JPH04275267A - シクロプロパンニトリル誘導体の製造方法 - Google Patents

シクロプロパンニトリル誘導体の製造方法

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JPH04275267A
JPH04275267A JP3331863A JP33186391A JPH04275267A JP H04275267 A JPH04275267 A JP H04275267A JP 3331863 A JP3331863 A JP 3331863A JP 33186391 A JP33186391 A JP 33186391A JP H04275267 A JPH04275267 A JP H04275267A
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    • C07D327/00—Heterocyclic compounds containing rings having oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、シクロプロパンニトリル誘導体
の新規な製造方法に関する。
【0002】2,2−ジメチルシクロプロパンニトリル
は、これをR,S−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボン酸に加水分解し、これをラセミ分割することによ
り光学的に純粋なS−(+)−エナンチオマ−に変換し
、続いて酸クロライドによりS−(+)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキサミドに変換する(EP0
93511)ことにより、S−(+)−2,2−ジメチ
ルシクロプロパンカルボキサミドを製造するための重要
な中間体である。  一方、S−(+)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキサミドは、デヒドロペプチ
ダーゼ抑制剤のシラスタチンを製造するための原料とし
て使用される。  シラスタチンは、腎臓内の腎臓デヒ
ドロペプチダーゼによる抗生物質の不活性化を抑制する
治療において、ペネムないしカルバペネム抗生物質とと
もに投与する(EP048301)。
【0003】ネルソンら、J.Am.Chem.Soc
.,79,3467−3469頁(1957)は2,2
−ジアルキルシクロプロパンニトリルの製造方法を開示
していて、そこでは2,2−ジアルキル−1,3−プロ
パンジオールを原料として、これをp−トルエンスルホ
ニルクロライドでジトシレート誘導体に変換し、次いで
シアン化カリウムで2,2−ジアルキルシクロプロパン
ニトリルに変換している。  この方法の大きな欠点は
、その際に大量のカリウムトシレートが廃棄物として生
じることである。
【0004】本発明の目的は、これらの欠点を排除し、
シクロプロパンニトリル誘導体を製造するための、環境
を損わず、経済的に実施できる方法を提供することであ
る。この目的は、請求項1により達成される。
【0005】一般式
【0006】
【化6】
【0007】[式中、R1およびR2は同一または異な
るものであって、水素原子、分枝鎖の、または直鎖のC
1〜C6アルキル基、分枝鎖の、または直鎖のC1〜C
6アルケニル基をあらわすか、またはR1およびR2が
C4〜C6シクロアルキル環をあらわす。]のシクロプ
ロパンニトリル誘導体の製造方法は、第一工程で、一般
式
【0008】
【化7】
【0009】[式中、R1およびR2は上記の意味を有
する。]のジオールを、塩化チオニルにより、一般式
【
0010】
【化8】
【0011】[式中、R1およびR2は上記の意味を有
する。]の化合物に変換し、さらに第二工程で、一般式
【0012】
【化9】
【0013】[式中、R1およびR2は上記の意味を有
する。]の化合物に酸化し、さらに第三工程で、シアン
化合物により最終生成物に変換することにより行なう。
【0014】一般式IIのジオールは、たとえばマロン
酸エステル誘導体をアルキル化し、続いてジオールに還
元することにより製造することができる(ハルンデム,
M.R.およびジャーベスト,R.L.,Tetrah
edron  Letters1985,4265頁)
。   この方法は2,2−ジメチル−1,3−プロパンジ
オールを原料として行なうのが有利である。
【0015】第一工程における変換は、一般式IIのジ
オール1モルに対して1〜3モルの塩化チオニル、好ま
しくは1〜1.5モルの塩化チオニルで行なうのが有利
である。  第一工程における変換は、−10〜80℃
、好ましくは20〜30℃の温度で行なうのが有利であ
る。
【0016】第一工程における変換は、溶剤を使用して
も使用しなくても実行できる。
【0017】溶剤として、第一工程で、ヘキサンのよう
なアルカン、トルエンのような芳香族炭化水素、クロロ
