JPH04272462A - 内燃機関の排気ガス還流装置 - Google Patents

内燃機関の排気ガス還流装置

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JPH04272462A
JPH04272462A JP3034736A JP3473691A JPH04272462A JP H04272462 A JPH04272462 A JP H04272462A JP 3034736 A JP3034736 A JP 3034736A JP 3473691 A JP3473691 A JP 3473691A JP H04272462 A JPH04272462 A JP H04272462A
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JP
Japan
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negative pressure
intake
passage
closing means
valve
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JP3034736A
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Kunihiko Nakada
邦彦 中田
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Yuji Kanto
関東 勇二
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/04Cooling of air intake supply
    • F02B29/0406Layout of the intake air cooling or coolant circuit
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M2026/001Arrangements; Control features; Details
    • F02M2026/002EGR valve being controlled by vacuum or overpressure
    • F02M2026/0025Intake vacuum or overpressure modulating valve
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02M26/08EGR systems specially adapted for supercharged engines for engines having two or more intake charge compressors or exhaust gas turbines, e.g. a turbocharger combined with an additional compressor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
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    • F02M26/55Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators
    • F02M26/56Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators having pressure modulation valves
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/65Constructional details of EGR valves
    • F02M26/71Multi-way valves

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガソリンエンジン、デ
ィーゼルエンジン等の内燃機関に係り、詳しくはその排
気ガス還流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの排気ガス中からNOx
を低減させるために、排気ガスの一部を排気系から取り
出し、適当な温度や時期或いは流量を制御して吸気系へ
再循環させる排気ガス還流、即ちEGRの技術が一般的
に知られている。この種のEGRの技術としては、例え
ば特開昭60−1368号公報、特開平1−13005
1号公報においてそれぞれ開示されている。これら各従
来公報の技術は、排気通路から排気ガスの一部を取り出
して吸気通路へ再循環させるEGR通路と、そのEGR
通路を開閉するために設けられ、吸気通路からダイヤフ
ラム室に導入される吸気負圧に比例して開放作動される
EGR弁と、スロットル弁下流側の吸気通路における吸
気負圧を取り出してEGR弁のダイヤフラム室に作動圧
として導入する負圧通路と、その負圧通路を開閉するた
めに設けられ、EGR弁のダイヤフラム室に導入される
作動圧を制御すべくデューティ制御されるバキュームス
イッチングバルブ(VSV)とを備えている。そして、
そのVSVの開度をエンジンの運転状態に応じてデュー
ティ制御することにより、EGR弁の開度が制御され、
EGR通路を通じて吸気通路へ再循環される排気ガス量
(EGR量)が好適に制御されるようになっていた。
【0003】しかしながら、各従来公報の技術において
、もし万が一何らかの原因でVSVが開放状態で故障し
た場合には、次のような不具合の起こるおそれがあった
。即ち、VSVが開放状態で故障した場合には、エンジ
ンアイドル状態等のように吸入空気量の極めて少ないス
ロットル弁全閉時にスロットル弁下流側の吸気通路内が
負圧になることにより、その負圧がEGR弁のダイヤフ
ラム室に作用し、EGR弁が開放されて不必要な排気ガ
スがEGR通路を通じて吸気通路へと再循環されること
になる。そのため、極めて少ない吸入空気量と共に排気
ガスが燃焼室に供給されることになり、空燃比がオーバ
リーン化してアイドル状態を不安定にさせるというおそ
れがあった。
【0004】そこで、本出願人はVSV開放故障時にお
けるフェイルセーフとして、スロットル弁全閉時にEG
R弁を閉じるために、EGR弁ダイヤフラム室へ作動圧
を導入する負圧通路を強制的に閉じるバキュームコント
ロールバルブ(VCV)を設けることを考えた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記VCV
を設けた場合に、非常に稀ではあるが、VCV自体が開
放状態で故障して正常に作動しなくなるおそれも考えら
れる。従って、VCVが開放状態で故障した場合には、
上記のようにVSVの開放故障状態におけるスロットル
弁全閉時に、そのフェイルセーフが正常に機能しなくな
り、EGR弁のダイヤフラム室に負圧が作用して同弁が
開放され、エンジンの要求に反した不必要な排気ガスが
吸気通路へ再循環されて空燃比がオーバリーン化するお
それがあった。そのため、フェイルセーフ自体の異常を
早期に把握して対処する必要があった。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その第1の目的は、VSV等の負圧通路
開閉手段の開放故障時におけるフェイルセーフとして、
スロットル弁全閉時に負圧通路を通じてEGR弁等の開
閉手段に導入される作動圧を遮断する負圧通路閉鎖手段
を備えた排気ガス還流装置において、その負圧通路閉鎖
手段が開放故障してフェイルセーフが正常に機能しない
状態のときに、そのことを直ちに運転者等に知らせるこ
との可能な内燃機関の排気ガス還流装置を提供すること
にある。
【0007】又、第2の目的は、VSV等の負圧通路開
閉手段の開放故障時におけるフェイルセーフとして、ス
ロットル弁全閉時に負圧通路を通じてEGR弁等の開閉
手段に導入される作動圧を遮断する負圧通路閉鎖手段を
備えた排気ガス還流装置において、その負圧通路閉鎖手
段が開放故障してフェイルセーフが正常に機能しない状
態のときに、EGR弁等の開閉手段を直ちに閉じて排気
ガスの再循環を阻止することの可能な内燃機関の排気ガ
ス還流装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、第1の発明においては、図1に示すように、
内燃機関M1の排気系M2と吸気系M3との間に設けら
れ、排気系M2から排気ガスの一部を取り出して吸気系
M3へ再循環させる排気ガス再循環通路M4と、その排
気ガス再循環通路M4を開閉するために設けられ、吸気
系M3から導入される吸気負圧に比例して開放作動され
る再循環通路開閉手段M5と、吸気系M3におけるスロ
