JPH04263038A - 超硬合金 - Google Patents

超硬合金

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JPH04263038A
JPH04263038A JP9163790A JP9163790A JPH04263038A JP H04263038 A JPH04263038 A JP H04263038A JP 9163790 A JP9163790 A JP 9163790A JP 9163790 A JP9163790 A JP 9163790A JP H04263038 A JPH04263038 A JP H04263038A
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裕介 井寄
Nobuhiko Shima
順彦 島
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紀雄 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、WCおよびB1型固溶体を主体として、残部
Co等のFe属金属から構成される超硬合金に関するも
のであり、特に、その耐摩耗性および衝撃靭性の改善に
関するものである。
〔従来技術〕
WCとB1型固溶体(但し、WCとB1型固溶体は、重
量比でWC/B1型固溶体=97/3〜70/30の範
囲)98〜70重量%と、Coを主体とするFe族金属
2〜30重量%とからなる超硬合金は、良く知られてい
るように、耐熱性・耐摩耗性・耐酸化性等に富むため、
鋼、鋳鋼、ステンレス鋼、高マンガン鋼、タグタイル鋳
鋼等の切削工具用に広く用いられている。
従来、この種の超硬合金の硬質相におけるB1型固溶体
は、 ■出発原料として、TiCおよびTaCを使用し、焼結
過程中でWCの一部と固溶させて形成する。
■出発原料として、D.Cと呼ばれるWCとTiCの固
溶体およびTaCを使用し、焼結過程中にこれらを固溶
させる。
■出発原料として、WC−TiC−TaC三元固溶炭化
物を用いる、等の方法が知られている。
尚、上記D.Cまたは三元固溶炭化物としては、通常、
その中に含まれるWCとTiCが重量比でWC/TiC
=70/30〜97/3のものが用いられる。これはT
iCの耐酸化性、耐摩耗性の特長と、TaCの高温での
強靭性の双方の性質をバランスよく加味させるためであ
る。
WCは状態図上必然的にTiC−TaCからなる固溶炭
化物に吸収され、3元固溶炭化物となる。
また、TaCは非常に高価であるために、その一部をN
bCで置換することも提案されているが、従来知られて
いるNbC置換量は、高々30重量%までであり、それ
以上置換した場合には、合金の諸性質が低下するとされ
ている。
上述したように、従来は硬質相におけるB1型固溶体と
して、WC−TiC−TaC固溶体が主として用いられ
てきたが、最近B1型固溶体としてHfC、VC、ある
いはZrCなどの優れた性質を利用しようとの試みもな
されている。しかしながら、これらの炭化物を実際に超
硬合金に多量に含有させ、実用に供している例はあまり
見当らない。その理由は必ずしも明かでないが、これら
の炭化物を多量に含有するほど機械的靭性あるいは熱的
靭性が劣化することが主な原因と考えられる。すなわち
、元来、B1型固溶体とFe族金属とのぬれ性はWCと
Fe族金属との濡れ性ほど良好ではない。しかるに、B
1型固溶体中に更にHf、Zr、またはVの炭化物や窒
化物を含有させた場合には、より一層ぬれ性が劣化し靭
性をおとすことが経験上知られており、このことが実用
合金として多量に含有できない原因とおもわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記欠点すなわちB1型固溶体とFe族金属
のぬれ性を改良し、衝撃靭性、熱的靭性、および耐摩耗
性を改善した新規な超硬合金を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するために、本発明は、重量%で、WC
およびB1型固溶体を合計で98〜70重量%(但し、
WCとB1型固溶体の含有量は、重量比で、WC/B1
型固溶体の重量比は、97/3〜70/30の範囲内)
と、Coを主体とする2〜30重量%のFe族金属とか
ら構成されるWC基超硬合金において、上記B1型固溶
体が、WCおよびTiCならび第3の硬質物質(但し、
該第3の硬質物質MはHfC、ZrC、またはVCのう
ちの1種または2種以上からなり、その5〜30重量%
がHfN、ZrN、またはVNで置換されたもの)Mか
ら構成され、かつWC−TiC−Mの重量比率を表す第
1図における点A(63.8WC−34.4TiC−1
.8M)、点B(38.8WC−58、1TiC−3.
1M)、点C(21.1WC−31.5TiC−47.
4M)、点D(42.6WC−23.0TiC−34.
