JPH04265433A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置

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JPH04265433A
JPH04265433A JP4561191A JP4561191A JPH04265433A JP H04265433 A JPH04265433 A JP H04265433A JP 4561191 A JP4561191 A JP 4561191A JP 4561191 A JP4561191 A JP 4561191A JP H04265433 A JPH04265433 A JP H04265433A
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JP
Japan
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ignition timing
driving force
control
force control
wheel speed
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Pending
Application number
JP4561191A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Inoue
直樹 井上
Shinichi Maeda
真一 前田
Katsutoshi Yamazaki
山崎 克俊
Seiji Onozawa
聖二 小ノ澤
Takayuki Konuma
隆之 小沼
敏充 ▲高▼石
Toshimitsu Takaishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用駆動力制御装置に
関するものであり、特に、滑りやすい路面での発進又は
加速時において、車両の過大なスリップを防止すること
のできる車両用駆動力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の駆動輪及び従動輪の回
転数よりスリップレベルを検出し、検出されたスリップ
レベルが所定レベルよりも大きい場合には、点火時期、
スロットル弁の開度等を調整して当該車両の駆動力を抑
え、過大なスリップを防止する車両用駆動力制御装置が
提案されている。
【0003】このような車両用駆動力制御装置は、例え
ば特開昭63−20253号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両の運転者は、走行
中には路面状況を十分に把握する必要がある。通常の走
行制御から駆動力制御への移行が滑らかに移行した場合
でも、駆動力制御が行われていると言う事実、すなわち
、例えば路面の摩擦係数が低いという事実等を把握でき
るようにすることが望ましい。
【0005】もちろん、駆動力制御が行われている場合
に表示ランプ、ブザー等を付勢すれば、該制御が実行さ
れているという事実を運転者に認識させることは可能で
あるが、走行中は実際の車両の走行状態より該制御の事
実を把握させることが望ましい。
【0006】本発明は、前述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、駆動力制御が行われ
ていると言う事実を、車両の実際の走行状態より当該車
両の運転者に把握させることのできる車両用駆動力制御
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、少なくとも、駆動力制御が実行され
てから所定時間経過した後は、駆動力制御のための目標
スリップレベルを漸減させるようにした点に特徴がある
【0008】
【作用】目標スリップレベルを漸減させることにより、
スロットル弁が開状態であっても、駆動輪の回転数は従
動輪の回転数に近くなり、当該車両の速度は低下する。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図3は本発明の一実施例が適用される自動二輪
車の側面図、図4は図3の平面図である。各々の図にお
いて、同一の符号は、同一又は同等部分をあらわしてい
る。
【0010】各々の図において、自動二輪車1のエンジ
ン5には、エンジン回転数検出用の一対の第1パルサ2
A及び第2パルサ2Bが設けられている。前記第1パル
サ2Aは、クランク軸が所定角度回転するたびにパルス
信号PC1を発生し、第2パルサ2Bは、クランク軸が
所定角度に達するたびにパルス信号PC2を発生する。   自動二輪車1の前輪(従動輪)及び後輪(駆動輪)
には、それぞれの車輪の回転速度を検出するための前輪
速度センサ3及び後輪速度センサ4が設けられている。 これらのセンサ3及び4は、前輪及び後輪が所定角度回
転するたびにパルス信号を発生する。
【0011】点火制御用ECU31は、メータパネル2
0の裏側(各種メータが配置された側と反対側)に配置
され、第1パルサ2A及び第2パルサ2Bより検出され
たエンジン回転数Ne 、前輪速度センサ3及び後輪速
度センサ4の出力信号等を用いて、後述するように、イ
グニションコイル8の点火時期(点火角)を制御する。 この点火制御用ECU31は、標準的な点火時期を演算
する点火CPUと、当該車両の、主に加速時の車輪のス
リップを制御するための、駆動力制御(トランションコ
ントロール)用の点火時期を演算する駆動力制御CPU
とを備えている。
【0012】ALB用ECU32は、本発明の動作とは
直接は関係ないが、ブレーキ操作時において、当該自動
二輪車のスリップ率あるいはスリップ量が所定レベルを
超えた場合に、フロントキャリパ37及びリアキャリパ
38によるブレーキ動作を制御する。符号33,34,
35,36は、これらの制御を行うためのフロントモジ
ュレータ、リアモジュレータ、フロントブレーキマスタ
シリンダ、リアブレーキマスタシリンダである。
【0013】符号20はメータパネルであり、図4に示
されるように、スピードメータ21、タコメータ22、
フュエルメータ23、水温メータ24、ターンランプ(
左)25及びターンランプ(右)26を備えている。 このメータパネル20の上部にはインジケータパネル1
0が設けられている。
【0014】図5はインジケータパネル10の詳細を示
す平面図である。同図において、フレーム10Aには、
当該駆動力制御が解除されたことを示す解除ランプ11
、当該駆動力制御が実行されていることを示す作動ラン
プ12、サイドスタンドが出ていることを示すサイドス
タンドランプ13、前記ALB用ECU32により実行
されるブレーキ制御(ALB)システムがフェールした
ことを表示するALBフェールランプ14及びALBフ
ェールLED94、オイル切れを表示するオイル警告ラ
ンプ15、後述の駆動力制御システムがフェールしたこ
とを表示するフェールランプ16及びフェールLED9
6、燃料切れを表示する燃料警告ランプ17、ヘッドラ
イトの配光状態がハイ(ハイビーム)であることを表示
するハイビームランプ18、並びにエンジンの変速装置
がニュートラル状態であることを表示するニュートラル
ランプ19が設けられている。
【0015】前記ランプ11〜13はオレンジ色、ラン
プ及びLED14〜17,94,96は赤色、ランプ1
8は青色、そしてランプ19は緑色である。なお、符号
10Bは、インジケータパネル10の取付穴である。
【0016】図3に戻り、符号28及び29はホーン及
び警告ブザー、図4において符号27,41,42,4
3,44は、それぞれ当該駆動力制御システムの解除ス
イッチ、スロットルグリップ、スイッチケース、イグニ
ションキー穴、ハンドルカバーである。
【0017】図6は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。同図において、図3及び図4と同一の符