ットル弁M6下流側の吸気負圧を取り出して再循環通路
開閉手段M5に作動圧として導入する負圧通路M7と、
その負圧通路M7を開閉するために設けられ、再循環通
路開閉手段M5に導入される作動圧を調節すべく駆動制
御される負圧通路開閉手段M8と、負圧通路開閉手段M
8の開放故障時におけるフェイルセーフとして設けられ
、スロットル弁M6の全閉時に再循環通路開閉手段M5
を閉じるべく、スロットル弁M6下流側の吸気負圧に基
づいて閉鎖作動されて負圧通路M7を強制的に閉じる負
圧通路閉鎖手段M9とを備えた内燃機関の排気ガス還流
装置において、スロットル弁M6の全閉状態を検出する
弁全閉検出手段M10と、吸気系M3におけるスロット
ル弁M6下流側の吸気圧を検出する吸気圧検出手段M1
1と、弁全閉検出手段M10の検出結果がスロットル弁
M6の全閉状態である場合に、再循環通路開閉手段M5
にある程度の作動圧を導入して同再循環通路開閉手段M
5のわずかな開放を許容させるために、負圧通路開閉手
段M8を微開放させるよう駆動制御する微開放制御手段
M12と、弁全閉検出手段M10の検出結果がスロット
ル弁M6の全閉状態である場合に、吸気圧検出手段M1
1の検出値が正常吸気負圧よりも小さい吸気負圧となる
異常時であるか否かを判断する吸気負圧判断手段M13
と、その吸気負圧判断手段M13の判断結果が異常時で
ある場合に、負圧通路閉鎖手段M9の開放故障であると
して駆動されて報知する報知手段M14とを備えている
【0009】又、上記第2の目的を達成するために、第
2の発明においては、図2に示すように、内燃機関M1
の排気系M2と吸気系M3との間に設けられ、排気系M
2から排気ガスの一部を取り出して吸気系M3へ再循環
させる排気ガス再循環通路M4と、その排気ガス再循環
通路M4を開閉するために設けられ、吸気系M3から導
入される吸気負圧に比例して開放作動される再循環通路
開閉手段M5と、吸気系M3におけるスロットル弁M6
下流側の吸気負圧を取り出して再循環通路開閉手段M5
に作動圧として導入する負圧通路M7と、その負圧通路
M7を開閉するために設けられ、再循環通路開閉手段M
5に導入される作動圧を調節すべく駆動制御される負圧
通路開閉手段M8と、負圧通路開閉手段M8の開放故障
時におけるフェイルセーフとして設けられ、スロットル
弁M6の全閉時に再循環通路開閉手段M5を閉じるべく
、スロットル弁M6下流側の吸気負圧に基づいて閉鎖作
動されて負圧通路M7を強制的に閉じる負圧通路閉鎖手
段M9とを備えた内燃機関の排気ガス還流装置において
、スロットル弁M6の全閉状態を検出する弁全閉検出手
段M10と、吸気系M3におけるスロットル弁M6下流
側の吸気圧を検出する吸気圧検出手段M11と、弁全閉
検出手段M10の検出結果がスロットル弁M6の全閉状
態である場合に、再循環通路開閉手段M5にある程度の
作動圧を導入して同再循環通路開閉手段M5のわずかな
開放を許容させるために、負圧通路開閉手段M8を微開
放させるよう駆動制御する微開放制御手段M12と、弁
全閉検出手段M10の検出結果がスロットル弁M6の全
閉状態である場合に、吸気圧検出手段M11の検出値が
正常吸気負圧よりも小さい吸気負圧となる異常時である
か否かを判断する吸気負圧判断手段M13と、その吸気
負圧判断手段M13の判断結果が異常時である場合に、
負圧通路閉鎖手段M9の開放故障であるとして、再循環
通路開閉手段M5に導入される作動圧を遮断するために
負圧通路開閉手段M8を閉鎖させるよう駆動制御する閉
鎖制御手段M15とを備えている。
【0010】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、図1に示すよ
うに、弁全閉検出手段M10の検出結果がスロットル弁
M6の全閉状態であるとき、微開放制御手段M12は負
圧通路開閉手段M8を微開放させるよう駆動制御し、再
循環通路開閉手段M5にある程度の作動圧を導入して同
再循環通路開閉手段M5のわずかな開放を許容させる。 同時に、吸気負圧判断手段M13は吸気圧検出手段M1
1の検出値が正常吸気負圧よりも小さい吸気負圧となる
異常時であるか否かを判断する。
【0011】ここで、負圧通路開閉手段の開放故障時に
おけるフェイルセーフとして設けられた負圧通路閉鎖手
段M9が何らかの原因で開放故障している場合には、ス
ロットル弁M6の全閉状態において負圧通路開閉手段M
8が微開放されて再循環通路開閉手段M5へある程度の
作動圧が導入される。このため、再循環通路開閉手段M
5がわずかに開かれ、わずかな排気ガスが吸気系M3へ
再循環されて、スロットル弁M6の下流側の吸気負圧が
正常値よりも小さくなる。従って、吸気負圧判断手段M
13の判断結果が異常時となって報知手段M14が駆動
され、負圧通路閉鎖手段M9の開放故障であることが報
知される。
【0012】上記第2の発明の構成によれば、図2に示
すように、弁全閉検出手段M10の検出結果がスロット
ル弁M6の全閉状態であるとき、微開放制御手段M12
は負圧通路開閉手段M8を微開放させるよう駆動制御し
、再循環通路開閉手段M5にある程度の作動圧を導入し
て同再循環通路開閉手段M5のわずかな開放を許容させ
る。同時に、吸気負圧判断手段M13は吸気圧検出手段
M11の検出値が正常吸気負圧よりも小さい吸気負圧と
なる異常時であるか否かを判断する。
【0013】ここで、負圧通路開閉手段の開放故障時に
おけるフェイルセーフとして設けられた負圧通路閉鎖手
段M9が何らかの原因で開放故障している場合には、ス
ロットル弁M6の全閉状態において負圧通路開閉手段M
8が微開放されて再循環通路開閉手段M5へある程度の
作動圧が導入される。このため、再循環通路開閉手段M
5がわずかに開かれ、わずかな排気ガスが吸気系M3へ
再循環されて、スロットル弁M6の下流側の吸気負圧が
正常値よりも小さくなる。従って、吸気負圧判断手段M
13の判断結果が異常時となり、閉鎖制御手段M15は
負圧通路閉鎖手段M9の開放故障であるとして、負圧通
路開閉手段M8を駆動制御して閉鎖させる。よって、再
循環通路開閉手段M5に導入される作動圧が遮断されて
排気ガスが吸気系M3へ再循環されることはない。
【0014】
【実施例】以下、上記第1及び第2の発明の内燃機関の
排気ガス還流装置を具体化した一実施例を図3〜図10
に基づいて詳細に説明する。図3,6,7はこの実施例
における車両に搭載された直列6気筒の過給機付ガソリ
ンエンジンシステムを説明する概略構成図である。内燃
機関としてのエンジン1の吸気系には、吸気脈動或いは
吸気干渉を防止するためのサージタンク2が設けられて
いる。又、サージタンク2の上流側には、スロットルボ
ディ3が設けられている。このスロットルボディ3の内
部には、図示しないアクセルペダルの操作に連動して開
閉されるスロットル弁4が設けられている。そして、そ
のスロットル弁4が開閉されることにより、サージタン
ク2への吸入空気量Qが調節される。更に、サージタン
ク2の下流側は、エンジン1の各気筒#1,#2,#3
,#4,#5,#6毎へ分岐された吸気マニホルド5と
なっている。この吸気マニホルド5には、エンジン1の
各気筒#1〜#6毎に燃料を噴射供給する燃料噴射弁(
インジェクタ)6A,6B,6C,6D,6E,6Fが
それぞれ設けられている。各インジェクタ6A〜6Fに
は図示しない燃料ポンプの作動により、フユーエルタン
クから所定圧力の燃料が供給されるようになっている。 更に、エンジン1の各気筒#1〜#6に対応して、点火
プラグ7A,7B,7C,7D,7E,7Fがそれぞれ
設けられている。
【0015】一方、エンジン1の排気系には、各気筒#
1〜#6から排気ガスを導出する排気マニホルド8が設
けられている。この排気マニホルド8は互いに排気干渉
を伴わない気筒群#1〜#3と、同じく互いに排気干渉
を伴わない気筒群#4〜#6との2つに集合されている
。即ち、排気マニホルド8は主排気集合部8aと副排気
集合部8bとを備え、それら両排気集合部8a,8bが
連通路9によって互いに連通されている。そして、気筒
群#1〜#3からの排気ガスが主排気集合部8aに、気
筒群#4〜#6からの排気ガスが副排気集合部8bに集
合されるようになっている。
【0016】エンジン1の吸気系及び排気系には、主タ
ーボチャージャ10及び副ターボチャージャ11がそれ
ぞれ並列に設けられている。即ち、主ターボチャージャ
10を構成するタービン10aは、その上流側が排気マ
ニホルド8の主排気集合部8aに対応して連通されてい
る。又、副ターボチャージャ11を構成するタービン1
1aは、その上流側が排気マニホルド8の副排気集合部
8bに連通されている。つまり、主ターボチャージャ1
0に対応してエンジン1の気筒群#1〜#3が連通され
、副ターボチャージャ11に対応してエンジン1の気筒
群#4〜#6が連通されている。更に、各タービン10
a,11aの下流側は主・副別々の排気通路12,13
に連通されている。主・副の各排気通路12,13はそ
