JPH04266512A - 制御型サスペンション - Google Patents

制御型サスペンション

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JPH04266512A
JPH04266512A JP2863991A JP2863991A JPH04266512A JP H04266512 A JPH04266512 A JP H04266512A JP 2863991 A JP2863991 A JP 2863991A JP 2863991 A JP2863991 A JP 2863991A JP H04266512 A JPH04266512 A JP H04266512A
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JP
Japan
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wheel
vehicle
load
turning
spring constant
Prior art date
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Pending
Application number
JP2863991A
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English (en)
Inventor
Satoru Kawasaki
哲 川崎
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH04266512A publication Critical patent/JPH04266512A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用の制御型サスペ
ンションに係り、特に、車体及び車輪間のバネ定数や減
衰力をソフト(低)側,ハード(高)側の2段階又はそ
れ以上に切換可能なサスペンション特性可変機構を、各
輪独立して設けた制御型サスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輪及び車体間のバネ定数を走行
状態に応じて変更可能な方式の制御型サスペンションと
しては、例えば本出願人が以前に提案している特開平1
−182108号記載のものがある。この従来の制御型
サスペンションは、各車輪と車体との間に個別に介装し
た、空気等を作動流体とする主流体室と、この主流体室
に第1の開閉弁を介して接続した副流体室とを備え、第
1の開閉弁により主流体室及び副流体室間を連通させる
か遮断するかによってバネ定数を変更可能な構造とし、
さらに、左右の副流体室同士を第2の開閉弁を介して接
続すると共に、この第2の開閉弁を車速に応じて制御す
る制御装置を備えている。なお、主流体室は作動流体の
給排により、車体及び車輪間のストロークを変更する車
高調整用のアクチュエータを兼ねている。
【0003】これにより、第1及び第2の開閉弁を開放
すれば最低値のバネ定数特性(ソフト)に設定でき、第
2の開閉弁のみを閉じれば中程度のバネ定数特性(ミデ
ィアム)に設定でき、さらに、第1及び第2の開閉弁を
閉じれば最高値のバネ定数特性(ハード)に設定できる
。そこで、比較的低速の通常走行時には、バネ定数特性
をソフトに設定して、左右輪で位相差を有する振動入力
を有効に吸収し、乗心地を向上させる。また、ロール時
には、ハードに設定して、アンチロール効果を発揮させ
、さらに、高速走行時にはミディアムに設定して、走行
安定性を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の制御型サスペンションにあっては、走行状態に
応じて、4輪同時に、第1,第2の開閉弁を開放,遮断
制御するものであったため、例えば旋回状態中のブレー
キング時にアンチロール効果を得ようとしてバネ定数を
ハード側に変更しても、図8に示す如く、進行方向に減
速度(前後加速度)及び横方向に横加速度が作用してい
るため、輪荷重の移動が左右輪間及び前後輪間で生じ、
車体が対角線上にロールする、所謂「対角ロール」が生
じることがある。つまり、図8に示すように例えば左旋
回の場合では、フロント外輪であるフロント右輪の荷重
移動量(増)及びリヤ内輪であるリヤ左輪の荷重移動量
(減)が最も大きいので、フロント右輪側の車高が下が
り且つリヤ左輪側の車高が上がる対角ロールとなるので
ある。この対角ロールは、特にワンボックスカー等、重
心の高い車両で顕著になり、乗員に違和感を与えること
があった。
【0005】本発明は、このような従来装置の未解決の
問題に鑑み、従来装置に僅かな機構を付加するだけで、
旋回且つ加減速状態における対角ロールの発生を防止す
ることを、解決しようとする課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明は図1(a)図に示すように、バネ定数及び減
衰力の内の少なくとも一つをソフト側,ハード側の2段
階又はそれ以上に切換可能なサスペンション特性可変機
構を、車体及び各車輪間に独立して設けた制御型サスペ
ンションにおいて、各輪の荷重を個別に検出する輪荷重
検出手段と、車両が旋回且つ加減速の状態であることを
検知する走行状態検知手段と、この走行状態検知手段が