号は同一又は同等部分をあらわしているので、その説明
は省略する。第1パルサ2A及び第2パルサ2B、前輪
速度センサ3、並びに後輪速度センサ4より出力される
信号は、それぞれ波形整形回路301〜303を介して
電子制御回路305に入力される。
【0018】この電子制御回路305は、マイクロコン
ピュータを備えていて、入力された各種信号を用いて、
後述するような手法で点火時期θig(後述するSθi
g(n) 、Cθig(n) 、θig(n) )を演
算し、ドライバ(点火制御装置)69に出力する。これ
により、イグニションコイル8による点火時期がスリッ
プ状態に応じて制御される。
【0019】本発明にかかる駆動力制御を行うか否かを
選択するための解除スイッチ27は、前記電子制御回路
305に接続されている。また前記電子制御回路15は
、本発明にかかる、スリップ状態に応じた駆動力制御が
行われている場合には、ドライバ71を介してインジケ
ータパネル10に設けられた作動ランプ12を点灯する
【0020】インジケータパネル10に設けられた解除
ランプ11及びフェールランプ16は、ドライバ72及
び207を介して、前記電子制御回路305に接続され
ている。またフェールLED96は直接電子制御回路3
05に接続されている。またメータパネル20内に配置
された警告ブザー29は、ドライバ108を介して、前
記電子制御回路305に接続されている。
【0021】前記電子制御回路15は、必要に応じて、
当該自動二輪車1の他の制御(燃料噴射制御、排気制御
、自動変速機の変速比制御、減速時におけるブレーキ制
御、ヘッドライト装置の配光制御等)を行う。
【0022】次に点火制御用ECU31で演算される本
発明の一実施例の動作を説明する。
【0023】図7は当該自動二輪車のイグニションスイ
ッチ投入時に実行される処理を示すフローチャートであ
る。まずステップS1においては、点火制御用ECU3
1のイニシャライズが開始される。この際、後述する各
種フラグがリセットされる。ステップS2においては、
フェールランプ16、フェールLED96及び解除ラン
プ11に通電され、点灯される。また警告ブザー29に
通電され、該警告ブザー29が所定の音量で鳴る。
【0024】ステップS3においては、点火制御用EC
U31内の駆動力制御CPUに故障が生じているか否か
、あるいは前輪速度センサ3、後輪速度センサ4等のセ
ンサが断線していないか等が、公知の手法により判定さ
れる。これらのフェールの場合には、前記点火制御用E
CU31内の点火CPUで後の処理を継続することがで
きる。
【0025】後述するように、当該車両用駆動力制御装
置は、通常は、標準的な点火時期Sθig(n) を用
いて点火時期制御を行うものであるが、所定の条件を満
たした場合には、駆動力制御用の点火時期Cθig(n
) (及びC−Sθig(n) )を用いて、駆動力の
制御を行う。標準的な点火時期Sθig(n) は前記
点火CPUで演算され、点火時期Cθig(n) (及
びC−Sθig(n) )は、駆動力制御CPUで演算
される。イグニションスイッチの投入時、又はSθig
(n) を用いて制御が行われている時において、駆動
力制御CPU、又は前輪速度センサ3もしくは後輪速度
センサ4のフェールが確認された場合には、第1フェー
ルフラグが1となり、点火CPUにより標準的な点火時
期Sθig(n) のみを用いて点火制御される。 また、点火時期Cθig(n) (又はC−Sθig(
n) )により駆動力制御が行われている最中に、前記
のフェールが確認された場合には、第2フェールフラグ
が1となり、点火CPUにより後述する図8のステップ
S23(図28)の駆動力制御のフェール制御が行われ
る。
【0026】フェールしていなければ、ステップS4に
おいてイニシャライズが終了したことが判定された後、
ステップS5において、前記解除ランプ11及び警告ブ
ザー29への通電が解除される。前記ステップS3にお
いてフェールが判定された場合には、ステップS6にお
いて、第1フェールフラグが1にセットされ、ステップ
S7において、前記フェールランプ16及びフェールL
ED96が断続的に通電され、それらが点滅する。そし
て、ステップS8において、イニシャライズが終了した
か否かが判定される。ステップS5又はS7の処理の後
、図8〜図10のメインフローに移行する。
【0027】図8〜図10は本発明の一実施例の動作の
メインフローチャートであり、定時間経過ごとに実行さ
れる。まずステップS11においては、イニシャライズ
時に0にリセットされたnに1が加算される。ステップ
S12においては、前記前輪速度センサ3及び後輪速度
センサ4より出力される信号を用いて、公知の手法によ
り、前輪回転速度の移動平均値(以下、前輪速度という
)VF(n) 及び後輪回転速度の移動平均値(以下、
後輪速度という)VR(n)が演算される。このステッ
プS12の詳細を図11に示す。
【0028】図11において、ステップS61では、前
輪速度センサ3の出力パルスの周期TFを検出する。前
輪速度センサ3及び後輪速度センサ4の出力パルスを図
12に示す。同図においてTF(TR)は、前輪速度セ
ンサ3(後輪速度センサ4)の出力パルスの周期である
【0029】ステップS62においては、このルーチン
における前輪回転速度VVF(n) を第1式より算出
する。   VVF(n) =KF/TF          
                         
   …(1)ここで、KFは所定の定数である。
【0030】ステップS63においては、前輪回転速度
の移動平均値(前輪速度)VF(n) を、過去m個の
VVF(n) を用いて第2式より算出する。   VF(n) =(VVF(n) +VVF(n−1
) +VVF(n−2) +…+VVF(n−m+1)
)/m                      
                         
           …(2)ここで、mは正の整数
である。
【0031】ステップS64においては、ステップS6
1〜S63に示されたような手法を用いて、後輪回転速
度の移動平均値(後輪速度)VR(n) を算出する。
【0032】図8に戻り、ステップS13においては、
第3式より当該自動二輪車の実際のスリップ量Vb(n
)を演算する。   Vb(n)=VR(n) −VF(n)     
                         
     …(3)もちろん、前輪が駆動輪で、後輪が
従動輪である場合には、VF(n) 及びVR(n) 
の値は入れ替えて用いられる。
【0033】ステップS14においては、第4式より当
該自動二輪車の実際のスリップ率Sb(n)を演算する
。   Sb(n)=Vb(n)/VR(n)      
                         
      …(4)この結果、スリップ率Sb(n)
は、0〜1の範囲内で演算される。
【0034】ステップS15においては、他の処理にお
いてPC1及びPC2を用いて公知の手法により演算さ
れたエンジン回転数Ne が読み出される。ステップS
16においては、後述するVT減少制御に移行したとき
に1にセットされるVT減少フラグが1であるか否かが
判定される。1である場合にはステップS19に移行し
、0である場合にはステップS17に移行する。
【0035】ステップS17においては、駆動力制御時
の目標となるスリップ量(以下、目標スリップ量という
)VT(n) が演算される。このVT(n) の演算
は、例えば図13に示すようなテーブルを予め記憶装置
内に設けておき、演算された前輪速度VF(n) に応
じて目標スリップ率VT(n) を読み出すことにより
行われる。なお、図13のテーブルでは、VF(n) 
が減少中である場合には、VF(n) が増加中である