4M)の4点を結ぶ線で囲まれた領域内の固溶体である
ことを特徴とするものである。
本発明の特長は、特に出発原料としてのB1型固溶体に
おけるWCとTiCの重量比を調整することによって、
B1型固溶体のぬれ性を改善したことにある。すなわち
、本発明者等は硬質相におけるB1型固溶体を構成する
成分について、その原料粉末の組成と諸物性との関係、
および原料粉末組成と焼結体の組織の相関等に関して詳
細な検討を加えたところ、次のような驚くべき事実を見
出した。■原料粉末として、D.Cと他の硬質物質を用
いて焼結過程中で固溶させB1型固溶体を構成するより
も、あらかじめ所定成分組成のB1型固溶体を作成し、
これを出発原料として用いる方が、得られる焼結体の硬
さが高く耐摩耗性に優れている。この場合靭性は同等で
ある。■B1型固溶体出発原料中のWCとTiCの含有
比によって靭性は大きく変化し、靭性を最も向上させる
最適範囲が存在する。
上記■の理由については詳細不明であるが、おそらくD
.Cを用いた場合、焼結過程中で他の硬質物質がD.C
に固溶して粒成長が生ずることに一因があるものと思わ
れる。
上記■の理由については第2図を用いて満足のいく説明
が出来る。すなわち、通常の超硬合金の焼結温度範囲は
1350℃〜1500℃であるが、この範囲での相境界
は、良く知られているように、WC/TiC=70/3
0の線上と考えて良い。
そして、B1型固溶体出発原料のWC/TiCの比がこ
の相境界とずれている場合、例えば、第2図上のa点や
c点の組成である場合、焼結過程でa点からb点へ、あ
るいはc点からb点へとB1型固溶体の組成が変化する
ような駆動力(driving force)が働く。
しかしながら注目すべきことは、B1型固溶体中でのW
の拡散速度は1350℃〜1500℃において非常に遅
く、このためB1型固溶体が有芯構造となる点である。
すなわち、a点の組成を有するB1型固溶体を出発原料
として用いた場合には、焼結過程でWCを放出してWC
 poor側に移行するため、内部に比べて表層部はW
Cがpoorになる。一方、c点の組成から成るB1型
固溶体を出発原料として用いた場合には、焼結過程に周
辺にあるWC原料粉末粒子との相境界からB1型固溶体
原料粒子中にWCを取り込んでWC rich側に移行
するため、内部に比べて表層前がWC richな固溶
体が形成される。第3図はこのようにして形成される有
芯構造を模式的に示したものである。
相境界よりWCがpoorなB1型固溶体を出発原料と
して用いた場合は、表層部におけるWCが非常に高濃度
と成るためFe族金属との濡れ性は著しく改善される。
本発明の最も特長とする点は、まさにこの点にある。す
なわち、本発明は、B1型固溶体の表面にWCを析出さ
せることによって、非常に焼結性は悪るいが工具材料と
しては優れた性質を有するZrC、VC、HfC等の炭
化物、あるいはZrN、VN、HfN等の窒化物をB1
型固溶体成分として超硬合金に多量に含有させることを
可能ならしめたものである。
本発明において、好ましい効果を得るためには、WCと
TiCの含有量に留意することが望ましく、重量比で、
65/35≧WC/TiC≧40/60の範囲とするの
が良い。また、更に良い性質を得るためには60/40
≧WC/TiC≧50/50の範囲とすることが望まし
い。WC/TiC>65/35ではB1型固溶体の表面
にあまりWCが析出せず靭性が改善されず、一方、WC
/TiC<40/60では、WC析出層の厚みがありす
ぎてB1型固溶体の性質が失われるので望ましくないた
めである。
また、本発明において、第3の硬質物質Mとして、Zr
C、HfC、VCを選んだ理由は、これらの炭化物はT
iCおよびWCとの固溶体を形成した場合、耐フランク
摩耗性、および耐クレーター摩耗性が著しく向上するた
めである。ZrN、HfN、VN等についても同様の理
由による。特に窒化物の場合には、焼結性が炭化物より
もちらに悪いため、本発明によってはじめて多量に含有
することが可能となったものである。
また、TiCに対する第3の硬質物質Mの重量比を95
/5≦TiC/第3の硬質物質M≦40/60とした理
由は、第3の硬質物質Mの含有量が95/5未満と少な
い場合には当該第3の硬質物質含有による良い性質が引
き出せないためであり、一方、40/60を超えて含有
させた場合には、Fe族金属とのぬれ性が悪くなるため
である。
尚、本発明者等の実験結果によれば、80/20≦第3
の硬質物質M≦50/50では、さらに靭性、耐摩耗性
、耐熱性において望ましい改善効果が得られた。
本発明において、第3の硬質物質Mにおける窒化物の置
換量を30%以下としたのも上記と同様の理由による。
また、本発明において、TiN置換量をTiCの50%
以内にした理由は、それ以上置換した場合には機械的性
質が低下し望ましくないためである。
さらに、上記第3の硬質物質MとしてTaCとNbCの
固溶体を用いる場合には、TaCとNbCの重量比が0
.3≦NbC/(TaC+NbC≦0.5の範囲にある
ことが望ましい。その理由は、0.3未満の添加含有で
は経済的効果が薄く、一方、0.5を超える含有では耐
熱衝撃性が悪くなり実用に供し得ないためである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳述する。
実施例1 重量比で、76WC−5TiC−3TiN−4TaC−
8Coの組成になるように、第6表に示す原料粉末を用
いて配合した。
次に、この配合粉末にプレス助剤としてパラフィンを2
重量%加え有機溶剤中アトライターで6時間混合した。
これを乾燥後、1t/cm2の圧力にプレス成形した後
1425℃で真空焼結し、試験片を得た。得られた超硬
合金は第2表に示すごとく、SSを使用した本発明によ
る試料2は比較材試料1に比べて靭性がはるかに優れ、
また硬さも高いことがわかる。
実施例2 重量比で、71WC−12TiC−7HfC−1HfN
−9Coの組成になるように、第3表に示す原料粉末を
用いて配合した。
試料3は固溶体を使用しないものであり、試料4はD.