車両の旋回且つ加減速の状態を検知したとき、車体の揺
動を抑制すべきか否かを判定する揺動判定手段と、この
揺動判定手段が揺動を抑制すべき状態を判定したとき、
前記輪荷重検出手段の各検出値に基づいて各車輪の荷重
増加量の大きい順番を判定する荷重増加順判定手段と、
この荷重増加順判定手段が判定した車輪の順に、対応す
る前記サスペンション特性可変機構のバネ定数及び減衰
力の内の少なくとも一つをハード側に変更させる姿勢制
御指令手段とを設けた。
【0007】また、請求項2記載の発明は、図1(b)
に示すように、バネ定数及び減衰力の内の少なくとも一
つをソフト側,ハード側の2段階又はそれ以上に切換可
能なサスペンション特性可変機構を、車体及び各車輪間
に独立して設けた制御型サスペンションにおいて、車両
が旋回且つ加減速の状態であることを検知する走行状態
検知手段と、旋回時の内外輪の別を検知する内外輪検知
手段と、前記走行状態検知手段が車両の旋回且つ加減速
の状態を検知したとき、車体の揺動を抑制すべきか否か
を判定する揺動判定手段と、この揺動判定手段が車体の
揺動を抑制すべき状態を判定したとき、前記内外輪検知
手段の検知情報に基づいてフロント内外輪及びリヤ内外
輪を各々特定する輪特定手段と、この輪特定手段によっ
て特定された各輪に対し、少なくとも、フロント又はリ
ヤの外輪を最初とし、リヤ又はフロントの内輪を最後と
する順番で、対応する前記サスペンション特性可変機構
のバネ定数及び減衰力の内の少なくとも一つをハード側
に変更させる姿勢制御指令手段とを設けた。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、輪荷重検出手段によ
り各輪の荷重が個別に検出される一方、走行状態検知手
段により車両の旋回且つ加減速の状態が監視されている
。そして、旋回且つ加減速の状態が検知されると、揺動
判断手段により車体の揺動を抑制すべきか否かが判定さ
れ、加速度などが大きく、揺動を抑制すべきであると判
断されたとき、荷重増加順判定手段により、輪荷重検出
値に基づいて各車輪の荷重増加量の大きい順番が判定さ
れる。そこで、姿勢制御指令手段は、判定した車輪の順
に、対応する車輪のサスペンション特性可変機構のバネ
定数及び減衰力の内の少なくとも一つをハード側に変更
するので、旋回・加減速時の対角ロールが的確に抑制さ
れる。
【0009】また請求項2記載の発明では、走行状態検
知手段により車両の旋回且つ加減速の状態が監視され、
内外輪検知手段により旋回時の内外輪の別が監視されて
いる。旋回且つ加減速の状態が検知されると、揺動判定
手段により車体の揺動を抑制すべきか否かが判定され、
車体の揺動を抑制すべき状態が判定されたとき、内外輪
の別を示す検知情報に基づいて、輪特定手段によりフロ
ント内外輪及びリヤ内外輪が各々特定される。このよう
に特定された各輪に対し、姿勢制御指令手段により、少
なくとも、フロント又はリヤの外輪を最初とし、リヤ(
フロント外輪が最初の場合、つまり減速時)又はフロン
ト(リヤ外輪が最初の場合、つまり加速時)の内輪を最
後とする順番で、対応するサスペンション特性可変機構
のバネ定数及び減衰力の内の少なくとも一つをハード側
に変更させる。これにより、輪荷重の移動状況を把握し
なくても、簡単化された制御により、対角ロールを好適
に抑制できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図2乃至図6に
基づいて説明する。本第1実施例は、請求項1記載の発
明を実施したものであり、流体圧シリンダの発生する力
で荷重を受けるフル・ハイドロニューマチックサスペン
ションに適用したものである。
【0011】図2及び図3において、2FL〜2RRは
前左〜後右車輪を,4は車輪側部材を,6は車体側部材
を夫々示し、8は制御型サスペンションを示す。この制
御型サスペンション8は、流体圧源としての油圧源を成
す油圧ポンプ10及びオイルタンク12と、この油圧源
の負荷側に配設されたアキュムレータ14,チェック弁
16,油圧源側油路開閉部18及び前輪側,後輪側油路
開閉部20F,20Rと、各輪2FL〜2RR毎に設置
されたサスペンション特性可変機構22FL〜22RR
と、流体圧シリンダとしての油圧シリンダ24FL〜2
4RRと、車高検出用の車高センサ26FL〜26RR
,圧力検出用の圧力センサ27FL〜27RR,横加速
度センサ28Y,前後加速度センサ28X,車速センサ
29,コントローラ30とを備えている。
【0012】この内、油圧ポンプ10は車両エンジンを
駆動源として回転し、パワーステアリング装置及び油圧
サスペンション8に油圧を吐出するタンデム型ポンプに
より構成される。この油圧ポンプ10の吸い込み側は配
管31によりオイルタンク12に接続され、その吐出側
は配管32に接続されている。この配管32の負荷側は
、脈動吸収用のアキュムレータ14に連通されるととも
に、チェック弁16を介して油圧源側油路開閉部18に
接続される。
【0013】この油路開閉部18は、電磁操作型2ポー
トの切換弁34と、所定リリーフ圧のリリーフ弁36と
、油路を前後輪に分配するデバイダ38とから成り、配
管32は切換弁34,リリーフ弁36及び分流器38の
油圧源側各ポートに連通している。切換弁34は、その
電磁ソレノイドに供給される制御信号S1 がオフのと
きに連通位置をとり、制御信号S1 がオンのときに遮