場合に比較してVT(n) の値が大きくなるように、
ヒステリシスが設けられている。
【0036】ステップS18においては、標準的な点火
時期制御から駆動力制御用の点火時期制御に移行する際
の条件となる制御開始スリップ率(判定レベル)S1(
n) 、及び駆動力制御用の点火時期制御から標準的な
点火時期制御に移行する際の条件となる制御終了スリッ
プ率S2(n) が演算される。
【0037】前記スリップ率S1(n) の演算は、例
えば図14に示されるようテーブルを予め記憶装置内に
設けておき、検出された車速(あるいは前輪速度)に応
じてS1(n) を読み出すことにより行われる。図1
4ではS1(n) は車速が小さくなるにつれて小さく
なるように設定されている。
【0038】スリップ率S2(n) の演算は、S1(
n) の演算と同様にテーブルからのテーブル読み出し
により行っても良いが、車速等の車両の条件にかかわら
ず、一定の値(例えば7[%])に設定しておいても良
い。ここで、図13の目標スリップ量VT(n) 、並
びに図14の前記スリップ率S1(n) 及びS2(n
) を、車速(前輪速度VF(n) 、横軸)、及び車
輪速(この例は後輪速度VR(n) 、縦軸)の関係に
換算して図15に示す。この図15では、前輪速度VF
(n) も併記(この場合には縦軸は横軸と同じ前輪速
度VF(n) である)されている。
【0039】この図15より明らかなように、S1(n
) 及びVT(n) は、当該車両の発進直後くらいま
での極低速域においては、少なくとも中速域で設定され
るレベルとほぼ同等又はそれ以上に設定され、極低速域
及び低速域の境界においては、全車速域で最小レベルと
なるように一旦大きく減少された後、速度が上昇するに
つれて漸次上昇するように設定されている。
【0040】S1(n) 及びVT(n) は、高速域
においても漸次上昇するようになっているが、その上昇
率は低速域のそれの方が大きく設定されている。
【0041】また、この例ではS1(n) はVT(n
) よりも大きく設定されている。
【0042】図8に戻り、ステップS19においては、
公知の手法により、エンジン回転数Ne を用いて、エ
ンジンの標準的な点火時期(以下、標準点火時期という
)Sθig(n) が演算される。ステップS20Aに
おいては、駆動力制御CPU、又は前輪速度センサ3若
しくは後輪速度センサ4のフェールが確認されているか
否か、換言すれば、第1又は第2フェールフラグが1で
あるか否かが判定される。フェールであれば、ステップ
S20Bにおいて第1フェールフラグが1であるか否か
が判定される。第1フェールフラグが1であればステッ
プS27に移行し、第2フェールフラグが1であればス
テップS23に移行する。
【0043】フェールが確認されない場合には、ステッ
プS21においてチェックフラグが1であるか否かが判
定される。このチェックフラグは、図30のステップS
185に関して後述するように、イグニションスイッチ
投入後、後輪速度VR(n) が初めて所定車速VRm
in を超えた場合に1となる。チェックフラグが0で
あればステップS27に移行し、1であればステップS
22に移行する。
【0044】ステップS22においては、解除フラグが
1であるか否かが判定される。この解除フラグは、解除
スイッチ27(図4)の押下により、当該駆動力制御が
解除され、標準点火時期制御のみにより駆動力制御が行
われる場合に、1にセットされる。この解除フラグが1
であればステップS27に移行し、0であればステップ
S24に移行する。なお、解除スイッチ27が再び押下
されると、解除フラグは再び0となる。
【0045】ステップS24においては、現在、駆動力
制御用点火時期Cθig(n) でエンジンが制御中で
あるか否かが判別される。駆動力制御用点火時期で制御
中であればステップS47に移行し、それ以外はステッ
プS25に移行する。
【0046】ステップS25においては、駆動力制御用
点火時期を用いた制御に移行すべき条件であるか否かが
判別される。駆動力制御用点火時期を用いた制御に移行
すべき条件となった場合にはステップS32に移行し、
それ以外は、ステップS26に移行する。
【0047】前記ステップS25の処理の詳細を図16
に示す。図16より明らかなように、ステップS71に
おいて実際のスリップ率Sb(n)がS1(n) を超
えていると判定され、ステップS72において後輪速度
VR(n) が所定の車速VRonを超えていると判定
され、ステップS73において今回検出された後輪速度
VR(n) が前回検出された後輪速度VR(n−1)
 を超えている(すなわち後輪速度が上昇している)と
判定され、ステップS74において変速機がニュートラ
ルでないと判定され、そしてステップS75において前
輪速度VF(n) が0を超えていると判定された場合
には、図9のステップS32に移行する。それ以外の場
合には、図9のステップS26に移行する。
【0048】図9に戻り、ステップS26においては移
行フラグが1であるか否かが判定される。この移行フラ
グは、後述するステップS37の移行制御が実行されて
いるときに1にセットされる。移行フラグが1である場
合にはステップS37に移行し、0である場合にはステ
ップS27に移行する。
【0049】ステップS27においては、点火時期θi
g(n) としてステップS19で演算された標準点火
時期Sθig(n) が採用される。ステップS41に
おいては、決定された点火時期による点火タイミングで
あるか否が判別される。点火タイミングであれば、ステ
ップS42において点火され、その後ステップS43に
移行する。また、点火タイミングでなければ、直接ステ
ップS43に移行する。
【0050】ステップS43においては、点火時期θi
g(n) として、後述する駆動力制御用点火時期Cθ
ig(n) (あるいは移行制御中のC−Sθig(n
) )が採用されたか否かが判別される。Cθig(n
)(又はC−Sθig(n) )が採用されていなけれ
ば、ステップS46において作動ランプ12が消灯(オ
フ)され、その後、当該処理は終了する。
【0051】前記ステップS43において、Cθig(
n) (又はC−Sθig(n) )の採用が判定され
たならば、ステップS44において、Cθig(n) 
(又はC−Sθig(n) )とSθig(n) との
差の絶対値が所定角度R度以上であるか否かが判別され
る。前記所定角度R度未満であればステップS46に移
行し、R度以上であればステップS45に移行する。ス
テップS45においては、作動ランプ12が点灯(オン
)され、その後、当該処理は終了する。
【0052】さて、ステップS25において、駆動力制
御への移行タイミングであることが判定された場合には
、ステップS32において、駆動力制御用点火時期Cθ
ig(n) が演算される。この処理の詳細を図17に
示す。
【0053】図17において、まずステップS81にお
いては、PIDフィードバック制御項である比例項Tp
 、積分項Ti 及び微分項Td が、第5式〜第7式
より演算される。
【0054】   Tp =(Vb(n)−VT(n) )×Gp  
     =ΔV(n) ×Gp          
                         
      …(5)    Ti =(ΔV(n) 
+ΔV(n−1) +ΔV(n−2) +…+ΔV(1
) )×Gi               =dtΣ
ΔV(n) ×Gi                
                   …(6)  
  Td =(ΔV(n−1) −ΔV(n) )×G
d                        
 …(7)  ここで、Gp 、Gi 及びGd は予
め設定された制御ゲイン、ΔV(n) は現在の実スリ
ップ量Vb(n)と目標スリップ量VT(n) との差
である。また、dtΣΔV(n) は、最初の定時間割
