断面台形で中空の円錐形状のMo層1
と、このMo層1の母線がなす傾斜面上に張り合
わせた5%Re−W合金層2とからなる外径125
mm、中心部厚さ8mmの張り合わせ材料3と、この
張り合わせ材料3のうちのMo層1の底面に、Ru
−Pdからなるろう材4を介して接合された外径
120mm、厚さ15mmの高純度、高密度のグラフアイ
トからなる蓄熱材5とから構成されている。 次に、製造方法について、説明する。 まず、準備工程において、断面台形で中空の円
錐形状のMo層と5%Re−W合金層2とを張り合
わせ、上述した製品形状に成形した外径125mm、
中心部厚さ8mmの張り合わせ材料3と、外径120
mm、厚さ15mmの高純度、高密度のグラフアイトか
らなる蓄熱材5と、35gの粉末状又は箔状のRu
−Pdからなるろう材4とを準備する。尚、張り
合わせ材料3のうちのMo層1の外周に、ろう付
け時に蓄熱材5のずれを防止する枠6を取り付け
る。 次に、ろう付け工程において、この張り合わせ
材料3のうちのMo層1の底面と蓄熱材5との間
に、ろう材4を35g(0.3〜0.4g/cm2)挟み込
み、10-5Torr以下の高真空に維持された真空炉
内に入れる。真空炉内で、300〜500g/cm2の荷重
をかけながら、ろう材の融点1550〜1750℃以上の
温度に加熱し、ろう材を溶解させてろう材4を形
成し、5〜30分保持する。その後、高真空を維持
しながら室温まで冷却する。このとき、ろう材層
の厚さは0.1〜0.2mmとなり、はみ出したろう材は
切削等で除去し、完成品とする。 ここで、このターゲツトのうち、蓄熱材5をろ
う材4との境界、すわなち、ろう付け部をX線回
折法により分析したところ、剥離等の原因になる
金属炭化物の生成は見られなかつた。 また、ろう付け部の接合強度を評価するため
に、張り合わせ材料3と蓄熱材5との接合部、す
なわち、ろう材4を中心に集中荷重を加える抗折
力試験をおこなつた。 その方法が第2図及び第3図を参照して説明さ
れる。第2図は、本発明の実施例に係る高温抗折
試験の試験片を、第3図は、高温試験機を示す。
まず、モリブデンとグラフアイトとの張り合わせ
材から、モリブデン7とグラフアイト8材の接合
部分9を中心にして、長さ30mm、幅(w)5mm、
厚さ(t)1mmの第2乃至第5の試験片10,1
0……を得た。次に、第3図に示すように、各試
験片10,10,……を順次試験機に硬質棒材1
1,12を支持端としてセツトした。この状態
で、ろう付け部9に集中した荷重(L)を硬質棒材1
3を介して加えた。支持端に置かれた硬質棒材1
1,12の水平距離(スパンd)は20mmで、抗折
力(F)は、荷重(L)を段階的に調節することにより、
1/10Kg/mm2の位まで測定可能である。 真空度10-5Torr以下の炉中で、上記試験片を
1200℃、10分間加熱し、試験片10,10,…
…、破断の最少荷重(Lmin)を測定し抗折力(F)
を次の計算式を用いて計算した。その結果を表1
に示す。 F=2/3×Lmin×d/w×t2 ここで、wは試験片の幅5mm、tは試験片の厚
さ1mm、dはスパン20mm、Lminは破断時の最小
荷重である。 次に、ヒートサイクル試験について述べる。 水素中にて、タングステン板の通電加熱体15
の上に、上記抗折試験片と同一形状のろう付け試
験片を置き、次の条件にて電流の通電、遮断をく
り返し、ろう付け部9の破断の有無を確認した。 加熱温度1100〜1300℃、昇温時間30秒 昇温時間30秒、サイクル10回 その結果を表1に示す。あわせて、同条件でな
された、比較例第1、第6の試験片についても併
記する。
関し、特に高負荷用のX線管用回転陽極とその製
造方法に関する。 [従来の技術] 一般に、X線管用回転陽極(以下、ターゲツト
と呼ぶ)は、その特性としては、高負荷に耐え、
且つ、高融点であることが要求される。そこで、
従来は、Re−W/Mo張り合わせ材料がX線管用
ターゲツトとして用いられている。さらに、ター
ゲツトの特性を向上させた高負荷用のターゲツト
として用いるために、ターゲツト自身を大型化
(大径化、厚板化)して、ターゲツトの蓄熱容量
を大きくする方法が採用されている。 しかしながら、金属からなるターゲツトの大型
化は、一方で、熱容量を増大させることができる
ものの、ターゲツト自身の質量をも増大させるこ
とになり、このため、高速回転中の回転機構に
種々の不都合を生じさせ、また、定常回転数に到
達するまでの時間を長くしてしまう等の問題があ
つた。 そこで、近年は、熱容量が大きく、且つ、軽量
であるグラフアイトを蓄熱材として用いて、Re
−W/Moを張り合わせ材料のMo側に、蓄熱材
をろう付けにより接合して組合わせた構造の高負
荷用のターゲツトが研究されている。 一般にグラフアイトと高融点金属との結合に用
いられる従来のろう材には、特開昭61−111979号
公報に記載されるように、Ti−Cu−Ni、Ti−Cu
−Si、Ti−78Ag−22Cu、Fe−36〜45Ni−Ti、
35Au−35Ni−30Moや、或いはMo−Co、Zr−