ホルム、ジクロロエタンまたは塩化メチレンのようなハ
ロゲン化炭化水素、テトラヒドロフランまたはジオキサ
ンを使用できるが、トルエン、塩化メチレンまたはジク
ロロエタンが好ましい。
【0018】第一工程における変換は、通常10〜24
時間、好ましくは1〜2時間行なうが、その際、必要で
あれば、式IIIの生成物を当業者には一般的な処理方
法、たとえば中性洗浄または蒸留により分離することが
できる。
【0019】式IIIの中間体を分離せずに変換を行な
うことが好ましい。
【0020】第二工程における酸化は、たとえば過マン
ガン酸アルカリ塩、過酸、塩素酸アルカリ塩、次亜塩素
酸アルカリ土類塩または次亜塩素酸アルカリ塩により行
なうことができる。
【0021】過マンガン酸アルカリ塩としては、たとえ
ば過マンガン酸カリウムまたは過マンガン酸ナトリウム
を使用することができる。
【0022】過酸としては、たとえばメタ−クロロ−過
安息香酸を使用できる。
【0023】塩素酸アルカリ塩としては、たとえば塩素
酸ナトリウムまたは塩素酸カリウムを使用できる。
【0024】次亜塩素酸アルカリ土類塩としては、たと
えば次亜塩素酸カルシウムまたは次亜塩素酸マグネシウ
ムを使用できる。
【0025】アルカリ次亜塩素酸塩としては、たとえば
次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムを使用
できる。
【0026】第二工程における酸化は、過マンガン酸ア
ルカリ塩または次亜塩素酸のアルカリまたはアルカリ土
類塩により行なうのが有利である。
【0027】酸化剤は、式IIIの化合物1モルに対し
て1〜3、好ましくは1〜2モルの量で使用する。
【0028】過マンガン酸アルカリ塩による酸化は、酸
の存在下に行なうのが有利である。酸としては、たとえ
ば酢酸、または硫酸または塩酸のような鉱酸を使用する
ことができる。  酸は式IIIの化合物に対して過剰
に使用するのが有利である。好ましくは、酸を式III
の化合物1モルに対して2〜4モル、好ましくは3モル
の量で使用する。
【0029】次亜塩素酸のアルカリまたはアルカリ土類
塩による酸化は、触媒の存在下に行なうのが有利である
。  触媒としては、たとえばルテニウム化合物、鉄化
合物、マンガン化合物、タングステン化合物またはクロ
ム化合物を使用することができる。
【0030】触媒としては三ハロゲン化ルテニウム、た
とえば三塩化ルテニウム、三臭化ルテニウムまたは三ヨ
ウ化ルテニウムを使用するのが有利である。  また、
触媒としてルテニウム−酸素化合物、たとえば二酸化ル
テニウムまたは四酸化ルテニウムを使用できる。  好
ましくは三塩化ルテニウムまたは二酸化ルテニウムを使
用する。  第二工程における触媒は、10〜0.00
001モル%、好ましくは0.1〜0.001モル%の
量で使用するのが有利である。
【0031】酸化反応用の溶剤としては、塩化メチレン
または1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化
水素、酢酸エチルのようなエステル、ジエチルエーテル
のようなエーテル、アセトニトリルまたはトルエンのよ
うな芳香族炭化水素を使用できるが、酢酸エチル、塩化
メチレンまたはトルエンを使用するのが好ましい。
【0032】第二工程における酸化は、0〜80℃、好
ましくは20〜30℃の温度で行なうのが有利である。
【0033】通常0.5〜24時間、好ましくは3〜6
時間の反応時間の後、必要であれば式IVの生成物を当
業者にとっては通常用の処理方法、たとえば結晶化によ
り分離することができ、実際、式IVの生成物を分離す
ることが好ましい。
【0034】第三工程における変換は、シアン化合物に
より行なう。  シアン化合物としては、たとえばシア
ン化アルカリを使用することができる。  シアン化ア
ルカリとしては、たとえばシアン化ナトリウムまたはシ
アン化カリウムを使用することができる。
【0035】シアン化合物は、式IVの化合物一モルに
対して1〜3モル、好ましくは1〜2モルの量で使用す
るのが有利である。
【0036】第三工程における変換は、塩基の存在下に
、シアン化アルカリにより行なうのが有利である。  
塩基としては、たとえば炭酸アルカリまたは炭酸水素ア
ルカリを使用することができる。  炭酸アルカリとし
ては、たとえば炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムを使
用できる。  塩基は、1モルのシアン化アルカリに対
して1〜2モルの量で使用するのが有利である。
【0037】第三工程における変換は、極性溶剤、たと
えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエー
テルのようなグリコール誘導体中で行なう。  好まし
くはエチレングリコールを使用する。
【0038】第三工程における変換は、溶剤としてジメ
チルスルホキシド中で加圧下で行なうこともできる。