込において演算されたΔV(n) の値(すなわちΔV
(1) )から、今回の定時間処理において演算された
ΔV(n) の値までの総和である。
【0055】次にステップS82においては、第8式よ
り前記各制御項の合算値Ktotal が演算される。   Ktotal =Tp +Ti +Td     
                         
     …(8)ステップS83においては、前記K
total 及び前記ステップS15において読み込ま
れたエンジン回転数Ne を用いて、基本補正量Δθi
gが設定される。この基本補正量Δθigは、図18に
示されるようにKtotal 及びエンジン回転数Ne
 をパラメータとするマップから読み出される。このマ
ップでは、Δθigは、Ne に対しては図19に示さ
れるような関係で、またKtotal に対しては図2
0に示されるような関係で予めセッティングされている
。なお、図18〜図20においては、Δθigの+値は
点火時期の進角側、−値は遅角側のデータである。
【0056】ステップS84においては、後述するステ
ップS87でセットされた減算補正量Zが0であるか否
かが判別される。ステップS87においては、減算補正
量Zは、正の値にセットされる。Zが0であれば、ステ
ップS85において、前回演算された実スリップ量Vb
(n−1)が、目標スリップ量VT(n) と予め設定
されたスリップ量V3 との和の値を下回っているか否
かが判別される。下回っていなければステップS88に
移行し、下回っていればステップS86に移行する。
【0057】ステップS86においては、今回演算され
た実スリップ量Vb(n)が、目標スリップ量VT(n
) と前記スリップ量V3 との和の値以上であるか否
かが判別される。前記和の値以上でなければステップS
88に移行し、前記和の値以上であればステップS87
に移行する。
【0058】ステップS87においては、例えば前輪速
度VF(n) (すなわち車速)に応じて減算補正量Z
が読み出され、その後、ステップS88に移行する。こ
こで前記減算補正量Zは、例えば図21に示されるよう
に前輪速度VF(n) が大きいほど大きな値に設定さ
れる。
【0059】一般に同じスリップ状態であっても、低速
時よりも高速時の方が早く駆動力を抑制することが望ま
しい。この実施例では、車速に応じた減算補正量Zの設
定が行われることにより、駆動力制御がさらに良好に行
われるようになる。このZは、後述のように、Δθig
と同様に駆動力制御用点火時期の遅角量となる。
【0060】前記ステップS84においてZが0でない
と判別された場合には、ステップS92においてZから
所定値(所定遅角量)Qが減算され、その後、ステップ
S88に移行する。ステップS88においては、図8の
ステップS19において演算された標準点火時期Sθi
g(n) が読み出される。
【0061】ステップS89においては、第9式より、
当該自動二輪車1の変速機(図示せず)のギヤ比Rが演
算される。   R=(VR(n) ×1000)/(Ne ×60
)                  …(9)ステ
ップS90においては、前記ギヤ比Rに応じてギヤ比係
数Kg が設定される。このギヤ比係数Kg は、図2
2に示すように、ギヤ比Rが大きい場合には大きな値に
設定される。これにより、後述のように、エンジンのト
ルクが大きい場合には、小さい場合に比較してΔθig
の値が大きく補正される。
【0062】ステップS91においては、第10式より
、駆動力制御用点火時期Cθig(n) が演算される
。   Cθig(n) =Sθig(n) +{(Δθi
g×Kg )−Z}          …(10)こ
のようにしてCθig(n) が演算された後は、この
図17の処理は終了する。
【0063】なお、第10式より明らかなように、減算
補正量Zがセットされた直後の場合には、Zがセットさ
れていない場合(Z=0の場合)に比較して、点火時期
Cθig(n) が大きく遅角される。
【0064】図9に戻り、ステップS33においては、
駆動力制御用点火時期で制御を継続すべき条件であるか
、標準点火時期を用いた制御に移行するための移行制御
に移行すべき条件であるかが、判別される。駆動力制御
用点火時期で制御を継続すべき条件である場合にはステ
ップS38に移行し、前記移行制御に移行すべき条件と
なった場合には、ステップS34に移行する。
【0065】このステップS33の処理の詳細を、図2
3に示す。図23において、まずステップS101では
、実スリップ率Sb(n)が前記制御終了スリップ率S
2(n) を下回ったか否かが判別される。下回ってい
なければステップS108に移行し、下回っていればス
テップS102に移行する。  ステップS102にお
いては、Cθig(n) とSθig(n) との差の
絶対値が所定角度r度以上であるか否かが判別される。 前記所定角度r度未満であればステップS108に移行
し、r度以上であればステップS103に移行する。
【0066】ステップS103においては、標準制御へ
の復帰用第1タイマ(以下、標準制御復帰用第1タイマ
という)が時間を計測中であるか否かが判定される。計
測中であれば、ステップS105に移行し、計測中でな
ければ、ステップS104において、前記タイマをリセ
ットした後、スタートし、時間の計測を開始する。
【0067】ステップS105においては、前記標準制
御復帰用第1タイマが所定時間Tn を計測したか否か
が判別される。Tn の経過が判別されない場合には、
ステップS38に移行する。
【0068】Tn の経過が判別された場合には、ステ
ップS106において前記タイマがストップされ、リセ
ットされる。そして、ステップS107において、Zが
0にリセットされた後、当該処理はステップS34に移
行する。
【0069】前記ステップS101又はS102におい
て否定判断が成された場合には、ステップS108にお
いて、前記標準制御復帰用第1タイマが時間を計測中で
あるか否かが判定され、計測中であればステップS10
9において該タイマがストップ、リセットされた後、ス
テップS38に移行する。計測中でなければ直接ステッ
プS38に移行する。
【0070】図9に戻り、前記ステップS33において
移行制御への移行タイミングでないことが判定された場
合には、ステップS38において、点火時期θig(n
) として駆動力制御用点火時期Cθig(n) が採
用される。
【0071】ステップS39においては、駆動力制御が
開始されてからの時間を計測するためのCθigタイマ
が時間を計測中であるか否かが判別される。計測中であ
ればステップS41に移行し、計測中でなければ、ステ
ップS40において前記Cθigタイマがリセットされ
、スタートされる。その後、ステップS41に移行する
。前記ステップS33において標準点火制御への移行タ
イミングであることが判定された場合には、ステップS
34において、前記Cθigタイマがストップされ、リ
セットされる。
【0072】そして、ステップS36において、移行フ
ラグが1にセットされる。その後、当該処理はステップ
S37に移行する。このステップS37の詳細を図24
に示す。
【0073】図24において、ステップS111では、
基本補正量Δθigの絶対値が、該Δθigの絶対値か
ら所定値Lだけ減算された値にセットされる。ステップ
S112においては、前記Δθigが0となったか否か
が判定され、0であれば、ステップS114において移
行フラグが0にリセットされた後、ステップS27に移
行する。
【0074】また、Δθigが0でなければ、ステップ
S113において第11式を用いて、点火時期C−Sθ
ig(n) が演算される。   C−Sig(n) =Sθig(n) +Δθig
                         
 …(11)なお、この第11式においては、ステップ
S111で算出されたΔθigに対して、さらにギヤ比