の下流側にて合流し、三元触媒を内蔵してなる触媒コン
バータ14を介して外部に連通されている。
【0017】一方、主・副の各ターボチャージャ10,
11を構成する各コンプレッサ10b,11bは、その
上流側が主・副別々の吸気通路15,16に連通されて
いる。主・副の各吸気通路15,16の上流側は一本の
共通吸気通路17に合流してエアクリーナ18を介し外
部に連通されている。又、各コンプレッサ10b,11
bの下流側は主・副別々の吸気通路19,20に連通さ
れている。主・副の各吸気通路19,20の下流側は一
本の共通吸気通路21に合流して連通され、吸気冷却用
のインタークーラ22、更にはスロットルボディ3を介
してサージタンク2に連通されている。
【0018】この実施例において、主ターボチャージャ
10はエンジン1の低吸入空気量域から高吸入空気量域
まで作動されるものであり、副ターボチャージャ11は
低吸入空気量域で停止され、高吸入空気量域のみで作動
されるものであり、主・副の両ターボチャージャ10,
11により、いわゆる「2ステージツインターボシステ
ム」が構成されている。
【0019】主・副の両ターボチャージャ10,11の
作動・停止を可能にするために、副ターボチャージャ1
1のタービン11aに連通する副排気通路13の途中に
は、排気切替弁23が設けられている。又、副ターボチ
ャージャ11のコンプレッサ11bに連通する副吸気通
路20の途中には、吸気切替弁24が設けられている。 これら排気切替弁23及び吸気切替弁24は、それぞれ
三方式の第1及び第2のバキュームスイッチングバルブ
(以下単に「VSV」という)25,26の開閉切替に
よって駆動されるダイヤフラム式のアクチュエータ27
,28によってそれぞれ開閉されるようになっている。 第1及び第2のVSV25,26の大気ポートにはエア
フィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポートには
プレッシャータンク30から所要の高圧空気が導入され
るようになっている。
【0020】従って、第1及び第2のVSV25,26
の開閉切替により、各アクチュエータ27,28のダイ
ヤフラム室27a,28aへの空気圧導入が調節される
ことにより、各アクチュエータ27,28が作動して排
気切替弁23及び吸気切替弁24がそれぞれ開閉される
。即ち、第1のVSV25はオンされることにより、排
気切替弁23を全開とするようにアクチュエータ27を
作動させ、オフされることにより、排気切替弁23を全
閉とするようにアクチュエータ27を作動させる。 又、第2のVSV26はオンされることにより、吸気切
替弁24を全開とするようにアクチュエータ28を作動
させ、オフされることにより、吸気切替弁24を全閉と
するようにアクチュエータ28を作動させる。そして、
排気切替弁23及び吸気切替弁24の両方が全開のとき
には、主・副の両ターボチャージャ10,11が作動す
る「ダブル過給ステージ」となり、両切替弁23,24
の両方が全閉のときには、主ターボチャージャ10のみ
が作動する「シングル過給ステージ」となる。
【0021】副ターボチャージャ11のタービン11a
に連通する副排気通路13には、排気切替弁23を迂回
して主排気通路12に連通する排気バイパス通路31が
設けられている。又、この排気バイパス通路31には、
同通路31を開閉する排気バイパス弁32が設けられて
いる。この排気バイパス弁32は、ダイヤフラム式のア
クチュエータ33によって開閉されるようになっている
。このアクチュエータ33のダイヤフラム室33aは、
吸気切替弁24よりも下流側の副吸気通路20に連通さ
れると共に、二方式の第3のVSV34を介してコンプ
レッサ11bよりも上流側の副吸気通路16に連通され
ている。そして、この第3のVSV34の開閉により、
ダイヤフラム室33aにコンプレッサ10bによる過給
圧の導入が調節されることにより、アクチュエータ33
が作動されて排気バイパス弁32が開閉されるようにな
っている。即ち、第3のVSV34はデューティ制御さ
れることにより、主ターボチャージャ10のコンプレッ
サ10bによる過給圧の大気へのブリード量を調整し、
アクチュエータ33のダイヤフラム室33aへの作動圧
を調整して排気バイパス弁32の開度(開口量)が可変
とされる。
【0022】更に、吸気切替弁24よりも上流側の副吸
気通路20と、主ターボチャージャ10のコンプレッサ
10bよりも上流側の主吸気通路15との間には、両通
路20,16を連通する第1の吸気バイパス通路35が
設けられている。又、第1の吸気バイパス通路35の一
端側には、同通路35を開閉するために、ダイヤフラム
式のアクチュエータ36によって駆動される第1の吸気
バイパス弁37が設けられている。このアクチュエータ
36は三方式の第4のVSV38の開閉切替によって駆
動される。この第4のVSV38の大気ポートにはエア
フィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポートには
プレッシャータンク30から所要の高圧空気が導入され
るようになっている。
【0023】従って、第4のVSV38の開閉切替に基
づき、アクチュエータ36のダイヤフラム室36aへの
空気圧の導入が調節されることにより、アクチュエータ
36が作動して第1の吸気バイパス弁37が開閉される
。即ち、第4のVSV38はオンされることにより、第
1の吸気バイパス弁37を全閉とするようにアクチュエ
ータ36を作動させ、オフされることにより、第1の吸
気バイパス弁37を全開とするようにアクチュエータ3
6を作動させる。この第1の吸気バイパス通路35は主
ターボチャージャ10のみの作動から、主・副の両ター
ボチャージャ10,11の作動への切り替えをスムーズ
にするために開かれる通路である。
【0024】尚、プレッシャータンク30の圧力ポート
はインタークーラ22よりも上流側の共通吸気通路21
に連通されており、同プレッシャータンク30に対して
主ターボチャージャ10による過給圧が供給されるよう
になっている。又、副吸気通路20において吸気切替弁
24の上流側と下流側とを連通させるバイパス通路39
には、リード弁40が設けられている。そして、副ター
ボチャージャ11のコンプレッサ11bの出口圧力が主
ターボチャージャ10のそれよりも大きくなったとき、
そのバイパス通路39及びリード弁40を介して吸気切
替弁24の上流側から下流側へと空気がバイパスされる
ようになっている。
【0025】一方、主ターボチャージャ10において、
タービン10aの上流側と下流側との間にはウェイスト
ゲート通路41が設けられている。又、このウェイスト
ゲート通路41には、同通路41を開閉するウェイスト
ゲート弁42が設けられている。このウェイストゲート
弁42は、主ターボチャージャ10による過給圧が予め
設定された圧力を越えることを防止するために、そのタ
ービン10aへの流入排気ガスを、タービン10aの出
口側へバイパスしてタービン10aの出力を調節し、主
ターボチャージャ10による過給圧をコントロールする
ためのものである。そして、ウェイストゲート弁42は
ダイヤフラム式のアクチュエータ43によって開閉され
るようになっている。このアクチュエータ43のダイヤ
フラム室43aは、コンプレッサ10bよりも下流側の
主吸気通路19に連通されると共に、二方式の第5のV
SV44を介してコンプレッサ10bよりも上流側の主
吸気通路15に連通されている。そして、その第5のV
SV44の開閉により、ダイヤフラム室43aにコンプ
レッサ10bによる過給圧の導入が調節されることによ
り、アクチュエータ43が作動してウェイストゲート弁
42が開閉される。即ち、第5のVSV44はデューテ
ィ制御されることにより、過給圧の大気へのブリード量
を調整し、アクチュエータ43のダイヤフラム室43a
への作動圧を調整してウェイストゲート弁42の開度(
開口量)が可変とされる。
【0026】又、主ターボチャージャ10に関わり、そ
のコンプレッサ10bよりも上流側の主吸気通路15と
同コンプレッサ10bよりも下流側の共通吸気通路21
との間には、第2の吸気バイパス通路45が設けられて
いる。この第2の吸気バイパス通路45の一端側には、
同通路45を開閉するために、ダイヤフラム式のアクチ
ュエータ46によって駆動される第2の吸気バイパス弁
47が設けられている。このアクチュエータ46のダイ
ヤフラム室46aはサージタンク2に連通されている。 従って、サージタンク2内が負圧になったときのみ、第
2の吸気バイパス弁47が開かれるようにアクチュエー
タ46が作動され、それ以外のときには第2の吸気バイ
パス弁47が閉じられるようにアクチュエータ46が作
動されるようになっている。
【0027】そして、エンジン1はエアクリーナ18を
通じて導入される外気を、共通吸気通路17、主・副の
各吸気通路15,16、主・副の各ターボチャージャ1
