JPH04275029A - 解列事故発生時の負荷遮断装置 - Google Patents

解列事故発生時の負荷遮断装置

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JPH04275029A
JPH04275029A JP3057789A JP5778991A JPH04275029A JP H04275029 A JPH04275029 A JP H04275029A JP 3057789 A JP3057789 A JP 3057789A JP 5778991 A JP5778991 A JP 5778991A JP H04275029 A JPH04275029 A JP H04275029A
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JP
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JP3057789A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shibata
寛 柴田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、他の電力系統から電力
の供給を受けると共に、これと並列運転している発電機
を有する特定の系統に係り、特に、解列事故発生時にも
、負荷過大による発電機トリップ全停電を防止すること
ができる、解列事故発生時の負荷遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄所等の多量の電力を消費する電力需
要家や、極力停電を避けなければならない重要保安負荷
を有する電力需要家等においては、電力会社等の電力系
統から電力の受電を行うと共に、自家用発電設備をも有
し、これら他の電力系統からの受電と自家発電とを並列
運転しているものがある。
【0003】例えば、このような電力需要家の系統、即
ち他の電力系統から電力の供給を受けると共に、これと
並列運転している発電機を有する特定の系統においては
、通常運転時には一般にコストの安価な電力会社等の他
の電力系統からの電力の受電を主として行うものである
。
【0004】又、このような電力需要家の系統において
、このような他の電力系統からの電力の受電に障害が発
生してしまった種々の事故発生時には、この事故発生前
に他の電力系統から受電された電力量分をも自家用発電
設備によって賄うというものがある。
【0005】なお、このような電力会社等の他の電力系
統からの電力の供給の停止の事故を、以後、解列事故と
呼ぶ。
【0006】このような特定の系統において、解列事故
が発生すると、他の電力系統からの電力の供給が一時に
停止されてしまうために、自家用発電設備で賄なわなけ
ればならない電力量は急激に増加してしまう。
【0007】例えば、この自家用発電設備がボイラで発
生させた蒸気をタービンへ送り発電する火力発電設備で
あった場合には、このタービンへ送られる蒸気の流入量
が急激に上昇してしまい、タービンブレードの共振や熱
歪みによってタービンを損傷してしまう恐れもある。
【0008】又、自家用発電設備の発電機は所定の調定
率のガバナ特性を有するものであり、所定のガバナ設定
値に調速制御されているものである。
【0009】しかしながら、このような解列事故発生時
の急激な負荷の増大によっては、発電機の回転速度が低
下してしまったり、回転速度が動揺してしまい、電力系
統(発電機系統)の周波数が大きく変動してしまうとい
う問題がある。
【0010】又、電力系統内の合計負荷量が、解列事故
発生後の電力系統内の合計供給電力量(発電機合計出力
電力)に対して大きくなってしまった場合には、電力系
統の周波数が継続して低下してゆき、あるいは急激に低
下し、発電機トリップ全停電となってしまう恐れもある
。
【0011】このような電力系統の合計負荷量の、解列
事故発生後の合計供給電力量に対する超過状態を防止す
るための様々な技術が開示されている。
【0012】例えば、従来、解列検出リレー又は周波数
低下検出リレーにより解列事故の発生が検出された場合
には、予め設定された順序に従って負荷を自動的に遮断
し、この遮断により合計負荷量が合計供給電力量を超過
しないようにしている。この遮断される負荷の合計量は
、常時当該電力系統の合計供給電力量と当該電力系統の
合計負荷量とを検出すると共に突合せて、この合計供給
電力量の70〜80%を超える合計負荷量の超過負荷量
として求められたものである。
【0013】以下、この従来の解列事故発生時の負荷遮
断の技術を、従来の第1解列事故発生時の負荷遮断技術