係数Kg を乗算したものを用いても良い。この後、当
該処理はステップS41に移行する。
【0075】さて、前記ステップS47においては、V
T減少フラグが1であるか否かが判別される。1である
場合にはステップS31に、0である場合にはステップ
S30に移行する。ステップS30の処理の詳細を図2
5に示す。
【0076】同図において、まずステップS121にお
いては、Cθigタイマが所定時間Tcont(例えば
3[sec])を計測したか否かが判定される。計測し
ていなければステップS32へ、また計測していればス
テップS122に移行する。ステップS122において
は、実スリップ率Sb(n)が制御終了スリップ率S2
(n) 以上であるか否かが判定される。Sb(n)が
S2(n) 未満であればステップS32に移行し、S
b(n)がS2(n) 以上であれば、ステップS12
3においてVT減少フラグが1にセットされ、その後、
図9のステップS31のVT減少制御処理へと移行する
【0077】なお、ステップS122の処理を省略し、
ステップS121の処理のみで、VT減少制御開始タイ
ミングの判定を行なっても良い。
【0078】ステップS31の処理の詳細を図26に示
す。同図において、まずステップS131においては、
目標スリップ量VT(n) が所定スリップ量VTmi
n (例えば0[km/h]、すなわちVF(n) =
VR(n) )以下となったか否かが判別され、VTm
in 以下であればステップS133に移行し、VTm
in 以下でなければ、ステップS132において目標
スリップ量VT(n) から所定値Wが減算された値を
新たな目標スリップ量VT(n) とした後、ステップ
S133に移行する。
【0079】次のステップS133からステップS14
0までの処理は、VT(n) をVTmin に減少さ
せて駆動力制御を継続するか、該制御から標準点火時期
Sθig(n) による制御へ移行するかを判定する処
理である。ステップS133においては、実スリップ量
Vb(n)が前記VTmin 以下であるか否かが判定
される。Vb(n)がVTmin を超えていればステ
ップS139に移行し、VTmin 以下であればステ
ップS134に移行する。
【0080】ステップS134においては、Cθig(
n) とSθig(n) との差の絶対値が所定角度r
度以下であるか否かが判別される。所定角度r度を超え
ていればステップS139に移行し、r度以下であれば
ステップS135に移行する。なお、このステップS1
34におけるしきい値rは、前記ステップS102のr
と同一であるが、異なる値であっても良い。
【0081】ステップS135においては、ステップS
133及びS134の肯定判断が成されてからの時間を
計測し、標準制御への移行判定を行う復帰用第2タイマ
(以下、標準制御復帰用第2タイマという)が時間を計
測中であるか否かが判定される。計測中であればステッ
プS137に移行し、計測中でなければステップS13
6において、前記タイマをリセットした後、スタートし
、時間の計測を開始する。
【0082】ステップS137においては、前記標準制
御復帰用第2タイマが所定時間Tn を計測したか否か
が判別される。Tn の経過が判別されない場合には、
ステップS32に移行する。またTn の経過が判別さ
れた場合には、ステップS138において前記タイマが
ストップ、リセットされた後、ステップS141でVT
減少フラグが0にリセットされ、その後、ステップS3
4に移行する。なお、このステップS137における時
間Tn は前記ステップS105のTn と同一である
が、異なる値であっても良い。
【0083】前記ステップS133又はS134におい
て否定判断が成された場合には、ステップS139にお
いて、前記標準制御復帰用第2タイマが時間を計測中で
あるか否かが判定され、計測中であればステップS14
0において該タイマがストップ、リセットされた後、ス
テップS32に移行する。計測中でなければ直接ステッ
プS32に移行する。
【0084】さて、これらの処理が実行されている間に
、所定の手法により、点火制御用ECU31内の駆動力
制御CPUに故障が生じているか否か、あるいは前輪速
度センサ3、後輪速度センサ4等のセンサが断線してい
ないか等、すなわち当該駆動力制御システムがフェール
したか否かが判定される。このフェール判定時にSθi
g(n) が出力されている場合には、割込処理により
第1フェールフラグが1となる。また前記フェール判定
時に、Cθig(n) が出力されている場合には、図
27に示された割込処理が実行される。
【0085】図27において、ステップS151では、
第2フェールフラグが1にセットされる。ステップS1
52においては、フェールランプ16及びフェールLE
D96が点滅される。その後、当該処理は終了し、元の
ルーチンに戻る。このステップS151において第2フ
ェールフラグが1となった場合には、図8のステップS
20BからステップS23のフェール処理に移行する。 このステップS23の処理の詳細を図28に示す。この
フェール処理は、前述のように駆動力制御用CPUによ
る点火時期演算が不能となったときに実行される。この
処理は点火CPUで実行されることができるが、フェー
ル時用に用いられるCPUを別に設けておき、該CPU
で実行するようにしても良い。
【0086】図28において、まずステップS161で
は図29に示されるようなテーブルから、エンジン回転
数Ne に応じて点火時期の遅角量Rθigmax (
−値)が読み出される。ステップS162においては、
フェール制御開示フラグ(このフラグは、図28の処理
に最初に移行した場合に1にセットされる)が1にセッ
トされているか否かが判定される。セットされていない
場合、すなわち当該処理に最初に移行した場合には、ス
テップS163においてフェール制御開始フラグが1に
セットされる。
【0087】ステップS164においては、現在の点火
時期遅角量(−値)がRθigmax (−値)以下で
あるか否かが判定される。現在の点火時期遅角量とは、
点火時期制御が駆動力制御中である場合(ステップS3
8の処理を通過した場合)には第10式に示される{(
Δθig×Kg )−Z}なる値(−値)、点火時期制
御が駆動力制御から標準点火時期制御への移行途中での
移行制御である場合(ステップS37の処理を通過した
場合)には第11式のΔθigなる値(−値)、また点
火時期制御が標準点火時期制御である場合(ステップS
27の処理を通過した場合)には0なる値である。
【0088】現在の点火時期遅角量がRθigmax 
以下である場合、すなわち、現在の遅角量がRθigm
ax と同じか、Rθigmax よりも遅角側にある
場合には、ステップS165において現在の点火時期遅
角量がRθigmax にセットされる。また現在の点
火時期遅角量がRθigmax を超えている場合、す
なわちRθigmax よりも遅角側にある場合には、
ステップS166において現在の点火時期遅角量から所
定の遅角量M(+値)が減算された値がRθigmax
 にセットされる。すなわち、現在の遅角量がMだけさ
らに遅角されてRθigmax がセットされる。
【0089】ステップS167においては、第12式を
用いて点火時期θig(n) が演算される。   θig(n) =Sθig(n) +Rθigma
x                        
   …(12)ステップS168においては、後述す
るステップS169及びS170で用いられるRθig
(n) として、Rθigmax がセットされる。そ
の後、当該処理はステップS41(図10)に移行する
【0090】前記ステップS162においてフェール制
御開始フラグが1にセットされていることが判別された
場合には、ステップS169において、前回のこの処理
のステップS168でセットされたRθig(n) 、