0,11のコンプレッサ10b,11b、インタークー
ラ22、サージタンク2及び吸気マニホルド5等を通じ
て取り込む。又、その外気の取り込みと同時に、エンジ
ン1は各インジェクタ6A〜6Fから噴射される燃料を
取り込む。更に、エンジン1はその取り込んだ燃料と外
気との混合気を各気筒#1〜#6の燃焼室にて爆発・燃
焼させて駆動力を得た後、その排気ガスを排気マニホル
ド8、主・副の各ターボチャージャ10,11のタービ
ン10a,11a、主・副の各排気通路12,13及び
触媒コンバータ14を介して外部へ排出させる。
【0028】エンジン1の運転状態を検出する各センサ
としては、スロットルボディ3にスロットル弁4の全閉
状態及び開度(スロットル開度)ACCPを検出する弁
全閉検出手段としてのスロットル開度センサ61が設け
られている。サージタンク2には、同タンク2内におけ
る吸気圧PMを検出する吸気圧検出手段としての吸気圧
センサ62が設けられている。エアクリーナ18の下流
側には、共通吸気通路17を通過する吸入空気量Qを測
定する周知の可動ベーン式エアフローメータ63が設け
られている。又、エンジン1には、その冷却水の温度(
冷却水温)THWを検出する水温センサ64が設けられ
ている。更に、主・副の両排気通路12,13の合流部
近傍には、排気中の酸素濃度を検出する、即ち排気空燃
比を検出する酸素センサ65が設けられている。この酸
素センサ65は主排気通路12にオフセットした位置に
配置されている。
【0029】エンジン1の各気筒毎#1〜#6に設けら
れた各点火プラグ7A〜7Fには、ディストリビュータ
48にて分配された点火信号が印加される。ディストリ
ビュータ48はイグナイタ49から出力される高電圧を
エンジン1のクランク角に同期して各点火プラグ7A〜
7Fに分配するためのものである。そして、各点火プラ
グ7A〜7Fの点火タイミングは、イグナイタ49から
の高電圧出力タイミングにより決定される。
【0030】ディストリビュータ48にはエンジン1の
回転に連動して回転される図示しないロータが内蔵され
ている。そして、このディストリビュータ48には、ロ
ータの回転からエンジン回転数NEを検出する回転数セ
ンサ66が設けられている。同じくディストリビュータ
48には、ロータの回転に応じてエンジン1のクランク
角の変化を所定の割合で検出する気筒判別センサ67が
それぞれ取付けられている。この実施例では、1行程に
対してエンジン1が2回転するものとして、気筒判別セ
ンサ67は360°CAの割合でクランク角を検出する
ようになっている。又、エンジン1に駆動連結された図
示しないトランスミッションには、車速SPを検出する
ための車速センサ68が設けられている。
【0031】更に、エンジン1等の制御を行うための後
述する電子制御装置71を格納した図示しないコントロ
ールボックスには、大気圧PAを検出するための大気圧
センサ69が設けられている。更に又、エンジン1の始
動のために駆動される図示しないスタータには、そのス
タータの駆動・停止に伴ってオン・オフされて始動中・
始動後を指示するスタータ信号STを出力するスタータ
スイッチ70が設けられている。
【0032】加えて、この実施例のエンジン1には、図
3,4に示すように排気ガス還流装置(以下単に「EG
R装置」という)81が設けられている。このEGR装
置81は、排気系と吸気系との間に設けられた排気ガス
再循環通路(EGR通路)82を備えている。このEG
R通路82は、排気系から排気ガスの一部を取り出して
吸気系へ再循環、即ち還流させるためのものであり、図
4に示すように、その一端側の取出口82aが副排気集
合部8bに通じる気筒#6の排気通路83に配置されて
いる。一方、EGR通路82の他端側である取入口82
bは、図4に示すようにサージタンク2に配置されてい
る。そして、気筒#6の排気通路83にて取り出された
排気ガスの一部が、EGR通路82を通じてサージタン
ク2へ還流されるようになっている。
【0033】EGR通路82の途中には、同通路82を
開閉する再循環通路開閉手段としてのEGR弁84が設
けられている。このEGR弁84は吸気系から導入され
る吸気負圧に比例して開放作動されるものである。図4
に示すように、EGR弁84はスプリング85によって
付勢されたダイヤフラム86を内蔵してなるダイヤフラ
ム室84aと、EGR通路82に連通する本体ケーシン
グ84bとを備えている。又、ダイヤフラム86には、
先端に弁体87を固着してなる弁ロッド87aの基端が
固定され、その弁ロッド87aの先端側が本体ケーシン
グ84bの内部にて往復動可能に配置されている。これ
らダイヤフラム86及び弁ロッド87aはスプリング8
5によって下方へ押圧付勢されている。一方、本体ケー
シング84bの内部は、隔壁によって上室84c及び下
室84dに区画され、その隔壁には弁体87によって開
閉される弁穴84eが形成されている。そして、上室8
4cはEGR通路82を通じてサージタンク2に連通さ
れ、下室84dは同じくEGR通路82を通じて気筒#
6の排気通路83に連通されている。尚、下室84dと
排気通路83との間のEGR通路82の途中には、EG
Rクーラ88が設けられている。このEGRクーラ88
はエンジンブロックと一体に形成されたものであり、排
気ガスを通過させる間に外気との間で熱交換を行わせて
冷却するためのものである。
【0034】EGR弁84のダイヤフラム室84aへ吸
気系の吸気負圧を作動圧として導入するために、そのダ
イヤフラム室84aとサージタンク2とを連通させる第
1の負圧通路89が設けられている。この第1の負圧通
路89の一端側である導入ポート89aは、スロットル
弁4よりも下流側のサージタンク2に連通され、サージ
タンク2における吸気負圧を導入するようになっている
【0035】この第1の負圧通路89の途中には、同負
圧通路89を開閉すると共にEGR弁84のダイヤフラ
ム室84aに導入される作動圧を調節するためにデュー
ティ制御される負圧通路開閉手段としての二方式の第6
のVSV90が設けられている。この第6のVSV90
の一方のポートは、第1の負圧通路89を介してサージ
タンク2に連通されている。
【0036】同じく、第1の負圧通路89の途中には、
第6のVSV90の他方のポートに連通するEGR弁モ
ジュレータ91が設けられている。このEGR弁モジュ
レータ91はEGR弁84の下室84dにかかる排気圧
(排圧)に比例して、そのダイヤフラム室84aにかか
る吸気負圧を増大調整するためのものである。即ち、E
GR弁モジュレータ91は第1の負圧通路89に連通す
る上部通路91aと、ダイヤフラム92を内蔵する本体
ケーシング91bとを備えている。又、本体ケーシング
91bはダイヤフラム92を境に大気室91cと排圧室
91dとに区画されている。大気室91cと上部通路9
1aの間には連通ポート91eが形成され、大気室91
cの側壁には大気ポート91fが形成されている。そし
て、大気ポート91fを通じて大気室91cに大気圧が
導入されることにより、その大気圧が連通ポート91e
から上部通路91aを通じて第1の負圧通路89に作用
するようになっている。
【0037】又、EGR弁モジュレータ91の排圧室9
1dとEGR弁84の下室84dとは排圧通路93を介
して連通されており、下室84dにかかる排圧が排圧室
91dに作用するようになっている。又、その排圧室9
1dに作用する排圧に比例して上部通路91aへの大気
圧の導入を絞るために、ダイヤフラム92の中央には、
連通ポート91eの開度を調節するための弁体94が設
けられている。大気室91cには、排圧に抗してダイヤ
フラム92を付勢するスプリング95が内蔵されている
。そして、排圧室91dに作用する排圧に比例してダイ
ヤフラム92がスプリング95の付勢力に抗して上動変
位されることにより、その変位量に応じて連通ポート9
1eの開度が弁体94によって調節される。又、排圧室
91dに所定値以上の排圧がかかった時には、ダイヤフ
ラム92の上動変位により連通ポート91eが弁体94
によって完全に閉鎖される。つまり、EGR弁モジュレ
ータ91はEGR弁84にかかる排圧に比例して上部通
路91aへの大気圧の導入を絞るようになっており、こ
れによって第1の負圧通路89を通じEGR弁84のダ
イヤフラム室84aにかかる作動圧が増大調節されるよ
うになっている。
【0038】併せて、この実施例において、第1の負圧
通路89の途中には、EGR弁モジュレータ91の上部
通路91aに連通する負圧通路閉鎖手段としてのバキュ
ームコントロールバルブ(以下単に「VCV」という)
96が設けられている。このVCV96は、第6のVS
V90の開放故障時におけるフェイルセーフとして、ス
ロットル弁4の全閉時にスロットル弁4の下流側の吸気
負圧に基づいて閉鎖作動され、第1の負圧通路89を強
制的に閉じるためのものである。
【0039】即ち、図4,8に示すように、VCV96
はスプリング97によって付勢されたダイヤフラム98
