JPH0427321A - 軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具 - Google Patents

軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具

Info

Publication number
JPH0427321A
JPH0427321A JP2133455A JP13345590A JPH0427321A JP H0427321 A JPH0427321 A JP H0427321A JP 2133455 A JP2133455 A JP 2133455A JP 13345590 A JP13345590 A JP 13345590A JP H0427321 A JPH0427321 A JP H0427321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
soft white
shielding
stem
onions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2133455A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Kawai
保 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2133455A priority Critical patent/JPH0427321A/ja
Publication of JPH0427321A publication Critical patent/JPH0427321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具に
関する。
[従来の技術] ねぎ類のうち、主として葉鞘部位および茎部の軟白部を
食する長ねぎ(以下、軟白ねぎという)は緑色の葉と白
色の茎との区別か明確でかつ一定以上の長さのものが好
まれるため、緑色と白色との明確な対比を維持しつつ、
育成・栽培時間短縮や単位面積あたり栽培本数の増加の
研究がされている。
従来の軟白ねぎの栽培方法としては地中で茎部を栽培す
る方法が知られている。しかしながら、かかる方法では
収穫時に土を掘るための大きな労力を必要とし、作業性
がわるいという問題がある。
また、地上部で茎を栽培し、茎の周囲に土盛りをする方
法もある。しかしながらかかる方法では土盛りの部分が
場所を占めるために畝の間隔がたとえば80〜90c+
nとなって単位面積あたりの栽培本数が減少し、一方で
は土盛り頂部での光の遮断が不充分で軟白ねぎの緑色部
と白色部との区別が明確でなくなるという問題がある。
また、盛り土くずれのために、茎部長さに限界がある(
たとえば、鉱量80cmで茎長さの上限が35儂程度)
という問題もある。
さらにフレームとビニル製シートとを組合せたものまた
はプラスチック段ボールなどを用いて畝の中間に畝に平
行にトンネルを形成し、該トンネルの外側すなわち軟白
ねぎの周囲に籾殻などの遮光性充填物を入れる方法も提
案されている。かかる方法では畝と畝との間隔を30〜
40(至)程度までせまくして単位面積あたりの栽培本
数を増加させることができるが、籾殻などの充填は畝か
ら離れた位置からひしゃくなどを用いて行なわれるため
作業性がわるく、また充填が不均一になりやすいという
問題があり、また籾殻などを多量に使用するため軟白ね
ぎの収穫後の籾殻などの回収が困難であり土への混入に
より土の汚れをまねくという問題もある。さらに、軟白
ねぎの周囲の充填物間に水分がたまって、それが病気の
原因にもなりうる。
このような従来の栽培法の問題点を解決すべくある程度
成育した軟白ねぎの列を、遮光材や遮光フィルムなどで
遮光して軟白する方法も提案されている(特開平2−4
9515号公報)。この方法は、緑色部分を白色部分と
の区分が明確になる、単位面積あたりの栽培本数が多い
、軟白期間が短い、曲がりなどの矯正効果がある、など
といった種々の利点を有する方法である。
しかしながら、軟白ねぎか所定の茎部直径および茎部長
さになるための成育環境条件については、これまでかな
らずしも充分に解明されておらず、そのため、栽培期間
を長く必要としたり、収穫された軟白ねぎの茎部直径が
細がったり軟白部が短いという問題および成育がおそい
ために軟らかい肉質の部分が少ないという問題がしばし