断位置をとる、常時開の構造を有する。この切換弁34
及びリリーフ弁36のタンク側ポートは配管40によっ
てオイルタンク12に接続されている。配管40の途中
には濾過用のフィルタ42が介挿されている。分流器3
8の負荷側の2つのポートには配管32F,32Rが各
々接続され、この配管32F,32Rが前輪側,後輪側
油路開閉部20F,20Rに各々接続されている。
【0014】前輪側油路開閉部20Fは、その油圧源側
の位置において入力ポートが配管32Fに接続された分
流器42Fを備え、この分流器42Fの負荷側に流量制
限形チェック弁44FL,44FR、電磁操作形2ポー
ト切換弁46FL,46FR,48F、及びリリーフ弁
50FL,50FRを備えている。これを詳述すると、
分流器42Fの2つの負荷側ポートは前左,前右輪側に
夫々対応する配管32FL,32FRの一端が接続され
ている。この内、前左輪側の配管32FLの他端は、逆
止弁44FL,切換弁46FLを介して別の切換弁48
Fの一方のポート,及びリリーフ弁50FLの高圧側ポ
ートに連通するとともに、前左輪側のサスペンション特
性可変機構22FLに至る。 前右輪側の配管32FRの他端も同様に、逆止弁44F
R,切換弁46FRを介して別の切換弁48Fの他方の
ポート,及びリリーフ弁50FRの高圧側ポートに連通
するとともに、前左輪側のサスペンション特性可変機構
22FRに至る。
【0015】配管32FL,32FRの各々に直列に介
挿された切換弁46FL,46FRは、その電磁ソレノ
イドに供給される制御信号S2 がオフのときに内蔵す
るチェック弁に拠る遮断位置をとり、制御信号S2 が
オンのときに連通位置をとる、常時閉の構造を有する。 また、配管32FL,32FR間に介挿される切換弁4
8Fも、その電磁ソレノイドに供給される制御信号S3
 がオフのときに内蔵するチェック弁に拠る遮断位置を
とり、制御信号S3 がオンのときに連通位置をとる、
常時閉の構造を有する。
【0016】さらに、後輪側油路開閉部20Rも、後左
,後右輪側に作動油を分流させる分流器42R,流量制
限形チェック弁44RL,44RR,電磁操作形2ポー
ト切換弁46RL,46RR,48R、及びリリーフ弁
50RL,50RRを備え、配管32RL,32RRを
介して前輪側と同一に接続されている。ここで、上記各
リリーフ弁50FL〜50RRは、負荷側の異常な圧力
上昇を防止するもので、通常採り得る圧力範囲よりも高
い所定リリーフ圧に設定され、その低圧側ポートは配管
52によってタンク12に接続されている。
【0017】サスペンション特性可変機構22FL〜2
2RRの各々は、ガスばねとしてのフリーピストン形の
第1,第2のアキュムレータ54,56と、バネ定数変
更用の2ポート切換弁58と、減衰力を発生させる可変
絞り60とを備えている。そして、配管32FLに、第
1のアキュムレータ54が直接接続され、第2のアキュ
ムレータ56が切換弁58を介して接続されるとともに
、配管32FLに直列に可変絞り60FLを介挿させて
いる。切換弁58はモータ58Aをアクチュエータとし
てその開,閉位置が切り換えられ、モータ58Aは駆動
信号S4 によって回転するようになっている。このた
め、切換弁58が閉となって、第2のアキュムレータ5
6が油圧回路から切り離されると、第1のアキュムレー
タ54のみが有効となるから、バネ定数特性はハードに
なる。これに対し、切換弁58が開の状態では、第1,
第2のアキュムレータ54,56が共に有効に機能し、
バネ定数特性はソフトになる。
【0018】ここで、第1,第2のアキュムレータ54
,56,2ポート切換弁58,及びモータ58Aによっ
て、各輪毎に、バネ定数可変部が構成されている。また
可変絞り60もモータ60Aの回転に付勢されてその流
路の広,狭が調整され、モータ60Aには駆動信号S5
 が供給されるようになっている。
【0019】さらに、油圧シリンダ24FL〜24RR
の各々は図3に示すように単動形に構成され、そのシリ
ンダチューブ24aにはピストン24bにより隔設され
た圧力室Lが形成されている。この圧力室Lに配管32
FL(〜32RR)が接続されている。そして、前輪側
油圧シリンダ24FL,24FRでは、そのシリンダチ
ューブ24aが車輪側部材4に取り付けられ、ピストン
ロッド24cの端部が車体側部材6に取り付けられ、反
対に、後輪側油圧シリンダ24RL,24RRでは、そ
のシリンダチューブ24aが車体側部材6に取り付けら
れ、ピストンロッド24cの端部が車輪側部材4に取り
付けられている。
【0020】また、図3において、車高センサ26FL
〜26RRはポテンショメータ等で構成され、その相対
離間量(ストローク量)に応じた電圧値の車高信号HF
L〜HRRをコントローラ30に出力する。圧力センサ
27FL〜27RRは、図2に示すように、前輪側,後
輪側油路開閉部20F,20Rにおいて配管32FL〜
32RRの負荷側位置に各々接続され、該接続位置の圧
力を油圧シリンダ24FL〜24RRの内部圧として検
出するもので、その圧力に応じた電圧値の圧力信号PF
L〜PRRをコントローラ30に出力するようになって
いる。
【0021】横加速度センサ28Y,前後加速度センサ
28Xは車体の所定位置に装備され、車体に作用する横
(車幅)方向,前後方向の加速度に応じた信号GY ,
GX をコントローラ30に各々出力する。車速センサ
29は例えば変速機の出力軸の回転数を検知すること等