すなわちRθig(n−1) が、ステップS161で
セットされたRθigmax 以下であるか否かが判別
される。Rθig(n−1) がRθigmax 以下
である場合には、ステップS171において第1フェー
ルフラグが1にセットされると共に、第2フェールフラ
グが0にリセットされる。その後、ステップS167に
移行する。Rθig(n−1) がRθigmax を
超えていれば、ステップS170においてRθig(n
−1) から所定の遅角量Mが減算された値がRθig
(n−1) にセットされた後、ステップS167に移
行する。
【0091】次に図5に示した各種ランプ等の制御を説
明する。図30は定時間割込により行われるランプ等処
理の詳細を示すフローチャートである。同図において、
ステップS181においては、第1又は第2フェールフ
ラグが1であるか否かが判定される。
【0092】1でなければステップS182において、
ステップS22(図8)に関して前述した解除フラグが
1にセットされているか否かが判別される。解除フラグ
が1である場合にはステップS183において解除ラン
プ11(図5)がオン(点灯)され、0である場合には
ステップS184において該ランプ11がオフ(消灯)
される。
【0093】ステップS185においては、チェックフ
ラグが1であるか否かが判定される。このチェックフラ
グは、ステップS187で示されるように、イグニショ
ンスイッチ投入後、後輪速度VR(n) が初めて所定
速度VRmin を超えた場合に1となる。チェックフ
ラグが1となっている場合にはステップS190に移行
し、0である場合にはステップS186に移行する。
【0094】ステップS186においては、後輪速度V
R(n) が所定速度VRmin を超えたか否か(す
なわち、前述のように、イグニションスイッチ投入後、
VR(n) が初めてVRmin を超えたか否か)が
判別される。超えていなければ、ステップS189にお
いて、フェールランプ16及びフェールLED96(図
5)が点滅された後、ステップS190に移行する。V
R(n) がVRmin を超えていれば、ステップS
187においてチェックフラグが1にセットされ、続い
てステップS188において前記フェールランプ16及
びフェールLED96がオフ(消灯)された後、ステッ
プS190に移行する。
【0095】ステップS190においては、駆動力制御
が行われている場合には、該制御が開始されてからの時
間を計測しているCθigタイマ(図9のステップS3
9参照)が所定時間TBを計測したか否かが判別される
。 TBを計測していないときにはそのまま当該処理は終了
し、TBを計測しているときにはステップS191に移
行する。ステップS191において、図31に示された
ようなテーブルから、前輪速度VF(n) に応じてデ
ューティ比を読み出す。
【0096】ステップS192においては、読み出され
たデューティ比に応じて警告ブザー29に通電される。 前記警告ブザー29に対しては、図32に示されるよう
な電圧が印加される。図32においては、複数のパルス
より成るパルス群D2が周期D1で発生するようになっ
ていて、この各パルス群D2のパルスの個数が前記デュ
ーティ比に応じて変化するようになっている。図31で
は、前記デューティ比は前輪速度VF(n) が大きく
なるほど大きくなるようにセットされているので、車速
が大きいほど各パルス群D2のパルス数が大きくなり、
警告ブザー29に印加される平均電圧が大きくなる。し
たがって、音圧が高くなる。このステップS192の処
理が終了した後は、当該処理は終了する。
【0097】前記ステップS181において、第1又は
第2フェールフラグが1であると判定された場合には、
ステップS193においては、消灯スイッチ(図示せず
)がオンであるか否かが判定される。オンでなければそ
のまま当該処理は終了し、オンであればステップS19
4においてフェールランプ16のみがオフ(消灯)とさ
れた後、当該処理は終了する。もちろん、ステップS1
94の処理に移行した時点ですでにフェールランプ16
がオフであった場合には、そのまま終了する。
【0098】図1、図2及び図34は本発明の一実施例
の機能ブロック図である。各々の図において、図6と同
一の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。図1
、図2及び図34において、Ne 検出手段62は、第
1パルサ2A及び第2パルサ2Bの出力信号PC1及び
PC2を用いてエンジン回転数Neを検出する。パルス
周期計測手段3A及び4A、車輪速演算手段3B及び4
B、並びに平均車輪速演算手段3C及び4Cは、それぞ
れ前輪速度センサ3及び後輪速度センサ4より出力され
るパルス信号を用いて、図11に示されたように、TF
及びTR、VVF(n) 及びVVR(n) 、並びに
VF(n) 及びVR(n) を演算する。
【0099】スリップ量演算手段51は、第3式より実
際のスリップ量Vb(n)を演算する。またスリップ率
演算手段52は、第4式より実際のスリップ率Sb(n
)を演算する。  目標スリップ量記憶手段53には、
図13に示されたようなテーブルが記憶されていて、V
F(n) に応じた目標スリップ量VT(n) が、切
換手段54を介して制御項演算手段55に出力される。
【0100】制御項演算手段55は、第5式〜第7式を
用いてフィードバック制御項Tp 、Ti 及びTd 
を演算する。Ktotal 演算手段56は、第8式を
用いてKtotal を演算する。Δθig設定手段5
7には、図18〜図20に示されるような基本補正量テ
ーブルが記憶されていて、Ktotal 及びエンジン
回転数Ne に応じた基本補正量Δθigが駆動力制御
用点火時期演算手段67に出力される。
【0101】状況判定手段58は、図17のステップS
85及びS86に示された処理を、今回演算されたスリ
ップ量Vb(n)、前回演算されたスリップ量Vb(n
−1)、目標スリップ量VT(n) 、及びV3記憶手
段59に記憶されたV3を用いて行う。
【0102】Z設定手段60は、後述する漸減制御手段
61よりZが出力されていない場合(Z=0の場合)に
、状況判定手段58の出力により付勢され、前輪速度V
F(n) に応じて減算補正量Zをセットする。このセ
ットは、図21に示したような、例えばVF(n) 応
じて予めZの値が記憶されたテーブルから、Zのデータ
を読み出すことにより行われる。
【0103】漸減制御手段61は、Z設定手段60より
出力されるZの値を所定時間ごと(例えば駆動力制御用
点火時期演算手段67による演算タイミングごと)に減
少して、該演算手段67に出力する。また、この漸減制
御手段61は、Zが0となるまで、Z設定手段60によ
るZの再セットを禁止する。
【0104】R演算手段63は、エンジン回転数Ne 
及び後輪速度VR(n) 、並びに第9式を用いて、ギ
ヤ比Rを演算する。Kg 設定手段64は、ギヤ比Rに
応じてギヤ比係数Kg をセットする。このセットは、
図22に示したように、例えばギヤ比Rに応じて予めK
g の値が記憶されたテーブルから、Kg のデータを
読み出すことにより行われる。セットされたKg は、
前記駆動力制御用点火時期演算手段67に出力される。
【0105】標準点火時期演算手段65は、公知の手法
を用いて、エンジン回転数Ne を用いて標準点火時期
Sθig(n) を演算する。このデータは、点火時期
記憶手段66に一時的に記憶されると共に、切換手段6
8に出力される。前記駆動力制御用点火時期演算手段6
7は、Δθig設定手段57より出力される基本補正量
Δθig、Kg 設定手段64より出力されるKg 、
漸減制御手段61より出力されるZ、及び点火時期記憶
手段66に記憶されたSθig(n) を用いて、第1
0式より、駆動力制御用点火時期Cθig(n) を演
算し、切換手段68に出力する。
【0106】切換手段36は、常時はSθig(n) 
