JPH0427894Y2 - - Google Patents

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JPH0427894Y2
JPH0427894Y2 JP1986020602U JP2060286U JPH0427894Y2 JP H0427894 Y2 JPH0427894 Y2 JP H0427894Y2 JP 1986020602 U JP1986020602 U JP 1986020602U JP 2060286 U JP2060286 U JP 2060286U JP H0427894 Y2 JPH0427894 Y2 JP H0427894Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電子写真複写機の給紙ローラやト
ナー搬送用ローラ等に用いられる導電性ローラに
関するものである。
〔従来の技術〕
電子写真複写機等に用いられる給紙ローラ等
は、それ自体に静電気が滞留すると、その滞留静
電気により印刷紙が付着して充分に送れなくなる
ため、静電気を逃がす機能を有する導電性ローラ
によつて構成されている。この種の導電性ローラ
は、通常、つぎのようにして製造されている。す
なわち、ステンレス等の金属からなる金属製軸体
と、硬質ゴム円筒体とを準備し、上記金属製軸体
の外周面と硬質ゴム円筒体の内周面に、それぞれ
金属微粒子、カーボンブラツク微粒子等の導電剤
を配合した導電性接着剤を塗布し、これらを、所
定の成形金型内に、金属製軸体の外周に所定の空
隙を保つて硬質ゴム円筒体が同軸的に配置するよ
うセツトする。つぎに、金属製軸体と硬質ゴム円
筒体との空隙に発泡性ウレタン樹脂を注入して発
泡させ、ついで、このウレタンフオーム層に、導
電性カーボンブラツクを分散した樹脂コンパウン
ド分散液を含浸させ導電性を付与するということ
により製造されている。このようにして製造され
た導電性ローラを第3図に示す。図において、1
は金属製軸体、2は硬質ゴム円筒体、3は導電性
ウレタンフオーム層、4は金属製軸体1と導電性
ウレタンフオーム層3との間の導電性接着剤層、
5は導電性ウレタンフオーム層3と硬質ゴム円筒
体2との間に設けられた導電性接着剤層である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようにして導電性ローラ
を製造する場合には、ウレタンフオーム層の形成
の際に、ウレタンフオームの剛性部材接触部分、
すなわち、第3図において金属製軸体1および硬
質ゴム円筒体2に接触するウレタンフオーム部
分、例えば第4図に示すように金属製軸体1に接
触するウレタンフオームの部分では、ウレタンフ
オームの泡が潰れてフオームスキン層(絶縁層)
5aが形成されやすく、一旦フオームスキン層5
aが形成されると、導電性ウレタンフオーム層3
が、このフオームスキン層5aによつて金属製軸
体1と電気的に遮断された状態になる。硬質ゴム
円筒体2に接触するウレタンフオームの部分でも
上記同様フオームスキン層5aが形成される。し
たがつて、得られる導電性ローラは、導電性に欠
けるものとなり、使用に供し得なくなる。
他方、導電性ローラの滞留静電気を除去するた
め鉄芯に導電性を有するゴム層を一体積層し、そ
の回りに導電布を巻回せしめ導電布の表面に導電
性を有する表面ゴム層を薄く被覆積層し、ゴム層
の適宜箇所に鉄芯にまで到る穴を開穿し、その穴
内に導電布を充填させた静電気除去ロールが提案
されている(実公昭56−8814号公報)。このロー
ルは、ゴム層の適宜箇所に鉄芯に到る穴を開穿
し、その穴内に導電性布を充填させるという工程
を必要とするため、製造が複雑でしかも導電布と
鉄芯側のゴム層との接着強度が充分でないため、
使用を繰り返すと層間剥離を起こし耐久性に欠け
るという難点がある。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、製造が容易で耐久性に富みしかも充分な導
電性が確保されている導電性ローラの提供をその
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の導電性
ローラは、金属製軸体と、この金属製軸体の外周
に所定の空隙を保つて同軸的に配置された円筒状
の導電性弾性材と、上記金属製軸体と導電性弾性