を内蔵してなるダイヤフラム室96aと、第1の負圧通
路89に連通する本体ケーシング96bとを備えている
。又、ダイヤフラム98には、先端に弁体99を固着し
てなる弁ロッド99aの基端が固定され、その弁ロッド
99aの先端側が本体ケーシング96bの内部にて往復
動可能に配置されている。これらダイヤフラム98及び
弁ロッド99aはスプリング97によって下方へ押圧付
勢されている。一方、本体ケーシング96bの内部は、
隔壁によって上室96c及び下室96dに区画され、そ
の隔壁には弁体99によって開閉される連通ポート96
eが形成されている。そして、上室96cは第1の負圧
通路89を通じてEGR弁モジュレータ91の上部通路
91aに連通され、下室96dは同じく第1の負圧通路
89を通じてEGR弁84のダイヤフラム室84aに連
通されている。又、下室96dの底壁には、大気に連通
すると共に弁体99によって開閉される大気ポート96
fが形成されている。
【0040】そして、VCV96のダイヤフラム室96
aに吸気負圧が作用しない状態では、スプリング97の
付勢力によってダイヤフラム98及び弁ロッド99aが
押し下げられる。これによって、VCV96はその大気
ポート96fが弁体99によって閉鎖され、これに対し
て連通ポート96eが開放されて上室96cと下室96
dとが連通し、第1の負圧通路89に作用する吸気負圧
がそのままEGR弁84のダイヤフラム室84aに作動
圧として作用することになる。一方、VCV96のダイ
ヤフラム室96aに吸気負圧が作用することにより、ス
プリング97の付勢力に抗してダイヤフラム98及び弁
ロッド99aが上動変位する。これによって、VCV9
6はその連通ポート96eが弁体99によって閉鎖され
、即ち第1の負圧通路89が閉鎖され、これに対して大
気ポート96fが開放され、下室96dから第1の負圧
通路89を通じてEGR弁84のダイヤフラム室84a
に大気圧が作用してEGR弁84が閉じられる。
【0041】又、VCV96のダイヤフラム室96aは
第2の負圧通路100を介してスロットル弁4よりも下
流側のスロットルボディ3に連通されている。スロット
ルボディ3に開口する第2の負圧通路100の導入ポー
ト100aの位置は、スロットル弁4の全閉時にサージ
タンク2内の吸気負圧が作用し、スロットル弁4の開放
時には共通吸気通路21内の大気圧が作用するように設
定されている。
【0042】更に、第2の負圧通路100の途中には、
同通路100に正圧が作用したときにその正圧がVCV
96のダイヤフラム室96aに作用するのを防ぐための
チェック弁101が設けられている。そして、このチェ
ック弁101により、VCV96のダイヤフラム室96
aには、そのダイヤフラム98を上動させる吸気負圧の
みが作用し、ダイヤフラム98を押し下げて反転させる
ような正圧が作用しないようになっている。
【0043】従って、VCV96が開かれている状態、
即ちその連通ポート96eが開放されると共に大気ポー
ト96fが閉鎖されている状態において、第6のVSV
90がデューティ制御により開かれて第1の負圧通路8
9に吸気負圧が作用することにより、EGR弁モジュレ
ータ91の上部通路91aを通じてEGR弁84のダイ
ヤフラム室84aに吸気負圧が作用し、その弁体87が
上動して弁穴84eが開かれる。つまり、EGR弁84
によりEGR通路82が開かれ、気筒#6の排気通路8
3からサージタンク2への排気ガスの還流が許容される
。この時、EGR弁84に作用する排圧が所定値を上回
らないときには、EGR弁モジュレータ91にかかる吸
気負圧が大気ポート91fを通じて導入される大気圧に
よって適度に減衰される。これによって、ダイヤフラム
室84aへの吸気負圧が適度に抑えられ、EGR弁84
の開度が抑制されてEGR通路82における排気ガスの
還流量、即ちEGR量が抑制される。一方、EGR弁8
4に作用する排圧が所定値を上回るときには、EGR弁
モジュレータ91の連通ポート91eが閉じられ、大気
ポート91fからの大気圧の導入が遮断され、EGR弁
モジュレータ91に作用する吸気負圧は減衰されること
なく全てEGR弁84のダイヤフラム室84aに作用す
る。これによって、ダイヤフラム室84aへの吸気負圧
が増大され、EGR弁84によりEGR通路82が大き
く開放されてEGR量が増大される。
【0044】そして、この実施例では、第6のVSV9
0の開放故障におけるフェイルセーフとして設けられた
VCV96が、万が一何らかの原因で開放故障した場合
に、そのことを運転者に報知するために点灯される報知
手段としの警報ランプ102が設けられている。この警
報パネル102は運転席のインパネに組み込まれて、運
転者に見やすくなっている。
【0045】以上のように説明した構成部材のうち、各
インジェクタ6A〜6F、イグナイタ49、第1〜第6
のVSV25,26,34,38,44,90及び警報
ランプ102は、微開放制御手段、吸気負圧判断手段及
び閉鎖制御手段を構成する電子制御装置(以下単に「E
CU」という)71に電気的に接続され、同ECU71
の作動によってそれらの駆動タイミングが制御されるよ
うになっている。
【0046】次に、ECU71の構成について図5のブ
ロック図に従って説明する。ECU71は中央処理装置
(CPU)72、所定の制御プログラム等を予め記憶し
た読み出し専用メモリ(ROM)73、CPU72の演
算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RA
M)74、予め記憶されたデータを保存するバックアッ
プRAM75等と、これら各部と外部入力回路76、外
部出力回路77等とをバス78によって接続した論理演
算回路として構成されている。
【0047】外部入力回路76には、前述したスロット
ル開度センサ61、吸気圧センサ62、エアフローメー
タ63、水温センサ64、酸素センサ65、回転数セン
サ66、気筒判別センサ67、車速センサ68、大気圧
センサ69及びスタータスイッチ70等がそれぞれ接続
されている。そして、CPU72は外部入力回路76を
介してエアフローメータ63、各センサ61,62,6
4〜69及びスタータスイッチ70からの出力信号を入
力値として読み込む。
【0048】又、CPU72は、これらの入力値に基づ
いて、外部出力回路77に接続された各インジェクタ6
A〜6F、イグナイタ49、第1〜第6のVSV25,
26,34,38,44,90及び警報ランプ102等
を好適に制御する。尚、この実施例において、燃料噴射
は各気筒#1〜#6毎の独立噴射となっており、各イン
ジェクタ6A〜6Fは各気筒#1〜#6の噴射タイミン
グが到来した時に個々に駆動制御されるようになってい
る。又、この実施例のエンジン1において、各気筒#1
〜#6の燃料噴射は気筒#1、気筒#5、気筒#3、気
筒#6、気筒#2及び気筒#4の順序で行われるように
なっている。
【0049】次に、上記のように構成された過給機付ガ
ソリンエンジンシステムにおいて、ECU71はエアフ
ローメータ63、各センサ61,62,64〜69及び
スタータスイッチ70からの入力値に基づきその時々の
運転状態を判断し、その運転状態に応じて主ターボチャ
ージャ10及び副ターボチャージャ11の作動を次のよ
うに制御する。
【0050】先ず、エンジン1の運転状態が低速域で、
かつ高負荷域である場合には、ECU71は排気切替弁
23及び吸気切替弁24が共に閉じ、第1及び第2のV
SV25,26を切替制御する。これによって、主ター
ボチャージャ10のみが作動される「シングル過給ステ
ージ」となる。この「シングル過給ステージ」において
、エンジン1からの排気ガスは、図6に矢印で示すよう
に、主ターボチャージャ10のみを流れ、そのタービン
10aを回転駆動させる。更に、そのタービン10aを
通過した排気ガスは、図6に矢印で示すように、主排気
通路12を経て主・副の両排気通路12,13の合流部
に至り、更に下流の触媒コンバータ14を通過して外部
へと排出される。このように、低吸入空気量域で「シン
グル過給ステージ」とする理由は、低吸入空気量域では
主ターボチャージャ10のみによる過給特性の方が主・
副の両ターボチャージャ10,11による過給特性より
も優れているからである。そして、このような「シング
ル過給ステージ」にすることより、エンジン1のトルク
の立ち上がりが速くなり、低速域のレスポンスを大幅に
良くすることができる。
【0051】又、この実施例において、酸素センサ65
の取付け位置は、主ターボチャージャ10のタービン1
0aに連通する主排気通路12にオフセットさせている
ことから、主ターボチャージャ10からの排気ガス流が
酸素センサ65に効率良く当たってその酸素濃度が検出
される。従って、酸素センサ65は排気ガス流によって
迅速に温められ、空燃比制御のための安定した出力温度
特性域に早期に達することができる。この「シングル過
