JPH04264183A - 体液ゲル化材及びゲル化方法 - Google Patents
体液ゲル化材及びゲル化方法Info
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- JPH04264183A JPH04264183A JP3046059A JP4605991A JPH04264183A JP H04264183 A JPH04264183 A JP H04264183A JP 3046059 A JP3046059 A JP 3046059A JP 4605991 A JP4605991 A JP 4605991A JP H04264183 A JPH04264183 A JP H04264183A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体液吸引装置用の体液
ゲル化材およびゲル化方法に関する。さらに詳しくは、
病院での手術、産院での出産等に際して排出され、体液
吸引装置により吸引捕集された体液のゲル化材並びにゲ
ル化方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、病院、産院などで体液吸引装置に
より吸引捕集された体液は、そのまま容器と共に焼却処
理されることが多い。一方、水系の廃液を固形化できる
処理材としては、砂、ベントナイト、ゼオライト、オガ
クズ、パルプ、紙屑等の吸水材が、知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように体液を固形化せずそのまま焼却する場合、焼却場
への輸送中に誤って容器が破損して体液が流れだし、地
面等に染み込んで回収が困難になる危険性がある。また
、上記のような吸水材は、(1)通常粉末状あるいは細
片状などの形で投入するが、この時こぼれたり発塵した
りする、(2)投入するのに時間がかかる、(3)吸水
能力が小さいため、添加量が多く要る、(4)吸水後に
圧力がかかると、一旦吸収した水分を簡単に吐き出して
しまい、周辺が汚れる、などの問題点があった。
【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に鑑みて体液吸引装置内の体液の改善されたゲル化材
およびゲル化方法を見い出すべく鋭意検討した結果、本
発明に到達した。すなわち、本発明は粉末状あるいは粒
状の吸水性樹脂からなる吸水材が、水崩壊性の紙に包ま
れてなる体液吸引装置用体液ゲル化材;粉末状あるいは
粒状の吸水性樹脂からなる吸水材が、水溶性のフィルム
に包まれてなる体液吸引装置用体液ゲル化材;粉末状あ
るいは粒状の吸水性樹脂からなる吸水材が、水崩壊性の
紙と水溶性のフィルムを貼り合わせたラミネートシート
に包まれてなる体液吸引装置用体液ゲル化材;並びに、
キャニスター固定容器の内側にディスポーザブル廃液容
器をセットしてなる体液吸引装置において、該廃液容器
に流入する体液を上記ゲル化材を用いてゲル化する方法
である。 【0005】本発明において、該吸水性樹脂としては、
例えば■デンプンまたはセルロース(a)とカルボキシ
ル基および/またはスルホン酸基を含有する水溶性単量
体および/または加水分解により水溶性となる単量体(
b)と、架橋剤(c)とを必須成分として重合させ、必
要により加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂
が挙げられる。上記に例示した吸水性樹脂の製造に用い
られる(a)、(b)および(c)の詳細、(a)、(
b)および(c)の割合、製造法および吸水性樹脂の具
体例は特開昭52−25886号、特公昭53−461
99号、特公昭53−46200号および特公昭55−
21041号公報に記載されている。 【0006】上記に例示した以外の吸水性樹脂としては
、例えば■(a)と(b)とを重合させたもの(デンプ
ン−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、セ
ルロース−アクリロニトリルグラフト重合物の加水分解
物など);■(a)の架橋物(カルボキシメチルセルロ
ースの架橋物など);■(b)と(c)との共重合体(
架橋ポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋された
アクリル酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたスル
ホン化ポリスチレン、特開昭52−14689号および
特開昭52−27455号公報記載のビニルエステル−
不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、架橋されたポリア
クリル酸塩、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エステ