と呼ぶ。
【0014】又、特開昭58−220905では、ター
ビンと発電機と被駆動機械とを連結した自家発電設備に
おいて、該発電機の電動機としての運転を行う場合に、
前記タービンの制御系に設けられた負荷制限装置を、任
意な運転状態におけるタービンに許容可能な突変負荷量
の余裕を持った制御値によって制御し、タービンの急激
な負荷上昇を防止するという技術が開示されている。
【0015】この特開昭58−220905の技術によ
れば、電動機として用いられている発電機への電力の供
給が遮断されるようなことがあった場合においても、タ
ービンの制御系が突変負荷量の余地を持った制御値によ
って制御されているために、急激な負荷上昇によってタ
ービンの回転速度が突発的に低下してしまうことを防止
することが可能である。
【0016】又、特開昭61−221535では、複数
の電源端と複数の負荷端とを共通に接続して、当該負荷
に電力を供給する電力系統において、前記各電源端のい
ずれか1つの電力が脱落した際には、残存する電源が過
負荷状態で耐え得る耐量と、残存する負荷を制御して前
記耐量まで減少させるための負荷の制御量とを演算する
負荷演算装置と、該負荷演算装置からの負荷制御量に応
じて負荷を制御する負荷制御装置(負荷遮断装置)とを
備え、前述のような電源の脱落の際には直ちに負荷を制
御(負荷を減らす)するという技術が開示されている。
【0017】この特開昭61−221535の技術によ
れば、残存する電源の合計供給電力量を超過する負荷を
遮断し、残存する電源を用いて電力系統に安定して電力
を供給することが可能である。
【0018】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
ような解列事故発生時の負荷遮断に関する技術において
は、絶えず該当する電力系統内の合計負荷量と合計供給
電力量とを求めると共に、これら合計負荷量と合計供給
電力量とを常時突合せなければならず、このため解列事
故発生時に対応する負荷遮断等の対応処置が遅れてしま
うという問題があった。
【0019】又、例えば、自家用発電設備を持った製鉄
所においては、多数の負荷が広大な敷地内に散在してお
り、このような多数の負荷量をそれぞれ検出して収集す
るためには、膨大なコストがかかるだけでなく、最終的
な合計負荷量を求めるまでの演算時間が長くなってしま
うという問題もある。
【0020】又、このようにして求められた電力系統内
の合計負荷量や、一般に複数台の発電機でなる合計供給
電力量とには、検出誤差等が生じてしまうものである。 従って、従来のこのような電力系統内の合計負荷量と合
計供給電力量とから解列事故発生後の遮断すべき負荷量
は正確に速やかに求めることは困難である。
【0021】又、このようにして求められた遮断すべき
負荷量に従って遮断する負荷を選択するためには、遮断
される各負荷の実際の負荷量を正確に独立して検出しな
ければならず、膨大なコストがかかる一方、正確に素早
く求めることは困難である。
【0022】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、他の電力系統から電力の供給を受け
ると共に、これと並列運転している発電機を有する特定
の系統において、前記他の電力系統からの電力の供給が
停止した解列事故発生時に、実際の合計負荷量が不明(
不正確)であっとしても、該解列事故発生による供給電
力の低下に伴ったより適切な負荷の遮断を行って、負荷
過大による発電機トリップ全停電を防止することが可能
な解列事故発生時の負荷遮断装置を提供することを目的
とする。
【0023】
【課題を達成するための手段】本発明は、他の電力系統
から電力の供給を受けると共に、これと並列運転してい
る発電機を有する特定の系統において、前記他の電力系
統からの電力の供給が停止した解列事故発生を検出する
解列事故検出手段と、前記特定の系統内で供給されてい
る電力の周波数低下量を検出する周波数検出手段と、前
記解列事故検出時に、単独運転系に移行する発電機合計
出力電力と、前記周波数低下量とから、遮断すべき負荷
量を決定する遮断負荷量決定手段とを備え、前記解列事
故発生の検出時に、前記遮断負荷量に従って、予め優先
順位をつけて設定した負荷を選択して遮断することによ
り、前記課題を達成したものである。
【0024】又、前記遮断負荷量決定手段が、前回の負
荷の遮断後にも周波数低下がある場合に、再び前記遮断
負荷量を決定するものであり、新たに決定された該遮断
負荷量に従って、予め優先順位をつけて設定した負荷を
更に選択して遮断することにより、同じく、前記課題を
達成したものである。
【0025】
【作用】他の電力系統から電力の供給を受けると共に、