ば生じている。
r発明が解決しようとする課題〕 本発明は、従来の軟白ねぎの栽培技術における前記問題
点に鑑みてなされたものであり、緑色と白色部分との区
分が明確な軟白ねぎを容易に栽培でき、単位面積あたり
の栽培本数が多く、軟白化期間が短く、軟白ねぎの曲が
りや倒れの発生を減少しうる軟白ねぎの栽培方法であっ
て、さらに、ねぎの成長生理に基づいてその成育を制御
し、短い栽培期間で所定の茎部直径および茎部長さを有
する軟白ねぎを栽培しうる方法、いいかえれば成育はや
さを従来よりも著しくはやめることを可能にする方法お
よびそれに用いる器具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は水耕法で軟白ねぎを転倒・倒伏防止をしながら
栽培し、さらに葉鞘部位を含む茎部上部への照射光量を
減少制御調整することにより、軟白ねぎの成長生理活性
を効果的に引出し、軟白ねぎの葉鞘部位および茎部の草
丈成長を促進させることを特徴とする軟白ねぎの栽培方
法およびそれに用いる器具に関する。
さらに、本発明は定植後、充分に光をあてて茎部直径が
所定の範囲内の値になるまで成育させ、ついで、葉鞘部
位を含む茎部上部にあたる光量が無作為時の光量の90
%以下となるように光量調節して葉鞘部位および茎部長
さが所定の範囲内の値になるまでさらに成育促進し、そ
ののち、葉鞘部位および茎部を遮光して軟白する前記栽
培方法およびそれに用いる器具に関する。
前記葉鞘部位とは軟白ねぎの茎部の上端で茎部の下端に
あたる部分である。
また、前記光量とは、太陽光線または人工光線の光量を
いう。
本発明者らは種々の栽培実験を重ねた結果、未だ詳細は
定かではないものの、軟白ねぎの各部位とくに葉鞘部位
にはねぎの成長生理にかがわる光センサー的機能ともい
うべき機能を有する部分があり、これが茎部直径や茎部
長さの成長と密接な関連を有しているのではないがとの
知見をえた。すなわち、葉鞘部位が無作為な自然状態か
ら何らかの作為によりその部位にあたる光量が減少する
とさらに成長してより多くの光を取入れ生存しようとし
、茎部が急成長すること、さらに、この性質を利用すれ
ば、まず太くて丈夫な茎部を充分な光を当てることで形
成しておき、つぎの段階で葉鞘部位を含む茎部を適度に
遮光してやることにより、短期間で必要な長さの茎部を
育てることができることを見出すことに成功したのであ
る。
一方、水耕法によるねぎの栽培として、いわゆる青ねぎ
、葉ねぎなどとよばれるものについては知られている。
しかしながら、軟白ねぎについては前述のごと〈従来よ
り土盛りなどで軟白することが常識として固定しており
、水耕栽培に関する提案はまったくなされていない。何
故ならば、軟白ねぎは通常、直径:10〜30 onφ
、茎葉含む全長;800〜1500 in程度に栽培す
るため、非常に転倒あるいは倒伏しやすく、従来法の土
盛り作業により転倒防止・倒伏防止を行ないながら茎部
を軟白化することを同時に行なっている栽培法はある面
ではきわめて合理的である。そのため、青ねぎ、葉ねぎ
については水耕栽培法が定着化・常識化している今日で
も、軟白ねぎについては水耕栽培で栽培するばあい成長
とともに転倒・倒伏防止を可能にする必要があり、さら
に軟白にする方法も解決されていないために、今日水耕
法て軟白ねぎを栽培することは技術的にも採算的にも不
可能と思われているのが常識である。
本発明の方法は、このように従来は可能性の検討すらな
されていなかった水耕にょる軟白ねぎの栽培を土盛りな
どによらない遮光軟白法の開発と容易な倒伏防止方法の
併用により実現し、さらに前述の知見にもとづき葉鞘部
位を含む茎部上部への照射光量を減少制御することによ
って軟白ねぎの成育を促進するものである。そのため、
それぞれの成長促進効果があいまって、収量増加および
収穫時期調整の点ですぐれた効果を奏するばかりでなく
、肉質の軟らかい部分が増加し、たとえば茎部も軟らか
くなって商品となりうるようになるという驚くべき効果
を奏するのである。
[実施例] 前記水耕法は養液栽培法の1種として知られており、そ
の具体例としては、たん成型、循環型、噴霧型、培養液
薄膜循環型などがあげられる。かかる水耕法は、さらに
光照射時間制御設備、温度制御設備などを備えた屋内で
行われるのが好ましい。本発明の方法においては前記水
耕法により、液肥、日照時間、根への酸素供給量などが
、軟白ねぎの成長生理にしたがって、たとえばもっとも