ル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン酸
共重合体、および架橋されたカルボン酸変性ポリビニル
アルコール);並びに、■自己架橋性を有する(b)の
重合物(自己架橋型ポリアクリル酸塩など)が挙げられ
る。また以上例示した吸水性樹脂は2種以上併用しても
よい。 【0007】これらのうち、好ましいものは、■、並び
に■として例示したもののうち、架橋ポリアクリルアミ
ドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリル
アミド共重合体、架橋されたポリアクリル酸(塩)、架
橋されたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架
橋されたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、およ
び架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコールであ
る。 【0008】本発明において、該吸水材には活性白土、
タルク、ケイソウ土、ベントナイト、カオリン、クレー
、シリカゲル、などのフィラーを含有させてもよい。 これらのフィラーを吸水性樹脂と併用することにより、
体液と接触したとき吸水性樹脂の粒子同士がママコにな
る場合はこれを防止できる。 【0009】上記吸水性樹脂は、純水に対する吸水性能
として少なくとも50ml/g、好ましくは100〜1
,000ml/gのものが適している。また、該吸水材
の中に、必要により他の吸水材(例えば、従来公知の吸
水材であるパルプ、オガクズなど)を含有させても良い
が、該吸水性樹脂の割合が多い方が好ましい。 【0010】さらに、該吸水材は、必要に応じて、消臭
剤、芳香剤、殺菌剤、防かび剤、防腐剤、消泡剤、発泡
剤、ブロッキング防止剤、界面活性剤、脱酸素剤、増量
剤などを添加することもできる。 【0011】本発明において、包装用材料として用いる
該水崩壊性の紙としては、例えば、紙のパルプ繊維同士
を水溶性または親水性の糊料、水膨潤性ポリマー等で接
着させて水との接触によりパルプ繊維同士がバラバラに
崩壊するようにした紙(三島製紙株式会社製の「ディゾ
ルボWA」など)、さらにこれにヒートシール剤を併用
して成形加工性(熱接着性)を加味した紙(三島製紙株
式会社製の「ディゾルボWAP」など)などが挙げられ
る。これらの紙は、吸水により崩壊するスピードが速い
特徴を有する。 【0012】該水溶性のフィルムとしては、水溶性ポバ
ールフィルム、デンプンフィルム、カラギーナンフィル
ムなどが挙げられる。これらのフィルムは、同一の厚み
で比較した場合、上記水崩壊性の紙より水溶解(崩壊)
速度は劣るものの、乾燥状態でのフィルム強度が大きい
特徴を有する。 【0013】また、該水崩壊性の紙と水溶性のフィルム
を貼り合わせたラミネートシートとしては、少なくとも
1種以上の、上記水崩壊性の紙および水溶性のフィルム
を接着、ラミネートしたもの(上記「ディゾルボWA」
にポバールフィルムを貼り合わせた三島製紙株式会社製
の「ディゾルボWAL」など)が挙げられる。これらの
ラミネートシートは水への溶解(崩壊)性が速くかつフ
ィルム強度も大きいという特徴を有する。これは、紙の
強度の分、貼り合わせる水溶性フィルムの厚みを薄くで
きるため、トータルとして溶解(崩壊)速度とフィルム
強度の両面を向上させることが出来る。これら包装用材
料の中で好ましいものは、水崩壊性の紙および上記ラミ
ネートシート、特にラミネートシートである。 【0014】本発明において、該体液とは生体内にある
液体を云い、具体的には血液、リンパ液、骨髄液、羊水
などが挙げられる。これらの体液は病院での手術や産院
での出産などで排出されるが、この時切除された生体組
織の一部、局部の洗浄に用いた生理食塩水、手術器具や
手術台などを洗浄した水、ゴミなどの混雑物を含んでい
てもよい。 【0015】本発明のゲル化材の製法を例示すると、あ
らかじめ上記に例示した何れかの包装用材料で所定の形
と大きさの開口部を設けた包装部材を作っておき、この
中に所定量の吸水材を入れた後、熱融着(ヒートシール
)、接着剤、縫い合わせ等で封をすることによって本発
明のゲル化材を製造することが出来る。 【0016】本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材の形
状は、本発明の方法における廃液容器に投入できる程度
の形状及び大きさであればよい。形状としては、袋状、
箱状、円筒状、ボール状、球状など任意の形でよく、特
に限定されない。体液に対する本発明の吸水材の使用量
は、処理対象となる体液の性状によって変動するが、通
常手術時に捕集される血液を主体とする体液の場合、約