によって、車速に応じた信号Vをコントローラ30に出
力するようになっている。
【0022】コントローラ30は図4に示すように、入
力する車高検出信号HFL〜HRR,圧力検出信号PF
L〜PRR及び横,前後加速度検出信号GY ,GX 
をゲイン倍するゲイン調整器70と、このゲイン調整器
70の出力をディジタル化するA/D変換器72と、車
速検出信号Vを入力するインターフェイス回路74と、
A/D変換器72及びインターフェイス回路74の出力
信号を取り込んで所定の処理を行うマイクロコンピュー
タ(CPU)76と、このコンピュータ76が出力した
制御信号に応じて各ソレノイド及びモータを駆動する駆
動回路78とを備えている。また、コントローラ30は
イグニッションスイッチのオフ後も、所定時間電源オン
を維持する機構を備えている。
【0023】マイクロコンピュータ76は、車速信号V
,横,前後加速度信号GY ,GX ,車高信号HFL
〜HRR,及び圧力信号PFL〜PRRを入力し、図5
に示すように走行状態に応じてバネ定数の制御を行う一
方で、所定の車高制御をも行う。
【0024】次に、本実施例の動作を説明する。最初に
、コントローラ30で実施される図5のフローチャート
を説明する。この図5の処理はバネ定数制御の概略プロ
グラムであり、メインプログラムの実行中に所定時間(
例えば数十msec)毎のタイマ割込で処理される。
【0025】図5の処理を説明する。図5のステップ1
01,102において、コントローラ30のマイクロコ
ンピュータ76は、圧力センサ27FL〜27RRの検
出信号PFL〜PRRをゲイン調整器70及びA/D変
換器72を介して順次一定時間Δtづつ読み込み、その
値を記憶する。次いで、マイクロコンピュータ76は処
理をステップ103に移行させ、ステップ101の読込
み値の平均値を演算し、その値を輪荷重に対応した平均
圧PFLAV〜PRRAVとして記憶した後、ステップ
104に移行する。ステップ104では、以前のタイマ
割込処理時の平均圧を用いて平均圧の増加率(微分値)
PFLAVD 〜PRRAVD を演算する。
【0026】次いで、マイクロコンピュータ76はステ
ップ105,106の処理を行う。ステップ105では
、横加速度センサ28Y,前後加速度センサ28Xの検
出信号GY ,GX がゲイン調整器70及びA/D変
換器72を介して読み込まれ、ステップ106では、横
加速度GY ,前後加速度GX に基づき旋回且つ制動
状態か否かが判断される。このステップ106でYES
の判断のときは、旋回・制動時であると認識し、ステッ
プ107以降の処理を行う。
【0027】ステップ107で、マイクロコンピュータ
76は、ステップ105の読込み値GY ,GX を所
定の制御則に照らしてバネ定数をハード(高)にするか
否かを判断する。この判断にてNOのときは、車体に作
用する慣性力は未だ小さく、車体の姿勢制御の必要が無
いと認識し、ステップ108〜110の処理を行う。
【0028】この内、ステップ108では、バネ定数が
ハード状態かソフト状態かを示すフラグFに対し、F=
0かどうかが判断される。この判断にてNOの場合、ス
テップ109にて、4輪のバネ定数をハード特性からソ
フト特性に変更する必要があるとして、マイクロコンピ
ュータ76は、ソフト特性の指令を駆動回路78に行う
。これにより、駆動回路78は、4輪の切換弁58のモ
ータ58Aを所定方向に回転させる駆動信号S4 を供
給するので、切換弁58は開となり、第2のアキュムレ
ータ56が油圧回路本体に接続される。つまり、第1,
第2のアキュムレータ54,56が共に有効に効いて、
バネ定数の特性はソフトになる。次いで、ステップ11
0にてフラグF=0にセットした後、メインプログラム
に戻る。しかし、ステップ108でYESの判断のとき
は、既にソフト特性に切換済みであるとして、そのまま
メインプログラムに戻る。
【0029】これに対して、ステップ107でYESの
判断のとき、マイクロコンピュータ76は、車体のピッ
チ,ロール等の揺動を抑える必要があると認識してステ
ップ111の判断を行う。ステップ111では、フラグ
F=1か否かが判断される。この判断でNOのときは、
バネ定数を未だハード側に切り換えていない状態である
から、次いでステップ112〜116の処理を順次行う
【0030】この内、ステップ112において、マイク
ロコンピュータ76は、ステップ104で求めた平均圧
PFLAV〜PRRAVの増加率(微分値)PFLAV
D 〜PRRAVDの大小を判断する。つまり、例えば
車両重量の前後配分が50:50又はフロントヘビーの
車両が旋回・制動を行っており、例えばPFRAVD 
>PRRAVD >PFLAVD>PRLAVD とす
ると、旋回・制動によって左右方向及び前後方向に輪荷
重の移動が生じて、輪荷重も前右輪>後右輪>前左輪>
後左輪の大小関係になっている。
【0031】そこで、ステップ113〜116では、圧
力増加率の大きい順に各輪のバネ定数をソフト特性から
ハード特性に順次変更される。つまり、上述した圧力増
加率の大小関係で説明すると、最初にステップ113で
前右輪が、次に後右輪が、次に前左輪が、最後に後左輪
が順次ハードに設定される。これらのハード側への変更
は、各々、マイクロコンピュータ76の駆動回路78に
対する指令によってなされ、駆動回路78は該当する輪
の切換弁58のモータ58Aに所定回転方向の駆動信号