成長しやすいように制御される。
前記茎部直径についての所定の範囲とは、流通段階での
等級区分などにしたがって適宜設定されればよく、たと
えば10〜30IIIlφのごとき範囲である。この茎
部直径を増大せしめる期間は、軟白ねぎの栽培初期であ
ることが好ましい。
前述のごとく茎部直径が所定の範囲内の値となった軟白
ねぎは、たとえば地上から葉鞘部位まで15〜25(至
)程度の茎部長さを有し、茎部は緑色を呈しているのが
代表的である。この軟白ねぎは、ついで、光量調節によ
って茎部長さが増大せしめられる。この茎部長さを増大
せしめる期間は、軟白ねぎの栽培中期であることが好ま
しい。
なお、本明細書において栽培初期とは、軟白ねぎの成長
段階を葉の数で、たとえば1〜15葉として表わしたば
あい、定植時の2〜3葉から9葉程度になるまでの期間
をいい、栽培中期とは、前記栽培初期につづく期間をい
うが、本発明において各期の葉数限定はとくにない。
第1図は本発明の栽培方法における光量調節の一例を示
す正面図である。本図は1条植の水耕栽培床になってい
るが、複数条の栽培床を用いてもよいことはいうまでも
なく、必要に応じ適宜選択すればよい。
第1図においては、軟白ねぎは茎部(1)、葉鞘部位(
2)および茎部(3)からなり、その両側には、下端に
おける間隔よりも上端における間隔のほうが大きくなる
ように、対向する遮光壁(4)が下部補助部材(5)に
支持されて略V字状に設置されている。
光調節は葉鞘部位(2)および茎部(3)にあたる光が
無作為時の90%以下になるように行なわれる。
光量は照度計などを用いて計測される値であり、たとえ
ば、無作為時の1日の総光量の90%以下、望ましくは
70%以下、さらに望ましくは50%程度であることが
、ねぎの成長生理を活発化させる効果があるが、季節変
動によりたとえば光量が大である夏期においてはさらに
低くたとえば30%程度にすることも可能であり、必ず
しもこの数値に限定されるものではない。従来のように
、葉鞘部位(2)にあたる光を減少制御しないばあいは
茎部長さが伸びにくくなり、一方、茎部への光量もまた
減少せしめられると茎部直径がやせたり茎部長さが伸び
にくくなったりするので、いずれも好ましくない。ここ
でいう光量調整は照射光線量を減少させるか、または日
照時間(照射時間)を減少させるか、どちらの手段を用
いてもよく、またこれらを併用してもよい。
第1図の例では前記対向する遮光壁(4)の傾斜角度を
調節することによって光量調節が行なわれているが、他
の器具、たとえばスダレ、ブラインド、網などを用い、
光を透過する間隔を調節することによって光ji調節を
行なってもよく、また、透明度の異なる何種類かの半透
明材料を用いてもよい。
また、遮光壁の高さまたは設置幅をねぎの成長に応じて
段階的に変化させてもよい。
光量調節によって軟白ねぎは茎部長さが所定の範囲内の
値になるまで促進成育せしめられる。
前記所定の範囲も、流通段階での等級区分などにしたが
って適宜設定されればよく、たとえば40〜50c@の
範囲である。この軟白ねぎは、ついで、遮光によって軟
白される。
すなわち、本発明のひとつの特徴を大概的に説明すると
、たとえばつぎのとおりである。
■ 軟白ねぎの定植以降太陽光線などを可能なかぎり軟
白ねぎに照射できる状態を確保し根部と茎部と茎部をで
きるだけ丈夫に太く栽培すること、すなわち、この期間
をいわゆる基礎体力増進期に充当することが望ましい。
この時期には葉鞘部位を含む地表より上の茎長さの成長
をうながす必要はなく水・肥料の配慮も茎長さを促進さ
せることを除外しても実質的に支障はない。むしろこの
時期は太く短いねぎに栽培することに集中することが望
ましい。
■ 前記■で丈夫な太く短いねぎに成長させた(概ね9
葉前後期)段階でいよいよ葉鞘部位から地表に至る茎部
を所定の長さ(40〜50c+n)に可能なかぎりはや
く成長させる段階に入る。
従来の盛土法は葉鞘部上位まで盛土すると病気が発生し
やすくなるためつねに葉鞘部位が地表上にあり茎長の成
長がきわめて遅い。
従来の籾殻などを用いる方法でも葉鞘部位まで籾殻など
をかぶせると病気になりやすく、また、茎部の一部およ
び葉鞘部位の全部が籾殻などに埋まると軟白ねぎの成長
に必要な総太陽光量が不足して軟白ねぎの細りを生じた
り茎の成長に支障がでたりする。
また、軟白ねぎの出荷時の軟白長さとして40〜50c
mを想定し、軟白ねぎの両側から遮光ビニールを立設す
る方法があるが、これも軟白ねぎの草丈が低い段階で4