2Kgの体液をゲル化させるに必要な本発明のゲル化材
の量は、通常5〜200gの範囲で十分ゲル化する。5
gより少ないと体液を十分にゲル化できず、200gよ
り多いと不経済となる。 【0017】本発明において、該キャニスター固定容器
は、材質は通常プラスチックまたは金属製、形状は通常
円筒状の容器であり、内部に吸引された体液を収容でき
る該ディスポーザブル廃液容器をセットできる構造のも
のであればよい。該ディスポーザブル廃液容器の形状は
吸引された体液が漏れず、かつキャニスター固定容器中
にセットできるものであればよく、特に限定されないが
、通常塩ビ、ポリエチレン、ポリプロピレン製の折りた
たみ可能な袋状のものが安価で取扱易い。 【0018】該ディスポーザブル廃液容器に吸引された
体液に、本発明のゲル化材を投入して全体を攪拌するこ
とにより、短時間(通常1分程度)にゲル化させること
ができる。攪拌は液全体が軽く混ざる程度で良く、液の
連続投入による対流で十分であり、また攪拌効率を上げ
るために汎用の攪拌機を使って混ぜても良く、特に限定
はない。また、体液が流入される前にあらかじめ本発明
のゲル化材を該ディスポーザブル廃液容器内に設置して
おいてもよい。 【0019】以下本発明を図面により説明する。図1は
本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材の1実施例を示す
断面図である。1は水崩壊性の紙、2は水溶性ポバール
(1と2は接着されている)、3は粒状の吸水性樹脂、
4はヒートシール部を示す。図1は一部省略してあるが
、全体は袋状であり四周のうち、一方の開口部がヒート
シール部となっている。このヒートシール部は一方〜四
周全ての何れであっても内容物が封入されていればよい
。 【0020】図2は本発明の方法に用いる、本発明のゲ
ル化材を設置した体液吸引装置の1実施例を示す断面図
である。5はキャニスター固定容器、6はディスポーザ
ブル廃液容器、7は体液吸入口、8は吸引による排気口
、9はゲル化材投入口、10は本発明のゲル化材を示す
。この装置の場合、ゲル化材10は、図1のように、円
筒状であれば容器に投入する際簡便である。 【0021】 【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。 【0022】実施例1 三島製紙株式会社製の「ディゾルボWAL」を5×25
cmの大きさの長方形に切り、これを2枚を重ねて3方
の端を約1cmの糊しろになるようにヒートシールして
袋を作った。この中にアクリル酸デンプングラフト系吸
水性樹脂「サンウェットIM−2200D」(三洋化成
株式会社製)40gを入れ、ついで開口部をヒートシー
ル(密封)して本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材を
作った。このゲル化材を、ダイナボット株式会社製の医
療用吸引システム装置「リセプタル」のキャニスター固
定容器の内側に装着されるライナー(ディスポーザブル
廃液容器)中に袋のまま投入しセットした。手術患者の
廃血液2リットルを吸引により、上部の口からライナー
内部に30秒かけて捕集したところ、捕集開始から約1
分で体液がゲル化し、液状の体液を、短時間にかつ簡便
に固形物に変えることができた。 【0023】実施例2 三島製紙株式会社製の「ディゾルボWA」を5×25c
mの大きさの長方形に切り、これを2枚を重ねて3方の
端を約1cmの糊しろになるようにヒートシールして袋
を作った。この中に部分架橋ポリアクリル酸ソーダ「サ
ンウェットIM−5000」(三洋化成工業株式会社製
)40gを入れ、ついで開口部をヒートシール(密封)
して本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材を作った。こ
のゲル化材を、ダイナボット株式会社製の医療用吸引シ
ステム装置「リセプタル」のキャニスター固定容器の内
側に装着されるライナー(ディスポーザブル廃液容器)
中に袋のまま投入しセットした。手術患者の廃血液2リ
ットルを吸引により、上部の口からライナー内部に30
秒かけて捕集したところ、捕集開始から約45秒で体液
がゲル化し、液状の体液を、短時間にかつ簡便に固形物
に変えることができた。 【0024】実施例3 市販の水溶性ポバールフィルムを5×25cmの大きさ
の長方形に切り、これを2枚を重ねて3方の端を約1c
mの糊しろになるようにヒートシールして袋を作った。 この中に部分架橋アクリル酸ソーダ−アクリルアミド共
重合体40gを入れ、ついで開口部をヒートシール(密
封)して本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材を作った
。このゲル化材を、ダイナボット株式会社製の医療用吸
引システム装置「リセプタル」のキャニスター固定容器