これと並列運転している発電機を有する特定の系統にお
いて、他の電力系統からの電力の供給が停止した解列事
故発生時には、該解列事故発生による供給電力の低下に
伴った負荷の遮断を行わなければならない。
【0026】これは、解列事故発生による供給電力の低
下に伴って、負荷が過大になってしまい、発電機トリッ
プ全停電が発生してしまうことを防止するためである。
【0027】このような解列事故発生時の負荷の遮断に
際して、遮断すべき負荷量は、一般に次式により求める
ことができる。
【0028】(遮断すべき負荷量)=(合計負荷量)−
(発電機合計出力電力)×α…(1)
【0029】なお、この合計負荷量とは、解列事故発生
直前の該当系統内の負荷の合計量である。又、発電機合
計出力電力とは、この解列事故発生に伴って運転可能な
発電機の単独運転系に移行する合計出力電力である。 又、αは安全係数であり、通常70%から80%以内で
あることが好ましい。
【0030】解列事故発生の際に、遮断すべき負荷量を
求めるためには、前述の(1)式に示されるように、ま
ず合計負荷量と発電機合計出力電力とを求めなければな
らない。
【0031】しかしながら、広大な敷地に多数の負荷が
散在している場合等のように、この合計負荷量は容易に
求めることができないだけでなく、無視できない誤差を
含んでしまうものである。
【0032】又、発電機合計出力電力を求める際にも、
得られた数値には誤差が含まれている。
【0033】従って、合計負荷量が求められたとしても
、このような誤差が含まれた合計負荷量や発電機合計出
力電力とから計算された遮断すべき負荷量にも誤差が含
まれてしまう。
【0034】例えば、この遮断すべき負荷量が誤差によ
り大きな値とされてしまった場合には、不必要に多くの
負荷を遮断してしまうという問題がある。あるいは、こ
の遮断すべき負荷量が誤差により小さな値とされてしま
った場合には、解列事故発生後も利用可能な発電機で全
ての負荷を賄うことができず、場合によっては負荷過大
による発電機トリップ全停電状態となってしまう恐れも
ある。
【0035】従って、本発明では、解列事故発生後の供
給されている電力の単位時間当りの周波数低下量と、前
述のような発電機合計出力電力とから、遮断すべき負荷
量を求めている。
【0036】この解列事故発生後の供給されている電力
の単位時間当りの周波数低下量は、前記遮断すべき負荷
量に対応したものである。即ち、前記合計負荷量と前記
発電機合計出力電力との差により決まるものである。つ
まり、この遮断すべき負荷量が大きいとこの周波数低下
量も大きくなり、この遮断すべき負荷量が小さいとこの
周波数低下量も小さくなる。
【0037】従って、この単位時間当りの周波数低下量
を検出することにより、遮断すべき負荷量を求めるよう
にしている。
【0038】又、この単位時間当りの周波数低下量は、
遮断すべき負荷量だけに対応するものではなく、発電機
合計出力電力の大きさにも影響されるものである。
【0039】従って、本発明では、この遮断すべき負荷
量を求める際、解列事故発生後の供給されている電力の
単位時間当りの周波数低下量と共に、発電機合計出力電
力をも用いるようにしている。
【0040】従って、本発明によれば、解列事故発生時
に、実際の合計負荷量が不明(不正確)であったとして
も、該解列事故発生による供給電力の低下に伴ったより
適切な負荷の遮断を行うことができ、負荷過大による発
電機トリップ全停電を防止することができる。
【0041】なお、本発明において、この発電機合計出
力電力は、各発電機の出力電力を実測して合計してもよ
い。このとき、解列事故発生後にあっては、発電機の出
力電力は変動してしまっているので、解列事故発生直前
の各発電機の出力電力の実測値の合計を、この発電機合
計出力電力としてもよい。又、この発電機合計出力電力
は、各発電機のガバナ設定値等に従った各発電機の設定
された(予想された)それぞれの出力電力の合計であっ
てもよい。本発明は、この発電機合計出力電力を求める
方法を限定するものではない。
【0042】なお、本発明を適用して、遮断すべき負荷
量を求めて所定の負荷を遮断後にも、更に供給されてい
る電力の周波数が低下している場合には、再び同様に遮
断すべき負荷量を周波数低下量と発電機合計出力電力と
から求め、これに対応する負荷を更に遮断するようにし
てもよい。
【0043】これによれば、解列事故発生後の負荷過大
を確実に防止することが可能である。
【0044】なお、前述のように、解列事故発生後の供
給されている電力の単位時間当りの周波数低下量は、遮
断すべき負荷量と発電機合計出力電力とに対応したもの
であるが、これ以外にも影響を及ぼす要素がある場合も