0〜50cmの遮光ビニールを両側から立設挟持するた
め、成長に必要な総太陽光量が不足して軟白ねぎの成長
が遅れ、茎部か細くなるヤセ現象がでているのが現状で
ある。
しかし、これらの現象は自然の成り行きと考えられてお
り何ら改善研究も行なわれておらずこれを克服する栽培
法の開発もなされていない。
本発明者は、かかる現象に対し鋭意研究の結果、太陽光
線などの照射量について、葉鞘部位および茎部への照射
光量を無作為時と比較して減少させることにより、ねぎ
の成長生理が一段と活発となり(生命維持本能の賦活)
、従来法より明らかに葉鞘部位を含む茎長が著しく成長
することを見出したのである。
このねぎの特殊な成長生理を栽培法に取り込むことによ
り太く長いねぎがより早く栽培可能となった。しかも病
気発生もきわめて少ない。これが第2段階の茎部成羨期
に相当し、このことは従来まったく未知の分野であった
■ ■の段階でねぎは茎部かlO〜30mmφ、葉鞘部
位を含む茎長さか40〜50cmに成長したことになる
が茎部はこの段階では白化・軟白化していない。この段
階からいよいよ軟白期間に入る。もっとも高品質なねぎ
としては葉鞘部位以下が明白な軟白になっていることか
望ましい。本発明は葉鞘部位上位に太陽光か充分あたる
状態でそれより下部を完全に遮光しようとするもので林
間のバラツキは若干あるが基本は前述のごとき条件での
軟白か望ましい。
このように、葉鞘部位上位を遮光部より出しておくこと
で、■の段階で茎部成長が促進されてきたねぎの茎部成
長が、前記操作で緩慢になり縁部と白化部とが明白なす
ぐれた軟白ねぎができあがることになる。通常軟白期間
は2〜4週間が望ましい。
時期、地方、圃場、肥料、天候、温度など栽培条件の変
動要因は多いか同一条件下で従来方法と本発明の栽培法
とを比較すると品質、収量、栽培期間、長さ、太さとも
本発明の栽培法がすぐれていることが確認された。
第1図に示されるように、軟白ねぎは水耕ベツド(7)
の蓋部(9)に定植されている。水耕ベツド(力および
蓋部(9)には必要に応じ遮光フィルムなどが敷設され
る。水耕ベツド(′7)および蓋部(9)の材料として
はとくに限定はないが、ポリスチレン系、ポリウレタン
系、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン系などからなる樹脂発泡形成品が、経済的であり、軽
くて輸送や組立てが容易であり、断熱性を有し、接続を
確実にする適度な弾力性を有するために好ましい。蓋部
(9)には軟白ねぎを植えるための孔か列状に形成され
ている。第1図の例においては、蓋部(9)の裏面には
、前記孔の列の両側に下方に突出する1対の壁(9a)
か形成され、それぞれの壁の孔に面する側面には孔の方
向に突出するリッジ(9b)が形成されている。前記1
対の壁(9a)のあいだには弾力性を有する軟質樹脂発
泡体などからなる保持部材00)が前記リッジ(9b)
によって脱落が防止された状態で装着されており、該保
持部材にで支持されて軟白ねぎが定植されている。
水耕ベツド(7)および蓋部(9)は第1図の例のごと
く1列の軟白ねぎを定植するのに適した寸法であっても
よく、複数列の軟白ねぎをたとえば30〜40cmの列
間隔で定植するのに適した寸法を有していてもよい。1
つの列を形成する軟白ねぎの相互間隔はたとえば約3C
I11程度である。
水耕ベツド(7)の内部には適切な深さで養液(8)が
供給されており、すくなくとも水耕ベツド(7)の底部
は、必要に応じ、好ましい養液(8)の流れが生ずるよ
うに傾斜せしめられる。なお、水耕ベツド(力の内部に
は、ロックウール、砂、れきなどが敷設されていてもよ
い。
第2図は本発明の方法における遮光の一例を示す正面図
である。
第2図においては、軟白ねぎの茎部(3)の両側に、軟
白ねぎの遮光白化されるべき部分の上端部周面に当接さ
れる弾力性を有する当接遮光材(4a)を上部に備え、
該当接遮光材(4a)を保持する上端遮光部(4b)が
上部に形成され、該上端遮光部(4b)を支持(第2図
では一体となっている)し定植面に設置される遮光部本
体(4c)をその下部に有する遮光壁(4)が下部補助
部材(5)を用いて立設されている。すなわち、第1図
に示される光量調節の段階では上方に開放するように傾
斜せしめられていた遮光壁(4)が、その当接遮光材(
4a)が軟白ねぎに当接するように上方が閉じられてい
るのである。
したがって、軟白ねぎの遮光白化されるべき部分の上端