の内側に装着されるライナー(ディスポーザブル廃液容
器)中に袋のまま投入しセットした。手術患者の廃血液
2リットルを吸引により、上部の口からライナー内部に
30秒かけて捕集したところ、捕集開始から約3分で体
液がゲル化し、液状の体液を、短時間にかつ簡便に固形
物に変えることができた。 【0025】 【発明の効果】近年、エイズ、B型肝炎等の病原ビール
スの血液感染が社会問題になりつつあり、手術時や出産
時に出る体液(血液、羊水、リンパ液等)の安全な取扱
いが要望されている。たとえば、手術中に出た体液を吸
引装置を使って所定の容器に回収し、これを焼却処理す
る方法が知られているが、焼却場への輸送中に容器が破
損したり、誤ってこぼした場合、体液が流れだしたり、
地面等に染み込んで回収が難しくなる。そこで、本発明
のゲル化材および本発明の方法を適用すれば、液状の体
液が固形化(ゲル化)されるため、容器にひびが入って
も中から体液が流れ出すこともなく、地面にこぼれても
、ほうき等で簡単にかき集めることができ、安全である
。本発明のゲル化材および本発明の方法は、さらに以下
のような効果を奏する。 (1)吸水材が、水溶性または水崩壊性の紙またはフィ
ルムに包まれているため、従来のように取扱時にこぼれ
たり、発塵したりすることがない。 (2)体液吸引装置内の体液へ投入する際、従来のよう
に定量し、ふりかける手間が要らないため、時間がかか
らないし、簡便である。 (3)吸水能力が大きいため、添加量が少なくて済む。 (4)吸水後に外部から圧力がかかっても一旦吸収した
水分を離さない。 以上の効果を奏することから本発明は、体液吸引装置用
の体液ゲル化材およびゲル化方法として有用である。
ゲル化材およびゲル化方法に関する。さらに詳しくは、
病院での手術、産院での出産等に際して排出され、体液
吸引装置により吸引捕集された体液のゲル化材並びにゲ
ル化方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、病院、産院などで体液吸引装置に
より吸引捕集された体液は、そのまま容器と共に焼却処
理されることが多い。一方、水系の廃液を固形化できる
処理材としては、砂、ベントナイト、ゼオライト、オガ
クズ、パルプ、紙屑等の吸水材が、知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように体液を固形化せずそのまま焼却する場合、焼却場
への輸送中に誤って容器が破損して体液が流れだし、地
面等に染み込んで回収が困難になる危険性がある。また
、上記のような吸水材は、(1)通常粉末状あるいは細
片状などの形で投入するが、この時こぼれたり発塵した
りする、(2)投入するのに時間がかかる、(3)吸水
能力が小さいため、添加量が多く要る、(4)吸水後に
圧力がかかると、一旦吸収した水分を簡単に吐き出して
しまい、周辺が汚れる、などの問題点があった。
【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に鑑みて体液吸引装置内の体液の改善されたゲル化材
およびゲル化方法を見い出すべく鋭意検討した結果、本
発明に到達した。すなわち、本発明は粉末状あるいは粒
状の吸水性樹脂からなる吸水材が、水崩壊性の紙に包ま
れてなる体液吸引装置用体液ゲル化材;粉末状あるいは
粒状の吸水性樹脂からなる吸水材が、水溶性のフィルム
に包まれてなる体液吸引装置用体液ゲル化材;粉末状あ
るいは粒状の吸水性樹脂からなる吸水材が、水崩壊性の
紙と水溶性のフィルムを貼り合わせたラミネートシート
に包まれてなる体液吸引装置用体液ゲル化材;並びに、
キャニスター固定容器の内側にディスポーザブル廃液容
器をセットしてなる体液吸引装置において、該廃液容器
に流入する体液を上記ゲル化材を用いてゲル化する方法
である。 【0005】本発明において、該吸水性樹脂としては、
例えば■デンプンまたはセルロース(a)とカルボキシ
ル基および/またはスルホン酸基を含有する水溶性単量
体および/または加水分解により水溶性となる単量体(
b)と、架橋剤(c)とを必須成分として重合させ、必
要により加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂
が挙げられる。上記に例示した吸水性樹脂の製造に用い
られる(a)、(b)および(c)の詳細、(a)、(
b)および(c)の割合、製造法および吸水性樹脂の具
体例は特開昭52−25886号、特公昭53−461
99号、特公昭53−46200号および特公昭55−
21041号公報に記載されている。 【0006】上記に例示した以外の吸水性樹脂としては
、例えば■(a)と(b)とを重合させたもの(デンプ
ン−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、セ