Cを使用したもの、試料5はSSを用いた本発明のもの
である。但し、本実施例におけるSSはWC−TiC−
HfC−HfNの4元固溶体である。
この配合粉末から実施例1と同様の方法を用いて試料を
作成し、諸物性を調査した。その結果を第4表に示す。
第4表から明らかなごとくSSを使用した本発明による
試料5は硬さ、抗折力ともに従来材より優れていること
がわかる。
実施例3 重量%で、第5表に示す組成の合金となるよう原料を配
合し、実施例1と同様な方法により試料を作成した。
ただし、試料No.6、8、10、及び12は第6表に
示す組成の固溶炭窒化物を用いて配合した。但し、6、
8、10、及び12に用いた固溶体炭窒化物は、いずれ
もWC/TiC=55/45、TiC/M=60/40
のものである。また、第6表中の数値はいずれも重量%
であるが、重量比は100%に換算していない。また第
7表に抗折力と硬さを示す。
この表から、本発明による試料6、8、10、12のも
のは、他の従来の試料に比べて優れた抗折力を有する事
がわかる。このように本発明材は優れた靭性を示すこと
がわかる。
実施例4 重量%で、第8表に示す組成の合金となるよう原料を配
合し、実施例1と同様な方法により試料を作成した。但
し、試料No.14、16、18、20及び22は第9
表に示す固溶体炭窒化物を用いて配合したものである。
但し、14、16、18、20及び22に用いた固溶体
炭窒化物は、いずれもWC/TiC=50/50、Ti
C/M=60/40のものである。
また、第11表中の数値はいずれも重量%であるが、重
量比は100%に換算していない。
これらの試料の抗折力と硬さを第15表に示す。
この表から、本発明による試料22、24、26、28
および30のものは、他の従来の試料に比べて優れた抗
折力を有する事がわかる。
以上詳述したように、本発明は出発原料としてB1型固
溶体を使用し、特に固溶体中のWCとTiCの比を調整
することにより、焼結過程中においてB1型固溶体表面
上にFe族金属との濡れ性の良いWCを析出させ、それ
によって、従来、添加量が限られていたZr、Hf、V
の炭化物あるいは炭窒化物を多量に添加することを可能
ならしめて著しい靭性、耐摩耗性の向上をみたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
 第1図はWC−TiC−第3硬質物質Mの重量比率を
表す図、第2図はB1型固溶体の焼結過程中での組成の
変化を示した図、第3図はB1型固溶体の有芯組織を示
す図、第4図は出発原料のWC/TiC比の変化を示す
図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】WCおよびB1型固溶体(但し、WC/B
    1型固溶体の重量比は、97/3〜70/30)98〜
    70重量%と、Coを主体とするFe族金属2〜30重
    量%から構成されるWC基超硬合金において、上記B1
    型固溶体が、WC、TiC、および第3の硬質物質M(
    但し、該第3の硬質物質MはHfC、ZrC、またはV
    Cのうちの1種または2種以上からなり、その5〜30
    重量%がHfN、ZrN、またはVNで置換されたもの
    )から構成され、かつWC−TiC−Mの重量比率を表
    す第1図における点A(63.8WC−34.4TiC
    −1.8M)、点B(38.8WC−58.1TiC−
    3.1M)、点C(21.1WC−31.5TiC−4
    7.4M)、点D(42.6WC−23.0TiC−3
    4.4M)の4点を結ぶ線で囲まれた領域内の固溶体で
    あることを特徴とするWC基超硬合金。
  2. 【請求項2】上記TiCの5〜50%をTiNで置換し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のWC基
    超硬合金。
  3. 【請求項3】上記第3の硬質物質Mが、TaCとNbC
    の固溶炭化物であり、かつTaCとNbCの重量比が0
    .3≦NbC/(TaC+NbC≦0.5であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のWC基超硬合金
    。
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