JPH0426736Y2 - - Google Patents

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JPH0426736Y2
JPH0426736Y2 JP8612686U JP8612686U JPH0426736Y2 JP H0426736 Y2 JPH0426736 Y2 JP H0426736Y2 JP 8612686 U JP8612686 U JP 8612686U JP 8612686 U JP8612686 U JP 8612686U JP H0426736 Y2 JPH0426736 Y2 JP H0426736Y2
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JP
Japan
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bearing
seal
rotating shaft
stationary member
ring
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JP8612686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ベアリング本体の両側端に取付けら
れるベアリングシールの改良に関する。
(従来の技術) この種ベアリングの従来例としては、例えば第
3図に示すようなものがある。即ち、第3図は従
来のベアリングシール要部の縦断面図であり、該
ベアリングシール110は図示しないベアリング
本体に取付けられるシールケース111と該シー
ルケース111内周側に固着されるスプリングカ
バー112との間にオイルシール113を保持し
て構成され、当該ベアリングシール110はベア
リング本体の両側端部に取付けられる。尚、第3
図に示すベアリングシール110にあつては、A
側がベアリング本体側であり、B側が大気側であ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のベアリングシール110
にあつては、オイルシール113は静止側に固定
されて回転部材表面と密封接触しているため、大
気側の水、ダスト等が弁ベアリング本体内に浸入
するのを防止でき得るにしても、加熱手段を用い
て除雪作業を行なう際に生じる水蒸気等の気体の
浸入は完全に阻止し得ないという問題がある。こ
のように、水蒸気等の水分を含んだ気体がベアリ
ング内部に浸入し滞留した状態において、車軸の
高速回転時に転動体の発熱によつてベアリング内
部の温度が上昇し、大気側との間に温度差が発生
すると、ベアリング内部の水蒸気等が温度の低い
シールケース111に触れてその内周面に結露を
生じていた。特に、大気側の温度が極めて低い厳
寒期においては、ベアリング内部と外部との温度
差が著しく、ベアリング内部に発生する結露の量
及び範囲も多大なものとなる。
このようにしてベアリング内部に生じた結露が
蒸気飽和によつて水滴となり、ベアリングを潤滑
するグリース内に混入すると、グリースを乳化せ
しめる原因となる。グリースを乳化すると、これ
の潤滑機能は著しく低下してベアリングの焼付き
等の事故が発生するという問題がある。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処は、大気側とベアリング内部との
間に温度差を生じないようにして、ベアリング内
部に結露が生じるのを未然に防止し、もつて潤滑
剤の乳化を防いでベアリングの焼付き等の事故の
発生を確実に防止することができるベアリングシ
ールを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、回転軸を保持
するベアリング本体の外輪の側端に、環状のシー
ルケースと該シールケースの内周側に固着した固
定環とを有する静止部材を設けることによつて、
回転軸に固着した回転体と静止部材との間に空間
を形成し、回転体外周の空間に臨む位置にオイル
シールを嵌合するとともに、該オイルシールに、
回転体の非回転時に静止部材と非接触で且つ回転
時には遠心力によつて弾性変形して静止部材と接
触する第一補助リツプ部を設け、更に固定環であ
つて、第一補助リツプよりもベアリング本体の内
部側の位置に、回転体に摺接すべきシールリツプ
を取付けたことを特徴とする。
(作用) 而して、オイルシールは回転体と一体に回転す
るため、両者間に水等の漏洩は生じず、又回転軸
の回転中にあつてはオイルシールに設けた第一補
助リツプ部は遠心力によつて弾性変形してシール
ケース等の他の静止部材に接触して水、ダスト等
のベアリング本体内への浸入を阻止する。然る
に、オイルシールの第一補助リツプ部を通過して
シールケースと固定環との間に浸入した水蒸気等
の気体は、シールリツプによりベアリング本体の
内部側への浸入が防止される。そして、回転軸の
停止時にはオイルシールに遠心力が作用せず、第
一補助リツプ部が静止部材から離れる位置へと復
元し、そこに隙間が形成される。このため、前記
気体はこの隙間を経て大気に排出され、大気側と
の間に温度差を生じることがないので、ベアリン
グ内部に結露を生じることがない。従つて、グリ
ース等の潤滑剤の機能を害することがない。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係るベアリングシールを備え
るジヤーナルベアリング下半部の縦断面図、第2
図は同ベアリングシール要部の縦断面図である。
第1図に示すジヤーナルベアリング1は回転軸
30の一端を回転自在に支承するものであつて、
該ジヤーナルベアリング1を構成するベアリング
本体2の両側端には本考案に係るベアリングシー
ル10,10が取付けられている。
上記ベアリング本体2は静止側の外輪3と回転
軸30の外周に固着される内輪4,4間に複数の
転動体5……を転動自在に介設して構成される。
尚、第1図中、6,6は転動体5……を外輪3と
内輪4間に円周方向へ所定のピツチで保持するた
めのリテーナ、7は内輪4,4間に介設されるデ
イスタンスピースである。
又、上記回転軸30の外周にはその一端面が前
記内輪4,4にそれぞれ当接するシールリング回
転体31,32が嵌着されており、これら回転側
のシールリング31,32外周には外輪と連結さ
れるベアリングシール10,10が摺接してい
る。
ところで、上記各ベアリングシール10は、第
2図に示す如く、外輪3の側端に取付けられる環
状のシールケース11と該シールケース11の内
周側に固着される固定環としてのスプリングカバ