をイグニションコイル8のドライバ(点火制御装置)6
9に出力するが、第1切換制御手段70より制御信号が
出力された場合には、Cθig(n) をドライバ69
に出力する。 前記ドライバ69は、入力された点火時期でイグニショ
ンコイル8を付勢する。
【0107】前記第1切換制御手段37は、図9のステ
ップS25(すなわち図16)に示されたような機能を
有し、図16のステップS22において肯定判断が成さ
れた場合に、標準的な点火制御から駆動力制御用の点火
制御へ切り換えるための制御信号を、切換手段68に出
力する。
【0108】切換手段68よりCθig(n) が出力
されている場合には、ドライバ71は、Cθig(n)
 及びSθig(n) を用いて、図10のステップS
44の判断を行い、該判断が肯定である場合には、作動
ランプ12を付勢し、点灯する。また、切換手段68が
Cθig(n) を選択し、出力している場合には、C
θigタイマ101が起動される。このCθigタイマ
101が所定時間Tcontを計測した場合には、アン
ドゲート102が開かれる。この後、実スリップ率Sb
(n)が、S2記憶手段103に記憶された制御終了ス
リップ率S2(n) 以上であると、比較手段104に
より判定された場合には、VT減少制御手段105が起
動されると共に、切換手段54が付勢され、前記VT減
少制御手段105の出力信号を制御項演算手段55に出
力するようになる。
【0109】前記VT減少制御手段105は、前記目標
スリップ量記憶手段53よりVF(n) に応じて読み
出された目標スリップ量VT(n) と、VTmin 
記憶手段106に記憶されたVTmin と、所定値W
とを用いて、図26のステップS131及びS132に
示されたような処理を行い、目標スリップ量VT(n)
 を減少させる。この減少された目標スリップ量VT(
n) は、切換手段54を介して制御項演算手段55に
出力される。
【0110】前記VT減少制御手段105の出力信号が
、切換手段54を介して制御項演算手段55に出力され
ているときには、第3切換制御手段109が起動され、
図26のステップS133〜S141で示される判定処
理が行われる。そして、第3切換制御手段109により
、図26のステップS137で示される処理が肯定判断
された場合には、切換手段54が初期状態に復帰され、
さらに、切換手段68が付勢され、該切換手段68から
、移行制御用点火時期演算手段74の出力信号であるC
−Sθig(n) がドライバ69に出力されるように
なる。
【0111】前記移行制御用点火時期演算手段74は、
点火時期の遅角量である基本補正量Δθigを所定値L
だけ0に近付け、そのΔθigと、点火時期記憶手段6
6に記憶されたSθig(n) とを用いて、第11式
より点火時期C−Sθig(n) を演算する。  前
記移行制御用点火時期演算手段74は、Δθigが0と
なった時点で切換手段68を付勢し、点火時期記憶手段
66に記憶されたSθig(n) を、再びドライバ6
9に出力する。
【0112】切換手段54が目標スリップ量記憶手段5
3に記憶された目標スリップ量VT(n) を制御項演
算手段55に出力しており、かつCθig(n) が切
換手段68からドライバ69に出力されているときには
、第2切換制御手段73が起動され、図23のステップ
S101〜S109で示される判定処理が行われる。そ
して、第2切換制御手段73により、図23のステップ
S105で示される処理が肯定判断された場合は、第3
切換制御手段109の場合と同じように、切換手段68
が付勢され、該切換手段68から、移行制御用点火時期
演算手段74の出力信号であるC−Sθig(n) が
ドライバ69に出力されるようになる。
【0113】前記Cθigタイマ101が所定時間TB
を計測した場合には、デューティ比設定手段107にお
いて、図31に示したようなテーブルからVF(n) 
に応じてデューティ比が読み出される。そして、このデ
ューティ比に応じて、ドライバ108が警告ブザー29
を制御する。
【0114】解除スイッチ27は、前記駆動力制御用点
火時期演算手段67又は移行制御用点火時期演算手段7
4で演算される点火時期Cθig(n) 又はC−Sθ
ig(n) を用いてイグニションコイル8の制御を行
わないようにするためのスイッチである。この解除スイ
ッチ27が押下された場合には、切換手段68は、Sθ
ig(n) のみをドライバ69に出力する。またこの
場合には、ドライバ72が付勢され、解除ランプ11が
点灯される。前記解除スイッチ27を再度押下すると、
再び、点火時期Cθig(n) 又はC−Sθig(n
) を用いた制御が可能となり、ドライバ72が消勢さ
れて、解除ランプ11が消灯される。
【0115】さて、フェール検出手段201は、切換手
段68がCθig(n) (又はC−Sθig(n) 
)を選択、出力している場合に、点火制御用ECU31
内の駆動力制御CPUに故障が生じているか否か、ある
いは前輪速度センサ3、後輪速度センサ4等のセンサが
断線していないか等、当該駆動力制御システムがフェー
ルしたか否かを判定する。
【0116】フェールが検出された場合には、フェール
制御用点火時期演算手段202が付勢されると共に、該
点火時期演算手段202より出力される点火時期θig
(n) がドライバ69に出力されるように、切換手段
68が制御される。Rθigmax 記憶手段204に
は、図29に示されるようなテーブルが記憶されていて
、エンジン回転数Ne に応じたRθigmax がフ
ェール制御用点火時期演算手段202に出力される。
【0117】前記フェール制御用点火時期演算手段20
2に対しては、移行制御用点火時期演算手段74で演算
されたC−Sθig(n) 、又は駆動力制御用点火時
期演算手段67で演算されたCθig(n) のうち、
切換手段68より出力されているほうの点火時期がオア
ゲート203より出力される。そして、フェール制御用
点火時期演算手段202は、前記点火時期、並びにRθ
igmax 記憶手段204より出力されたRθigm
ax 、及び点火時期記憶手段66に記憶されたSθi
g(n) を用いて、図28のステップS167で示さ
れたような演算を行い、演算結果である点火時期θig
(n) を、切換手段68に出力する。 この点火時期Cθig(n) がドライバ69に出力さ
れる。
【0118】図示されない消灯スイッチの出力信号は、
インバータ205を介して、オアゲート206の一方の
端子に出力される。したがって、前記消灯スイッチが押
下されていない場合には、オアゲート206は開かれる
。フェール検出手段201によりフェールが検出された
場合には、該フェール検出手段201は、前記オアゲー
ト206の他方の端子、及びフェールLED96に“1
”を出力する。したがって、前記消灯スイッチが押下さ
れていない場合には、前記フェールの検出によりフェー
ルランプ16及びフェールLED96の双方が点滅され
る。また、前記消灯スイッチが押下された場合には、イ
ンバータ205の出力が“0”となり、フェールランプ
16の点滅が解除される。
【0119】なお、符号75はS1記憶手段であり、制
御開始スリップ率S1(n) を記憶している。このS
1(n) は前記第1切換制御手段70による判定条件
として用いられる。
【0120】さて、前述の説明においては、減速制御量
Zは車速に応じて決定されるものとして説明したが、例
えば車速に応じて変化しない、固定値であっても良い。 さらに、ギヤ比Rは、第9式より演算されるものとして
説明したが、当該車両の変速機がマニュアルミッション
である場合には、第9式のような演算を行うことなく、
単に変速機のギヤ位置からRの値をセットしても良い。
【0121】さらにまた、VT(n) 、Δθig、Z
、Rθigmax 及びKg は、それぞれ図13、図
18〜図20、図21、図29及び図22に示された特