部周面には、弾力性のある当接遮光材(4a)が当接し
、前記上端部周面に達する光がほぼ完全に遮光されると
ともに、上方から下方に向かう光が遮光され、緑色部と
白色部との区分が明確で軟白長の長い軟白ねぎがえられ
る。
また、列状に並んだ多数の軟白ねぎは前記遮光材によっ
て列の乱れが矯正され、それによって個々の軟白ねぎの
曲がりや倒れが矯正される。
このように、本発明の方法によれば短い栽培期間で所定
の茎部直径および茎部長さを有し、さらに緑色部分と白
色部分との区分か明確な軟白ねぎが安定してえられる。
さらに、水耕法によって液肥、日照時間、根への酸素供
給量などを軟白ねぎの成長生理にしたがって制御すると
ともに、成育過程で葉鞘部位を含む茎部上部への照射光
量を制御する本発明の軟白ねぎ栽培方法により、太く長
い茎部を有する軟白ねぎが短い栽培期間でしがも低コス
トで栽培できるようになり、たとえば定植後2力月程度
の栽培期間も可能になる。さらに、軟白ねぎの成育を自
在にコントロールできるため、端境期などに最善の状態
で収穫することさえ可能になる。
また、栽培期間が短く、すなわち成育がはやくなること
により、軟らかい部分が増加し、たとえば茎部も軟らか
くなって商品となりうるようになる。このことは、3〜
4力月、さらには6力月程度以上の長い栽培期間を要し
、茎部はもとより茎部さえもしばしばかたくなりすぎて
いた従来の軟白ねぎの常識を覆すまったく驚くべき効果
である。このように、茎部の商品価値を高め、さらに従
来捨てられていた茎部の商品化さえも可能にすることに
より、軟白ねぎ栽培の収益性が一層向上せしめられる。
さらに具体的な例をあげれば、土に植えた軟白ねぎの周
囲に籾殻などの遮光性充填物を、葉鞘部位および茎部の
みを露出させなから充填する方法においては、定植後3
.5力月経過時の茎部直径が10〜20mmφで茎部長
さが35〜40 cmという実験結果かえられており、
また、同じく土耕栽培で、本発明の茎の長さを成育させ
るための光量調節を行なわず、茎部長さよりも高い遮光
壁で囲む方法においては、定植後3.5力月経過時の茎
部直径が8〜16ml1φで茎部長さが30〜40(2
)という実験結果かえられている。
これに対して、本発明の方法によれば定植後3力月経過
時の茎部直径が15〜30關φで茎部長さが40〜45
cmというすぐれた結果かえられること、さらに収穫さ
れた軟白ねぎは軟らかい肉質の部分を多く有し、葉部も
葉鞘部位から5〜15(3)程度は充分軟らかく、食用
に供しうるちのであることが確認されている。
第3図は第1図および第2図に示されている遮光壁(4
)の端部を示す拡大部分斜視図である。
前述のごとく、遮光壁(4)は当接遮光材(4a)と、
上端遮光部(4b)と、遮光部本体(4c)とからなっ
ているが、上端遮光部(4b)には矩形溝が形成されて
おり、該矩形溝に、両端部から対向して内側に突出する
突出部が形成されたコの字状断面の保持部材(4d)が
装着され、その内側に前記当接遮光材(4a)が保持さ
れている。前記当接遮光材(4b)は弾力性を有してい
るので、前記保持部材(4d)の突出部によってくびれ
を生ずるように変形せしめられ、保持部材(4d)から
の脱落が防止される。前記保持部材(4d)は、たとえ
ば接着剤などを用いて前記矩形溝内に固定されてもよい
このような特定の形状を有する保持部材(4d)を上端
遮光部(4b)とは別部材として作製したのち一体に取
付けることによって加工の容易な保持部材(4d)で所
望の形状を形成しうるので、当接遮光材(4a)が脱落
しにくい形状を容易に矩形溝内に形成することができる
なお、第3図において、(5)は遮光壁(4)を設置す
る際に用いる下部補助部材であり、下端が水耕ベツドの
蓋部(9)に設けられた立設孔に挿入されている。下部
補助部材(5)の下端付近には挿入深さを制限する鍔が
形成されている。(6)は軟白ねぎを挾む際に用いる上
部補助部材である。
第4図は遮光壁の別な例を示す拡大部分斜視図である。
この遮光壁においても、遮光壁(4)は当接遮光材(4
a)と、上端遮光部(4b)と、遮光部本体(4c)と
を有しており、第3図に示されている遮光壁(4)と同
様に、上端遮光部(4b)の矩形溝には当接遮光材(4
a)の脱落を生じにくい形状の保持部材(4d)が装着
され、そこに当接遮光材(4a)が保持されている。
さらに、第4図の遮光壁(4)では、遮光部本体(4c
)が、筒状遮光フィルム(4e〉と、その内部に装着さ