【0039】第三工程における変換は、80〜300℃
、好ましくは180〜220℃の温度で行なうのが有利
である。
【0040】通常1〜24時間、好ましくは2〜5時間
の反応時間の後、式Iの最終生成物を当業者には通常の
処理方法、たとえば蒸留により分離することができる。
【0041】好ましくは本発明の方法は一浴法として行
ない、必要であれば式IVの中間生成物を分離する。
【0042】一般式
【0043】
【化10】
【0044】[式中、R1およびR2がC4〜C6シク
ロアルキル環をあらわす。]のシクロプロパンニトリル
誘導体は新規であり、対応するC4〜C6シクロアルキ
ルプロパンカルボン酸に加水分解することができる。 
 この誘導体の好ましい代表例は、R1およびR2がC
5−シクロアルキル環をあらわす1−シアノスピロ[4
,2]ヘプタンである。
【0045】本発明は、シクロプロパンニトリル誘導体
を製造するための、環境を損わず、とくに安価な、経済
的な方法を提供するが、その際発生する塩、たとえば硫
酸ナトリウムないし硫酸カリウムは、ネルソンらが、J
.Am.Chem.Soc.,79,3467−346
9頁(1957)に記載している方法で、発生するカリ
ウムトシレートよりもはるかに容易に処分することがで
きる。
【0046】
【実施例1】5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサ
チアン−2−オキシドの製造 500mlの三つ口フラスコ中で、25.36g(0.
24モル)の2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオ
ールを室温で150mlの塩化メチレン中に分散させた
。  30分間以内に、37.36g(0.31モル)
の塩化チオニルを滴下して加えた。
【0047】滴下終了後、この反応溶液を還流下に1.
5時間維持し、次いで室温に冷却した。  この反応混
合物に100mlの水を加えた。  水相を捨て、有機
相を飽和NaHCO3溶液(100ml)で3回抽出し
、続いてNa2SO4で除湿し、回転蒸発装置で濃縮し
た。  残留物を24mbar、78℃で蒸留した。
【0048】GCで精製した後、92%の収量に相当す
る生成物が無色の液体として得られた。
【0049】
【実施例2】5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサ
チアン−2,2−ジオキシドの製造 a)過マンガン酸カリウムによる 250mlの三つ口フラスコ中で、5g(0.03モル
)の5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサチアン−
2−オキシドを、100mlの塩化メチレン中に入れた
。  これに100mlの水および8.22g(0.0
8モル)の濃硫酸を滴下して加えた。  次いで、5.
22g(0.03モル)の過マンガン酸カリウムを少し
ずつゆっくり加えた。
【0050】この反応分散液を30℃で一晩撹拌し、次
いで濾過した。  有機相を飽和NaHCO3溶液(1
00ml)で3回抽出し、続いて除湿、濃縮した。
【0051】残留物から結晶を濾別し、ヘキサンで洗浄
した。
【0052】この生成物は融点が71〜74℃で、重量
が2.92g(収量58%)であった。
【0053】b)次亜塩素酸ナトリウムによる250m
lの三つ口フラスコ中で、10.0g(0.064モル
)の5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサチアン−
2−オキシドを、20℃で100mlの塩化メチレンお
よび50mlの水の中に入れた。  触媒として0.0
2gの90%三塩化ルテニウムを加えた。  撹拌しな
がら、20分間以内に152.45g(0.0727モ
ル)の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を加えたが、その際
温度が30℃に上昇した。
【0054】この反応混合物をさらに5時間撹拌し、1
0滴のイソプロパノールを加えたところ、際黄色が消え
、黒色の沈殿が生じた。
【0055】水相を塩化メチレン(50ml)で2回抽
出し、有機相を一つに合わせ、NaHCO3溶液(10
0ml)で抽出し、Na2SO4で除湿し、濃縮した。
【0056】白色の結晶性生成物を、一晩室温において
15mbarの圧力下に乾燥させたところ、10.65
gになった。  これは、使用した5,5−ジメチル−
1,3,2−ジオキサチアン−2−オキシドに対して9
9%の収量に相当する。
【0057】
【実施例3】2,2−ジメチルシクロプロパンニトリル
の製造 a)シアン化カリウムによる 200mlの二口フラスコ中で、室温で、78gのエチ
レングリコール、5g(28.6ミリモル)の5,5−
ジメチル−1,3,2−ジオキサチアン−2,2−ジオ
キシドに、4.74g(71.3ミリモル)のシアン化
カリウムを加えた。  この反応分散液を200℃に加