ルロース−アクリロニトリルグラフト重合物の加水分解
物など);■(a)の架橋物(カルボキシメチルセルロ
ースの架橋物など);■(b)と(c)との共重合体(
架橋ポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋された
アクリル酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたスル
ホン化ポリスチレン、特開昭52−14689号および
特開昭52−27455号公報記載のビニルエステル−
不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、架橋されたポリア
クリル酸塩、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エステ
ル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン酸
共重合体、および架橋されたカルボン酸変性ポリビニル
アルコール);並びに、■自己架橋性を有する(b)の
重合物(自己架橋型ポリアクリル酸塩など)が挙げられ
る。また以上例示した吸水性樹脂は2種以上併用しても
よい。 【0007】これらのうち、好ましいものは、■、並び
に■として例示したもののうち、架橋ポリアクリルアミ
ドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリル
アミド共重合体、架橋されたポリアクリル酸(塩)、架
橋されたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架
橋されたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、およ
び架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコールであ
る。 【0008】本発明において、該吸水材には活性白土、
タルク、ケイソウ土、ベントナイト、カオリン、クレー
、シリカゲル、などのフィラーを含有させてもよい。 これらのフィラーを吸水性樹脂と併用することにより、
体液と接触したとき吸水性樹脂の粒子同士がママコにな
る場合はこれを防止できる。 【0009】上記吸水性樹脂は、純水に対する吸水性能
として少なくとも50ml/g、好ましくは100〜1
,000ml/gのものが適している。また、該吸水材
の中に、必要により他の吸水材(例えば、従来公知の吸
水材であるパルプ、オガクズなど)を含有させても良い
が、該吸水性樹脂の割合が多い方が好ましい。 【0010】さらに、該吸水材は、必要に応じて、消臭
剤、芳香剤、殺菌剤、防かび剤、防腐剤、消泡剤、発泡
剤、ブロッキング防止剤、界面活性剤、脱酸素剤、増量
剤などを添加することもできる。 【0011】本発明において、包装用材料として用いる
該水崩壊性の紙としては、例えば、紙のパルプ繊維同士
を水溶性または親水性の糊料、水膨潤性ポリマー等で接
着させて水との接触によりパルプ繊維同士がバラバラに
崩壊するようにした紙(三島製紙株式会社製の「ディゾ
ルボWA」など)、さらにこれにヒートシール剤を併用
して成形加工性(熱接着性)を加味した紙(三島製紙株
式会社製の「ディゾルボWAP」など)などが挙げられ
る。これらの紙は、吸水により崩壊するスピードが速い
特徴を有する。 【0012】該水溶性のフィルムとしては、水溶性ポバ
ールフィルム、デンプンフィルム、カラギーナンフィル
ムなどが挙げられる。これらのフィルムは、同一の厚み
で比較した場合、上記水崩壊性の紙より水溶解(崩壊)
速度は劣るものの、乾燥状態でのフィルム強度が大きい
特徴を有する。 【0013】また、該水崩壊性の紙と水溶性のフィルム
を貼り合わせたラミネートシートとしては、少なくとも
1種以上の、上記水崩壊性の紙および水溶性のフィルム
を接着、ラミネートしたもの(上記「ディゾルボWA」
にポバールフィルムを貼り合わせた三島製紙株式会社製
の「ディゾルボWAL」など)が挙げられる。これらの
ラミネートシートは水への溶解(崩壊)性が速くかつフ
ィルム強度も大きいという特徴を有する。これは、紙の
強度の分、貼り合わせる水溶性フィルムの厚みを薄くで
きるため、トータルとして溶解(崩壊)速度とフィルム
強度の両面を向上させることが出来る。これら包装用材
料の中で好ましいものは、水崩壊性の紙および上記ラミ
ネートシート、特にラミネートシートである。 【0014】本発明において、該体液とは生体内にある
液体を云い、具体的には血液、リンパ液、骨髄液、羊水
などが挙げられる。これらの体液は病院での手術や産院
での出産などで排出されるが、この時切除された生体組
織の一部、局部の洗浄に用いた生理食塩水、手術器具や
手術台などを洗浄した水、ゴミなどの混雑物を含んでい