Ti等が用いられていた。 [発明が解決しようとする問題点] ところが、上述の成分からなるろう材を用いた
従来の高負荷用のX線管用のターゲツトは、ろう
付け工程中又は実際に使用される高真空中の高温
(1200℃)状態においては、蓄熱材とろう材との
境界、即ち、ろう付け部付近の温度が、1000〜
1200℃の高温になると、グラフアイトとろう材と
の境界に、ろう材成分による金属炭化物が生成し
てしまう欠点がある。 すなわち、金属炭化物は、一般に硬くて脆弱で
あるばかりでなく、生成時に体積変化が生じるた
め、Re−W/Mo張り合わせ材料と蓄熱材との間
に剥離が生じ、耐熱性及び耐衝撃性を低減させ、
抗析力の殆どない実用に耐えないターゲツトにし
てしまうという問題があつた。 そこで、本発明の目的は、上記欠点に鑑み、金
属炭化物の生じない高負荷用のX線管用回転陽極
とその製造法を提供することである。 [問題点を解決するための手段] 本発明によれば、Mo又はMo合金層にW又は
W合金層を張り合わせて形成された張り合わせ材
料と、クラフアイトを含む蓄熱材と、前記張り合
わせ材料のうちのMo又はMo合金層と前記蓄熱
材との間に介在する5〜30重量%Ru−Pdからな
るろう材とを有し、前記張り合わせ材料と蓄熱材
とは、前記ろう材を介して接合されていることを
特徴とするX線管用回転陽極が得られる。 さらに、本発明によれば、Mo又はMo合金層
にW又はW合金層を張り合わせて形成された張り
合わせ材料と、クラフアイトを含む蓄熱材と5〜
30重量%Ru−Pdからなるろう材とを準備する準
備工程と、前記張り合わせ材料のうちのMo又は
Mo合金層と前記畜熱材との間に、前記ろう材を
介在させて、真空中で、荷重を加えながら加熱
し、前記ろう材を溶解させた後冷却するろう付け
工程とを有することを特徴とするX線管用回転陽
極の製造方法が得られる。 即に、本発明は、W又は、W合金(Re−W、
ThO2−W、Ru−W、、ZrO2−W等)とMo又は
Mo合金(Hf−Mo、ZrO2−Mo、A12O3−Mo、
CO−Mo等)とからなる張り合わせ材料のMo側
に、グラフアイトを含む蓄熱材をろう付けする場
合に、そのろう材としてRu−Pdを使用するもの
である。これは、ろう材が剥離の原因となる炭化
物を生成せず、また、溶解したろう材はグラフア
イトに良く溶解し、いわゆる混合層が形成される
ため、良好な接合強度を発揮し、一方、Mo側と
の濡れ性も非常に良く、均一なろう付けが可能だ
からである。しかも、ろう材によるガス成分(特
に、水素ガス)を吸収するゲツター効果が発揮さ
れることにより、X線管内部の微量ガス成分を吸
収し、より高真空にするように作用して、結果的
に、耐電圧性に優れたX線管を形成することにな
る。 また、RuとPdとからなるろう材の化学組成
は、Ruが5〜30重量%残部Pdであり、最も好ま
しくはRuが20重量%残部であり、この数値限定
をしたのは、純パラジウムろう材及びRuが重量
で30%を越え残部Pdの化学組成のろう材は、ヒ
ートサイクル試験においてグラフアイト部分が破
断を生ずる為で、また、好ましくは、Ruが5〜
20重量%残部Pdとしたのは、純パラジウムろう
材及びRuが重量30%を越え残部Pdの化学組成の
うちのろう材は、接合部の高温抗折力が弱いから
である。 [実施例] 本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。 まず、第1図に示すX線管用回転陽極(ターゲ
ツト)は、断面台形で中空の円錐形状のMo層1
と、このMo層1の母線がなす傾斜面上に張り合
わせた5%Re−W合金層2とからなる外径125
mm、中心部厚さ8mmの張り合わせ材料3と、この
張り合わせ材料3のうちのMo層1の底面に、Ru
−Pdからなるろう材4を介して接合された外径
120mm、厚さ15mmの高純度、高密度のグラフアイ
トからなる蓄熱材5とから構成されている。 次に、製造方法について、説明する。 まず、準備工程において、断面台形で中空の円
錐形状のMo層と5%Re−W合金層2とを張り合
わせ、上述した製品形状に成形した外径125mm、
中心部厚さ8mmの張り合わせ材料3と、外径120
mm、厚さ15mmの高純度、高密度のグラフアイトか
らなる蓄熱材5と、35gの粉末状又は箔状のRu
−Pdからなるろう材4とを準備する。尚、張り
合わせ材料3のうちのMo層1の外周に、ろう付
け時に蓄熱材5のずれを防止する枠6を取り付け
る。 次に、ろう付け工程において、この張り合わせ
材料3のうちのMo層1の底面と蓄熱材5との間
に、ろう材4を35g(0.3〜0.4g/cm2)挟み込
み、10-5Torr以下の高真空に維持された真空炉
内に入れる。真空炉内で、300〜500g/cm2の荷重
をかけながら、ろう材の融点1550〜1750℃以上の
温度に加熱し、ろう材を溶解させてろう材4を形
成し、5〜30分保持する。その後、高真空を維持
しながら室温まで冷却する。このとき、ろう材層
の厚さは0.1〜0.2mmとなり、はみ出したろう材は
切削等で除去し、完成品とする。 ここで、このターゲツトのうち、蓄熱材5をろ