ある。例えば、この周波数低下量は、各発電機のガバナ
設定値や、ガバナ特性(初電機を調定率)や各負荷の電
源電圧と消費電力との関係等にも影響を受ける。しかし
ながら、このような要素は解列事故の発生前でも発生後
でも通常同一であるので、遮断すべき負荷量を算出する
際には、所定の定数で補正すればよい。
【0045】以上、本発明は、前記発電機合計出力電力
と前記周波数低下量とから遮断すべき負荷量を決定する
ものであればよい。即ち、本発明は、解列事故発生後の
周波数低下量と発電機合計出力電力及び遮断すべき負荷
量の変化の関係に着目したものである。
【0046】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0047】図1は、本発明の実施例の全体ブロック図
である。
【0048】この図1の本発明が適用された負荷遮断装
置10は、解列事故検出手段20と、周波数検出手段3
0と、遮断負荷量決定手段40と、負荷遮断手段50と
により構成されている。
【0049】この解列事故検出手段20は、解列事故発
生による供給される電力の周波数低下や、解列事故発生
時に他の電力系統からの電力を受電している遮断器がト
リップしたときの、このトリップを検出することにより
解列事故発生を検出し、これを遮断負荷量決定手段40
に出力するものである。
【0050】又、周波数検出手段30は、系統内で供給
されている電力の周波数に対応した数値を得るものであ
る。
【0051】なお、この周波数検出手段30は、ごく短
時間で周波数を検出するため等においては、供給されて
いる電力の周期あるいは所定サイクルに対応した周期を
測定するものであってもよい。
【0052】遮断負荷量決定手段40は、解列事故検出
手段20からの入力と、周波数検出手段30からの入力
と、発電機合計出力電力に関する入力値あるいは予め設
定されている設定値とにより、解列事故発生による供給
電力の低下に伴った遮断すべき負荷量を決定するもので
ある。
【0053】即ち、この遮断負荷量決定手段40は、解
列事故発生時に、単独運転系に移行する発電機合計出力
電力と、周波数低下量とから、発電機の過負荷を防止す
るための遮断すべき負荷量を決定するものである。
【0054】負荷遮断手段50は、前述の手段負荷量決
定手段40から入力された遮断すべき負荷量に従って、
予め優先順位をつけて設定した負荷を選択して遮断する
遮断信号を各遮断機へ出力するものである。即ち、この
負荷遮断手段50は、各負荷毎に予め設定された優先順
位に従って、遮断すべき負荷量分の負荷を選択する。
【0055】図2は、本発明の実施例の、主に入力に関
するブロック図である。
【0056】この図2において、符号10、20、30
、40は、前述の図1の同符号のものと同一のものであ
る。
【0057】この図2において、周波数低下検出リレー
101と102とは、図5の電力計測用トランス(周波
数測定用)PTFを介して、対象となる電力系統の周波
数低下を検出する補助リレーである。これら周波数低下
検出リレー101と102とは、予め設定されている設
定値よりも、定格電源周波数(50Hzないしは60H
z )に対する供給されている電力の周波数低下が大き
くなったときにオン状態となるものである。
【0058】この周波数低下検出リレー101は、電力
系統で供給されている電力の周波数低下から、まず解列
事故発生を検出するものである。
【0059】又、周波数低下検出リレー102は、前記
周波数低下検出リレー101による解列事故発生の検出
、あるいは後述する解列検出リレー110による解列事
故発生の検出後、負荷遮断装置10において、遮断すべ
き負荷量を求めて負荷を選択して遮断したにも拘らず、
電力系統内で供給されている周波数が引き続いて低下し
ていることを検出するものである。従って、この周波数
低下検出リレー102の設定は、もう1つの周波数低下
検出リレー101の設定よりも大きくなっている。
【0060】解列検出リレー110は、電力会社等の他
の電力系統から電力の供給が行われている受電部分に設
けられている遮断器でのトリップから、他の電力系統か
らの電力の供給が停止した解列事故発生を検出するもの
である。
【0061】この解列検出リレー110は、他の電力系
統からの電力の受電部分に設けられた図5の遮断器CB
1 、CB2 毎に配置されており、該遮断器のトリッ
プ時にはオン状態となる。
【0062】この図2のPTF回路120は、図5の電
力計測用トランス(周波数測定用)PTFを介して、系
統内で供給されている電力の単位時間当りの周波数低下
量に従って、4〜20m Aの信号を出力するものであ
る。
【0063】PT回路131〜133は、それぞれ、図