てもよい。 【0015】本発明のゲル化材の製法を例示すると、あ
らかじめ上記に例示した何れかの包装用材料で所定の形
と大きさの開口部を設けた包装部材を作っておき、この
中に所定量の吸水材を入れた後、熱融着(ヒートシール
)、接着剤、縫い合わせ等で封をすることによって本発
明のゲル化材を製造することが出来る。 【0016】本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材の形
状は、本発明の方法における廃液容器に投入できる程度
の形状及び大きさであればよい。形状としては、袋状、
箱状、円筒状、ボール状、球状など任意の形でよく、特
に限定されない。体液に対する本発明の吸水材の使用量
は、処理対象となる体液の性状によって変動するが、通
常手術時に捕集される血液を主体とする体液の場合、約
2Kgの体液をゲル化させるに必要な本発明のゲル化材
の量は、通常5〜200gの範囲で十分ゲル化する。5
gより少ないと体液を十分にゲル化できず、200gよ
り多いと不経済となる。 【0017】本発明において、該キャニスター固定容器
は、材質は通常プラスチックまたは金属製、形状は通常
円筒状の容器であり、内部に吸引された体液を収容でき
る該ディスポーザブル廃液容器をセットできる構造のも
のであればよい。該ディスポーザブル廃液容器の形状は
吸引された体液が漏れず、かつキャニスター固定容器中
にセットできるものであればよく、特に限定されないが
、通常塩ビ、ポリエチレン、ポリプロピレン製の折りた
たみ可能な袋状のものが安価で取扱易い。 【0018】該ディスポーザブル廃液容器に吸引された
体液に、本発明のゲル化材を投入して全体を攪拌するこ
とにより、短時間(通常1分程度)にゲル化させること
ができる。攪拌は液全体が軽く混ざる程度で良く、液の
連続投入による対流で十分であり、また攪拌効率を上げ
るために汎用の攪拌機を使って混ぜても良く、特に限定
はない。また、体液が流入される前にあらかじめ本発明
のゲル化材を該ディスポーザブル廃液容器内に設置して
おいてもよい。 【0019】以下本発明を図面により説明する。図1は
本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材の1実施例を示す
断面図である。1は水崩壊性の紙、2は水溶性ポバール
(1と2は接着されている)、3は粒状の吸水性樹脂、
4はヒートシール部を示す。図1は一部省略してあるが
、全体は袋状であり四周のうち、一方の開口部がヒート
シール部となっている。このヒートシール部は一方〜四
周全ての何れであっても内容物が封入されていればよい
。 【0020】図2は本発明の方法に用いる、本発明のゲ
ル化材を設置した体液吸引装置の1実施例を示す断面図
である。5はキャニスター固定容器、6はディスポーザ
ブル廃液容器、7は体液吸入口、8は吸引による排気口
、9はゲル化材投入口、10は本発明のゲル化材を示す
。この装置の場合、ゲル化材10は、図1のように、円
筒状であれば容器に投入する際簡便である。 【0021】 【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。 【0022】実施例1 三島製紙株式会社製の「ディゾルボWAL」を5×25
cmの大きさの長方形に切り、これを2枚を重ねて3方
の端を約1cmの糊しろになるようにヒートシールして
袋を作った。この中にアクリル酸デンプングラフト系吸
水性樹脂「サンウェットIM−2200D」(三洋化成
株式会社製)40gを入れ、ついで開口部をヒートシー
ル(密封)して本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材を
作った。このゲル化材を、ダイナボット株式会社製の医
療用吸引システム装置「リセプタル」のキャニスター固
定容器の内側に装着されるライナー(ディスポーザブル
廃液容器)中に袋のまま投入しセットした。手術患者の
廃血液2リットルを吸引により、上部の口からライナー
内部に30秒かけて捕集したところ、捕集開始から約1
分で体液がゲル化し、液状の体液を、短時間にかつ簡便
に固形物に変えることができた。 【0023】実施例2 三島製紙株式会社製の「ディゾルボWA」を5×25c
mの大きさの長方形に切り、これを2枚を重ねて3方の
端を約1cmの糊しろになるようにヒートシールして袋
を作った。この中に部分架橋ポリアクリル酸ソーダ「サ
ンウェットIM−5000」(三洋化成工業株式会社製
)40gを入れ、ついで開口部をヒートシール(密封)
して本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材を作った。こ
のゲル化材を、ダイナボット株式会社製の医療用吸引シ
ステム装置「リセプタル」のキャニスター固定容器の内
側に装着されるライナー(ディスポーザブル廃液容器)