れて該筒状フィルム(4e)を展張する枠部材(4f)
とからなっている。前記枠部材(4r)は自由な形状で
は展張された筒状フィルム(4e)の幅より広い幅を有
するものが、押し縮められた状態で装着されている。第
4図の例では、該枠部材(4f)は上部に水平部を有し
、該水平部が上端遮光部(4b)の矩形溝とは反対側に
形成された接続溝(4g)に嵌め込まれている。該接続
溝(4g)内面のすくなくとも一部には、開放側よりに
狭窄部が形成された嵌合部(4h)が形成されており、
嵌め込まれた枠部材(4r)が容易には脱落しないよう
になっている。枠部材(4f)の下端付近には、水耕ベ
ツドの蓋部に設けられた立設孔への挿入深さを制限する
鍔部が形成されている。
なお、第4図において、(6)は軟白ねぎを挾む際に用
いる上部補助部材である。
このような遮光壁(4)を用いることにより、収納時に
は当接遮光材(4a)、上端遮光部(4b)、筒状遮光
フィルム(4e)および枠部材(4f)に分解して保管
できるので、保管スペースが小さくてすみ、また、組立
てれば安定した形状を保持するので設置、角度調整、取
外しなどとい・った作業が容易で、さらに、前記光量調
節において筒状遮光フィルム(4e)のたとえば上端位
置を上下に調整することにより、前記特定の光量調節を
より容易に行なうことができる。
第5図および第6図はそれぞれ遮光壁のさらに別な例を
示す正面図である。
第5図に示される遮光壁は当接遮光材(4a)と、上端
遮光部(41)と、遮光部本体く4c)とを有しており
、第6図に示される遮光壁は当接遮光材(4a〉と、上
端遮光部(4j)と、遮光部本体(4c)とを有してい
る。
第5〜6図中の遮光部本体(4c)は、いずれも筒状遮
光フィルム(4e)と枠部材(4f)とからなっており
、第4図に示される遮光部本体(4c)と同じ構成であ
る。ただし、それぞれの上端遮光部(41)および(4
j)には、当接遮光材(4a)の保持のための溝が形成
されており、溝の開口部側端部には対向して内側に突出
する突出部が形成されている。すなわち、第5〜6図の
上端遮光部(4j)および(4j)は、第4図の上端遮
光部(4b)および保持部材(4d)の両方を兼ねてお
り、第5〜6図の構成は、いいかえれば、第4図の構成
において上端遮光部(4b)をなくし、保持部材(4d
)に遮光部本体(4c)保持機能を付与した構成でもあ
る。水耕栽培時に問題とされる育成中のねぎの転倒、倒
伏、曲り防止の方法としては、たとえば、定植時に予め
水耕ベツド上に孔あきビニールまたは仕切り付ネットを
設けその孔または仕切内にねぎを定植し、茎部の伸長に
応じ上方へ段階的に上げることで課題が解決できる。こ
の転倒・倒伏防止用フィルムやネットは遮光時や軟白時
に何ら支障にならず、そのため、併用が可能である。第
7図に、転倒・倒伏防止用ネット01)の−例を示す。
なお、本発明の栽培方法に用いる器具としては、第8図
に示すごとき遮光フィルム02)と吊り紐nとからなる
器具を用いることもできる。第8図において、(7)は
水耕ベツド、(8)は養液、(9)は蓋部、(10)は
保持部材である。この遮光フィルム02)は下端が蓋部
(9)に固定され、上端が吊り紐(至)によって吊り上
げられており、上端高さは軟白ねぎの成長にあわせて上
下に調節される。
[発明の効果コ 本発明により、緑色部分と白色部分との区分が明確な軟
白ねぎが容易に栽培され、単位面積あたりの栽培本数が
多く、軟白期間が短く、軟白ねぎの曲がりや倒れの発生
が少なくなるとともに、短い栽培期間で所定の茎部直径
および茎部長さを有する軟白ねぎが栽培可能になる。
また、軟白ねぎの成育を自在にコントロールできるため
、端境期などに最善の状態で収穫することさえ可能にな
る。
さらに、栽培期間が短く、すなわち成育がはやくなるこ
とにより、軟らかい部分が増加し、たとえば従来はかた
くて捨てざるをえなかった茎部も軟らかくなって商品と
なりうるようになるので3、収益性が相乗的に向上する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の栽培方法における光量調節の一例を示
す正面図、第2図は本発明の方法における遮光の一例を
示す正面図、第3図は本発明の方法に用いる遮光壁の一
例を示す拡大部分斜視図、第4図は遮光壁の別な例を示
す拡大部分斜視図、第5図は遮光壁のさらに別な例を示
す正面図、第6図は遮光壁のさらに別な例を示す正面図
、第7図は転倒・倒伏防止用ネットの一例を示す斜視図