給ステージ」においては、排気ガス流の全量が必ず酸素
センサ65に当たり、後で説明する「ダブル過給ステー
ジ」においても、常時作動する主ターボチャージャ10
からの排気ガス流が必ず酸素センサ65に当たることに
なり、その酸素センサ65により排気ガスの酸素濃度を
精度良く検出することができる。
【0052】更に、エンジン1の運転状態が低速域で、
かつ低負荷域である場合には、ECU71は排気切替弁
23が閉じたままで吸気切替弁24のみが開かれるよう
に、第1及び第2のVSV25,26を切替制御する。 これによって、「シングル過給ステージ」のままで、主
・副の両吸気通路15,16が共に開かれ、主ターボチ
ャージャ10のみの作動による吸気抵抗の増大を抑える
ことができる。そして、このようにすることにより、低
負荷域からの加速初期における過給圧の立ち上がり特性
、運転上のレスポンスを改善することができる。
【0053】又、エンジン1の運転状態が低吸入空気量
域から高吸入空気量域へ移行する場合、即ち「シングル
過給ステージ」から「ダブル過給ステージ」へ切り替わ
る場合には、ECU71は排気切替弁23及び吸気切替
弁24が共に開かれるように、第1及び第2のVSV2
5,26を切替制御する。この際、排気切替弁23が閉
じられているときに排気バイパス弁32を開くように、
ECU71が第3のVSV34を切替制御する。即ち、
排気ガスの一部を副ターボチャージャ11に流すことに
より、副ターボチャージャ11の助走回転数を高めて、
ステージ切り替えをよりスムーズに行うことができる。 併せて、第1の吸気バイパス弁37を開くように、EC
U71が第4のVSV38を切替制御することにより、
ステージ切り替えを更にスムーズに行うことができる。
【0054】一方、エンジン1の運転状態が高吸入空気
量域の場合には、排気切替弁23と吸気切替弁24が共
に開かれたままで、かつ排気バイパス弁32が閉じられ
るように、ECU71は第1〜第3のVSV25,26
,34を切替制御する。これによって、主・副の両ター
ボチャージャ10,11により過給が行われる「ダブル
過給ステージ」の状態が保持される。この「ダブル過給
ステージ」において、エンジン1からの排気ガスは、図
7に矢印で示すように、主・副の両ターボチャージャ1
0,11を流れ、各タービン10a,11aを回転駆動
させる。更に、各タービン10a,11aを通過した排
気ガスは、図7に矢印で示すように、主・副の両排気通
路12,13を経てそれらの合流部に至り、更に下流の
触媒コンバータ14を通過して外部へと流れる。このよ
うに、「ダブル過給ステージ」とすることにより、主・
副の両ターボチャージャ10,11の両コンプレッサ1
0b,11bによって充分な過給圧が得られ、高速域に
おけるエンジン1の出力が向上される。そして、このと
きの過給圧が例えば「+500mmHg」を越えないよ
うに、ウェイストゲート弁42を開閉させるように、E
CU71は第5のVSV44を駆動制御(デューティ制
御)する。
【0055】次に、上記のように構成した内燃機関の排
気ガス還流装置において、ECU71により実行される
EGR制御の処理動作について簡単に説明する。即ち、
ECU71は水温センサ64の検出値から読み込まれる
冷却水温THWに基づき、エンジン1がEGRを行うに
適した温度に達しているか否かを判断する。そして、エ
ンジン1がEGRを行うに適した温度である場合には、
ECU71はスロットル開度センサ61の検出値から読
み込まれるスロットル開度ACCPに基づき、スロット
ル弁4が開かれているか否かを判断する。スロットル弁
4が開かれている場合には、EGRを行わない極低負荷
時ではないものとして、ECU71は吸気圧センサ62
の検出値から読み込まれる吸気圧PMが「700mmH
g」以下であるか否か、つまりエンジン1が高負荷でな
いか否かを判断する。そして、エンジン1が高負荷でな
いEGRを行うに適した低・中負荷である場合には、E
CU71は回転数センサ66の検出値から読み込まれる
エンジン回転数NE等に基づいて好適なVSVデューテ
ィ比を算出し、その算出結果に従って第6のVSV90
をデューティ制御する。即ち、ECU71はエンジン1
の運転状態に応じてEGR弁84の開度を制御すべく第
6のVSV90をデューティ制御する。
【0056】これに対して、エンジン1がEGRを行う
に適した温度でない場合、スロットル弁4が全閉状態で
ある場合、或いはエンジン1が高負荷である場合には、
ECU71はEGR弁84を閉じてサージタンク2への
排気ガスの還流を遮断すべく第6のVSV90をオフさ
せる。このようにして、NOx低減に有効なEGR制御
が行われる。
【0057】以上説明したように、この実施例における
EGR装置81によれば、エンジン1の運転状態に応じ
て第6のVSV90がデューティ制御され、EGR弁8
4の開度を好適に制御することができる。これにより、
エンジン1の吸入空気量域の要求に応じた量の排気ガス
を、EGR通路82を通じてサージタンク2へ再循環さ
せることができる。つまり、エンジン1の吸入空気量Q
の要求に応じたEGR量を確保することができ、ほぼ一
定のEGR率を確保することができる。
【0058】併せて、この実施例のEGR装置81によ
れば、第6のVSV90の開放故障時におけるフェイル
セーフとして、スロットル弁4の全閉時に作動するVC
V96を設けている。そのため、万が一何らかの原因で
第6のVSV90が開放状態で故障した場合には、スロ
ットル弁4の全閉時にスロットル弁4の下流側で生じる
吸気負圧に基づいてVCV96が閉鎖作動される。即ち
、第2の負圧通路100を通じてVCV96のダイヤフ
ラム室96aに吸気負圧が導入され、その吸気負圧によ
り、同VCV96の連通ポート96eが強制的に閉鎖さ
れると共に大気ポート96fが開放される。これによっ
て、その下室96dを通じて導入される大気圧が第1の
負圧通路89を通じてEGR弁84のダイヤフラム室8
4aに導入される。このため、第6のVSV90が開放
状態であるにもかかわらず、EGR弁84のダイヤフラ
ム室84aには吸気負圧が第1の負圧通路89を通じて
導入されなくなる。その結果、EGR弁84が閉じられ
て不必要に開放されることがなくなり、排気ガスがサー
ジタンク2へ再循環されなくなる。
【0059】従って、第6のVSV90が開放状態で故
障した場合には、スロットル弁4が全閉状態のような吸
入空気量Qの極めて少ない極低負荷の場合、即ちアイド
ル状態の場合に、サージタンク2への排気ガスの再循環
を確実に阻止することができる。そのため、エンジン1
の極低負荷時に、極めて少ない吸入空気量Qと共に排気
ガスが各気筒#1〜#6の燃焼室に供給されることがな
くなり、空燃比のオーバリーン化を未然に防止すること
ができ、もって安定したアイドル状態を確保することが
できる。
【0060】しかも、この実施例では、第1の負圧通路
89の途中において、EGR弁84とEGR弁モジュレ
ータ91との間にVCV96を設けているので、VCV
96からEGR弁84までの負圧通路89が短くなる。 そのため、サージタンク2への排気ガスの再循環を瞬時
にカットすることができ、EGRカット遅れを防止する
ことができる好ましいものとなる。
【0061】一方、スロットル弁4が全閉状態から開き
始めると、第2の負圧通路100の導入ポート100a
が正圧になるが、この実施例のEGR装置81では、第
2の負圧通路100の途中に正圧を阻止するためのチェ
ック弁101が設けられている。このため、VCV96
のダイヤフラム室96aに正圧が作用することはなく、
ダイヤフラム98にはその変位方向を逆転させるような
無理な力が作用することはない。特に、この実施例では
、エンジン1に主・副の各ターボチャージャ10,11
が備付けられていることから、スロットル弁4が開かれ
たときに、各ターボチャージャ10,11による過給圧
によって第2の負圧通路100に正圧が作用する可能性
もある。しかし、チェック弁101により、その過給圧
に基づく正圧をも確実に阻止することができ、VCV9
6のダイヤフラム98を保護することができる。
【0062】次に、上記のように構成した内燃機関の排
気ガス還流装置に係り、ECU71によって実行される
EGR装置81の故障診断の処理動作について、図9の
フローチャートに従って説明する。このEGR装置81
の故障診断ルーチンは所定時間毎の定時割り込みで実行
される。処理がこのルーチンへ移行すると、先ずステッ
プ201において、スロットル開度センサ61、車速セ
ンサ68、大気圧センサ69及びスタータスイッチ70
の検出値に基づいてスロットル開度ACCP、車速SP
、大気圧PA及びスタータ信号STをそれぞれ読み込む
【0063】続いて、ステップ202において、先に読
み込まれたスタータ信号STに基づき、エンジン1の始
動後であるか否かを判断する。始動後でない場合には、
EGR装置81の故障診断を行わないものとして、その