熱し、エチレングリコールの半分が蒸発するまでこの温
度に維持した。
【0058】留出物(エチレングリコールおよび生成物
)をペンタン(50ml)で抽出し、ペンタン相を一つ
に合わせ、常圧で濃縮した。
【0059】残留物は2.0gになり、GCにより2,
2−ジメチルシクロプロパンニトリルを含んでいること
がわかった。
【0060】収量は5,5−ジメチル−1,3,2−ジ
オキサチアン−2,2−ジオキシドに対して67%であ
った。
【0061】この生成物を最終的に精製するために、ア
スピレーターによる減圧蒸留した(沸点〜45℃、30
mbar)。
【0062】b)シアン化ナトリウムによる1000m
lの二口フラスコ中で、750ml(834.8g、1
3.449モル)のエチレングリコール、100g(0
.590モル)の5,5−ジメチル−1,3,2−ジオ
キサチアン−2,2−ジオキシドおよび75g(1.5
04モル)のシアン化ナトリウムを加えた。
【0063】この反応分散液を1.5時間内に220℃
に加熱し、エチレングリコールと生成物の混合物を蒸留
分離した。
【0064】受け器中にエチレングリコールの半分が入
る(400ml)まで蒸留した。
【0065】受け器の中身を、新たに30℃、150m
barで蒸留した。生成物は61.3gになり、GCに
よれば約10%の水が含まれていた。  従って収量は
、5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサチアン−2
,2−ジオキシドに対して約90%であった。
【0066】
【実施例4】5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサ
チアン−2,2−ジオキシドの製造一浴法a)次亜塩素
酸ナトリウムによる 1.5リットルの三口フラスコに、室温で、100.1
g(0.942モル)の98%の2,2−ジメチル−1
,3−プロパンジオールを入れ、撹拌しながら、113
.6g(0.952モル)の99.5%の塩化チオニル
を加えた。  強いガスの発生が起り、その際、温度が
室温から5℃に下降し、溶液になった。1時間後、30
0mlの酢酸エチルを加え、この酢酸エチル溶液を飽和
NaHCO3溶液(150ml)で2回抽出した。  
水相は廃棄した。
【0067】有機相に0.02g(0.0001モル)
の90%三塩化ルテニウムを加え、1時間以内に107
8g(1.5モル)の10.5%次亜塩素酸ナトリウム
水溶液を滴下して加えた。  その際、反応温度は酢酸
エステルの沸点まで上昇した。滴下終了後、反応混合物
を一晩放置し、5mlのイソプロパノールを加えた。黒
色の触媒を濾別し、各相を分離した。  有機相をNa
2SO4で除湿し、回転蒸発装置を使用して、35℃、
90mbarで濃縮した。  酢酸エチルの50%を除
去した後、生成物が沈殿し始めた。
【0068】生じた分散物を氷浴中に入れ、沈殿した白
色結晶を濾別し、次いで50℃、50mbarで一晩乾
燥器内で乾燥させた。
【0069】生成物は90.9gあり、融点が80℃で
あった。
【0070】母液を十分に濃縮乾燥したところ、さらに
32.2gの、融点78℃の生成物が得られた。
【0071】純粋生成物の収量は、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオールの78%になった。
【0072】b)次亜塩素酸カルシウムによる500m
lの三口フラスコ内で、31.0g(0.289モル)
の100%の2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオ
ールを、室温で185mlのトルエン中に分散させた。   その後、34.9g(0.294モル)の99.5
%の塩化チオニルを滴下して加えたところ、ガスが発生
した。  反応混合物を最初は加熱し、次いで20〜3
0℃に冷却した。  塩化チオニルを加えた後、プロパ
ンジオールはすべて溶解した。  トルエン相を飽和N
a2SO4溶液で洗浄した。
【0073】有機相に対して0.006g(3.8・1
0−5モル)の90%三塩化ルテニウムおよび200m
lの水を加えた。  強く撹拌しながら、43.7g(
0.206モル)の67.5%次亜塩素酸カルシウムを
加えた。  冷却して、反応温度を25〜30℃に維持
した。   生じた白色分散物/乳濁液に5.7ml(6.7g
、0.067モル)の37%HClを加えたところ、二
つの透明相が形成されたので、これらを分離した。  
トルエン相をNa2SO4で除湿し、回転蒸発装置で濃
縮乾燥させた。  残留物は40.6gあり、必要とす
る生成物が98.1重量%であった。  収量は、使用
した2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールに対
して81%であった。
【0074】
【実施例5】塩基としてシアン化ナトリウムおよび炭酸
ナトリウムを使用する、2,2−ジメチルシクロプロパ