5における発電機G1〜G3のそれぞれの発電機出力電
力を測定して、4〜20m Aの信号を出力するもので
ある。
【0064】これらPT回路131〜133は、それぞ
れ、図5における電力計測用トランスPT1〜PT3を
介して、発電機出力電力の計測を行う。
【0065】負荷遮断装置10の解列事故検出手段20
は、周波数低下検出リレー101あるいは解列検出リレ
ー110により、解列事故発生の検出を行う。
【0066】例えば、図5の遮断器CB1あるいはCB
2のトリップによる解列事故発生の場合には、解列検出
リレー110により、この解列事故発生を速やかに検出
することができる。
【0067】又、解列検出リレー110で解列事故発生
が検出されていないにも拘らず、例えば、解列事故発生
を原因とするような系統内で供給されている電力の周波
数低下が発生した場合には、周波数低下検出リレー10
1によりこの解列事故発生を検出する。
【0068】更に、この負荷遮断装置10の解列事故検
出手段20は、解列事故検出後、遮断すべき負荷量を求
めて負荷を選択して遮断したにも拘らず、更に系統内に
供給されている電力の周波数が低下する場合には、これ
を周波数低下検出リレー102で検出する。
【0069】このように周波数低下検出リレー102で
引き続いて周波数低下が検出された場合は、前回の負荷
の遮断では、十分な負荷量の遮断が行われなかった場合
等である。
【0070】このように、前回の負荷遮断装置10によ
る負荷の遮断後も電力の周波数低下が発生してしまう原
因としては、前回の負荷遮断装置10による負荷遮断の
際、決定された遮断すべき負荷量に誤差があった場合や
、前回の負荷遮断装置10による遮断が行われた負荷の
実際の負荷量が予想よりも小さく、この遮断により合計
負荷量を十分に低減できなかった場合等である。
【0071】負荷遮断装置10の周波数検出手段30は
、PTF回路120からの入力に従って、系統内で供給
されている電力の単位時間当りの周波数低下量を求める
ものである。
【0072】即ち、PTF回路120から入力される4
〜20m Aの信号から、実際の周波数に対応した数値
(信号)を求めるものである。
【0073】なお、この周波数検出手段30で求められ
た単位時間当りの周波数低下量は、後述する遮断負荷量
決定手段40において、遮断すべき負荷量を決定するた
めに主に用いられる。
【0074】更に、この周波数検出手段30で求められ
た単位時間当りの周波数低下量は、解列事故検出手段2
0においても用いられる。即ち、解列事故検出手段20
は、周波数検出手段30からの単位時間当りの周波数低
下量の入力を、周波数低下検出リレー101あるいは1
02のバックアップとしても用いている。
【0075】負荷遮断装置10の遮断負荷量決定手段4
0は、解列事故検出手段20からの入力と、PT回路1
31〜133からのそれぞれの入力と、周波数検出手段
30からの入力とにより、解列事故発生時の遮断すべき
負荷量を決定するものである。
【0076】即ち、この遮断負荷量決定手段40は、前
述の解列事故検出手段20からの入力により、解列事故
発生の検出を行う。又、この遮断負荷量決定手段40は
、PT回路131〜133からの入力に従って得られる
発電機合計出力電力を常時保持(記憶)しておき、解列
事故検出時には、該解列事故検出直前の発電機合計出力
電力を遮断すべき負荷量の演算の際に用いる。又、この
遮断負荷量決定手段40は、周波数検出手段30から周
波数低下量を入力する。
【0077】従って、この遮断負荷量決定手段40は、
このようなそれぞれの入力に従って、解列事故検出時に
、単独運転系に移行する発電機合計出力電力と、周波数
低下量とから、この解列事故発生による供給電力の低下
に伴った遮断すべき負荷量を決定する。
【0078】図3は、本発明の実施例の、主に出力に関
するブロック図である。
【0079】この図3において、負荷遮断装置10の出
力は、前述の図1や図2に示される遮断負荷量決定手段
40に従った、各遮断器L1〜Ln の遮断信号の出力
となっている。
【0080】この図3の負荷遮断装置10の負荷遮断手
段50においては、各遮断器L1〜Ln に対応した負
荷毎に、解列事故発生時の遮断の優先順位と、負荷容量
即ちこの負荷の遮断により系統内の合計負荷量が軽減さ
れる電力量(必ずしもこの負荷の最大負荷量ではない)
とが予め設定されている。
【0081】又、この負荷遮断手段50には、各負荷毎
、即ち各遮断器L1〜Ln 毎に、遮断設定スイッチS
W1〜SWn が設けられている。
【0082】この遮断設定スイッチSW1〜SWn は
、それぞれオン・オフ接点を2回路有するものである。
【0083】この遮断設定スイッチSW1〜SWn の