材との空隙に注形され発泡によりその空隙を埋め
た状態で形成された導電性ウレタンフオーム層
と、上記導電性ウレタンフオーム層と上記金属製
軸体との間および導電性ウレタンフオーム層と上
記導電性弾性材との間にそれぞれ形成された接着
剤層を備え、上記両接着剤層が大粒径導電性粒子
を含む接着剤の塗布により形成され、上記両接着
剤層において、上記大粒径導電性粒子が、その端
部を接着剤層を貫通させて導電性ウレタンフオー
ム層の内部に到達せしめ、この大粒径導電性粒子
を介して上記導電性ウレタンフオーム層と上記金
属製軸体との間および上記導電性ウレタンフオー
ム層と上記導電性弾性材との間に導電路が形成さ
れているという構成をとる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて説明す
る。
〔実施例〕
第1図は、この考案の一実施例を示している。
図において6はステンレス製軸体、7はその外周
に形成された導電性ウレタンフオーム層であり、
8は最外層の硬質ゴム層である。そして、上記ス
テンレス製軸体6と導電性ウレタンフオーム層7
との間、および導電性ウレタンフオーム層7と硬
質ゴム層8との間に、大粒径導電性粒子9が分布
している接着剤層10が形成されている。
上記のような構造の導電性ローラは、例えばつ
ぎのようにして製造される。すなわち、まず、ア
セチレンブラツク、金属粉末等の配合により、体
積固有抵抗が1×1011〜1×10-2Ω・cm程度に設
定され、かつ硬度が30〜90(JIS−A硬さ)のエチ
レン・プロピレン・ジエンゴム製等の円筒状硬質
ゴムを準備するとともにステンレス製軸体を準備
する。つぎに、上記円筒状硬質ゴムの内周面と、
ステンレス製軸体の外周面とに、合成ゴム系プラ
イマー(不揮発分3±0.5wt%)にカーボン系塗
料を10wt%添加し上記塗料中の導電性粒子凝集
塊が浮遊ないしは沈澱した状態の接着剤を、はけ
塗りまたはデイツピングする。そして、これを所
定の金型に、ステンレス製軸体の外周に円筒状硬
質ゴムが同軸的に位置するようにセツトする。つ
いで、発泡性のウレタン樹脂を、上記ステンレス
製軸体と円筒状硬質ゴムとの間に注入し発泡させ
て、ウレタンフオーム層を形成する。この場合、
ステンレス製軸体の外周面および円筒状ゴムの内
周面の接着剤層上に、ウレタンフオームの泡が潰
れたフオームスキン層が形成されやすいが、ステ
ンレス製軸体の外周面および円筒状硬質ゴムの内
周面の接着剤層の表面からは導電性粒子凝集塊の
頂部が突出しており、仮に接着剤層上に、ウレタ
ンフオームの泡が潰れたフオームスキン層が形成
されたとしても、フオームスキン層は上記導電性
粒子凝集塊の突出頂部を残して形成される。その
結果、上記導電性粒子凝集塊の突出頂部は、フオ
ームスキン層の表面からも突出した状態となりフ
オームスキン層を不連続化する。上記ウレタンフ
オーム層は密度が0.05〜0.8g/cm3、より好ましく
は0.1〜0.5g/cm3程度に設定される。つぎに、上
記ウレタンフオーム層に導電性カーボンブラツク
を分散した樹脂コンパウンド分散液を含浸させ導
電化したのち、乾燥する。このような一連の工程
を経ることにより目的とする導電性ローラが製造
される。
このようにして得られた導電性ローラは、フオ
ームスキン層が形成されても第2図に示すよう
に、接着剤層10中に分布している導電性粒子凝
集塊9aがフオームスキン層11を突き破つた状
態となるため、その導電性粒子凝集塊9aを介し
てウレタンフオーム層7とステンレス製軸体6、
およびウレタンフオーム層7と硬質ゴム層8との
間に導電路が形成される。したがつて、常時、良
好な導電性が確保されるようになる。
なお、上記の実施例では、導電剤入りの接着剤
中に大粒径の導電性粒子を分布させているが、上
記のように大粒径の導電性粒子により導電路が確
保されるため、導電性を有していず接着力に富む
通常の接着剤中に大粒径の導電性粒子を分布させ
るようにしてもよい。また、上記大粒径導電性粒
子としては、一粒で大粒径のものでもよいし、上
記実施例のように多数が集合して凝集塊状になつ
ているものでもよい。いずれにしても、その直径
が5〜100μm程度であることが好ましい。そし
て、これらの粒子は、上記実施例のようにプライ
マー中に浮遊ないしは沈澱した状態で用いられる
のであるが、浮遊した状態になつていてもウレタ