中に袋のまま投入しセットした。手術患者の廃血液2リ
ットルを吸引により、上部の口からライナー内部に30
秒かけて捕集したところ、捕集開始から約45秒で体液
がゲル化し、液状の体液を、短時間にかつ簡便に固形物
に変えることができた。 【0024】実施例3 市販の水溶性ポバールフィルムを5×25cmの大きさ
の長方形に切り、これを2枚を重ねて3方の端を約1c
mの糊しろになるようにヒートシールして袋を作った。 この中に部分架橋アクリル酸ソーダ−アクリルアミド共
重合体40gを入れ、ついで開口部をヒートシール(密
封)して本発明の体液吸引装置用体液ゲル化材を作った
。このゲル化材を、ダイナボット株式会社製の医療用吸
引システム装置「リセプタル」のキャニスター固定容器
の内側に装着されるライナー(ディスポーザブル廃液容
器)中に袋のまま投入しセットした。手術患者の廃血液
2リットルを吸引により、上部の口からライナー内部に
30秒かけて捕集したところ、捕集開始から約3分で体
液がゲル化し、液状の体液を、短時間にかつ簡便に固形
物に変えることができた。 【0025】 【発明の効果】近年、エイズ、B型肝炎等の病原ビール
スの血液感染が社会問題になりつつあり、手術時や出産
時に出る体液(血液、羊水、リンパ液等)の安全な取扱
いが要望されている。たとえば、手術中に出た体液を吸
引装置を使って所定の容器に回収し、これを焼却処理す
る方法が知られているが、焼却場への輸送中に容器が破
損したり、誤ってこぼした場合、体液が流れだしたり、
地面等に染み込んで回収が難しくなる。そこで、本発明
のゲル化材および本発明の方法を適用すれば、液状の体
液が固形化(ゲル化)されるため、容器にひびが入って
も中から体液が流れ出すこともなく、地面にこぼれても
、ほうき等で簡単にかき集めることができ、安全である
。本発明のゲル化材および本発明の方法は、さらに以下
のような効果を奏する。 (1)吸水材が、水溶性または水崩壊性の紙またはフィ
ルムに包まれているため、従来のように取扱時にこぼれ
たり、発塵したりすることがない。 (2)体液吸引装置内の体液へ投入する際、従来のよう
に定量し、ふりかける手間が要らないため、時間がかか
らないし、簡便である。 (3)吸水能力が大きいため、添加量が少なくて済む。 (4)吸水後に外部から圧力がかかっても一旦吸収した
水分を離さない。 以上の効果を奏することから本発明は、体液吸引装置用
の体液ゲル化材およびゲル化方法として有用である。
【図1】体液吸引装置用ゲル化材の断面図(一実施例)
である。
である。
【図2】本発明のゲル化材を設置した体液吸引装置の断
面図(一実施例)である。
面図(一実施例)である。
1 水崩壊性の紙
2 水溶性ポバール(1と2は接着され
ている) 3 粒状の吸水性樹脂
4 ヒートシール部 5 キャニスター固定容器
6 ディスポーザブル廃液容器
7 体液吸入口
8 吸
引による排気口
9 ゲル化材投入口
10 本発明のゲル化材
2 水溶性ポバール(1と2は接着され
ている) 3 粒状の吸水性樹脂
4 ヒートシール部 5 キャニスター固定容器
6 ディスポーザブル廃液容器
7 体液吸入口
8 吸
引による排気口
9 ゲル化材投入口
10 本発明のゲル化材
Claims (4)
- 【請求項1】 粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂から
なる吸水材が、水崩壊性の紙に包まれてなる体液吸引装
置用体液ゲル化材。 - 【請求項2】 粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂から
なる吸水材が、水溶性のフィルムに包まれてなる体液吸
引装置用体液ゲル化材。 - 【請求項3】 粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂から
なる吸水材が、水崩壊性の紙と水溶性のフィルムを貼り
合わせたラミネートシートに包まれてなる体液吸引装置
用体液ゲル化材。 - 【請求項4】 キャニスター固定容器の内側にディス
ポーザブル廃液容器をセットしてなる体液吸引装置にお
いて、該廃液容器に流入する体液を請求項1〜3のいず
れか記載のゲル化材を用いてゲル化することを特徴とす
る体液のゲル化方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3046059A JP2913217B2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 体液ゲル化材及びゲル化方法 |
| DE69218978T DE69218978T3 (de) | 1991-01-11 | 1992-01-02 | Verwendung von Geliermittel und Gelierungsverfahren |