、第8図は本発明の器具の別な例を示す正面図である。 (図面の主要符号) (1):葉 部 (2) 、葉鞘部位 (3):茎 部 (4):遮光壁 (7):水耕ベツド 才 図 才2図 牙3図 24回 第5口 オ60 オフ図 オ8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水耕法で軟白ねぎを栽培し、さらに葉鞘部位を含む
    茎部上部への照射光量を減少制御調整することにより、
    軟白ねぎの葉鞘部位および茎部の草丈成長を促進または
    制御することを特徴とする軟白ねぎの栽培方法。 2 定植後、茎部直径が所定の範囲内の値になるまで成
    育させ、ついで、葉鞘部位を含む茎部上部にあたる光量
    が無作為時の90%以下となるように光量調節して葉鞘
    部位および茎部長さが所定の範囲内の値になるまでさら
    に成育させ、そののち、葉鞘部位および茎部を遮光して
    軟白化する請求項1記載の方法。 3 軟白ねぎの列の両側に沿って遮光壁を立設し、該対
    向する遮光壁間の間隔を下端における値よりも上端にお
    ける値が大きくなるように設置することによって前記光
    量調節を行ない、そののち、上端における値を下端にお
    ける値と実質的に同じにして前記遮光を行なう請求項1
    または2記載の方法。 4 軟白ねぎの列の両側に沿って遮光壁を立設し、該対
    向する遮光壁の高さを軟白ねぎの成長に応じて段階的に
    変化させる請求項1または2記載の方法。 5 軟白ねぎの列の両側に沿って遮光壁を立設し、該対
    向する遮光壁の設置幅を軟白ねぎの成長に応じて段階的
    に変化させる請求項1または2記載の方法。 6 前記遮光壁を遮光フィルムを用いて形成する請求項
    3、4または5記載の方法。 7 軟白ねぎの遮光白化されるべき部分の上端部周面に
    当接されうる弾力性を有する当接遮光材と、該当接遮光
    材を保持する上端遮光部と、該上端遮光部を支持し定植
    面に設置される遮光部本体とからなる請求項3、4また
    は5記載の方法に用いる器具。 8 前記遮光部本体が、筒状遮光フィルムと、その内部
    に装着されて該筒状フィルムを展張する枠部材とからな
    る請求項7記載の器具。 9 前記上端遮光部による前記当接遮光材の保持が、上
    端遮光部に形成された矩形溝に装着される保持部材を介
    して行なわれ、該保持部材がコの字状の断面を有し、そ
    のコの字状断面の両端部から対向して内側に突出する突
    出部が形成されてなる請求項7または8記載の器具。 10 前記上端遮光部による前記当接遮光材の保持のた
    めに、上端遮光部に溝が形成され、溝の開口側端部から
    対向して内側に突出する突出部が形成されてなる請求項
    7または8記載の器具。
JP2133455A 1990-05-23 1990-05-23 軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具 Pending JPH0427321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2133455A JPH0427321A (ja) 1990-05-23 1990-05-23 軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2133455A JPH0427321A (ja) 1990-05-23 1990-05-23 軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0427321A true JPH0427321A (ja) 1992-01-30

Family

ID=15105185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2133455A Pending JPH0427321A (ja) 1990-05-23 1990-05-23 軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0427321A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4898561A (en) * 1987-09-30 1990-02-06 Nottingham John R Self-inflating toy