S4 を順番に供給する。これにより、切換弁58は設
定順に閉となって、第2のアキュムレータ56が油圧回
路本体から切り離されるから、第1のアキュムレータ5
4のみが有効に効いて、バネ定数特性はそれまでのソフ
トからハードに切り換えられる。
【0032】これらのハード側への切換処理が終わると
、マイクロコンピュータ76はステップ117に移行し
てフラグF=1にセットし、この後、メインプログラム
に戻る。一方、前記ステップ111でYESの判断のと
きは、既にハード側に切り換えているとして、そのまま
メインプログラムに復帰する。
【0033】これに対し、前記ステップ106でNOの
ときは、旋回・制動時ではないが、他の旋回状態を判断
するために、さらにステップ118に処理を進めて旋回
・加速時かどうかをステップ105の読込み値GY ,
GXに基づき判断する。この判断でNOのときは、さら
にステップ119にてフラグF=1か否かを判断する。 このステップ119でNOの判断のときは旋回・制動時
でも旋回・加速時でも無いとして制御を行わずにメイン
プログラムに戻るが、YESのときは、バネ定数をソフ
トに戻す必要があると認識し、ステップ109に移行す
る。
【0034】一方、ステップ118にてYESのときは
、旋回・加速時であるとしてステップ120の処理を実
行する。ステップ120ではバネ定数をハード側に設定
するか否かを加速度GY ,GX の値から判断し、N
Oの場合は、前記ステップ108〜110の処理を行い
、YESの場合は、前記ステップ111〜117の処理
を行う。
【0035】なお、メインプログラムではその初期化の
一つとして、フラグF=1に設定し、イグニッションス
イッチ・オン後の停車状態において、図5ステップ10
9によってバネ定数がソフト側に初期設定できる。また
、メインプログラムでは前後加速度GX 及び横加速度
GY に基づき、所定のピッチ制御、及び、対角ロール
以外の通常ロール制御が必要に応じて夫々単独に実施さ
れる。
【0036】以上の構成及び処理で、圧力センサ27F
L〜27RR,ゲイン調整器70,A/D変換器72,
及び図5ステップ101〜103の処理が輪荷重検出手
段を構成し、横加速度センサ28Y,前後加速度センサ
28X,ゲイン調整器70,A/D変換器72,及び図
5ステップ105,106の処理が走行状態検知手段を
構成する。また、横加速度センサ28Y,前後加速度セ
ンサ28X,ゲイン調整器70,A/D変換器72,及
び図5ステップ105,107の処理が揺動判定手段を
構成している。さらに、図5ステップ104,112の
処理が荷重増加順判定手段に対応し、図5ステップ11
3〜116の処理及び駆動回路78が姿勢制御指令手段
を成している。
【0037】次に、本実施例の全体動作を説明する。ま
ず、図示しない車高制御から説明する。イグニッション
スイッチがオンの状態になると、マイクロコンピュータ
76は、車高センサ26FL〜26RRの検出信号HF
L〜HRRに基づき、その平均車高値が目標車高域から
外れたか否かを判断し、外れた場合には車高をアップ又
はダウンさせる処理を例えば特開昭63−154413
号に示す手法(所謂,3軸車高制御)を用いて行う。こ
のとき、車高をアップさせる場合、制御信号S1 をオ
ン,前後輪何れかの制御信号S3 をオンとし、且つ、
各制御信号S2 をオンとして行われる。これにより、
アンロード弁34が閉状態,前後輪何れかの連通弁48
F,48Rが開状態,各切換弁46FL〜46RRが開
状態になり、ポンプ10から吐出された作動油が各油圧
シリンダ24FL〜24RRに流れ込んで車高アップと
なる。反対に、車高をダウンさせる場合、制御信号S1
 をオフ,前後輪何れかの制御信号S3 をオンとし、
且つ、各制御信号S2 をオンとして行われる。これに
より、アンロード弁34が開状態,前後輪何れかの連通
弁48F,48Rが開状態,各切換弁46FL〜46R
Rが開状態となり、油圧シリンダ24FL〜24RRの
作動油がタンク12に流れ出て車高ダウンとなる。この
とき車速値Vを加味して、高速状態では目標車高値が下
げられる。
【0038】この車高制御に並行して、コントローラ3
0では前述した図5の処理が行われる。これにより、例
えば凹凸の無い良路を一定速度で直進している場合、車
両に作用する横方向,前後方向の加速度GY ,GX 
は殆ど零であり、また、各油圧シリンダ24FL〜24
RRのシリンダ圧PFL〜PRRも輪荷重に応じた値を
各々呈する。 つまり、輪荷重の増加状態を示す、圧力増加率PFLA
VD 〜PRRAVD も夫々殆ど零になっている。こ
の直進時にあっては、コントローラ30は図5のステッ
プ119及び109を通って処理されているから、各4
輪のバネ定数は各々ソフト側に設定され、良好な乗心地
を確保している。
【0039】この直進状態から今度は例えば左転舵し、
急旋回且つ制動の状態に至ったとする。これにより、車
両には、左右方向及び前後方向に慣性力が発生し、左旋
回に対応した横加速度GY (≠0)及び減速度に対応
した前後加速度GX (≠0)が検出される。また、こ
の旋回・制動に伴って、車両の外輪側(即ち右輪側)に
輪荷重が移動し、且つ、前輪側に輪荷重が移動する。そ
こで、コントローラ30では、図5ステップ101〜1
04の処理によって、輪荷重の増加状態を示す値として
シリンダ圧の増加率PFLAVD 〜PRRAVD が