性以外のテーブルより設定されても良い。これらのテー
ブルは、当該車両の走行特性等により決定される。また
、その他の係数の具体的数値も、前記した値のみに限定
されない。
【0122】さらに、駆動力制御を点火時期を遅角させ
ることにより行うものとして説明したが、本発明は、例
えばスロットル弁の開度を調整することにより駆動力制
御を行う駆動力制御装置に適用されても良い。
【0123】さらにまた、前記解除スイッチ27は、そ
の押下によりオン/オフされるタイプのものであると説
明したが、例えば図33に示されるように、回転式のも
のであっても良い。図33の例では、解除スイッチ27
Aは、「OFF」の位置で駆動力制御オフ(すなわちS
θig(n) のみにより点火時期制御)とし、「MA
X」〜「MIN」の任意の位置でΔθig、Z等の点火
時期遅角量を運転者の好みに応じて可変とし、さらに「
AUTO」の位置で路面の状態(摩擦係数の状態)やタ
イヤの磨耗の度合いに応じて、自動的に前記の可変量を
設定するモードとするものである。
【0124】さらに、本発明を自動二輪車に適用して説
明したが、自動車等に適用されても良いことは当然であ
る。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が達成
される。
【0126】すなわち、駆動力制御が実行されてから所
定時間経過した後は、スロットル弁が開状態であっても
、駆動輪の回転数は従動輪の回転数に近くなり、当該車
両の速度は低下する。したがって、駆動力制御が行われ
ていると言う事実を、車両の実際の走行状態より当該車
両の運転者に把握させることができる。
【0127】また、点火時期を遅角することにより駆動
力制御を行うように当該車両用駆動力制御装置が構成さ
れている場合には、点火時期が遅角された分だけ燃料の
エネルギロスとなる。本発明のように、駆動力制御が実
行されてから所定時間経過した後は、当該車両の運転者
に駆動力制御が行われていると言う事実、すなわち燃料
エネルギのロスが生じていると言う事実を把握させるこ
とができ、路面状態に応じたアクセル操作の必要性を示
唆することができる。したがって、省エネルギに貢献で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例が適用される自動二輪車の側
面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】インジケータパネルの詳細を示す平面図である
【図6】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】当該自動二輪車のイグニションスイッチ投入時
に実行される処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の動作のメインフローチャー
トである。
【図9】本発明の一実施例の動作のメインフローチャー
トである。
【図10】本発明の一実施例の動作のメインフローチャ
ートである。
【図11】ステップS12の詳細を示すフローチャート
である。
【図12】前輪速度センサ及び後輪速度センサの出力パ
ルス波形を示す図である。
【図13】目標スリップ量VT(n) と前輪速度VF
(n) との関係の一例を示す図である。
【図14】スリップ率S1と車速との関係の一例を示す
図である。
【図15】目標スリップ量VT(n) 、スリップ率S
1(n) 及びS2(n) を、車速及び車輪速度を用
いて表した図である。
【図16】ステップS25の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図17】ステップS32の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図18】基本補正量Δθigマップを示す図である。
【図19】Δθigとエンジン回転数Ne との関係を
示す図である。
【図20】ΔθigとKtotal との関係を示す図
である。
【図21】Zと前輪速度VF(n) との関係を示す図
である。
【図22】Kg とギヤ比Rとの関係の一例を示す図で
ある。
【図23】ステップS33の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図24】ステップS37の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図25】ステップS30の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図26】ステップS31の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図27】駆動力制御が行われている場合に、当該駆動
力制御システムがフェールしたときに実行される割込処
理を示すフローチャートである。
【図28】ステップS23の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図29】Rθigmax とエンジン回転数Ne と
の関係の一例を示す図である。
【図30】定時間割込により行われるランプ等処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図31】警告ブザーを制御するためのデューティ比と
前輪速度VF(n) との慣例の一例を示す図である。
【図32】警告ブザーに通電される電圧波形の一例を示
す図である。
【図33】解除スイッチの他の例を示す図である。
【図34】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…自動二輪車、3…前輪速度センサ、4…後輪速度セ
ンサ、8…イグニションコイル、16…フェールランプ
、51…スリップ量演算手段、52…スリップ率演算手
段、53…目標スリップ量記憶手段、54…切換手段、
55…制御項演算手段、56…Ktotal 演算手段
、57…Δθig設定手段、62…Ne 検出手段、6
5…標準点火時期演算手段、67…駆動力制御用点火時
期演算手段、68…切換手段、69…ドライバ、96…
フェールLED、101…Cθigタイマ、102…ア
ンドゲート、103…S2記憶手段、104…比較手段
、105…VT減少制御手段、106…VTmin 記
憶手段、201…フェール検出手段、202…フェール
制御用点火時期演算手段、204…Rθigmax 記
憶手段、305…電子制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エンジン回転数を検出するエンジン回
    転数検出手段と、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度検
    出手段と、従動輪の速度を検出する従動輪速度検出手段
    と、エンジン回転数に応じて標準的な点火時期を演算す
    る標準点火時期演算手段と、  前記駆動輪速度及び従
    動輪速度により決定される当該車両のスリップレベルが
    目標スリップレベルとなるように、標準点火時期よりも
    遅角された駆動力制御用の点火時期を演算する駆動力制
    御用点火時期演算手段と、当該車両のスリップレベルが
    判定レベルを超えた場合に、標準点火時期に代えて前記
    駆動力制御用点火時期を採用する点火制御手段とを具備
    した車両用駆動力制御装置において、前記駆動力制御用
    点火時期が採用されてからの時間を計測する計測手段と
    、少なくとも前記計測手段により所定時間の経過が判定
    された後は、前記目標スリップレベルを漸減させる目標
    スリップレベル漸減手段とをさらに具備したことを特徴
    とする車両用駆動力制御装置。
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