ンニトリルの製造 1000mlの二口フラスコに、室温で500ml(5
56g、8.966モル)のエチレングリコール、49
.9g(0.300モル)の5,5−ジメチル−1,3
,2−ジオキサチアン−2,2−ジオキシド、15g(
0.306モル)のシアン化ナトリウムおよび31.8
g(0.300モル)の炭酸ナトリウムを加えた。  
1.5時間の間にこの反応分散液220℃に加熱し、生
成物とエチレングリコールの混合物を留別した。
【0075】蒸留は、エチレングリコールがもはや蒸留
分離されなくなるまで続行した。
【0076】留出物(504g)を新たに90℃、15
0mbarで蒸留し、21.78gの生成物を得た。 
 従って収量は、使用した5,5−ジメチル−1,3,
2−ジオキサチアン−2,2−ジオキシドに対して67
%になった。
【0077】
【実施例6】1−シアノスピロ[4,2]ヘプタンの製
造 室温で、40mlのエチレングリコールに1.27g(
0.026モル)のシアン化ナトリウムおよび5.55
g(0.026モル)の3,5,4−ジオキサチアスピ
ロ[4,5]デカン−4,4−ジオキシドを分散させ、
15分間、150℃に加熱した。  次いで、この反応
混合物を80℃に冷却し、5.5g(0.052モル)
のNa2CO3(無水)を加えた。  簡単な蒸留ブリ
ッジにより、浴温度225℃で、22.3gのエチレン
グリコールを分離した。  留出物は約1%のスピロ化
合物を含み、これはそのMS−スペクトルにより、とく
にその代表的な(M−1)+が120であることが確認
された。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式 【化1】 [式中、R1およびR2は同一または異るものであつて
    、水素原子、分枝鎖の、または直鎖のC1〜C6アルキ
    ル基、分枝鎖の、または直鎖のC1〜C6アルケニル基
    をあらわすか、またはR1およびR2がC4〜C6シク
    ロアルキル環をあらわす。]のシクロプロパンニトリル
    誘導体の製造方法において、第一工程で、一般式【化2
    】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する。]のジ
    オールを、塩化チオニルにより、一般式 【化3】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する。]の化
    合物に変換し、さらに第二工程で、一般式【化4】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する。]の化
    合物に酸化し、さらに第三工程で、シアン化合物により
    最終生成物に変換することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  第一工程における変換を2,2−ジメ
    チル−1,3−プロパンジオールにより行なうことを特
    徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】  第一工程における変換を、1モルのジ
    オールに対して1〜3モルの塩化チオニルにより、−1
    0〜80℃の温度で行なうことを特徴とする請求項1ま
    たは2の方法。
  4. 【請求項4】  第二工程における酸化を、過マンガン
    酸アルカリ塩、次亜塩素酸アルカリ塩または次亜塩素酸
    アルカリ土類塩により、0〜80℃の温度で行なうこと
    を特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】  次亜塩素酸アルカリ塩または次亜塩素
    酸アルカリ土類塩による変換を、触媒の存在下で行なう
    ことを特徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】  第三工程における変換をシアン化アル
    カリにより、80〜300℃の温度で行なうことを特徴
    とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】  シアン化アルカリによる変換を塩基の
    存在下に行なうことを特徴とする請求項6の方法。
  8. 【請求項8】  塩基として炭酸アルカリまたは炭酸水
    素アルカリを使用することを特徴とする請求項6または
    7の方法。
  9. 【請求項9】  プロセスを、中間工程を分けずに行な
    うことを特徴とする請求項1〜8のいずれかの方法。
  10. 【請求項10】  一般式 【化5】 [式中、R1およびR2がC4〜C6シクロアルキル環
    をあらわす。]のシクロプロパンニトリル誘導体。
  11. 【請求項11】  1−シアノスピロ[4,2]ヘプタ
    ン。
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