演算される。この演算値は、車両重量の前後配分が例え
ば50:50であるとすると、前述したように外輪方向
及び前方向の荷重移動に因って、例えば、PFRAVD
 >PRRAVD >PFLAVD >PRRAVD 
となっている。つまり、接地荷重(輪荷重)も図6(a
)に示すように前右輪>後右輪>前左輪>後左輪の順に
なっている。
【0040】ここで、図6(a)は前後の重量配分が5
0:50の車両が旋回・制動状態にあり、横加速度=0
.5G且つ前後加速度=0.75Gの場合を例示したも
ので、具体的には、同図(b)及び(c)における接地
荷重の変化量を横方向及び前後方向で合成したものであ
る。同図(b)は横加速度に対する、接地荷重の内外輪
間の移動状況を示し、同図(c)は前後加速度に対する
、接地荷重の前後輪間の移動状況を示したものである。
【0041】なお、図6(b)及び(c)の特性、並び
に、PRRAVD 及びPFLAVD の大小関係は車
両諸元、及び、急旋回の深さ等の走行状態に応じて変わ
る。このような物理量が検出されるため、コントローラ
30は図5ステップ106の処理でYES且つ107の
処理でYESと判断し、ステップ111でNO(F=0
)と判断して、ステップ112〜117の処理を行う。 ステップ112では、上述した例示の場合、増加率PF
RAVD >PRRAVD >PFLAVD >PRR
AVD の大小関係が特定される。 そこで、先ずステップ113で前右輪側のバネ定数がハ
ードに設定され、次いでステップ114で後右輪側のそ
れがハードに設定れ、次いでステップ115で前左輪側
のそれがハードに設定され、最後に後左輪側のそれがハ
ードに設定される。このように輪荷重の増加量が大きく
且つ接地荷重の大きなものから順次ハードに設定される
ので、荷重移動に伴う対角方向の沈み込みを抑え、旋回
制動時であっても対角ロールが適正に抑制され、この結
果、ロール,ピッチ感を向上させることができると共に
、操安性能を向上させることができる。このため、車両
の重心高が高くても、乗員の対角ロールに対する違和感
を和らげることができる。右旋回・制動状態であっても
同様である。
【0042】このように対角ロールを抑制しながら旋回
・制動した後、再び前述した定速直進に戻ったとする。 これにより、コントローラ30では図5中、ステップ1
06,118,119,109を通る処理が行われるか
ら、バネ定数が再びソフト側に戻され、その後、直進状
態ではソフト特性が保持される。
【0043】一方、例えば直進状態から急加速且つ旋回
の状態に移行したとすると、コントローラ30では図5
のステップ118でYES,120でYESと判断され
、再びステップ111〜117の処理が行われる。この
結果、減速且つ旋回時と同様に、輪荷重移動に伴う荷重
増加率の多いものから順にハードに設定され、加速・旋
回時の対角ロールが良好に抑制される。
【0044】なお、請求項1記載の発明における輪荷重
検出手段は、上述したようにシリンダ圧を検出すること
により輪荷重を推定する構成に限定されることなく、油
圧シリンダ24FL〜24RRと車体側部材6との間に
個別に介在させた歪みゲージ等の圧力センサの検出値を
用いてもよいし、また、車体側部材6と車輪側部材4と
の間に個別に取り付けた、ポテンショメータ等のストロ
ークセンサの検出値を用いてもよい。
【0045】また、請求項1記載の荷重増加順判定手段
は、輪荷重検出手段の検出値、例えばシリンダ圧の増加
率(微分値)を用いて判定する構成のほか、前後の重量
配分が50:50及びフロントヘビーの車両では、姿勢
制御が必要であると判断されたときの、シリンダ圧の大
きさそのもの(即ち各輪の接地荷重の大きさそのもの)
の大小の順を判定するものであってもよい。
【0046】次に、第2実施例を図7を用いて説明する
。本第2実施例は請求項2記載の発明に対応している。 なお、第1実施例と同一の構成要素には同一符号を付す
。本第2実施例もやはり対角ロールの抑制を目的として
おり、そのために各輪のバネ定数を順番にハードに切り
換えるものであるが、その切換順番を予め固定している
。本第2実施例の具体的な構成は、前述した第1実施例
に示す図2乃至図4と同一である。しかし、コントロー
ラ30のマイクロコンピュータ76では図5に代えて図
7に示す処理が実施される。
【0047】図7は、メインプログラムの実行中に処理
される一定時間毎のタイマ割込プログラムを示している
。メインプログラムは第1実施例におけるのと同一の処
理を含む。
【0048】マイクロコンピュータ76は、図7ステッ
プ201において横加速度GY ,前後加速度GX を
読み込み、ステップ202において各加速度GY ,G
X の値に基づき旋回・制動状態か否かを判断する。こ
のステップ202にてYESの判断のときは、さらにス
テップ203において各加速度GY ,GX の値を所
定の制御則に照らしてハードなバネ定数にするか否かを
判断する。この判断でYESのときは、ステップ204
に移行して、フラグF=1か否かを判断する。このフラ
グFはバネ定数のハード,ソフト状態を示すもので、N
O、即ちF=0の場合は、ステップ205に移行する。 このステップ205では横加速度GY の符号から左旋
回か否かが判断され、YES(左旋回)の場合は、ステ
ップ205aを介してステップ206〜209の処理が
行われる一方、NO(右旋回)の場合は、ステップ20
5bを介してステップ210〜213の処理が行われる