ままその後の処理を一旦終了する。又、始動後である場
合には、ステップ203において、警報ランプ102が
消灯しているか否か、つまりEGR装置81の故障でな
いことが既に診断されているか否かを判断する。
【0064】ステップ203において、警報ランプ10
2が消灯していない場合、つまり点灯している場合には
、EGR装置81の故障であることが既に診断されてい
るものとして、ステップ214へ移行する。そして、ス
テップ214において、サージタンク2への排気ガスの
還流を遮断すべく、第6のVSV90をデューティ制御
するためのVSVデューティ比を「0%」に設定し、そ
の後の処理を一旦終了する。
【0065】一方、ステップ203において、警報ラン
プ102が消灯している場合には、EGR装置81の故
障が未だ診断されていないものとして、ステップ204
において、スロットル弁4が全閉状態であるか否か、即
ちEGRが行われない極低負荷時であるか否かを判断す
る。そして、スロットル弁4が全閉状態でない場合には
、EGRを行い得る状態であることから、EGR装置8
1の故障診断を行わないものとして、後の処理を一旦終
了する。
【0066】又、スロットル弁4が全閉状態である場合
には、ステップ205において、先に読み込まれた車速
SPが「0」であるか否か、即ち始動後のアイドル状態
であるか否かを判断する。そして、車速SPが「0」で
ない場合には、アイドル状態でないことから、EGR装
置81の故障診断を行わないものとして、その後の処理
を一旦終了する。
【0067】これに対し、ステップ205において、車
速SPが「0」のアイドル状態である場合には、ステッ
プ206において、先に読み込まれた大気圧PAに基づ
いて、アイドル状態のサージタンク2内における正常な
吸気負圧(アイドル吸気負圧)PM1を求める。このア
イドル吸気負圧PM1は、図10に示すような大気圧P
Aに対するアイドル吸気負圧PM1の関係を予め定めて
なるマップを参照して行われる。図10のマップからわ
かるように、この実施例では大気圧PAに対するアイド
ル吸気負圧PM1の設定値にある程度のマージンが設定
されている。
【0068】続いて、ステップ207において、この実
施例では、第6のVSV90を微開放させるために、同
VSV90を「10%」のVSVデューティ比で駆動制
御する。この第6のVSV90の微開放は、スロットル
弁4の全閉状態において、即ちアイドル状態において、
VCV96の開放故障を仮定してEGR弁84のダイヤ
フラム室84aにある程度の作動圧を導入してEGR弁
84のわずかな開放を許容させるために行われるもので
ある。
【0069】次に、ステップ208において、吸気圧セ
ンサ62の検出値に基づき、アイドル状態における実際
の吸気圧(負圧)PMを読み込む。そして、ステップ2
09において、実際の吸気圧PMから誤差のマージン分
である「30(mmHgabs)」だけ減算した値が、
先に求められたアイドル吸気負圧PM1の値以下である
か否かを判断する。つまり、サージタンク2における実
際の吸気圧PMが、正常吸気負圧としてのアイドル吸気
負圧PM1よりも小さい吸気負圧となる異常時であるか
否かを判断する。ここで、仮にVCV96が開放故障し
ている場合には、スロットル弁4の全閉状態で、第6の
VSV90が「10%」のVSVデューティ比により微
開放されていることから、EGR弁84のダイヤフラム
室84aにわずかな作動圧が導入され、EGR弁84の
わずかな開放が許容されることになる。そして、EGR
通路82を通じてわずかな排気ガスがサージタンク2へ
再循環されることになる。従って、サージタンク2内の
吸気負圧は正常なアイドル吸気負圧PM1よりも小さく
なるのである。
【0070】そして、ステップ209において、吸気圧
PMから「30(mmHgabs)」だけ減算した値が
アイドル吸気負圧PM1の値以下でない場合には、EG
R装置81が正常であるとしてその後の処理を一旦終了
する。一方、ステップ209において、吸気圧PMから
「30(mmHgabs)」だけ減算した値がアイドル
吸気負圧PM1の値以下である場合には、VCV96の
開放故障或いはそれ以外の故障によってEGR弁84が
開かれた異常時であるとして、ステップ210へ移行す
る。そして、ステップ210において、サージタンク2
への排気ガスの還流を遮断すべく、第6のVSV90を
「0%」のVSVデューティ比によって駆動制御する。 つまり、EGR弁84を閉じるために第6のVSV90
を全閉にする。
【0071】続いて、ステップ211において、吸気圧
センサ62の検出値からアイドル状態における実際の吸
気圧PMを改めて読み込む。又、ステップ212におい
て、その新たに読み込まれた吸気圧PMから「30(m
mHgabs)」だけ減算した値がアイドル吸気負圧P
M1の値以下であるか否かを改めて判断する。そして、
ステップ212において、吸気圧PMから「30(mm
Hgabs)」だけ減算した値がアイドル吸気負圧PM
1の値以下でない場合には、VCV96の開放故障以外
の洩れによってEGR弁84が開かれたものとして、つ
まりはVCV96の開放故障ではないものとしてその後
の処理を一旦終了する。
【0072】これに対し、ステップ212において、吸
気圧PMから「30(mmHgabs)」だけ減算した
値がアイドル吸気負圧PM1の値以下である場合には、
VCV96の開放故障による異常時であるとして、ステ
ップ213において、その異常を運転者に報知すべく警
報ランプ102を点灯駆動させる。更に、ステップ21
4において、サージタンク2への排気ガスの還流を遮断
すべく、EGR弁84を閉じるために第6のVSV90
を「0%」のVSVデューティ比によって駆動制御して
全閉とし、その後の処理を一旦終了する。つまり、VC
V96の開放故障であると診断された場合には、警報ラ
ンプ102を点灯させると共に、第6のVSV90を全
閉にし続ける。
【0073】このようにして、EGR装置81の故障診
断、詳しくは第6のVSV90の開放故障時におけるフ
ェイルセーフとして設けられたVCV96の開放故障の
診断が行われる。従って、第6のVSV90に故障のな
い状態において、万が一何らかの原因でVCV96が開
放故障している場合、つまり第6のVSV90の開放故
障におけるフェイルセーフが正常に機能しない状態であ
る場合には、その異常がECU71によって直ちに判断
され、警報ランプ102が点灯されて運転者等に報知さ
れる。このため、運転者等はフェイルセーフとしてのV
CV96が開放故障であることを直ちに把握することが
でき、その故障に早期に対処することができる。
【0074】又、異常時には警報ランプ102の点灯と
同時に、第6のVSV90が強制的に閉じられるので、
EGR弁84のダイヤフラム室84aに導入される作動
圧が遮断されてEGR弁84を閉じることができ、エン
ジン1の要求に反した不必要な排気ガスがサージタンク
2へ再循環されることを阻止することができる。よって
、エンジン1の極低負荷時に、極めて少ない吸入空気量
Qと共に排気ガスが各気筒#1〜#6の燃焼室に供給さ
れることがなくなり、空燃比のオーバリーン化を未然に
防止することができ、もって安定したアイドル状態を確
保することができる。
【0075】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、第1及び第2の発明を具体化し
て、VCV96の開放故障時には警報ランプ102を点
灯させると共に、第6のVSV90を強制的に閉じてE
GR弁84を閉じるようにしたが、第1の発明を具体化
するものとしてVCV96の開放故障時に警報ランプ1
02を点灯させるのみにしたり、或いは第2の発明を具
体化するものとしてVCV96の開放故障時に第6のV
SV90を強制的に閉じてEGR弁84を閉じるのみに
したりしてもよい。
【0076】(2)前記実施例では、第1の負圧通路8
9の途中において、EGR弁84とEGR弁モジュレー
タ91との間にVCV96を設けたが、図11に示すよ
うに、第1の負圧通路89の途中において、サージタン
ク2と第6のVSV90との間にVCV96を設けても
よい。 (3)前記実施例では、VCV96の開放故障を報知す
る報知手段として警報ランプ102を設けたが、警報ラ
ンプの代わりに警報ブザーを設けてもよく、或いは警報
ランプと警報ブザーを組み合わせて設けてもよい。
【0077】(4)前記実施例では、EGR通路82に
よる排気ガスの取出口82aを気筒#6に通じる排気通
路83に配置したが、それ以外の気筒#1〜#5に通じ
る排気通路に配置したり、排気マニホルド8の主排気集
合部8aに配置したり、或いは排気マニホルド8の副排
気集合部8bに配置したりしてもよい。 (5)前記実施例では、直列6気筒の過給機付ガソリン
エンジンシステムに具体化したが、直列式のエンジンで
はなくてV型のエンジンに具体化することもでき、或い
は6気筒のエンジンではなくて4気筒や8気筒等のエン