ー12とからなる静止部材と、シールリング31
との間に形成される閉断面空間内にはオイルシー
ル13が配置せしめられており、該オイルシール
13の内周の主リツプ部a,b,cはシールリン
グ31の外周に固く嵌合しており、従つて当該オ
イルシール13はシールリング31と共に、即ち
回転軸30と共に回転することとなる。又、この
オイルシール13の大気側端部と大気側外周部に
は、回転軸30の停止時に図示の如くシールケー
ス11とスプリングカバー12の静止部材との間
に所定隙間を形成して、該静止部材と離間する第
一補助リツプ部13a,13bが一体に形成さ
れ、更に同オイルシール13のベアリング本体側
外周部には停止時にスプリングカバー12の内側
面と接触する第二補助リツプ部13cが一体に形
成されている。
一方、前記第一補助リツプ部13a,13bよ
りもベアリング本体2の内部側の位置、即ち、ス
プリングカバー12の自由端部周にはシールリン
グ31の外周に摺接すべきシールリツプ15が取
付けられている。尚、第2図中、16……,17
……はオイルシール13の位置決め用の突起であ
る。又、シールケース11の円周下方位置には通
孔18……が穿設されている。
尚、第2図に示すベアリングシール10にあつ
ては、Aがベアリング本体内部側であり、Bが大
気側である。又、以上は一方のベアリングシール
10(シールリング31側のもの)のみについて
延べたが、他方のもの(シールリング32側のも
の)の構成についても以上と同様であるため、こ
れについて説明は省略する。
次に本ベアリングシール10に作用を説明する オイルシール13の内周はその主リツプ部a,
b,cがシールリング31外周に水密、且つ気密
に嵌合しているため、これらオイルシール13と
シールリング31との間に水、水蒸気等の気体の
漏洩は起こり得ない。
ところで、回転軸30の回転時はオイルシール
13も一体に回転するため、該オイルシール13
に一体に形成した第一補助リツプ部13a,13
bは共に遠心力を受けて径方向外方に広がり(弾
性変形し)、それぞれシールケース11、スプリ
ングカバー12の静止部材に密着する。従つて、
大気中の水分等は上記第一補助リツプ部13a,
13bによつてそのシールケース11内への浸入
を阻止される。尚、万一これらリツプ部13a,
13bを通過してシールケース11内に浸入した
気体等は、通常シールリング31と接触するシー
ルリツプ15によつてそのベアリング本体2内へ
の浸入を阻止される。
而して、回転軸30の停止時においては、オイ
ルシール13には遠心力が作用しないため、該オ
イルシール13に設けた第一補助リツプ部13
a,13bは第2図に示す如くシールケース1
1、スプリングカバー12の静止部材から離れる
位置に復元し、両者間に隙間が発生して内部空間
は大気側と連通する。従つて、回転軸30の回転
中に第一補助リツプ部13a,13bを通過して
シールケース11内に浸入した水蒸気等の気体
は、ベアリング内部側の温度上昇によつてその圧
力が上昇し、この隙間、或いは通孔18……を経
て大気中に効果的に排出されるため、大気側との
間で温度差を生じることがない。尚、軸の停止時
に第二補助リツプ部13cは静止側のスプリング
カバー12と密に接触しているため、上記気体の
排出が十分に行なわれなかつたとしてもベアリン
グ本体2の内部側へと浸入することはない。又、
シールリツプ15はシールケース11内に浸入し
た気体のベアリング本体2内への浸入を阻止する
とともに、ベアリング本体2内のグリース等の潤
滑剤の漏出を防ぐものである。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く、本考案によれば、
大気側とベアリング内部との間で温度差を生じな
いようになつているので、ベアリング内部に結露
を生じることがなく、ためにベアリング本体内の
グリース等の潤滑剤が水分によつて悪影響を受
け、その潤滑性能を害されることがなく、ベアリ
ングの焼付き等の事故の発生が防がれる。又、オ
イルシールは回転軸と共に回転し、摺接部分が少
ないため、ベアリングシールの耐久性の向上が図
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るベアリングシールを備え
るジヤーナルベアリング下半部の縦断面図、第2
図は同ベアリングシール要部の縦断面図、第3図
は従来のベアリングシール要部の縦断面図であ
る。 1……ジヤーナルベアリング、10……ベアリ
ングシール、11……シールケース、12……ス
プリングカバー、13……オイルシール、13
a,13b……第一補助リツプ部、13c……第
二補助リツプ部、15……シールリツプ、18…
…通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸を保持するベアリング本体の外輪の側端
    に、環状のシールケースと該シールケースの内周
    側に固着した固定環とを有する静止部材を設ける
    ことによつて、回転軸に固着した回転体と静止部
    材との間に空間を形成し、回転体外周の空間に臨
    む位置にオイルシールを嵌合するとともに、該オ
    イルシールに、回転体の非回転時に静止部材と非
    接触で且つ回転時には遠心力によつて弾性変形し
    て静止部材と接触する第一補助リツプ部を設け、
    更に固定環であつて第一補助リツプよりもベアリ
    ング本体の内部側の位置に、回転体に摺接すべき
    シールリツプを取付けたことを特徴とするベアリ
    ングシール。
JP8612686U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0426736Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8612686U JPH0426736Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8612686U JPH0426736Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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Publication Number Publication Date
JPS62196930U JPS62196930U (ja) 1987-12-15
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