う材4との境界、すわなち、ろう付け部をX線回
折法により分析したところ、剥離等の原因になる
金属炭化物の生成は見られなかつた。 また、ろう付け部の接合強度を評価するため
に、張り合わせ材料3と蓄熱材5との接合部、す
なわち、ろう材4を中心に集中荷重を加える抗折
力試験をおこなつた。 その方法が第2図及び第3図を参照して説明さ
れる。第2図は、本発明の実施例に係る高温抗折
試験の試験片を、第3図は、高温試験機を示す。
まず、モリブデンとグラフアイトとの張り合わせ
材から、モリブデン7とグラフアイト8材の接合
部分9を中心にして、長さ30mm、幅(w)5mm、
厚さ(t)1mmの第2乃至第5の試験片10,1
0……を得た。次に、第3図に示すように、各試
験片10,10,……を順次試験機に硬質棒材1
1,12を支持端としてセツトした。この状態
で、ろう付け部9に集中した荷重(L)を硬質棒材1
3を介して加えた。支持端に置かれた硬質棒材1
1,12の水平距離(スパンd)は20mmで、抗折
力(F)は、荷重(L)を段階的に調節することにより、
1/10Kg/mm2の位まで測定可能である。 真空度10-5Torr以下の炉中で、上記試験片を
1200℃、10分間加熱し、試験片10,10,…
…、破断の最少荷重(Lmin)を測定し抗折力(F)
を次の計算式を用いて計算した。その結果を表1
に示す。 F=2/3×Lmin×d/w×t2 ここで、wは試験片の幅5mm、tは試験片の厚
さ1mm、dはスパン20mm、Lminは破断時の最小
荷重である。 次に、ヒートサイクル試験について述べる。 水素中にて、タングステン板の通電加熱体15
の上に、上記抗折試験片と同一形状のろう付け試
験片を置き、次の条件にて電流の通電、遮断をく
り返し、ろう付け部9の破断の有無を確認した。 加熱温度1100〜1300℃、昇温時間30秒 昇温時間30秒、サイクル10回 その結果を表1に示す。あわせて、同条件でな
された、比較例第1、第6の試験片についても併
記する。
【表】
ここで、ヒートサイクル試験欄の○印は、破断
無しを示す。 表1から、Ru5〜20重量%、残部Pdの化学組
成のろう材を使用したものは、殆ど抗折力のない
従来のターゲツトに比べ高温抗折力(F)が大きく、
かつヒートサイクル試験においても破断が無い。 一方、室温における抗折試験の結果、表1の化
学組成のろう材を使用した試験片10は、全て、
ろう付部9で破断せず、グラフアイト母材8で遮
断し、母材8より大きな接合強度を有することが
確認された。 [発明の効果] 以上の説明のとおり、本発明によれば、剥離の
原因となる金属炭化物を生成せず、また、グラフ
アイトに良く溶解して良好な接合強度を発揮し、
一方、Mo側との濡れ性も非常に良く、均一なろ
う付けが可能なため、常温はもとより高温での接
合強度が優れており、さらに、高温での温度変化
に対しても破断されない、X線管用回転陽極が得
られる。さらに、本発明によれば、ガス成分(特
に、水素ガス)を吸吸するゲツター効果を有し、
X線管内部の微量ガス成分を吸収し、より高真空
にするように作用する耐電圧性に優れたX線管用
回転陽極が得られる。
無しを示す。 表1から、Ru5〜20重量%、残部Pdの化学組
成のろう材を使用したものは、殆ど抗折力のない
従来のターゲツトに比べ高温抗折力(F)が大きく、
かつヒートサイクル試験においても破断が無い。 一方、室温における抗折試験の結果、表1の化
学組成のろう材を使用した試験片10は、全て、
ろう付部9で破断せず、グラフアイト母材8で遮
断し、母材8より大きな接合強度を有することが
確認された。 [発明の効果] 以上の説明のとおり、本発明によれば、剥離の
原因となる金属炭化物を生成せず、また、グラフ
アイトに良く溶解して良好な接合強度を発揮し、
一方、Mo側との濡れ性も非常に良く、均一なろ
う付けが可能なため、常温はもとより高温での接
合強度が優れており、さらに、高温での温度変化
に対しても破断されない、X線管用回転陽極が得
られる。さらに、本発明によれば、ガス成分(特
に、水素ガス)を吸吸するゲツター効果を有し、
X線管内部の微量ガス成分を吸収し、より高真空
にするように作用する耐電圧性に優れたX線管用
回転陽極が得られる。
第1図は、本発明の一実施例に係るX線管用回
転陽極を示す断面図、第2図は、本発明の効果を
確認するために使用される高温抗折試験片を示す
図、第3図は、第2図に示された試験片を試験す
る高温抗折試験機を示す図第4図は、第2図の試
験片のヒートサイクル試験を説明するための図で
ある。 図中1はMo層、2はRe−W合金層、3は張り
合わせ材料、4はろう材、5は蓄熱材、6は枠、
9はろう付接合部、10は試験片である。
転陽極を示す断面図、第2図は、本発明の効果を
確認するために使用される高温抗折試験片を示す
図、第3図は、第2図に示された試験片を試験す
る高温抗折試験機を示す図第4図は、第2図の試
験片のヒートサイクル試験を説明するための図で
ある。 図中1はMo層、2はRe−W合金層、3は張り
合わせ材料、4はろう材、5は蓄熱材、6は枠、