1つのオン・オフ接点は、この図3に示される如く、各
負荷毎の遮断器L1〜Ln への遮断信号の回路に用い
られて、それぞれの負荷遮断リレーR1〜Rn の接点
と直列に接続されている。又、この遮断設定スイッチS
W1〜SWn のもう1つのオン・オフ接点は、当該負
荷遮断手段50の制御手段に入力されており、当該負荷
遮断手段50の、前述の遮断負荷量決定手段40からの
遮断負荷量に従った、遮断すべき負荷の選択条件として
用いられるようになっている。
【0084】従って、この図3の負荷遮断手段50は、
設定された負荷の遮断の優先順位と、遮断負荷量と、遮
断設定スイッチSW1 〜SWn とに従い、負荷遮断
リレーR1 〜Rn の接点を選択してオン状態として
、各遮断器L1 〜Ln へ選択して遮断信号を出力す
る。
【0085】なお、図1〜図3の遮断負荷量決定手段4
0及び負荷遮断手段50は、周波数低下検出リレー10
1、あるいは解列検出リレー110による解列事故検出
時に遮断すべき負荷量を求めて負荷を選択して遮断する
(以降、これを一次制御と呼ぶ)と共に、この後におい
ても、系統内で供給されている電力に周波数低下がある
場合には、更に遮断すべき負荷量を求めて負荷を選択し
て遮断するようになっている(以降、これを二次制御と
呼ぶ)。
【0086】なお、以上図1〜図3を用いて説明した本
発明の実施例の負荷遮断装置10においては、高速処理
が可能なマイクロプロセッサを用いた、デジタル処理に
よって主に構成されている。
【0087】図4は、本発明の実施例に用いられる遮断
負荷量決定手段における周波数低下量と、遮断負荷量と
の関係を示すグラフである。
【0088】この図4において、符号A〜Dは、周波数
検出手段30で求められた周波数低下量ΔFと、解列事
故発生による供給電力の低下に伴った遮断すべき負荷量
ΔLとの関係を示している。遮断負荷量決定手段40に
おいて、遮断すべき負荷量を求める際には、符号A〜D
のいずれかの関係が選択されるが、この選択は、主とし
て単独運転系に移行する発電機合計出力電力に従ったも
のであり、又、解列事故発生時の系統の他の状況をも考
慮している。
【0089】なお、この図4に示されるような、周波数
低下量と遮断負荷量との関係は、負荷遮断装置10の遮
断負荷量決定手段40内部に、データテーブルあるいは
マップとして記憶されている。
【0090】図5は、本発明の実施例が対象とする電力
系統の系統図である。
【0091】以降、この電力系統を単独系と呼ぶ。
【0092】この図5の単独系は、電力会社の電力系統
から遮断器CB1、CB2を経て電力の供給を受けると
共に、これと並列運転している合計3台の発電機G1〜
G3を有している。
【0093】電力会社から供給される電力及び発電機G
1及びG2から供給される電力は、110kvの電圧で
ある。又、発電機G3から供給される電力の電圧は66
kvである。
【0094】トランスT1〜T5は、110kvの電圧
から66kvの電圧へと降圧するものである。又、トラ
ンスT6及びT7は、更に低い電圧に降圧するトランス
である。
【0095】この図5においては、単独系には合計4個
の負荷のみが図示されているが、この単独系には更に多
くの負荷が接続されている。
【0096】この図5に示される単独系においては、遮
断器CB1及びCB2へ、前述の図2の解列検出リレー
110が接続されている。
【0097】又、発電機G1〜G3には、それぞれ、電
力計測用トランスPT1〜PT3が設けられている。 又、これら電力計測用トランスPT1〜PT3は、それ
ぞれ、前述の図2のPT回路131〜133に入力され
ている。
【0098】又、この図5の単独系の110kvのとこ
ろには、電力計測用トランス(周波数測定用)PTFが
接続されている。この電力計測用トランスPTFは、前
述の図2のPTF回路120に接続されている。
【0099】なお、この110kvの電力計測用トラン
スPTFの接続部分には、前述の図2の周波数低下検出
リレー101及び102も取付けられている。
【0100】以下、図1〜図5を用いて説明した本発明
の実施例における、解列事故発生例を説明する。
【0101】この解列事故発生例における諸条件は、次
の通りである。
【0102】解列事故発生直前の発電機合計主力電力P
G=200MW 解列事故発生直前の合計負荷量PL=250MW解列事
故発生直前の負荷L1=30MW負荷L2=40MW 負荷L3=50MW 負荷遮断手段50の遮断設定スイッチSW1〜SW3は
全てオン状態
【0103】負荷過大時の負荷遮断順序(優先順位)は
、負荷L1、負荷L2、負荷L3・・・の順序である。
【0104】なお、負荷PLの負荷量(数値)は、負荷
遮断装置10においては、未知の値である。