。ステップ205a,205bでは、夫々、ステップ2
05で分かった内外輪情報と予め持っている前後輪情報
とに基づき、何れの輪がフロント外輪,フロント内輪,
リヤ外輪,リヤ内輪であるかが個別に特定される。
【0049】また、ステップ206〜209では、フロ
ント外輪(前右輪)、フロント内輪(前左輪)、リヤ外
輪(後右輪)、及びリヤ内輪(後左輪)の順に、第1実
施例と同様に、ソフトからハードなバネ定数に順次切り
換えられる。反対に、ステップ210〜213では、フ
ロント外輪(前左輪)、フロント内輪(前右輪)、リヤ
外輪(後左輪)、及びリヤ内輪(後右輪)の順に、ソフ
トからハードなバネ定数に順次切り換えられる。これら
の処理の後、マイクロコンピュータ76はステップ21
4にてフラグF=1に設定し、メインプログラムに戻る
。また、ステップ204でYESの場合は、直接メイン
プログラムに戻る。
【0050】一方、前記ステップ203においてNO、
即ちソフト特性に切換又はソフト特性を維持したい場合
、ステップ215〜217の処理が実行される。ステッ
プ215ではフラグF=0か否かを判断し、NOの場合
はステップ216に移行して、バネ定数をハード特性か
らソフト特性に第1実施例と同様に切り換えさせる。 そして、ステップ217でフラグF=0に設定した後、
メインプログラムに戻る。しかし、ステップ215でY
ESの判断のときは、既にソフト特性であるとして、ス
テップ216,217をスキップする。
【0051】また、マイクロコンピュータ76は前記ス
テップ202においてNOと判断したときステップ21
8に移行し、フラグF=1か否かを判断し、YESなら
ばステップ216の処理に移行し、NOならばそのまま
メインプログラムに戻るようになっている。
【0052】なお、メインプログラムでは、図示しない
別のタイマ割込処理が許容され、その割込プログラムが
旋回・加速時のバネ定数制御を、リヤ外輪、リヤ内輪、
フロント外輪、フロント内輪の順番(なお、リヤ内輪及
びフロント外輪は、フロント外輪が先でもよいし、また
同時でもよい)でハードに切り換えるようになっている
【0053】ここで、横加速度センサ28Y,前後加速
度センサ28X,ゲイン調整器70,A/D変換器72
,及び図7ステップ201,202の処理が走行状態検
知手段を構成する。また、横加速度センサ28Y,前後
加速度センサ28X,ゲイン調整器70,A/D変換器
72,及び図7ステップ201,203の処理が揺動判
定手段を構成している。さらに、図7ステップ205の
処理が内外輪検知手段を成し、図7ステップ205a,
205bが輪特定手段を成し、図7ステップ206〜2
09,210〜213の処理及び駆動回路78が姿勢制
御指令手段を成している。
【0054】本第2実施例は以上のように、旋回・制動
時を検知し、バネ定数をハードに切り換えるタイミング
を検知したならば、内外輪を検知し、フロント内外輪,
リヤ内外輪が何れであるかを特定し、予め設定してある
順番、即ちフロント外輪,フロント内輪,リヤ外輪,及
びリヤ内輪の順にハードに切り換える。この切換順番は
、通常(特に、重量配分の前後比が50:50の車両や
フロントの方がリヤよりも重い車両において)、殆どの
旋回・制動時における輪荷重の増加又は増加率の大きい
順番とほぼ一致するから、旋回・減速時の対角ロールを
的確に抑制できると共に、第1実施例のように輪荷重及
びその移動(増加)状況を把握する処理を行わなくて済
む分、コントローラ30における処理が簡素化され、コ
ントローラ30の演算負荷を減らすことができる。
【0055】なお、請求項2記載の姿勢制御指令手段に
おける固定した切換順番は、上述したフロント外輪,フ
ロント内輪,リヤ外輪,リヤ内輪の順番のみに限定され
ることなく、車両の諸元や目標性能に拠っては、例えば
中間のフロント内輪,リヤ外輪の順番を入れ換えてもよ
いし、同時に行う順番でもよい。また、内外輪検知手段
は操舵角等の検知情報に基づき内外輪を判定するように
してもよい。
【0056】なおまた、請求項1,2に記載した発明の
走行状態検知手段及び揺動判定手段は、操舵角やブレー
キスイッチ,アクセルスイッチ等の検出情報を基にして
旋回且つ加減速の状態を判定したり、ロール且つピッチ
を抑制すべき状態を判定してもよい。
【0057】さらに、請求項1,2に記載した発明の姿
勢制御指令手段は、前記各実施例ではマイクロコンピュ
ータ自体の処理時間で定まる時間間隔を於いて順次切り
換えるとしたが、各輪に対する切換指令毎に、所定時間
だけ時間差を設ける処理を介挿させてもよい。
【0058】さらに、請求項1,2に記載した発明にお
ける姿勢制御指令手段は、可変絞り60による減衰力制
御(旋回且つ加減速時に減衰力を大とする)のみであっ
てもよいし、また可変絞り60と上述したバネ定数制御
とを一緒に行うものであってもよい。
【0059】さらに、請求項1,2に記載した発明のサ
スペンション特性可変機構は、前述したようにバネ定数
特性をハード,ソフトの2段階に切換可能な構成のもの
に限定されることなく、例えばアキュムレータを3個用
いて、その内の2個への流路を断続可能にし、バネ定数
特性をソフト,ミディアム,ハードの3段階に切換可能
な構成にしてもよい。さらに、サスペンション特性可変
機構としては、空気室(例えば特開平1−182108
号参照)を装備するものであってもよい。
【0060】さらに、本発明での作動流体は必ずしも前