| AT92100029T ATE151665T1 (de) | 1991-01-11 | 1992-01-02 | Verwendung von geliermittel und gelierungsverfahren |
| EP92100029A EP0494599B2 (en) | 1991-01-11 | 1992-01-02 | Use of gelling material and gelling method |
| CA002058685A CA2058685A1 (en) | 1991-01-11 | 1992-01-02 | Gelling material and gelling method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3046059A JP2913217B2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 体液ゲル化材及びゲル化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04264183A true JPH04264183A (ja) | 1992-09-18 |
| JP2913217B2 JP2913217B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12736444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3046059A Expired - Fee Related JP2913217B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-02-18 | 体液ゲル化材及びゲル化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2913217B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016198545A (ja) * | 2010-08-10 | 2016-12-01 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 制御された陰圧装置およびアラーム機構 |
| JP2018501895A (ja) * | 2015-01-20 | 2018-01-25 | メデラ ホールディング アーゲー | 流体収集容器用ゲル化用製品 |
| CN105642244B (zh) * | 2016-02-03 | 2018-12-07 | 安徽农业大学 | 一种交联-酶解复合超微改性淀粉吸附剂的制备方法与应用 |
| US10314954B2 (en) | 2010-08-10 | 2019-06-11 | Kci Licensing, Inc. | Controlled negative pressure apparatus and alarm mechanism |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3007285B2 (ja) | 1995-08-28 | 2000-02-07 | 株式会社小池メディカル | 液状廃棄物の処理装置 |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP3046059A patent/JP2913217B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016198545A (ja) * | 2010-08-10 | 2016-12-01 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 制御された陰圧装置およびアラーム機構 |
| US10314954B2 (en) | 2010-08-10 | 2019-06-11 | Kci Licensing, Inc. | Controlled negative pressure apparatus and alarm mechanism |
| JP2018501895A (ja) * | 2015-01-20 | 2018-01-25 | メデラ ホールディング アーゲー | 流体収集容器用ゲル化用製品 |
| CN105642244B (zh) * | 2016-02-03 | 2018-12-07 | 安徽农业大学 | 一种交联-酶解复合超微改性淀粉吸附剂的制备方法与应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2913217B2 (ja) | 1999-06-28 |
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