JP2002272264A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Koichi Ide クレソンの栽培方法
JP2010259403A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Hiroaki Asai 水没水耕栽培方法および装置
JP2013066384A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Seiichi Shito 軟白ねぎの栽培方法
JP2013201984A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kobe Univ 軟白部を有する葉菜類の生産方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4898561A (en) * 1987-09-30 1990-02-06 Nottingham John R Self-inflating toy
JP2002272264A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Koichi Ide クレソンの栽培方法
JP2010259403A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Hiroaki Asai 水没水耕栽培方法および装置
JP2013066384A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Seiichi Shito 軟白ねぎの栽培方法
JP2013201984A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Kobe Univ 軟白部を有する葉菜類の生産方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102301982B (zh) 豌豆蚜繁殖烟蚜茧蜂的方法
CN105940941A (zh) 一种西瓜种植管理方法
CN107155640A (zh) 一种使羊肚菌在年前出菇的种植方法
CN107182686A (zh) 一种桃树的增产栽培方法
CN103444427A (zh) 一种大棚草莓套种网纹甜瓜种植方法
CN111972204A (zh) 一种新型立地式控根容器栽培蓝莓的方法
JP2000201539A (ja) プッシュプル式の植物根部エアプル―ニング用トレイ及びコンテシステム
JP3002851B2 (ja) 溶液栽培によるジャガイモの種芋生産方法
CN107409670A (zh) 一种烟草漂浮育苗拔株膜下移栽方法
CN105028213A (zh) 铁皮石斛组培快繁方法
Ganesan Effect of poly-greenhouse models on plant growth and yield of tomato (Lycopersicon esculentum)
JPH0427321A (ja) 軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具
KR102495487B1 (ko) 포자를 이용한 고비의 번식 및 종묘의 대량 생산 방법
CN110558215A (zh) 一种有机蔬菜栽培方法及其使用的栽培槽和应用
JP2651262B2 (ja) 軟白ねぎの栽培方法およびそれに用いる器具
CN110915531B (zh) 一种五倍子种植方法
JP2946393B2 (ja) 植物苗の育成方法及び育苗用トレイキャップ
CN112931018A (zh) 一种有机百香果的种植方法
KR102035668B1 (ko) 인삼 공정육묘 재배방법 및 우량 인삼 공정육묘 재배용 하우스
CN119256891B (zh) 一种种间嫁接创制高抗晚疫病马铃薯新种质的方法及装置
JP2000023558A (ja) 水耕(養液)栽培においての、軟白ネギ栽培装置及び、その装置を用いた栽培方法
CN112154871A (zh) 一种马利筋的种苗繁育方法
CN110876326A (zh) 一种席草两段育苗方法
JP2021177745A (ja) 人参の栽培方法
CN112568070B (zh) 一种松花菜的育苗方法