述したように作動油に限定されることなく、空気等の気
体を使用することもできる。さらに、コントローラはマ
イクロコンピュータの代わりに、同等の機能を果たすよ
う構成した、アナログ電子回路、論理回路等を用いるも
のであってもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、旋回・加減速時であってロール且つピッチを抑制す
べき状態を検知し、その検知時には輪荷重の増加量の大
きい順番を判定し、その順番で各輪のサスペンション特
性可変機構のバネ定数や減衰力をハード(高)側に切り
換えるとしたため、対角ロールを的確に抑制して、車体
をほぼフラットに保持できるから、ロール,ピッチ感と
操安性能とを合わせて向上させることができる。
【0062】また、請求項2記載の発明は、旋回・加減
速時であってロール且つピッチを抑制すべき状態を検知
し、その検知時にはフロント内外輪,リヤ内外輪を夫々
特定し、フロント外輪を最初とし且つリヤ内輪を最後と
する順番、又は、リヤ外輪を最初とし且つフロント内輪
を最後とする順番で、各輪のサスペンション特性可変機
構のバネ定数や減衰力をハード(高)側に切り換えると
したため、殆どの車両において、予め設定した切換順番
と輪荷重の増加量の大小関係とが良好に一致し、好適に
対角ロールを抑制できると共に、輪の特定は比較的容易
であるので、切換順番を予め決めている分だけ、処理が
簡単になり、コントローラの演算負荷やセンサ数を減ら
すことができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図である。
【図2】本発明の第1実施例を図3と共に示す、制御型
サスペンションの部分構成図である。
【図3】本発明の第1実施例を図2と共に示す、制御型
サスペンションの部分構成図である。
【図4】コントローラの構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施例でのコントローラの処理手順の例を
示すフローチャートである。
【図6】第1実施例での接地荷重(輪荷重)の加速度特
性の例を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施例に係るコントローラでの処
理手順の例を示すフローチャートである。
【図8】旋回・減速時の横加速度及び前後加速度の発生
状況を示す説明図である。
【符号の説明】
8              制御型サスペンション
22FL〜22RR  サスペンション特性可変機構2
7FL〜27RR  圧力センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バネ定数及び減衰力の内の少なくとも
    一つをソフト側,ハード側の2段階又はそれ以上に切換
    可能なサスペンション特性可変機構を、車体及び各車輪
    間に独立して設けた制御型サスペンションにおいて、各
    輪の荷重を個別に検出する輪荷重検出手段と、車両が旋
    回且つ加減速の状態であることを検知する走行状態検知
    手段と、この走行状態検知手段が車両の旋回且つ加減速
    の状態を検知したとき、車体の揺動を抑制すべきか否か
    を判定する揺動判定手段と、この揺動判定手段が揺動を
    抑制すべき状態を判定したとき、前記輪荷重検出手段の
    各検出値に基づいて各車輪の荷重増加量の大きい順番を
    判定する荷重増加順判定手段と、この荷重増加順判定手
    段が判定した車輪の順に、対応する前記サスペンション
    特性可変機構のバネ定数及び減衰力の内の少なくとも一
    つをハード側に変更させる姿勢制御指令手段とを設けた
    ことを特徴とする制御型サスペンション。
  2. 【請求項2】  バネ定数及び減衰力の内の少なくとも
    一つをソフト側,ハード側の2段階又はそれ以上に切換
    可能なサスペンション特性可変機構を、車体及び各車輪
    間に独立して設けた制御型サスペンションにおいて、車
    両が旋回且つ加減速の状態であることを検知する走行状
    態検知手段と、旋回時の内外輪の別を検知する内外輪検
    知手段と、前記走行状態検知手段が車両の旋回且つ加減
    速の状態を検知したとき、車体の揺動を抑制すべきか否
    かを判定する揺動判定手段と、この揺動判定手段が車体
    の揺動を抑制すべき状態を判定したとき、前記内外輪検
    知手段の検知情報に基づいてフロント内外輪及びリヤ内
    外輪を各々特定する輪特定手段と、この輪特定手段によ
    って特定された各輪に対し、少なくとも、フロント又は
    リヤの外輪を最初とし、リヤ又はフロントの内輪を最後
    とする順番で、対応する前記サスペンション特性可変機
    構のバネ定数及び減衰力の内の少なくとも一つをハード
    側に変更させる姿勢制御指令手段とを設けたことを特徴
    とする制御型サスペンション。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344969A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Canon Inc フィルタ処理装置
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