【0105】又、この解列事故発生例は、発電機G1〜
G3から電力が供給されていると共に、遮断器CB1と
CB2とにより電力会社の電力系統から電力の供給を受
けている状態から、何等かの原因で遮断器CB1とCB
2とが同時にトリップすることにより、発電機G1〜G
3のみによる電力の供給を行う状態となるというもので
ある。
【0106】このような解列事故が発生すると、この単
独系における合計供給電力量は、発電機G1〜G3のみ
による200MWとなってしまう。
【0107】即ち、このような解列事故発生後には、合
計供給電力量である発電機合計出力電力と合計負荷量と
の関係は、200MW<250MWとなり、負荷過大状
態となってしまう。
【0108】従って、このような解列事故発生後には、
各発電機の回転速度は低下してゆき、これに伴って供給
されている電力の周波数も低下していく。
【0109】一方、本実施例の負荷遮断装置10は、遮
断器CB1とCB2とのトリップを解列検出リレー11
0を経由して、解列事故検出手段20により検出する。
【0110】又、電力計測用トランスPTFと、PTF
回路120と、周波数検出手段30とにより、供給され
ている電力の単位時間当りの周波数低下量を検出すると
共に、電力計測用トランスPT1〜3とPT回路131
〜133とにより計測され合算され、遮断負荷量決定手
段40内で保持(記憶)されている解列事故発生直前の
発電機合計出力電力を用いて、解決事故発生による供給
電力の低下に伴った、遮断すべき負荷量を遮断負荷量決
定手段40において決定する。
【0111】例えば、この遮断負荷量決定手段40で決
定された遮断すべき負荷量が30MWであったとすると
、負荷遮断手段50により負荷L1に対する負荷遮断指
令が出力され、遮断器L1がトリップさせられる。
【0112】このような一次制御後の合計供給電力量で
ある発電機合計出力電力PGと、合計負荷量PLとの関
係は、200MW<220MWとなる。即ち、この一次
制御後においても、負荷過大状態が継続してしまってい
る。これは、前述の一次制御において求められた遮断す
べき負荷量が小さかったためである。
【0113】このような負荷過大状態により、単独系の
周波数は規定の周波数に回復せず、引き続いて低下して
いく。
【0114】このように供給されている電力の周波数が
引き続いて低下して、周波数低下検出リレー102の設
定値以下となると、この周波数低下検出リレー102は
オン状態となり、負荷遮断装置10は二次制御を開始す
る。
【0115】この二次制御においては、前述の一次制御
において用いられた発電機合計出力電力PGの値と、電
力計測用トランスPTFとPTF回路120と周波数検
出手段30とにより新たに求められた単位時間当りの周
波数低下量とにより、この二次制御における遮断すべき
負荷量が遮断負荷量決定手段40で決定される。
【0116】続いて、負荷遮断遮断50は、遮断負荷量
決定手段40で求められたこの遮断負荷量に従って、更
に負荷への負荷遮断指令を出力する。
【0117】例えば、この二次制御において決定された
遮断負荷量が40MWであった場合には、負荷遮断手段
50から負荷L2へ負荷遮断指令が出力される。
【0118】この負荷遮断指令により負荷L2の遮断後
の二次制御が完了した時点においては、合計供給電力量
である発電機合計出力電力と合計負荷量との関係は、2
00MW>180MWとなり、負荷過大状態は解消され
る。
【0119】従って、この二次制御後においては、単独
系内の負荷の減少により発電機の回転速度が復帰(上昇
)して、供給されている電力の周波数が規定値まで復帰
することができ、この後、発電機は安定な運転を行うこ
とが可能である。
【0120】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、解列事故発生による供給電力の低下に伴ったより
適切な負荷の遮断を行って、負荷過大状態を解消して発
電機の安定な運転を図ることが可能である。
【0121】なお、以上説明した本発明の実施例におい
て、周波数検出手段30は、単位時間当りの周波数低下
量を検出するものであるが、本発明の周波数検出手段は
これに限定するものではない。即ち、系統内で供給され
ている電力の周波数の低下の度合を把握するものであれ
ばよく、例えば、規定周波数に対する周波数低下量であ
ってもよく、単なる測定された周波数等であってもよい
。
【0122】又、本発明の遮断負荷量決定手段において
、解列事故検出時に、周波数低下量のみを用いて(発電
機合計出力電力の値は用いず)演算を行うようにした場
合には、具体的な数値としての遮断すべき負荷量を求め
ることは困難であるが、しかしながら、この遮断すべき