ジンに具体化することもできる。
【0078】(6)前記実施例では、EGR装置81を
「2ウエイツインターボシステム」の過給機付ガソリン
エンジンシステムに具体化したが、シングルターボシス
テムの過給機付エンジンに具体化したり、或いは過給機
を備えていないエンジンに具体化したりすることもでき
る。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば、VSV等の負圧通路開閉手段の開放故障時における
フェイルセーフとして、スロットル弁全閉時に負圧通路
を通じてEGR弁等の開閉手段に導入される作動圧を遮
断する負圧通路閉鎖手段を備えた排気ガス還流装置にお
いて、その負圧通路閉鎖手段が開放故障の場合には、そ
のことを判断して報知手段を駆動させるようにしたので
、そのフェイルセーフとしての負圧通路閉鎖手段が開放
故障して正常に機能しない場合には、そのことを直ちに
運転者等に知らせることができ、その故障に早期に対処
することができるという優れた効果を発揮する。
【0080】又、第2の発明によれば、VSV等の負圧
通路開閉手段の開放故障時におけるフェイルセーフとし
て、スロットル弁全閉時に負圧通路を通じてEGR弁等
の開閉手段に導入される作動圧を遮断する負圧通路閉鎖
手段を備えた排気ガス還流装置において、その負圧通路
閉鎖手段が開放故障の場合には、再循環通路開閉手段に
導入される作動圧を遮断するために負圧通路開閉手段を
閉鎖させるようにしたので、そのフェイルセーフとして
の負圧通路閉鎖手段が開放故障して正常に機能しない場
合には、再循環通路開閉手段を直ちに閉じて排気ガスの
再循環を阻止することができ、もって空燃比のオーバー
リーン化を防止することができるという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の概念構成図である。
【図2】第2の発明の概念構成図である。
【図3】第1及び第2の発明を具体化した一実施例にお
ける過給機付ガソリンエンジンシステムを説明する概略
構成図である。
【図4】一実施例におけるEGR装置の構成を説明する
図である。
【図5】一実施例におけるECUの構成を示すブロック
図である。
【図6】一実施例における過給機付ガソリンエンジンシ
ステムの「シングル過給ステージ」における過給作動を
説明する概略構成図である。
【図7】一実施例における過給機付ガソリンエンジンシ
ステムの「ダブル過給ステージ」における過給作動を説
明する概略構成図である。
【図8】一実施例におけるVCVを示す断面図である。
【図9】一実施例におけるECUにより実行されるEG
R装置故障診断の処理ルーチンを説明するフローチャー
トである。
【図10】一実施例における大気圧に対するアイドル吸
気負圧の関係を予め定めたマップを示す図である。
【図11】この発明を具体化した別の実施例におけるE
GR装置の構成を説明する図である。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン 2…吸気系を構成するサージタンク 4…スロットル弁 8…排気系を構成する排気マニホルド 61…弁全閉検出手段としてのスロットル開度センサ6
2…吸気圧検出手段としての吸気圧センサ71…微開放
制御手段、吸気負圧判断手段、閉鎖制御手段を構成する
ECU 81…EGR装置 82…排気ガス再循環通路としてのEGR通路84…再
循環通路開閉手段としてのEGR弁89…第1の負圧通
路 90…負圧通路開閉手段としての第6のVSV96…負
圧通路閉鎖手段としてのVCV102…報知手段として
の警報ランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内燃機関の排気系と吸気系との間に設
    けられ、前記排気系から排気ガスの一部を取り出して前
    記吸気系へ再循環させる排気ガス再循環通路と、前記排
    気ガス再循環通路を開閉するために設けられ、前記吸気
    系から導入される吸気負圧に比例して開放作動される再
    循環通路開閉手段と、前記吸気系におけるスロットル弁
    下流側の吸気負圧を取り出して前記再循環通路開閉手段
    に作動圧として導入する負圧通路と、前記負圧通路を開
    閉するために設けられ、前記再循環通路開閉手段に導入
    される作動圧を調節すべく駆動制御される負圧通路開閉
    手段と、前記負圧通路開閉手段の開放故障時におけるフ
    ェイルセーフとして設けられ、前記スロットル弁の全閉
    時に前記再循環通路開閉手段を閉じるべく、前記スロッ
    トル弁下流側の吸気負圧に基づいて閉鎖作動されて前記
    負圧通路を強制的に閉じる負圧通路閉鎖手段とを備えた
    内燃機関の排気ガス還流装置において、前記スロットル
    弁の全閉状態を検出する弁全閉検出手段と、前記吸気系
    における前記スロットル弁下流側の吸気圧を検出する吸
    気圧検出手段と、前記弁全閉検出手段の検出結果が前記
    スロットル弁の全閉状態である場合に、前記再循環通路
    開閉手段にある程度の作動圧を導入して同再循環通路開
    閉手段のわずかな開放を許容させるために、前記負圧通
    路開閉手段を微開放させるよう駆動制御する微開放制御
    手段と、前記弁全閉検出手段の検出結果が前記スロット
    ル弁の全閉状態である場合に、前記吸気圧検出手段の検
    出値が正常吸気負圧よりも小さい吸気負圧となる異常時
    であるか否かを判断する吸気負圧判断手段と、前記吸気
    負圧判断手段の判断結果が異常時である場合に、前記負
    圧通路閉鎖手段の開放故障であるとして駆動されて報知
    する報知手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の排
    気ガス還流装置。
  2. 【請求項2】  内燃機関の排気系と吸気系との間に設
    けられ、前記排気系から排気ガスの一部を取り出して前
    記吸気系へ再循環させる排気ガス再循環通路と、前記排
    気ガス再循環通路を開閉するために設けられ、前記吸気
    系から導入される吸気負圧に比例して開放作動される再
    循環通路開閉手段と、前記吸気系におけるスロットル弁
    下流側の吸気負圧を取り出して前記再循環通路開閉手段
    に作動圧として導入する負圧通路と、前記負圧通路を開
    閉するために設けられ、前記再循環通路開閉手段に導入
    される作動圧を調節すべく駆動制御される負圧通路開閉
    手段と、前記負圧通路開閉手段の開放故障時におけるフ
    ェイルセーフとして設けられ、前記スロットル弁の全閉
    時に前記再循環通路開閉手段を閉じるべく、前記スロッ
    トル弁下流側の吸気負圧に基づいて閉鎖作動されて前記
    負圧通路を強制的に閉じる負圧通路閉鎖手段とを備えた
    内燃機関の排気ガス還流装置において、前記スロットル
    弁の全閉状態を検出する弁全閉検出手段と、前記吸気系
    における前記スロットル弁下流側の吸気圧を検出する吸
    気圧検出手段と、前記弁全閉検出手段の検出結果が前記
    スロットル弁の全閉状態である場合に、前記再循環通路
    開閉手段にある程度の作動圧を導入して同再循環通路開
    閉手段のわずかな開放を許容させるために、前記負圧通
    路開閉手段を微開放させるよう駆動制御する微開放制御
    手段と、前記弁全閉検出手段の検出結果が前記スロット
    ル弁の全閉状態である場合に、前記吸気圧検出手段の検
    出値が正常吸気負圧よりも小さい吸気負圧となる異常時
    であるか否かを判断する吸気負圧判断手段と、前記吸気
    負圧判断手段の判断結果が異常時である場合に、前記負
    圧通路閉鎖手段の開放故障であるとして、前記再循環通
    路開閉手段に導入される作動圧を遮断するために前記負
    圧通路開閉手段を閉鎖させるよう駆動制御する閉鎖制御
    手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の排気ガス還
    流装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169200A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Toyota Motor Corp 排気還流装置の異常検出装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169200A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Toyota Motor Corp 排気還流装置の異常検出装置

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