9はろう付接合部、10は試験片である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Mo又はMo合金層にW又はW合金層を張り
合わせて形成された張り合わせ材料と、グラフア
イトを含む蓄熱材と、5〜30重量%Ru−Pdから
なるろう材とを有し、前記ろう材を、前記張り合
わせ材料のうちのMo又はMo合金層と前記蓄畜
熱材との間に介在させて、前記張り合わせ材料と
蓄熱材とを接合したことを特徴とするX線管用回
転陽極。 2 Mo又はMo合金層にW又はW合金層を張り
合わせて形成された張り合わせ材料と、グラフア
イトを含む蓄熱材と、5〜30重量%Ru−Pdから
なるろう材とを準備する準備工程と、前記張り合
わせ材料のうちのMo又はMo合金層と前記蓄熱
材との間に前記ろう材を介在させて、真空中で、
荷重を加えながら加熱し、前記ろう材を溶解させ
た後冷却させるろう付け工程とを有することを特
徴とするX線管用回転陽極の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26529687A JPH01109647A (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | X線管用回転陽極とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26529687A JPH01109647A (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | X線管用回転陽極とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01109647A JPH01109647A (ja) | 1989-04-26 |
| JPH0426178B2 true JPH0426178B2 (ja) | 1992-05-06 |
Family
ID=17415233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26529687A Granted JPH01109647A (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | X線管用回転陽極とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01109647A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3052240B2 (ja) * | 1998-02-27 | 2000-06-12 | 東京タングステン株式会社 | X線管用回転陽極及びその製造方法 |
| DE10319549B3 (de) * | 2003-04-30 | 2004-12-23 | Siemens Ag | Drehanoden-Röntgenröhre |
| US7508916B2 (en) * | 2006-12-08 | 2009-03-24 | General Electric Company | Convectively cooled x-ray tube target and method of making same |
| CN108453413A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-28 | 西安瑞鑫科金属材料有限责任公司 | 一种钯钌二元合金钎焊料 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4073426A (en) * | 1977-04-18 | 1978-02-14 | General Electric Company | Method for joining an anode target comprising tungsten to a graphite substrate |
| US4119879A (en) * | 1977-04-18 | 1978-10-10 | General Electric Company | Graphite disc assembly for a rotating x-ray anode tube |
| DE3226858A1 (de) * | 1982-07-17 | 1984-01-19 | Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg | Drehanoden-roentgenroehre |
-
1987
- 1987-10-22 JP JP26529687A patent/JPH01109647A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01109647A (ja) | 1989-04-26 |
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