負荷量の度合程度は求めることが可能であることを発明
者は見出だしている。即ち、遮断すべき負荷量が多いか
少ないか程度は検出することが可能である。
【0123】
【発明の効果】以上図1〜図3を用いて説明した通り、
本発明によれば、他の電力系統から電力の供給を受ける
と共に、これと並列運転している発電機を有する特定の
系統において、前記他の電力系統からの電力の供給が停
止した解列事故発生時に、実際の合計負荷量が不明(不
正確)であったとしても、該解列事故発生による供給電
力の低下に伴ったより適切な負荷の遮断を行って、負荷
過大による発電機トリップ全停電を防止することができ
るという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の全体ブロック図であ
る。
【図2】図2は、前記実施例の、主として入力に関する
ブロック図である。
【図3】図3は、前記実施例の、主として出力に関する
ブロック図である。
【図4】図4は、本発明の実施例に用いられる遮断負荷
量決定手段における周波数低下量と、遮断負荷量との関
係を示すグラフである。
【図5】図5は、前記実施例が対象とする電力系統の系
統図である。
【符号の説明】
10…負荷遮断装置、 20…解列事故検出手段、 30…周波数検出手段、 40…遮断負荷量決定手段、 50…負荷遮断手段、 101、102…周波数低下検出リレー、110…解列
検出リレー、 120…PTF回路、 131〜133…PT回路、 CB1、CB2…遮断器、 L1〜L3…負荷(あるいは、これら各負荷の遮断器)
、 PTF…電力計測用トランス(周波数測定用)、PT1
〜3…電力計測用トランス、 G1〜3…発電機、 T1〜T7…トランス、 SW1〜SWn …遮断設定スイッチ、R1〜Rn …
負荷遮断リレー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】他の電力系統から電力の供給を受けると共
    に、これと並列運転している発電機を有する特定の系統
    において、前記他の電力系統からの電力の供給が停止し
    た解列事故発生を検出する解列事故検出手段と、前記特
    定の系統内で供給されている電力の周波数低下量を検出
    する周波数検出手段と、前記解列事故検出時に、単独運
    転系に移行する発電機合計出力電力と、前記周波数低下
    量とから、遮断すべき負荷量を決定する遮断負荷量決定
    手段とを備え、前記解列事故発生の検出時に、前記遮断
    負荷量に従って、予め優先順位をつけて設定した負荷を
    選択して遮断することを特徴とする解列事故発生時の負
    荷遮断装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記遮断負荷量決定手
    段が、前回の負荷の遮断後にも周波数低下がある場合に
    、再び前記遮断負荷量を決定するものであり、新たに決
    定された該遮断負荷量に従って、予め優先順位をつけて
    設定した負荷を更に選択して遮断することを特徴とする
    解列事故発生時の負荷遮断装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10243560A (ja) * 1997-02-27 1998-09-11 Meidensha Corp 産業用発電プラントの負荷遮断装置
US7372787B2 (en) 2003-03-25 2008-05-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical disc recording and reproducing apparatus permitting recording tests using external buffer memory and method of driving the apparatus
WO2008126399A1 (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Kabushiki Kaisha Toshiba プラント制御装置およびプラント制御方法
JP2009124911A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Kazuo Sato 給電制御装置
JP2019193552A (ja) * 2015-12-17 2019-10-31 ニュースケール パワー エルエルシー 専用電力網を備えたマルチモジュール式発電プラント

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