ンフオームの注入発泡の際の圧力によつて第2図
に示すように、ステンレス製軸体6(硬質ゴム層
8)に圧接した状態になる。また、上記実施例で
は、ステンレス製軸体6および硬質ゴム層8でそ
れぞれ金属製軸体および導電性弾性材を構成して
いるが、これに限定されるものではない。
〔作用効果〕
以上のように、この考案の導電性ローラは、金
属製軸体に接する接着剤層および最外層の導電性
弾性材層と接する接着剤層を、大粒径導電性粒子
を含む接着剤の塗布によつて形成し、その接着剤
層において上記大粒径導電性粒子をその端部を接
着剤層を貫通させて導電性ウレタンフオーム層の
内部に到達せしめるようにしている。したがつ
て、前記提案法のように接着剤層にいちいち穴を
設けてそこに導電布を詰めるというような煩雑な
作業を要することなく、単に大粒径導電性粒子を
含む接着剤を塗布するだけで導電路を形成するこ
とができ、作業が極めて容易になる。また、上記
接着剤層を貫通した大粒径導電性粒子は、投錨効
果を奏するため、層間剥離を防止することができ
る。とくに、金属製軸体と接する導電性ウレタン
フオーム層の界面にはウレタンフオームの泡がつ
ぶれた硬質なフオームスキン層が形成されるので
あり、この硬質のフオームスキン層中に上記大粒
径導電性粒子の端部がくい込み投錨効果を発揮す
るため、層間剥離し易い金属製軸体と導電性ウレ
タンフオーム層との間の剥離が抑制され、耐久性
の大幅な向上効果が得られるようになる。そし
て、導電性は上記大粒径導電性粒子を介して導電
性ウレタンフオーム層と金属製軸体との間および
導電性ウレタンフオーム層と最外層の導電性弾性
材との間に導電路が形成されるため、常時良好な
導電性が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部切り欠き正
面図、第2図はその丸で囲われた部分Bの拡大
図、第3図は従来例の縦断面図、第4図は第3図
の丸で囲われた部分Aの拡大図である。 6……金属製軸体、7……導電性ウレタンフオ
ーム層、9……導電性粒子、10……接着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製軸体と、この金属製軸体の外周に所定の
    空隙を保つて同軸的に配置された円筒状の導電性
    弾性材と、上記金属製軸体と導電性弾性材との空
    隙に注形され発泡によりその空隙を埋めた状態で
    形成された導電性ウレタンフオーム層と、上記導
    電性ウレタンフオーム層と上記金属製軸体との間
    および導電性ウレタンフオーム層と上記導電性弾
    性材との間にそれぞれ形成された接着剤層を備
    え、上記両接着剤層が大粒径導電性粒子を含む接
    着剤の塗布により形成され、上記両接着剤層にお
    いて、上記大粒径導電性粒子が、その端部を接着
    剤層を貫通させて導電性ウレタンフオーム層の内
    部に到達せしめ、この大粒径導電性粒子を介して
    上記導電性ウレタンフオーム層と上記金属製軸体
    との間および上記導電性ウレタンフオーム層と上
    記導電性弾性材との間に導電路が形成されている
    ことを特徴とする導電性ローラ。
JP1986020602U 1986-02-14 1986-02-14 Expired JPH0427894Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986020602U JPH0427894Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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JPS62133558U JPS62133558U (ja) 1987-08-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS568814U (ja) * 1979-07-02 1981-01-26

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JPS62133558U (ja) 1987-08-22

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